説明

異なる種類のアクセス技術ネットワーク全体に対するアプリケーションサーバ自律アクセスのためのシステム

異なる種類のアクセス技術を採用する装置によって、無線インフラストラクチャへの自動アクセスを提供するASAA(Application Server Autonomous Access:アプリケーションサーバ自律アクセス)システム。本システムには、少なくとも1つのポリシーを格納するための関連データ格納装置を有するサーバ、およびサーバへのアクセスを提供するために、サーバに接続された複数のサブネットワークが含まれる。複数のサブネットワークは、少なくとも2つの異なった種類のアクセス技術を採用する。複数のWTRU(Wireless Transmit/Receive Unit:無線送受信ユニット)が、少なくとも1つのサブネットワークと無線で接続される。サーバは、この無線接続を監視し、かつ少なくとも1つのポリシーに基づき、異なるサブネットワークの間でWTRUを切り換える。


【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は無線通信システムに関連する。より詳細には、本発明は異なる種類のアクセス技術を採用する装置によるインフラストラクチャへのアクセスを可能とするシステムに関連する。
【背景技術】
【0002】
現在の技術では、異なる種類の無線および有線アクセスネットワークにより加入者に対するサービスを提供することが可能である。例えば、第2および第3世代(2G/3G:Generation)の無線ネットワーク、CDMA2000(Code Division Multiple Access 2000)ネットワーク、無線ローカル・エリア・ネットワーク(WLAN:Wireless Local Area Network)/ブルートゥース(Bluetooth(登録商標))ネットワークなどの、異なるアクセス技術の間のモビリティ相互接続(mobility inter-working)に対する支援は、無線アクセスネットワーク(RAN:Radio Access Network)レベルにおいて非常に限られた限度で存在する。WLANおよびGSM(Global Standard for Mobile Units)/UMTS(Universal Mobile Telecommunication System)の相互接続の領域においては、標準化作業が進行中である。しかしながら、定義されつつあるメカニズムはこれらのネットワーク間の無線アクセス領域(domain)内のモビリティを扱う。このように、これらの活動は無線(すなわち、RAN)のみの要素、それらの体系への基準に対応する。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
異種のアクセスネットワーク全体に対して、これらのシステム間での継ぎ目のないモビリティおよび相互接続を可能とする「アプリケーションレベル」の統合をなし得るメカニズムが必要とされている。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、従来技術の相互運用性の問題に関連する問題を解決する。本発明は、異なる種類の無線および有線のアクセスネットワークを接合するASAA(Application Server Autonomous Access)システムである。これにより、潜在的な非公共のLAN−移動体ネットワークや、第三者サービスプロバイダが、加入者に対して、ユーザ位置、行動選好、料金基準などに基づき、サービスを提供することが可能となる。ユーザが、異なる種類のアクセスネットワークの間を移動する場合に、ASAAネットワークは彼らに関する位置、サービス、および経路指定情報を統合する。ASAAネットワークは、ユーザに対して、ユーザの位置、行動選好、および料金選好などの基準に基づき、適切な技術のネットワークを介して、呼およびプッシュ型のサービスの柔軟な経路指定を提供する。ASAAネットワークの構造は、同一の基準に基づき、異なる種類のサービスをユーザに提供することが可能となる。本質的に本構造により、(GSM/UMTSおよびCDMA2000ネットワークなどの)広域PLMNネットワークから(および、これから離れて)、第三者サービスプロバイダが、大きな収益を生み出すことが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0005】
ここに使用されるように、用語「WTRU(Wireless Transmit/Receive Unit:無線送受信ユニット)」は、限定するものではないが、ユーザ設備、移動機、固定または移動体加入者ユニット、ページャ、または無線の環境で動作する能力のある任意の他の種類の装置をも含む。用語「基地局」は、限定するものではないが、ノード(Node)B、サイト制御装置、アクセスポイント、または無線の環境におけるいかなる他の種類のインタフェース装置をも含む。「AP(Access Point:アクセスポイント)」は、装置がLANとの無線接続を確立するための無線アクセスを提供し、かつ無線LAN(WLAN:Wireless LAN)の一部を確立する局または装置である。APがWLAN上の固定的装置である場合には、APはデータを送受信する局である。そのWLAN自身がネットワークに接続しているなら、そのAPはWTRUのネットワークとの接続を可能とする。
【0006】
本発明によると、少なくとも1つのWTRUに対して、そのWTRUへ無線リンクを提供する能力のある少なくとも複数の無線アクセスネットワークを特定することにより、無線通信サービスが提供される。サーバは、複数の無線アクセスネットワークと通信する能力があり、1つまたは複数の無線アクセスネットワークと無線リンクを確立する能力という意味でWTRUの状態を判定する。サーバは、無線アクセスネットワークとサーバ通信リンク(これを用いることにより、WTRUが無線リンクを確立する能力を有する)を確立し、その通信リンクを用いてWTRUとの間の通信を確立する。次にこのサーバ通信リンクを用いて、アクセスネットワークの1つを介してWTRUとさらなる接続先との間の通信を確立する。
【0007】
ASAAサーバは加入ユーザに関する位置、サービス、および経路指定情報を統合する。ASAAサーバはまた、ポリシープロファイルに基づき、ユーザに適切に対応するネットワークに向けて呼およびプッシュ型サービスを経路指定する。これらのプロファイルには、例えば、位置、技術、ネットワーク能力、行動要素、および料金基準が含まれる。ASAAネットワークは、IP準拠の技術(例えば、SIP)を使用して、技術間の整合化を支援する。
【0008】
図1はASAAネットワーク11の概念図であり、本発明による、ASAAサーバ12、ネットワーク・サービス・エンティティ21〜26、およびWTRU13の代表的関係を示す。本発明に従って実施されたASAAネットワーク11は、3Gの広域PLMN(例えば、UMTSやCDMA2000)、私設域ネットワーク(WPAN:Private Area Networks)、例えば事務所やキャンパスネットワーク(例えばWLAN、ブルートゥース、IEEE802.11、IEEE802.15、およびZigBee)、および私設のSOHOネットワーク(例えばWLAN、ブルートゥース、IEEE802.15、およびZigBee)などの異なる技術のネットワークを接合する。図1に示されるように、ASAAネットワーク11およびASAAサーバ12に加えて、公衆電話交換ネットワーク(PSTN:Public Switched Telephone Network/PDN:Public Data Network)14および公衆陸上移動体ネットワーク(PLMN:Public Land Mobile Network)15がある。
【0009】
IEEE802.15などのいくつかのプロトコルが記述されるが、本発明の範囲内での通信について多くの適切なプロトコルを使用することができる。これらは例として記述されるものであり、他の通信技法、およびZigBee、UWB、およびIrDAなどのプロトコルが使用され、本発明の概念が実施されると考えられる。
【0010】
PLMN15には、空港地域における娯楽店21、空港ラウンジ22、事務所内ネットワーク23、WLANサービスを提供する喫茶店24、およびホームネットワーク25として描かれる複数のLAN21〜25が含まれる。PLMN15にはまた、広域の移動体サービスを提供するネットワーク26が含まれ、この例では3Gの装置27およびSIP装置28が含まれる。この広域移動体サービスネットワーク26は、WLAN、BT、およびUMTSを介して通信を提供する。LAN21〜25および広域移動体サービスネットワーク26はアクセスネットワークを形成する。LAN21〜25を通る一般的な通信は、IPプロトコル、SIPプロトコル、または他のパケット交換プロトコルによる。一般的には、そのような通信は共通なチャンネルを使用し、必要に応じて帯域幅を割り当てられる。
