説明

ナビゲーション装置

【課題】 外部から受信した複数ページの道路交通情報をユーザーが所望する順序で表示することができる「ナビゲーション装置」を提供する。
【解決手段】 本発明に係るナビゲーション装置100は、道路に設置されているビーコンからVICS・FM多重レシーバ116を介して道路交通情報を受信したとき、簡易図形が複数ページであるか否かを判定し、複数ページであったとき、その旨をスピーカ142でユーザーに報知する。ユーザーはさらに、簡易図形の複数ページの表示順序を設定し、これをビーコンテーブルに保存する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ナビゲーション装置に関し、特に、VICS(Vehicle Information and Communication System)の道路交通情報が複数ページを有するときの表示方法に関する。
【背景技術】
【0002】
車両の走行案内を行い、ユーザーが所望の目的地に到達できるようにしたナビゲーション装置において、VICSと呼ばれる渋滞や交通規制などの道路交通情報をリアルタイムで受信する情報通信システムが普及し、利用されている。VICS情報の通信方法には、ビーコンによる通信方式とFM多重放送による通信方式の2種類がある。例えばビーコンによる通信方式では、図1に示すようにビーコン10が道路に設置されており、車両12が道路を走行中にビーコンの受信エリア14に進入すると、車両12は、ビーコン10から道路交通情報を受信する。これにより、ユーザーは、進行方向方面の道路交通情報を取得できる。提供される道路交通情報には、文字で表示するレベル1文字表示型、簡易図形により表示するレベル2簡易図形表示型、渋滞箇所を矢印等で地図画像上に表示するレベル3地図表示型がある。
【0003】
特許文献1は、運転手が必要ないと判断した交通情報を送信している外部送信機からの情報による割り込み処理を減少させるナビゲーション装置である。外部送信機である電波・光ビーコンよりビーコン受信ユニットが交通情報を受信し、割り込み処理が発生した場合、次回以降の受信情報を表示するか否かを設定する。非表示の設定がなされた場合、ビーコンから情報を受信した場合であっても割り込み処理が発生せず、地図上に受信した交通情報を重畳して表示しない。
【0004】
【特許文献1】特開2005−172439
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ナビゲーション装置における道路交通情報通信システムは、1つのビーコンから受信する簡易図形のページ数は、1〜2ページ程度を想定しており、2ページ以上の簡易図形を受信する場合について、ユーザーへの最適な提示について考慮されていなかった。例えば外部から複数ページの簡易図形を受信したとき、画面上には1ページ目の簡易図形のみが表示され、2ページ目以降の簡易図形は、ページ送りをして表示しなければならない。このとき、簡易図形を既定の順序でしか表示することができず、ユーザーは所望する順序で表示することができなかった。
【0006】
また、ユーザーが受信した簡易図形のページ数を直感的に判断するような機能もないため、特に手動によるページ送りの際は、ユーザーが複数ページの簡易図形を受信したことに気づかないこともあった。これにより、2ページ目以降の簡易図形が表示されることはなく、提供されている道路交通情報が十分に活用されないことも多かった。例えばユーザーが3ページ目の簡易図形を必要としていたとしても、2ページ目以降の簡易図形の存在に気づかず、3ページ目の簡易図形は表示されることがなかった。
【0007】
本発明は、上記の課題を解決するために成されたものであり、受信した道路交通情報のページ数をユーザーに報知し、さらに、ユーザーが所望する表示順序を設定することができ、必要な道路交通情報を適宜表示することができるナビゲーション装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係るナビゲーション装置は、外部から道路交通情報を受信すると、道路交通情報のページ数を判定し、その旨をユーザーに報知する。さらに、ユーザーが道路交通情報のページの表示順序を設定すると、その表示順序に従い道路交通情報を表示する。これにより、ユーザーは、受信した道路交通情報のページ数を即座に認識し、かつ、必要な情報を見落とすことなく、所望する順序で道路交通情報を確認することができる。
【0009】
