説明

新規副溝バインダー

式I


[前記式中、R1、R11、R12、Qa、Qb、Qc、AおよびDは明細書中の記載により与えられる意味を有する]
の化合物、あるいは薬剤として許容可能なそれらの塩または溶媒和物が提供され、その化合物、塩または溶媒和物はDNAの副溝に結合する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
G1がCHを表す式Iaの構造フラグメント以外のものであるQaまたはQb基を少なくとも1つ含むという条件である、式I
【化1】

[前記式中、波線はシス-またはトランス-立体化学を示し、
R1は、
H、
R1aC(O)-NH-,
NO2または
-N(R2a)R2b
を表し;
R1aは、
アリール(この後者の基は、OH、ハロ、シアノ、ニトロ、N(R2a)R2b、C1〜C4アルキルおよびC1〜C4アルコキシから選択される1個または複数の置換基で場合により置換されている);
芳香族または部分芳香族C13〜C14三環式炭素環(この後者の基は、OH、ハロ、シアノ、ニトロ、N(R2a)R2b、C1〜C4アルキルおよびC1〜C4アルコキシから選択される1個または複数の置換基で場合により置換されており、およびこの後者の基は、部分芳香族である場合、非芳香族部分で1個または2個のオキソ基で場合により置換されている);または
C1〜C12アルキル(この後者の基は、ハロおよびアリール(この後者の基は、OH、ハロ、シアノ、ニトロ、N(R2a)R2b、C1〜C4アルキルおよびC1〜C4アルコキシから選択される1個または複数の置換基で場合により置換されている)から選択される1個または複数の置換基で場合により置換および/または終結されている)
を表し;
aは、1、2、3、または4を表し、;
Aは、C2〜C6アルキレンまたはA1-C(O)N(H)-A2(A2は基Dに結合している)を表し;
A1は、C1〜C4アルキレンを表し;
A2は、C2〜C5アルキレンを表し;
Dは、Het1、-N(R3a)R3b、-C(=NR3c)N(R3d)R3eまたは-N(R3f)C(=NR3g)N(H)R3hを表し;
Het1は、少なくとも1個のN原子、ならびに場合によりN、OおよびSから選択される1個または複数のへテロ原子を含む、4員から12員の複素環基を表し、この複素環基は、=O、OH、ハロ、シアノ、ニトロ、N(R2a)R2b、C1〜C4アルキルおよびC1〜C4アルコキシから選択される1個または複数の置換基によって場合により置換されており;
R3aおよびR3bは独立に、H、C1〜C6アルキルまたはHet2を表し;
R3cからR3hは独立に、HまたはC1〜C6アルキルを表し;
Het2は独立に、N、OおよびSから選択される1個または複数のへテロ原子を含む4員から12員の複素環基を表し、この複素環基は、=O、OH、ハロ、シアノ、ニトロ、N(R2a)R2b、C1〜C4アルキルおよびC1〜C4アルコキシから選択される1個または複数の置換基によって場合により置換されており;
QaからQcはそれぞれ独立に、ここで使用する場合それぞれ存在する所で、
ナフチル(OH、ハロ、シアノ、ニトロ、N(R2a)R2b、C1〜C4アルキルおよびC1〜C4アルコキシから選択される1個または複数の置換基によって場合により置換されている)、
Het3、あるいは
式Ia、Ib、Ic、Id、IeまたはIf
【化2】

