説明

電子部品の実装構造体および電子部品の製造方法

【課題】アウトガスによる影響を防止することで電子部品特性の低下を防止可能な、電子部品の実装構造体、及び電子部品の製造方法を提供する。
【解決手段】接続電極33,34を有する基材3に電子部品1を実装する電子部品1の実装構造体2である。電子部品1は、所定の機能を有する機能片11と、機能片11に電気的に接続される導電部を含む被覆膜25,26により表面が覆われ、凹部を有する樹脂突起部24と、凹部に配置された接着材27,28を有する。接着材27,28は、被覆膜25,26における導電部を接続電極33,34に導電接触させた状態に電子部品1を前記基材3に実装する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子部品の実装構造体および電子部品の製造方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
例えば、水晶振動子等の機能片を含む電子部品は、水晶振動子に設けられた励振電極と水晶振動子を駆動する駆動回路に接続するための接続電極がハンダ等の導電ペーストにより導電接触した状態で固定される(例えば、特許文献1参照)。このような導電ペーストを用いる場合、例えば落下衝撃などの衝撃が加わった際、水晶振動子と接続電極との接続部が破損するおそれがあり、接続信頼性を低下させる要因となっていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平11−261360号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
そこで、弾性を有するコア部と、コア部の表面に設けられた導電膜と、から構成されるバンプ電極を上記励振電極に設け、接着材を介してバンプ電極と接続電極とを導電接触させる電子部品の実装構造も考えられる。しかしながら、このようなバンプ電極を採用する場合においては、接着材から発生したアウトガスにより水晶振動子の振動特性を変化させ、信頼性を低下させる虞がある。
【0005】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであって、アウトガスによる影響を防止することで電子部品特性の低下を防止可能な、電子部品の実装構造体、及び電子部品の製造方法を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明の電子部品の実装構造体は、接続電極を有する基材に電子部品を実装する電子部品の実装構造体であって、前記電子部品は、所定の機能を有する機能片と、前記機能片に電気的に接続される導電部を含む被覆膜により表面が覆われ、且つ凹部を有する樹脂突起部と、前記凹部に設けられ、少なくとも表面に接着性を有する接着剤と、を有しており、前記被覆膜を前記接続電極に導通接触させ、且つ前記接着剤の接着力により機械的保持させた状態に前記電子部品を前記基材に実装することを特徴とする。
【0007】
本発明の電子部品の実装構造体によれば、被覆膜により覆われ、凹部を有する樹脂突起部を電気的接点に用いるとともに、凹部に配置され、少なくとも表面に接着機能を有する接着材としてもちいることにより良好な導通状態を保持するとともに電子部品を基材上に実装した構造体が得られる。ここで、樹脂突起部は被覆膜に覆われているため、樹脂から発生するアウトガスの影響を防止できる。また、接着材は被覆膜および基材の接続電極により周囲が囲まれることで、密閉状態とされる。これにより、接着材から発生するアウトガスの影響を防止できる。よって、アウトガスに起因する電子部品の特性の低下を防止することができる。また、樹脂突起部は弾性を有しているため、外部からの衝撃が加わった場合でも導通部への付加を低減することができ、優れた導通信頼性を得ることができる。
【0008】
また、上記電子部品の実装構造体においては、前記機能片が、水晶片であるのが好ましい。本発明は、電子部品が水晶片を備えた水晶振動子を構成する。よって、上述のようにアウトガスによる水晶振動子の振動特性の劣化が防止されるとともに高い導通信頼性を備えた水晶振動子となる。
【0009】
また、上記電子部品の実装構造体においては、樹脂突起部は、感光性樹脂材料から構成されているのが好ましい。この構成によれば、例えばフォトリソ法により円環形状の樹脂突起の微細パターンを形成した後、半溶融または溶融状態にすることにより、凹形状を有する樹脂突起形成が可能となる。よって、電子部品の製造工程が簡略化され、製造コストを低減できる。
【0010】
また、上記電子部品の実装構造体においては、前記機能片に設けられた電極層により前記被覆膜が構成されるのが好ましい。このようにすれば、電子部品の製造時に、電極層とともに被覆膜を形成することができ、製造工程を簡略化できる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】水晶振動子パッケージの断面構成を示す図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】水晶振動子を下方から視た図である。
