説明

インデノイソキノリノン類似体およびその使用方法

本発明は、インデノイソキノリノン類似体と、有効量のインデノイソキノリノン類似体
を含む組成物と、インデノイソキノリノン類似体をそれを必要とする被検体に投与するこ
とを含む炎症性疾患、再灌流障害、真性糖尿病、糖尿病性合併症、臓器移植にともなう再
酸素化傷害、虚血状態、神経変性疾患、腎不全、血管障害、心血管疾患、癌、早産児合併
症、心筋症、網膜症、腎症、神経障害、勃起不全または尿失禁を治療または予防するため
の方法と、に関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
以下の式で表される化合物、またはその薬学的に許容可能な塩。
【化1】

(式中、
Xは、−N(C1〜C4アルキル)−、−CH(OH)−、−N(C(O)N(H)−(
CH2p−Z)−または−N((CH2q−Z)−であり、
1は、−(CH2n−N(R2)(R2)または−O−(CH2m−N(R2)(R2
であり、
各R2が独立に、−H、−C1〜C6アルキル、−C3〜C8単環式シクロアルキル、−C1
〜C6アルキレンフェニル、フェニル、N−末端αアミノ酸残基、N−末端αアミノヒド
ロキシメチル残基、N−末端αアミノ酸残基のC1〜C6アルキルエステル、または3〜7
員環の含窒素単環式複素環であり、このうち水素以外の各々が独立に、非置換であるか、
−ハロ、−OH、−OP(O)(OH)2、−OS(O)2OH、−C1〜C6アルキル、−
O−C1〜C6アルキル、−C3〜C8単環式シクロアルキル、3〜7員環の単環式複素環、
3〜7員環の−(C1〜C6アルキル置換)単環式複素環または−N(Z3)(Z4)のうち
の1つまたは複数で置換され、この場合、Z3およびZ4が独立に、−H、−C1〜C5アル
キル、−(C1〜C5アルキレン)−O−C1〜C5アルキル、ベンジルまたは−C3〜C8
環式シクロアルキルであり、このうち水素以外の各々が独立に、非置換であるか、−ハロ
、−OH、−N(Ra2、−(C1〜C5アルキレン)−O−C1〜C5アルキル、−NH2
、3〜7員環の含窒素単環式複素環または3〜7員環の−(C1〜C6アルキル置換)含窒
素単環式複素環のうちの1つまたは複数で置換(式中、Raは独立に、−H、ベンジルま
たは−C1〜C10アルキルである)され、あるいは、N、Z3およびZ4が一緒になって非
置換であるか、−C1〜C5アルキル、フェニル、−(フェニル置換)C1〜C5アルキル、
−(ヒドロキシ置換)C1〜C5アルキル、−ハロ、−(ハロ置換)C1〜C5アルキル、−
(ハロ置換)フェニル、−フェニレン−O−C1〜C5アルキル、−(シアノ置換)フェニ
ル、−OH、−O−C1〜C5アルキル、−N(Ra2、−(C1〜C5アルキレン)−N(
a2、−(C1〜C5アルキレン)−C(O)O−(C1〜C5アルキレン)−N(Ra2
、−COOH、−(C1〜C5アルキレン)−COOH、−OP(O)(OH)2、−OS
(O)2OH、−(C1〜C5アルキレン)−OP(O)(OH)2、−(C1〜C5アルキレ
ン)−OS(O)2OH、−C(O)O−C1〜C5アルキル、−OC(O)−C1〜C5
ルキル、−(C1〜C5アルキレン)−C(O)O−C1〜C5アルキル、−(C1〜C5アル
キレン)−C(O)NH−C1〜C5アルキル、−C(O)NH2または−NO2のうちの1
つまたは複数で置換(式中、Raは独立に、−H、ベンジルまたは−C1〜C10アルキルで
あるか、Nと両方のRa基とが一緒になって3〜7員環の含窒素単環式複素環を形成する
)された、3〜7員環の含窒素単環式複素環を形成し、
あるいは、Nと両方のR2基とが一緒になって3〜7員環の含窒素単環式複素環または
7から10員環の含窒素二環式複素環を形成し、その各々が非置換であるか、−C1〜C5
アルキル、−C3〜C8単環式シクロアルキル、フェニル、3〜7員環の含窒素単環式複素
環、−(フェニル置換)C1〜C5アルキル、−(ヒドロキシ置換)C1〜C5アルキル、−
ハロ、−(ハロ置換)C1〜C5アルキル、−(ハロ置換)フェニル、−フェニレン−O−
1〜C5アルキル、−(シアノ置換)フェニル、−OH、−O−C1〜C5アルキル、−N
(Ra2、−(C1〜C5アルキレン)−N(Ra2、−C1〜C5アルキレン−C(O)O
−(C1〜C5アルキレン)−N(Ra2、−COOH、−(C1〜C5アルキレン)−O−
1〜C5アルキル、−(C1〜C5アルキレン)−C3〜C8単環式シクロアルキル、−(C
1〜C5アルキレン)−COOH、−OP(O)(OH)2、−OS(O)2OH、−(C1
〜C5アルキレン)−OP(O)(OH)2、−(C1〜C5アルキレン)−OS(O)2
H、−C(O)O−C1〜C5アルキル、−OC(O)−C1〜C5アルキル、−(C1〜C5
アルキレン)−C(O)O−C1〜C5アルキル、−(C1〜C5アルキレン)−C(O)N
H−C1〜C5アルキル、−C(O)NH2、または−NO2のうちの1つまたは複数で置換
(式中、Raは独立に、−H、−ベンジル、−C1〜C10アルキルであるか、Nと両方のR
a基とが一緒になって3〜7員環の含窒素単環式複素環を形成する)され、
Zは、−CF3、−F、−OHまたは−O−CH3であり、
nは、1から10の範囲の整数であり、
mは、2から10の範囲の整数であり、
pは、1から5の範囲の整数であり、
qは、1から5の範囲の整数である。)
【請求項2】
Xが、−N(CH3)−、−N(CH2CH3)−、−N(CH2CH2CH3)−、−N(
CH2CH2CH2CH3)−、−N(C(H)(CH3)(CH2CH3))−、−N(C(
H)(CH32)−、−N(CH2C(H)(CH32)−または−N(C(CH33
−であり、各R2が独立に、−H、−C1〜C6アルキル、シクロプロピル、シクロブチル
、シクロペンチル、シクロヘキシル、−(C1〜C6アルキレン)−フェニルまたは−フェ
ニルであり、このうち水素以外の各々が、非置換であるか、−ハロ、−OH、−OP(O
)(OH)2、−OS(O)2OHまたは−N(Z3)(Z4)のうちの1つまたは複数で置
換され、この場合、Z3およびZ4が独立に、−H、−C1〜C5アルキルまたは−(C1
5アルキレン)−O−C1〜C5アルキルであり、このうち水素以外の各々が、非置換で
あるか、−ハロ、−OHまたは−NH2のうちの1つまたは複数で置換され、
あるいは、N、Z3およびZ4が一緒になって非置換であるか、−C1〜C5アルキル、−
フェニル、−(C1〜C5アルキレン)−フェニル、−(ヒドロキシ置換)C1〜C5アルキ
ル、−ハロ、−(ハロ置換)C1〜C5アルキル、−(ハロ置換)フェニル、−フェニレン
−O−C1〜C5アルキル、−(シアノ置換)フェニル、−OH、−O−C1〜C5アルキル
、−N(Ra2、−(C1〜C5アルキレン)−N(Ra2、−(C1〜C5アルキレン)−
C(O)O−(C1〜C5アルキレン)−N(Ra2、−COOH、−(C1〜C5アルキレ
ン)−COOH、−OP(O)(OH)2、−OS(O)2OH、−(C1〜C5アルキレン
)−OP(O)(OH)2、−(C1〜C5アルキレン)−OS(O)2OH、−C(O)O
−C1〜C5アルキル、−OC(O)−C1〜C5アルキル、−(C1〜C5アルキレン)−C
(O)O−C1〜C5アルキル、−(C1〜C5アルキレン)−C(O)NH−C1〜C5アル
キル、−C(O)NH2または−NO2のうちの1〜3つで置換(式中、Raは独立に、−
H、−ベンジルまたは−C1〜C10アルキルである)された3〜7員環の含窒素単環式複
素環を形成し、
あるいは、Nと両方のR2基とが一緒になって非置換であるか、−C1〜C5アルキル、
−フェニル、−(C1〜C5アルキレン)−フェニル、−(ヒドロキシ置換)C1〜C5アル
キル、−ハロ、−(ハロ置換)C1〜C5アルキル、−(ハロ置換)フェニル、−フェニレ
ン−O−C1〜C5アルキル、−(シアノ置換)フェニル、−OH、−O−C1〜C5アルキ
ル、−N(Ra2、−(C1〜C5アルキレン)−N(Ra2、−(C1〜C5アルキレン)
−C(O)O−(C1〜C5アルキレン)−N(Ra2、−COOH、−(C1〜C5アルキ
レン)−COOH、−OP(O)(OH)2、−OS(O)2OH、−(C1〜C5アルキレ
ン)−OP(O)(OH)2、−(C1〜C5アルキレン)−OS(O)2OH、−C(O)
O−C1〜C5アルキル、−OC(O)−C1〜C5アルキル、−(C1〜C5アルキレン)−
C(O)O−C1〜C5アルキル、−(C1〜C5アルキレン)−C(O)NH−C1〜C5
ルキル、−C(O)NH2または−NO2のうちの1〜3つで置換(式中、Raは独立に、
−H、−ベンジルまたは−C1〜C10アルキルである)された3〜7員環の含窒素単環式
複素環を形成し、
nは、1から10の範囲の整数であり、
mは、2から10の範囲の整数である、請求項1に記載の化合物または該化合物の薬学
的に許容可能な塩。
【請求項3】
Xが−N(CH3)−である、請求項1に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容
可能な塩。
【請求項4】
少なくとも1つのR2が、−C1〜C6アルキルまたは−C3〜C8単環式シクロアルキル
である、請求項1に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩。
【請求項5】
nが1である、請求項1に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩。
【請求項6】
各R2が独立に−C1〜C6アルキルである、請求項1に記載の化合物または該化合物の
薬学的に許容可能な塩。
【請求項7】
1つのR2が−Hである、請求項1に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能
な塩。
【請求項8】
以下の式で表される化合物、またはその薬学的に許容可能な塩。
【化2】

