遠縁ホモログを検出する方法および該方法により同定される新規キナーゼ
本発明は,遠縁ポリペプチドホモログを検出する新規方法に関する。本発明は,キナーゼポリペプチド,キナーゼポリペプチドをコードするヌクレオチド配列,ならびに種々のキナーゼ関連疾病および状態の診断および治療に有用な種々の産物および方法に関する。バイオインフォマティクス戦略を用いて,哺乳動物キナーゼが同定されその蛋白質構造が予測された。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
キナーゼポリペプチドをコードする,単離され,濃縮され,または精製された核酸分子であって,
(a)配列番号1−87に記載されるアミノ酸配列からなる群より選択されるアミノ酸配列を有するポリペプチドをコードする;
(b)(a)のヌクレオチド配列の相補体である;
(c)ストリンジェントな条件下で(a)のヌクレオチド分子にハイブリダイズし,かつ天然に生ずるキナーゼポリペプチドをコードする;
(d)配列番号1−87に記載されるアミノ酸配列からなる群より選択されるアミノ酸配列であって,ただし,N末端ドメイン,C末端触媒ドメイン,触媒ドメイン,C末端ドメイン,コイルドコイル構造領域,プロリンリッチ領域,スペーサー領域およびC末端テールの全部ではないが1またはそれ以上を欠失しているアミノ酸配列を有するポリペプチドをコードする;または
(e)(d)のヌクレオチド配列の相補体である,
のヌクレオチド配列を含むことを特徴とする核酸分子。
【請求項2】
宿主細胞において転写を開始させるのに有効なベクターまたはプロモーターをさらに含む,請求項1記載の核酸分子。
【請求項3】
前記核酸分子が,哺乳動物から単離され,濃縮され,または精製されたものである,請求項1記載の核酸分子。
【請求項4】
前記哺乳動物がヒトである,請求項3記載の核酸分子。
【請求項5】
試料においてキナーゼポリペプチドをコードする核酸を検出するために用いられ,前記キナーゼポリペプチドが,配列番号1−87に記載されるアミノ酸配列からなる群より選択されるアミノ酸配列を有するキナーゼポリペプチドからなる群より選択されることを特徴とする,請求項1記載の核酸プローブ。
【請求項6】
配列番号1−87に記載されるアミノ酸配列からなる群より選択されるアミノ酸配列を有するキナーゼポリペプチドをコードする請求項1記載の核酸分子を含む組換え細胞。
【請求項7】
単離され,濃縮され,または精製されたキナーゼポリペプチドであって,前記ポリペプチドは,
(a)それぞれ,配列番号1−87に記載されるアミノ酸配列からなる群より選択されるアミノ酸配列;
(b)それぞれ配列番号1−87に記載されるアミノ酸配列からなる群より選択されるアミノ酸配列であって,ただし,N末端ドメイン,C末端触媒ドメイン,触媒ドメイン,C末端ドメイン,コイルドコイル構造領域,プロリンリッチ領域,スペーサー領域,およびC末端テールからなる群より選択されるドメインの全部ではないが1またはそれ以上を欠失しているアミノ酸配列,
を有するアミノ酸配列を含むことを特徴とするポリペプチド。
【請求項8】
前記ポリペプチドが哺乳動物から単離され,精製され,または濃縮されたものである,請求項7記載のキナーゼポリペプチド。
【請求項9】
前記哺乳動物がヒトである,請求項8記載のキナーゼポリペプチド。
【請求項10】
キナーゼポリペプチドまたは前記ポリペプチドのドメインに対する特異的結合親和性を有する抗体または抗体フラグメントであって,前記ポリペプチドは,配列番号1−87に記載されるアミノ酸配列からなる群より選択されるアミノ酸配列を有するキナーゼポリペプチドであることを特徴とする抗体または抗体フラグメント。
【請求項11】
配列番号1−87に記載されるアミノ酸配列からなる群より選択されるアミノ酸配列を有するキナーゼポリペプチドに対する特異的結合親和性を有する抗体を産生するハイブリドーマ。
【請求項12】
請求項7または8記載のポリペプチドに結合する抗体および負対照抗体を含むキット。
【請求項13】
キナーゼポリペプチドの活性を調節する物質を同定する方法であって,
(a)配列番号1−87に記載されるアミノ酸配列からなる群より選択されるアミノ酸配列を有するキナーゼポリペプチドを試験物質と接触させ;
