説明

駐車禁止報知装置

【課題】駐車禁止地域に駐車してしまうことを抑制しつつ、迅速に目的地に駐車することが可能な駐車禁止報知装置を提供すること。
【解決手段】操作スイッチ群7又はリモコン13により、目的地、経由地が設定された場合(ステップS10肯定判定)、それら目的地、経由地に駐車するか否かをユーザーに設定させる(ステップS11肯定判定)。出発地から順番に、設定された目的地、経由地が駐車目的か否かを判定する。駐車する決定がされている目的地、経由地に対しては、その決定された目的地、経由地が駐車禁止地域に該当するか否かを、地図データに基づいて判定する。駐車する決定がされた目的地、経由地が、駐車禁止地域に該当する場合は、その旨をユーザーに警告する(ステップS15〜18)。一方、駐車しない設定がされている目的地、経由地に対しては、その目的地、経由地が駐車禁止地域に該当する場合であっても、駐車禁止地域である旨の警告はしない。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、設定された目的地が駐車禁止地域である場合に、その旨を報知する駐車禁止報知装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、駐車禁止地域である旨を報知する装置として、特許文献1に記載されている装置がある。この特許文献1に記載の装置では、車両の速度がゼロであり、トランスミッションのシフトレバーがPレンジであり、かつ、パーキングブレーキが引かれていることをもって、車両が駐車したと判定する。そして、地図データに基づいて、駐車した道路幅が所定値以下の場合や、駐車した位置が交差点の側端などの場合には、その駐車した位置は駐車禁止地域と判定し、その旨をドライバーに報知する。
【特許文献1】特開2002−243455号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上述した特許文献1に記載の装置は、車両が目的地に着いて、駐車した後にそこが駐車禁止地域であることを報知する。そのため、ドライバーは、その後駐車できる場所を探さなければならない。つまり、車両が目的地に到着しても迅速に駐車できないこともあった。
【0004】
本発明は、以上の問題点に鑑みてなされたものであり、駐車禁止地域に駐車してしまうことを抑制しつつ、迅速に目的地に駐車することが可能な駐車禁止報知装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するために、請求項1の駐車禁止報知装置は、目的地を設定する第1の設定手段と、駐車禁止地域に関する情報が含まれている地図データが記憶されている記憶手段と、前記地図データに含まれている駐車禁止地域に関する情報に基づいて、前記第1の設定手段が設定した目的地が駐車禁止地域に該当するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段によって、前記第1の設定手段が設定した目的地が駐車禁止地域に該当すると判定された場合、その目的地が駐車禁止地域である旨を、車両がその目的地に到着する前に報知する報知手段とを備えることを特徴とする。
【0006】
これによれば、第1の設定手段が目的地を設定した場合、判定手段はその目的地が駐車禁止地域に該当すると判定しときには、車両が目的地に到着する前に、その目的地が駐車禁止地域である旨を報知手段が報知する。ユーザーは、目的地が駐車禁止地域である旨が報知されることにより、そのことを知ることができる。そのため、目的地を駐車禁止地域でない場所に変更することができるので、駐車禁止地域に駐車してしまうことを抑制できる。しかも、その目的地に到着した場合には、そのままその場所に駐車することが可能となる。したがって、迅速に目的地に駐車することが可能となる。
【0007】
請求項2の駐車禁止報知手段は、前記報知手段が前記報知を行う時期は、前記第1の設定手段が目的地を設定したときとなっていることを特徴とする。これにより、ドライバーは、目的地設定時に、駐車できる他の目的地に変更することができる。
【0008】
