説明

ヒトピルビン酸キナーゼ活性化剤

ピルビン酸キナーゼM2活性化剤が開示され、該活性化剤は、式(I)のビススルホンアミドピペラジニル化合物、および、式(II)の2,4−二置換4H−チエノ[3,2−b]ピロール−2−(置換ベンジル)ピリダジン−3(2H)オンであり、ここでLおよびR〜R16は明細書に定義される通りである。該活性化剤は、PKM2の活性化によって治療可能な多くの疾患(例えば、癌および貧血)の治療に有用である。式(I)、式(II):


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式I:
【化1】


(式中、RおよびRは、アリールまたはヘテロアリールであり、該アリールまたはヘテロアリールは、C−C10アルキル、C−Cアルキレン、C−C10アルケニル、C−C10アルキニル、C−C10ハロアルキル、C−C10ジハロアルキル、C−C10トリハロアルキル、C−C10シクロアルキル、C−C10シクロアルケニル、C−C10アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシド、アルキレンジオキシ、OR、SR、NR、NCOR、OCOR、SCOR、SOR、SO、SONR、NO、B(OH)、CN、およびハロゲンからなる群から選択される1つ以上の置換基で置換されていてもよく、かつ、
Lは、アミノ基を含むリンカーである。)
の化合物(但し、RおよびRはジメトキシフェニルではなく、かつ、RおよびRは、両方が同時に4−メチルフェニルではない。)、または医薬的に許容されるその塩。
【請求項2】
式Iの化合物が式(Ia):
【化2】