【0011】
事務所内ネットワーク23、ホームネットワーク25、および広域移動体サービスネットワーク26を含む様々な場所で、複数のASAAアプリケーションサーバ41、42、および43が提供される。ASAAアプリケーションサーバ41、42、および43は、それらの個別のアクセスネットワーク23、25、および26を介してアプリケーションサービスを提供するが、しかしまた、他のアクセスネットワークを介してアクセス可能でもある。
【0012】
WTRU13は、アクセスネットワーク21〜26のさまざまな1つと通信するように描かれ、かつそれが可能である。ASAAサーバ12は、WTRU13が通信リンクを確立したネットワーク21〜26の個別の1つに、直接的にまたは間接的に接続することによって、WTRU13との通信リンクを確立することができる。この構造においては、サービスはASAAサーバによりもたらされる。アクセスネットワークはユーザへのアクセスを提供し、したがって、ユーザおよびASAAサーバの間の呼および他の対話は、ユーザが接続しているアクセスネットワークを介して経路指定される。これにより、アクセスネットワーク21〜26の個々の1つを介してサービスをユーザに対して配信するために、ASAAサーバ12がサービスプラットホームとして機能することが可能となる。
【0013】
WTRU13は、WLAN23を介して提供される様々なサービスを介して通信することができるが、一旦接続されると、ASAAサーバ12が管理的機能を提供し、ASAAサーバ12を介してサービスを直接提供すること、または様々なアクセスネットワーク21〜26の中でWTRU13に接続されたアクセスネットワークに向けてサービスが経路指定されるよう要求すること、の何れかが可能である。この構造においては、サービスはASAAサーバ12により提供される。アクセスネットワークはWTRU13へのアクセスを提供し、したがってWTRU13とASAAサーバ12との間の呼および他の対話は、WTRU13が接続しているアクセスネットワーク21〜26を介して経路指定される。
【0014】
ASAAサーバ12にはまた、サーバ機能モジュール61、62が含まれる。サーバ機能モジュール61、62は、ASAAサーバ12を動作させること、およびWTRU13の位置およびアクセスネットワーク21〜26への接続の利用可能性に関するデータベースを維持すること、のための管理的機能を提供する。サーバ機能モジュール61、62はまた、アクセスネットワーク21〜26への接続を介してWTRUが実行することができるアプリケーション機能を提供する。
【0015】
ASAAサーバ12は、発呼の受信/送信に関するPSTN/PDN14への中心的インタフェースを提供し、かつ、WTRUの位置に基づき、着信呼をWTRUの対応アクセスネットワークに経路指定する。着信呼の経路指定において、ASAAサーバ12はWTRU13に対して構成された可能性のあるすべての潜在的対応アクセスネットワークを呼び出す。WTRU13は、その時点で接続されている対応ネットワークを介して経路指定された呼び出し応答により応答する。次に、ASAAサーバ12は、WTRU13がその時点で接続されている対応アクセスネットワークを介して着信呼を配信する。
【0016】
WTRU13はまた、ASAAサーバ12を適切に構成することにより、着信呼を、その呼をその接続先に経路指定するための対応アクセスネットワークの識別子を用いて特定された対応アクセスネットワークを介して、「強制経路指定」することができる。アクセスネットワークを特定することにより、WTRU13はどのサービスを使用するかを制御することができる。
【0017】
この構造は、伝統的なセルラページングおよび呼の経路指定のメカニズムを、さまざまなアクセスネットワークに対して通用するように拡張する。一実施形態において、IP準拠のアプリケーションレベルのページングメカニズムが公開されたが、このメカニズムはさまざまなアクセスネットワークに対して動作し、WTRU13を位置決めするために役立つ。
【0018】
一実施形態においては、PSTN/PDN14の呼の受信を可能とする、ASAAサーバ12を介した統合されたインタフェースの提供が含まれる。ASAAサーバ12は、PSTN/PDN14の呼を単一のアンカーポイントを介して受信することを可能とする。ユーザの見地からは、アクセスネットワーク21〜26の個別の1つである特定の無線リンクにより無線リンクサービスが提供されるという効果がある。ユーザのインタフェースであるサービス管理は、ローカルネットワーク21〜26のうちの1つと、ASAAサーバ12との何れかであり得る。したがって本システムでは、点線69により示されるように、ユーザのサービスに関するネットワーク管理およびユーザに関するサービス管理を、個別のアクセスネットワーク21〜26からASAAサーバ12に「上方に」移動させる。そして、ASAAサーバ12は、ユーザから見ると仮想サーバとなる。無線リンクに対しては個別のアクセスネットワーク21〜26が、および無線リンク以外のユーザに提供されるサービスに対してはASAAサーバ12が、ネットワークサービスを提供する。ASAAサーバ12のオペレータが、個別のアクセスネットワーク21〜26が提供する無線サービスを獲得することができる場合には、ユーザはそのASAAサーバ12のオペレータを用いてサービス申込み処理をすることができる。
【0019】
この構造は、複数のアクセスネットワーク全体に対するWTRU13のモビリティを支援し、継ぎ目なくWTRU13を位置決めするのに役立つ。ASAAサーバ12を使用することにより、所与のアクセスネットワークを介して呼のユーザにより構成された経路指定が可能となる。これはまた、複数のアクセスネットワークの全体に亘って補完的サービスおよび機能の一様な集合を提供し、この結果、ネットワークが変化するにも関わらず、ユーザ体験の連続性をもたらす。この構造はまた、複数の潜在的アクセスネットワーク全体に亘ってWTRU13に対してプッシュ型サービスを提供するための一様なメカニズムのための構成を提供することができる。
【0020】
様々なアクセスネットワーク12〜26に対するサービスの経路指定に関する管理的機能を提供するASAAサーバ12の役割により、ASAAサーバ12がユーザプロファイルに関する共通的な配置を維持できることとなる。ユーザは、どのサービスを、かつどの物理的環境で、使用すべきかを決定することができる。パラメータの例には、呼の処理、サービスの種類による選択、サービスの費用および原価構造による選択、サービスのネットワーク所有権による選択、サービスとの接続の利用可能性の通知、ユーザが決定している最小のサービス品質(QOS:Quality Of Service)、特定の機能に対するサービスの必要帯域幅、が含まれる。呼の処理プロファイル選択機能には、ボイスメール、呼の選択的受け入れおよび「チャレンジ」応答("challenge" response)が含まれ得る。また同様にASAAサーバ12は、音声メールや他のデータ管理サービスを提供することが可能である。
【0021】
図2は、WTRU81、ASAAサーバ83、およびアクセスネットワーク91〜95の間の関係を示す図である。WTRU81には、RFリンクを確立するための第1の回路87およびデータを処理するための第2の回路88が含まれるが、これらの機能の一部は集積回路の機能である。WTRU81は、ASAAサーバ83との通信リンクを確立するが、一般にこのサービス接続は、WTRU81とサービスネットワーク91〜95の内の1つとの間で為される。ASAAサーバ83を介して、またはWTRU81との無線通信におけるサービスネットワークを介して、の何れかで、サービスを通信することができる。あるいはまた、ASAAサーバ83を通ることなく、1つのサービスネットワークからWTRU81との無線リンクを確立するサービスネットワークへサービスを通信することができる。ASAAサーバが通信を監視する場合には、ASAAサーバ83を通らない通信でもまたはASAAサーバ83から発する通信でも、やはりASAAサーバ83により監視される場合がある。処理回路88はその送信元にかかわらずデータを処理するため、特定のサービスネットワーク91〜95との実際の接続は、ユーザにとって透過的である可能性がある。
【0022】
媒体装置の電源を投入すると、動作上は、ASAAアプリケーションが3GのPLMN基盤を介してASAAサーバ83にアクセスしようと試みる。この登録動作は、PLMNとASAAアプリケーションサーバとの間の位置情報の標準の送信に帰着する(result in)であろう。
【0023】
ASAAサーバ83は、媒体装置に利用可能なサブネットワークの一覧表を維持するであろうし、かつセッションが生きている間、自律的に、またはASAAシステムプロンプトに続く何らかのユーザコマンドがあった際に、これらのサブネットワークに媒体装置をプッシュすることができる。このプッシュ動作はポリシー(policy)に基づく。一例として、サーバポリシーは、ユーザ位置、行動プロファイル、および最適な料金方式(tariffing)を含むことができる。
