説明

基板搬送装置

【課題】 半導体や液晶パネルの製造工程における基板搬送を簡易な構造で、迅速かつ高精度で行えるようにする。
【解決手段】 第1スライダ20と第2スライダ30とが同期をとって伸長するリニアスライダ10が収容される際、第1スライダ10はベースハウジング11内に完全に収容され、第2スライダ30は収容状態の第1スライダ20上まで縮退する。一方、第1スライダ10は、ベースハウジング11内に設けられた1対のプーリ間に掛け渡されたベルトBの一部に固定された保持プレート22によって、ベルトBの走行方向に移動して伸縮するとともに、第2スライダ30は、両端部がベースハウジング11内の保持プレート22に軸支された1対の従動プーリ23,24ととの間に掛け渡されたワイヤ18の一部に固定された部位を介して第1スライダ20の伸縮と同期してスライドする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は基板搬送装置に係り、特に半導体製造工程で使用されるシリコンウェハーや液晶パネル製造工程で使用されるガラス基板を、搬送アームによる占有スペースが小さくかつ簡易なリニアスライダ構造で迅速に搬送できるようにした基板搬送装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の基板搬送装置としては、搬送距離等から設定されたアーム長を半径とした旋回動作や、平行リンク機構の変形動作を利用したリンクアーム方式のものが多く使用されている。また、一部の搬送装置では、搬送精度を高めるためにリニアスライダのアームを備えたタイプも使用されている。リニアスライダは構造が簡単であり、搬送精度も高いが、搬送距離を長くすれば、その伸長方向に対して占有スペースも広がり、伸長したスライダを覆うカバー等も可動部を備える必要があるため、大型設備となってしまう。また、多段スライド構造とすると、単列スライド構造に比べて複雑な構造となり、コストが増大する。さらにパーティクル等の機体外への飛散を防止するための装置を機体内に設け、それらを排気させる必要があるが、排気装置を組み込むのが難しい等の問題がある。これらの問題を考慮した発明として、多段スライド構造を採用しながらも、占有スペースを小さくし、到達距離を大きくしたタイプが提案されている(特許文献1、特許文献2)。
【0003】
特許文献1では多段スライダが平面上で入れ子構造をなし、それらのスライダが複数配置されたプーリに掛け渡されたワイヤで連動する構成からなるため、コンパクトな機体で大きな到達距離が確保されるようになっている。
【0004】
特許文献2の多段スライドアーム装置は上下2段構造の箱状のフレームの内部に設けられたプーリに掛け渡されたワイヤの移動により、同様に大きな到達距離を確保することができる。
【0005】
【特許文献1】特許第2664354号公報
【特許文献2】特許第3475120号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところが、特許文献1の発明では、多段機構全体を覆うカバーがないため、それぞれのスライド機構で生じるパーティクル等を排気するするために複雑な経路を確保して排気手段とする必要がある。また、上側のベルトの一部と下側の固定部とを接続する部材が必要があり、この部材を挿通させるための開放口を別途設ける必要がある。そのため、装置全体の排気が困難になってしまうという問題がある。
【0007】
特許文献2の発明では、重ねられた箱状のフレームの表面に形成された開放口をベルトで覆う構造を採用しており、排気効率は向上し、パーティクルの飛散防止もより確実に行えるようになっている。しかし、構造上各排気筒を経由して上側の排気を行うため、大きな改善は得られない。したがって、特許文献2では、特許文献1の発明より複雑な構造となった分、コスト増大を招くという問題が生じる。また、排気口を設けたため、スライダ全長に対する移動量にも制限を受けることになる。