説明

半導体装置及びその製造方法

【課題】3次元的に形成したトランジスタやサイリスタのリーク電流を低減する半導体装置及びその製造方法を提供する。
【解決手段】半導体装置は、基板10の主面に対してほぼ垂直に形成されたシリコンピラー12と、シリコンピラー12の下部及び上部にそれぞれ設けられた第1及び第2の不純物拡散層14,16と、シリコンピラー12を水平方向に貫いて設けられたゲート電極18と、ゲート電極18とシリコンピラー12との間に設けられたゲート絶縁膜20と、シリコンピラー12に隣接して設けられたバックゲート電極48と、バックゲート電極48とシリコンピラー12との間に設けられたバックゲート絶縁膜46とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は半導体装置及びその製造方法に関し、特に、3次元的に形成したトランジスタやサイリスタを用いる半導体装置及びその製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
これまで、半導体装置の集積度向上は、主にトランジスタの微細化によって達成されてきたが、トランジスタの微細化はもはや限界に近づいており、これ以上トランジスタサイズを縮小すると、短チャネル効果などによって正しく動作しないおそれが生じている。
【0003】
このような問題を根本的に解決する方法として、半導体基板を立体加工し、これによりトランジスタを3次元的に形成する方法が提案されている。中でも、半導体基板の主面に対して垂直方向に延びるシリコンピラーをチャネルとして用いるタイプの3次元トランジスタは、占有面積が小さく且つ完全空乏化によって大きなドレイン電流が得られるという利点を有しており、4F(Fは最小加工寸法)の最密レイアウトも実現可能である(特許文献1参照)。
【0004】
また、半導体装置のうち特にDRAM(Dynamic Random Access Memory)では、これまでキャパシタを用いて情報を記憶する方式が一般的であったが、集積度向上に伴ってキャパシタも微細化し、キャパシタの静電容量を確保するのが難しくなっている。そこで近年、キャパシタを用いず、サイリスタやトランジスタに情報を記憶させるキャパシタレスDRAMが提案されている。特許文献2には、3次元的に形成したサイリスタに情報を記憶させるキャパシタレスDRAMの例が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2009−010366号公報
【特許文献2】米国特許出願公開第2009/0213648号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、3次元的に形成したサイリスタやトランジスタに情報を記憶させる半導体装置では、微細化の影響により、これらの内部に蓄積される電荷量が従来に比べて小さくなっている。そのために、情報保持特性に対するリーク電流の影響が大きくなっており、したがって、サイリスタやトランジスタのリーク電流を低減することが求められている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明による半導体装置は、基板の主面に対してほぼ垂直に形成されたシリコンピラーと、前記シリコンピラーの下部及び上部にそれぞれ設けられた第1及び第2の不純物拡散層と、前記シリコンピラーを水平方向に貫いて設けられたゲート電極と、前記ゲート電極と前記シリコンピラーとの間に設けられたゲート絶縁膜と、前記シリコンピラーに隣接して設けられたバックゲート電極と、前記バックゲート電極と前記シリコンピラーとの間に設けられたバックゲート絶縁膜とを備えることを特徴とする。
【0008】
また、本発明による半導体装置の製造方法は、マスク絶縁膜を用いてシリコン基板をエッチングすることによりシリコンピラーを形成する工程と、前記シリコンピラーの側面を酸化することによりバックゲート絶縁膜を形成する工程と、前記シリコンピラーの下部に第1の不純物拡散層を形成する工程と、前記シリコンピラーの周囲に、少なくとも上側を第1の絶縁膜で覆われたバックゲート電極を形成する工程と、前記マスク絶縁膜を除去する工程と、前記マスク絶縁膜の除去により形成される第1の開口部の内壁にサイドウォール絶縁膜を形成する工程と、前記サイドウォール絶縁膜及び前記第1の絶縁膜をマスクとして用いて前記シリコンピラーをエッチングする工程と、前記シリコンピラーのエッチングにより形成される第2の開口部の内壁を酸化することによりゲート絶縁膜を形成する工程と、前記第2の開口部内に、少なくとも上側を第2の絶縁膜で覆われたゲート電極を形成する工程と、前記シリコンピラーの上端及び前記第2の絶縁膜の上端に接する第2の不純物拡散層を形成する工程とを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、シリコンピラーの体積が小さくなることにより結晶欠陥数が減少するので、シリコンピラー内に形成されるサイリスタやトランジスタのリーク電流を低減できる。また、ダブルゲート型を採用したので、サイリスタやトランジスタの蓄積電荷量が増加することにより情報保持時間を長くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の第1の実施の形態による半導体装置の平面図である。
