説明

リジン特異的デメチラーゼ−1阻害剤およびその使用

本願発明は、式I:
(A’)x−(A)−(B)−(Z)−(L)−(D)(式中:(A)はヘテロアリールまたはアリールであり;(A’)は、各々、存在するならば、アリール、アリールアルコキシ、アリールアルキル、ヘテロシクリル、アリールオキシ、ハロ、アルコキシ、ハロアルキル、シクロアルキル、ハロアルコキシおよびシアノから独立して選択され、ここで(A’)は、各々、ハロ、ハロアルキル、アリール、アリールアルコキシ、アルキル、アルコキシ、シアノ、スルホニル、アミドおよびスルフィニルから独立して選択される0、1、2または3個の置換基で置換されており;xは0、1、2または3であり;(B)はシクロプロピル環であり、ここで(A)および(Z)は(B)の異なる炭素原子に共有結合しており;(Z)は−NH−であり;(L)は−CHCH−、−CHCHCH−および−CHCHCHCH−より選択され;(D)は−N(−R1)−R2、−O−R3および−S−R3より選択され、ここで:R1およびR2は相互に連結して、R1およびR2が結合する窒素原子と一緒になってヘテロ環式環を形成し、ここで該ヘテロ環式環は−NH、−NH(C−Cアルキル)、−N(C−Cアルキル)(C−Cアルキル)、アルキル、ハロ、シアノ、アルコキシ、ハロアルキルおよびハロアルコキシより独立して選択される0、1、2または3個の置換基を有するか、またはR1およびR2は−H、アルキル、シクロアルキル、ハロアルキルおよびヘテロシクリルより独立して選択され、ここで、R1およびR2上の置換基の合計は0、1、2または3であり、該置換基は−NH、−NH(C−Cアルキル)、−N(C−Cアルキル)(C−Cアルキル)およびフルオロより独立して選択され;およびR3は−H、アルキル、シクロアルキル、ハロアルキルおよびヘテロシクリルより選択され、ここでR3は−NH、−NH(C−Cアルキル)、−N(C−Cアルキル)(C−Cアルキル)およびフルオロより独立して選択される0、1、2または3個の置換基を有する;で示される化合物またはそのエナンチオマー、ジアステレオマーまたはその混合物、あるいはその医薬上許容される塩または溶媒和物に関する。本願発明の化合物は阻害LSD1活性を示し、癌などの疾患の治療または予防にて有用である。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式I:
(A’)x−(A)−(B)−(Z)−(L)−(D)

式中:
(A)はヘテロアリールまたはアリールであり;
(A’)は、各々、存在するならば、アリール、アリールアルコキシ、アリールアルキル、ヘテロシクリル、アリールオキシ、ハロ、アルコキシ、ハロアルキル、シクロアルキル、ハロアルコキシおよびシアノから独立して選択され、ここで(A’)は、各々、ハロ、ハロアルキル、アリール、アリールアルコキシ、アルキル、アルコキシ、シアノ、スルホニル、アミドおよびスルフィニルから独立して選択される0、1、2または3個の置換基で置換されており;
xは0、1、2または3であり;
(B)はシクロプロピル環であり、ここで(A)および(Z)は(B)の異なる炭素原子に共有結合しており;
(Z)は−NH−であり;
(L)は−CHCH−、−CHCHCH−および−CHCHCHCH−より選択され;
(D)は−N(−R1)−R2、−O−R3および−S−R3より選択され、ここで:
R1およびR2は相互に連結して、R1およびR2が結合する窒素原子と一緒になってヘテロ環式環を形成し、ここで該ヘテロ環式環は−NH、−NH(C−Cアルキル)、−N(C−Cアルキル)(C−Cアルキル)、アルキル、ハロ、シアノ、アルコキシ、ハロアルキルおよびハロアルコキシより独立して選択される0、1、2または3個の置換基を有するか、または
R1およびR2は−H、アルキル、シクロアルキル、ハロアルキルおよびヘテロシクリルより独立して選択され、ここで、R1およびR2上の置換基の合計は0、1、2または3であり、該置換基は−NH、−NH(C−Cアルキル)、−N(C−Cアルキル)(C−Cアルキル)およびフルオロより独立して選択され;および
