説明

選択的アンドローゲン受容体モジュレーター(SARMS)としての新規インドール化合物

本発明は新規インドール誘導体、それらを含有する製薬学的組成物並びにアンドローゲン受容体によりモジュレートされる障害及び状態の処置におけるそれらの使用に関する。式(II):(II)
【化1】



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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(II)
【化1】

[式中、
XはO、S及びNRからなる群から選択され、
は水素、低級アルキル、フッ化低級アルキル、−SO−(低級アルキル)、−SO−フェニル、−SO−トリル、−(CH)−(フッ化低級アルキル)、−(低級アルキル)−CN、−(低級アルキル)−C(O)−O−(低級アルキル)、−(低級アルキル)−O−(低級アルキル)及び−(低級アルキル)−S(O)0−2−(低級アルキル)からなる群から選択され、
は水素、ハロゲン、低級アルキル、低級アルケニル、低級アルキニル及びシアノからなる群から選択され、ここで低級アルキル、低級アルケニル又は低級アルキニルは場合により末端炭素原子上で−Si(低級アルキル)で置換されていてもよく、
aは0〜4の整数であり、
はハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、低級アルキル、ハロゲン置換低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲン置換低級アルコキシ、シアノ、ニトロ、アミノ、低級アルキルアミノ、ジ(低級アルキル)アミノ、−C(O)−(低級アルキル)、−C(O)−(低級アルコキシ)、−C(O)−N(R、−S(O)0−2−(低級アルキル)、−SO−N(R、−N(R)−C(O)−(低級アルキル)、−N(R)−C(O)−(ハロゲン置換低級アルキル)及びアリールからなる群から選択され、
ここで各Rは独立に水素又は低級アルキルから選択され、
ここでアリールは場合により、独立に、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、低級アルキル、ハロゲン置換低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲン置換低級アルコキシ、シアノ、ニトロ、アミノ、低級アルキルアミノ又はジ(低級アルキル)アミノから選択される1個又は複数の置換基で置換されていてもよく、
bは0〜1の整数であり、
cは0〜1の整数であり、
は水素、低級アルキル及び−Si(低級アルキル)からなる群から選択され、
【化2】

はO、N又はSから選択される1〜2個のヘテロ原子を含有する、4〜7員の飽和又は一部不飽和の環構造であり、ここで4〜7員の飽和又は部分的に不飽和の環構造は場合により、−(L0−1−Rから選択される置換基で置換されていてもよく、
ここでLは−(CH1−4−、−C(O)−、−C(O)−(CH1−4−、−C(O)O−及び−C(O)O−(CH1−4からなる群から選択され、
ここでRはアリール及びヘテロアリールからなる群から選択され、ここでアリール又はヘテロアリールは場合により、独立に、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、低級アルキル、ハロゲン置換低級アルキル、低級アルコキシ、シアノ、ニトロ、アミノ、低級アルキルアミノ、ジ(低級アルキル)アミノ、−S(O)0−2−(低級アルキル)及び−SO−N(Rからなる群から選択される1個又は複数の置換基で置換されていても
よく、
但し、XがNH又はN(CH)であり、Rが水素であり、bが0であり、cが0であり、Rが水素又はメチルでありそしてaが0である時は、
【化3】

はピペリジニル以外であり、ここでピペリジニルは場合により低級アルキル又はアラルキルで置換されていてもよい]
の化合物又は製薬学的に許容できるその塩。
【請求項2】
XがO及びNRからなる群から選択され、
が水素、低級アルキル、フッ化低級アルキル、−(低級アルキル)−CN、(低級アルキル)−O−(低級アルキル)、(低級アルキル)−S(O)0−2−(低級アルキル)及び−SO−(低級アルキル)からなる群から選択され、
が水素、ハロゲン、低級アルキル、低級アルケニル、低級アルキニル及びシアノからなる群から選択され、ここで低級アルキル、低級アルケニル又は低級アルキニルは場合により末端炭素原子上で−Si(低級アルキル)で置換されていてもよく、
aが0〜3の整数であり、
がハロゲン、低級アルキル、ハロゲン置換低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲン置換低級アルコキシ、シアノ、ニトロ、アミノ、(低級アルキル)アミノ、ジ(低級アルキル)アミノ、−C(O)−(低級アルキル)、−C(O)−(低級アルコキシ)、−NH−C(O)−(低級アルキル)、−NH−C(O)−(トリフルオロメチル)及びフェニルからなる群から選択され、
ここでフェニルは場合により、独立に、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、低級アルキル、トリフルオロメチル、低級アルコキシ、トリフルオロメトキシ、シアノ、ニトロ、アミノ、低級アルキルアミノ又はジ(低級アルキル)アミノから選択される1〜2個の置換基で置換されていてもよく、
bが0〜1の整数であり、
cが0〜1の整数であり、
が水素、低級アルキル及び−Si(低級アルキル)からなる群から選択され、
【化4】

