説明

待ち合わせ支援装置および待ち合わせ支援方法

【課題】人と車両がスムーズに待ち合わせることができる待ち合わせ支援装置を提供する。
【解決手段】データ送受信部30を介して人からその現在位置を取得して、待ち合わせ場所検索部10が取得した人の位置から別途入力された目的地103までの経路をカーナビ部20に記憶されている道路地図記憶部24により検索し、さらに経路上で待ち合わせに適した駅などを乗降施設出入口検索部23により検索してその結果をデータ送受信部30を介して人が保持する携帯電話などへ通知する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、待ち合わせ支援装置、および待ち合わせ支援方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、カーナビゲーションシステムの普及は目覚ましいものがあり、多くの車両に取り付けられている。また、カーナビゲーションシステムを利用した様々なアプリケーションやサービスも登場している。
【0003】
このカーナビゲーションシステムを利用したアプリケーションとして、GPS機能を備えたカーナビゲーションシステムを搭載した車両同士で待ち合わせを行うに場合に、自車の位置情報を待ち合わせ相手に送信して、それ受信した車両のカーナビゲーションシステムが受信した待ち合わせ相手の車両位置と、自車の位置から合流位置を検索するようにしたナビゲーション装置が知られている(特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2002−139333号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記従来技術では、車同士での待ち合わせには有効であるが、一方が車の利用者であっても待ち合わせをするもう一方の人が、車以外の公共交通機関を利用する場合には利用することができないという不便さがあった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の待ち合わせ支援装置は、第1の移動体である車両が目的地まで移動する経路の途中において第2の移動体である人と待ち合わせする場合に、前記第1の移動体である車両および前記第2の移動体である人に、それぞれ待ち合わせ場所に関する情報を提示する待ち合わせ支援装置であって、前記第1の移動体である車両は、前記第2の移動体である人が保持する移動体端末から前記人の現在位置を取得する位置情報取得手段と、交通機関の路線情報および前記交通機関の乗降施設とその出入口の位置情報を記憶した情報記憶手段と、前記位置情報取得手段が取得した前記人の現在位置および前記路線情報に基づいて前記情報記憶手段から待ち合わせする乗降施設とその出入口を検索する検索手段と、前記検索手段による検索結果である前記待ち合わせする乗降施設とその出入口を前記移動体端末に送信する通信手段と、前記検索手段による検索結果である前記待ち合わせする乗降施設とその出入口を前記第1の移動体である車両の乗員に提示する表示手段とを備えることを要旨とする。
【0006】
また、本発明の待ち合わせ支援方法は、第1の移動体である車両が目的地まで移動する経路の途中において第2の移動体である人と待ち合わせする場合に、前記第1の移動体である車両および前記第2の移動体である人に、それぞれ待ち合わせ場所に関する情報を提示する待ち合わせ支援方法であって、第2の移動体である人が保持する移動体端末から前記人の現在位置を取得するステップと、交通機関の路線情報および前記交通機関の乗降施設とその出入口の位置情報と前記ステップで取得した前記人の現在位置から、待ち合わせする乗降施設とその出入口を検索するステップと、検索結果である前記待ち合わせする乗降施設とその出入口を前記第1の移動体である車両の乗員に提示するステップと、検索結果である前記待ち合わせする乗降施設とその出入口を前記第2の移動体である人が保持する移動体端末に送信するステップとを備えることを要旨とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、第2の移動体である人の現在位置を取得して、公共交通機関の路線情報および公共交通機関の乗降施設とその出入口の位置情報から、待ち合わせする公共交通機関の乗降施設を検索して、第2の移動体である人が保持する移動体端末へ送信することとしたので、待ち合わせ場所を簡単に決めて、それを車両の乗員や人に通知することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、本発明に関わる待ち合わせ支援装置および待ち合わせ支援方法の実施例について説明する。
【実施例1】
【0009】
図1は、実施例1に係わる待ち合わせ支援装置の構成を示すブロック図である。
【0010】
この待ち合わせ支援装置1は、待ち合わせ場所検索部10(位置情報取得手段および検索手段)、カーナビ部20(到着時刻予想手段)、データ送受信部30(通信手段)、路線情報部40(路線情報検索手段)、入力部50、および表示部60を備えて構成されている。
【0011】
