説明

タンパク質キナーゼ阻害剤としての化合物および組成物

本発明は、新規クラスの化合物、そのような化合物を含む医薬組成物、ならびに異常なまたは脱制御されたキナーゼ活性と関係する疾患または障害、特に、Abl、Bcr−Abl、cSrc、TPR−Met、Tie2、MET、FGFR3、Aurora、Axl、Bmx、BTK、c−kit、CHK2、Flt3、MST2、p70S6K、PDGFR、PKB、PKCα、Raf、ROCK−II、Rsk1、SGK、TrkA、TrkBおよびTrkCキナーゼの異常な活性化を伴う疾患または障害、を処置または予防するためにかかる化合物を使用する方法を提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2004年11月9日に出願された米国仮特許出願第60/626,785号、および2005年8月19日に出願された米国仮特許出願第60/709,648号に優先権の利益を主張する。これらの出願の全開示内容は、参照により本明細書中にその全体が全ての目的に関して包含される。
【背景技術】
【0002】
発明の分野
本発明は、新規クラスの化合物、かかる化合物を含む医薬組成物、ならびに異常なまたは脱制御されたキナーゼ活性と関係する疾患または障害、特にAbl、Bcr−Abl、cSrc、TPR−Met、Tie2、MET、FGFR3、Aurora、Axl、Bmx、BTK、c−kit、CHK2、Flt3、MST2、p70S6K、PDGFR、PKB、PKCα、Raf、ROCK−II、Rsk1、SGK、TrkA、TrkBおよびTrkCキナーゼの異常な活性化を伴う疾患または障害、を処置または予防するためにかかる化合物を使用する方法を提供する。
【0003】
背景
タンパク質キナーゼは、多様な細胞過程の調節および細胞機能の制御の維持に中心的な役割を果たすタンパク質の大きなファミリーを意味する。一部の、非限定的なこれらのキナーゼのリストには、血小板由来増殖因子受容体(PDGF−R)キナーゼ、神経増殖因子受容体キナーゼ、Trk−A、−Bおよび−Cキナーゼ、ならびに線維芽細胞増殖因子受容体(FGFR3)キナーゼのような受容体型チロシンキナーゼ;Ablおよび融合キナーゼBCR−Abl、Lck、Csk、Fes、BTK、Bmxおよびc−srcのような非受容体型チロシンキナーゼ;ならびに、Aurora、c−RAF、SGK、MAPキナーゼ(例えば、MKK4、MKK6など)およびSAPK2αおよびSAPK2βのようなセリン/スレオニンキナーゼが含まれる。異常なキナーゼ活性は、良性および悪性増殖性疾患、ならびに免疫および神経系の不適切な活性から生じる疾患を含む多くの疾患状態において観察されている。
【0004】
本発明の新規化合物は、1個以上のタンパク質キナーゼの活性を阻害し、それにより、キナーゼ関連疾患の処置に有用であると期待される。
【発明の開示】
【0005】
第一の局面において、本発明は、式I:
【化1】

