説明

情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラムおよび記録媒体

【課題】ナビゲーションに登録した検索地点がどのような経緯で登録されたかを即座に確認できるような情報を提供する。
【解決手段】検索地点を登録する際には、受信部101によって配信情報を受信し、抽出部102によって配信情報に含まれている地理情報に関する文字列を抽出する。さらに、検索部103によって抽出された文字列に基づいて地点を検索し、地点が検索されると、登録部104によって、この地点を検索地点とした位置情報を配信情報と関連付けて記憶部105に登録する。そして、登録地点選択部106によって記憶部105に登録されている地点(登録地点)についてのユーザからの選択を受け付けると出力部107によって選択された登録地点に関連付けて登録されている配信情報を登録地点とともに出力する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、経路探索装置において経路検索の目的地となる位置情報を取得する情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラムおよび記録媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、テレビジョン放送やラジオ放送などからの配信情報を利用してナビゲーションの地点検索に役立てる仕組みが提供されている。たとえば、テレビジョン放送による配信情報に含まれる映像情報から文字列情報を解析して、住所や電話番号などの文字列を抽出し、これらの文字列を目的地点として経路探索をおこなう技術や、データ放送による配信情報として取得される文字情報の中からパターン認識によって目的地点となる文字を抽出して目的地設定などをおこなう技術が開示されている(たとえば、下記特許文献1,2参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2002−333340号公報
【特許文献2】特開2006−234550号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1,2の技術の場合、配信情報から得た文字列を即座にナビゲーションにおける経路探索の目的地点に設定した場合には問題はなかった。しかしながら、ユーザが配信情報から文字列を今後目的地として設定するであろうと判断し、登録地として設定した場合、後日ユーザが登録地を確認した際に、なぜ登録したのか判らなくなってしまい、登録地を効果的に活用できないという問題があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1の発明にかかる情報処理装置は、配信情報を受信する受信手段と、前記配信情報に含まれている地理情報に関する文字列を抽出する抽出手段と、前記抽出手段によって抽出された文字列に基づいて地点を検索する検索手段と、前記検索手段によって検索された地点(以下、「検索地点」という)の位置情報を、当該検索地点を検索する際に用いた文字列が含まれていた配信情報と関連付けて記憶手段に登録する登録手段と、を備えることを特徴とする。
【0006】
また、請求項7の発明にかかる情報処理方法は、コンピュータが、配信情報を受信する受信工程と、前記配信情報に含まれている地理情報に関する文字列を抽出する抽出工程と、前記抽出工程によって抽出された文字列に基づいて地点を検索する検索工程と、前記検索工程によって検索された地点(以下、「検索地点」という)の位置情報を、当該検索地点を検索する際に用いた文字列が含まれていた配信情報と関連付けて記憶工程に登録する登録工程と、を実行することを特徴とする。
【0007】
また、請求項8の発明にかかる情報処理プログラムは、請求項7に記載の情報処理方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0008】
また、請求項9の発明にかかる記録媒体は、請求項8に記載の情報処理プログラムをコンピュータに読み取り可能な状態で記録したことを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本実施の形態にかかる情報処理装置の機能的構成を示すブロック図である。
【図2】本実施の形態にかかる情報処理装置の検索地点の登録処理手順を示すフローチャートである。
【図3】本実施の形態にかかる情報処理装置の登録地点の読み出し処理手順を示すフローチャートである。
【図4】実施例にかかるナビゲーション装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
【図5】実施例にかかるナビゲーション装置の検索地点の登録処理手順を示すフローチャート(その1)である。
【図6】実施例にかかるナビゲーション装置の検索地点の登録処理手順を示すフローチャート(その2)である。
【図7】実施例にかかるナビゲーション装置の登録地点の読み出し処理手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラムおよび記録媒体の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0011】
(実施の形態)
(実施の形態にかかる情報処理装置の機能的構成)