待ち合わせ場所検索部10は、データ送受信部30を介して得られた待ち合わせ相手の人の現在位置を取得し、その人の現在位置からカーナビ部20により目的地までの経路上で待ち合わせに利用できる公共交通機機関と待ち合わせを行うのに適した乗降施設(例えば駅、以下同様)とその出入口を検索する。
【0012】
また、待ち合わせ場所検索部10は、路線情報部40によって路線情報から待ち合わせに利用する公共交通機機関の路線や乗り換えの案内(乗車駅や乗換駅、降車駅、および発車時刻や到着予想時刻)を検索する。
【0013】
これらの機能は本待ち合わせ支援装置1の要となるものであり詳細は後述する。また、待ち合わせ場所検索部10自体は、実際には、例えばカーナビゲーションシステム内のマイクロコンピュータが所定のプログラムにより後述する手順に従った処理を行うことにより機能するものである。
【0014】
カーナビ部20は、自車の位置を測定する位置測位部21(車両位置取得手段)、交通情報取得部22、乗降施設出入口検索部23(情報記憶手段)、および道路地図記憶部24に接続さている。
【0015】
カーナビ部20は、車両の現在位置から目的地までおよび待ち合わせする場所までの経路を計算し、それらまでの到着予想時刻を検索する。またカーナビ部20は、得られた経路近くのランドマークをランドマーク情報データベース(不図示)から検索する。検索するランドマークとしては、例えば鉄道の駅、コーヒーショップ、ファミリーレストラン、コンビニエンスストア、本屋など待ち合わせするときに時間の融通の利く場所を検索するように設定しておくとよい。
【0016】
このカーナビ部20が検索する経路は、別途指定された目的地までの経路と、途中の待ち合わせ場所までの経路である。待ち合わせする場所としては、第1には、待ち合わせ相手(人)が公共交通機関を利用して到達できる場所である。そして、そのような待ち合わせ場所として、さらに例えば、現在の車両位置から最も距離的に近い乗降施設、または後述のVICSシステムを利用して現在の道路情報または過去の道路情報からの予測から最も時間的に速く着く乗降施設、現在位置から目的地までの経路に対して迂回距離が最も少なくなる乗降施設、車両の現在位置から別途指定された最終目的地までの迂回時間が最も少なくなる乗降施設などを検索する。また、駅などの施設によっては、車両への乗降がスムーズにできない施設もあるため、最短距離や最短時間などではなく、待ち合わせた人が車両へスムーズに乗降できるように、車両への乗降場所がある乗降施設を待ち合わせする乗降施設として検索するようにしてもよい。
【0017】
なお、どのよう場所で待ち合わせを行うかは、あらかじめ優先順位を付けておいて、検索結果として優先順に表示されるようにしてもよいし、別途検索条件として入力部50から入力されるようにしてもよい。
【0018】
ランドマーク情報データベースは、本待ち合わせ支援装置1内に記憶されていてもよいが、別途、データ送受信部30を通じてこのようなデータサービスを提供しているサーバーから取得するものであってもよい。
【0019】
位置測位部21は、GPS(全地球測位システム(Global Positioning System))測位機能を内蔵する測位装置である。この位置測位部21は現在位置をカーナビ部20に提供する。
【0020】
位置測位部21は、GPS受信機211、ジャイロ212、車速センサー213が接続されている。GPS受信機211はGPS衛星からの電波を受信し、各GPS衛星からの電波を受信するまでの時間差に基づいて自車の現在位置を計測する。GPS衛星からの電波が受信できないときはジャイロ212が自車の進行方向を検出する。車速センサー213は自車の走行速度を検出する。そしてジャイロ212と車速センサー213の検出結果から位置測位部21は自車位置を計算する。
【0021】
交通情報取得部22は、例えばVICSシステムからリアルタイムで交通情報を取得することができる。取得できる交通情報は、現在の交通情報に限らず、過去の交通情報履歴から交通情報を予測することができる。
【0022】
乗降施設出入口検索部23は、公共交通機関の路線情報、および公共交通機関の乗降施設と、各乗降施設についての施設情報を持っている。施設情報としては、例えば、乗降施設の出入口、接続する他の施設(乗降施設の出入口の近くにあるランドマークを含む)、施設に付随するまたは付近の駐車場、施設に付随する車両に対する乗降場所(送迎用一時駐停車場など)などを含む。
【0023】
このような施設情報は、カーナビ部20に提供されて経路探索時に、例えば鉄道の駅の出入口名などで該当する施設を検索することができる。なお、このような施設情報は本待ち合わせ支援装置1内に記憶していてもよいが、別途、データ送受信部30を通じてこのような情報をデータとして提供しているサーバーから取得するものであってもよい。
【0024】
道路地図記憶部24は、通常のカーナビゲーションシステムが持つ道路地図情報を記憶している。なお、この道路地図情報はカーナビ部20として記憶している以外に、データ送受信部30を介して曽於の他のデータベースサーバーから取得される用意していてもよい。
【0025】