[式中、
U、VおよびWは、独立して、CRおよびNから選択され(ここで、Rは、水素およびC1−6アルキルから選択される。);
Qは、NRおよびCRから選択され(ここで、Rは、水素およびC1−6アルキルから選択される。);
は、−NRC(O)−、−NRC(O)NR−、−C(O)NR−および−NR−から選択され(ここで、Rは、水素およびC1−6アルキルから選択される。);
は、結合、−O−、−NRC(O)−、−NRC(O)NR−、−C(O)NR−および−NR−から選択され(ここで、Rは、水素およびC1−6アルキルから選択される。);
nは、0および1から選択され;
mは、0、1、2、3および4から選択され;
【0006】
は、C6−10アリール、C5−10ヘテロアリール、C3−12シクロアルキルおよびC3−8ヘテロシクロアルキルから選択され;ここで、Rの任意のアリール、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはヘテロシクロアルキルは、所望により、ハロ、アミノ、ニトロ、シアノ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、ハロ−置換C1−6アルキル、ハロ−置換C1−6アルコキシ、C6−10アリール−C0−4アルキル、C5−10ヘテロアリール−C0−4アルキル、C3−12シクロアルキル−C0−4アルキルおよびC3−8ヘテロシクロアルキル−C0−4アルキルから独立して選択される1から3個のラジカルにより置換されていてよく;ここで、任意のアルキル基のメチレンは、所望により、酸素原子により置換されていてよく;
ここで、Rの任意のアリール、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはヘテロシクロアルキル置換基は、所望により、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、ハロ−置換−C1−6アルキル、ハロ−置換C1−6アルコキシおよびヒドロキシ−置換−C1−6アルキルから独立して選択される1から3個のラジカルにより置換されていてよく;
は、ハロ、アミノ、ニトロ、シアノ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、ハロ−置換−C1−6アルキル、ハロ−置換C1−6アルコキシ、C6−10アリール−C0−4アルキル、C5−10ヘテロアリール−C0−4アルキル、C3−12シクロアルキル−C0−4アルキルおよびC3−8ヘテロシクロアルキル−C0−4アルキルから選択され;ここで、Rの任意のアリール、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはヘテロシクロアルキルは、所望により、ハロ、アミノ、ニトロ、シアノ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、ハロ−置換−C1−6アルキルおよびハロ−置換C1−6アルコキシから独立して選択される1から3個のラジカルにより置換されていてよく;
【0007】
は、水素およびC1−6アルキルから選択され;そして
は、水素、−XR、−XNRXR、−XOXRおよび−XNRXNRから選択され;ここで、各Xは、結合、C1−4アルキレンおよびC2−4アルケニレンから独立して選択され;ここで、Xの任意のアルキレンまたはアルケニレンは、所望により、ヒドロキシで置換されていてよく;Rは、水素およびC1−6アルキルから選択され;Rは、C6−10アリール、C5−10ヘテロアリール、C3−12シクロアルキルおよびC3−8ヘテロシクロアルキルから選択され;ここで、Rの任意のアリール、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはヘテロシクロアルキルは、所望により、C1−6アルキル、ヒドロキシ、シアノ、−NRS(O)0−2、−S(O)0−2NR、−NRS(O)0−2NR、−C(O)NRXNR、−C(O)NRXOR、−C(O)NR、−C(O)NRXRおよび−XC(O)OR(ここで、各Xは、結合、C1−4アルキレンおよびC2−4アルケニレンから独立して選択され;ここで、Xの任意のアルキレンまたはアルケニレンは、所望によりヒドロキシで置換されていてよく;ここで、各Rは、水素およびC1−6アルキルから独立して選択され;そして、Rは、C5−10ヘテロアリール−C0−4アルキルおよびC3−10ヘテロシクロアルキル−C0−4アルキルから選択され;ここで、Rの任意のヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルは、所望により、C1−6アルキル、ハロ−置換−C1−6アルキルおよび−C(O)ORからなる群から選択されるラジカルで置換されていてよい。)から独立して選択される1から3個のラジカルにより置換されていてよい。]
で示される化合物、ならびにそのN−オキシド誘導体、プロドラッグ誘導体、被保護誘導体、個々の異性体および異性体の混合物;ならびに、かかる化合物の薬学的に許容される塩および溶媒和物(例えば、水和物)を提供する。
【0008】
第二の局面において、本発明は、式Iの化合物またはそのN−オキシド誘導体、個々の異性体および異性体の混合物;または、その薬学的に許容される塩を、1個以上の適する賦形剤と混合して含む医薬組成物を提供する。
【0009】
第三の局面において、本発明は、キナーゼ活性、特にAbl、Bcr−Abl、cSrc、TPR−Met、Tie2、MET、FGFR3、Aurora、Axl、Bmx、BTK、c−kit、CHK2、Flt3、MST2、p70S6K、PDGFR、PKB、PKCα、Raf、ROCK−II、Rsk1、SGK、TrkA、TrkBおよび/またはTrkC(NTRK3)活性の阻害が、疾患の病状および/または徴候を予防、阻止または改善し得る、動物において疾患を処置する方法であって、治療的有効量の、式Iの化合物、そのN−オキシド誘導体、個々の異性体および異性体の混合物、またはその薬学的に許容される塩を該動物に投与することを含む方法を提供する。
【0010】
第四の局面において、本発明は、動物において、キナーゼ活性、特にAbl、Bcr−Abl、cSrc、TPR−Met、Tie2、MET、FGFR3、Aurora、Axl、Bmx、BTK、c−kit、CHK2、Flt3、MST2、p70S6K、PDGFR、PKB、PKCα、Raf、ROCK−II、Rsk1、SGK、TrkA、TrkBおよび/またはTrkC(NTRK3)活性が、疾患の病状および/または徴候に寄与する疾患を処置するための医薬の製造を目的とした式Iの化合物の使用を提供する。
【0011】
第五の局面において、本発明は、式Iの化合物、ならびにそのN−オキシド誘導体、プロドラッグ誘導体、被保護誘導体、個々の異性体および異性体の混合物、ならびにその薬学的に許容される塩を製造するための方法を提供する。
【0012】
発明の詳細な説明
定義
基および他の基の構造要素としての“アルキル”、例えばハロ置換アルキルおよびアルコキシは、直鎖または分枝鎖のどちらかであり得る。C1−4アルコキシには、メトキシ、エトキシなどが含まれる。ハロ置換アルキルには、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチルなどが含まれる。
【0013】
“アリール”は、6個から10個の環炭素原子を含む単環式または縮合二環式芳香環構造を意味する。例えば、アリールは、フェニルまたはナフチルであってよく、好ましくはフェニルである。“アリーレン”は、アリール基から誘導された二価ラジカルを意味する。
【0014】
“ヘテロアリール”は、上記アリールについて定義される通りであり、ここで環メンバーの1個以上がヘテロ原子である。例えば、ヘテロアリールには、ピリジル、インドリル、インダゾリル、キノキサリニル、キノリニル、ベンゾフラニル、ベンゾピラニル、ベンゾチオピラニル、ベンゾ[1,3]ジオキソール、イミダゾリル、ベンゾ−イミダゾリル、ピリミジニル、フラニル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、ピラゾリル、チエニルなどが含まれる。
【0015】
“シクロアルキル”は、示された数の環原子を含む、飽和または部分的不飽和の、単環式、縮合二環式または架橋多環式環構造を意味する。例えば、C3−10シクロアルキルには、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシルなどが含まれる。
【0016】
“ヘテロシクロアルキル”は、本明細書で定義される通りであって、ただし示された環炭素の1個以上が、O、N=、NR、C(O)、S、S(O)またはS(O)〔ここで、Rは水素、C1−4アルキルまたは窒素保護基である。〕から選択される部分により置換される、シクロアルキルを意味する。例えば、本発明の化合物を表す本明細書で用いられるC3−8ヘテロシクロアルキルには、モルホリノ、ピロリジニル、ピロリジニル−2−オン、ピペラジニル、ピペリジニル、ピペリジニロン、1,4−ジオキサ−8−アザ−スピロ[4.5]デク−8−イルなどが含まれる。
【0017】
“ハロゲン”(または、ハロ)は、好ましくは、クロロまたはフルオロを示すが、ブロモまたはヨードであってもよい。
【0018】
“BCR−Ablの変異体”は、野生型配列から1個または複数個のアミノ酸が変化したものを意味する。22個以上の変異がこれまでに報告されており、G250E、E255V、T315I、F317LおよびM351Tが最も一般的である。
【0019】
“NTKR1”は、TrkAタンパク質に相当する遺伝子名であり;“NTKR2”は、TrkBタンパク質に相当する遺伝子名であり;そして、“NTKR3”は、TrkCタンパク質に相当する遺伝子名である。
【0020】
“処置する”、“処置”および“処置法”は、疾患および/またはその付帯症状を緩和または軽減する方法を示す。
【0021】
好ましい態様の説明
本発明は、化合物、組成物、ならびにキナーゼ関連疾患、特にAbl、Bcr−Abl、cSrc、TPR−Met、Tie2、MET、FGFR3、Aurora、Axl、Bmx、BTK、c−kit、CHK2、Flt3、MST2、p70S6K、PDGFR、PKB、PKCα、Raf、ROCK−II、Rsk1、SGK、TrkA、TrkBおよびTrkC(NTRK3)キナーゼ関連疾患の処置のための方法を提供する。例えば、BCR−Ablに関係する白血病および他の増殖性疾患を、Bcr−Ablの野生型および変異形の阻害を介して処置することができる。
【0022】
1つの態様において、式Iの化合物に関して、WがCHであり;Lが、−NRC(O)−、−C(O)NR−およびC5−10ヘテロアリールから選択され(ここで、Rは、水素およびC1−6アルキルから選択される。);Lが、結合、−O−、−NRC(O)−、−NRC(O)NR−、−C(O)NR−および−NR−から選択され(ここで、Rは、水素およびC1−6アルキルから選択される。);nが、0および1から選択され;mが、0、1、2および3から選択され;Rが、C6−10アリールおよびC5−10ヘテロアリールから選択され;ここで、任意のアリールまたはヘテロアリールは、所望により、ハロ、C1−6アルキル、ハロ−置換−C1−6アルキル、C5−10ヘテロアリール−C0−4アルキルおよびC3−8ヘテロシクロアルキル−C0−4アルキルから独立して選択される1から3個のラジカルにより置換されていてよく;ここで、任意のアルキル基のメチレンは、所望により、酸素により置換されていてよく;
【0023】
ここで、Rの任意のヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキル置換基は、所望により、C1−6アルキルおよびヒドロキシ−置換−C1−6アルキルから独立して選択される1から3個のラジカルにより置換されていてよく;Rが、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、ハロ−置換−C1−6アルキルおよび所望により1から3個のC1−6アルキルラジカルにより置換されていてよいC3−8ヘテロシクロアルキル−C0−4アルキルから選択され;Rが、水素およびC1−6アルキルから選択され;そして、Rが、水素、−XR、−XNRXR、−XOXRおよび−XNRXNRから選択され;ここで、各Xは、結合およびC1−4アルキレンから独立して選択され;ここで、Xの任意のアルキレンは、所望により、ヒドロキシで置換されていてよく;Rは、C6−10アリール、C5−10ヘテロアリール、C3−12シクロアルキルおよびC3−8ヘテロシクロアルキルから選択され;ここで、Rの任意のヘテロアリール、ヘテロシクロアルキルまたはシクロアルキルは、所望により、ヒドロキシ、C1−6アルキル、シアノ、−C(O)NR、−C(O)NRXNR、−XNRXNR、−C(O)R、−C(O)NRXOR、−S(O)0−2NR、−C(O)NRXRおよび−XC(O)OR(ここで、各Xは、結合およびC1−4アルキレンから独立して選択され;ここで、Xの任意のアルキレンは、所望により、ヒドロキシで置換されていてよく;ここで、各Rは、水素およびC1−6アルキルから独立して選択され;そして、Rは、所望によりジメチルアミノ、ピリミジニル、ピラジニル、ジエチルアミノ−エチル、アミノおよびメチルから選択されるラジカルで置換されていてよいC3−10ヘテロシクロアルキル−C0−4アルキルである。)から独立して選択される1から3個のラジカルで置換されていてよい。
【0024】
他の態様において、Lが、−NHC(O)−、−C(O)NH−および[1,2,4]オキサジアゾールから選択され;Lが、結合、−O−、−NHC(O)−、−NHC(O)NH−、−C(O)NH−および−NH−から選択され;nが、0および1から選択され;そして、mが、0、1および2から選択される。
【0025】
他の態様において、Rが、フェニル、インドリルおよびピラゾリルから選択され;ここで、任意のフェニル、インドリルまたはピラゾリルは、所望により、ハロ、メチル、トリフルオロメチル、tert−ブチル、モルホリノ、ピペラジニル、ピペラジニル−オキシ、ピペラジニル−メチル、ピペリジニル、ピペリジニル−オキシおよびイミダゾリルから独立して選択される1から3個のラジカルにより置換されていてよく;ここで、Rの任意のヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキル置換基は、メチル、エチル、ヒドロキシおよびヒドロキシ−エチルから独立して選択される1から3個のラジカルにより置換されていてよい。
【0026】
さらなる態様において、Rが、メチル、メトキシ、トリフルオロメチルおよび所望によりメチルにより置換されていてよいイミダゾリルから選択される。
さらなる態様において、Rが、水素、−XR、−XNRXR、−XOXRおよび−XNRXNRから選択され;ここで、各Xは、結合およびC1−4アルキレンから独立して選択され;ここで、Xの任意のアルキレンは、所望により、ヒドロキシで置換されていてよく;Rは、ピロリル、イミダゾリル、インドリル、フラニル、フェニル、チアゾリル、ピリジニルおよびシクロペンチルであり;ここで、各Rは、所望により、メチル、エチル、ヒドロキシ、シアノ、−C(O)NR、−C(O)NRXNR、−XNRXNR、−C(O)R、−C(O)NRXOR、−S(O)0−2NR、−C(O)NRXRおよび−XC(O)OR(ここで、各Xは、結合およびC1−4アルキレンから独立して選択され;ここで、Xの任意のアルキレンは、所望により、ヒドロキシで置換されていてよく;ここで、各Rは、水素、メチルおよびエチルから独立して選択され;そして、Rは、ピペラジニル、ピロリジニルおよびモルホリノから選択され;ここで、各Rは、所望により、ジメチルアミノ、ピリミジニル、ピラジニル、ジエチルアミノ−エチル、アミノおよびメチルから選択されるラジカルで置換されていてよい。)から独立して選択される1から3個のラジカルにより置換されていてよい。
【0027】
本発明の好ましい化合物は、下記の実施例および表1に詳しく記載される。
【0028】
さらに好ましい化合物は、3−(4−メチル−イミダゾール−1−イル)−N−{3−[2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ]−フェニル}−5−トリフルオロメチル−ベンズアミド;N−[2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]−ベンズアミド;5−(6−ベンゾイルアミノ−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル)−2,4−ジメチル−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ジエチルアミノ−エチル)−アミド;3−(4−メチル−イミダゾール−1−イル)−N−(3−{3−[2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]−ウレイド}−フェニル)−5−トリフルオロメチル−ベンズアミド;2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−カルボン酸(3−ベンゾイルアミノ−フェニル)−アミド;6−(3−アミノ−フェニルアミノ)−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン;4−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−N−{3−[2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−7−イルアミノ]−フェニル}−ベンズアミド;4−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−N−{3−[2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イルアミノ]−フェニル}−ベンズアミド;4−(4−エチル−ピペラジン−1−イルメチル)−N−{3−[2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ]−フェニル}−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド;3−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−N−{3−[2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルオキシ]−フェニル}−5−トリフルオロメチル−ベンズアミド;5−(6−ベンゾイルアミノ−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル)−2,4−ジメチル−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−アミド;
【0029】
5−(6−ベンゾイルアミノ−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル)−2,4−ジメチル−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ピペリジン−1−イル−エチル)−アミド;5−(6−ベンゾイルアミノ−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル)−2,4−ジメチル−1H−ピロール−3−カルボン酸(3−ピロリジン−1−イル−プロピル)−アミド;N−[2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド;3−{2,4−ジメチル−5−[2−オキソ−6−(3−トリフルオロメチル−ベンゾイルアミノ)−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル]−1H−ピロール−3−イル}−プロピオン酸;2,4−ジメチル−5−[2−オキソ−6−(3−トリフルオロメチル−ベンゾイルアミノ)−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル]−1H−ピロール−3−カルボン酸;2,4−ジメチル−5−[2−オキソ−6−(3−トリフルオロメチル−ベンゾイルアミノ)−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル]−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ジメチルアミノ−エチル)−アミド;2,4−ジメチル−5−[2−オキソ−6−(3−トリフルオロメチル−ベンゾイルアミノ)−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル]−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−アミド;2,4−ジメチル−5−[2−オキソ−6−(3−トリフルオロメチル−ベンゾイルアミノ)−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル]−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ジエチルアミノ−エチル)−アミド;N−[3−(3,5−ジメチル−1H−ピロール−2−イルメチレン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]−3−(4−メチル−イミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−ベンズアミド;3−(4−メチル−イミダゾール−1−イル)−N−[2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]−5−トリフルオロメチル−ベンズアミド;2,4−ジメチル−5−{6−[3−(4−メチル−イミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−ベンゾイルアミノ]−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル}−1H−ピロール−3−カルボン酸;
【0030】
3−(2,4−ジメチル−5−{6−[3−(4−メチル−イミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−ベンゾイルアミノ]−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル}−1H−ピロール−3−イル)−プロピオン酸;4−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−N−[2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]−ベンズアミド;2,4−ジメチル−5−{6−[4−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−ベンゾイルアミノ]−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル}−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ジエチルアミノ−エチル)−アミド;2,4−ジメチル−5−{6−[3−(4−メチル−イミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−ベンゾイルアミノ]−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル}−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ジエチルアミノ−エチル)−アミド;2,4−ジメチル−5−{6−[3−(4−メチル−イミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−ベンゾイルアミノ]−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル}−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ジメチルアミノ−エチル)−アミド;2,4−ジメチル−5−{6−[3−(4−メチル−イミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−ベンゾイルアミノ]−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル}−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−アミド;2,4−ジメチル−5−{6−[4−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−ベンゾイルアミノ]−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル}−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ジメチルアミノ−エチル)−アミド;2,4−ジメチル−5−{6−[4−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−ベンゾイルアミノ]−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル}−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−アミド;3−{2,4−ジメチル−5−[6−(3−{3−[3−(4−メチル−イミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−ベンゾイルアミノ]−フェニル}−ウレイド)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル]−1H−ピロール−3−イル}−プロピオン酸;
【0031】
5−{6−[3−(3−ベンゾイルアミノ−フェニル)−ウレイド]−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル}−2,4−ジメチル−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−アミド;4−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−N−(3−{3−[2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]−ウレイド}−フェニル)−ベンズアミド;2,4−ジメチル−5−[6−(3−{3−[4−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−ベンゾイルアミノ]−フェニル}−ウレイド)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル]−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ジエチルアミノ−エチル)−アミド;2,4−ジメチル−5−[6−(3−{3−[4−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−ベンゾイルアミノ]−フェニル}−ウレイド)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル]−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ジメチルアミノ−エチル)−アミド;2,4−ジメチル−5−[6−(3−{3−[3−(4−メチル−イミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−ベンゾイルアミノ]−フェニル}−ウレイド)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル]−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ジエチルアミノ−エチル)−アミド;2,4−ジメチル−5−[6−(3−{3−[3−(4−メチル−イミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−ベンゾイルアミノ]−フェニル}−ウレイド)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル]−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ジメチルアミノ−エチル)−アミド;5−{6−[3−(3−ベンゾイルアミノ−フェニル)−ウレイド]−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル}−2,4−ジメチル−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ジエチルアミノ−エチル)−アミド;2,4−ジメチル−5−[6−(3−{3−[3−(4−メチル−イミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−ベンゾイルアミノ]−フェニル}−ウレイド)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル]−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−アミド;2,4−ジメチル−5−[6−(3−{3−[4−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−ベンゾイルアミノ]−フェニル}−ウレイド)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル]−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−アミド;3−(4−メチル−イミダゾール−1−イル)−N−(4−メチル−3−{3−[2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]−ウレイド}−フェニル)−5−トリフルオロメチル−ベンズアミド;N−(4−メチル−3−{3−[2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]−ウレイド}−フェニル)−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド;
【0032】
2,4−ジメチル−5−(6−{3−[2−メチル−5−(3−トリフルオロメチル−ベンゾイルアミノ)−フェニル]−ウレイド}−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル)−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−アミド;N−(4−メチル−3−{3−[2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]−ウレイド}−フェニル)−ベンズアミド;5−{6−[3−(5−ベンゾイルアミノ−2−メチル−フェニル)−ウレイド]−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル}−2,4−ジメチル−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ジエチルアミノ−エチル)−アミド;5−{6−[3−(5−ベンゾイルアミノ−2−メチル−フェニル)−ウレイド]−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル}−2,4−ジメチル−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ジメチルアミノ−エチル)−アミド;5−{6−[3−(5−ベンゾイルアミノ−2−メチル−フェニル)−ウレイド]−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル}−2,4−ジメチル−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−アミド;N−(4−メチル−3−{3−[2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]−ウレイド}−フェニル)−4−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−ベンズアミド;2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−カルボン酸{3−[4−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−ベンゾイルアミノ]−フェニル}−アミド;3−[4−(2−ジエチルアミノ−エチルカルバモイル)−3,5−ジメチル−1H−ピロール−2−イルメチレン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−カルボン酸(3−ベンゾイルアミノ−フェニル)−アミド;3−[3,5−ジメチル−4−(2−ピロリジン−1−イル−エチルカルバモイル)−1H−ピロール−2−イルメチレン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−カルボン酸(3−ベンゾイルアミノ−フェニル)−アミド;2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−カルボン酸(5−ベンゾイルアミノ−2−メチル−フェニル)−アミド;2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−カルボン酸{2−メチル−5−[4−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−ベンゾイルアミノ]−フェニル}−アミド;
【0033】
3−[4−(2−ジエチルアミノ−エチルカルバモイル)−3,5−ジメチル−1H−ピロール−2−イルメチレン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−カルボン酸(5−ベンゾイルアミノ−2−メチル−フェニル)−アミド;3−[3,5−ジメチル−4−(2−ピロリジン−1−イル−エチルカルバモイル)−1H−ピロール−2−イルメチレン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−カルボン酸(5−ベンゾイルアミノ−2−メチル−フェニル)−アミド;N−{3−[2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ]−フェニル}−ベンズアミド;N−{3−[2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ]−フェニル}−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド;4−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−N−{3−[2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ]−フェニル}−ベンズアミド;N−{4−メチル−3−[2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ]−フェニル}−ベンズアミド;N−{4−メチル−3−[2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ]−フェニル}−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド;N−{4−メチル−3−[2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ]−フェニル}−4−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−ベンズアミド;5−[6−(3−ベンゾイルアミノ−フェニルアミノ)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル]−2,4−ジメチル−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ジエチルアミノ−エチル)−アミド;5−[6−(3−ベンゾイルアミノ−フェニルアミノ)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル]−2,4−ジメチル−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ジメチルアミノ−エチル)−アミド; 5−[6−(3−ベンゾイルアミノ−フェニルアミノ)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル]−2,4−ジメチル−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−アミド;5−[6−(3−ベンゾイルアミノ−フェニルアミノ)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル]−2,4−ジメチル−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ピペリジン−1−イル−エチル)−アミド;5−[6−(3−ベンゾイルアミノ−フェニルアミノ)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル]−2,4−ジメチル−1H−ピロール−3−カルボン酸(3−ピロリジン−1−イル−プロピル)−アミド;2,4−ジメチル−5−{2−オキソ−6−[3−(3−トリフルオロメチル−ベンゾイルアミノ)−フェニルアミノ]−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル}−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ジメチルアミノ−エチル)−アミド;2,4−ジメチル−5−{2−オキソ−6−[3−(3−トリフルオロメチル−ベンゾイルアミノ)−フェニルアミノ]−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル}−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ジエチルアミノ−エチル)−アミド;2,4−ジメチル−5−{2−オキソ−6−[3−(3−トリフルオロメチル−ベンゾイルアミノ)−フェニルアミノ]−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル}−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−アミド;2,4−ジメチル−5−{2−オキソ−6−[3−(3−トリフルオロメチル−ベンゾイルアミノ)−フェニルアミノ]−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル}−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ピペリジン−1−イル−エチル)−アミド;
【0034】
2,4−ジメチル−5−{2−オキソ−6−[3−(3−トリフルオロメチル−ベンゾイルアミノ)−フェニルアミノ]−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル}−1H−ピロール−3−カルボン酸(3−ピロリジン−1−イル−プロピル)−アミド;5−[6−(5−ベンゾイルアミノ−2−メチル−フェニルアミノ)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル]−2,4−ジメチル−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ジエチルアミノ−エチル)−アミド;5−[6−(5−ベンゾイルアミノ−2−メチル−フェニルアミノ)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル]−2,4−ジメチル−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−アミド;2,4−ジメチル−5−{6−[2−メチル−5−(3−トリフルオロメチル−ベンゾイルアミノ)−フェニルアミノ]−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル}−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ジエチルアミノ−エチル)−アミド;N−{3−[2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−7−イルアミノ]−フェニル}−ベンズアミド;5−[7−(3−ベンゾイルアミノ−フェニルアミノ)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル]−2,4−ジメチル−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ジエチルアミノ−エチル)−アミド;5−[7−(3−ベンゾイルアミノ−フェニルアミノ)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル]−2,4−ジメチル−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−アミド;2,4−ジメチル−5−(7−{3−[4−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−ベンゾイルアミノ]−フェニルアミノ}−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル)−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ジエチルアミノ−エチル)−アミド;
【0035】
2,4−ジメチル−5−(7−{3−[4−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−ベンゾイルアミノ]−フェニルアミノ}−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル)−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ジメチルアミノ−エチル)−アミド;2,4−ジメチル−5−(7−{3−[4−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−ベンゾイルアミノ]−フェニルアミノ}−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル)−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−アミド;N−{4−メチル−3−[2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−7−イルアミノ]−フェニル}−ベンズアミド;N−{4−メチル−3−[2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−7−イルアミノ]−フェニル}−4−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−ベンズアミド;5−[7−(5−ベンゾイルアミノ−2−メチル−フェニルアミノ)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル]−2,4−ジメチル−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ジエチルアミノ−エチル)−アミド;5−[7−(5−ベンゾイルアミノ−2−メチル−フェニルアミノ)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル]−2,4−ジメチル−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ジメチルアミノ−エチル)−アミド;5−[7−(5−ベンゾイルアミノ−2−メチル−フェニルアミノ)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル]−2,4−ジメチル−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−アミド;5−(3−アミノ−フェニルアミノ)−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン;N−{3−[2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イルアミノ]−フェニル}−ベンズアミド;N−{3−[2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イルアミノ]−フェニル}−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド;3−(4−メチル−イミダゾール−1−イル)−N−{3−[2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イルアミノ]−フェニル}−5−トリフルオロメチル−ベンズアミド;5−[5−(3−ベンゾイルアミノ−フェニルアミノ)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル]−2,4−ジメチル−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ジエチルアミノ−エチル)−アミド;
【0036】
5−[5−(3−ベンゾイルアミノ−フェニルアミノ)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル]−2,4−ジメチル−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−アミド;N−{4−メチル−3−[2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イルアミノ]−フェニル}−ベンズアミド;N−{4−メチル−3−[2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イルアミノ]−フェニル}−4−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−ベンズアミド;5−[5−(5−ベンゾイルアミノ−2−メチル−フェニルアミノ)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル]−2,4−ジメチル−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ジエチルアミノ−エチル)−アミド;5−[5−(5−ベンゾイルアミノ−2−メチル−フェニルアミノ)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル]−2,4−ジメチル−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−アミド;3−(4−メチル−イミダゾール−1−イル)−N−{3−[2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ]−フェニル}−5−トリフルオロメチル−ベンズアミド;3−(4−メチル−イミダゾール−1−イル)−N−{3−[6−オキソ−5−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ]−フェニル}−5−トリフルオロメチル−ベンズアミド;3−(4−エチル−ピペラジン−1−イル)−N−{3−[3−(3H−イミダゾール−4−イルメチレン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ]−フェニル}−5−トリフルオロメチル−ベンズアミド;2,4−ジメチル−5−(6−{3−[3−(4−メチル−イミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−ベンゾイルアミノ]−フェニルアミノ}−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル)−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ジエチルアミノ−エチル)−アミド;2,4−ジメチル−5−(6−{3−[3−(1−メチル−ピペリジン−4−イルオキシ)−5−トリフルオロメチル−ベンゾイルアミノ]−フェニルアミノ}−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル)−1H−ピロール−3−カルボン酸;3−(1−メチル−ピペリジン−4−イルオキシ)−N−{3−[2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ]−フェニル}−5−トリフルオロメチル−ベンズアミド;N−{3−[3−(4−シアノ−1H−ピロール−2−イルメチレン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ]−5−メトキシ−フェニル}−3−(1−メチル−ピペリジン−4−イルオキシ)−5−トリフルオロメチル−ベンズアミド;N−{3−[3−(5−メチル−3H−イミダゾール−4−イルメチレン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ]−フェニル}−3−(1−メチル−ピペリジン−4−イルオキシ)−5−トリフルオロメチル−ベンズアミド;3−[4−(2−ヒドロキシ−エチル)−ピペラジン−1−イル]−N−{3−[2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ]−フェニル}−5−トリフルオロメチル−ベンズアミド;4−モルホリン−4−イル−N−{3−[2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ]−フェニル}−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド;4−(4−エチル−ピペラジン−1−イルメチル)−N−{3−[3−(3H−イミダゾール−4−イルメチレン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ]−フェニル}−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド;4−(4−エチル−ピペラジン−1−イルメチル)−N−{3−[3−(5−メチル−3H−イミダゾール−4−イルメチレン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ]−フェニル}−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド;
【0037】
4−(4−エチル−ピペラジン−1−イルメチル)−N−{3−[3−(3H−イミダゾール−4−イルメチレン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ]−フェニル}−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド;5−(6−{3−[4−(4−エチル−ピペラジン−1−イルメチル)−3−トリフルオロメチル−ベンゾイルアミノ]−フェニルアミノ}−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル)−2,4−ジメチル−1H−ピロール−3−カルボン酸;4−(4−エチル−ピペラジン−1−イルメチル)−N−{3−[3−(5−メチル−2H−プラゾール−3−イルメチレン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ]−フェニル}−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド;4−(4−エチル−ピペラジン−1−イルメチル)−N−{3−[3−(4−メチル−1H−イミダゾール−2−イルメチレン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ]−フェニル}−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド;3−クロロ−4−(4−エチル−ピペラジン−1−イルメチル)−N−{3−[3−(3H−イミダゾール−4−イルメチレン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ]−フェニル}−ベンズアミド;3−クロロ−4−(4−エチル−ピペラジン−1−イルメチル)−N−{3−[3−(5−メチル−3H−イミダゾール−4−イルメチレン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ]−フェニル}−ベンズアミド;5−(6−{3−[3−クロロ−4−(4−エチル−ピペラジン−1−イルメチル)−ベンゾイルアミノ]−フェニルアミノ}−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル)−2,4−ジメチル−1H−ピロール−3−カルボン酸;N−{3−[3−(2−エチル−5−メチル−3H−イミダゾール−4−イルメチレン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ]−フェニル}−3−(4−メチル−イミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−ベンズアミド;N−{3−[3−(1H−インドール−3−イルメチレン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ]−フェニル}−3−(4−メチル−イミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−ベンズアミド;N−[3−(3−フラン−3−イルメチレン−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ)−フェニル]−3−(4−メチル−イミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−ベンズアミド;3−(4−メチル−イミダゾール−1−イル)−N−{3−[3−(5−メチル−3H−イミダゾール−4−イルメチレン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ]−フェニル}−5−トリフルオロメチル−ベンズアミド;3−(4−メチル−イミダゾール−1−イル)−N−{3−[3−(4−メチル−1H−イミダゾール−2−イルメチレン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ]−フェニル}−5−トリフルオロメチル−ベンズアミド;N−{3−[3−(3H−イミダゾール−4−イルメチレン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ]−フェニル}−3−(4−メチル−イミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−ベンズアミド;2,4−ジメチル−5−(6−{3−[3−(4−メチル−イミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−ベンゾイルアミノ]−フェニルアミノ}−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル)−1H−ピロール−3−カルボン酸;
【0038】
N−{3−[3−(4−シアノ−1H−ピロール−2−イルメチレン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ]−フェニル}−3−(4−メチル−イミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−ベンズアミド;N−{3−[3−(1H−インドール−2−イルメチレン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ]−フェニル}−3−(4−メチル−イミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−ベンズアミド;N−{3−[3−(2−エチル−5−メチル−3H−イミダゾール−4−イルメチレン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ]−4−メチル−フェニル}−3−(4−メチル−イミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−ベンズアミド;5−(6−{3−[3−(4−メチル−イミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−ベンゾイルアミノ]−フェニルアミノ}−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル)−1H−ピロール−3−カルボン酸アミド;4−(6−{3−[3−(4−メチル−イミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−ベンゾイルアミノ]−フェニルアミノ}−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル)−1H−ピロール−2−カルボン酸メチルエステル;3−(4−メチル−イミダゾール−1−イル)−N−(3−{3−[(4−メチルスルファモイル−フェニルアミノ)−メチレン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ}−フェニル)−5−トリフルオロメチル−ベンズアミド;2,4−ジメチル−5−(6−{3−[3−(4−メチル−イミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−ベンゾイルアミノ]−フェニルアミノ}−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル)−1H−ピロール−3−カルボン酸(2,3−ジヒドロキシ−プロピル)−アミド;N−[3−(3−{4−[(2−ジエチルアミノ−エチルアミノ)−メチル]−1H−ピロール−2−イルメチレン}−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ)−フェニル]−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド;2,4−ジメチル−5−(6−{3−[3−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−5−トリフルオロメチル−ベンゾイルアミノ]−フェニルアミノ}−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル)−1H−ピロール−3−カルボン酸;N−{3−[3−(5−メチル−3H−イミダゾール−4−イルメチレン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ]−フェニル}−3−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−5−トリフルオロメチル−ベンズアミド;3−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−N−{3−[2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ]−フェニル}−5−トリフルオロメチル−ベンズアミド;3−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−N−{3−[2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルオキシ]−フェニル}−5−トリフルオロメチル−ベンズアミド;3−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−N−{3−[2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]−フェニル}−5−トリフルオロメチル−ベンズアミド;3−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−N−(3−{2−オキソ−3−[(4−スルファモイル−フェニル)−ヒドラゾノ]−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ}−フェニル)−5−トリフルオロメチル−ベンズアミド;N−{3−[3−(4−シアノ−1H−ピロール−2−イルメチレン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ]−フェニル}−3−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−5−トリフルオロメチル−ベンズアミド;N−{3−メトキシ−5−[2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ]−フェニル}−3−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−5−トリフルオロメチル−ベンズアミド;
【0039】
5−(6−{3−[3−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−5−トリフルオロメチル−ベンゾイルアミノ]−フェニルアミノ}−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル)−1H−ピロール−3−カルボン酸アミド;N−{3−[3−(4−シアノ−1H−ピロール−2−イルメチレン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ]−5−メトキシ−フェニル}−3−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−5−トリフルオロメチル−ベンズアミド;N−{4−メチル−3−[2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ]−フェニル}−3−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−5−トリフルオロメチル−ベンズアミド;N−{3−[3−(4−シアノ−1H−ピロール−2−イルメチレン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ]−フェニル}−3−(4−ヒドロキシ−ピペリジン−1−イル)−5−トリフルオロメチル−ベンズアミド;3−(4−ヒドロキシ−ピペリジン−1−イル)−N−{3−[2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ]−フェニル}−5−トリフルオロメチル−ベンズアミド;5−(6−{3−[4−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−3−トリフルオロメチル−ベンゾイルアミノ]−フェニルアミノ}−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル)−1H−ピロール−3−カルボン酸アミド;3−メチル−N−{3−[3−(5−メチル−3H−イミダゾール−4−イルメチレン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ]−フェニル}−ベンズアミド;N−{3−[3−(5−メチル−3H−イミダゾール−4−イルメチレン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ]−フェニル}−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド;N−{3−[3−(4−シアノ−1H−ピロール−2−イルメチレン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ]−4−メチル−フェニル}−3−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−5−トリフルオロメチル−ベンズアミド;5−{6−[3−(3−メチル−ベンゾイルアミノ)−フェニルアミノ]−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル}−1H−ピロール−3−カルボン酸アミド;2,4−ジメチル−5−(6−{3−[3−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−5−トリフルオロメチル−ベンゾイルアミノ]−フェニルアミノ}−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル)−1H−ピロール−3−カルボン酸(3−ジメチルアミノ−プロピル)−アミド;2,4−ジメチル−5−{2−オキソ−6−[3−(3−トリフルオロメチル−ベンゾイルアミノ)−フェノキシ]−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル}−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ジメチルアミノ−エチル)−メチル−アミド;N−(3−{3−[3,5−ジメチル−4−(4−メチル−ピペラジン−1−カルボニル)−1H−ピロール−2−イルメチレン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルオキシ}−フェニル)−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド;2,4−ジメチル−5−{2−オキソ−6−[3−(3−トリフルオロメチル−ベンゾイルアミノ)−フェノキシ]−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル}−1H−ピロール−3−カルボン酸(3−ジメチルアミノ−プロピル)−アミド;2,4−ジメチル−5−{2−オキソ−6−[3−(3−トリフルオロメチル−ベンゾイルアミノ)−フェノキシ]−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル}−1H−ピロール−3−カルボン酸(3−ピロリジン−1−イル−プロピル)−アミド;2,4−ジメチル−5−{2−オキソ−6−[3−(3−トリフルオロメチル−ベンゾイルアミノ)−フェノキシ]−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル}−1H−ピロール−3−カルボン酸メチル−(3−メチルアミノ−プロピル)−アミド;2,4−ジメチル−5−{2−オキソ−6−[3−(3−トリフルオロメチル−ベンゾイルアミノ)−フェノキシ]−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル}−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−モルホリン−4−イル−エチル)−アミド;N−(3−{3−[4−(3−ジメチルアミノ−ピロリジン−1−カルボニル)−3,5−ジメチル−1H−ピロール−2−イルメチレン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルオキシ}−フェニル)−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド;N−[3−(3−{4−[4−(2−ジエチルアミノ−エチル)−ピペラジン−1−カルボニル]−3,5−ジメチル−1H−ピロール−2−イルメチレン}−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルオキシ)−フェニル]−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド;5−{2−オキソ−6−[3−(3−トリフルオロメチル−ベンゾイルアミノ)−フェノキシ]−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル}−1H−ピロール−3−カルボン酸メチル−(3−メチルアミノ−プロピル)−アミド;
【0040】
2,4−ジメチル−5−{2−オキソ−6−[3−(3−トリフルオロメチル−ベンゾイルアミノ)−フェノキシ]−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル}−1H−ピロール−3−カルボン酸エトキシ−アミド;2,4−ジメチル−5−{2−オキソ−6−[3−(3−トリフルオロメチル−ベンゾイルアミノ)−フェノキシ]−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル}−1H−ピロール−3−カルボン酸(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−アミド;5−{2−オキソ−6−[3−(3−トリフルオロメチル−ベンゾイルアミノ)−フェノキシ]−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル}−1H−ピロール−3−カルボン酸;5−{2−オキソ−6−[3−(3−トリフルオロメチル−ベンゾイルアミノ)−フェノキシ]−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル}−1H−ピロール−3−カルボン酸(3−ジメチルアミノ−プロピル)−アミド;N−(3−{3−[4−(4−メチル−ピペラジン−1−カルボニル)−1H−ピロール−2−イルメチレン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルオキシ}−フェニル)−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド;5−{2−オキソ−6−[3−(3−トリフルオロメチル−ベンゾイルアミノ)−フェノキシ]−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル}−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ジメチルアミノ−エチル)−メチル−アミド;N−[3−(3−{4−[4−(2−ジエチルアミノ−エチル)−ピペラジン−1−カルボニル]−1H−ピロール−2−イルメチレン}−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルオキシ)−フェニル]−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド;2,4−ジメチル−5−{6−[3−(3−メチル−ベンゾイルアミノ)−フェノキシ]−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル}−1H−ピロール−3−カルボン酸;N−(3−{3−[3,5−ジメチル−4−(4−メチル−ピペラジン−1−カルボニル)−1H−ピロール−2−イルメチレン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルオキシ}−フェニル)−3−メチル−ベンズアミド;2,4−ジメチル−5−{6−[3−(3−メチル−ベンゾイルアミノ)−フェノキシ]−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル}−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−モルホリン−4−イル−エチル)−アミド;5−{6−[3−(3−メチル−ベンゾイルアミノ)−フェノキシ]−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル}−1H−ピロール−3−カルボン酸(3−ピロリジン−1−イル−プロピル)−アミド;5−{6−[3−(3−メチル−ベンゾイルアミノ)−フェノキシ]−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル}−1H−ピロール−3−カルボン酸;5−{6−[3−(3−メチル−ベンゾイルアミノ)−フェノキシ]−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル}−1H−ピロール−3−カルボン酸(3−ジメチルアミノ−プロピル)−アミド;
【0041】
5−{6−[3−(3−メチル−ベンゾイルアミノ)−フェノキシ]−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル}−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−モルホリン−4−イル−エチル)−アミド;5−{6−[3−(3−メチル−ベンゾイルアミノ)−フェノキシ]−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル}−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ジメチルアミノ−エチル)−メチル−アミド;3−メチル−N−(3−{3−[4−(4−メチル−ピペラジン−1−カルボニル)−1H−ピロール−2−イルメチレン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルオキシ}−フェニル)−ベンズアミド;5−{6−[3−(3−メチル−ベンゾイルアミノ)−フェノキシ]−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル}−1H−ピロール−3−カルボン酸(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−アミド;N−[3−(3−{4−[4−(2−ジエチルアミノ−エチル)−ピペラジン−1−カルボニル]−1H−ピロール−2−イルメチレン}−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルオキシ)−フェニル]−3−メチル−ベンズアミド;N−(3−{3−[3,5−ジメチル−4−(4−ピリミジン−2−イル−ピペラジン−1−カルボニル)−1H−ピロール−2−イルメチレン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルオキシ}−フェニル)−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド;N−(3−{3−[3,5−ジメチル−4−(2,3,5,6−テトラヒドロ−[1,2’]ビピラジニル−4−カルボニル)−1H−ピロール−2−イルメチレン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルオキシ}−フェニル)−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド;2,4−ジメチル−5−{6−[3−(3−メチル−ベンゾイルアミノ)−フェノキシ]−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル}−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ジメチルアミノ−エチル)−メチル−アミド;N−[4−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−3−トリフルオロメチル−フェニル]−3−[2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−6−イルアミノ]−ベンズアミド;4−トリフルオロメチル−1H−インドール−6−カルボン酸{3−メトキシ−5−[2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ]−フェニル}−アミド;N−[3−(3−ベンジルオキシイミノ−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ)−フェニル]−3−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−5−トリフルオロメチル−ベンズアミド;3−[2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−6−イルオキシ]−N−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−ベンズアミド;5−(6−ベンゾイルアミノ−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル)−2,4−ジメチル−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ジメチルアミノ−エチル)−アミド;および、3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−6−{3−[3−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル]−フェニルアミノ}−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オンから選択される。
【0042】
薬理学および有用性
本発明の化合物は、キナーゼの活性を調節し、それ自体、キナーゼが疾患の病状および/または徴候に寄与する疾患または障害を処置するのに有用である。本明細書に記載の化合物および組成物により阻害され、本明細書に記載の方法が有用であるキナーゼの例には、Abl、Bcr−Abl、cSrc、TPR−Met、Tie2、MET、FGFR3、Aurora、Axl、Bmx、BTK、c−kit、CHK2、Flt3、MST2、p70S6K、PDGFR、PKB、PKCα、Raf、ROCK−II、Rsk1、SGK、TrkA、TrkBおよびTrkC(NTRK3)キナーゼが含まれるが、それらに限定されない。
【0043】
アベルソンチロシンキナーゼ(すなわち、Abl、c−Abl)は、細胞周期の制御、遺伝毒性ストレスに対する細胞応答、およびインテグリンシグナル伝達を介する細胞環境についての情報の伝達に関与する。概して、Ablタンパク質は、様々な細胞外および細胞内起源からのシグナルを統合し、かつ細胞周期およびアポトーシスに関する決定に影響を与える細胞モジュールとして複雑な役割を果たすことが明らかである。アベルソンチロシンキナーゼには、脱制御されたチロシンキナーゼ活性を有するキメラ融合(癌タンパク質)BCR−Ablまたはv−Ablのようなサブタイプ誘導体が含まれる。BCR−Ablは、慢性骨髄性白血病(CML)の95%および急性リンパ性白血病の10%の病因において重要である。STI−571(グリベック)は、発癌性BCR−Ablチロシンキナーゼの阻害剤であり、慢性骨髄性白血病の処置に用いられる。しかしながら、CMLの急性転化状態にある数名の患者は、BCR−Ablキナーゼにおける変異のためにSTI−571に対して耐性である。22個以上の変異がこれまでに報告されており、最も一般的には、G250E、E255V、T315I、F317LおよびM351Tである。
【0044】
本発明の化合物は、ablキナーゼ、とりわけv−ablキナーゼを阻害する。本発明の化合物はまた、野生型BCR−Ablキナーゼおよび変異体BCR−Ablキナーゼを阻害し、それ故に、Bcr−abl−陽性癌および白血病(とりわけ慢性骨髄性白血病および急性リンパ芽球性白血病、そこでとりわけアポトーシス作用機序が発見される。)のような腫瘍疾患の処置に適しており、また、白血病性幹細胞のサブグループに対する効果、ならびに該細胞の除去(例えば、骨髄除去)後のこれらの細胞のインビトロ精製および癌細胞を除去された細胞の再移植(例えば、精製骨髄細胞の再移植)の可能性を示す。
【0045】
PDGF(血小板由来増殖因子)は、非常に一般的に生じる増殖因子であり、それは、血管の平滑筋細胞の癌発症および疾患、例えばアテローム性動脈硬化症および血栓症に見られるような、正常な増殖、また病的細胞増殖の両方に重要な役割を果たす。本発明の化合物は、PDGF受容体(PDGFR)活性を阻害し得、それ故に、神経膠腫、肉腫、前立腺腫瘍、ならびに結腸、胸部および卵巣の腫瘍のような腫瘍疾患の処置に適する。
【0046】
本発明の化合物を、例えば小細胞肺癌において腫瘍を阻害する物質としてだけでなく、アテローム性動脈硬化症、血栓症、乾癬、強皮症および線維症のような非悪性増殖性疾患の処置のため、ならびに幹細胞の保護のため、例えば喘息における5−フルオロウラシルのような化学療法剤の血液毒作用に対処するための薬剤としても使用可能である。本発明の化合物を、とりわけPDGF受容体キナーゼの阻害に応答する疾患の処置に使用することができる。
【0047】
本発明の化合物は、移植、例えば同種移植の結果として生じる疾患、とりわけ閉塞性細気管支炎(OB)、すなわち同種肺移植の慢性拒絶のようなとりわけ組織拒絶の処置に有用な効果を示す。OBのない患者とは対照的に、OBを有する患者はしばしば、気管支肺胞洗浄液中の高濃度PDGFを示す。
【0048】
本発明の化合物はまた、再狭窄およびアテローム性動脈硬化症のような、血管平滑筋細胞移動および増殖(ここで、PDGFおよびPDGF−Rがまた、しばしば役割を果たす。)に関係する疾患において有効である。血管平滑筋細胞のインビトロおよびインビボでの増殖または移動に対するこれらの効果およびその結果を、本発明の化合物を投与すること、およびまた、インビボでの機械的損傷後に起こる血管内膜の肥厚へのその効果を調査することにより証明し得る。
【0049】
ニューロトロフィン受容体のtrkファミリー(trkAまたは“NTKR1”、trkBまたは“NTKR2”、trkCまたは“NTKR3”)は、腫瘍細胞増殖および生存、ならびに分化、移動および転移を制御し得る。
【0050】
NTKR2(TrkB)タンパク質は、小腸および結腸の神経内分泌型細胞、膵臓のアルファ細胞、リンパ節および脾臓の単球およびマクロファージ、ならびに表皮の顆粒層で発現される。TrkBタンパク質の発現は、ウイルムス腫瘍および神経芽腫の望まれない進行と関係している。TkrBはさらに、癌性前立腺細胞で発現されるが、正常細胞では発現されない。
【0051】
NTRK3(TrkC)ならびにその密接に関係したNTRK1(TrkA)およびNTRK2(TrkB)は、例えば受容体、それらのリガンド(神経成長因子、脳由来神経栄養因子、ニューロトロフィン)または両方の上方制御により、癌の発生および進行に関与する(Rubin and Segal, 2003, Nakagawara, 2001)。NTRK2および/またはそのリガンドであるBDNFの高発現が、膵臓癌および前立腺癌、ウイルムス腫瘍および神経芽腫において見出されている。さらに、NTRK3の高発現は、とりわけ脳転移を有する場合の黒色腫の特徴である。多くの場合に、高Trk発現が、侵攻性腫瘍動態、予後不良および転移と関係がある。
【0052】
NTRK2は、細胞とそのマトリックスとの結合の喪失により誘導されるアポトーシスとして定義されるアノイキス(anoikis)の可能性のある阻害剤である。ホスファチジルイノシトール−3−キナーゼ/タンパク質キナーゼBシグナリング軸を活性化することにより、NTRK2は、3次元培養での非形質転換上皮細胞の生存を促進し、免疫不全マウスにおける腫瘍形成およびそれらの細胞の転移を誘導することが明らかにされた。
【0053】
遺伝的異常、すなわちNTRK2およびNTRK3の両方が関与する点変異および染色体再配列が、様々な癌タイプで発見されている。チロシンキナーゼにおける点変異を同定するためのキノーム−ワイド(kinome-wide)法において、NTRK2およびNTRK3変異は両方とも、結腸直腸癌を有する患者由来の細胞系および一次試料で発見された(Manning et al., 2002, Bardelli et al., 2003)。様々な変異のさらなる確認は、この分析では示されなかったが、転移の調節におけるTrkファミリーメンバーの関わりが、結腸直腸癌のこの観察の機能的関連性を示唆する。
【0054】
さらに、NTRK1およびNTRK3の両方が関与する染色体転座は、いくつかの異なる腫瘍タイプで発見されている。NTRK1および一連の異なる融合パートナー(TPM3、TPR、TFG)が関与する遺伝子再構成は、一部の甲状腺乳頭癌(PTC)の特徴である(Tallini, 2002)。さらに、分泌系乳癌(secretary breast cancer)、小児線維肉腫および先天性中胚葉性腎腫が、線維芽細胞、造血細胞および乳房上皮細胞を含むいくつかの異なる細胞系において構成的キナーゼ活性および形質転換能を有することが示されたETV6−NTRK3融合遺伝子を生じる染色体再配列t(12;15)と関係することが明らかにされている(Euhus et al., 2002, Tognon et al., 2002, Knezevich et al., 1998b, Knezevich et al., 1998a)。
【0055】
trk受容体のシグナル伝達経路下流は、Shc、活性化Ras、ERK−1およびERK−2遺伝子、ならびにPLC−γ伝達経路を介するMAPK活性化のカスケードに関係する(Sugimoto et al., 2001)。
【0056】
TecファミリーキナーゼであるBmx(非受容体型タンパク質−チロシンキナーゼ)は、哺乳動物上皮癌細胞の増殖を制御する。
【0057】
血清およびグルココルチコイドにより調節されるキナーゼ(SGK)の活性は、不安定なイオンチャネル活性、特にナトリウムおよび/またはカリウムチャネルの活性に関係し、本発明の化合物は、高血圧の処置に有用であり得る。
【0058】
ある異常な増殖状態は、raf発現と関係すると考えられ、それ故に、raf発現の阻害に応答すると考えられる。異常に高レベルのrafタンパク質の発現はまた、形質転換および異常な細胞増殖に関与する。これらの異常な増殖状態はまた、raf発現の阻害に応答すると考えられる。例えば、c−rafタンパク質の発現は、全ての肺癌細胞株の60%が、異常に高いレベルのc−raf mRNAおよびタンパク質を発現することが報告されているため、異常な細胞増殖に役割を果たすと考えられる。異常な増殖状態のさらなる例は、癌、腫瘍、過形成、肺線維症、血管形成、乾癬、アテローム性動脈硬化症および血管形成術後の狭窄または再狭窄のような血管における平滑筋細胞増殖のような過剰増殖性疾患である。rafが一部である細胞シグナル伝達経路はまた、例えば組織移植拒絶、内毒素性ショック、および糸球体腎炎のようなT細胞増殖(T細胞活性化および増殖)により特徴付けられる炎症性疾患に関与する。
【0059】
ヒトリボソームS6タンパク質キナーゼのファミリーは、少なくとも8個のメンバー(RSK1、RSK2、RSK3、RSK4、MSK1、MSK2、p70S6Kおよびp70S6 Kb)から成る。リボソームタンパク質であるS6タンパク質キナーゼは、重要な多面的機能を果たし、中でも、タンパク質生合成中のmRNAの翻訳制御において重要な役割を果たす(Eur. J. Biochem 2000 November; 267(21): 6321−30, Exp Cell Res. Nov. 25, 1999; 253 (1):100−9, Mol Cell Endocrinol. May 25, 1999;151(1−2):65−77)。S6リボソームタンパク質のp70S6によるリン酸化はまた、細胞移動(Immunol. Cell Biol. 2000 August;78(4):447−51)および細胞増殖((Prog. Nucleic Acid Res. Mol. Biol., 2000;65:101−27)の調節に関与しており、それ故に、腫瘍転移、免疫応答および組織修復、ならびに他の疾患状態において重要であり得る。
【0060】
Flt3は、タイプIII 受容体型チロシンキナーゼ(RTK)ファミリーのメンバーである。Flt3(fms−様チロシンキナーゼ)はまた、FLk−2(胎児肝臓キナーゼ2)としても公知である。Flt3遺伝子の異常な発現は、急性骨髄性白血病(AML)、AML/3血球系骨髄異形成(AML/TMDS)、急性リンパ芽球性白血病(ALL)、および骨髄異形成症候群(MDS)を含む、大人および小児の両方の白血病で報告されている。Flt3受容体の活性化変異が、急性骨髄芽球性白血病(AML)を有する患者の約35%で発見されており、予後不良と関係する。最も一般的な変異には、アスパラギン835での点変異を有する患者のさらに5−10%が有する、膜近傍ドメイン内でのインフレーム重複が含まれる。これらの変異の両方は、Flt3のチロシンキナーゼ活性の構成的活性化、その結果のリガンドの不存在における増殖および生存シグナルと関係する。前記受容体の変異型を発現する患者は、回復の見込みが減少することが示されている。故に、ヒト白血病および骨髄異形成症において過活性化(変異)Flt3キナーゼ活性が果たす役割についての証拠が蓄積されている。
【0061】
本発明の化合物はまた、SCF受容体(kit)自己リン酸化およびMAPKキナーゼ(マイトジェン活性化タンパク質キナーゼ)のSCF刺激による活性化を阻害するような、幹細胞因子(SCF、c−kitリガンドまたはsteel因子としても公知)が関与する細胞過程を阻害する。MO7e細胞は、増殖に関してSCFに依存するヒト前巨芽球性(promegakaryocytic)白血病細胞株である。本発明の化合物は、SCF受容体の自己リン酸化を阻害し得る。
【0062】
Aurora−2は、結腸腫瘍、乳癌および他の固形腫瘍のようなヒト癌に関与しているセリン/スレオニンタンパク質キナーゼである。このキナーゼは、細胞周期を調節するタンパク質リン酸化事象に関与すると考えられている。特に、Aurora−2は、細胞分裂中の染色体の正確な分離を制御する役割を果たし得る。細胞周期の調節の失敗は、細胞増殖および他の異常をもたらし得る。ヒト結腸癌組織において、aurora−2タンパク質は、過剰発現されることが発見されている。
【0063】
セリン/スレオニンキナーゼのAuroraファミリー[Aurora−A(“1”)、B(“2”)およびC(“3”)]は、細胞増殖に必須である。これらのタンパク質は、染色体分離、紡錘体機能および細胞質分裂に関与し、腫瘍形成と関係する。全てのAuroraファミリーメンバーの上昇レベルが、広範な腫瘍細胞株で観察される。Auroraキナーゼは、多くのヒト腫瘍で過剰に発現され、このことは、哺乳動物腫瘍における染色体不安定性と関係することが報告される。例えば、aurora Aキナーゼの異常な活性は、結腸直腸癌、胃癌、ヒト膀胱癌および卵巣癌と関係し、Aurora−Aの高レベルが、腎臓癌、頸部癌、神経芽腫、黒色腫、リンパ腫、膵臓腫瘍および前立腺腫瘍細胞系においても報告されている。Aurora−Bも、複数のヒト腫瘍細胞系、例えば、白血病細胞癌および結腸直腸癌において高発現される。通常、生殖細胞でのみ見出されるAurora−Cも、高い割合で原発性結腸直腸癌において、および子宮頸部腺癌細胞および乳癌細胞を含む様々な腫瘍細胞系において過剰に発現される。Auroraキナーゼの公知の機能に基づき、それらの活性の阻害は、細胞周期停止を導く有糸分裂の崩壊となるはずである。故に、インビボにおいて、Aurora阻害剤は、腫瘍増殖を遅延させ、退縮をもたらす。
【0064】
Chk1およびChk2の不活性化は、損傷DNAによりもたらされるG2/M停止を排除し、結果得られるチェックポイント欠損細胞を、DNA損傷事象による細胞死に感受性とする。癌細胞は、G2/Mチェックポイントの排除に対して正常細胞よりも感受性であるため、結果としてG2/Mチェックポイントの排除およびDNA損傷事象による癌細胞の細胞死を改善する、Chk1、Chk2またはChk1およびChk2を阻害する化合物に大きな関心がある。
【0065】
多様な病状および状態が、哺乳動物Sterile 20様キナーゼ、“Mst1”および“Mst2”またはそれらの組み合わせの活性を調節することにより仲介され、骨粗鬆症、骨減少症、パジェット病、血管再狭窄、糖尿病性網膜症、黄斑変性、血管形成、アテローム性動脈硬化症、炎症および腫瘍増殖を含む疾患を処置または予防し得ると考えられる。
【0066】
PKAまたはサイクリックAMP依存性タンパク質キナーゼ、PKBまたはAkt、およびPKCとして公知のキナーゼは全て、腫瘍形成に関与するシグナル伝達経路において重要な役割を果たす。これらのキナーゼの活性を阻害し得る化合物は、癌のような異常な細胞増殖により特徴付けられる疾患の処置に有用であり得る。
【0067】
Rhoキナーゼ(Rock−II)は、血管収縮、血小板凝集、気管支平滑筋収縮、血管平滑筋増殖、血管内皮増殖、ストレスファイバー形成、心肥大、Na/H交換輸送系活性化、アデューシン活性化(adducing activation)、高眼圧症、勃起障害、早産、網膜症、炎症、免疫疾患、AIDS、受精卵の受精および着床、骨粗鬆症、脳機能障害、消化管へのバクテリアの感染などに関与する。
【0068】
Axlは、白血病および胃癌を含む様々な他の癌のような多くの疾患状態と関係がある受容体型チロシンキナーゼである。
【0069】
ブルートンのチロシンキナーゼ(Btk)は、Bリンパ球分化に重要である。非受容体チロシンキナーゼのBtkファミリーには、Btk/Atk、Itk/Emt/Tsk、Bmx/Etk、およびTecが含まれる。Btkファミリーキナーゼは、様々な細胞過程において中心的な役割を果たすが、多様な調節的役割を果たす。それらは、細胞増殖、分化およびアポトーシスをもたらす細胞外刺激に応答してシグナル伝達に参加する。このキナーゼファミリーの異常な活性は、免疫不全症および様々な癌と関係する。
【0070】
線維芽細胞増殖因子受容体3は、骨増殖における負の調節作用および軟骨細胞増殖の阻害に影響することが明らかにされた。致死性異形成症は、線維芽細胞増殖因子受容体3における様々な変異によりもたらされ、1つの変異であるTDII FGFR3は、細胞周期阻害剤の発現、増殖停止および異常な骨の発達をもたらす、転写因子Stat1を活性化する恒常的チロシンキナーゼ活性を有する(Su et al., Nature, 1997, 386, 288−292)。FGFR3はまた、しばしば、多発性骨髄腫型癌で発現される。
【0071】
Lin et al (1997) J. Clin. Invest. 100, 8: 2072−2078およびP. Lin (1998) PNAS 95, 8829−8834は、腫瘍増殖および血管形成の阻害、ならびにまた、乳癌および黒色腫異種移植モデルにおけるTie−2(Tek)の細胞外ドメインのアデノウイルス感染または注入中の肺転移の減少を示している。Tie2阻害剤を、血管形成が不適当に起こる(すなわち、糖尿病性網膜症、慢性炎症、乾癬、カポジ肉腫、黄斑変性、リウマチ性関節炎、小児血管腫および癌による慢性血管形成において)状態において用いることができる。
【0072】
キナーゼであるc−Srcは、多くの受容体の発癌シグナルを伝達する。例えば、腫瘍におけるEGFRまたはHER2/neuの過剰発現は、c−srcの恒常的活性化をもたらし、それは悪性細胞に特徴的であるが、正常細胞には存在しない。一方、c−srcの発現を欠くマウスは、破骨細胞機能におけるc−srcの重要な関与および関連疾患に関与する可能性を示す骨硬化症表現型を表す。
【0073】
上記に従い、本発明はさらに、そのような処置を必要とする対象において、上記の疾患または障害の何れかを予防または処置するための方法であって、治療的有効量(下記の“投与および医薬組成物”を参照のこと)の式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩を、該対象に投与することを含む方法を提供する。上記の使用の全てに関して、必要な投与量は、投与方法、処置すべき特定の状態および望まれる効果に依存して変わるだろう。
【0074】
投与および医薬組成物
一般的に、本発明の化合物は、常套法および当技術分野で公知の許容される方法の何れかにより、単独でかまたは1個以上の治療剤と組み合わせて、治療的有効量で投与され得る。治療的有効量は、疾患の重症度、対象の年齢および相対的健康度、用いる化合物の有効性および他の因子に広く依存して変化し得る。一般的に、満足のいく結果は、体重1kg当たり約0.03から2.5mgの1日投与量で全身的に得られることが示される。大型哺乳動物、例えばヒトにおいて指示される1日投与量は、約0.5mgから約100mgの範囲で、都合よくは、例えば1日4回までの分割用量でまたは遅延形態で投与される。経口投与に適する単位投与量形態には、約1から50mgの活性成分が含まれる。
【0075】
本発明の化合物を、何らかの慣用的経路で、特に経腸的に、例えば経口で、例えば錠剤またはカプセル剤の形態で、または非経腸的に、例えば注射溶液または懸濁液の形態で、または局所的に、例えばローション、ジェル、軟膏またはクリームの形態で、または経鼻形態もしくは坐剤形態で、医薬組成物として投与することができる。遊離型または薬学的に許容される塩形態の本発明の化合物を、少なくとも1個の薬学的に許容される担体または希釈剤と合わせて含む医薬組成物を、混合、造粒またはコーティング法により常套法で製造することができる。例えば、経口組成物は、活性成分を、a)希釈剤、例えばラクトース、デキストロース、スクロース、マンニトール、ソルビトール、セルロースおよび/またはグリシン;b)滑剤、例えばシリカ、タルカム、ステアリン酸、そのマグネシウム塩もしくはカルシウム塩、および/またはポリエチレングリコールと共に含む錠剤またはゼラチンカプセルであり得、錠剤についてはまた、c)結合剤、例えばケイ酸アルミニウムマグネシウム、デンプン糊、ゼラチン、トラガカント、メチルセルロース、ナトリウムカルボキシメチルセルロースおよび/またはポリビニルピロリドン;要すれば、d)崩壊剤、例えばデンプン、寒天、アルギン酸またはそのナトリウム塩、または発泡性混合物;および/またはe)吸収剤、着色剤、風味剤および甘味剤が含まれる。注射用組成物は、水性等張液または懸濁液であり得、そして坐剤を、脂肪エマルジョンまたは懸濁液から調製することができる。前記組成物は、滅菌され得、そして/または保存剤、安定化剤、湿潤剤または乳化剤のようなアジュバント、溶液プロモーター(solution promoter)、浸透圧を調節するための塩、および/または緩衝液を含む。さらに、それらは、他の治療的に価値のある物質を含んでいてもよい。経皮投与に適する剤形には、有効量の本発明の化合物と担体が含まれる。担体には、宿主の皮膚を通過するのを補助するために、吸収性の薬理学的に許容される溶媒が含まれる。例えば、経皮デバイスは、裏打ち部材、化合物を所望により担体と共に含む貯蔵部、所望により長時間制御された予定速度で宿主の皮膚へ化合物を送達するため速度制御バリアを含む包帯形態であり、そして皮膚にそのデバイスを固定する手段である。マトリックス経皮製剤を、用いることもできる。例えば皮膚および眼への局所適用に適する製剤は、好ましくは、当技術分野で周知の水溶液、軟膏、クリームまたはジェルである。そのようなものには、溶解剤、安定化剤、等張性増強剤、緩衝液および保存剤が含まれ得る。
【0076】
本発明の化合物を、治療的有効量で、1個以上の治療剤(薬学的組合せ剤)と併用投与することができる。例えば相乗効果が、他の免疫調節剤または抗炎症剤で得られ、例えばシクロスポリン、ラパマイシン、もしくはアスコマイシン、またはその免疫抑制類似体、例えばシクロスポリンA(CsA)、シクロスポリンG、FK−506、ラパマイシン、もしくは同様の化合物、コルチコステロイド、シクロホスファミド、アザチオプリン、メトトレキサート、ブレキナル、レフルノミド、ミゾリビン、ミコフェノール酸、ミコフェノール酸モフェチル、15−デオキシスパガリン、免疫抑制抗体、とりわけ白血球受容体、例えばMHC、CD2、CD3、CD4、CD7、CD25、CD28、B7、CD45、CD58もしくはそれらのリガンドに対するモノクローナル抗体、またはCTLA41gのような他の免疫調節化合物と組み合わせて用いるとき、得られる。本発明の化合物を他の治療剤と合わせて投与するとき、共投与される化合物の投与量は、もちろん、用いる共薬剤の種類、用いる特定の薬剤、処置される状態などに依存して変わるだろう。
【0077】
本発明はまた、薬学的組合せ剤、例えば、a)遊離型または薬学的に許容される塩形態の、本明細書中に開示される本発明の化合物である第一の薬物、およびb)少なくとも1個の共薬剤を含むキットを提供する。前記キットは、その投与のための指示書を含み得る。
【0078】
本明細書で用いる用語“共投与”または“併用投与”などは、一人の患者に対して選択された複数の治療剤の投与を含むことを意味し、前記薬剤が、同じ投与経路でまたは同時に投与されることを要しない処置レジメンを含むことを意図する。
【0079】
本明細書で用いる用語“薬学的組合せ剤”は、2個以上の活性成分の混合または組み合わせの結果もたらされる製品を意味し、活性成分の固定された組合せ剤および固定されていない組合せ剤の両方が含まれる。用語“固定された組合せ剤”は、活性成分、例えば式Iの化合物および共薬物の両方が、患者に対して単一体または単一投与量の形態で同時に投与されることを意味する。用語“固定されていない組合せ剤”は、活性成分、例えば式Iの化合物および共薬物の両方が、患者に対して別個のものとして、同時に、共にまたは特定の時間制限なく連続して投与されることを意味し、かかる投与は、患者の体内に2個の化合物の治療的有効レベルを提供する。後者はまた、カクテル療法、例えば3個以上の活性成分の投与にも適用される。
【0080】
本発明の化合物の製造方法
本発明はまた、本発明の化合物の製造のための方法を含む。記載される反応において、反応性官能基、例えばヒドロキシ、アミノ、イミノ、チオまたはカルボキシ基が最終産物において望まれるとき、反応におけるそれらの望まない参加を避けるために、その保護が必要とされ得る。慣用の保護基を、標準的方法(例えばT.W. GreeneおよびP. G. M. Wutsの、“Protective Groups in Organic Chemistry”、John Wiley and Sons, 1991を参照のこと)に従い、用いることができる。
【0081】
式Iの化合物(ここで、Rは、2−ビニル−1H−ピロリル誘導体である。)を、下記の反応スキームIに記載の通りに製造することができる:
【化2】

