無線通信装置
【課題】 目的地までの移動に関するユーザの利便性を向上させる無線通信装置を提供する。
【解決手段】 サーバ1に接続された無線LANのアクセスポイント3無線通信可能な無線通信装置4であって、目的地を設定するための操作入力を受ける入力手段43と、前記アクセスポイント3から、当該アクセスポイント3の位置を示した局位置情報を含むビーコンを取得する取得手段44と、前記局位置情報を参照し、現在位置が前記目的地の周辺エリアであるか否か判定する判定手段41と、前記判定手段41で現在位置が前記目的地の周辺エリアであると判定された場合、アラーム音を出力する出力手段49とを具備する。
【解決手段】 サーバ1に接続された無線LANのアクセスポイント3無線通信可能な無線通信装置4であって、目的地を設定するための操作入力を受ける入力手段43と、前記アクセスポイント3から、当該アクセスポイント3の位置を示した局位置情報を含むビーコンを取得する取得手段44と、前記局位置情報を参照し、現在位置が前記目的地の周辺エリアであるか否か判定する判定手段41と、前記判定手段41で現在位置が前記目的地の周辺エリアであると判定された場合、アラーム音を出力する出力手段49とを具備する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、無線通信装置に関する。
【背景技術】
【0002】
無線通信では、BSS(Base Service Set)と呼ばれる小さなエリアの集合によって広いサービスエリアが構成される。1つのBSSを1つのアクセスポイントが管理し、無線通信端末はアクセスポイントを介して有線ネットワークに接続された通信サービスを利用する。
【0003】
これらの無線通信装置の中には、アクセスポイントから現在位置を取得する機能を備えた装置がある。例えば特許文献1には、所定の路線(高速道路や鉄道など)をユーザが予め通ることがわかっている場合、無線接続する基地局(アクセスポイント)の情報を予め備えており、GPS(Global Positioning System)機能等によって取得される位置情報に基づいて、その位置情報に対応して優先的に無線通信する基地局の情報が取得できる装置が開示されている。
【特許文献1】特開2002−165253号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1のような従来の装置では、所望の目的地到着前に現在位置が目的地付近である旨を通知することが考慮されていない。よって、ユーザは何時頃に目的地に到着するのかを自ら調べる必要があり、利便性に欠ける。
【0005】
そこで、本発明は、目的地までの移動に関するユーザの利便性を向上させることのできる無線通信装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明は、サーバに接続された無線LANのアクセスポイントと無線通信可能な無線通信装置であって、目的地を設定するための操作入力を受ける入力手段と、前記アクセスポイントから、当該アクセスポイントの位置を示した局位置情報を含むビーコンを取得する取得手段と、前記局位置情報を参照し、現在位置が前記目的地の周辺エリアであるか否か判定する判定手段と、前記判定手段で現在位置が前記目的地の周辺エリアであると判定された場合、アラーム音を出力する出力手段と、を具備することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、目的地までの移動に関するユーザの利便性を向上させる無線通信装置を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、図面を参照して本発明による無線通信装置の実施形態を説明する。
図1は、本発明の無線通信装置の実施形態に係る無線LAN(Local Area Network)通信機能を有する情報機器(無線通信装置)を含む無線通信システムの構成を示すブロック図である。無線通信装置としては、例えばポータブルナビゲーションシステム装置等が用いられる。
【0009】
図1において本実施例の無線通信システムでは、サーバ装置1、ネットワーク網2、サーバ装置1とネットワーク網2を介して接続されるアクセスポイント3、およびアクセスポイント3と無線LAN通信する無線通信装置4を備えている。無線通信装置4は、アクセスポイント3とネットワーク網2を介してサーバ装置3にアクセスする機能を有する。
【0010】
本実施例では、アクセスポイント3と無線通信装置4との間は、例えば国際標準であるIEEE802.11の通信プロトコルに準じた無線LAN通信を行う。サーバ装置1は、アクセスポイント3を介して無線通信装置4に対してデータパケットを生成して送信する。このサーバ装置1は、鉄道、バス、または各駅等の交通機関内に設置されたアクセスポイント3に対して駅情報を送る。ここで駅情報とは、アクセスポイントの現在位置周辺に存在する最寄り駅やその前後の駅、各駅の時刻表などを示した駅に関する情報である。
【0011】
