説明

ペプチド模倣プロテアーゼインヒビター

【課題】プロテアーゼインヒビター、特にセリンプロテアーゼインヒビターとして、さらに詳しくはC型肝炎NS3プロテアーゼインヒビターとして有用なペプチド模倣化合物を提供すること。
【解決手段】本発明は、プロテアーゼインヒビター、特にセリンプロテアーゼインヒビターとして、さらに詳しくはC型肝炎NS3プロテアーゼインヒビターとして有用なペプチド模倣化合物;その中間体;中間体への新規立体選択的プロセスを含むその製造方法を提供する。また本発明は、医薬組成物、およびHCVプロテアーゼを阻害するため、またはHCV感染に罹っているかもしくは該感染に関連する生理的コンディションに苦しむ患者を治療するための該化合物の使用方法を提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(1):
【化1】

[式中、Rは、結合またはジフルオロメチレン;
は、水素、必要に応じて置換された脂肪族基、必要に応じて置換された環式基または必要に応じて置換された芳香族基;
およびRは、それぞれ独立して、必要に応じて置換された脂肪族基、必要に応じて置換された環式基または必要に応じて置換された芳香族基;
、RおよびRは、それぞれ独立して、必要に応じて置換された(1,1−または1,2−)シクロアルキレン;必要に応じて置換された(1,1−または1,2−)ヘテロシクリレン;必要に応じて置換された脂肪族基、必要に応じて置換された環式基または必要に応じて置換された芳香族基から選ばれる1つの置換基でそれぞれ置換されたメチレンもしくはエチレン、およびここで、メチレンもしくはエチレンはさらに脂肪族基置換基で必要に応じて置換される;
、R、RおよびR10は、それぞれ独立して、水素または必要に応じて置換された脂肪族基;
【化2】

