説明

経路案内提供システム、画像形成装置および画像形成方法

【課題】 経路案内サービスを複数の場所で提供するにあたり、過去に通った移動経路と同じ移動経路の往来を極力排除した経路案内を提供できるようにする。
【解決手段】 読取手段(1013)と、出力手段(1016)と、を備える複数の画像形成装置(101)が、ネットワーク(107)を介してサーバ(102〜106)に接続され、利用者に経路案内を提供する経路案内提供システムであって、利用者が画像形成装置(101)の設置場所に移動するまで履歴情報を、読取手段(1013)により読み取られた原稿に基づいて取得する手段(1021)と、利用者の目的地情報を、該原稿に基づいて取得する手段と、追加目的地情報を取得する手段と、前記目的地情報と前記追加目的地情報と前記履歴情報とに基づいて、経路案内を探索する探索手段と、を備え、出力手段(1016)は、前記探索された経路案内を印刷することを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、インターネットなどのネットワークを介して移動経路に関する情報を提供するための、情報処理技術に関するものである。
【背景技術】
【0002】
現在地点から所定の複数の目的地または経由地(以下、目的地と称する。)までの移動経路に関する情報(経路案内)を提供するための手段として、従来よりナビゲーションシステムが知られている。
【0003】
ナビゲーションシステムは、その特徴の1つとして、目的地のフレキシブルな変更が可能であることが挙げられる。係る特徴を生かすべく、通常のナビゲーションシステムのユーザインターフェースは、目的地を変更し再探索をするにあたり、最初の経路探索の場合と同様の操作により再探索を行うことができるよう構成されている。つまり、現在地点から変更後の目的地までの設定を行うことで、変更後の経路案内を受けることができるよう構成されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
一例として、最初に目的地BBBを設定して経路探索を実行し経路案内を受けた後、目的地(BBB)への移動途中に目的地としてAAAを追加し、さらに目的地としてCCCを追加する場合の操作について説明する。このような状況において、ナビゲーションシステムを利用して再探索を行う場合、利用者は、以下のような操作を行うこととなる。
【0005】
(1)現在地点その1→AAA→BBBという目的地を設定して、再探索を実行する。
【0006】
(2−1)目的地(AAA)を訪問する前に、目的地(CCC)を追加する場合
現在地点その2→AAA→CCC→BBBという目的地を再度設定しなおして再探索を実行する。
【0007】
(2−2)目的地(AAA)を訪問した後に、目的地(CCC)を追加する場合
上記(1)の設定をクリアした後、現在地点その3→CCC→BBBという目的地を再度設定しなおして再探索を実行する。
【0008】
以上のような手順により再探索を実行することで、利用者は変更後の経路案内を受けることができる。
【0009】
一方、このようなナビゲーションシステムによる経路案内の応用例として、Webブラウザを介したインターネットサービスによる経路案内が考えられる。例えば、旅行代理店は、Webブラウザを介して旅行者に対して経路案内として地図情報を提供するインターネットサービスを行うことができる。さらに旅行代理店では、このようなインターネットサービスを旅行サービスの一環として行うこともできる。
【0010】
このようなサービスが旅行代理店より提供されれば、利用者は、目的地までの経路案内の提供を受けるべく旅行代理店に出向いて経路探索を依頼することで、旅行代理店の現在地点から目的地までの経路案内として地図情報を簡単に取得することが可能となる。
【特許文献1】特開2003−139552号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
しかしながら、従来のナビゲーションシステムでは、再探索時に、既に訪問した目的地の情報も含めて経路探索を行うよう構成されていた。このため、場合によっては、利用者は、再度同じ経路を通って、所定の目的地に向かわなければならないといったケースが生じ得る。例えば、上記(2−2)に記載の再探索は、既に訪問した目的地(AAA)を加味して行われるわけではなく、目的地(CCC)までの経路が最短になるように経路案内が提供される。このため、既に通った経路と同じ経路を通っていくよう経路案内が提供される可能性がある。
【0012】
特に、上述のような旅行代理店で経路案内のサービスをうける場合、利用者は当該サービスを受けるために旅行代理店に出向くことになるため、同じ経路を往来する可能性が一層高まる。
【0013】
しかし、利用者たる旅行者にとっては、本来、未知の場所へ行くことに費やすべき旅行時間を、同じ経路の往来に占有されることは望ましくない。つまり、このようなケースでは、同じ経路の往来を極力排除するよう経路案内が提供されることが望まれる。
【0014】
また、そもそも、旅行代理店というものは、通常一つの地域に一つしか存在しないものであり、目的地までの経路案内の提供を受けるためには、必然的に、利用者は同じ場所へ出向くこととなる。このようなことを考慮すると、経路案内としての地図情報を提供するサービスは、特定の旅行代理店においてだけでなく、複数の箇所(例えば、コンビニ等)で受けられるようにしておくことが望ましい。
【0015】