本発明に係るナビゲーション装置は、道路交通情報を受信し、これを提示可能であり、外部から道路交通情報を受信する受信手段と、受信手段により受信した道路交通情報をディスプレイに表示する表示手段と、前記ディスプレイに複数ページの道路交通情報を表示するとき、当該複数ページの表示順序を設定する設定手段とを有する。
【0010】
好ましくはナビゲーション装置はさらに、道路交通情報を受信したとき、道路交通情報が複数ページか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により複数ページと判定されたとき、複数ページであることを報知する報知手段とを有する。報知手段は、例えば、受信したときの受信音や音声案内である。
【0011】
好ましくは設定手段は、道路交通情報を受信したとき、入力設定画面(入力テンプレート)をディスプレイに表示し、当該入力設定画面を介して複数ページの表示順序を設定する。さらに、設定手段は、道路交通情報を発する発信基地(例えば、ビーコン)を識別する識別情報と、発信基地毎に設定された表示順序を記憶する。
【0012】
さらに好ましくはナビゲーション装置は、道路交通情報を受信したとき、当該道路交通情報について表示順序が既に設定されているか否かを判定する他の判定手段を含み、当該他の判定手段により表示順序が既に設定されていると判定された場合には、前記表示手段は、既に設定された表示順序に従い道路交通情報の複数のページをディスプレイに表示する。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、道路交通情報が複数ページであるとき、各ページの表示順序を設定することにより、ユーザーにとって所望の順序で道路交通情報のページを表示することができる。また、道路交通情報のページ数を報知することにより、ユーザーは、直感的に道路交通情報のページ数を認識することができ、必要な情報の見落としを防止することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、本発明の最良の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【実施例】
【0015】
図2は、本発明の実施例に係るナビゲーション装置100の構成を示すブロック図である。ナビゲーション装置100は、車速情報や車両方位情報などを受信するバスインターフェース110、GPS衛星からの電波を受信して車両の現在位置と現在方位を測位するGPS受信機112、アンテナ114を介して車両外部の現在の道路交通情報を受信するVICS・FM多重レシーバ116、操作パネル122、音声入力部124およびリモコン操作部126を含む入力インターフェース120、大容量のハードディスクを有する記憶装置130、無線または有線によりデータ通信を可能とするデータ通信制御部132、スピーカ142から音声を出力させる音声出力部140、ディスプレイ152に画像を表示させる表示制御部150、プログラムを記憶するプログラムメモリ160、データを一時記憶するデータメモリ170、および制御部180を含んでいる。
【0016】
記憶装置130は、ナビゲーションの各種機能を実行するためのプログラムおよびデータベースを記憶する。データベースは、地図データ、施設データ等を含み、地図データは、道路に関するリンク(道路)データ、交差点データおよびビーコンデータを含む。リンクデータは、交差点と交差点とを連結する道路に関するデータであり、道路の始点と終点の経緯度を示すノードデータ、道路の種別(国道、一般道、県道など)を示すデータ、幅員、規制(例えば、一方通行)、車線数などのデータを含んでいる。
【0017】
プログラムメモリ160は、記憶装置130に記憶されたプログラムをロードする。例えば、走行距離情報および方位情報に基づく自立航法による自車位置の算出やGPS受信機112の測位結果に基づく自車位置の算出を行う自車位置算出プログラム162、VICSによる道路交通情報を提示する道路交通情報提示プログラム164、自車位置を道路地図上に合成しディスプレイ152に表示する自車位置表示プログラム166、目的地までの最適経路(最適ルート)を探索するルート探索プログラム168等を格納する。
【0018】
データメモリ170は、目的地までの誘導経路データ172、記憶装置から読み出した自車位置周辺の地図データ174、走行履歴データ176、VICSから受信した道路交通情報178、後述するビーコンテーブルに登録されるデータ179等を格納する。道路交通情報178には、上述したように、文字を表示するレベル1文字表示型、簡易図形を表示するレベル2簡易図形表示型、地図画像上に渋滞箇所を矢印等で表示するレベル3地図表示型がある。
