説明

半導体装置の製造方法及び半導体装置

【課題】電極パッドの表面の突出部に起因する不具合が発生し難い半導体装置の製造方法及び半導体装置を提供する。
【解決手段】半導体装置の製造方法は、表面の突出部に突出部、例えば、プロービング痕21が存在する電極パッド2を備える基板1上に、電極パッド2の少なくとも一部を覆う第1の絶縁膜4を形成する第1の絶縁膜形成工程と、第1の絶縁膜4の表面から突起した部分22を除去することができる処理を行う除去処理工程と、除去処理工程後に、第1の絶縁膜4上及び電極パッド2上に第2の絶縁膜5を形成する第2の絶縁膜形成工程とを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、基板上に備えられた電極パッドとこれを覆う絶縁膜とを有する半導体装置の製造方法及び半導体装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、ウェハレベルチップサイズパッケージ(WL−CSP)構造の半導体装置は、回路素子及び電極パッドが備えられた半導体ウェハ上に絶縁膜を形成し、絶縁膜に開口を形成し、開口を介して電極パッドに電気的に接続される再配線パターンを形成し、再配線パターンを覆うモールド樹脂を形成し、モールド樹脂に開口を形成し、再配線層に電気的に接続される半田バンプ等の外部接続端子を形成することによって、製造される。また、ウェハプロセス後であって絶縁膜形成前に、電極パッドにプロ−ビング装置のプロービング針(プローブピン)を接触させ、半導体ウェハの各チップ(半導体装置)が良品か不良品かの検査が行われる。
【0003】
しかし、プロービング針を接触させることによって電極パッドの一部が削られ、電極パッドの表面に突起した部分を含むプロービング痕が発生することがある。プロ−ビング痕の突起した部分は、電極パッドを覆うように形成された絶縁膜上に突き出ることがあり、その場合には、絶縁膜上に突き出た部分が再配線パターンを断線させるなどの問題があった。
【0004】
従来、このようなプロ−ビング痕に起因する問題に対して、種々の提案がある。例えば、特許文献1は、電極パッドのプロ−ビング痕を厚い絶縁膜によって被覆する方法を提案している。また、特許文献2は、電極パッドのプロ−ビング痕を再配線パターンで覆うことによって、プロ−ビング痕の突起した部分が封止樹脂に接しないようにする方法を提案している。また、特許文献3は、電極パッドのプロ−ビング痕の庇の下に感光性樹脂を設けると共に、プロ−ビング痕の上に複数層の電極膜を設ける方法を提案している。さらに、特許文献4は、電極パッド上の異物を除去する方法を提案している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2008−235539号公報(例えば、段落0023、図1)
【特許文献2】特開2010−50224号公報(例えば、段落0024、図2)
【特許文献3】特開2009−49297号公報(例えば、段落0032、図12)
【特許文献4】特開平4−367295号公報(例えば、段落0011、図1)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、特許文献1に示される方法では、絶縁膜の厚膜化によって半導体ウェハに生じる応力が増大するため、半導体ウェハに反りやクラックが発生し易くなるという問題がある。
【0007】
特許文献2に示される方法では、プロービング痕の位置が一定でないため、再配線パターンで確実に覆うことができないことがあり、また、再配線パターンの厚さが不足する場合には、プロ−ビング痕の突起した部分が再配線パターンを断線させることがあるという問題がある。
【0008】
特許文献3に示される方法では、感光性樹脂層の形成、複数の電極膜の形成など、製造工程が非常に複雑になり、また、起伏のあるプロ−ビング痕の上に電極材料からなるポストを形成するので、電極パッドとその上の電極材料との良好な接続性を得難いという問題がある。
【0009】
特許文献4に示される方法では、基板及び電極パッドが露出した状態で電極パッド上の異物を研磨して除去するので、電極パッドや基板内の回路素子にダメージを与えやすいという問題がある。
【0010】
