説明

符号化方法、符号化プログラムおよび符号化装置

【課題】画素データの量子化ビット数が8ビットを超え16ビット未満の画像データを効率的に圧縮符号化する。
【解決手段】画素データをLSB側の8ビットとLSB側の8ビットを除くMSB側のビットとに分離する。LSB側ビットは、DPCMとハフマン符号化により圧縮する。MSB側ビットは、隣接する画素によるMSB側ビットの例えば1バイト分を単位として、MSB側ビット単位のランレングス処理を行い、処理できたら、1バイト単位のランレングス処理を行う。MSB側ビット単位のランレングス処理は、1バイト内の全てのMSB側ビットが一致する場合のみ行う。ラン数は画素データの量子化ビット数により固定的なので、出力しない。LSB側ビットとMSB側ビットとで夫々適切な符号化ができ、効率的に圧縮符号化がなされ、LSB側ビットおよびMSB側ビットの処理を並列的に行うことで、処理が高速化される。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
画素データの量子化ビット数が8ビットを超え16ビット未満の画像データを可逆的に圧縮符号化する符号化方法において、
画素データをLSB側の8ビットからなる第1の部分と、該第1の部分を除いたMSB側のビットからなる第2の部分とに分離する分離のステップと、
上記第1の部分に対して可逆的な第1の圧縮符号化を行う第1の圧縮符号化のステップと、
上記第2の部分に対して上記第1の圧縮符号化とは異なる可逆的な第2の圧縮符号化を行う第2の圧縮符号化のステップと
を有する
ことを特徴とする符号化方法。
【請求項2】
請求項1に記載の符号化方法において、
上記第1の圧縮符号化は、
隣接画素の上記第1の部分の差分に対してエントロピー符号化を施してなる
ことを特徴とする符号化方法。
【請求項3】
請求項1に記載の符号化方法において、
上記第2の圧縮符号化は、
隣接画素による複数の上記第2の部分からなる所定バイトに対して、該所定バイト内で上記第2の部分単位で比較する第1のランレングス処理と、該所定バイト単位で比較する第2のランレングス処理とを組み合わせてなる
ことを特徴とする符号化方法。
【請求項4】
請求項3に記載の符号化方法において、
上記第1のランレングス処理は、
上記所定バイト内に含まれる複数の上記第2の部分が全て一致する場合に行う
ことを特徴とする符号化方法。
【請求項5】
請求項4に記載の符号化方法において、
上記第1のランレングス処理が行われた場合に、ラン数を出力しない
ことを特徴とする符号化方法。
【請求項6】
請求項3に記載の符号化方法において、
上記第1のランレングス処理が行われなかった場合、上記第2のランレングス処理を行わない
ことを特徴とする符号化方法。
【請求項7】
請求項3に記載の符号化方法において、
上記第2の圧縮符号化のステップは、
上記第1のランレングス処理を行ったか否かを示す第1のフラグと、
上記第2のランレングス処理を行ったか否かを示す第2のフラグと
を出力すると共に、
上記第1のフラグが上記第1のランレングス処理を行ったことを示している場合、さらに上記第1のランレングス処理によるランのレベルを出力し、
上記第1のフラグが上記第1のランレングス処理を行っていないことを示している場合、さらに上記複数の第2の部分からなる所定バイトを出力し、
上記第2のフラグが上記第2のランレングス処理を行ったことを示している場合、さらに上記第2のランレングス処理によるラン数を出力する
ことを特徴とする符号化方法。
【請求項8】
請求項3に記載の符号化方法において、
上記第2の圧縮符号化のステップは、
上記第1のランレングス処理を行ったか否かを示す第1のフラグを出力すると共に、
上記第1のフラグが上記第1のランレングス処理を行ったことを示している場合、さらに上記第1のランレングス処理によるランのレベルと、上記第2のランレングス処理を行ったか否かを示す第2のフラグとを出力し、
上記第1のフラグが上記第1のランレングス処理を行っていないことを示している場合、さらに上記複数の第2の部分からなる所定バイトを出力し、
上記第2のフラグが上記第2のランレングス処理を行ったことを示している場合、さらに上記第2のランレングス処理によるラン数を出力する
ことを特徴とする符号化方法。
【請求項9】
請求項3に記載の符号化方法において、
上記所定バイトは1バイトであって、画素データの量子化ビット数が9ビット以上且つ12ビット以下の画像データに対して圧縮符号化を行う
ことを特徴とする符号化方法。
【請求項10】
請求項3に記載の符号化方法において、
上記所定バイトは2バイトであって、画素データの量子化ビット数が9ビット以上且つ15ビット以下の画像データに対して圧縮符号化を行う
ことを特徴とする符号化方法。
【請求項11】
請求項1に記載の符号化方法において、
上記第1の圧縮符号化のステップおよび上記第2の圧縮符号化のステップは、それぞれ並列的に実行される
ことを特徴とする符号化方法。
【請求項12】
請求項1に記載の符号化方法において、
上記第1の圧縮符号化のステップおよび上記第2の圧縮符号化のステップのそれぞれは、赤色、緑色および青色それぞれの画素、または、輝度Y、色差Cbおよび色差Crそれぞれの画素に対して並列的に実行される
ことを特徴とする符号化方法。
【請求項13】
請求項1に記載の符号化方法において、
上記第1の圧縮符号化のステップおよび上記第2の圧縮符号化のステップのそれぞれは、フレームが所定に分割された各領域のそれぞれに対して並列的に実行される
ことを特徴とする符号化方法。
【請求項14】
請求項1に記載の符号化方法において、
上記第1の圧縮符号化のステップによる出力と、上記第2の圧縮符号化のステップによる出力とが所定単位でインターリーブされて1系統で出力される
ことを特徴とする符号化方法。
【請求項15】
請求項14に記載の符号化方法において、
上記第2の圧縮符号化が隣接画素による複数の上記第2の部分からなる所定バイトを単位としてなされ、
上記第2の圧縮符号化のステップによる上記複数の第2の部分からなる所定バイトに対する出力と、該第2の圧縮符号化のステップによる該出力に対応する上記第1の圧縮符号化のステップによる出力とがインターリーブされて1系統で出力される
ことを特徴とする符号化方法。
【請求項16】
請求項1に記載の符号化方法において、
上記第1の圧縮符号化のステップによる出力と、上記第2の圧縮符号化のステップによる出力とがそれぞれ纏められて1系統で出力される
ことを特徴とする符号化方法。
【請求項17】
請求項1に記載の符号化方法において、
上記第1の圧縮符号化のステップによる出力と、上記第2の圧縮符号化のステップによる出力とがそれぞれ独立的に2系統で出力される
ことを特徴とする符号化方法。
【請求項18】
画素データの量子化ビット数が8ビットを超え16ビット未満の画像データを可逆的に圧縮符号化する符号化方法をコンピュータ装置に実行させる符号化プログラムにおいて、