【化3】

{前記式中、点線はフラグメントの結合の位置を示し;
R4は、HまたはC1〜C6アルキルを表し;
R5は、C1〜C12アルキルを表し;
R6、R7、R8およびR9は独立に、HまたはC1〜C12アルキルを表し;
R10は、それぞれ存在する所で独立に、OH、ハロ、シアノ、ニトロ、N(R2a)R2b、C1〜C4アルキル、-S-C1〜-S-C4アルキルおよびC1〜C4アルコキシを表し;
bは、0、1、2、または3を表し、;
G1およびG2は独立に、CHまたはNを表し、あるいはG2はC-R10を表し;
Lは、OまたはSを表す}
の構造フラグメント
を表し;
Het3は、N、OおよびSから選択される1個または複数のへテロ原子を含む9員または10員の二環複素環基を表し、この基は、=O、ハロ、シアノ、ニトロ、N(R2a)R2b、Heta、C1〜C4アルキルおよびORaから選択される1個または複数の置換基によって場合により置換されており;
Raは、H、C1〜C4アルキル、アリール(この後者の基は、OH、ハロ、シアノ、ニトロ、N(R2a)R2b、C1〜C4アルキルおよびC1〜C4アルコキシから選択される1個または複数の置換基で場合により置換されている)あるいはHetbを表し;
HetaおよびHetbは独立に、N、OおよびSから選択される1個または複数のへテロ原子を含む4員から12員の複素環基を表し、この複素環基は、=O、OH、ハロ、シアノ、ニトロ、N(R2a)R2b、C1〜C4アルキルおよびC1〜C4アルコキシから選択される1個または複数の置換基によって場合により置換されており;
R11およびR12は独立に、ここで使用する場合それぞれ存在する所で、H、C1〜C6アルキル、またはアリール(この後者の基は、OH、ハロ、シアノ、ニトロ、N(R2a)R2b、C1〜C4アルキルおよびC1〜C4アルコキシから選択される1個または複数の置換基で場合により置換されている)を表し;
R2aおよびR2bは独立に、ここで使用する場合それぞれ存在する所で、HまたはC1〜C4アルキルを表し、あるいはR2aは-C(O)R13を表し;
R13はHまたはC1〜C4アルキルを表し;ならびに
特別の指示のない限り、アルキル、アルキレン、アルケニレン、シクロアルキレン、フェニレン、およびナフチレン基、ならびにアルコキシ基のアルキル部分を1個または複数のハロ原子により置換してよい]
の化合物、あるいは薬剤として許容可能なそれらの誘導体。
【請求項2】
R1が、NO2、-N(R2a)R2bまたはHを表し;ならびに/あるいは
Rlaが、HまたはC1〜C8アルキルを表す
請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
aが、1、2または3を表し;ならびに/あるいは
Aが、C2〜C6アルキレンを表す
請求項1または2に記載の化合物。
【請求項4】
Dが、Het1またはN(R3a)R3bを表し;
Het1が、少なくとも1個のN原子、ならびに場合によりN、OおよびSから選択される1個または複数のへテロ原子を含む5員から7員の複素環基を表し、この複素環基は、C1〜C4アルキルおよびC1〜C4アルコキシから選択される1個または複数の置換基によって場合により置換されており;ならびに/あるいは
R3aおよびR3bが、C1〜C4アルキルを表す
請求項1から3のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項5】
QaおよびQbが独立に、
ナフチル(ハロ、ニトロ、N(R2a)R2b、C1〜C3アルキルおよびC1〜C3アルコキシから選択される1個または複数の置換基によって場合により置換されている)、
Het3
あるいは式Ia、IdまたはIfの構造フラグメント
を表し;ならびに/あるいは
Qcが、Ia、Ib、Ic、IdまたはIfの構造フラグメントを表す
請求項1から4のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項6】
R4がHを表し;
R5がC1〜C6アルキルを表し;ならびに/あるいは
R8が、HまたはC1〜C8アルキルを表す
請求項1から5のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項7】
R10が、独立にそれぞれ存在する所で、OH、ハロ、ニトロ、N(R2a)R2b、C1〜C3アルキルおよびC1〜C3アルコキシを表し;ならびに/あるいは
bが、0、1または2を表す
請求項1から6のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項8】
G1が、CHを表し;ならびに/あるいは
G2が、CHまたはNを表す
請求項1から7のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項9】
Het3が、N原子、ならびに場合によりN、OおよびSから選択される1個または複数のへテロ原子を含む、10員の二環複素環基を表し、この基は、ハロ、ニトロ、N(R2a)R2b、Heta、C1〜C3アルキルおよびORaから選択される1個または複数の置換基によって場合により置換されており;
Raが、C1〜C2アルキルまたはHetbを表し;ならびに/あるいは
HetaおよびHetbが独立に、N、OおよびSから選択される1個または複数のへテロ原子を含む、10員または9員の複素環基を表し、この複素環基は、ハロ、ニトロ、C1〜C2アルキルおよびC1〜C2アルコキシから選択される1個または複数の置換基によって場合により置換されている
請求項1から8のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項10】
R11およびR12が、両方ともHを表す
請求項1から9のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項11】
R2aおよびR2bが独立に、ここで使用する場合それぞれ存在する所で、HまたはC1〜C2アルキルを表す
請求項1から10のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項12】
QaおよびQbのうち1つが式Ifの構造フラグメントを表し、QaおよびQbのうちもう1つが
ナフチル(OH、ハロ、シアノ、ニトロ、N(R2a)R2b、C1〜C4アルキルおよびC1〜C4アルコキシから選択される1個または複数の置換基によって場合により置換されている)、
Het3
あるいは式Ia、Ib、Ic、Id、IeまたはIfの構造フラグメント
を表す、
あるいはQaがHet3を表し、Qb
ナフチル(OH、ハロ、シアノ、ニトロ、N(R2a)R2b、C1〜C4アルキルおよびC1〜C4アルコキシから選択される1個または複数の置換基によって場合により置換されている)、
Het3
あるいは式Ia、Ib、Ic、Id、IeまたはIfの構造フラグメント
を表す、
請求項1から11のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項13】
QaおよびQbが、相互にトランスに結合し、
R11およびR12が両方ともHを表し;
aは2を表し;ならびに/あるいは
Qcがそれぞれ独立に、請求項1で定義される式IaまたはIdの構造フラグメントを表す
請求項12に記載の化合物。
【請求項14】
式Ig
【化4】