【0024】
セッションが生きている間、ASAAネットワークは媒体装置とPSTN/PDNとの間の接続性を提供する。(サービス品質プロファイルなどの)ASAAおよびPLMNへの申込み内容に依り、異なるレベルおよび種類のサービスを媒体装置に提供することができる。これもまた、位置に依存する場合がある。
【0025】
一例として、通常時間の大部分、家または事務所に居る行動プロファイルを有するユーザにとっては、一般的なPLMN音声サービスは必要でないかもしれない。そのようなユーザに対しては、サブネットワークが使用不能な時間の間、単純なASAAの(SIP準拠の)ページング方式を適用することができる。
【0026】
本発明によるASAAシステムは、現行のシステムに対していくつかの利点をもたらす。本ASAAシステムは、申込みユーザについての位置、サービス、および経路指定の情報をASAAサーバ83で統合する。これにより、共通的なIP準拠の方式を使用して、異なる技術のネットワーク間における継ぎ目のないモビリティの継ぎ目のない通信を提供することが可能となる。本システムは、ポリシープロファイルに基づき、適切な技術のネットワークに対して、呼およびプッシュ型サービスを経路指定する。本システムはまた、ユーザの位置および技術ネットワークの選択に基づき、柔軟な料金計画を支援する。最終的には本システムは、第三者のアプリケーションプロバイダが無線ネットワークからサービス収入を得ることを可能とする。
【0027】
本ASAAシステムのさらなる利点としては、ASAAサーバ83が、例えばユーザ識別子とすることが可能な仮想識別子をWTRU81に割り当てることが可能であることである。このようにして、異なるWTRUに対してユーザの識別子を移植可能とすることが可能となる。したがって、それぞれのWTRUが一意な識別子を有する場合、ESN番号などのそれらの識別子により、ASAAサーバ83は様々なWTRUと通信することができる。ASAAサーバ83の通信を、ユーザにより選択された異なる識別子に対応させることが可能である。これは、ASAAサーバ83を使用することにより、ユーザが携帯電話などのWTRUの「複製を作ること(clone)」を可能とする。そして、ASAAサーバ83は、識別子に対応する情報を提供するために、異なるWTRUと通信することが可能である。したがって、特定のWTRUの代わりにそれ自体の識別子を用いて、ユーザは物理的に異なる装置を使用することが可能である。ASAAサーバ83は逆に、複数の異なるユーザのIDを単一の装置に写像することができる。何れの場合でも、ASAAサーバ83は識別子代理サービスをWTRUに提供する。
【0028】
一例として、ユーザは旅行に際して、個人用携帯電話機および仕事用携帯電話機を使いたいが、物理的には単一の装置のみを携行したいという場合がある。ユーザは、転送サービスを使用するのではなく、ASAAネットワークの監視下で通信し、ユーザが携行する物理的装置と通信することができる。これはASAAネットワークの監視下にあるため、ASAAサーバ83は、ASAAサーバ83のデータベースに登録された情報に従って電話番号または他の識別データなどの装置情報を変換することが可能である。
【0029】
(遠隔カメラ装置)
図3は本発明の一態様による、遠隔ビデオ媒体機能のASAAネットワークでの一実施例を示す図である。図に示すように、カメラ装置121および122が、ASAAサーバ128に対して仮想接続を提供するネットワーク接続を介して接続される。カメラ装置121および122の実際の接続は、WLAN131などのLANを介して、またはセル接続を実行することができるWTRU135を解して、の何れかとすることができる。WTRU135は、IEEE802.15接続などのローカル接続を介して接続された個別の装置である場合があり、または内蔵型またはカメラ装置122に直接配線されている場合がある。何れの場合でも、ASAAサーバ128が制御することが可能な通信が達成される。
【0030】
また、WLAN131を介して、または直接インターネット接続などの別の接続を介して、の何れかで、ASAAサーバ128と通信可能なPC142も、図3に示される。ローカルなWTRU146は、直接的にまたはWLAN131を介して、ASAAサーバ128と通信する。同様に、WTRU149は離れた場所に位置していて、ASAAサーバ128と通信することができる。ASAAサーバ128は、上述したように、WTRU149またはカメラ装置122に仮想識別子を提供することができる。
【0031】
図4は本発明の一実施形態により実施された、カメラ装置171の遠隔制御の接続を示す概念図である。この遠隔制御は、図1〜3のASAAネットワークを介して、またはネットワークサービスを介して、の何れかで実行される。図4は、両方向リンクを介しての画像の片道送信を示す。カメラ装置171には、関連画像処理プロセッサ172を持つカメラ、画像記憶装置173、および送受信機174が含まれる。カメラ装置171はAP(Access Point:アクセスポイント)177を介して通信し、次にASAAサーバ183の制御下でASAAネットワーク181と通信する。
【0032】
ASAAネットワーク181がユーザのWTRU188に接続し、ディスプレイ189により画像を提供する。ユーザのWTRU188は、カメラ装置171、AP177、ASAAネットワーク181およびWTRU188により確立された通信リンクを介して、カメラ装置171を制御することができる。制御は、自由な場合、または制御アクセスにより制約される場合があり得る。これは、カメラ装置171が制約されて制御される場合には、安全な接続の確立に従って制御命令を提供するかまたは出力を要求する特定の端末によるか、または、パスワードまたは他のユーザ情報による認証に依るか、の何れかとすることができる。
【0033】
カメラ装置171と通信するために、ASAAネットワーク181はカメラ装置171の登録を提供する。カメラ装置との通信は、ASAAサーバ183の監視下でASAAネットワーク181を介して達成される。他のネットワーク接続(図示せず)をもたらすこともまた可能である。したがって、カメラ装置171の出力に対する制御およびアクセスは制御された方法で達成される。このことは、ASAAサーバ183を介してカメラ装置171にアクセスするために、人(one)がASAAサーバ183を介して登録されているか、またはアクセスが承諾されていなければならないということを意味する。ASAAサーバ183を使用する1つの利点は、ASAAネットワークへのアクセス権を有する何れのユーザにも、登録によるカメラ装置171へのアクセス権が提供され得るということである。
【0034】
使用の際に、プライバシーまたは実用上の理由のためにカメラ装置171を制約して使用する場合には、カメラ装置171の制御は権限を有するユーザにより確立される。ASAAサーバ183は、権限を有するユーザにカメラ装置171の制御権を与えることが可能であり、ASAAサーバを介して、またはASAAサーバ183により権限を与えられた接続を介して、の何れかにより、カメラ装置の制御を進行させることが可能である。このようにして、家族などの特定の個人が、使用のためにカメラを保持することが可能となり、またはより少ない制約を許容することができる。したがって、カメラ装置により使用されるネットワークリンクは、見ること(viewing)の外部的制御に対して本質的に自由であることができる一方、ASAAサーバが、所有者による制御を可能とし、所有者および所有者により権限を与えられたものによる広範なアクセス権を許容する。
【0035】
図5は本発明の一実施形態によって実施される、カメラ装置171の遠隔制御動作を示す概念図である。カメラ装置171は、端末192などの遠隔端末により、またはWTRU188により遠隔的に制御される。制御動作は、WTRU188または端末192とカメラ装置171との間の制御を提供するASAAサーバ128の監視下で実行される。加えて、ASAAサーバ128の監視下でまたは独立的に、ASAAサーバ128を介して媒体経路195を確立することができる。コマンドの実行は、カメラ装置171、WTRU188、端末192およびASAAサーバ128間で直接的であるように表現されるが、ASAAサーバが、これらの信号を提供するために中継のネットワーク接続を使用するであろうと予期される。
【0036】
ASAAサーバ128への登録は、WTRU188または端末192により確立され、ASAAサーバ128によりアクセス可能な装置として、201、202を別々に登録する。制御要求203が端末により行われ、204で承諾される。端末は次に、この場合にはカメラ制御であるアプリケーション205、206を開く。方向転換コマンド207〜210などのコマンドがこの後に続く。さらに、媒体経路195により示されるように、端末はカメラ出力にアクセスすることが可能であるが、ASAAサーバ128はこれを制約することができる。