アクセスポイント3は、各無線通信装置4との間のパケット伝送のブリッジとしてデータパケットを送受信し、また、サーバ装置1から受けた現在位置を通知するための情報が含まれたビーコン電波(以下、単にビーコンと称する。)を一定の時間間隔で無線通信装置4へ送信する。本実施例の無線通信装置4は、アクセスポイント3から取得したビーコンに含まれる情報を参照し、現在位置が設定された目的地の近辺であるか否か判定する機能と、現在位置が所望の目的地近辺であると判定された場合に、その旨を通知する機能を有する。
【0012】
これにより、目的地までの移動をしている状況において、ユーザに対し現在所望の目的地周辺に到着している旨を把握させることができ、目的地までの移動に関するユーザの利便性を向上させることができる。
【0013】
次に、図2を参照しながら本実施例の無線通信装置4の構成の構成について説明する。図2は、本実施例の無線通信装置4の構成を示したブロック図である。本実施例の無線通信装置4は、制御部41、記憶部42、入力部43、無線通信部44、外部装置接続部45、タイマ46、アラーム音生成部47、表示部48、及びスピーカ49等から構成される。
【0014】
制御部41は、記憶部42に記憶されているプログラムに従い、無線通信装置4の動作制御を行う。記憶部42は、電気信号の読み込み及び書き込みを行い、制御部41に作業エリアを提供する記憶装置の主メモリとして利用されるRAM(図示していない)や、各種プログラム、アクセスポイント3または外部装置から取得した情報、及びコンテンツデータ等を格納するメモリ(図示していない)を備える。
【0015】
入力部43は、ユーザからの操作入力を受ける操作キー等を備える。入力部43では、目的地、出発地、及び出発時刻の入力、移動時間算出要求の入力等の操作入力を受ける。また、入力部43はユーザからの操作入力を受けることが可能であれば、タッチパネルや音声認識による入力方法でも良い。
【0016】
無線通信部44は、無線LANによりアクセスポイント3から出力されたビーコンを取得する。また、無線通信部44は、アクセスポイント3を介してサーバ装置1と接続し、目的地までの経路検索情報や移動時間算出情報などの情報を取得する。
【0017】
外部装置接続部45は、パーソナルコンピュータ等の外部装置と接続するための接続インタフェース(図示していない)を有し、当該外部装置と情報のやり取りを行う。タイマ46は、制御部41の制御の下で経過時間を測定する。アラーム音生成部47は、制御部41からの指示を受けてアラーム音データを生成すると共に、生成したアラーム音データをスピーカ49に出力する。
【0018】
表示部48は、液晶ディスプレイ等の画像表示装置であり、画面上に現在位置や目的地への経路検索結果、目的地到着予測時刻、および移動時間等を表示する。また、表示部48では、再生処理部50で再生された映像コンテンツデータを表示画面に表示させる。スピーカ49は、再生処理部50で再生された音声コンテンツデータ、及びアラーム音生成部47で生成されたアラーム音データを出力する。再生処理部50は、例えば符号化されて記憶部42に格納されたコンテンツデータを復号して表示部48またはスピーカ49に出力する。
【0019】
次に、図3を参照しながら本実施例のアクセスポイント3の構成の構成について説明する。図3は、本実施例のアクセスポイント3の構成を示したブロック図である。本実施例のアクセスポイント3は、制御部31、記憶部32、ビーコン生成部33、無線通信部34、及びネットワークインタフェース36等から構成される。
【0020】
制御部31は、記憶部32に記憶されているプログラムに従い、アクセスポイント3の動作制御を行う。記憶部32は、電気信号の読み込み及び書き込みを行い、制御部31に作業エリアを提供する記憶装置の主メモリとして利用されるRAM(図示していない)や、各種プログラム、サーバ装置1から取得した駅情報等を格納するメモリ(図示していない)を備える。
【0021】
ビーコン生成部33は、制御部31の指示の下、無線通信部34により無線接続した無線通信装置4に対し送信するビーコンを生成する。尚、ここで生成するビーコンのデータ構造に関しては、図4を参照しながら後述する。
【0022】
無線通信部44は、無線LANにより無線通信装置4と無線接続し、無線通信装置4に対してビーコン生成部33で生成したビーコンを送信する。ネットワークインタフェースは、TCP(Transmission Control Protocol)/IP(Internet Protocol)等により通信が行われるネットワーク網2にアクセスし、サーバ装置1と接続する。
【0023】
次に、図4を参照して本実施例のアクセスポイント3から送信されるビーコンのデータ構造について説明する。図4は、本実施例のビーコンのデータ構造を示した図である。図4(a)は、本実施例のビーコンのデータ構造全体を示した図である。図4(a)は、本実施例のビーコンのデータ構造全体を示した図である。図4(b)は、本実施例のMAC(Media Access Control)ヘッダのデータ構造を示した図である。図4(c)は、本実施例のインフォメーションエレメントのデータ構造を示した図である。図4(d)は、本実施例のユーザデータの構造を示した図である。尚、本実施例のビーコンは例えばIEEE802.11の規定のパケットのフォーマットに沿って生成されるものとする。
【0024】
