説明

液滴分析システム

【課題】プリントヘッドから吐出される液体材料の液滴を確実に撮像する。
【解決手段】液滴分析/液滴検査システムは、実際の圧電マイクロデポジションシステムの動作をエミュレートするために、分析の間、複数のプリントヘッドが静止したままであることを可能にする。システムは、個々のノズル噴出口の正確な調整を提供し、且つ、液滴分析/液滴検査と並行して、基板を載置及び位置合わせすることを可能にする。液滴分析/液滴検査システムは、ステージの動きを指示する動きコントローラと、基板上に被着されるべき流体材料の液滴を選択的に噴出するようにプリントヘッドを制御するプリントヘッドコントローラと、プリントヘッドに対して移動するために、ステージによって支持されるカメラとを有する。カメラは、モーションコントローラからの信号を受信して、カメラの露光を開始し、プリントヘッドによって噴出される流体材料の液滴の画像を撮像する。発光デバイスが、カメラの露光中、カメラからの信号を受信して、液体の液滴を含む領域に光を供給するストロボコントローラを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、液滴分析システムに関し、より詳細には、圧電マイクロデポジション装置と共に使用するための改良された液滴分析システムに関する。
【0002】
[関連出願の相互参照]
本願は、2005年4月25日付けで出願された米国仮特許出願第60/674,584号、同第60/674,585号、同第60/674,588号、同第60/674,589号、同第60/674,590号、同第60/674,591号、及び同第60/674,592号の利益を主張するものである。上記出願の開示は、参照により本明細書に援用される。
【背景技術】
【0003】
本章での記述は、単に本開示に関する背景情報を提供するに過ぎず、先行技術を構成するものではない。
【0004】
電気プリントシステムは通常、基板等の被加工物上に流体材料を選択的に堆積させる一連のプリントヘッドを有する。プリントヘッド及び/又は基板は、所定の構成を有する基板の表面上に流体材料のパターンを形成するために、相対的に移動可能である。こうしたシステムの1つは、圧電マイクロデポジションシステム(PMD)であり、PMDシステムは、PMDシステムのプリントヘッドに対応する圧電素子に選択的に電流を印加することによって、流体材料を基板の表面上に堆積させる。
【0005】
従来のPMDシステムは、各プリントヘッドから堆積される液体材料が、所定の形状及び/又は体積を有することを確実にするための、PMDシステムのそれぞれのプリントヘッドに対応する液滴分析システムを有することがある。各プリントヘッドから堆積される流体材料の形状及び体積を制御することにより、基板の表面上に形成される流体材料のパターンが制御される。
【特許文献1】特開平11−342603号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従来の液滴分析システムは、PMDシステムのプリントヘッドと、対応する液滴分析システムの据え付けハードウェアとの間に十分な間隙を提供するために、通常、流体材料の液滴位置から約30ミリメートル〜120ミリメートルに位置する、直径が大きいレンズ及び照明装置を有する。したがって、従来の液滴分析システムは扱いにくく、PMDシステムに対して適切に配置することが難しい。
【0007】
通常、液滴分析システムは、液滴がPMDシステムのプリントヘッドから吐出されると、それらを照明するために協調する発光デバイス(LED)及び拡散スクリーンを使用する。LEDからの光と、プリントヘッドからの液滴の相互作用が、液滴の輪郭を照明し、この輪郭をカメラによって撮像することができる。従来のシステムは通常、カメラが高コントラストの画像を撮像するのに十分な液滴の照明を実現するために、LEDからの長い光パルス(すなわち、2USEC〜5USEC)を必要とする。液滴は各プリントヘッドから速い吐出速度(最高8メートル/秒)で放出されるため、LEDの長い光パルスは、液滴の「ぼけ」をもたらすことがある。例えば、2USECのパルスは、カメラによって撮像された液滴の画像を、16ミクロン(液滴自体の大きさのほぼ50パーセント)ぼけさせることがある。このようなぼけは、液滴の真の面積及び直径を著しく不明確にし、1つの液滴の読み取りが5パーセント程度も変化することになる。従来のシステムは、液滴の体積を測定する際には1パーセントの精度を実現することができるが、このような正確な読み取りは、多数の画像サンプルを取得することによってしか実現することができず、それにより液滴分析システムの複雑性が増し、費用が高くなる。
【課題を解決するための手段】
【0008】
液滴分析/液滴検査システムは、実際の圧電マイクロデポジションシステムの動作をエミュレートするために、分析の間、複数のプリントヘッドを静止したままにすることを可能にする。システムは、個々のノズル吐出口の正確な調整を提供し、且つ、液滴分析/液滴検査と並行して、基板をロード及び位置合わせすることを可能にする。液滴分析/液滴検査システムは、ステージの動きを指示するモーションコントローラと、基板上に堆積されるべき流体材料の液滴を選択的に吐出するようにプリントヘッドを制御するプリントヘッドコントローラと、プリントヘッドに対して移動するために、ステージによって支持されるカメラとを有する。カメラは、モーションコントローラからの信号を受信して、カメラの露光を開始し、プリントヘッドによって吐出される流体材料の液滴の画像を撮像する。発光デバイスが、カメラの露光中、カメラからの信号を受信して、液体の液滴を含む領域に光を供給するストロボコントローラを有する。