まず、本発明の実施の形態にかかる情報処理装置100の機能的構成について説明する。図1は、本実施の形態にかかる情報処理装置の機能的構成を示すブロック図である。
【0012】
図1において、情報処理装置100は、受信部101と、抽出部102と、検索部103と、登録部104と、記憶部105と、登録地点選択部106と、出力部107と、範囲設定部108と、文字列選択部109と、検索地点選択部110と、を備えている。そして、情報処理装置100は、経路探索装置120と接続されている。経路探索装置120には、情報処理装置100によって取得された地点情報が入力され、経路探索をおこなう際の目的地点として利用される。
【0013】
受信部101は、配信情報を受信する。配信情報とは、情報処理装置100によって受信可能な情報である。たとえば、放送網を介して配信される地上デジタルテレビ放送(ワンセグメント放送を含む)やデジタルラジオ放送、また、通信網を介して配信されるインターネットテレビ、ラジオなどが挙げられる。
【0014】
抽出部102は、受信部101によって受信した配信情報に含まれている地理情報に関する文字列を抽出する。上述したように、配信情報は、テレビジョン放送などの映像情報である場合や、ラジオ放送の音声情報である場合や、これらの放送とともに配信されたデータ放送である場合など様々である。地理情報とは、特定の地点をあらわす情報であればよい。したがって、詳細な住所以外にも、地名、施設名、名所・旧跡名、緯度経度などが地理情報として抽出される。
【0015】
なお、上述したように、受信部101によって受信する配信情報には、多様な種類がある。したがって、抽出部102における抽出処理の対象も、受信した配信情報の種類によって異なる。たとえば、配信情報として映像情報または音声情報を含む情報、もしくは映像情報と音声情報との双方を含む情報を受信した場合について説明する。映像情報の場合には、映像を抽出処理の対象として映像内の文字を認識して文字列を抽出する。そして、音声情報の場合は、音声を抽出処理の対象として音声解析をおこなうことによって文字列を抽出する。また、配信情報がデータ放送による各種データ(テキスト情報、画像情報)である場合には、これらデータを抽出処理の対象とする。
【0016】
検索部103は、抽出部102によって抽出された文字列に基づいて地点を検索する。すなわち、検索部103では、抽出部102によって抽出された文字列が、情報処理装置100に接続された経路探索装置120によって検索可能な地点として登録されている情報か否かを判断することができる。また、抽出部102によって抽出された文字列が地名や施設名の一部であった場合に、検索部103によって、これらの文字列を含む地名や施設名の正式名称が地点として検索される。そして、検索部103によって検索された地点を以下「検索地点」と呼ぶ。
【0017】
登録部104は、検索部103によって検索された検索地点の位置情報(経路探索に必要な住所情報や緯度経度情報)とともに、この検索地点を検索する際に用いた文字列が含まれていた配信情報とを関連付けた状態で、情報処理装置100に用意された記憶部105に登録する。すなわち、登録部104によって、検索地点−位置情報−配信情報(映像情報や音声情報)と紐付いた情報が記憶部105に登録されることになる。
【0018】
また、登録部104は、検索地点の位置情報と、この検索地点を検索する際に用いた文字列が含まれていた配信情報とを登録する際に、文字列が含まれていたシーンのみならず、前後の配信情報を含む連続した配信情報として登録してもよい。
【0019】
以上説明したように、情報処理装置100では、受信部101によって受信した配信情報の中に、経路検索の目的地となる地点の情報が含まれている場合には、ユーザの指示をトリガに、この地点の情報を同時に配信された映像情報や音声情報と関連付けて記録することができる。すなわち、ユーザは、配信情報を視聴(音声情報のみの場合は聴取)し、配信情報の中に登場した地点に興味を持った場合に、この地点を経路探索の目的地候補として、興味のきっかけとなった配信情報とともに登録することができる。
【0020】
そして、情報処理装置100は、上述した登録部104によって登録された地点を以下、「登録地点」と呼び、情報処理装置100のユーザは、これら登録地点を目的地として選択して経路探索装置120による経路探索をおこなう。したがって、つぎに、記憶部105に登録された登録地点の呼び出しをおこなう機能部について説明する。
【0021】
登録地点選択部106は、記憶部105に登録されている登録地点の選択をユーザから受け付ける。ユーザからの、選択の受け付け手法としては、記憶部105に登録されている登録地点の一覧を表示させて、この一覧の中からユーザの選択を受け付けてもよいし、ユーザから直接選択対象となる登録地点の名称の入力を受け付けてもよい。
【0022】
出力部107は、登録地点選択部106によって登録地点の選択をユーザから受け付けた際に、選択された登録地点とともに、この登録地点と関連付けて登録されている配信情報を出力する。なお、出力部107は、実際の出力機器へのインターフェースとして機能する、この登録地点と、配信情報とが出力される出力機器は、情報処理装置100に内蔵されていてもよいし、情報処理装置100が接続されている経路探索装置120に付属する出力機器(ディスプレイやスピーカ)から出力してもよい。
【0023】