図4において、送信されるビーコンのパケットは、MACヘッダMHと、フレームボディFBと、フレームチェックFCS(Frame Check Sum)とからなる。MACヘッダMHには、フレーム制御フィールドf1等が含まれる。このフレーム制御フィールドf1に当該パケットがビーコンであることを示す記述、即ち、先頭から8ビットまで「00001000」と記述される。
【0025】
また、フレームチェックFCSには、伝送されるフレームのエラー確認のためのフレームチェックサムが示される。また、パケットのフレームボディFBは、インフォメーションエレメントとユーザデータからなり、インフォメーションエレメントには、タイムスタンプがマイクロ秒単位で記述され、ここでは例えば100ms毎にリセットされて繰り返される。
【0026】
ここで、本実施例のアクセスポイント3では、フレームボディFB内のユーザデータに現在の最寄り駅等に関する情報を書き込む。具体的に、ユーザデータには駅コードと、乗換時刻情報と、到着時刻情報とが書き込まれる。尚、このユーザデータには現在の最寄り駅に関する情報だけではなく、例えば次に到着予定の駅・当該到着予定の駅への到着予定時刻を示した情報等が含まれる。
【0027】
このように本実施例では、アクセスポイント3からビーコンを取得した無線通信装置4では、当該ビーコン内のユーザデータを参照することで現在の最寄り駅・この最寄り駅の前後の駅、及び乗換時刻と、到着時刻等を示す情報を得ることができる。また、本実施例の無線通信装置4では、アクセスポイント3から定期的に取得したビーコンを参照することでユーザが設定した目的地の周辺エリアに到着したか否か判定することができる。
【0028】
以下では、図5及び図6を参照しながら、本実施例におけるアラーム音設定について説明する。図5は、本実施例のアラーム設定画面について示した図である。図6は、本実施例のアラーム発生地域について示した図である。尚ここでは、無線通信装置4が鉄道車両内に設置されたアクセスポイント3と無線通信する場合を想定する。
【0029】
図5に示すように、本実施例の無線通信装置4では表示部48に表示されたアラーム設定画面に基づき、アラーム音の設定を実行できる。例えば本実施例の表示部48には目的地となる駅名、乗換えをする駅名、及び目的地・乗換駅到着の何分前にアラーム音を発生させるかを決定するための入力画面が表示される。この画面の入力枠に所望の情報を入力することでユーザは、好適にアラーム設定が可能となる。図5の例では、例えば目的地としてE駅が入力され、このE駅到着の2分前にアラーム音が発生するように設定された様子を示している。尚、乗換駅及び当該乗換駅到着前に発生させるアラームについての設定はなされていない。
【0030】
尚、本実施例の無線通信装置4では、アクセスポイント3を介してインターネット上の任意のサーバ(図示していない)と接続することができる。これらのサーバに接続することで、無線通信装置4のユーザは出発駅、現在の時刻、目的地駅等を入力することで所望の路線経路や到着時刻を把握することができる。また、これらの路線経路や到着時刻等を取得する方法においては、外部装置接続部45により接続された外部装置などから取得する方法であってもよい。また、本実施例の無線通信装置4では、インターネット上のサーバや外部装置等から路線経路や到着時刻に関する情報を取得する場合、ユーザが選択した経路と同一の経路であって、選択された到着時間の前後2本程度の時刻情報を取得しても良い。これにより、仮にユーザが予定していた電車やバス等に乗り過ごした場合であっても自装置に記憶された情報を参照することで、インターネット上のサーバや外部装置等に再び接続することなく時刻調整ができる。
【0031】
本実施例のアクセスポイント3は、サーバ装置1から取得した駅情報を含むビーコンを生成して無線通信装置4に定期的に送信する。無線通信装置4では、このビーコンに含まれる駅情報を参照することで現在位置(最寄り駅)を把握することができる。
【0032】
また、このビーコンには現在の最寄り駅に関する情報だけではなく、例えば次に到着予定の駅・当該到着予定の駅への到着予定時刻を示した情報が含まれていてもよい。これにより、本実施例の無線通信装置4では、次に到着予定の駅が目的地に設定された駅であるか否か判定できると共に、目的地までの残りの到着時間を計測することが可能となる。
【0033】
更に図6に示すように、本実施例では、例えば目的地として設定された駅と目的地手前の駅との間をアラーム発生地域と設定することができる。このアラーム発生地域を設定することで、仮にアラーム音開始時間に関する入力を行っていない場合であっても、目的地手前の駅を通過した後にアラーム音を発生させることができ、ユーザに下車を促すことができる。
【0034】
また、本実施例の無線通信装置4では、コンテンツデータの再生中にアラーム音を出力する場合、再生中のコンテンツデータの出力音量を下げる、或いはコンテンツデータの再生を停止することにより、アラーム音を強調させる機能を有する。
【0035】
次に図7を参照しながら、本実施例における目的地設定から目的地到着までの無線通信装置4の処理の流れを説明する。図7は、本実施例における目的地設定から目的地到着までの無線通信装置4の処理の流れを示すフローチャートである。
【0036】