がO、N又はSから選択される1〜2個のヘテロ原子を含有する、5〜6員の飽和又は一部不飽和の環構造であり、ここで5〜6員の飽和又は部分的に不飽和の環構造は場合により、−(L0−1−Rから選択される置換基で置換されていてもよく、
ここでLは−(CH1−4−、−C(O)−、−C(O)−(CH1−4−、−C(O)O−及び−C(O)O−(CH1−4からなる群から選択され、
ここでRはアリール及びヘテロアリールからなる群から選択され、ここでアリール又はヘテロアリールは場合により、独立に、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、低級アルキル、トリフルオロメチル、低級アルコキシ、シアノ、ニトロ、アミノ、低級アルキルアミノ、ジ(低級アルキル)アミノ及び−S(O)0−2−(低級アルキル)からなる群から選択される1〜2個の置換基で置換されていてもよく、
但し、XがNH又はN(CH)であり、Rが水素であり、bが0であり、cが0であり、Rが水素又はメチルでありそしてaが0である時は、
【化5】

はピペリジニル以外であり、ここでピペリジニルは場合により低級アルキル又はアラルキルで置換されていてもよい、
請求項1における化合物又は製薬学的に許容できるその塩。
【請求項3】
XがNRであり、
が水素及び−SO−(低級アルキル)からなる群から選択され、
が水素であり、
aが2であり、
がハロゲン、シアノ、ニトロ及びトリフルオロメチルからなる群から選択され、
bが0であり、
cが0であり、
が水素であり、
【化6】

がO、N又はSから選択される1〜2個のヘテロ原子を含有する、5〜6員の飽和環構造であり、ここで5〜6員の飽和環構造は場合により、アラルキル(ここでアラルキルは場合により、独立に、ハロゲン、低級アルキル、低級アルコキシ、トリフルオロメチル又は(低級アルキル)−スルホニルから選択される1〜2個の置換基で置換されていてもよい)、アリール−カルボニル(ここでアリールは場合によりハロゲンで置換されていてもよい)及びアラルキルオキシ−カルボニルから選択される置換基で置換されていてもよい、請求項2における化合物又は製薬学的に許容できるその塩。
【請求項4】
XがNRであり、
が水素及びメチル−スルホニルからなる群から選択され、
が水素であり、
aが2であり、
がクロロ、シアノ、ニトロ及びトリフルオロメチルからなる群から選択され、
bが0であり、
cが0であり、
が水素であり、
【化7】

がテトラヒドロ−チエン−3−イル、テトラヒドロ−チオピラン−4−イル、4−ピペリジニル、4−(1−ベンジルオキシ−カルボニル−ピペリジニル)、4−(1−(4−クロロフェニル)−カルボニル−ピペリジニル)、4−(1−ベンジル−ピペリジニル)、4−(1−(4−トリフルオロメチル−ベンジル)−ピペリジニル)、4−(1−(4−メチル−ベンジル)−ピペリジニル)、4−(1−(4−t−ブチル−ベンジル)−ピペリジニル)、4−(1−(4−フルオロ−ベンジル)−ピペリジニル)、4−(1−(4−クロロ−ベンジル)−ピペリジニル)、4−(1−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−
ピペリジニル)、4−(1−(3−メトキシ−ベンジル)−ピペリジニル)、4−(1−(4−メトキシ−ベンジル)−ピペリジニル)及び4−(1−(4−メチルスルホニル−ベンジル)−ピペリジニル)からなる群から選択される、
請求項3における化合物又は製薬学的に許容できるその塩。
【請求項5】
式(II)
【化8】

