説明

入力制御装置、入力画面表示方法

【課題】車両が走行しているか停止しているかに応じて、利用者からの必要な操作を受付けることができる車載用装置に対する制御装置を提供する。
【解決手段】速度センサ500および表示ユニット400に接続され、車載用装置(オーディオ装置200、ナビゲーション装置300)への操作要求を受付ける制御装置100に、車載用装置への操作要求を受付けるための操作ボタンが複数含まれる入力画面を表示ユニット400に表示する表示部110と、利用者からの操作ボタンの選択を入力画面に含まれる複数の操作ボタンの中から受付け、受付けた操作ボタンに対応する操作要求を車載用装置に行う制御部120とを設ける。表示部110は、速度センサ500からの信号により車両が走行しているか否かを判定し、走行していると判定した場合と、停止していると判定した場合とで異なる操作ボタンが含まれる入力画面を表示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車載用装置に対する操作を受付ける入力装置の技術に関し、特に利用者からの操作要求を受付ける入力画面を制御する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
ナビゲーション装置等の車載用装置には、ディスプレイに操作受付けるための入力画面を表示し、当該入力画面を介して利用者からの各種操作要求を受付けるものがある。このような車載用装置では、例えば、ディスプレイの前面にタッチパネルを設け、ディスプレイに操作受付ボタンが含まれる入力画面を表示する。そして、利用者がディスプレイに表示されている入力画面上の操作受付ボタンに接触した場合、車載用装置は、その操作ボタンに対応する要求を受付け、要求に応じた処理を行う。
【0003】
従来から、車載用装置には、車両が走行している際、ディスプレイに表示している操作ボタンの入力を受付けないように制御するものがある(例えば特許文献1)。特許文献1の車載用装置は、ナビゲーション装置およびオーディオ装置の操作を1つの入力画面を介して受付けるように構成されている。そして、特許文献1の車載用装置は、車両が走行している際に操作ボタンからの要求を所定回数以上続けて受付けた場合、操作ボタンに対する操作を無効化している(操作ボタンからの入力を受付けないように制御している)。なお、特許文献1では、操作ボタンを無効化した後所定時間経過した場合、或いは車両を停車した場合に無効化を解除する。
【0004】
【特許文献1】特開平2002−67835号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記特許文献1は、以下の問題を有する。具体的には、特許文献1では、車両が走行している際、所定要件下において、操作ボタンからの操作を一切受付けないように制御する。そのため、特許文献1では、操作を無効化した場合、その後所定の時間が経過するか、或いは車両を停車させない限り、利用者は車載用装置への操作を一切行うことができず不便である。例えば、特許文献1では、オーディオ装置に対する操作も所定の時間経過するか、或いは車両を停車させない限り行えなくなる。
【0006】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、車両が走行しているか停止しているかに応じて、利用者からの必要な操作を受付けることができる車載用装置に対する入力制御装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、本発明の一態様は、表示装置に接続され、複数種の車載用装置に対する操作要求を受付ける入力制御装置に適用される。また、前記入力制御装置は、車両が走行している否かを検知するセンサに接続されている。
【0008】
そして、前記入力制御装置は、前記車載用装置に対する操作要求を受付けるための操作ボタンが複数含まれる入力画面を前記表示装置に表示する表示制御手段と、利用者からの前記操作ボタンの選択を前記表示している入力画面に含まれる複数の操作ボタンの中から受付ける手段と、前記選択を受付けた操作ボタンに対応する操作要求を前記車載用装置に行う制御手段と、を有し、前記表示制御手段は、前記センサからの信号により車両が走行しているか否かを判定し、前記車両が走行していると判定した場合と、前記車両が停止していると判定した場合とで異なる種類の操作ボタンが含まれる入力画面を生成し表示する。
【発明の効果】
【0009】
このように本発明によれば、車両が走行している場合と、車両が停止している場合とで異なる操作ボタンの構成を有する入力画面を表示し、利用者からの操作要求を受付けるようにしている。そのため、本発明によれば、例えば、車両が走行している際には、利用者からの操作要求を受付けない方が好ましい操作ボタンを表示しないように制御することができる。また、上述の操作要求を受付けない方が好ましい操作ボタンを表示しない代わりに、走行中に操作要求を受付けても安全上問題の無い操作ボタンを表示するようにすれば、入力画面の表示スペースを有効に活用することができ、車載用装置の操作性を向上させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