また、上述したように配信情報として様々な種類の情報が登録されているため、出力部107は、配信情報が映像情報であれば映像を表示させ、音声情報であれば音声が出力されるように処理する。なお、出力部107は、上述したように、ユーザによる登録地点の選択をトリガに即座に配信情報を出力する構成であるが、ユーザに配信情報を出力するか否かを判断させ、出力指示を受け付けた場合にのみ配信情報を出力させるようにしてもよい。このような判断処理を設けることによって、登録地点の位置情報を見ただけで、ユーザがある経緯でこの地点を登録したことを思い出した場合や、出力させる配信情報が同乗者に視聴させるには好ましくないような場合には、出力を待機もしくは省略させることができる。
【0024】
また、情報処理装置100は、上述したような検索部103や、登録部104における処理内容をより詳細に設定するために範囲設定部108、文字列選択部109、検索地点選択部110が用意されている。
【0025】
範囲設定部108は、検索地点とともに登録する配信情報の範囲を設定する。具体的には、範囲設定部108は、ユーザの指定に応じて、検索地点を検索する際に用いた文字列が含まれていた配信情報を含む連続した配信情報の範囲を設定する。たとえば、文字列が含まれた配信情報の前後3秒の配信情報を範囲と設定すると、文字列が含まれている配信情報を含む前後7秒間の連続した配信情報が設定される。他にも、配信情報が映像情報の場合、文字列が含まれていた配信情報の前後数フレームを範囲として設定してもよい。そして、登録部104は、検索地点の位置情報とともに、範囲設定部108によって範囲の配信情報とを関連付けて記憶部105へ登録する。
【0026】
また、文字列選択部109は、抽出部102によって抽出された文字列が複数ある場合にこれら複数の文字列のうち所望の文字列の選択をユーザから受け付ける。この場合、検索部103は、文字列選択部109によって選択された文字列に基づいて地点を検索する。すなわち、文字列選択部109は、抽出部102によって抽出された文字列のうち、選択された文字列のみを検索対象に限定するため、無駄な検索処理を削減することができる。
【0027】
検索地点選択部110は、検索部103によって検索された地点が複数ある場合に当該複数の検索地点のうち所望の検索地点の選択をユーザから受け付ける。この場合、登録部104は、検索地点選択部110によって選択された検索地点の位置情報を、この検索地点を検索する際に用いた文字列が含まれていた配信情報と関連付けて記憶部105に登録する。このように、検索地点選択部110によって、ユーザによって登録地点として登録する地点が選択されることによって、誤った検索地点が配信情報とともに登録されたり、複数の検索地点が配信情報とともに登録されたりすることによって、経路探索時に、ユーザが混乱するような事態を防ぐことができる。
【0028】
(本実施の形態にかかる情報処理装置の情報処理の手順)
つぎに、本実施の形態にかかる情報処理装置100における情報処理の手順について説明する。本実施の形態にかかる情報処理装置100では、配信情報から検索地点となる文字列を抽出して、同時に配信されていた配信情報と関連付けて登録する登録処理と、登録処理によって登録された登録地点を読み出して、目的地の設定の参考にする読み出し処理との2つの処理がおこなわれる。したがって、以下に、検索地点の登録処理の手順ならびに登録地点の読み出し処理の手順について順番に説明する。
【0029】
・検索地点の登録処理の手順
まず、検索地点の登録処理の手順について説明する。図2は、本実施の形態にかかる情報処理装置の検索地点の登録処理手順を示すフローチャートである。図2のフローチャートにおいて、まず、受信部101が、配信情報を受信したか否かを判断する(ステップS201)。ここで、配信情報を受信するまで待ち(ステップS201:Noのループ)、配信情報を受信すると(ステップS201:Yes)、つぎに、抽出部102において、配信情報に含まれている地理情報に関する文字列を抽出する(ステップS202)。
【0030】
そして、検索部103によって、ステップS202によって抽出された文字列に基づいて、地点を検索する(ステップS203)。そして、この検索処理によって地点が検索されたか否かを判断する(ステップS204)。地点が検索された場合(ステップS204:Yes)、登録部104によって、検索された地点の位置情報と配信情報とが関連付けられた状態で記憶部105に登録する(ステップS205)。
【0031】
つぎに、情報処理装置100の配信情報の受信がOFFになっているか否かを判断する(ステップS206)。配信情報の受信がOFFになっているとは、すなわち、情報処理装置100の動作が終了された状態を意味する。そして、ステップS206において配信情報の受信がOFFになっていないと判断された場合(ステップS206:No)、情報処理装置100の動作が継続していると判断され、引き続きステップS201〜S206の処理をおこなうため、ステップS201の処理に戻る。
【0032】
そして、ステップS206において配信情報の受信がOFFになったと判断された場合(ステップS206:Yes)、情報処理装置100の動作が終了したと判断され、そのまま一連の登録処理を終了する。なお、ステップS204において、地点が検索されなかった場合(ステップS204:No)には、ステップS201の処理に戻り、あらたに受信された配信情報を用いて地点を検索する。