【図2】(a)〜(d)はそれぞれ、図1のA−A線断面、B−B線断面、C−C線断面、D−D線断面に対応する断面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態による半導体装置の等価回路を示す図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態によるビット線、ワード線、バックゲート線の電位の変化を示す図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態による半導体装置の平面図であり、半導体装置の製造工程を示している。
【図6】(a)〜(d)はそれぞれ、図5のA−A線断面、B−B線断面、C−C線断面、D−D線断面に対応する断面図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態による半導体装置の平面図であり、半導体装置の製造工程を示している。
【図8】(a)〜(d)はそれぞれ、図7のA−A線断面、B−B線断面、C−C線断面、D−D線断面に対応する断面図である。
【図9】本発明の第1の実施の形態による半導体装置の平面図であり、半導体装置の製造工程を示している。
【図10】(a)〜(d)はそれぞれ、図9のA−A線断面、B−B線断面、C−C線断面、D−D線断面に対応する断面図である。
【図11】本発明の第1の実施の形態による半導体装置の平面図であり、半導体装置の製造工程を示している。
【図12】(a)〜(d)はそれぞれ、図11のA−A線断面、B−B線断面、C−C線断面、D−D線断面に対応する断面図である。
【図13】本発明の第1の実施の形態による半導体装置の平面図であり、半導体装置の製造工程を示している。
【図14】(a)〜(d)はそれぞれ、図13のA−A線断面、B−B線断面、C−C線断面、D−D線断面に対応する断面図である。
【図15】本発明の第1の実施の形態による半導体装置の平面図であり、半導体装置の製造工程を示している。
【図16】(a)〜(d)はそれぞれ、図15のA−A線断面、B−B線断面、C−C線断面、D−D線断面に対応する断面図である。
【図17】本発明の第1の実施の形態による半導体装置の平面図であり、半導体装置の製造工程を示している。
【図18】(a)〜(d)はそれぞれ、図17のA−A線断面、B−B線断面、C−C線断面、D−D線断面に対応する断面図である。
【図19】本発明の第1の実施の形態による半導体装置の平面図であり、半導体装置の製造工程を示している。
【図20】(a)〜(d)はそれぞれ、図19のA−A線断面、B−B線断面、C−C線断面、D−D線断面に対応する断面図である。
【図21】本発明の第1の実施の形態による半導体装置の平面図であり、半導体装置の製造工程を示している。
【図22】(a)〜(d)はそれぞれ、図21のA−A線断面、B−B線断面、C−C線断面、D−D線断面に対応する断面図である。
【図23】本発明の第1の実施の形態による半導体装置の平面図であり、半導体装置の製造工程を示している。
【図24】(a)〜(d)はそれぞれ、図23のA−A線断面、B−B線断面、C−C線断面、D−D線断面に対応する断面図である。
【図25】本発明の第1の実施の形態による半導体装置の平面図であり、半導体装置の製造工程を示している。
【図26】(a)〜(d)はそれぞれ、図25のA−A線断面、B−B線断面、C−C線断面、D−D線断面に対応する断面図である。
【図27】本発明の第1の実施の形態による半導体装置の平面図であり、半導体装置の製造工程を示している。
【図28】(a)〜(d)はそれぞれ、図27のA−A線断面、B−B線断面、C−C線断面、D−D線断面に対応する断面図である。
【図29】本発明の第1の実施の形態による半導体装置の平面図であり、半導体装置の製造工程を示している。
【図30】(a)〜(d)はそれぞれ、図29のA−A線断面、B−B線断面、C−C線断面、D−D線断面に対応する断面図である。
【図31】本発明の第1の実施の形態による半導体装置の平面図であり、半導体装置の製造工程を示している。
【図32】(a)〜(d)はそれぞれ、図31のA−A線断面、B−B線断面、C−C線断面、D−D線断面に対応する断面図である。
【図33】本発明の第2の実施の形態による半導体装置の断面図であり、(a)〜(d)はそれぞれ、図1のA−A線断面、B−B線断面、C−C線断面、D−D線断面に対応している。
【図34】本発明の第2の実施の形態による半導体装置の等価回路を示す図である。