(式中、n=1〜3であり、RおよびRは、アリールまたはヘテロアリールであり、該アリールまたはヘテロアリールは、C−C10アルキル、C−Cアルキレン、C−C10アルケニル、C−C10アルキニル、C−C10ハロアルキル、C−C10ジハロアルキル、C−C10トリハロアルキル、C−C10シクロアルキル、C−C10シクロアルケニル、C−C10アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシド、アルキレンジオキシ、OR、SR、NR、NCOR、OCOR、SCOR、SOR、SO、SONR、NO、B(OH)、CN、およびハロゲンからなる群から選択される1つ以上の置換基で置換されていてもよく、
およびRは、H、C−C10アルキル、C−C10アルケニル、C−C10アルキニル、C−C10シクロアルキル、C−C10シクロアルケニル、COR、F、およびCFからなる群から独立して選択されるか、あるいはRおよびRは一緒になってC=Oを形成し、
およびR〜R10は、独立してH、C−C10アルキル、またはFであり、
は、C−C10アルキルまたはC−C10シクロアルキルであり、あるいは、
およびRの各々は、ならびにRおよびR10の各々は、一緒になってC=Oを形成し、かつ、
XはCHまたはNである。)
の化合物、または医薬的に許容されるその塩である、請求項1記載の化合物または塩。
【請求項3】
およびRがフェニルであり、該フェニルは、C−C10アルキル、C−C10トリハロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、アルキレンジオキシ、OR、SR、NR、NCOR、OCOR、SCOR、SOR、SO、SONR、CN、およびハロゲンからなる群から選択される1つ以上の置換基で置換されており、
およびRが、H、C−C10アルキル、およびFからなる群から独立して選択されるか、あるいは、一緒になってC=Oを形成し、かつ、
およびR〜R10が、独立してH、C−C10アルキル、またはFである、
請求項1または2記載の化合物または塩。
【請求項4】
およびRがフェニルであり、該フェニルは、C−C10アルキル、C−C10トリハロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、アルキレンジオキシ、CN、およびハロゲンからなる群から選択される1つ以上の置換基で置換されており、かつ、R〜R10はHである、請求項2または3記載の化合物または塩。
【請求項5】
XがNである、請求項2〜4のいずれか1項記載の化合物または塩。
【請求項6】
nが1である、請求項2〜5のいずれか1項記載の化合物または塩。
【請求項7】
がフェニル、4−メチルフェニル、2−メチルフェニル、2−フルオロフェニル、4−クロロフェニル、4−フルオロフェニル、4,2−ジフルオロフェニル、2,6−ジフルオロフェニル、2,4,5−トリフルオロフェニル、4−クロロ−2−フルオロフェニル、3−クロロ−2−フルオロフェニル、4−トリフルオロメチルフェニル、3−トリフルオロメチルフェニル、2,6−ジフルオロ−4−トリフルオロメチルフェニル、2,6−ジフルオロ−4−メトキシフェニル、2,5−ジフルオロ−4−プロピルフェニル、2,6−ジフルオロ−3−ヒドロキシフェニル、2,4−ジフルオロフェニル、4−ブロモ−2−フルオロフェニル、2,6−ジフルオロ−3−ヒドロキシフェニル、3−メトキシフェニル、4−メトキシフェニル、4−シアノフェニル、2−ニトロフェニル、2−ピリジル、2−ピリジル−1−オキシド、2−(ボロン酸)フェニル、3−(ボロン酸)フェニル、および4−(ボロン酸)フェニルからなる群から選択される、請求項1〜6のいずれか1項記載の化合物または塩。
【請求項8】
が2,6−ジフルオロ−4−トリフルオロメチルフェニル、2,6−ジフルオロフェニル、2,6−ジフルオロ−4−メトキシフェニル、2,6−ジフルオロ−3−ヒドロキシフェニル、および4−メトキシフェニルからなる群から選択される、請求項7記載の化合物または塩。
【請求項9】
が6−(2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシニル)、7−(3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]ジオキセピニル)、5−ベンゾ[d][1,4]ジオキシニル、7−(4−メチル−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4−オキサジニル)、2−ナフタレニル、6−(2,2−ジメチルクロマニル)、5−(1−メチル−1H−インドリル)、6−(2−メチルベンゾ[d]チアゾリル)、または4−メトキシフェニルである、請求項1〜8のいずれか1項記載の化合物または塩。
【請求項10】
が6−(2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシニル)である、請求項1〜9のいずれか1項記載の化合物または塩。
【請求項11】
該化合物が式(Ia)の化合物であって、XがNであり、n=1であり、かつR〜R10がHであり、かつ、RおよびRが以下の通りである、請求項1〜9のいずれか1項記載の化合物または塩。
が4−メトキシフェニルであり、Rが6−(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,4]ジオキシニル)である;
およびRが6−(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,4]ジオキシニル)である;
およびRが4−メトキシフェニルである;
が4−シアノフェニルであり、Rが6−(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,4]ジオキシニル)である;
が4−クロロフェニルであり、Rが6−(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,4]ジオキシニル)である;
が4−フルオロフェニルであり、Rが6−(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,4]ジオキシニル)である;
が3−フルオロフェニルであり、Rが6−(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,4]ジオキシニル)である;
が2−フルオロフェニルであり、Rが6−(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,4]ジオキシニル)である;
が2,6−ジフルオロフェニルであり、Rが6−(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,4]ジオキシニル)である;
が2,4,5−トリフルオロフェニルであり、Rが6−(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,4]ジオキシニル)である;
が2,6−ジフルオロ−4−メトキシフェニルであり、Rが6−(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,4]ジオキシニル)である;
が2,5−ジフルオロ−3−プロピルフェニルであり、Rが6−(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,4]ジオキシニル)である;
が2,6−ジフルオロ−3−ヒドロキシフェニル(hydroxypheny)であり、Rが6−(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,4]ジオキシニル)である;
が2,4−ジフルオロフェニルであり、Rが6−(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,4]ジオキシニル)である;
がフェニルであり、Rが6−(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,4]ジオキシニル)である;
が3−(トリフルオロメチルフェニル)であり、Rが6−(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,4]ジオキシニル)である;
が3−メトキシフェニルであり、Rが6−(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,4]ジオキシニル)である;
が4−メトキシフェニルであり、Rが6−(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,4]ジオキシニル)である;
が2−ピリジルであり、Rが6−(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,4]ジオキシニル)である;
が2−ピリジル−1−オキシドであり、Rが6−(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,4]ジオキシニル)である;
が2,6−ジフルオロフェニルであり、Rが2,6−ジフルオロフェニルである;
が2,6−ジフルオロフェニルであり、Rが7−(3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]ジオキセピニル)である;
が2,6−ジフルオロフェニルであり、Rが5−ベンゾ[d][1,4]ジオキシニルである;
が2,6−ジフルオロフェニルであり、Rが7−(4−メチル−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジニル)である;
が2,6−ジフルオロフェニルであり、Rが2−ナフタレニルである;
が2,6−ジフルオロフェニルであり、Rが6−(2,2−ジメチルクロマニル)である;
が2,6−ジフルオロフェニルであり、Rが5−(1−メチル−1H−インドリル)である;
が2,6−ジフルオロフェニルであり、Rが6−(2−メチルベンゾ[d]チアゾリル)である;あるいは、
が2,6−ジフルオロフェニルであり、Rが6−(2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシニル)である。
【請求項12】
該化合物が式(Ib):
【化3】