は、必要に応じて置換された多環式アザヘテロシクリルもしくは必要に応じて置換された多環式アザヘテロシクレニル(ここで、不飽和は、R−L−(N(R)−R−C(O)−)N(R)−R−C(O)−N部分を有する環に遠位であって、−C−(O)−N−(R)−R−C(O)C(O)NR部分に結合する環中にある);
Lは、−C(O)−、−OC(O)−、−NR10C(O)−、−S(O)−または−NR10S(O)−;および
nは、0または1である;
環式は、3〜10個の炭素原子を有する非芳香族単環または多環式環系;3〜10個の炭素原子を有し、少なくとも1つの炭素−炭素二重結合を含む非芳香族単環または多環式環系;3〜10個の炭素原子を有し、環原子の1つまたはそれ以上がヘテロ原子である非芳香族飽和単環または多環式環系;または3〜10個の炭素原子を有し、環原子の1つまたはそれ以上がヘテロ原子であり、少なくとも1つの炭素−炭素二重結合を含む非芳香族飽和単環または多環式環系である;および
芳香族は、6〜10個の炭素原子を有する芳香族単環または多環式環系または5〜14個の原子を有し、環原子の1つまたはそれ以上がヘテロ原子である芳香族飽和単環または多環式環系である。]
で示される化合物もしくはその医薬的に許容しうる塩またはプロドラッグ、もしくはそのような化合物の溶媒和物、その塩またはプロドラッグ。
【請求項2】
が結合である請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
必要に応じて置換された脂肪族基が、1つまたはそれ以上の脂肪族基置換基で必要に応じて置換されたアルキル、アルケニルまたはアルキニル;
必要に応じて置換された環式基が、1つまたはそれ以上の環式基置換基で必要に応じて置換されたシクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリルまたはヘテロシクレニル基;
必要に応じて置換された芳香族基が、1つまたはそれ以上の環式基置換基で必要に応じて置換されたアリールまたはヘテロアリール基;
必要に応じて置換された(1,1−または1,2−)シクロアルキレン基が、1つまたはそれ以上の環式基置換基で必要に応じて置換された(1,1−または1,2−)シクロアルキレン基;
必要に応じて置換された(1,1−または1,2−)ヘテロシクリレン基が、1つまたはそれ以上の環式基置換基で必要に応じて置換された(1,1−または1,2−)ヘテロシクリレン基;
必要に応じて置換された多環式アザヘテロシクリルが、1つまたはそれ以上の環式基置換基で置換された多環式アザヘテロシクリル基;
必要に応じて置換された多環式アザヘテロシクレニルが、1つまたはそれ以上の環式基置換基で置換された多環式アザヘテロシクレニル基である;
(ここで、
(a)脂肪族基置換基は、アリール、ヘテロアリール、ヒドロキシ、アルコキシ、シクリルオキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、アシルまたはそのチオキソ類縁体、シクリルカルボニルまたはそのチオキソ類縁体、アロイルまたはそのチオキソ類縁体、ヘテロアロイルまたはそのチオキソ類縁体、アシルオキシ、シクリルカルボニルオキシ、アロイルオキシ、ヘテロアロイルオキシ、ハロ、ニトロ、シアノ、カルボキシ(酸)、−C(O)−NHOH、−C(O)−CHOH、−C(O)−CHSH、−C(O)−NH−CN、スルホ、ホスホノ、アルキルスルホニルカルバモイル、テトラゾリル、アリールスルホニルカルバモイル、N−メトキシカルバモイル、ヘテロアリールスルホニルカルバモイル、3−ヒドロキシ−3−シクロブテン−1,2−ジオン、3,5−ジオキソ−1,2,4−オキサジアゾリジニルまたは3−ヒドロキシイソキサゾリル、3−ヒドロキシ−1−メチルピラゾリルといったようなヒドロキシヘテロアリール、アルコキシカルボニル、シクリルオキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、ヘテロアリールオキシカルボニル、アルキルスルホニル、シクリルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、アルキルスルフィニル、シクリルスルフィニル、アリールスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、アルキルチオ、シクリルチオ、アリールチオ、ヘテロアリールチオ、シクリル、アリールジアゾ、ヘテロアリールジアゾ、チオール、メチレン(HC=)、オキソ(O=)、チオキソ(S=)、YN−、YNC(O)−、YNC(O)O−、YNC(O)NY−、YNSO−またはYSONY−[ここで、Rは、本明細書の定義の通り、YおよびYは、独立して、水素、アルキル、アリールまたはヘテロアリール、ならびにYは、アルキル、シクロアルキル、アリールまたはヘテロアリールであるか、または置換基がYN−の場合、一方のYおよびYは、本明細書で定義する、アシル、シクリルカルボニル、アロイル、ヘテロアロイル、アルコキシカルボニル、シクリルオキシカルボニル、アリールオキシカルボニルまたはヘテロアリールカルボニルであり、他方のYおよびYは、前記と同意義であるか、もしくは置換基が、YNC(O)−、YNC(O)O−、YNC(O)NY−またはYNSO−である場合、YおよびYは、YおよびYが結合するN原子と一緒になって4〜7員のアザヘテロシクリルまたはアザヘテロシクレニルを形成する]を意味する;
(b)環式基置換基は、アリール、ヘテロアリール、ヒドロキシ、アルコキシ、シクリルオキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、アシルまたはそのチオキソ類縁体、シクリルカルボニルまたはそのチオキソ類縁体、アロイルまたはそのチオキソ類縁体、ヘテロアロイルまたはそのチオキソ類縁体、アシルオキシ、シクリルカルボニルオキシ、アロイルオキシ、ヘテロアロイルオキシ、ハロ、ニトロ、シアノ、カルボキシ(酸)、酸バイオスター(biostere)アルコキシカルボニル、シクリルオキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、ヘテロアリールオキシカルボニル、アルキルスルホニル、シクリルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、アルキルスルフィニル、シクリルスルフィニル、アリールスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、アルキルチオ、シクリルチオ、アリールチオ、ヘテロアリールチオ、シクリル、アリールジアゾ、ヘテロアリールジアゾ、チオール、YN−、YNC(O)−、YNC(O)O−、YNC(O)NY−またはYNSO[ここで、Y、YおよびYは、独立して、水素、アルキル、アリールまたはヘテロアリールであるか、または置換基がYN−の場合、一方のYおよびYは、本明細書で定義する、アシル、シクリルカルボニル、アロイル、ヘテロアロイル、アルコキシカルボニル、シクリルオキシカルボニル、アリールオキシカルボニルまたはヘテロアリールカルボニルであり、他方のYおよびYは、前記と同意義であるか、もしくは置換基が、YNC(O)−、YNC(O)O−、YNC(O)NY−またはYNSO−である場合、YおよびYは、YおよびYが結合するN原子と一緒になって4〜7員のアザヘテロシクリルまたはアザヘテロシクレニルを形成する]、または環系が、飽和または部分飽和である場合、「環式基置換基」は、メチレン(HC=)、オキソ(O=)およびチオキソ(S=)をさらに含む、を意味する;
(c)アリールは、6〜14個の炭素原子を有する芳香族単環または多環式環系を意味する;
(d)シクロアルキルは、3〜10個の炭素原子を有する非芳香族単環または多環式環系を意味する;
(e)シクロアルケニルは、3〜10個の炭素原子を有し、少なくとも1つの炭素−炭素二重結合を含む非芳香族単環または多環式環系を意味する;
(f)シクリルは、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリルまたはヘテロシクレニルを意味する;
(g)ヘテロシクリルは、約3〜約10個の炭素原子を有する非芳香族飽和単環または多環式環系であって、環系の1つまたはそれ以上の炭素原子が炭素以外のヘテロ元素である環系を意味する;
(h)ヘテロシクレニルは、約3〜約10個の炭素原子を有する非芳香族単環または多環式炭化水素環系であって、環系の1つまたはそれ以上の炭素原子が炭素以外のヘテロ元素であり、少なくとも1つの炭素−炭素二重結合または炭素−窒素二重結合を含む環系を意味する;および
(i)ヘテロアリールは、約5〜約14個の炭素原子を有する芳香族単環または多環式環系であって、環系の1つまたはそれ以上の炭素原子が炭素以外のヘテロ元素である環系を意味する);
である請求項1または2に記載の化合物。
【請求項4】
がジフルオロメチレンである請求項1〜3のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項5】
が水素または必要に応じて置換された低級脂肪族基である請求項1〜4のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項6】
が水素または低級アルキルである請求項1〜5のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項7】
が水素である請求項1〜6のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項8】
が必要に応じて置換された低級脂肪族基または必要に応じて置換された単環式基である請求項1〜7のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項9】
が必要に応じて置換された低級アルキル、必要に応じて置換された低級アルケニルまたは必要に応じて置換された単環式シクロアルキルである請求項1〜8のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項10】
がカルボキシメチル、1−カルボキシ−2−フェニルエチル、シクロプロピル、シクロブチル、1−シクロヘキシルエチル、1−フェニルエチル、ブト−2−イル、1−ピリド−4−イルエチル、プロペン−3−イルまたは3−メチルブト−2−イルである請求項1〜9のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項11】
が必要に応じて置換された低級脂肪族基メチレンである請求項1〜10のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項12】
が必要に応じてハロ置換された低級(アルキルまたはアルケニル)メチレンである請求項1〜11のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項13】
がプロピルメチレン、2,2−ジフルオロエチルメチレン、2,2,2−トリフルオロメチレンまたはプロペン−3−イルメチレンである請求項1〜12のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項14】
がプロピルメチレンまたは2,2−ジフルオロエチルメチレンである請求項13に記載の化合物。
【請求項15】
がプロピルメチレンである請求項14に記載の化合物。
【請求項16】
が水素または必要に応じて置換された低級脂肪族基である請求項1〜15のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項17】
が水素である請求項16に記載の化合物。
【請求項18】
が必要に応じて置換された低級脂肪族基メチレンである請求項1〜17のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項19】
が必要に応じて(フェニル、カルボキシ、カルボキサミドまたはアルコキシカルボニル)置換された低級(アルキルまたはアルケニル)メチレンである請求項1〜18のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項20】
がメチルメチレン、イソプロピルメチレン、t−ブチルメチレン、ブト−2−イルメチレン、ブチルメチレン、ベンジルメチレン、3−メチルブチルメチレン、2−メチルプロピルメチレン、カルボキシメチルメチレン、カルボキサミドメチルメチレン、ベンジルオキシカルボニルメチルメチレン、ベンジルオキシカルボニルプロピルメチレンまたはフェニルプロペン−3−イルメチレンである請求項1〜19のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項21】
がイソプロピルメチレンまたはt−ブチル−メチレンである請求項20に記載の化合物。
【請求項22】
が水素または必要に応じて置換された低級脂肪族基である請求項1〜21のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項23】
が水素または低級アルキルである請求項1〜22のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項24】
が水素である請求項23に記載の化合物。
【請求項25】
が必要に応じて置換された低級脂肪族基メチレン、必要に応じて置換された低級環式基メチレンまたは必要に応じて置換された単環式(アリールまたはヘテロアリール)メチレンである請求項1〜24のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項26】
が必要に応じて置換された低級アルキルメチレン、必要に応じて置換された低級シクロアルキルメチレンまたは必要に応じて置換されたフェニルメチレンである請求項1〜25のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項27】
がメチルメチレン、イソプロピルメチレン、n−プロピルメチレン、フェニルメチレン、シクロヘキシルメチレン、シクロペンチルメチレン、t−ブチルメチレン、s−ブチルメチレン、シクロヘキシルメチルメチレンまたはフェニルメチルメチレンである請求項1〜26のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項28】
がイソプロピルメチレン、シクロヘキシルメチレン、シクロペンチルメチレン、t−ブチルメチレンまたはs−ブチルメチレンである請求項27に記載の化合物。
【請求項29】
、RおよびRがそれぞれ、モノ置換メチレンである請求項1〜28のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項30】
がモノ置換メチレンであり、−C(O)−R−C(O)−NR部分に結合した炭素原子において(S)配置をもつ請求項1〜29のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項31】
が水素または必要に応じて置換された低級脂肪族基である請求項1〜30のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項32】
が水素または低級アルキルである請求項31に記載の化合物。
【請求項33】
が水素である請求項32に記載の化合物。
【請求項34】
が必要に応じて置換された低級脂肪族基または必要に応じて置換された単環式芳香族基である請求項1〜33のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項35】
が必要に応じて置換された低級アルキルまたは必要に応じて置換された単環式ヘテロアリールである請求項34に記載の化合物。
【請求項36】
が必要に応じて(カルボキシ、(低級アルキル)SONH−、(低級アルキル)HNCO−、ヒドロキシ、フェニル、ヘテロアリールまたは(低級アルキル)OC(O)NH−)置換された低級アルキルまたは必要に応じて置換された単環式ヘテロアリールである請求項1〜34のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項37】
が(モノまたはジ)MeOC(O)NH−で置換された低級アルキルである請求項1〜33のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項38】
が(カルボキシ、(低級アルキル)HNCO−またはテトラゾリル)置換された低級アルキルである請求項1〜33のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項39】
が3−カルボキシプロピル、2−テトラゾール−5−イルプロピル、3−(N−メチルカルボキサミド)プロピルまたは3−カルボキシ−2,2−ジメチルプロピルである請求項1〜33のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項40】
が3−カルボキシプロピル、2−テトラゾール−5−イルプロピルまたは3−(N−メチルカルボキサミド)プロピルである請求項1〜33のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項41】
が必要に応じて置換された低級アルキルである請求項1〜33のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項42】
が1−ヒドロキシ−2−フェニルエチル、メチル、イソプロピルまたはt−ブチルである請求項1〜33のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項43】
がメチル、イソプロピルまたはt−ブチルである請求項1〜33のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項44】

【化3】

からなるグループから選ばれる請求項1〜33のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項45】
がピラジニルである請求項1〜33のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項46】
10が水素または必要に応じて置換された低級脂肪族基である請求項1〜45のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項47】
10が水素または低級アルキルである請求項1〜46のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項48】
10が水素である請求項1〜47のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項49】
必要に応じて置換された多環式アザヘテロシクリルとしての
【化4】