(式中、
Xは、−N(C1〜C4アルキル)−、−CH(OH)−、−N(C(O)N(H)−(
CH2p−Z)−または−N((CH2q−Z)−であり、
1は、−(CH2n−N(R2)(R2)または−O−(CH2m−N(R2)(R2
であり、
各R2が独立に、−H、−C1〜C6アルキル、−C3〜C8単環式シクロアルキル、−C1
〜C6アルキレンフェニル、フェニル、N−末端αアミノ酸残基、N−末端αアミノヒド
ロキシメチル残基、N−末端αアミノ酸残基のC1〜C6アルキルエステル、または3〜7
員環の含窒素単環式複素環であり、このうち水素以外の各々が独立に、非置換であるか、
−ハロ、−OH、−OP(O)(OH)2、−OS(O)2OH、−C1〜C6アルキル、−
O−C1〜C6アルキル、−C3〜C8単環式シクロアルキル、3〜7員環の単環式複素環、
3〜7員環の−(C1〜C6アルキル置換)単環式複素環または−N(Z3)(Z4)のうち
の1つまたは複数で置換され、この場合、Z3およびZ4が独立に、−H、−C1〜C5アル
キル、−(C1〜C5アルキレン)−O−C1〜C5アルキル、ベンジルまたは−C3〜C8
環式シクロアルキルであり、このうち水素以外の各々が独立に、非置換であるか、−ハロ
、−OH、−N(Ra2、−(C1〜C5アルキレン)−O−C1〜C5アルキル、−NH2
、3〜7員環の含窒素単環式複素環または3〜7員環の−(C1〜C6アルキル置換)含窒
素単環式複素環のうちの1つまたは複数で置換(式中、Raは独立に、−H、ベンジルま
たは−C1〜C10アルキルである)され、あるいは、N、Z3およびZ4が一緒になって非
置換であるか、−C1〜C5アルキル、フェニル、−(フェニル置換)C1〜C5アルキル、
−(ヒドロキシ置換)C1〜C5アルキル、−ハロ、−(ハロ置換)C1〜C5アルキル、−
(ハロ置換)フェニル、−フェニレン−O−C1〜C5アルキル、−(シアノ置換)フェニ
ル、−OH、−O−C1〜C5アルキル、−N(Ra2、−(C1〜C5アルキレン)−N(
a2、−(C1〜C5アルキレン)−C(O)O−(C1〜C5アルキレン)−N(Ra2
、−COOH、−(C1〜C5アルキレン)−COOH、−OP(O)(OH)2、−OS
(O)2OH、−(C1〜C5アルキレン)−OP(O)(OH)2、−(C1〜C5アルキレ
ン)−OS(O)2OH、−C(O)O−C1〜C5アルキル、−OC(O)−C1〜C5
ルキル、−(C1〜C5アルキレン)−C(O)O−C1〜C5アルキル、−(C1〜C5アル
キレン)−C(O)NH−C1〜C5アルキル、−C(O)NH2または−NO2のうちの1
つまたは複数で置換(式中、Raは独立に、−H、ベンジルまたは−C1〜C10アルキルで
あるか、Nと両方のRa基とが一緒になって3〜7員環の含窒素単環式複素環を形成する
)された、3〜7員環の含窒素単環式複素環を形成し、
あるいは、Nと両方のR2基とが一緒になって3〜7員環の含窒素単環式複素環または
7から10員環の含窒素二環式複素環を形成し、その各々が非置換であるか、−C1〜C5
アルキル、−C3〜C8単環式シクロアルキル、フェニル、3〜7員環の含窒素単環式複素
環、−(フェニル置換)C1〜C5アルキル、−(ヒドロキシ置換)C1〜C5アルキル、−
ハロ、−(ハロ置換)C1〜C5アルキル、−(ハロ置換)フェニル、−フェニレン−O−
1〜C5アルキル、−(シアノ置換)フェニル、−OH、−O−C1〜C5アルキル、−N
(Ra2、−(C1〜C5アルキレン)−N(Ra2、−C1〜C5アルキレン−C(O)O
−(C1〜C5アルキレン)−N(Ra2、−COOH、−(C1〜C5アルキレン)−O−
1〜C5アルキル、−(C1〜C5アルキレン)−C3〜C8単環式シクロアルキル、−(C
1〜C5アルキレン)−COOH、−OP(O)(OH)2、−OS(O)2OH、−(C1
〜C5アルキレン)−OP(O)(OH)2、−(C1〜C5アルキレン)−OS(O)2
H、−C(O)O−C1〜C5アルキル、−OC(O)−C1〜C5アルキル、−(C1〜C5
アルキレン)−C(O)O−C1〜C5アルキル、−(C1〜C5アルキレン)−C(O)N
H−C1〜C5アルキル、−C(O)NH2、または−NO2のうちの1つまたは複数で置換
(式中、Raは独立に、−H、−ベンジル、−C1〜C10アルキルであるか、Nと両方のR
a基とが一緒になって3〜7員環の含窒素単環式複素環を形成する)され、
Zは、−CF3、−F、−OHまたは−O−CH3であり、
nは、1から10の範囲の整数であり、
mは、2から10の範囲の整数であり、
pは、1から5の範囲の整数であり、
qは、1から5の範囲の整数である。)
【請求項9】
Xが、−N(CH3)−、−N(CH2CH3)−、−N(CH2CH2CH3)−、−N(
CH2CH2CH2CH3)−、−N(C(H)(CH3)(CH2CH3))−、−N(C(
H)(CH32)−、−N(CH2C(H)(CH32)−または−N(C(CH33
−であり、各R2が独立に、−H、−C1〜C6アルキル、シクロプロピル、シクロブチル
、シクロペンチル、シクロヘキシル、−(C1〜C6アルキレン)−フェニルまたは−フェ
ニルであり、このうち水素以外の各々が、非置換であるか、−ハロ、−OH、−OP(O
)(OH)2、−OS(O)2OHまたは−N(Z3)(Z4)のうちの1つまたは複数で置
換され、この場合、Z3およびZ4が独立に、−H、−C1〜C5アルキルまたは−(C1
5アルキレン)−O−C1〜C5アルキルであり、このうち水素以外の各々が、非置換で
あるか、−ハロ、−OHまたは−NH2のうちの1つまたは複数で置換され、
あるいは、N、Z3およびZ4が一緒になって非置換であるか、−C1〜C5アルキル、−
フェニル、−(C1〜C5アルキレン)−フェニル、−(ヒドロキシ置換)C1〜C5アルキ
ル、−ハロ、−(ハロ置換)C1〜C5アルキル、−(ハロ置換)フェニル、−フェニレン
−O−C1〜C5アルキル、−(シアノ置換)フェニル、−OH、−O−C1〜C5アルキル
、−N(Ra2、−(C1〜C5アルキレン)−N(Ra2、−(C1〜C5アルキレン)−
C(O)O−(C1〜C5アルキレン)−N(Ra2、−COOH、−(C1〜C5アルキレ
ン)−COOH、−OP(O)(OH)2、−OS(O)2OH、−(C1〜C5アルキレン
)−OP(O)(OH)2、−(C1〜C5アルキレン)−OS(O)2OH、−C(O)O
−C1〜C5アルキル、−OC(O)−C1〜C5アルキル、−(C1〜C5アルキレン)−C
(O)O−C1〜C5アルキル、−(C1〜C5アルキレン)−C(O)NH−C1〜C5アル
キル、−C(O)NH2または−NO2のうちの1〜3つで置換(式中、Raは独立に、−
H、−ベンジルまたは−C1〜C10アルキルである)された3〜7員環の含窒素単環式複
素環を形成し、
あるいは、Nと両方のR2基とが一緒になって非置換であるか、−C1〜C5アルキル、
−フェニル、−(C1〜C5アルキレン)−フェニル、−(ヒドロキシ置換)C1〜C5アル
キル、−ハロ、−(ハロ置換)C1〜C5アルキル、−(ハロ置換)フェニル、−フェニレ
ン−O−C1〜C5アルキル、−(シアノ置換)フェニル、−OH、−O−C1〜C5アルキ
ル、−N(Ra2、−(C1〜C5アルキレン)−N(Ra2、−(C1〜C5アルキレン)
−C(O)O−(C1〜C5アルキレン)−N(Ra2、−COOH、−(C1〜C5アルキ
レン)−COOH、−OP(O)(OH)2、−OS(O)2OH、−(C1〜C5アルキレ
ン)−OP(O)(OH)2、−(C1〜C5アルキレン)−OS(O)2OH、−C(O)
O−C1〜C5アルキル、−OC(O)−C1〜C5アルキル、−(C1〜C5アルキレン)−
C(O)O−C1〜C5アルキル、−(C1〜C5アルキレン)−C(O)NH−C1〜C5
ルキル、−C(O)NH2または−NO2のうちの1〜3つで置換(式中、Raは独立に、
−H、−ベンジルまたは−C1〜C10アルキルである)された3〜7員環の含窒素単環式
複素環を形成し、
nは、1から10の範囲の整数であり、
mは、2から10の範囲の整数である、請求項1に記載の化合物または該化合物の薬学
的に許容可能な塩。
【請求項10】
Xが−N(CH3)−である、請求項8に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容
可能な塩。
【請求項11】
少なくとも1つのR2が、−C1〜C6アルキルまたは−C3〜C8単環式シクロアルキル
である、請求項8に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩。
【請求項12】
nが1である、請求項8に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩。
【請求項13】
各R2が独立に−C1〜C6アルキルである、請求項8に記載の化合物または該化合物の
薬学的に許容可能な塩。
【請求項14】
1つのR2が−Hである、請求項8に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能
な塩。
【請求項15】
以下の式で表される化合物、またはその薬学的に許容可能な塩。
【化3】