請求項3の駐車禁止報知装置は、前記第1の設定手段が設定した目的地に駐車するか否かを設定する第2の設定手段を備え、前記報知手段は、前記第1の設定手段が設定した目的地に駐車すると、前記第2の設定手段が設定したことに基づいて、前記駐車禁止地域である旨を報知することを特徴とする。これによれば、駐車しない地点を目的地に設定する場合、そこが駐車禁止地域であったとしてもその旨が報知されない。つまり、不要な報知を防止することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、本発明に係る駐車禁止報知装置を車載ナビゲーション装置に適用した例について、図面に基づいて説明する。
【0010】
図1は、本実施形態の車載ナビゲーション装置100の全体構成を示すブロック図である。同図に示すように、車載ナビゲーション装置100は、位置検出器1、地図データ入力器6、操作スイッチ群7、音声出力装置9、外部メモリ10、表示装置11、リモコンセンサ12、リモートコントロール端末(以下リモコンと称する)13、音声認識ユニット14、及びこれらと接続された制御回路8を備えている。
【0011】
位置検出器1は、いずれも周知の地磁気センサ2、ジャイロスコープ3、速度センサ4、及び衛星からの電波に基づいて車両の現在位置を検出するGPS(Global Positioning System)のためのGPS受信機5を有している。これらのセンサ等1〜5は各々が性質の異なる誤差を持っているため、複数のセンサにより各々補完しながら使用するように構成されている。なお精度によっては上述した内の一部で構成してもよく、更にステアリングの回転センサを用いてもよい。
【0012】
地図データ入力器6は、記憶媒体(不図示)が装着され、該記憶媒体に格納されている位置検出の精度向上のためのいわゆるマップマッチング用データ、地図データ及び目印データを含む各種データを入力するための装置である。地図データには、道路を示すリンクデータとノードデータが含まれる。このリンクとは、地図上の各道路を交差・分岐・合流する点等の複数のノードにて分割したときのノード間を結ぶものであり、各リンクを接続することにより道路が構成される。リンクデータは、リンクを特定する固有番号(リンクID)、リンクの長さを示すリンク長、リンクの始端及び終端ノード座標(緯度・経度)、道路名称、道路種別、道路幅員、車線数、右折・左折専用車線の有無とその専用車線の数、及び制限速度等の各データから構成される。
【0013】
一方、ノードデータは、地図上の各道路が交差、合流、分岐するノード毎に固有の番号を付したノードID、ノード座標、ノード名称、ノードに接続するリンクのリンクIDが記述される接続リンクID、交差点種類等の各データから構成される。
【0014】
なお、地図データを記憶する記憶媒体は、記憶手段としての機能を有し、CD−ROMまたはDVD−ROM、メモリカード、HDD等が用いられる。
【0015】
操作スイッチ群7は、例えば表示装置11と一体になったタッチスイッチもしくはメカニカルなスイッチ等が用いられ、スイッチ操作により制御回路8へ各種機能(例えば、地図縮尺変更、メニュー表示選択、目的地設定、経路探索、経路案内開始、現在位置修正、表示画面変更、音量調整等)の操作指示を行う。
【0016】
また、操作スイッチ群7は、目的地や経由地を設定するスイッチを含んでいる。そのスイッチによって、ユーザーは、予め登録しておいた地点や、目的地、経由地の電話番号、住所などから、目的地や経由地を設定することができる。または、表示装置11の画面に地図を表示させて、ユーザーが画面に表示されている任意の箇所をタッチすることにより、そのタッチ箇所を目的地、経由地に設定することもできる。これにより、任意の道路上の地点も目的地、経由地に設定することができる。
【0017】
さらに、操作スイッチ群7は、ユーザーのスイッチ操作により目的地や経由地を設定した場合には、その目的地や経由地に対して、駐車するか否かを決定するスイッチも含んでいる。
【0018】
リモコン13には複数の操作スイッチ(不図示)が設けられ、スイッチ操作によりリモコンセンサ12を介して各種指令信号を制御回路8に入力し、制御回路8に各種機能を実行させる。なお、操作スイッチ群7とリモコン13は、何れのスイッチ操作によっても制御回路8に同じ機能を実行させることが可能である。
【0019】