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本発明は本体部に対して回転昇降可能に支持されたベースハウジング内に収容された状態から、第1のスライダと第2のスライダとが同期をとって伸長する多段のリニアスライダを有し、該多段のリニアスライダが収容される際、第1のスライダは前記ベースハウジング内に完全に収容され、第2のスライダは、前記第1のスライダの縮退動作と同期をとって前記収容状態にある第1のスライダ上まで縮退する基板搬送装置であって、前記第1のスライダは、前記ベースハウジング内に設けられた1対のプーリ間に掛け渡された第1の伝達体の一部に固定された、前記第1のスライダ内の第1の保持部材が、前記第1の伝達体の走行方向に移動して伸縮するとともに、第2のスライダは、両端部が前記ベースハウジング内に位置する定着部に固定され、前記第1の保持部材に軸支された1対の従動プーリととの間に掛け渡された第2の伝達体の一部に固定された第2の保持部を介して前記第1のスライダの伸縮と同期してスライドするようにしたことを特徴とする。
【0009】
このとき、前記第1のスライダは、前記ベースハウジング内に設けられた第1のリニアガイドにより、前記第2のスライダは、前記第1の保持部材に設けられた第2のリニアガイドによりスライド方向が案内されるようにすることが好ましい。
【0010】
前記1対の従動プーリは、大径プーリが前記ベースハウジング内に位置する前記第1の保持部材に、小径プーリが前記第1のスライダ内に位置する前記第1の保持部材で軸支することが好ましい。また、前記第1の伝達体を、前記1対のプーリ間に掛け渡されたベルトとし、前記第2の伝達体を、前記1対の従動プーリ間に掛け渡されたワイヤとすることが好ましい。
【0011】
前記ベースハウジング下面の開口を塞いで排気を行う排気ファンを、前記コラムシリンダ内に設けることが好ましい。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、簡単な構造で精度良く伸縮可能なリニアスライダを実現し、またそのスライダの伸長動作において、効率の良い排気を行えるという効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、本発明の基板搬送装置の実施するための最良の形態として、以下の実施例について添付図面を参照して説明する。
【実施例1】
【0014】
図1は、本実施例の基板搬送装置1のリニアスライダ10の収納状態を示した概略斜視図、図2は、図1の装置のリニアスライダ10の伸長状態で円形基板をハンドに保持した状態を模式的に示した概略斜視図である。
図1に示したように、本実施例の基板搬送装置1は、床面上に固定された直方体状の本体部2と、この本体部2の上面に搭載されたリニアスライダ10とから構成されている。リニアスライダ10は、外形形状が横長の細長直方体形状をなし、本体部上面のほぼ中央位置から突出しているコラムシリンダ4(図3他の部分断面図参照)の上端に固着され支持されている。
【0015】
リニアスライダ10は、支持されたコラムシリンダ4を駆動する本体部2内に設置された駆動モータ(図示せず)の動作により、図1に示した初期状態から上方に300mmのストロークの範囲内を所定高さに上昇させることができるとともに、コラムシリンダ4の回動により、ほぼ330°の範囲にわたって旋回することができ、たとえば図2に示したように、後述するスライド機構により完全に伸長させたリニアスライダ10のハンド3の先端に載置保持された円形基板W等の搬送対象を、所定位置に高精度に搬送することができる。
【0016】
以下、リニアスライダ10の構成について、図3〜図5を参照して説明する。図3は、2段構成のリニアスライダ10(以下の説明において、必要に応じて第1スライダ20、第2スライダ30と呼んで区別する。)が収納された状態におけるベースハウジング11内の構成を示した断面図である。図4は、2段のリニアスライダ10がほぼ伸長した状態におけるリニアスライダ10内の構成を示した断面図である。図5は、リニアスライダ10内に配置された、後述する複数のプーリの配置状態と、各プーリ間に掛け渡された駆動ベルト、ワイヤに固定された多段のスライダの配置状態を説明するために示した断面図である。
【0017】
[ベースハウジングの構成]