まず、無線通信装置4では、目的地及びアラーム音のタイマに関する設定処理がなされる(S101)。次に無線通信装置4の無線通信部44は、アクセスポイント3からのビーコンを定期的に受信する(S102)。ビーコンが受信された場合、制御部41はビーコンに含まれる情報を読み出し、現在位置が目的地の1つ前の駅であるか否か判定する(S103)。現在位置が目的地の1つ前の駅ではない場合(S103のNo)、制御部41はS102に処理を戻す。
【0037】
S103において、現在位置が目的地の1つ前の駅であると判定された場合(S103のYes)、制御部41はアラーム音のタイマ設定がS101でなされていたか否か確認する(S104)。タイマが設定されていない場合(S104のNo)、制御部41は処理をS107に移す。
【0038】
一方、タイマが設定されていた場合(S104のYes)、制御部41は、タイマ46に現在位置が目的地の1つ前の駅である旨の情報を受けてから経過した時間のカウントをさせる(S105)。ここで、制御部41はタイマ46のカウントが終了したか否か定期的に確認する(S106)。カウント継続中の場合(S106のNo)、制御部41はS106の処理を繰り返す。
【0039】
S106において、タイマ46のカウントが終了した場合(S106のYes)、制御部41は、現在コンテンツデータの再生がなされているか否か確認する(S107)。コンテンツデータが再生されていない場合(S107のNo)、制御部41は処理をS109に移す。
【0040】
一方、現在コンテンツデータの再生中であれば(S107のYes)、制御部41はコンテンツデータの出力音量を下げる、或いはコンテンツデータの再生を停止させてスピーカからの出力音量の制御を図ると共に(S108)、アラーム音を発生させ(S109)、処理を終える。
【0041】
以上説明したように、本実施例では、目的地までの移動に関するユーザの利便性を向上させることのできる無線通信装置を提供することができる。
本発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に構成要素を適宜組み合わせてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】本発明の実施形態に係る無線通信装置を含む無線通信システムの構成を示すブロック図である。
【図2】本実施例の無線通信装置の構成を示したブロック図である。
【図3】本実施例のアクセスポイントの構成を示したブロック図である。
【図4】本実施例のビーコンのデータ構造を示した図である。
【図5】本実施例のアラーム設定画面について示した図である。
【図6】本実施例のアラーム発生地域について示した図である。
【図7】本実施例における目的地設定から目的地到着までの無線通信装置4の処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0043】
1 サーバ装置
2 ネットワーク網
3 アクセスポイント
4 無線通信装置
31、41 制御部
32、42 記憶部
33 ビーコン生成部
34、44 無線通信部
35 ネットワークインタフェース
43 入力部
45 外部装置接続部
46 タイマ
47 アラーム音生成部
48 表示部
49 スピーカ
【技術分野】
【0001】
本発明は、無線通信装置に関する。
【背景技術】
【0002】
無線通信では、BSS(Base Service Set)と呼ばれる小さなエリアの集合によって広いサービスエリアが構成される。1つのBSSを1つのアクセスポイントが管理し、無線通信端末はアクセスポイントを介して有線ネットワークに接続された通信サービスを利用する。
【0003】
これらの無線通信装置の中には、アクセスポイントから現在位置を取得する機能を備えた装置がある。例えば特許文献1には、所定の路線(高速道路や鉄道など)をユーザが予め通ることがわかっている場合、無線接続する基地局(アクセスポイント)の情報を予め備えており、GPS(Global Positioning System)機能等によって取得される位置情報に基づいて、その位置情報に対応して優先的に無線通信する基地局の情報が取得できる装置が開示されている。
【特許文献1】特開2002−165253号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1のような従来の装置では、所望の目的地到着前に現在位置が目的地付近である旨を通知することが考慮されていない。よって、ユーザは何時頃に目的地に到着するのかを自ら調べる必要があり、利便性に欠ける。
【0005】
そこで、本発明は、目的地までの移動に関するユーザの利便性を向上させることのできる無線通信装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明は、サーバに接続された無線LANのアクセスポイントと無線通信可能な無線通信装置であって、目的地を設定するための操作入力を受ける入力手段と、前記アクセスポイントから、当該アクセスポイントの位置を示した局位置情報を含むビーコンを取得する取得手段と、前記局位置情報を参照し、現在位置が前記目的地の周辺エリアであるか否か判定する判定手段と、前記判定手段で現在位置が前記目的地の周辺エリアであると判定された場合、アラーム音を出力する出力手段と、を具備することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、目的地までの移動に関するユーザの利便性を向上させる無線通信装置を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、図面を参照して本発明による無線通信装置の実施形態を説明する。
