説明

スルファモイル含有誘導体およびその使用方法

疾患に関連する標的(例えば、熱ショックタンパク質90(HSP90)の阻害剤として有用性があり、障害(例えば、HSP90によって媒介される増殖性障害を治療するのに有用な、スルファモイル含有化合物が開示されている。本開示の化合物の調製方法および使用方法も記載されている。別の局面では、本発明は、動物またはヒト患者で生じる癌の治療または予防に有用であり、式I、V、VIまたはVIIの一般構造を有する新規有機化合物またはその医薬的に許容される酸、塩基、塩、多形体、溶媒和物、エステル、互変異性体、立体異性体またはプロドラッグに関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式I、V、VIまたはVIIの化合物
【化57】

またはその医薬的に許容される酸、塩基、塩、多形体、溶媒和物、エステル、互変異性体、立体異性体またはプロドラッグ。
〔式中、
Wは、H、F、Cl、Br、I、−OH、SR、SOR、SO、OR、COOR、CONR、−CN、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、−ROR−、−RNR、−RNRまたは−RSR、−RSORまたは−RSO、シクロアルキル、ヘテロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アルキルアリール、アリールアルキル、アルキルヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、−NR−OSON(R、−N(R)SOOH、−N(R)SO、−ROSON(Rまたは−RN(R)OSOであり;
Xは、H、F、Cl、Br、I、NR、−OH、SR、SOR、SO、OR、COOR、CONR、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニルまたはC2〜6アルキニル、−OSON(R、−N(R)SOOH、−N(R)SO、−ROSON(Rまたは−RN(R)OSOであり;
Yは、H、F、Cl、Br、I、NR、−OH、OR、CN、COOR、CONR、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニルまたはC2〜6アルキニル、−OSON(R、−N(R)SOOH、−N(R)SO、−ROSON(Rまたは−RN(R)OSOであり;
Zは、H、SR、SOR、SO、OR、COOR、CONR、−CN、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、−ROR−、−RNR、−RNR、−RSR、−RSORまたは−RSO、シクロアルキル、ヘテロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アルキルアリール、アリールアルキル、アルキルヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、NR、−OSON(R、−N(R)SOOH、−N(R)SO、−ROSON(Rまたは−RN(R)OSOであり;
Tは、H、F、Cl、Br、I、SR、SOR、SO、OR、COOR、CONR、−CN、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、−ROR−、−RNR、−RNR、−RSR、−RSORまたは−RSO、シクロアルキル、ヘテロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アルキルアリール、アリールアルキル、アルキルヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、NR、−OSON(R、−N(R)SOOH、−N(R)SO、−ROSON(Rまたは−RN(R)OSOであり;
およびRは、それぞれ独立して、H、COOR、CON(R1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、−ROR−、−RNR、−RNR、−RSR、−RSORまたは−RSO、シクロアルキル、ヘテロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アルキルアリール、アリールアルキル、アルキルヘテロアリールおよびヘテロアリールアルキルからなる群から選択され;
は、それぞれ独立して、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、シクロアルキル、ヘテロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アルキルアリール、アリールアルキル、アルキルヘテロアリール、アルキルヘテロアリールアルキルまたはヘテロアリールアルキルであり;
は、それぞれ独立して、H、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、シクロアルキル、ヘテロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アルキルアリール、アリールアルキル、アルキルヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、−SOOH、−SON(R、−SONHRまたは−SONHであり;
は、それぞれ独立して、H、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、シクロアルキル、ヘテロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アルキルアリール、アリールアルキル、アルキルヘテロアリールまたはヘテロアリールアルキルであり;
但し、XがNHであり、YがHである場合、またはYがNHであり、Xが−OHである場合、WおよびZは両方ともHではなく;
Zはリボースではなく;
T、W、X、YまたはZのうち、少なくとも1つは、−OSON(R、−N(R)SOOH、−N(R)SO、−ROSON(Rまたは−RN(R)OSOから選択される置換基を含む〕
【請求項2】
式Iの化合物
【化58】