本発明は上記課題に鑑みてなされたもので、経路案内を提供するサービスを複数の場所で実現可能なシステムにおいて、過去に通った移動経路と同じ移動経路の往来を極力排除した経路案内を提供できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0016】
上記の目的を達成するために本発明に係る経路案内提供システムは以下のような構成を備える。即ち、
原稿を読み取る読取手段と、画像データを印刷する印刷手段と、を備える複数の画像形成装置が、ネットワークを介してサーバに接続され、該画像形成装置のユーザに、移動経路に関する情報を提供する経路案内提供システムであって、
いずれかの前記画像形成装置のユーザが該画像形成装置の設置場所に移動するまでの移動履歴を示す履歴情報を、前記読取手段により読み取られた原稿に基づいて取得する第1の取得手段と、
いずれかの前記画像形成装置のユーザの目的地に関する目的地情報を、前記読取手段により読み取られた原稿に基づいて取得する第2の取得手段と、
いずれかの前記画像形成装置のユーザにより新たに入力された、目的地に関する追加目的地情報を取得する第3の取得手段と、
前記目的地情報と前記追加目的地情報と前記履歴情報とに基づいて、前記移動経路に関する情報を探索する探索手段と、を備え、
前記印刷手段は、前記探索手段において探索された前記移動経路に関する情報を印刷することを特徴とする。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、経路案内を提供するサービスを複数の場所で実現可能なシステムにおいて、過去に通った移動経路と同じ移動経路の往来を極力排除した経路案内を提供することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、本発明の各実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0019】
[第1の実施形態]
1.経路案内提供システムの構成
図1は、本発明の第1の実施形態にかかる経路案内提供システムの構成を示す図である。同図に示すように、経路案内提供システムは、画像形成装置101、経路探索装置102、地図情報管理装置103、経路結果管理装置104、画像形成装置についての位置情報管理装置105、及びID情報管理装置106を備える。前記各装置は、インターネット107を介して接続されている。
【0020】
なお、各装置間の接続として、本実施形態ではインターネット107を用いることとするが、本発明は特にこれに限られず、例えば、LAN(Local Area Network)等の他のネットワークシステムを用いてもかまわない。
【0021】
画像形成装置101は、利用者が操作を行うためのインターフェースを提供する装置である。画像形成装置101と同様の構成を有する複数の画像形成装置101(1)、101(2)、・・・、101(N)が、それぞれインターネット107を介して接続されている。そして、利用者からのリクエストを受け付け、経路案内(経路探索の結果についての情報ならびに地図情報)のサービスを提供できるよう構成されている。これにより、利用者は複数の場所でサービスを受けることができる。なお、説明を簡略化するため、以下、画像形成装置を指す場合は、画像形成装置101と記す。
【0022】
画像形成装置101は、印刷機能、読み取り機能(スキャナ)等の諸機能を有しており、本実施形態では、例えば、複合型のプリンタであるMFPなどを用いることとする。また、画像形成装置101は、更にその位置情報(画像形成装置が設置されている位置に関する情報)を認識する機能を有している。これは、利用者が設定した目的地に対するスタート地点としての現在地情報を提供するためである。また、印刷される地図情報に画像形成装置の存在位置を表記するためである。
【0023】
経路探索装置102、地図情報管理装置103、経路結果管理装置104、画像形成装置についての位置情報管理装置105、及びID情報管理装置106は、それぞれサーバとしての役割を果たす。つまり、画像形成装置101からの処理リクエストを受け付け、該処理リクエストに応じた処理結果を画像形成装置101に提供する。なお、これらの装置は、後述するようにCPU、ROM、RAM、HDD等からなる情報処理装置(コンピュータ)により構成され、例えば、Webサービスなどによりサーバとしての機能を提供する。
【0024】
2.各装置(102〜106)により提供される機能
経路探索装置102は、指定された目的地までの経路探索、及び指定された目的地を省いたうえでの目的地までの経路探索を行う。地図情報管理装置103は、指定された目的地から最寄(例えば駅やバス停など)の場所までの位置関係を示した地図情報を提供する。経路結果管理装置104は、所定の経路探索の結果についての情報を格納し、または取り出す機能を提供する。画像形成装置の位置情報管理装置105は、インターネット107に接続されている複数の画像形成装置101の位置情報を管理し、どの画像形成装置101がどの位置に存在するかについての情報を提供する。ID情報管理装置106は、ユニークなIDを発番する機能を有し、経路結果管理装置104に格納された経路探索の結果についての情報を検索する場合のユニークキー値を提供する。
【0025】
3.各装置(101〜106)の機能構成
3.1 画像形成装置101
画像形成装置101は、操作部101−1、位置情報認識部101−2、読み取り部(スキャナ)101−3を備える。また、制御部101−4、ネットワーク接続部101−5、出力部101−6、出力情報生成部101−7、情報記憶部(メモリ/HD)101−8を備える。
