核輸送調節剤およびその使用
本発明は、一般に、核輸送調節剤、例えば、CRM1阻害剤の分野に関し、より特定的には、新規な置換された複素環アゾール化合物、これら化合物のおよびその医薬組成物の合成ならびに、例えば、癌および他の腫瘍性疾患、炎症性疾患、心筋症、肺線維症、肝線維症、糸球体腎炎、および他の腎障害を含む、異常な組織増殖の疾患および線維症の治療などの、CRM1活性に関連する生理的状態の治療、改善および/または予防における使用、ならびに(急性および慢性の両方の)ウイルス感染の治療のための使用に関する。
Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298
【特許請求の範囲】
【請求項1】
式I’:
【化1】
(式中:
各
【化2】
が、独立して、二重結合または単結合であり、ただし、2つの隣接する二重結合が存在せず;
n=1または2であり;
m=0、1であり、
原子価が許容する場合、X1’、X2’、X3’およびX4’のそれぞれが、独立して、N、N(R2’)、O、S、およびC(R2’)から選択され、X1’、X2’、X3’およびX4’のうちの少なくとも1つが、NまたはN(R2’)のいずれかであり;
A’が、フェニル、8〜10員の二環式アリール環、窒素、酸素、または硫黄から独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を有する5〜6員の単環式ヘテロアリール環、または窒素、酸素、または硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する8〜10員の二環式ヘテロアリール環であり、ここで、A’が、1つ以上のR1’置換基で任意に置換され;
各R1’が、独立して、ハロゲン(F、Cl、Br、I)、−NO2、−CN、−ORa、−SRa、−N(Ra)2、−N3、または−L1−Rの群から選択され;
各R2’が、独立して、−H、
【化3】
、ハロゲン(F、Cl、Br、I)、−NO2、−CN、−ORa、−SRa、−N(Ra)2、−N3、または−L1−Rから選択され;
各WG’が、独立して、−H、−F、−CF3、−NO2、−CN、−C(O)R3’、−C(O)OR3’、−S(O)R3’、−SO2R3’、−C(O)N(R3’)2および−C(NOR3’)R4’からなる群から選択され;
各R3’およびR4’が、独立して、−L1−Rであり;
各Rが、独立して、任意に置換されるC1〜8アルキル、C2〜8アルケニル、C2〜8アルキニル、ハロアルキル、フェニル、3〜7員の飽和または部分的に不飽和のシクロアルキル環、8〜10員の二環式の飽和、部分的に不飽和のまたはアリール炭素環、窒素、酸素、または硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する4〜7員の飽和または部分的に不飽和のヘテロシクロアルキル環;窒素、酸素、または硫黄から独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を有する5〜6員の単環式ヘテロアリール環;または窒素、酸素、または硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する8〜10員の二環式ヘテロアリール環であり;または:
同じ窒素上の2つのRが、それらの介在原子と一緒になって、窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を有する4〜7員の複素環を形成し、
L1が、共有結合または任意に置換される二価C1〜6炭化水素鎖であり、ここで、L1の1つ以上のメチレン単位が、任意にかつ独立して、−Cy−、−O−、−S−、−N(Ra)−、−C(O)−、−C(S)−、−C(O)N(Ra)−、−N(Ra)C(O)N(Ra)−、−N(Ra)C(O)−、−N(Ra)C(O)O−、−OC(O)N(Ra)−、−S(O)−、−S(O)2−、−S(O)2N(Ra)−、−N(Ra)S(O)2−、−OC(O)−または−C(O)O−で置換され;
−Cy−が、3〜7員の飽和または部分的に不飽和のシクロアルキレン環、窒素、酸素、または硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する4〜7員の飽和または部分的に不飽和のヘテロシクロアルキレン環、フェニレン、窒素、酸素、または硫黄から独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を有する5〜6員の単環式ヘテロアリーレン、8〜10員の二環式アリーレン、または窒素、酸素、または硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する8〜10員の二環式ヘテロアリーレンから選択される任意に置換される二価環であり;
各Raが、独立して、−H、−Rまたは−C(O)Rであり;