(式中、
Xは、−N(C1〜C4アルキル)−、−CH(OH)−、−N(C(O)N(H)−(
CH2p−Z)−または−N((CH2q−Z)−であり、
1は、−(CH2n−N(R2)(R2)または−O−(CH2m−N(R2)(R2
であり、
各R2が独立に、−H、−C1〜C6アルキル、−C3〜C8単環式シクロアルキル、−C1
〜C6アルキレンフェニル、フェニル、N−末端αアミノ酸残基、N−末端αアミノヒド
ロキシメチル残基、N−末端αアミノ酸残基のC1〜C6アルキルエステル、または3〜7
員環の含窒素単環式複素環であり、このうち水素以外の各々が独立に、非置換であるか、
−ハロ、−OH、−OP(O)(OH)2、−OS(O)2OH、−C1〜C6アルキル、−
O−C1〜C6アルキル、−C3〜C8単環式シクロアルキル、3〜7員環の単環式複素環、
3〜7員環の−(C1〜C6アルキル置換)単環式複素環または−N(Z3)(Z4)のうち
の1つまたは複数で置換され、この場合、Z3およびZ4が独立に、−H、−C1〜C5アル
キル、−(C1〜C5アルキレン)−O−C1〜C5アルキル、ベンジルまたは−C3〜C8
環式シクロアルキルであり、このうち水素以外の各々が独立に、非置換であるか、−ハロ
、−OH、−N(Ra2、−(C1〜C5アルキレン)−O−C1〜C5アルキル、−NH2
、3〜7員環の含窒素単環式複素環または3〜7員環の−(C1〜C6アルキル置換)含窒
素単環式複素環のうちの1つまたは複数で置換(式中、Raは独立に、−H、ベンジルま
たは−C1〜C10アルキルである)され、あるいは、N、Z3およびZ4が一緒になって非
置換であるか、−C1〜C5アルキル、フェニル、−(フェニル置換)C1〜C5アルキル、
−(ヒドロキシ置換)C1〜C5アルキル、−ハロ、−(ハロ置換)C1〜C5アルキル、−
(ハロ置換)フェニル、−フェニレン−O−C1〜C5アルキル、−(シアノ置換)フェニ
ル、−OH、−O−C1〜C5アルキル、−N(Ra2、−(C1〜C5アルキレン)−N(
a2、−(C1〜C5アルキレン)−C(O)O−(C1〜C5アルキレン)−N(Ra2
、−COOH、−(C1〜C5アルキレン)−COOH、−OP(O)(OH)2、−OS
(O)2OH、−(C1〜C5アルキレン)−OP(O)(OH)2、−(C1〜C5アルキレ
ン)−OS(O)2OH、−C(O)O−C1〜C5アルキル、−OC(O)−C1〜C5
ルキル、−(C1〜C5アルキレン)−C(O)O−C1〜C5アルキル、−(C1〜C5アル
キレン)−C(O)NH−C1〜C5アルキル、−C(O)NH2または−NO2のうちの1
つまたは複数で置換(式中、Raは独立に、−H、ベンジルまたは−C1〜C10アルキルで
あるか、Nと両方のRa基とが一緒になって3〜7員環の含窒素単環式複素環を形成する
)された、3〜7員環の含窒素単環式複素環を形成し、
あるいは、Nと両方のR2基とが一緒になって3〜7員環の含窒素単環式複素環または
7から10員環の含窒素二環式複素環を形成し、その各々が非置換であるか、−C1〜C5
アルキル、−C3〜C8単環式シクロアルキル、フェニル、3〜7員環の含窒素単環式複素
環、−(フェニル置換)C1〜C5アルキル、−(ヒドロキシ置換)C1〜C5アルキル、−
ハロ、−(ハロ置換)C1〜C5アルキル、−(ハロ置換)フェニル、−フェニレン−O−
1〜C5アルキル、−(シアノ置換)フェニル、−OH、−O−C1〜C5アルキル、−N
(Ra2、−(C1〜C5アルキレン)−N(Ra2、−C1〜C5アルキレン−C(O)O
−(C1〜C5アルキレン)−N(Ra2、−COOH、−(C1〜C5アルキレン)−O−
1〜C5アルキル、−(C1〜C5アルキレン)−C3〜C8単環式シクロアルキル、−(C
1〜C5アルキレン)−COOH、−OP(O)(OH)2、−OS(O)2OH、−(C1
〜C5アルキレン)−OP(O)(OH)2、−(C1〜C5アルキレン)−OS(O)2
H、−C(O)O−C1〜C5アルキル、−OC(O)−C1〜C5アルキル、−(C1〜C5
アルキレン)−C(O)O−C1〜C5アルキル、−(C1〜C5アルキレン)−C(O)N
H−C1〜C5アルキル、−C(O)NH2、または−NO2のうちの1つまたは複数で置換
(式中、Raは独立に、−H、−ベンジル、−C1〜C10アルキルであるか、Nと両方のR
a基とが一緒になって3〜7員環の含窒素単環式複素環を形成する)され、
Zは、−CF3、−F、−OHまたは−O−CH3であり、
nは、1から10の範囲の整数であり、
mは、2から10の範囲の整数であり、
pは、1から5の範囲の整数であり、
qは、1から5の範囲の整数である。)
【請求項16】
Xが、−N(CH3)−、−N(CH2CH3)−、−N(CH2CH2CH3)−、−N(
CH2CH2CH2CH3)−、−N(C(H)(CH3)(CH2CH3))−、−N(C(
H)(CH32)−、−N(CH2C(H)(CH32)−または−N(C(CH33
−であり、各R2が独立に、−H、−C1〜C6アルキル、シクロプロピル、シクロブチル
、シクロペンチル、シクロヘキシル、−(C1〜C6アルキレン)−フェニルまたは−フェ
ニルであり、このうち水素以外の各々が、非置換であるか、−ハロ、−OH、−OP(O
)(OH)2、−OS(O)2OHまたは−N(Z3)(Z4)のうちの1つまたは複数で置
換され、この場合、Z3およびZ4が独立に、−H、−C1〜C5アルキルまたは−(C1
5アルキレン)−O−C1〜C5アルキルであり、このうち水素以外の各々が、非置換で
あるか、−ハロ、−OHまたは−NH2のうちの1つまたは複数で置換され、
あるいは、N、Z3およびZ4が一緒になって非置換であるか、−C1〜C5アルキル、−
フェニル、−(C1〜C5アルキレン)−フェニル、−(ヒドロキシ置換)C1〜C5アルキ
ル、−ハロ、−(ハロ置換)C1〜C5アルキル、−(ハロ置換)フェニル、−フェニレン
−O−C1〜C5アルキル、−(シアノ置換)フェニル、−OH、−O−C1〜C5アルキル
、−N(Ra2、−(C1〜C5アルキレン)−N(Ra2、−(C1〜C5アルキレン)−
C(O)O−(C1〜C5アルキレン)−N(Ra2、−COOH、−(C1〜C5アルキレ
ン)−COOH、−OP(O)(OH)2、−OS(O)2OH、−(C1〜C5アルキレン
)−OP(O)(OH)2、−(C1〜C5アルキレン)−OS(O)2OH、−C(O)O
−C1〜C5アルキル、−OC(O)−C1〜C5アルキル、−(C1〜C5アルキレン)−C
(O)O−C1〜C5アルキル、−(C1〜C5アルキレン)−C(O)NH−C1〜C5アル
キル、−C(O)NH2または−NO2のうちの1〜3つで置換(式中、Raは独立に、−
H、−ベンジルまたは−C1〜C10アルキルである)された3〜7員環の含窒素単環式複
素環を形成し、
あるいは、Nと両方のR2基とが一緒になって非置換であるか、−C1〜C5アルキル、
−フェニル、−(C1〜C5アルキレン)−フェニル、−(ヒドロキシ置換)C1〜C5アル
キル、−ハロ、−(ハロ置換)C1〜C5アルキル、−(ハロ置換)フェニル、−フェニレ
ン−O−C1〜C5アルキル、−(シアノ置換)フェニル、−OH、−O−C1〜C5アルキ
ル、−N(Ra2、−(C1〜C5アルキレン)−N(Ra2、−(C1〜C5アルキレン)
−C(O)O−(C1〜C5アルキレン)−N(Ra2、−COOH、−(C1〜C5アルキ
レン)−COOH、−OP(O)(OH)2、−OS(O)2OH、−(C1〜C5アルキレ
ン)−OP(O)(OH)2、−(C1〜C5アルキレン)−OS(O)2OH、−C(O)
O−C1〜C5アルキル、−OC(O)−C1〜C5アルキル、−(C1〜C5アルキレン)−
C(O)O−C1〜C5アルキル、−(C1〜C5アルキレン)−C(O)NH−C1〜C5
ルキル、−C(O)NH2または−NO2のうちの1〜3つで置換(式中、Raは独立に、
−H、−ベンジルまたは−C1〜C10アルキルである)された3〜7員環の含窒素単環式
複素環を形成し、
nは、1から10の範囲の整数であり、
mは、2から10の範囲の整数である、請求項15に記載の化合物または該化合物の薬
学的に許容可能な塩。
【請求項17】
Xが−N(CH3)−である、請求項15に記載の化合物または該化合物の薬学的に許
容可能な塩。
【請求項18】
少なくとも1つのR2が、−C1〜C6アルキルまたは−C3〜C8単環式シクロアルキル
である、請求項15に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩。
【請求項19】
nが1である、請求項15に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩。
【請求項20】
各R2が独立に−C1〜C6アルキルである、請求項15に記載の化合物または該化合物
の薬学的に許容可能な塩。
【請求項21】
1つのR2が−Hである、請求項15に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可
能な塩。
【請求項22】
以下の式で表される化合物、またはその薬学的に許容可能な塩。
【化4】