またはその医薬的に許容される酸、塩基、塩、多形体、溶媒和物、エステル、互変異性体、立体異性体またはプロドラッグ。
〔式中、
Wは、H、F、Cl、Br、I、−OH、SR、SOR、SO、OR、COOR、CONR、−CN、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、−ROR−、−RNR、−RNRまたは−RSR、−RSORまたは−RSO、シクロアルキル、ヘテロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アルキルアリール、アリールアルキル、アルキルヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、NR、−OSONR、−N(R)SOOHまたは−N(R)SONR、−OSON(R、−N(R)SOOHおよび−N(R)SO、−ROSON(Rまたは−RN(R)OSOであり;
Xは、H、F、Cl、Br、I、NR、−OH、SR、SOR、SO、OR、COOR、CONR、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニルまたはC2〜6アルキニル、−OSON(R、−N(R)SOOH、−N(R)SO、−ROSON(Rまたは−RN(R)OSOであり;
Yは、H、F、Cl、Br、I、NR、−OH、OR、CN、COOR、CONR、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニルまたはC2〜6アルキニル、−OSON(R、−N(R)SOOH、−N(R)SO、−ROSON(Rまたは−RN(R)OSOであり;
Zは、H、SR、SOR、SO、OR、COOR、CONR、−CN、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、−ROR−、−RNR、−RNR、−RSR、−RSORまたは−RSO、シクロアルキル、ヘテロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アルキルアリール、アリールアルキル、アルキルヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、NR、−OSON(R、−N(R)SOOH、−N(R)SO、−ROSON(Rまたは−RN(R)OSOであり;
およびRは、独立して、H、COOR、CON(R1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、−ROR−、−RNR、−RNR、−RSR、−RSORまたは−RSO、シクロアルキル、ヘテロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アルキルアリール、アリールアルキル、アルキルヘテロアリールおよびヘテロアリールアルキルからなる群から選択され;
は、それぞれ独立して、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、シクロアルキル、ヘテロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アルキルアリール、アリールアルキル、アルキルヘテロアリール、アルキルヘテロアリールアルキルまたはヘテロアリールアルキルであり;
は、それぞれ独立して、H、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、シクロアルキル、ヘテロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アルキルアリール、アリールアルキル、アルキルヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、−SOOH、−SON(R、−SONHRまたは−SONHであり;
は、それぞれ独立して、H、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、シクロアルキル、ヘテロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アルキルアリール、アリールアルキル、アルキルヘテロアリールまたはヘテロアリールアルキルであり;
但し、XがNHであり、YがHである場合、またはYがNHであり、Xが−OHである場合、WおよびZは両方ともHではなく;
Zはリボースではなく;
W、X、YまたはZのうち、少なくとも1つは、−OSON(R、−N(R)SOOH、−N(R)SO、−ROSON(Rまたは−RN(R)OSOから選択される置換基を含む〕
【請求項3】
Xが−NHである、請求項2に記載の化合物。
【請求項4】
YがFまたはHである、請求項2または3に記載の化合物。
【請求項5】
Wが
【化59】

であり、
Qが、−CR−、カルボニル、ジフルオロメチレン、−NR−、−O−、−S−、−SO−および−SO−から選択され;
13が、H、F、Cl、Br、I、OR、SR、SOR、SO、OR、COOR、CONR、−CN、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、−ROR−、−RNR、−RNR、−RSR、−RSORまたは−RSO、シクロアルキル、ヘテロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アルキルアリール、アリールアルキル、アルキルヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、NR、−OSON(R、−N(R)SOOHおよび−N(R)SO、−ROSON(Rまたは−RN(R)OSOである、請求項2、3または4に記載の化合物。
【請求項6】
Qが、CH、C=OまたはCFである、請求項5に記載の化合物。
【請求項7】
QがOまたはSである、請求項5に記載の化合物。
【請求項8】
13がIである、請求項5、6または7に記載の化合物。
【請求項9】
W、X、YまたはZのうち、少なくとも1つが、−OSON(R、−N(R)SOOHおよび−N(R)SO、−ROSON(Rまたは−RN(R)OSOである、請求項2〜8のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項10】
Zが−ROSON(Rまたは−RN(R)OSOである、請求項2〜8のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項11】
Zが−ヘテロアルキル−OSONHまたは−C1〜6アルキル−OSONHである、請求項2〜8のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項12】
Wが
【化60】