【0037】
(個人用の通信錠および鍵)
ネットワーク全体に対する通信は、有線および無線のさまざまな装置を取り込む。セキュリティが要求される事例において、個人用の錠および鍵となる装置(personal lock and key device(s))により、通信、サービス、およびデータに対する制御された安全なアクセスが提供される。本発明によると、配線されたドングル装置(dongle)またはユーザにより操作されるローカル装置とのローカル無線接続、を効果あらしめることによりセキュリティを実施するために、別々の個人用の錠および鍵となる装置が使用される。ローカル装置は、WTRU、ユーザの制御下の端末、またはユーザにより使用されている公共の端末とすることが可能である。個人用の錠および鍵となる装置は、複数の機能を提供でき、以下を含む場合がある:すなわち、1)ユーザに対するサービスを提供するサーバに対してセキュリティデータを提供するセキュリティサーバとの通信、2)ローカル端末またはWTRUにより処理された信号の暗号化および解読化によるドングルセキュリティ、3)セキュリティサーバにより解読することが可能なパスワード情報の格納、4)複数のセキュリティサーバとの通信、および、5)セキュリティサーバとは独立に、サーバのプロトコルによるパスワードアクセスおよびセキュリティデータをサーバに提供すること。
【0038】
図6は、コンピュータ端末311、WTRU312,313およびWTRUにより接続された携帯型コンピュータ314を介して安全なアクセスを提供するために使用される、個人用の錠および鍵となる装置301(個々に表現してはいない)を有するネットワーク環境300のユーザ端末を表現している。それぞれの端末装置311〜314に対して個別の設備を提供する必要性がなく、単一の装置を様々なユーザ装置に接続して使用することができる点において、この個人用の錠および鍵となる装置301は便利である。個人用の錠および鍵となる装置301が端末装置311〜314の動作に対して必要でない事例においては、個人用の錠および鍵となる装置301は物理的接続に関して限定されたプロファイルを有しかつユーザインタフェースが無いかあるいは限定されているので、都合よくしまっておく(stow)ことができる。
【0039】
個人用の錠および鍵となる装置301は、内部的に格納されたデータを使用することが可能である。加えて、個人用の錠および鍵となる装置301はさらに、外部のカード装置321によって提供されるデータなどの、セキュリティデータを読むことができる。これにより、外部のカード装置321および個人用の錠および鍵となる装置301により使用されるプロトコルとの間の直接的な関連性なしで、別の安全装置が個人用の錠および鍵となる装置301と連動して動作することを可能とする。個人用の錠および鍵となる装置301は、別の外部のカード装置321および外部のサービスと通信するよう期待される場合があるであろうが、それ以外の場合では、外部のカード装置321とプロトコルを共有するよう要求されることはないであろう。
【0040】
図7は、図6の個人用の錠および鍵となる装置301の動作機能を示すブロック概念図である。IEEE802.15またはブルートゥース(BlueTooth(商標登録))などの無線通信回路361および赤外線ポート364が、外部ポート接続376をも有する接続バス371への通信を提供する。接続バス371は論理回路381と通信し、無線通信回路361、赤外線ポート364または外部ポート接続376から接続バス371へ転送された信号を受信する。論理回路381は、無線通信回路361、赤外線ポート364または外部ポート接続376を介した送信を行うために、接続バス371に信号を供給する。論理回路381は、接続バス371を介して転送されるデータの解読化または暗号化のために、メモリ格納装置385に格納された暗号化/解読化データを使用する。
【0041】
カード読取り回路389は、上述した無線通信回路361、赤外線ポート364または外部ポート接続376と通信する接続バス371を介して通信するために、外部のカード(図6の321)からのデータを受信する。外部のカード読取り器389は、完全なデータ変換を獲得することができ、または、論理回路381が変換に使用するためのデータを提供することができる。外部のカード読取り器389により完全なデータ変換が獲得される場合には、論理回路381は、外部のカード読取り器389から接続バス371へ、または接続バス371から外部のカード読取り器389へ、受信されたデータを転送する。論理回路381による使用のために外部のカード読取り器389がデータを提供する場合には、論理回路381がデータを使用し、接続バス371を介して転送されたデータを変換する。論理回路381が、論理回路381により変換されたデータと、外部のカード読取り器389により外部で変換され転送されたデータとの組み合わせを使用することができることもまた、理解される。
【0042】
図8は、個人用の錠および鍵となる装置301と安全サービスとの相互運用性を示す図である。ローカル端末装置であるローカルアプリケーション装置401には、アプリケーション405およびドングルポート404が含まれる。ドングルポート404は、USBポート、無線通信ポートまたは他の通信ポートなどの、物理的なドングルとすることができる。その目的は、個人用の錠および鍵となる装置301がローカルアプリケーション装置401からデータを受信し、ローカルアプリケーション装置401にデータを返信することを可能とすることである。外部のドングル解読化装置を使用することは当業者にとって既知である。
【0043】
ローカルアプリケーション装置401は、ネットワーク接続420および421を介して、個人用の錠および鍵となる装置301と連携する暗号化データを提供するセキュリティサーバ428と通信する。セキュリティサーバ428は個人用の錠および鍵となる装置301と通信し、ネットワーク接続420および421を介して暗号化されたデータを提供しかつ受信する。
【0044】
セキュリティサーバ428は、データを保持し、プログラムサービスを提供することができる。さらに、アプリケーションサービスサーバ431により表されるように、セキュリティサーバ428の外部でサービスを提供することができる。セキュリティサーバ428は、安全なプロトコルを用いて、アプリケーションサービスサーバ431と通信することができる。この安全なプロトコルは、ローカルアプリケーション装置401および個人用の錠および鍵となる装置301を介して通信するために、セキュリティサーバ428のために使用されるものと同一または異なるプロトコルとすることができる。図示されるように、アプリケーションサービスサーバ431とセキュリティサーバ428との間の安全な通信はネットワーク接続421を介する場合があるが、アプリケーションサービスサーバ431とセキュリティサーバ428との間の破線439により表される通信リンクは、外部からアクセスできないように効果的に保護される。その点で、セキュリティサーバ428はユーザの鍵およびパスワードを格納し、個人用の錠および鍵となる装置301と通信することにより、通信要求に応答することができる。個人用の錠および鍵となる装置301が特定されると、セキュリティサーバ428は必要なアクセス情報を伝達する。
【0045】
例として、ユーザが(個人的な名簿、顧客一覧、または他の機密データなどの)個人用のディレクトリにアクセスしようとする場合がある。ディレクトリは、そのディレクトリへの一般からのアクセスが一切ないように、そのディレクトリへのアクセスを安全な方法によってのみ提供するサーバに常駐している。ユーザは、一般の端末とすることができるローカルアプリケーション装置401で接続し、セキュリティサーバ428へのアクセスを要求することができる。セキュリティサーバ428は、個人用の錠および鍵となる装置301を介してのみアクセス可能なデータを提供し、かつさらに、個人用の錠および鍵となる装置301を使用してユーザを認証する。このようにして、ユーザによって要求された形態においてのみ、かつ、個人用の錠および鍵となる装置301を介してのみ読み取り可能な形式での必須要素と共に、データがユーザに提供される。したがって、ユーザにより選択されて表示されたデータのみが一般の端末401でアクセス可能であるだろうし、かつ個人用の錠および鍵となる装置301がドングルポート404に接続された時にのみ取り出されるであろう。したがって、転送されたデータは、ネットワーク接続420および421からは、暗号化されていない形態で「嗅ぎ取る(sniff)」ことはできない。一般端末401へのアクセスを通しては、ローカルでの表示または操作のためにその一般端末401に供給し戻されたデータのみを検出することが可能である。
【0046】