【0026】
操作部101−1は、タッチパネルやキーボタンなどで構成されており、データの入力や表示のために用いられる。利用者は当該表示されたメニューを介してサービスの選択、スキャンの指示、印刷の操作指示等を行うことができる。つまり、操作部101−1は利用者が実際に操作を行うためのユーザインターフェースを提供する。
【0027】
位置情報認識部101−2は、GPS(Global Positioning System)などの動作を制御する。認識した現在の位置情報は、画像形成装置についての位置情報管理装置105に送信され、画像形成装置についての位置情報管理装置105の位置情報管理部105−1によって一元管理される。また、現在の位置情報は、目的地のスタート地点がどこであるかを表示するための現在地情報として利用される。
【0028】
読み取り部(スキャナ)101−3は、スキャナの動作を制御する。スキャナを介して読み取った電子データは、送信されたり、複写されたりする。
【0029】
制御部101−4は、画像形成装置101における各種サービスの管理や印刷、スキャンなどのモード管理を行い、経路探索処理を制御する。また、操作部101−1、位置情報認識部101−2、読み取り部(スキャナ)101−3、ネットワーク接続部101−5、出力部101−6、出力情報生成部101−7、情報記憶部(メモリ/HD)101−8等の各制御部における処理を制御する。
【0030】
ネットワーク接続部101−5は、インターネットやLAN、無線LANなどを介して行われる通信を制御する。
【0031】
出力部101−6は、印刷動作を制御する。出力を指示された情報(出力情報)は、出力用の情報に変換された後に、印刷される。
【0032】
出力情報生成部101−7は、経路探索の結果に基づいて地図情報を取得し、経路案内用の地図情報として整形するための機能を提供する。
【0033】
情報記憶部(メモリ/HD)101−8は、必要な情報を保有しておくためのデータベースである。
【0034】
3.2 経路探索装置102
経路探索装置102は、経路情報管理部102−1、制御部102−2、情報記憶部(メモリ/HD)102−3、ネットワーク接続部102−4を備える。
【0035】
経路情報管理部102−1は、指定された目的地までの経路探索、及び指定された目的地を省いての目的地までの経路探索を実行する。制御部102−2は、経路探索装置102における経路探索機能の制御を司り、経路情報管理部102−1、情報記憶部(メモリ/HD)102−3、ネットワーク接続部102−4における各処理を制御する。
【0036】
3.3 地図情報管理装置103
地図情報管理装置103は、地図情報管理部103−1、制御部103−2、情報記憶部(メモリ/HD)103−3、ネットワーク接続部103−4を備える。
【0037】
地図情報管理部103−1は、指定された目的地から最寄(例えば駅やバス停など)の場所までの位置関係を示した地図情報を提供する。制御部103−2は、地図情報管理装置103における地図情報提供機能の制御を司り、地図情報管理部103−1、情報記憶部(メモリ/HD)103−3、ネットワーク接続部103−4における各処理を制御する。
【0038】
3.4 経路結果管理装置
経路結果管理部104は、経路結果管理部104−1、制御部104−2、情報記憶部(メモリ/HD)104−3、ネットワーク接続部104−4を備える。
【0039】
経路結果管理部104−1は、経路探索の結果についての情報を格納する機能を提供する。制御部104−2は、経路結果管理装置104における経路探索の結果についての情報の格納機能の制御を司り、経路結果管理部104−1、情報記憶部(メモリ/HD)104−3、ネットワーク接続部104−4における各処理を制御する。
【0040】
3.5 画像形成装置についての位置情報管理装置105
画像形成装置についての位置情報管理装置105は、位置情報管理部105−1、制御部105−2、情報記憶部(メモリ/HD)105−3、ネットワーク接続部105−4を備える。
【0041】
位置情報管理部105−1は、GPS(Global Positioning System)などを用いて算出された画像形成装置101の位置情報を認識する機能を提供する。制御部105−2は、位置情報管理装置105における画像形成装置101の位置情報の認識機能の制御を司り、位置情報管理部105−1、情報記憶部(メモリ/HD)105−3、ネットワーク接続部105−4における各処理を制御する。
【0042】
3.6 ID情報管理装置106
ID情報管理装置106は、ID情報管理部106−1、制御部106−2、情報記憶部(メモリ/HD)106−3、ネットワーク接続部106−4を備える。
【0043】
ID情報管理部106−1は、ユニークなID値を発番または管理する機能を提供する。制御部106−2は、ID情報管理装置106におけるID値の発番ならびに管理機能の制御を司り、ID情報管理部106−1、情報記憶部(メモリ/HD)106−3、ネットワーク接続部106−4における各処理を制御する。
【0044】
なお、制御部102−2、制御部103−2、制御部104−2、制御部105−2、制御部106−2は、先述の制御部101−4と同様に構成される。具体的には、図2を用いて後述するようにCPU、ROM、RAM、HDD等からなる情報処理装置(コンピュータ)により構成される。
【0045】