式中、L、L、m、n、R、RおよびRは、発明の概要にて式Iに定義の通りである。ピロリルは、発明の概要にてRに定義の通りさらに置換され得る(反応スキームIには示さず。)。式Iの化合物を、式2の化合物と式3の化合物を、適する塩基(例えば、ピペリジンなど)および適する溶媒(例えば、エタノールなど)の存在下で反応させることにより製造することができる。反応を、約50℃から約120℃の範囲の温度で行い、約10時間までで完了し得る。
【0082】
式Iの化合物の合成の詳細な例は、下記の実施例に記載されている。
【0083】
本発明の化合物のさらなる製造方法
本発明の化合物を、化合物の遊離塩基形態と薬学的に許容される無機または有機酸を反応させることにより薬学的に許容される酸付加塩として製造することができる。あるいは、本発明の化合物の薬学的に許容される塩基付加塩を、化合物の遊離酸形態と薬学的に許容される無機または有機塩基を反応させることにより製造することができる。
【0084】
あるいは、本発明の化合物の塩形態を、出発物質または中間体の塩を用いて製造することができる。
【0085】
本発明の化合物の遊離酸または遊離塩基を、対応する塩基付加塩形態または酸付加塩形態からそれぞれ製造することができる。例えば、酸付加塩形態の本発明の化合物を、適する塩基(例えば、水酸化アンモニウム溶液、水酸化ナトリウムなど)と処理することにより、対応する遊離塩基に変換することができる。塩基付加塩形態の本発明の化合物を、適する酸(例えば、塩酸など)と処理することにより、対応する遊離酸に変換することができる。
【0086】
非酸化形態の本発明の化合物を、本発明の化合物のN−オキシドから、適する不活性有機溶媒(例えば、アセトニトリル、エタノール、含水ジオキサンなど)中、0から80℃にて、還元剤(例えば、硫黄、二酸化硫黄、トリフェニルホスフィン、水素化ホウ素リチウム、水素化ホウ素ナトリウム、三塩化リン、三臭化リンなど)と処理することにより製造することができる。
【0087】
本発明の化合物のプロドラッグ誘導体を、当業者に公知の方法により製造することができる(例えば、さらに詳しくは、Saulnier et al., (1994), Bioorganic and Medicinal Chemistry Letters, Vol. 4, p. 1985を参照のこと)。例えば、適当なプロドラッグを、本発明の非誘導体化化合物を適するカルバミル化剤(例えば、1,1−アシルオキシアルキルカルバノクロライデート(acyloxyalkylcarbanochloridate)、パラ−ニトロフェニルカルボネートなど)と反応させることにより製造することができる。
【0088】
本発明の化合物の被保護誘導体を、当業者に公知の方法で作製することができる。保護基の構築およびそれらの除去に用い得る技術の詳細な説明は、T. W. Greene, “Protecting Groups in Organic Chemistry”, 3rd edition, John Wiley and Sons, Inc., 1999に記載されている。
【0089】
本発明の化合物を、本発明の方法中、溶媒和物(例えば、水和物)として都合よく製造、または形成することができる。本発明の化合物の水和物を、水溶液/有機溶媒混合物から、ダイオキシン、テトラヒドロフランまたはメタノールのような有機溶媒を用いて再結晶することにより都合よく製造することができる。
【0090】
本発明の化合物を、本化合物のラセミ混合物と光学活性分解剤を反応させ、一対のジアステレオ異性体化合物を形成させ、そのジアステレオマーを分離し、そして光学的に純粋なエナンチオマーを回収することにより、その個々の立体異性体として製造することができる。エナンチオマーの分解を、本発明の化合物の共有結合ジアステレオマー誘導体を用いて行い得るとき、解離可能な複合体(例えば、結晶性ジアステレオマー塩)が好ましい。ジアステレオマーは、異なる物理的特性(例えば、融点、沸点、溶解性、反応性など)を有し、そしてこれらの相違を利用して容易に分離され得る。ジアステレオマーは、クロマトグラフィーにより、または好ましくは、溶解性の相違をもとにした分離/分解技術により分離され得る。その後、光学的に純粋なエナンチオマーを、ラセミ化をもたらすことのない何らかの実用的手段により、分解剤と共に回収する。それらのラセミ混合物からの化合物の立体異性体の分解に適用可能な技術のより詳細な説明は、Jean Jacques, Andre Collet, Samuel H. Wilen, “Enantiomers, RacematesおよびResolutions”, John Wiley and Sons, Inc., 1981に記載されている。
【0091】
まとめると、式Iの化合物を、
(a)反応スキームIの工程;および
(b)所望により、本発明の化合物を薬学的に許容される塩に変換する工程;
(c)所望により、本発明の化合物の塩形態を非塩形態に変換する工程;
(d)所望により、本発明の化合物の非酸化形態を薬学的に許容されるN−オキシドに変換する工程;
(e)所望により、本発明の化合物のN−オキシド形態をその非酸化形態に変換する工程;
(f)所望により、異性体の混合物から本発明の化合物の個々の異性体に分解する工程;
(g)所望により、本発明の非誘導体化化合物を薬学的に許容されるプロドラッグ誘導体に変換する工程;ならびに
(h)所望により、本発明の化合物のプロドラッグ誘導体をその非誘導体化形態に変換する工程
を含む方法により作製することができる。
【0092】
出発物質の製造について特に記載がない限り、該化合物は公知であるか、または当技術分野で公知の方法と同様にもしくは下記の実施例に記載の通りに製造することができる。
【0093】
当業者は、上記の変換は、本発明の化合物の製造方法の単なる典型であること、および他のよく知られた方法を、同様に用いることができることを理解する。
【実施例】
【0094】
実施例
本発明は、本発明の式Iの化合物の製造を説明する下記の実施例によりさらに説明されるが、それらに限定されない。
【0095】
実施例1
3−(4−メチル−イミダゾール−1−イル)−N−{3−[2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ]−フェニル}−5−トリフルオロメチル−ベンズアミド
【化3】