【0033】
・登録地点の読み出し処理の手順
つぎに、登録地点の読み出し処理の手順について説明する。図3は、本実施の形態にかかる情報処理装置の登録地点の読み出し処理手順を示すフローチャートである。読み出し処理は、ユーザからの読み出し指示をトリガに開始される。図3のフローチャートにおいて、まず、上述のトリガ後に記憶部105に登録されている登録地点を読み出す(ステップS301)。
【0034】
そして、ステップS301によって読み出された登録地点のいずれかが、登録地点選択部106によって選択されたか否かを判断する(ステップS302)。ここで、登録地点が選択されるまで待ち(ステップS302:Noのループ)、選択されると(ステップS302:Yes)、出力部107によって選択された登録地点と、関連付けて登録されている配信情報とが出力され(ステップS303)、一連の読み出し処理を終了する。
【0035】
図3のフローチャートによって、登録地点と配信情報とが読み出された後、ユーザは、経路探索装置120によって登録地点を目的地点に設定した経路探索をおこなうことができる。図1のように、情報処理装置100と経路探索装置120とは接続されており、ユーザからの指示に応じて、出力部107によって出力された登録地点を経路探索処理の目的地点として入力させることができる。
【0036】
上述したように、本実施の形態にかかる情報処理装置100によれば、ユーザが配信情報を視聴または聴取してあらたな検索地点を登録した場合に、この地点を登録した際に配信されていた情報を同時に記録する。したがって、時間が経過した後、改めて、登録した地点を確認しても、直感的に登録の経緯を把握することができる。したがって、従来のように、どのような経緯で登録したかが不明な地点の登録記録が蓄積されてしまうような事態を防ぐことができる。
【0037】
また、情報処理装置100では、検索地点となる文字列が含まれていた配信情報のみを瞬間的に登録する他にも、連続する前後の情報についても合わせて登録するように設定することができる。したがって、地点を登録したユーザ以外の他のユーザにも、登録の経緯を紹介することができる。
【実施例】
【0038】
つぎに、本発明の実施例について説明する。実施例では、たとえば、車両(四輪車、二輪車を含む)などの移動体に搭載されるナビゲーション装置に、本発明の情報処理装置100の機能を搭載して配信放送から経路探索の目的地を取得する実施の一例について説明する。
【0039】
(実施例にかかるナビゲーション装置のハードウェア構成)
つぎに、実施例にかかるナビゲーション装置400のハードウェア構成について説明する。図4は、実施例にかかるナビゲーション装置のハードウェア構成を示すブロック図である。図4において、ナビゲーション装置400は、CPU401と、ROM402と、RAM403と、磁気ディスクドライブ404と、磁気ディスク405と、光ディスクドライブ406と、光ディスク407と、音声I/F(インターフェース)408と、マイク409と、スピーカ410と、入力デバイス411と、映像I/F412と、ディスプレイ413と、通信I/F414と、GPSユニット415と、各種センサ416と、カメラ417と、を備えている。各構成部401〜417は、バス420によってそれぞれ接続されている。
【0040】
まず、CPU401は、ナビゲーション装置400の全体の制御を司る。ROM402は、ブートプログラム、データ更新プログラム、経路探索プログラム、情報処理プログラムなどのプログラムを記録している。また、RAM403は、CPU401のワークエリアとして使用される。すなわち、CPU401は、RAM403をワークエリアとして使用しながら、ROM402に記録された各種プログラムを実行することによって、ナビゲーション装置400の全体の制御を司る。
【0041】
磁気ディスクドライブ404は、CPU401の制御にしたがって磁気ディスク405に対するデータの読み取り/書き込みを制御する。磁気ディスク405は、磁気ディスクドライブ404の制御で書き込まれたデータを記録する。磁気ディスク405としては、たとえば、HD(ハードディスク)やFD(フレキシブルディスク)を用いることができる。
【0042】
また、光ディスクドライブ406は、CPU401の制御にしたがって光ディスク407に対するデータの読み取り/書き込みを制御する。光ディスク407は、光ディスクドライブ406の制御にしたがってデータが読み出される着脱自在な記録媒体である。光ディスク407は、書き込み可能な記録媒体を利用することもできる。着脱可能な記録媒体として、光ディスク407のほか、MO、メモリカードなどであってもよい。
【0043】
磁気ディスク405および光ディスク407に記録される情報の一例としては、地図データや機能データが挙げられる。地図データは、建物、河川、地表面などの地物(フィーチャ)をあらわす背景データと、道路の形状をあらわす道路形状データとを含んでおり、地区ごとに分けられた複数のデータファイルによって構成されている。
【0044】
道路形状データは、さらに交通条件データを有する。交通条件データには、たとえば、各ノードについて、信号や横断歩道などの有無、高速道路の出入り口やジャンクションの有無、各リンクについての長さ(距離)、道幅、進行方向、道路種別(高速道路、有料道路、一般道路など)などの情報が含まれている。
【0045】