【0009】
さらなる利用可能性のある領域が、本明細書において提供される説明から明らかになるであろう。本説明及び特定の例は、例示の目的のみを意図しており、本開示の範囲を限定することは意図していないことを理解されたい。
【0010】
本明細書に記載される図面は、例示のみを目的としており、決して本開示の範囲を限定することを意図するものではない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下の説明は、本質的に単なる例示に過ぎず、本開示、用途又は使用を限定することを意図していない。図面を通して、対応する参照符号は、同様の又は対応する部品及び特徴を示していることを理解されたい。
【0012】
図1〜図3を参照すると、圧電マイクロデポジション(PMD)システム10が提供される。PMDシステム10は、液滴検査分析及び液滴分析を実行することができる液滴撮像システム12を有する。液滴撮像システム12は、少なくとも1つのプリントヘッド17から吐出される流体材料の画像を撮像するために、、PMDシステム10の一連のプリントヘッド17に対応して、X/Y/Zステージ15によって支持される液滴像撮像モジュール14を有する。
【0013】
本明細書において説明されるように、PMDシステム10は、ユーザが定義したコンピュータ実行可能な命令に従って、基板25等の被加工物上に流体材料を堆積させる。用語「コンピュータ実行可能な命令」は、本明細書において「プログラムモジュール」又は「モジュール」とも呼ばれ、概して、限定はしないが、PMD工程を実施するのに必要なコンピュータ数値制御を実行するための、ルーチン、プログラム、オブジェクト、コンポーネント、データ構造等、又は、特定の抽象データ型を実施するもの若しくは特定のタスクを実行するものを含む。プログラムモジュールは、限定はしないが、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROM若しくは他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置若しくは他の磁気記憶デバイス、又は命令若しくはデータ構造を記憶することができ、且つ汎用コンピュータ若しくは専用コンピュータによってアクセスすることができる任意の他の媒体を含む、任意のコンピュータ可読媒体に記憶されてもよい。
【0014】
本明細書において定義する場合、用語「流体製造材料」及び「流体材料」は、低粘度の形態を想定することができ、且つ堆積される(例えば、微細構造を形成するためにPMDシステム10のプリントヘッド17から基板25上に堆積される)のに適した、いかなる材料をも含むように広く解釈される。流体製造材料は、限定はしないが、ポリマー発光ダイオードディスプレイデバイス(PLED、及びPolyLED)を形成するのに用いることができる発光ポリマー(LEP)を含んでもよい。流体製造材料はまた、プラスチック、金属、蝋、はんだ、はんだペースト、生物医学製品、酸、フォトレジスト、溶剤、接着剤、及びエポキシを含んでもよい。用語「流体製造材料」は、本明細書において「流体材料」と交換可能に言及される。
【0015】
本明細書において定義する場合、用語「堆積(deposition)」は概して、流体材料の個々の小液滴を基板上に堆積させる工程を指す。用語「放出する」、「吐出する」、「パターニングする」、及び「堆積させる」は、本明細書において、例えばPMDシステム10のプリントヘッド17からの流体材料の堆積を特に指して交換可能に使用される。用語「小液滴」及び「液滴」もまた、交換可能に使用される。
【0016】
本明細書において定義する場合、用語「基板」は、圧電マイクロデポジション工程等の製造工程中に流体材料を受けるのに適した表面を有するいかなる被加工物又は材料をも含むように広く解釈される。基板は、限定はしないが、ガラス板、ピペットシリコンウェーハ、セラミックタイル、硬質プラスチック及び軟質プラスチック並びに金属のシート及びロールを含む。いくつかの実施形態では、堆積された流体材料が、製造工程中(例えば3次元微細構造を形成する際等)に流体材料を受けるのに適した表面を有する基板を形成することがある。
【0017】
本明細書において定義する場合、用語「微細構造」は概して、高度な精密さで形成され、基板25上に適合する大きさにされた構造を指す。種々の基板の大きさは様々であり得るため、用語「微細構造」は特定の大きさに限定されるように解釈されるべきではなく、用語「構造」と交換可能に使用することができる。微細構造は、流体材料の単一の小液滴、小液滴の任意の組み合わせ、又は、2次元層、3次元構造体、及び任意の他の所望の構造等の、小液滴(複数可)を基板25上に堆積させることにより形成される任意の構造を含んでもよい。
【0018】