【図35】本発明の第2の実施の形態によるビット線、ワード線、バックゲート線の電位の変化を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。
【0012】
図1は、本発明の第1の実施の形態による半導体装置1の平面図である。ただし、同図には、実際には表面に現れないワード線WL、ビット線BL、バックゲート線BGの位置も示している。図2(a)〜(d)はそれぞれ、図1のA−A線断面、B−B線断面、C−C線断面、D−D線断面に対応する断面図である。
【0013】
本実施の形態による半導体装置1はメモリセルキャパシタを利用しない、いわゆるキャパシタレスタイプの半導体記憶装置(DRAM)であり、シリコン基板10の表面に設けられたP型(第2の導電型)の領域PWELL(不図示)内及びその上方に形成される。
【0014】
図1に示すように、半導体装置1には、図面縦方向に延伸する複数のワード線WLと、図面横方向に延伸する複数のビット線BLとが設けられる。ワード線WLの間にはバックゲート線BGが設けられる。複数のワード線WLと複数のビット線BLはそれぞれ、2F間隔(中心距離)で配置される。ワード線WLとビット線BLの交点には、サイリスタ11が配置される。
【0015】
サイリスタ11は、シリコン基板10の主面に対してほぼ垂直に形成されたシリコンピラー12によって構成される。
【0016】
サイリスタ11は、シリコンピラー12の下側から順にN型不純物拡散層とP型不純物拡散層とが2層ずつ交互に積層したNPNP型の4重構造を有する素子である。図2(c)を参照しながら、これら4つの層と図面に現れる層との対応関係を説明すると、各シリコンピラー12の下部に設けられる第1の不純物拡散層14が最下層のN型不純物拡散層に相当し、N型不純物拡散層14の上側に位置するシリコンピラー12内の領域(PWELL)が下から2番目のP型不純物拡散層に相当し、その上に位置する第2の不純物拡散層16が下から3番目のN型不純物拡散層に相当し、第2の不純物拡散層16の上端に接して設けられる第3の不純物拡散層17が最上層のP型不純物拡散層に相当する。
【0017】
最下層のN型不純物拡散層に相当する第1の不純物拡散層14は、シリコン内にN型不純物を拡散させることにより形成される。第1の不純物拡散層14は、図2の各図に示すようにシリコン基板10内にも拡散しており、隣接するシリコンピラー12の間でつながり、すべてのサイリスタ11に共通に接続するソース線SLを構成している。
【0018】
下から2番目のP型不純物拡散層に相当するシリコンピラー12内の領域においては、シリコンピラー12がワード線方向の中心線を挟んで2つに分割されており、分割された部分の間には、図2(c)に示すように、ゲート電極18(ワード線WL)が設けられる。別の見方をすれば、ワード線WLは、シリコンピラー12を水平方向(ワード線方向)に貫いて設けられている。ゲート電極18の側面とシリコンピラー12の内壁面との間には比較的薄いゲート絶縁膜20が設けられる。また、ゲート電極18の上面及び下面にはそれぞれ、比較的厚い絶縁膜22,24が設けられている。絶縁膜22,24は、それぞれGIDL(Gate Induced Drain Leakage)、GISL(Gate Induced Source Leakage)低減の目的で設けられているものである。
【0019】
サイリスタ11では、ゲート電極18(ワード線WL)に加えて、バックゲート電極48(バックゲート線BG)が設けられる。つまり、サイリスタ11はダブルゲート型である。バックゲート線BGは、下から2番目のP型不純物拡散層に隣接する位置に設けられる。言い換えれば、バックゲート線BGは、隣接するシリコンピラー12の間に設けられる。バックゲート電極48の側面とシリコンピラー12の外壁面との間には比較的薄いバックゲート絶縁膜46が設けられる。また、バックゲート電極48の上面及び下面にはそれぞれ、比較的厚い絶縁膜47,49が設けられている。
【0020】
下から3番目のN型不純物拡散層に相当する第2の不純物拡散層16は、シリコン内にN型不純物を拡散させることにより形成される。第2の不純物拡散層16は、シリコンピラー12ごとに独立して設けられる。
【0021】
最上層のP型不純物拡散層に相当する第3の不純物拡散層17は、シリコン内にP型不純物を拡散させることにより形成される。第3の不純物拡散層17は、図2(a)〜(c)に示すように、ビット線方向に隣接するシリコンピラー12の間でつながっている。ビット線BLは、第3の不純物拡散層17の上端に接して形成された、窒化タングステン(WN)及びタングステン(W)の積層膜54(WN/W膜)により構成される。ビット線BLのさらに上層には、シリコン窒化膜55が形成される。
【0022】
なお、図2(a)に示すように、第2の不純物拡散層16、第3の不純物拡散層17、積層膜54(ビット線BL)、シリコン窒化膜55は、酸化シリコン(SiO)などの絶縁膜により構成される層間絶縁膜56を垂直方向に貫いて設けられる。層間絶縁膜56は、これらの各層(膜)を、ワード線方向に隣接するサイリスタ11の間で電気的に分離する役割を担っている。