また、情報記憶部(メモリ/HD)102−3、情報記憶部(メモリ/HD)103−3、情報記憶部(メモリ/HD)104−3は、先述の情報記憶部(メモリ/HD)101−8と同様に構成される。また、情報記憶部(メモリ/HD)105−3、情報記憶部(メモリ/HD)106−3も、先述の情報記憶部(メモリ/HD)101−8と同様に構成される。
【0046】
更にネットワーク接続部102−4、ネットワーク接続部103−4、ネットワーク接続部104−4、ネットワーク接続部105−4、ネットワーク接続部106−4は、先述のネットワーク接続部101−5と同様に構成される。
【0047】
4.各制御部のハードウェア構成
図2は、制御部101−4、制御部102−2、制御部103−2、制御部104−2、制御部105−2、制御部106−2の具体的な構成例を示すブロック図である。
【0048】
同図において、201は情報処理装置の演算・制御を司る中央演算装置(以下、CPUと記す)である。202はランダムアクセスメモリ(以下、RAMと記す)であり、CPU201の主メモリとして、及び実行プログラムの領域や該プログラムの実行エリアならびにデータエリアとして機能する。
【0049】
203はCPU201の動作処理手順を記憶しているリードオンリーメモリ(以下、ROMと記す)である。ROM203は情報処理装置の機器制御を行うシステムプログラムである基本ソフト(OS)を記録したプログラムROMと、システムを稼働するために必要な情報等が記録されているデータROMとを備える。なお、ROM203の代わりに、後述のHDD209を用いてもよい。
【0050】
204はネットワークインターフェース(NETIF)であり、インターネット107を介して情報処理装置間のデータ転送を行うための制御や接続状況の診断を行う。205はビデオRAM(VRAM)であり、後述する情報処理装置の稼働状態を示すCRT206の画面に表示させるための画像を展開し、その表示の制御を行う。
【0051】
206はディスプレイ等の表示装置(以下、CRTと記す)である。207は外部入力装置208からの入力信号を制御するためのコントローラ(以下、KBCと記す)である。208は利用者が行う操作を受け付けるための外部入力装置(以下、KBと記す)であり、例えばキーボードやマウス等のポインティングデバイスが用いられる。
【0052】
209はハードディスクドライブ(以下、HDDと記す)であり、アプリケーションプログラムや各種データ保存用に用いられる。本実施形態におけるアプリケーションプログラムとは、本実施形態における各種処理機能を実行するソフトウェアプログラム等である。
【0053】
210は外部入出力装置(以下、FDDと記す)であり、例えばフロッピー(登録商標)ディスクドライブ、CDROMドライブ等の取り外し可能なデータ記録装置(リムーバブル・メディア)を入出力するためのものである。FDD210は、上述したアプリケーションプログラムをリムーバブル・メディアから読み出す場合等に用いられる。
【0054】
213はFDD210によって読み出しされる磁気記録媒体(例えば、フロッピー(登録商標)ディスクや外付けハードディスク)、光記録媒体(例えば、CD−ROM)等のリムーバブル・メディアである。また、光磁気記録媒体(例えば、MO)、半導体記録媒体(例えば、メモリカード)等のリムーバブル・メディアであってもよい。尚、HDD209に格納するアプリケーションプログラムやデータをFDD210に格納して使用することも可能である。
【0055】
211は後述するPRT212への出力信号を制御するためのコントローラ(以下、PRTCと記す)である。212は印刷装置(以下、PRTと記す)であり、例えばLBP(Laser Beam Printer)等が用いられる。200は上述した各ユニット間を接続するための伝送バス(アドレスバス、データバス、入出力バス、及び制御バス)である。
【0056】
5.経路案内提供システムにおいて提供されるサービス
次に、経路案内提供システムにおいて提供されるサービスについて説明する。なお、説明にあたっては、まず、利用者が操作する際に画像形成装置101の操作部101−1上に表示される画面イメージ(図4、図5、図8、図9)について説明する。続いて、経路探索を実行した結果、利用者において取得される印刷イメージ(図6、図7、図10)について説明する。これらの説明により、本経路案内提供システムにおいて、どのようにして利用者にサービスが提供されるのか(以下、サービス提供例と記す。)を示すことができるからである。
【0057】
利用者が画像形成装置101(画像形成装置101(1))の操作部101−1において、初めて経路探索をする際に、目的地を設定するための画面の一例が図4に示す目的地入力画面400である。利用者は、目的地として設定する場所を「目的地1」の入力フィールド401に入力する。なお、目的地は追加可能となっており、目的地の追加ボタン403を押下することにより、「目的地2」の入力フィールド402に追加する目的地を入力することができる。また、利用者は、経路探索ボタン404を押下することにより、経路探索を依頼する(図4の例では、目的地1として“AAA”、目的地2として“BBB”と設定)。
【0058】
図5は、経路探索を実行した結果として画像形成装置101の操作部101−1に表示される経路探索結果画面500である。利用者は、地図情報1のリンク501を押下することにより、最寄(例えば駅やバス停など)の場所までの位置関係を示した地図情報510を画面上で確認することができる。また、利用者は印刷ボタン502を押下することにより、経路探索結果画面500及び対応する全ての地図情報510等の印刷を行うことができる。なお、電車やバスなどの乗り物を利用すべき場合には、乗り降りすべき駅、バス停、乗り換えの案内等も印刷する。可能であれば、到着時刻等も印刷するようにすればよい。また、経路探索を行わせる際に、乗り物を乗るか否か、乗る場合は何を使うかを指定させるようにしてもよい。
