説明

新規なウレアおよびチオウレア誘導体

本発明は、Xが=O、=S、=NH、=NOHまたは=NO−Meであり;Aが−C(=O)−、−S(=O)−、−C(=S)−または−P(=O)(R)−であり;Bが−O−、−(CH3−6−、または−O−(CH2−5−であり;Dが−O−、−CR−または−NRであり;mが0−12であり、nが0−12であり、m+nが1−20であり;pが0−4であり;Rが置換されていてもよいヘテロアリールである、式(I)の化合物またはその医薬上許容される塩またはプロドラッグを開示する。本発明はまた、高レベルのニコチンアミドホスホリボシルトランスフェラーゼ(NAMPRT)により惹起される疾患または症状、例えば、炎症および組織修復障害;皮膚病;自己免疫疾患、アルツハイマー病、発作、アテローム性動脈硬化症、再狭窄、糖尿病、糸球体腎炎、癌、悪液質、感染および後天性免疫不全症候群(AIDS)を含む特定のウイルス感染に伴う炎症、成人呼吸窮迫症候群、運動失調性毛細血管拡張症の治療用の医薬として用いるための化合物を開示する。


【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ニコチンアミドホスホリボシルトランスフェラーゼ(NAMPRT)酵素の阻害に有用である、ウレアおよびチオウレア誘導体、およびかかる誘導体の医学的使用に関する。
【背景技術】
【0002】
ニコチンアミドホスホリボシルトランスフェラーゼ(NAMPRT)酵素の阻害は、ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド(NAD)の細胞中濃度が低下した結果としての、NF−kBの阻害をもたらす(非特許文献1および2)。腫瘍細胞はNAMPRTの高い発現性、およびDNA修復に必要とされる高ADP−リボシル化活性、ゲノム安定性および正常な細胞よりもNAMPRT阻害に対してより感受性とするテトメア維持に起因する高速のNAD代謝回転を有する。このことはまた、将来の臨床試験のためのDNA損傷物質と組み合わせた本発明の化合物の使用についての論理的根拠を提供する。
【0003】
NADの生合成経路を図1に示す。
【0004】
NAMPRTはニコチンアミドアデニンジヌクレオチド(NAD)およびNAD(P)の生合成と関連づけられる。NADは、キノリン酸を介するトリプトファン、ニコチン酸(ナイアシン)、またはニコチンアミド(ナイアシンアミド)のいずれかより出発する3種の異なる経路により哺乳動物細胞にて合成され得る。
【0005】
キノリン酸は、肝臓、腎臓および脳にて認められる、キノリン酸ホスホリボシルトランスフェラーゼ酵素(白抜き番号3)を用いて、ホスホリボシルピロリン酸と反応し、ナイアシンモノヌクレオチド(dNAM)を形成する。
【0006】
ニコチン酸(ナイアシン)は、種々の組織に広く分布する、ナイアシンホスホリボシルトランスフェラーゼ酵素(白抜き番号2)を用いて、PRPPと反応してナイアシンモノヌクレオチド(dNAM)を形成する。
【0007】
ニコチンアミド(ナイアシンアミド)は、また種々の組織に広く分布する、ニコチンアミドホスホリボシルトランスフェラーゼ(NAMPRT)酵素(白抜き番号1)を用いて、PRPPと反応してナイアシンアミドモノヌクレオチド(NAM)を得る。
【0008】
その後のアデノシンモノリン酸の該モノヌクレオチドへの付加は対応するジヌクレオチドの形成をもたらす:ナイアシンモノヌクレオチドおよびナイアシンアミドモノヌクレオチドはATPと反応して、各々、ナイアシンアデニンジヌクレオチド(dNAD)およびナイアシンアミドアデニンジヌクレオチド(NAD)を形成する。該反応は異なる経路で生じるが、共に同じ酵素、NADピロホスホリラーゼ(白抜き番号4)で触媒される。
【0009】
ナイアシンアデニンジヌクレオチド(dNAD)をナイアシンアミドアデニンジヌクレオチド(NAD)に変換するのに、さらなるアミド化工程が必要とされる。この反応を触媒する酵素がNADシンセターゼ(白抜き番号5)である。NADは、ナイアシンアミドアデニンジヌクレオチドリン酸(NAD(P)の直前の前駆体である。該反応はNADキナーゼにより触媒される。詳細には、例えば、非特許文献3を参照のこと。
【0010】
正常な細胞は、典型的には、NAD(P)の合成に、ナイアシンおよびナイアシンアミドの両方の前駆体を利用し、多くの場合、トリプトファンまたはその代謝産物を付加的に利用しうる。したがって、ネズミグリア細胞はナイアシン、ナイアシンアミドおよびキノリン酸(非特許文献4)を用いる。ヒトリンパ球はナイアシンおよびナイアシンアミド(非特許文献5;非特許文献6)を用いる。ラット肝細胞はナイアシン、ナイアシンアミドおよびトリプトファンを用いる(非特許文献7;非特許文献8;非特許文献9)。ヒト赤血球はナイアシンおよびナイアシンアミド(非特許文献10)。モルモットの白血球はナイアシンを用いる(非特許文献11)。
【0011】
NAD(P)は細胞に不可欠な種々の生化学反応に関与しており、したがって十分に研究されている。腫瘍の成長および増殖におけるNAD(P)の役割もまた研究されてきた。多くの腫瘍細胞が細胞性NAD(P)合成にナイアシンアミドを利用することが判明した。多くの正常細胞型にて別の前駆体を構成するナイアシンおよびトリプトファンが腫瘍細胞にて利用され得ない、あるいは細胞の生存に十分な程度まで存在しないと考えられる。ナイアシンアミド経路にのみ関与する酵素(NAMPRTなど)の選択的阻害は、腫瘍特異的薬物の選択方法を構成する。このことは臨床試験における抗癌剤としてのNAMPRT阻害剤、すなわちFK866/APO866(非特許文献12を参照のこと)、CHS828/GMX1778およびそのプロドラッグEB1627/GMX1777(非特許文献13;非特許文献14を参照のこと)により実証されている。さらなるNAMPRTの阻害剤は、特許文献1〜14にて見られる。
【0012】
特定の方法にて置換されている、ウレアの種々の誘導体が薬理学的に有用な特性を有することが知られている。特に、ある種の誘導体は治療活性を有することが知られている。しかしながら、これらの化合物はすべて、本発明の化合物と構造的に類似していない。
【0013】
ウレア部分を含む化合物は、以下の刊行物に記載されている。
【0014】
Buddら(特許文献15)はPI−3キナーゼの阻害剤として以下の構造の化合物を記載する:
【化1】

【0015】
Bruceら(特許文献16)はPI−3キナーゼデルタの阻害剤として以下の構造の化合物を記載する:
【化2】

【0016】
PI−3キナーゼのさらなる阻害剤がBuddら(特許文献17)によって記載されている:
【化3】

【0017】
Weberら(特許文献18)は鎮痛剤としての以下の一般的構造式の化合物を記載する:
【化4】

【0018】
Ashwellら(2009)[特許文献19]はヒストンデアセチラーゼの阻害剤としての以下の化合物を記載する:
【化5】

【化6】

【0019】
以下の化合物が2009年2月20日のthe Ambinter Stock Screening Collectionに列挙されている:
【化7】

(CAS no.1010932−67−8)
【化8】

(CAS no. 1100188−32−6)
【0020】
Fitzmauriceら(2007)は、以下の化合物の極性溶媒中での特性を記載する[非特許文献15]
【化9】

【0021】
Morioら(1998)[特許文献20]は、写真材料にて用いるための以下の化合物を記載する:
【化10】

【0022】
Inoueら(1998)[特許文献21]は、写真材料として用いるための以下の化合物を記載する:
【化11】

【0023】
Schoueら(1998)[特許文献22]は、細胞増殖の阻害剤としての可能性のある以下の化合物を記載する:
【化12】

【先行技術文献】
【特許文献】
【0024】
【特許文献1】WO2006/066584
【特許文献2】WO2003/097602
【特許文献3】WO2003/097601
【特許文献4】WO2002/094813
【特許文献5】WO2002/094265
【特許文献6】WO2002/042265
【特許文献7】WO2000/61561
【特許文献8】WO2000/61559
【特許文献9】WO1997/048695
【特許文献10】WO1997/048696
【特許文献11】WO1997/048397
【特許文献12】WO1999/031063
【特許文献13】WO1999/031060
【特許文献14】WO1999/031087
【特許文献15】WO2007/068473
【特許文献16】WO2008/000421
【特許文献17】WO2007/134827
【特許文献18】DE2614189
【特許文献19】WO2009/026446
【特許文献20】欧州特許出願EP283040
【特許文献21】EP283041
【特許文献22】WO1998/54144
【非特許文献】
【0025】
【非特許文献1】Beauparlantら(2007)AACR−NCI−EORTC International Conference on Molecular Targets and Cancer Therapeutics、2007 Oct 22−26 Abstract nr A82
【非特許文献2】Roulsonら(2007)AACR−NCI−EORTC International Conference on Molecular Targets and Cancer Therapeutics、2007 Oct 22−26 Abstract nr A81
【非特許文献3】Cory J.G.、Purine and pyrimidine nucleotide metabolism In:Textbook of Biochemistry and Clinical Correlations 3rd edition ed. Devlin、T、Wiley、Brisbane 1992、pp 529−574
【非特許文献4】Grantら(1998)J. Neurochem. 70:1759−1763
【非特許文献5】Carsonら(1987)J. Immunol. 138:1904−1907
【非特許文献6】Bergerら(1982)Exp. Cell Res. 137;79−88
【非特許文献7】Yamadaら(1983)Int. J. Vit. Nutr. Res. 53:184−1291
【非特許文献8】Shinら(1995)Int. J. Vit. Nutr. Res. 65:143−146
【非特許文献9】Dietrich(1971)Methods Enzymol. 18B;144−149
【非特許文献10】Rocchigianiら(1991)Purine and pyrimidine metabolism in man VII Part B ed. Harknessら、Plenum Press New York pp337−3490
【非特許文献11】Flechnerら(1970)、Life Science 9:153−162
【非特許文献12】HasmannおよびSchemainda、Cancer Res 63(21):7463−7442
【非特許文献13】Hjarnaaら、Cancer Research 59;5751−5757
【非特許文献14】Binderupら、Bioorg Med Chem Lett 15:2491−2494
【非特許文献15】Fitzmauriceら(2007)Organic & Biomolecular Chemistry(2007) 5(11) 1706−1714
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0026】
本発明の新規な化合物は、ニコチンアミドホスホリボシルトランスフェラーゼ(NAMPRT)に対して作用し、NF−kBの下流方向での阻害はニコチンアミドアデニンジヌクレオチド(NAD)の細胞中濃度の低下をもたらすと考えられる。
【課題を解決するための手段】
【0027】
したがって、本発明は、請求項1に係る、一般式(I)の化合物、および請求項18、19、21および22を参照して、医薬におけるこれらの化合物の利用を提供する。
【0028】
NAMPRT酵素の阻害剤は癌の治療にて(WO97/48696)、免疫抑制を惹起するために(WO97/48397)、血管形成を含む疾患の治療に(WO2003/80054)、関節リウマチまたは肺血性ショックの治療のために(WO2008/025857)、あるいは虚血の予防および治療のために(EP08102310.3)(非公開出願))用いられてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】NADの生合成経路を示す(Biedermann E.ら、WO00/50399の記載より)。
【発明を実施するための形態】
【0030】
本発明の化合物
本発明は、特に、ニコチンアミドホスホリボシルトランスフェラーゼ(NAMPRT)酵素の阻害に有用である、個々のウレアおよびチオウレア誘導体に関する。
【0031】
本発明は、式(I):
【化13】

[式中
Xは=O、=S、=NH、=NOHおよび=NO−Meより選択され;
Aは−C(=O)−、−S(=O)−、−C(=S)−および−P(=O)(R)−より選択され、ここでRはC1−6−アルキル、C1−6−アルコキシおよびヒドロキシより選択され;
Bは単結合、−(CH3−6−、−O−、および−O−(CH2−5−より選択され;
Dは単結合、−O−、−CR−および−NRより選択され、ここでR、RおよびRは、独立して、水素、所望により置換されていてもよいC1−12−アルキル、所望により置換されていてもよいC1−12−アルケニル、所望により置換されていてもよいアリール、所望により置換されていてもよいヘテロシクリル、および所望により置換されていてもよいヘテロアリールより選択され;
mは0−12の整数であり、nは0−12の整数であり、ここでm+nの合計は1−20であり;
pは0−4の整数であり;
は所望により置換されていてもよいヘテロアリールより選択され;
は水素、所望により置換されていてもよいC1−12−アルキル、所望により置換されていてもよいC3−12−シクロアルキル、−[CHCHO]1−10−(所望により置換されていてもよいC1−6−アルキル)、所望により置換されていてもよいC1−12−アルケニル、所望により置換されていてもよいアリール、所望により置換されていてもよいヘテロシクリル、および所望により置換されていてもよいヘテロアリールより選択され;およびRは所望により置換されていてもよいC1−12−アルキル、所望により置換されていてもよいC3−12−シクロアルキル、−[CHCHO]1−10−(所望により置換されていてもよいC1−6−アルキル)、所望により置換されていてもよいC1−12−アルケニル、所望により置換されていてもよいアリール、所望により置換されていてもよいヘテロシクリル、および所望により置換されていてもよいヘテロアリールより選択されるか;またはRおよびRは介在する原子(すなわち、−N−B−)と一緒になって所望により置換されていてもよいN−含有のヘテロ環またはヘテロ芳香族環を形成し;
およびR4*の各々は、独立して、水素、所望により置換されていてもよいC1−12−アルキルおよび所望により置換されていてもよいC1−12−アルケニルより選択される;
ただし、pが0の場合、Rは所望により置換されていてもよいチアゾール−2−イル以外の基であり;および
該化合物はフェニル−NH−C(=O)−(CH−NH−C(=S)−NH−(4−ピリジル)以外の化合物である]
で示される化合物またはその医薬上許容される塩およびプロドラッグに関する。
【0032】
特に、
Xが=Oであり、Aが−SO−である場合、Bは−O−または−(CH3−6−もしくは−O−(CH2−5−であり;および
Xが=Oであり、Aが−C(=O)−であって、p=0である場合、Bは−O−または−(CH3−6−もしくは−O−(CH2−5−であり;および
Xが=Oであり、Aが−C(=O)−であって、p=0である場合、R
【化14】