データ送受信部30は、待ち合わせをする人が保持する携帯電話端末(移動体端末)と通信を行う機能を有する。このためには、例えばインタネットプロトコル(IP)を利用してインターネットに接続し、同じくIPを利用してインターネットに接続できる携帯電話端末と通信できることが好ましい。
【0026】
このデータ送受信部30を通じて、待ち合わせをする人の位置情報や待ち合わせ場所、最終目的地、時間などの待ち合わせに関わる情報をやり取りする。なお、このデータ送受信部30は、VICSシステムとの通信機能を有する。
【0027】
路線情報部40は、時刻表41(時刻表記憶手段)と運賃表42(運賃記憶手段)をそれぞれデータベースとして保持している。この路線情報部40は、例えば待ち合わせの際に利用する検索条件を入力することにより、時刻表41と運賃表42のデータベースから待ち合わせを行うために人が利用するのに適した公共交通機関の路線、乗車駅、および発車時刻、乗り換えの案内などを検索する。また、同時に運賃も検索する。
【0028】
この路線および運賃の検索は、特別な経路や条件が入力されないときには、人のいる現在位置(携帯電話端末の現在位置)から待ち合わせする駅などまでの乗り換え回数が最も少なくなる公共交通機関の路線とその発車時刻を検索するようにしておいてもよし、または、特別な経路や条件が入力されないときには、人のいる現在位置(携帯電話端末の現在位置)から待ち合わせする駅などまでの運賃があらかじめ決められた運賃以下となる公共交通機関の路線とその発車時刻を検索するように、あらかじめ決めておいてもよい。またはこれらを二者択一などのごく簡単な操作で選択するようにしておいてもよい。
【0029】
なお、ここであらかじめ決められた運賃以下とは、例えば、最も運賃が少なくなるようにしたり、運賃限度額を入力してそれ以下になるようにすることである。
【0030】
時刻表41と運賃表42のデータベースは、本待ち合わせ支援装置1内に記憶していてもよいが、別途、データ送受信部30を通じてこれらの情報をデータとして提供しているサーバーから取得するものであってもよい。また、待ち合わせに必要な路線や乗り換え、発車時刻、および運賃の検索そのものを、このようなサービスを提供するサーバーを利用して検索させ、路線情報部40はその結果を受け取るようにしてもよい。
【0031】
入力部50は、車両の乗員が目的地や経路の検索条件などを入力するものである。このために、文字入力機能のついたテンキーおよびかな漢字変換機能などを有する。
【0032】
表示部60は、車両内に設置された、例えば、液晶ディスプレイなどである。表示部60は、電子地図上に、目的地や待ち合わせ場所、経路、公共交通機関の乗降施設、駐車スペースや車両乗降場所などを表示する。
【0033】
なお、待ち合わせ支援装置1には、図示しない記憶装置(メモリ)が装備されている。このような記憶装置は、例えば、入力部50から入力された経路や駅の検索条件を一時保存したり、検索した結果が携帯電話端末に送信されるまで一時保存したりする。
【0034】
次に、待ち合わせ支援装置1により待ち合わせ支援を行う場合の動作について説明する。
【0035】
図2は、待ち合わせを行う相手の一方が公共交通機関を利用するときの待ち合わせ形態の一例を説明する説明図である。
【0036】
この例は、車両101が目的地103に向かう途中で、人102を公共交通機関の乗降施設(ここでは鉄道の駅)でピックアップするときの待ち合わせ場所104を決める場合である。
【0037】
図3は、実施例1における待ち合わせ場所検索部10の処理手順を示すフローチャートである。
【0038】
まず、待ち合わせ場所検索部10は、目的地103と、自分(車両101)の出発地または現在位置を取得し、出発地から目的地103までの経路をカーナビ部20により検索する(S1)。ここで目的地103と、出発地または現在位置は入力部50から入力される。また、本待ち合わせ支援装置1は本実施例においてはカーナビゲーションシステムの一機能として車両101に設けられているものとする。
【0039】
続いて、待ち合わせ場所検索部10は、カーナビ部20が検索した経路近く、例えば、5km以内の公共交通機関の駅を同じくカーナビ部20により検索する(S2)。
【0040】
続いて、待ち合わせ場所検索部10は、車両101の出発時刻を取得し、経路近くの駅までの到着予想時刻を検索する(S3)。
【0041】
続いて、待ち合わせ場所検索部10は、人102の出発地または現在位置を取得する(S4)。人102の出発地または現在位置は、人102が保持する携帯電話端末70(移動体端末)からデータ送受信部30を通じて携帯電話端末70の現在位置情報として取得するようにしてもよい。ただし、この場合は、人102が保持する携帯電話端末70が現在位置を特定する機能を持つかまたはそのようなサービスの提供を受けている必要がある。また、携帯電話端末70がこのような機能を有しない場合には、別途音声通話を通じて車両101の人102が待ち合わせ相手の人102から現在位置を聞いて、本装置の入力部50から入力するようにしてもよい。
【0042】
続いて、待ち合わせ場所検索部10は、カーナビ部20により人102の出発地または現在位置から最寄駅を検索する(S5)。