(b)前記ポリペプチドの活性を測定し;そして
(c)前記物質が前記ポリペプチドの活性を調節するか否かを判定する,
の各工程を含む方法。
【請求項14】
細胞においてキナーゼポリペプチドの活性を調節する物質を同定する方法であって,
(a)配列番号1−87に記載されるアミノ酸配列からなる群より選択されるアミノ酸配列を有するキナーゼポリペプチドを発現させ;
(b)試験物質を前記細胞に加え;そして
(c)細胞表現型または前記ポリペプチドと天然の結合パートナーとの間の相互作用の変化をモニターする,
の各工程を含む方法。
【請求項15】
治療を必要とする患者に,配列番号1−87に記載されるアミノ酸配列からなる群より選択されるアミノ酸配列を有するキナーゼの活性を調節する物質を投与することにより,疾病または疾患を治療する方法。
【請求項16】
前記疾病または疾患が,癌,免疫関連疾病および疾患,心臓血管疾病,脳またはニューロン関連疾病,および代謝性疾患からなる群より選択される,請求項15記載の方法。
【請求項17】
前記疾病または疾患が,組織の癌;血液起源の癌;中枢神経系の疾病;末梢神経系の疾病;アルツハイマー病;パーキンソン病;多発性硬化症;筋萎縮性側索硬化症;ウイルス感染;プリオンにより引き起こされる感染;細菌により引き起こされる感染;真菌により引き起こされる感染;および眼性疾病からなる群より選択される,請求項15記載の方法。
【請求項18】
前記疾病または疾患が,片頭痛;痛み;性的機能不全;気分障害;注意障害;認識障害;低血圧症;高血圧症;精神病性疾患;神経学的疾患;運動異常症;代謝性疾患;および臓器移植拒絶からなる群より選択される,請求項15記載の方法。
【請求項19】
前記物質がインビトロでキナーゼ活性を調節する,請求項15記載の方法。
【請求項20】
前記物質がキナーゼ阻害剤である,請求項19記載の方法。
【請求項21】
疾病または疾患の診断道具として試料中でキナーゼポリペプチドを検出する方法であって,
(a)前記試料を,配列番号1−87に記載されるアミノ酸配列からなる群より選択されるアミノ酸配列を有するキナーゼポリペプチドの核酸標的領域にハイブリダイゼーションアッセイ条件下でハイブリダイズする核酸プローブと接触させ,前記プローブは,前記ポリペプチド,そのフラグメント,または前記配列およびフラグメントの相補体をコードする核酸配列を含み;そして
(b)前記疾病の指標として,プローブ:標的領域ハイブリッドの存在または量を検出する,
の各工程を含む方法。
【請求項22】
前記疾病または疾患が,癌,免疫関連疾病および疾患,心臓血管疾病,脳またはニューロン関連疾病,および代謝性疾患からなる群より選択される,請求項21記載の方法。
【請求項23】
前記疾病または疾患が,組織の癌;血液起源の癌;中枢神経系の疾病;末梢神経系の疾病;アルツハイマー病;パーキンソン病;多発性硬化症;筋萎縮性側索硬化症;ウイルス感染;プリオンにより引き起こされる感染;細菌により引き起こされる感染;真菌により引き起こされる感染;および眼性疾病からなる群より選択される,請求項21記載の方法。
【請求項24】
前記疾病または疾患が,片頭痛,痛み;性的機能不全;気分障害;注意障害;認識障害;低血圧症;高血圧症;精神病性疾患;神経学的疾患;運動異常症;代謝性疾患;および臓器移植拒絶からなる群より選択される,請求項21記載の方法。
【請求項25】
疾病または疾患の診断道具として試料中のキナーゼポリペプチドを検出する方法であって,
(a)試料中の前記キナーゼポリペプチドをコードする核酸標的領域を,前記キナーゼポリペプチドまたはその1またはそれ以上のフラグメントをコードする対照核酸標的領域と比較し,ここで,前記キナーゼポリペプチドは,配列番号1−87に記載されるアミノ酸配列からなる群より選択されるアミノ酸配列またはその1またはそれ以上のフラグメントを有しており;そして
(b)前記疾病または疾患の指標として前記標的領域と前記対照標的領域との間の配列または量の相違を検出する,
の各工程を含む方法。
【請求項26】
前記疾病または疾患が,癌,免疫関連疾病および疾患,心臓血管疾病,脳またはニューロン関連疾病,および代謝性疾患からなる群より選択される,請求項25記載の方法。