そこで、本発明は、上記従来技術の課題を解決するためになされたものであり、その目的は、電極パッドの表面の突出部に起因する不具合が発生し難い半導体装置の製造方法及び半導体装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明に係る半導体装置の製造方法は、表面に突出部を有する電極パッドを備える基板上に、前記電極パッドの少なくとも一部を覆う第1の絶縁膜を形成する第1の絶縁膜形成工程と、前記第1の絶縁膜の表面から突起した部分を除去することができる処理を行う除去処理工程と、前記除去処理工程後に、前記第1の絶縁膜上及び前記電極パッド上に第2の絶縁膜を形成する第2の絶縁膜形成工程とを有することを特徴としている。
【0012】
本発明に係る半導体装置は、基板と、前記基板上に備えられ、表面に突出部を有する電極パッドと、前記基板上に、前記電極パッドの少なくとも一部を覆うように形成された第1の絶縁膜と、前記電極パッドが露出しないように、前記第1の絶縁膜上及び前記電極パッド上に形成された第2の絶縁膜とを有することを特徴としている。
【発明の効果】
【0013】
本発明に係る半導体装置の製造方法及び半導体装置によれば、半導体装置の電極パッドの表面の突出部に起因する不具合が発生し難いので、不良品の発生率を低下させることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の実施の形態に係る半導体装置の製造方法の第1工程を概略的に示す縦断面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る半導体装置の製造方法の第2工程を概略的に示す縦断面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る半導体装置の製造方法の第3工程を概略的に示す縦断面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る半導体装置の製造方法の第4工程を概略的に示す縦断面図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る半導体装置の製造方法の第5工程を概略的に示す縦断面図である。
【図6】本発明の実施の形態に係る半導体装置の製造方法の第6工程を概略的に示す縦断面図である。
【図7】本発明の実施の形態に係る半導体装置の製造方法の第7工程を概略的に示す縦断面図である。
【図8】第1比較例の半導体装置の製造方法の一工程を概略的に示す縦断面図である。
【図9】第2比較例の半導体装置の製造方法の一工程を概略的に示す縦断面図である。
【図10】第3比較例の半導体装置の製造方法の一工程を概略的に示す縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
図1乃至図7は、本発明の実施の形態に係る半導体装置の製造方法の第1工程から第7工程までを概略的に示す縦断面図である。なお、図1乃至図7には、半導体ウェハの一部の縦断面が示されている。
【0016】
実施の形態に係る半導体装置の製造方法においては、図1に示されるように、先ず、基板の一例としての半導体ウェハ1上に電極パッド2とパッシベーション膜(PV膜)3とを形成する。半導体ウェハ1は、内部にトランジスタ、コンデンサ、抵抗素子などの回路素子及び配線を含む集積回路を有している。半導体ウェハ1としては、シリコンウェハ又はガリウムヒ素ウェハなどを用いることができる。電極パッド2は、半導体ウェハ1内の集積回路に電気的に接続されており、例えば、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、Al−Si系合金、Al−Si−Cu系合金などから構成される。電極パッド2は、例えば、メッキ法や蒸着法により形成することができる。PV膜3は、例えば、シリコン窒化膜などであり、半導体ウェハ1に機械的損傷、化学的損傷、電気的損傷などを与え難くしている。PV膜3は、例えば、蒸着法により形成することができる。図1に示される第1工程においては、電極パッド2は、PV膜3の開口から、表面(上面)を露出させている。
【0017】