図1は、本発明の無線通信装置の実施形態に係る無線LAN(Local Area Network)通信機能を有する情報機器(無線通信装置)を含む無線通信システムの構成を示すブロック図である。無線通信装置としては、例えばポータブルナビゲーションシステム装置等が用いられる。
【0009】
図1において本実施例の無線通信システムでは、サーバ装置1、ネットワーク網2、サーバ装置1とネットワーク網2を介して接続されるアクセスポイント3、およびアクセスポイント3と無線LAN通信する無線通信装置4を備えている。無線通信装置4は、アクセスポイント3とネットワーク網2を介してサーバ装置3にアクセスする機能を有する。
【0010】
本実施例では、アクセスポイント3と無線通信装置4との間は、例えば国際標準であるIEEE802.11の通信プロトコルに準じた無線LAN通信を行う。サーバ装置1は、アクセスポイント3を介して無線通信装置4に対してデータパケットを生成して送信する。このサーバ装置1は、鉄道、バス、または各駅等の交通機関内に設置されたアクセスポイント3に対して駅情報を送る。ここで駅情報とは、アクセスポイントの現在位置周辺に存在する最寄り駅やその前後の駅、各駅の時刻表などを示した駅に関する情報である。
【0011】
アクセスポイント3は、各無線通信装置4との間のパケット伝送のブリッジとしてデータパケットを送受信し、また、サーバ装置1から受けた現在位置を通知するための情報が含まれたビーコン電波(以下、単にビーコンと称する。)を一定の時間間隔で無線通信装置4へ送信する。本実施例の無線通信装置4は、アクセスポイント3から取得したビーコンに含まれる情報を参照し、現在位置が設定された目的地の近辺であるか否か判定する機能と、現在位置が所望の目的地近辺であると判定された場合に、その旨を通知する機能を有する。
【0012】
これにより、目的地までの移動をしている状況において、ユーザに対し現在所望の目的地周辺に到着している旨を把握させることができ、目的地までの移動に関するユーザの利便性を向上させることができる。
【0013】
次に、図2を参照しながら本実施例の無線通信装置4の構成の構成について説明する。図2は、本実施例の無線通信装置4の構成を示したブロック図である。本実施例の無線通信装置4は、制御部41、記憶部42、入力部43、無線通信部44、外部装置接続部45、タイマ46、アラーム音生成部47、表示部48、及びスピーカ49等から構成される。
【0014】
制御部41は、記憶部42に記憶されているプログラムに従い、無線通信装置4の動作制御を行う。記憶部42は、電気信号の読み込み及び書き込みを行い、制御部41に作業エリアを提供する記憶装置の主メモリとして利用されるRAM(図示していない)や、各種プログラム、アクセスポイント3または外部装置から取得した情報、及びコンテンツデータ等を格納するメモリ(図示していない)を備える。
【0015】
入力部43は、ユーザからの操作入力を受ける操作キー等を備える。入力部43では、目的地、出発地、及び出発時刻の入力、移動時間算出要求の入力等の操作入力を受ける。また、入力部43はユーザからの操作入力を受けることが可能であれば、タッチパネルや音声認識による入力方法でも良い。
【0016】
無線通信部44は、無線LANによりアクセスポイント3から出力されたビーコンを取得する。また、無線通信部44は、アクセスポイント3を介してサーバ装置1と接続し、目的地までの経路検索情報や移動時間算出情報などの情報を取得する。
【0017】
外部装置接続部45は、パーソナルコンピュータ等の外部装置と接続するための接続インタフェース(図示していない)を有し、当該外部装置と情報のやり取りを行う。タイマ46は、制御部41の制御の下で経過時間を測定する。アラーム音生成部47は、制御部41からの指示を受けてアラーム音データを生成すると共に、生成したアラーム音データをスピーカ49に出力する。
【0018】
表示部48は、液晶ディスプレイ等の画像表示装置であり、画面上に現在位置や目的地への経路検索結果、目的地到着予測時刻、および移動時間等を表示する。また、表示部48では、再生処理部50で再生された映像コンテンツデータを表示画面に表示させる。スピーカ49は、再生処理部50で再生された音声コンテンツデータ、及びアラーム音生成部47で生成されたアラーム音データを出力する。再生処理部50は、例えば符号化されて記憶部42に格納されたコンテンツデータを復号して表示部48またはスピーカ49に出力する。
【0019】
次に、図3を参照しながら本実施例のアクセスポイント3の構成の構成について説明する。図3は、本実施例のアクセスポイント3の構成を示したブロック図である。本実施例のアクセスポイント3は、制御部31、記憶部32、ビーコン生成部33、無線通信部34、及びネットワークインタフェース36等から構成される。
【0020】
