c−fmsキナーゼの阻害剤
本発明は、式I:
【化1】
[式中、Z、X、J、R2およびWは本明細書に示す通りである]
で表される化合物ばかりでなくこれらの溶媒和物、水化物、互変異性体および製薬学的に許容される塩に向けたものであり、これらは蛋白質チロシンキナーゼ、特にc−fmsキナーゼを阻害する。また、式Iで表される化合物を用いて自己免疫病および炎症性要素を伴う病気を治療、卵巣癌、子宮癌、乳癌、前立腺癌、肺癌、結腸癌、胃癌、ヘアリー細胞白血病からの転移を治療、および腫瘍転移または変形性関節症が原因の骨格痛または内蔵、炎症および神経原性疼痛を包含する痛みばかりでなく骨粗しょう症、パジェット病および病的状態に骨吸収が介在する他の病気(関節リウマチおよび他の形態の炎症性関節炎、変形性関節症、人工器官不全、溶骨性肉腫、骨髄腫および骨への腫瘍転移を包含)を治療する方法も提供する。
【化1】
[式中、Z、X、J、R2およびWは本明細書に示す通りである]
で表される化合物ばかりでなくこれらの溶媒和物、水化物、互変異性体および製薬学的に許容される塩に向けたものであり、これらは蛋白質チロシンキナーゼ、特にc−fmsキナーゼを阻害する。また、式Iで表される化合物を用いて自己免疫病および炎症性要素を伴う病気を治療、卵巣癌、子宮癌、乳癌、前立腺癌、肺癌、結腸癌、胃癌、ヘアリー細胞白血病からの転移を治療、および腫瘍転移または変形性関節症が原因の骨格痛または内蔵、炎症および神経原性疼痛を包含する痛みばかりでなく骨粗しょう症、パジェット病および病的状態に骨吸収が介在する他の病気(関節リウマチおよび他の形態の炎症性関節炎、変形性関節症、人工器官不全、溶骨性肉腫、骨髄腫および骨への腫瘍転移を包含)を治療する方法も提供する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式I
【化1】
[式中、
Wは、
【化2】
であり;かつ
各R4は、独立して、H、F、Cl、Br、I、OH、OCH3、OCH2CH3、SC(1−4)アルキル、SOC(1−4)アルキル、SO2C(1−4)アルキル、−C(1−3)アルキル、CO2Rd、CONReRf、C≡CRgまたはCNであり;かつ
Rdは、Hまたは−C(1−3)アルキルであり;
Reは、Hまたは−C(1−3)アルキルであり;
Rfは、Hまたは−C(1−3)アルキルであり;そして
Rgは、H、−CH2OHまたは−CH2CH2OHであり;
R2は、シクロアルキル、スピロ置換シクロアルケニル、ヘテロシクリル、スピロ置換ピペリジニル、チオフェニル、ジヒドロスルホノピラニル、フェニル、フラニル、テトラヒドロピリジルまたはジヒドロピラニルであり、これらはいずれも独立して下記:クロロ、フルオロ、ヒドロキシ、C(1−3)アルキルおよびC(1−4)アルキルの各々の1または2個で置換されていてもよく;
Zは、H、FまたはCH3であり;
Jは、CHまたはNであり;
Xは、
【化3】
であり、かつ
R1は、−C(1−4)アルキル、−ORa、−CN、−NA1A2、−SO2CH3、−COORa、−CO2CH3、−CH2−NA1A2、−CONA1A2、−CH2ORa、−OC(1−4)アルキルORa、−NHCH2CH2CO2Ra、−NHCH2CH2ORa、−NRaCH2CH2NA1A2、−OC(1−4)アルキルNA1A2、−OCH2CO2Ra、−CH2CO2Ra、−CH2CH2SO2C(1−4)アルキル、−SO2CH2CH2NA1A2、−SOCH2CH2NA1A2、−SCH2CH2NA1A2、−NHSO2CH2CH2NA1A2、フェニル、イミダゾリル、チアゾリル、4H−[1,2,4]オキサジアゾール−5−オニル、4H−ピロロ[2,3−b]ピラジニル、ピリジニル、[1,3,4]オキサジアゾリル、4H−[1,2,4]トリアゾリル、テトラゾリル、ピラゾリル、[1,3,5]トリアジニルまたは[1,3,4]チアジアゾリルであり;
RzおよびRyは、独立して、Hまたは−C(1−4)アルキルであり、かつ両方のRzがシンまたはアンチ立体化学のいずれかを有していてもよいか;あるいは、シン関係にある両方のRzが一緒になって-(CH2)n−を形成していてもよく、かつnは2または3であり;