機能データは、地図上の施設の形状をあらわす3次元データ、当該施設の説明をあらわす文字データ、その他地図データ以外の各種のデータである。地図データや機能データは、地区ごとあるいは機能ごとにブロック分けされた状態で記録されている。具体的には、たとえば、地図データは、各々が、表示画面に表示された地図において所定の地区をあらわすように、地区ごとにブロック分けすることができる状態で記録されている。また、たとえば、機能データは、各々が、1つの機能を実現するように、機能ごとに複数にブロック分けすることができる状態で記録されている。
【0046】
また、機能データは、上述した3次元データや文字データに加えて、経路探索、所要時間の算出、経路誘導などを実現するプログラムデータなどの機能を実現するためのデータである。地図データおよび機能データは、それぞれ、地区ごとあるいは機能ごとに分けられた複数のデータファイルによって構成されている。
【0047】
なお、ナビゲーション装置400は、図示を省略するが、フラッシュメモリを備えていてもよい。フラッシュメモリは、書き換え自在な不揮発性半導体メモリであり、CPU401の制御にしたがってデータの読み取り/書き込みをおこなう。フラッシュメモリには、たとえば、NAND型フラッシュメモリやNOR型フラッシュメモリなどを用いることができる。フラッシュメモリに記録される情報の一例としては、上述した映像情報や音声情報、文字情報または地図情報や機能データなどが挙げられる。また、フラッシュメモリは、ROM402としての機能を有していてもよい。すなわち、フラッシュメモリは、上述の各プログラムを記録していてもよい。
【0048】
音声I/F408は、音声入力用のマイク409および音声出力用のスピーカ410に接続される。マイク409に受音された音声は、音声I/F408内でA/D変換される。マイク409は、たとえば、車両のサンバイザー付近に設置され、その数は単数でも複数でもよい。スピーカ410からは、所定の音声信号を音声I/F408内でD/A変換した音声が出力される。なお、マイク409から入力された音声は、音声データとして磁気ディスク405あるいは光ディスク407に記録可能である。
【0049】
入力デバイス411は、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えたリモコン、キーボード、タッチパネルなどが挙げられる。入力デバイス411は、リモコン、キーボード、タッチパネルのうちいずれか1つの形態によって実現されてもよいが、複数の形態によって実現することも可能である。
【0050】
映像I/F412は、ディスプレイ413に接続される。映像I/F412は、具体的には、たとえば、ディスプレイ413全体を制御するグラフィックコントローラと、即時表示可能な画像情報を一時的に記録するVRAM(Video RAM)などのバッファメモリと、グラフィックコントローラから出力される画像データに基づいてディスプレイ413を制御する制御ICなどによって構成される。
【0051】
ディスプレイ413には、アイコン、カーソル、メニュー、ウインドウ、あるいは文字や画像などの各種データが表示される。ディスプレイ413には、上述した地図データが、2次元または3次元に描画される。ディスプレイ413に表示された地図データには、ナビゲーション装置400を搭載した車両の現在地点をあらわすマークなどを重ねて表示することができる。車両の現在地点は、CPU401によって算出される。
【0052】
ディスプレイ413としては、たとえば、CRT、TFT液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイなどを用いることができる。ディスプレイ413は、たとえば、車両のダッシュボード付近に設置される。ディスプレイ413は、車両のダッシュボード付近のほか、車両の後部座席周辺などに設置するなどして、車両において複数設置されていてもよい。
【0053】
通信I/F414は、無線を介してネットワークに接続され、ナビゲーション装置400とCPU401とのインターフェースとして機能する。通信I/F414は、さらに、無線を介してインターネットなどの通信網に接続され、この通信網とCPU401とのインターフェースとしても機能する。また、通信I/F414は、地上デジタル放送などの放送網に接続され、各種配信情報を受信することもできる。
【0054】
通信網には、LAN、WAN、公衆回線網や携帯電話網などがある。具体的には、通信I/F414は、たとえば、FMチューナー、VICS(Vehicle Information and Communication System)/ビーコンレシーバ、無線ナビゲーション装置およびその他のナビゲーション装置によって構成され、VICSセンターから配信される渋滞や交通規制などの道路交通情報を取得する。なお、VICSは登録商標である。また、通信I/F414は、たとえば、DSRC(Dedicated Short Range Communication)を用いた場合は、路側に設置された無線装置と双方向の無線通信をおこなう車載無線装置によって構成され、交通情報や地図情報など各種情報を取得する。なお、DSRCの具体例としては、ETC(ノンストップ自動料金支払いシステム)が挙げられる。
【0055】