上記符号化方法は、
画素データをLSB側の8ビットからなる第1の部分と、該第1の部分を除いたMSB側のビットからなる第2の部分とに分離する分離のステップと、
上記第1の部分に対して可逆的な第1の圧縮符号化を行う第1の圧縮符号化のステップと、
上記第2の部分に対して上記第1の圧縮符号化とは異なる可逆的な第2の圧縮符号化を行う第2の圧縮符号化のステップと
を有する
ことを特徴とする符号化プログラム。
【請求項19】
請求項18に記載の符号化プログラムにおいて、
上記第1の圧縮符号化のステップおよび上記第2の圧縮符号化のステップを、それぞれ異なるプロセッサに実行させるようにした
ことを特徴とする符号化プログラム。
【請求項20】
請求項18に記載の符号化プログラムにおいて、
上記第1の圧縮符号化のステップおよび上記第2の圧縮符号化のステップのそれぞれによる、赤色、緑色および青色それぞれの画素、または、輝度Y、色差Cbおよび色差Crそれぞれの画素に対する処理を、それぞれ異なるプロセッサに実行させるようにした
ことを特徴とする符号化プログラム。
【請求項21】
請求項18に記載の符号化プログラムにおいて、
上記第1の圧縮符号化のステップおよび上記第2の圧縮符号化のステップのそれぞれによる、フレームが所定に分割された各領域のそれぞれに対する処理を、それぞれ異なるプロセッサに実行させるようにした
ことを特徴とする符号化プログラム。
【請求項22】
画素データの量子化ビット数が8ビットを超え16ビット未満の画像データを可逆的に圧縮符号化する符号化装置において、
画素データをLSB側の8ビットからなる第1の部分と、該第1の部分を除いたMSB側のビットからなる第2の部分とに分離する分離部と、
上記第1の部分に対して可逆的な第1の圧縮符号化を行う第1の圧縮符号化部と、
上記第2の部分に対して上記第1の圧縮符号化とは異なる可逆的な第2の圧縮符号化を行う第2の圧縮符号化部と
を有する
ことを特徴とする符号化装置。
【請求項23】
請求項22に記載の符号化装置において、
上記第1の圧縮符号化部による第1の圧縮符号化および上記第2の圧縮符号化部による第2の圧縮符号化は、並列的に行われる
ことを特徴とする符号化装置。
【請求項24】
請求項22に記載の符号化装置において、
上記第1の圧縮符号化部および上記第2の圧縮符号化部をそれぞれ複数、有し、
上記第1の圧縮符号化部および上記第2の圧縮符号化部のそれぞれによる、赤色、緑色および青色それぞれの画素、または、輝度Y、色差Cbおよび色差Crそれぞれの画素に対する処理を、それぞれ異なる上記第1の圧縮符号化部および上記第2の圧縮符号化部に実行させるようにした
ことを特徴とする符号化装置。
【請求項25】
請求項22に記載の符号化装置において、
上記第1の圧縮符号化部および上記第2の圧縮符号化部をそれぞれ複数、有し、
上記第1の圧縮符号化部および上記第2の圧縮符号化部のそれぞれによる、フレームが所定に分割された各領域のそれぞれに対する処理を、それぞれ異なる上記第1の圧縮符号化部および上記第2の圧縮符号化部に実行させるようにした
ことを特徴とする符号化装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【図39】
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【図40】
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【図41】
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【図42】
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【図43】
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【図44】
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【図45】
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【図46】
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【図47】
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【図48】
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【図49】
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【図50】
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【図51】
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【図52】
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【図53】
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【図54】
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【図55】
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【図56】
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【図57】
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【図58】
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【図59】
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【図60】
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【図61】
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【公開番号】特開2007−214813(P2007−214813A)
【公開日】平成19年8月23日(2007.8.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−31649(P2006−31649)
【出願日】平成18年2月8日(2006.2.8)
【出願人】(000002185)ソニー株式会社 (34,172)
【Fターム(参考)】