ただし、化合物が、Van Neck et al.Bioorgan.Med.Chem.16(2008)9487−9497に開示されるものではない)
の化合物またはその薬学的に許容できる塩。
【請求項2】
式II’:
【化4】
で表される、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容できる塩。
【請求項3】
A’が、1つ以上のR1’置換基で任意に置換されるフェニルである、請求項2に記載の化合物。
【請求項4】
A’が、メタ位においてR1で置換されるフェニルであり、各WG’が、独立して、−CO2Et、−CO2CH(CH3)2、−CO2C(CH3)3または−CO2Phである、請求項3に記載の化合物。
【請求項5】
式III’またはIV’:
【化5】
で表される、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容できる塩。
【請求項6】
WG’が:
−CO2Et、−CO2CH(CH3)2、−CO2C(CH3)3、CONH−フェニル、
【化6】
から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項7】
R1が−Clである、請求項4に記載の化合物。
【請求項8】
WGがCO2CH(CH3)2である、請求項7に記載の化合物。
【請求項9】
一方のWG’が水素であり、他方のWG’が、−CO2Et、−CO2CH(CH3)2、−CO2C(CH3)3、CONH−フェニル、
【化7】
である、請求項2に記載の化合物。
【請求項10】
式V’またはVI’:
【化8】
で表される、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容できる塩。
【請求項11】
以下のもの:
【表1】
【表2】
【表3】
【表4】
【表5】
【表6】
【表7】
【表8】
【表9】
【表10】
【表11】
【表12】
【表13】
【表14】
【表15】
【表16】
【表17】
【表18】
【表19】
【表20】
【表21】
からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容できる塩。
【請求項12】
式I’の化合物またはその薬学的に許容できる塩と、薬学的に許容できる担体、補助剤、または媒体とを含む組成物であって:
【化9】
式中:
各
【化10】
が、独立して、二重結合または単結合であり、ただし、2つの隣接する二重結合が存在せず;
n=1または2であり;
m=0、1であり、
原子価が許容する場合、X1’、X2’、X3’およびX4’のそれぞれが、独立して、N、N(R2’)、O、S、およびC(R2’)から選択され、X1’、X2’、X3’およびX4’のうちの少なくとも1つが、NまたはN(R2’)のいずれかであり;
A’が、フェニル、8〜10員の二環式アリール環、窒素、酸素、または硫黄から独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を有する5〜6員の単環式ヘテロアリール環、または窒素、酸素、または硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する8〜10員の二環式ヘテロアリール環であり、ここで、A’が、1つ以上のR1’置換基で任意に置換され;
各R1’が、独立して、ハロゲン(F、Cl、Br、I)、−NO2、−CN、−ORa、−SRa、−N(Ra)2、−N3、または−L1−Rの群から選択され;
各R2’が、独立して、−H、
【化11】
、ハロゲン(F、Cl、Br、I)、−NO2、−CN、−ORa、−SRa、−N(Ra)2、−N3、または−L1−Rから選択され;
各WG’が、独立して、−H、−F、−CF3、−NO2、−CN、−C(O)R3’、−C(O)OR3’、−S(O)R3’、−SO2R3’、−C(O)N(R3’)2および−C(NOR3’)R4’からなる群から選択され;
各R3’およびR4’が、独立して、−L1−Rであり;
各Rが、独立して、任意に置換されるC1〜8アルキル、C2〜8アルケニル、C2〜8アルキニル、ハロアルキル、フェニル、3〜7員の飽和または部分的に不飽和のシクロアルキル環、8〜10員の二環式の飽和、部分的に不飽和のまたはアリール炭素環、窒素、酸素、または硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する4〜7員の飽和または部分的に不飽和のヘテロシクロアルキル環;窒素、酸素、または硫黄から独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を有する5〜6員の単環式ヘテロアリール環;または窒素、酸素、または硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する8〜10員の二環式ヘテロアリール環であり;または:
同じ窒素上の2つのRが、それらの介在原子と一緒になって、窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を有する4〜7員の複素環を形成し、