【0043】
そして、入力部50から入力された検索条件を受け付ける(S6)。検索条件は、例えば、最も近い駅、最も速く着く駅、目的地103までの迂回距離が最も少なくなる駅、目的地103までの迂回時間が最も少なくなる駅、車両乗降スペースがある駅、または全自動(各検索条件を優先順に全て表示)、および人102の利用する公共交通機関の運賃限度額(運賃限度額は入力を待つことなく常に最小額となるようにあらかじめ決められていてもよい)などである。
【0044】
続いて、待ち合わせ場所検索部10は、路線情報部40により、人102の最寄駅から経路近くの駅までの公共交通機関の路線を検索する(S7)。
【0045】
待ち合わせ場所検索部10は、カーナビ部20により検索結果の優先順位1〜3位までの経路近くの駅とその出入口、および車両101との乗降場所を検索する(S8)。
【0046】
待ち合わせ場所検索部10は、さらにカーナビ部20により検索結果の優先順位1〜3位までの経路近くの駅の出入口とその近くにあるランドマークを検索する(S9)。
【0047】
待ち合わせ場所検索部10は、これらの検索結果を表示部60に表示すると共に、データ送受信部30から携帯電話端末70に対して送信する(S10)。このときの送信には電子メールを利用する。
【0048】
さらに、もし、入力部50から異なる駅を検索するように指令された場合には、待ち合わせ場所検索部10は、検索結果の優先順位4〜6位までの経路近くの駅の出入口とその乗降場所を検索する(S11)。
【0049】
そして待ち合わせ場所検索部10は、検索結果の優先順位4〜6位までの経路近くの駅の出入口とその近くにあるランドマークを検索する(S12)。
【0050】
待ち合わせ場所検索部10は、検索結果を表示部60に表示すると共に、データ送受信部30から携帯電話端末70に対して送信する(S13)。
【0051】
これにより、目的地103までの経路上、人102と車とが待ち合わせするのに適した駅が待ち合わせ場所104として自動的に検索されて、車両101の乗員とその待ち合わせ相手である人102に提示されることになる。
【0052】
以上説明したように、本実施例では、位置情報と公共交通機関の情報をもとに待ち合わせするのに適した乗降施設とその出入口を検索するので、待ち合わせ場所104を簡単に決めることができる。
【0053】
また待ち合わせする駅の出入口付近のランドマークを待ち合わせ場所104として提示するので、人102は合流するまでの待ち時間を施設などで待機することができる。
【0054】
なお、待ち合わせ場所104を検索するときに、目的地103または待ち合わせ場所104まで迂回距離や最も少なくなるような乗降施設を検索することで、合流するための迂回を少なくすることができる。同様に、車両101の目的地103に対して迂回時間が最も少なくなる乗降施設を検索することで、合流するための迂回を少なくすることができる。
【0055】
また、車両101の乗降場所がある乗降施設を検索することで、車両101が人102をより安全に乗降させることができる。
【0056】
さらに、公共交通機関の路線を検索する際には、人102の乗り換え回数が最も少なくなる路線を検索することで、容易に待ち合わせする乗降施設まで移動することができる。また人102が支払う運賃があらかじめ決めた限度額以下となるような待ち合わせする乗降施設を検索するので、人102は運賃を気にすることなく移動することができるようになる。
【実施例2】
【0057】
実施例2では、車両101が待ち合わせ場所104に到着する予想時間をもとにして、人102が乗るべき公共交通機関とその時刻を提示する例について説明する。
【0058】
本実施例における装置の構成は実施例1と同様であるので、詳細な説明は省略し、本実施例に特徴的な動作についてのみ説明する。また、待ち合わせの形態も図2に示した場合と同様である。
【0059】
図4は、実施例2の待ち合わせ場所検索部10の処理手順を示すフローチャートである。
【0060】
本実施例においても前述した実施例1(図3)におけるステップS13までは同じ処理手順を実行する。
【0061】
続いて、本実施例2においては、待ち合わせ場所検索部10が、車両101の乗員と人102から待ち合わせ場所104の確認の入力を受け付ける(S21)。乗員からの確認は入力部50から受ける。一方、人102からの確認は携帯電話端末70からメールで受けるか、または携帯電話端末70から車両101の乗員が人102から携帯電話端末などを介して確認を受けて、それを入力部50から入力することにより確認を受ける。
【0062】
待ち合わせ場所検索部10は、カーナビ部20によって検索された待ち合わせ場所104(駅)の車両到着予想時刻から、路線情報部40により人102が乗るべき電車の時間を検索する(S22)。
【0063】
そして、待ち合わせ場所検索部10は、検索結果である人102が乗るべき電車の時刻情報を、表示部60に表示すると共に、データ送受信部30から携帯電話端末70へ送信して、車両101の乗員と人102に提示する(S23)。
【0064】