図3を参照すると、液滴像撮像モジュール14は、カメラ16と、結像レンズ18と、ミラー22、22aと、プリズム24とを有する。液滴像撮像モジュール14は、発光デバイス(LED)28を有する照明システム19と、LEDストロボコントローラ26と、少なくとも1つの集光レンズ30とをさらに有する。
【0019】
ミラー22、22aとプリズム24とは協調して、概してLED28とレンズ18との間で、光路32(潜望鏡の光路に類似した形態で、点鎖線によって表される)を折り曲げる。ミラー22、22a及びプリズム24は、LED28からの光が、レンズ18及びカメラ16によって受光される前に視野21を通過するように、光路32を折り曲げる。具体的には、プリズム24は、ミラー22、22aと共に「潜望鏡」として機能し、協調して光路32をレンズ18及びカメラ16へとさらに誘導する。プリズム24は、プリズム24をX/Y/Zステージ15上に実装しやすくするために、小さい上端部分50を有してもよい。
【0020】
視野21は、PMDシステム10のプリントヘッド17から吐出された液体材料が視野21を通過し、それによりLED28によって照明されるように、PMDシステム10のプリントヘッド17に対して配置される。視野21は、第1の方向においておよそ0.6ミリメートル〜1.5ミリメートルであり、第2の方向においておよそ0.6ミリメートル〜1.5ミリメートルである。例えば、視野21はX軸方向におよそ0.9ミリメートル、且つY軸方向におよそ1.1ミリメートル延びていてもよい。X軸方向は概して、Y軸方向に対して垂直であり得る。
【0021】
一対のミラー22、22a及び1つのプリズム24が開示されるが、光路32が適切に曲げられ、LED28からの光がレンズ18およびカメラ16に達する前に視野21を通過するのならば、ミラー22、22aのうちの少なくとも1つはプリズムと置き換えることができ、プリズム24はミラーと置き換えることができる。ミラー及びプリズムの特定の構成は2つのミラー及び1つのプリズムに限定されず、LED28からの光を、視野21を通して最終的にレンズ18及びカメラ16へと適切に誘導する、ミラー及びプリズムの任意の組み合わせであってもよい。
【0022】
カメラ16は、60フレーム/秒でおよそ640×480の分解能、及び240フレーム/秒でおよそ640×100の低減した分解能の両方で動作することができる市販の固体カメラであってもよい。カメラ16のイメージセンサ(図示せず)には、CCD、CMOS、又はCID等の任意の適した技術が組み込まれてもよい。カメラ16は、外部トリガ信号を受けて、直接か又は互換性のあるフレーム取り込み器を通じて、画像の取得を開始することができる。カメラ16又はそのフレーム取り込み器もまた、必要であれば、カメラ16がそのイメージセンサを露出させているときに、LEDストロボコントローラ26にトリガ信号を提供して、LED28をトリガすることができる。好適なカメラの一例は、IEEE 1394インタフェースを有し、したがってフレーム取り込み器が必要ない、Allied Vision社製の型番F033Bである。カメラ16は、大多数のCMOSイメージセンサよりも感度が高く、固定パターンノイズが低いCCDセンサをさらに有する。
【0023】
レンズ18は、従来のレンズであってもよく、視野21及びカメラ16の特定の構成に基づいて選択される。視野21及び特定のカメラが選択されるのに加えて、レンズ18も、分解能の必要性及び被写界深度の必要性のバランスをとるように、開口数(F値)に基づいて選択されるべきである。例えば、レンズ18は、Thales-Optem社製の型番B50及び型番FTM 350等の、無限遠補正対物レンズ及び結像レンズを有するアセンブリであってもよい。無限遠補正レンズ系を使用することにより、対物レンズ(すなわち、集光レンズ30)及び結像レンズ(すなわち、レンズ18)は、収差を大幅に増大させることなく、所定の距離だけ離間されることができる。集光レンズ30のレンズ18からの離間は、LED28からの光が視野21を通って最終的にレンズ18及びカメラ16へと誘導され得るように、ミラー22、22aとプリズム24とが協調することを通じて実現される。
【0024】
集光レンズ30をレンズ18から離間することにより、液滴像撮像モジュール14は小型の設計を維持することができる。ミラー22、22a及びプリズム24を使用することなしには、LED28をレンズ18に概ね近接させて配置する(図3)ことはできず、むしろ、視野21を透過されるLED28からの光がレンズ18によって受光され得るように、レンズ18に沿って配置しなければならないであろう。LED28とレンズ18とが視野21のような概ね同じ平面内に配置されるように、LED28をレンズ18に沿って配置することは、液滴像撮像モジュール14の全体のサイズを増大させ、したがって、PMDシステム10への液滴撮像システム12の設置の複雑性を増大させるであろう。
【0025】
視野21のサイズ及び配置は、液滴像撮像モジュール14が使用される特定の用途に基づいている。例えば、視野21のサイズは、水平方向に少なくとも0.8ミリメートル、及び垂直方向に約1.1ミリメートルになるように設計されてもよい。このような構成では、カメラ16は、プリントヘッド17から吐出される流体材料の液滴を垂直方向に走査するように方向付けられる。このような構成では、視野21における空間分解能はおよそ1.74pmlピクセルである。