の化合物である、請求項2記載の化合物または塩。
【請求項13】
該化合物が式(Ic):
【化4】


(式中、R〜R10はHまたはメチルであるか、R〜RならびにRおよびR10はHまたはメチルであり、かつRはC=Oを形成するか、あるいは、R〜RはHまたはメチルであり、かつRおよびR10はC=Oを形成する。)
の化合物である,請求項12記載の化合物または塩。
【請求項14】
(i)Rがメチルであり、かつR、R、およびR〜R10がHであるか;(ii)Rがメチルであり、かつR〜RおよびR〜R10がHであるか;(iii)Rがメチルであり、かつR〜R10がHであるか;(iv)Rがメチルであり、かつRおよびR〜R10がHであるか;(v)R〜RがHであり、かつRおよびR10がC=Oを形成するか;あるいは、(vi)R〜RならびにRおよびRがHであり、かつRおよびRがC=Oを形成する、請求項13記載の化合物または塩。
【請求項15】
が2−ピリジル、2−ピリジル−N−オキシド、3−ピリジル、3−ピリジル−N−オキシド、4−ピリジル、4−ピリジル−N−オキシド、2−ピリミジニル、2−ピリミジニル−N−オキシド、4−ピリミジニル、4−ピリミジニル−N−オキシド、5−ピリミジニル、5−ピリミジニル−N−オキシド、2−ピラジニル、および2−ピラジニル−N−オキシドからなる群から選択される、請求項1〜6のいずれか1項記載の化合物または塩。
【請求項16】
XがCHである、請求項2記載の化合物または塩。
【請求項17】
nが1である、請求項16記載の化合物または塩。
【請求項18】
、R、およびRがHである、請求項17記載の化合物または塩。
【請求項19】
が4−メチルフェニル、2−メチルフェニル、2−フルオロフェニル、3−フルオロフェニル、4,2−ジフルオロフェニル、2,6−ジフルオロフェニル、2,4,5−トリフルオロフェニル、2,6−ジフルオロ−4−トリフルオロメチルフェニル、4−クロロ−2−フルオロ、3−クロロ−2−フルオロ、4−トリフルオロメチルフェニル、4−ブロモ−2−フルオロフェニル、4−メトキシフェニル、および2−ニトロフェニルからなる群から選択される、請求項16〜18のいずれか1項記載の化合物または塩。
【請求項20】
が2,6−ジフルオロ−4−トリフルオロメチルフェニル、2,6−ジフルオロフェニル、および4−メトキシフェニルからなる群から選択される、請求項16〜19のいずれか1項記載の化合物または塩。
【請求項21】
が3,4−エチレンジオキシフェニルである、請求項16〜20のいずれか1項記載の化合物または塩。
【請求項22】
Lが直鎖状基、環状基、またはそれらの組み合わせである、請求項1記載の化合物または塩。
【請求項23】
Lがアルキレンジアミノ、シクロアルキルアミノアミノ、またはシクロアルキルアミノアルキルアミノである、請求項22記載の化合物または塩。
【請求項24】
LがN,N’−(エタン−1,2−ジイル)、N,N’−(プロパン−1,3−ジイル)、N,N’−(ブタン−1,4−ジイル)、N,N’−(ペンタン−1,5−ジイル)、N,N’−(ヘキサン−1,6−ジイル)、N,N’−((trans)−シクロヘキサン−1,4−ジイル)、N,N’−((cis)−シクロヘキサン−1,4−ジイル)、
【化5】


である、請求項23記載の化合物または塩。
【請求項25】
が2,6−ジフルオロフェニルであり、かつRが6−(2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシニル)である、請求項24記載の化合物または塩。
【請求項26】
式II:
【化6】