(式中、
Xは、−CH2−、−O−、−C(O)−、−CH(OH)−、−NH−、−N(C1
4アルキル)−または−S−であり、
1は、−(CH2n−N(R2)(R3)または
【化5】

であり、
2は、−H、−C1〜C6アルキルまたは−C3〜C8単環式シクロアルキルであり、
3は、−C(O)−(C1〜C6アルキレン)−(3〜7員環の単環式複素環)、−C
(O)O−C1〜C6アルキルのうちの1つまたは複数で置換された3〜7員環の含窒素単
環式複素環または(ヒドロキシ置換)C1〜C5アルキル基の1つまたは複数で置換された
−C3〜C8単環式シクロアルキルであるか、
あるいは、N、R2およびR3が一緒になって−C2〜C6アルケニル、−C(O)−C1
〜C6アルキル、−(C1〜C4アルキレン)−C(O)−(C3〜C8単環式シクロアルキ
ル)、−C7〜C10アルキル、−(C1〜C5アルキレン)−C(H)(−O−C1〜C4
ルキル)2、−(シアノ置換)C1〜C5アルキル、−(C1〜C5アルキレン)−C(O)
−(3〜7員環の含窒素単環式複素環)または−(C1〜C5アルキレン)−(3〜7員環
の単環式複素環)基のうちの1つまたは複数で置換された3〜7員環の含窒素単環式複素
環を形成し、
nは、1から10の範囲の整数である。)
【請求項23】
Xが−CH2−である、請求項22に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能
な塩。
【請求項24】
2が−Hであり、R3が、−C(O)O−C1〜C6アルキル基の1つまたは複数で置換
された3〜7員環の含窒素単環式複素環である、請求項22に記載の化合物または該化合
物の薬学的に許容可能な塩。
【請求項25】
Xが−CH2−であり、R3が、ヒドロキシ置換C1〜C5アルキル基の1つまたは複数で
置換された−C3〜C8単環式シクロアルキルである、請求項22に記載の化合物または該
化合物の薬学的に許容可能な塩。
【請求項26】
Xが−CH2−であり、R3が−C(O)−C1〜C6アルキレン−3〜7員環の単環式複
素環である、請求項22に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩。
【請求項27】
以下の式で表される化合物、またはその薬学的に許容可能な塩。
【化6】

(式中、
Xは、−CH2−、−O−、−C(O)−、−CH(OH)−、−NH−、−N(C1
4アルキル)−または−S−であり、
1は、−(CH2n−N(R2)(R3)または
【化7】

であり、
2は、−H、−C1〜C6アルキルまたは−C3〜C8単環式シクロアルキルであり、
3は、−C(O)−(C1〜C6アルキレン)−(3〜7員環の単環式複素環)、−C
(O)O−C1〜C6アルキルのうちの1つまたは複数で置換された3〜7員環の含窒素単
環式複素環または(ヒドロキシ置換)C1〜C5アルキル基の1つまたは複数で置換された
−C3〜C8単環式シクロアルキルであるか、
あるいは、N、R2およびR3が一緒になって−C2〜C6アルケニル、−C(O)−C1
〜C6アルキル、−(C1〜C4アルキレン)−C(O)−(C3〜C8単環式シクロアルキ
ル)、−C7〜C10アルキル、−(C1〜C5アルキレン)−C(H)(−O−C1〜C4
ルキル)2、−(シアノ置換)C1〜C5アルキル、−(C1〜C5アルキレン)−C(O)
−(3〜7員環の含窒素単環式複素環)または−(C1〜C5アルキレン)−(3〜7員環
の単環式複素環)基のうちの1つまたは複数で置換された3〜7員環の含窒素単環式複素
環を形成し、
nは、1から10の範囲の整数である。)
【請求項28】
Xが−CH2−である、請求項27に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能
な塩。
【請求項29】
2が−Hであり、R3が、−C(O)O−C1〜C6アルキル基の1つまたは複数で置換
された3〜7員環の含窒素単環式複素環である、請求項27に記載の化合物または該化合
物の薬学的に許容可能な塩。
【請求項30】
Xが−CH2−であり、R3が、ヒドロキシ置換C1〜C5アルキル基の1つまたは複数で
置換された−C3〜C8単環式シクロアルキルである、請求項27に記載の化合物または該
化合物の薬学的に許容可能な塩。
【請求項31】
Xが−CH2−であり、R3が−C(O)−C1〜C6アルキレン−3〜7員環の単環式複
素環である、請求項27に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩。
【請求項32】
以下の式で表される化合物、またはその薬学的に許容可能な塩。
【化8】

(式中、
Xは、−CH2−、−O−、−C(O)−、−CH(OH)−、−NH−、−N(C1
4アルキル)−または−S−であり、
1は、−(CH2n−N(R2)(R3)または
【化9】