【0019】
本実施例のナビゲーション装置は、VICSより受信した道路交通情報の表示方法に特徴を有し、特に、レベル2簡易図形が複数ページを含むとき、それらのページの表示順序を設定し、設定された表示順序にてページを表示する機能を備えている。
【0020】
図3は、道路交通情報の構成例を示す図である。VICSによる道路交通情報178は、伝送制御部(同期)178a、ヘッダ部178b、実データ部178c、伝送制御部(CRC)178dによって構成されている。伝送制御部(同期)178aは、図1に示すビーコン10とVICS・FM多重レシーバ116間の通信の同期を取るためのコードである。ヘッダ部178bは、ビーコンを識別するためのビーコンID、道路交通情報に含まれるページ数を示すページ情報を含んでいる。ヘッダ部178bはさらに、道路交通情報がレベル1、レベル2、レベル3の表示型のいずれかを識別するためのレベルIDを含んでいても良い。実データ部178cは、レベル1、レベル2またはレベル3に対応する文字情報、簡易図形情報等を含んでいる。伝送制御部(CRC)178dは、誤り検出用のコードである。
【0021】
図4は、レベル2簡易図形表示に含まれる簡易図形の情報を説明する図である。同図に示すように、簡易図形200は、自車が進行する方面の渋滞情報をハッチングや強調表示により表した渋滞情報202、自車が進行する方面にある目的地となるような施設に到達するまでの旅行時間を表した旅行時間情報204、自車が進行する方面の広域地図を表した広域情報206等を含むことができる。簡易図形200がディスプレイ152に表示されるとき、渋滞情報202、旅行時間情報204および広域情報206がそれぞれが1ページに相当し、ページ送りによってそれぞれの情報が表示されるようになっている。なお、ビーコンから発せられる簡易図形200のすべてが渋滞情報202、旅行時間情報204および広域情報206を含むものではなく、ビーコンによっては、渋滞情報と広域情報を含む簡易図形であったり、1ページの簡易図形の場合もある。
【0022】
次に、本実施例のナビゲーション装置における道路交通情報の提示動作について図5のフローチャートを参照して説明する。ここでは、道路交通情報として、簡易図形が複数のページを含むときの表示順序の設定例を説明する。図1に示すように車両12がビーコン10の受信エリア14に進入すると、ナビゲーション装置100は、アンテナ114を介し、ビーコン10から発信される道路交通情報をVICS・FM多重レシーバ116で受信する(ステップS101)。受信された道路交通情報178は、データメモリ170に格納され、制御部180は、道路交通情報提示プログラム164に従い、道路交通情報178のヘッダ部に含まれるページ数を解読し、簡易図形が複数ページであるか否かを判定する(ステップS102)。
【0023】
簡易図形が1ページと判定された場合、制御部180は、表示制御部150を介して簡易図形をディスプレイ152に表示する。他方、簡易図形が複数ページと判定された場合、制御部180は、簡易図形が複数である旨を受信音にて報知する(ステップS103)。好ましくは制御部180は、音声出力部140を介してスピーカ142から簡易図形のページ数と同じ回数だけビープ音を発する。例えば、簡易図形200が、渋滞情報202、旅行時間情報204および広域情報206の3ページの図形を含む場合、スピーカ142から3回のビープ音が発せられる。これにより、ユーザーは受信した簡易図形のページ数を即座に確認することができる。
【0024】
次に、制御部180は、ディスプレイ152に表示順序を設定するための入力テンプレート300を表示する(ステップS104)。入力テンプレート300は、例えば図6(a)に示すように、簡易図形に含まれる最大数の渋滞情報、旅行時間情報、広域情報についての表示順序を設定する項目を含んでいる。ユーザーは、入力テンプレートを参照し、表示順序を設定する(ステップS105)。図6(a)の例では、渋滞情報、広域情報、旅行時間情報の順に表示順序が設定されている。仮に、簡易図形が渋滞情報、広域情報、旅行時間情報のすべてを含んでいない場合には、該当する情報のみが対象となる。
【0025】
入力テンプレート300から設定された情報は、図6(b)に示すようなビーコンテーブルに保存される(ステップS105)。ビーコンテーブルは、ビーコン毎に割り当てられたビーコンIDと、各ビーコンから発せられる簡易図形に含まれる各情報についての表示順序を登録する。なお、ビーコンIDは、道路交通情報を受信したとき、そのヘッダ部から読み取られる。仮に、図6(a)の入力テンプレートが表示されたときのビーコンIDが「002」であれば、ビーコンID「002」に、渋滞、広域、時間の表示順序が保存される。ビーコンテーブルには、道路交通情報が受信されるたびに、当該ビーコンから発せられる簡易図形の表示順序が登録される。