(式中、
11は、H、C−C10アルキル、C−C10アルケニル、C−C10アルキニル、C−C10シクロアルキル、C−C10シクロアルケニル、C−C10アリール、OR17、SR17、SOR17、SO17、NR1718、NCOR17、SCOR17、COR17、OCOR17、B(OH)、NO、NHCOR17、CN、CHO、ヒドロキシC−C10アルキル、およびハロゲンからなる群から選択され、
12は、H、C−Cアルキル、C−C10シクロアルキル、NCOR14、およびSO14からなる群から選択され、
13〜R16は、H、C−C10アルキル、ハロC−C10アルキル、C−C10アルケニル、C−C10アルキニル、C−C10シクロアルキル、C−C10シクロアルケニル、C−C10アリール、ヘテロアリール、OR17、SR17、NR1718、NCOR17、OCOR17、SCOR17、SOR17、SO17、SONR1718、CF、およびハロゲンからなる群から選択され、かつ、
17およびR18は、H、C−C10アルキル、C−C10アルケニル、C−C10アルキニル、C−C10シクロアルキル、C−C10シクロアルケニル、およびC−C10アリールからなる群から独立して選択される。)
の化合物(但し、R11がメチルであり、R12がメチルまたはアリルであり、かつR14〜R16がHである場合、R13はメトキシおよびフルオロではない。)、または医薬的に許容されるその塩。
【請求項27】
11が、H、C−C10アルキル、OR17、SR17、SOR17、SO17、NR1718、NCOR17、SCOR17、COR17、OCOR17、B(OH)、NO、NHCOR17、CN、CHO、ヒドロキシC−C10アルキル、およびハロゲンからなる群から選択され、
12が、H、メチル、NCOR14、およびSO14からなる群から選択され、
13〜R16が、H、C−C10アルキル、OR17、SR17、NR1718、NCOR17、OCOR17、SCOR17、SOR17、SO17、SONR1718、CF、およびハロゲンからなる群から選択され、かつ、
17およびR18が、HおよびC−C10アルキルからなる群から独立して選択される、
請求項26記載の化合物または塩。
【請求項28】
11が、H、C−C10アルキル、OR17、SR17、SOR17、COR17、OCOR17、B(OH)、NO、NHCOR17、CN、CHO、ヒドロキシC−C10アルキル、およびハロゲンからなる群から選択され、
12がHまたはC−Cアルキルであり、かつ、
13〜R16が、H、メチル、CF、メトキシ、およびハロゲンからなる群から選択される、
請求項26または27記載の化合物または塩。
【請求項29】
11が、H、メチル、エチル、イソプロピル、OCH、SCH、S(O)CH、NO、NHCOCH、CN、COOCH、CHO、CHOH、B(OH)、およびCH(OH)CHからなる群から選択され、
12がメチルであり、R13が2−フルオロまたはクロロであり、かつR14〜R16がHである、
請求項28記載の化合物または塩。
【請求項30】
11およびR12がメチルであり、R13がH、2−フルオロ、3−フルオロ、4−フルオロ、2−クロロ、3−クロロ、4−クロロ、4−CF3、4−メチル、または4−メトキシであり、かつR14〜R16がHである、請求項29記載の化合物または塩。
【請求項31】
11およびR12がメチルであり、R13およびR14が、2−フルオロおよび4−フルオロ、2−フルオロおよび6−フルオロ、2−フルオロおよび3−フルオロ、2−クロロ(choro)および6−フルオロ、2−フルオロおよび3−メチル、2−フルオロおよび4−メチル、2−フルオロおよび4−CF、ならびに2−フルオロおよび4−メトキシであり、かつR15およびR16がHである、請求項29記載の化合物または塩。
【請求項32】
11およびR12がメチルであり、R13〜R15が2−フルオロ、3−フルオロ、および4−フルオロであり、かつR16がHである、請求項29記載の化合物または塩。
【請求項33】
11およびR12がメチルであり、R13〜R16が2−フルオロ、3−フルオロ、5−フルオロ、および6−フルオロである、請求項29記載の化合物または塩。
【請求項34】
請求項1〜33のいずれか1項記載の化合物または塩および医薬的に許容される担体を含む医薬組成物。
【請求項35】
ヒトPK−M2の活性化に反応する疾患の治療方法であって、それを必要とする患者に治療有効量の式I:
【化7】