リモコン13を介してリモコンセンサ12から、あるいは操作スイッチ群7により目的地が設定されると、制御回路8は、位置検出器1により検出された現在位置からその目的地までの最適な経路を自動的に探索して誘導経路を設定し表示する。このような自動的に最適な経路を設定する手法は、ダイクストラ法等の手法が知られている。なお、操作スイッチ群7又はリモコン13により経由地が設定された場合には、制御回路8は、その経由地を経由する最適経路を探索する。
【0020】
設定された経路は、地図データ入力器6の情報に基づき表示装置11に表示される表示地図上に位置検出器1により検出された現在位置マークと共に重畳表示される。表示地図には、現在位置マーク、経路のほかに、現在時刻、渋滞情報など他の情報表示も付加表示することもできる。
【0021】
音声出力装置9は、スピーカ等から構成され、制御回路8の指示に基づいて、経路案内時の案内音声などを出力する。また、音声出力装置9は、報知手段としての機能を有し、操作スイッチ群7又はリモコン13により設定された目的地や経由地が駐車禁止地域であるときには、その旨の音声を出力する。
【0022】
外部メモリ10は、HDD等の書き込み可能な大容量記憶装置である。外部メモリ10には大量のデータや電源をOFFしても消去してはいけないデータを記憶したり、頻繁に使用するデータを地図データ入力器6からコピーして利用する等の用途がある。なお、外部メモリ10は、比較的記憶容量の小さいリムーバブルなメモリであってもよい。
【0023】
表示装置11は、ナビゲーションとして地図や目的地選択画面等を表示するものであって、フルカラー表示が可能なものであり、液晶、有機EL等を用いて構成することができる。また、表示装置11は、音声出力装置9と同様に報知手段としての機能を有し、操作スイッチ群7又はリモコン13により設定された目的地や経由地が駐車禁止地域であるときには、画面にその旨を表示する。
【0024】
音声認識ユニット14は、マイク(不図示)を介して入力されたユーザーの入力音声と、内部に記憶する認識辞書(不図示)中の語彙データ(比較対象パターン)とを照合し、最も一致度の高いものを認識結果として制御回路8に出力する。制御回路8は、その認識結果に基づく処理を行う。
【0025】
制御回路8は通常のコンピュータとして構成されており、内部には周知のCPU、ROM、RAM、I/O及びこれらの構成を接続するバスライン(いずれも不図示)が備えられている。制御回路8は、位置検出器1、地図データ入力器6、操作スイッチ群7、外部メモリ10、リモコンセンサ12から入力された各種情報に基づき、ナビゲーション機能としての処理(例えば、地図縮尺変更処理、メニュー表示選択処理、目的地設定処理、経路探索実行処理、経路案内開始処理、現在位置修正処理、表示画面変更処理、音量調整処理等)を実行する。
【0026】
また、制御回路8は、判定手段としての機能を有し、操作スイッチ群7又はリモコン13により設定された目的地や経由地のうち、駐車する目的地又は経由地が駐車禁止地域に該当するか否かを判定する。具体的には、先ず図2に示すように、制御回路8は、表示装置11の画面に目的地、経由地のそれぞれに対して、駐車するか否かの図形を表示させる。そして、制御回路8は、それら図形へのユーザーによるタッチ操作を検出する。この際、「駐車する」という図形へのタッチ操作を検出し、その駐車する地点が任意の道路上の地点である場合には、地図データに含まれているリンクデータ、ノードデータに付されている情報に基づき、道路幅が一定値以下の場合や、駐車位置が交差点から一定値以下の場合に、駐車禁止地域に該当する判定する。なお、道路ごとに駐車禁止を示す標識の有無を記憶しておき、その標識の有無に基づいて駐車禁止地域に該当するか否かを判定してもよい。一方、施設を目的地、経由地に設定した場合には、その施設に駐車場があるか否かで、その施設が駐車禁止地域に該当するか否かを判定してもよい。なお、制御回路8は、「駐車しない」という図形へのタッチ操作を検出したときには、その図形に対応する目的地、経由地に対しては、駐車禁止地域に該当するか否かの判定は行わない。
【0027】
次に、操作スイッチ群7又はリモコン13により目的地、経由地が設定されたときに、その目的地、経由地が駐車禁止地域である旨の報知を行うときの処理を図3のフローチャートを用いて説明する。なお、同図に示す処理は、制御回路8が行う。また、同図に示す処理は定期的に実行される。
【0028】