以外の基であり;
Xが=Oであり、Aが−C(=O)−であって、p=1−4である場合、R
【化15】


以外の基であり;および
Xが=Sであり、Aが−C(=O)−であって、p=1−4である場合、Rはベンジルまたは
【化16】


以外の基である。
【0033】
定義
本願明細書において、「C1−12−アルキル」および「C1−6−アルキル」なる語は、各々、1ないし12個および1ないし6個の炭素原子を有する直鎖、環状または分枝炭化水素基を意図するものであり、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソ−プロピル、シクロプロピル、ブチル、イソ−ブチル、tert−ブチル、シクロブチル、ペンチル、シクロペンチル、ヘキシルまたはシクロヘキシルである。
【0034】
「C3−12−シクロアルキル」なる語は、「C1−12−アルキル」なる語により包含されるが、該語は、具体的には、環外原子を有するアルキル基、例えば、シクロヘキシル−メチルを含む、単および二環式カウンターパートに言及する。
【0035】
同様に、「C2−12−アルケニル」および「C2−6−アルケニル」は、各々、2ないし12個および2ないし6個の炭素原子を有し、(少なくとも)1個の不飽和結合を含む、直鎖、環状または分枝炭化水素基をカバーすることを意図とする。アルケニル基の例がビニル、アリル、ブテニル、ペンテニル、ヘキセニル、ヘプテニル、オクテニル、ヘプタデカエニルである。アルケニルの好ましい例がビニル、アリル、ブテニル、特にアリルである。
【0036】
「C3−12−シクロアルケニル」なる語は、「C2−12−アルケニル」なる語により包含されるが、該語は、具体的には、環外原子を有するアルケニル基、例えば、シクロヘキセニル−メチルおよびシクロヘキシル−アリルを含む、単および二環式カウンターパートに言及する。
【0037】
本願明細書において、すなわち、「アルキル」、「シクロアルキル」、「アルコキシ」、「アルケニル」、「シクロアルケニル」などとの関連において、「所望により置換されていてもよい」なる語は、目的の基が、ヒドロキシ(不飽和炭素原子に結合する場合には、互変異性ケト形態にて存在してもよい)、C1−6−アルコキシ(すなわち、C1−6−アルキル−オキシ)、C2−6−アルケニルオキシ、カルボキシ、オキソ(ケトまたはアルデヒド官能性を形成する)、C1−6−アルコキシカルボニル、C1−6−アルキルカルボニル、ホルミル、アリール、アリールオキシ、アリールアミノ、アリールカルボニル、アリールオキシカルボニル、アリールカルボニルオキシ、アリールアミノカルボニル、アリールカルボニルアミノ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールアミノ、ヘテロアリールカルボニル、ヘテロアリールオキシカルボニル、ヘテロアリールカルボニルオキシ、ヘテロアリールアミノカルボニル、ヘテロアリールカルボニルアミノ、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルオキシ、ヘテロシクリルアミノ、ヘテロシクリルカルボニル、ヘテロシクリルオキシカルボニル、ヘテロシクリルカルボニルオキシ、ヘテロシクリルアミノカルボニル、ヘテロシクリルカルボニルアミノ、アミノ、モノおよびジ(C1−6−アルキル)アミノ、−N(C1−4−アルキル)3+、カルバモイル、モノ−およびジ(C1−6−アルキル)アミノカルボニル、C1−6−アルキルカルボニルアミノ、シアノ、グアニジノ、カルバミド、C1−6−アルキル−スルホニル−アミノ、アリール−スルホニル−アミノ、ヘテロアリール−スルホニル−アミノ、C1−6−アルカノイルオキシ、C1−6−アルキル−スルホニル、C1−6−アルキル−スルフィニル、C1−6−アルキルスルホニルオキシ、ニトロ、C1−6−アルキルチオ、およびハロゲンから選択される基で、1回または数回、好ましくは1−3回置換されていてもよく、いずれのアリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルもアリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルについて以下に具体的に記載されるように置換されていてもよく、置換基を表すいずれのアルキル、アルコキシなどもヒドロキシ、C1−6−アルコキシ、アミノ、モノおよびジ(C1−6−アルキル)アミノ、カルボキシ、C1−6−アルキルカルボニルアミノ、C1−6−アルキルアミノカルボニルまたはハロゲン(複数も可)で置換されていてもよいことを意図とする。
【0038】
典型的には、該置換基はヒドロキシ(不飽和炭素原子に結合する場合には、互変異性ケト形態にて存在してもよい)、C1−6−アルコキシ(すなわち、C1−6−アルキル−オキシ)、C2−6−アルケニルオキシ、カルボキシ、オキソ(ケトまたはアルデヒド官能性を形成する)、C1−6−アルキルカルボニル、ホルミル、アリール、アリールオキシ、アリールアミノ、アリールカルボニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールアミノ、ヘテロアリールカルボニル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルオキシ、ヘテロシクリルアミノ、ヘテロシクリルカルボニル、アミノ、モノおよびジ(C1−6−アルキル)アミノ;カルバモイル、モノおよびジ(C1−6−アルキル)アミノカルボニル、アミノ−C1−6−アルキル−アミノカルボニル、モノおよびジ(C1−6−アルキル)アミノ−C1−6−アルキル−アミノカルボニル、C1−6−アルキルカルボニルアミノ、グアニジノ、カルバミド、C1−6−アルキル−スルホニル−アミノ、C1−6−アルキル−スルホニル、C1−6−アルキル−スルフィニル、C1−6−アルキルチオ、ハロゲンより選択され、いずれのアリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルもアリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルについて以下に具体的に記載されるように置換されていてもよい。
【0039】
ある実施態様において、置換基はヒドロキシ、C1−6−アルコキシ、アミノ、モノおよびジ(C1−6−アルキル)アミノ、カルボキシ、C1−6−アルキルカルボニルアミノ、C1−6−アルキルアミノカルボニルまたはハロゲンより選択される。
【0040】
「ハロゲン」なる語は、フルオロ、クロロ、ブロモおよびヨードを包含する。
【0041】
本願明細書において、「アリール」なる語は、フェニル、ナフチル、1,2,3,4−テトラヒドロナフチル、アントラシル、フェナントラシル、ピレニル、ベンゾピレニル、フルオレニルおよびキサンテニルなどの全部がまたは一部が芳香族炭素環式環または環系を意味することを意図とし、その中でフェニルが好ましい例である。
【0042】
「ヘテロアリール」なる語は、1または複数の炭素原子がヘテロ原子、例えば窒素(=N−または−NH−)、硫黄および/または酸素原子と置き換えられている、全部がまたは一部が芳香族炭素環式環または環系を意味する。かかるヘテロアリール基の例がオキサゾリル、イソキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、ピリジニル、ピリミジニル、ピラジニル、ピリダジニル、トリアジニル、クマリル、フラニル、チエニル、キノリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾトリアゾリル、ベンゾジアゾリル、ベンゾオキサゾリル、フタラジニル、フタラニル、トリアゾリル、テトラゾリル、イソキノリル、アクリジニル、カルバゾリル、ジベンズアゼピニル、インドリル、ベンゾピラゾリル、フェノキサゾニルである。特に関心のあるヘテロアリール基がベンズイミダゾリル、オキサゾリル、イソキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、ピリジニル、ピリミジニル、ピラジニル、ピリダジニル、フリル、チエニル、キノリル、トリアゾリル、テトラゾリル、イソキノリル、インドリル、とりわけベンズイミダゾリル、ピロリル、イミダゾリル、ピリジニル、ピリミジニル、フリル、チエニル、キノリル、テトラゾリルおよびイソキノリルである。
【0043】
「ヘテロシクリル」なる語は、1または複数の炭素原子がヘテロ原子、例えば窒素原子(=N−または−NH−)、硫黄および/または酸素原子と置き換えられている、非芳香族炭素環式環または環系を意味する。かかるヘテロシクリル基(環に従って名が付されている)の例は、イミダゾリジン、ピペラジン、ヘキサヒドロピリダジン、ヘキサヒドロピリミジン、ジアゼパン、ジアゾカン、ピロリジン、ピペリジン、アゼパン、アゾカン、アジリジン、アジリン、アゼチジン、ピロリン、トロパン、オキサジナン(モルホリン)、アゼピン、ジヒドロアゼピン、テトラヒドロアゼピンおよびヘキサヒドロアゼピン、オキサゾラン、オキサゼパン、オキサゾカン、チアゾラン、チアジナン、チアゼパン、チアゾカン、オキサゼタン、ジアゼタン、チアゼタン、テトラヒドロフラン、テトラヒドロピラン、オキセパン、テトラヒドロチオフェン、テトラヒドロチオピラン、チエパン、ジチアン、ジチエパン、ジオキサン、ジオキセパン、オキサチアン、オキサチエパンである。最も興味深い例は、テトラヒドロフラン、イミダゾリジン、ピペラジン、ヘキサヒドロピリダジン、ヘキサヒドロピリミジン、ジアゼパン、ジアゾカン、ピロリジン、ピペリジン、アゼパン、アゾカン、アゼチジン、トロパン、オキサジナン(モルホリン)、オキサゾラン、オキサゼパン、チアゾラン、チアジナンおよびチアゼパンであり、特にテトラヒドロフラン、イミダゾリジン、ピペラジン、ヘキサヒドロピリダジン、ヘキサヒドロピリミジン、ジアゼパン、ピロリジン、ピペリジン、アゼパン、オキサジナン(モルホリン)およびチアジナンである。
【0044】
「N−含有のヘテロシクリルまたはヘテロ芳香族環」なる語は、各々、1または複数のヘテロ原子を含み、その中の少なくとも1個が窒素原子である、「ヘテロシクリル」および「ヘテロアリール」の下で言及されるものを包含することを意図とする。その例がピペラジン、イソキサゾール、イソキサゾリジンおよびモルホリンなどである。
【0045】
「N,O−含有のヘテロシクリルまたはヘテロ芳香族環」なる語は、各々、2またはそれ以上のヘテロ原子を含み、その中の2個が窒素原子および酸素原子である、「ヘテロシクリル」および「ヘテロアリール」の下で言及されるものを包含することを意図とする。その例がイソキサゾール、イソキサゾリジン、モルホリンなどである。
【0046】
本願明細書において、すなわち、「アリール」、「ヘテロアリール」、「ヘテロシクリル」、「N,O−含有のヘテロシクリルまたはヘテロ芳香族環」など(例えば、「アリールオキシ」、「ヘテロアリールカルボニル」など)の語との関連において、「所望により置換されていてもよい」なる語は、目的の基が、ヒドロキシ(エノール系にて存在する場合には、互変異性ケト形態にて存在してもよい)、C1−6−アルキル、C1−6−アルコキシ、C2−6−アルケニルオキシ、オキソ(互変異性エノール形にて表されてもよい)、オキシド(N−オキシドとしてのみ関連付けられる)、カルボキシ、C1−6−アルコキシカルボニル、C1−6−アルキルカルボニル、ホルミル、アリール、アリールオキシ、アリールアミノ、アリールオキシカルボニル、アリールカルボニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアミノ、アミノ、モノおよびジ(C1−6−アルキル)アミノ;カルバモイル、モノおよびジ(C1−6−アルキル)アミノカルボニル、アミノ−C1−6−アルキル−アミノカルボニル、モノおよびジ(C1−6−アルキル)アミノ−C1−6−アルキル−アミノカルボニル、C1−6−アルキルカルボニルアミノ、シアノ、グアニジノ、カルバミド、C1−6−アルカノイルオキシ、C1−6−アルキル−スルホニル−アミノ、アリール−スルホニル−アミノ、ヘテロアリール−スルホニル−アミノ、C1−6−アルキル−スルホニル、C1−6−アルキル−スルフィニル、C1−6−アルキルスルホニルオキシ、ニトロ、スルファニル、アミノ、アミノ−スルホニル、モノおよびジ(C1−6−アルキル)アミノ−スルホニル、ジハロゲン−C1−4−アルキル、トリハロゲン−C1−4−アルキル、ハロゲンから選択される基で、1回または数回、好ましくは1−5回置換されていてもよく、アリールおよびヘテロアリールを示す置換基は、C1−4−アルキル、C1−4−アルコキシ、ニトロ、シアノ、アミノまたはハロゲンで1−3回置換されていてもよく、置換基を示すいずれのアルキル、アルコキシなども、ヒドロキシ、C1−6−アルコキシ、C2−6−アルケニルオキシ、アミノ、モノおよびジ(C1−6−アルキル)アミノ、カルボキシ、C1−6−アルキルカルボニルアミノ、ハロゲン、C1−6−アルキルチオ、C1−6−アルキル−スルホニル−アミノまたはグアニジノで置換されていてもよいことを意味する。
【0047】
典型的には、置換基は、ヒドロキシ、C1−6−アルキル、C1−6−アルコキシ、オキソ(互変異性エノール形にて表されてもよい)、カルボキシ、C1−6−アルキルカルボニル、ホルミル、アミノ、モノおよびジ(C1−6−アルキル)アミノ;カルバモイル、モノ− およびジ(C1−6−アルキル)アミノカルボニル、アミノ−C1−6−アルキル−アミノカルボニル、C1−6−アルキルカルボニルアミノ、グアニジノ、カルバミド、C1−6−アルキル−スルホニル−アミノ、アリール−スルホニル−アミノ、ヘテロアリール−スルホニル−アミノ、C1−6−アルキル−スルホニル、C1−6−アルキル−スルフィニル、C1−6−アルキルスルホニルオキシ、スルファニル、アミノ、アミノ−スルホニル、モノおよびジ(C1−6−アルキル)アミノ−スルホニルまたはハロゲンより選択されてもよく、置換基を示すいずれのアルキル、アルコキシなどもヒドロキシ、C1−6−アルコキシ、C2−6−アルケニルオキシ、アミノ、モノおよびジ(C1−6−アルキル)アミノ、カルボキシ、C1−6−アルキルカルボニルアミノ、ハロゲン、C1−6−アルキルチオ、C1−6−アルキル−スルホニル−アミノまたはグアニジノで置換されていてもよい。ある実施態様において、置換基はC1−6−アルキル、C1−6−アルコキシ、アミノ、モノおよびジ(C1−6−アルキル)アミノ、スルファニル、カルボキシまたはハロゲンより選択され、置換基を示すいずれのアルキル、アルコキシなども、ヒドロキシ、C1−6−アルコキシ、C2−6−アルケニルオキシ、アミノ、モノおよびジ(C1−6−アルキル)アミノ、カルボキシ、C1−6−アルキルカルボニルアミノ、ハロゲン、C1−6−アルキルチオ、C1−6−アルキル−スルホニル−アミノまたはグアニジノで置換されてもよい。
【0048】
少なくとも置換基の一部としての、C3−12−シクロアルキル、C3−12−シクロアルケニルおよび/またはアリールを含む基(例えば、RおよびR)は、「炭素環式環」を含むようである。
【0049】
少なくとも置換基の一部としての、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールを含む基(例えば、RおよびR)は、各々、「ヘテロシクリル環」および「ヘテロ芳香族環」を含むようである。
【0050】
「医薬上許容される塩」なる語は、酸付加塩および塩基塩を含むことを意図とする。酸付加塩の説明に役立つ例は非毒性の酸で形成される医薬上許容される塩である。かかる有機塩の例が、マレイン酸、フマル酸、安息香酸、アスコルビン酸、コハク酸、シュウ酸、ビスメチレンサリチル酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、酢酸、プロピオン酸、酒石酸、サリチル酸、クエン酸、グルコン酸、乳酸、リンゴ酸、マンデル酸、経皮酸、シトラコン酸、アスパラギン酸、ステアリン酸、パーモ酸、イタコン酸、グリコール酸、p−アミノ安息香酸、グルタミン酸、ベンゼンスルホン酸およびテオフィリン酢酸との塩、ならびに8−ハロテオフィリン、例えば8−ブロモテオフィリンである。かかる無機塩の例が、塩酸、臭化水素酸、硫酸、スルファミン酸、リン酸および硝酸との塩である。塩基塩の例が、残りのカウンターイオンが、ナトリウムおよびカリウムなどのアルカリ金属、カルシウムなどのアルカリ土類金属、およびアンモニウムイオン(+N(R)3R’:ここでRおよびR’は、独立して、所望により置換されていてもよいC1−6−アルキル、所望により置換されていてもよいC2−6−アルケニル、所望により置換されていてもよいアリールまたは所望により置換されていてもよいヘテロアリールを示す)より選択される、塩である。医薬上許容される塩は、例えば、Remington's Pharmaceutical Sciences、17. Ed. Alfonso R. Gennaro(Ed.)、Mack Publishing Company、Easton、PA、U.S.A.1985およびさらに最近の出版物ならびにEncyclopedia of Pharmaceutical Technologyに記載されている塩である。かくして、本願明細書にて用いられる「その酸付加塩または塩基塩」なる語は、かかる塩を含むことを意図とする。さらには、該化合物ならびにその中間体および出発物質はまた水和物の形態にて存在してもよい。
【0051】
本願明細書において用いられる「プロドラッグ」なる語は、生理学的条件に曝されると、所望の生物学的活性を示すことのできる、該化合物の誘導体を放出するであろう化合物を意図とする。典型的な例が不安定なエステル(すなわち、潜在的ヒドロキシル基または潜在的酸基)である。
【0052】
その上、該化合物は、ラセミ体混合物として、またはエナンチオマーまたはジアステレオマーなどの個々の立体異性体として存在しうることを理解すべきである。本発明はかかる可能性のある立体異性体(例えば、エナンチオマーおよびジアステレオマー)の各々およびすべてを、ならびにラセミ体および立体異性体の可能性のある一つについて富んでいる混合物を包含する。
【0053】
実施態様
一の主たる実施態様において、Xは=Oおよび=Sより選択される。
【0054】
一の実施態様において、Xは=Oであり、Bは−O−である。この実施態様の一の重要な変形の範囲内において、Aは−S(=O)−である。この実施態様のもう一つ別の重要な変形の範囲内において、Aは−C(=O)−である。
【0055】
もう一つ別の実施態様において、Xは=Sであり、Bは−O−である。この実施態様の一の重要な変形の範囲内において、Aは−S(=O)−である。この実施態様のもう一つ別の重要な変形の範囲内において、Aは−C(=O)−である。
【0056】
もう一つ別の実施態様に置いて、Xは=Oおよび=Sより選択され、Bは単結合である。この実施態様の一の重要な変形の範囲内において、Aは−S(=O)−である。この実施態様のもう一つ別の重要な変形の範囲内において、Aは−C(=O)−である。
【0057】
もう一つ別の実施態様に置いて、Bは−(CH3−6−および−O−(CH2−5−より、好ましくは−(CH)3−4−および−O−(CH1−3−より選択される。この実施態様の範囲内において、Xは、好ましくは、=Oおよび=Sより選択される。
【0058】
上記した実施態様において、Dは、好ましくは、単結合、−O−および−NRより選択される。より詳細には、Dは単結合である。
【0059】
に関して、この置換基は、好ましくは、所望により置換されていてもよいピリジン−4−イル、所望により置換されていてもよいピリミジン−4−イル、所望により置換されていてもよい1,2,4−トリアジン−3−イル、所望により置換されていてもよいイソキサゾール−4−イル、所望により置換されていてもよいピラジン−2−イル、および所望により置換されていてもよいピコリルより;とりわけ、ピリジン−4−イル、ピリミジン−4−イル、1,2,4−トリアジン−3−イル、3,5−イソキサゾール−4−イル、ピラジン−2−イル、およびピコリルより選択される。
【0060】
およびウレア部分の距離はpによって決まる。pは0−4の整数であるが、好ましくは0−2であり、とりわけ0である。
【0061】
最近の特に興味のある実施態様において、pは0であり、Rはピリジン−4−イルである。
【0062】
もう一つ別の特に興味のある実施態様において、pは1である。
【0063】
スペーサーエレメントの長さはmおよびnによって定められる。好ましくは、mは0−10の整数であり、nは0−10の整数であり、ここでm+nの合計は1−12であり;特に、mは1−8の整数であり、nは0−3の整数であり、ここでm+nの合計は3−8である。現在、最も好ましい変形は、mが2−8であり、nが0である。
【0064】
−D、AおよびBだけでなく、−RおよびR(RおよびR4*の一部においても)が本願発明の化合物の効能に対して重要な役割を果たしている。かくして、一の特に興味のある実施態様において、RおよびRの少なくとも1つは炭素環式環、ヘテロ環式環またはヘテロ芳香族環を含むか、あるいはRおよびRは介在原子と一緒になって所望により置換されていてもよいN−含有のヘテロサイクリルまたはヘテロ芳香族環を形成する。この実施態様の特に関心のある変形は、Rが炭素環、特にシクロヘキシルである。もう一つ別の関心のある実施態様において、Rは水素ではない。
【0065】
その一の変形において、RおよびRは介在原子と一緒なって、所望により置換されていてもよいN,O−含有のヘテロシクリルまたはヘテロ芳香族環を形成する。
【0066】
その上、Rは、好ましくは、水素、C1−6−アルキルおよび所望により置換されていてもよいベンジルより選択され、R4*は水素である。さらに言えば、RおよびR4*は共に水素であることが好ましい。
【0067】
現在、特に関連する一の実施態様において、
Xは=Oおよび=Sより選択され;
Aは−C(=O)−および−S(=O)−より選択され;
Bは−O−であり;
Dは単結合、−O−および−NRより選択され;
mは2−8の整数であり、nは0であり;
pは0−2の整数であり;
は水素、所望により置換されていてもよいC3−12−シクロアルキル、−[CHCHO]1−10−(所望により置換されていてもよいC1−6−アルキル)、−(CH0−2−(所望により置換されていてもよいアリール)、−(CH0−2−(所望により置換されていてもよいヘテロアリール)および−(CH0−2−(所望により置換されていてもよいヘテロシクリル)より選択され;
は所望により置換されていてもよいC3−12−シクロアルキル、−[CHCHO]1−10−(所望により置換されていてもよいC1−6−アルキル)、所望により置換されていてもよいC1−12−アルケニル、所望により置換されていてもよいアリール、所望により置換されていてもよいヘテロシクリル、および所望により置換されていてもよいヘテロアリールより選択され;
は水素、所望により置換されていてもよいC3−12−シクロアルキル、−(CH0−2−(所望により置換されていてもよいアリール)、−(CH0−2−(所望により置換されていてもよいヘテロアリール)および−(CH0−2−(所望により置換されていてもよいヘテロシクリル)より選択され;および
4*は水素である。
【0068】
もう一つ別の特に関連する実施態様において、
Xは=Oおよび=Sより選択され;
Aは−C(=O)−および−S(=O)−より選択され;
Bは−(CH3−6−および−O−(CH2−5−より、好ましくは−(CH)3−4−および−O−(CH1−3−より選択され;
Dは単結合、−O−および−NRより選択され;
mは2−8の整数であり、nは0であり;
pは0−2の整数であり;
は水素、所望により置換されていてもよいC3−12−シクロアルキル、−[CHCHO]1−10−(所望により置換されていてもよいC1−6−アルキル)、−(CH0−2−(所望により置換されていてもよいアリール)、−(CH0−2−(所望により置換されていてもよいヘテロアリール)および−(CH0−2−(所望により置換されていてもよいヘテロシクリル)より選択され;
は所望により置換されていてもよいC3−12−シクロアルキル、−[CHCHO]1−10−(所望により置換されていてもよいC1−6−アルキル)、所望により置換されていてもよいC1−12−アルケニル、所望により置換されていてもよいアリール、所望により置換されていてもよいヘテロシクリルおよび所望により置換されていてもよいヘテロアリールより選択され;
は水素、所望により置換されていてもよいC3−12−シクロアルキル、−(CH0−2−(所望により置換されていてもよいアリール)、−(CH0−2−(所望により置換されていてもよいヘテロアリール)および−(CH0−2−(所望により置換されていてもよいヘテロシクリル)より選択され;および
4*は水素である。
【0069】
これとは別に、現在、最も関心のある化合物は、後記する化合物1001−1101より選択されるものである:
【表1−1】

【表1−2】

【表1−3】

【表1−4】

【表1−5】

【表1−6】

【表1−7】

【表1−8】

【表1−9】

【表1−10】

【表1−11】

【表1−12】

【表1−13】

【0070】
一般的操作
本発明の化合物は、後記する方法を、有機合成有機化学の分野にて公知の方法または当業者により認識されるその変法と一緒に用いて合成することができる。好ましい方法は、限定されるものではないが、後記する方法を包含する。
【0071】
新規な式(I)の化合物は、このセクションに記載の反応および技法を用いて調製されてもよい。該反応は用いられる試薬および材料に適しており、変形を行うのに適当な溶媒中で行われる。また、以下に記載の合成方法において、溶媒の選択、反応雰囲気、反応温度、実験期間および後処理操作を含め、提案されているすべての反応条件は、該反応の標準条件であるように選択され、当業者によって容易に認識されることを理解すべきである。有機合成の分野における当業者であれば、その遊離分子の種々の部分にある官能性が提案されている試薬および反応と適合するものでなければならないことを理解する。所定の種類に分類される式(I)の分子のすべてがすべて、記載の方法にて必要とされる反応条件に適合するものではない。反応条件と適合する置換基に対するそのような制限は当業者に明らかであり、別の方法を用いることもできる。
【0072】
ウレア(Ia)である本発明の化合物(I)は、数種の経路にて、例えば一般式(II)のアミンを1,1’−カルボニルジイミダゾール(CDI)または4−ニトロフェニルクロロホルマートと、つづいて一般式(III)のアミンと反応させることで調製され得る。
【化17】