(式中、RおよびRはアリールおよびヘテロアリールであり、該アリールおよびヘテロアリールは、C−C10アルキル、C−Cアルキレン、C−C10アルケニル、C−C10アルキニル、C−C10ハロアルキル、C−C10ジハロアルキル、C−C10トリハロアルキル、C−C10シクロアルキル、C−C10シクロアルケニル、C−C10アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシド、アルキレンジオキシ、OR、SR、NR、NCOR、OCOR、SCOR、SOR、SO、SONR、NO、B(OH)、CN、およびハロゲンからなる群から選択される1つ以上の置換基で置換されていてもよく、かつ、
Lは、アミノ基を含むリンカーである。)
の化合物、または医薬的に許容されるその塩を投与することを含む、方法。
【請求項36】
該化合物が、式Ia:
【化8】


(式中、n=1〜3であり、RおよびRはアリール、フェニル、またはヘテロアリールであり、該アリール、フェニル、またはヘテロアリールは、C−C10アルキル、C−Cアルキレン、C−C10アルケニル、C−C10アルキニル、C−C10ハロアルキル、C−C10ジハロアルキル、C−C10トリハロアルキル、C−C10シクロアルキル、C−C10シクロアルケニル、C−C10アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシド、アルキレンジオキシ、OR、SR、NR、NCOR、OCOR、SCOR、SOR、SO、SONR、NO、B(OH)、CN、およびハロゲンからなる群から選択される1つ以上の置換基で置換されていてもよく、
およびRは、H、C−C10アルキル、C−C10アルケニル、C−C10アルキニル、C−C10シクロアルキル、C−C10シクロアルケニル、COR、F、およびCFからなる群から独立して選択されるか、あるいは、RおよびRは一緒になってC=Oを形成し、
およびR〜R10は、独立してH、C−C10アルキル、またはFであり、
はC−C10アルキルまたはC−C10シクロアルキルであり、あるいは
およびRの各々は、ならびにRおよびR10の各々は、一緒になってC=Oを形成し、かつ、
XはCHまたはNである。)
の化合物である、請求項35記載の方法。
【請求項37】
ヒトPK−M2の活性化に反応する疾患の治療方法であって、それを必要とする患者に治療有効量の式II:
【化9】


(式中、
11は、H、C−C10アルキル、C−C10アルケニル、C−C10アルキニル、C−C10シクロアルキル、C−C10シクロアルケニル、C−C10アリール、OR17、SR17、SOR17、SO17、NR1718、NCOR17、SCOR17、COR17、OCOR17、B(OH)、NO、NHCOR17、CN、CHO、ヒドロキシC−C10アルキル、およびハロゲンからなる群から選択され、
12は、H、C−Cアルキル、C−C10シクロアルキル、NCOR14、およびSO14からなる群から選択され、
13〜R16は、H、C−C10アルキル、ハロC−C10アルキル、C−C10アルケニル、C−C10アルキニル、C−C10シクロアルキル、C−C10シクロアルケニル、C−C10アリール、ヘテロアリール、OR17、SR17、NR1718、NCOR17、OCOR17、SCOR17、SOR17、SO17、SONR1718、CF、およびハロゲンからなる群から選択され、かつ、
17およびR18は、H、C−C10アルキル、C−C10アルケニル、C−C10アルキニル、C−C10シクロアルキル、C−C10シクロアルケニル、およびC−C10アリールからなる群から独立して選択される。)
で表される化合物、または医薬的に許容されるその塩を投与することを含む、方法。
【請求項38】
患者におけるヒトPK−M2の活性化に反応する疾患を治療するための医薬の製造における化合物または医薬的に許容されるその塩の使用であって、該化合物は、式I:
【化10】


(式中、RおよびRはアリールまたはヘテロアリールであり、該アリールまたはヘテロアリールは、C−C10アルキル、C−Cアルキレン、C−C10アルケニル、C−C10アルキニル、C−C10ハロアルキル、C−C10ジハロアルキル、C−C10トリハロアルキル、C−C10シクロアルキル、C−C10シクロアルケニル、C−C10アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシド、アルキレンジオキシ、OR、SR、NR、NCOR、OCOR、SCOR、SOR、SO、SONR、NO、B(OH)、CN、およびハロゲンからなる群から選択される1つ以上の置換基で置換されていてもよく、かつ、
Lはアミノ基を含むリンカーである。)
の化合物であるか、
式Ia:
【化11】