【0026】
レンズの開口数(すなわち、Fストップ)は、空間分解能に見合う光学分解能、及び用途の必要性に見合う被写界深度をもたらすように選択される。被写界深度は、液体材料の液滴が視野21を通過するときに、プリントヘッド17によって吐出されたときの液体材料の液滴の垂直方向の経路から生じ得るずれによって定められる。例えば、被写界深度は108マイクロメートルの範囲を有する±54ミクロンであってもよいミクロン。好ましくは、被写界深度はおよそ20ミクロン〜80ミクロンである。
【0027】
上記の視野21及び被写界深度の範囲では、レンズ18は0.11の開口数(すなわち、Fストップ)を有し得る。レンズ18が0.11の開口数を有するように構成することにより、455nmの照明波長、2.51ミクロンの回折限界光学分解能、及び148ミクロンの範囲の幾何学的被写界深度がもたらされる。所望の分解能及び所望の被写界深度の範囲の両方を提供する開口数はないため、開口数の選択は、光学分解能と所望の被写界深度の範囲とのトレードオフになる傾向がある。
【0028】
照明システム19のLED28は、高出力の発光デバイスであり、拡散器23の後ろに配置されてもよい。LED28は、Lumiled Corporation社から市販されているLumiled Luxeon IIIであってもよい。より高い回折限界分解能を得るには、より短い波長を使用することが好ましいので、LED28は、455nmの主波長を有することが好ましい。拡散器23は、Reflexite Inc製材料で製造された、3.8度の広がり角を有する複製拡散器であってもよい。拡散器23は、LED28からの光を、最小限の光学的損失で均質化する。拡散器23は、照明錐のサイズを制限する絞り(図示せず)を有し、この絞りが、視野21がオーバーフィルされる度合いを制限する。
【0029】
PMDシステム10のプリントヘッド17からの液滴の照明は概して、集光背面照明で実行される。実質的に球形の液滴を照明するのに必要とされる角度の範囲が問題となるため、前方照明は好ましくない。照明システム19は背面照明を使用するため、ケーラー背面照明及びクリティカル背面照明が、液滴像撮像モジュール14及びPMDシステム10と共に使用するために許容可能な形態である。クリティカル背面照明はより単純なシステムを提供するのに対して、ケーラー背面照明は、より高い照明均質性及びより良好な光学効率を提供するため、クリティカル背面照明よりも好ましい。
【0030】
集光レンズ30は、拡散器23からの光を視野21上に投影するための、従来型の集光構成を有する一対のフレネルレンズを含んでもよい。補助的なガラスレンズ(図示せず)をフレネルレンズと共に使用して、照明均質性を高めてもよい。補助的なガラスレンズをフレネルレンズに追加して使用してもよいが、このような構成は必須であるわけではなく、液滴像撮像モジュール14及びPMDシステム10の構成に応じるものである。
【0031】
LEDストロボコントローラ26は、LED28に波形信号を供給することによってLED28を制御する。LEDストロボコントローラ26は、カメラ16からトリガ信号を受信し、振幅及び継続期間の両方が調整可能な電流波形(すなわち、信号又はパルス)を、エネルギー源としてLED28に供給する。例えば、LEDストロボコントローラ26は、特定の振幅及び継続期間で波形をLED28に提供することによるパルス幅変調を用いて、LED28を制御してもよい。振幅及び継続期間の調整は、トリムポット若しくはデジットスイッチ等で手動で設定してもよく、又は、例えばシリアル通信ポート(図3)等を介して遠隔でプログラムしてもよい。好ましくは、LEDストロボコントローラ26は、手動で(すなわち、トリムポット又はデジットスイッチを介して)設定することができ、且つ遠隔で(すなわち、シリアルコミュニケーションポートを介して)プログラムすることができる。
【0032】
カメラ16の露光は、LED28に供給される波形の振幅及び継続期間に基づいて制御されてもよい。好ましくは、LED28に供給される波形の継続期間は、できる限り短いが、依然として許容可能な露光をもたらす継続期間に低減される。例えば、およそ15Ampの振幅を有する、1マイクロ秒の波形の継続期間が使用されてもよい。プリントヘッド17から吐出される液滴は、最高8メートル/秒で移動するため、液滴は、1マイクロ秒の波形の間に、8マイクロメートル又は4.6ピクセル移動する。より短いパルスが望ましい場合、より振幅の大きいLEDの光波形、又は非常に低ノイズ性のカメラが必要である。
【0033】
前述のように、液滴像撮像モジュール14は、電動X/Y/Zステージ15上に設けられ、この電動X/Y/Zステージ15は、電動X/Y/Zステージ15をX軸方向、Y軸方向、及びZ軸方向に推進させるためのモータ及びエンコーダ(どちらも図示せず)を有する。モータは、液滴像撮像モジュール14が所望のZ軸位置に移動した後、モータに供給される電流が液滴像撮像モジュール14をX軸方向及びY軸方向のうちの一方向若しくは双方向に動かすようにする、電磁性モータ又は圧電モータであってもよい。所望のZ軸位置は、所望の検査点、又はプリントヘッド17に対応するノズル吐出口からの距離を表し、この距離は、基板25上への印刷が行われるときの有効な接触距離を表す。
【0034】