【0073】
チオウレア(Ib)である本発明の化合物(I)は、数種の経路にて、例えばアミン(III)を一般式(IV)のイソチオシアナートと反応させることで調製され得る。イソチオシアナート(IV)は市販されているか、あるいは一般式(II)のアミンをジ(2−ピリジル)チオノカルボナート(DPT)と反応させることで調製され得る。
【化18】

【0074】
アルコキシグアニジン(Ic)である本発明の化合物(I)は、チオウレア(Ib)をカルボジイミド(例えば、EDCまたはDCCI)またはHgOと反応させ、つづいてO−アルコキシヒドロキシルアミンと反応させることで、対応するカルボジイミド(V)に変換することにより調製され得る。同様に、ヒドロキシグアニジン(Id)またはグアニジン(Ie)である本発明の化合物(I)は、O−アルコキシヒドロキシルアミンの代わりに、各々、ヒドロキシルアミンまたは保護ヒドロキシルアミン、あるいはアンモニアまたはアンモニア均等物を用いることにより調製され得る。保護ヒドロキシルアミンまたはアンモニア均等物を用いる場合、脱保護工程が必要である。保護基は、例えば、テトラヒドロピラニル(THP)、t−ブチル、ベンジルまたはシリルをベースとする保護基であってもよい。
【化19】

【0075】

別法として、一般式(Ib)のチオウレアをメチル化し、その後で、各々、O−メトキシヒドロキシルアミン、ヒドロキシルアミンまたは保護ヒドロキシルアミン、あるいはアンモニアまたはアンモニア均等物と反応させてもよい。保護ヒドロキシルアミンまたはアンモニア均等物が用いられるならば、脱保護工程が必要である。
【化20】

【0076】
メトキシグアニジン(Ic)、ヒドロキシグアニジン(Id)またはグアニジン(Ie)である本発明の化合物(I)はまた、例えば、N−アリールスルホニル−S−メチルイソチオウレア、シアナミド、ピラゾール−1−カルボキシイミダミド、トリフラートグアニジン、およびベンゾトリアゾールおよびイミダゾール含有の試薬(例えば、A.R. Katritzkyら:J.Org.Chem.(2006)71、6753-6778およびその中で引用されている文献)より調製され得る。
【0077】
ヒドロキサム酸エステル、N−アルキル−またはN−アリールヒドラジド、N,N’−ジアルキル−またはN,N’−ジアリールヒドラジド(IIIa)である一般式(III)のアミンは、一般式(VII)の保護アミノ酸(保護基Pg、例えばBocまたはフタルイミド)を、ヒドロキシルアミンまたは一般式(VIII)のヒドラジンと、ペプチドカップリング試薬(例えば、EDCまたはHATU)を用いてカップリングさせ、その後に保護基を除去することにより、該アミノ酸より調製できる。
【化21】

【0078】
一般式(IIIa)のアミンがカルボニル基に対してアルファ位に置換基を有する特別な場合には、一般式(X)のアミノ酸またはそのエナンチオマー(例えば、K.S. Orwigら:Tet. Lett.(2005)46 7007−7009)のアミノ基を保護し、その後でヒドロキシルアミンまたはヒドラジンとカップリングさせ、つづいて上記したように脱保護することにより、該アミノ酸より調製できる。
【化22】

【0079】
ヒドロキシルアミン(VIII、B=O)は市販されているか、またはN−ヒドロキシフタルイミド(あるいは別に、tert−ブチルヒドロキシカルバマート)をハロゲン化物および塩基(例えば、DBU)を用いてアルキル化することで、あるいはアルコール(例えば、DEADを用いる)を用いてミツノブ反応に付し、つづいてヒドラジンまたはメチルヒドラジンを用いて脱保護してヒドロキシルアミン(VIIIa)を得ることで調製され得る。Rが水素でない場合、文献(例えば、B.J. Mavunkelら:Eur.J.Med.Chem.(1994)29、659−666;T. Ishikawaら:J.Antibiotics(2000)、53(10)、1071−1085;J.Ishwara Bhatら:J.Chem.Soc.、Perkin Trans. 2(2000),1435−1446)に記載されるように、得られたヒドロキシルアミン(VIIIa)をアルデヒドまたはケトンを用いる還元アミノ化に供し、つづいて、例えば、シアノホウ水素化ナトリウムで還元してもよい。別法として、ヒドロキシルアミン(VIIIa)のアルキル化は、例えば、2−ニトロフェニルスルホニルクロリドで保護した後にミツノブ反応またはアルキル化に付し、その後で(例えば、チオフェノールおよび炭酸セシウムを用いて)保護基を除去することにより達成され得る。
【化23】

【0080】
ヒドラジン(VIII、B=O)は市販されているか、あるいは、RがHの場合には、文献操作(例えば、D.J.Drainら:J.Med.Chem.(1963)6 63−9;G.B. Marini−Bettoloら:Rend. 1st. Super.Sanita(1960) 23 1110−27)に従って、ヒドラジン水和物を塩基の存在下でアルキル化することで調製されうる。N,N’−ジ置換のヒドラジンは、文献記載(例えば、H.Dornら:Zeitschrift fur Chemie(1972) 12(4) 129−30;R.L. Hinman:JACS(1957) 79 414−417;J.A.Blair:JCS(Section) C:Organic(1970)(12) 1714−17)に従って、モノ置換のヒドラジン(VIIIa)をアルデヒドまたはケトンと反応させ、つづいて、例えば、水素、LiAlH4またはボランで還元することで、あるいはまた、ヒドラジン水和物をBoc−保護に付し、水素化ナトリウムの存在下、アルカリハロゲン化物でアルキル化に供し、つづいて水素化ナトリウムの存在下、もう一つ別のアルキルハロゲン化物で別のアルキル化に供し、最後にBoc−保護基を除去すること(L.Lingら:Bioorg.Med.Chem.Lett.(2001)(11) 2715−2717)で得ることができる。
【化24】

【0081】
N−アルコキシ−またはN−アリールオキシチオアミドあるいはチオヒドラジド(IIIb)である一般式(III)のアミンは、対応するカルボニル化合物(IIIa)を、文献操作(例えば、Thomsenら:Org. Synth.(1984) 62、158、R.A. Cherkasovら:Tet.(1985) 41、2567;M.P. Cava、M.J. Levinson Tet.(1985) 41、5061)に従って、Lawesson試薬で処理することにより調製することができる。
【化25】

【0082】
別法として、一般式(VII)の保護アミノ酸(保護基:例えばBocまたはフタルイミド)は、文献操作(M.A:Shalabyら:J.Org.Chem.(1996) 61 9045−48)に従って、一般式(XI)の活性種に変換し、その後でヒドロキシルアミンまたは一般式(VIII)のヒドラジンと反応させ、つづいて脱保護して一般式(IIIb)のアミンを得ることができる。
【化26】

【0083】
N−アルコキシまたはN−アリールオキシスルホンアミド、スルホンアミドまたはスルホニルヒドラジド(IIIc)である一般式(III)のアミンは、フタルイミドアルカンスルホニルクロリド(XII)(文献、例えばG.J. Atwellら:J.Med.Chem.(1977) 20(9) 1128−134;J. Humljanら:Tet.Letters、46 4069−4072に記載されるように調製)を、各々、ヒドロキシルアミン、アミンまたはヒドラジン(VIII)と、塩基(例えば、トリエチルアミンまたはN−メチルモルホリン)の存在下で反応させ、つづいてヒドラジン水和物で脱保護することにより得ることができる。フタルイミド以外の保護基を用いてもよい。
【化27】

【0084】
N−アルコキシ−P−アルキルホスホンアミダートまたはN−アリールオキシ−P−アルキルホスホンアミダート、P−アルキルホスホンアミダートあるいはP−アルキルホスホノヒドラジダート(IIId)である、一般式(III)のアミンは、フタルイミド保護のホスホノクロリダート(XIII)(文献、例えば、S.Gobecら:Tet.Lett.(2002) 43 167−170;U.Urlebら:Lett. In Peptide Science(1995) 2 193−197に記載されるように調製)を、各々、ヒドロキシルアミン、アミンまたはヒドラジン(VIII)と、塩基の存在下で反応させ、つづいてヒドラジン水和物で脱保護することにより得ることができる。フタルイミド以外の保護基を用いてもよい。
【化28】

【0085】
N−アルコキシ−P−アルキルホスフィニックアミドまたはN−アリールオキシ−P−アルキルホスフィニックアミド、P−アルキルホスフィニックアミドまたはP−アルキルホスフィニックヒドラジド(IIIe)である一般式(III)のアミンは、フタルイミド保護のアルキルホスフィニッククロリド(XIV)(例えば、S. Gobecら:Lett. In Peptide Science(1998) 5 109−114)を、各々、ヒドロキシルアミン、アミンまたはヒドラジン(VIII)と、塩基の存在下で反応させ、つづいてヒドラジン水和物で脱保護することにより得ることができる。フタルイミド以外の保護基を用いてもよい。
【化29】

【0086】
スルホニルウレア(IIIf)である一般式(III)のアミンは、既知の文献操作(例えば、B. Hokfeltら:J.Med.&Pharm. Chem.(1962) 5 231−9;R.Tullら:JCS Section C:Organic(1967)(8) 701−2;B. Loev:J.Med.Chem.(1963) 6(5) 506−8;D.R.Cassadyら:J.Org.Chem.(1958) 23 923−6;D. Freitag:Tetrahedron(2005) 61 5615−21;Y. Kanbeら:Bioorg.Med.Chem.Lett.(2006) 16 409−94;I. Ubarretxena−Belandiaら:Eur.J.Biochem.(1999) 260 794−800;B.D.Rothら:Bioorg.Med.Chem.Lett.(1995) 5(20) 2367−70)に従って、例えば、適宜保護されたアミノアルカンスルホニルクロリド(XII)をアンモニア均等物またはアミンと反応させ、つづいて塩基の存在下でアルキルクロロホルマートと反応させ、一般式(XVI)のカルバマートを得、その後でアミンRNHと反応させて、一般式(XVII)のスルホニルウレアを得ることで調製され得る。別法として、一般式(XV)のスルホンアミドをイソシアナートと直接反応させ、保護スルホニルウレア(XVIIa)を得ることができる。保護基(例えば、フタルイミド、Bocまたはその他)はその後で除去される。
【化30】

【0087】
N−アルコキシ−またはN−アリールオキシカルバマートまたはアルキル−またはアリールヒドラジンカルボキシラート(Ig)である一般式(III)のアミンは、保護されたアミノアルキル4−ニトロフェニルカルボナート(XVIII)(保護基、例えばBocまたはフタルイミド)とヒドロキシルアミンまたはヒドラジン(VIII)とを反応させ、つづいて下記するように脱保護することにより得ることができる。
【化31】

【0088】
N−アルコキシ−またはN−アリールオキシウレアまたはアルキル−またはアリールヒドラジンカルボキシアミド(IIIh)である一般式(III)のアミンは、ウレアを調製するのに当業者に知られている方法により調製され得る。かかる方法の一つが、保護された4−ニトロフェニルアミノアルキルカルバマート(XX)(保護基、例えばBocまたはフタルイミド)と、ヒドロキシルアミンまたはヒドラジン(VIII)との反応、つづいて下記するような脱保護である。
【化32】

【0089】
4−ニトロフェニルアミノアルキルカルバマート(XX)の代わりとして、N−(アミノアルキル)−1H−イミダゾール−1−カルボキシアミド(XXII)を用いてもよい。
【化33】