L1が、共有結合または任意に置換される二価C1〜6炭化水素鎖であり、ここで、L1の1つ以上のメチレン単位が、任意にかつ独立して、−Cy−、−O−、−S−、−N(Ra)−、−C(O)−、−C(S)−、−C(O)N(Ra)−、−N(Ra)C(O)N(Ra)−、−N(Ra)C(O)−、−N(Ra)C(O)O−、−OC(O)N(Ra)−、−S(O)−、−S(O)2−、−S(O)2N(Ra)−、−N(Ra)S(O)2−、−OC(O)−または−C(O)O−で置換され;
−Cy−が、3〜7員の飽和または部分的に不飽和のシクロアルキレン環、窒素、酸素、または硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する4〜7員の飽和または部分的に不飽和のヘテロシクロアルキレン環、フェニレン、窒素、酸素、または硫黄から独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を有する5〜6員の単環式ヘテロアリーレン、8〜10員の二環式アリーレン、または窒素、酸素、または硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する8〜10員の二環式ヘテロアリーレンから選択される任意に置換される二価環であり;
各Raが、独立して、−H、−Rまたは−C(O)Rである組成物。
【請求項13】
治療的に有効な量の請求項12に記載の組成物とCRM1を接触させる工程を含む、CRM1を調節する方法。
【請求項14】
CRM1に関連する疾患を治療、改善、および/または予防するための方法であって、治療的に有効な量の請求項12に記載の組成物を投与する工程を含む方法。
【請求項15】
前記疾患が、癌および他の腫瘍性疾患、炎症性疾患、心筋症、肺線維症、肝線維症、糸球体腎炎、および他の腎障害を含む、異常な組織増殖の疾患および線維症、および(急性および慢性の両方の)ウイルス感染から選択される、請求項14に記載の方法。
【請求項1】
式I’:
【化1】
(式中:
各
【化2】
が、独立して、二重結合または単結合であり、ただし、2つの隣接する二重結合が存在せず;
n=1または2であり;
m=0、1であり、
原子価が許容する場合、X1’、X2’、X3’およびX4’のそれぞれが、独立して、N、N(R2’)、O、S、およびC(R2’)から選択され、X1’、X2’、X3’およびX4’のうちの少なくとも1つが、NまたはN(R2’)のいずれかであり;
A’が、フェニル、8〜10員の二環式アリール環、窒素、酸素、または硫黄から独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を有する5〜6員の単環式ヘテロアリール環、または窒素、酸素、または硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する8〜10員の二環式ヘテロアリール環であり、ここで、A’が、1つ以上のR1’置換基で任意に置換され;
各R1’が、独立して、ハロゲン(F、Cl、Br、I)、−NO2、−CN、−ORa、−SRa、−N(Ra)2、−N3、または−L1−Rの群から選択され;
各R2’が、独立して、−H、
【化3】
、ハロゲン(F、Cl、Br、I)、−NO2、−CN、−ORa、−SRa、−N(Ra)2、−N3、または−L1−Rから選択され;
各WG’が、独立して、−H、−F、−CF3、−NO2、−CN、−C(O)R3’、−C(O)OR3’、−S(O)R3’、−SO2R3’、−C(O)N(R3’)2および−C(NOR3’)R4’からなる群から選択され;
各R3’およびR4’が、独立して、−L1−Rであり;
各Rが、独立して、任意に置換されるC1〜8アルキル、C2〜8アルケニル、C2〜8アルキニル、ハロアルキル、フェニル、3〜7員の飽和または部分的に不飽和のシクロアルキル環、8〜10員の二環式の飽和、部分的に不飽和のまたはアリール炭素環、窒素、酸素、または硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する4〜7員の飽和または部分的に不飽和のヘテロシクロアルキル環;窒素、酸素、または硫黄から独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を有する5〜6員の単環式ヘテロアリール環;または窒素、酸素、または硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する8〜10員の二環式ヘテロアリール環であり;または:
同じ窒素上の2つのRが、それらの介在原子と一緒になって、窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を有する4〜7員の複素環を形成し、