エンコーダは、0.1ミクロン又はより高い分解能を有する光学エンコーダであることが好ましい。モータ及び光学エンコーダが開示されるが、ステージを協調した様式でX軸方向、Y軸方向、及びX軸方向に推進するのに適した任意のモーションシステム、並びにプリントヘッド17からの流体材料の吐出及びカメラ16による撮像を制御することができる任意のエンコーダを、モータ及び/又は光学エンコーダの代わりに使用してもよい。
【0035】
液滴像撮像モジュールの動作中、PMDシステム10の各プリントヘッド17が正常に動作しているかを確認するための液滴検査手順が開始されてもよい。液滴検査手順のために、液滴像撮像モジュール14を移送するX/Y/Zステージの動きは、プリントヘッド17及びPMDシステム10が動作全体を通して監視されるように、基本的に連続している。
【0036】
X/Y/Zステージ15上に位置するエンコーダは、PMDシステムの各プリントヘッド17からの流体材料の液滴の吐出、及び、吐出された液滴の画像をモーションコントローラ34を介して取得するためのカメラ16のトリガを制御する。モーションコントローラ34は、Delta Tau UMACモーションコントローラであることが好ましい。
【0037】
モーションコントローラ34は、カメラ16に信号を送信して、カメラ16の露光を開始させる。カメラ16がモーションコントローラ34からトリガ信号を受信すると、カメラ16はLEDストロボコントローラ26にトリガ信号を送信して、光パルスを開始させる。カメラ16がLEDストロボコントローラ26をトリガすることを可能にすることにより、カメラ16によって所望の画像を撮像することができるように、LED28から適切な量の光が放出され、且つそれぞれのプリントヘッド17から適切なタイミングで流体材料の液滴が吐出される。
【0038】
カメラ16が流体材料の液滴の画像を撮像すると、カメラ16はその画像のデータを画像処理コンピュータ36に送信する。画像処理コンピュータ36はカメラ16から画像データを受信し、プリントヘッド17が正常に動作しているかを確認する。正常な動作は、液滴画像の重心の位置と、ユーザが画像処理コンピュータ36に対して定義した許容可能な動作窓とを比較することによって確認される。特定の用途のために必要とされる液滴吐出の精度に応じて、システムのより高い信頼性を可能にするために、動作窓は大きくされ得る。動作窓は各特定のプリントジョブについて記憶され、これらはPMDシステム10によって必要とされるものであってもよく、さらなるユーザとの対話なしに自動的に調整される。
【0039】
液滴検査手順を実行することに加えて、液滴像撮像モジュール14はまた、プリントヘッド17によって吐出される流体材料の液滴の種々の測定基準を測定する液滴分析を行ってもよい。例えば、液滴分析手順中、プリントヘッド17によって吐出される流体材料の液滴は、サイズ、面積、直径、体積、吐出速度、及び視野21における液滴の軌跡の方向性について測定されてもよい。
【0040】
液滴分析中、液滴像撮像モジュール14は、特定のプリントヘッド17の単一のノズルからの多数の液滴の画像を取得する。X/Y/Zステージ15は、X軸方向、Y軸方向、及びZ軸方向の動きを通じて、液滴像撮像モジュール14を監視されているプリントヘッド17に対して位置付けることができる。液滴像撮像モジュール14をX軸方向及びY軸方向に動かすことにより、カメラ16及びレンズ18が特定のプリントヘッド17の視野21に対して適切に位置付けられることが可能になる。具体的には、液滴像撮像モジュール14をプリントヘッド17及び対応するプリントヘッド電子機器に対して動かすことにより、光路32が視野21を横断して、カメラ16がプリントヘッド17から吐出される流体材料の液滴の画像を撮像することが可能となるように、光路32を位置付けることができる。
【0041】
Z軸方向の動きにより、基本的に、プリントヘッド17のノズルにおける吐出点から、少なくとも3mmの距離までの液滴を視認することが可能となる。正確な面積、直径及び体積の測定値を得るためには、画像が良好な真円度になるように、小液滴の形成を安定させることが必須である。このような正確な測定は通常、ノズル吐出口から1mmよりも離れた距離における画像撮像によって達成されるため、距離は、オペレータにより理想的な検査点に設定されるか、又は画像処理コンピュータ36により、データ整合性又はデータ品質に基づいて自動的に位置を選択するように設定されなければならない。
【0042】
Z軸方向の動きはまた、ノズルにおける吐出点から基板25の加工面までの平均液滴速度を特徴付けることを可能にする。この速度情報を発射データに組み込むことにより、基板25上への堆積工程の開始時における、各ノズル毎の速度誤差の補正が可能になる。こうした分析は、液滴像撮像モジュール14が、液滴位置の差を遅延時間の変化で割った値に基づいて、流体材料の液滴の液滴速度をおよそ0.1%の精度まで検出することを可能にする。
【0043】