【0090】
医薬用途
本発明の化合物は、NAMPRTの阻害を介してNADをダウンレギュレートするのに特に有用であり、したがってNF−κBの活性化が関係している疾患を治療するのに特に有用であると考えられる。かかる方法は、炎症および組織修復障害;特に関節リウマチ、炎症性腸疾患、喘息およびCPOD(慢性閉塞性肺疾患)、骨関節炎、骨粗しょう症および線維症;乾癬、アトピー性皮膚炎および紫外線誘発の皮膚損傷を含む皮膚病;自己免疫疾患、例えば、全身性エリトマトーデス、多発性硬化症、乾癬性関節炎、強直性脊椎炎、組織および臓器拒絶反応、アルツハイマー病、発作、アテローム性動脈硬化症、再狭窄、糖尿病、糸球体腎炎、癌(特に、乳癌、前立腺癌、肺癌、結腸癌、頸癌、卵巣癌、皮膚癌、CNS、膀胱癌、膵臓癌、白血病、リンパ腫またはホジキン病より選択される)、悪液質、感染および後天性免疫不全症候群(AIDS)を含む特定のウイルス感染に伴う炎症、成人呼吸窮迫症候群、運動失調性毛細血管拡張症を含む種々の疾患の治療に有用である。
【0091】
かくして、本発明は、医薬として用いるための、さらに詳しくは高レベルのニコチンアミドホスホリボシルトランスフェラーゼ(NAMPRT)により惹起される疾患または症状の治療用の、とりわけ上記した疾患および症状の治療用の医薬として用いるための、式(I)の化合物を提供する。
【0092】
その上、本発明はまた、哺乳動物におけるニコチンアミドホスホリボシルトランスフェラーゼ(NAMPRT)の酵素活性を阻害する方法であって、該哺乳動物に医薬的に関連する量の一般式(I)の化合物を投与する工程を含む方法も提供する。
【0093】
さらには、本発明は、哺乳動物において、高レベルのニコチンアミドホスホリボシルトランスフェラーゼ(NAMPRT)により惹起される疾患または症状(特に、上記した疾患および症状)を治療する方法であって、該哺乳動物に医薬的に関連する量の一般式(I)の化合物を投与する工程を含む方法を提供する。
【0094】
かかる方法において、該化合物はDNA損傷物質と組み合わせて投与されてもよい。
【0095】
医薬組成物の製剤
一般式(I)の化合物は、所望の投与形路に適するように、適宜、医薬組成物に処方される。
【0096】
化合物の投与形路は、治療上効果的な濃度に対応する血液または組織中濃度をもたらす適当ないずれの経路であってもよい。かくして、例えば、本発明は限定するものではないが、以下の投与経路:経口投与、非経口投与、経皮投与、経鼻投与、経直腸投与、経膣投与および経眼投与が適合しうる。投与経路が、目的とする特定の化合物に依存することは当業者に明らかであり;特に投与経路の選択は、患者の年齢および体重と共に化合物の物理化学特性に、個々の疾患または症状ならびにその重篤度に依存することは当業者に明らかなはずである。
【0097】
該化合物は医薬組成物中に適量にて含まれ、一般に、組成物の全量の約1−95重量%、例えば1−10重量%の量にて含まれる。該組成物は、経口、非経口、経直腸、経皮、経鼻、経膣および/または経眼投与経路に適する剤形にて投与されてもよい。かくして、該組成物は、例えば、錠剤、カプセル、ピル、散剤、顆粒、懸濁液、エマルジョン、液剤、ヒドロゲルを含むゲル、ペースト、軟膏、クリーム、プラスター、ドレンチ、デリバリー装置、坐剤、浣腸、注射、インプラント、スプレー、エアロジルの形態、および他の適当な形態であってもよい。
【0098】
医薬組成物は通常の薬務(例えば、「Remington's Pharmaceutical Sciences」および「Encyclopedia of Pharmaceutical Technology」、Swarbrick, J. & J. C. Boylan版、Marcel Dekker, Inc.、New York、1988を参照のこと)に従って処方されてもよい。典型的には、本願明細書に記載の化合物は(少なくとも)医薬上許容される担体または賦形剤で処方される。医薬上許容される担体または賦形剤は当業者により知られているものである。式(I)の化合物の適当な塩の製剤もまた、上記の記載から明らかであろう。
【0099】
かくして、本発明は、さらなる態様にて、一般式(I)の化合物を医薬上許容される担体と組み合わせて含む、医薬組成物を提供する。
【0100】
本発明に係る医薬組成物は、投与して実質的に即時に、または投与後に実質的に所定の時間または期間、活性化合物を放出するように処方されてもよい。後者の型の組成物は、一般に、放出制御製剤として知られている。
【0101】
本発明において、「放出制御製剤」なる語は、i)長期間にわたって体内で薬物の濃度を実質的に一定に保つ製剤、ii)所定のタイムラグの後に、長期間にわたって体内で薬物の濃度を実質的に一定に保つ製剤、iii)活性薬物の血漿中レベルの変動に伴う望ましくない副作用を最小にしながら同時に有効薬物を相対的に一定のレベルにて体内に維持することで所定の期間、薬物の作用を維持する製剤(鋸歯状動力学的パターン)、iv)疾患組織または臓器に隣接して、あるいはそこに放出制御組成物を一定間隔にて配置することで薬物の作用を局所化させようとする製剤、v)担体または化学誘導体を用いて薬物を特定の型の標的細胞にデリバリーすることにより、薬物の作用を標的化しようとする製剤を包含する。
【0102】
放出制御製剤はまた、「徐放」、「長期放出」、「プログラム放出」、「持続放出」、「速度制御放出」および/または「標的放出」製剤を意味する。
【0103】
放出制御医薬組成物は、適当な剤形にて、特に経口、非経口、経皮、経鼻、経直腸、経膣および/または経眼投与を意図とする剤形にて投与されてもよい。例えば、単一または複数の単位錠剤またはカプセル組成物、油性溶液、懸濁液、エマルジョン、マイクロカプセル、マイクロスフェア、ナノ粒子、リポソーム、経口、非経口、経皮、経鼻、経膣または経眼使用を意図とする装置などのデリバリー装置が包含される。
【0104】
経口使用のための固形剤形、放出制御経口用剤形、流動性液体組成物、非経口用組成物、放出制御非経口用組成物、直腸用組成物、鼻用組成物、経皮および局所用組成物、放出制御経皮および局所用組成物、眼への投与用の組成物が、医薬製剤の分野の当業者によく知られている。特定の製剤は「Remington's Pharmaceutical Sciences」にて見ることができる。
【0105】
カプセル、錠剤およびピル等は、例えば、以下の化合物:結合剤としての微結晶セルロース、ガムまたはゼラチン;賦形剤としての澱粉またはラクトース;滑沢剤としてのステアラート;種々の甘味剤またはフレーバー剤を含有してもよい。カプセルの場合、その投与単位は脂肪油のような液体担体を含有してもよい。同様に、糖または腸溶性物質のコーティングが該投与単位の一部であってもよい。医薬組成物はまた、該化合物のエマルジョンまたはミセルエマルジョンを形成する脂質であってもよい。
【0106】
非経口、皮下、皮内または局所投与の場合、医薬組成物は滅菌希釈剤、緩衝剤、張力調節剤および抗菌剤を包含してもよい。放出制御特性を有するインプラントまたはマイクロカプセルを含め、該医薬組成物は、活性化合物を分解または体内からの即時排出から保護する担体と一緒に調製されてもよい。静脈内投与の場合、好ましい担体は生理食塩水またはリン酸緩衝食塩水である。
【0107】
用量
一の実施態様において、医薬組成物は単位剤形である。かかる実施態様において、各単位剤形は、典型的には、0.1−500mg、例えば0.1−200mg、例えば0.1−100mgの化合物を含む。
【0108】
より一般的には、該化合物は、好ましくは、一日当たり、体重1kgに付き、約0.1−250mg、例えば一日当たり、体重1kgに付き、約0.5−100mgにて投与される。
【0109】
全身使用の経口投与に適合する組成物の場合、該投与では、治療すべき疾患に応じて、1週間ないし12ヶ月の間、毎日1−4回、一回当たり、一般に、0.5mgないし1gの用量が投与される。
【0110】
疾患または症状を防止するために組成物を経口投与する用量は、一般に、一日当たり、体重1kgに付き、通常、1mgないし100mgである。該用量は、疾患に曝露される1週間前から開始して、曝露された後4週間までの期間、毎日1ないし2回投与されてもよい。
【0111】
疾患を防止するための経直腸使用に適合する組成物の場合、通常、若干多い量、すなわち、一日当たり、体重1kgに付き、約1mgないし100mgの化合物が好ましい。
【0112】
非経口投与の場合、一日当たり、体重1kgに付き、約0.1mgないし約100mgの用量が都合がよい。静脈内投与の場合、1日ないし3ヶ月の間に投与される用量は、一日当たり、1kgに付き、約0.1mgないし約20mgであるのが都合がよい。関節内投与の場合、一日当たり、体重1kgに付き、約0.1mgないし約50mgの用量が一般に好ましい。一般に非経口投与の場合、0.5−2%またはそれ以上の活性成分の水性媒体中溶液が用いられる。
【0113】
皮膚への局所投与の場合、1週間ないし12ヶ月の間、約1mgないし約5gの用量を毎日1−10回投与するのが一般に好ましい。
【0114】
実験
一般的操作、調製例および実施例
核磁気共鳴 H NMRスペクトル(300MHz)および13C NMR(75.6)では、特記しない限り、テトラメチルシラン(δ=0.0)またはクロロホルム(δ=7.25)または重水素クロロホルム(δ=76.81、13C NMRの場合)標準に対する重水素クロロホルム溶液についての化学シフト値(δ)(ppm)を引用する。規定のマルチプレット(ダブレット(d)、トリプレット(t)、ダブレットダブレット(dd)、ダブレットトリプレット(dt)、カルテット(q))または規定されていないマルチプレット(m)の値は、範囲が引用されていない場合には、略中点で示される。(bs)はブロードシングレットを示す。
【0115】
MSはAgilent1200HPLCシステムを備えたBruker Esquire3000+ESI Iontrapを利用するLC−MSを用いて行われた。
【0116】
HPLC精製は、バッファーA(HO中0.1%TFA)およびバッファーB(アセトニトリル中0.1%TFA)の勾配を用い、X−Bridge Prep C18 OBD 19x150mmカラムを用いて行われた。
【0117】
使用した有機溶媒は無水溶媒であった。
【0118】
以下の略語を本願明細書にて用いた:
CDI 1,1’−カルボニルジイミダゾール
DCCI ジシクロヘキシルカルボジイミド
DCM ジクロロメタン
DCE 1,2−ジクロロエタン
DIEA ジイソプロピルエチルアミン
DMF N,N−ジメチルホルムアミド
DMAP N,N−ジメチルアミノピリジン
DPT ジ(2−ピリジル)チオノカルボナート
EDC N−(ジメチルアミノプロピル)−N−エチルカルボジイミド塩酸塩
EtOAc 酢酸エチル
HATU O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N',N'−テトラメチルウロニウム・ヘキサフルオロホスフェート
HOBt 1−ヒドロキシベンゾトリアゾール
MS 質量スペクトル
NMM N−メチルモルホリン
NMR 核磁気共鳴
rt 室温
THF テトラヒドロフラン
TLC 薄層クロマトグラフィー
【0119】
一般的操作1:一般式(Ia)のウレアを得るための、一般式(II)のアミンとCDIとの、つづいて一般式(III)のアミンとの反応
【0120】
CDI(1.1当量)のTHF中溶液に、一般式(II)のアミン(1.0当量)を加え、該混合物を室温で一夜攪拌した。該反応混合物に、一般式(III)のアミン(1.0当量)を加え、該反応物を室温で一夜攪拌した。溶媒を真空下で蒸発させ、残渣をクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール:NH(25%水溶液) 96:4:0.4またはMeCN−HO−AcOH 3:1:1と共に)に付して精製し、一般式(Ia)のウレアを得た。
【0121】
一般式(Ia)のウレアのシュウ酸塩は、一般式(Ia)の化合物(1当量)をMeCNに溶かし、シュウ酸(2当量)のMeCN中溶液を添加することで得てもよい。沈殿物を濾過し、乾燥させて一般式(Ia)のウレアのシュウ酸塩を得た。
【0122】
一般式(Ia)のウレアのHCl塩は、一般式(Ia)の化合物(1当量)を1N HCl/MeOH(2当量)に溶かし、溶媒を蒸発させ、残渣をDCMで、つづいてEtOで洗浄し、乾燥させて一般式(Ia)のウレアのHCl塩を得た。
【0123】
一般的操作2:一般式(Ia)のウレアを得るための、一般式(II)のアミンと4−ニトロフェニルクロロホルマートとの、つづいて一般式(III)のアミンとの反応
【0124】
一般式(II)のアミン(1.0当量)をEtOAcに溶かし、DIEA(1.2当量)を添加し、該混合物を氷浴にて冷却し、4−ニトロフェニルクロロホルマート(1.1当量)を攪拌しながら加えた。4時間後(またはアミン(II)の消費後)、反応混合物を5% NaCO(2回)、HO、ブラインで連続して洗浄し、MgSO上で乾燥させ、濾過し、濃縮した。得られた4−ニトロフェニルカルバマート(1.0当量)をDMFに溶かし、一般式(III)のアミン(1.0当量)を、つづいてHOBT(2.0当量)およびDIEA(0.5当量)を添加し、40℃で一夜加熱した。該混合物を濃縮し、クロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール:NH(25%水溶液) 98:2:0.2ないし96:4:0.4)に付して精製し、一般式(Ia)のウレアを得た。
【0125】
一般式(Ia)のウレアのシュウ酸塩は、一般式(Ia)の化合物(1当量)をMeCNに溶かし、シュウ酸(2当量)のMeCN中溶液を添加することで得られる。沈殿物を濾過し、乾燥させて一般式(Ia)のウレアのシュウ酸塩を得た。
【0126】
一般的操作3:一般式(Ib)のチオウレアを得るための、一般式(II)のアミンとDPTとの、つづいて一般式(III)のアミンとの反応
【0127】
一般式(II)のアミン(1.0当量)をTHFに溶かし、反応混合物を氷浴にて冷却し、NaH(1.1当量)を攪拌しながら加えた。2時間後、DPT(1.0当量)を添加し、該混合物を徐々に室温に到達させた。さらに3時間後(あるいは出発物質の消費後)、得られたイソチオシアナートをクロマトグラフィー(石油エーテルおよびEtOAcの混合液)で精製するか、または直接用いた。
【0128】
該イソチオシアナート(1.0当量)のTHF中溶液に、一般式(III)のアミン(1.0当量)およびDIEA(1.1当量)を加え、該混合物を室温で一夜攪拌し、濃縮し、クロマトグラフィー(1−5%メタノール/DCM)で精製し、一般式(Ib)のチオウレアを得た。
【0129】
一般式(Ib)のチオウレアのシュウ酸塩は、一般式(Ib)の化合物(1当量)をMeCNに溶かし、シュウ酸(2当量)のMeCN中溶液を添加することで得てもよい。沈殿物を濾過し、乾燥させて一般式(Ib)のウレアのシュウ酸塩を得た。
【0130】
一般的操作4:一般式(XX)の4−ニトロフェノキシカルバマートとヒドロキシルアミンまたはヒドラジン(VIII)との反応およびその後の脱保護
【0131】
一般式(XX)の4−ニトロフェノキシカルバマート(1.0当量)をDMFに溶かし、ヒドロキシルアミンまたはヒドラジン(2.0当量)、HOBt(2当量)およびDIEA(0.5当量、あるいはヒドロキシルアミンまたはヒドラジンが塩であるならば、1.5当量)を加え、該混合物を攪拌しながら50℃に4時間、またはカルバマートが消費されるまで加熱した。該混合物を濃縮し、クロマトグラフィー(1−5%MeOH/DCM)に付して精製した。得られた一般式(XXIa)のBoc−保護化合物をMeOHに溶かし、3N HCl/MeOHを攪拌しながら添加した。2時間後、該混合物を濃縮し、該化合物をHCl塩として直接使用するか、またはクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール:NH(25%水溶液) 95:5:1)に付して精製し、一般式(IIIh)の化合物を得た。
【0132】
一般的操作5:フタルイミドアルカンスルホニルクロリド(XII)とヒドロキシルアミン、アミンまたはヒドラジン(VIII)との反応およびその後の脱保護による一般式(IIIc)のアミンの調製
【0133】
フタルイミドアルカンスルホニルクロリド(XII)(1.0当量)(文献、例えば、G.J. Atwellら:J.Med.Chem.(1977) 20(9) 1128−134;J. Humljanら:Tet.Letters、46 4069−4072の記載に従って調製)を、ヒドロキシルアミン、アミンまたはヒドラジン(VIII)(1.02当量)およびトリエチルアミンまたはN−メチルモルホリン(1.1当量、あるいは仮にヒドロキシルアミンまたはアミンが塩である場合には2.2当量)のDCM中溶液に−20℃で攪拌しながら少しずつ添加した。混合物を徐々に室温に到達させ、一夜攪拌し、濃縮し、クロマトグラフィー(1%メタノール/DCMまた石油エーテルおよびEtOAcの混合液)に付して精製し、フタルイミド−保護の中間体を得た。
【0134】
脱保護:フタルイミド保護の中間体(1.0当量)をエタノールに溶かし、ヒドラジン水和物(2.9当量)を加え、該混合物をマイクロ波オーブンで120℃で加熱し、出発物質を消費させた(典型的には10−30分)。該混合物を濾過し、濾過ケーキをエタノールで洗浄し、濾液を濃縮し、クロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール:NH(25%水溶液) 98:2:02または90:10:1)に付して精製し、一般式(IIIc)のアミンを得た。
【0135】
調製例1:tert−ブチル5−((4−ニトロフェノキシ)カルボニルアミノ)ペンチルカルバマート(化合物1)
【化34】

【0136】
tert−ブチル5−アミノペンチルカルバマート(2.02g、10ミリモル)をEtOAcに溶かし、4−ニトロフェニルカルボノクロリダート(2.22g、11ミリモル)を加え、該混合物を氷浴で冷却し、DIEA(2.05mL、12ミリモル)を攪拌しながら添加し、該混合物を徐々に室温に到達させ、3時間攪拌した。該混合物をEtOAcおよびHOと一緒に分離漏斗に移し、振盪させた。有機相を1N HCl、HO、5%NaCO、HO(3回)、ブラインで抽出し、MgSO上で乾燥させ、濾過し、濃縮して化合物9を得た。
【0137】
H−NMR(CDCl3):δ 8.24(m,2H)、7.39(m,2H)、5.32(bs,1H)、4.56(bs,1H)、3.29(q,2H)、3.14(m,2H)、1.7−1.3(m,6H)、1.44(s,9H)
【0138】
調製例2:N−(5−アミノペンチル)モルホリン−2−カルボキシアミド・塩酸塩(化合物2)
【化35】

【0139】
一般的操作4 出発物質:化合物1およびテトラヒドロ−1,2−オキサジニウム(J.Chem.Soc.、Pekin Trans 2(2000)、1435−144)。
【0140】
H−NMR(CDOD):δ 3.94(m,2H)、3.52(m,2H)、3.17(t,2H)、2.90(t,2H)、1.75−1.60(m,6H)、1.54(m,2H)、1.39(m,2H)
【0141】
調製例3:3−(5−アミノペンチル)−1−シクロヘキシル−1−(2−モルホリノエトキシ)ウレア・二塩酸塩(化合物3)
【化36】

【0142】
一般的操作4 出発物質:化合物1およびN−シクロヘキシル−O−(2−モルホリノエチルヒドロキシルアミン(例えば、WO2009/086835を参照のこと)
【0143】
H−NMR(DMSO−d):δ 11.44(bs,1H)、7.97(bs,3H)、4.22(t,2H)、4.09(t,2H)、3.97(m,2H)、3.83(m,2H)、3.72(m,1H)、3.40(m,4H)、3.14(m,2H)、2.77(m,2H)、1.8−1.0(m,16)
【0144】
調製例4:3−(5−アミノペンチル)−1−イソプロピル−1−(2−モルホリノエトキシ)ウレア・二塩酸塩(化合物4)
【化37】

【0145】
一般的操作4 出発物質:化合物1およびN−イソプロピル−O−(2−モルホリノエチルヒドロキシルアミン(例えば、WO2009/086835を参照のこと)
【0146】
H−NMR(CDOD):δ 4.28(t,2H)、4.20(m,1H)、4.09(m,2H)、3.95(m,2H)、3.56(m,4H)、3.26(m,4H)、2.95(t,2H)、1.71(m,2H)、1.63(m,2H)、1.45(m,2H)、1.23(d,6H)
【0147】
実施例
実施例1:N−(シクロヘキシルメトキシ)−6−(3−ピリジン−4−イルウレイド)ヘキサン−1−スルホンアミド(化合物1001)
【化38】

【0148】
一般的操作1 出発物質:4−アミノピリジンおよび6−アミノ−N−(シクロヘキシルメトキシ)ヘキサン−1−スルホンアミド(例えば、WO2009/086835を参照のこと)
【0149】
H−NMR(CDOD):δ 8.28(m,2H)、7.46(m,2H)、3.75(d,2H)、3.22(m,4H)、1.9−1.15(m,17H)、0.99(m,2H)
【0150】
実施例2:N−シクロヘキシル−N−(2−モルホリノエトキシ)−7−(3−ピリジン−4−イルウレイド)ヘプタンアミド(化合物1002)
【化39】

【0151】
一般的操作1 出発物質:4−アミノピリジンおよび7−アミノ−N−シクロヘキシル−N−(2−モルホリノエトキシ)ヘプタンアミド(例えば、WO2009/086835を参照のこと)
MS[M+H]+=476.3;[M−H]−=574.3.3;[M−H+HCOOH]−=520.5
【0152】
実施例3:N−(シクロヘキシルメトキシ)−6−(3−ピリミジン−4−イルチオウレイド)ヘキサン−1−スルホンアミド(化合物1003)
【化40】

【0153】
一般的操作3 出発物質:4−アミノピリミジンおよび6−アミノ−N−(シクロヘキシルメトキシ)ヘキサン−1−スルホンアミド(例えば、WO2009/086835を参照のこと)
MS[M+H]+=430.2;[M−H]−=528.3
【0154】
実施例4:N−(シクロヘキシルメトキシ)−6−(3−(ピリジン−4−イルメチル)ウレイド)ヘキサン−1−スルホンアミド(化合物1004)
【化41】

【0155】
一般的操作2 出発物質:4−ピコリルアミンおよび6−アミノ−N−(シクロヘキシルメトキシ)ヘキサン−1−スルホンアミド(例えば、WO2009/086835を参照のこと)
H−NMR(CDOD):8.47(m,2H)、7.36(m,2H)、4.39(s,2H)、3.75(d,2H)、3.16(m,4H)、1.9−1.15(m,17H)、1.00(m,2H)
【0156】
実施例5:N−シクロヘキシル−N−(2−モルホリンエトキシ)−6−(3−ピリジン−4−イルチオウレイド)ヘキサン−1−スルホンアミド・オキサラート(化合物1005
【化42】

【0157】
一般的操作3 出発物質:4−アミノピリジンおよび6−アミノ−N−シクロヘキシル−N−(2−モルホリノエトキシ)ヘキサン−1−スルホンアミド(例えば、WO2009/086835を参照のこと)
H−NMR(200MHz)(DMSO−d):10.99(bs,1H)、9.21(t,1H)、8.44(d,2H)、7.88(d,2H)、4.11(t,2H)、3.74−3.60(m,4H)、3.58−3.39(m,3H)、3.42(t,2H)、2.90(t,2H)、2.83−2.67(m,4H)、1.96−1.65(m,5H)、1.90−1.65(13H)
【0158】
実施例6:N−シクロヘキシル−N−(2−モルホリンエトキシ)−7−(3−ピリミジン−4−イルチオウレイド)ヘプタンアミド(化合物1006)
【化43】

【0159】
一般的操作3 出発物質:4−アミノピリミジンおよび7−アミノ−N−シクロヘキシル−N−(2−モルホリノエトキシ)ヘプタンアミド(例えば、WO2009/086835を参照のこと)
H−NMR(CDOD):δ 8.79(bs,1H)、8.48(m,1H)、7.01(m,1H)、4.10(m,1H)、4.08(t,2H)、3.71(m,6H)、2.67(t,2H)、2.56(m,4H)、2.51(t,2H)、1.95−1.05(m,18H)
【0160】
実施例7:1−(6−(モルホリノスルホニル)ヘキシル)−3−(ピリジン−4−イル)ウレア・塩酸塩(化合物1007)
【化44】

【0161】
一般的操作1 出発物質:4−アミノピリジンおよび6−(モルホリノスルホニル)ヘキサン−1−アミン(例えば、WO2009/086835を参照のこと)
H−NMR(200MHz)(DMSO−d):δ 14.36(bs,1H)、10.85(bs,1H)、8.51(d,2H)、7.84(d,2H)、7.22(bs,1H)、4.03(t,2H)、3.02−3.44(m,6H)、1.90−1.54(m,6H)、1.54−1.21(m,6H)
【0162】
実施例8:N−シクロヘキシル−N−(2−モルホリンエトキシ)−6−(3−ピリジン−4−イルウレイド)ヘキサン−1−スルホンアミド・シュウ酸塩(化合物1008)
【化45】

【0163】
一般的操作1 出発物質:4−アミノピリジンおよび6−アミノ−N−シクロヘキシル−N−(2−モルホリノエトキシ)ヘキサン−1−スルホンアミド(例えば、WO2009/086835)
H−NMR(200MHz)(DMSO−d):10.25−9.50(bs,1H)、8.36 bs,2H)、7.56(bs,2H)、7.23−6.78(m,1H)、4.40−3.92(m,6H)、3.40−3.70(m,3H)、3.35−2.97(m,4H)、2.80−2.59(m,4H)、2.00−1.64(m,5H)、1.64−0.91(m,13H)
【0164】
実施例9:N−シクロヘキシル−N−(2−モルホリノエトキシ)−7−(3−(ピリジン−3−イルメチル)ウレイド)ヘプタンアミド(化合物1009)
【化46】

【0165】
一般的操作2 出発物質:3−ピコリルアミンおよび7−アミノ−N−シクロヘキシル−N−(2−モルホリノエトキシ)ヘプタンアミド(例えば、WO2009/086835を参照のこと)
H−NMR(CDOD):δ 8.50(d,1H)、8.43(dd,1H)、7.80(dt,1H)、7.41(m,1H)、4.37(s,2H)、4.14(bs,1H)、4.08(t,2H)、3.72(m,4H)、3.15(t,2H)、2.68(t,2H)、2.56(m,4H)、2.49(t,2H)、1.95−1.1(18H)
【0166】
実施例10:N−シクロヘキシル−N−(2−モルホリノエトキシ)−7−(3−(ピリジン−4−イルメチル)ウレイド)ヘプタンアミド(化合物1010)
【化47】

【0167】
一般的操作2 出発物質:4−ピコリルアミンおよび7−アミノ−N−シクロヘキシル−N−(2−モルホリノエトキシ)ヘプタンアミド(例えば、WO2009/086835を参照のこと)
H−NMR(CDOD):δ 8.47(m,2H)、7.36(m,H)、4.379(s,2H)、4.14(bs,1H)、4.08(t,2H)、3.72(m,4H)、3.16(t,2H)、2.67(t,2H)、2.56(m,4H)、2.50(t,2H)、1.95−1.05(18H)
【0168】
実施例11:6−(3−1,2,4−トリアジン−3−イルチオウレイド)−N−(シクロヘキシルメトキシ)ヘキサン−1−スルホンアミド(化合物1011)
【化48】

【0169】
一般的操作3 出発物質:1,2,4−トリアジン−3−アミンおよび6−アミノ−N−(シクロヘキシルメトキシ)ヘキサン−1−スルホンアミド(例えば、WO2009/086835を参照のこと)
H−NMR(DMSO−d):δ 11.12(bs,1H)、10.96(t,1H)、9.97(bs,1H)、9.08(d,1H)、8.72(d,1H)、3.65(m,4H)、3.12(m,2H)、1.65(m,10H)、1.41(m,4H)、1.16(m,3H)、0.90(m,2H)
【0170】
実施例12:7−(3−1,2,4−トリアジン−3−イルチオウレイド)−N−シクロヘキシル)−N−(2−モルホリノエトキシ)ヘプタンアミド(化合物1012)
【化49】