【0059】
図6は、利用者が印刷指示した結果、取得される印刷イメージの一例であり、目的地経路情報出力結果600及び対応する全ての地図情報出力結果610からなる。目的地経路情報出力結果600の各目的地の横の□フィールド601は、利用者が訪問した場合にチェックするためのフィールドであり、チェック内容は後述する再探索の際に利用される。
【0060】
ここで、利用者が、目的地1(AAA)を訪問した後、目的地2(BBB)へ訪問する前に、他の目的地を追加して再探索をすべく、画像形成装置101(2)の設置場所に来たものと仮定する。このとき、保有する目的地経路情報出力結果600の目的地1(AAA)の横の□フィールド601には、訪問済みのマークがチェックされているものとする。図7は、利用者により目的地1(AAA)の横の□フィールドにマークがチェックされた状態を示している(701参照)。
【0061】
利用者は、再探索を行うにあたり、現地点の画像形成装置101(画像形成装置101(2))において、まず、目的地経路情報出力結果700を読み取り部(スキャナ)101−3にセットした後、操作部101−1においてスキャンを指示する。
【0062】
次に、図8に示す目的地入力画面800を用いて追加する目的地の設定を行う。なおこの画面における操作は、図4の目的地入力画面400と同様の操作であるため説明は省略する(図8は、目的地4に、“CCC”を設定した場合を示している)。
【0063】
図9は、再探索を実行した結果として画像形成装置101(2)の操作部101−1に表示される画面イメージの一例である。なお、図9に示す画面イメージは図5と同様の画面イメージであるため、ここでは説明を省略する。ここで、図9に示す経路探索結果画面900は、再探索の際に読み取られた目的地経路情報出力結果700の□フィールド701にチェックが付けられた目的地1(AAA)までの経路については省かれている点に特徴がある。
【0064】
図10は、利用者が図9の画面イメージにおいて印刷ボタン901を押下した結果取得される印刷イメージの一例である。なお、図10に示す印刷イメージは、図6と同様であるため、ここでは説明を省略する。
【0065】
なお、画像形成装置101(1)と画像形成装置101(2)とは、物理的に離れており、それぞれの場所で経路探索を行う際には、各地点が目的地に対するスタート地点として自動的に設定されるものとする。
【0066】
6.経路案内提供システムにおける処理の流れ
次に上述のようなサービス提供例を実現するための、経路案内提供システムにおける制御動作の詳細について図3(A)、(B)を用いて説明する。
【0067】
ステップS301において、制御部101−4は、読み取り部(スキャナ)101−3から読み取った情報があったかどうかの判断を行う。読み取った情報があった場合とは、過去に利用者が最低一度は目的地までの経路探索を行い、先述の目的地経路情報出力結果700を保有している状態をいう。なお、情報の読み取りは、制御部101−4が、操作部101−1からの読み取り指示の信号を受けた後、読み取り部(スキャナ)101−3に対して読み取りを指示することにより実行される。
【0068】
ステップS302において、制御部101−4は、読み取り部(スキャナ)101−3が読み取った情報を取得し、情報記憶部(メモリ/HD)101−8に当該読み取った情報を格納する。格納する情報は、先述の目的地経路情報出力結果700をスキャンすることにより読み取った情報のうち、ID702(図7では、ID:987654321であり、ユニークなID値)、目的地情報703及び704である。また、経路情報1(705)及び経路情報2(706)、ならびに各目的地の横の□フィールド701、707がチェックされているかどうかについての情報(履歴情報)も格納する情報に含まれる。
【0069】
ステップS310において、制御部101−4は、ID情報管理装置106に対してIDの発番を依頼する。具体的には、制御部101−4は、ネットワーク接続部101−5を介して、ID情報管理装置106にIDの発番を依頼する。ID情報管理装置106では、ネットワーク接続部106−4を介して前記IDの発番依頼を受信し、制御部106−2にて当該依頼を認識する。そして、ID情報管理部106−1がID発番機能を呼び出すことによって、新たに発番したIDを情報記憶部(メモリ/HD)106−3に格納する。その後、発番したIDを返す(なお、ここで発番したIDは、初めて発番した場合のIDであり、ステップS303における再探索の際のスキャン時に読み取られるID702と同値となる。従って、以下ID702と称する)。
【0070】
制御部106−2は、ID702を取得した後、ネットワーク接続部106−4を介して発番したID702をレスポンスとして返す。制御部101−4は、ネットワーク接続部101−5を介して、発番されたID702のレスポンスを認識し、取得したID702を保有する。
【0071】
ステップS303において、制御部101−4は、経路結果管理装置104に格納されている、過去に経路探索を実行した結果についての情報の中から、ID702と合致するIDを有する情報を取得する。これにより利用者が現在地に辿り付くまでに実行した経路探索の結果についての情報を取得する。
【0072】