【0026】
制御部180は、ビーコンテーブルに表示順序を設定した後、当該表示順序に従い、表示制御部150を介してディスプレイ152に簡易図形200を表示する(ステップS106)。ディスプレイ152に表示された最初のページは、タイマー等の管理の下、一定時間を経過すると、次のページにページ送りされる。あるいはユーザーの指示によって強制的にページ送りされる。
【0027】
このように本実施例では、簡易図形が複数のページを含む場合には、設定によりユーザーの好みに応じた順序で各情報を表示させることができる。同時に、受信音によってページ数を認識できるため、ページを見逃すこともなくなる。
【0028】
上記例では、入力テンプレートに複数の項目を用意しそこから表示順序を設定しているが、必ずしも入力テンプレートを用いる必要はない。例えば、ユーザーは、入力インターフェース120を操作し、簡易図形に含まれる各ページをディスプレイに表示させながら、表示順序を設定し、これをビーコンテーブルの設定・保存するようにしてもよい。
【0029】
次に、ビーコンテーブルに設定された表示順序に基づき簡易図形に含まれる複数ページを表示する方法について図7のフローチャートを参照して説明する。記憶装置130またはデータメモリ179は、過去に受信した簡易図形についての設定した表示順序をビーコンテーブルに保存している。ユーザーは、同一のビーコン受信場所では、同一の情報を優先して表示させる可能性が高い。そこで、ビーコンテーブルに過去に設定された表示順序があるときは、これを優先し、ユーザーは毎回同じ表示順序を設定するような煩雑な作業を省くことができる。
【0030】
先ず、車両の走行に伴い、VICS・FMレシーバ116によって道路交通情報178が受信される(ステップS201)。制御部180は、道路交通情報178に含まれるヘッダ部を解読し、簡易図形が複数ページあるか否かを判定する(ステップS202)。簡易図形が1ページであった場合には、上記実施例と同様に、簡易図形200をディスプレイ152に表示する。一方、簡易図形が複数ページと判定されると、複数ページに応答した受信音がユーザーに報知される(ステップS203)。
【0031】
次に、制御部180は、受信した道路交通情報178のビーコンIDがビーコンテーブルに既に登録されているか否かを判定する(ステップS204)。ビーコンIDが登録されていない場合、制御部180は、上記実施例と同様に、簡易図形200に含まれる複数のページの表示順序をユーザーに設定させ(ステップS205)、設定された表示順序をビーコンテーブルに保存する(ステップS206)。
【0032】
ビーコンIDが既に登録されている場合には、制御部180は、そのビーコンに対応する表示順序を読み出し、その表示順序をディスプレイ152に表示する(ステップS207)。次に、制御部180は、既登録の表示順序を優先するか否かを判定する(ステップS208)。制御部180は、一定時間内にユーザーからの入力がない場合には、既登録の表示順序を優先させる。他方、ユーザーが表示順序を変更する旨の入力があった場合には、表示順序を更新するため、入力テンプレートをディスプレイに表示し、表示順序を再設定させる(ステップS205、206)。
【0033】
ユーザーが既登録の表示順序を優先する場合は、制御部180は、設定されている表示順序に従い、簡易図形に含まれる複数のページをディスプレイ152に表示する(ステップS209)。
【0034】
こうしてビーコンテーブルに設定された表示順序に従い、ユーザーの所望するページを優先的にディスプレイに表示させることができる。なお、上記実施例は、道路交通情報としての簡易図形が複数のページを含む例を説明したが、勿論、これに限らず、他の情報であってもよい。要は、ディスプレイに表示すべき情報が複数ページに渡るものであれば、本発明を適用することができる。さらに、上記実施例では、VICSからの道路交通情報を対象としてが、これ以外にも無線通信を介してネットワークから得れる道路交通情報や、車々間通信によって得られる道路交通情報であってもよい。
【0035】
さらに上記実施例では、簡易図形200を受信したとき、簡易図形200のページ数をビープ音によってユーザーに報知したが、勿論、「簡易図形を3ページ受信しました」のような音声による報知であってもよい。さらに、併せてディスプレイにページ数を分かり易く表示するようにしてもよい。