光学部品/カメラ16の選択は、視野と、被写界深度と、フレーム取得速度と、空間分解能との間のトレードオフである。システムは、液滴検査分析及び液滴分析のための目標を達成するために、CCDアレイに対して1ピクセルにつきおよそ2.2ミクロンの最適な空間分解能に基づいている。システムは、多様な固有の液滴体積(すなわち、2ピコリットル〜80ピコリットル)を有する種々の異なる製造業者からの多様なプリントヘッドと共に作動するように設計されたため、システムは、1%の測定精度を達成するために、液滴のサイズ又は体積の関数として、1つの液滴につき複数のサンプルを取得することができる。例えば、10plの液滴サイズにおいて、結果を平均して1%の測定目標を達成するためには11個のサンプルが必要であるが、15plにおいては5個のサンプルしか必要ない。30pl以上においては、1つのサンプルしか必要ない。
【0044】
上述のように、光路32は概して、ミラー22、22a及びプリズム24により、LED28とカメラ16のレンズ18との間で折り曲げられる。LED28とカメラ16との間で光路32を折り曲げることにより、カメラ16、レンズ18、及びLED28は、液滴撮像モジュール14全体のサイズを小さくするために、互いに対して近接して位置することができる。液滴撮像モジュール14全体のサイズを小さくすることにより、液滴像撮像モジュール14がプリントヘッド17に対してより柔軟に動くことが可能になり、また、液滴像撮像モジュール14がプリントヘッド17により近接して動くことも可能になる。
【0045】
液滴分析手順の動作中、LEDストロボコントローラ26は、プリントヘッド17に対応するプリントヘッド電子機器に信号を発信して、プリントヘッド17からの流体材料の液滴の吐出をトリガする。LEDストロボコントローラ26によって送信される信号の周波数は、プリント中の流体材料の液滴周波数に概ね等しい。例えば、液滴周波数はおよそ10kHzであり得る。
【0046】
流体材料の各液滴の必要な画像が取得されることを確実にするために、LEDストロボコントローラ26に対応するストロボコントローラボード(図示せず)は、対応する液滴トリガ信号からの遅延時間を伴う、必要な画像のリストを有する。例えば、プリントヘッド17から吐出された直後の流体材料の液滴の画像が必要な場合、液滴のトリガから画像取得及びLED28からの照明のトリガまでの遅延は、液滴の画像がプリントヘッド17から吐出された直後に取得されることを確実にするために比較的短い。逆に、基板25に到達する直前の液滴の全体形状の画像が必要とされる場合、プリントヘッド17から流体材料の液滴を吐出するトリガ信号と、画像取得及び照明を開始するトリガ信号との間の遅延は、カメラ16が画像を取得する前に液滴がプリントヘッド17によって完全に放出されることを可能にするために、幾分長い。
【0047】
ストロボコントローラが、流体材料の液滴を吐出するようにプリントヘッド17にトリガ信号を発信する前に、カメラ16がビジー状態ではなく、画像を取得する準備ができていることをLEDストロボコントローラ26に通知するため、カメラ16からの信号は、LEDストロボコントローラ26によって最初に受信されなければならない。カメラ16が、画像の取得又は画像処理コンピュータ36への画像の送信を行っておらず、ビジー状態ではない時、LEDストロボコントローラ26は、プリントヘッド17によって吐出される流体材料の液滴の画像を取得するようにカメラ16をトリガすることができ、且つプリントヘッド17からの流体材料の吐出をカメラ16の露光と同期させることができる。
【0048】
上記のように、LEDストロボコントローラ26は、カメラ16がビジー状態ではないことをカメラ16に示されると、プリントヘッド17からの流体材料の液滴の吐出を指示し、プリントヘッド17からの流体の液滴の吐出後の所定の期間、流体材料の液滴の画像を撮像するようにカメラ16に指示するであろう。所定の期間は、所望の画像(すなわち、例えば吐出の直後か、又は流体材料の液滴が基板に到達する直前)に基づく。所定の遅延における差により、液滴像撮像モジュール14が、プリントヘッド17からの吐出後に種々の位置において流体材料の液滴の画像を取得することが可能になる。
【0049】
LEDストロボコントローラ26は、ストロボコントローラボード内のリストに記憶されている必要な画像のそれぞれが取得されるまで、プリントヘッド17からの流体材料の液滴の画像の取得を継続的に開始する。LEDストロボコントローラ26によって必要な画像のそれぞれが取得されると、画像は分析のために画像処理コンピュータ36に送信される。
【0050】
液滴分析では、プリントヘッド17により吐出されている流体材料の液滴のサイズ、形状、及び速度の全体を詳細に測定するため、液滴分析工程は通常、液滴検査工程よりも実行される頻度が低い。しかしながら、液滴分析工程は、プリントヘッド17が所定のサイズ、形状、及び速度に見合う流体材料の液滴を提供していることを確実にするために、プリントヘッド17が係合される毎に実行されてもよい。液滴分析を実行する間隔は、前回の分析からの時間又は印刷された基板25の数の関数として、オペレータによって選択することができる。
【図面の簡単な説明】
【0051】
【図1】本開示の液滴分析システムを有する、PMDシステムの斜視図である。
【図2】プリントヘッドメンテナンスステーションに関連した、液滴分析ステージ及び光学モジュールの斜視図である。
【図3】図1のPMDシステム内に組み込まれた、図1の液滴分析システムの概略図である。
【図4】画像の撮像中に、PMDシステムから吐出された液滴を照明するための、図1の液滴分析システムによって使用される折り曲げられた光路の斜視図である。