GPSユニット415は、GPS衛星からの電波を受信し、車両の位置に関する測位情報を出力する。GPSユニット415の出力情報は、後述する各種センサ416の出力値とともに、CPU401による車両の現在地点の位置情報の算出に際して利用される。現在地点を示す情報は、たとえば緯度・経度、高度などの、地図情報上の1点を特定する情報である。GPSユニット415は、通常4個のGPS衛星から電波を受信するが、捕捉衛星数が4個より多い場合、4個のGPS衛星の組み合わせを測位情報の誤差が最も少ない組み合わせにする。また、GPSユニット415は、捕捉衛星数が4個未満の場合でも、測位情報を出力することができる。この場合、CPU401による車両の現在地点の位置情報の算出の際に、正確な時刻を計時する図示しない計時部や地図情報などを用いて誤差を修正した測位情報を用いる。
【0056】
各種センサ416は、車速センサ、加速度センサ、角速度センサなどの、車両の位置や挙動を判断するための情報を出力する。各種センサ416の出力値は、CPU401による車両の現在地点の位置情報の算出や、速度や方位の変化量の算出に用いられる。また、各種センサ416は、リバース線からの、車両が前進しているか後退しているかを判断するための情報を出力してもよい。各種センサ416から出力される出力値の種類が多いほど、CPU401によって算出される車両の現在地点の位置情報の精度が向上する。なお、ナビゲーション装置400は、各種センサ416を備えていなくてもよい。この場合、車両の現在地点の位置情報は、GPSユニット415の出力情報のみを用いて算出される。
【0057】
カメラ417は、車両内部あるいは外部の映像を撮影する。映像は静止画あるいは動画のどちらでもよく、たとえば、カメラ417によって車両内部の搭乗者の挙動を撮影し、撮影した映像を映像I/F412を介して磁気ディスク405や光ディスク407などの記録媒体に出力する。また、カメラ417によって車両外部の状況を撮影し、撮影した映像を映像I/F412を介して磁気ディスク405や光ディスク407などの記録媒体に出力する。また、カメラ417は、赤外線カメラ機能を有しており、赤外線カメラ機能を用いて撮影された映像情報に基づいて車両内部に存在する物体の表面温度の分布を相対的に比較することができる。また、記録媒体に出力された映像は、上書き記録や保存がおこなわれる。
【0058】
なお、図1に示した情報処理装置100が備える受信部101は、図4に示したナビゲーション装置400のCPU401、通信I/F414などによってその機能を実現する。また、受信部101、抽出部102、検索部103、登録部104、記憶部105、登録地点選択部106、出力部107、範囲設定部108、文字列選択部109、検索地点選択部110は、図4に示したナビゲーション装置400におけるROM402、RAM403、磁気ディスク405、光ディスク407などに記録されたプログラムやデータを用いて、CPU401が所定のプログラムを実行し、ハードウェアを制御することによってその機能を実現する。
【0059】
すなわち、実施例のナビゲーション装置400は、ナビゲーション装置400における記録媒体としてのROM402に記録されている情報処理プログラムを実行することにより、図1に示した情報処理装置100が備える機能を、図2,3に示した処理手順にて実行することができる。なお、ナビゲーション装置400は、同じく、ROM402、RAM403、磁気ディスク405、光ディスク407などに記録された経路探索プログラムによって図1に示した経路探索装置120の機能を実現するが、公知の技術のためここでは説明を省略する。
【0060】
(実施例にかかるナビゲーション装置の処理内容)
つぎに、実施例にかかるナビゲーション装置400の処理の内容について説明する。ここでは、ナビゲーション装置400を起動中に配信情報を受信して経路検索の目的として利用する可能性のある地点を登録する処理(検索地点の登録処理手順)と、経路検索の目的地を決定する際に、上述の登録処理によって登録された地点を読み出す処理(登録地点の読み出し処理)について、ナビゲーション装置400のディスプレイ413への表示例とともに説明する。
【0061】
(検索地点の登録処理)
まず、検索地点の登録処理手順について説明する。図5,6は、実施例にかかるナビゲーション装置の検索地点の登録処理手順を示すフローチャートである。図5のフローチャートにおいて、まず、ナビゲーション装置400が起動され、配信情報の受信が開始されると、ナビゲーション装置400のメモリ(ROM402、RAM403、磁気ディスク405、光ディスク407など)では、受信した配信情報の映像(音声)情報を一時的に記録する(ステップS501)。
【0062】
配信情報を受信するとディスプレイ413には、表示例510のように、受信した映像情報が表示される。そして、ステップS501の処理中、ユーザは、受信中の映像情報に関して検索地点として登録したいと思った箇所でキーワード抽出ボタン511を押下する。したがって、ナビゲーション装置400では、キーワード抽出ボタン511が押下されたか否かを判断する(ステップS502)。
【0063】
そして、キーワード抽出ボタン511が押下されるまで待ち(ステップS502:Noのループ)、キーワード抽出ボタン511が押下されると(ステップS502:Yes)、つぎに、ナビゲーション装置400のメモリ内に保存されている映像(音声)データから、住所、電話番号等をパターン認識によって抽出する(ステップS503)。
【0064】