【0011】
最初に本実施形態が適用された車載用システムの概略構成について図1を用いて説明する。
【0012】
図1は、本発明の実施形態が適用された車載用システムの構成図である。
【0013】
図示するように、車載用システムは、制御装置100、オーディオ装置200、ナビゲーション装置300、表示ユニット400、および自動車の速度を検知する速度センサ500を有する。
【0014】
制御装置100は、車載用システム全体の動作を制御する。具体的には、制御装置100は、利用者からの各種要求を受付けるため、表示ユニット400に操作入力画面を表示し、利用者からの各種要求を受付ける。そして、制御装置100は、受付けた各種要求に応じた指示をオーディオ装置200或いはナビゲーション装置300に与える。なお、制御装置100のハードウェア構成は後述する。
【0015】
オーディオ装置200は、AM/FMチューナ、CDプレーヤー等の再生装置、およびスピーカ等を有する自動車用のオーディオ装置である。オーディオ装置200は、利用者が指定した電波局からの音楽情報や音声情報を受信しスピーカから出力する。また、オーディオ装置200は、CDプレーヤー等の再生装置が再生した音楽等をスピーカから出力する。なお、オーディオ装置200の動作は、制御装置100からの指示により制御される。
【0016】
ナビゲーション装置300は、車両の現在位置を算出し、制御装置100を介して表示ユニット400に地図上に現在位置を示した画面を表示したり、目的地までの推奨経路を探索し、利用者に対して目的地に至るように経路誘導を行う。
【0017】
具体的には、ナビゲーション装置300は、CPU(Central Processing Unit)およびメモリを有する演算処理部と、地図データ等が記憶された記憶装置と、各種センサ(例えば、車輪速センサ、地磁気センサと、ジャイロ)、GPS(Global Positioning System)受信装置とを有する。そして、演算処理部は、各種センサやGPS受信装置から出力される情報を基にして現在位置を検出する。演算処理部は、検出した現在位置の周辺の地図データを記憶装置から読み出し、その読み出した地図データに現在位置を示すマークを重ねた画面(図2参照)を制御装置100を介して表示ユニット400に表示する。また、演算処理部は、目的地までの推奨経路を探索し、利用者に対して目的地までの経路誘導を行う。
【0018】
なお、ナビゲーション装置300が行う現在位置算出機能、推奨経路を探索する機能、経路誘導機能等は、従来技術により実現されるものとする。また、ナビゲーション装置300の動作は、制御装置100からの指示により制御される。
【0019】
表示ユニット400は、制御装置100から出力される画像データを表示する。また、表示ユニット400は、利用者からの操作要求を受付け、受付けた操作要求を制御装置100に出力する。具体的には、表示ユニット400は、画面を表示する液晶ディスプレイ等の表示装置410と、表示装置410の画面表示部の前面に配置されたタッチパネル420とを有する。タッチパネル420は、利用者がタッチパネル420に指等を接触させた場合、利用者が接触した位置(画面上の位置)を検出し、その検出した位置を示すデータを制御装置100に出力する。なお、後述するが、制御装置100は、タッチパネル420からの画面上の位置を示すデータを利用して利用者からの要求を特定し、その特定した要求に応じた指示をオーディオ装置200或いはナビゲーション装置300に送信する。
【0020】
続いて、制御装置100の機能構成を説明する。具体的には、制御装置100は、表示部110、制御部120、およびI/O部130を有する。
【0021】
I/O部130は、制御装置100と外部の装置との間で行われるデータの送受信を制御する。具体的には、I/O部130は、制御装置100とオーディオ装置200との間のデータの送受信、制御装置100とナビゲーション装置300との間のデータの送受信、表示ユニット400との間で行われるデータの送受信を制御する。また、I/O部130は、車速センサ500が出力する信号を受信する。
【0022】
表示部110は、表示装置410に画像を表示させる。具体的には、ナビゲーション装置300が出力した画像データ(例えば「地図上に現在位置を示したデータ」)をI/O部130を介して受付ける。表示部110は、上記の受付けた画像データの上に利用者からの各種の操作を受付けるための操作ボタンを重ねた画像データを生成し、生成した画像データを表示装置410に表示する。なお、各種の操作を受付けるための操作ボタンには、少なくとも、オーディオ装置200およびナビゲーション装置300に対する操作要求を受付けるための操作ボタンが含まれているものとする。
【0023】
表示部110は、表示装置410に表示させている操作ボタンを示すデータ(以下、「表示操作ボタンデータ」という)を制御部120に送信する。「表示操作ボタンデータ」には、表示させている操作ボタンを示すデータ毎に、その操作ボタンの画面上の位置を示すデータが対応付けられている。