R3は、H、C(1−4)アルキル、C(1−3)アルキル−CF3、CH2CH2NH2、CH2CH2ORa、−COCH3、CONH2またはCO2Raであり;
A1は、H、-C(1−4)アルキルまたはCH2CH2ORaであり;
A2は、H、-C(1−4)アルキル、CORa、CH2CON(CH3)2、−CH2CH2ORa、−CH2CH2SC(1−4)アルキル、−CH2CH2SOC(1−4)アルキルまたは−CH2CH2SO2C(1−4)アルキルであるか;あるいは
A1とA2がこれらが結合している窒素と一緒になって下記:
【化4】
から選択される複素環式環を形成していてもよく;かつ
Raは、HまたはC(1−4)アルキルであり;
Raaは、HまたはC(1−4)アルキルであり;そして
Rbbは、H、-C(1−4)アルキル、−CH2CH2OCH2CH2OCH3、−CH2CO2H、−C(O)C(1−4)アルキルまたは−CH2C(O)C(1−4)アルキルである]
で表される新規な化合物またはこれらの溶媒和物、水化物、互変異性体または製薬学的に許容される塩。
【請求項2】
Wが
【化5】
であり;
R2が
【化6】
であり;
ZがHであり;
Xが
【化7】
であり;かつ
R1が−OH、−CN、−NA1A2、−SO2CH3、−COORa、−CO2CH3、−CH2−NA1A2、−CONA1A2、−CH2ORa、−NHCH2CH2CO2Ra、−NHCH2CH2ORa、−NHCH2CH2NA1A2、−OC(1−4)アルキルNA1A2、−OCH2CO2Raまたはテトラゾリルであり;
A1がHまたは−CH3であり;
A2がH、−CH2CH2OCH3、−COCH3または−CH3であるか;あるいは
A1とA2がこれらが結合している窒素と一緒になって下記:
【化8】
から選択される複素環式環を形成していてもよく;
RaがHまたは−C(1−4)アルキルであり;
RaaがHまたは−C(1−4)アルキルであり;
RbbがH、-C(1−4)アルキル、−CH2CO2Hまたは−COCH3であり;
RyがHまたは-CH3であり;
RzがH、−CH3であるか、または-CH2CH2−として一緒になっていてもよく;
R3がH、−CH2CF3、−COCH3、−CH3、−CO2CH3、−CONH2または−CO2Hである;
請求項1記載の化合物ばかりでなくこれの溶媒和物、水化物、互変異性体および製薬学的に許容される塩。
【請求項3】
R2が
【化9】
であり;
Xが
【化10】
であり;かつ
R1が−OH、−CN、−NA1A2、−SO2CH3、−COOH、−CO2CH3、−CH2−NA1A2、−CONH2、−CON(CH3)2、−CH2OH、−OCH2CH2N(CH3)2、−NHCH2CH2CO2CH3、−NHCH2CH2OCH3、−NHCH2CH2NA1A2、−OC(1−4)アルキルNA1A2、−OCH2CO2Hまたはテトラゾリルであり;
A1がHまたは−CH3であり;
A2がH、−CH2CH2OCH3、−COCH3または−CH3であるか;あるいは
A1とA2がこれらが結合している窒素と一緒になって下記:
【化11】
から選択される複素環式環を形成していてもよく;
RbbがH、-C(1−4)アルキル、−CH2CO2Hまたは−COCH3であり;
RyがHまたは-CH3であり;
RzがH、−CH3であるか、または-CH2CH2−として一緒になっていてもよく;
R3がH、−CH2CF3、−COCH3、−CH3、−CO2CH3、−CONH2または−CO2Hである;
請求項2記載の化合物ばかりでなくこれの溶媒和物、水化物、互変異性体および製薬学的に許容される塩。
【請求項4】
Wが
【化12】
であり;
R2が
【化13】
である;
請求項3記載の化合物ばかりでなくこれの溶媒和物、水化物、互変異性体および製薬学的に許容される塩。
【請求項5】
Wが
【化14】
であり;
R2が
【化15】
であり;
Xが
【化16】
であり;かつ