【請求項27】
前記疾病または疾患が,組織の癌;血液起源の癌;中枢神経系の疾病;末梢神経系の疾病;アルツハイマー病;パーキンソン病;多発性硬化症;筋萎縮性側索硬化症;ウイルス感染;プリオンにより引き起こされる感染;細菌により引き起こされる感染;真菌により引き起こされる感染;および眼性疾病からなる群より選択される,請求項25記載の方法。
【請求項28】
前記疾病または疾患が,片頭痛,痛み;性的機能不全;気分障害;注意障害;認識障害;低血圧症;高血圧症;精神病性疾患;神経学的疾患;運動異常症;代謝性疾患;および臓器移植拒絶からなる群より選択される,請求項25記載の方法。
【請求項29】
参照対象蛋白質ファミリーに対する遠縁ポリペプチドホモログを同定する方法であって,
(a)前記蛋白質ファミリーの保存二次構造パターン(CSSP)を同定し;
(b)参照対象蛋白質ファミリーの保存アミノ酸残基(CAAR)または保存活性部位アミノ酸残基(CASAAR)を同定し;そして
(c)二次構造パターン(CRISSP)中に埋め込まれた保存残基を同定し;そして
(d)候補ポリペプチドが(c)のCRISSPを含む場合に,候補を遠縁ホモログとして同定する,
の各工程を含む方法。
【請求項30】
参照対象蛋白質ファミリーに対する遠縁ポリペプチドホモログを同定するためのプログラムコードが記録されているコンピュータ読み取り可能な媒体であって,プログラムコードはコンピュータに,
(a)前記蛋白質ファミリーの保存二次構造パターンを同定し;
(b)参照対象蛋白質ファミリーの保存アミノ酸残基または保存活性部位アミノ酸残基を同定し;そして
(c)二次構造パターン(CRISSP)中に埋め込まれた保存残基を同定し;そして
(d)候補ポリペプチドが(c)のCRISSPを含む場合に,候補を遠縁ホモログとして同定する,
の各工程を実行させるように形成されていることを特徴とする媒体。
【請求項31】
プログラムされた記録デバイスであって,実行されたときに,
(a)前記蛋白質ファミリーの保存二次構造パターンを同定し;
(b)参照対象蛋白質ファミリーの保存アミノ酸残基または保存活性部位アミノ酸残基を同定し;そして
(c)二次構造パターン(CRISSP)中に埋め込まれた保存残基を同定し;そして
(d)候補ポリペプチドが(c)のCRISSPを含む場合に,候補を遠縁ホモログとして同定する,
の各工程を実施するための指針を含む記録デバイス。
【請求項32】
メモリを有するコンピュータを用いてポリペプチド配列の分析を行うためのプロセスであって,
(a)ポリペプチドを示すデータを前記メモリに格納し,
(b)前記メモリ中に,前記データと関連しかつ基礎となるデータの組織および構造を反映するデータ構造を作成して,プログラムが配列の論理的サブコンポーネントに対応するデータ要素にアクセスすることを容易にし;
(c)請求項29記載の方法を実行するのに十分な指針を含むプログラムで前記コンピュータをプログラミングし,そして
(d)前記プログラムが前記メモリ中の前記データおよび前記データ構造にアクセスすることを認めながら前記プログラムを前記コンピュータで実行する,
の各工程を含むプロセス。
【請求項33】
配列番号88−174からなる群より選択されるポリペプチドをコードする核酸配列の約10−30個の連続するヌクレオチド塩基から本質的になる,単離され,濃縮され,または精製された核酸分子。
【請求項34】
配列番号88−174からなる群より選択される核酸配列の約15−25個の連続するヌクレオチド塩基から本質的になる,請求項33記載の単離され,濃縮され,または精製された核酸分子。
【請求項1】
キナーゼポリペプチドをコードする,単離され,濃縮され,または精製された核酸分子であって,
(a)配列番号1−87に記載されるアミノ酸配列からなる群より選択されるアミノ酸配列を有するポリペプチドをコードする;
(b)(a)のヌクレオチド配列の相補体である;
(c)ストリンジェントな条件下で(a)のヌクレオチド分子にハイブリダイズし,かつ天然に生ずるキナーゼポリペプチドをコードする;