ベースハウジング11は、図1に外形を示したように、細長直方体形状をなすステンレススチール板の加工箱状体で、図3に示したように、底部中央にはコラムシリンダ4の中心軸と同心の円形開口12が設けられ、この円形開口12の下面のコラムシリンダ4内に排気ファン13が固着されている。この排気ファン13により、ベースハウジング11,第1スライダ20,及び第2スライダ30が移動するのに伴って発生したパーティクル等を効率よく本体部2側に送り出すことができる。
【0018】
ベースハウジング11内の底面の長手方向の両端部近傍にはプーリ支持フレーム14が固着されている。このプーリ支持フレーム14は、図3,図4に示したように、本実施例ではステンレススチール板の加工板材からなり、後述するベルトプーリ15,16を軸支するプーリ支持フランジ14aと、後述する第1スライダ20内の従動プーリ23,24間に掛け渡されるワイヤ18の端部が定着されるワイヤ定着フランジ14bが曲げ加工により形成されている。両端のプーリ支持フランジ14aに、図3,図4に示したように、それぞれ同一直径のベルトプーリ15,16が軸支されている。これらのうち、図中左側のベルトプーリ15(以後、区別する際は、駆動ベルトプーリ15と記す。)は、ハウジング11の底面に固定された駆動モータ17の回転軸17aに直結されており、この駆動モータ17の制御運転により所定回転が付与されるようになっている。そして、図中右側のベルトプーリ16(以後、区別する際は、従動ベルトプーリ17と記す。)と駆動ベルトプーリ15とにほぼ水平方向をなして回転可能な駆動ベルトBが掛け渡されている。この駆動ベルトB、両ベルトプーリ15,16ともに、本実施例ではアルミニウム製の加工部材で、耐摩耗性に優れ、回転駆動時にほとんどパーティクルを発生させない。アルマイト加工材等を採用することで同様の効果を得ることもできる。
【0019】
さらに、この駆動ベルトBが掛け渡された位置の側面側には、図3,図5に示したように、第1リニアガイド19が、ベルト駆動方向と平行をなすように、支持フレーム(図5参照)に固着されている。この第1リニアガイド19は、本実施例ではリテーナ(図示せず)に保持されたローラを介して、ガイドレール19Aに装着されたスライドピース19Bを、低摩擦状態でガイドレール19Aに沿って走行させる公知のリニアガイドが用いられている。
【0020】
[第1スライダの構成]
第1スライダ20は、図1〜図5に示したように、ベースハウジング11の長手方向の端面の一部に形成された開口11aから直方体形状のカバー21で覆われた部分が所定量だけ伸長する箱状体構造からなり、その伸縮動作は、駆動モータ17の所定回転量によって走行する駆動ベルトBにの走行によるプーリ保持プレート22(後述する。)のスライド動作によって実現する。以下、第1スライダ20の内部構成について説明する。
【0021】
ベースハウジング11内に設けられた第1リニアガイド19に沿って走行するスライドピース19Bには、第1の保持部材としてのプーリ保持プレート22の縦部材22bの下端が固着されている。このプーリ保持プレート22は、図3,図4に示したように、細長板状の水平部材22aと、水平部材22aに取り付けられた大径従動プーリ側近傍に一体的に形成された縦部材22bとからなる略T字形をなし、縦部材22bの下端がベルトプーリ15,16間に掛け渡された、第1の伝達体としての駆動ベルトBの一部に定着具(図示せず)を介して固着されている。水平部材22aは、本実施例では先端部(図中、右端)から縦部材22bが形成されている位置の近傍までの範囲が、第1スライダ20のカバー21内に収容され、カバー21の底面に固定されている。その他の部分は、ベースハウジング11内に位置している。
【0022】
プーリ保持プレート22の水平部材22aの両端には大径従動プーリ23が後端部(図中、左端)に、小径従動プーリ24が先端部(図中、右端)に取り付けられている。これら2個の従動プーリ23,24は、図5に示したように、それぞれの従動プーリ23,24を軸支する回転軸25,26の長さが異なり、この従動プーリ23,24に掛け渡されるワイヤ18同士と従動プーリ23,24とに接触しないように、平行に離れた面を構成するようにプーリ保持プレート22の側面に軸支されている。
【0023】