データは、パスワード方式でセキュリティサーバ428に格納することが可能であり、またはアプリケーションサービスサーバ431のような、ほかの場所に格納することが可能である。この例では、アプリケーションサービスサーバ431にデータを格納する場合には、アプリケーションサービスサーバ431とセキュリティサーバ428との間でデータを転送し、次に一般端末401に転送し、そこで個人用の錠および鍵となる装置301がそれを解読する。データの処理は、一般端末、アプリケーションサービスサーバ431、またはセキュリティサーバ428を含む、手近な場所で行うことが可能である。
【0047】
別の例では、保護されたデータがアプリケーションサービスサーバ431に格納される。ユーザはラップトップコンピュータである場合があるローカルアプリケーション装置401に、データ出力をダウンロードしようとする。データ出力は、ラップトップコンピュータ401で操作され、または表示されるであろう。ユーザは、個人用の錠および鍵となる装置301とセキュリティサーバ428との間の認証を提供することによって、サービスを要求する。セキュリティサーバは、それ自体との間の認証を提供することにより応答する。アプリケーションサービスサーバ431は、要求されたサービスを提供し、データ出力を返す。次に、データ出力は、直接的にまたはセキュリティサーバ428を介して、ユーザに提供される。データ出力は、暗号化された形態にて個人用の錠および鍵となる装置301により解読されるべく、または特定の型のデータに対して適切であ暗号化されない形態にて、提供される場合がある。データ出力が例えば、機密の一覧から引き出された1人の氏名や電話番号である場合には、ユーザが単一の氏名や番号は機密であるとみなすことなく、それをむしろローカルで自由にアクセスさせるようにすることが可能である。
【0048】
セキュリティサーバ428は、通信リンクを介してアクセス可能な個別の装置とすることができ、またはASAAサーバ12の1つの機能として提供されることができる。ASAAサーバ12の場合では、個人用の錠および鍵となる装置301により支援されたプロトコルにより安全な接続を維持しつつ、幾つかのネットワークの全体に対して安全な機能を実施することが可能である。
【0049】
図6に図示されたように、個人用の錠および鍵となる装置301は、内蔵型のデータを使用することができ、または外部のカード装置321により提供されるデータを使用することができる。これにより、図8に図示されるように、個人用の錠および鍵となる装置301を、外部のカード装置321とローカルアプリケーション装置401との間のインタフェースとして使用することが可能となる。錠および鍵となる装置301が、WTRUなどの少なくとも1台のさらなる装置に気軽に実装可能であるであろうことが考えられる。これにより、錠および鍵となる装置301が自身の機能を実行するためにWTRUを介して通信することが可能となる。
【0050】
さらなる装置を介して接続する能力もまた、特定の装置が個人用の錠および鍵となる装置301に接続できない環境において有益である。例えば、ある装置が個人用の錠および鍵となる装置301に接続できず、無線接続性があるためにWTRUには接続される場合がある。このような場合には、そのWTRUはセキュリティを可能とする個人用の錠および鍵となる装置301とその装置との両方に接続され、その結果保護された無線接続が提供される。
【0051】
個人用の錠および鍵となる装置301に生体識別機能を含めることが可能である。このことにより、個人用の錠および鍵となる装置301の使用を所有者に限定するように、生体識別および認証手続きが必要となるであろう。生体機能の例には、物理的な特徴判読機構、音声照合回路機構、またはユーザを一意的に特定する他の機能が含まれるであろう。生体データはまた、個人用の錠および鍵となる装置301に格納された生体データに基づき生体属性を照合するカメラなど、さまざまの装置で使用するために提供することができる。
【0052】
セキュリティサーバ428は、個人用の錠および鍵となる装置301に識別子を割り当てることができる。あるいはまた、セキュリティサーバ428は、個人用の錠および鍵となる装置301が通信するのに用いる仮想の識別子を、ローカルアプリケーション装置401などの装置に割り当てることができる。
【図面の簡単な説明】
【0053】
【図1】本発明により実施されるASAAネットワークを示す図である。
【図2】WTRU、ASAAサーバ、およびアクセスネットワークの間の関係を示す図である。
【図3】本発明の一態様による、遠隔ビデオ媒体機能のASAAネットワークの実施例を示す図である。
【図4】本発明の一実施形態により実施されるカメラ装置の遠隔制御接続を示す概念図である。
【図5】本発明の一実施形態により実施されるカメラ装置の遠隔制御動作を示す概念図である。
【図6】本発明の特定の態様による、ASAAネットワーク上で安全な通信を提供する、個人用の錠および鍵となる装置のユーザインタフェースを示す図である。
【図7】図6の個人用の錠および鍵となる装置の動作機能を示すブロック概念図である。
【図8】図6の個人用の錠および鍵となる装置の、端末装置またはWTRUアプリケーションとの相互運用性を示す図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
異なる種類のアクセス技術を採用する装置による無線のインフラストラクチャへの自律的アクセスを提供するシステムであって、
少なくとも1つのポリシー(policy)を格納するための関連データ格納装置を有するサーバと、
前記サーバに接続され、各々が該サーバへのアクセスを提供するための複数のサブネットワークであって、少なくとも2つの異なる種類のアクセス技術を含む複数のサブネットワークと、
前記サブネットワークと無線で接続するための複数のWTRU(Wireless Transmit/Receive Unit:無線送受信ユニット)とを備え、
前記無線送受信ユニットにより前記サーバが前記無線接続を監視し、かつ、前記少なくとも1つのポリシーに基づき、前記サブネットワークの1つから前記サブネットワークの別の1つへ前記WTRUを切り換えることを特徴とするシステム。
【請求項2】
前記サーバが前記WTRUの登録を提供することであって、該登録によって、PLMNと前記サーバとの間の位置情報の標準(regular)の送信を行うことが可能となる(result in)ことを特徴とする請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
少なくとも1つのWTRU(Wireless Transmit/Receive Unit:無線送受信ユニット)にネットワークサービスを提供する構造体であって、
広域移動体サービスを提供するネットワークおよび少なくとも1つのサブネットワークを含む、複数のネットワークと通信するサーバと、
前記複数のネットワークの少なくとも1つの部分集合を介して接続要求を提供する回路であって、前記サーバに応答して接続要求を提供する回路と、
前記WTRUと前記複数のネットワークの少なくとも1つの部分集合との間の、可能な利用できる接続の一覧を発生させる能力のある前記サーバ上の照会機能と、
前記可能な利用できる接続の一覧を発生させる前記照会機能に応答して前記複数のネットワークから選択された好適なネットワーク接続を決定する機能であって、前記好適なネットワークの決定に応答して前記WTRUが前記複数のネットワークの1つと接続する機能と、
前記WTRUが前記複数のネットワークの1つと接続した場合に、前記WTRUと通信する通信回路と
を備えることを特徴とする構造体。
【請求項4】
前記サーバが、複数のネットワークのシステム状態に関する情報を提供することを特徴とする請求項3に記載の構造体。
【請求項5】
外部の音声のネットワークおよび/またはデータのネットワークを含む通信ネットワークと、
PSTN(Public Switched Telephone Network:公衆電話交換ネットワーク)とPDN(Public Data Network:公衆データネットワーク)との少なくとも1つを含む、前記外部の音声のネットワークおよび/またはデータのネットワークとをさらに備えることを特徴とする請求項3に記載の構造体。
【請求項6】
ASAA(Application Server Autonomous Access:アプリケーションサーバ自律アクセス)サーバが、該ASAAサーバからのデータを使用して前記アクセスネットワークを介して提供される、前記外部の音声のネットワークおよび/またはデータのネットワークと前記WTRUとの間の接続性を提供することを特徴とする請求項5に記載の構造体。
【請求項7】
ASAA(Application Server Autonomous Access:アプリケーションサーバ自律アクセス)サーバが前記WTRUについての識別子を提供することであって、該ASAAサーバにより割り当てられた該識別子に従って、ネットワーク接続要求を提供することを特徴とする請求項3に記載の構造体。