(d)配列番号1−87に記載されるアミノ酸配列からなる群より選択されるアミノ酸配列であって,ただし,N末端ドメイン,C末端触媒ドメイン,触媒ドメイン,C末端ドメイン,コイルドコイル構造領域,プロリンリッチ領域,スペーサー領域およびC末端テールの全部ではないが1またはそれ以上を欠失しているアミノ酸配列を有するポリペプチドをコードする;または
(e)(d)のヌクレオチド配列の相補体である,
のヌクレオチド配列を含むことを特徴とする核酸分子。
【請求項2】
宿主細胞において転写を開始させるのに有効なベクターまたはプロモーターをさらに含む,請求項1記載の核酸分子。
【請求項3】
前記核酸分子が,哺乳動物から単離され,濃縮され,または精製されたものである,請求項1記載の核酸分子。
【請求項4】
前記哺乳動物がヒトである,請求項3記載の核酸分子。
【請求項5】
試料においてキナーゼポリペプチドをコードする核酸を検出するために用いられ,前記キナーゼポリペプチドが,配列番号1−87に記載されるアミノ酸配列からなる群より選択されるアミノ酸配列を有するキナーゼポリペプチドからなる群より選択されることを特徴とする,請求項1記載の核酸プローブ。
【請求項6】
配列番号1−87に記載されるアミノ酸配列からなる群より選択されるアミノ酸配列を有するキナーゼポリペプチドをコードする請求項1記載の核酸分子を含む組換え細胞。
【請求項7】
単離され,濃縮され,または精製されたキナーゼポリペプチドであって,前記ポリペプチドは,
(a)それぞれ,配列番号1−87に記載されるアミノ酸配列からなる群より選択されるアミノ酸配列;
(b)それぞれ配列番号1−87に記載されるアミノ酸配列からなる群より選択されるアミノ酸配列であって,ただし,N末端ドメイン,C末端触媒ドメイン,触媒ドメイン,C末端ドメイン,コイルドコイル構造領域,プロリンリッチ領域,スペーサー領域,およびC末端テールからなる群より選択されるドメインの全部ではないが1またはそれ以上を欠失しているアミノ酸配列,
を有するアミノ酸配列を含むことを特徴とするポリペプチド。
【請求項8】
前記ポリペプチドが哺乳動物から単離され,精製され,または濃縮されたものである,請求項7記載のキナーゼポリペプチド。
【請求項9】
前記哺乳動物がヒトである,請求項8記載のキナーゼポリペプチド。
【請求項10】
キナーゼポリペプチドまたは前記ポリペプチドのドメインに対する特異的結合親和性を有する抗体または抗体フラグメントであって,前記ポリペプチドは,配列番号1−87に記載されるアミノ酸配列からなる群より選択されるアミノ酸配列を有するキナーゼポリペプチドであることを特徴とする抗体または抗体フラグメント。
【請求項11】
配列番号1−87に記載されるアミノ酸配列からなる群より選択されるアミノ酸配列を有するキナーゼポリペプチドに対する特異的結合親和性を有する抗体を産生するハイブリドーマ。
【請求項12】
請求項7または8記載のポリペプチドに結合する抗体および負対照抗体を含むキット。
【請求項13】
キナーゼポリペプチドの活性を調節する物質を同定する方法であって,
(a)配列番号1−87に記載されるアミノ酸配列からなる群より選択されるアミノ酸配列を有するキナーゼポリペプチドを試験物質と接触させ;
(b)前記ポリペプチドの活性を測定し;そして
(c)前記物質が前記ポリペプチドの活性を調節するか否かを判定する,
の各工程を含む方法。
【請求項14】
細胞においてキナーゼポリペプチドの活性を調節する物質を同定する方法であって,
(a)配列番号1−87に記載されるアミノ酸配列からなる群より選択されるアミノ酸配列を有するキナーゼポリペプチドを発現させ;
(b)試験物質を前記細胞に加え;そして
(c)細胞表現型または前記ポリペプチドと天然の結合パートナーとの間の相互作用の変化をモニターする,
の各工程を含む方法。
【請求項15】
治療を必要とする患者に,配列番号1−87に記載されるアミノ酸配列からなる群より選択されるアミノ酸配列を有するキナーゼの活性を調節する物質を投与することにより,疾病または疾患を治療する方法。
【請求項16】
前記疾病または疾患が,癌,免疫関連疾病および疾患,心臓血管疾病,脳またはニューロン関連疾病,および代謝性疾患からなる群より選択される,請求項15記載の方法。
【請求項17】