であり、式中、
10、R11およびR12は、同じであっても異なっていてもよく、それぞれ、H、SR、SOR、SO、OR、COOR、CON(R、−CN、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、−ROR−、−RNR、−RNR、−RSR、−RSORまたは−RSO、シクロアルキル、ヘテロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アルキルアリール、アリールアルキル、アルキルヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、NR、−OSON(R、−N(R)SOOHまたは−N(R)SON(Rであり、
11およびR12で置換された炭素は、単結合または二重結合で接続していてもよい、請求項2に記載の化合物。
【請求項13】
Wが
【化61】

であり、式中、
13が、F、Cl、BrまたはIである、請求項2〜11のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項14】
13がIである、請求項13に記載の化合物。
【請求項15】
Zが、−(CHL(CHOSONHであり;
Lが、−O−、−S−、N(R)またはトリアジニルであり;
pおよびqが、独立して、1、2、3または4である、請求項2〜14のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項16】
以下からなる群またはその医薬的に許容される塩から選択される、請求項2に記載の化合物:
スルファミン酸 2−[6−アミノ−2−フルオロ−8−(6−ヨード−ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イルメチル)−プリン−9−イル]−エチルエステル;
スルファミン酸 3−[6−アミノ−2−フルオロ−8−(6−ヨード−ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イルメチル)−プリン−9−イル]−プロピルエステル;
スルファミン酸 4−[6−アミノ−2−フルオロ−8−(6−ヨード−ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イルメチル)−プリン−9−イル]−ブチルエステル;
スルファミン酸 5−[6−アミノ−2−フルオロ−8−(6−ヨード−ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イルメチル)−プリン−9−イル]−ペンチルエステル;
スルファミン酸 6−[6−アミノ−2−フルオロ−8−(6−ヨード−ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イルメチル)−プリン−9−イル]−ヘキシルエステル;
スルファミン酸 7−[6−アミノ−2−フルオロ−8−(6−ヨード−ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イルメチル)−プリン−9−イル]−ヘプチルエステル;
スルファミン酸 8−[6−アミノ−2−フルオロ−8−(6−ヨード−ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イルメチル)−プリン−9−イル]−オクチルエステル;
スルファミン酸 2−{2−[6−アミノ−2−フルオロ−8−(6−ヨード−ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イルメチル)−プリン−9−イル]−エトキシ}−エチルエステル;
スルファミン酸 3−{2−[6−アミノ−2−フルオロ−8−(6−ヨード−ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イルメチル)−プリン−9−イル]−エトキシ}−プロピルエステル;
スルファミン酸 4−{2−[6−アミノ−2−フルオロ−8−(6−ヨード−ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イルメチル)−プリン−9−イル]−エトキシ}−ブチルエステル;
スルファミン酸 2−({2−[6−アミノ−2−フルオロ−8−(6−ヨード−ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イルメチル)−プリン−9−イル]−エチル}−イソプロピル−アミノ)−エチルエステル;
スルファミン酸 3−({2−[6−アミノ−2−フルオロ−8−(6−ヨード−ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イルメチル)−プリン−9−イル]−エチル}−イソプロピル−アミノ)−プロピルエステル;
スルファミン酸 4−({2−[6−アミノ−2−フルオロ−8−(6−ヨード−ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イルメチル)−プリン−9−イル]−エチル}−イソプロピル−アミノ)−ブチルエステル;
スルファミン酸 3−[6−アミノ−2−フルオロ−8−(6−ヨード−ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イルメチル)−プリン−9−イル]−3−メチル−プロピルエステル;
スルファミン酸 4−[6−アミノ−2−フルオロ−8−(6−ヨード−ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イルメチル)−プリン−9−イル]−4−メチル−ブチルエステル;
スルファミン酸 5−[6−アミノ−2−フルオロ−8−(6−ヨード−ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イルメチル)−プリン−9−イル]−5−メチル−ペンチルエステル;
スルファミン酸 2−(4−((6−アミノ−2−フルオロ−8−((6−ヨードベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)メチル)−9H−プリン−9−イル)メチル)−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)エチルエステル;
スルファミン酸 3−[4−({6−アミノ−2−フルオロ−8−[(6−ヨード−1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)メチル]−9H−プリン−9−イル}メチル)−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル]プロピルエステル;
スルファミン酸 1−(4−{6−アミノ−2−フルオロ−8−[(6−ヨード−1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)メチル]−9H−プリン−9−イル}ブタ−2−イン−1−イル)ピロリジン−3−オールエステル;および
スルファミン酸 1−(4−{6−アミノ−2−フルオロ−8−[(6−ヨード−1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)メチル]−9H−プリン−9−イル}ブタ−2−イン−1−イル)ピペリジン−4−オールエステル。
【請求項17】
式Iの化合物
【化62】