L1が、共有結合または任意に置換される二価C1〜6炭化水素鎖であり、ここで、L1の1つ以上のメチレン単位が、任意にかつ独立して、−Cy−、−O−、−S−、−N(Ra)−、−C(O)−、−C(S)−、−C(O)N(Ra)−、−N(Ra)C(O)N(Ra)−、−N(Ra)C(O)−、−N(Ra)C(O)O−、−OC(O)N(Ra)−、−S(O)−、−S(O)2−、−S(O)2N(Ra)−、−N(Ra)S(O)2−、−OC(O)−または−C(O)O−で置換され;
−Cy−が、3〜7員の飽和または部分的に不飽和のシクロアルキレン環、窒素、酸素、または硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する4〜7員の飽和または部分的に不飽和のヘテロシクロアルキレン環、フェニレン、窒素、酸素、または硫黄から独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を有する5〜6員の単環式ヘテロアリーレン、8〜10員の二環式アリーレン、または窒素、酸素、または硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する8〜10員の二環式ヘテロアリーレンから選択される任意に置換される二価環であり;
各Raが、独立して、−H、−Rまたは−C(O)Rであり;
ただし、化合物が、Van Neck et al.Bioorgan.Med.Chem.16(2008)9487−9497に開示されるものではない)
の化合物またはその薬学的に許容できる塩。
【請求項2】
式II’:
【化4】
で表される、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容できる塩。
【請求項3】
A’が、1つ以上のR1’置換基で任意に置換されるフェニルである、請求項2に記載の化合物。
【請求項4】
A’が、メタ位においてR1で置換されるフェニルであり、各WG’が、独立して、−CO2Et、−CO2CH(CH3)2、−CO2C(CH3)3または−CO2Phである、請求項3に記載の化合物。
【請求項5】
式III’またはIV’:
【化5】
で表される、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容できる塩。
【請求項6】
WG’が:
−CO2Et、−CO2CH(CH3)2、−CO2C(CH3)3、CONH−フェニル、
【化6】
から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項7】
R1が−Clである、請求項4に記載の化合物。
【請求項8】
WGがCO2CH(CH3)2である、請求項7に記載の化合物。
【請求項9】
一方のWG’が水素であり、他方のWG’が、−CO2Et、−CO2CH(CH3)2、−CO2C(CH3)3、CONH−フェニル、
【化7】
である、請求項2に記載の化合物。
【請求項10】
式V’またはVI’:
【化8】
で表される、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容できる塩。
【請求項11】
以下のもの:
【表1】
【表2】
【表3】
【表4】
【表5】
【表6】
【表7】
【表8】
【表9】
【表10】
【表11】
【表12】
【表13】
【表14】
【表15】
【表16】
【表17】
【表18】
【表19】
【表20】
【表21】
からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容できる塩。
【請求項12】
式I’の化合物またはその薬学的に許容できる塩と、薬学的に許容できる担体、補助剤、または媒体とを含む組成物であって:
【化9】
式中:
各
【化10】
が、独立して、二重結合または単結合であり、ただし、2つの隣接する二重結合が存在せず;
n=1または2であり;
m=0、1であり、
原子価が許容する場合、X1’、X2’、X3’およびX4’のそれぞれが、独立して、N、N(R2’)、O、S、およびC(R2’)から選択され、X1’、X2’、X3’およびX4’のうちの少なくとも1つが、NまたはN(R2’)のいずれかであり;
A’が、フェニル、8〜10員の二環式アリール環、窒素、酸素、または硫黄から独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を有する5〜6員の単環式ヘテロアリール環、または窒素、酸素、または硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する8〜10員の二環式ヘテロアリール環であり、ここで、A’が、1つ以上のR1’置換基で任意に置換され;
各R1’が、独立して、ハロゲン(F、Cl、Br、I)、−NO2、−CN、−ORa、−SRa、−N(Ra)2、−N3、または−L1−Rの群から選択され;
各R2’が、独立して、−H、
【化11】
、ハロゲン(F、Cl、Br、I)、−NO2、−CN、−ORa、−SRa、−N(Ra)2、−N3、または−L1−Rから選択され;