具体的には、制御部101−4は、ネットワーク接続部101−5を介して、経路結果管理装置104にID702と合致するIDを有する経路探索の結果についての情報の取得依頼をする。経路結果管理装置104では、ネットワーク接続部104−4を介して経路探索の結果についての情報の取得依頼を受信し、制御部104−2にて当該依頼を認識する。続いて、経路結果管理部104−1が提供するID702に合致するIDを有する情報を取得するための検索機能を呼び出し、情報記憶部(メモリ/HD)104−3に格納されている該当する経路探索の結果についての情報を取得する。
【0073】
制御部104−2は、ネットワーク接続部104−4を介してID702と合致するIDを有する経路探索の結果についての情報をレスポンスとして返す。制御部101−4では、ネットワーク接続部101−5を介して、ID702と合致するIDを有する経路探索の結果についての情報のレスポンスを取得し、取得した当該情報を情報記憶部(メモリ/HD)101−8にID702と対応付けて格納する。
【0074】
ステップS304において、制御部101−4は、操作部101−1から送信された目的地の情報を認識し、前記保有しているID702と対応付けて、情報記憶部(メモリ/HD)101−8に格納する。
【0075】
ステップS305において、制御部101−4は、保有しているID702と合致するIDを有する経路探索の結果についての情報が、情報記憶部(メモリ/HD)101−8に存在するかをチェックする。具体的には、制御部101−4は、保有しているID702と合致するIDで、情報記憶部(メモリ/HD)101−8を検索し合致する情報を全て取得する。
【0076】
ステップS306において、制御部101−4は、ステップS305で取得した経路探索の結果についての情報を比較することにより、目的地情報にチェックがなされている目的地を省いた目的地について、探索対象目的地情報を作成する。
【0077】
上述のサービス提供例に対応付けて説明すると、初めての経路探索時に格納された目的地の情報が、画像形成装置101(1)→AAA→BBBとなり、再探索時に設定される目的地の情報は、画像形成装置101(2)→CCCとなる。この情報を時系列順に並べると、画像形成装置101(1)→AAA→画像形成装置101(2)→CCC→BBBがマージした経路情報となる。しかしながら、目的地1(AAA)は訪問済みとしてチェックされた目的地であるため、画像形成装置101(1)→AAAの経路は不要であると判断し、画像形成装置101(2)→CCC→BBBを新たな探索対象目的地情報として生成する。これにより、既に通った目的地については省いて経路案内を提供することが可能となり、同じ経路を案内する可能性を低減させることができる。
【0078】
ステップS307において、制御部101−4は、探索対象目的地情報についての経路探索を経路探索装置102に依頼する。具体的には、制御部101−4は、ネットワーク接続部101−5を介して、経路探索装置102に探索対象目的地情報を渡し、経路探索を依頼する。
【0079】
経路探索装置102では、ネットワーク接続部102−4を介して前記経路探索の依頼を受信し、制御部102−2にて当該依頼を認識する。そして、経路情報管理部102−1が提供する経路探索機能を呼び出すことによって、情報記憶部(メモリ/HD)102−4に格納されている経路情報から該当する経路情報を探索する。経路情報管理部102−1で経路情報の探索結果を取得すると、制御部102−2では、その結果を認識し、ネットワーク接続部102−4を介して当該経路情報をレスポンスとして返す。制御部101−4では、ネットワーク接続部101−5を介して、当該経路情報のレスポンスを認識する。そして、保有しているID702、取得した経路情報、及び目的地の情報を併せて情報記憶部(メモリ/HD)101−8に格納し、ID702を保有しておく。
【0080】
ステップS308において、制御部101−4は、ステップS307で保有したID702を元に出力情報生成部101−7に出力情報の生成を依頼する。具体的には、制御部101−4が、保有するID702を出力情報生成部101−7に送信し出力情報の生成依頼を行う。出力情報生成部101−7では、受け取ったID702に合致する情報を情報記憶部(メモリ/HD)101−8から取得する。この際取得する情報は、ステップS307で格納した前記経路情報、及び目的地の情報である。
【0081】
ここで、各目的地の地図情報を地図情報管理装置103から取得する処理、ならびに各目的地までの範囲内にある画像形成装置101の位置情報を画像形成装置についての位置情報管理装置105から取得するための処理(図3(B))について説明する。
【0082】
ステップS321は、目的地情報ごとのループの開始を示しており、これにより全ての目的地情報が呼び出される(図10の例では、画像形成装置101(2)、CCC、BBBとなる)。
【0083】
ステップS322において、出力情報生成部101−7は、ステップS321で特定された目的地の最寄の地図情報の取得依頼を、地図情報管理装置103に送信する。具体的には、制御部101−4は、出力情報生成部101−7より目的地の最寄の地図情報の取得依頼を受信し、ネットワーク接続部101−5を介して、地図情報管理装置103に当該地図情報の取得依頼を送信する。
【0084】
地図情報管理装置103は、ネットワーク接続部103−3を介して地図情報の取得依頼を受信し、制御部103−2にて当該依頼を認識した後、地図情報管理部103−1が提供する地図検索機能を呼び出す。地図情報管理部103−1が管理する情報記憶部(メモリ/HD)103−3の中から該当する地図情報を検索し取得すると、制御部103−2は、その検索結果を認識し、検索結果である地図情報を取得する。