ステップS10では、操作スイッチ群7又はリモコン13により目的地、経由地の設定がされたか否かを判定する。以下の説明では、図4に示すように、2つの経由地と目的地を設定した場合について説明する。具体的には、経由地1に「刈谷市昭和町1−1付近」、経由地2に「刈谷市役所」、目的地に「大府市長根町2丁目付近」が設定されたとする。なお、目的地、経由地いずれも設定されていないと判定した場合は否定判定し、このフローを抜ける。一方、目的地、経由地の設定がされた場合は肯定判定し、処理をステップS11に進める。
【0029】
ステップS11では、操作スイッチ群7又はリモコン13により設定された目的地、経由地に、駐車するか否かの設定がされたか否かを判定する。例えば、図5に示すように、表示装置11の画面に、目的地、経由地1、2のそれぞれに対して、「駐車する」、「駐車しない」を示す画像を表示させる。この際、任意の道路上の地点を目的地、経由地に設定した場合には、その地点の住所等の後ろに「付近」を付加して、その地点名を表示させる。そして、ユーザーによる画像へのタッチ操作を検知することによって、駐車するか否かの判定を行う。ここで、操作スイッチ群7又はリモコン13により設定された目的地、経由地に駐車する決定がされたと判定した場合は、肯定判定し、処理をステップS12に進める。一方、操作スイッチ群7又はリモコン13により設定された目的地、経由地に駐車しない決定がされたと判定した場合は、否定判定し、再びこのステップS11の判定を行う。
【0030】
ステップS12では、設定された経由地を経由して目的地に至る経路を、地図データを用いて探索する。ステップS13では、目的地、経由地が出発地から何番目かを示すパラメータKの値を初期値(ゼロ)に設定する。ステップS14では、パラメータKにK+1を代入する。例えば、パラメータKの値がゼロの場合は、1になることになる。
【0031】
ステップS15では、目的地、経由地の総数Nが、パラメータKの値以上か否かを判定する。ここで、目的地、経由地の総数Nが、パラメータKの値以上の場合は否定判定し、処理をステップS16に進める。一方、目的地、経由地の総数Nが、パラメータKの値より小さい場合は肯定判定し、このフローを抜ける。
【0032】
ステップS16では、操作スイッチ群7又はリモコン13により設定された目的地、経由地のうち、出発地からK番目に設定された目的地又は経由地に、駐車するか否かを判定する。この判定は、ステップS11にて行った判定結果に基づいて行う。ここで、出発地からK番目に設定された目的地又は経由地に、駐車しないと決定されている場合は否定判定し、処理をステップS14に戻して、パラメータKの値を1増やす(K=K+1)。一方、出発地からK番目に設定された目的地又は経由地に、駐車すると決定されている場合は肯定判定し、処理をステップS17に進める。
【0033】
ステップS17では、出発地からK番目に設定された目的地又は経由地が、駐車禁止地域に該当するか否かを判定する。これは、上述したように、地図データに基づいて判定する。ここで、出発地からK番目に設定された目的地又は経由地が、駐車禁止地域に該当しないと判定した場合は否定判定し、処理をステップS14に戻して、パラメータKの値を1増やす(K=K+1)。一方、出発地からK番目に設定された目的地又は経由地が、駐車禁止地域に該当すると判定した場合は肯定判定し、処理をステップS18に進める。
【0034】
そして、ステップS18では、出発地からK番目に設定された目的地又は経由地は駐車禁止地域である旨を、図6に示すように表示装置11の画面に表示したり、音声出力装置9を用いて音声出力したりして警告する。その後、処理をステップS14に戻して、パラメータKの値を1増やす(K=K+1)。
【0035】
上記ステップS15〜S18までの処理を、すべての目的地、経由地に対して行うと、ステップS15を肯定判定して、このフローを抜ける。
【0036】
以上、本実施形態では、操作スイッチ群7又はリモコン13により目的地、経由地が設定され経路探索が行われる際に、その目的地、経由地に駐車するか否かの設定が行われる。そして、出発地から順番に目的地、経由地が駐車禁止地域に該当するか否かの判定が行われる。その結果、目的地、経由地が駐車禁止地域に該当する場合は、その目的地、経由地が駐車する決定がされている場合のみ、駐車禁止地域である旨の報知を行う。
【0037】