[前記式中、波線は場合によりシス-またはトランス-立体化学を示し、
R1は、NO2、-N(R2a)R2bまたはHを表し;
aは、1または2を表し;
Qaは、ナフチル(OH、ハロ、シアノ、ニトロ、N(R2a)R2b、C1〜C4アルキルおよびC1〜C4アルコキシから選択される1個または複数の置換基によって場合により置換されている)、Het3または式Ifの構造フラグメントを表し;
G2は、CHまたはNを表し;
R2a、R2b、Het3、Qc、AおよびDは請求項1で定義したとおりである]
の化合物である、請求項1に記載の化合物。
【請求項15】
(i) 4-({[4-({4-[(E)-2-(3-メトキシフェニル)エテニル]ベンゾイル}アミノ)-1-メチル-1H-ピロール-2-イル]カルボニル}アミノ)-1-メチル-N-[2-(4-モルホリニル)エチル]-1H-ピロール-2-カルボキシアミド;
(ii) 1-メチル-4-({[1-メチル-4-({4-[(E)-2-(3-キノリニル)エテニル]ベンゾイル}アミノ)-1H-ピロール-2-イル]カルボニル}アミノ)-N-[2-(4-モルホリニル)エチル]-1H-ピロール-2-カルボキシアミド;
(iii) 1-メチル-N-[1-メチル-5-({[2-(4-モルホリニル)エチル]アミノ}カルボニル)-1H-ピロール-3-イル]-4-({4-[(E)-2-(1-メチル-1H-ピロール-2-イル)エテニル]ベンゾイル}アミノ)-1H-ピロール-2-カルボキシアミド
(iv) N-[5-({[3-(ジメチルアミノ)プロピル]アミノ}カルボニル)-1-メチル-1H-ピロール-3-イル]-4-({4-[(E)-2-(3-メトキシフェニル)エテニル]ベンゾイル}アミノ)-1-メチル-1H-ピロール-2-カルボキシアミド;
(v) N-[5-({[3-(ジメチルアミノ)プロピル]アミノ}カルボニル)-1-メチル-1H-ピロール-3-イル]-1-メチル-4-({4-[(E)-2-(3-キノリニル)エテニル]ベンゾイル}アミノ)-1H-ピロール-2-カルボキシアミド;
(vi) N-[5-({[3-(ジメチルアミノ)プロピル]アミノ}カルボニル)-1-メチル-1H-ピロール-3-イル]-4-({3-[(E)-2-(3-メトキシフェニル)エテニル]ベンゾイル}アミノ)-1-メチル-1H-ピロール-2-カルボキシアミド;
(vii) N-[5-({[3-(ジメチルアミノ)プロピル]アミノ}カルボニル)-1-メチル-1H-ピロール-3-イル]-1-メチル-4-({4-[(E)-2-(4-ピリジニル)エテニル]ベンゾイル}アミノ)-1H-ピロール-2-カルボキシアミド;
(viii) N-[5-({[5-({[3-(ジメチルアミノ)プロピル]アミノ}カルボニル)-1-メチル-1H-ピロール-3-イル]アミノ}カルボニル)-1-メチル-1H-ピロール-3-イル]-1-メチル-4-[(E)-2-(4-ニトロフェニル)エテニル]-1H-ピロール-2-カルボキシアミド;
(ix) N-[3-(ジメチルアミノ)プロピル]-5-イソペンチル-2-({[1-メチル-4-({4-[(E)-2-(3-キノリニル)エテニル]ベンゾイル}アミノ)-1H-ピロール-2-イル]カルボニル}アミノ)-1,3-チアゾール-4-カルボキシアミド;
(x) 1-メチル-N-[1-メチル-5-({[1-メチル-5-({[2-(4-モルホリニル)エチル]アミノ}カルボニル)-1H-ピロール-3-イル]アミノ}カルボニル)-1H-ピロール-3-イル]-4-[(E)-2-(3-キノリニル)エテニル]-1H-ピロール-2-カルボキシアミド;
(xi) 1-メチル-N-[1-メチル-5-({[2-(4-モルホリニル)エチル]アミノ}カルボニル)-1H-ピロール-3-イル]-4-[({1-メチル-4-[(E)-2-(2-キノリニル)エテニル]-1H-ピロール-2-イル}カルボニル)アミノ]-1H-ピロール-2-カルボキシアミド;