【0085】
制御部103−2では、検索結果である地図情報を取得した後、ネットワーク接続部103−3を介して、取得した地図情報をレスポンスとして返す。制御部101−4では、ネットワーク接続部101−5を介して、取得された地図情報のレスポンスを認識し、出力情報生成部101−7に対して各目的地の最寄の地図情報のレスポンスを送信する。
【0086】
ステップS323では、出力情報生成部101−7が、ステップS321で特定された目的地までの範囲に存在する画像形成装置についての位置情報の取得依頼を、画像形成装置についての位置情報管理装置105に送信する。
【0087】
具体的には、制御部101−4が、出力情報生成部101−7から、目的地までの範囲に存在する画像形成装置についての位置情報の取得依頼を受信する。そして、ネットワーク接続部101−5を介して、画像形成装置についての位置情報管理装置105に対して当該位置情報の取得依頼を送信する。
【0088】
位置情報管理装置105では、ネットワーク接続部105−4を介して当該位置情報の取得依頼を受信し、制御部105−2にて当該情報を認識した後、位置情報管理部105−1が提供する位置情報検索機能を呼び出す。位置情報管理部105−1では、管理する情報記憶部(メモリ/HD)105−3から該当する位置情報を検索し取得すると、制御部105−2は、その検索結果を認識し、検索結果である位置情報を取得する。
【0089】
制御部105−2では、検索結果である位置情報を取得した後、ネットワーク接続部105−3を介して当該位置情報をレスポンスとして返す。制御部101−4では、ネットワーク接続部101−5を介して、当該位置情報のレスポンスを認識し、出力情報生成部101−7に検索結果である位置情報のレスポンスを送信する。
【0090】
ステップS324では、ステップS322及びステップS323において取得した地図情報及び位置情報を利用することによって、各目的地の地図情報に画像形成装置101の位置情報を併せて出力するための出力情報を生成する。これにより、図6の610及び図10の1010に示すように地図情報出力結果に画像形成装置101が表記されるようになる。
【0091】
ステップS309では、制御部101−4が、ステップS308において生成した出力情報の出力を出力部101−6に指示し、印刷媒体に印刷する。具体的には、制御部101−4が出力情報生成部101−7で生成した出力情報を出力部101−6に送信し、出力部101−6では受信した出力情報を印刷する。
【0092】
以上の説明から明らかなように、本実施形態によれば、目的地を訪問したか否かを書き込むためのチェック欄を加えた目的地経路情報出力結果を提供することが可能となる。
【0093】
また、目的地経路情報出力結果において、既に訪問した目的地にチェックがなされていた場合には、再探索時に、当該訪問済みの目的地について省略した経路案内が提供されることとなる。この結果、同じ経路を案内する可能性を低減させることが可能となる。
【0094】
また、ユーザは移動の際には紙の持ち運びを行えばよいので、GPS機能付き端末やカーナビゲーションシステムを利用する場合に比べて、持ち運びに不便であるし、バッテリなどの消費もない。
【0095】
また、地図を印刷する際にはユーザに縮尺の指定をさせるようにすれば、よりきめ細かいサービスの提供が可能となる。この場合、ユーザが指定した紙サイズによって自動的に縮尺を決定するようにしてもよい。
【0096】
また、地図を印刷する際、画像形成装置が設置されている場所の近所、あるいは目的地までの見所などのガイドを追加して印刷するようにすれば、よりよいサービスの提供が可能となる。
【0097】
[他の実施形態]
なお、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
【0098】
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、
システムあるいは装置に供給し、
そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行する
ことによっても、達成されることは言うまでもない。
【0099】
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0100】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピ(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。
【0101】
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、
前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、
そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合、
も含まれることは言うまでもない。
【0102】
さらに、記憶媒体から読出されたプログラムコードが、
コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、
そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合、