【0171】
一般的操作3 出発物質:1,2,4−トリアジン−3−アミンおよび7−アミノ−N−シクロヘキシル−N−(2−モルホリノエトキシ)ヘプタンアミド(例えば、WO2009/086835を参照のこと)
H−NMR(CDOD):δ 8.98(d,2H)、8.63(d,2H)、4.14(bs,1H)、3.76(t,2)、3.72(m,4H)、2.68(t,2H)、2.57(m,4H)、2.51(m,2H)、1.9−1.25(m,17H)、1.20(m,1H)
【0172】
実施例13:N−(シクロヘキシルメトキシ)−N−(2−(2−(2−メトキシエトキシ)エトキシ)エチル)−6−(3−(ピリジン−3−イルメチル)ウレイド)ヘキサン−1−スルホンアミド(化合物1013)
【化50】

【0173】
一般的操作2 出発物質:3−ピコリルアミンおよび6−アミノ−N−(シクロヘキシルメトキシ)−N−(2−(2−(2−メトキシエトキシ)エトキシ)エチル)ヘキサン−1−スルホンアミド(例えば、WO2009/086835)
13C−NMR(CDOD):δ 160.99、148.94、148.38、137.47、125.26、83.80、73.00、71.59、71.42、71.38、68.74、59.14、53.53、46.11、42.18、40.92、38.37、31.04、29.29、27.56、27.39、26.88、23.53
【0174】
実施例14:N−(シクロヘキシルメトキシ)−6−(3−(ピリジン−3−イルメチル)ウレイド)ヘキサン−1−スルホンアミド(化合物1014)
【化51】

【0175】
一般的操作2 出発物質:3−ピコリルアミンおよび6−アミノ−N−(シクロヘキシルメトキシ)ヘキサン−1−スルホンアミド(例えば、WO2009/086835を参照のこと)
H−NMR(CDOD):δ 8.49(bs,1H)、8.43(d,1H)、7.79(dt,1H)、7.41(m,1H)、4.37(s,2H)、3.75(d,2H)、3.16(m,4H)、1.85−1.1(m,17)、1.00(m,2H)
【0176】
実施例15:N−シクロヘキシル−N−(2−モルホリノエトキシ)−7−(3−(ピリジン−3−イルメチル)チオウレイド)ヘプタンアミド(化合物1015)
【化52】

【0177】
一般的操作3 出発物質:3−ピコリルアミンおよび7−アミノ−N−シクロヘキシル−N−(2−モルホリノエトキシ)ヘプタンアミド(例えば、WO2009/086835を参照のこと)
H−NMR(CDOD):δ 8.52(bs,1H)、8.43(d,1H)、7.85(m,1H)、7.42(m,1H)、4.82(s,2H)、4.13(bs,1H)、4.08(t,2H)、3.72(m,4H)、3.46(m,2H)、2.68(m,2H)、2.56(m,4H)、2.49(t,2H)、1.95−1.1(m,18H)
【0178】
実施例16:N−(シクロヘキシルメトキシ)−6−(3−(3,5−ジメチルイソキサゾール−4−イル)チオウレイド)ヘキサン−1−スルホンアミド(化合物1016)
【化53】

【0179】
一般的操作3 出発物質:3,5−ジメチルイソキサゾール−4−アミンおよび6−アミノ−N−(シクロヘキシルメトキシ)ヘキサン−1−スルホンアミド(例えば、WO2009/086835を参照のこと)
H−NMR(DMSO−d):δ 9.96(s,1H)、8.67(bs,1H)、7.74(bs,1H)、3.66(d,2H)、3.42(m,2H)、3.11(m,2H)、2.21(s,3H)、2.06(s,3H)、1.80−0.8(m,19)
【0180】
実施例17:N−シクロヘキシル−7−(3−(3,5−ジメチルイソキサゾール−4−イル)チオウレイド)−N−(2−モルホリノエトキシ)ヘプタンアミド(化合物1017)
【化54】

【0181】
一般的操作3 出発物質:3,5−ジメチルイソキサゾール−4−アミンおよび7−アミノ−N−シクロヘキシル−N−(2−モルホリノエトキシ)ヘプタンアミド(例えば、WO2009/086835を参照のこと)
H−NMR(DMSO−d):δ 8.65(bs,1H)、7.73(bs,1H)、4.03(bs,1H)、3.95(t,2H)、3.57(m,4H)、3.40(m,2H)、2.53(m,2H)、2.43(m,4H)、2.39(t,2H)、2.21(s,3H)、2.05(s,3H)、1.8−1.1(m,18H)
【0182】
実施例18:1−(6−モルホリノスルホニル)ヘキシル)−3−(ピリジン−3−イルメチル)ウレア・塩酸塩(化合物1018)
【化55】

【0183】
一般的操作1 出発物質:3−ピコリルアミンおよび6−(モルホリノスルホニル)ヘキサン−1−アミン(例えば、WO2009/086835を参照のこと)
H−NMR(400MHz)(DMSO−d):δ 8.75−8.67(m,2H)、8.27(m,1H)、7.88(m,1H)、6.59(bs,1H)、6.22(bs,1H)、4.34(s,2H)、4.03(t,2H)、3.27(m,2H)、3.18(m,2H)、2.98(t,2H)、1.79(m,2H)、1.69(m,2H)、1.61(m,2H)、1.44−1.31(m,4H)、1.20−1.31(m,2H)
【0184】
実施例19:N−(シクロヘキシルメトキシ)−6−(3−ピラジン−2−イルチオウレイド)ヘキサン−1−スルホンアミド(化合物1019)
【化56】

【0185】
一般的操作3 出発物質:ピラジン−2−アミンおよび6−アミノ−N−(シクロヘキシルメトキシ)ヘキサン−1−スルホンアミド(例えば、WO2009/086835を参照のこと)
H−NMR(CDOD):δ 8.38(d,1H)、8.24(m,1H)、8.19(d,1H)、3.74(m,4H)、3.20(m,2H)、1.9−1.4(m,13)、1.26(m,4H)、0.99(m,2H)
【0186】
実施例20:N−シクロヘキシル−N−(2−モルホリノエトキシ)−7−(3−(2−ピリジン−3−イル)エチル)ウレイド)ヘプタンアミド(化合物1020)
【化57】

【0187】
一般的操作2 出発物質:2−(ピリジン−3−イル)エタナミンおよび7−アミノ−N−シクロヘキシル−N−(2−モルホリノエトキシ)ヘプタンアミド(例えば、WO2009/086835を参照のこと)
H−NMR(CDOD):δ 8.42(d,1H)、8.40(dd,1H)、7.75(dt,1H)、7.39(m,1H)、4.15(bs,1H)、4.08(t,2H)、3.72(m,4H)、3.39(t,2H)、3.10(t,2H)、2.83(t,2H)、2.67(m,2H)、2.56(m,4H)、2.49(t,2H)、1.95−1.05(m,18H)
【0188】
実施例21:N−シクロヘキシル−N−(2−モルホリノエトキシ)−7−(3−(2−ピリジン−4−イル)エチル)ウレイド)ヘプタンアミド(化合物1021)
【化58】

【0189】
一般的操作2 出発物質:2−(ピリジン−4−イル)エタナミンおよび7−アミノ−N−シクロヘキシル−N−(2−モルホリノエトキシ)ヘプタンアミド(例えば、WO2009/086835を参照のこと)
H−NMR(CDOD):δ 8.44(m,2H)、7.33(m,2H)、4.15(bs,1H)、4.08(t,2H)、3.72(m,4H)、3.42(t,2H)、3.10(t,2H)、2.85(t,2H)、2.67(m,2H)、2.56(m,4H)、2.49(t,2H)、1.95−1.25(m,17H)、1.10(m,1H)
【0190】
実施例22:N−イソプロピル−N−(2−モルホリノエトキシ)−6−(3−(ピリジン−3−イルメチル)ウレイド)ヘキサン−1−スルホンアミド(化合物1022)
【化59】

【0191】
一般的操作2 出発物質:3−ピコリルアミンおよび6−アミノ−N−イソプロピル−N−(2−モルホリノエトキシ)ヘキサン−1−スルホンアミド(例えば、WO2009/086835を参照のこと)
H−NMR(CDOD):δ 8.49(d,1H)、8.43(dd,1H)、7.79(dt,1H)、7.41(m,1H)、4.37(s,2H)、4.18(t,2H)、3.98(m,1H)、3.71(m,4H)、3.22(m,2H)、3.16(t,2H)、2.66(m,2H)、2.55(m,4H)、1.87(m,2H)、1.51(m,4H)、1.41(m,2H)、1.29(d,6H)
【0192】
実施例23:N−(5−(3−(ピリジン−3−イルメチル)ウレイド)ペンチル)モルホリン−2−カルボキシアミド(化合物1023)
【化60】

【0193】
一般的操作2 出発物質:3−ピコリルアミンおよび化合物2
H−NMR(CDOD):δ 8.50(d,1H)、8.43(dd,1H)、7.79(dt,1H)、7.42(m,1H)、6.98(t,1H)、4.37(s,2H)、3.97(m,2H)、3.55(m,2H)、3.16(m,4H)、1.73(m,4H)、1.53(m,4H)、1.37(m,2H)
【0194】
実施例24:N−(5−(3−ピリジン−4−イルウレイド)ペンチル)モルホリン−2−カルボキシアミド(化合物1024)
【化61】

【0195】
一般的操作1 出発物質4−アミノピリジンおよび化合物2
H−NMR(CDOD):δ 8.28(m,2H)、7.47(m,2H)、3.96(t,2H)、3.55(t,2H)、3.22(m,4H)、1.72(m,4H)、1.57(m,4H)、(m,2H)
【0196】
実施例25:N−シクロヘキシル−N−(3−モルホリノプロピル)−6−(3−(ピリジン−3−イルメチル)ウレイド)ヘキサン−1−スルホンアミド(化合物1025)
【化62】

【0197】
一般的操作2 出発物質:3−ピコリルアミンおよび6−アミノ−N−シクロヘキシル−N−(3−モルホリノプロピル)ヘキサン−1−スルホンアミド(例えば、WO2009/086835を参照のこと)
H−NMR(CDOD):δ 8.50(d,1H)、8.43(dd,1H)、7.79(dt,1H)、7.42(m,1H)、4.37(s,2H)、3.71(m,4H)、3.52(m,1H)、3.24(m,2H),3.15(t,2H)、3.02(m,2H)、2.49(m,4H)、2.40(t,2H)、1.9−1.25(m,19H)、1.18(m,1H)
【0198】
実施例26:N−シクロヘキシル−N−(3−モルホリノプロピル)−6−(3−ピリジン−4−イルウレイド)ヘキサン−1−スルホンアミド(化合物1026)
【化63】

【0199】
一般的操作1 出発物質:4−アミノピリジンおよび6−アミノ−N−シクロヘキシル−N−(3−モルホリノプロピル)ヘキサン−1−スルホンアミド(例えば、WO2009/086835を参照のこと)
H−NMR(CDOD):δ 8.28(m,2H)、7.46(m,2H)、3.70(m,4H)、3.51(m,1H)、3.23(m,4H)、3.03(m,2H)、2.47(m,4H)、2.37(t,2H)、1.82(m,8H)、1.7−1.25(m,11H)、1.17(m,1H)
【0200】
実施例27:N−シクロヘキシル−N−(2−モルホリノエトキシ)−7−(3−ピラジン−2−イルチオウレイド)ヘプタンアミド(化合物10127)
【化64】

【0201】
一般的操作3 出発物質:ピラジン−2−アミンおよび7−アミノ−N−シクロヘキシル−N−(2−モルホリノエトキシ)ヘプタンアミド(例えば、WO2009/086835を参照のこと)
H−NMR(CDOD):δ 8.38(d,1H)、8.23(dd,1H)、8.20(d,1H)、4.14(bs,1H)、4.07(t,2H)、3.71(m,6H)、2.67(t,2H)、2.55(m,4H)、2.51(t,2H)、1.9−1.25(m,17H)、1.20(m,1H)
【0202】
実施例28:N−(シクロヘキシルメトキシ)−N−(2−(2−(2−メトキシエトキシ)エトキシ)エチル)−6−(3−(ピリジン−3−イルメチル)チオウレイド)ヘキサン−1−スルホンアミド(化合物1028)
【化65】

【0203】
一般的操作3 出発物質:3−ピコリルアミンおよび6−アミノ−N−(シクロヘキシルメトキシ)−N−(2−(2−(2−メトキシエトキシ)エトキシ)エチル)ヘキサン−1−スルホンアミド(例えば、WO2009/086835を参照のこと)
H−NMR(CDOD):δ 8.53(d,1H)、8.44(dd,1H)、7.85(dt,1H)、7.42(m,1H)、4.82(s,2H)、3.87(d,2H)、3.72(t,2H)、3.66(m,6H)、3.6−3.4(m,6H)、3.37(s,3H)、3.18(m,2H)、1.87(m,2H)、1.85−1.15(m,15H)、1.05(m,2H)
【0204】
実施例29:N−(シクロヘキシルメトキシ)−N−(2−(2−(2−メトキシエトキシ)エトキシ)エチル)−6−(3−ピリジン−4−イルウレイド)ヘキサン−1−スルホンアミド(化合物1029)
【化66】

【0205】
一般的操作1 出発物質:4−アミノピリジンおよび6−アミノ−N−(シクロヘキシルメトキシ)−N−(2−(2−(2−メトキシエトキシ)エトキシ)エチル)ヘキサン−1−スルホンアミド(例えば、WO2009/086835を参照のこと)
H−NMR(CDOD):δ 8.28(m,2H)、7.46(m,2H)、3.87(d,2H)、3.72(t,2H),)、3.66(m,6H)、3.55(m,2H)、3.44(t,2H)、3.37(s,3H)、3.21(m,4H)、1.89(m,2H)、1.8−1.1(m,15H)、1.04(m,2H)
【0206】
実施例30:N−(シクロヘキシルメトキシ)−N−(2−モルホリノエチル)−6−(3−ピリジン−4−イルウレイド)ヘキサン−1−スルホンアミド(化合物1030)
【化67】

【0207】
一般的操作1 出発物質:4−アミノピリジンおよび6−アミノ−N−(シクロヘキシルメトキシ)−N−(2−モルホリノエチル)ヘキサン−1−スルホンアミド(例えば、WO2009/086835を参照のこと)
H−NMR(CDOD):δ 8.28(m,2H)、7.46(m,2H)、3.89(d,2H)、3.71(m,4H)、3.42(t,2H)、3.22(m,4H)、2.67(t,2H)、2.53(m,4H)、1.95−1.15(m,17)、1.05(m,2H)
【0208】
実施例31:N−(シクロヘキシルメトキシ)−N−(2−モルホリノエチル)−6−(3−(ピリジン−3−イルメチル)ウレイド)ヘキサン−1−スルホンアミド(化合物1031)
【化68】

【0209】
一般的操作2 出発物質:3−ピコリルアミンおよび6−アミノ−N−(シクロヘキシルメトキシ)−N−(2−モルホリノエチル)ヘキサン−1−スルホンアミド(例えば、WO2009/086835を参照のこと)
H−NMR(CDOD):δ 8.49(d,1H)、8.43(dd,1H)、7.79(dt,1H)、7.41(m,1H)、4.37(s,2H)、3.90(d,2H)、3.71(m,4H)、3.42(t,2H)、3.16(m,4H)、2.68(t,2H)、2.54(m,4H)、1.87(m,2H)、1.83−1.58(m,6H)、1.52(m,4H)、1.39(m,2H)、1.26(m,3H)、1.06(m,2H)
【0210】
実施例32:N−(シクロヘキシルメトキシ)−N−(2−モルホリノエチル)−6−(3−(2−(ピリジン−3−イル)エチル)ウレイド)ヘキサン−1−スルホンアミド(化合物1032)
【化69】

【0211】
一般的操作2 出発物質:2−(ピリジン−3−イル)エタナミンおよび6−アミノ−N−(シクロヘキシルメトキシ)−N−(2−モルホリノエチル)ヘキサン−1−スルホンアミド(例えば、WO2009/086835を参照のこと)
H−NMR(CDOD):δ 8.42(d,1H)、8.40(dd,1H)、7.75(dt,1H)、7.39(m,1H)、3.90(d,2H)、3.71(m,4H)、3.39(m,4H)、3.19(m,2H)、3.11(t,2H)、2.84(t,2H)、2.68(t,2H)、2.53(m,4H)、1.87(m,2H)、1.85−1.1(m,15H)、1.05(m,2H)
【0212】
実施例33:N−(シクロヘキシルメトキシ)−6−(3−(2−(ピリジン−3−イル)エチル)ウレイド)ヘキサン−1−スルホンアミド(化合物1033)
【化70】

【0213】
一般的操作2 出発物質:2−(ピリジン−3−イル)エタナミンおよび6−アミノ−N−(シクロヘキシルメトキシ)ヘキサン−1−スルホンアミド(例えば、WO2009/086835を参照のこと)
H−NMR(CDOD):δ 8.41(m,2H)、7.75(m,1H)、7.39(m,1H)、3.75(d,2H)、3.39(t,2H)、3.18(m,2H)、3.10(t,2H)、2.84(t,2H)、1.85−1.1(m,17H)、1.0(m,2H)
【0214】
実施例34:N−シクロヘキシル−N−(2−モルホリノエトキシ)−5−(3−ピリジン−4−イルウレイド)ペンタン−1−スルホンアミド(化合物1034)
【化71】

【0215】
一般的操作1 出発物質:4−アミノピリジンおよび5−アミノ−N−シクロヘキシル−N−(2−モルホリノエトキシ)ペンタン−1−スルホンアミド(例えば、WO2009/086835を参照のこと)
H−NMR(CDOD):δ 8.28(m,2H)、7.46(m,2H)、4.16(m,2H)、3.70(m,4H)、3.56(m,1H)、3.24(m,4H)、2.64(t,2H)、2.54(m,4H)、2.00−1.05(m,16H)
【0216】
実施例35:N−シクロヘキシル−N−(2−モルホリノエトキシ)−7−(3−ピリジン−4−イルウレイド)ヘプタン−1−スルホンアミド(化合物1035)
【化72】

【0217】
一般的操作1 出発物質:4−アミノピリジンおよび7−アミノ−N−シクロヘキシル−N−(2−モルホリノエトキシ)ヘプタン−1−スルホンアミド(例えば、WO2009/086835を参照のこと)
H−NMR(CDOD):δ 8.28(m,2H)、7.46(m,2H)、4.16(m,2H)、3.71(m,4H)、3.58(m,1H)、3.19(m,4H)、2.65(t,2H)、2.55(m,4H)、2.00−1.05(m,20H)
【0218】
実施例36:N−(シクロヘキシルメトキシ)−6−(3−ピリミジン−4−イルウレイド)ヘキサン−1−スルホンアミド(化合物1036)
【化73】

【0219】
化合物1003(225mg、0.52ミリモル)をDCMに溶かし、EDC(301mg、1.56ミリモル)を加え、該混合物を45℃で攪拌しながら一夜加熱した。少量の水を加え、該混合物を濃縮し、残渣をクロマトグラフィー(1−5%メタノール/DCM)に付して精製し、化合物1036を得た。
H−NMR(CDCl3):δ 9.55(bs,1H)、9.04(t,1H)、8.75(m,1H)、8.42(d,1H)、7.76(s,1H)、6.89(m,1H)、3.79(d,2H)、3.38(m,2H)、3.20(m,2H)、1.83(m,2H)、1.75−1.05(m,15H)、0.93(m,2H)
【0220】
実施例37:1−シクロヘキシル−1−(2−モルホリンエトキシ)−3−(5−(3−(ピリジン−3−イルメチル)ウレイド)ペンチル)ウレア(化合物1037)
【化74】

【0221】
一般的操作2 出発物質:3−ピコリルアミンおよび化合物3
H−NMR(CDOD):δ 8.49(d,1H)、8.43(dd,1H)、7.79(dt,1H)、7.41(m,1H)、4.37(s,2H)、3.98(t,2H)、3.82(m,1H)、3.76(m,4H)、3.22(t,2H)、3.14(t,2H)、2.83(t,2H)、2.77(m,4H)、1.9−1.45(m,11)、1.36(m,4H)、1.15(m,1H)
【0222】
実施例38:1−シクロヘキシル−1−(2−モルホリンエトキシ)−3−(5−(3−(2−(ピリジン−3−イル)エチル)ウレイド)ペンチル)ウレア(化合物1038)
【化75】