各WG’が、独立して、−H、−F、−CF3、−NO2、−CN、−C(O)R3’、−C(O)OR3’、−S(O)R3’、−SO2R3’、−C(O)N(R3’)2および−C(NOR3’)R4’からなる群から選択され;
各R3’およびR4’が、独立して、−L1−Rであり;
各Rが、独立して、任意に置換されるC1〜8アルキル、C2〜8アルケニル、C2〜8アルキニル、ハロアルキル、フェニル、3〜7員の飽和または部分的に不飽和のシクロアルキル環、8〜10員の二環式の飽和、部分的に不飽和のまたはアリール炭素環、窒素、酸素、または硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する4〜7員の飽和または部分的に不飽和のヘテロシクロアルキル環;窒素、酸素、または硫黄から独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を有する5〜6員の単環式ヘテロアリール環;または窒素、酸素、または硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する8〜10員の二環式ヘテロアリール環であり;または:
同じ窒素上の2つのRが、それらの介在原子と一緒になって、窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を有する4〜7員の複素環を形成し、
L1が、共有結合または任意に置換される二価C1〜6炭化水素鎖であり、ここで、L1の1つ以上のメチレン単位が、任意にかつ独立して、−Cy−、−O−、−S−、−N(Ra)−、−C(O)−、−C(S)−、−C(O)N(Ra)−、−N(Ra)C(O)N(Ra)−、−N(Ra)C(O)−、−N(Ra)C(O)O−、−OC(O)N(Ra)−、−S(O)−、−S(O)2−、−S(O)2N(Ra)−、−N(Ra)S(O)2−、−OC(O)−または−C(O)O−で置換され;
−Cy−が、3〜7員の飽和または部分的に不飽和のシクロアルキレン環、窒素、酸素、または硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する4〜7員の飽和または部分的に不飽和のヘテロシクロアルキレン環、フェニレン、窒素、酸素、または硫黄から独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を有する5〜6員の単環式ヘテロアリーレン、8〜10員の二環式アリーレン、または窒素、酸素、または硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する8〜10員の二環式ヘテロアリーレンから選択される任意に置換される二価環であり;
各Raが、独立して、−H、−Rまたは−C(O)Rである組成物。
【請求項13】
治療的に有効な量の請求項12に記載の組成物とCRM1を接触させる工程を含む、CRM1を調節する方法。
【請求項14】
CRM1に関連する疾患を治療、改善、および/または予防するための方法であって、治療的に有効な量の請求項12に記載の組成物を投与する工程を含む方法。
【請求項15】
前記疾患が、癌および他の腫瘍性疾患、炎症性疾患、心筋症、肺線維症、肝線維症、糸球体腎炎、および他の腎障害を含む、異常な組織増殖の疾患および線維症、および(急性および慢性の両方の)ウイルス感染から選択される、請求項14に記載の方法。
【図1】
【図2−1】
【図2−2】
【図3】
【図4−1】
【図4−2】
【図5】
【図2−1】
【図2−2】
【図3】
【図4−1】
【図4−2】
【図5】
【公表番号】特表2013−521312(P2013−521312A)
【公表日】平成25年6月10日(2013.6.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−556283(P2012−556283)
【出願日】平成23年3月5日(2011.3.5)
【国際出願番号】PCT/US2011/027328
【国際公開番号】WO2011/109799
【国際公開日】平成23年9月9日(2011.9.9)
【出願人】(512228462)カリオファーム セラピューティクス,インコーポレイテッド (1)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成25年6月10日(2013.6.10)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年3月5日(2011.3.5)
【国際出願番号】PCT/US2011/027328
【国際公開番号】WO2011/109799
【国際公開日】平成23年9月9日(2011.9.9)
【出願人】(512228462)カリオファーム セラピューティクス,インコーポレイテッド (1)
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]