R3は−H、アルキル、シクロアルキル、ハロアルキルおよびヘテロシクリルより選択され、ここでR3は−NH、−NH(C−Cアルキル)、−N(C−Cアルキル)(C−Cアルキル)およびフルオロより独立して選択される0、1、2または3個の置換基を有する;
で示される化合物またはそのエナンチオマー、ジアステレオマーまたはその混合物、あるいはその医薬上許容される塩または溶媒和物;
ただし、以下の化合物:
N1−[(トランス)−2−フェニルシクロプロピル]−N2−ウンデシル−rel−1,2−エタンジアミン;
N1−[(トランス)−2−フェニルシクロプロピル]−N2−トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−2−イル−rel−1,2−エタンジアミン;
N1−シクロオクチル−N2−[(トランス)−2−フェニルシクロプロピル]−rel−1,2−エタンジアミン;
N1,N1−ジメチル−N2−(2−フェニルシクロプロピル)−1,3−プロパンジアミン;
N1,N1−ジメチル−N2−(2−フェニルシクロプロピル)−1,2−エタンジアミン;
トランス−1−フェニル−2−[(2−ヒドロキシエチル)アミン]シクロプロパン;
は除かれる。
【請求項2】
(A)がアリールである、請求項1記載の化合物あるいはその医薬上許容される塩または溶媒和物。
【請求項3】
(A)がフェニルである、請求項1または2記載の化合物あるいはその医薬上許容される塩または溶媒和物。
【請求項4】
xが1または2である、請求項1−3のいずれか一項に記載の化合物あるいはその医薬上許容される塩または溶媒和物。
【請求項5】
xが1であり、(A’)がアリールおよびアリールアルコキシから選択され、ここで該アリールまたは該アリールアルコキシがハロおよびハロアルキルから選択される0または1個の置換基を有する、請求項1−4のいずれか一項に記載の化合物あるいはその医薬上許容される塩または溶媒和物。
【請求項6】
(A’)がフェニル、ベンジルオキシおよびフェネチルオキシより選択され、ここで該フェニル、該ベンジルオキシまたは該フェネチルオキシがハロおよびハロアルキルから選択される0または1個の置換基を有する、請求項5記載の化合物あるいはその医薬上許容される塩または溶媒和物。
【請求項7】
(A’)基がシクロプロピル環(B)に対してパラ位にある、請求項5または6記載の化合物あるいはその医薬上許容される塩または溶媒和物。
【請求項8】
(D)がN(−R1)−R2であり、さらにはR1およびR2が相互に連結して、R1およびR2が結合する窒素原子と一緒になってヘテロ環式環を形成し、ここで該ヘテロ環式環が−NH、 NH(C−Cアルキル)、−N(C−Cアルキル)(C−Cアルキル)、アルキル、ハロ、シアノ、アルコキシ、ハロアルキルおよびハロアルコキシより独立して選択される0、1、2または3個の置換基を有する、請求項1−7のいずれか一項に記載の化合物あるいはその医薬上許容される塩または溶媒和物。
【請求項9】
ヘテロ環式環が、脂肪族である、4、5、6、7、8または9員のヘテロ環式環である、請求項8記載の化合物あるいはその医薬上許容される塩または溶媒和物。
【請求項10】
ヘテロ環式環が、飽和状態の4、5または6員のヘテロ環式環である、請求項8または9記載の化合物あるいはその医薬上許容される塩または溶媒和物。
【請求項11】
ヘテロ環式環がアゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニルおよびモルホリノより選択される、請求項8−10のいずれか一項に記載の化合物あるいはその医薬上許容される塩または溶媒和物。
【請求項12】
ヘテロ環式環がNH、−N(C−Cアルキル)(C−Cアルキル)、アルキル、ハロ、シアノ、アルコキシ、ハロアルキルおよびハロアルコキシより選択される0または1個の置換基を有する、請求項8−11のいずれか一項に記載の化合物あるいはその医薬上許容される塩または溶媒和物。