【0096】
(4−フルオロ−3−ニトロ−フェニル)−(3−ニトロ−フェニル)−アミン(1)の合成
丸底フラスコを、3−ニトロフェニルボロン酸(4.2g、25mmol)、乾燥モレキュラーシーブ(5g)、酢酸銅(1.95g、12.5mmol)および乾燥ジクロロメタン(150mL)で充たす。トリエチルアミン(8.7mL、62.5mmol)を添加し、次いで4−フルオロ−3−ニトロアニリン(2.27g、12.5mmol)を添加する。得られる混合物を、周囲温度で3日間撹拌する。混合物を、セライトを通してろ過し、EtOAcで洗浄する。ろ液を濃縮し、カラムクロマトグラフィー(EtOAc/ヘキサン=1:3)により精製し、所望の生成物を得る:H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.12 (s, 1 H), 7.82 (m, 1 H), 7.79−7.37 (m, 1 H), 7.73−7.70 (m, 1 H), 7.56−7.49 (m, 4 H); LC−MS: 278.3 (MH)。
【0097】
2−[2−ニトロ−4−(3−ニトロ−フェニルアミノ)−フェニル]−マロン酸ジメチルエステル(2)の合成
DMSO(2.5mL)中、鉱物油中60%のNaH(300mg、7.41mmol)の懸濁液に、マロン酸ジメチル(851μL、7.41mmol)を添加する。混合物を、10分間、60℃に加熱し、その後、(4−フルオロ−3−ニトロ−フェニル)−(3−ニトロ−フェニル)−アミン(686mg、2.47mmol)を添加する前に周囲温度に冷却する。得られる混合物を、3時間、60℃に加熱し、飽和NHCl水溶液でクエンチする。混合物をEtOAcで抽出し、塩水で洗浄し、MgSOで乾燥させ、濃縮する。粗生成物を、カラムクロマトグラフィー(EtOAc/ヘキサン、勾配)により精製し、所望の生成物を得る:H NMR (400 MHz, CDCl3) δ .7.94(s, 1 H), 7.88 (d, 1 H), 7.70 (d, 1 H), 7.51−7.47 (m, 1 H), 7.44−7.40 (m, 2 H); 7.32−7.28 (m, 1H), 5.27 (s, 1H), 3.83 (s, 6H); LC−MS: 390.3 (MH)。
【0098】
2−ニトロ−4−(3−ニトロ−フェニルアミノ)−フェニル]−酢酸(3)の合成
酢酸(2.5mL)中、2−[2−ニトロ−4−(3−ニトロ−フェニルアミノ)−フェニル]−マロン酸ジメチルエステル(800mg、2.05mmol)の懸濁液に、6N HCl(2.6mL、15.6mmol)を添加する。混合物を、一晩(約15時間)110℃に加熱する。全ての溶媒を、蒸発乾固させる。粗生成物を、さらなる精製なしに次工程に用いる:LC−MS: 318.3 (MH), 340.3 (MNa)。
【0099】
6−(3−アミノ−フェニルアミノ)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン(4)の合成
酢酸(5mL)中、2−ニトロ−4−(3−ニトロ−フェニルアミノ)−フェニル]−酢酸(317mg、1mmol)の溶液に、10% Pd/C(48mg)を添加する。混合物を、一晩、Parrシェーカー(60psi)上にかける。触媒をろ過し、溶媒を蒸発乾固させる。粗生成物を、カラムクロマトグラフィー(EtOAc/ヘキサン=9:1)により精製し、所望の生成物を得る:H NMR (400 MHz, CD3OD) δ .6.90 (s, 1 H), 6.92 (t, 1 H), 6.65−6.60 (m, 2 H), 6.45 (s, 1 H), 6.4 (d, 1 H); 6.23 (d, 1H), 3.37 (s, 2H); LC−MS: 240.4 (MH)。
【0100】
3−(4−メチル−イミダゾール−1−イル)−N−[3−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ)−フェニル]−5−トリフルオロメチル−ベンズアミド(5)の合成
DMF(1.5mL)中、6−(3−アミノ−フェニルアミノ)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン(36mg、0.15mmol)および3−(4−メチル−イミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−安息香酸(53mg、0.195mmol)の溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(78μL、0.45mmol)を添加し、次いでHATU(63mg、0.165mmol)を添加する。混合物を、一晩周囲温度で撹拌する。混合物をEtOAcで希釈し、10% Na水溶液および塩水で洗浄する。有機層を分離させ、MgSOで乾燥させ、濃縮する。粗生成物を、さらなる精製なしに次工程に用いる:LC−MS: 492.1 (MH)。
【0101】
3−(4−メチル−イミダゾール−1−イル)−N−{3−[2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ]−フェニル}−5−トリフルオロメチル−ベンズアミド(6)の合成
EtOH(5mL)中、3−(4−メチル−イミダゾール−1−イル)−N−[3−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ)−フェニル]−5−トリフルオロメチル−ベンズアミド(100mg、粗、0.2mmol)の懸濁液に、ピロール−2−カルボキシアルデヒド(23mg、0.24mmol)およびピペリジン(40μL、0.4mmol)を添加する。混合物を2時間、80℃まで加熱する。全ての溶媒を蒸発乾固させる。粗生成物を、prep−LC/MSにより精製し、所望の生成物をTFA塩形態で得る:H NMR (400 MHz, DMSO) δ .10.78 (s, 1 H), 10.52 (s, 1 H), 9.58 (s, 1 H), 8.57 (s, 1 H), 8.43 (s, 3 H); 8.16 (s, 1 H), 7.69 (s, 1 H), 7.51−7.47 (m, 2 H), 7.29−7.24 (m, 3 H), 6.89−6.85 (m, 1 H), 6.77 (dd, 1 H), 6.73−6.70 (m, 1 H), 6.67 (d, 1 H), 6.32−6.29 (m, 1 H), 2.35 (s, 3 H); LC−MS: 569.3 (MH)。
【0102】
実施例2
N−[2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]−ベンズアミド
【化4】