次に、図2に示されるように、検査装置としてのプロ−ビング装置のプロービング針(プローブピン)101を電極パッド2に接触させ、半導体ウェハ1内の集積回路が良品であるか不良品であるかのテスト(例えば、動作確認)を行い、その後、電極パッド2からプロービング針101を離す。この工程を、プロ−ビング工程又は検査工程と言う。プロ−ビング針101は、例えば、タングステン(W)から構成される。このときのプロ−ビング針101の接触により、プロ−ビング針101よりも柔らかい材料で形成されている電極パッド2の表面に、突出部を含むプロ−ビング痕(プローブ痕)21が形成される。プロ−ビング痕21の形状及び大きさは、色々あるが、例えば、図2に示されるように、突起した部分22を有するプロ−ビング痕21が形成されることがある。
【0018】
次に、図3に示されるように、プロービング痕21が存在する電極パッド2を備える基板1上に、電極パッド2の少なくとも一部を覆う第1の絶縁膜4を形成する。図3においては、第1の絶縁膜4は、プロ−ビング痕21の突起した部分22以外の部分を覆っている。第1の絶縁膜4の材料としては、例えば、ポリイミドを用いることができる。また、第1の絶縁膜4の材料として、ポリベンゾオキサゾール(PBO)などの他の絶縁材料を用いることもできる。第1の絶縁膜4の膜厚は、最終的な絶縁膜(ここでは、第1の絶縁膜4と第2の絶縁膜5の膜厚の合計)の、3分の1から2の膜厚分の1程度の厚さとし、通常は2〜20[μm]であり、図3に示されるように、プロ−ビング痕21の突起した部分22が露出していてもよい。なお、第1の絶縁層4を、複数の積層する絶縁層から構成してもよい。
【0019】
次に、図4に示されるように、プロービング痕21の内の、第1の絶縁膜4よりも上に突き出た部分22を除去することができる除去処理工程を行う。除去処理工程としては、突き出た部分22をエッチングにより除去する工程、又は、研磨装置102によって突き出た部分22を機械的に研磨して除去する工程を採用することができる。除去処理工程をエッチング処理によって行う場合には、第1の絶縁膜4に対するダメージが少ないという利点がある。また、除去処理工程を研磨処理によって行う場合には、第1の絶縁膜4に対するダメージが多くなるが、突き出た部分22の除去を迅速に行うことができる。
【0020】
次に、図5に示されるように、第1の絶縁膜4と除去処理工程を受けた後の電極パッド2のプロービング痕21の存在する部分の上面に、第2の絶縁膜5を形成する。第2の絶縁膜5の材料としては、例えば、ポリイミドなどを用いることができる。また、第2の絶縁膜5の材料として、PBOなどの他の絶縁材料を用いることもできる。第2の絶縁膜5は、第1の絶縁膜4と同じ材料で形成することができる。第1及び第2の絶縁膜3,4が熱硬化性樹脂である場合には、この段階でキュア炉にてキュア処理を行う。第1及び第2の絶縁膜3,4の設定膜厚は、キュア処理後の値になるように調整する。また、第2の絶縁層6の上に、1又は複数層の他の絶縁層を形成することもできる。
【0021】
次に、図6に示されるように、第2の絶縁膜形成工程の後に、第2の絶縁膜5及び第1の絶縁膜4を貫通し、電極パッド2の上面に達する開口51を形成する。開口51は、例えば、フォトリソグラフィ技術を用いて形成することができる。次に、開口51を介して電極パッド2に電気的に接続する再配線層(再配線パターン)6を形成する。再配線層6は、例えば、Cu又はCuを主成分とする合金などから、例えば、メッキ法などにより構成することができる。なお、開口51の形成を、図4に示される突き出た部分23の除去処理工程の後に第1の絶縁膜4に第1の開口を設ける工程と、図5に示される第2の絶縁膜5の形成後に第2の絶縁膜5に第1の開口に繋がる第2の開口を形成する2工程とによって、行ってもよい。図6に示されるように、開口51の形成を1工程で行う場合には、製造工程の数を減らすことができ、また、開口の形成を複数工程で行う場合に生じることがある、位置ズレの可能性が無くなるという利点がある。
【0022】
次に、図7に示されるように、再配線層6を、一部(符号71)を露出するように、覆う封止層としてのモールド樹脂層7を形成し、再配線層6に電気的に接続された柱状電極8と、この柱状電極8上に形成された外部接続電極としての半田ボール9とを形成する。
【0023】
以上に説明した本実施の形態に係る半導体装置の製造方法及び半導体装置によれば、第1の絶縁膜4の形成後に、プロービング痕21の突起した部分22を除去するので、基板1内の集積回路(下地デバイス)にダメージを与えることなく、WL−CSP加工を行うことができる。このため、本実施の形態に係る半導体装置の製造方法及び半導体装置によれば、電極パッド2のプロ−ビング痕21に起因する不良品の発生率を低下させることができる。