前記疾病または疾患が,組織の癌;血液起源の癌;中枢神経系の疾病;末梢神経系の疾病;アルツハイマー病;パーキンソン病;多発性硬化症;筋萎縮性側索硬化症;ウイルス感染;プリオンにより引き起こされる感染;細菌により引き起こされる感染;真菌により引き起こされる感染;および眼性疾病からなる群より選択される,請求項15記載の方法。
【請求項18】
前記疾病または疾患が,片頭痛;痛み;性的機能不全;気分障害;注意障害;認識障害;低血圧症;高血圧症;精神病性疾患;神経学的疾患;運動異常症;代謝性疾患;および臓器移植拒絶からなる群より選択される,請求項15記載の方法。
【請求項19】
前記物質がインビトロでキナーゼ活性を調節する,請求項15記載の方法。
【請求項20】
前記物質がキナーゼ阻害剤である,請求項19記載の方法。
【請求項21】
疾病または疾患の診断道具として試料中でキナーゼポリペプチドを検出する方法であって,
(a)前記試料を,配列番号1−87に記載されるアミノ酸配列からなる群より選択されるアミノ酸配列を有するキナーゼポリペプチドの核酸標的領域にハイブリダイゼーションアッセイ条件下でハイブリダイズする核酸プローブと接触させ,前記プローブは,前記ポリペプチド,そのフラグメント,または前記配列およびフラグメントの相補体をコードする核酸配列を含み;そして
(b)前記疾病の指標として,プローブ:標的領域ハイブリッドの存在または量を検出する,
の各工程を含む方法。
【請求項22】
前記疾病または疾患が,癌,免疫関連疾病および疾患,心臓血管疾病,脳またはニューロン関連疾病,および代謝性疾患からなる群より選択される,請求項21記載の方法。
【請求項23】
前記疾病または疾患が,組織の癌;血液起源の癌;中枢神経系の疾病;末梢神経系の疾病;アルツハイマー病;パーキンソン病;多発性硬化症;筋萎縮性側索硬化症;ウイルス感染;プリオンにより引き起こされる感染;細菌により引き起こされる感染;真菌により引き起こされる感染;および眼性疾病からなる群より選択される,請求項21記載の方法。
【請求項24】
前記疾病または疾患が,片頭痛,痛み;性的機能不全;気分障害;注意障害;認識障害;低血圧症;高血圧症;精神病性疾患;神経学的疾患;運動異常症;代謝性疾患;および臓器移植拒絶からなる群より選択される,請求項21記載の方法。
【請求項25】
疾病または疾患の診断道具として試料中のキナーゼポリペプチドを検出する方法であって,
(a)試料中の前記キナーゼポリペプチドをコードする核酸標的領域を,前記キナーゼポリペプチドまたはその1またはそれ以上のフラグメントをコードする対照核酸標的領域と比較し,ここで,前記キナーゼポリペプチドは,配列番号1−87に記載されるアミノ酸配列からなる群より選択されるアミノ酸配列またはその1またはそれ以上のフラグメントを有しており;そして
(b)前記疾病または疾患の指標として前記標的領域と前記対照標的領域との間の配列または量の相違を検出する,
の各工程を含む方法。
【請求項26】
前記疾病または疾患が,癌,免疫関連疾病および疾患,心臓血管疾病,脳またはニューロン関連疾病,および代謝性疾患からなる群より選択される,請求項25記載の方法。
【請求項27】
前記疾病または疾患が,組織の癌;血液起源の癌;中枢神経系の疾病;末梢神経系の疾病;アルツハイマー病;パーキンソン病;多発性硬化症;筋萎縮性側索硬化症;ウイルス感染;プリオンにより引き起こされる感染;細菌により引き起こされる感染;真菌により引き起こされる感染;および眼性疾病からなる群より選択される,請求項25記載の方法。
【請求項28】
前記疾病または疾患が,片頭痛,痛み;性的機能不全;気分障害;注意障害;認識障害;低血圧症;高血圧症;精神病性疾患;神経学的疾患;運動異常症;代謝性疾患;および臓器移植拒絶からなる群より選択される,請求項25記載の方法。
【請求項29】
参照対象蛋白質ファミリーに対する遠縁ポリペプチドホモログを同定する方法であって,
(a)前記蛋白質ファミリーの保存二次構造パターン(CSSP)を同定し;
(b)参照対象蛋白質ファミリーの保存アミノ酸残基(CAAR)または保存活性部位アミノ酸残基(CASAAR)を同定し;そして
(c)二次構造パターン(CRISSP)中に埋め込まれた保存残基を同定し;そして
(d)候補ポリペプチドが(c)のCRISSPを含む場合に,候補を遠縁ホモログとして同定する,