【0024】
なお、表示部110は、画像データを表示する際、I/O部130を介して速度センサ500からの信号を受信する。表示部110は、速度センサ500からの信号により車両が走行中であるか否かを判定する。そして、表示部110は、車両が走行中の場合と、車両が停止している場合とで、異なる操作ボタンの構成の画面を生成し表示する。
【0025】
ここで、表示部300が表示装置410に表示させる画像データについて図2を用いて説明する。
【0026】
図2は、本実施形態の制御装置100が表示する表示画面の一例を示した図である。なお、図示する例は、車両が停止していて、表示部110がナビゲーション装置300から受け付けた「地図上に現在位置を示したデータ」の上に複数種の操作ボタンを重ねた画面を表示装置410に表示させた場合を示している。
【0027】
さて、図示するように、表示画面1000には、地図上に現在位置を示すマーク2000が表示され、画面の左右の両側部分に操作ボタン10a〜eと、操作ボタン20a〜eとが表示されている。図中で「英文字」が記載されている操作ボタン10a〜eは、オーディオ装置200への各種要求を受付けるためのボタンを示すものとする。また、「カタカナ文字」が記載されている操作ボタン20a〜eは、ナビゲーション装置300への各種要求を受付けるためのボタンを示すものとする。そして、利用者は、画面1000上の操作ボタン10a〜eに指等を接触させることで、オーディオ装置200への各種処理の要求(例えば、ラジオの電源オンの要求)を行う。また、利用者は、画面1000上の操作ボタン20a〜eに指等を接触させることでナビゲーション装置300への各種処理の要求(例えば、目的地までの経路探索処理の要求)を行う。
【0028】
図1に戻り、説明を続ける。制御部120は、操作ボタンを示すデータ毎に「操作対象の機種(オーディオ装置200或いはナビゲーション装置300)を示すデータと、操作ボタンにより受付ける処理を示すデータとを対応付けたデータ(操作ボタンデータ)を保持している。なお、操作ボタンデータの具体的な構成について特に限定しない。例えば、制御部120は、操作ボタンデータをテーブル形式のデータで保持するようにしてもよい。
【0029】
制御部120は、タッチパネル420が出力した「利用者の指等が接触した画面上の位置を示すデータ」を受信する。また、表示部110が出力した「表示操作ボタンデータ(表示している操作ボタン毎に表示位置を対応付けたデータ)」を受信する。そして、制御部120は、保持している「操作ボタンデータ」と、受信した「利用者の指等が接触した画面上の位置を示すデータ」および「表示操作ボタンデータ」とを用いて、利用者からの要求を特定する。具体的には、制御装部120は、利用者が操作を要求している機種(オーディオ装置200或いはナビゲーション装置300)と、利用者が要求した処理とを特定する。制御部120は、特定した機種(オーディオ装置200或いはナビゲーション装置300)に、特定した処理の要求を行う。
【0030】
次に、制御装置100のハードウェア構成について、図3を用いて説明する。図3は、本発明の実施形態の制御装置100のハードウェア構成を例示した図である。
【0031】
図示するように、制御装置100は、CPU(Central Processing Unit)101と、ハードディスク装置等の補助記憶装置102と、ナビゲーション装置300等の外部装置との間で行うデータの送受信を制御するI/OIF103と、RAM(Random Access Memory)等の主記憶装置104とを有する。
【0032】
補助記憶装置102には、制御装置100が有する各部(表示部110、制御部120、I/O部130)の機能を実現するためのプログラム(表示プログラム、制御プログラム、I/Oプログラム)が格納されている。そして、制御装置100が有する各部(表示部110、制御部120、I/O部130)の機能は、CPU101が補助記憶装置に格納されているプログラム(表示プログラム、制御プログラム、I/Oプログラム)を主記憶装置にロードして実行することにより実現される。
【0033】
続いて、表示部110が行う画像データを表示する処理について、図4を用いて詳細に説明する。
【0034】
図4は、本実施形態の制御装置100が表示する表示画面の一例を示した図であり、(a)図に車両が停止している場合の表示画面を示し、(b)図に車両が走行している場合の表示画面を示している。なお、上述した図2と同様、「英文字」が記載されている操作ボタン10は、オーディオ装置200への各種要求を受付けるためのボタンを示し、「カタカナ文字」が記載されている操作ボタン20は、ナビゲーション装置300への各種要求を受付けるためのボタンを示すものとする。また、説明の便宜上、(a)図には、上述した図2と同じ画面を用いることとする。
【0035】
さて、表示部110は、車両の走行状態毎に表示させる操作ボタン10、20を対応付けたデータ(表示判定データ)を保持している。なお、表示判定データにおける走行状態は、「停止中」、および「走行中」の2つである。