【0023】
図3は、本実施の形態による半導体装置1の等価回路を示す図である。ただし、同図には、メモリセル4つ分のみを抜き出して示している。同図に示すように、本実施の形態による半導体装置1はワード線WL、ビット線BL、バックゲート線BG、及びソース線SLという4種類の配線を有し、ワード線WLとビット線BLの交点ごとに、サイリスタ11を有するメモリセルが形成される。サイリスタ11のアノードにはビット線BLが接続され、カソードにはソース線SLが接続される。ソース線SLは接地される。ワード線WLとバックゲート線BGとはそれぞれ、ダブルゲート型であるサイリスタ11のゲート電極とバックゲート電極とを構成する。
【0024】
以上の構成によれば、ワード線WLとビット線BLに印加する電圧の組み合わせにより、特定のメモリセル内のサイリスタ11について、下から2番目のP型不純物拡散層内(シリコンピラー12の中ほどの領域)に電荷を蓄積し、或いは蓄積している電荷の量を読み出すことが可能になる。つまり、サイリスタ11に対して書き込み及び読み出しを行うことが可能になっている。
【0025】
図4は、ビット線BL、ワード線WL、バックゲート線BGの電位の変化を示す図である。同図には、スタンバイ状態からデータ「1」の書き込みと読み出しを行い、次いでデータ「0」の書き込みと読み出しを行う場合の例を示している。同図に示すように、スタンバイ状態におけるビット線BL及びワード線WLの電位はそれぞれ0V、−1.5Vである。データ「1」を書き込む際には、ビット線BL及びワード線WLの電位をそれぞれ1.2V、0.8Vとする。ビット線BLの電位1.2Vはデータ「1」に対応している。続いてデータ「1」を読み出す際には、ビット線BL及びワード線WLの電位をそれぞれ1.2V、−0.4Vとする。次に、データ「0」を書き込む際には、ビット線BL及びワード線WLの電位はそれぞれ0V、0.8Vとする。ビット線BLの電位0Vはデータ「0」に対応している。続いてデータ「0」を読み出す際には、ビット線BL及びワード線WLの電位をそれぞれ1.2V、−0.4Vとする。
【0026】
バックゲート線BGに印加する電位は、図4に示すように、一定値−0.5Vとする。これによりサイリスタ11の蓄積電荷量がシングルゲート構造と比較して増加するため、情報保持時間、特にデータ「1」の保持時間を約2倍長くすることができる。なお、バックゲート線BGに印加する電位を一定値−0.5Vとするのはバックゲート線BGをP型のDOPOS(Doped Poly-Si)膜により構成した場合であり、N型のDOPOS膜により構成した場合には一定値−1.5Vとすることが好適である。
【0027】
以上説明したように、本実施の形態による半導体装置1では、ワード線WLがシリコンピラー12を水平方向に貫くようにしたので、シリコンピラー12の体積を小さくすることが可能になっている。したがって、シリコン結晶中の点欠陥の数が従来に比べて少なくなり、サイリスタ11の接合リーク電流が低下していることから、サイリスタ11に蓄積される電荷量が小さくても十分なリテンション特性を確保することが可能になっている。
【0028】
また、シリコンピラー12に隣接するバックゲート線BGを設けたことにより、サイリスタ11のホールド特性の改善が可能になっている。
【0029】
次に、本実施の形態による半導体装置1の製造方法について、図5〜図32を参照しながら説明する。図5〜図32のうち、奇数番号の図面は半導体装置1の平面図であり、偶数番号の図面の(a)〜(d)はそれぞれ、直前の奇数番号の図面のA−A線断面、B−B線断面、C−C線断面、D−D線断面に対応する断面図である。
【0030】
まず、図5及び図6に示すように、シリコン基板10を用意し、その上面を酸化することにより5nm程度の薄いシリコン酸化膜40を形成し、P型不純物を注入することによりPWELL(不図示)を形成する。次いで、60nm程度のシリコン窒化膜を堆積し、フィールドPR(Photo Resist)を行うことにより、ビット線方向に延伸するマスクパターン41(第1のマスク絶縁膜)を形成する。なお、本製造方法では、シリコンピラー12は、いわゆるダブルパターニング法により形成される。つまり、ビット線方向に延伸するマスクパターン41と、ワード線方向に延伸するマスクパターン44(後述)という2つのマスクパターンを用いて形成される。
【0031】
マスクパターン41を形成したら、250nm程度の深さまでドライエッチングを行い、トレンチ60(第3の開口部)を形成する。このトレンチ60により、ビット線方向に延伸する壁状のシリコンピラー42が形成される。
【0032】
