説明

モータ制御装置

【課題】 慣性モーメントが変動しても安定で、制御性が高いモータ制御装置を提供する。
【解決手段】 位置偏差に比例ゲインを乗算し第1速度指令を生成する比例制御器(6)と、位置指令を微分し第2速度指令を生成する速度フィードフォワード制御器(8)と、速度偏差を比例・積分制御処理をし第1トルク指令を生成する比例積分器(15)と、位置偏差に比例ゲインを乗算し第2トルク指令を生成するトルクFF部(17)と、位置指令に比例ゲインを乗算し第3トルク指令を生成するトルクフィードフォワード制御器(21)と、モータ速度と速度偏差から粘性摩擦を同定する粘性摩擦同定器(20)と、第4トルク指令と粘性摩擦同定値から第5トルク指令を生成する加算器(24)と、第5トルク指令と速度偏差から慣性モーメント同定値を生成する慣性モーメント同定器(26)と、第5トルク指令と慣性モーメント同定値からトルク指令を生成する乗算器(27)とを備えた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ロボットや工作機械における機械定数同定装置を備えたモータ制御装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の機械定数同定装置を備えたモータ制御装置は、特許文献1に開示されている。これは、制御対象の慣性モーメント、粘性摩擦係数、重力外乱を同定し、得られた各同定値を用いた速度制御を特徴とするものである。
【0003】
図4は特許文献1で開示された従来技術のブロック図で、ロボットを制御対象とした速度制御系を表しており、速度指令401とモータ速度416を減算器402に入力し速度偏差403を出力し、速度偏差403と速度比例ゲイン404を乗算しトルク指令1を出力し、速度偏差403を速度積分器405に入力しトルク指令2を出力する。トルク指令1とトルク指令2を加算器406に入力しトルク指令を出力する。また、速度指令401を微分器407に入力し、微分器407と慣性モーメント同定値408の乗算値とトルク指令を加算器409に入力する。加算器409の出力とロボットアームの回転角度と重力外乱同定値410の乗算値を加算器411に入力する。切換器412は、モータ速度416の符号に従ってクーロン摩擦同定値CL(速度正)とクーロン摩擦同定値CL(速度負)のいずれかを出力するものである。モータ速度416と粘性摩擦係数同定値417の乗算値とクーロン摩擦同定値と加算器411の出力を加算器413に入力し、さらに加算器413の出力を加算器414に入力する。切換入力τ1はトルク外乱同定値Disを速度偏差403の符号に従って加算器414に入力する。加算器414の出力を制御対象415に入力し、所望のモータ速度を出力するモータ制御装置である。同定すべき慣性モーメント(J)408、粘性摩擦(A)417、重力外乱係数(Gr)410、クーロン摩擦CL、一定外乱Frとトルク外乱Disは(1)式〜(7)式により求めている。
【0004】
【数1】