[式中、
XはO、S及びNRからなる群から選択され、
は水素、低級アルキル、フッ化低級アルキル、−SO−(低級アルキル)、−(CH)−(フッ化低級アルキル)、−(低級アルキル)−CN、−(低級アルキル)−C(O)−O−(低級アルキル)、−(低級アルキル)−O−(低級アルキル)及び−(低級アルキル)−S(O)0−2−(低級アルキル)からなる群から選択され、
は水素、ハロゲン、低級アルキル、低級アルケニル、低級アルキニル及びシアノからなる群から選択され、ここで低級アルキル、低級アルケニル又は低級アルキニルは場合により末端炭素原子上で−Si(低級アルキル)で置換されていてもよく、
aは0〜4の整数であり、
はハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、低級アルキル、ハロゲン置換低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲン置換低級アルコキシ、シアノ、ニトロ、アミノ、低級アルキルアミノ、ジ(低級アルキル)アミノ、−C(O)−(低級アルキル)、−C(O)−(低級アルコキシ)、−C(O)−N(R、−S(O)0−2−(低級アルキル)、−SO−N(R、−N(R)−C(O)−(低級アルキル)、−N(R)−C(O)−(ハロゲン置換低級アルキル)及びアリールからなる群から選択され、
ここで各Rは独立に水素又は低級アルキルから選択され、
ここでアリールは場合により、独立に、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、低級アルキル、ハロゲン置換低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲン置換低級アルコキシ、シアノ、ニトロ、アミノ、低級アルキルアミノ又はジ(低級アルキル)アミノから選択される1個又は複数の置換基で置換されていてもよく、
bは0〜1の整数であり、
cは0〜1の整数であり、
は水素、低級アルキル及び−Si(低級アルキル)からなる群から選択され、
【化9】

はO、N又はSから選択される1〜2個のヘテロ原子を含有する、4〜7員の飽和又は一部不飽和の環構造であり、ここで4〜7員の飽和又は部分的に不飽和の環構造は場合により、−(L0−1−Rから選択される置換基で置換されていてもよく、
ここでLは−(CH1−4−、−C(O)−、−C(O)−(CH1−4−、−C(O)O−及び−C(O)O−(CH1−4からなる群から選択され、
ここでRはアリール及びヘテロアリールからなる群から選択され、ここでアリール又はヘテロアリールは場合により、独立に、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、低級アル
キル、ハロゲン置換低級アルキル、低級アルコキシ、シアノ、ニトロ、アミノ、低級アルキルアミノ、ジ(低級アルキル)アミノ、−S(O)0−2−(低級アルキル)及び−SO−N(Rからなる群から選択される1個又は複数の置換基で置換されていてもよく、
但し、XがNH又はN(CH)であり、Rが水素であり、bが0であり、cが0であり、Rが水素又はメチルでありそしてaが0である時は、
【化10】

はピペリジニル以外であり、ここでピペリジニルは場合により低級アルキル又はアラルキルで置換されていてもよい]
の化合物又は製薬学的に許容できるその塩。
【請求項6】
製薬学的に許容できる担体及び請求項1の化合物を含んでなる製薬学的組成物。
【請求項7】
請求項1の化合物及び製薬学的に許容できる担体を混合することにより調製される製薬学的組成物。
【請求項8】
請求項1の化合物及び製薬学的に許容できる担体を混合することを含んでなる製薬学的組成物を調製する方法。
【請求項9】
治療的に有効量の請求項1の化合物を被験者に投与することを含んでなる、処置を要する被験者におけるアンドローゲン受容体により仲介される障害を処置する方法。
【請求項10】
治療的に有効量の請求項1の化合物を被験者に投与することを含んでなる、処置を要する被験者における前立腺癌、良性前立腺肥大(BPH)、多毛、脱毛症、拒食症、乳癌、にきび、AIDS、悪液質、男性避妊及び男性行動(male performance)からなる群から選択される状態を処置する方法。
【請求項11】
処置を要する被験者における、(a)前立腺癌、(b)良性前立腺肥大、(c)多毛、(d)脱毛症、(e)拒食症、(f)乳癌、(g)にきび、(h)AIDS、(i)悪液質を処置するため、(j)男性避妊のため、又は(k)男性行動の促進のための医薬の調製のための請求項1における化合物の使用。

【公表番号】特表2007−536227(P2007−536227A)
【公表日】平成19年12月13日(2007.12.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−511374(P2007−511374)
【出願日】平成17年4月1日(2005.4.1)
【国際出願番号】PCT/US2005/011106
【国際公開番号】WO2005/111028
【国際公開日】平成17年11月24日(2005.11.24)
【出願人】(390033008)ジヤンセン・フアーマシユーチカ・ナームローゼ・フエンノートシヤツプ (616)
【氏名又は名称原語表記】JANSSEN PHARMACEUTICA NAAMLOZE VENNOOTSCHAP
【Fターム(参考)】