次に、全体の表面をISSG(In-Situ Steam Generation)酸化し、マスクパターン41の表面を含む全体の表面に6nm程度の薄いISSG酸化膜(不図示)を形成する。その後、図7及び図8に示すように、アンドープ化したポリシリコン膜43(第3の絶縁膜)を成膜し、トレンチ60の内部をポリシリコン膜43で埋める。そして、図8(a)及び(b)に示すように、マスクパターン41の上端が突出するまでポリシリコン膜43のエッチバック(酸化膜高選択poly−Siドライエッチバック)を行う。なお、ポリシリコン膜43をアンドープ化しておくのは、ゲート絶縁膜20を形成するためにシリコンピラー12内璧面の酸化(後述)を行う際、ポリシリコン膜43からシリコンピラー12内に不純物が拡散することを防止するためであるとともに、後のエッチング(後述するトレンチ61を形成するためのエッチング)を容易にするためである。
【0033】
次に、ポリシリコン膜43のウエットエッチングを行うとともに熱リン酸によってマスクパターン41の除去を行い、図9及び図10に示すように、表面を平坦化する。
【0034】
次に、平坦化された表面に、60nm程度のシリコン窒化膜を堆積し、フィールドPR(Photo Resist)を行うことにより、図11及び図12に示すように、ワード線方向に延伸するマスクパターン44(第2のマスク絶縁膜)を形成する。その後、マスクパターン44をマスクとするドライエッチングを行うとともに、レジストを剥離する。
【0035】
次に、シリコンとシリコン酸化膜の同時エッチングを行ってトレンチ61を形成する。ここまでの処理により、図13及び図14に示すように、ワード線WLとビット線BLの交点ごとに、シリコンピラー45が形成される。
【0036】
次に、シリコンピラー45の側面を含むシリコン基板10表面を熱酸化することにより5nm程度の薄いバックゲート絶縁膜46を形成し、その後、トレンチ61の底部にN型不純物を注入し、さらにアニールを行うことで、図15及び図16に示すように、第1の不純物拡散層14を形成する。なお、第1の不純物拡散層14は、気相ドーピングを用いて形成することとしてもよい。また、シリコンピラー45の側面にサイドウォール絶縁膜をつけてから第1の不純物拡散層14の形成を行うこととしてもよい。
【0037】
次に、図17及び図18に示すように、シリコンピラー45及びマスクパターン44の周囲を埋めるようにシリコン窒化膜47を堆積し、熱リン酸によるエッチバックを行う。エッチバック後のシリコン窒化膜47の厚さは50nm程度とする。さらに、約1×1020個/cmのP型不純物又はN型不純物を含むDOPOS膜を堆積し、ドライエッチバックを行うことで、シリコンピラー45の周囲にバックゲート電極48を形成する。バックゲート電極48の厚さは100nm程度とする。その後、マスクパターン44の上面を超える高さまでシリコン酸化膜49(第1の絶縁膜)を成膜し、マスクパターン44の表面が露出するまでCMP(Chemical Mechanical Polishing)を行うことにより、表面を平坦化する。
【0038】
次に、酸化膜のウエットエッチングを行い、さらに熱リン酸によりマスクパターン44を除去する。そして、薄くシリコン窒化膜を堆積した後、エッチバックを行う。これにより、図19及び図20に示すように、マスクパターン44を除去してできた開口部62(第1の開口部)内に、7nm程度の厚さのサイドウォール窒化膜51が形成される。
【0039】
次に、サイドウォール窒化膜51及びシリコン酸化膜49をマスクとして用いて、シリコンピラー45とポリシリコン膜43とをエッチングし、図21及び図22に示すように、シリコンピラー45を水平方向に貫通するトレンチ63(第2の開口部)を形成する。トレンチ63の深さは、第1の不純物拡散層14の上面が露出しつつ、第1の不純物拡散層14を貫通しない程度とし、具体的には250nm〜300nmとすることが好ましい。これにより、ワード線方向の中心線を挟んで2つに分割されたシリコンピラー12の一部(上端部分以外の部分)が形成される。分割部分の厚みは5nm未満とすることが好ましい。なお、このエッチングではシリコン酸化膜49もエッチングされるが、エッチングの後にも層間絶縁膜として十分な膜厚のシリコン酸化膜49が残るよう、エッチング選択比とシリコン酸化膜49の厚さとを適宜調整しておく。
【0040】
次に、トレンチ63の内壁の酸化(ゲート酸化)を行い、図23及び図24に示すゲート絶縁膜20(膜厚6nm程度)を形成する。その後、シリコン窒化膜の堆積及びエッチバックと、N型DOPOS膜の堆積及びエッチバックとを順次行う。これにより、トレンチ63の内部に、図23及び図24に示すように、シリコンピラー12を水平方向に貫通するゲート電極18(ワード線WL)と、ゲート電極18の下面とシリコン基板10及びシリコンピラー12とを絶縁するための絶縁膜24とが形成される。なお、ゲート電極18の膜厚は100nm程度とすることが好ましい。また、ゲート電極18の膜厚及び高さ方向の位置は、バックゲート電極48の膜厚及び高さ方向の位置と同一となるようにすることが好ましい。
【0041】