情報提供後、もし異なる電車の時刻のほうが良いとの指示が入力部50または携帯電話端末70から入力されたときには、検索条件の入力を受けて、その条件により人102が乗るべき電車の時間を検索し直す(S24)。
【0065】
その後、新たな検索結果である人102が乗るべき電車の時刻情報を、表示部60に表示すると共に、データ送受信部30から携帯電話端末70へ送信して、車両101の乗員と人102に提示する(S25)。
【0066】
以上説明したように、実施例2によれば、車両101が待ち合わせ場所104に到着する予想時刻をもとに電車の時刻表41から人102が乗るべき電車の時刻情報を提示するので、人102が乗るべき電車を自分で調べる必要がない。
【実施例3】
【0067】
実施例3では、車両101が交通渋滞で待ち合わせに遅れそうになったり、人102が電車に乗り遅れて待ち合わせに遅れそうになったりした場合のサポートについて説明する。
【0068】
本実施例3においても装置の構成は実施例1と同様であるので、詳細な説明は省略し、本実施例にかかる作用についてのみ説明する。また、待ち合わせの形態も図2に示した場合と同様である。
【0069】
図5は、実施例3の待ち合わせ場所検索部10の処理手順を示すフローチャートであって、車両101が遅れる場合の処理手順を示している。
【0070】
まず、車両101が出発する(S30)。これは待ち合わせ場所検索部10の処理ではない。
【0071】
その後、待ち合わせ場所検索部10は、一定時間毎に待ち合わせ場所104までの到着予想時刻をカーナビ部20により算出する(S31)。
【0072】
続いて、待ち合わせ場所検索部10は、人102にあらかじめ通知した到着予想時刻と、S31で検索した一定時間毎の待ち合わせ場所104までの到着予想時刻とを比較して、一定時間毎に算出した到着予想時刻が、人102にあらかじめ通知した到着予想時刻を過ぎるか否かを判断する(S32)。
【0073】
比較の結果、遅れるとされた場合(S32:Yes)、待ち合わせ場所検索部10は、新しい到着予想時刻とあらかじめ人102に通知した到着予想時刻から遅れる時間を人102に連絡する(S33)。この連絡はデータ送受信部30を介してメールにより携帯電話端末70に送信されることにより行われる。なお、S32において、一定時間毎に算出した到着予想時刻が人102にあらかじめ通知した到着予想時刻を過ぎていない場合はそのままステップS31へ戻り処理を継続する。
【0074】
その後、待ち合わせ場所検索部10は、カーナビ部20により駅周辺のランドマークを検索して人102に提示する(S34)。
【0075】
なお、ステップS32において、一定時間毎に算出した到着予想時刻が人102にあらかじめ通知した到着予想時刻を過ぎるか否かの判断は、あらかじめ決められた所定時間以上遅れるかどうかを判断するようにしてもよい。これは、人102と車とが待ち合わせをする場合、ある程度は許容されるべき場合もあるためである。この所定時間はあらかじめ設定されていてもよいし、待ち合わせ相手などによって任意に変更できるようにしておいてもよい。
【0076】
また、ステップS32において到着予想時刻を過ぎると判断した場合に(S32:Yes)、待ち合わせ場所検索部10が、新しい到着予想時刻までに人102が乗降施設に到着するために必要な乗車駅と発車時刻を路線情報部40に再検索させて、この再検索の結果をデータ送受信部30を通じて人102に連絡するようにしてもよい。この連絡はデータ送受信部30を介してメールにより携帯電話端末70に送信されることにより行われる。
【0077】
次に、人102が遅れた場合の処理手順について説明する。図6は、人102が遅れた場合の処理手順を示すフローチャートである。
【0078】
まず、人102が出発する(S40)。これは待ち合わせ場所検索部10の処理ではない。
【0079】
そして、待ち合わせ場所検索部10は、人102があらかじめ乗るべき電車に乗り遅れたか否かを判断する(S41)。この判断は、携帯電話端末70からのメールによって直接受け取るか、または車両101の乗員が人102から音声通話によって受けたことを入力部50から入力されることにより受け付けて判断する。
【0080】
続いて、待ち合わせ場所検索部10は、待ち合わせ場所104までの次の電車とその到着予定時刻を時刻表41から検索する(S42)。
【0081】
続いて、待ち合わせ場所検索部10は、検索した新しい発車時刻と到着予定時刻を車両101の乗員と人102に連絡する(S43)
その後、待ち合わせ場所検索部10は、カーナビ部20により駅周辺のランドマークを検索して人102に提示する(S44)。
【0082】
以上説明したように、本実施例によれば、車両101の到着時間がはじめに人102に対して通知した到着予想時間より遅れるときは、その旨を人102に通知することとしたので、待ち合わせした人102が駅などで車両101がこないことを心配したりせずに済むようになる。
【0083】
また、車両101の到着時間がはじめに人102に対して通知した到着予想時間より遅れる場合に、新しい到着予想時間をもとに人102が乗るべき電車の発車時刻を人102に通知するようにしてもよく、この場合は車両101の到着が遅れても、再度、人102が乗るべき電車を調べる必要がない。