【請求項8】
少なくとも1つのWTRU(Wireless Transmit/Receive Unit:無線送受信ユニット)に無線通信サービスを提供する方法であって、
WTRUへの無線リンクを提供する能力のある少なくとも複数の無線アクセスネットワークを識別することと、
複数の無線アクセスネットワークと通信する能力のあるサーバを提供することと、
1つまたは複数の前記無線アクセスネットワークと無線リンクを確立する能力について前記WTRUの状態を判定することと、
前記サーバを使用して、前記複数の無線アクセスネットワークの少なくとも1つとサーバ通信リンクを確立することであって、前記WTRUは前記無線アクセスネットワークを用いて無線リンクを確立する能力を有することと、
前記サーバ通信リンクを使用して、前記複数のネットワークの前記1つを介して前記WTRUとの間に通信を確立することと
前記サーバ通信リンクを使用して、前記複数のアクセスネットワークの前記1つを介して前記WTRUとさらなる接続先との間に通信を確立することと
を備えることを特徴とする方法。
【請求項9】
前記サーバが、前記WTRUから受信されたアドレス指定メッセージに応答することであって、前記WTRUに接続されたネットワークを介して、前記WTRUと目的ネットワークとの間の通信リンクの確立を可能とし、前記WTRUに接続された前記ネットワークが前記WTRUの接続性の表示を提供することと、
外部の音声のネットワークおよび/またはデータのネットワークを提供する通信ネットワークと、
前記無線アクセスネットワークが前記サーバとの通信を提供することであって、前記WTRUに接続された前記ネットワークを含むネットワーク経路指定により、前記外部の音声のネットワークおよび/またはデータのネットワークと前記WTRUとの間に通信を提供することとをさらに備えることを特徴とする請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記サーバが、複数のネットワークのシステム状態に関する情報を提供することをさらに備えることを特徴とする請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記外部の音声のネットワークおよび/またはデータのネットワークが、通信要求に対して受信された応答に応答して、前記ネットワークの少なくとも1つと通信することを特徴とする請求項9に記載の方法。
【請求項12】
前記外部の音声のネットワークおよび/またはデータのネットワークが、呼び出し要求に対して受信された応答に応答して前記ネットワークの少なくとも1つと通信することを特徴とする請求項9に記載の方法。
【請求項13】
ASAA(Application Server Autonomous Access:アプリケーションサーバ自律アクセス)サーバが、該ASAAサーバからのデータを使用して前記アクセスネットワークを介して提供される、前記外部の音声のネットワークおよび/またはデータのネットワークと前記WTRUとの間の接続性を提供することを特徴とする請求項9に記載の方法。
【請求項14】
ネットワークサービスを提供するために少なくとも1つのWTRUを前記ASAAサーバに登録するレジストリを提供することをさらに備えることを特徴とする請求項9に記載の方法。
【請求項15】
ASAA(Application Server Autonomous Access:アプリケーションサーバ自律アクセス)サーバが前記WTRUについての識別子を提供することであって、該ASAAサーバにより割り当てられた該識別子に従って、ネットワーク接続要求を提供することを特徴とする請求項8に記載の方法。
【請求項16】
ASAA(Application Server Autonomous Access:アプリケーションサーバ自律アクセス)サーバプロトコルに従って少なくとも1つのWTRU(Wireless Transmit/Receive Unit:無線送受信ユニット)にネットワークサービスを提供するサーバであって、
複数のネットワークの少なくとも1つの部分集合を介して通信要求を提供する通信要求回路と、
特定のWTRUの、かつ、前記ネットワークの1つから受信された、通信要求への応答が、前記ネットワークの1つを介した前記WTRUの接続性の表示を提供するように、前記複数のネットワークから受信されたメッセージに応答する回路と、
受信された前記通信要求への応答に応答する前記ネットワークの1つを含むネットワーク経路指定を介して、外部の音声のネットワークおよび/またはデータのネットワークと前記WTRUとの間で通信を行うための通信回路と
を備えることを特徴とするサーバ。
【請求項17】
前記サーバが、複数のネットワークのシステム状態に関する情報を提供することを特徴とする請求項16に記載のサーバ。
【請求項18】
前記通信回路は、PSTN(Public Switched Telephone Network:公衆電話交換ネットワーク)とPDN(Public Data Network:公衆データネットワーク)との少なくとも1つを介して通信することを特徴とする請求項16に記載のサーバ。
【請求項19】
前記サーバが、前記ASAAサーバからのデータを使用して、前記外部ネットワークとの間の接続性を提供することを特徴とする請求項16に記載のサーバ。
【請求項20】
ネットワークサービスを提供するために少なくとも1つのWTRUを前記ASAAサーバに登録するレジストリをさらに備えることを特徴とする請求項16に記載のサーバ。
【請求項21】
複数のアクセスネットワークを介してサーバと通信するWTRU(Wireless Transmit/Receive Unit:無線送受信ユニット)であって、
前記アクセスネットワークの少なくとも第1の部分集合を介して、前記サーバにより発行された呼び出し要求を受信する回路と、
前記呼び出し要求に応答して、前記ネットワークの1つを介して、前記WTRUの接続性の表示を提供する回路と、
前記アクセスネットワークの少なくとも第2の部分集合を介して選択的に通信する回路であって、前記第2の部分集合が前記第1の部分集合に重複可能な回路と、
前記アクセスネットワークの前記少なくとも第2の部分集合を介して前記サーバと通信する通信回路と
を備えることを特徴とするWTRU。
【請求項22】
前記WTRUが、PSTN(Public Switched Telephone Network:公衆電話交換ネットワーク)およびPDN(Public Data Network:公衆データネットワーク)の少なくとも1つを含む、外部の音声のネットワークおよび/またはデータのネットワークと、前記サーバを介して通信することを特徴とする請求項21に記載のWTRU。
【請求項23】
前記サーバとの前記WTRU通信が、ASAA(Application Server Autonomous Access:アプリケーションサーバ自律アクセス)サービスを提供することを特徴とする請求項21に記載のWTRU。
【請求項24】
ネットワークサービスを提供するための前記ASAAサーバへの登録に従って、前記ASAAサービスと通信するための回路機能をさらに備えることを特徴とする請求項23に記載のWTRU。
【請求項25】
ビデオカメラを制御可能に動作させる方法であって、
少なくとも1台のカメラ装置に無線ネットワークを提供することであって、該無線ネットワーク接続が、前記カメラの動作制御を提供しかつ前記カメラから画像を取り出すことと、
前記無線ネットワーク接続を介して前記カメラ装置に動作制御信号を伝達する能力と前記カメラに対する前記無線ネットワーク接続により受信された前記カメラからの画像の送信を制御する能力のある監視ネットワークを提供することと、
制御端末装置を提供することと、
前記制御端末装置から前記監視ネットワークへのリンクを確立することであって、前記カメラへの前記動作制御信号の通信を提供しかつ前記カメラからの前記画像の送信制御を提供することにより、前記制御端末装置と前記監視ネットワークとの間のリンクが前記カメラの制御を提供することと
を備えることを特徴とする方法。
【請求項26】
前記監視サーバを使用して、前記カメラ装置へのリンクを識別することと、
前記監視サーバを使用して、前記カメラ装置を制御するために、サーバ通信リンクを確立することと、
前記サーバ通信リンクを使用して、前記カメラとさらなる接続先との間の通信を確立することとをさらに備えることを特徴とする請求項25に記載の方法。
【請求項27】
前記監視サーバとして、前記外部ネットワークと前記カメラ装置との間の接続性を提供するASAA(Application Server Autonomous Access:アプリケーションサーバ自律アクセス)サーバを使用することであって、前記接続性が、前記サーバ通信リンクとして機能しているアクセスネットワークを介して、かつ、前記ASAAサーバからのデータを使用して提供されることと、