が必要に応じて置換された
【化5】

である請求項1〜48のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項50】
必要に応じて置換された多環式アザヘテロシクリルとしての
【化6】

が必要に応じて置換された
【化7】

である請求項1〜48のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項51】
必要に応じて置換された多環式アザヘテロシクレニルとしての
【化8】

が必要に応じて置換された
【化9】

である請求項1〜48のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項52】
必要に応じて置換された多環式アザヘテロシクレニルとしての
【化10】

が必要に応じて置換された
【化11】

である請求項1〜48のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項53】
必要に応じて置換された多環式アザヘテロシクレニルとしての
【化12】

が必要に応じて置換された
【化13】

である請求項1〜48のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項54】

【化14】

に結合した−C(O)−N(R)−R−C(O)RC(O)NR部分が窒素原子に対するα炭素に結合する請求項1〜53のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項55】
Lが−C(O)−または−OC(O)−である請求項1〜54のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項56】
nが0である請求項1〜55のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項57】
nが1である請求項1〜55のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項58】
【化15】

【化16】

【化17】

【化18】

【化19】

【化20】

【化21】

【化22】

【化23】

【化24】

【化25】

【化26】

【化27】

【化28】

【化29】

【化30】

【化31】

【化32】

【化33】

【化34】

で示される化合物もしくはその医薬的に許容しうる塩またはプロドラッグ、もしくはそのような化合物の溶媒和物、その塩またはプロドラッグから選ばれる請求項1に記載の化合物。
【請求項59】
医薬的に許容しうる量の請求項1〜58に記載の化合物および医薬的に許容しうる担体を含む医薬組成物。
【請求項60】
請求項1〜58のいずれかに記載の構造を有するC型肝炎ウイルスセリンプロテアーゼインヒビター、抗C型肝炎ウイルス活性をもつインターフェロンおよび医薬的に許容しうる担体を含む医薬組成物。
【請求項61】
抗C型肝炎ウイルス活性をもつ化合物をさらに含む請求項60に記載の医薬組成物。
【請求項62】
請求項1〜58のいずれかに記載の構造を有するC型肝炎ウイルスセリンプロテアーゼインヒビター、インターフェロン以外の抗C型肝炎ウイルス活性をもつ化合物および医薬的に許容しうる担体を含む医薬組成物。
【請求項63】
C型肝炎ウイルスセリンプロテアーゼインヒビター、インターフェロン、抗C型肝炎ウイルス活性をもつ化合物が、それぞれ、医薬的有効量、準臨床的医薬的有効量またはその組み合わせから選ばれる量で存在する請求項61に記載の医薬組成物。
【請求項64】
インターフェロンが、インターフェロンα−2B、ポリエチレングリコール付加(pegylated)インターフェロンα、コンセンサスインターフェロン、インターフェロンα−2A、リンパ芽球腫インターフェロンおよびインターフェロンτから選ばれ;および抗C型肝炎ウイルス活性をもつ化合物が、インターロイキン2、インターロイキン6、インターロイキン12、1型ヘルパーT細胞応答の発達を増強する化合物、二本鎖RNA、トブラマイシンと複合させた二本鎖RNA、イミクイモド、リバビリン、イノシン5'−モノリン酸デヒドロゲナーゼインヒビター、アマンタジンおよびリマンタジンから選ばれる請求項63に記載の医薬組成物。
【請求項65】
HCVプロテアーゼを阻害するための薬剤の製造における請求項1〜58のいずれかに記載の化合物の使用。
【請求項66】
HCV感染もしくは該感染に関連する生理的コンディションに苦しむ患者を治療するための薬剤の製造における請求項1〜58のいずれかに記載の化合物の使用。
【請求項67】
HCV感染もしくは該感染に関連する生理的コンディションに苦しむ患者を治療するための薬剤の製造における、医薬的有効量のもう1つの抗HCV治療薬と組み合わせた請求項1〜58のいずれかに記載の化合物の使用。
【請求項68】
抗HCV治療薬がインターフェロンまたは誘導体化インターフェロンである請求項67に記載の使用。
【請求項69】
治療または予防を必要とする患者におけるC型肝炎ウイルス感染の治療または予防ための医薬を製造するための、抗C型肝炎ウイルス活性をもつインターフェロンと組み合わせた請求項1〜58のいずれかに記載の化合物の使用。
【請求項70】
治療または予防を必要とする患者におけるC型肝炎ウイルス感染の治療または予防ための医薬を製造するための、インターフェロン以外の抗C型肝炎ウイルス活性をもつ化合物と組み合わせた請求項1〜58のいずれかに記載の化合物の使用。
【請求項71】
治療または予防を必要とする患者におけるC型肝炎ウイルス感染の治療または予防ための医薬を製造するための、抗C型肝炎ウイルス活性をもつインターフェロンおよびインターフェロン以外の抗C型肝炎ウイルス活性をもつ化合物と組み合わせた請求項1〜58のいずれかに記載の化合物の使用。
【請求項72】
請求項1〜58のいずれかに記載の化合物、インターフェロンおよび抗C型肝炎ウイルス活性をもつ化合物が、それぞれ、医薬的有効量、準臨床的医薬的有効量およびその組み合わせから選ばれる量で存在する請求項71に記載の使用。
【請求項73】
インターフェロンが、インターフェロンα−2B、ポリエチレングリコール付加(pegylated)インターフェロンα、コンセンサスインターフェロン、インターフェロンα−2A、リンパ芽球腫インターフェロンおよびインターフェロンτから選ばれ;および抗C型肝炎ウイルス活性をもつ化合物が、インターロイキン2、インターロイキン6、インターロイキン12、1型ヘルパーT細胞応答の発達を増強する化合物、二本鎖RNA、トブラマイシンと複合させた二本鎖RNA、イミクイモド、リバビリン、イノシン5'−モノリン酸デヒドロゲナーゼインヒビター、アマンタジンおよびリマンタジンから選ばれる請求項72記載の方法。
【請求項74】
細胞におけるC型肝炎ウイルス複製を阻害するための医薬の製造における、請求項1〜58のいずれかに記載の化合物および抗C型肝炎ウイルス活性をもつインターフェロンの使用。
【請求項75】
細胞をインターフェロン以外の抗C型肝炎ウイルス活性をもつ化合物と接触させることをさらに含む請求項74に記載の使用。
【請求項76】
細胞におけるC型肝炎ウイルス複製を阻害するための医薬の製造における、請求項1〜58のいずれかに記載の化合物およびインターフェロン以外の抗C型肝炎ウイルス活性をもつ化合物の使用。
【請求項77】
C型肝炎ウイルスセリンプロテアーゼインヒビター、インターフェロンおよび抗C型肝炎ウイルス活性をもつ化合物が、それぞれ、医薬的有効量、準臨床的医薬的有効量およびその組み合わせから選ばれる量で存在する請求項74に記載の使用。
【請求項78】
インターフェロンが、インターフェロンα−2B、ポリエチレングリコール付加(pegylated)インターフェロンα、コンセンサスインターフェロン、インターフェロンα−2A、リンパ芽球腫インターフェロンおよびインターフェロンτから選ばれ;および抗C型肝炎ウイルス活性をもつ化合物が、インターロイキン2、インターロイキン6、インターロイキン12、1型ヘルパーT細胞応答の発達を増強する化合物、二本鎖RNA、トブラマイシンと複合させた二本鎖RNA、イミクイモド、リバビリン、イノシン5'−モノリン酸デヒドロゲナーゼインヒビター、アマンタジンおよびリマンタジンから選ばれる請求項77に記載の使用。
【請求項79】
細胞を請求項1〜58のいずれかに記載の化合物および抗C型肝炎ウイルス活性をもつインターフェロンに接触させることを含む、インビトロでの細胞におけるC型肝炎ウイルスの複製を阻害する方法。
【請求項80】
細胞をインターフェロン以外の抗C型肝炎ウイルス活性をもつ化合物に接触させることをさらに含む請求項79に記載の方法。
【請求項81】
細胞を請求項1〜58のいずれかに記載の化合物およびインターフェロン以外の抗C型肝炎ウイルス活性をもつ化合物に接触させることを含む、インビトロでの細胞におけるC型肝炎ウイルスの複製を阻害する方法。
【請求項82】
請求項1〜58のいずれかに記載の化合物、インターフェロンおよび抗C型肝炎ウイルス活性をもつ化合物が、それぞれ、医薬的有効量、準臨床的医薬的有効量およびその組み合わせから選ばれる量で存在する請求項80に記載の方法。
【請求項83】
インターフェロンが、インターフェロンα−2B、ポリエチレングリコール付加(pegylated)インターフェロンα、コンセンサスインターフェロン、インターフェロンα−2A、リンパ芽球腫インターフェロンおよびインターフェロンτから選ばれ;および抗C型肝炎ウイルス活性をもつ化合物が、インターロイキン2、インターロイキン6、インターロイキン12、1型ヘルパーT細胞応答の発達を増強する化合物、二本鎖RNA、トブラマイシンと複合させた二本鎖RNA、イミクイモド、リバビリン、イノシン5'−モノリン酸デヒドロゲナーゼインヒビター、アマンタジンおよびリマンタジンから選ばれる請求項82に記載の方法。
【請求項84】
複数のセパレート容器を含み、少なくとも1つの容器が請求項1〜58のいずれかに記載のC型肝炎ウイルスセリンプロテアーゼインヒビターを含み、少なくとも1つの別の容器が抗C型肝炎ウイルス活性をもつインターフェロンを含むキットまたは医薬パック。
【請求項85】
複数のセパレート容器を含み、少なくとも1つの容器が請求項1〜58のいずれかに記載のC型肝炎ウイルスセリンプロテアーゼインヒビターを含み、少なくとも1つの別の容器がインターフェロン以外の抗C型肝炎ウイルス活性をもつ化合物を含むキットまたは医薬パック。
【請求項86】
複数のセパレート容器を含み、少なくとも1つの容器が請求項1〜58のいずれかに記載のC型肝炎ウイルスセリンプロテアーゼインヒビターを含み、少なくとも1つの別の容器が抗C型肝炎ウイルス活性をもつインターフェロンを含み、および少なくとも1つの別の容器がインターフェロン以外の抗C型肝炎ウイルス活性をもつ化合物を含むキットまたは医薬パック。
【請求項87】
C型肝炎ウイルスセリンプロテアーゼインヒビター、インターフェロンおよび抗C型肝炎ウイルス活性をもつ化合物が、それぞれ、医薬的有効量、準臨床的医薬的有効量またはその組み合わせから選ばれる量で存在する請求項86に記載のキットまたは医薬パック。
【請求項88】
インターフェロンが、インターフェロンα−2B、ポリエチレングリコール付加(pegylated)インターフェロンα、コンセンサスインターフェロン、インターフェロンα−2A、リンパ芽球腫インターフェロンおよびインターフェロンτから選ばれ;および抗C型肝炎ウイルス活性をもつ化合物が、インターロイキン2、インターロイキン6、インターロイキン12、1型ヘルパーT細胞応答の発達を増強する化合物、二本鎖RNA、トブラマイシンと複合させた二本鎖RNA、イミクイモド、リバビリン、イノシン5'−モノリン酸デヒドロゲナーゼインヒビター、アマンタジンおよびリマンタジンから選ばれる請求項87に記載のキットまたは医薬パック。
【請求項89】
式(24):
【化35】