これにより、ユーザーは目的地、経由地の設定時に、その目的地、経由地が駐車禁止地域に該当するか否かを知ることができる。したがって、その目的地、経由地が駐車禁止地域に該当する場合には、目的地、経由地を駐車禁止地域でない場所に変更することができるので、駐車禁止地域に駐車してしまうことを抑制できる。しかも、その目的地、経由地に到着した場合には、そのままその場所に駐車することが可能となる。したがって、迅速に目的地、経由地に駐車することが可能となる。
【0038】
また、目的地、経由地が駐車する設定がされている場合のみ、駐車禁止地域である旨の報知を行っているので、不要な報知を防止することができる。
【0039】
なお、本発明は本実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々なる形態で実施することができる。例えば、本実施形態では、目的地、経由地の設定時に駐車禁止地域に該当する旨の報知を行っていた。しかし、車両が目的地、経由地に到着する前であれば、どのタイミングで駐車禁止地域である旨の報知を行ってもよい。
【0040】
また、本実施形態では、駐車すると決定した目的地、経由地に対してのみ、駐車禁止地域であるか否かの判定を行っていた。しかし、設定した目的地、経由地全てに対して、駐車禁止地域の判定を行い、駐車禁止地域である場合には、その旨を警告してもよい。これにより、目的地、経由地に対して駐車するか否かの設定をする必要がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】本実施形態の車載ナビゲーション装置100の全体構成を示すブロック図である。
【図2】目的地、経由地に対して、駐車するか否かの設定画面を示した図である。
【図3】操作スイッチ群7又はリモコン13により目的地、経由地が設定されたときに、その目的地、経由地が駐車禁止地域である旨の報知を行うときの処理を示すフローチャートである。
【図4】現在地から経由地1、2を経由して目的地に至る経路を示した図である。
【図5】目的地、経由地1、2に対して、駐車するか否かの設定画面を示した図である。
【図6】目的地が駐車禁止地域に該当する場合の報知例を示した図である。
【符号の説明】
【0042】
1・・・位置検出器、6・・・地図データ入力器、7・・・操作スイッチ群、8・・・制御回路、9・・・音声出力装置、10・・・外部メモリ、11・・・表示装置、12・・・リモコンセンサ、13・・・リモコン、14・・・音声認識ユニット

【特許請求の範囲】
【請求項1】
目的地を設定する第1の設定手段と、
駐車禁止地域に関する情報が含まれている地図データが記憶されている記憶手段と、
前記地図データに含まれている駐車禁止地域に関する情報に基づいて、前記第1の設定手段が設定した目的地が駐車禁止地域に該当するか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段によって、前記第1の設定手段が設定した目的地が駐車禁止地域に該当すると判定された場合、その目的地が駐車禁止地域である旨を、車両がその目的地に到着する前に報知する報知手段とを備えることを特徴とする駐車禁止報知装置。
【請求項2】
前記報知手段が前記報知を行う時期は、前記第1の設定手段が目的地を設定したときとなっていることを特徴とする請求項1に記載の駐車禁止報知装置。
【請求項3】
前記第1の設定手段が設定した目的地に駐車するか否かをユーザーの操作に基づいて設定する第2の設定手段を備え、
前記報知手段は、前記第1の設定手段が設定した目的地に駐車すると、前記第2の設定手段が設定したことに基づいて、前記報知を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の駐車禁止報知装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2008−20210(P2008−20210A)
【公開日】平成20年1月31日(2008.1.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−189748(P2006−189748)
【出願日】平成18年7月10日(2006.7.10)
【出願人】(000004260)株式会社デンソー (27,639)
【Fターム(参考)】