【0223】
一般的操作2 出発物質:2−(ピリジン−3−イル)エタナミンおよび化合物3
H−NMR(CDOD):δ 8.42(d,1H)、8.40(dd,1H)、7.76(dt,1H)、7.40(m,1H)、3.96(t,2H)、3.85(m,1H)、3.74(m,4H)、3.39(t,2H)、3.23(t,2H)、3.10(t,2H)、2.84(t,2H)、2.62(t,2H)、2.58(m,4H)、1.9−1.05(m,16)
【0224】
実施例39:N−シクロヘキシル−N−(2−モルホリンエトキシ)−7−(3−ピリミジン−4−イルウレイド)ヘプタンアミド(化合物1039)
【化76】

【0225】
化合物1006(39mg、0.08ミリモル)をDCMに溶かし、EDC(46mg、0.24ミリモル)を加え、該混合物を45℃で一夜攪拌しながら加熱した。少量の水を加え、該混合物を濃縮し、残渣をクロマトグラフィー(1−5%メタノール/DCM)に付して精製し、化合物1039を得た。
H−NMR(CDOD):δ 8.73(bs,1H)、8.43(d,1H)、7.30(m,1H)、4.30(m,1H)、4.08(m,2H)、3.71(m,6H)、2.67(t,2H)、2.56(m,4H)、2.50(t,2H)、1.95−0.75(m,18H)
【0226】
実施例40:N−(シクロヘキシルメトキシ)−N−(2−モルホリンエチル)−6−(3−(2−(ピリジン−2−イル)エチル)ウレイド)ヘキサン−1−スルホンアミド(化合物1040)
【化77】

【0227】
一般的操作2 出発物質:2−(ピリジン−2−イル)エタナミンおよび6−アミノ−N−(シクロヘキシルメトキシ)−N−(2−モルホリノエチル)ヘキサン−1−スルホンアミド(例えば、WO2009/086835を参照のこと)
H−NMR(CDOD):δ 8.48(dd,1H)、7.78(dt,1H)、7.35(d,1H)、7.28(m,1H)、3.90(d,2H)、3.71(m,4H)、3.49(t,2H)、3.42(t,2H)、3.19(m,2H)、3.11(t,2H)、2.96(t,2H)、2.68(t,2H)、2.53(m,4H)、1.95−1.1(m,17)、1.05(m,2H)
【0228】
実施例41:N−シクロヘキシル−N−(2−モルホリンエトキシ)−7−(3−(2−(ピリジン−2−イル)エチル)ウレイド)ヘプタンアミド(化合物1041)
【化78】

【0229】
一般的操作2 出発物質:2−(ピリジン−2−イル)エタナミンおよび7−アミノ−N−シクロヘキシル−N−(2−モルホリノエトキシ)ヘプタンアミド(例えば、WO2009/086835を参照のこと)
H−NMR(CDOD):δ 8.48(dd,1H)、7.78(dt,1H)、7.35(d,1H)、7.28(m,1H)、4.15(m,1H)、4.08(t,2H)、3.72(m,4H)、3.49(t,2H)、3.10(t,2H)、2.96(t,2H)、2.67(t,2H)、2.56(m,4H)、2.49(m,2H)、1.95−1.05(m,18H)
【0230】
実施例42:N−シクロヘキシル−N−(2−モルホリンエトキシ)−5−(3−(ピリジン−3−イル)メチル)ウレイド)ペンタン−1−スルホンアミド(化合物1042)
【化79】

【0231】
一般的操作2 出発物質:3−ピコリルアミンおよび5−アミノ−N−シクロヘキシル−N−(2−モルホリノエトキシ)ペンタン−1−スルホンアミド(例えば、WO2009/086835を参照のこと)
H−NMR(CDOD):δ 8.49(d,1H)、8.43(dd,1H)、7.80(dt,1H)、7.42(m,1H)、4.37(s,2H)、4.16(t,2H)、3.71(m,4H)、3.59(m,1H)、3.19(m,4H)、2.65(t,2H)、2.55(m,4H)、1.90(m,6H)、1.75−1.25(m,9)、1.19(m,1H)
【0232】
実施例43:N−シクロヘキシル−N−(2−モルホリンエトキシ)−7−(3−(ピリジン−3−イル)メチル)ウレイド)ヘプタン−1−スルホンアミド(化合物1043)
【化80】

【0233】
一般的操作2 出発物質:3−ピコリルアミンおよび7−アミノ−N−シクロヘキシル−N−(2−モルホリノエトキシ)ヘプタン−1−スルホンアミド(例えば、WO2009/086835を参照のこと)
H−NMR(CDOD):δ 8.49(d,1H)、8.43(dd,1H)、7.80(dt,1H)、7.42(m,1H)、4.37(s,2H)、4.16(t,2H)、3.71(m,4H)、3.58(m,1H)、3.17(m,4H)、2.65(t,2H)、2.55(m,4H)、2.0−1.1(m,20H)
【0234】
実施例44:1−イソプロピル−1−(2−モルホリンエトキシ)−3−(5−(3−(ピリジン−3−イルメチル)ウレイド)ペンチル)ウレア(化合物1044)
【化81】

【0235】
一般的操作2 出発物質:3−ピコリルアミンおよび化合物4
H−NMR(CDOD):δ 8.49(d,1H)、8.43(dd,1H)、7.79(dt,1H)、7.41(m,1H)、4.37(s,2H)、4.22(m,1H)、3.99(t,2H)、3.72(m,4H)、3.22(t,2H)、3.13(t,2H)、2.63(t,2H)、2.58(m,4H)、1.52(m,4)、1.38(m,2H)、1.18(d,6H)
【0236】
実施例45:1−イソプロピル−1−(2−モルホリンエトキシ)−3−(5−(3−(ピリジン−3−イルエチル)ウレイド)ペンチル)ウレア(化合物1045)
【化82】

【0237】
一般的操作2 出発物質:2−(ピリジン−3−イル)エタナミンおよび化合物4
H−NMR(CDOD):δ 8.41(m,2H)、7.77(dt,1H)、7.40(m,1H)、4.25(m,1H)、3.98(t,2H)、3.74(m,4H)、3.39(t,2H)、3.23(t,2H)、3.10(t,2H)、2.83(t,2H)、2.63(t,2H)、2.57(m,4H)、1.53(m,4)、1.36(m,2H)、1.17(d,6H)
【0238】
実施例46:1−イソプロピル−1−(2−モルホリンエトキシ)−3−(5−(3−(ピリジン−4−イル)ウレイド)ペンチル)ウレア(化合物1046)
【化83】

【0239】
一般的操作1 出発物質:4−ピリジルアミンおよび化合物4
H−NMR(CDOD):δ 8.29(m,2H)、7.46(m,2H)、4.25(m,1H)、3.97(t,2H)、3.73(m,4H)、3.24(m,4H)、2.60(t,2H)、2.55(m,4H)、1.60(m,4)、1.42(m,2H)、1.16(d,6H)
【0240】
実施例47:N−イソプロピル−N−(3−モルホリノプロピル)−6−(3−(ピリジン−3−イルメチル)ウレイド)ヘキサン−1−スルホンアミド(化合物1047)
【化84】

【0241】
一般的操作2 出発物質:3−ピコリルアミンおよび6−アミノ−N−イソプロピル−N−(3−モルホリノプロピル)ヘキサン−1−スルホンアミド(例えば、WO2009/086835を参照のこと)
H−NMR(CDOD):δ 8.49(d,1H)、8.43(dd,1H)、7.79(dt,1H)、7.41(m,1H)、4.37(s,2H)、4.22(m,1H)、3.99(t,2H)、3.72(m,4H)、3.22(t,2H)、3.13(t,2H)、2.63(t,2H)、2.58(m,4H)、1.52(m,4H)、1.38(m,2H)、1.18(d,6H)
【0242】
実施例48:N−イソプロピル−N−(3−モルホリノプロピル)−6−(3−(2−(ピリジン−3−イル)エチル)ウレイド)ヘキサン−1−スルホンアミド(化合物1048)
【化85】

【0243】
一般的操作2 出発物質:2−(ピリジン−3−イル)エタナミンおよび6−アミノ−N−イソプロピル−N−(3−モルホリノプロピル)ヘキサン−1−スルホンアミド(例えば、WO2009/086835を参照のこと)
H−NMR(CDOD):δ 8.41(m,2H)、7.75(dt,1H)、7.40(m,1H)、3.99(m,1H)、3.70(m,4H)、3.39(t,2H)、3.21(t,2H)、3.10(t,2H)、3.02(m,2H)、2.84(t,2H)、2.47(m,4H)、2.39(t,2H)、1.82(m,4H)、1.47(m,4H)、1.37(m,2H)、1.25(d,6H)
【0244】
実施例49:N−イソプロピル−N−(3−モルホリノプロピル)−6−(3−ピリジン−4−イルウレイド)ヘキサン−1−スルホンアミド(化合物1049)
【化86】

【0245】
一般的操作1 出発物質:4−ピリジルアミンおよび6−アミノ−N−イソプロピル−N−(3−モルホリノプロピル)ヘキサン−1−スルホンアミド(例えば、WO2009/086835を参照のこと)
H−NMR(CDOD):δ 8.28(m,2H)、7.46(m,2H)、3.99(m,1H)、3.71(m,4H)、3.22(m,4H)、3.02(m,2H)、2.47(m,4H)、2.39(t,2H)、1.82(m,4H)、1.49(m,6H)、1.25(d,6H)
【0246】
実施例50:N−シクロペンチル−N−(3−モルホリノプロピル)−6−(3−(ピリジン−3−イルメチル)ウレイド)ヘキサン−1−スルホンアミド(化合物1050)
【化87】

【0247】
一般的操作2 出発物質:3−ピコリルアミンおよび6−アミノ−N−シクロペンチル−N−(3−モルホリノプロピル)ヘキサン−1−スルホンアミド(例えば、WO2009/086835を参照のこと)
H−NMR(CDOD):δ 8.49(d,1H)、8.43(dd,1H)、7.79(dt,1H)、7.42(m,1H)、4.37(s,2H)、4.07(m,1H)、3.70(m,4H)、3.17(m,4H)、3.03(m,2H)、2.48(m,4H)、2.39(t,2H)、1.95−1.30(m,18H)
【0248】
実施例51:N−(シクロヘキシルメトキシ)−5−(3−(ピリジン−3−イルメチル)ウレイド)ペンタン−1−スルホンアミド(化合物1051)
【化88】

【0249】
一般的操作2 出発物質:3−ピコリルアミンおよび5−アミノ−N−(シクロヘキシルメトキシ)ペンタン−1−スルホンアミド(例えば、WO2009/086835を参照のこと)
H−NMR(CDOD):δ 8.49(d,1H)、8.43(dd,1H)、7.79(dt,1H)、7.41(m,1H)、4.37(s,2H)、3.75(d,2H)、3.17(m,4H)、1.75(m,8H)、1.51(m,4H)、1.26(m,3H)、0.99(m,2H)
【0250】
実施例52:1−(5−(モルホリノスルホニル)ペンチル)−3−(3−(ピリジン−3−イルメチル)ウレア(化合物1052)
【化89】

【0251】
一般的操作2 出発物質:3−ピコリルアミンおよび5−(モルホリノスルホニル)ペンタン−1−アミン(例えば、WO2009/086835を参照のこと)
H−NMR(CDOD):δ 8.49(d,1H)、8.43(dd,1H)、7.79(dt,1H)、7.41(m,1H)、4.37(s,2H)、4.10(t,2H)、3.36(t,2H)、3.19(m,4H)、1.87(m,4H)、1.71(m,2H)、1.51(m,4H)
【0252】
実施例53:N−(シクロヘキシルメトキシ)−7−(3−(ピリジン−3−イルメチル)ウレイド)ヘプタン−1−スルホンアミド(化合物1053)
【化90】

【0253】
一般的操作2 出発物質:3−ピコリルアミンおよび7−アミノ−N−(シクロヘキシルメトキシ)ヘプタン−1−スルホンアミド(例えば、WO2009/086835を参照のこと)
H−NMR(CDOD):δ 8.49(d,1H)、8.43(dd,1H)、7.79(dt,1H)、7.41(m,1H)、4.37(s,2H)、3.75(d,2H)、3.16(m,4H)、1.76(m,8H)、1.6−1.1(m,11H)、0.99(m,2H)
【0254】
実施例54:1−(7−(モルホリノスルホニル)ヘプチル)−3−(3−(ピリジン−3−イルメチル)ウレア(化合物1054)
【化91】

【0255】
一般的操作2 出発物質:3−ピコリルアミンおよび7−(モルホリノスルホニル)ヘプタン−1−アミン(例えば、WO2009/086835を参照のこと)
H−NMR(CDOD):δ 8.49(d,1H)、8.43(dd,1H)、7.79(dt,1H)、7.41(m,1H)、4.37(s,2H)、4.11(t,2H)、3.36(t,2H)、3.17(m,4H)、1.86(m,4H)、1.71(m,2H)、1.49(m,4H)、1.37(m,4H)
【0256】
実施例55:N−シクロヘキシル−N−(2−モルホリノエトキシ)−7−(3−(ピリジン−2−イルメチル)ウレイド)ヘプタンアミド(化合物1055)
【化92】

【0257】
一般的操作2 出発物質:2−ピコリルアミンおよび7−アミノ−N−シクロヘキシル−N−(2−モルホリノエトキシ)ヘプタンアミド(例えば、WO2009/086835を参照のこと)
H−NMR(CDOD):δ 8.48(d,1H)、7.82(t,1H)、7.42(d,1H)、7.30(m,1H)、4.44(s,2H)、4.17(m,1H)、4.10(t,2H)、3.73(m,4H)、3.16(t,2H)、2.8−2.4(m,8H)、1.9−1.25(m,17H)、1.21(m,1H)
【0258】
実施例56:N−シクロペンチル−N−(2−モルホリノエトキシ)−6−(3−(ピリジン−3−イルメチル)ウレイド)ヘキサン−1−スルホンアミド(化合物1056)
【化93】

【0259】
一般的操作2 出発物質:3−ピコリルアミンおよび6−アミノ−N−シクロペンチル−N−(2−モルホリノエトキシ)ヘキサン−1−スルホンアミド(例えば、WO2009/086835を参照のこと)
H−NMR(CDOD):δ 8.49(d,1H)、8.43(dd,1H)、7.79(dt,1H)、7.41(m,1H)、4.37(s,2H)、4.20(bs,2H)、4.04(m,1H)、3.70(t,4H)、3.21(bs,2H)、3.16(t,2H)、2.65(t,2H)、2.54(t,4H)、2.0−1.3(m,16H)
【0260】
実施例57:N−シクロヘプチル−N−(3−モルホリノプロピル)−6−(3−(ピリジン−3−イルメチル)ウレイド)ヘキサン−1−スルホンアミド(化合物1057)
【化94】

【0261】
一般的操作2 出発物質:3−ピコリルアミンおよび6−アミノ−N−シクロヘプチル−N−(3−モルホリノプロピル)ヘキサン−1−スルホンアミド(例えば、WO2009/086835を参照のこと)
H−NMR(CDOD):δ 8.49(d,1H)、8.43(dd,1H)、7.79(dt,1H)、7.42(m,1H)、4.37(s,2H)、3.71(m,4H)、3.65(m,1H)、3.23(m,2H)、3.15(t,2H)、3.01(m,2H)、2.47(m,4H)、2.38(t,4H)、2.0−1.3(m,22H)
【0262】
実施例58:N−シクロヘプチル−N−(2−モルホリノエトキシ)−6−(3−(ピリジン−3−イルメチル)ウレイド)ヘキサン−1−スルホンアミド(化合物1058)
【化95】

【0263】
一般的操作2 出発物質:3−ピコリルアミンおよび6−アミノ−N−シクロヘプチル−N−(2−モルホリノエトキシ)ヘキサン−1−スルホンアミド(例えば、WO2009/086835を参照のこと)
MS[M+H]+=540.3;[M−H+HCOOH]−=584.5
【0264】
実施例59:N−シクロブチル−N−(2−モルホリノエトキシ)−6−(3−(ピリジン−3−イルメチル)ウレイド)ヘキサン−1−スルホンアミド(化合物1059)
【化96】

【0265】
一般的操作2 出発物質:3−ピコリルアミンおよび6−アミノ−N−シクロブチル−N−(2−モルホリノエトキシ)ヘキサン−1−スルホンアミド(例えば、WO2009/086835を参照のこと)
H−NMR(CDOD):8.49(d,1H)、8.43(dd,1H)、7.79(dt,1H)、7.42(m,1H)、4.37(s,2H)、4.24(m,1H)、4.20(m,2H)、3.71(t,4H)、3.15(t,2H)、3.07(t,2H)、2.70(t,2H)、2.57(t,4H)、2.41(m,2H)、2.15(m,2H)、1.84(m,2H)、1.74(m,2H)、1.50(m,4H)、1.39(m,2H)
【0266】
実施例60:N−シクロブチル−N−(3−モルホリノプロピル)−6−(3−(ピリジン−3−イルメチル)ウレイド)ヘキサン−1−スルホンアミド(化合物1060)
【化97】

【0267】
一般的操作2 出発物質:3−ピコリルアミンおよび6−アミノ−N−シクロブチル−N−(3−モルホリノプロピル)ヘキサン−1−スルホンアミド(例えば、WO2009/086835を参照のこと)
H−NMR(CDOD):δ 8.49(d,1H)、8.43(dd,1H)、7.79(dt,1H)、7.42(m,1H)、4.37(s,2H)、4.21(m,1H)、3.71(m,4H)、3.29(m,2H)、3.15(t,2H)、2.97(m,2H)、2.48(m,4H)、2.41(t,2H)、2.21(m,4H)、1.74(m,6H)、1.43(m,6H)
【0268】
実施例61:N−シクロヘキシル−N−(3−(ジメチルアミノ)プロピル)−6−(3−(ピリジン−3−イルメチル)ウレイド)ヘキサン−1−スルホンアミド(化合物1061)
【化98】

【0269】
一般的操作2 出発物質:3−ピコリルアミンおよび6−アミノ−N−シクロヘキシル−N−(3−ジメチルアミノ)プロピル)ヘキサン−1−スルホンアミド(例えば、WO2009/086835を参照のこと)
H−NMR(CDOD):δ 8.49(d,1H)、8.43(dd,1H)、7.79(dt,1H)、7.42(m,1H)、4.37(s,2H)、3.51(m,1H)、3.17(m,4H)、3.02(m,2H)、2.35(t,2H)、2.26(s,6H)、1.9−1.25(m,19H)、1.18(m,1H)
【0270】
実施例62:N−シクロヘキシル−N−(2−モルホリノエトキシ)−7−(3−ピリジン−3−イルチオウレイド)ヘプタンアミド(化合物1062)
【化99】

【0271】
一般的操作3 出発物質:3−ピリジルアミンおよび7−アミノ−N−シクロヘキシル−N−(2−モルホリノエトキシ)ヘプタンアミド(例えば、WO2009/086835を参照のこと)
H−NMR(CDOD):δ 8.59(d,1H)、8.30(d,1H)、8.04(bd,1H)、7.42(m,1H)、4.15(m,1H)、4.10(t,2H)、3.73(m,4H)、3.60(m,2H)、2.8−2.4(m,8H)、1.9−1.25(m,17H)、1.20(m,1H)
【0272】
実施例63:N−シクロヘキシル−N−(2−モルホリノエチル)−6−(3−(ピリジン−3−イルメチル)ウレイド)ヘキサン−1−スルホンアミド(化合物1063)
【化100】

【0273】
一般的操作2 出発物質:3−ピコリルアミンおよび6−アミノ−N−シクロヘキシル−N−(2−モルホリノエチル)ヘキサン−1−スルホンアミド(例えば、WO2009/086835を参照のこと)
H−NMR(CDOD):δ 8.49(d,1H)、8.43(dd,1H)、7.79(dt,1H)、7.42(m,1H)、4.37(s,2H)、3.70(m,4H)、3.51(m,1H)、3.34(t,2H)、3.14(m,4H)、2.54(m,6H)、1.9−1.25(m,17H)、1.18(m,1H)
【0274】
実施例64:N−シクロペンチル−N−(3−モルホリノプロピル)−6−(3−ピリジン−4−イルチオウレイド)ヘキサン−1−スルホンアミド(化合物1064)
【化101】