【0005】
【数2】

【0006】
【数3】

【0007】
【数4】

【0008】
【数5】

【0009】
【数6】

【0010】
【数7】


式中のeは速度偏差、rは速度指令、符号の上に付された・は微分を表している。
【特許文献1】特開平6−83403号公報(第7頁、図1)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
従来の機械定数同定装置を備えたモータ制御装置は速度指令を入力し、モータ速度を制御する速度制御の構成であった。例えば、速度制御の外側に位置制御を構成する事は容易に思いつくが、単純に位置制御を構成しても安定性は保証されないという問題があった。また、速度指令401の微分値と慣性モーメント同定値を乗算しトルク指令にフィードフォワードしているが、加減速時にしかフィードフォワードの効果が得られない為、慣性モーメントが変動する場合には、制御性能向上ができないという問題があった。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、機械の慣性モーメントが変動しても、安定で、制御性が高いモータ制御装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記問題を解決するため、本発明は、次のように構成したのである。
【0013】
請求項1に記載の発明は、位置指令を生成する指令生成器と、前記位置指令とモータ位置により速度指令を生成し前記モータ位置を制御する位置制御部と、前記速度指令とモータ速度によりトルク指令を生成し前記モータ速度を制御する速度制御部と、前記トルク指令を電流指令に変換しモータ電流を制御する電流制御器と、前記モータに連結した負荷の機械定数を同定すると共に、同定値を用いてトルク指令を補正するトルク指令補正部と、を備えたモータ制御装置において、前記位置指令から前記モータ位置を減算し位置偏差を生成する減算器と、前記位置偏差に比例ゲインを乗算し第1速度指令を生成する比例制御器と、前記位置指令を微分して第2速度指令を生成する速度フィードフォワード制御器と、前記第1速度指令と前記第2速度指令を加算し速度指令を生成する加算器と、前記速度指令から前記モータ速度を減算し速度偏差を生成する減算器と、前記速度偏差を比例・積分制御処理をして第1トルク指令を生成する比例積分器と、前記位置偏差に比例ゲインを乗算し第2トルク指令を生成する比例制御器と、前記位置指令に比例ゲインを乗算し第3トルク指令を生成するトルクフィードフォワード制御器と、前記第1トルク指令と前記第2トルク指令と前記第3トルク指令とを加算し第4トルク指令を生成する加算器と、前記モータ速度と前記速度偏差から粘性摩擦同定値を生成する粘性摩擦同定器と、前記第4トルク指令と前記粘性摩擦同定値から第5トルク指令を生成する加算器と、前記第5トルク指令と前記速度偏差から慣性モーメント同定値を生成する慣性モーメント同定器と、前記第5トルク指令と前記慣性モーメント同定値からトルク指令を生成する乗算器と、を備えたことを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載のモータ制御装置において、前記慣性モーメント同定器は、前記第5トルク指令と前記速度偏差の乗算値が最小になるように慣性モーメント同定値を生成する演算器を備えたことを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1記載のモータ制御装置において、前記粘性摩擦同定器は、前記速度偏差と前記モータ速度の乗算値が最小になるように粘性摩擦係数を生成する演算器と、前記粘性摩擦係数と前記モータ速度から粘性摩擦同定値を生成する乗算器と、を備えたことを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載のモータ制御装置において、前記慣性モーメント同定器及び粘性摩擦同定器は、前記位置偏差もしくは前記速度偏差を入力し、前記位置偏差もしくは前記速度偏差の状態量に応じて前記演算器の同定演算継続もしくは中止を決定する切換器を備えたことを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0014】
請求項1に記載の発明によると、モータ駆動中の位置偏差を0に近づけることができる。
請求項2に記載の発明によると、慣性モーメント同定ができる。
請求項3に記載の発明によると、粘性摩擦同定ができる。
請求項4に記載の発明によると、同定値の発散を防ぐことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。
【実施例1】
【0016】
図1は、本発明の機械定数同定装置を備えたモータ制御装置の構成を示すブロック図である。図1において、1は指令発生器、2は位置指令、3、13は減算器、4はモータ位置、5は位置偏差、6、17は比例制御器、7は第1速度指令、8は速度フィードフォワード制御器、9は第2速度指令、10、19、24は加算器、11は速度指令、12はモータ速度、14は速度偏差、15は速度PI制御器、16は第1トルク指令、18は第2トルク指令、20は粘性摩擦同定器、21はトルクフィードフォワード制御器、22は第3トルク指令、23は第4トルク指令、25は第5トルク指令、26は慣性モーメント同定器、27は乗算器、28はトルク指令、29は電流制御器、30はモータ、31はエンコーダ、32は差分演算器、33はトルク指令補正部である。減算器3は指令発生器1の生成した位置指令2からモータ位置4を減算し位置偏差5を生成する。比例制御器6は、位置偏差5に比例ゲインKpを乗算し、第1速度指令7を生成する。速度フィードフォワード制御器8は位置指令2から第2速度指令9を生成する。加算器10は第1速度指令7と第2速度指令9を加算し速度指令11を生成する。減算器13は速度指令11からモータ速度12を減算し速度偏差14を生成する。速度PI制御器15は速度偏差14をPI制御処理して第1トルク指令16を生成する。比例制御器17は位置偏差5に比例ゲインを乗算し第2トルク指令18を生成する。トルクフィードフォワード制御器21は位置指令2から第3トルク指令22を生成する。加算器19は第1トルク指令16と第2トルク指令18と第3トルク指令22を加算し第4トルク指令23を生成する。また、粘性摩擦同定器20は位置偏差5とモータ速度12と速度偏差14から粘性摩擦同定値を生成する。加算器24は第4トルク指令23と粘性摩擦同定値を加算して第5トルク指令25を生成する。慣性モーメント同定器26は第5トルク指令25と速度偏差14と位置偏差5から慣性モーメント同定値を生成する。乗算器27は慣性モーメント同定値と第5トルク指令を乗算してトルク指令28を生成する。電流制御器29はトルク指令28を電流指令に変換し、電流指令とモータ電流から電圧指令を生成し、さらに電力増幅してモータ30を駆動する。モータ30とエンコーダ31は直結されており、モータ30が回転するとエンコーダ31はモータ位置4を生成する。差分演算器32は制御時間ごとにモータ位置4の時間差分をとりモータ速度12を生成する。
【0017】
図2は慣性モーメント同定器で、慣性モーメント同定演算器201は第5トルク指令21と速度偏差14と位置偏差5から慣性モーメント同定値を生成する。慣性モーメント同定演算器201では、第5トルク指令21と速度偏差14の乗算値とバッファ203が記憶した前回慣性モーメント同定値を加算して、現在の慣性モーメントを生成する。絶対値演算器202は位置偏差5の絶対値をとり位置偏差絶対値を生成する。慣性モーメント演算器は位置偏差絶対値が所定値以上の場合には慣性モーメント同定値を演算し、所定値よりも小さい場合には慣性モーメント同定演算を中止し前回の慣性モーメント同定値を使用する。
【0018】
図3は粘性摩擦同定器で、粘性摩擦係数同定演算器301はモータ速度12と速度偏差14と位置偏差5から粘性摩擦係数同定値を生成し、さらに粘性摩擦係数同定値にモータ速度12を乗算し粘性摩擦同定値を生成する。粘性摩擦係数同定演算器301では、モータ速度12と速度偏差14の乗算値とバッファ303に記憶した前回粘性摩擦係数同定値を加算して、現在の粘性摩擦係数同定値を生成する。絶対値演算器302は位置偏差4の絶対値をとり位置偏差絶対値を生成する。粘性摩擦係数同定演算器は位置偏差絶対値が所定値以上の場合には粘性摩擦係数同定値を演算し、所定値よりも小さい場合には粘性摩擦係数同定演算を中止し、前回粘性摩擦係数同定値を使用する。
【0019】
本発明の制御系設計方法について説明する。本発明は、バックステッピング適応制御手法を用いて設計を行う。位置制御器を設計した後、速度制御器を設計する。この速度制御器を設計する際に、慣性モーメントと粘性摩擦を生成する同定器を設計する。本発明で説明するモータ制御装置のモータ動特性を式(8)で表す。
【0020】
【数8】