大径従動プーリ23と、小径従動プーリ24との間には、図3,図4に示したように、第2の伝達体としてのワイヤ18が掛け渡されている。それぞれのワイヤ18の端部は、所定のテンションを保持するように、ハウジング11の底面から立設されたワイヤ定着フランジ14bに定着具28を介して定着されている。ワイヤ18は図示したように、一端が従動ベルトプーリ16のワイヤ定着フランジ14bに位置し、ハウジング11内を水平配線された後、大径従動プーリ23でUターンした際に、第1スライダ20のカバー21内に位置し、さらに水平配線された状態で小径従動プーリ24に上側から掛け渡され、小径従動プーリ24でUターンした後に、第1スライダ20のカバー21内の底面近くを配線され、さらにベースハウジング11内を駆動ベルトプーリ15側まで配線され、ワイヤ定着フランジ14bに定着具28を介して定着されている。
【0024】
このように、第1スライダ20は、図2に示したように、後端が開放された直方体形状のカバー21内にプーリ保持プレート22が固着保持され、このプーリ保持プレート22は一体となった縦部材22bが駆動ベルトBの走行により、第1リニアガイド19に沿って図2に示した矢印方向に移動するのに伴い、図3,図4に示したように、第1スライダ20を覆うカバー21を、ベースハウジング11の開口部11aから所定スライド量分を伸長させることができる。
【0025】
[第2スライダの構成]
次に、第2スライダ30の構成について説明する。プーリ保持プレート22の側面には、第2リニアガイド31が固着されている。この第2リニアガイド31は、本実施例では第1リニアガイド19と同構造、同寸法の部材が使用されており、第2リニアガイド31のスライドピース31Bには第2スライダ30として機能する第2の保持部であるハンド保持ベース部材32が固着されている。このハンド保持ベース部材32は、図2,図5に例示したように、スライダの伸縮方向に対して略コ字形をなして、その一部が、ベースハウジング11と、第1スライダ20のカバー21とに形成された細長スリット33から突出し、その先端に各種形状のハンド3を取着保持できるようになっている。本実施例では、図1,図2に示したように細長長方形板状のセラミックス製ハンド3が取着されている。このハンド3の内部には真空引き用配管(図示せず)が形成されており、先端領域に形成された多数の微細吸引孔34(図2参照)から真空引きすることができる。
【0026】
一方、第2の保持部としてハンド保持ベース部材32の下端がスライドピース31Bを介して第2の伝達体としての細径でワイヤケーブルからなるワイヤ18に固着されている。これにより、大径従動プーリ23と小径従動プーリ24とが移動し、ワイヤ18の掛け渡し状態が変化するのに合わせてこのワイヤ18に固着された第2リニアガイド31のスライドピース31Bがガイドレール31Aに沿って図3に示したように、図中矢印方向にスライドする。したがって、このスライドピース31Bに固着されているハンド保持ベース部材32も、図1〜図4に示したように、ベースハウジング11の側面に形成された細長スリット33と、細長スリット33と重なるように第1スライダ20の側面に形成された細長スリット36とに沿って連続してスライドし、最終的に第2リニアガイド31の端部まで移動することができる。
【0027】
[リニアスライダの伸長動作]
以上の構成からなる本実施例の2段のスライダ20,30によって構成されたリニアスライダ10の伸長動作について、図2,図3を参照して説明する。
まず、駆動モータ17(図5参照)の回転軸17aに直結している駆動ベルトプーリ15を、時計方向(図3)に回転させることで、駆動ベルトBは矢印方向に走行し、この駆動ベルトBの上側面に固定されたプーリ保持プレート22の縦部材が、この走行に伴って第1スライダ20が伸長方向(図中右側)に向かって駆動ベルトBと同距離だけ移動する。このときプーリ保持プレート22に軸支された従動プーリ23,24も、ワイヤリングされた状態でともに同方向、同距離だけ移動する。したがって、2個の従動プーリ23,24が移動した分だけ、両方の従動プーリ23,24のワイヤ定着部からの位置が変化する。このときワイヤ18には第2スライダ30としてのハンド保持ベース部材32が定着されているため、2個の従動プーリ23,24間のワイヤ18の移動分だけ第2スライダ30の一実施例としてのハンド保持ベース部材32は第1スライダ20と同方向、同距離だけ移動する。したがって、第2スライド30は第1スライド20の伸長量に対して相対的に等距離を伸長できるため、ベースハウジング11に対しては第1スライド20の伸長量の2倍の伸長量が得られることになる。以上の説明では、第1の伝達体としての駆動ベルトBに代えてワイヤを用いることもでき、一方、第2の伝達体としてのワイヤに代えて細帯状のベルトを使用することもできることはいうまでもない。