[式中、
【化36】

は、必要に応じて置換された縮合アリールシクロアルキル;
11は、−CO13
12は、イミン性グリシンイミド付加誘導体;および
13は、酸保護基または必要に応じて置換された脂肪族基である]
で示される化合物。
【請求項90】
必要に応じて置換された縮合アリールシクロアルキルが、1つまたはそれ以上の環式基置換基で必要に応じて置換された縮合アリールシクロアルキルを意味し;
必要に応じて置換された脂肪族基が、1つの脂肪族基置換基で必要に応じて置換されたアルキル、アルケニルまたはアルキニルであり;
イミン性グリシン付加誘導体が、
【化37】

[式中、R16は、酸保護基、必要に応じて置換されたアリールまたは必要に応じて置換された脂肪族基;
17は、必要に応じて置換されたアリール、必要に応じて置換された脂肪族基、
【化38】


18は、水素、アルキルまたはアルキルチオ、もしくは必要に応じて置換されたアリール;
17およびR18は、R17およびR18が結合する炭素と一緒になって、
【化39】

であり;および
【化40】

は固相である]
からなるグループから選ばれる化合物である;
(ここで、
(a)環式基置換基は、アリール、ヘテロアリール、ヒドロキシ、アルコキシ、シクリルオキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、アシルまたはそのチオキソ類縁体、シクリルカルボニルまたはそのチオキソ類縁体、アロイルまたはそのチオキソ類縁体、ヘテロアロイルまたはそのチオキソ類縁体、アシルオキシ、シクリルカルボニルオキシ、アロイルオキシ、ヘテロアロイルオキシ、ハロ、ニトロ、シアノ、カルボキシ(酸)、−C(O)−NHOH、−C(O)−CHOH、−C(O)−CHSH、−C(O)−NH−CN、スルホ、ホスホノ、アルキルスルホニルカルバモイル、テトラゾリル、アリールスルホニルカルバモイル、N−メトキシカルバモイル、ヘテロアリールスルホニルカルバモイル、3−ヒドロキシ−3−シクロブテン−1,2−ジオン、3,5−ジオキソ−1,2,4−オキサジアゾリジニルまたは3−ヒドロキシイソキサゾリル、3−ヒドロキシ−1−メチルピラゾリルといったようなヒドロキシヘテロアリール、アルコキシカルボニル、シクリルオキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、ヘテロアリールオキシカルボニル、アルキルスルホニル、シクリルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、アルキルスルフィニル、シクリルスルフィニル、アリールスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、アルキルチオ、シクリルチオ、アリールチオ、ヘテロアリールチオ、シクリル、アリールジアゾ、ヘテロアリールジアゾ、チオール、YN−、YNC(O)−、YNC(O)O−、YNC(O)NY−またはYNSO[ここで、Y、YおよびYは、独立して、水素、アルキル、アリールまたはヘテロアリールであるか、または置換基がYN−の場合、一方のYおよびYは、本明細書で定義する、アシル、シクリルカルボニル、アロイル、ヘテロアロイル、アルコキシカルボニル、シクリルオキシカルボニル、アリールオキシカルボニルまたはヘテロアリールカルボニルであり、他方のYおよびYは、前記と同意義であるか、もしくは置換基が、YNC(O)−、YNC(O)O−、YNC(O)NY−またはYNSO−である場合、YおよびYは、YおよびYが結合するN原子と一緒になって4〜7員のアザヘテロシクリルまたはアザヘテロシクレニルを形成する]または環系が、飽和または部分飽和である場合、環式基置換基は、メチレン(HC=)、オキソ(O=)およびチオキソ(S=)をさらに含む、芳香族または非芳香族環系に結合した置換基を意味し;および
(b)脂肪族基置換基は、アリール、ヘテロアリール、ヒドロキシ、アルコキシ、シクリルオキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、アシルまたはそのチオキソ類縁体、シクリルカルボニルまたはそのチオキソ類縁体、アロイルまたはそのチオキソ類縁体、ヘテロアロイルまたはそのチオキソ類縁体、アシルオキシ、シクリルカルボニルオキシ、アロイルオキシ、ヘテロアロイルオキシ、ハロ、ニトロ、シアノ、カルボキシ(酸)、−C(O)−NHOH、−C(O)−CHOH、−C(O)−CHSH、−C(O)−NH−CN、スルホ、ホスホノ、アルキルスルホニルカルバモイル、テトラゾリル、アリールスルホニルカルバモイル、N−メトキシカルバモイル、ヘテロアリールスルホニルカルバモイル、3−ヒドロキシ−3−シクロブテン−1,2−ジオン、3,5−ジオキソ−1,2,4−オキサジアゾリジニルまたは3−ヒドロキシイソキサゾリル、3−ヒドロキシ−1−メチルピラゾリルといったようなヒドロキシヘテロアリール、アルコキシカルボニル、シクリルオキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、ヘテロアリールオキシカルボニル、アルキルスルホニル、シクリルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、アルキルスルフィニル、シクリルスルフィニル、アリールスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、アルキルチオ、シクリルチオ、アリールチオ、ヘテロアリールチオ、シクリル、アリールジアゾ、ヘテロアリールジアゾ、チオール、メチレン(HC=)、オキソ(O=)、チオキソ(S=)、YN−、YNC(O)−、YNC(O)O−、YNC(O)NY−、YNSO−またはYSONY−[ここで、Rは、本明細書の定義の通り、YおよびYは、独立して、水素、アルキル、アリールまたはヘテロアリール、ならびにYは、アルキル、シクロアルキル、アリールまたはヘテロアリールであるか、または置換基がYN−の場合、一方のYおよびYは、本明細書で定義する、アシル、シクリルカルボニル、アロイル、ヘテロアロイル、アルコキシカルボニル、シクリルオキシカルボニル、アリールオキシカルボニルまたはヘテロアリールカルボニルであり、他方のYおよびYは、前記と同意義であるか、もしくは置換基が、YNC(O)−、YNC(O)O−、YNC(O)NY−またはYNSO−である場合、YおよびYは、YおよびYが結合するN原子と一緒になって4〜7員のアザヘテロシクリルまたはアザヘテロシクレニルを形成する]を意味する;および
(c)アリールは、6〜14個の炭素原子を有する芳香族単環または多環式環系を意味する);
である請求項89に記載の化合物。
【請求項91】
11が−CO13である請求項89または90に記載の化合物。
【請求項92】
13が必要に応じて置換された脂肪族基である請求項89または90に記載の化合物。
【請求項93】
13がアルキル基である請求項89〜92のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項94】
13が低級アルキルである請求項89〜93のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項95】
13がメチルである請求項89〜94のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項96】
12
【化41】