(xii) N-[1-メチル-5-({[1-メチル-5-({[2-(4-モルホリニル)エチル]アミノ}カルボニル)-1H-ピロール-3-イル]アミノ}カルボニル)-1H-ピロール-3-イル]-2-[(E)-2-(2-キノリニル)エテニル]-1,3-チアゾール-4-カルボキシアミド;
(xiii) 1-メチル-N-[1-メチル-5-({[2-(4-モルホリニル)エチル]アミノ}カルボニル)-1H-ピロール-3-イル]-4-({4-[(E)-2-(2-ナフチル)エテニル]ベンゾイル}アミノ)-1H-ピロール-2-カルボキシアミド;
(xiv) 4-[(4-{(E)-2-[2-(1H-1,2,3-ベンゾトリアゾール-1-イルオキシ)-3-キノリニル]エテニル}ベンゾイル)アミノ]-1-メチル-N-[1-メチル-5-({[2-(4-モルホリニル)エチル]アミノ}カルボニル)-1H-ピロール-3-イル]-1H-ピロール-2-カルボキシアミド;
(xv) 1-メチル-N-[1-メチル-5-({[2-(4-モルホリニル)エチル]アミノ}カルボニル)-1H-ピロール-3-イル]-4-({4-[(E)-2-(2-キノリニル)エテニル]ベンゾイル}アミノ)-1H-ピロール-2-カルボキシアミド;
(xvi) 5-イソペンチル-2-({[1-メチル-4-({4-[(E)-2-(3-キノリニル)エテニル]ベンゾイル}アミノ)-1H-ピロール-2-イル]カルボニル}アミノ)-N-[2-(4-モルホルミル)エチル]-1,3-チアゾール-4-カルボキシアミド;
(xvii) 2-({[4-({4-[(E)-2-(2-クロロ-3-キノリニル)エテニル]ベンゾイル}アミノ)-1-メチル-1H-ピロール-2-イル]カルボニル}アミノ)-5-イソペンチル-N-[2-(4-モルホリニル)エチル]-1,3-チアゾール-4-カルボキシアミド;
(xviii) 2-[({4-[(4-{(E)-2-[2-(1H-1,2,3-ベンゾトリアゾール-1-イルオキシ)-3-キノリニル]エテニル}ベンゾイル)アミノ]-1-メチル-1H-ピロール-2-イル}カルボニル)アミノ]-5-イソペンチル-N-[2-(4-ルノルホリニル)エチル]-1,3-チアゾール-4-カルボキシアミド;
(xix) 5-イソペンチル-2-({[1-メチル-4-({4-[(E)-2-(2-キノリニル)エテニル]ベンゾイル}アミノ)-1H-ピロール-2-イル]カルボニル}アミノ)-N-[2-(4-モルホリニル)エチル]-1,3-チアゾール-4-カルボキシアミド;
(xx) 5-イソペンチル-2-({[1-メチル-4-({4-[(E)-2-(2-ナフチル)エテニル]ベンゾイル}アミノ)-1H-ピロール-2-イル]カルボニル}アミノ)-N-[2-(4-モルホリニル)エチル]-1,3-チアゾール-4-カルボキシアミド;
(xxi) 5-イソペンチル-2-[({1-メチル-4-[({1-メチル-4-[(E)-2-(4-ニトロフェニル)エテニル]-1H-ピロール-2-イル}カルボニル)アミノ]-1H-ピロール-2-イル}カルボニル)アミノ]-N-[2-(4-モルホリニル)エチル]-1,3-チアゾール-4-カルボキシアミド;
(xxii) 6-[(E)-2-(4-メトキシフェニル)エテニル]-N-[1-メチル-5-({[1-メチル-5-({[2-(4-モルホリニル)エチル]アミノ}カルボニル)-1H-ピロール-3-イル]アミノ}カルボニル)-1H-ピロール-3-イル]ニコチンアミド;
(xxiii) 2-[(E)-2-(4-メトキシフェニル)エテニル]-N-[1-メチル-5-({[1-メチル-5-({[2-(4-モルホリニル)エチル]アミノ}カルボニル)-1H-ピロール-3-イル]アミノ}カルボニル)-1H-ピロール-3-イル]-6-キノリンカルボキシアミド;