【0103】
2:1 CHCl−1,4−ジオキサン混合物(30ml)中、6−アミノ−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン(0.15g、1.0mmol)の溶液に、トリエチルアミン(0.30g、3.0mmol)および塩化ベンゾイル(0.14g、1.0mmol)を添加する。反応液を室温で2時間撹拌し、その後、飽和NHCl水溶液を添加する。沈殿を集め、水で洗浄し、粗N−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル)−ベンズアミドを得る。エタノール(2ml)中、このベンズアミド(20mg、0.079mmol)および1H−ピロール−2−カルバルデヒド(7.6mg、0.079mmol)の溶液に、ピペリジンを2滴添加する。80℃で4時間撹拌し、その後室温に冷却する。沈殿を真空ろ過により集め、少量の冷エタノールで洗浄し、HPLC(C18カラム、0.05% TFA含有CHCN−HOで溶出)により精製し、所望の化合物をオレンジ色固体として得る:H NMR (DMSO−d) δ 6.34(s, 1H), 6.80 (s, 1H), 7.33 (s, 1H), 7.39 (d, 1H, J=8.4 Hz), 7.53 (t, 2H, J=7.8 Hz), 7.57 (s, 1H), 7.59 (s, 1H), 7.61 (s, 1H), 7.64 (s, 1H), 7.96 (d, 2H, J=7.8 Hz), 10.29 (s, 1H), 10.94 (s, 1H), 13.23 (s, 1H); LC−MS: 330.1 (MH)。
【0104】
実施例3
5−(6−ベンゾイルアミノ−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル)−2,4−ジメチル−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ジエチルアミノ−エチル)−アミド
【化5】