【図4】水晶振動子の実装方法を説明するための図である。
【図5】バンプ電極及び接着部の形成工程を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能な大きさとするため、各部材の縮尺を適宜変更している。
【0013】
図1は本発明に係る電子部品の実装構造体を適用した水晶振動子パッケージを示す図である。図1に水晶振動子パッケージの断面構成を示す図であり、図2は図1の平面図、図3は水晶振動子を下方から視た図である。また、図4(a)、(b)は図3におけるA−A´線矢視に対応する断面構成図であり、樹脂突起の形状を説明するための図である。
【0014】
水晶振動子パッケージ(電子部品の実装構造体)2は、図1、2に示すように、水晶振動子(電子部品)1と、水晶振動子1を封止する容器(基材)3と、を備えている。水晶振動子1は、図1から図3に示すように、水晶片(機能片)11と、水晶片11を励振する一対の励振電極12、13と、バンプ電極14と、接着材15とを備えている。
【0015】
容器3は、詳細については後述するように水晶振動子1との電気的接続に用いられる接続電極33、34と、回路基板(図示略)などに実装する際の端子電極35、36が形成されている。
【0016】
水晶片11は、平面視でほぼU字状であって、基部21から2つの腕部22、23が同一方向に並列して延びる音叉型の平面形状を有する板状部材である。一対の励振電極12、13それぞれは、例えばAl(アルミニウム)やAu(金)などの導電材料で形成されており、水晶片11の一面に形成されている。そして、励振電極12は、水晶片11の一面において基部21から腕部22にわたって形成されている。また、励振電極13は、水晶片11の一面において基部21から腕部23にわたって形成されている。
【0017】
バンプ電極14は、基部21の一面に形成されており、上記励振電極12、13に電気的に接続された状態に設けられている。バンプ電極14は、図1及び図3に示すように、凹部を有する突起状の樹脂コア部(樹脂突起部)24と、樹脂コア部24の表面に形成された一対の導電膜(被覆膜)25、26とを備えている。
【0018】
導電膜25、26は、例えばスパッタ法などによる成膜後にパターニングすることで形成されている。本実施形態では、スパッタ法によって形成したAu/Cr層をパターニングすることで励振電極12、13と連続して形成されており、励振電極12、13と導通している。すなわち、水晶振動子パッケージ2は、バンプ電極14を水晶振動子1と容器3との電気的接点として利用している。
【0019】
なお、導電膜25、26は、例えばAu(金)、TiW(チタン/タングステン)、Cu(銅)、Cr(クロム)、Ni(ニッケル)、Ti、W、NiV(ニッケル/バナジウム)、Al、Pd(パラジウム)、鉛フリーハンダなどの金属や合金、これらの単層、或いは複数種を積層したもので形成してもよい。
【0020】
図2に示すように、樹脂コア部24は、平面視略、丸形状から構成されており、樹脂コア部24を覆う導電膜25、26もそれぞれ丸形状となっている。また、樹脂コア部24は、後述するようにフォトリソグラフィ技術やエッチング技術によって樹脂材料を円環形状にパターニングした後、樹脂パターンを半融解または融解させることで断面形状が凹部を有する略半円状とされている。
【0021】
樹脂コア部24は上述のように導電膜25、26により覆われることから種々の樹脂材料を用いることができ、例えばポリイミド樹脂やアクリル樹脂、フェノール樹脂、シリコーン樹脂、シリコーン変性ポリイミド樹脂、エポキシ樹脂などの感光性絶縁樹脂や熱硬化性絶縁樹脂で形成されている(本実施形態では、エポキシ樹脂を用いた)。
【0022】
さらに、基部21の一面における上記樹脂コア部24(バンプ電極14)の凹部には接着材15が設けられている。接着材15は、図1に示されるように、導電膜25、26を上記接続電極33、34に導電接触させた状態で水晶振動子1を容器本体31に実装(接着)可能となっている。水晶振動子1は、図1に示されるように基部21が容器3に支持された片持ち支持構造となっている。
【0023】
接着部15は、少なくとも表面に接着性を有する材料であれば種々のものを用いることができ、具体的に本実施形態においては、上記樹脂コア部を形成後、フォトリソ工程及びエッチング工程により形成している。なお、接着材15は、接着材として機能しない樹脂の表面に接着性を有する接着層を別途形成することで構成してもよい。
【0024】
上記容器3は、容器本体31と、容器本体31を覆う蓋体32とを備えている。容器本体31は、ほぼ箱状に形成されており、例えばセラミックスなどの絶縁材料で形成されている。そして、容器本体31の底部の上面には、接続電極33、34が形成されている。また、容器本体31の底部の下面には、回路基板(図示略)などに実装する際の端子電極35、36が形成されている。接続電極33、34それぞれは、例えばW膜上に形成されたNiめっき層上にAu膜を積層することで構成されており、容器本体31に形成された配線(図示略)を介して端子電極35、36それぞれに接続されている。蓋体32は、容器本体31と同様に、例えばセラミックスなどの絶縁材料で形成されている。そして、蓋体32は、容器本体31の開口部にロウ付けなどにより接合されており、容器本体31との間に形成される空間内に水晶振動子1を封止する。