も含まれることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【0103】
【図1】本発明の一実施形態にかかる経路案内提供システムの構成を示す図である。
【図2】各装置の制御部の具体的な構成例を示すブロック図である。
【図3】経路案内提供システムにおける処理の流れを示すフローチャートである。
【図4】目的地入力画面の一例を示す図である。
【図5】経路探索結果画面の一例を示す図である。
【図6】地図情報出力結果の一例を示す図である。
【図7】利用者が地図情報出力結果の目的地の横のフィールドにチェックをつけた状態を表す図である。
【図8】再探索をする際の目的地入力画面の一例を示す図である。
【図9】再探索をする際に表示される経路探索結果画面の一例を示す図である。
【図10】再探索の結果、取得された地図情報出力結果の一例を示す図である。
【符号の説明】
【0104】
101 画像形成装置
102 経路探索装置
103 地図情報管理装置
104 経路結果管理装置
105 画像形成装置についての位置情報管理装置
106 ID情報管理装置
107 インターネット

【特許請求の範囲】
【請求項1】
原稿を読み取る読取手段と、画像データを印刷する印刷手段と、を備える複数の画像形成装置が、ネットワークを介してサーバに接続され、該画像形成装置のユーザに、移動経路に関する情報を提供する経路案内提供システムであって、
いずれかの前記画像形成装置のユーザが該画像形成装置の設置場所に移動するまでの移動履歴を示す履歴情報を、前記読取手段により読み取られた原稿に基づいて取得する第1の取得手段と、
いずれかの前記画像形成装置のユーザの目的地に関する目的地情報を、前記読取手段により読み取られた原稿に基づいて取得する第2の取得手段と、
いずれかの前記画像形成装置のユーザにより新たに入力された、目的地に関する追加目的地情報を取得する第3の取得手段と、
前記目的地情報と前記追加目的地情報と前記履歴情報とに基づいて、前記移動経路に関する情報を探索する探索手段と、を備え、
前記印刷手段は、前記探索手段において探索された前記移動経路に関する情報を印刷することを特徴とする経路案内提供システム。
【請求項2】
前記第1の取得手段は、
前記読取手段により読み取られた原稿に記載された、目的地に関する目的地情報に対して、ユーザが既に移動済みであるか否かを示す情報を、前記履歴情報として取得することを特徴とする請求項1に記載の経路案内提供システム。
【請求項3】
前記探索手段は、
前記履歴情報により示される目的地を除いて、前記移動経路に関する情報を探索することを特徴とする請求項1に記載の経路案内提供システム。
【請求項4】
前記印刷手段は、
前記移動経路に関する情報を印刷するにあたり、他の画像形成装置の設置場所について、あわせて印刷することを特徴とする請求項1に記載の経路案内提供システム。
【請求項5】
前記印刷手段は、
前記既に移動済みであるか否かを示す情報を記載するための欄をあわせて印刷することを特徴とする請求項2に記載の経路案内提供システム。
【請求項6】
原稿を読み取る読取手段と、画像データを印刷する印刷手段と、を備える画像形成装置であって、
前記画像形成装置のユーザが該画像形成装置の設置場所に移動するまでの移動履歴を示す履歴情報を、前記読取手段により読み取られた原稿に基づいて取得する第1の取得手段と、
前記画像形成装置のユーザの目的地に関する目的地情報を、前記読取手段により読み取られた原稿に基づいて取得する第2の取得手段と、
前記画像形成装置のユーザにより新たに入力された、目的地に関する追加目的地情報を取得する第3の取得手段と、
前記目的地情報と前記追加目的地情報と前記履歴情報とに基づいて探索された、前記移動経路に関する情報を取得する第4の取得手段と、を備え、
前記印刷手段は、前記第4の取得手段において取得された前記移動経路に関する情報を印刷することを特徴とする画像形成装置。
【請求項7】
原稿を読み取る読取工程と、画像データを印刷する印刷工程と、を備える画像形成装置における画像形成方法であって、
前記画像形成装置のユーザが該画像形成装置の設置場所に移動するまでの移動履歴を示す履歴情報を、前記読取工程により読み取られた原稿に基づいて取得する第1の取得工程と、
前記画像形成装置のユーザの目的地に関する目的地情報を、前記読取工程により読み取られた原稿に基づいて取得する第2の取得工程と、
前記画像形成装置のユーザにより新たに入力された、目的地に関する追加目的地情報を取得する第3の取得工程と、
前記目的地情報と前記追加目的地情報と前記履歴情報とに基づいて検出された、前記移動経路に関する情報を取得する第4の取得工程と、を備え、
前記印刷工程は、前記第4の取得工程において取得された前記移動経路に関する情報を印刷することを特徴とする画像形成方法。
【請求項8】
請求項7に記載の画像形成方法をコンピュータによって実現させるための制御プログラムを格納した記憶媒体。
【請求項9】
請求項7に記載の画像形成方法をコンピュータによって実現させるための制御プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2007−78639(P2007−78639A)
【公開日】平成19年3月29日(2007.3.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−270408(P2005−270408)
【出願日】平成17年9月16日(2005.9.16)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】