その後、さらにシリコン窒化膜の堆積と、熱リン酸によるエッチバックとを行い、図25及び図26に示すように、ゲート電極18の上面とシリコンピラー12とを絶縁するための絶縁膜22(第2の絶縁膜)を形成するとともに、サイドウォール窒化膜51を除去する。なお、絶縁膜22の膜厚は50nm程度とすることが好ましい。
【0042】
次に、シリコン酸化膜40と、ゲート絶縁膜20の露出部分とを除去したうえで、シリコンピラー12を上方に延設し、図27及び図28に示すように、上端部12aを形成する。具体的には、トレンチ63内壁のシリコンピラー12露出部分を利用して、単結晶シリコンを選択的エピタキシャル成長させる。そして、N型不純物を注入し、さらにアニールを行うことで、図29及び図30に示すように、上端部12a内に第2の不純物拡散層16を形成する。
【0043】
第2の不純物拡散層16を形成した後には、全面にノンドープのアモルファスシリコンを積層し、P型不純物イオンを注入することにより、図32に示す第3の不純物拡散層17を形成する。その後、第3の不純物拡散層17の上面に窒化タングステン(WN)及びタングステン(W)の積層膜54を形成する。そしてさらに、シリコン窒化膜を堆積後、ビット線パターン55を形成する。
【0044】
マスクパターン55を形成したら、ドライエッチングにより積層膜54、第3の不純物拡散層17、第2の不純物拡散層16を順次エッチングし、図31及び図32に示すように、積層膜54、第3の不純物拡散層17、第2の不純物拡散層16をビット線BLごとに分離する。この際、オーバーエッチングを行うことにより、ビット線BL間の領域に形成されている第2の不純物拡散層16(図30(d))を完全に取り除くようにすることが好ましい。
【0045】
以上説明したように、本製造方法によれば、メモリセル内にキャパシタを有しない半導体装置1において、シリコンピラー12を水平方向に貫くワード線WLと、シリコンピラー12に隣接するバックゲート線BGとを形成することが可能になる。また、シリコンピラー12の上端部12aを形成する際に選択的エピタキシャル成長を用いていることから、コンタクト抵抗の上昇を抑制することが可能になっている。
【0046】
図33は、本発明の第2の実施の形態による半導体装置1の断面図である。本実施の形態による半導体装置1の平面図は、図1に示した第1の実施の形態による半導体装置1の平面図と同一である。図33(a)〜(d)はそれぞれ、図1のA−A線断面、B−B線断面、C−C線断面、D−D線断面に対応している。
【0047】
本実施の形態による半導体装置1は、第3の不純物拡散層17を同一形状の不純物拡散層70で置き換えた点で、第1の実施の形態による半導体装置1と相違している。不純物拡散層70は不純物拡散層16と同じ導電型(N型)の不純物の拡散層であり、本実施の形態では、不純物拡散層16と不純物拡散層70とが一体となって第2の不純物拡散層を構成している。このようにしたことで、本実施の形態による半導体装置1のシリコンピラー12に形成されるデバイスは、サイリスタ11ではなくNチャネル型MOSトランジスタ71となっている。なお、MOSトランジスタ71も、サイリスタ11と同様、ダブルゲート型である。また、本実施の形態による半導体装置1は、第1の実施の形態による半導体装置1と同様の製造方法により製造可能である。
【0048】
図34は、本実施の形態による半導体装置1の等価回路を示す図である。ただし、同図には、メモリセル4つ分のみを抜き出して示している。同図に示すように、本実施の形態による半導体装置1はワード線WL、ビット線BL、バックゲート線BG、及びソース線SLという4種類の配線を有し、ワード線WLとビット線BLの交点ごとに、MOSトランジスタ71を有するメモリセルが形成される。MOSトランジスタ71の一方の被制御電極にはビット線BLが接続され、他方の被制御電極にはソース線SLが接続される。ソース線SLは接地される。ワード線WLとバックゲート線BGとはそれぞれ、ダブルゲート型であるMOSトランジスタ71のゲート電極とバックゲート電極とを構成する。
【0049】
以上の構成によれば、ワード線WLとビット線BLに印加する電圧の組み合わせにより、特定のメモリセル内のMOSトランジスタ71について、下から2番目のP型不純物拡散層内(シリコンピラー12の中ほどの領域)に電荷を蓄積し、或いは蓄積している電荷の量を読み出すことが可能になる。つまり、MOSトランジスタ71に対して書き込み及び読み出しを行うことが可能になっている。
【0050】
図35は、ビット線BL、ワード線WL、バックゲート線BGの電位の変化を示す図である。同図には、スタンバイ状態からデータ「1」の書き込みと読み出しを行い、次いでデータ「0」の書き込みと読み出しを行う場合の例を示している。同図に示すように、スタンバイ状態におけるビット線BL及びワード線WLの電位はそれぞれ0V、−1.5Vである。データ「1」を書き込む際には、ビット線BL及びワード線WLの電位をそれぞれ2.0V、1.0Vとする。ビット線BLの電位2.0Vはデータ「1」に対応している。続いてデータ「1」を読み出す際には、ビット線BL及びワード線WLの電位をそれぞれ0.2V、1.0Vとする。次に、データ「0」を書き込む際には、ビット線BL及びワード線WLの電位はそれぞれ−1.0V、1.0Vとする。ビット線BLの電位−1.0Vはデータ「0」に対応している。続いてデータ「0」を読み出す際には、ビット線BL及びワード線WLの電位をそれぞれ0.2V、1.0Vとする。