制御部31は、記憶部32に記憶されているプログラムに従い、アクセスポイント3の動作制御を行う。記憶部32は、電気信号の読み込み及び書き込みを行い、制御部31に作業エリアを提供する記憶装置の主メモリとして利用されるRAM(図示していない)や、各種プログラム、サーバ装置1から取得した駅情報等を格納するメモリ(図示していない)を備える。
【0021】
ビーコン生成部33は、制御部31の指示の下、無線通信部34により無線接続した無線通信装置4に対し送信するビーコンを生成する。尚、ここで生成するビーコンのデータ構造に関しては、図4を参照しながら後述する。
【0022】
無線通信部44は、無線LANにより無線通信装置4と無線接続し、無線通信装置4に対してビーコン生成部33で生成したビーコンを送信する。ネットワークインタフェースは、TCP(Transmission Control Protocol)/IP(Internet Protocol)等により通信が行われるネットワーク網2にアクセスし、サーバ装置1と接続する。
【0023】
次に、図4を参照して本実施例のアクセスポイント3から送信されるビーコンのデータ構造について説明する。図4は、本実施例のビーコンのデータ構造を示した図である。図4(a)は、本実施例のビーコンのデータ構造全体を示した図である。図4(a)は、本実施例のビーコンのデータ構造全体を示した図である。図4(b)は、本実施例のMAC(Media Access Control)ヘッダのデータ構造を示した図である。図4(c)は、本実施例のインフォメーションエレメントのデータ構造を示した図である。図4(d)は、本実施例のユーザデータの構造を示した図である。尚、本実施例のビーコンは例えばIEEE802.11の規定のパケットのフォーマットに沿って生成されるものとする。
【0024】
図4において、送信されるビーコンのパケットは、MACヘッダMHと、フレームボディFBと、フレームチェックFCS(Frame Check Sum)とからなる。MACヘッダMHには、フレーム制御フィールドf1等が含まれる。このフレーム制御フィールドf1に当該パケットがビーコンであることを示す記述、即ち、先頭から8ビットまで「00001000」と記述される。
【0025】
また、フレームチェックFCSには、伝送されるフレームのエラー確認のためのフレームチェックサムが示される。また、パケットのフレームボディFBは、インフォメーションエレメントとユーザデータからなり、インフォメーションエレメントには、タイムスタンプがマイクロ秒単位で記述され、ここでは例えば100ms毎にリセットされて繰り返される。
【0026】
ここで、本実施例のアクセスポイント3では、フレームボディFB内のユーザデータに現在の最寄り駅等に関する情報を書き込む。具体的に、ユーザデータには駅コードと、乗換時刻情報と、到着時刻情報とが書き込まれる。尚、このユーザデータには現在の最寄り駅に関する情報だけではなく、例えば次に到着予定の駅・当該到着予定の駅への到着予定時刻を示した情報等が含まれる。
【0027】
このように本実施例では、アクセスポイント3からビーコンを取得した無線通信装置4では、当該ビーコン内のユーザデータを参照することで現在の最寄り駅・この最寄り駅の前後の駅、及び乗換時刻と、到着時刻等を示す情報を得ることができる。また、本実施例の無線通信装置4では、アクセスポイント3から定期的に取得したビーコンを参照することでユーザが設定した目的地の周辺エリアに到着したか否か判定することができる。
【0028】
以下では、図5及び図6を参照しながら、本実施例におけるアラーム音設定について説明する。図5は、本実施例のアラーム設定画面について示した図である。図6は、本実施例のアラーム発生地域について示した図である。尚ここでは、無線通信装置4が鉄道車両内に設置されたアクセスポイント3と無線通信する場合を想定する。
【0029】
図5に示すように、本実施例の無線通信装置4では表示部48に表示されたアラーム設定画面に基づき、アラーム音の設定を実行できる。例えば本実施例の表示部48には目的地となる駅名、乗換えをする駅名、及び目的地・乗換駅到着の何分前にアラーム音を発生させるかを決定するための入力画面が表示される。この画面の入力枠に所望の情報を入力することでユーザは、好適にアラーム設定が可能となる。図5の例では、例えば目的地としてE駅が入力され、このE駅到着の2分前にアラーム音が発生するように設定された様子を示している。尚、乗換駅及び当該乗換駅到着前に発生させるアラームについての設定はなされていない。
【0030】
尚、本実施例の無線通信装置4では、アクセスポイント3を介してインターネット上の任意のサーバ(図示していない)と接続することができる。これらのサーバに接続することで、無線通信装置4のユーザは出発駅、現在の時刻、目的地駅等を入力することで所望の路線経路や到着時刻を把握することができる。また、これらの路線経路や到着時刻等を取得する方法においては、外部装置接続部45により接続された外部装置などから取得する方法であってもよい。また、本実施例の無線通信装置4では、インターネット上のサーバや外部装置等から路線経路や到着時刻に関する情報を取得する場合、ユーザが選択した経路と同一の経路であって、選択された到着時間の前後2本程度の時刻情報を取得しても良い。これにより、仮にユーザが予定していた電車やバス等に乗り過ごした場合であっても自装置に記憶された情報を参照することで、インターネット上のサーバや外部装置等に再び接続することなく時刻調整ができる。