【請求項13】
ヘテロ環式環が、NH、−N(C−Cアルキル)(C−Cアルキル)およびアルキルから選択される0または1個の置換基を有する、請求項8−12のいずれか一項に記載の化合物あるいはその医薬上許容される塩または溶媒和物。
【請求項14】
(D)が−N(−R1)−R2であり、さらにはR1およびR2が−H、アルキル、シクロアルキルおよびハロアルキルより独立して選択され、ここで、R1およびR2上の置換基の合計が0、1、2または3であり、該置換基が−NH、−NH(C−Cアルキル)、−N(C−Cアルキル)(C−Cアルキル)およびフルオロより独立して選択される、請求項1−7のいずれか一項に記載の化合物あるいはその医薬上許容される塩または溶媒和物。
【請求項15】
R2がシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシルおよびシクロヘプチルより選択されるシクロアルキル基であり、ここで該シクロアルキル基が−NHおよび−N(C−Cアルキル)(C−Cアルキル)より選択される0または1個の置換基を有する、請求項14記載の化合物あるいはその医薬上許容される塩または溶媒和物。
【請求項16】
R1が−Hである、請求項15記載の化合物あるいはその医薬上許容される塩または溶媒和物。
【請求項17】
(D)がO−R3およびS−R3より選択され、さらにはR3がアルキル、シクロアルキルおよびハロアルキルより選択され、ここでR3がNH、−NH(C−Cアルキル)、−N(C−Cアルキル)(C−Cアルキル)およびフルオロより独立して選択される0、1、2または3個の置換基を有する、請求項1−7のいずれか一項に記載の化合物あるいはその医薬上許容される塩または溶媒和物。
【請求項18】
(A)がヘテロアリールである、請求項1または4−17のいずれか一項に記載の化合物あるいはその医薬上許容される塩または溶媒和物。
【請求項19】
(A)がピリジル、ピリミジニルおよびチオフェニルより選択されるヘテロアリールである、請求項1または4−18のいずれか一項に記載の化合物あるいはその医薬上許容される塩または溶媒和物。
【請求項20】
(L)が−CHCH−および−CHCHCH−より選択される、請求項1−19のいずれか一項に記載の化合物あるいはその医薬上許容される塩または溶媒和物。
【請求項21】
(L)が−CHCH−である、請求項1−20のいずれか一項に記載の化合物あるいはその医薬上許容される塩または溶媒和物。
【請求項22】
(A)および(Z)がシクロプロピル環(B)に対してトランス配置にある、請求項1−21のいずれか一項に記載の化合物あるいはその医薬上許容される塩または溶媒和物。
【請求項23】
N−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エチル]−N−[(トランス)−2−フェニルシクロプロピル]アミン;
N−シクロプロピル−N’−[(トランス)−2−フェニルシクロプロピル]エタン−1,2−ジアミン;
N,N−ジメチル−N’−(2−{[(トランス)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}エチル)エタン−1,2−ジアミン;
(3R)−1−(2−{[(トランス)−2−フェニルシクロプロピル]アミン}エチル)ピロリジン−3−アミン;
(3S)−N,N−ジメチル−1−(2−{[(トランス)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}エチル) ピロリジン−3−アミン;
(3R)−N,N−ジメチル−1−(2−{[(トランス)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}エチル)ピロリジン−3−アミン;
N−[(トランス)−2−フェニルシクロプロピル]−N−(2−ピペラジン−1−イルエチル)アミン;
N1,N1−ジエチル−N2−((トランス)−2−フェニルシクロプロピル)エタン−1,2−ジアミン;