R1が−OH、−NH2、−N(CH3)2、−SO2CH3、−COOH、−CO2CH3、−CH2−モルホリニル、−CONH2、−CON(CH3)2、−CH2OH、−OCH2CH2N(CH3)2、−NHCH2CH2OCH3、−OCH2CO2H、モルホリニル、ピペラジニル、N−メチルピペラジニル、ピペラジニル−CH2CO2Hまたはテトラゾリルであり;
RzがHまたは−CH3であり;
R3が−COCH3、−CH2CF3または−CO2Hである;
請求項4記載の化合物およびこれの溶媒和物、水化物、互変異性体および製薬学的に許容される塩。
【請求項6】
下記:
【化17】
【化18】
【化19】
【化20】
【化21】
【化22】
【化23】
【化24】
およびこれらの溶媒和物、水化物、互変異性体および製薬学的に許容される塩から成る群より選択される化合物。
【請求項7】
下記:
【化25】
【化26】
およびこれらの溶媒和物、水化物、互変異性体および製薬学的に許容される塩から成る群より選択される請求項6記載の化合物。
【請求項8】
下記:
【化27】
【化28】
およびこれらの溶媒和物、水化物、互変異性体および製薬学的に許容される塩から成る群より選択される化合物。
【請求項9】
請求項1記載の化合物および製薬学的に許容される担体を含有して成る製薬学的組成物。
【請求項10】
製薬学的に許容される担体および請求項1記載の少なくとも1種の化合物を約0.5mgから約10g含有して成る製薬学的投薬形態物。
【請求項11】
非経口または経口投与に適した請求項10記載の投薬形態物。
【請求項12】
蛋白質チロシンキナーゼの活性を阻害する方法であって、前記キナーゼを有効阻害量の請求項1記載の少なくとも1種の化合物と接触させることを含んで成る方法。
【請求項13】
前記蛋白質チロシンキナーゼがc−fmsである請求項12記載の方法。
【請求項14】
哺乳動物における炎症を治療する方法であって、前記哺乳動物に請求項1記載の少なくとも1種の化合物を治療的に有効な量で投与することを含んで成る方法。
【請求項15】
哺乳動物における癌を治療する方法であって、前記哺乳動物に請求項1記載の少なくとも1種の化合物を治療的に有効な量で投与することを含んで成る方法。
【請求項16】
哺乳動物における心臓血管疾患を治療する方法であって、前記哺乳動物に請求項1記載の少なくとも1種の化合物を治療的に有効な量で投与することを含んで成る方法。
【請求項17】
哺乳動物における糸球体腎炎、炎症性腸疾患、人工器官不全、サルコイドーシス、うっ血性閉塞性肺疾患、突発性肺線維症、喘息、膵炎、HIV感染、乾癬、糖尿病、腫瘍関連血管新生、加齢性黄斑変性症、糖尿病性網膜症、再狭窄、統合失調症またはアルツハイマー型認知症を包含する炎症性要素を伴う病気を治療する方法であって、前記哺乳動物に請求項1記載の少なくとも1種の化合物を治療的に有効な量で投与することを含んで成る方法。
【請求項18】
哺乳動物における腫瘍転移または変形性関節症によって引き起こされる骨格痛または内臓、炎症および神経原性疼痛を包含する痛みを治療する方法であって、前記治療を必要としている哺乳動物に請求項1記載の少なくとも1種の化合物を治療的に有効な量で投与することを含んで成る方法。
【請求項19】
骨粗しょう症、パジェット病および病的状態に骨吸収が介在する他の病気[関節リウマチおよび他の形態の炎症性関節炎、変形性関節症、人工器官不全、溶骨性肉腫、骨髄腫および骨への腫瘍転移を包含]を治療する方法であって、前記治療を必要としている哺乳動物に請求項1記載の少なくとも1種の化合物を治療的に有効な量で投与することを含んで成る方法。
【請求項20】
卵巣癌、子宮癌、乳癌、前立腺癌、肺癌、結腸癌、胃癌およびヘアリー細胞白血病を治療しかつそれらからの転移を防止する方法であって、前記治療を必要としている哺乳動物に請求項1記載の少なくとも1種の化合物を治療的に有効な量で投与することを含んで成る方法。
【請求項21】
自己免疫病、例えば全身性エリテマトーデス、関節リウマチおよび他の形態の炎症性関節炎、乾癬、シェーグレン症候群、多発性硬化症またはブドウ膜炎を治療する方法であって、前記治療を必要としている哺乳動物に請求項1記載の少なくとも1種の化合物を治療的に有効な量で投与することを含んで成る方法。