【0031】
本実施例のアクセスポイント3は、サーバ装置1から取得した駅情報を含むビーコンを生成して無線通信装置4に定期的に送信する。無線通信装置4では、このビーコンに含まれる駅情報を参照することで現在位置(最寄り駅)を把握することができる。
【0032】
また、このビーコンには現在の最寄り駅に関する情報だけではなく、例えば次に到着予定の駅・当該到着予定の駅への到着予定時刻を示した情報が含まれていてもよい。これにより、本実施例の無線通信装置4では、次に到着予定の駅が目的地に設定された駅であるか否か判定できると共に、目的地までの残りの到着時間を計測することが可能となる。
【0033】
更に図6に示すように、本実施例では、例えば目的地として設定された駅と目的地手前の駅との間をアラーム発生地域と設定することができる。このアラーム発生地域を設定することで、仮にアラーム音開始時間に関する入力を行っていない場合であっても、目的地手前の駅を通過した後にアラーム音を発生させることができ、ユーザに下車を促すことができる。
【0034】
また、本実施例の無線通信装置4では、コンテンツデータの再生中にアラーム音を出力する場合、再生中のコンテンツデータの出力音量を下げる、或いはコンテンツデータの再生を停止することにより、アラーム音を強調させる機能を有する。
【0035】
次に図7を参照しながら、本実施例における目的地設定から目的地到着までの無線通信装置4の処理の流れを説明する。図7は、本実施例における目的地設定から目的地到着までの無線通信装置4の処理の流れを示すフローチャートである。
【0036】
まず、無線通信装置4では、目的地及びアラーム音のタイマに関する設定処理がなされる(S101)。次に無線通信装置4の無線通信部44は、アクセスポイント3からのビーコンを定期的に受信する(S102)。ビーコンが受信された場合、制御部41はビーコンに含まれる情報を読み出し、現在位置が目的地の1つ前の駅であるか否か判定する(S103)。現在位置が目的地の1つ前の駅ではない場合(S103のNo)、制御部41はS102に処理を戻す。
【0037】
S103において、現在位置が目的地の1つ前の駅であると判定された場合(S103のYes)、制御部41はアラーム音のタイマ設定がS101でなされていたか否か確認する(S104)。タイマが設定されていない場合(S104のNo)、制御部41は処理をS107に移す。
【0038】
一方、タイマが設定されていた場合(S104のYes)、制御部41は、タイマ46に現在位置が目的地の1つ前の駅である旨の情報を受けてから経過した時間のカウントをさせる(S105)。ここで、制御部41はタイマ46のカウントが終了したか否か定期的に確認する(S106)。カウント継続中の場合(S106のNo)、制御部41はS106の処理を繰り返す。
【0039】
S106において、タイマ46のカウントが終了した場合(S106のYes)、制御部41は、現在コンテンツデータの再生がなされているか否か確認する(S107)。コンテンツデータが再生されていない場合(S107のNo)、制御部41は処理をS109に移す。
【0040】
一方、現在コンテンツデータの再生中であれば(S107のYes)、制御部41はコンテンツデータの出力音量を下げる、或いはコンテンツデータの再生を停止させてスピーカからの出力音量の制御を図ると共に(S108)、アラーム音を発生させ(S109)、処理を終える。
【0041】
以上説明したように、本実施例では、目的地までの移動に関するユーザの利便性を向上させることのできる無線通信装置を提供することができる。
本発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に構成要素を適宜組み合わせてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】本発明の実施形態に係る無線通信装置を含む無線通信システムの構成を示すブロック図である。
【図2】本実施例の無線通信装置の構成を示したブロック図である。
【図3】本実施例のアクセスポイントの構成を示したブロック図である。
【図4】本実施例のビーコンのデータ構造を示した図である。
【図5】本実施例のアラーム設定画面について示した図である。
【図6】本実施例のアラーム発生地域について示した図である。
【図7】本実施例における目的地設定から目的地到着までの無線通信装置4の処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0043】
1 サーバ装置
2 ネットワーク網
3 アクセスポイント
4 無線通信装置
31、41 制御部
32、42 記憶部
33 ビーコン生成部
34、44 無線通信部
35 ネットワークインタフェース
43 入力部
45 外部装置接続部
46 タイマ
47 アラーム音生成部
48 表示部
49 スピーカ
【特許請求の範囲】
【請求項1】
サーバに接続された無線LANのアクセスポイントと無線通信可能な無線通信装置であって、
目的地を設定するための操作入力を受ける入力手段と、
前記アクセスポイントから、当該アクセスポイントの位置を示した局位置情報を含むビーコンを取得する取得手段と、