であり、
2は、−H、−C1〜C6アルキルまたは−C3〜C8単環式シクロアルキルであり、
3は、−C(O)−(C1〜C6アルキレン)−(3〜7員環の単環式複素環)、−C
(O)O−C1〜C6アルキルのうちの1つまたは複数で置換された3〜7員環の含窒素単
環式複素環または(ヒドロキシ置換)C1〜C5アルキル基の1つまたは複数で置換された
−C3〜C8単環式シクロアルキルであるか、
あるいは、N、R2およびR3が一緒になって−C2〜C6アルケニル、−C(O)−C1
〜C6アルキル、−(C1〜C4アルキレン)−C(O)−(C3〜C8単環式シクロアルキ
ル)、−C7〜C10アルキル、−(C1〜C5アルキレン)−C(H)(−O−C1〜C4
ルキル)2、−(シアノ置換)C1〜C5アルキル、−(C1〜C5アルキレン)−C(O)
−(3〜7員環の含窒素単環式複素環)または−(C1〜C5アルキレン)−(3〜7員環
の単環式複素環)基のうちの1つまたは複数で置換された3〜7員環の含窒素単環式複素
環を形成し、
nは、1から10の範囲の整数である。)
【請求項33】
Xが−CH2−である、請求項32に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能
な塩。
【請求項34】
2が−Hであり、R3が、−C(O)O−C1〜C6アルキル基の1つまたは複数で置換
された3〜7員環の含窒素単環式複素環である、請求項32に記載の化合物または該化合
物の薬学的に許容可能な塩。
【請求項35】
Xが−CH2−であり、R3が、ヒドロキシ置換C1〜C5アルキル基の1つまたは複数で
置換された−C3〜C8単環式シクロアルキルである、請求項32に記載の化合物または該
化合物の薬学的に許容可能な塩。
【請求項36】
Xが−CH2−であり、R3が−C(O)−C1〜C6アルキレン−3〜7員環の単環式複
素環である、請求項32に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩。
【請求項37】
生理学的に許容可能なキャリアまたは溶媒剤を含み、さらに有効量の請求項1に記載の
化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を含む、組成物。
【請求項38】
生理学的に許容可能なキャリアまたは溶媒剤を含み、さらに有効量の請求項8に記載の
化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を含む、組成物。
【請求項39】
生理学的に許容可能なキャリアまたは溶媒剤を含み、さらに有効量の請求項15に記載
の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を含む、組成物。
【請求項40】
生理学的に許容可能なキャリアまたは溶媒剤を含み、さらに有効量の請求項22に記載
の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を含む、組成物。
【請求項41】
生理学的に許容可能なキャリアまたは溶媒剤を含み、さらに有効量の請求項27に記載
の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を含む、組成物。
【請求項42】
生理学的に許容可能なキャリアまたは溶媒剤を含み、さらに有効量の請求項32に記載
の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を含む、組成物。
【請求項43】
有効量の請求項1に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを必
要とする被検体に投与することを含む、癌を治療するための方法。
【請求項44】
有効量の請求項8に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを必
要とする被検体に投与することを含む、癌を治療するための方法。
【請求項45】
有効量の請求項15に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを
必要とする被検体に投与することを含む、癌を治療するための方法。
【請求項46】
有効量の請求項22に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを
必要とする被検体に投与することを含む、癌を治療するための方法。
【請求項47】
有効量の請求項27に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを
必要とする被検体に投与することを含む、癌を治療するための方法。
【請求項48】
有効量の請求項32に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを
必要とする被検体に投与することを含む、癌を治療するための方法。
【請求項49】
有効量の別の抗癌剤を投与することをさらに含む、請求項43に記載の方法。
【請求項50】
有効量の別の抗癌剤を投与することをさらに含む、請求項44に記載の方法。
【請求項51】
有効量の別の抗癌剤を投与することをさらに含む、請求項45に記載の方法。
【請求項52】
有効量の別の抗癌剤を投与することをさらに含む、請求項46に記載の方法。
【請求項53】
有効量の別の抗癌剤を投与することをさらに含む、請求項47に記載の方法。
【請求項54】
有効量の別の抗癌剤を投与することをさらに含む、請求項48に記載の方法。
【請求項55】
有効量の請求項1に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを必
要とする被検体に投与することを含む、腎不全を治療するための方法。
【請求項56】
有効量の請求項8に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを必
要とする被検体に投与することを含む、腎不全を治療するための方法。
【請求項57】
有効量の請求項15に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを
必要とする被検体に投与することを含む、腎不全を治療するための方法。
【請求項58】
有効量の請求項22に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを
必要とする被検体に投与することを含む、腎不全を治療するための方法。
【請求項59】
有効量の請求項27に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを
必要とする被検体に投与することを含む、腎不全を治療するための方法。
【請求項60】
有効量の請求項32に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを
必要とする被検体に投与することを含む、腎不全を治療するための方法。
【請求項61】
有効量の請求項1に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを必
要とする被検体に投与することを含む、再灌流障害を治療するための方法。
【請求項62】
有効量の請求項8に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを必
要とする被検体に投与することを含む、再灌流障害を治療するための方法。
【請求項63】
有効量の請求項15に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを
必要とする被検体に投与することを含む、再灌流障害を治療するための方法。
【請求項64】
有効量の請求項22に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを
必要とする被検体に投与することを含む、再灌流障害を治療するための方法。
【請求項65】
有効量の請求項27に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを
必要とする被検体に投与することを含む、再灌流障害を治療するための方法。
【請求項66】
有効量の請求項32に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを
必要とする被検体に投与することを含む、再灌流障害を治療するための方法。
【請求項67】
有効量の請求項1に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを必
要とする被検体に投与することを含む、炎症性疾患を治療するための方法。
【請求項68】
有効量の請求項8に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを必
要とする被検体に投与することを含む、炎症性疾患を治療するための方法。
【請求項69】
有効量の請求項15に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを
必要とする被検体に投与することを含む、炎症性疾患を治療するための方法。
【請求項70】
有効量の請求項22に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを
必要とする被検体に投与することを含む、炎症性疾患を治療するための方法。
【請求項71】
有効量の請求項27に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを
必要とする被検体に投与することを含む、炎症性疾患を治療するための方法。
【請求項72】
有効量の請求項32に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを
必要とする被検体に投与することを含む、炎症性疾患を治療するための方法。
【請求項73】
有効量の請求項1に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを必
要とする被検体に投与することを含む、真性糖尿病を治療するための方法。
【請求項74】
有効量の請求項8に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを必
要とする被検体に投与することを含む、真性糖尿病を治療するための方法。
【請求項75】
有効量の請求項15に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを
必要とする被検体に投与することを含む、真性糖尿病を治療するための方法。
【請求項76】
有効量の請求項22に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを
必要とする被検体に投与することを含む、真性糖尿病を治療するための方法。
【請求項77】
有効量の請求項27に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを
必要とする被検体に投与することを含む、真性糖尿病を治療するための方法。
【請求項78】
有効量の請求項32に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを
必要とする被検体に投与することを含む、真性糖尿病を治療するための方法。
【請求項79】
有効量の請求項1に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを必
要とする被検体に投与することを含む、虚血状態を治療するための方法。
【請求項80】
有効量の請求項8に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを必
要とする被検体に投与することを含む、虚血状態を治療するための方法。
【請求項81】
有効量の請求項15に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを
必要とする被検体に投与することを含む、虚血状態を治療するための方法。
【請求項82】
有効量の請求項22に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを
必要とする被検体に投与することを含む、虚血状態を治療するための方法。
【請求項83】
有効量の請求項27に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを
必要とする被検体に投与することを含む、虚血状態を治療するための方法。
【請求項84】
有効量の請求項32に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを
必要とする被検体に投与することを含む、虚血状態を治療するための方法。
【請求項85】
有効量の請求項1に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを必
要とする被検体に投与することを含む、臓器移植にともなう再酸素化傷害を治療するため
の方法。
【請求項86】
有効量の請求項8に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを必
要とする被検体に投与することを含む、臓器移植にともなう再酸素化傷害を治療するため
の方法。
【請求項87】
有効量の請求項15に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを
必要とする被検体に投与することを含む、臓器移植にともなう再酸素化傷害を治療するた
めの方法。
【請求項88】
有効量の請求項22に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを
必要とする被検体に投与することを含む、臓器移植にともなう再酸素化傷害を治療するた
めの方法。
【請求項89】
有効量の請求項27に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを
必要とする被検体に投与することを含む、臓器移植にともなう再酸素化傷害を治療するた
めの方法。
【請求項90】
有効量の請求項32に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを
必要とする被検体に投与することを含む、臓器移植にともなう再酸素化傷害を治療するた
めの方法。
【請求項91】
有効量の請求項1に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを必
要とする被検体に投与することを含む、神経変性疾患を治療するための方法。
【請求項92】
有効量の請求項8に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを必
要とする被検体に投与することを含む、神経変性疾患を治療するための方法。
【請求項93】
有効量の請求項15に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを
必要とする被検体に投与することを含む、神経変性疾患を治療するための方法。
【請求項94】
有効量の請求項22に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを
必要とする被検体に投与することを含む、神経変性疾患を治療するための方法。
【請求項95】
有効量の請求項27に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを
必要とする被検体に投与することを含む、神経変性疾患を治療するための方法。
【請求項96】
有効量の請求項32に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを
必要とする被検体に投与することを含む、神経変性疾患を治療するための方法。
【請求項97】
有効量の請求項1に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを必
要とする被検体に投与することを含む、血管障害を治療するための方法。
【請求項98】
有効量の請求項8に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを必
要とする被検体に投与することを含む、血管障害を治療するための方法。
【請求項99】
有効量の請求項15に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを
必要とする被検体に投与することを含む、血管障害を治療するための方法。
【請求項100】
有効量の請求項22に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを
必要とする被検体に投与することを含む、血管障害を治療するための方法。
【請求項101】
有効量の請求項27に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを
必要とする被検体に投与することを含む、血管障害を治療するための方法。
【請求項102】
有効量の請求項32に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを
必要とする被検体に投与することを含む、血管障害を治療するための方法。
【請求項103】
有効量の請求項1に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを必
要とする被検体に投与することを含む、糖尿病性合併症を治療するための方法。
【請求項104】
有効量の請求項8に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを必
要とする被検体に投与することを含む、糖尿病性合併症を治療するための方法。
【請求項105】
有効量の請求項15に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを
必要とする被検体に投与することを含む、糖尿病性合併症を治療するための方法。
【請求項106】
有効量の請求項22に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを
必要とする被検体に投与することを含む、糖尿病性合併症を治療するための方法。
【請求項107】
有効量の請求項27に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを
必要とする被検体に投与することを含む、糖尿病性合併症を治療するための方法。
【請求項108】
有効量の請求項32に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを
必要とする被検体に投与することを含む、糖尿病性合併症を治療するための方法。
【請求項109】
有効量の請求項1に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを必
要とする被検体に投与することを含む、心血管疾患を治療するための方法。
【請求項110】
有効量の請求項8に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを必
要とする被検体に投与することを含む、心血管疾患を治療するための方法。
【請求項111】
有効量の請求項15に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを
必要とする被検体に投与することを含む、心血管疾患を治療するための方法。
【請求項112】
有効量の請求項22に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを
必要とする被検体に投与することを含む、心血管疾患を治療するための方法。
【請求項113】
有効量の請求項27に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを
必要とする被検体に投与することを含む、心血管疾患を治療するための方法。
【請求項114】
有効量の請求項32に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを
必要とする被検体に投与することを含む、心血管疾患を治療するための方法。
【請求項115】
有効量の請求項1に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを必
要とする被検体に投与することを含む、勃起不全を治療するための方法。
【請求項116】
有効量の請求項8に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを必
要とする被検体に投与することを含む、勃起不全を治療するための方法。
【請求項117】
有効量の請求項15に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを
必要とする被検体に投与することを含む、勃起不全を治療するための方法。
【請求項118】
有効量の請求項22に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを
必要とする被検体に投与することを含む、勃起不全を治療するための方法。
【請求項119】
有効量の請求項27に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを
必要とする被検体に投与することを含む、勃起不全を治療するための方法。
【請求項120】
有効量の請求項32に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを
必要とする被検体に投与することを含む、勃起不全を治療するための方法。
【請求項121】
有効量の請求項1に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを必
要とする被検体に投与することを含む、尿失禁を治療するための方法。
【請求項122】
有効量の請求項8に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを必
要とする被検体に投与することを含む、尿失禁を治療するための方法。
【請求項123】
有効量の請求項15に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを
必要とする被検体に投与することを含む、尿失禁を治療するための方法。
【請求項124】
有効量の請求項22に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを
必要とする被検体に投与することを含む、尿失禁を治療するための方法。
【請求項125】
有効量の請求項27に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを
必要とする被検体に投与することを含む、尿失禁を治療するための方法。
【請求項126】
有効量の請求項32に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを
必要とする被検体に投与することを含む、尿失禁を治療するための方法。
【請求項127】
有効量の請求項1に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを必
要とする被検体に投与することを含む、早産児合併症を治療するための方法。
【請求項128】
有効量の請求項8に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを必
要とする被検体に投与することを含む、早産児合併症を治療するための方法。
【請求項129】
有効量の請求項15に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを
必要とする被検体に投与することを含む、早産児合併症を治療するための方法。
【請求項130】
有効量の請求項22に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを
必要とする被検体に投与することを含む、早産児合併症を治療するための方法。
【請求項131】
有効量の請求項27に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを
必要とする被検体に投与することを含む、早産児合併症を治療するための方法。
【請求項132】
有効量の請求項32に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを
必要とする被検体に投与することを含む、早産児合併症を治療するための方法。
【請求項133】
有効量の請求項1に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを必
要とする被検体に投与することを含む、心筋症を治療するための方法。
【請求項134】
有効量の請求項8に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを必
要とする被検体に投与することを含む、心筋症を治療するための方法。
【請求項135】
有効量の請求項15に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを
必要とする被検体に投与することを含む、心筋症を治療するための方法。
【請求項136】
有効量の請求項22に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを
必要とする被検体に投与することを含む、心筋症を治療するための方法。
【請求項137】
有効量の請求項27に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを
必要とする被検体に投与することを含む、心筋症を治療するための方法。
【請求項138】
有効量の請求項32に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを
必要とする被検体に投与することを含む、心筋症を治療するための方法。
【請求項139】
有効量の請求項1に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを必
要とする被検体に投与することを含む、網膜症を治療するための方法。
【請求項140】
有効量の請求項8に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを必
要とする被検体に投与することを含む、網膜症を治療するための方法。
【請求項141】
有効量の請求項15に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを
必要とする被検体に投与することを含む、網膜症を治療するための方法。
【請求項142】
有効量の請求項22に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを
必要とする被検体に投与することを含む、網膜症を治療するための方法。
【請求項143】
有効量の請求項27に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを
必要とする被検体に投与することを含む、網膜症を治療するための方法。
【請求項144】
有効量の請求項32に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを
必要とする被検体に投与することを含む、網膜症を治療するための方法。
【請求項145】
有効量の請求項1に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを必
要とする被検体に投与することを含む、腎症を治療するための方法。
【請求項146】
有効量の請求項8に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを必
要とする被検体に投与することを含む、腎症を治療するための方法。
【請求項147】
有効量の請求項15に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを
必要とする被検体に投与することを含む、腎症を治療するための方法。
【請求項148】
有効量の請求項22に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを
必要とする被検体に投与することを含む、腎症を治療するための方法。
【請求項149】
有効量の請求項27に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを
必要とする被検体に投与することを含む、腎症を治療するための方法。
【請求項150】
有効量の請求項32に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを
必要とする被検体に投与することを含む、腎症を治療するための方法。
【請求項151】
有効量の請求項1に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを必
要とする被検体に投与することを含む、神経障害を治療するための方法。
【請求項152】
有効量の請求項8に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを必
要とする被検体に投与することを含む、神経障害を治療するための方法。
【請求項153】
有効量の請求項15に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを
必要とする被検体に投与することを含む、神経障害を治療するための方法。
【請求項154】
有効量の請求項22に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを
必要とする被検体に投与することを含む、神経障害を治療するための方法。
【請求項155】
有効量の請求項27に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを
必要とする被検体に投与することを含む、神経障害を治療するための方法。
【請求項156】
有効量の請求項32に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それを
必要とする被検体に投与することを含む、神経障害を治療するための方法。
【請求項157】
以下の式で表される化合物、またはその薬学的に許容可能な塩。
【化10】