【0105】
エタノール(8ml)中、N−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル)−ベンズアミド(80mg、0.32mmol)および5−ホルミル−2,4−ジメチル−1H−ピロール−3−カルボン酸(53mg、0.32mmol)の溶液に、ピペリジンを4滴添加する。80℃で20時間撹拌し、その後、室温に冷却する。沈殿を真空ろ過により集め、少量の冷エタノールで洗浄し、粗5−(6−ベンゾイルアミノ−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル)−2,4−ジメチル−1H−ピロール−3−カルボン酸を得る。その後、このカルボン酸(20mg、0.050mmol)を、DMF(1ml)中に溶解する。この反応液にまた、N,N−ジエチルエチレンジアミン(17mg、0.15mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(19mg、0.15mmol)およびHATU(23mg、0.061mmol)を添加する。2時間撹拌し、濃縮する。所望の化合物を、HPLC精製後に得る:H NMR (DMSO−d) δ 1.24 (t, 6H, J=7.2 Hz), 2.43 (s, 3H), 2.47 (s, 3H), 3.20−3.24 (m, 6H), 3.57 (q, 2H, J=5.4 Hz), 7.38 (d, 1H, J=6.6 Hz), 7.53 (t, 2H, J=7.2 Hz), 7.56 (s, 1H), 7.58−7.61 (m, 2H), 7.73−7.77 (m, 2H), 7.96 (d, 2H, J=7.8 Hz), 9.32 (s, 1H), 10.27 (s, 1H), 10.97 (s, 1H), 13.60 (s, 1H); LC−MS: 500.2 (MH)。
【0106】
実施例4
3−(4−メチル−イミダゾール−1−イル)−N−(3−{3−[2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]−ウレイド}−フェニル)−5−トリフルオロメチル−ベンズアミド
【化6】

【0107】
1−(3−ニトロ−フェニル)−3−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル)−尿素(7)の合成
THF(10ml)中、6−アミノ−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン(0.15g、1.0mmol)およびトリエチルアミン(0.30g、3.0mmol)の溶液に、1−イソシアナト−3−ニトロ−ベンゼン(0.16g、1.0mmol)を添加する。反応液を室温で1時間撹拌し、沈殿を真空ろ過により集め、エタノールで洗浄し、所望の化合物を淡黄色固体として得る。LC−MS: 313.1 (MH)。
【0108】
1−(3−アミノ−フェニル)−3−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル)−尿素(8)の合成
1−(3−ニトロ−フェニル)−3−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル)−尿素(0.23g、0.74mmol)を、DMF−MeOHの混合物中に溶解する。この溶液に、Pd/C(10%、湿潤、0.10g)を添加する。反応液を、水素バルーン下に置き、室温で20時間撹拌する。触媒を除去し、溶媒を蒸発させ、1−(3−アミノ−フェニル)−3−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル)−尿素を得る。LC−MS: 283.1 (MH)。
【0109】
3−(4−メチル−イミダゾール−1−イル)−N−{3−[3−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル)−ウレイド]−フェニル}−5−トリフルオロメチル−ベンズアミド(9)の合成
1−(3−アミノ−フェニル)−3−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル)−尿素(75mg、0.27mmol)を、DMF(5ml)中に溶解する。この溶液に、3−(4−メチル−イミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−安息香酸(73mg、0.27mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(105mg、0.81mmol)およびHATU(0.10g、0.26mmol)を添加する。24時間撹拌し、その後濃縮する。3−(4−メチル−イミダゾール−1−イル)−N−{3−[3−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル)−ウレイド]−フェニル}−5−トリフルオロメチル−ベンズアミドを、HPLC精製後に得る。LC−MS: 535.2 (MH)。
【0110】
3−(4−メチル−イミダゾール−1−イル)−N−(3−{3−[2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]−ウレイド}−フェニル)−5−トリフルオロメチル−ベンズアミド(10)の合成
上記で得られたベンズアミド(25mg、0.047mmol)を、ピペリジン2滴の存在下で、80℃で12時間、エタノール(2ml)中、1H−ピロール−3−カルボン酸(48mg、0.29mmol)と反応させる。濃縮し、所望の化合物を、HPLC精製後に得る:H NMR (DMSO−d) 2.20 (s, 3H), 6.32 (q, 1H, J=2.4 Hz), 6.76 (s, 1H), 6.88 (dd, 1H, J=9.0 Hz, J=2.4 Hz), 7.22 (d, 1H, J=8.4 Hz), 7.28−7.31 (m, 2H), 7.38 (d, 1H, J=2.4 Hz), 7.42 (d, 1H, J=7.8 Hz), 7.51 (d, 1H, J=9.0 Hz), 7.57 (s, 1H), 7.72 (s, 1H), 8.05 (s, 1H), 8.18 (s, 1H), 8.24 (s, 1H), 8.41 (s, 1H), 8.46 (s, 1H), 8.75 (s, 1H), 8.77 (s, 1H), 10.49 (s, 1H), 10.87 (s, 1H), 13.21 (s, 1H); LC−MS: 612.1(MH)。
【0111】
実施例5
2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−カルボン酸(3−ベンゾイルアミノ−フェニル)−アミド
【化7】

【0112】
DMF(1ml)中、2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−カルボン酸(0.20g、1.1mmol)の溶液に、N−(3−アミノ−フェニル)−ベンズアミド(0.26g、1.2mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.44g、3.4mmol)およびHATU(0.47g、1.24mmol)を添加する。反応駅を20時間撹拌し、濃縮する。残渣を、HPLC(C18カラム、0.05%TFA含有CHCN−HOで溶出)により精製し、2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−カルボン酸(3−ベンゾイルアミノ−フェニル)−アミドをオフホワイト色固体として得る。その後、このアミド(15mg、0.04mmol)を、ピペリジン2滴の存在下、80℃で20時間、エタノール(2ml)中、1H−ピロール−2−カルバルデヒド(6.0mg、0.06mmol)と共に加熱する。混合物を濃縮し、所望の化合物を、HPLC精製後に得る:H NMR (DMSO−d) δ 6.41 (s, 1H), 6.93 (s, 1H), 7.31 (t, 1H, J=7.8 Hz), 7.44 (s, 1H), 7.48−7.51 (m, 3H), 7.54 (t, 2H, J=7.2 Hz), 7.59 (d, 1H, J=6.6 Hz), 7.70 (d, 1H, J=8.4 Hz), 7.78 (d, 1H, J=8.4 Hz), 7.92 (s, 1H), 7.98 (d, 2H, J=7.2 Hz), 8.33 (s, 1H), 10.27 (s, 1H), 10.31 (s, 1H), 11.13 (s, 1H), 13.38 (s, 1H); LC−MS: 449.1 (MH)。
【0113】
実施例6
6−(3−アミノ−フェニルアミノ)−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン
【化8】

【0114】
エチレングリコールジメチルエーテル(1ml)中、6−ブロモ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン(10mg、0.035mmol)、1,3−ジアミノフェニレン(4.5mg、0.042mmol)、Pd(dba)(1.6mg、0.0017mmol)、ビフェニル−2−イル−ジ−tert−ブチル−ホスファン(2.1mg、0.007mmol)およびKPO(37mg、0.17mmol)の懸濁液を、密閉容器中、85℃で20時間加熱する。冷却後、酢酸エチルで希釈し、有機層を飽和NHCl溶液で洗浄し、乾燥させ、溶媒を真空下で除去する。残渣をHPLC(C18カラム、0.05%TFA含有CHCN−HOで溶出)により精製し、所望の化合物を赤色固体として得る:H NMR (DMSO−d) δ 5.21 (bs, 2H), 6.14 (d, 1H, J=7.2 Hz), 6.27−6.32 (m, 2H), 6.37−6.40 (m, 1H), 6.61 (s, 1H), 6.65 (d, 1H, J=8.0 Hz), 6.68−6.70 (m, 1H), 6.90 (t, 1H, J=7.2 Hz), 7.22−7.26 (m, 1H), 7.41 (d, 1H, J=8.0 Hz), 7.43 (s, 1H), 8.02 (s, 1H), 10.69 (s, 1H), 13.14 (s, 1H); LC−MS: 317.2 (MH)。
【0115】
実施例7
4−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−N−{3−[2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−7−イルアミノ]−フェニル}−ベンズアミド
【化9】