N−[(トランス)−2−フェニルシクロプロピル]−N−(2−ピペリジン−1−イルエチル)アミン;
(トランス)−2−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−N−(2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エチル)シクロプロパンアミン;
(トランス)−N−(2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エチル)−2−(3’−(トリフルオロメチル)ビフェニル−4−イル)シクロプロパンアミン;
(トランス)−2−(3’−クロロビフェニル−4−イル)−N−(2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エチル)シクロプロパンアミン;
(R)−1−(2−((トランス)−2−(3’−(トリフルオロメチル)ビフェニル−4−イル)シクロプロピルアミノ)エチル)ピロリジン−3−アミン;および
N1−シクロプロピル−N2−((トランス)−2−(3’−(トリフルオロメチル)ビフェニル−4−イル)シクロプロピル)エタン−1,2−ジアミン;
より選択される請求項1記載の化合物またはその医薬上許容される塩または溶媒和物。
【請求項24】
医薬として用いるための請求項1−23のいずれか一項に記載の式Iの化合物あるいはその医薬上許容される塩または溶媒和物。
【請求項25】
LSD1阻害剤として用いるための、式I’:
(A’)x−(A)−(B)−(Z)−(L)−(D)
I’
式中:
(A)はヘテロアリールまたはアリールであり;
(A’)は、各々、存在するならば、アリール、アリールアルコキシ、アリールアルキル、ヘテロシクリル、アリールオキシ、ハロ、アルコキシ、ハロアルキル、シクロアルキル、ハロアルコキシおよびシアノより独立して選択され、ここで(A’)は、各々、ハロ、ハロアルキル、アリール、アリールアルコキシ、アルキル、アルコキシ、シアノ、スルホニルおよびスルフィニルから独立して選択される0、1または2個の置換基を有しており;
xは0、1、2または3であり;
(B)はシクロプロピル環であり、ここで(A)および(Z)は(B)の異なる炭素原子に共有結合しており;
(Z)は−NH−であり;
(L)は−CHCH−、−CHCHCH−および−CHCHCHCH−より選択され;
(D)は−N(R1)R2、−O−R3および−S−R3より選択され、ここで
R1およびR2は、R1およびR2が結合する窒素原子と一緒になって−NH、−N(C−Cアルキル)(C−Cアルキル)、アルキル、ハロ、シアノ、アルコキシ、ハロアルキルおよびハロアルコキシから独立して選択される0、1、2または3個の置換基を有するヘテロ環式環を形成するか、または
R1およびR2は−H、アルキル、シクロアルキル、ハロアルキルおよびヘテロシクリルより独立して選択され、ここで、R1およびR2上の置換基の合計が0、1、2または3であり、該置換基が−NH、−N(C−Cアルキル)(C−Cアルキル)およびフルオロより独立して選択されるか、あるいは
R3は−H、アルキル、シクロアルキル、ハロアルキルおよびヘテロシクリルより選択され、ここで該R3は−NH、−N(C−Cアルキル)(C−Cアルキル)およびフルオロより独立して選択される0、1、2または3個の置換基を有する;
で示される化合物またはその医薬上許容される塩または溶媒和物。
【請求項26】
LSD1阻害剤が癌の治療または予防に使用される、請求項25記載の化合物。
【請求項27】
N1−((トランス)−2−(4−(3−ブロモベンジルオキシ)フェニル)シクロプロピル)−N2−シクロプロピルエタン−1,2−ジアミン;
N1−((トランス)−2−(3’−クロロビフェニル−4−イル)シクロプロピル)−N2−シクロプロピルエタン−1,2−ジアミン;
N1−シクロプロピル−N2−((トランス)−2−(4−フェネトキシフェニル)シクロプロピル)エタン−1,2−ジアミン;