[式中、R14は、−CONR1515、−CN、
【化42】

または−CO16
15は、必要に応じて置換された脂肪族基;
16は、酸保護基、必要に応じて置換されたアリールまたは必要に応じて置換された脂肪族基;
17は、必要に応じて置換されたアリール、必要に応じて置換された脂肪族基、
【化43】


18は、水素、アルキルまたはアルキルチオ、もしくは必要に応じて置換されたアリール;
17およびR18は、R17およびR18が結合する炭素と一緒になって、
【化44】

であり;および
【化45】

は固相である]
である請求項89〜95のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項97】
17が必要に応じて置換されたアリールである請求項96に記載の化合物。
【請求項98】
17がフェニルである請求項96〜97のいずれかに記載の化合物。
【請求項99】
18が必要に応じて置換されたアリールである請求項96〜98のいずれかに記載の化合物。
【請求項100】
18がフェニルである請求項96〜99のいずれかに記載の化合物。
【請求項101】
式(25):
【化46】

[式中、R14は、−CONR1515、−CN、
【化47】

または−CO16
15は、必要に応じて置換された脂肪族基;および
16は、必要に応じて置換されたアリールである]
で示される化合物。
【請求項102】
必要に応じて置換された脂肪族基が、1つまたはそれ以上の脂肪族基置換基で必要に応じて置換されたアルキル、アルケニルまたはアルキニルであり;
必要に応じて置換されたアリールが、1つまたはそれ以上の環式基置換基で必要に応じて置換された6〜14個の炭素原子を有する芳香族単環または多環式環系を意味する;
(ここで、
(a)環式基置換基は、アリール、ヘテロアリール、ヒドロキシ、アルコキシ、シクリルオキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、アシルまたはそのチオキソ類縁体、シクリルカルボニルまたはそのチオキソ類縁体、アロイルまたはそのチオキソ類縁体、ヘテロアロイルまたはそのチオキソ類縁体、アシルオキシ、シクリルカルボニルオキシ、アロイルオキシ、ヘテロアロイルオキシ、ハロ、ニトロ、シアノ、カルボキシ(酸)、−C(O)−NHOH、−C(O)−CHOH、−C(O)−CHSH、−C(O)−NH−CN、スルホ、ホスホノ、アルキルスルホニルカルバモイル、テトラゾリル、アリールスルホニルカルバモイル、N−メトキシカルバモイル、ヘテロアリールスルホニルカルバモイル、3−ヒドロキシ−3−シクロブテン−1,2−ジオン、3,5−ジオキソ−1,2,4−オキサジアゾリジニルまたは3−ヒドロキシイソキサゾリル、3−ヒドロキシ−1−メチルピラゾリルといったようなヒドロキシヘテロアリール、アルコキシカルボニル、シクリルオキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、ヘテロアリールオキシカルボニル、アルキルスルホニル、シクリルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、アルキルスルフィニル、シクリルスルフィニル、アリールスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、アルキルチオ、シクリルチオ、アリールチオ、ヘテロアリールチオ、シクリル、アリールジアゾ、ヘテロアリールジアゾ、チオール、YN−、YNC(O)−、YNC(O)O−、YNC(O)NY−またはYNSO[ここで、Y、YおよびYは、独立して、水素、アルキル、アリールまたはヘテロアリールであるか、または置換基がYN−の場合、一方のYおよびYは、本明細書で定義する、アシル、シクリルカルボニル、アロイル、ヘテロアロイル、アルコキシカルボニル、シクリルオキシカルボニル、アリールオキシカルボニルまたはヘテロアリールカルボニルであり、他方のYおよびYは、前記と同意義であるか、もしくは置換基が、YNC(O)−、YNC(O)O−、YNC(O)NY−またはYNSO−である場合、YおよびYは、YおよびYが結合するN原子と一緒になって4〜7員のアザヘテロシクリルまたはアザヘテロシクレニルを形成する]または環系が、飽和または部分飽和である場合、環式基置換基は、メチレン(HC=)、オキソ(O=)およびチオキソ(S=)をさらに含む、芳香族または非芳香族環系に結合した置換基を意味し;および
(b)脂肪族基置換基は、アリール、ヘテロアリール、ヒドロキシ、アルコキシ、シクリルオキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、アシルまたはそのチオキソ類縁体、シクリルカルボニルまたはそのチオキソ類縁体、アロイルまたはそのチオキソ類縁体、ヘテロアロイルまたはそのチオキソ類縁体、アシルオキシ、シクリルカルボニルオキシ、アロイルオキシ、ヘテロアロイルオキシ、ハロ、ニトロ、シアノ、カルボキシ(酸)、−C(O)−NHOH、−C(O)−CHOH、−C(O)−CHSH、−C(O)−NH−CN、スルホ、ホスホノ、アルキルスルホニルカルバモイル、テトラゾリル、アリールスルホニルカルバモイル、N−メトキシカルバモイル、ヘテロアリールスルホニルカルバモイル、3−ヒドロキシ−3−シクロブテン−1,2−ジオン、3,5−ジオキソ−1,2,4−オキサジアゾリジニルまたは3−ヒドロキシイソキサゾリル、3−ヒドロキシ−1−メチルピラゾリルといったようなヒドロキシヘテロアリール、アルコキシカルボニル、シクリルオキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、ヘテロアリールオキシカルボニル、アルキルスルホニル、シクリルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、アルキルスルフィニル、シクリルスルフィニル、アリールスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、アルキルチオ、シクリルチオ、アリールチオ、ヘテロアリールチオ、シクリル、アリールジアゾ、ヘテロアリールジアゾ、チオール、メチレン(HC=)、オキソ(O=)、チオキソ(S=)、YN−、YNC(O)−、YNC(O)O−、YNC(O)NY−、YNSO−またはYSONY−[ここで、Rは、本明細書の定義の通り、YおよびYは、独立して、水素、アルキル、アリールまたはヘテロアリール、ならびにYは、アルキル、シクロアルキル、アリールまたはヘテロアリールであるか、または置換基がYN−の場合、一方のYおよびYは、本明細書で定義する、アシル、シクリルカルボニル、アロイル、ヘテロアロイル、アルコキシカルボニル、シクリルオキシカルボニル、アリールオキシカルボニルまたはヘテロアリールカルボニルであり、他方のYおよびYは、前記と同意義であるか、もしくは置換基が、YNC(O)−、YNC(O)O−、YNC(O)NY−またはYNSO−である場合、YおよびYは、YおよびYが結合するN原子と一緒になって4〜7員のアザヘテロシクリルまたはアザヘテロシクレニルを形成する]を意味する);
である請求項101に記載の化合物。
【請求項103】
14が−CO16である請求項102に記載の化合物。
【請求項104】
式(26):
【化48】