前記ASAAサーバを使用して、前記カメラ装置へのリンクを識別することと、
前記ASAAサーバを使用して、前記カメラ装置を制御するために前記サーバ通信リンクを確立することと、
前記サーバ通信リンクを使用して、前記カメラとさらなる接続先との間の通信を確立することとをさらに備えることを特徴とする請求項25に記載の方法。
【請求項28】
ネットワークサービスを提供するために少なくとも1つのWTRUを前記監視サーバに登録するレジストリを提供することをさらに備えることを特徴とする請求項25に記載の方法。
【請求項29】
少なくとも1つのビデオ装置への安全なアクセスを提供する能力のあるシステムであって、
前記ビデオ装置へのリンクを提供し、かつ、動作制御および画像転送を提供する無線ネットワークと、
前記無線ネットワーク接続を介して動作制御信号を前記ビデオ装置に伝達する能力、および、前記無線ネットワーク接続により転送される画像の送信を制御する能力のある監視ネットワークと、
前記監視ネットワークと前記無線ネットワークのうちの1つと通信状態にある制御端末装置と、
前記ビデオ装置への前記動作制御信号の通信の提供および前記ビデオ装置に関連付けられた画像の送信制御の提供により前記ビデオ装置を制御するために、前記制御端末装置とのリンクを確立する前記監視ネットワークの機能と
を備えることを特徴とするシステム。
【請求項30】
前記監視サーバが、前記ビデオ装置へのリンクを識別することと、
前記監視サーバが、前記ビデオ装置を制御するためにサーバ通信リンクを確立することと、
前記サーバ通信リンクが、前記ビデオ装置とさらなる接続先との間の通信を確立することとを特徴とする請求項29に記載のシステム。
【請求項31】
ASAA(Application Server Autonomous Access:アプリケーションサーバ自律アクセス)サーバが前記監視サーバの機能を提供し、該ASAAサーバが前記外部ネットワークと前記カメラ装置との間の接続性を提供し、該接続性が、前記サーバ通信リンクとして機能しているアクセスネットワークを介してかつ前記ASAAサーバからのデータを使用して提供されることと、
前記ASAAサーバが、前記カメラ装置へのリンクを識別するためかつ前記サーバ通信リンクを確立し前記カメラ装置を制御するための回路機能を含むことと、
前記サーバ通信リンクが、前記カメラとさらなる接続先との間の通信を確立することとを特徴とする請求項29に記載のシステム。
【請求項32】
少なくとも1つのWTRUが、ネットワークサービスを提供するための前記監視ネットワークに登録することを特徴とする請求項29に記載のシステム。
【請求項33】
公衆加入者ネットワークを介してアクセス可能であり、かつ安全なアクセスを提供するビデオ装置であって、
動作制御を提供するため、かつ、無線ネットワークを介して画像を転送するために、前記ネットワークと前記ビデオ装置との間のリンクを提供するように前記無線ネットワークと通信するための回路と、
監視ネットワークにより制御された方法で前記無線ネットワーク接続を介して動作制御信号を受信するための前記監視ネットワークに応答する回路であって、これにより前記無線ネットワーク接続による画像の制御および送信が可能となる回路とを備え、前記監視ネットワークが前記動作制御信号の前記ビデオ装置への伝達を提供することによって前記ビデオ装置を制御するために遠隔端末装置とのリンクの確立を制御し、かつ前記監視ネットワークが前記ビデオ装置に関連付けられている画像の転送を制御することを特徴とするビデオ装置。
【請求項34】
前記ビデオ装置が、前記ビデオ装置へのリンクを識別するためのデータを前記監視サーバに提供することと、
前記ビデオ装置が、前記サーバとの通信リンクに応答して前記ビデオ装置を制御することと、
前記ビデオ装置が、前記サーバに応答してさらなる接続先と通信することとを特徴とする請求項33に記載のビデオ装置。
【請求項35】
安全な通信を提供する通信付属物であって、
双方向のポート接続を介して少なくとも1つのローカル装置と通信する回路と、
暗号化および/または解読化のためのコード変換データを格納するメモリ格納装置と、 前記双方向のポートを介してデータを受信しかつ前記コード変換データを使用して前記データを解読する論理回路とを備え、公衆ネットワークリンクを介して提供されかつ前記1つのローカル装置を介してアクセスされる、少なくとも1つのサービスとの間に、前記論理回路によりアクセスされたデータがデータの安全な転送を確立するためのコード変換を提供するように、前記コード変換は予め定められた遠隔的にアクセスされるサーバとの協調的な機能を提供し、かつ、前記双方向のポート接続を介して通信する前記1つのローカル装置は、公衆ネットワークリンクを介して接続された場合に前記公衆ネットワークリンクを介して前記予め定められた遠隔的にアクセスされるサーバとの通信を提供することを特徴とする通信付属物。
【請求項36】
前記1つのローカル装置がユーザおよび遠隔コマンドの限定された集合により限定されたデータを提供することであって、前記コマンドの限定された集合により提供された場合を除いて前記ローカル端末装置を介した前記データへのアクセスを制限することを特徴とする請求項35に記載の通信付属物。
【請求項37】
前記論理回路によりアクセスされる前記データが、前記予め定められた遠隔的にアクセスされるサーバとは別のサービスからのデータを含み、かつ前記予め定められた遠隔的にアクセスされるサーバが、前記予め定められた遠隔的にアクセスされるサーバとは別のサービスへの安全なアクセスを提供することを特徴とする請求項35に記載の通信付属物。
【請求項38】
前記論理回路によりアクセスされる前記データが、前記予め定められた遠隔的にアクセスされるサーバとは別のサービスからのデータを含み、かつ前記予め定められた遠隔的にアクセスされるサーバが、前記ローカル端末装置と前記予め定められた遠隔的にアクセスされるサーバとは別のサービスとの間の通信を指示することを特徴とする請求項35に記載の通信付属物。
【請求項39】
さらなるデータ処理を提供するために前記論理回路と通信するように動作可能な読み取り装置をさらに備えることを特徴とする請求項35に記載の通信付属物。
【請求項40】
さらなるコード変換データを提供するために前記論理回路と通信するように動作可能な読み取り装置をさらに備えることを特徴とする請求項35に記載の通信付属物。
【請求項41】
さらなるデータ処理を提供するために前記論理回路と通信するように動作可能な読み取り装置であって、前記さらなるデータ処理の少なくとも一部分が、前記論理回路とは独立に発生する(generate)ことを特徴とする請求項35に記載の通信付属物。
【請求項42】
前記付属物が、前記予め定められた遠隔的にアクセスされるサーバと協調してドングルセキュリティを提供することをさらに備えることを特徴とする請求項35に記載の通信付属物。
【請求項43】
前記付属物が、前記ローカル端末装置により処理された信号の暗号化および解読化により前記局所的サービスへの安全なアクセスを提供することを特徴とする請求項35に記載の通信付属物。
【請求項44】
パスワード情報の記憶機構を提供する、メモリ格納装置、前記予め定められた遠隔的にアクセスされるサーバ、または、前記予め定められた遠隔的にアクセスされるサーバによりアクセス可能なサービスのうちの1つをさらに備え、そこでは、前記論理回路が前記パスワード情報を解読することを特徴とする請求項35に記載の通信付属物。
【請求項45】
前記通信付属物が、前記ローカル端末装置により実行される特定の機能に従って選択された複数のセキュリティサーバのうちの1つと、前記ローカル端末装置を介して安全な通信を提供することを特徴とする請求項35に記載の通信付属物。
【請求項46】
前記予め定められた遠隔サーバとの安全な通信をもたらすために、前記通信付属物により使用されるプロトコルとは独立に、さらなるサーバのプロトコルにより、前記予め定められた遠隔サーバが前記さらなるサーバと安全な通信を提供することを特徴とする請求項35に記載の通信付属物。
【請求項47】
前記予め定められた遠隔サーバとの安全な通信をもたらすために、前記通信付属物により使用されるプロトコルとは独立に、さらなるサーバのプロトコルにより、前記予め定められた遠隔サーバが前記さらなるサーバと安全な通信を提供することであって、前記予め定められた遠隔サーバが、ASAA(Application Server Autonomous Access:アプリケーションサーバ自律アクセス)サーバとして構成され、
前記ASAAサーバが、前記ローカル装置の前記ASAAサーバへの登録に従ったコード変換のための前記協調的機能を提供することを特徴とする請求項35に記載の通信付属物。
【請求項48】
前記予め定められた遠隔サーバが、ASAA(Application Server Autonomous Access:アプリケーションサーバ自律アクセス)サーバとして安全な通信を提供することであって、前記ASAAサーバが、前記ローカル装置の前記ASAAサーバへの登録に従ったコード変換のための前記協調的機能を提供することを特徴とする請求項35に記載の通信付属物。