【0116】
(3−フルオロ−2−ニトロ−フェニル)−(3−ニトロ−フェニル)−アミン(11)の合成
DMF(8ml)中、3−ニトロ−フェニルアミン(1.82g、0.013mol)の溶液に、0℃で、NaH(鉱物油中60%分散、0.53g、0.013mol)を添加する。反応液をこの温度で15分間撹拌する。その後、DMF(2ml)中、1,3−ジフルオロ−2−ニトロ−ベンゼン(0.70g、4.4mmol)の溶液を、ゆっくり添加する。さらに30分間撹拌後、それを飽和NHCl水溶液中に注ぐ。それにより形成した沈殿を、真空ろ過により集める。所望の化合物を、沈殿のフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン−酢酸エチルにより溶出)精製後に得る。H NMR (CDCl) δ 6.77 (dd, 1H, J=10 Hz, J=10.6 Hz), 7.11 (d, 1H, J=8.8 Hz), 7.35−7.41 (m, 1H), 7.49−7.59 (m, 2H), 7.99 (dt, 1H, J1=8.0 Hz, J2=2.0 Hz), 8.09 (t, 1H, J=2.0 Hz), 8.35 (bs, 1H); LC−MS: 278.0 (MH)。
【0117】
2−[2−ニトロ−3−(3−ニトロ−フェニルアミノ)−フェニル]−マロン酸ジメチルエステル(12)の合成
DMSO(30ml)中、NaH(鉱物油中60%分散、0.26g、11mmol)の懸濁液に、マロン酸ジメチル(1.43g、11mmol)をゆっくり添加する。反応液を室温で1時間撹拌する。その後、DMSO(5ml)中、(3−フルオロ−2−ニトロ−フェニル)−(3−ニトロ−フェニル)−アミン(1.0g、3.6mmol)の溶液を添加する。反応液を80℃にし、20時間撹拌する。それを、飽和NHCl中に注ぎ、酢酸エチルで抽出する(30ml×3)。有機層を合わせ、水、塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させる。所望の化合物を、フラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン−酢酸エチルにより溶出)による粗生成物の精製後に得る:LC−MS: 390.0 (MH)。
【0118】
[2−ニトロ−3−(3−ニトロ−フェニルアミノ)−フェニル]−酢酸(13)の合成
2−[2−ニトロ−3−(3−ニトロ−フェニルアミノ)−フェニル]−マロン酸ジメチルエステル(1.26g、3.24mmol)を、6N塩酸(100ml)中、110℃で10時間加熱する。その後、室温に冷却する;それにより形成した沈殿を、真空ろ過により集め、所望の化合物を得る:LC−MS: 318.0 (MH)。
【0119】
[2−ニトロ−3−(3−ニトロ−フェニルアミノ)−フェニル]−酢酸エチルエステル(14)の合成
[2−ニトロ−3−(3−ニトロ−フェニルアミノ)−フェニル]−酢酸(0.79g、2.5mmol)を、0.5ml濃HSOの存在下、2時間、EtOH(50ml)中で還流する。その後、濃縮し、残渣に飽和NaHCOを添加する。混合物を酢酸エチルで抽出する(30ml×3)。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、濃縮後に所望の化合物を得る:H NMR (CDCl) δ 1.29 (t, 3H, J=7.2 Hz), 3.92 (s, 2H), 4.20 (q, 2H, J=7.2 Hz), 6.89 (d, 1H, J=6.0 Hz), 7.34−7.41 (m, 2H), 7.44−7.52 (m, 2H), 7.92 (d, 1H, J=7.6 Hz), 8.03 (s, 1H), 8.17 (s, 1H); LC−MS: 346.0 (MH)。
【0120】
[2−アミノ−3−(3−アミノ−フェニルアミノ)−フェニル]−酢酸エチルエステル(15)の合成
エタノール(50ml)中、[2−ニトロ−3−(3−ニトロ−フェニルアミノ)−フェニル]−酢酸エチルエステル(0.62g、1.8mmol)の溶液に、Pd/C(10%、湿潤、0.50g)を添加する。それを、水素バルーン下に置き、20時間撹拌する。触媒をろ過し、溶媒を取り出し、所望の化合物を得る:LC−MS: 286.1 (MH)。
【0121】
7−(3−アミノ−フェニルアミノ)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン(16)の合成
[2−アミノ−3−(3−アミノ−フェニルアミノ)−フェニル]−酢酸エチルエステル(0.50g、1.7mmol)を、1N塩酸中、30分間還流する。反応混合物を室温に冷却し、飽和NaCOで塩基性化する。その後、混合物を酢酸エチルで抽出する(30ml×3)。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、濃縮する。残渣を、フラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、0.5%NH含有酢酸エチル−メタノールで溶出)により精製し、所望の化合物を得る。H NMR (DMSO−d) δ 4.93 (s, 2H), 6.06 (d, 1H, J=6.8 Hz), 6.14 (d, 1H, J=8.0 Hz), 6.21 (s, 1H), 6.78 (d, 1H, J=7.2 Hz), 6.85 (t, 2H, J=8.0 Hz), 6.97 (s, 1H), 7.05 (d, 1H, J=8.0 Hz), 9.96 (s, 1H); LC−MS: 240.1 (MH)。
【0122】
4−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−N−[3−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−7−イルアミノ)−フェニル]−ベンズアミド(17)の合成
DMF(2ml)中、7−(3−アミノ−フェニルアミノ)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン(80mg、0.33mmol)の溶液に、4−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−安息香酸(113mg、0.37mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.22g、1.67mmol)およびHATU(0.14g、0.37mmol)を添加する。反応液を12時間撹拌し、濃縮する。残渣を、HPLCにより精製し、所望の化合物を得る:LC−MS: 456.2 (MH)。
【0123】
4−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−N−{3−[2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−7−イルアミノ]−フェニル}−ベンズアミド(18)の合成
4−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−N−[3−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−7−イルアミノ)−フェニル]−ベンズアミド(23mg、0.05mmol)の溶液を、ピペリジン2滴の存在下、12時間、エタノール(2ml)中、1H−ピロール−2−カルバルデヒド(5mg、0.05mmol)と共に加熱する。その後、濃縮し、HPLCにより精製し、所望の化合物を得る:H NMR (DMSO−d) δ 2.40−2.48 (m, 2H), 2.79 (s, 3H), 2.96−3.08 (m, 4H), 3.36−3.46 (m, 2H), 3.75 (s, 2H), 6.37 (s, 1H), 6.71 (d, 1H, J=7.8 Hz), 6.85 (s, 1H), 6.97 (t, 1H, J=7.8 Hz), 7.11 (d, 1H, J=7.2 Hz), 7.19 (t, 1H, J=7.8 Hz), 7.24 (d, 1H, J=7.8 Hz), 7.30 (t, 1H, J=7.8 Hz), 7.36 (s, 1H), 7.47 (d, 2H, J=7.8 Hz), 7.53 (s, 1H), 7.75 (s, 1H), 7.93 (d, 2H, J=7.8 Hz), 10.13 (s, 1H), 10.60 (s, 1H), 13.36 (s, 1H); LC−MS: 533.2 (MH)。
【0124】
実施例8
4−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−N−{3−[2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イルアミノ]−フェニル}−ベンズアミド
【化10】

【0125】
2−(5−フルオロ−2−ニトロ−フェニル)−マロン酸ジメチルエステル(19)の合成
DMF(20ml)中、マロン酸ジメチル(6.24g、46.7mmol)および炭酸カリウム(6.51g、47.2mmol)の混合物に、2,4−ジフルオロニトロベンゼン(5.00g、30.8mmol)を添加する。反応液を、室温で1時間撹拌し、その後、60℃にする。1時間撹拌後、室温に冷却し、1N HCl(100ml)を添加する。混合物を酢酸エチルで抽出する(80ml×2)。有機層を合わせ、乾燥させ、濃縮する。所望の化合物を、フラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン−酢酸エチルで溶出)精製後に得る:H NMR (CDCl) δ 3.82 (s, 6H), 5.40 (s, 1H), 7.18−7.26 (m, 2H), 8.16 (dd, 1H, J=4.8 Hz, J=8.8 Hz); LC−MS: 272.1 (MH)。
【0126】
2−[2−ニトロ−5−(3−ニトロ−フェニルアミノ)−フェニル]−マロン酸ジメチルエステル(20)の合成
DMSO(40ml)中、3−ニトロ−フェニルアミン(2.08g、15.1mmol)の溶液に、NaH(鉱物油中60%分散、0.60g、15mol)を添加する。反応液をこの温度で30分間撹拌する。その後、DMSO(10ml)中、2−(5−フルオロ−2−ニトロ−フェニル)−マロン酸ジメチルエステル(1.36g、5.02mmol)の溶液を、ゆっくり添加する。反応液を80℃で24時間撹拌し、飽和NHCl溶液(150ml)中に注ぐ。混合物を酢酸エチルで抽出する(100ml×3)。不溶性物質をろ過により除く。有機層を合わせ、乾燥させ、濃縮する。所望のエステルを、フラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン−酢酸エチルにより溶出)精製後に得る:LC−MS: 390.1 (MH)。
【0127】
[2−ニトロ−5−(3−ニトロ−フェニルアミノ)−フェニル]−酢酸(21)
の合成
6N塩酸(20ml)中、2−[2−ニトロ−5−(3−ニトロ−フェニルアミノ)−フェニル]−マロン酸ジメチルエステル(0.68g、1.7mmol)の溶液を、110℃で10時間加熱する。その後、室温に冷却し、混合物を酢酸エチルで抽出する(100ml×3)。有機層を合わせ、乾燥させ、濃縮し、粗[2−ニトロ−5−(3−ニトロ−フェニルアミノ)−フェニル]−酢酸を得る:LC−MS: 318.0 (MH)。
【0128】
[2−ニトロ−5−(3−ニトロ−フェニルアミノ)−フェニル]−酢酸エチルエステル(22)の合成
EtOH(20ml)中、[2−ニトロ−5−(3−ニトロ−フェニルアミノ)−フェニル]−酢酸(0.49g、1.5mmol)の溶液を、濃縮する前に、0.2mlの濃HSOの存在下、3時間還流する。残渣に、飽和NaHCOを添加する。混合物を酢酸エチルで抽出する(30ml×3)。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、[2−ニトロ−5−(3−ニトロ−フェニルアミノ)−フェニル]−酢酸エチルエステルを得る:LC−MS: 346.0 (MH)。
【0129】
[2−アミノ−5−(3−アミノ−フェニルアミノ)−フェニル]−酢酸エチルエステル(23)の合成
メタノール(10ml)中、[2−ニトロ−5−(3−ニトロ−フェニルアミノ)−フェニル]−酢酸エチルエステル(0.36g、1.0mmol)の溶液に、Pd/C(10%、湿潤、0.1g)を添加する。反応液を水素バルーン下に置き、20時間撹拌する。触媒をろ過し、溶媒を除去し、所望の化合物を得る。LC−MS: 286.1 (MH)。
【0130】
5−(3−アミノ−フェニルアミノ)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン(24)の合成
上記で得られたアミンを、1N塩酸中、30分間還流する。反応混合物を室温に冷却し、飽和NaCOで塩基性化する。混合物を、酢酸エチルで抽出する(30ml×3)。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、濃縮する。残渣を、フラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、0.5%NH含有酢酸エチル−メタノールで溶出)で精製し、所望の化合物を得る。分析試料を、HPLC(C18カラム、0.05%TFA含有CHCN−HOで溶出)により精製した:H NMR (DMSO−d) δ 3.44 (s, 2H), 6.41 (d, 1H, J=8.0 Hz), 6.61 (s, 1H), 6.64 (d, 1H, J=8.0 Hz), 6.75 (d, 1H, J=8.0 Hz), 6.92 (d, 1H, J=8.8 Hz), 6.99 (s, 1H), 7.10 (t, 2H, J=8.0 Hz), 7.99 (bs, 1H), 10.3 (s, 1H); LC−MS: 240.1 (MH)。
【0131】
4−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−N−[3−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イルアミノ)−フェニル]−ベンズアミド(25)の合成
DMF(2ml)中、5−(3−アミノ−フェニルアミノ)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン(20mg、0.083mmol)の溶液に、4−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−安息香酸(31mg、0.1mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(54mg、0.42mmol)、EDCI(32mg、0.17mmol)およびHOBt(11mg、0.083mmol)を添加する。反応液を12時間撹拌し、濃縮する。残渣をHPLCにより精製し、所望の化合物を得る:LC−MS: 456.2 (MH)。
【0132】
4−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−N−{3−[2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イルアミノ]−フェニル}−ベンズアミド(26)の合成
エタノール(2ml)中、4−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−N−[3−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イルアミノ)−フェニル]−ベンズアミド(23mg、0.05mmol)の溶液に、1H−ピロール−2−カルバルデヒド(16mg、0.17mmol)および2滴のピペリジンを添加する。反応液を、12時間還流し、その後濃縮する。所望の化合物を、HPLC精製後に得る:H NMR (DMSO−d) δ 2.44−2.52 (m, 2H), 2.79 (s, 3H), 2.98−3.10 (m, 2H), 3.18−3.22 (m, 2H), 3.38−3.42 (m, 2H), 3.77 (s, 2H), 6.32−6.36 (m, 1H), 6.61−6.69 (m, 1H), 6.81−6.82 (m, 2H), 6.92 (dd, 1H, J=8.8 Hz, J=1.6 Hz), 7.12−7.18, (m, 2H), 7.34 (s, 1H), 7.46 (dd, 2H, J=4.8 Hz, J=1.6 Hz), 7.48 (s, 2H), 7.69 (s, 1H), 7.93 (d, 2H, J=8.0 Hz), 8.01 (s, 1H), 10.09 (s, 1H), 10.78 (s, 1H), 13.39 (s, 1H); LC−MS: 533.2 (MH)。
【0133】
実施例9
4−(4−エチル−ピペラジン−1−イルメチル)−N−{3−[2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ]−フェニル}−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
【化11】

【0134】
4−(4−エチル−ピペラジン−1−イルメチル)−N−[3−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ)−フェニル]−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド(27)の合成
DMF(5mL)中、6−(3−アミノ−フェニルアミノ)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン(120mg、0.50mmol、実施例1に記載の通りに製造)および4−(4−エチル−ピペラジン−1−イルメチル)−3−トリフルオロメチル−安息香酸塩酸塩(213mg、0.60mmol)の溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(437μL、2.5mmol)を添加し、次いでHATU(191mg、0.50mmol)を添加する。混合物を、一晩、周囲温度で撹拌する。混合物を、EtOAcで希釈し、10%Na水溶液および塩水で洗浄する。有機層を分離し、MgSOで乾燥させ、濃縮する。粗生成物を、カラムクロマトグラフィー(CHCl/CHOH=9:1)により精製し、所望の化合物を得る。LC−MS: 538.2 (MH)。
【0135】
4−(4−エチル−ピペラジン−1−イルメチル)−N−{3−[2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ]−フェニル}−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド(28)の合成
EtOH(10mL)中、4−(4−エチル−ピペラジン−1−イルメチル)−N−[3−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ)−フェニル]−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド(200mg、0.372mmol)の懸濁液に、ピロール−2−カルボキシアルデヒド(42mg、0.446mmol)およびピペリジン(74μL、0.74mmol)を添加する。混合物を80℃で2時間加熱する。全ての溶媒を蒸発乾固させる。粗生成物を、EtOH中で再結晶し、136mgの所望の化合物を得る:H NMR (400 MHz, DMSO) δ 10.74 (s, 1 H), 10.34 (s, 1 H), 8.37 (s, 1 H), 8.18−8.24 (m, 2 H), 7.92 (d, 1 H); 7.67 (s, 1 H), 7.46−7.50 (t, 2 H), 7.24−7.28 (m, 3 H), 6.84 (d, 1 H), 6.76 (s, 1 H), 6.72 (m, 1 H), 6.67 (d, 1 H), 6.29−6.31 (m, 1 H), 3.69 (s, 2 H), 3.30 (s, 2 H), 2.30−2.48 (m, 8H), 1.00 (t, 3H); LC−MS: 615.3 (MH)。
【0136】
実施例10
3−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−N−{3−[2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルオキシ]−フェニル}−5−トリフルオロメチル−ベンズアミド
【化12】