【0051】
バックゲート線BGに印加する電位は、図35に示すように、一定値−0.5Vとする。これによりサイリスタ11の蓄積電荷量がシングルゲート構造と比較して増加するため、情報保持時間を長くすることができる。なお、バックゲート線BGに印加する電位を一定値−0.5Vとするのはバックゲート線BGをP型のDOPOS膜により構成した場合であり、N型のDOPOS膜により構成した場合には一定値−1.5Vとすることが好適である点は、第1の実施の形態と同様である。
【0052】
以上説明したように、本実施の形態による半導体装置1でも、ワード線WLがシリコンピラー12を水平方向に貫くようにしたので、シリコンピラー12の体積を小さくすることが可能になっている。したがって、シリコン結晶中の点欠陥の数が従来に比べて少なくなり、MOSトランジスタ71の接合リーク電流が低下していることから、MOSトランジスタ71に蓄積される電荷量が小さくても十分なリテンション特性を確保することが可能になっている。
【0053】
また、シリコンピラー12に隣接するバックゲート線BGを設けたことにより、MOSトランジスタ71のホールド特性の改善が可能になっている。
【0054】
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
【0055】
例えば、上記実施の形態では半導体装置1をDRAMとしたが、本発明は、例えばPRAM(Phase change Random Access Memory)などの他の種類の半導体装置にも適用可能である。
【0056】
また、上記実施の形態では第1及び第2の導電型をそれぞれN型及びP型としたが、この対応関係を入れ替えても構わない。例えば、第1の実施の形態に関して例示すると、半導体装置1を、シリコン基板10の表面に設けられたN型の領域NWELL内及びその上方に形成し、第1及び第2の不純物拡散層14,16をP型不純物の拡散層とし、第3の不純物拡散層17をN型不純物の拡散層としてもよい。
【符号の説明】
【0057】
1 半導体装置
10 シリコン基板
11 サイリスタ
12,42,45 シリコンピラー
12a シリコンピラー上端部
14 第1の不純物拡散層
16,70 第2の不純物拡散層
17 第3の不純物拡散層
18 ゲート電極
20 ゲート絶縁膜
22,24 絶縁膜
33 上部電極
34 配線パターン
40 シリコン酸化膜
41,44,55 マスクパターン
42 シリコンピラー
43 ポリシリコン膜
46 層間絶縁膜(シリコン窒化膜)
47 層間絶縁膜(シリコン酸化膜)
51 サイドウォール窒化膜
52,53,56 層間絶縁膜
54 WN/W膜
60,61,63 トレンチ
62 開口部
71 MOSトランジスタ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
基板の主面に対してほぼ垂直に形成されたシリコンピラーと、
前記シリコンピラーの下部及び上部にそれぞれ設けられた第1及び第2の不純物拡散層と、
前記シリコンピラーを水平方向に貫いて設けられたゲート電極と、
前記ゲート電極と前記シリコンピラーとの間に設けられたゲート絶縁膜と、
前記シリコンピラーに隣接して設けられたバックゲート電極と、
前記バックゲート電極と前記シリコンピラーとの間に設けられたバックゲート絶縁膜と
を備えることを特徴とする半導体装置。
【請求項2】
前記第2の不純物拡散層の上端に接して設けられた第3の不純物拡散層をさらに備え、
前記第1及び第2の不純物拡散層は、シリコン及び該シリコンに注入された第1の導電型の不純物により構成され、
前記第3の不純物拡散層は、シリコン及び該シリコンに注入された第2の導電型の不純物により構成されることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
【請求項3】
前記半導体装置は、直交するワード線とビット線及び前記ワード線と平行するバックゲート線を用いる半導体記憶装置であり、
前記シリコンピラーはマトリクス状に複数形成され、
前記ゲート電極は、ワード線方向に並ぶ複数の前記シリコンピラーを貫いて設けられて前記ワード線を構成し、
前記バックゲート電極は、ワード線方向に並ぶ複数の前記シリコンピラーと隣接して設けられて前記バックゲート線を構成し、
前記第3の不純物拡散層は、ビット線方向に並ぶ複数の前記シリコンピラーに共通に設けられて前記ビット線を構成する
ことを特徴とする請求項2に記載の半導体装置。
【請求項4】