【0024】
また、本実施の形態に係る半導体装置の製造方法及び半導体装置によれば、絶縁膜を2層形成しており、第2の絶縁膜5上に突起した部分が無く、2層の絶縁膜4,5の同じ位置に重なってピンホールが発生する可能性は低いため、絶縁膜8,9の全体を貫通するピンホールの発生は極めて少ないという利点がある。
【0025】
なお、上記説明では、突起した部分(突出部)22がプロ−ビング痕である場合を説明したが、本発明は、突起した部分(突出部)22がプロ−ビング以外の原因によって発生した場合にも適用可能である。
【0026】
図8は、第1比較例の半導体装置の製造方法の一工程を概略的に示す縦断面図である。図8において、図6(実施の形態)の半導体装置の構成と同一又は対応する部分には、同じ符号を付す。第1比較例は、プロービング痕21の突起した部分の除去処理工程を行わないときに、再配線層206を断線させた状況を示している。既に説明したように、本実施の形態に係る半導体装置の製造方法及び半導体装置によれば、プロービング痕21の第1の絶縁膜4よりも突き出た部分22を除去しているので、図8のプロービング痕21によって、再配線層6が断線することは無い。
【0027】
図9は、第2比較例の半導体装置の製造方法の一工程を概略的に示す縦断面図である。図9において、図6(実施の形態)の半導体装置の構成と同一又は対応する部分には、同じ符号を付す。第2比較例は、プロービング痕21の突起した部分の全体を膜厚Bの厚い絶縁層304で覆い、その上に再配線層306を形成する場合を示している。しかし、この場合には、絶縁膜304の厚膜化によって基板1としての半導体ウェハに生じる応力が増大するため、半導体ウェハに反りやクラックが発生し易くなるという問題がある。本実施の形態に係る半導体装置の製造方法及び半導体装置によれば、プロービング痕21の第1の絶縁膜4よりも突き出た部分22を除去しているので、第1の絶縁膜4と第2の絶縁膜5との合計の厚さ(図7の膜厚A)を薄くすることができるので、半導体ウェハに反りやクラックが発生し難い。
【0028】
図10は、第3比較例の半導体装置の製造方法の一工程を概略的に示す縦断面図である。図10において、図6(実施の形態)の半導体装置の構成と同一又は対応する部分には、同じ符号を付す。第3比較例は、電極パッド2のプロ−ビング痕21の突起した部分を絶縁層404の開口405内に置き、突起した部分を再配線層406で覆うことによって、突起した部分が封止樹脂に接しないようにする方法を提案している。しかし、半導体ウェハ上に多数配置された電極パッド2の各プロービング痕の突起した部分の位置は一定でないため、これらを再配線パターンで確実に覆うことは、困難である。本実施の形態に係る半導体装置の製造方法及び半導体装置によれば、プロービング痕21の第1の絶縁膜4よりも突き出た部分22を除去しているので、プロ−ビング痕21の突起した部分を絶縁層404の開口405内に置き、突起した部分を再配線層406で覆うという困難な処理工程を必要としていないので、製造プロセスが複雑にならない利点がある。
【符号の説明】
【0029】
1 半導体ウェハ、 2 電極パッド、 3 パッシベーション膜(PV膜)、 4 第1の絶縁膜、 5 第2の絶縁膜、 6 再配線層(再配線パターン)、 7 モールド樹脂(封止層)、 8 柱状電極、 9 半田ボール、 21 プロ−ビング痕(プローブ痕)、 22 突起した部分、 23 第1の絶縁膜よりも上に突き出た部分、 71 開口、 101 プロービング針(プローブピン)。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
表面に突出部を有する電極パッドを備える基板上に、前記電極パッドの少なくとも一部を覆う第1の絶縁膜を形成する第1の絶縁膜形成工程と、
前記第1の絶縁膜の表面から突起した部分を除去することができる処理を行う除去処理工程と、
前記除去処理工程後に、前記第1の絶縁膜上及び前記電極パッド上に第2の絶縁膜を形成する第2の絶縁膜形成工程と
を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
【請求項2】