【0084】
一方、人102が最初に通知した電車に乗り遅れた場合には、次の電車を再検索してその発車時刻、到着予想時刻時間を通知することとしたので、最初の電車に乗り遅れた場合でも、再度、人102が乗るべき電車を調べる必要がない。
【0085】
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明はこのような実施形態に限定されるものではない。
【0086】
例えば、上述した実施形態では、人102が待ち合わせ場所104に到達するための公共交通機関として鉄道を利用することを想定して説明したが、利用する公共交通機関としては、鉄道(軌道上を車両が移動する各種形態を含む)の他に、例えば、バス(路線バス、高速バスなど)、フェリー、飛行機など、時刻表41や運行表などが提示されているものであればどのような交通機関でもよい。
【0087】
乗降施設も駅に限定されるものではなく、バスの場合はバスターミナルの他バス停も乗降施設である。フェリーはフェリー乗り場や港の桟橋が乗降施設であり、飛行機の場合は空港が乗降施設となる。そして、これら公共交通機関を複数乗り継いで利用するような形態であってもよく、車両101と待ち合わせる人102は1つの交通機関にとらわれない柔軟性のある移動をすることができる。
【0088】
また、上述した実施例では、本発明による待ち合わせ支援装置をカーナビゲーションシステム内に設けることとしているが、待ち合わせ支援装置としては、図1に示した待ち合わせ場所検索部はカーナビゲーションシステム以外の場所にあってもよい。例えば、待ち合わせ場所検索部10は別途通信機能を持ち、その通信機能によってカーナビ部20の機能を有するカーナビゲーションシステムと、路線情報部40の機能を有する路線検索サービスなどとデータの送受信を行うことで、待ち合わせ場所に適した公共交通機関の乗降施設とその出入口、人の乗車駅や発車時刻、乗り換えなどの検索を行って、それを人の携帯電話端末へ送信するようにしてもよい。
【0089】
この場合、待ち合わせ場所検索部10としては、例えば、家庭や職場にあるパソコンである。そしてこのパソコンに搭載されたマイクロコンピュータに上述した各実施例における処理手順を実行させることで待ち合わせ場所検索部10としての機能を実施させることができる。
【0090】
なお、パソコンを用いた場合の通信機能としてはインターネットが挙げられる。また、カーナビ部20の機能はインターネットに接続されたカーナビゲーションシステムでもよいし、カーナビゲーションシステムのように道路や施設の検索サービスを行っているサーバーなどを利用してもよい。路線情報部40も同様に、インターネット上で公共交通機関の路線と、運行時刻、運賃、乗り換えの案内などをサービスしているサーバーを利用するようにしてもよい。
【0091】
また、逆に、待ち合わせ場所検索部10として機能をインターネット上のサーバーに持たせるようにしてもよい。
【0092】
このようにする場合は、同じくインターネットに接続できるカーナビゲーションシステムから目的地を入力し、人の現在位置は別途サーバーに人が携帯電話端末やパソコンなどを通じてサーバーに入力する。そして、サーバーは、これらの入力を受けて、待ち合わせ場所に適した公共交通機関の乗降施設とその出入口をカーナビゲーションシステムと通信して検索させるか、または同機能を提供している別サーバーにて検索させて、その結果をサーバー側で取得する一方、同結果をもとにサーバー自身がまたは路線検索サービスを提供している別サーバーにアクセスして、人の乗車駅や発車時刻、運賃、乗り換えの案内などの検索を行って、それを人の携帯電話端末へ送信するようにしてもよいのである。
【0093】
このようにすれば、本発明の待ち合わせ支援方法を提供するためのアプリケーションソフトウエアをサーバー上に持たせるだけで、現在使用されているカーナビゲーションシステムなどをそのまま利用して本発明を実施することも可能となる。
【0094】
そして、このように各機能が点在する場合であっても、それぞれが通信機能によって接続され、一体として本発明による待ち合わせ支援装置を実施することが可能となる。
【0095】
さらに本発明は、上述した実施例を様々に組み合わせて実施してもよいことは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【0096】
【図1】実施例1における待ち合わせ支援装置の構成を示すブロック図である。
【図2】待ち合わせの一方が公共交通機関を利用するときの待ち合わせ形態の一例を説明する説明図である。
【図3】実施例1における待ち合わせ場所検索部の処理手順を示すフローチャートである。
【図4】実施例2の待ち合わせ場所検索部の処理手順を示すフローチャートである。
【図5】実施例3の待ち合わせ場所検索部の処理手順であって、車両が遅れる場合の処理を示すフローチャートである。
【図6】実施例3の待ち合わせ場所検索部の処理手順であって、人が遅れる場合の処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0097】