【0025】
上述したように本実施形態に係る水晶振動子パッケージ2は、バンプ電極14を電気的接点として用い、接着材15により良好な導通状態を保持するとともに水晶振動子1を容器3上に実装することができる。樹脂コア部24は導電膜25、26によって覆われているため、樹脂コア部24から発生するアウトガスが水晶振動子1(水晶片11)の振動特性を低下させるといった不具合を防止できる。さらに、接着材15は図1に示したように導電膜25,26が接続電極に密着した状態となる。すなわち、接着材15はバンプ電極14により周囲が囲まれることで密閉状態とされる。これにより、接着材15から発生するアウトガスが水晶振動子1(水晶片11)の振動特性を低下させるといった不具合を防止できる。
【0026】
このように本実施形態に係る水晶振動子パッケージ2によれば、樹脂材料から発生するアウトガスに起因する水晶振動子1(電子部品)の特性の低下を防止することができ、信頼性の高いものを提供できる。また、樹脂コア部24及び接着材15はいずれも弾性を有しているため、外部からの衝撃が加わった場合でもバンプ電極14及び接続電極33、34における導通部への付加を軽減することができ、優れた導通信頼性を得ることができる。また、フォトリソグラフィ技術によりバンプ電極を作製することができるため、従来の導電ペーストより電極を小型化することができる。
【0027】
本発明の電子部品の製造方法の一実施形態として、上記水晶振動子パッケージ2(水晶振動子1)を製造する工程について説明する。本実施形態では、上記バンプ電極14及び接着部15を形成する工程に特徴を有している。そのため、以下ではバンプ電極14及び接着部15を製造する方法を中心に説明する。
【0028】
まず、図5(a)に示すように、水晶片11の一面にスピンコート法により感光性樹脂材料50を塗布する。具体的に本実施形態では、後述の接着工程において接着材としての機能を有するエポキシ樹脂を塗布した。
続いて、露光及び現像工程を行う。具体的には、図5(b)に示すように、上記樹脂コア部24を円環形状の樹脂パターンP1対応する開口が形成されたフォトマスクMを用いる。
【0029】
このようなフォトマスクMを用いて露光処理及び現像処理を行うことで、図5(c)に示すように、水晶片11上には円環形状の樹脂パターンP1が形成される。
【0030】
続いて、図5(d)に示すように、樹脂パターンを加熱させ、融解させることにより凹部を有する半円状の樹脂コア部24を形成する。加熱方法としては種々の方法を例示することができ、本実施形態では、例えば水晶振動子1を加熱炉内に入れることで加熱処理を行った。
【0031】
このとき、円環形状の樹脂パターンは融解するに従い、円環の中心部は部分的に繋がり、外周部は半円形状になることにより中心部に凹部を有する半円形状の樹脂コア部24が形成される。
【0032】
このようにして樹脂コア部24を形成した後、水晶片11上に励振電極12、13を構成する形成する。励振電極12、13は、例えばスパッタ法によりAu/Cr層を成膜した後、所望の形状にパターニングする。具体的には、樹脂コア部24を覆った状態にするとともに接着部15を露出させるようにAu/Cr層をパターニングする。これにより励振電極12、13及び樹脂コア部24を覆う導電膜25,26を形成することができる。このように本実施形態においては、励振電極12、13の一部によって導電膜25、26を形成することで、製造プロセスを簡略化することができる。この後、凹部にフォトリソ法または印刷法により接着材15を形成する。
以上の工程により、励振電極12、13の接続部に樹脂コア部24、接着材15を備えた水晶振動子1が製造できる。
【0033】
次に、水晶振動子1の実装方法について、図1および図4を参照しながら説明する。ここで、図4は水晶振動子1の容器3への実装時におけるバンプ電極14を示す断面図である。まず、水晶振動子1に設けられたバンプ電極14及び接着部15を容器本体31に形成された接続電極33、34に対して接触、押圧させる(図4(a)、図4(b)参照)。なお、水晶振動子1の実装は加熱しながら行われる。
【0034】
このとき、導電膜25及び接続電極33と導電膜26及び接続電極34とが、それぞれ導電接触する。また、接着部15を硬化させる。よって、接着部15は、導電膜25及び接続電極33と導電膜26及び接続電極34とのそれぞれの接触状態を保持することができる。
【0035】
以上のようにして、水晶振動子1を容器本体31内に実装する。その後、容器本体31と蓋体32とを接合して水晶振動子1を封止する。このようにして、水晶振動子パッケージ2が形成される。このとき、樹脂コア部24は導電膜25、26によって覆われているため、樹脂コア部24から発生するアウトガスが水晶振動子1(水晶片11)の振動特性を低下させることが防止される。さらに、接着材15はバンプ電極14により周囲が囲まれることで図4(b)に示すように密閉状態となっており、接着部15から発生するアウトガスが水晶振動子1(水晶片11)の振動特性を低下させることが防止される。このようにして形成される水晶振動子パッケージ2によれば、樹脂材料から発生するアウトガスに起因する水晶振動子1の特性の低下を防止することで信頼性の高いものとなる。また、水晶振動子1と容器本体31との接続部分に例えば落下衝撃などの衝撃が加わった際、樹脂コア部24が弾性変形してこの衝撃を吸収する。