【請求項1】
式I
【化1】
[式中、
Wは、
【化2】
であり;かつ
各R4は、独立して、H、F、Cl、Br、I、OH、OCH3、OCH2CH3、SC(1−4)アルキル、SOC(1−4)アルキル、SO2C(1−4)アルキル、−C(1−3)アルキル、CO2Rd、CONReRf、C≡CRgまたはCNであり;かつ
Rdは、Hまたは−C(1−3)アルキルであり;
Reは、Hまたは−C(1−3)アルキルであり;
Rfは、Hまたは−C(1−3)アルキルであり;そして
Rgは、H、−CH2OHまたは−CH2CH2OHであり;
R2は、シクロアルキル、スピロ置換シクロアルケニル、ヘテロシクリル、スピロ置換ピペリジニル、チオフェニル、ジヒドロスルホノピラニル、フェニル、フラニル、テトラヒドロピリジルまたはジヒドロピラニルであり、これらはいずれも独立して下記:クロロ、フルオロ、ヒドロキシ、C(1−3)アルキルおよびC(1−4)アルキルの各々の1または2個で置換されていてもよく;
Zは、H、FまたはCH3であり;
Jは、CHまたはNであり;
Xは、
【化3】
であり、かつ
R1は、−C(1−4)アルキル、−ORa、−CN、−NA1A2、−SO2CH3、−COORa、−CO2CH3、−CH2−NA1A2、−CONA1A2、−CH2ORa、−OC(1−4)アルキルORa、−NHCH2CH2CO2Ra、−NHCH2CH2ORa、−NRaCH2CH2NA1A2、−OC(1−4)アルキルNA1A2、−OCH2CO2Ra、−CH2CO2Ra、−CH2CH2SO2C(1−4)アルキル、−SO2CH2CH2NA1A2、−SOCH2CH2NA1A2、−SCH2CH2NA1A2、−NHSO2CH2CH2NA1A2、フェニル、イミダゾリル、チアゾリル、4H−[1,2,4]オキサジアゾール−5−オニル、4H−ピロロ[2,3−b]ピラジニル、ピリジニル、[1,3,4]オキサジアゾリル、4H−[1,2,4]トリアゾリル、テトラゾリル、ピラゾリル、[1,3,5]トリアジニルまたは[1,3,4]チアジアゾリルであり;
RzおよびRyは、独立して、Hまたは−C(1−4)アルキルであり、かつ両方のRzがシンまたはアンチ立体化学のいずれかを有していてもよいか;あるいは、シン関係にある両方のRzが一緒になって-(CH2)n−を形成していてもよく、かつnは2または3であり;
R3は、H、C(1−4)アルキル、C(1−3)アルキル−CF3、CH2CH2NH2、CH2CH2ORa、−COCH3、CONH2またはCO2Raであり;
A1は、H、-C(1−4)アルキルまたはCH2CH2ORaであり;
A2は、H、-C(1−4)アルキル、CORa、CH2CON(CH3)2、−CH2CH2ORa、−CH2CH2SC(1−4)アルキル、−CH2CH2SOC(1−4)アルキルまたは−CH2CH2SO2C(1−4)アルキルであるか;あるいは
A1とA2がこれらが結合している窒素と一緒になって下記:
【化4】
から選択される複素環式環を形成していてもよく;かつ
Raは、HまたはC(1−4)アルキルであり;
Raaは、HまたはC(1−4)アルキルであり;そして
Rbbは、H、-C(1−4)アルキル、−CH2CH2OCH2CH2OCH3、−CH2CO2H、−C(O)C(1−4)アルキルまたは−CH2C(O)C(1−4)アルキルである]
で表される新規な化合物またはこれらの溶媒和物、水化物、互変異性体または製薬学的に許容される塩。
【請求項2】
Wが
【化5】
であり;
R2が
【化6】
であり;
ZがHであり;
Xが
【化7】
であり;かつ
R1が−OH、−CN、−NA1A2、−SO2CH3、−COORa、−CO2CH3、−CH2−NA1A2、−CONA1A2、−CH2ORa、−NHCH2CH2CO2Ra、−NHCH2CH2ORa、−NHCH2CH2NA1A2、−OC(1−4)アルキルNA1A2、−OCH2CO2Raまたはテトラゾリルであり;
A1がHまたは−CH3であり;