【0275】
一般的操作3 出発物質:4−ピリジルアミンおよび6−アミノ−N−シクロペンチル−N−(3−モルホリノプロピル)ヘキサン−1−スルホンアミド(例えば、WO2009/086835を参照のこと)
H−NMR(CDOD):δ 8.35(m,2H)、7.74(m,2H)、4.07(m,1H)、3.70(m,4H)、3.62(t,2H)、3.18(m,2H)、3.05(m,2H)、2.47(m,4H)、2.38(t,2H)、1.95−1.35(m,18H)
【0276】
実施例65:N−シクロヘキシル−N−(2−モルホリノエトキシ)−7−(3−ピリジン−3−イルウレイド)ヘプタンアミド(化合物1065)
【化102】

【0277】
一般的操作1 出発物質:3−ピリジルアミンおよび7−アミノ−N−シクロヘキシル−N−(2−モルホリノエトキシ)ヘプタンアミド(例えば、WO2009/086835を参照のこと)
H−NMR(CDOD):δ 8.55(d,1H)、8.14(dd,1H)、7.96(dt,1H)、7.35(m,1H)、4.15(m,1H)、4.09(t,2H)、3.72(t,4H)、3.23(t,2H)、2.67(t,2H)、2.56(t,4H)、2.51(t,2H)、1.9−1.1(m,18H)
【0278】
実施例66:N−シクロペンチル−N−(3−モルホリノプロピル)−6−(3−ピリジン−4−イルウレイド)ヘキサン−1−スルホンアミド(化合物1066)
【化103】

【0279】
一般的操作1 出発物質:4−ピリジルアミンおよび6−アミノ−N−シクロペンチル−N−(3−モルホリノプロピル)ヘキサン−1−スルホンアミド(例えば、WO2009/086835を参照のこと)
H−NMR(CDOD):δ 8.28(m,2H)、7.46(m,2H)、4.07(m,1H)、3.70(m,4H)、3.23(t,2H)、3.18(m,2H)、3.04(m,2H)、2.47(m,4H)、2.38(t,2H)、1.95−1.15(m,18H)
【0280】
実施例67:エチルN−シクロヘキシル−P−(6−(3−ピリジン−3−イルメチル)ウレイド)ホスホンアミダート(化合物1067)
【化104】

【0281】
一般的操作2 出発物質:3−ピコリルアミンおよびエチル P−アミノヘキシル−N−シクロヘキシルホスホンアミダート(例えば、WO2009/086835を参照のこと)
H−NMR(CDOD):δ 8.49(d,1H)、8.43(dd,1H)、7.79(dt,1H)、7.41(m,1H)、4.37(s,2H)、3.99(m,2H)、3.14(t,2H)、2.97(m,1H)、1.89(m,2H)、1.8−1.05(m,21H)
【0282】
実施例68:1−(6−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イルスルホニル)ヘキシル)−3−(ピリジン−3−イルメチル)ウレア(化合物1068)
【化105】

【0283】
一般的操作2 出発物質:3−ピコリルアミンおよび6−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イルスルホニル)ヘキサン−1−アミン(例えば、WO2009/086835を参照のこと)
H−NMR(DMSO−d):δ 8.45(d,1H)、8.42(dd,1H)、7.63(dt,1H)、7.33(m,1H)、7.17(m,4H)、6.37(t,1H)、5.98(t,1H)、4.39(s,2H)、4.19(d,2H)、3.47(t,2H)、3.09(m,2H)、2.97(m,2H)、2.87(t,2H)、1.64(m,2H)、1.34(m,4H)、1.25(m,2H)
【0284】
実施例69:N−シクロペンチル−N−(3−モルホリノプロピル)−5−(3−(ピリジン−3−イルメチル)ウレイド)ペンタン−1−スルホンアミド(化合物1069)
【化106】

【0285】
一般的操作2 出発物質:3−ピコリルアミンおよび5−アミノ−N−シクロペンチル−N−(3−モルホリノプロピル)ペンタン−1−スルホンアミド(例えば、WO2009/086835を参照のこと)
H−NMR(CDOD):δ 8.49(d,1H)、8.43(dd,1H)、7.79(dt,1H)、7.41(m,1H)、4.37(s,2H)、4.07(m,1H)、3.70(m,4H)、3.17(m,4H)、3.03(m,2H)、2.47(m,4H)、2.38(t,2H)、1.95−1.40(m,16H)
【0286】
実施例70:N−シクロブチル−N−(3−モルホリノプロピル)−5−(3−(ピリジン−3−イルメチル)ウレイド)ペンタン−1−スルホンアミド(化合物1070)
【化107】

【0287】
一般的操作2 出発物質:3−ピコリルアミンおよび5−アミノ−N−シクロブチル−N−(3−モルホリノプロピル)ペンタン−1−スルホンアミド(例えば、WO2009/086835を参照のこと)
H−NMR(CDOD):δ 8.49(d,1H)、8.43(dd,1H)、7.79(dt,1H)、7.41(m,1H)、4.37(s,2H)、4.21(m,1H)、3.71(t,4H)、3.29(m,2H)、3.15(t,2H)、2.97(m,2H)、2.48(t,4H)、2.41(t,2H)、2.20(m,4H)、1.9−1.35(m,10H)
【0288】
実施例71:N−シクロブチル−N−(2−モルホリノエトキシ)−5−(3−(ピリジン−3−イルメチル)ウレイド)ペンタン−1−スルホンアミド(化合物1071)
【化108】

【0289】
一般的操作2 出発物質:3−ピコリルアミンおよび5−アミノ−N−シクロブチル−N−(2−モルホリノエトキシ)ペンタン−1−スルホンアミド(例えば、WO2009/086835を参照のこと)
H−NMR(CDOD):δ 8.49(d,1H)、8.43(dd,1H)、7.79(dt,1H)、7.42(m,1H)、4.37(s,2H)、4.25(m,1H)、4.20(m,2H)、3.72(t,4H)、3.16(t,2H)、3.07(t,2H)、2.70(t,2H)、2.57(t,4H)、2.41(m,2H)、2.15(m,2H)、2.87(m,2H)、1.75(m,2H)、1.52(m,4H)
【0290】
実施例72:エチルモルホリノ(6−(3−ピリジン−3−イルメチル)ウレイド)ヘキシル)ホスフィナート(化合物1072)
【化109】

【0291】
一般的操作2 出発物質:3−ピコリルアミンおよびエチル 6−アミノヘキシル(モルホリノ)ホスフィナート(例えば、WO2009/086835を参照のこと)
H−NMR(CDOD):δ 8.49(d,1H)、8.43(dd,1H)、7.79(dt,1H)、7.41(m,1H)、4.37(s,2H)、4.10(m,2H)、3.97(t,2H)、3.37(m,2H)、3.15(t,2H)、1.95−1.25(m,17H)
【0292】
実施例73:1−(6−(4−アセチルピペラジン−1−イルスルホニル)ヘキシル)−3−(ピリジン−3−イルメチル)ウレア(化合物1073)
【化110】

【0293】
一般的操作2 出発物質:3−ピコリルアミンおよび1−(4−(6−アミノヘキシルスルホニル)ピペラジン−1−イル)エタノン(例えば、WO2009/086835を参照のこと)
H−NMR(CDOD):δ 8.49(d,1H)、8.43(dd,1H)、7.79(dt,1H)、7.41(m,1H)、4.37(s,2H)、3.64(m,4H)、3.32(m,2H)、3.26(t,2H)、3.15(t,2H)、3.04(m,2H)、2.14(s,3H)、1.79(m,2H)、1.89(m,4H)、1.39(m,2H)
【0294】
実施例74:N−シクロペンチル−N−(2−モルホリノエトキシ)−5−(3−(ピリジン−3−イルメチル)ウレイド)ペンタン−1−スルホンアミド(化合物1074)
【化111】

【0295】
一般的操作2 出発物質:3−ピコリルアミンおよび5−アミノ−N−シクロペンチル−N−(2−モルホリノエトキシ)ペンタン−1−スルホンアミド(例えば、WO2009/086835を参照のこと)
H−NMR(CDOD):δ 8.49(d,1H)、8.43(dd,1H)、7.80(dt,1H)、7.42(m,1H)、4.37(s,2H)、4.20(bs,2H)、4.04(m,1H)、3.70(t,4H)、3.17(m,4H)、2.65(t,2H)、2.54(t,4H)、2.0−1.45(m,14H)
【0296】
実施例75:N−シクロヘキシル−N−(2−モルホリノエトキシ)−6−(3−(ピリジン−3−イルメチル)ウレイド)ヘキサン−1−スルホンアミド・シュウ酸塩(化合物1075)
【化112】

【0297】
一般的操作2 出発物質:3−ピコリルアミンおよび6−アミノ−N−シクロヘキシル−N−(2−モルホリノエトキシ)ヘキサン−1−スルホンアミド(例えば、WO2009/086835を参照のこと)
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ 8.46(d,1H)、8.43(dd,1H)、7.63(dt,1H)、7.33(m,1H)、6.36(t,1H)、5.99(t,1H)、4.21(d,2H)、4.09(t,2H)、3.69−3.61(m,4H)、3.50(m,1H)、3.22(t,2H)、2.99(m,2H)、2.88−2.78(m,2H)、2.76−2.64(m,4H)、1.92−1.81(m,2H)、1.80−1.65(m,4H)、1.63−1.32(m,7H)、1.32−1.19(m,4H)、1.16−1.00(m,1H)
【0298】
実施例76:N−フェニル−6−(3−(ピリジン−3−イルメチル)ウレイド)ヘキサン−1−スルホンアミド(化合物1076)
【化113】

【0299】
一般的操作2 出発物質:3−ピコリルアミンおよび6−アミノ−N−フェニルヘキサン−1−スルホンアミド(例えば、WO2009/086835を参照のこと)
H−NMR(CDOD):δ 8.48(d,1H)、8.42(dd,1H)、7.78(dt,1H)、7.41(m,1H)、7.33(m,2H)、7.25(m,2H)、7.12(m,1H)、4.36(s,2H)、3.08(m,4H)、1.77(m,2H)、1.5−1.2(m,6H)
【0300】
実施例77:N−(ベンジルオキシ)−N−メチル−6−(3−(ピリジン−3−イルメチル)ウレイド)ヘキサン−1−スルホンアミド(化合物1077)
【化114】

【0301】
一般的操作2 出発物質:3−ピコリルアミンおよび6−アミノ−N−(ベンジルオキシ)−N−メチルヘキサン−1−スルホンアミド(例えば、WO2009/086835を参照のこと)
H−NMR(CDOD):δ 8.49(d,1H)、8.42(dd,1H)、7.79(dt,1H)、7.40(m,6H)、4.94(s,2H)、4.36(s,2H)、3.15(m,4H)、2.92(s,3H)、1.86(m,2H)、1.49(m,4H)、1.37(m,2H)
【0302】
実施例78:N−(ベンジルオキシ)−N−(2−モルホリノエチル)−6−(3−(ピリジン−3−イルメチル)ウレイド)ヘキサン−1−スルホンアミド(化合物1078)
【化115】

【0303】
一般的操作2 出発物質:3−ピコリルアミンおよび6−アミノ−N−(ベンジルオキシ)−N−(2−モルホリノエチル)ヘキサン−1−スルホンアミド(例えば、WO2009/086835を参照のこと)
H−NMR(CDOD):δ 8.49(d,1H)、8.42(dd,1H)、7.79(dt,1H)、7.40(m,6H)、5.06(s,2H)、4.36(s,2H)、3.68(m,4H)、3.40(t,2H)、3.22(t,2H)、3.14(t,2H)、2.53(t,2H)、2.46(t,4H)、1.88(m,2H)、1.51(m,4H)、1.39(m,2H)
【0304】
実施例79:N−(4−クロロフェニル)−N−メチル−6−(3−(ピリジン−3−イルメチル)ウレイド)ヘキサン−1−スルホンアミド(化合物1079)
【化116】

【0305】
一般的操作2 出発物質:3−ピコリルアミンおよび6−アミノ−N−(4−クロロフェニル)−N−メチルヘキサン−1−スルホンアミド(例えば、WO2009/086835を参照のこと)
H−NMR(CDOD):δ 8.49(d,1H)、8.42(dd,1H)、7.78(dt,1H)、7.42(m,5H)、4.36(s,2H)、3.32(s,3H)、3.11(m,4H)、1.76(m,2H)、1.46(m,4H)、1.35(m,2H)
【0306】
実施例80:N−(4−クロロフェニル)−N−(2−モルホリノエチル)−6−(3−(ピリジン−3−イルメチル)ウレイド)ヘキサン−1−スルホンアミド(化合物1080)
【化117】

【0307】
一般的操作2 出発物質:3−ピコリルアミンおよび6−アミノ−N−(4−クロロフェニル)−N−(2−モルホリノエチル)ヘキサン−1−スルホンアミド(例えば、WO2009/086835を参照のこと)
H−NMR(CDOD):δ 8.49(d,1H)、8.42(dd,1H)、7.77(m,1H)、7.44(m,5H)、4.36(s,2H)、3.85(m,2H)、3.63(m,4H)、3.14(m,4H)、2.44(m,6H)、1.79(m,2H)、1.47(m,4H)、1.36(m,2H)
【0308】
実施例81:N−シクロヘキシル−N−(3−モルホリノプロピル)−6−(3−(ピリジン−4−イルチオウレイド)ヘキサン−1−スルホンアミド・シュウ酸塩(化合物1081)
【化118】

【0309】
一般的操作3 出発物質:4−ピリジルアミンおよび6−アミノ−N−シクロヘキシル−N−(3−モルホリノプロピル)ヘキサン−1−スルホンアミド(例えば、WO2009/086835を参照のこと)
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ 10.16(bs,1H)、8.53(bs,1H)、8.38(d,2H)、7.67(d,2H)、3.70(bs,4H)、3.51−3.36(m,3H)、3.13(t,2H)、3.02(t,2H)、2.85(bs,4H)、2.73(t,2H)、1.86−1.20(m,19H)、1.15−1.00(m,1H)
【0310】
実施例82:N−シクロペンチル−N−(2−モルホリノエトキシ)−6−(3−(ピリジン−4−イルチオウレイド)ヘキサン−1−スルホンアミド(化合物1082)
【化119】

【0311】
一般的操作3 出発物質:4−ピリジルアミンおよび6−アミノ−N−シクロペンチル−N−(2−モルホリノエトキシ)ヘキサン−1−スルホンアミド(例えば、WO2009/086835を参照のこと)
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ 10.29(bs,1H)、8.63(bs,1H)、8.41(d,2H)、7.75−7.70(m,2H)、4.12(t,2H)、3.94(m,1H)、3.66−3.60(m,4H)、3.48(m,2H)、3.19(t,2H)、2.78(t,2H)、2.65(bs,4H)、1.91−1.80(m,2H)、1.80−1.68(m,4H)、1.68−1.61(m,2H)、1.57(m,2H)、1.52−1.40(m,4H)、1.40−1.29(m,2H)
【0312】
実施例83:N−シクロペンチル−N−(2−モルホリノエトキシ)−5−(3−(ピリジン−4−イルチオウレイド)ペンタン−1−スルホンアミド・シュウ酸塩(化合物1083)
【化120】

【0313】
一般的操作3 出発物質:4−ピリジルアミンおよび5−アミノ−N−シクロペンチル−N−(2−モルホリノエトキシ)ペンタン−1−スルホンアミド(例えば、WO2009/086835を参照のこと)
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ 10.52(bs,1H)、8.81(bs,1H)、8.44−8.38(m,2H)、7.76(d,2H)、4.13(t,2H)、3.94(m,1H)、3.66−3.60(m,4H)、3.49(m,2H)、3.21(t,2H)、2.80(t,2H)、2.71−2.62(m,4H)、1.92−1.69(m,6H)、1.69−1.55(m,4H)、1.55−1.40(m,4H)
【0314】
実施例84:N−シクロペンチル−N−(2−モルホリノエトキシ)−5−(3−(ピリジン−4−イルウレイド)ペンタン−1−スルホンアミド(化合物1084)
【化121】

【0315】
一般的操作1 出発物質:4−ピリジルアミンおよび5−アミノ−N−シクロペンチル−N−(2−モルホリノエトキシ)ペンタン−1−スルホンアミド(例えば、WO2009/086835を参照のこと)
H−NMR(400MHz、CDCl3):δ 8.37(d,2H)、7.46(s,1H)、7.34(d,2H)、5.33(t,1H)、4.19(bs,2H)、4.01(m,1H)、3.71(t,4H)、3.28(m,2H)、3.09(bs,2H)、2.63(t,2H)、2.52(t,4H)、1.99−1.63(m,8H)、1.63−1.46(m,6H)
【0316】
実施例85:エチルモルホリノ(6−(3−(ピリジン−4−イルチオウレイド)ヘキシル)ホスフィナート・シュウ酸塩(化合物1085)
【化122】

【0317】
一般的操作3 出発物質:4−ピリジルアミンおよびエチル 6−アミノヘキシル(モルホリノ)ホスフィナート(例えば、WO2009/086835を参照のこと)
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ 10.32(bs,1H)、8.65(bs,1H)、8.41(d,2H)、7.77−7.72(m,2H)、3.81−4.05(m,4H)、3.47(m,2H)、3.29−3.19(m,2H)、1.82−1.43(m,10H)、1.43−1.27(m,4H)、1.22(t,3H)
【0318】
実施例86:エチルモルホリノ(6−(3−(ピリジン−4−イルウレイド)ヘキシル)ホスフィナート(化合物1086)
【化123】

【0319】
一般的操作1 出発物質:4−ピリジルアミンおよびエチル 6−アミノヘキシル(モルホリノ)ホスフィナート(例えば、WO2009/086835を参照のこと)
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ 9.76(bs,1H)、8.36(d,2H)、7.57(d,2H)、6.93(t,1H)、4.04−3.88(m,2H)、3.88−3.81(m,2H)、3.29−3.16(m,2H)、3.09(m,2H)、1.81−1.16(m,14H)、1.21(t,3H)
【0320】
実施例87:N−(シクロヘキシルメトキシ)−N−(2−フルオロエチル)−6−(3−ピリジン−4−イルチオウレイド)ヘキサン−1−スルホンアミド(化合物1087)
【化124】

【0321】
一般的操作3 出発物質:4−ピリジルアミンおよび6−アミノ−N−(シクロヘキシルメトキシ)−N−(2−フルオロエチル)ヘキサン−1−スルホンアミド(例えば、WO2009/086835を参照のこと)
H−NMR(CDOD):δ 8.35(m,2H)、7.72(m,2H)、4.62(dt,2H)、3.88(d,2H)、3.60(m,3H)、3.51(t,1H)、3.21(m,2H)、1.91(m,2H)、1.8−1.1(m,15H)、1.05(m,2H)
【0322】
実施例88:N−(シクロヘキシルメトキシ)−N−(2−フルオロエチル)−6−(3−ピリジン−4−イルウレイド)ヘキサン−1−スルホンアミド(化合物1088)
【化125】

【0323】
一般的操作1 出発物質:4−ピリジルアミンおよび6−アミノ−N−(シクロヘキシルメトキシ)−N−(2−フルオロエチル)ヘキサン−1−スルホンアミド(例えば、WO2009/086835)
H−NMR(CDOD):δ 8.27(m,2H)、7.46(m,2H)、4.61(dt,2H)、3.88(d,2H)、3.55(dt,2H)、3.21(m,4H)、1.89(m,2H)、1.8−1.1(m,15H)、1.03(m,2H)
【0324】
実施例89:N−(シクロヘキシルメトキシ)−N−(2−フルオロエチル)−6−(3−(ピリジン−3−イルメチル)ウレイド)ヘキサン−1−スルホンアミド(化合物1089)
【化126】