(xxiv) N-[1-メチル-5-({[1-メチル-5-({[2-(4-モルホリニル)エチル]アミノ}カルボニル)-1H-ピロール-3-イル]アミノ}カルボニル)-1H-ピロール-3-イル]-2-{(E)-2-[4-(メチルスルファニル)フェニル]エテニル}-6-キノリンカルボキシアミド;
(xxv) N-[1-メチル-5-({[1-メチル-5-({[2-(4-モルホリニル)エチル]アミノ}カルボニル)-1H-ピロール-3-イル]アミノ}カルボニル)-1H-ピロール-3-イル]-6-{(E)-2-[4-(メチルスルファニル)フェニル]エテニル}ニコチンアミド,
またはそれらの薬剤として許容しうる誘導体
である、請求項1から14のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項16】
請求項1から15のいずれか一項に記載の化合物を、薬剤として許容される補助剤、希釈剤または担体と混合された形で含む、薬剤製剤。
【請求項17】
請求項1から15のいずれか一項に記載の化合物を、薬剤として許容される補助剤、希釈剤または担体と混合された形で含む、その進展をDNA複製に依存している疾患を治療する際に使用するための薬剤製剤。
【請求項18】
医薬品として使用するための、請求項1から15のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項19】
その進展をDNA複製に依存している疾患を治療する際に使用するための、請求項1から15のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項20】
その進展をDNA複製に依存している疾患を治療する際に使用するための薬剤を製造するための活性成分としての、請求項1から15のいずれか一項に記載の化合物の使用。
【請求項21】
疾患を患っている人に、請求項1から15のいずれか一項に記載の化合物の治療的有効量を投与することを含む、その進展をDNA複製に依存している疾患を治療する方法。
【請求項22】
ウイルス、細菌、真菌または他の微生物感染を治療する方法であって、ウイルス、細菌、真菌または他の微生物病原体が、それぞれDNA複製を阻害することによって作用するのではない1種または複数の抗ウイルス、抗菌、抗真菌または他の抗微生物剤に対して耐性があり、感染を有する人に、請求項1から15のいずれか一項に記載の化合物の治療的有効量を投与することを含む方法。
【請求項23】
疾患を患っている人に、請求項1から15のいずれか一項に記載の化合物の治療的有効量を、前記の疾患を治療する際に有効であることが知られている1種または複数の他の薬剤と組み合わせて投与することを含む、その進展をDNA複製に依存している疾患を治療する方法。
【請求項24】
成分:
(A)請求項1から15のいずれか一項に記載の化合物を含む製剤;および
(B)その進展をDNA複製に依存している疾患を治療する際に有効であることが知られている1種または複数の他の化学薬剤を含む製剤
を含む組合せ製品。
【請求項25】
成分(A)および(B)のそれぞれが、薬剤として許容される補助剤、希釈剤または担体と混合された形で処方されている、請求項24に記載の組合せ製品。
【請求項26】
(A)および(B)が、別々の成分として提供されている、請求項24または25に記載の組合せ製品。
【請求項27】
(A)および(B)が、単一の製剤として提供されている、請求項24または25に記載の組合せ製品。
【請求項28】
請求項1から15のいずれか一項に記載の化合物の阻害量と、DNAとを接触させることを含む、DNA複製を阻害する方法。
【請求項29】
サンプル中のdsDNAを検出する方法であって、請求項1から15のいずれか一項に記載の化合物を前記サンプルと接触させる工程、前記サンプルと接触している前記化合物の蛍光を、単離した前記化合物の蛍光と比較する工程を含み、蛍光の変化がサンプル中にDNAが存在することを示す方法。
【請求項30】
(a) 式III
【化5】