【図5】図1のPMDシステムの、ヘッドアレイ及びヘッドアレイから吐出される流体材料の液滴に関連した、液滴分析システムの概略的な表現である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ステージと、
前記ステージの移動を指示するためのモーションコントローラと、
プリントヘッドと、
基板上に堆積されるべき流体材料の液滴を選択的に吐出するように前記プリントヘッドを制御するために、前記モーションコントローラと通信するプリントヘッドコントローラと、
前記プリントヘッドに対して移動するために、前記ステージによって支持され、前記モーションコントローラから第1のトリガ信号を選択的に受信して、露光及び前記プリントヘッドから吐出される前記流体材料の液滴の画像の撮像を開始するカメラと、
前記露光中に、前記カメラから第2のトリガ信号を選択的に受信して、前記液滴を含む領域に光パルスを供給するストロボコントローラを有する発光デバイスと
を具備する分析システム。
【請求項2】
請求項1に記載の分析システムであって、
前記カメラと通信するコンピュータ
をさらに具備する分析システム。
【請求項3】
請求項2に記載の分析システムであって、
前記コンピュータは前記カメラから遠隔設置される
分析システム。
【請求項4】
請求項2に記載の分析システムであって、
前記カメラは、前記露光後に画像データを前記コンピュータに送信する
分析システム。
【請求項5】
請求項2に記載の分析システムであって、
前記コンピュータは、プロセッサと、前記カメラから受信したデータと比較するための、
前記プリントヘッドの所定の動作パラメータを記憶するメモリとを有する
分析システム。
【請求項6】
請求項1に記載の分析システムであって、
前記プリントヘッドコントローラは、前記モーションコントローラからの支持を選択的に受信して、前記流体材料の液滴を前記基板上に堆積させる
分析システム。
【請求項7】
請求項1に記載の分析システムであって、
前記ストロボコントローラは、前記プリントヘッドコントローラ及び前記カメラと通信する
分析システム。
【請求項8】
請求項1に記載の分析システムであって、
前記プリントヘッドに近接して設けられた反射性材料
をさらに具備する分析システム。
【請求項9】
請求項8に記載の分析システムであって、
前記反射性材料は、前記カメラの露光中に、前記発光デバイスと前記プリントヘッドとの間の光路を折り曲げて、前記発光デバイスからの光を、前記流体材料の液滴を含む領域を通らせて前記カメラへと誘導する
分析システム。
【請求項10】
請求項1に記載の分析システムであって、
前記ステージは前記プリントヘッドに対して、互いに垂直なX軸方向、Y軸方向及びZ軸方向に移動可能である
分析システム。
【請求項11】
請求項10に記載の分析システムであって、
前記X軸方向、前記Y軸方向、及び前記Z軸方向のうちの少なくとも1つは、吐出平面を含み、
前記カメラは、前記吐出平面において、前記流体材料の液滴の速度データを取得する
分析システム。
【請求項12】
請求項1に記載の分析システムであって、
前記プリントヘッドは、前記カメラの前記露光及び前記発光デバイスの照明中は静止している
分析システム。
【請求項13】
請求項1に記載の分析システムであって、
前記基板は、前記カメラの露光及び前記発光デバイスの照明と並行して前記分析システムにロード可能である
分析システム。
【請求項14】
請求項1に記載の分析システムであって、
前記カメラは、前記流体材料の液滴の画像を、前記流体材料の液滴の体積に基づく所定数撮像する
分析システム。
【請求項15】
プリントヘッドコントローラと、
前記プリントヘッドコントローラからの指示に応じて、基板上に堆積されるべき流体材料の液滴を選択的に吐出するプリントヘッドと、
前記プリントヘッド及び前記プリントヘッドコントローラに対して移動可能なステージと、
前記ステージの前記プリントヘッドに対する移動を指示するモーションコントローラと、
前記プリントヘッドに対して移動するために、前記ステージによって支持されるカメラと、
前記プリントヘッドコントローラに、前記プリントヘッドからの前記流体材料の液滴の吐出をトリガする一連の信号を送出し、且つ、発光デバイスに、前記カメラの露光中に前記流体材料の液滴の領域を照明させる信号を提供するストロボコントローラと
を具備する分析システム。
【請求項16】
請求項15に記載の分析システムであって、
前記プリントヘッドに供給される前記信号の周波数は、前記プリントヘッドの液滴周波数と実質的に等しい
分析システム。
【請求項17】
請求項15に記載の分析システムであって、
前記ストロボコントローラは、前記プリントヘッドからの前記流体材料の液滴の吐出と同期して、前記カメラの露光をトリガする
分析システム。
【請求項18】
請求項17に記載の分析システムであって、
前記ストロボコントローラは、所望の画像が記憶されたリストを有し、且つ、前記プリントヘッドからの前記流体材料の液滴の放出後の遅延時間に基づいて、前記カメラの露光をトリガする
分析システム。
【請求項19】
請求項15に記載の分析システムであって、
前記プリントヘッドに近接して設けられた反射性材料
をさらに具備する分析システム。