【0021】
式(8)のθはモータ位置、ωはモータ速度、Jは慣性モーメント、τはトルク指令、Dは粘性摩擦係数とする。実施例1では位置P速度PI制御となるモータ制御器を設計する。位置偏差を式(9)で表し、式(9)の時間微分を式(10)とする。
【0022】
【数9】

【0023】
【数10】

【0024】
は位置偏差、θrは位置指令とする。次に速度フィードフォワードと比例制御を用いて速度指令を生成する制御器を式(11)とする。
【0025】
【数11】

【0026】
式(11)のKは位置ループゲインを表す。次に速度偏差を式(12)で表す。
【0027】
【数12】

【0028】
式(12)を時間微分し、式(8)を代入して、式(13)を得る。
【0029】
【数13】

【0030】
次に、トルク指令を式(14)で表す。
【0031】
【数14】

【0032】
式(14)において、Kvは速度ループゲイン、Kiは速度ループ積分時間、χvは速度偏差の積分値、J^は慣性モーメント同定値、D^は粘性摩擦係数同定値を表す。また{}内をφと表す。このφは慣性モーメント同定演算式で利用する。次にリアプノフ関数を式(15)で定義する。
【0033】
【数15】

【0034】
式(15)において、J^は慣性モーメント同定誤差、D^は粘性摩擦係数同定誤差、γは慣性モーメント同定計算で用いるゲインであり、γは粘性摩擦係数同定計算で用いるゲインを表す。この式(15)を時間微分し、式(10)、(11)、(13)、(14)を代入すると式(16)が得られる。
【0035】
【数16】

【0036】
式(16)において、右辺第3項と第4項の括弧内が0となるように慣性モーメントと粘性摩擦係数の同定演算式を選ぶとリアプノフ安定となる。慣性モーメント同定演算式は式(17)であり、粘性摩擦係数同定演算式は式(18)である。
【0037】
【数17】