【0036】
表示部110は、ナビゲーション装置300が出力する画像データ(例えば「地図上に現在位置を示したデータ」)の入力を受付ける。また、表示部110は、速度センサ500から出力される信号(速度を示すデータ)を取得し、車両が「停止中」および「走行中」のいずれの状態にあるのかを判定する。表示部110は、車両が停止中であると判定し場合、保持している表示判定データを用いて、車両が停止している際に表示する操作ボタンを特定する。
【0037】
表示部110は、ナビゲーション装置300からの画像データの上に特定した操作ボタンを表示させる画像データを生成し、その生成した画像データを表示する表示画面(例えば図4(a))を表示装置410に表示する。
【0038】
図4(a)に示す画面1000は、5種類のオーディオ装置200への要求を受付けるための操作ボタン10a〜eと、5種類のナビゲーション装置300への要求を受付ける操作ボタン20a〜eとを表示している。
【0039】
そして、車両が走行を開始した場合、表示部110は、表示画面1000を図4(b)に示す画面1001に変更する。具体的には、表示部110は、速度センサ500が出力した信号から車両が走行していると判定した場合、保持している表示判定データを用いて、車両が走行している際に表示する操作ボタンを特定する。表示部110は、ナビゲーション装置300からの画像データの上に特定した操作ボタンを表示させる画像データを生成し、その生成した画像データを表示する表示画面(例えば図4(b))を表示装置410に表示する。
【0040】
図4(b)に示す画面1001は、8種類のオーディオ装置200への要求を受付けるための操作ボタン10a〜hと、2種類のナビゲーション装置300への要求を受付ける操作ボタン20a〜bとを表示している。すなわち、表示部110は、車両の走行を検知した場合、ナビゲーション装置300への要求を受付けるための操作ボタン10の表示数を、停止中に表示する操作ボタン10の表示数に比べて減少させている。
【0041】
このように車両が走行している際、ナビゲーション装置300への要求を受付けるための操作ボタン10の表示数を減少させるのは、ナビゲーション装置300には、走行している際、利用者からの操作要求を受付けない方が走行の安全上好ましい機能が多いことを考慮したためである。
【0042】
また、表示装置110は、車両が走行していると判定した場合、オーディオ装置200への要求を受付けるための操作ボタン20の表示数を、停止中に表示する操作ボタン20の表示数に比べて増加させている。このような構成を採用したのは以下の理由による。
【0043】
すなわち、車載用装置では、設置スペースの関係から画面の大型化には限度がある。そして、操作ボタン10、20を画面表示しようとした場合、表示できる操作ボタン10、20の数は限られる。そのため、本実施形態では、車両が走行している際、ナビゲーション装置300への各種処理の要求を受付ける操作ボタン10の表示数を減らしたことにより生じる画面上のスペースをオーディオ装置200への要求を受付けるための操作ボタン20に割り当て、画面上のスペースを有効に活用するようにしている。
【0044】
このように、本実施形態では、車両が走行しているか停止しているかの走行状態に対応して、利用者から受付けるために表示する操作ボタン10、20の構成を自動的に変更している。そのため、車両が走行している際の車載用装置の操作性を向上させることができる。
【0045】
なお、本発明は以上で説明した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では、利用者からの要求を、タッチパネル420を利用して受付けるようにしたが特にこれに限定するものではない。表示画面に表示した操作ボタン10(或いは20)が特定できるものであればかまわない。例えば、制御装置100にジョイステック等の入力装置を接続して、表示画面に画面の位置を指定するカーソルを表示させる。そして、利用者は、入力装置を用いて、画面上のカーソルを移動させ、所望する操作ボタンを特定する。そして、制御装置100は、カーソルにより画面上で指定された操作ボタンに対応する動作を行うようにする。
【0046】
また、上記実施形態では、制御装置100がオーディオ装置200およびナビゲーション装置300に対する操作要求を受付ける場合を例にしたが、これは、例示に過ぎない。例えば、オーディオ装置200およびナビゲーション装置300に加えて、或いはオーディオ装置200に代えて、空調装置等の他の装置の操作要求を表示画面に表示した操作ボタンを利用して受付けるようにしてもかまわない。
【0047】
本実施形態では、制御装置100、オーディオ装置200、およびナビゲーション装置が別々の装置として構成されている場合を例にしたが、制御装置100、オーディオ装置200、およびナビゲーション装置が1つの装置として構成されていてもかまわない。
【0048】