前記電極パッドの前記突出部は、プロービング痕であることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項3】
前記第1の絶縁膜形成工程前に、前記電極パッドにプロービング針を接触させ、その後、前記電極パッドから前記プロービング針を離す動作を含む検査工程をさらに有することを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項4】
前記突起した部分は、前記電極パッドの前記突出部の一部であり、
前記除去処理工程は、前記突起した部分をエッチングにより除去する工程を含む
ことを特徴とする請求項1から3までのいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項5】
前記突起した部分は、前記電極パッドの前記突出部の一部であり、
前記除去処理工程は、前記突起した部分を研磨により除去する工程を含む
ことを特徴とする請求項1から3までのいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項6】
前記第2の絶縁膜形成工程後に、前記第1の絶縁膜及び前記第2の絶縁膜を貫通し、前記電極パッドに達する開口を形成する工程と、
前記開口を介して前記電極パッドに電気的に接続する再配線層を形成する工程と
をさらに有することを特徴とする請求項1から5までのいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項7】
前記第1の絶縁膜形成工程と前記第2の絶縁膜形成工程との間において、前記第1の絶縁膜を貫通し、前記電極パッドに達する第1の開口を形成する工程と、
前記第2の絶縁膜形成工程後に、前記第2の絶縁膜を貫通し、前記第1の開口に繋がる第2の開口を形成する工程と、
前記第2の開口及び前記第1の開口を介して前記電極パッドに電気的に接続する再配線層を形成する工程と
をさらに有することを特徴とする請求項1から5までのいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項8】
前記再配線層を覆う封止層を形成する工程と、
前記再配線層に電気的に接続され、前記封止層上に備えられた電極部を形成する工程と
をさらに有することを特徴とする請求項6又は7に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項9】
基板と、
前記基板上に備えられ、表面に突出部を有する電極パッドと、
前記基板上に、前記電極パッドの少なくとも一部を覆うように形成された第1の絶縁膜と、
前記電極パッドが露出しないように、前記第1の絶縁膜上及び前記電極パッド上に形成された第2の絶縁膜と
を有することを特徴とする半導体装置。
【請求項10】
前記電極パッドの前記突出部は、プロービング痕であることを特徴とする請求項9に記載の半導体装置。
【請求項11】
前記第1の絶縁膜及び前記第2の絶縁膜を貫通し、前記電極パッドに達する開口と、
前記開口を介して前記電極パッドに電気的に接続する再配線層と
をさらに有することを特徴とする請求項9又は10に記載の半導体装置。
【請求項12】
前記電極パッドの前記突出部は、前記第1の絶縁膜の表面より高い部分を持たない
ことを特徴とする請求項9から11までのいずれか1項に記載の半導体装置。
【請求項13】
前記電極パッドの前記突出部は、前記第2の絶縁膜で封止されている
ことを特徴とする請求項10から12までのいずれか1項に記載の半導体装置。
【請求項14】
前記再配線層を覆う封止層と、
前記再配線層に電気的に接続され、前記封止層上に備えられた電極部と
をさらに有することを特徴とする請求項9から13までのいずれか1項に記載の半導体装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2012−238627(P2012−238627A)
【公開日】平成24年12月6日(2012.12.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−104804(P2011−104804)
【出願日】平成23年5月10日(2011.5.10)
【出願人】(308033711)ラピスセミコンダクタ株式会社 (898)
【Fターム(参考)】