(式中、
Xは、−O−、−CH2−、−C(O)−、−NH−、−S−、−N(C1〜C4アルキ
ル)−、−CH(OH)−、−N(C(O)N(H)−(CH2p−Z)−または−N(
(CH2q−Z)−であり、
1は、−O−C(C1〜C3アルキル)2−(CH2n−N(R2)(R2)であり、
各R2が独立に、−H、−C1〜C6アルキル、−C3〜C8単環式シクロアルキル、−C1
〜C6アルキレンフェニル、フェニル、N−末端αアミノ酸残基、N−末端αアミノヒド
ロキシメチル残基、N−末端αアミノ酸残基のC1〜C6アルキルエステル、または3〜7
員環の含窒素単環式複素環であり、このうち水素以外の各々が独立に、非置換であるか、
−ハロ、−OH、−OP(O)(OH)2、−OS(O)2OH、−C1〜C6アルキル、−
O−C1〜C6アルキル、−C3〜C8単環式シクロアルキル、3〜7員環の単環式複素環、
3〜7員環の−(C1〜C6アルキル置換)単環式複素環または−N(Z3)(Z4)のうち
の1つまたは複数で置換され、この場合、Z3およびZ4が独立に、−H、−C1〜C5アル
キル、−(C1〜C5アルキレン)−O−C1〜C5アルキル、ベンジルまたは−C3〜C8
環式シクロアルキルであり、このうち水素以外の各々が独立に、非置換であるか、−ハロ
、−OH、−N(Ra2、−(C1〜C5アルキレン)−O−C1〜C5アルキル、−NH2
、3〜7員環の含窒素単環式複素環または3〜7員環の−(C1〜C6アルキル置換)含窒
素単環式複素環のうちの1つまたは複数で置換(式中、Raは独立に、−H、ベンジルま
たは−C1〜C10アルキルである)され、あるいは、N、Z3およびZ4が一緒になって非
置換であるか、−C1〜C5アルキル、フェニル、−(フェニル置換)C1〜C5アルキル、
−(ヒドロキシ置換)C1〜C5アルキル、−ハロ、−(ハロ置換)C1〜C5アルキル、−
(ハロ置換)フェニル、−フェニレン−O−C1〜C5アルキル、−(シアノ置換)フェニ
ル、−OH、−O−C1〜C5アルキル、−N(Ra2、−(C1〜C5アルキレン)−N(
a2、−(C1〜C5アルキレン)−C(O)O−(C1〜C5アルキレン)−N(Ra2
、−COOH、−(C1〜C5アルキレン)−COOH、−OP(O)(OH)2、−OS
(O)2OH、−(C1〜C5アルキレン)−OP(O)(OH)2、−(C1〜C5アルキレ
ン)−OS(O)2OH、−C(O)O−C1〜C5アルキル、−OC(O)−C1〜C5
ルキル、−(C1〜C5アルキレン)−C(O)O−C1〜C5アルキル、−(C1〜C5アル
キレン)−C(O)NH−C1〜C5アルキル、−C(O)NH2または−NO2のうちの1
つまたは複数で置換(式中、Raは独立に、−H、ベンジルまたは−C1〜C10アルキルで
あるか、Nと両方のRa基とが一緒になって3〜7員環の含窒素単環式複素環を形成する
)された、3〜7員環の含窒素単環式複素環を形成し、
あるいは、Nと両方のR2基とが一緒になって3〜7員環の含窒素単環式複素環または
7から10員環の含窒素二環式複素環を形成し、その各々が非置換であるか、−C1〜C5
アルキル、−C3〜C8単環式シクロアルキル、フェニル、3〜7員環の含窒素単環式複素
環、−(フェニル置換)C1〜C5アルキル、−(ヒドロキシ置換)C1〜C5アルキル、−
ハロ、−(ハロ置換)C1〜C5アルキル、−(ハロ置換)フェニル、−フェニレン−O−
1〜C5アルキル、−(シアノ置換)フェニル、−OH、−O−C1〜C5アルキル、−N
(Ra2、−(C1〜C5アルキレン)−N(Ra2、−C1〜C5アルキレン−C(O)O
−(C1〜C5アルキレン)−N(Ra2、−COOH、−(C1〜C5アルキレン)−O−
1〜C5アルキル、−(C1〜C5アルキレン)−C3〜C8単環式シクロアルキル、−(C
1〜C5アルキレン)−COOH、−OP(O)(OH)2、−OS(O)2OH、−(C1
〜C5アルキレン)−OP(O)(OH)2、−(C1〜C5アルキレン)−OS(O)2
H、−C(O)O−C1〜C5アルキル、−OC(O)−C1〜C5アルキル、−(C1〜C5
アルキレン)−C(O)O−C1〜C5アルキル、−(C1〜C5アルキレン)−C(O)N
H−C1〜C5アルキル、−C(O)NH2、または−NO2のうちの1つまたは複数で置換
(式中、Raは独立に、−H、−ベンジル、−C1〜C10アルキルであるか、Nと両方のR
a基とが一緒になって3〜7員環の含窒素単環式複素環を形成する)され、
Zは、−CF3、−F、−OHまたは−O−CH3であり、
nは、1から10の範囲の整数であり、
pは、1から5の範囲の整数であり、
qは、1から5の範囲の整数である。)
【請求項158】
以下の式で表される化合物、またはその薬学的に許容可能な塩。
【化11】