[前記式中、Qc、DおよびAは請求項1で定義されたものであり、cは以下で定義される]
の化合物と、式IV
【化6】

[前記式中、L1は脱離基を表し、cおよびdは両方とも0から4の整数を表し、これらcおよびdの合計は1から4であり、R1、R11、R12およびQaからQcは請求項1で定義されたものである]
の化合物との反応、
(b) 式Va
【化7】

[前記式中、R15はアリール(この後者の基は、ハロ、シアノ、ニトロ、C1〜C4アルキルおよびC1〜C4アルコキシから選択される1個または複数の置換基で場合により置換されている)を表し、R11、R12、Qaおよびアリールは請求項1で定義されたものである]
の化合物と、式VI
【化8】

[前記式中、A、a、D、R12、QbおよびQcは請求項1で定義されたものである]
の化合物の反応、
(c) 式Vb
【化9】

[前記式中、R16はC1〜C6アルキルを表し、R1、R11およびQaは、請求項1で定義されたものである]
の化合物と、適切な塩基の反応に続く、上記で定義された式VIの化合物との反応、
(d) 式VIIa
【化10】

[前記式中、R12、Qb、Qc、a、AおよびDは請求項1で定義されたものであり、R15は上記で定義されたものである]
の化合物と、式VIII
【化11】

[前記式中、R1、R11およびQaは請求項1で定義されたものである]
の化合物との反応;あるいは
(e) 式VIIb
【化12】

[前記式中、R12、Qb、Qc、a、AおよびDは請求項1で定義されたものであり、R16は上記(c)で定義されたものである]
の化合物と、適切な塩基の反応に続く、上記で定義された式VIIIの化合物との反応
を含む、請求項1に記載の式Iの化合物を調製する方法。

【公表番号】特表2010−505757(P2010−505757A)
【公表日】平成22年2月25日(2010.2.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−529767(P2009−529767)
【出願日】平成19年9月28日(2007.9.28)
【国際出願番号】PCT/GB2007/003698
【国際公開番号】WO2008/038018
【国際公開日】平成20年4月3日(2008.4.3)
【出願人】(504242663)ユニヴァーシティー・オブ・ストラスクライド (4)
【Fターム(参考)】