ステップS503によって抽出された情報は、キーワード候補として表示例520のようにリスト化されて表示される(ステップS504)。ユーザは、ステップS504によって表示されたキーワード候補リストの中から、正しいキーワードを選択する。したがって、ナビゲーション装置400では、キーワードが選択されたか否かを判断する(ステップS505)。
【0065】
ステップS505においても、キーワードが選択されるまで待ち(ステップS505:Noのループ)、キーワードが選択されると(ステップS505:Yes)、選択されたキーワードを用いて地点検索をおこなう(ステップS506)。そして、ステップS506の地点検索による検索結果が複数あるか否かを判断する(ステップS507)。
【0066】
地点検索による検索結果が複数あると判断された場合(ステップS507:Yes)、図6のフローチャートに移り、表示例610のように、検索結果リストを表示する(ステップS601)。そして、検索結果リストの中からいずれかの地点が選択されたか否かを判断し(ステップS602)、地点が選択されるまで待機状態となる(ステップS602:Noのループ)。
【0067】
ステップS602において、地点が選択された場合(ステップS602:Yes)、もしくは、ステップS507において、検索結果が複数でなかった、すなわち1箇所のみ検索された場合(ステップS507:No)、ナビゲーション装置400は、表示例620のように、検索された地点を表示する(ステップS603)。そして、表示した地点がユーザによって登録地として設定が指示されたか否かを判断する(ステップS604)。
【0068】
ステップS604において、登録地として設定する指示がなされなかった場合は(ステップS604:No)、そのまま一連の登録処理を終了する。一方、ステップS604において、地点を登録地として設定する指示がなされた場合(ステップS604:Yes)、地点を登録地として設定し(ステップS605)、さらに、映像(音声)メモの登録指示がされたか否かを判断する(ステップS606)。
【0069】
ナビゲーション装置400では、ステップS605によって登録地設定がなされると、表示例630を出力して、ユーザに映像(音声)メモの登録の有無を選択させる。したがって、表示例630に対するユーザの指示に応じて映像(音声)メモの登録指示がされた場合には(ステップS606:Yes)、表示例640のように登録する映像(音声)メモの開始終了位置の設定をおこなう(ステップS607)。なお、ステップS607では、あらかじめ設定された範囲を映像(音声)メモの開始終了位置に設定してもよいし、逐一、ユーザによる設定を受け付けてもよい。
【0070】
ステップS607によって開始終了位置が設定されると、この設定に基づいて映像(音声)メモの登録がおこなわれ(ステップS608)、地点登録が完了し(ステップS609)、一連の登録処理を終了する。なお、映像(音声)メモの登録指示がされなかった場合には(ステップS606:No)、映像(音声)メモを登録せずに、地点登録が完了する(ステップS609)。また、ナビゲーション装置400では、地点登録が完了すると、表示例650のようにユーザに報知する。
【0071】
(登録地点の読み出し処理)
図7は、実施例にかかるナビゲーション装置の登録地点の読み出し処理手順を示すフローチャートである。図7のフローチャートにおいて、まず、ユーザによってナビゲーション装置400に図6のフローチャートの処理によって登録された登録地点のいずれかが選択されたか否かを判断する(ステップS701)。ユーザからの登録地点の受付の手法としては、たとえば、表示例710のように、ディスプレイ413に登録された登録地点を、登録地の一覧として表示させる。
【0072】
ステップS701において、登録地点が選択されるまで待ち(ステップS701:Noのループ)、登録地点が選択されると(ステップS701:Yes)、選択された登録地点と関連付けて登録されている映像(音声)メモを読み出し、ディスプレイ413に表示させる(ステップS702)。たとえば、表示例720のように、選択された登録地点の名称と、位置情報(地図による表示)と、関連付けて登録された画像メモまたは映像メモのサムネイルをディスプレイ413の同一画面上に表示させることによって、ユーザに、登録地がどのような場所であるかを即座に確認させることができる。
【0073】
さらに、映像(音声)メモの内容を確認させるため、ユーザによって、映像(音声)メモが選択されたか否かを判断し(ステップS703)、映像(音声)メモが選択された場合には(ステップS703:Yes)、登録されている映像情報(音声情報)を表示例730のようにディスプレイ413に表示させて(ステップS704)、一連の読み出し処理を終了する。なお、ステップS703において、映像(音声)メモが選択されなかった場合には(ステップS703:No)、表示例720によって、ユーザが登録地点について確認(どのような経緯で登録した地点であるか)が取れたとして、そのまま一連の読み出し処理を終了する。
【0074】