(式中、
Xは、−O−、−CH2−、−C(O)−、−NH−、−S−、−N(C1〜C4アルキ
ル)−、−CH(OH)−、−N(C(O)N(H)−(CH2p−Z)−または−N(
(CH2q−Z)−であり、
1は、−O−C(C1〜C3アルキル)2−(CH2n−N(R2)(R2)であり、
各R2が独立に、−H、−C1〜C6アルキル、−C3〜C8単環式シクロアルキル、−C1
〜C6アルキレンフェニル、フェニル、N−末端αアミノ酸残基、N−末端αアミノヒド
ロキシメチル残基、N−末端αアミノ酸残基のC1〜C6アルキルエステル、または3〜7
員環の含窒素単環式複素環であり、このうち水素以外の各々が独立に、非置換であるか、
−ハロ、−OH、−OP(O)(OH)2、−OS(O)2OH、−C1〜C6アルキル、−
O−C1〜C6アルキル、−C3〜C8単環式シクロアルキル、3〜7員環の単環式複素環、
3〜7員環の−(C1〜C6アルキル置換)単環式複素環または−N(Z3)(Z4)のうち
の1つまたは複数で置換され、この場合、Z3およびZ4が独立に、−H、−C1〜C5アル
キル、−(C1〜C5アルキレン)−O−C1〜C5アルキル、ベンジルまたは−C3〜C8
環式シクロアルキルであり、このうち水素以外の各々が独立に、非置換であるか、−ハロ
、−OH、−N(Ra2、−(C1〜C5アルキレン)−O−C1〜C5アルキル、−NH2
、3〜7員環の含窒素単環式複素環または3〜7員環の−(C1〜C6アルキル置換)含窒
素単環式複素環のうちの1つまたは複数で置換(式中、Raは独立に、−H、ベンジルま
たは−C1〜C1 0アルキルである)され、あるいは、N、Z3およびZ4が一緒になって非
置換であるか、−C1〜C5アルキル、フェニル、−(フェニル置換)C1〜C5アルキル、
−(ヒドロキシ置換)C1〜C5アルキル、−ハロ、−(ハロ置換)C1〜C5アルキル、−
(ハロ置換)フェニル、−フェニレン−O−C1〜C5アルキル、−(シアノ置換)フェニ
ル、−OH、−O−C1〜C5アルキル、−N(Ra2、−(C1〜C5アルキレン)−N(
a2、−(C1〜C5アルキレン)−C(O)O−(C1〜C5アルキレン)−N(Ra2
、−COOH、−(C1〜C5アルキレン)−COOH、−OP(O)(OH)2、−OS
(O)2OH、−(C1〜C5アルキレン)−OP(O)(OH)2、−(C1〜C5アルキレ
ン)−OS(O)2OH、−C(O)O−C1〜C5アルキル、−OC(O)−C1〜C5
ルキル、−(C1〜C5アルキレン)−C(O)O−C1〜C5アルキル、−(C1〜C5アル
キレン)−C(O)NH−C1〜C5アルキル、−C(O)NH2または−NO2のうちの1
つまたは複数で置換(式中、Raは独立に、−H、ベンジルまたは−C1〜C10アルキルで
あるか、Nと両方のRa基とが一緒になって3〜7員環の含窒素単環式複素環を形成する
)された、3〜7員環の含窒素単環式複素環を形成し、
あるいは、Nと両方のR2基とが一緒になって3〜7員環の含窒素単環式複素環または
7から10員環の含窒素二環式複素環を形成し、その各々が非置換であるか、−C1〜C5
アルキル、−C3〜C8単環式シクロアルキル、フェニル、3〜7員環の含窒素単環式複素
環、−(フェニル置換)C1〜C5アルキル、−(ヒドロキシ置換)C1〜C5アルキル、−
ハロ、−(ハロ置換)C1〜C5アルキル、−(ハロ置換)フェニル、−フェニレン−O−
1〜C5アルキル、−(シアノ置換)フェニル、−OH、−O−C1〜C5アルキル、−N
(Ra2、−(C1〜C5アルキレン)−N(Ra2、−C1〜C5アルキレン−C(O)O
−(C1〜C5アルキレン)−N(Ra2、−COOH、−(C1〜C5アルキレン)−O−
1〜C5アルキル、−(C1〜C5アルキレン)−C3〜C8単環式シクロアルキル、−(C
1〜C5アルキレン)−COOH、−OP(O)(OH)2、−OS(O)2OH、−(C1
〜C5アルキレン)−OP(O)(OH)2、−(C1〜C5アルキレン)−OS(O)2
H、−C(O)O−C1〜C5アルキル、−OC(O)−C1〜C5アルキル、−(C1〜C5
アルキレン)−C(O)O−C1〜C5アルキル、−(C1〜C5アルキレン)−C(O)N
H−C1〜C5アルキル、−C(O)NH2、または−NO2のうちの1つまたは複数で置換
(式中、Raは独立に、−H、−ベンジル、−C1〜C10アルキルであるか、Nと両方のR
a基とが一緒になって3〜7員環の含窒素単環式複素環を形成する)され、
Zは、−CF3、−F、−OHまたは−O−CH3であり、
nは、1から10の範囲の整数であり、
pは、1から5の範囲の整数であり、
qは、1から5の範囲の整数である。)
【請求項159】
以下の式で表される化合物、またはその薬学的に許容可能な塩。
【化12】

(式中、
Xは、−O−、−CH2−、−C(O)−、−NH−、−S−、−N(C1〜C4アルキ
ル)−、−CH(OH)−、−N(C(O)N(H)−(CH2p−Z)−または−N(
(CH2q−Z)−であり、
1は、−O−C(C1〜C3アルキル)2−(CH2n−N(R2)(R2)であり、
各R2が独立に、−H、−C1〜C6アルキル、−C3〜C8単環式シクロアルキル、−C1
〜C6アルキレンフェニル、フェニル、N−末端αアミノ酸残基、N−末端αアミノヒド
ロキシメチル残基、N−末端αアミノ酸残基のC1〜C6アルキルエステル、または3〜7
員環の含窒素単環式複素環であり、このうち水素以外の各々が独立に、非置換であるか、
−ハロ、−OH、−OP(O)(OH)2、−OS(O)2OH、−C1〜C6アルキル、−
O−C1〜C6アルキル、−C3〜C8単環式シクロアルキル、3〜7員環の単環式複素環、
3〜7員環の−(C1〜C6アルキル置換)単環式複素環または−N(Z3)(Z4)のうち
の1つまたは複数で置換され、この場合、Z3およびZ4が独立に、−H、−C1〜C5アル
キル、−(C1〜C5アルキレン)−O−C1〜C5アルキル、ベンジルまたは−C3〜C8
環式シクロアルキルであり、このうち水素以外の各々が独立に、非置換であるか、−ハロ
、−OH、−N(Ra2、−(C1〜C5アルキレン)−O−C1〜C5アルキル、−NH2
、3〜7員環の含窒素単環式複素環または3〜7員環の−(C1〜C6アルキル置換)含窒
素単環式複素環のうちの1つまたは複数で置換(式中、Raは独立に、−H、ベンジルま
たは−C1〜C10アルキルである)され、あるいは、N、Z3およびZ4が一緒になって非
置換であるか、−C1〜C5アルキル、フェニル、−(フェニル置換)C1〜C5アルキル、
−(ヒドロキシ置換)C1〜C5アルキル、−ハロ、−(ハロ置換)C1〜C5アルキル、−
(ハロ置換)フェニル、−フェニレン−O−C1〜C5アルキル、−(シアノ置換)フェニ
ル、−OH、−O−C1〜C5アルキル、−N(Ra2、−(C1〜C5アルキレン)−N(
a2、−(C1〜C5アルキレン)−C(O)O−(C1〜C5アルキレン)−N(Ra2
、−COOH、−(C1〜C5アルキレン)−COOH、−OP(O)(OH)2、−OS
(O)2OH、−(C1〜C5アルキレン)−OP(O)(OH)2、−(C1〜C5アルキレ
ン)−OS(O)2OH、−C(O)O−C1〜C5アルキル、−OC(O)−C1〜C5
ルキル、−(C1〜C5アルキレン)−C(O)O−C1〜C5アルキル、−(C1〜C5アル
キレン)−C(O)NH−C1〜C5アルキル、−C(O)NH2または−NO2のうちの1
つまたは複数で置換(式中、Raは独立に、−H、ベンジルまたは−C1〜C10アルキルで
あるか、Nと両方のRa基とが一緒になって3〜7員環の含窒素単環式複素環を形成する
)された、3〜7員環の含窒素単環式複素環を形成し、
あるいは、Nと両方のR2基とが一緒になって3〜7員環の含窒素単環式複素環または
7から10員環の含窒素二環式複素環を形成し、その各々が非置換であるか、−C1〜C5
アルキル、−C3〜C8単環式シクロアルキル、フェニル、3〜7員環の含窒素単環式複素
環、−(フェニル置換)C1〜C5アルキル、−(ヒドロキシ置換)C1〜C5アルキル、−
ハロ、−(ハロ置換)C1〜C5アルキル、−(ハロ置換)フェニル、−フェニレン−O−
1〜C5アルキル、−(シアノ置換)フェニル、−OH、−O−C1〜C5アルキル、−N
(Ra2、−(C1〜C5アルキレン)−N(Ra2、−C1〜C5アルキレン−C(O)O
−(C1〜C5アルキレン)−N(Ra2、−COOH、−(C1〜C5アルキレン)−O−
1〜C5アルキル、−(C1〜C5アルキレン)−C3〜C8単環式シクロアルキル、−(C
1〜C5アルキレン)−COOH、−OP(O)(OH)2、−OS(O)2OH、−(C1
〜C5アルキレン)−OP(O)(OH)2、−(C1〜C5アルキレン)−OS(O)2
H、−C(O)O−C1〜C5アルキル、−OC(O)−C1〜C5アルキル、−(C1〜C5
アルキレン)−C(O)O−C1〜C5アルキル、−(C1〜C5アルキレン)−C(O)N
H−C1〜C5アルキル、−C(O)NH2、または−NO2のうちの1つまたは複数で置換
(式中、Raは独立に、−H、−ベンジル、−C1〜C10アルキルであるか、Nと両方のR
a基とが一緒になって3〜7員環の含窒素単環式複素環を形成する)され、
Zは、−CF3、−F、−OHまたは−O−CH3であり、
nは、1から10の範囲の整数であり、
pは、1から5の範囲の整数であり、
qは、1から5の範囲の整数である。)
【請求項160】
生理学的に許容可能なキャリアまたは溶媒剤と、有効量の請求項159に記載の化合物
または該化合物の薬学的に許容可能な塩とを含む、組成物。
【請求項161】
生理学的に許容可能なキャリアまたは溶媒剤と、有効量の請求項157に記載の化合物
または該化合物の薬学的に許容可能な塩とを含む、組成物。
【請求項162】
生理学的に許容可能なキャリアまたは溶媒剤と、有効量の請求項158に記載の化合物
または該化合物の薬学的に許容可能な塩とを含む、組成物。
【請求項163】
有効量の請求項159に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それ
を必要とする被検体に投与することを含む、癌を治療するための方法。
【請求項164】
有効量の請求項157に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それ
を必要とする被検体に投与することを含む、癌を治療するための方法。
【請求項165】
有効量の請求項158に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それ
を必要とする被検体に投与することを含む、癌を治療するための方法。
【請求項166】
有効量の別の抗癌剤を投与することをさらに含む、請求項165に記載の方法。
【請求項167】
有効量の別の抗癌剤を投与することをさらに含む、請求項163に記載の方法。
【請求項168】
有効量の別の抗癌剤を投与することをさらに含む、請求項164に記載の方法。
【請求項169】
有効量の請求項159に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それ
を必要とする被検体に投与することを含む、腎不全を治療するための方法。
【請求項170】
有効量の請求項157に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それ
を必要とする被検体に投与することを含む、腎不全を治療するための方法。
【請求項171】
有効量の請求項158に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それ
を必要とする被検体に投与することを含む、腎不全を治療するための方法。
【請求項172】
有効量の請求項159に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それ
を必要とする被検体に投与することを含む、再灌流障害を治療するための方法。
【請求項173】
有効量の請求項157に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それ
を必要とする被検体に投与することを含む、再灌流障害を治療するための方法。
【請求項174】
有効量の請求項158に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それ
を必要とする被検体に投与することを含む、再灌流障害を治療するための方法。
【請求項175】
有効量の請求項159に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それ
を必要とする被検体に投与することを含む、炎症性疾患を治療するための方法。
【請求項176】
有効量の請求項157に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それ
を必要とする被検体に投与することを含む、炎症性疾患を治療するための方法。
【請求項177】
有効量の請求項158に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それ
を必要とする被検体に投与することを含む、炎症性疾患を治療するための方法。
【請求項178】
有効量の請求項159に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それ
を必要とする被検体に投与することを含む、真性糖尿病を治療するための方法。
【請求項179】
有効量の請求項157に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それ
を必要とする被検体に投与することを含む、真性糖尿病を治療するための方法。
【請求項180】
有効量の請求項158に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それ
を必要とする被検体に投与することを含む、真性糖尿病を治療するための方法。
【請求項181】
有効量の請求項159に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それ
を必要とする被検体に投与することを含む、虚血状態を治療するための方法。
【請求項182】
有効量の請求項157に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それ
を必要とする被検体に投与することを含む、虚血状態を治療するための方法。
【請求項183】
有効量の請求項158に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それ
を必要とする被検体に投与することを含む、虚血状態を治療するための方法。
【請求項184】
有効量の請求項159に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それ
を必要とする被検体に投与することを含む、臓器移植にともなう再酸素化傷害を治療する
ための方法。
【請求項185】
有効量の請求項157に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それ
を必要とする被検体に投与することを含む、臓器移植にともなう再酸素化傷害を治療する
ための方法。
【請求項186】
有効量の請求項158に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それ
を必要とする被検体に投与することを含む、臓器移植にともなう再酸素化傷害を治療する
ための方法。
【請求項187】
有効量の請求項159に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それ
を必要とする被検体に投与することを含む、神経変性疾患を治療するための方法。
【請求項188】
有効量の請求項157に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それ
を必要とする被検体に投与することを含む、神経変性疾患を治療するための方法。
【請求項189】
有効量の請求項158に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それ
を必要とする被検体に投与することを含む、神経変性疾患を治療するための方法。
【請求項190】
有効量の請求項159に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それ
を必要とする被検体に投与することを含む、血管障害を治療するための方法。
【請求項191】
有効量の請求項157に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それ
を必要とする被検体に投与することを含む、血管障害を治療するための方法。
【請求項192】
有効量の請求項158に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それ
を必要とする被検体に投与することを含む、血管障害を治療するための方法。
【請求項193】
有効量の請求項159に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それ
を必要とする被検体に投与することを含む、糖尿病性合併症を治療するための方法。
【請求項194】
有効量の請求項157に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それ
を必要とする被検体に投与することを含む、糖尿病性合併症を治療するための方法。
【請求項195】
有効量の請求項158に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それ
を必要とする被検体に投与することを含む、糖尿病性合併症を治療するための方法。
【請求項196】
有効量の請求項159に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それ
を必要とする被検体に投与することを含む、心血管疾患を治療するための方法。
【請求項197】
有効量の請求項157に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それ
を必要とする被検体に投与することを含む、心血管疾患を治療するための方法。
【請求項198】
有効量の請求項158に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それ
を必要とする被検体に投与することを含む、心血管疾患を治療するための方法。
【請求項199】
有効量の請求項159に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それ
を必要とする被検体に投与することを含む、勃起不全を治療するための方法。
【請求項200】
有効量の請求項157に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それ
を必要とする被検体に投与することを含む、勃起不全を治療するための方法。
【請求項201】
有効量の請求項158に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それ
を必要とする被検体に投与することを含む、勃起不全を治療するための方法。
【請求項202】
有効量の請求項159に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それ
を必要とする被検体に投与することを含む、尿失禁を治療するための方法。
【請求項203】
有効量の請求項157に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それ
を必要とする被検体に投与することを含む、尿失禁を治療するための方法。
【請求項204】
有効量の請求項158に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それ
を必要とする被検体に投与することを含む、尿失禁を治療するための方法。
【請求項205】
有効量の請求項159に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それ
を必要とする被検体に投与することを含む、早産児合併症を治療するための方法。
【請求項206】
有効量の請求項157に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それ
を必要とする被検体に投与することを含む、早産児合併症を治療するための方法。
【請求項207】
有効量の請求項158に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それ
を必要とする被検体に投与することを含む、早産児合併症を治療するための方法。
【請求項208】
有効量の請求項159に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それ
を必要とする被検体に投与することを含む、心筋症を治療するための方法。
【請求項209】
有効量の請求項157に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それ
を必要とする被検体に投与することを含む、心筋症を治療するための方法。
【請求項210】
有効量の請求項158に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それ
を必要とする被検体に投与することを含む、心筋症を治療するための方法。
【請求項211】
有効量の請求項159に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それ
を必要とする被検体に投与することを含む、網膜症を治療するための方法。
【請求項212】
有効量の請求項157に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それ
を必要とする被検体に投与することを含む、網膜症を治療するための方法。
【請求項213】
有効量の請求項158に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それ
を必要とする被検体に投与することを含む、網膜症を治療するための方法。
【請求項214】
有効量の請求項159に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それ
を必要とする被検体に投与することを含む、腎症を治療するための方法。
【請求項215】
有効量の請求項157に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それ
を必要とする被検体に投与することを含む、腎症を治療するための方法。
【請求項216】
有効量の請求項158に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それ
を必要とする被検体に投与することを含む、腎症を治療するための方法。
【請求項217】
有効量の請求項159に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それ
を必要とする被検体に投与することを含む、神経障害を治療するための方法。
【請求項218】
有効量の請求項157に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それ
を必要とする被検体に投与することを含む、神経障害を治療するための方法。
【請求項219】
有効量の請求項158に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それ
を必要とする被検体に投与することを含む、神経障害を治療するための方法。
【請求項220】
以下の式で表される化合物、またはその薬学的に許容可能な塩。
【化13】