【0038】
【数18】

【0039】
式(11)、(12)、(14)、(17)、(18)を用いた制御系を構成し、モータ制御に利用すると本発明のモータ制御装置(図1)となる。
【0040】
次に、本発明における機械同定装置をモデル化したモータ制御装置でのシミュレーションについて説明する。
図5はシミュレーションに用いる速度台形指令波形である。速度台形指令正転と負転で1往復動作となり、往復動作10回実施した。縦軸は速度台形指令振幅、横軸は時間軸を表す。指令生成器1では、速度台形指令を積分して位置指令2を生成する。また、このシミュレーションに用いた機械定数は、実験装置(ボールネジ1軸スライダー装置)の値を使用し、負荷慣性モーメントは、モータ慣性モーメントの10倍、粘性摩擦係数は0.987e−3[Nms/rad]とした。
図6は、本発明装置を用いた時の位置偏差の結果を示すシミュレーション結果である。往復動作8回目以降は位置偏差の最大値が一定となり、8回目以降の最大位置偏差は、100パルスとなった。
図7は、本発明装置を用いた時の慣性モーメント(図中上段)と粘性摩擦係数(図中下段)の同定結果を示すシミュレーション結果である。慣性モーメント同定値は、真値の1.25倍となり、粘性摩擦係数同定値は、1e−3[Nms/rad]となりほぼ真値に一致した。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】本発明の機械定数同定装置を備えたモータ制御装置の構成を示すブロック図
【図2】本発明の慣性モーメント同定器の構成を示すブロック図
【図3】本発明の粘性摩擦同定器の構成を示すブロック図
【図4】従来技術による機械定数同定装置を備えたモータ制御装置
【図5】本発明装置のシミュレーション結果(速度指令波形)
【図6】本発明装置のシミュレーション結果(位置偏差波形)
【図7】本発明装置のシミュレーション結果(慣性モーメントと粘性摩擦係数同定結果)
【符号の説明】
【0042】
1 指令生成器
2 位置指令
3、13、402 減算器
10、19、24、406、409、411、413、414 加算器
4 モータ位置
5 位置偏差
6、17 比例制御器
7 第1速度指令
8 速度フィードフォワード制御器
9 第2速度指令
11、401 速度指令
12、416 モータ速度
14、403 速度偏差
15 速度PI制御器
16 第1トルク指令
18 第2トルク指令
20 粘性摩擦同定器
21 トルクフィードフォワード制御器
22 第3トルク指令
23 第4トルク指令
25 第5トルク指令
26 慣性モーメント同定器
27 乗算器
28 トルク指令
29 電流制御器
30 モータ
31 エンコーダ
32 差分演算器
33 トルク指令補正部
404 速度比例ゲイン
405 速度積分器
407 微分器
408 慣性モーメント
410 重力外乱係数
412 切換器
415 制御対象
417 粘性摩擦

【特許請求の範囲】
【請求項1】
位置指令を生成する指令生成器と、前記位置指令とモータ位置により速度指令を生成し前記モータ位置を制御する位置制御部と、前記速度指令とモータ速度によりトルク指令を生成し前記モータ速度を制御する速度制御部と、前記トルク指令を電流指令に変換しモータ電流を制御する電流制御器と、前記モータに連結した負荷の機械定数を同定すると共に、同定値を用いてトルク指令を補正するトルク指令補正部と、を備えたモータ制御装置において、
前記位置指令から前記モータ位置を減算し位置偏差を生成する減算器と、前記位置偏差に比例ゲインを乗算し第1速度指令を生成する比例制御器と、前記位置指令を微分して第2速度指令を生成する速度フィードフォワード制御器と、前記第1速度指令と前記第2速度指令を加算し速度指令を生成する加算器と、前記速度指令から前記モータ速度を減算し速度偏差を生成する減算器と、前記速度偏差を比例・積分制御処理をして第1トルク指令を生成する比例積分器と、前記位置偏差に比例ゲインを乗算し第2トルク指令を生成する比例制御器と、前記位置指令に比例ゲインを乗算し第3トルク指令を生成するトルクフィードフォワード制御器と、前記第1トルク指令と前記第2トルク指令と前記第3トルク指令とを加算し第4トルク指令を生成する加算器と、前記モータ速度と前記速度偏差から粘性摩擦同定値を生成する粘性摩擦同定器と、前記第4トルク指令と前記粘性摩擦同定値から第5トルク指令を生成する加算器と、前記第5トルク指令と前記速度偏差から慣性モーメント同定値を生成する慣性モーメント同定器と、前記第5トルク指令と前記慣性モーメント同定値からトルク指令を生成する乗算器と、を備えたことを特徴とするモータ制御装置。
【請求項2】
前記慣性モーメント同定器は、前記第5トルク指令と前記速度偏差の乗算値が最小になるように慣性モーメント同定値を生成する演算器を備えたことを特徴とする請求項1に記載のモータ制御装置。
【請求項3】
前記粘性摩擦同定器は、前記速度偏差と前記モータ速度の乗算値が最小になるように粘性摩擦係数を生成する演算器と、前記粘性摩擦係数と前記モータ速度から粘性摩擦同定値を生成する乗算器と、を備えたことを特徴とする請求項1記載のモータ制御装置。
【請求項4】
前記慣性モーメント同定器及び粘性摩擦同定器は、前記位置偏差もしくは前記速度偏差を入力し、前記位置偏差もしくは前記速度偏差の状態量に応じて前記演算器の同定演算継続もしくは中止を決定する切換器を備えたことを特徴とする請求項1記載のモータ制御装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2007−336687(P2007−336687A)
【公開日】平成19年12月27日(2007.12.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−165383(P2006−165383)
【出願日】平成18年6月14日(2006.6.14)
【出願人】(000006622)株式会社安川電機 (2,482)
【Fターム(参考)】