以上説明したように、本発明にかかる情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラムおよび記録媒体によれば、ユーザは、登録した地点を数日経過した後に確認した場合であっても、何の目的で保存したのかが、映像/音声メモを通じ、一目でわかるようになる。また、映像/音声メモを関連付けることによって、地点情報が単なる位置情報ではなく、どのような意味のある情報であるかといった付加価値を付けることができる。このように、情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラムおよび記録媒体をナビゲーション機能に適用することによって、ユーザの地点検索の際の利便性を飛躍的に向上させることができる。
【0075】
なお、本実施の形態で説明した情報処理方法は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータ、ワークステーション、携帯端末装置(携帯電話)などのコンピュータで実行することにより実現することができる。このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVDなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。またこのプログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布することが可能な伝送媒体であってもよい。
【符号の説明】
【0076】
100 情報処理装置
101 受信部
102 抽出部
103 検索部
104 登録部
105 記憶部
106 登録地点選択部
107 出力部
108 範囲設定部
109 文字列選択部
110 検索地点選択部
120 経路探索部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
配信情報を受信する受信手段と、
前記配信情報に含まれている地理情報に関する文字列を抽出する抽出手段と、
前記抽出手段によって抽出された文字列に基づいて地点を検索する検索手段と、
前記検索手段によって検索された地点(以下、「検索地点」という)の位置情報を、当該検索地点を検索する際に用いた文字列が含まれていた配信情報と関連付けて記憶手段に登録する登録手段と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記記憶手段に登録されている地点(以下、「登録地点」という)の選択をユーザから受け付ける登録地点選択手段と、
前記登録地点の選択をユーザから受け付けた際に、当該選択された登録地点に関連付けて登録されている配信情報を出力する出力手段と、
を備えることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記登録手段は、前記検索地点の位置情報を、当該検索地点を検索する際に用いた文字列が含まれていた配信情報を含む連続した配信情報と関連付けて前記記憶手段に登録することを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記検索地点を検索する際に用いた文字列が含まれていた配信情報を含む連続した配信情報の範囲を設定する範囲設定手段を備え、
前記登録手段は、前記検索地点の位置情報を、前記範囲設定手段で設定された範囲の配信情報と関連付けて前記記憶手段に登録することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記抽出手段によって抽出された文字列が複数ある場合に当該複数の文字列のうち所望の文字列の選択をユーザから受け付ける文字列選択手段を備え、
前記検索手段は、前記文字列選択手段によって選択された文字列に基づいて地点を検索することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記検索手段によって検索された地点が複数ある場合に当該複数の検索地点のうち所望の検索地点の選択をユーザから受け付ける検索地点選択手段を備え、
前記登録手段は、前記検索地点選択手段で選択された検索地点の位置情報を、当該検索地点を検索する際に用いた文字列が含まれていた配信情報と関連付けて前記記憶手段に登録することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の情報処理装置。
【請求項7】
コンピュータが、
配信情報を受信する受信工程と、
前記配信情報に含まれている地理情報に関する文字列を抽出する抽出工程と、
前記抽出工程によって抽出された文字列に基づいて地点を検索する検索工程と、
前記検索工程によって検索された地点(以下、「検索地点」という)の位置情報を、当該検索地点を検索する際に用いた文字列が含まれていた配信情報と関連付けて記憶工程に登録する登録工程と、
を実行することを特徴とする情報処理方法。
【請求項8】
請求項7に記載の情報処理方法をコンピュータに実行させることを特徴とする情報処理プログラム。
【請求項9】
請求項8に記載の情報処理プログラムを記録したことを特徴とするコンピュータに読み取り可能な記録媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2010−164486(P2010−164486A)
【公開日】平成22年7月29日(2010.7.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−8065(P2009−8065)
【出願日】平成21年1月16日(2009.1.16)
【出願人】(000005016)パイオニア株式会社 (3,620)
【Fターム(参考)】