前記第1及び第2の不純物拡散層は、シリコン及び該シリコンに注入された第1の導電型の不純物により構成されることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
【請求項5】
前記半導体装置は、直交するワード線とビット線及び前記ワード線と平行するバックゲート線を用いる半導体記憶装置であり、
前記シリコンピラーはマトリクス状に複数形成され、
前記ゲート電極は、ワード線方向に並ぶ複数の前記シリコンピラーを貫いて設けられて前記ワード線を構成し、
前記バックゲート電極は、ワード線方向に並ぶ複数の前記シリコンピラーと隣接して設けられて前記バックゲート線を構成し、
前記第2の不純物拡散層は、ビット線方向に並ぶ複数の前記シリコンピラーに共通に設けられて前記ビット線を構成する
ことを特徴とする請求項4に記載の半導体装置。
【請求項6】
マスク絶縁膜を用いてシリコン基板をエッチングすることによりシリコンピラーを形成する工程と、
前記シリコンピラーの側面を酸化することによりバックゲート絶縁膜を形成する工程と、
前記シリコンピラーの下部に第1の不純物拡散層を形成する工程と、
前記シリコンピラーの周囲に、少なくとも上側を第1の絶縁膜で覆われたバックゲート電極を形成する工程と、
前記マスク絶縁膜を除去する工程と、
前記マスク絶縁膜の除去により形成される第1の開口部の内壁にサイドウォール絶縁膜を形成する工程と、
前記サイドウォール絶縁膜及び前記第1の絶縁膜をマスクとして用いて前記シリコンピラーをエッチングする工程と、
前記シリコンピラーのエッチングにより形成される第2の開口部の内壁を酸化することによりゲート絶縁膜を形成する工程と、
前記第2の開口部内に、少なくとも上側を第2の絶縁膜で覆われたゲート電極を形成する工程と、
前記シリコンピラーの上端及び前記第2の絶縁膜の上端に接する第2の不純物拡散層を形成する工程と
を備えることを特徴とする半導体装置の製造方法。
【請求項7】
前記第2の不純物拡散層を形成する工程は、
選択的エピタキシャル成長により、前記シリコンピラーの上端及び前記第2の絶縁膜の上端に接するシリコンを成長させる工程と、
前記シリコンに不純物を注入する工程と
を有することを特徴とする請求項6に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項8】
前記第2の不純物拡散層の上端に接する第3の不純物拡散層を形成する工程と、
前記第3の不純物拡散層の上端に接する配線パターンを形成する工程とをさらに備え、
前記第1及び第2の不純物拡散層は、シリコン及び該シリコンに注入された第1の導電型の不純物により構成され、
前記第3の不純物拡散層は、シリコン及び該シリコンに注入された第2の導電型の不純物により構成されることを特徴とする請求項6又は7に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項9】
前記第2の不純物拡散層の上端に接する配線パターンを形成する工程をさらに備え、
前記第1及び第2の不純物拡散層は、シリコン及び該シリコンに注入された第1の導電型の不純物により構成されることを特徴とする請求項6又は7に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項10】
前記半導体装置は、直交するワード線とビット線、及び前記ワード線と平行するバックゲート線を用いる半導体記憶装置であり、
前記ゲート電極、前記バックゲート電極、及び前記配線パターンはそれぞれ、前記ワード線、前記バックゲート線、及び前記ビット線を構成し、
前記シリコンピラーを形成する工程は、
ビット線方向に延伸する第1のマスク絶縁膜を用いて前記シリコン基板をエッチングする工程と、
前記シリコン基板のエッチングにより形成される第3の開口部の内部を埋めるように第3の絶縁膜を成膜する工程と、
前記第1のマスク絶縁膜を除去し、ワード線方向に延伸する第2のマスク絶縁膜を形成する工程と、
前記第2のマスク絶縁膜を用いて前記シリコン基板及び前記第3の絶縁膜をエッチングすることにより前記シリコンピラーを形成する工程と
を有することを特徴とする請求項6乃至9のいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項11】
前記シリコンピラーは、マトリクス状に複数形成されることを特徴とする請求項6乃至10のいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【公開番号】特開2011−165830(P2011−165830A)
【公開日】平成23年8月25日(2011.8.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−25970(P2010−25970)
【出願日】平成22年2月8日(2010.2.8)
【出願人】(500174247)エルピーダメモリ株式会社 (2,599)
【Fターム(参考)】