(式中、n=1〜3であり、RおよびRはアリール、フェニル、またはヘテロアリールであり、該アリール、フェニル、またはヘテロアリールは、C−C10アルキル、C−Cアルキレン、C−C10アルケニル、C−C10アルキニル、C−C10ハロアルキル、C−C10ジハロアルキル、C−C10トリハロアルキル、C−C10シクロアルキル、C−C10シクロアルケニル、C−C10アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシド、アルキレンジオキシ、OR、SR、NR、NCOR、OCOR、SCOR、SOR、SO、SONR、NO、B(OH)、CN、およびハロゲンからなる群から選択される1つ以上の置換基で置換されていてもよく、
およびRは、H、C−C10アルキル、C−C10アルケニル、C−C10アルキニル、C−C10シクロアルキル、C−C10シクロアルケニル、COR、F、およびCFからなる群から独立して選択されるか、あるいはRおよびRは一緒になってC=Oを形成し、
およびR〜R10は、独立してH、C−C10アルキル、またはFであり、
はC−C10アルキルまたはC−C10シクロアルキルであり、あるいは、
およびRの各々は、ならびにRおよびR10の各々は、一緒になってC=Oを形成し、かつ、
XはCHまたはNである。)
の化合物であるか、あるいは、
式II:
【化12】


(式中、R11は、H、C−C10アルキル、C−C10アルケニル、C−C10アルキニル、C−C10シクロアルキル、C−C10シクロアルケニル、C−C10アリール、OR17、SR17、SOR17、SO17、NR1718、NCOR17、SCOR17、COR17、OCOR17、B(OH)、NO、NHCOR17、CN、CHO、ヒドロキシC−C10アルキル、およびハロゲンからなる群から選択され、
12は、H、C−Cアルキル、C−C10シクロアルキル、NCOR14、およびSO14からなる群から選択され、
13〜R16は、H、C−C10アルキル、ハロC−C10アルキル、C−C10アルケニル、C−C10アルキニル、C−C10シクロアルキル、C−C10シクロアルケニル、C−C10アリール、ヘテロアリール、OR17、SR17、NR1718、NCOR17、OCOR17、SCOR17、SOR17、SO17、SONR1718、CF、およびハロゲンからなる群から選択され、かつ、
17およびR18は、H、C−C10アルキル、C−C10アルケニル、C−C10アルキニル、C−C10シクロアルキル、C−C10シクロアルケニル、およびC−C10アリールからなる群から独立して選択される。)
の化合物である、
使用。
【請求項39】
式III:
【化13】


(式中、R21およびR22はアリールであり、該アリールは、C−C10アルキル、C−Cアルキレン、C−C10アルケニル、C−C10アルキニル、C−C10ハロアルキル、C−C10ジハロアルキル、C−C10トリハロアルキル、C−C10シクロアルキル、C−C10シクロアルケニル、C−C10アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシド、アルキレンジオキシ、OR23、SR23、NR2324、NCOR23、OCOR23、SCOR23、SO23、SONR2324、NO、B(OH)、CN、およびハロゲンからなる群から選択される1つ以上の置換基で置換されており、
23およびR24は、独立してH、C−C10アルキル、F、C−C10アルケニル、C−C10アルキニル、C−C10シクロアルキル、C−C10シクロアルケニル、COR、およびCFである。)
の化合物、または医薬的に許容されるその塩。
【請求項40】
該化合物が、
【化14】


である、請求項39記載の化合物または塩。
【請求項41】
医薬的に許容される担体および請求項39または40記載の化合物または塩を含む医薬組成物。
【請求項42】
ヒトPKM2の活性化に反応する疾患の治療方法であって、それを必要とする患者に治療有効量の請求項39または40記載の化合物または塩を投与することを含む、方法。
【請求項43】
ヒトPKM2の活性化に反応する疾患を治療するための医薬の製造における請求項39または40記載の化合物または塩の使用。

【図1A】
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【図1B】
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【図2】
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【図3】
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【図4A】
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【図4B】
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【図5】
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【公表番号】特表2012−505247(P2012−505247A)
【公表日】平成24年3月1日(2012.3.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−531221(P2011−531221)
【出願日】平成21年10月9日(2009.10.9)
【国際出願番号】PCT/US2009/060237
【国際公開番号】WO2010/042867
【国際公開日】平成22年4月15日(2010.4.15)
【出願人】(510002280)アメリカ合衆国 (7)
【Fターム(参考)】