【0028】
このように、本発明によるリニアスライダ10は、図1に示した収納状態から図2に示した伸長状態に至るまで、内部の駆動部分が外部にほとんど露出せず、さらにコラムシリンダ4内に収容された排気ファン13による排気機能により外部汚染を防止できるという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】本発明の基板搬送装置の一実施例のスライダ収納状態を示した全体斜視図。
【図2】図1に示したスライダの伸長状態を示した全体斜視図。
【図3】リニアスライダの構成及び収納状態を示した断面図。
【図4】図3に示したリニアスライダの伸長状態を示した断面図。
【図5】リニアスライダ内部における各駆動機構の配置例を示した断面図。
【符号の説明】
【0030】
1 基板搬送装置
3 ハンド
4 コラムシリンダ
10 リニアスライダ
11 ベースハウジング
13 排気ファン
14 プーリ支持フレーム
15 駆動ベルトプーリ
16 従動ベルトプーリ
17 駆動モータ
18 ワイヤ
19 第1リニアガイド
20 第1スライダ
21 カバー
22 プーリ保持プレート
23 大径従動プーリ
24 小径従動プーリ
30 第2スライダ
31 第2リニアガイド
33,36 細長スリット
B 駆動ベルト
W 円形基板

【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体部に対して回転昇降可能に支持されたベースハウジング内に収容された状態から、第1のスライダと第2のスライダとが同期をとって伸長する多段のリニアスライダを有し、該多段のリニアスライダが収容される際、第1のスライダは前記ベースハウジング内に完全に収容され、第2のスライダは、前記第1のスライダの縮退動作と同期をとって前記収容状態にある第1のスライダ上まで縮退する基板搬送装置であって、
前記第1のスライダは、前記ベースハウジング内に設けられた1対のプーリ間に掛け渡された第1の伝達体の一部に固定された、前記第1のスライダ内の第1の保持部材が、前記第1の伝達体の走行方向に移動して伸縮するとともに、第2のスライダは、両端部が前記ベースハウジング内に位置する定着部に固定され、前記第1の保持部材に軸支された1対の従動プーリととの間に掛け渡された第2の伝達体の一部に固定された第2の保持部を介して前記第1のスライダの伸縮と同期してスライドするようにしたことを特徴とする基板搬送装置。
【請求項2】
前記第1のスライダは、前記ベースハウジング内に設けられた第1のリニアガイドにより、前記第2のスライダは、前記第1の保持部材に設けられた第2のリニアガイドによりスライド方向が案内されることを特徴とする請求項1に記載の基板搬送装置。
【請求項3】
前記1対の従動プーリは、大径プーリが前記ベースハウジング内に位置する前記第1の保持部材に、小径プーリが前記第1のスライダ内に位置する前記第1の保持部材に軸支されたことを特徴とする請求項1に記載の基板搬送装置。
【請求項4】
前記第1の伝達体は前記1対のプーリ間に掛け渡されたベルトであり、前記第2の伝達体は、前記1対の従動プーリ間に掛け渡されたワイヤであることを特徴とする請求項1に記載の基板搬送装置。
【請求項5】
前記ベースハウジング下面の開口を塞いで排気を行う排気ファンが、前記コラムシリンダ内に設けられことを特徴とする請求項1に記載の基板搬送装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2007−95740(P2007−95740A)
【公開日】平成19年4月12日(2007.4.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−279462(P2005−279462)
【出願日】平成17年9月27日(2005.9.27)
【出願人】(504289543)株式会社ジェーイーエル・リサーチ (7)
【Fターム(参考)】