1 支援装置
10 待ち合わせ場所検索部
20 カーナビ部
21 位置測位部
22 交通情報取得部
23 乗降施設出入口検索部
24 道路地図記憶部
30 データ送受信部
40 路線情報部
41 時刻表
42 運賃表
50 入力部
60 表示部
70 携帯電話端末
101 車両
102 人
103 目的地
104 待ち合わせ場所

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の移動体が目的地まで移動する経路の途中において第2の移動体と待ち合わせする場合に、前記第1の移動体および前記第2の移動体に、それぞれ待ち合わせ場所に関する情報を提示する待ち合わせ支援装置であって、
前記第1の移動体は、
前記第2の移動体の現在位置を取得する位置情報取得手段と、
交通機関の路線情報および前記交通機関の乗降施設とその出入口の位置情報を記憶した情報記憶手段と、
前記位置情報取得手段が取得した前記第2の移動体の現在位置および前記路線情報に基づいて前記情報記憶手段から待ち合わせする乗降施設とその出入口を検索する検索手段と、
前記検索手段による検索結果である前記待ち合わせする乗降施設とその出入口を前記移動体端末に送信する通信手段と、
前記検索手段による検索結果である前記待ち合わせする乗降施設とその出入口を前記第1の移動体に提示する表示手段と、
を備えることを特徴とする待ち合わせ支援装置。
【請求項2】
前記第1の移動体の現在位置を取得する車両位置取得手段と、
前記車両位置取得手段が取得した前記第1の移動体の現在位置から当該第1の移動体が前記待ち合わせする乗降施設に到着する到着予想時刻を検索する到着時刻予想手段と、
をさらに備え、
前記検索手段は、前記到着時刻予想手段が検索した前記到着予想時刻を、前記通信手段を通じて前記第2の移動体へ送信することを特徴とする請求項1記載の待ち合わせ支援装置。
【請求項3】
前記交通機関の時刻表情報を記憶した時刻表記憶手段と、
前記到着時刻予想手段が予測した前記第1の移動体の前記到着予想時刻に基づいて、前記第2の移動体である人が前記第1の移動体の前記到着予想時刻までに前記待ち合わせする乗降施設に到着するのに適した前記交通機関の路線、乗車駅、および発車時刻を前記時刻表記憶手段から検索する路線情報検索手段と、
をさらに備え、
前記検索手段は、前記路線情報検索手段が検索した前記路線、前記乗車駅および前記発車時刻を、前記通信手段を通じて前記第2の移動体である人が保持する移動体端末へ送信することを特徴とする請求項2記載の待ち合わせ支援装置。
【請求項4】
前記検索手段は、前記到着時刻予想手段が前記予測した前記第1の移動体の前記到着予想時刻が、最初に決められた待ち合わせ時刻より遅延すると判断される場合は、遅延後の時刻までに前記人が前記待ち合わせする乗降施設に到着するために必要な前記発車時刻を前記路線情報検索手段に再検索させて、前記再検索の結果を前記通信手段を通じて前記移動体端末へ送信することを特徴とする請求項3記載の待ち合わせ支援装置。
【請求項5】
前記路線情報検索手段は、前記人の現在位置から前記待ち合わせする乗降施設までの乗り換え回数が最も少なくなる交通機関の路線、乗車駅、および発車時刻を検索することを特徴とする請求項3または4に記載の待ち合わせ支援装置。
【請求項6】
前記交通機関の運賃情報を記憶した運賃記憶手段をさらに備え、
前記路線情報検索手段は、前記人の現在位置から前記待ち合わせする乗降施設までの運賃が、あらかじめ決められた運賃以下となる交通機関の路線、乗車駅、および発車時刻を前記運賃記憶手段から検索することを特徴とする請求項3または4に記載の待ち合わせ支援装置。
【請求項7】
前記情報記憶手段は、さらに、前記交通機関の乗降施設の出入口に近いランドマークを記憶し、
前記検索手段は、前記待ち合わせする乗降施設の出入口に近いランドマークを待ち合わせ場所として前記情報記憶手段から検索し、前記待ち合わせする乗降施設とその出入口に近いランドマークを前記通信手段を通じて前記移動体端末に送信することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の待ち合わせ支援装置。
【請求項8】
前記検索手段は、前記車両位置取得手段が取得した前記第1の移動体の現在位置から別途指定された目的地までの経路に対して迂回距離が最も少なくなる乗降施設を前記待ち合わせする乗降施設として検索することを特徴とする請求項2乃至7のいずれか一項に記載の待ち合わせ支援装置。
【請求項9】
前記検索手段は、前記車両位置取得手段が取得した前記第1の移動体の現在位置から別途指定された目的地まで迂回時間が最も少なくなる乗降施設を前記待ち合わせする乗降施設として検索することを特徴とする請求項2乃至7のいずれか一項に記載の待ち合わせ支援装置。
【請求項10】
前記情報記憶手段は、さらに前記交通機関の乗降施設の施設情報を有し、
前記検索手段は、前記第1の移動体への乗降場所がある乗降施設を前記待ち合わせする乗降施設として検索することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の待ち合わせ支援装置。