A2がH、−CH2CH2OCH3、−COCH3または−CH3であるか;あるいは
A1とA2がこれらが結合している窒素と一緒になって下記:
【化8】
から選択される複素環式環を形成していてもよく;
RaがHまたは−C(1−4)アルキルであり;
RaaがHまたは−C(1−4)アルキルであり;
RbbがH、-C(1−4)アルキル、−CH2CO2Hまたは−COCH3であり;
RyがHまたは-CH3であり;
RzがH、−CH3であるか、または-CH2CH2−として一緒になっていてもよく;
R3がH、−CH2CF3、−COCH3、−CH3、−CO2CH3、−CONH2または−CO2Hである;
請求項1記載の化合物ばかりでなくこれの溶媒和物、水化物、互変異性体および製薬学的に許容される塩。
【請求項3】
R2が
【化9】
であり;
Xが
【化10】
であり;かつ
R1が−OH、−CN、−NA1A2、−SO2CH3、−COOH、−CO2CH3、−CH2−NA1A2、−CONH2、−CON(CH3)2、−CH2OH、−OCH2CH2N(CH3)2、−NHCH2CH2CO2CH3、−NHCH2CH2OCH3、−NHCH2CH2NA1A2、−OC(1−4)アルキルNA1A2、−OCH2CO2Hまたはテトラゾリルであり;
A1がHまたは−CH3であり;
A2がH、−CH2CH2OCH3、−COCH3または−CH3であるか;あるいは
A1とA2がこれらが結合している窒素と一緒になって下記:
【化11】
から選択される複素環式環を形成していてもよく;
RbbがH、-C(1−4)アルキル、−CH2CO2Hまたは−COCH3であり;
RyがHまたは-CH3であり;
RzがH、−CH3であるか、または-CH2CH2−として一緒になっていてもよく;
R3がH、−CH2CF3、−COCH3、−CH3、−CO2CH3、−CONH2または−CO2Hである;
請求項2記載の化合物ばかりでなくこれの溶媒和物、水化物、互変異性体および製薬学的に許容される塩。
【請求項4】
Wが
【化12】
であり;
R2が
【化13】
である;
請求項3記載の化合物ばかりでなくこれの溶媒和物、水化物、互変異性体および製薬学的に許容される塩。
【請求項5】
Wが
【化14】
であり;
R2が
【化15】
であり;
Xが
【化16】
であり;かつ
R1が−OH、−NH2、−N(CH3)2、−SO2CH3、−COOH、−CO2CH3、−CH2−モルホリニル、−CONH2、−CON(CH3)2、−CH2OH、−OCH2CH2N(CH3)2、−NHCH2CH2OCH3、−OCH2CO2H、モルホリニル、ピペラジニル、N−メチルピペラジニル、ピペラジニル−CH2CO2Hまたはテトラゾリルであり;
RzがHまたは−CH3であり;
R3が−COCH3、−CH2CF3または−CO2Hである;
請求項4記載の化合物およびこれの溶媒和物、水化物、互変異性体および製薬学的に許容される塩。
【請求項6】
下記:
【化17】
【化18】
【化19】
【化20】
【化21】
【化22】
【化23】
【化24】
およびこれらの溶媒和物、水化物、互変異性体および製薬学的に許容される塩から成る群より選択される化合物。
【請求項7】
下記:
【化25】
【化26】
およびこれらの溶媒和物、水化物、互変異性体および製薬学的に許容される塩から成る群より選択される請求項6記載の化合物。
【請求項8】
下記:
【化27】
【化28】
およびこれらの溶媒和物、水化物、互変異性体および製薬学的に許容される塩から成る群より選択される化合物。
【請求項9】
請求項1記載の化合物および製薬学的に許容される担体を含有して成る製薬学的組成物。
【請求項10】
製薬学的に許容される担体および請求項1記載の少なくとも1種の化合物を約0.5mgから約10g含有して成る製薬学的投薬形態物。
【請求項11】
非経口または経口投与に適した請求項10記載の投薬形態物。
【請求項12】
蛋白質チロシンキナーゼの活性を阻害する方法であって、前記キナーゼを有効阻害量の請求項1記載の少なくとも1種の化合物と接触させることを含んで成る方法。
【請求項13】