またはその医薬的に許容される酸、塩基、塩、多形体、溶媒和物、エステル、互変異性体、立体異性体またはプロドラッグ
〔式中、
Wは、H、F、Cl、Br、I、−OH、SR、SOR、SO、OR、COOR、CONR、−CN、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、−ROR−、−RNR、−RNRまたは−RSR、−RSORまたは−RSO、シクロアルキル、ヘテロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アルキルアリール、アリールアルキル、アルキルヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、NR、−OSONR、−N(R)SOOHまたは−N(R)SONR、−OSON(R、−N(R)SOOHおよび−N(R)SO、−ROSON(Rまたは−RN(R)OSOであり;
Xは、H、F、Cl、Br、I、NR、−OH、SR、SOR、SO、OR、COOR、CONR、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニルまたはC2〜6アルキニル、−OSON(R、−N(R)SOOH、−N(R)SO、−ROSON(Rまたは−RN(R)OSOであり;
Yは、H、F、Cl、Br、I、NR、−OH、OR、CN、COOR、CONR、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニルまたはC2〜6アルキニル、−OSON(R、−N(R)SOOH、−N(R)SO、−ROSON(Rまたは−RN(R)OSOであり;
Zは、H、SR、SOR、SO、OR、COOR、CONR、−CN、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、−ROR−、−RNR、−RNR、−RSR、−RSORまたは−RSO、シクロアルキル、ヘテロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アルキルアリール、アリールアルキル、アルキルヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、NR、−OSON(R、−N(R)SOOH、−N(R)SO、−ROSON(Rまたは−RN(R)OSOであり;
およびRは、それぞれ独立して、H、COOR、CON(R1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、−ROR−、−RNR、−RNR、−RSR、−RSORまたは−RSO、シクロアルキル、ヘテロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アルキルアリール、アリールアルキル、アルキルヘテロアリールおよびヘテロアリールアルキルからなる群から選択され;
は、それぞれ独立して、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、シクロアルキル、ヘテロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アルキルアリール、アリールアルキル、アルキルヘテロアリール、アルキルヘテロアリールアルキルまたはヘテロアリールアルキルであり;
は、それぞれ独立して、H、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、シクロアルキル、ヘテロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アルキルアリール、アリールアルキル、アルキルヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、−SOOH、−SON(R、−SONHRまたは−SONHであり;
は、それぞれ独立して、H、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、シクロアルキル、ヘテロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アルキルアリール、アリールアルキル、アルキルヘテロアリールまたはヘテロアリールアルキルであり;
但し、XがNHであり、YがHである場合、またはYがNHであり、Xが−OHである場合、WおよびZは両方ともHではなく;