【0325】
一般的操作2 出発物質:3−ピコリルアミンおよび6−アミノ−N−(シクロヘキシルメトキシ)−N−(2−フルオロエチル)ヘキサン−1−スルホンアミド(例えば、WO2009/086835を参照のこと)
H−NMR(CDOD):δ 8.49(d,1H)、8.42(dd,1H)、7.79(dt,1H)、7.42(m,1H)、4.62(dt,2H)、4.37(s,2H)、3.88(d,2H)、3.55(dt,2H)、3.17(m,4H)、1.95−1.05(m,19H)
【0326】
実施例90:N−シクロペンチル−N−(2−モルホリノエトキシ)−6−(3−(ピリジン−4−イルウレイド)ヘキサン−1−スルホンアミド(化合物1090)
【化127】

【0327】
一般的操作1 出発物質:4−ピリジルアミンおよび6−アミノ−N−シクロペンチル−N−(2−モルホリノエトキシ)ヘキサン−1−スルホンアミド(例えば、WO2009/086835を参照のこと)
H−NMR(400MHz、CDCl3):δ 8.38(m,2H)、7.34(m,2H)、7.24(s,1H)、5.11(t,1H)、4.19(bs,2H)、4.01(m,1H)、3.71(t,4H)、3.28(m,2H)、3.09(bs,2H)、2.62(t,2H)、2.51(t,4H)、1.96−1.66(m,8H)、1.60−1.46(m,6H)、1.39(m,2H)
【0328】
実施例91:N−シクロペンチル−N−(3−モルホリノプロピル)−4−(3−(ピリジン−3−イルメチル)ウレイド)ブタン−1−スルホンアミド(化合物1091)
【化128】

【0329】
一般的操作2 出発物質:3−ピコリルアミンおよび4−アミノ−N−シクロペンチル−N−(3−モルホリノプロピル)ブタン−1−スルホンアミド(例えば、WO2009/086835を参照のこと)
H−NMR(CDOD):δ 8.49(d,1H)、8.43(dd,1H)、7.79(dt,1H)、7.42(m,1H)、4.37(s,2H)、4.06(m,1H)、3.70(t,4H)、3.19(m,4H)、3.06(m,2H)、2.47(t,4H)、2.38(t,2H)、2.0−1.5(m,14H)
【0330】
実施例92:N−シクロブチル−N−(3−モルホリノプロピル)−4−(3−(ピリジン−3−イルメチル)ウレイド)ブタン−1−スルホンアミド(化合物1092)
【化129】

【0331】
一般的操作2 出発物質:3−ピコリルアミンおよび4−アミノ−N−シクロブチル−N−(3−モルホリノプロピル)ブタン−1−スルホンアミド(例えば、WO2009/086835を参照のこと)
H−NMR(CDOD):δ 8.49(d,1H)、8.43(dd,1H)、7.79(dt,1H)、7.41(m,1H)、4.37(s,2H)、4.19(m,1H)、3.71(t,4H)、3.28(m,2H)、3.18(m,2H)、3.00(m,2H)、2.48(t,4H)、2.40(t,2H)、2.19(m,4H)、1.9−1.5(m,8H)
【0332】
実施例93:N−シクロペンチル−N−(3−モルホリノプロピル)−4−(3−ピリジン−4−イルチオウレイド)ブタン−1−スルホンアミド(化合物1093)
【化130】

【0333】
一般的操作3 出発物質:4−アミノピリジンおよび4−アミノ−N−シクロペンチル−N−(3−モルホリノプロピル)ブタン−1−スルホンアミド(例えば、WO2009/086835を参照のこと)
H−NMR(CDOD):δ 8.37(m,2H)、7.73(m,2H)、4.08(m,1H)、3.70(m,6H)、3.17(m,4H)、2.47(t,4H)、2.39(t,2H)、2.0−1.5(m,14H)
【0334】
実施例94:N−シクロブチル−N−(3−モルホリノプロピル)−4−(3−ピリジン−4−イルチオウレイド)ブタン−1−スルホンアミド(化合物1094)
【化131】

【0335】
一般的操作3.出発物質:4−アミノピリジンおよび4−アミノ−N−シクロブチル−N−(3−モルホリノプロピル)ブタン−1−スルホンアミド(例えば、WO2009/086835を参照のこと)
H−NMR(CDOD):δ 8.36(m,2H)、7.72(m,2H)、4.21(m,1H)、3.70(m,6H)、3.30(t,2H)、3.08(m,2H)、2.48(t,4H)、2.40(t,2H)、2.20(m,4H)、1.82(m,6H)、1.66(m,2H)
【0336】
実施例95:N−シクロペンチル−N−(3−モルホリノプロピル)−4−(3−(2−(ピリジン−3−イル)エチルウレイド)ブタン−1−スルホンアミド(化合物1095を参照のこと)
【化132】

【0337】
一般的操作2 出発物質:2−(ピリジン−3−イル)エタナミンおよび4−アミノ−N−シクロペンチル−N−(3−モルホリノプロピル)ブタン−1−スルホンアミド(例えば、WO2009/086835を参照のこと)
H−NMR(CDOD):δ 8.43(d,1H)、8.40(dd,1H)、7.75(dt,1H)、7.40(m,1H)、4.07(m,1H)、3.69(m,4H)、3.39(t,2H)、3.17(m,4H)、3.06(m,2H)、2.84(t,2H)、2.46(t,4H)、2.38(t,2H)、2.0−1.5(m,14H)
【0338】
実施例96:N−シクロブチル−N−(3−モルホリノプロピル)−4−(3−(2−(ピリジン−3−イル)エチルウレイド)ブタン−1−スルホンアミド(化合物1096)
【化133】

【0339】
一般的操作2 出発物質:2−(ピリジン−3−イル)エタナミンおよび4−アミノ−N−シクロブチル−N−(2−モルホリノプロピル)ブタン−1−スルホンアミド(例えば、WO2009/086835を参照のこと)
H−NMR(CDOD):δ 8.43(d,1H)、8.40(dd,1H)、7.76(dt,1H)、7.40(m,1H)、4.21(m,1H)、3.70(m,4H)、3.40(t,2H)、3.30(t,2H)、3.14(t,2H)、3.00(m,2H)、2.84(t,2H)、2.47(t,4H)、2.41(t,2H)、2.21(m,4H)、1.9−1.5(m,8H)
【0340】
実施例97:1−(6−(モルホリノスルホニル)ヘキシル)−3−(ピリジン−3−イルメチル)ウレア(化合物1097).
【化134】

【0341】
一般的操作2 出発物質:3−ピコリルアミンおよび6−(モルホリノスルホニル)ヘキサン−1−アミン(例えば、WO2009/086835を参照のこと)
H−NMR(CDOD):δ 8.49(d,1H)、8.43(dd,1H)、7.79(dt,1H)、7.40(m,1H)、4.37(s,2H)、3.73(t,4H)、3.25(t,4H)、3.15(t,2H)、3.03(m,2H)、1.80(m,2H)、1.55−1.25(m,6H)
【0342】
実施例98:1−(6−(アゼパン−1−イルスルホニル)ヘキシル)−3−(ピリジン−3−イルメチル)ウレア(化合物1098)
【化135】

【0343】
一般的操作2 出発物質:3−ピコリルアミンおよび6−(アゼパン−1−イルスルホニル)ヘキサン−1−アミン(例えば、WO2009/086835を参照のこと)
H−NMR(CDOD):δ 8.49(d,1H)、8.43(dd,1H)、7.79(dt,1H)、7.42(m,1H)、4.37(s,2H)、3.37(m,4H)、3.15(t,4H)、3.03(m,2H)、1.76(m,6H)、1.66(m,4H)、1.6−1.25(m,6H)
【0344】
実施例99:1−(ピリジン−3−イルメチル)−3−(6−(ピロリジン−1−イルスルホニル)ヘキシル)ウレア(化合物1099)
【化136】

【0345】
一般的操作2 出発物質:3−ピコリルアミンおよび6−(ピロリジン−1−イルスルホニル)ヘキサン−1−アミン(例えば、WO2009/086835を参照のこと)
H−NMR(CDOD):δ 8.49(d,1H)、8.43(dd,1H)、7.79(dt,1H)、7.42(m,1H)、4.37(s,2H)、3.34(m,4H)、3.15(t,4H)、3.06(m,2H)、1.95(m,4H)、1.79(m,2H)、1.6−1.25(m,6H)
【0346】
実施例100:1−(6−(ピペリジン−1−イルスルホニル)ヘキシル)−3−(ピリジン−4−イル)チオウレア(化合物1100)
【化137】

【0347】
一般的操作3 出発物質:4−アミノピリジンおよび6−(ピペリジン−1−イルスルホニル)ヘキサン−1−アミン(例えば、WO2009/086835を参照のこと)
H−NMR(CDOD):δ 8.35(m,2H)、7.73(m,2H)、3.62(t,2H)、3.24(m,4H)、3.01(m,2H)、1.82(m,2H)、1.8−1.35(m,12H)
【0348】
実施例101:1−(6−(モルホリノスルホニル)ヘキシル)−3−(ピリジン−4−イル)チオウレア(化合物1101)
【化138】

【0349】
一般的操作3 出発物質:4−アミノピリジンおよび6−(モルホリノスルホニル)ヘキサン−1−アミン(例えば、WO2009/086835を参照のこと)
H−NMR(CDOD):δ 8.35(m,2H)、7.72(m,2H)、4.11(t,2H)、3.62(t,2H)、3.37(t,2H)、3.22(m,2H)、1.88(m,4H)、1.71(m,4H)、1.52(m,4H)
【0350】
実施例102:インビトロ細胞増殖アッセイ(WST−1アッセイ)
A2780細胞を、100μlの培地中、3x10個の細胞/ウェルで96−ウェルに播種し、8ウェルを対照だけの培地で空のままとした。
【0351】
24時間後に、別個の希釈プレートにて、一般式(I)の化合物を培地に連続して希釈することで、化合物の滴定を行った。各100μLの希釈剤をプレート上の細胞に加え、この操作を3回重複して行い、対照(例えば、DMSOおよびブランク)も含まれた。該プレートをCOインキュベーター中にて24時間37℃でインキュベートした。24時間後に別個の希釈プレートにて化合物の滴定を繰り返した。ついで、アッセイプレートより培地と化合物を吸引した。ついで、100μLの培地をすべてのウェルに加え、つづいて各100μLの化合物の希釈剤を添加した。該プレートをCOインキュベーター中にてさらに48時間37℃でインキュベートした(合計のインキュベーション時間:72時間)。ついで、生存細胞の数を細胞増殖試薬WST−1を用いて算定した。10μLのWST−1試薬を各ウェルに添加し、COインキュベーター中、37℃で1ないし4時間インキュベートした。吸光度を測定した(450nm/690nm)。
【0352】
生存細胞数の減少における一般式(I)の化合物の活性を、次式として計算した:
%活性=[(Sc−B)/(So−B)]x100
ここで、Scは試験化合物の存在下で測定されたシグナルを意味し、Soは化合物の不在下で検出されたシグナルを意味し、Bは培地だけを含むブランクウェルにて測定されたバックグラウンドシグナルを意味する。GraphPad Prismを用いてデータを解析した。
【0353】
結果は表1に示されうる。
【0354】
【表2−1】


【表2−2】


【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)
【化1】

[式中
Xは=O、=S、=NH、=NOHおよび=NO−Meより選択され;
Aは−C(=O)−、−S(=O)−、−C(=S)−および−P(=O)(R)−より選択され、ここでRはC1−6−アルキル、C1−6−アルコキシおよびヒドロキシより選択され;
Bは単結合、−(CH3−6−、−O−、および−O−(CH2−5−より選択され;
Dは単結合、−O−、−CR−および−NRより選択され、ここでR、RおよびRは、独立して、水素、置換されていてもよいC1−12−アルキル、置換されていてもよいC1−12−アルケニル、置換されていてもよいアリール、置換されていてもよいヘテロシクリル、および置換されていてもよいヘテロアリールより選択され;
mは0−12の整数であり、nは0−12の整数であり、ここでm+nの合計は1−20であり;
pは0−4の整数であり;
は置換されていてもよいヘテロアリールより選択され;
は水素、置換されていてもよいC1−12−アルキル、置換されていてもよいC3−12−シクロアルキル、−[CHCHO]1−10−(置換されていてもよいC1−6−アルキル)、置換されていてもよいC1−12−アルケニル、置換されていてもよいアリール、置換されていてもよいヘテロシクリル、および置換されていてもよいヘテロアリールより選択され;Rは置換されていてもよいC1−12−アルキル、置換されていてもよいC3−12−シクロアルキル、−[CHCHO]1−10−(置換されていてもよいC1−6−アルキル)、置換されていてもよいC1−12−アルケニル、置換されていてもよいアリール、置換されていてもよいヘテロシクリル、および置換されていてもよいヘテロアリールより選択されるか;またはRおよびRは介在する原子(すなわち、−N−B−)と一緒になって置換されていてもよいN含有のヘテロ環式環またはヘテロ芳香族環を形成し;
およびR4*の各々は、独立して、水素、置換されていてもよいC1−12−アルキルおよび置換されていてもよいC1−12−アルケニルより選択される;
ただし、pが0の場合、Rは置換されていてもよいチアゾール−2−イル以外の基であり;および
該化合物はフェニル−NH−C(=O)−(CH−NH−C(=S)−NH−(4−ピリジル)以外の化合物である]
で示される化合物またはその医薬上許容される塩もしくはプロドラッグ。
【請求項2】
Xが=Oおよび=Sより選択される、請求項1記載の化合物。
【請求項3】
Bが−O−である、請求項1または2記載の化合物。
【請求項4】
Aが−S(=O)−および−C(=O)より選択される、請求項1−3のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項5】
Dが単結合である、請求項2−4のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項6】
Bが−(CH3−6−および−O−(CH2−5−より選択される、請求項1記載の化合物。
【請求項7】
Aが−S(=O)−である、請求項6記載の化合物。
【請求項8】
Dが単結合、−O−および−NRより選択される、請求項1−7のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項9】
が置換されていてもよいピリジン−4−イル、置換されていてもよいピリミジン−4−イル、置換されていてもよい1,2,4−トリアジン−3−イル、置換されていてもよいイソキサゾール−4−イル、置換されていてもよいピラジン−2−イル、および置換されていてもよいピコリルより選択される、請求項1−8のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項10】
pが0−2、特に0または1である、請求項1−9のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項11】
pが0であり、Rがピリジン−4−イルである、請求項10記載の化合物。
【請求項12】
mが0−10の整数であり、nが0−10の整数であって、m+nの合計が1−12である、請求項1−11のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項13】
mが2−8の整数であり、nが0である、請求項12記載の化合物。
【請求項14】
およびRのうち少なくとも1つが炭素環式環、ヘテロ環式環またはヘテロ芳香族環を含むか、あるいはRおよびRが介在する原子と一緒になって置換されていてもよいN含有のヘテロ環式環またはヘテロ芳香族環を形成する、請求項14記載の化合物。
【請求項15】
およびRが介在する原子と一緒になって置換されていてもよいN,O−含有のヘテロ環式環またはヘテロ芳香族環を形成する、請求項14記載の化合物。
【請求項16】
Xが=Oおよび=Sより選択され;
Aが−C(=O)−および−S(=O)−より選択され;
Bが−O−、−(CH3−6−および−O−(CH2−5−より選択され;
Dが単結合、−O−および−NRより選択され;
mが2−8の整数であり、nが0であり;
pが0−2の整数であり;
が水素、置換されていてもよいC3−12−シクロアルキル、−[CHCHO]1−10−(置換されていてもよいC1−6−アルキル)、−(CH0−2−(置換されていてもよいアリール)、−(CH0−2−(置換されていてもよいヘテロアリール) および−(CH0−2−(置換されていてもよいヘテロシクリル)より選択され;
が置換されていてもよいC3−12−シクロアルキル、−[CHCHO]1−10−(置換されていてもよいC1−6−アルキル)、置換されていてもよいC1−12−アルケニル、置換されていてもよいアリール、置換されていてもよいヘテロシクリル、および置換されていてもよいヘテロアリールより選択され;
が水素、置換されていてもよいC3−12−シクロアルキル、−(CH0−2−(置換されていてもよいアリール)、−(CH0−2−(置換されていてもよいヘテロアリール)および−(CH0−2−(置換されていてもよいヘテロシクリル)より選択され;および
4*は水素である、請求項1記載の化合物。
【請求項17】
本願明細書に記載の化合物1001−1101より選択される、請求項1記載の化合物。
【請求項18】
医薬として用いるための、請求項1−17のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項19】
高レベルのニコチンアミドホスホリボシルトランスフェラーゼ(NAMPRT)により惹起される疾患または症状の治療用の医薬として用いるための請求項1−17のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項20】
疾患または症状が、炎症および組織修復障害、特に関節リウマチ、炎症性腸疾患、喘息およびCPOD(慢性閉塞性肺疾患)、骨関節炎、骨粗しょう症および線維症;乾癬、アトピー性皮膚炎および紫外線誘発の皮膚損傷を含む皮膚病;自己免疫疾患、例えば、全身性エリトマトーデス、多発性硬化症、乾癬性関節炎、強直性脊椎炎、組織および臓器拒絶反応、アルツハイマー病、発作、アテローム性動脈硬化症、再狭窄、糖尿病、糸球体腎炎、癌(特に、乳癌、前立腺癌、肺癌、結腸癌、頸癌、卵巣癌、皮膚癌、CNS、膀胱癌、膵臓癌、白血病、リンパ腫またはホジキン病より選択される)、悪液質、感染および後天性免疫不全症候群(AIDS)を含む特定のウイルス感染に伴う炎症、成人呼吸窮迫症候群、運動失調性毛細血管拡張症からなる群より選択される1種またはそれ以上の疾患または症状である、請求項19記載の化合物。
【請求項21】
哺乳動物におけるニコチンアミドホスホリボシルトランスフェラーゼ(NAMPRT)の酵素活性を阻害する方法であって、該哺乳動物に医薬的に関連する量の請求項1−17のいずれかに記載の化合物を投与する工程を含む、方法。
【請求項22】
哺乳動物において、高レベルのニコチンアミドホスホリボシルトランスフェラーゼ(NAMPRT)により惹起される疾患または症状を治療する方法であって、該哺乳動物に医薬的に関連する量の請求項1−17のいずれかに記載の化合物を投与する工程を含む、方法。
【請求項23】
化合物がDNA損傷物質と組み合わせて投与される、請求項22記載の方法。
【請求項24】
疾患または症状が、炎症および組織修復障害、特に関節リウマチ、炎症性腸疾患、喘息およびCPOD(慢性閉塞性肺疾患)、骨関節炎、骨粗しょう症および線維症;乾癬、アトピー性皮膚炎および紫外線誘発の皮膚損傷を含む皮膚病;自己免疫疾患、例えば、全身性エリトマトーデス、多発性硬化症、乾癬性関節炎、強直性脊椎炎、組織および臓器拒絶反応、アルツハイマー病、発作、アテローム性動脈硬化症、再狭窄、糖尿病、糸球体腎炎、癌(特に、乳癌、前立腺癌、肺癌、結腸癌、頸癌、卵巣癌、皮膚癌、CNS、膀胱癌、膵臓癌、白血病、リンパ腫またはホジキン病より選択される)、悪液質、感染および後天性免疫不全症候群(AIDS)を含む特定のウイルス感染に伴う炎症、成人呼吸窮迫症候群、運動失調性毛細血管拡張症からなる群より選択される1種またはそれ以上の疾患または症状である、請求項22または23記載の方法。

【図1】
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【公表番号】特表2012−500831(P2012−500831A)
【公表日】平成24年1月12日(2012.1.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−524406(P2011−524406)
【出願日】平成21年8月31日(2009.8.31)
【国際出願番号】PCT/EP2009/061200
【国際公開番号】WO2010/023307
【国際公開日】平成22年3月4日(2010.3.4)
【出願人】(504373129)トポターゲット・アクティーゼルスカブ (7)
【氏名又は名称原語表記】TopoTarget A/S
【Fターム(参考)】