前記蛋白質チロシンキナーゼがc−fmsである請求項12記載の方法。
【請求項14】
哺乳動物における炎症を治療する方法であって、前記哺乳動物に請求項1記載の少なくとも1種の化合物を治療的に有効な量で投与することを含んで成る方法。
【請求項15】
哺乳動物における癌を治療する方法であって、前記哺乳動物に請求項1記載の少なくとも1種の化合物を治療的に有効な量で投与することを含んで成る方法。
【請求項16】
哺乳動物における心臓血管疾患を治療する方法であって、前記哺乳動物に請求項1記載の少なくとも1種の化合物を治療的に有効な量で投与することを含んで成る方法。
【請求項17】
哺乳動物における糸球体腎炎、炎症性腸疾患、人工器官不全、サルコイドーシス、うっ血性閉塞性肺疾患、突発性肺線維症、喘息、膵炎、HIV感染、乾癬、糖尿病、腫瘍関連血管新生、加齢性黄斑変性症、糖尿病性網膜症、再狭窄、統合失調症またはアルツハイマー型認知症を包含する炎症性要素を伴う病気を治療する方法であって、前記哺乳動物に請求項1記載の少なくとも1種の化合物を治療的に有効な量で投与することを含んで成る方法。
【請求項18】
哺乳動物における腫瘍転移または変形性関節症によって引き起こされる骨格痛または内臓、炎症および神経原性疼痛を包含する痛みを治療する方法であって、前記治療を必要としている哺乳動物に請求項1記載の少なくとも1種の化合物を治療的に有効な量で投与することを含んで成る方法。
【請求項19】
骨粗しょう症、パジェット病および病的状態に骨吸収が介在する他の病気[関節リウマチおよび他の形態の炎症性関節炎、変形性関節症、人工器官不全、溶骨性肉腫、骨髄腫および骨への腫瘍転移を包含]を治療する方法であって、前記治療を必要としている哺乳動物に請求項1記載の少なくとも1種の化合物を治療的に有効な量で投与することを含んで成る方法。
【請求項20】
卵巣癌、子宮癌、乳癌、前立腺癌、肺癌、結腸癌、胃癌およびヘアリー細胞白血病を治療しかつそれらからの転移を防止する方法であって、前記治療を必要としている哺乳動物に請求項1記載の少なくとも1種の化合物を治療的に有効な量で投与することを含んで成る方法。
【請求項21】
自己免疫病、例えば全身性エリテマトーデス、関節リウマチおよび他の形態の炎症性関節炎、乾癬、シェーグレン症候群、多発性硬化症またはブドウ膜炎を治療する方法であって、前記治療を必要としている哺乳動物に請求項1記載の少なくとも1種の化合物を治療的に有効な量で投与することを含んで成る方法。
【公表番号】特表2009−534405(P2009−534405A)
【公表日】平成21年9月24日(2009.9.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−506741(P2009−506741)
【出願日】平成19年4月18日(2007.4.18)
【国際出願番号】PCT/US2007/066868
【国際公開番号】WO2007/124319
【国際公開日】平成19年11月1日(2007.11.1)
【出願人】(390033008)ジヤンセン・フアーマシユーチカ・ナームローゼ・フエンノートシヤツプ (616)
【氏名又は名称原語表記】JANSSEN PHARMACEUTICA NAAMLOZE VENNOOTSCHAP
【Fターム(参考)】
【公表日】平成21年9月24日(2009.9.24)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年4月18日(2007.4.18)
【国際出願番号】PCT/US2007/066868
【国際公開番号】WO2007/124319
【国際公開日】平成19年11月1日(2007.11.1)
【出願人】(390033008)ジヤンセン・フアーマシユーチカ・ナームローゼ・フエンノートシヤツプ (616)
【氏名又は名称原語表記】JANSSEN PHARMACEUTICA NAAMLOZE VENNOOTSCHAP
【Fターム(参考)】
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