【請求項49】
さらなるセキュリティデータを読み取るための回路機能をさらに備え、それにより前記通信付属物が別のセキュリティ装置とともに動作することを可能とすることを特徴とする請求項35に記載の通信付属物。
【請求項50】
端末インタフェースとは別にセキュリティデータを維持しつつ、少なくとも1つの別々の前記端末インタフェースを使用する場合に、通信付属物の使用により安全なデータ転送を提供する方法であって、
論理回路および少なくとも1つのメモリ格納装置を含むセキュリティ付属物を提供することと、
前記セキュリティ付属物を使用して、双方向のポート接続を介して少なくとも1つのローカル装置と通信することであって、前記ローカル装置が公衆ネットワーク接続を確立しまたは維持することと、
前記論理回路によりアクセスされたデータが公衆ネットワークリンクを介して提供されかつ前記1つのローカル装置を介してアクセスされる、少なくとも1つのサービスとの間にデータの安全な転送を確立するためのコード変換を提供するように、前記公衆ネットワーク接続を介してアクセス可能な予め定められた遠隔的にアクセスされるサーバとの協調的なコード変換機能を提供し、かつ、前記双方向のポート接続を介して通信する前記1つのローカル装置が、前記公衆ネットワーク接続を介して接続された場合に、前記予め定められた遠隔的にアクセスされるサーバとの通信を提供することと
を備えることを特徴とする方法。
【請求項51】
前記1つのローカル装置を使用して、ユーザおよび遠隔コマンドの限定された集合により限定されたデータを提供することであって、コマンドの前記限定された集合により提供された場合を除いて、前記ローカル端末装置を介した前記データへのアクセスを制限することをさらに備えることを特徴とする請求項50に記載の方法。
【請求項52】
前記論理回路によりアクセスされる前記データが、前記予め定められた遠隔的にアクセスされるサーバとは別のサービスからのデータを含み、かつ、前記予め定められた遠隔的にアクセスされるサーバが、前記予め定められた遠隔的にアクセスされるサーバとは別のサービスへの安全なアクセスを提供することを特徴とする請求項50に記載の方法。
【請求項53】
前記論理回路によりアクセスされる前記データが、前記予め定められた遠隔的にアクセスされるサーバとは別のサービスからのデータを含み、かつ前記予め定められた遠隔的にアクセスされるサーバが、前記ローカル端末装置と前記予め定められた遠隔的にアクセスされるサーバとは別のサービスとの間の通信を指示することを特徴とする請求項50に記載の方法。
【請求項54】
さらなるデータ処理を提供するために、前記論理回路と通信するように動作可能な読み取り装置を使用することをさらに備えることを特徴とする請求項50に記載の方法。
【請求項55】
さらなるコード変換データを提供するために、前記論理回路と通信するように動作可能な読み取り装置を使用することをさらに備えることを特徴とする請求項50に記載の方法。
【請求項56】
さらなるデータ処理を提供するために前記論理回路と通信するように動作可能な読み取り装置を使用することであって、前記さらなるデータ処理の少なくとも一部分が、前記論理回路とは独立に発生することをさらに備えることを特徴とする請求項50に記載の方法。
【請求項57】
前記付属物が、前記予め定められた遠隔的にアクセスされるサーバと協調してドングルセキュリティを提供することを特徴とする請求項50に記載の方法。
【請求項58】
前記付属物を使用して、前記ローカル端末装置により処理された信号の暗号化および解読化により前記ローカルサービスへの安全なアクセスを提供することをさらに備えることを特徴とする請求項50に記載の方法。
【請求項59】
メモリ格納装置、前記予め定められた遠隔的にアクセスされるサーバ、または、前記予め定められた遠隔的にアクセスされるサーバによりアクセス可能なサービスのうちの1つに、パスワード情報の記憶装置を提供することと、
前記論理回路を使用して前記パスワード情報を解読することとをさらに備えることを特徴とする請求項50に記載の方法。
【請求項60】
前記通信付属物を使用して、前記ローカル端末装置により実行される特定の機能に従って選択された複数のセキュリティサーバのうちの1つと前記ローカル端末装置を介して安全な通信を提供することをさらに備えることを特徴とする請求項50に記載の方法。
【請求項61】
前記予め定められた遠隔サーバを使用して、前記予め定められた遠隔サーバとの安全な通信を提供するために、前記通信付属物により使用されるプロトコルとは独立に、前記さらなるサーバのプロトコルにより、さらなるサーバと安全な通信を提供することをさらに備えることを特徴とする請求項50に記載の方法。
【請求項62】
前記予め定められた遠隔サーバを使用して、前記予め定められた遠隔サーバとの安全な通信を提供するために、前記通信付属物により使用されるプロトコルとは独立に、前記さらなるサーバのプロトコルにより、さらなるサーバと安全な通信を提供することであって、前記予め定められた遠隔サーバが、ASAA(Application Server Autonomous Access:アプリケーションサーバ自律アクセス)サーバとして構成されることと、
前記ASAAサーバを使用して、前記ローカル装置の前記ASAAサーバへの登録に従ったコード変換のための前記協調的機能を提供することとをさらに備えることを特徴とする請求項50に記載の方法。
【請求項63】
ASAA(Application Server Autonomous Access:アプリケーションサーバ自律アクセス)サーバを、前記予め定められた遠隔サーバとして使用することであって、該ASAAサーバが、前記ローカル装置の該ASAAサーバへの登録に従ったコード変換のための前記協調的機能を提供することをさらに備えることを特徴とする請求項50に記載の方法。
【請求項64】
さらなるセキュリティデータを読み取ることであって、それにより前記通信付属物が別のセキュリティ装置に関連して動作することを可能とすることをさらに備えることを特徴とする請求項50に記載の方法。
【請求項65】
少なくとも1つのWTRU(Wireless Transmit/Receive Unit:無線送受信ユニット)にネットワークサービスを提供する構造体であって、
広域移動体サービスを提供するネットワークを含む、複数のネットワークと通信するためのサーバと、
前記複数のネットワークの少なくとも1つの部分集合を介して接続要求を提供し、および、好適ネットワーク接続に従って前記WTRUと通信することとを備え、前記サーバが前記WTRUについての識別子を提供し、かつ、前記WTRUが前記好適ネットワーク接続に従って通信し、それにより前記サーバにより割り当てられた前記識別子に従ってネットワーク接続要求を提供することを特徴とする構造体。
【請求項66】
前記サーバが、複数のネットワークのシステム状態に関する情報を提供することを特徴とする請求項65に記載の構造体。
【請求項67】
通信ネットワークが、外部の音声のネットワークおよび/またはデータのネットワークを含むことと、
前記外部の音声のネットーワークおよび/またはデータのネットワークが、PSTN(Public Switched Telephone Network:公衆電話交換ネットワーク)およびPDN(Public Data Network:公衆データネットワーク)の少なくとも1つを含むこととをさらに備えることを特徴とする請求項65に記載の構造体。
【請求項68】
ASAA(Application Server Autonomous Access:アプリケーションサーバ自律アクセス)サーバからのデータを使用して、前記外部のネットワークと前記WTRUとの間の接続性を提供するASAAサーバが、前記アクセスネットワークを介して提供されることをさらに備えることを特徴とする請求項65に記載の構造体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公表番号】特表2007−520917(P2007−520917A)
【公表日】平成19年7月26日(2007.7.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−539914(P2006−539914)
【出願日】平成16年11月12日(2004.11.12)
【国際出願番号】PCT/US2004/037869
【国際公開番号】WO2005/048081
【国際公開日】平成17年5月26日(2005.5.26)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.ZIGBEE
【出願人】(596008622)インターデイジタル テクノロジー コーポレーション (871)
【Fターム(参考)】