Zはリボースではなく;
W、X、YまたはZのうち、少なくとも1つは、−OSON(R、−N(R)SOOH、−N(R)SO、−ROSON(Rまたは−RN(R)OSOから選択される置換基を含む〕
と、医薬的に許容される担体とを含む、組成物。
【請求項18】
前記医薬的に許容される担体が、ラクトース、グルコースショ糖、コーンスターチ、ポテトスターチ、カルボキシメチルセルロースナトリウム、エチルセルロース、酢酸セルロースアセテート、粉末トラガカント、麦芽、ゼラチン、タルク、ココアバター、ピーナッツ油、綿実油、ベニバナ油、ゴマ油、オリーブ油、トウモロコシ油、大豆油、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、オレイン酸エチル、ラウリン酸エチル、寒天、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、アルギン酸、発熱物質を含まない水、等張性塩水、Ringer溶液、エチルアルコール、リン酸緩衝化溶液、ラウリル硫酸ナトリウム、ステアリン酸マグネシウム、着色剤、離型剤、コーティング剤、甘味剤、矯味矯臭剤、香料、防腐剤および酸化防止剤からなる群から選択される、請求項17に記載の組成物。
【請求項19】
細胞内でHsp90を阻害するための医薬の調製における、請求項1〜18のいずれか1項に記載の化合物または組成物の使用。
【請求項20】
前記細胞が、Hsp90を異常に発現するか、または異常に活性化させる、請求項19に記載の使用。
【請求項21】
前記細胞がin vivoである、請求項19に記載の使用。
【請求項22】
癌の治療のための医薬の調製における、請求項1〜18のいずれか1項に記載の化合物または組成物の使用。
【請求項23】
前記癌治療が、別の薬剤を投与する工程をさらに含み、該別の薬剤が、抗新生物薬である、請求項22に記載の使用。
【請求項24】
前記抗新生物剤が、放射性同位体、抗体、組み換えタンパク質、トラスツズマブ、タキソール、タキサン、ゲフィチニブ、イマチニブ、エルロチニブ、PTK−787、EKB−569、アルキル化剤、代謝拮抗薬、エピドフィロトキシン、抗新生物性酵素、トポイソメラーゼ阻害剤、プロカルバジン、ミトキサントロン、白金配位錯体、成長阻害剤、ホルモン治療薬、抗ホルモン治療薬、造血成長因子、アントラサイクリン系薬物、ビンカ系薬物、マイトマイシン、ブレオマイシン、細胞毒性ヌクレオシド、テポシロン、ディスコデルモライド、プテリジン系薬物、ジイネセン、ポドフィロトキシン、カルミノマイシン、ダウノルビシン、アミノプテリン、メトトレキサート、メトプテリン、ジクロロメトトレキサート、マイトマイシンC、ポルフィロマイシン、5−フルオロウラシル、6−メルカプトプリン、ゲムシタビン、シトシンアラビノシド、ポドフィロトキシン、ポドフィロトキシン、エトポシド、リン酸エトポシド、テニポシド、メルファラン、ビンブラスチン、ビンクリスチン、ロイロシジン、ビンデシン、ロイロシン、パクリタキセル、エストラムスチン、カルボプラチン、シクロホスファミド、ブレオマイシン、ゲムシタビン、イフォスアミド、メルファラン、ヘキサメチルメラミン、チオテパ、シタラビン、イダトレキサート、トリメトレキサート、ダカルバジン、L−アスパラギナーゼ、カンプトテシン、CPT−11、トポテカン、ara−C、ビカルタミド、フルタミド、ロイプロリド、ピロドベンゾインドール、インターフェロンおよびインターロイキンからなる群から選択される、請求項23に記載の使用。
【請求項25】
前記癌が、乳癌、小細胞肺癌、骨髄性白血病、外陰癌、非小細胞肺癌、結腸癌、結腸直腸癌、神経芽細胞腫、骨髄腫および前立腺癌からなる群から選択される、請求項22、23または24に記載の使用。

【公表番号】特表2010−507582(P2010−507582A)
【公表日】平成22年3月11日(2010.3.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−533563(P2009−533563)
【出願日】平成19年10月19日(2007.10.19)
【国際出願番号】PCT/US2007/081919
【国際公開番号】WO2008/049105
【国際公開日】平成20年4月24日(2008.4.24)
【出願人】(591011502)ワイス エルエルシー (573)
【Fターム(参考)】