[式中、pは、アミド保護基;
14は、−CONR1515、−CN、
【化49】

または−CO16
15は、必要に応じて置換された脂肪族基;および
16は、必要に応じて置換されたアリールである]
で示される化合物。
【請求項105】
式(27):
【化50】

[式中、pは、アミド保護基;
14は、−CONR1515、−CN、
【化51】

または−CO16
15は、必要に応じて置換された脂肪族基;および
16は、必要に応じて置換されたアリールである]
で示される化合物。
【請求項106】
必要に応じて置換された脂肪族基が、1つまたはそれ以上の脂肪族基置換基で必要に応じて置換されたアルキル、アルケニルまたはアルキニルであり;
必要に応じて置換されたアリールが、1つまたはそれ以上の環式基置換基で必要に応じて置換された6〜14個の炭素原子を有する芳香族単環または多環式環系を意味する;
(ここで、
(a)環式基置換基は、アリール、ヘテロアリール、ヒドロキシ、アルコキシ、シクリルオキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、アシルまたはそのチオキソ類縁体、シクリルカルボニルまたはそのチオキソ類縁体、アロイルまたはそのチオキソ類縁体、ヘテロアロイルまたはそのチオキソ類縁体、アシルオキシ、シクリルカルボニルオキシ、アロイルオキシ、ヘテロアロイルオキシ、ハロ、ニトロ、シアノ、カルボキシ(酸)、−C(O)−NHOH、−C(O)−CHOH、−C(O)−CHSH、−C(O)−NH−CN、スルホ、ホスホノ、アルキルスルホニルカルバモイル、テトラゾリル、アリールスルホニルカルバモイル、N−メトキシカルバモイル、ヘテロアリールスルホニルカルバモイル、3−ヒドロキシ−3−シクロブテン−1,2−ジオン、3,5−ジオキソ−1,2,4−オキサジアゾリジニルまたは3−ヒドロキシイソキサゾリル、3−ヒドロキシ−1−メチルピラゾリルといったようなヒドロキシヘテロアリール、アルコキシカルボニル、シクリルオキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、ヘテロアリールオキシカルボニル、アルキルスルホニル、シクリルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、アルキルスルフィニル、シクリルスルフィニル、アリールスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、アルキルチオ、シクリルチオ、アリールチオ、ヘテロアリールチオ、シクリル、アリールジアゾ、ヘテロアリールジアゾ、チオール、YN−、YNC(O)−、YNC(O)O−、YNC(O)NY−またはYNSO[ここで、Y、YおよびYは、独立して、水素、アルキル、アリールまたはヘテロアリールであるか、または置換基がYN−の場合、一方のYおよびYは、本明細書で定義する、アシル、シクリルカルボニル、アロイル、ヘテロアロイル、アルコキシカルボニル、シクリルオキシカルボニル、アリールオキシカルボニルまたはヘテロアリールカルボニルであり、他方のYおよびYは、前記と同意義であるか、もしくは置換基が、YNC(O)−、YNC(O)O−、YNC(O)NY−またはYNSO−である場合、YおよびYは、YおよびYが結合するN原子と一緒になって4〜7員のアザヘテロシクリルまたはアザヘテロシクレニルを形成する]または環系が、飽和または部分飽和である場合、環式基置換基は、メチレン(HC=)、オキソ(O=)およびチオキソ(S=)をさらに含む、芳香族または非芳香族環系に結合した置換基を意味し;および
(b)脂肪族基置換基は、アリール、ヘテロアリール、ヒドロキシ、アルコキシ、シクリルオキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、アシルまたはそのチオキソ類縁体、シクリルカルボニルまたはそのチオキソ類縁体、アロイルまたはそのチオキソ類縁体、ヘテロアロイルまたはそのチオキソ類縁体、アシルオキシ、シクリルカルボニルオキシ、アロイルオキシ、ヘテロアロイルオキシ、ハロ、ニトロ、シアノ、カルボキシ(酸)、−C(O)−NHOH、−C(O)−CHOH、−C(O)−CHSH、−C(O)−NH−CN、スルホ、ホスホノ、アルキルスルホニルカルバモイル、テトラゾリル、アリールスルホニルカルバモイル、N−メトキシカルバモイル、ヘテロアリールスルホニルカルバモイル、3−ヒドロキシ−3−シクロブテン−1,2−ジオン、3,5−ジオキソ−1,2,4−オキサジアゾリジニルまたは3−ヒドロキシイソキサゾリル、3−ヒドロキシ−1−メチルピラゾリルといったようなヒドロキシヘテロアリール、アルコキシカルボニル、シクリルオキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、ヘテロアリールオキシカルボニル、アルキルスルホニル、シクリルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、アルキルスルフィニル、シクリルスルフィニル、アリールスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、アルキルチオ、シクリルチオ、アリールチオ、ヘテロアリールチオ、シクリル、アリールジアゾ、ヘテロアリールジアゾ、チオール、メチレン(HC=)、オキソ(O=)、チオキソ(S=)、YN−、YNC(O)−、YNC(O)O−、YNC(O)NY−、YNSO−またはYSONY−[ここで、Rは、本明細書の定義の通り、YおよびYは、独立して、水素、アルキル、アリールまたはヘテロアリール、ならびにYは、アルキル、シクロアルキル、アリールまたはヘテロアリールであるか、または置換基がYN−の場合、一方のYおよびYは、本明細書で定義する、アシル、シクリルカルボニル、アロイル、ヘテロアロイル、アルコキシカルボニル、シクリルオキシカルボニル、アリールオキシカルボニルまたはヘテロアリールカルボニルであり、他方のYおよびYは、前記と同意義であるか、もしくは置換基が、YNC(O)−、YNC(O)O−、YNC(O)NY−またはYNSO−である場合、YおよびYは、YおよびYが結合するN原子と一緒になって4〜7員のアザヘテロシクリルまたはアザヘテロシクレニルを形成する]を意味する);
である請求項105に記載の化合物。
【請求項107】
14が−CO16である請求項105または106に記載の化合物。
【請求項108】
がBOC、CBzおよび−COアルキルからなるグループから選ばれる請求項104〜107のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項109】
がBOCである請求項108に記載の化合物。
【請求項110】
式(28):
【化52】

で示されるキラルビシクロプロリネート化合物の製造方法であって、
(a)式(24):
【化53】

[式中、
【化54】

は、必要に応じて置換されたシクロアルキルまたは必要に応じて置換された縮合アリールシクロアルキル;
11は、−CO13
12は、イミン性グリシンイミド付加誘導体;
13は、酸保護基または必要に応じて置換された脂肪族基である]
で示される化合物を、開裂および環化条件下で、開裂および環化して、式(25):
【化55】

[式中、R14は、−CONR1515、−CN、
【化56】

または−CO16
15は、必要に応じて置換された脂肪族基;
16は、酸保護基、必要に応じて置換されたアリールまたは必要に応じて置換された脂肪族基である]
で示される化合物を形成し;次いで
(b)化合物(25)のラクタム部分の窒素をアミド保護基で保護して、式(26):
【化57】