の各工程を含む方法。
【請求項30】
参照対象蛋白質ファミリーに対する遠縁ポリペプチドホモログを同定するためのプログラムコードが記録されているコンピュータ読み取り可能な媒体であって,プログラムコードはコンピュータに,
(a)前記蛋白質ファミリーの保存二次構造パターンを同定し;
(b)参照対象蛋白質ファミリーの保存アミノ酸残基または保存活性部位アミノ酸残基を同定し;そして
(c)二次構造パターン(CRISSP)中に埋め込まれた保存残基を同定し;そして
(d)候補ポリペプチドが(c)のCRISSPを含む場合に,候補を遠縁ホモログとして同定する,
の各工程を実行させるように形成されていることを特徴とする媒体。
【請求項31】
プログラムされた記録デバイスであって,実行されたときに,
(a)前記蛋白質ファミリーの保存二次構造パターンを同定し;
(b)参照対象蛋白質ファミリーの保存アミノ酸残基または保存活性部位アミノ酸残基を同定し;そして
(c)二次構造パターン(CRISSP)中に埋め込まれた保存残基を同定し;そして
(d)候補ポリペプチドが(c)のCRISSPを含む場合に,候補を遠縁ホモログとして同定する,
の各工程を実施するための指針を含む記録デバイス。
【請求項32】
メモリを有するコンピュータを用いてポリペプチド配列の分析を行うためのプロセスであって,
(a)ポリペプチドを示すデータを前記メモリに格納し,
(b)前記メモリ中に,前記データと関連しかつ基礎となるデータの組織および構造を反映するデータ構造を作成して,プログラムが配列の論理的サブコンポーネントに対応するデータ要素にアクセスすることを容易にし;
(c)請求項29記載の方法を実行するのに十分な指針を含むプログラムで前記コンピュータをプログラミングし,そして
(d)前記プログラムが前記メモリ中の前記データおよび前記データ構造にアクセスすることを認めながら前記プログラムを前記コンピュータで実行する,
の各工程を含むプロセス。
【請求項33】
配列番号88−174からなる群より選択されるポリペプチドをコードする核酸配列の約10−30個の連続するヌクレオチド塩基から本質的になる,単離され,濃縮され,または精製された核酸分子。
【請求項34】
配列番号88−174からなる群より選択される核酸配列の約15−25個の連続するヌクレオチド塩基から本質的になる,請求項33記載の単離され,濃縮され,または精製された核酸分子。
【図2】
【図3】
【図4】
【図3】
【図4】
【公表番号】特表2006−500004(P2006−500004A)
【公表日】平成18年1月5日(2006.1.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2003−558143(P2003−558143)
【出願日】平成14年12月31日(2002.12.31)
【国際出願番号】PCT/US2002/041687
【国際公開番号】WO2003/057841
【国際公開日】平成15年7月17日(2003.7.17)
【出願人】(598009739)スージェン・インコーポレーテッド (8)
【氏名又は名称原語表記】SUGEN,INC.
【住所又は居所原語表記】230 East Grand Avenue,South San Francisco,California 94080,United States of America
【Fターム(参考)】
【公表日】平成18年1月5日(2006.1.5)
【国際特許分類】
【出願日】平成14年12月31日(2002.12.31)
【国際出願番号】PCT/US2002/041687
【国際公開番号】WO2003/057841
【国際公開日】平成15年7月17日(2003.7.17)
【出願人】(598009739)スージェン・インコーポレーテッド (8)
【氏名又は名称原語表記】SUGEN,INC.
【住所又は居所原語表記】230 East Grand Avenue,South San Francisco,California 94080,United States of America
【Fターム(参考)】
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