前記局位置情報を参照し、現在位置が前記目的地の周辺エリアであるか否か判定する判定手段と、
前記判定手段で現在位置が前記目的地の周辺エリアであると判定された場合、アラーム音を出力する出力手段と、
を具備することを特徴とする無線通信装置。
【請求項2】
前記取得手段は、交通機関内に設けられた前記アクセスポイントから、次の到着予定駅を通知する駅情報を取得し、
前記判定手段は、前記取得手段で取得した前記駅情報と前記入力手段で操作入力を受けた前記目的地とが合致するか否か判定することで、現在位置が前記目的地の周辺エリアであるか否か判定する
ことを特徴とする請求項1記載の無線通信装置。
【請求項3】
前記取得手段は、交通機関内に設けられた前記アクセスポイントから、現在の最寄り駅を通知する最寄り駅情報を取得し、
前記判定手段は、前記最寄り駅情報で示される前記現在の最寄り駅が前記入力手段で操作入力を受けた前記目的地の1つ前の駅であるか否か判定することで、現在位置が前記目的地の周辺エリアであるか否か判定する
ことを特徴とする請求項1記載の無線通信装置。
【請求項4】
前記入力手段は、前記アラーム音の出力開始時間を設定するための操作入力を受け、
前記出力手段は、前記判定手段で現在位置が前記目的地の周辺エリアであると判定された後、設定された前記出力開始時間により定まる所定時間の経過に伴って前記アラーム音を出力する
ことを特徴とする請求項2記載の無線通信装置。
【請求項5】
音声データを再生し、コンテンツ音声を前記出力手段で出力させる再生手段を更に具備し、
前記出力手段は、前記アラーム音の出力に伴い、前記コンテンツ音声の出力音量を下げることを特徴とする請求項4記載の無線通信装置。
【請求項6】
前記再生手段は、前記アラーム音の出力に伴い、前記音声データの再生処理を停止することを特徴とする請求項5記載の無線通信装置。
【請求項7】
前記局位置情報は、前記ビーコンのユーザデータエリアに書き込まれることを特徴とする請求項1記載の無線通信装置。
【請求項1】
サーバに接続された無線LANのアクセスポイントと無線通信可能な無線通信装置であって、
目的地を設定するための操作入力を受ける入力手段と、
前記アクセスポイントから、当該アクセスポイントの位置を示した局位置情報を含むビーコンを取得する取得手段と、
前記局位置情報を参照し、現在位置が前記目的地の周辺エリアであるか否か判定する判定手段と、
前記判定手段で現在位置が前記目的地の周辺エリアであると判定された場合、アラーム音を出力する出力手段と、
を具備することを特徴とする無線通信装置。
【請求項2】
前記取得手段は、交通機関内に設けられた前記アクセスポイントから、次の到着予定駅を通知する駅情報を取得し、
前記判定手段は、前記取得手段で取得した前記駅情報と前記入力手段で操作入力を受けた前記目的地とが合致するか否か判定することで、現在位置が前記目的地の周辺エリアであるか否か判定する
ことを特徴とする請求項1記載の無線通信装置。
【請求項3】
前記取得手段は、交通機関内に設けられた前記アクセスポイントから、現在の最寄り駅を通知する最寄り駅情報を取得し、
前記判定手段は、前記最寄り駅情報で示される前記現在の最寄り駅が前記入力手段で操作入力を受けた前記目的地の1つ前の駅であるか否か判定することで、現在位置が前記目的地の周辺エリアであるか否か判定する
ことを特徴とする請求項1記載の無線通信装置。
【請求項4】
前記入力手段は、前記アラーム音の出力開始時間を設定するための操作入力を受け、
前記出力手段は、前記判定手段で現在位置が前記目的地の周辺エリアであると判定された後、設定された前記出力開始時間により定まる所定時間の経過に伴って前記アラーム音を出力する
ことを特徴とする請求項2記載の無線通信装置。
【請求項5】
音声データを再生し、コンテンツ音声を前記出力手段で出力させる再生手段を更に具備し、
前記出力手段は、前記アラーム音の出力に伴い、前記コンテンツ音声の出力音量を下げることを特徴とする請求項4記載の無線通信装置。
【請求項6】
前記再生手段は、前記アラーム音の出力に伴い、前記音声データの再生処理を停止することを特徴とする請求項5記載の無線通信装置。
【請求項7】
前記局位置情報は、前記ビーコンのユーザデータエリアに書き込まれることを特徴とする請求項1記載の無線通信装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【公開番号】特開2010−81412(P2010−81412A)
【公開日】平成22年4月8日(2010.4.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−248964(P2008−248964)
【出願日】平成20年9月26日(2008.9.26)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成22年4月8日(2010.4.8)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年9月26日(2008.9.26)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】
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