[式中、pは、アミド保護基;
14は、前記と同意義である]
で示される化合物を形成し;次いで
(c)還元条件下で化合物(26)を還元して、式(27):
【化58】

[式中、pおよびR14は、前記と同意義である]
で示される化合物を形成し;次いで
(d)脱保護条件下で化合物(27)を脱保護して、式(28):
【化59】

[式中、R14は、前記と同意義である]
で示される化合物を形成する;
ステップを含む方法。
【請求項111】
必要に応じて置換された脂肪族基が、1つまたはそれ以上の脂肪族基置換基で必要に応じて置換されたアルキル、アルケニルまたはアルキニルであり;
必要に応じて置換されたアリールが、1つまたはそれ以上の環式基置換基で必要に応じて置換された6〜14個の炭素原子を有する芳香族単環または多環式環系を意味し;
必要に応じて置換されたシクロアルキルが、1つまたはそれ以上の環式基置換基で必要に応じて置換された3〜10個の炭素原子を有する非芳香族単環または多環式環系を意味し;
必要に応じて置換された縮合アリールシクロアルキルが、1つまたはそれ以上の環式基置換基で必要に応じて置換された縮合アリールシクロアルキルを意味し;
イミン性グリシン付加誘導体が、
【化60】

[式中、R16は、酸保護基、必要に応じて置換されたアリールまたは必要に応じて置換された脂肪族基;
17は、必要に応じて置換されたアリール、必要に応じて置換された脂肪族基、
【化61】


18は、水素、アルキルまたはアルキルチオ、もしくは必要に応じて置換されたアリールである;
17およびR18は、R17およびR18が結合する炭素と一緒になって、
【化62】

であり;および
【化63】

は固相である]
からなるグループから選ばれる化合物である;
(ここで、
(a)環式基置換基は、アリール、ヘテロアリール、ヒドロキシ、アルコキシ、シクリルオキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、アシルまたはそのチオキソ類縁体、シクリルカルボニルまたはそのチオキソ類縁体、アロイルまたはそのチオキソ類縁体、ヘテロアロイルまたはそのチオキソ類縁体、アシルオキシ、シクリルカルボニルオキシ、アロイルオキシ、ヘテロアロイルオキシ、ハロ、ニトロ、シアノ、カルボキシ(酸)、−C(O)−NHOH、−C(O)−CHOH、−C(O)−CHSH、−C(O)−NH−CN、スルホ、ホスホノ、アルキルスルホニルカルバモイル、テトラゾリル、アリールスルホニルカルバモイル、N−メトキシカルバモイル、ヘテロアリールスルホニルカルバモイル、3−ヒドロキシ−3−シクロブテン−1,2−ジオン、3,5−ジオキソ−1,2,4−オキサジアゾリジニルまたは3−ヒドロキシイソキサゾリル、3−ヒドロキシ−1−メチルピラゾリルといったようなヒドロキシヘテロアリール、アルコキシカルボニル、シクリルオキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、ヘテロアリールオキシカルボニル、アルキルスルホニル、シクリルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、アルキルスルフィニル、シクリルスルフィニル、アリールスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、アルキルチオ、シクリルチオ、アリールチオ、ヘテロアリールチオ、シクリル、アリールジアゾ、ヘテロアリールジアゾ、チオール、YN−、YNC(O)−、YNC(O)O−、YNC(O)NY−またはYNSO[ここで、Y、YおよびYは、独立して、水素、アルキル、アリールまたはヘテロアリールであるか、または置換基がYN−の場合、一方のYおよびYは、本明細書で定義する、アシル、シクリルカルボニル、アロイル、ヘテロアロイル、アルコキシカルボニル、シクリルオキシカルボニル、アリールオキシカルボニルまたはヘテロアリールカルボニルであり、他方のYおよびYは、前記と同意義であるか、もしくは置換基が、YNC(O)−、YNC(O)O−、YNC(O)NY−またはYNSO−である場合、YおよびYは、YおよびYが結合するN原子と一緒になって4〜7員のアザヘテロシクリルまたはアザヘテロシクレニルを形成する]または環系が、飽和または部分飽和である場合、環式基置換基は、メチレン(HC=)、オキソ(O=)およびチオキソ(S=)をさらに含む、芳香族または非芳香族環系に結合した置換基を意味し;および
(b)脂肪族基置換基は、アリール、ヘテロアリール、ヒドロキシ、アルコキシ、シクリルオキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、アシルまたはそのチオキソ類縁体、シクリルカルボニルまたはそのチオキソ類縁体、アロイルまたはそのチオキソ類縁体、ヘテロアロイルまたはそのチオキソ類縁体、アシルオキシ、シクリルカルボニルオキシ、アロイルオキシ、ヘテロアロイルオキシ、ハロ、ニトロ、シアノ、カルボキシ(酸)、−C(O)−NHOH、−C(O)−CHOH、−C(O)−CHSH、−C(O)−NH−CN、スルホ、ホスホノ、アルキルスルホニルカルバモイル、テトラゾリル、アリールスルホニルカルバモイル、N−メトキシカルバモイル、ヘテロアリールスルホニルカルバモイル、3−ヒドロキシ−3−シクロブテン−1,2−ジオン、3,5−ジオキソ−1,2,4−オキサジアゾリジニルまたは3−ヒドロキシイソキサゾリル、3−ヒドロキシ−1−メチルピラゾリルといったようなヒドロキシヘテロアリール、アルコキシカルボニル、シクリルオキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、ヘテロアリールオキシカルボニル、アルキルスルホニル、シクリルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、アルキルスルフィニル、シクリルスルフィニル、アリールスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、アルキルチオ、シクリルチオ、アリールチオ、ヘテロアリールチオ、シクリル、アリールジアゾ、ヘテロアリールジアゾ、チオール、メチレン(HC=)、オキソ(O=)、チオキソ(S=)、YN−、YNC(O)−、YNC(O)O−、YNC(O)NY−、YNSO−またはYSONY−[ここで、Rは、本明細書の定義の通り、YおよびYは、独立して、水素、アルキル、アリールまたはヘテロアリール、ならびにYは、アルキル、シクロアルキル、アリールまたはヘテロアリールであるか、または置換基がYN−の場合、一方のYおよびYは、本明細書で定義する、アシル、シクリルカルボニル、アロイル、ヘテロアロイル、アルコキシカルボニル、シクリルオキシカルボニル、アリールオキシカルボニルまたはヘテロアリールカルボニルであり、他方のYおよびYは、前記と同意義であるか、もしくは置換基が、YNC(O)−、YNC(O)O−、YNC(O)NY−またはYNSO−である場合、YおよびYは、YおよびYが結合するN原子と一緒になって4〜7員のアザヘテロシクリルまたはアザヘテロシクレニルを形成する]を意味する);
である請求項110に記載の方法。
【請求項112】
式(29):
【化64】

[式中、
【化65】

は、必要に応じて置換されたシクロアルケニルまたは必要に応じて置換された縮合アリールシクロアルケニルである;
ここで、化合物(29)は、式(29a):
【化66】

[式中、
11aは、−CHO、−COR15、−C≡Nまたは−CONR1515である]
で示される化合物をエステル化することによって製造される]
で示される化合物に、イミン性グリシンイミド化合物でマイケル付加を達成することによって、化合物(24)を製造するステップをさらに含む請求項111に記載の方法。
【請求項113】
0℃〜−78℃の温度にて行う請求項112に記載の方法。
【請求項114】
−60℃にて行う請求項113に記載の方法。
【請求項115】
キラル相間移動触媒によって触媒される請求項114に記載の方法。
【請求項116】
非キラル相間移動触媒によって触媒される請求項114に記載の方法。
【請求項117】
保護基がBOCである請求項110〜116に記載の方法。
【請求項118】
イミン性グリシンイミドが、(N−ジフェニルメチレン)グリシンtert−ブチルエステルである請求項117に記載の方法。
【請求項119】
式(29)で示される化合物が、1−カルボキシ−1−シクロペンテンメチルエステルである請求項117に記載の方法。
【請求項120】
が結合;
が水素;
が1〜3個の脂肪族基置換基で必要に応じて置換された低級アルキル;または1〜3個の環式基置換基で必要に応じて置換された低級シクロアルキル;
およびRが、それぞれ独立して、1〜3個の脂肪族基置換基で必要に応じて置換されたメチレン;
、R、RおよびR10が水素;
がシクロアルキル、低級アルキルまたはアリールで置換されたメチレン;またはシクロアルキル、低級アルキルまたはアリールで置換された(1,1−または1,2−)シクロアルケニル;
が1〜3個の脂肪族基置換基で必要に応じて置換された低級アルキル;または1〜3個の環式基置換基で必要に応じて置換されたヘテロアリール;1〜3個の環式基置換基で必要に応じて置換されたヘテロ環式基;
【化67】