また、本実施形態では、操作ボタン10、20を表示画面の左右の両端に表示させている場合を示したがこれは例示に過ぎない。例えば、操作ボタン10、20を表示画面の上下の両端部に表示させるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0049】
【図1】本発明の実施形態が適用された車載用システムの構成図である。
【図2】本発明の本実施形態の制御装置100が表示する表示画面の一例を示した図である。
【図3】本発明の実施形態の制御装置100のハードウェア構成を例示した図である。
【図4】本発明の実施形態の制御装置100が表示する表示画面の一例を示した図である。
【符号の説明】
【0050】
100…制御装置、101…CPU、102…補助記憶装置、103…I/OIF、104…主記憶装置、110…表示部、120…制御部、130…I/O部、200…オーディオ装置、300…ナビゲーション装置、400…表示ユニット、410…表示装置、420…タッチパネル、500…速度センサ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示装置に接続され、複数種の車載用装置に対する操作要求を受付ける入力制御装置であって、
車両が走行している否かを検知するセンサに接続されていて、
前記車載用装置に対する操作要求を受付けるための操作ボタンが複数含まれる入力画面を前記表示装置に表示する表示制御手段と、
利用者からの前記操作ボタンの選択を前記表示している入力画面に含まれる複数の操作ボタンの中から受付ける手段と、
前記選択を受付けた操作ボタンに対応する操作要求を前記車載用装置に行う制御手段と、を有し、
前記表示制御手段は、
前記センサからの信号により車両が走行しているか否かを判定し、
前記車両が走行していると判定した場合と、前記車両が停止していると判定した場合とで異なる種類の操作ボタンが含まれる入力画面を生成し表示すること
を特徴とする入力制御装置。
【請求項2】
請求項1に記載の入力制御装置であって、
前記複数種の車載用装置には、少なくともナビゲーション装置が含まれていて、
前記表示制御手段は、
前記車両が走行していると判定した場合、前記ナビゲーション装置に対する操作要求を受付ける操作ボタンの数を、前記停止していると判定した場合に表示する前記ナビゲーション装置に対する操作要求を受付ける操作ボタンの数に比べて減少させること
を特徴とする入力制御装置。
【請求項3】
表示装置に接続され、オーディオ装置およびナビゲーション装置に対する操作要求を受付ける入力制御装置であって、
車両が走行している否かを検知するセンサに接続されていて、
前記オーディオ装置に対する操作要求を受付けるための操作ボタンと、前記ナビゲーション装置に対する操作要求を受付けるための操作ボタンとが含まれる入力画面であって、複数種の操作ボタンが含まれる入力画面を前記表示装置に表示する表示制御手段と、
利用者からの前記操作ボタンの選択を前記表示している入力画面に含まれる複数種の操作ボタンの中から受付ける手段と、
前記選択を受付けた操作ボタンに対応する操作要求を前記オーディオ装置、或いは前記ナビゲーション装置に行う制御手段と、を有し、
前記表示制御手段は、
前記センサからの信号により車両が走行しているか否かを判定し、
前記車両が走行していると判定した場合と、前記車両が停止していると判定した場合とで、前記入力画面に表示させる前記オーディオ装置に対する操作要求を受付けるための操作ボタンの数と、前記ナビゲーション装置に対する操作要求を受付けるための操作ボタンの数との数量比を変更すること
を特徴とする入力制御装置。
【請求項4】
表示装置に接続されて、該表示装置に入力画面を表示し、複数種の車載用装置に対する操作要求を受付ける入力制御装置が行う入力画面表示方法であって、
前記制御装置には、車両が走行している否かを検知するセンサに接続されていて、
前記入力制御装置は、
前記車載用装置に対する操作要求を受付けるための操作ボタンが複数含まれる入力画面を前記表示装置に表示する表示制御ステップと、
利用者からの操作ボタンの選択を前記表示している入力画面に含まれる複数の操作ボタンの中から受付けるステップと、
前記選択を受付けた操作ボタンに対応する操作要求を前記車載用装置に行うステップと、を実行し、
前記表示制御ステップは、
前記センサからの信号により車両が走行しているか否かを判定し、
前記車両が走行していると判定した場合と、前記車両が停止していると判定した場合とで異なる種類の操作ボタンの構成の入力画面を生成し表示すること
を特徴とする入力画面表示方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2006−199115(P2006−199115A)
【公開日】平成18年8月3日(2006.8.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−11998(P2005−11998)
【出願日】平成17年1月19日(2005.1.19)
【出願人】(591132335)株式会社ザナヴィ・インフォマティクス (745)
【Fターム(参考)】