N1,N1−ジエチル−N2−((トランス)−2−(4−(3−フルオロベンジルオキシ)フェニル)シクロプロピル)エタン−1,2−ジアミン;
(トランス)−2−(4−ブロモフェニル)−N−(2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エチル)シクロプロパンアミン;
N1−((トランス)−2−(テルフェニル−4−イル)シクロプロピル)−N2−シクロプロピルエタン−1,2−ジアミン;
(トランス)−N−(2−(ピペリジン−1−イル)エチル)−2−(3’−(トリフルオロメチル)ビフェニル−4−イル)シクロプロパンアミン;
N1,N1−ジエチル−N2−((トランス)−2−(3’−(トリフルオロメチル)ビフェニル−4−イル)シクロプロピル)エタン−1,2−ジアミン;
(トランス)−N−(2−(ピペラジン−1−イル)エチル)−2−(3’−(トリフルオロメチル)ビフェニル−4−イル)シクロプロパンアミン;
(S)−1−(2−((トランス)−2−(3’−(トリフルオロメチル)ビフェニル−4−イル)シクロプロピルアミノ)エチル)ピロリジン−3−アミン;
(R)−1−(2−((トランス)−2−(3’−クロロビフェニル−4−イル)シクロプロピルアミノ)エチル)ピロリジン−3−アミン;
(R)−1−(2−((トランス)−2−(4’−クロロビフェニル−4−イル)シクロプロピルアミノ)エチル)ピロリジン−3−アミン;
(R)−1−(2−((トランス)−2−(3’−メトキシビフェニル−4−イル)シクロプロピルアミノ)エチル)ピロリジン−3−アミン;
(R)−1−(2−((トランス)−2−(4−(3−ブロモベンジルオキシ)フェニル)シクロプロピルアミノ)エチル)ピロリジン−3−アミン;および
(R)−1−(2−((トランス)−2−(6−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)ピリジン−3−イル)シクロプロピルアミノ)エチル)ピロリジン−3−アミン;
またはその医薬上許容される塩または溶媒和物より選択される、請求項1記載の化合物。
【請求項28】
N−(トランス)−2−(イソブチルチオ)−エチル−2−フェニルシクロプロパンアミン、
N−トランス−(2−エトキシエチル)−2−フェニルシクロプロパンアミン、および
N−トランス−(2−メトキシエチル)−2−フェニルシクロプロパンアミン、
またはその医薬上許容される塩または溶媒和物より選択される、請求項1記載の化合物。
【請求項29】
(R)−1−(2−((トランス)−2−(4−(4−ブロモベンジルオキシ)フェニル)シクロプロピルアミノ)エチル)ピロリジン−3−アミン;
(R)−1−(2−((トランス)−2−(4−(4−クロロベンジルオキシ)フェニル)シクロプロピルアミノ)エチル)ピロリジン−3−アミン;
(R)−1−(2−((トランス)−2−(4−(ビフェニル−4−イルメトキシ)フェニル)シクロプロピルアミノ)エチル)ピロリジン−3−アミン;
(R)−1−(2−((トランス)−2−(3’,5’−ジクロロビフェニル−4−イル)シクロプロピルアミノ)エチル)ピロリジン−3−アミン;
N1−((トランス)2−(2−[1,1’;4’,1’’]テルフェニル−4’’−イル−シクロプロピル)−N2−シクロプロピルエタン−1,2−ジアミン;
(R)−1−(2−((トランス)−2−(6−(ベンジルオキシ)−4’−(トリフルオロメチル)ビフェニル−3−イル)シクロプロピルアミノ)エチル)ピロリジン−3−アミン;および
(R)−1−(2−((トランス)−2−(6−(ベンジルオキシ)ビフェニル−3−イル)シクロプロピルアミノ)エチル)ピロリジン−3−アミン;
またはその医薬上許容される塩または溶媒和物より選択される、請求項1記載の化合物。
【請求項30】
(R)−1−(2−((トランス)−2−(4−フェネトキシフェニル)シクロプロピルアミノ)エチル)ピロリジン−3−アミン;
(R)−1−(2−((トランス)−2−(6−(3−メトキシフェニル)ピリジン−3−イル)シクロプロピルアミノ)エチル)ピロリジン−3−アミン;