【0036】
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変更を加えることが可能である。例えば、上記実施形態では、音叉型水晶振動子パッケージに本発明を適用した例を示したが、AT型水晶振動子パッケージや振動型ジャイロセンサー等の電子部品においても適用可能である。また、上記実施形態では、接着材15が平面視円形形状のものとしたが、矩形状に形成してもよい。また、本発明では、水晶振動子1にバンプ電極14を形成したが、容器本体31にバンプ電極14を形成しても良い。
【符号の説明】
【0037】
1…水晶振動子(電子部品)、2…水晶振動子パッケージ(電子部品の実装構造体)、3…容器(基材)、11…水晶片(機能片)、12,13…励振電極、15…接着材、24…樹脂コア(樹脂突起部)、25,26…導電膜(被覆膜、導電部)、33,34…接続電極。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
接続電極を有する基材に電子部品が実装された電子部品の実装構造体であって、
前記電子部品は、
所定の機能を有する機能片と、
前記機能片に電気的に接続される導電部を含む被覆膜により表面が覆われ、且つ、凹部を有する樹脂突起部と、
前記凹部に設けられた接着剤と、
を有しており、
前記被覆膜と前記接続電極とが導通接触され、且つ、前記被覆膜と前記接続電極とが前記接着剤により保持された状態で、前記電子部品が前記基材に実装されていることを特徴とする電子部品の実装構造体。
【請求項2】
前記接着剤が、前記被覆膜および前記接続電極に囲われた密閉空間にあることを特徴とする請求項1に記載の電子部品の実装構造体。
【請求項3】
前記機能片が、水晶片であることを特徴とする請求項1又は2に記載の電子部品の実装構造体。
【請求項4】
前記機能片に設けられた電極層により前記被覆膜が構成されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の電子部品の実装構造体。
【請求項5】
接続電極を有する基材に所定の機能を有する機能片を実装する電子部品の製造方法であって、
前記機能片に円環形状の樹脂突起部を設ける工程と、
前記樹脂突起部を溶融又は半溶融状態にすることにより、前記樹脂突起部に凹部を形成する工程と、
前記樹脂突起部を前記機能片に電気的に接続される導電部を含む被覆膜で覆う工程と、
前記凹部に接着材を設ける工程と、
前記被覆膜を前記接続電極に導通接触させ、且つ、前記接着剤により保持させた状態で、前記電子部品を前記基材に実装することを特徴とする電子部品の製造方法。
【請求項6】
接続電極を有する基材に電子部品が実装された電子部品の実装構造体であって、
前記電子部品は、
所定の機能を有する機能片と、
前記機能片に電気的に接続される電極部を有し、
前記基材は、
前記接続電極に電気的に接続される導電部を含む被覆膜により表面が覆われ、且つ、凹部を有する樹脂突起部と、
前記凹部に設けられた接着剤と、
を有しており、
前記被覆膜が前記電極部に導通接触し、且つ、前記接着剤により保持された状態で、前記電子部品が前記基材に実装されていることを特徴とする電子部品の実装構造体。
【請求項7】
前記接着剤が、前記被覆膜および前記電極部に囲われた密閉空間にあることを特徴とする請求項6に記載の電子部品の実装構造体。
【請求項8】
前記機能片が、水晶片であることを特徴とする請求項6又は7に記載の電子部品の実装構造体。
【請求項9】
前記機能片に設けられた電極層により前記被覆膜が構成されることを特徴とする請求項6〜8のいずれか一項に記載の電子部品の実装構造体。
【請求項10】
接続電極を有する基材に電極部を有し所定の機能を有する機能片を実装する電子部品の製造方法であって、
前記基材に円環形状の樹脂突起部を設ける工程と、
前記樹脂突起部を溶融又は半溶融状態にすることにより、前記樹脂突起部に凹部を形成する工程と、
前記樹脂突起部を前記接続電極に電気的に接続される導電部を含む被覆膜で覆う工程と、
前記凹部に接着材を設ける工程と、
前記被覆膜を前記電極部に導通接触させ、且つ、前記接着剤により保持させた状態で、前記電子部品を前記基材に実装することを特徴とする電子部品の製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2011−205426(P2011−205426A)
【公開日】平成23年10月13日(2011.10.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−71042(P2010−71042)
【出願日】平成22年3月25日(2010.3.25)
【出願人】(000002369)セイコーエプソン株式会社 (51,324)
【Fターム(参考)】