(式中、
1はCH2NH−R2であり、
2は、非置換であるか、−(ヒドロキシ置換)C1〜C5アルキル基の1つまたは複数
で置換された−C3〜C8単環式シクロアルキルであるか、あるいは3〜7員環の単環式複
素環であり、
Xはハロまたは−Hであり、
Y’はハロまたは−Hであり、式中、XおよびY’のうちの少なくとも1つがハロであ
る。)
【請求項221】
2がテトラヒドロピラニルであるか、あるいは、非置換であるか−(ヒドロキシ置換
)C1〜C5アルキルのうちの1つまたは複数で置換されたシクロペンチルである、請求項
220に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩。
【請求項222】
XおよびY’のうちの1つがフルオロである、請求項220に記載の化合物または該化
合物の薬学的に許容可能な塩。
【請求項223】
生理学的に許容可能なキャリアまたは溶媒剤と、有効量の請求項220に記載の化合物
または該化合物の薬学的に許容可能な塩とを含む、組成物。
【請求項224】
有効量の請求項220に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それ
を必要とする被検体に投与することを含む、癌を治療するための方法。
【請求項225】
有効量の別の抗癌剤を投与することをさらに含む、請求項224に記載の方法。
【請求項226】
有効量の請求項220に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それ
を必要とする被検体に投与することを含む、腎不全を治療するための方法。
【請求項227】
有効量の請求項220に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それ
を必要とする被検体に投与することを含む、再灌流障害を治療するための方法。
【請求項228】
有効量の請求項220に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それ
を必要とする被検体に投与することを含む、炎症性疾患を治療するための方法。
【請求項229】
有効量の請求項220に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それ
を必要とする被検体に投与することを含む、真性糖尿病を治療するための方法。
【請求項230】
有効量の請求項220に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それ
を必要とする被検体に投与することを含む、虚血状態を治療するための方法。
【請求項231】
有効量の請求項220に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それ
を必要とする被検体に投与することを含む、再酸素化傷害を治療するための方法。
【請求項232】
有効量の請求項220に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それ
を必要とする被検体に投与することを含む、神経変性疾患を治療するための方法。
【請求項233】
有効量の請求項220に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それ
を必要とする被検体に投与することを含む、血管障害を治療するための方法。
【請求項234】
有効量の請求項220に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それ
を必要とする被検体に投与することを含む、糖尿病性合併症を治療するための方法。
【請求項235】
有効量の請求項220に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それ
を必要とする被検体に投与することを含む、心血管疾患を治療するための方法。
【請求項236】
有効量の請求項220に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それ
を必要とする被検体に投与することを含む、勃起不全を治療するための方法。
【請求項237】
有効量の請求項220に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それ
を必要とする被検体に投与することを含む、尿失禁を治療するための方法。
【請求項238】
有効量の請求項220に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それ
を必要とする被検体に投与することを含む、早産児合併症を治療するための方法。
【請求項239】
有効量の請求項220に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それ
を必要とする被検体に投与することを含む、心筋症を治療するための方法。
【請求項240】
有効量の請求項220に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それ
を必要とする被検体に投与することを含む、網膜症を治療するための方法。
【請求項241】
有効量の請求項220に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それ
を必要とする被検体に投与することを含む、腎症を治療するための方法。
【請求項242】
有効量の請求項220に記載の化合物または該化合物の薬学的に許容可能な塩を、それ
を必要とする被検体に投与することを含む、神経障害を治療するための方法。

【公表番号】特表2010−520220(P2010−520220A)
【公表日】平成22年6月10日(2010.6.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−551861(P2009−551861)
【出願日】平成20年2月28日(2008.2.28)
【国際出願番号】PCT/US2008/055361
【国際公開番号】WO2008/106619
【国際公開日】平成20年9月4日(2008.9.4)
【出願人】(504080179)イノテック ファーマシューティカルズ コーポレイション (24)
【Fターム(参考)】