(R)−1−(2−((トランス)−2−(6−(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル)シクロプロピルアミノ)エチル)ピロリジン−3−アミン;および
4−((4−((トランス)−2−(2−((R)−3−アミノピロリジン−1−イル)エチルアミノ)シクロプロピル)フェノキシ)メチル)ベンゾニトリル;
またはその医薬上許容される塩または溶媒和物より選択される、請求項1記載の化合物。
【請求項31】
請求項1−23または27−30のいずれか一項に記載の化合物またはその医薬上許容される塩または溶媒和物と、医薬上許容される担体とを含む、医薬組成物。
【請求項32】
請求項1−23または27−30のいずれか一項に記載の化合物またはその医薬上許容される塩または溶媒和物、または癌の治療または予防に用いるための請求項31記載の医薬組成物。
【請求項33】
治療または予防を必要とする対象に、治療上有効量の、請求項1−23または27−30のいずれか一項に記載の化合物またはその医薬上許容される塩または溶媒和物あるいは請求項31記載の医薬組成物を投与することを含む、疾患または病状を治療または予防する方法。
【請求項34】
治療または予防を必要とする対象に、治療上有効量の、請求項1−23または27−30のいずれか一項に記載の化合物またはその医薬上許容される塩または溶媒和物あるいは請求項31記載の医薬組成物を投与することを含む、癌を治療または予防する方法。
【請求項35】
癌が脳腫瘍、結腸直腸癌、乳癌、肺癌、前立腺癌、皮膚癌、精巣癌および血液癌より選択される、請求項26または32記載の化合物またはその医薬上許容される塩または溶媒和物、または請求項32記載の医薬組成物、あるいは請求項34記載の方法。
【請求項36】
化合物またはその医薬上許容される塩または溶媒和物、または医薬組成物が、抗増殖剤、抗癌剤、細胞増殖抑制剤、細胞傷害剤および/または放射線療法と組み合わせて投与される、請求項24−26、32または35のいずれか一項に記載の化合物またはその医薬上許容される塩または溶媒和物、または請求項31、32または35のいずれか一項に記載の医薬組成物、あるいは請求項33−35のいずれか一項に記載の方法。
【請求項37】
化合物またはその医薬上許容される塩または溶媒和物、または医薬組成物が、経口経路;経皮、鼻内、眼、頬および舌下経路を含む局所経路;注射技法または注入技法を用いる、皮下、皮内、筋肉内、静脈内、動脈内、心臓内、鞘内、髄腔内、嚢内、嚢下、眼窩内、腹腔内、気管内、表皮下、関節内、クモ膜下、胸骨内、心室内、尿道内、または頭蓋内経路による非経口経路;吸入または注入療法を用いることを含む、肺経路;胃腸経路;子宮内経路;眼内経路;皮下経路;硝子体内またはカメラ内を含む、眼経路;直腸経路および膣経路のいずれか一の経路により投与される、請求項24−26、32、35または36のいずれか一項に記載の化合物またはその医薬上許容される塩または溶媒和物、または請求項31、32、35または36のいずれか一項に記載の医薬組成物、あるいは請求項33−36のいずれか一項に記載の方法。
【請求項38】
対象がヒトである、請求項33−37のいずれか一項に記載の方法。

【公表番号】特表2013−505903(P2013−505903A)
【公表日】平成25年2月21日(2013.2.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−530181(P2012−530181)
【出願日】平成22年4月19日(2010.4.19)
【国際出願番号】PCT/EP2010/055131
【国際公開番号】WO2011/035941
【国際公開日】平成23年3月31日(2011.3.31)
【出願人】(512076092)オリゾン・ジェノミックス・ソシエダッド・アノニマ (1)
【氏名又は名称原語表記】ORYZON GENOMICS S.A.
【Fターム(参考)】