【請求項20】
請求項15に記載の分析システムであって、
前記反射性材料は、前記カメラの露光中に、前記発光デバイスと前記プリントヘッドとの間の光路を折り曲げて、前記発光デバイスからの光を、前記流体材料の液滴を含む領域を通らせて前記カメラへと誘導する
分析システム。
【請求項21】
請求項15に記載の分析システムであって、
前記ステージは前記プリントヘッドに対して、互いに垂直なX軸方向、Y軸方向、及びZ軸方向に移動可能である
分析システム。
【請求項22】
請求項21に記載の分析システムであって、
前記X軸方向、前記Y軸方向、及び前記Z軸方向のうちの少なくとも1つは、吐出平面を含み、
前記カメラは、前記吐出平面において、前記流体材料の液滴の速度データを取得する
分析システム。
【請求項23】
請求項15に記載の分析システムであって、
前記プリントヘッドは、前記カメラの前記露光及び前記発光デバイスの照明中は静止している
分析システム。
【請求項24】
請求項15に記載の分析システムであって、
前記基板は、前記カメラの露光及び前記発光デバイスの照明と並行して前記分析システムにロード可能である
分析システム。
【請求項25】
請求項15に記載の分析システムであって、
前記カメラは、前記流体材料の液滴の画像を、前記流体材料の液滴の体積に基づく所定数撮像する
分析システム。
【請求項26】
基板上に堆積されるべき流体材料の液滴を選択的に吐出するプリントヘッドと、
前記プリントヘッドに対する移動を指示するためのモーションコントローラを有するステージと、
前記プリントヘッドに対して移動するために、前記ステージによって支持されるカメラと、
前記カメラの露光中に、前記流体材料の液滴を含む領域を選択的に照明する発光デバイスと、
前記カメラの露光中に、前記発光デバイスと前記プリントヘッドとの間の光路を折り曲げて、前記発光デバイスからの光を、前記流体材料の液滴を含む領域を有する視野を通らせて前記カメラへと誘導するために、前記プリントヘッドに近接して設けられる反射性材料と
を具備する分析システム。
【請求項27】
請求項26に記載の分析システムであって、
前記反射性材料は、プリズム及びミラーのうちの少なくとも1つである
分析システム。
【請求項28】
請求項26に記載の分析システムであって、
前記流体材料の液滴と前記カメラとの間に設けられた少なくとも1つのミラー
をさらに具備する分析システム。
【請求項29】
請求項28に記載の分析システムであって、
前記少なくとも1つのミラーは、前記受光された光を、前記流体材料の液滴を通して前記カメラのレンズへと誘導する
分析システム。
【請求項30】
請求項26に記載の分析システムであって、
前記流体材料の液滴と前記カメラとの間に設けられた少なくとも1つのレンズ
をさらに具備する分析システム。
【請求項31】
請求項26に記載の分析システムであって、
前記ステージは、前記プリントヘッドに対して、互いに垂直なX軸方向、Y軸方向、及びZ軸方向に移動可能である
分析システム。
【請求項32】
請求項31に記載の分析システムであって、
前記X軸方向、前記Y軸方向、及び前記Z軸方向のうちの少なくとも1つは、吐出平面を含み、
前記カメラは、前記吐出平面において、前記流体材料の液滴の速度データを取得する
分析システム。
【請求項33】
請求項26に記載の分析システムであって、
前記プリントヘッドは、前記カメラの前記露光及び前記発光デバイスの照明中は静止している
分析システム。
【請求項34】
請求項26に記載の分析システムであって、
前記基板は、前記カメラの露光及び前記発光デバイスの照明と並行して前記分析システムにロード可能である
分析システム。
【請求項35】
請求項26に記載の分析システムであって、
前記視野は、第1の方向又は第2の方向において、およそ0.6ミリメートル〜1.5ミリメートルである
分析システム。
【請求項36】
請求項26に記載の分析システムであって、
前記カメラの被写界深度はおよそ20ミクロン〜80ミクロンである
分析システム。
【請求項37】
請求項26に記載の分析システムであって、
前記視野は、第1の方向においておよそ0.6ミリメートル〜1.5ミリメートルであり、第2の方向においておよそ0.6ミリメートル〜1.5ミリメートルであり、前記カメラの被写界深度はおよそ20ミクロン〜80ミクロンである
分析システム。
【請求項38】
請求項26に記載の分析システムであって、
前記カメラは、前記流体材料の液滴の画像を、前記流体材料の液滴の体積に基づく所定数撮像する
分析システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公表番号】特表2008−540069(P2008−540069A)
【公表日】平成20年11月20日(2008.11.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−509039(P2008−509039)
【出願日】平成18年4月25日(2006.4.25)
【国際出願番号】PCT/US2006/015607
【国際公開番号】WO2006/137971
【国際公開日】平成18年12月28日(2006.12.28)
【出願人】(507353876)ライトレックス コーポレーション (6)
【Fターム(参考)】