【請求項11】
前記交通機関は、鉄道、バス、フェリー、飛行機のうちの少なくとも一つであることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の待ち合わせ支援装置。
【請求項12】
第1の移動体が目的地まで移動する経路の途中において第2の移動体と待ち合わせする場合に、前記第1の移動体および前記第2の移動体に、それぞれ待ち合わせ場所に関する情報を提示する待ち合わせ支援方法であって、
第2の移動体の現在位置を取得するステップと、
交通機関の路線情報および前記交通機関の乗降施設とその出入口の位置情報と前記ステップで取得した前記第2の移動体の現在位置から、待ち合わせする乗降施設とその出入口を検索するステップと、
検索結果である前記待ち合わせする乗降施設とその出入口を前記第1の移動体に提示するステップと、
検索結果である前記待ち合わせする乗降施設とその出入口を前記第2の移動体に送信するステップと、
を備えることを特徴とする待ち合わせ支援方法。
【請求項13】
前記第1の移動体の現在位置を取得するステップと、
取得した前記第1の移動体の現在位置から前記第1の移動体が前記待ち合わせする乗降施設に到着する到着予想時刻を検索するステップと、
検索した前記到着予想時刻を、前記第2の移動体に送信するステップと、
を備えることを特徴とする請求項12に記載の待ち合わせ支援方法。
【請求項14】
検索した第1の移動体の前記到着予想時刻に基づいて、前記第1の移動体の前記到着予想時刻までに前記待ち合わせする乗降施設に到着するのに適した前記交通機関の路線、乗車駅、および発車時刻を検索するステップと、
検索した前記路線、前記乗車駅、および前記発車時刻を前記第2の移動体である人が保持する移動体端末へ送信するステップと、
を備えることを特徴とする請求項13に記載の待ち合わせ支援方法。
【請求項15】
検索した前記第1の移動体の前記到着予想時刻が、最初に決められた待ち合わせ時刻より遅延すると判断される場合は、遅延後の時刻までに前記人が前記待ち合わせする乗降施設に到着するために必要な前記乗車駅と前記発車時刻を再検索するステップと、
再検索した前記路線、前記乗車駅、および前記発車時刻を前記人が保持する移動体端末へ送信するステップと、
を備えることを特徴とする請求項14に記載の待ち合わせ支援方法。
【請求項16】
前記人の現在位置から前記待ち合わせする乗降施設までの乗り換え回数が最も少なくなる交通機関の路線、乗車駅、および発車時刻を検索するステップを備えることを特徴とする請求項14または15に記載の待ち合わせ支援方法。
【請求項17】
前記人の現在位置から前記待ち合わせする乗降施設までの運賃があらかじめ決められた運賃以下となる交通機関の路線、乗車駅、および発車時刻を検索するステップを備えることを特徴とする請求項14または15記載の待ち合わせ支援方法。
【請求項18】
前記待ち合わせする乗降施設の出入口に近いランドマークを待ち合わせ場所として検索するステップと、
検索した前記待ち合わせする乗降施設とその出入口に近いランドマークを前記第2の移動体へ送信するステップと、
を備えることを特徴とする請求項12乃至17のいずれか一項に記載の待ち合わせ支援方法。
【請求項19】
前記第1の移動体の現在位置から前記第1の移動体が前記待ち合わせする乗降施設に到着する前記到着予想時刻を検索するステップにおいて、
前記第1の移動体の現在位置から別途指定された目的地までの経路に対して迂回距離が最も少なくなる乗降施設までの前記到着予想時刻を検索することを特徴とする請求項13乃至17のいずれか一項に記載の待ち合わせ支援方法。
【請求項20】
前記第1の移動体の現在位置から前記第1の移動体が前記待ち合わせする乗降施設に到着する前記到着予想時刻を検索するステップにおいて、
前記第1の移動体の現在位置から別途指定された目的地まで迂回時間が最も少なくなる乗降施設までの前記到着予想時刻を検索することを特徴とする請求項13乃至17のいずれか一項に記載の待ち合わせ支援方法。
【請求項21】
前記待ち合わせする乗降施設は、前記第1の移動体への乗降場所がある乗降施設を前記待ち合わせする乗降施設として検索することを特徴とする請求項12乃至20のいずれか一項に記載の待ち合わせ支援方法。
【請求項22】
前記交通機関は、鉄道、バス、フェリー、飛行機のうちの少なくとも一つであることを特徴とする請求項12乃至21のいずれか一項に記載の待ち合わせ支援方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2007−72971(P2007−72971A)
【公開日】平成19年3月22日(2007.3.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−262120(P2005−262120)
【出願日】平成17年9月9日(2005.9.9)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.VICS
【出願人】(000003997)日産自動車株式会社 (16,386)
【Fターム(参考)】