が1〜3個の環式基置換基で必要に応じて置換された多環式アザヘテロシクリルまたは多環式アザヘテロシクレニル;および
Lが−C(O)−または−OC(O)−;
である請求項1または2に記載の化合物。
【請求項121】
(a)脂肪族基置換基が、アリール、ヘテロアリール、ヒドロキシ、アルコキシ、シクリルオキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、アシルまたはそのチオキソ類縁体、シクリルカルボニルまたはそのチオキソ類縁体、アロイルまたはそのチオキソ類縁体、ヘテロアロイルまたはそのチオキソ類縁体、アシルオキシ、シクリルカルボニルオキシ、アロイルオキシ、ヘテロアロイルオキシ、ハロ、ニトロ、シアノ、カルボキシ(酸)、−C(O)−NHOH、−C(O)−CHOH、−C(O)−CHSH、−C(O)−NH−CN、スルホ、ホスホノ、アルキルスルホニルカルバモイル、テトラゾリル、アリールスルホニルカルバモイル、N−メトキシカルバモイル、ヘテロアリールスルホニルカルバモイル、3−ヒドロキシ−3−シクロブテン−1,2−ジオン、3,5−ジオキソ−1,2,4−オキサジアゾリジニルまたは3−ヒドロキシイソキサゾリル、3−ヒドロキシ−1−メチルピラゾリルといったようなヒドロキシヘテロアリール、アルコキシカルボニル、シクリルオキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、ヘテロアリールオキシカルボニル、アルキルスルホニル、シクリルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、アルキルスルフィニル、シクリルスルフィニル、アリールスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、アルキルチオ、シクリルチオ、アリールチオ、ヘテロアリールチオ、シクリル、アリールジアゾ、ヘテロアリールジアゾ、チオール、メチレン(HC=)、オキソ(O=)、チオキソ(S=)、YN−、YNC(O)−、YNC(O)O−、YNC(O)NY−、YNSO−またはYSONY−[ここで、Rは、本明細書の定義の通り、YおよびYは、独立して、水素、アルキル、アリールまたはヘテロアリール、ならびにYは、アルキル、シクロアルキル、アリールまたはヘテロアリールであるか、または置換基がYN−の場合、一方のYおよびYは、本明細書で定義する、アシル、シクリルカルボニル、アロイル、ヘテロアロイル、アルコキシカルボニル、シクリルオキシカルボニル、アリールオキシカルボニルまたはヘテロアリールカルボニルであり、他方のYおよびYは、前記と同意義であるか、もしくは置換基が、YNC(O)−、YNC(O)O−、YNC(O)NY−またはYNSO−である場合、YおよびYは、YおよびYが結合するN原子と一緒になって4〜7員のアザヘテロシクリルまたはアザヘテロシクレニルを形成する]を意味する;
(b)環式基置換基が、アリール、ヘテロアリール、ヒドロキシ、アルコキシ、シクリルオキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、アシルまたはそのチオキソ類縁体、シクリルカルボニルまたはそのチオキソ類縁体、アロイルまたはそのチオキソ類縁体、ヘテロアロイルまたはそのチオキソ類縁体、アシルオキシ、シクリルカルボニルオキシ、アロイルオキシ、ヘテロアロイルオキシ、ハロ、ニトロ、シアノ、カルボキシ(酸)、酸バイオスター(biostere)アルコキシカルボニル、シクリルオキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、ヘテロアリールオキシカルボニル、アルキルスルホニル、シクリルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、アルキルスルフィニル、シクリルスルフィニル、アリールスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、アルキルチオ、シクリルチオ、アリールチオ、ヘテロアリールチオ、シクリル、アリールジアゾ、ヘテロアリールジアゾ、チオール、YN−、YNC(O)−、YNC(O)O−、YNC(O)NY−またはYNSO[ここで、Y、YおよびYは、独立して、水素、アルキル、アリールまたはヘテロアリールであるか、または置換基がYN−の場合、一方のYおよびYは、本明細書で定義する、アシル、シクリルカルボニル、アロイル、ヘテロアロイル、アルコキシカルボニル、シクリルオキシカルボニル、アリールオキシカルボニルまたはヘテロアリールカルボニルであり、他方のYおよびYは、前記と同意義であるか、もしくは置換基が、YNC(O)−、YNC(O)O−、YNC(O)NY−またはYNSO−である場合、YおよびYは、YおよびYが結合するN原子と一緒になって4〜7員のアザヘテロシクリルまたはアザヘテロシクレニルを形成する]、または環系が、飽和または部分飽和である場合、「環式基置換基」は、メチレン(HC=)、オキソ(O=)およびチオキソ(S=)をさらに含む、を意味する;
(c)アリールが、6〜14個の炭素原子を有する芳香族単環または多環式環系を意味する;
(d)シクロアルキルが、3〜10個の炭素原子を有する非芳香族単環または多環式環系を意味する;
(e)シクロアルケニルが、3〜10個の炭素原子を有し、少なくとも1つの炭素−炭素二重結合を含む非芳香族単環または多環式環系を意味する;
(f)シクリルは、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリルまたはヘテロシクレニルを意味する;
(g)ヘテロシクリルが、約3〜約10個の炭素原子を有する非芳香族飽和単環または多環式環系であって、環系の1つまたはそれ以上の炭素原子が炭素以外のヘテロ元素である環系を意味する;
(h)ヘテロシクレニルが、約3〜約10個の炭素原子を有する非芳香族単環または多環式炭化水素環系であって、環系の1つまたはそれ以上の炭素原子が炭素以外のヘテロ元素であり;および
(i)ヘテロアリールが、約5〜約14個の炭素原子を有する芳香族単環または多環式環系であって、環系の1つまたはそれ以上の炭素原子が炭素以外のヘテロ元素である環系を意味する;
である請求項120に記載の化合物。
【請求項122】
必要に応じて置換された脂肪族基、必要に応じて置換された環式基、必要に応じて置換された芳香族基であるRが、少なくとも1つのヘテロアリール置換基で置換される請求項1、2、120または121のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項123】
必要に応じて置換された芳香族基であるRが、必要に応じて置換されたヘテロアリールである請求項1、2、120または121のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項124】
必要に応じて置換された脂肪族基であるRが、必要に応じて置換されたアルキルヘテロアリールである請求項123に記載の化合物。
【請求項125】

【化68】

【化69】

【化70】

【化71】

【化72】

【化73】

【化74】

【化75】

【化76】

【化77】

からなるグループから選ばれる化合物もしくはその医薬的に許容しうる塩またはプロドラッグ、もしくはそのような化合物の溶媒和物、その塩またはプロドラッグ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2007−284444(P2007−284444A)
【公開日】平成19年11月1日(2007.11.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−143124(P2007−143124)
【出願日】平成19年5月30日(2007.5.30)
【分割の表示】特願2002−523884(P2002−523884)の分割
【原出願日】平成13年8月31日(2001.8.31)
【出願人】(598032106)バーテックス ファーマシューティカルズ インコーポレイテッド (414)
【氏名又は名称原語表記】VERTEX PHARMACEUTICALS INCORPORATED
【住所又は居所原語表記】130 Waverly Street, Camridge, Massachusetts 02139−4242, U.S.A.
【Fターム(参考)】