【0036】
以上、本発明の好ましい実施の形態について詳述したが、本発明に係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
【産業上の利用可能性】
【0037】
本発明に係るナビゲーション装置は、道路交通情報提示システムして利用することができる。利用態様として、ナビゲーション装置や他のコンピュータ等の電子装置と機能的に結合することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】道路交通情報システムを説明する図である。
【図2】本実施例に係るナビゲーション装置100の構成を示すブロック図である。
【図3】道路交通情報データ178の構造を示す図である。
【図4】受信簡易図形200を示す図である。
【図5】本実施例のナビゲーション装置における簡易図形が複数ページあるときの表示順位の設定方法を説明するフローチャートである。
【図6】図6(a)は入力テンプレート、図6(b)は表示順序を登録するビーコンテーブルである。
【図7】本実施例のナビゲーション装置における簡易図形が複数ページあるときの表示方法を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
【0039】
10:ビーコン 12:車両
14:受信エリア 100:ナビゲーション装置
110:バスインターフェース 112:GPS受信機
120:入力インターフェース 130:記憶装置
132:通信制御部 140:音声出力部
142:スピーカ 150:表示制御部
152:ディスプレイ 160:プログラムメモリ
164:道路交通情報提示プログラム 170:データメモリ
176:走行履歴データ 178道路交通情報データ
179:ビーコンテーブル 180:制御部
200:簡易図形 202:渋滞情報
204:時間情報 206:広域情報

【特許請求の範囲】
【請求項1】
道路交通情報を受信し、これを提示可能なナビゲーション装置であって、
外部から道路交通情報を受信する受信手段と、
受信手段により受信した道路交通情報をディスプレイに表示する表示手段と、
前記ディスプレイに複数ページの道路交通情報を表示するとき、当該複数ページの表示順序を設定する設定手段と、
を有するナビゲーション装置。
【請求項2】
ナビゲーション装置はさらに、道路交通情報を受信したとき、当該道路交通情報が複数ページか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により複数ページと判定されたとき、複数ページであることを報知する報知手段と、を有する請求項1に記載のナビゲーション装置。
【請求項3】
前記設定手段は、前記道路交通情報を受信したとき、ディスプレイに入力設定画面を表示し、当該入力設定画面を介して複数ページの表示順序を設定する、請求項1に記載のナビゲーション装置。
【請求項4】
前記設定手段は、道路交通情報を発する発信基地を識別する識別情報と、発信基地毎に設定された表示順序を記憶する、請求項1ないし3いずれか1つに記載のナビゲーション装置。
【請求項5】
前記複数のページは、渋滞情報、時間情報または広域情報を表す図形情報を含む、請求項1に記載のナビゲーション装置。
【請求項6】
ナビゲーション装置はさらに、道路交通情報を受信したとき、当該道路交通情報について表示順序が既に設定されているか否かを判定する他の判定手段を含み、当該他の判定手段により表示順序が既に設定されていると判定された場合には、前記表示手段は、既に設定された表示順序に従い道路交通情報の複数のページをディスプレイに表示する、請求項1ないし5いずれか1つに記載のナビゲーション装置。
【請求項7】
前記報知手段は、道路交通情報を受信したときに発せられる受信音により複数ページである旨を報知する、請求項2に記載のナビゲーション装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2007−292570(P2007−292570A)
【公開日】平成19年11月8日(2007.11.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−119992(P2006−119992)
【出願日】平成18年4月25日(2006.4.25)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.VICS
【出願人】(000101732)アルパイン株式会社 (2,424)
【Fターム(参考)】