【0137】
2−(4−ブロモ−2−ニトロ−フェニル)−マロン酸ジメチルエステル(29)の合成
DMSO(16mL)中、NaH(鉱物油中60%、972mg、24.3mmol)の懸濁液に、マロン酸ジメチル(2.78mL、24.3mmol)を添加する。混合物を、4−ブロモ−1−フルオロ−2−ニトロ−ベンゼン(1.0mL、8.1mmol)を添加する前に、60℃で10分間加熱し、その後、室温に冷却する。得られる混合物を60℃で3時間加熱し、その後、飽和NHCl水溶液でクエンチする。混合物をEtOAcで抽出し、塩水で洗浄し、MgSOで乾燥させ、濃縮する。粗生成物をさらなる精製なしに用いる。
【0138】
(4−ブロモ−2−ニトロ−フェニル)−酢酸エチルエステル(30)の合成
酢酸(10mL)中、2−(4−ブロモ−2−ニトロ−フェニル)−マロン酸ジメチルエステル(粗、8.1mmol)の懸濁液に、6N HCl(10mL)を添加する。混合物を、110℃で一晩(約15時間)加熱する。反応混合物を蒸発乾固させる。粗生成物を、さらなる精製なしに次工程に用いる。エタノール(40mL)中、粗生成物の溶液に、濃HSO(3滴)を添加し、得られる反応混合物を、一晩加熱還流する。溶媒を減圧下で除去する。それを、フラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製する。H NMR (400 MHz, CDCl) δ 8.25 (s, 1 H), 7.72−7.7 (m, 1 H), 7.26−7.22 (m, 1 H), 4.23−4.13 (q, 2 H), 3.97 (s, 2 H), 1.29−1.23 (t, 3 H)。
【0139】
[2−ニトロ−4−(3−ニトロ−フェノキシ)−フェニル]−酢酸エチルエステル(31)の合成
密閉チューブを、1,4−ジオキサン中、3−ニトロフェノール(83mg、0.6mmol)、(4−ブロモ−2−ニトロ−フェニル)−酢酸エチルエステル(180mg、0.63mmol)、ヨウ化銅(12mg、0.06mmol)、N,N−ジメチルグリシン(23mg、0.2mmol)、CsCO(400mg、1.2mmol)で充たす。得られる混合物を、120℃で24時間撹拌する。反応混合物を水で希釈し、EtOAcで抽出する。有機相を乾燥させ、濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(DCM/ヘキサン=9:1)により精製し、130mgの所望の生成物を得る(収率62%)。1H NMR (400 MHz, CDCl) δ 8.00−7.97 (m, 1 H), 7.82−7.81 (m, 1 H), 7.70−7.69 (m, 1 H), 7.53−7.49 (m, 1 H), 7.34−7.30 (m, 1 H), 7.22−7.19 (m, 1 H), 4.14−4.09 (m, 2 H), 3.94 (s, 2 H), 1.23−1.18 (m, 3 H). LC/MS: 347.2 (MH)。
【0140】
6−(3−アミノ−フェノキシ)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン(32)の合成
酢酸(5mL)中、[2−ニトロ−4−(3−ニトロ−フェノキシ)−フェニル]−酢酸エチルエステル(496mg、1.4mmol)の溶液に、10%Pd/C(48mg)を添加する。混合物を水素(バルーン)下で一晩撹拌する。触媒をろ過し、溶媒を蒸発乾固させる。粗生成物を、カラムクロマトグラフィー(EtOAc/ヘキサン=9:1)により精製し、120mgの所望の生成物を得る(収率50%)。LC/MS: 242.2 (MH)。
【0141】
3−(4−メチル−イミダゾール−1−イル)−N−[3−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ)−フェニル]−5−トリフルオロメチル−ベンズアミド(33)の合成
DMF(10mL)中、6−(3−アミノ−フェノキシ)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン(200mg、0.83mmol)および3−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−5−トリフルオロメチル−安息香酸塩酸塩(291mg、0.89mmol)の溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(164μL、1mmol)を添加し、次いでHATU(380mg、1mmol)を添加する。混合物を、周囲温度で一晩撹拌する。混合物をEtOAcで希釈し、10%Na水溶液および塩水で洗浄する。有機層を分離し、MgSOで乾燥させ、濃縮する。粗生成物(310mg)を、さらなる精製なしに次工程に用いた。LC/MS: 511.2 (MH)。
【0142】
3−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−N−{3−[2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルオキシ]−フェニル}−5−トリフルオロメチル−ベンズアミド(34)の合成
EtOH(20mL)中、3−(4−メチル−イミダゾール−1−イル)−N−[3−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ)−フェニル]−5−トリフルオロメチル−ベンズアミド(306mg、粗、0.6mmol)の懸濁液に、ピロール−2−カルボキシアルデヒド(69mg、0.72mmol)およびピペリジン(120μL、1.2mmol)を添加する。混合物を、80℃で2時間加熱する。全ての溶媒を蒸発乾固させる。粗生成物を、prep−LC/MSにより精製し、200mgの所望の生成物をTFA塩形態で得る。その後、TFA塩をHCl塩に変換する。H NMR (400 MHz, DMSO) δ 10.90 (s, 1 H), 10.38 (s, 1 H), 7.72−7.70 (m, 1 H), 7.66−7.64(m, 2 H), 7.59−7.57(m, 2 H); 7.52−7.51 (m, 1 H), 7.41−7.33 (m, 3 H), 6.82−6.81 (m, 2 H), 6.71 (dd, 1 H), 6.51 (d, 1 H), 6.36−6.34 (m, 1 H), 3.33−3.30 (m, 4 H), 2.48−2.44 (m, 4 H), 2.28 (s, 3 H). LC/MS: 588.2 (MH)。
【0143】
上記の実施例に記載の方法を、適当な出発物質を用いて繰り返すことにより、表1に定義される下記の式Iの化合物が得られる。
【0144】
【表1】

【0145】
【表2】

【0146】
【表3】

【0147】
【表4】

【0148】
【表5】

【0149】
【表6】

【0150】
【表7】

【0151】
【表8】

【0152】
【表9】

【0153】
【表10】

【0154】
【表11】

【0155】
【表12】

【0156】
【表13】

【0157】
【表14】

【0158】
【表15】

【0159】
【表16】

【0160】
【表17】

【0161】
【表18】

【0162】
【表19】

【0163】
【表20】

【0164】
【表21】

【0165】
【表22】

【0166】
【表23】

【0167】
【表24】

【0168】
【表25】

【0169】
【表26】

【0170】
【表27】

【0171】
【表28】

【0172】
【表29】

【0173】
【表30】

【0174】
【表31】

【0175】
【表32】

【0176】
【表33】

【0177】
【表34】

【0178】
【表35】

【0179】
【表36】

【0180】
【表37】

【0181】
【表38】

【0182】
【表39】

【0183】
【表40】

【0184】
【表41】

【0185】
【表42】

【0186】
【表43】

【0187】
【表44】

【0188】
【表45】

【0189】
【表46】

【0190】
【表47】

【0191】
分析
本発明の化合物を、親32D細胞と比較して、BCR−Ablを発現する32D細胞(32D−p210)の細胞増殖を選択的に阻害する能力について分析する。これらのBCR−Abl形質転換した細胞の増殖を選択的に阻害する化合物を、野生型またはBcr−abl変異体のどちらかを発現するBa/F3細胞における抗増殖活性について試験する。さらに、化合物を、FGFR3(酵素および細胞分析において)、FLT3、PDGFRβ、trkB、c−SRC、BMX、SGK、Tie2、Lck、JNK2α2、MKK4、c−RAF、MKK6、SAPK2αおよびSAPK2βキナーゼを阻害するそれらの能力を測定するために分析する。
【0192】
本発明の化合物を、親Ba/F3細胞と比較して、ETV6−NTRK3を発現するBa/F3細胞(Ba/F3 EN)の細胞増殖を選択的に阻害するそれらの能力を測定するために分析する。これらのETV6−NTRK3形質転換細胞の増殖を選択的に阻害する化合物を、Trkファミリーメンバー、特にNTRK1およびNTRK2のTel融合物を発現するBa/F3細胞における抗増殖活性について試験する。
【0193】
さらに、化合物を、Abl、Aurora、Axl、Bmx、BTK、c−kit、CHK2、Flt3、MST2、p70S6K、DGFR、PKB、PKCα、Raf、ROCK−II、Rsk1、SGK、TrkA、TrkBおよびTrkCキナーゼを阻害する、それらの能力について測定するために分析する。
【0194】
細胞性BCR−Abl依存的増殖の阻害(ハイスループット法)
用いるマウス細胞株は、BCR−Abl cDNA(32D−p210)を用いて形質転換した32D造血性前駆細胞株である。これらの細胞を、ペニシリン50μg/mL、ストレプトマイシン50μg/mLおよびL−グルタミン200mMを添加したRPMI/10%ウシ胎仔血清(RPMI/FCS)中で維持する。非形質転換32D細胞を、同様に、IL3源として15%のWEHI成らし培地を添加した培地で維持する。
【0195】
32Dまたは32D−p210細胞懸濁物50μlを、Greiner 384ウェルマイクロプレート(黒)に、5000細胞/ウェルの密度で播く。50nlの試験化合物(DMSO原液中1mM)を、各ウェルに添加する(STI571は、陽性対照として含まれる。)。細胞を、37℃、5%COで、72時間インキュベートする。10μlの60% Alamar Blue溶液(Tek diagnostics)を各ウェルに添加し、そして細胞をさらに24時間インキュベートする。蛍光強度(530nmで励起、580nmで放射)を、Acquest(商標)システム(Molecular Devices)を用いて定量する。
【0196】
細胞性BCR−Abl依存的増殖の阻害
32D−p210細胞を、96ウェルTCプレートに、15,000細胞/ウェルの密度で播く。試験化合物の2倍段階希釈液50μL(Cmaxは、40μMである。)を、各ウェルに添加する(STI571は、陽性対照として含まれる。)。37℃、5%COで48時間細胞をインキュベート後、15μLのMTT(Promega)を各ウェルに添加し、細胞をさらに5時間インキュベートする。570nmの吸光度を、分光光度法で定量し、そしてIC50値(50%阻害に必要な化合物の濃度)を、用量反応曲線から決定する。
【0197】
細胞周期分布の効果
32Dおよび32D−p210細胞を、6ウェルTCプレートに、5mlの培地中2.5x10細胞/ウェルで播き、そして試験化合物を1または10μMで添加する(STI571は、対照として含まれる。)。その後、細胞を、37℃、5%COにて24時間または48時間インキュベートする。2mlの細胞懸濁液をPBSで洗浄し、70%EtOHで1時間固定し、そしてPBS/EDTA/RNase Aで30分間処理する。ヨウ化プロピジウム(Cf=10μg/ml)を添加し、蛍光強度を、FACScalibur(商標)システム(BD Biosciences)のフローサイトメトリーにより定量する。本発明の試験化合物は、32D−p210細胞にアポトーシス効果を示すが、32D親細胞にアポトーシスを誘導しないことが示される。
【0198】
細胞性BCR−Abl自己リン酸化の効果
BCR−Abl自己リン酸化を、c−abl特異的捕捉抗体および抗ホスホチロシン抗体を用いて捕捉ELISA(capture Elisa)で定量する。32D−p210細胞を、96ウェルTCプレートに、50μLの培地中2x10細胞/ウェルで播く。試験化合物の2倍段階希釈液50μL(Cmaxは、10μMである。)を、各ウェルに添加する(STI571が、陽性対照として含まれる。)。細胞を、37℃、5%COで90分間インキュベートする。その後、細胞を、プロテアーゼおよびホスファターゼ阻害剤を含む溶解緩衝液150μL(50mM トリスHCl、pH7.4、150mM NaCl、5mM EDTA、1mM EGTAおよび1%NP−40)を用いて氷上で1時間処理する。50μLの細胞溶解物を、抗abl特異的抗体で予めコートした96ウェル発光用プレート(optiplate)に加え、そしてブロッキングする。そのプレートを4℃で4時間インキュベートする。TBSトゥイーン20緩衝液で洗浄後、アルカリホスファターゼ共役ホスホチロシン抗体50μLを加え、その後プレートを、4℃でさらに一晩インキュベートする。TBSトゥイーン20緩衝液で洗浄後、発光基質90μLを加え、発光を、Acquest(商標)システム(Molecular Devices)を用いて定量する。BCR−Ablを発現する細胞の増殖を阻害する本発明の試験化合物は、細胞性BCR−Abl自己リン酸化を用量依存的に阻害する。
【0199】
Bcr−abl変異体を発現する細胞の増殖の効果
本発明の化合物を、野生型またはSTI571に対する耐性もしくは低下した感受性を与えるBCR−Abl変異体(G250E、E255V、T315I、F317L、M351T)のどちらかを発現するBa/F3細胞の抗増殖効果について試験する。変異BCR−Ablを発現する細胞および非形質転換細胞におけるこれらの化合物の抗増殖効果を、上記の通り10、3.3、1.1および0.37μM(IL3不含有培地中)で試験した。非形質転換細胞において毒性のない化合物のIC50値を、上記の通り得られた用量反応曲線から決定する。
【0200】
FLT3およびPDGFRβ
本発明の化合物のFLT3およびPDGFRβの細胞活性に対する効果を、下記の方法を用いて行う。FLT3およびPDGFRβについて、Ba/F3−FLT3−ITDおよびBa/F3−Tel−PDGFRβをそれぞれ用いる。
【0201】
本発明の化合物を、FLT3またはPDGFRβ細胞キナーゼ活性に依存する、形質転換したBa/F3−FLT3−ITDまたはBa/F3−Tel−PDGFRβ細胞増殖を阻害するそれらの能力について試験する。Ba/F3−FLT3−ITDまたはBa/F3−Tel−PDGFRβを、培養培地として、10%ウシ胎仔血清添加RPMI1640を用いて、懸濁液中、800,000細胞/mLまで培養する。細胞を、50μL培養培地中、5000細胞/ウェルで384ウェル型プレート中に播く。本発明の化合物を、ジメチルスルホキシド(DMSO)中に溶解し希釈する。12個の1:3段階希釈液を、典型的に10mMから0.05μMの濃度勾配範囲で、DMSOを用いて作製する。細胞を、50nLの希釈化合物と共に加え、そして細胞培養インキュベーター中で48時間インキュベートする。増殖細胞により作られる還元環境を観測するために用い得るAlamarBlue(登録商標)(TREK Diagnostic Systems)を、終濃度10%で細胞に添加する。37℃の細胞培養インキュベーター中でさらに4時間インキュベート後、還元AlamarBlue(登録商標)(530nmで励起、580nmで放射)からの蛍光シグナルを、Analyst GT(Molecular Devices Corp.)で定量する。IC50値を、12個の濃度での各化合物の阻害率の線形回帰分析により計算する。
【0202】
細胞性ETV6−NTRK3依存的増殖の阻害(ハイスループット法)
用いるマウス細胞株は、ETV6−NTRK3 cDNAで形質転換したBa/F3造血性前駆細胞株(Ba/F3 EN)である。これらの細胞を、ペニシリン50μg/mL、ストレプトマイシン50μg/mLおよびL−グルタミン200mMを添加したRPMI/10%ウシ胎仔血清(RPMI/FCS)中で維持する。非形質転換Ba/F3細胞を、同様に、IL3源として10%のWEHI成らし培地を添加した培地で維持する。
【0203】
Ba/F3またはBa/F3 EN細胞懸濁液50μlを、Greiner 384ウェルマイクロプレート(黒)に、2000細胞/ウェルの密度で播く。50nlの試験化合物(DMSO原液中1mM)を、各ウェルに添加する。細胞を、37℃、5%COで、72時間インキュベートする。10μlの60% Alamar Blue溶液(Tek diagnostics)を、各ウェルに添加し、細胞をさらに24時間インキュベートする。蛍光強度(530nmで励起、580nmで放射)を、Acquest(商標)システム(Molecular Devices)を用いて定量する。
【0204】
細胞性ETV6−NTRK3依存的増殖の阻害
Ba/F3 EN細胞を、96ウェルTCプレートに、90μLの培地に含まれる10,000細胞/ウェルで播く。試験化合物の3倍段階希釈液10μL(Cmaxは、10μMである。)を、各ウェルに添加する(STI571は、陽性対照として含まれる。)。37℃、5%COで72時間細胞をインキュベート後、15μLのMTT(Promega)を各ウェルに添加し、細胞をさらに5時間インキュベートする。570nmの吸光度を、分光光度法で定量し、IC50値(50%阻害に必要な化合物の濃度)を、用量反応曲線から決定する。
【0205】
例えば、3−(4−メチル−イミダゾール−1−イル)−N−{3−[2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ]−フェニル}−5−トリフルオロメチル−ベンズアミド(実施例1)は、TrkBおよびtrkCについてそれぞれ、8.2nm、16.7nMのIC50を有する。さらに、N−{3−[2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ]−フェニル}−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド(化合物56)は、TrkBおよびTrkCについてそれぞれ、29.8nMおよび33.8nMのIC50を有する。
【0206】
細胞の増殖の効果
本発明の化合物を、ETV6−NTRK3またはETV6−NTRK1、ETV6−NTRK2、Bcr−Abl、FLT3、FGFR3、NPM−Alk、FIG−RosおよびRor1を発現するBa/F3細胞におけるそれらの抗増殖効果について試験する。異なる細胞株および非形質転換細胞におけるこれらの化合物の抗増殖効果を、上記の通り、384ウェルプレート中3倍段階希釈液で試験した(IL3を含まない培地中)。異なる細胞株における化合物のIC50値を、上記の通り、用量反応曲線から決定した。
【0207】
Upstate社のKinaseProfiler(商標)−放射能測定−酵素的フィルター結合分析
本発明の化合物を、キナーゼパネルの個々のメンバーを阻害するそれらの能力について評価する。化合物を、この一般的プロトコールに従い終濃度10μMにてデュプリケートで試験する(一部、キナーゼの非限定的リストには、Abl、Aurora、cSrc、TPR−Met、Tie2、MET、FGFR3、Axl、Bmx、BTK、c−kit、CHK2、Flt3、MST2、p70S6K、PDGFR、PKB、PKCα、Raf、ROCK−II、Rsk1、SGK、TrkA、TrkBおよびTrkCが含まれる)。化合物を、この一般的プロトコールに従い、終濃度10μMで試験を2回重複して実施する。ただし、キナーゼ緩衝液組成および基質は、“Upstate社のKinaseProfiler(商標)”パネルに含まれる各キナーゼによって異なる。キナーゼ緩衝液中、キナーゼ緩衝液(2.5μL、10x−必要なときMnClを含む)、活性キナーゼ(0.001−0.01単位;2.5μL)、特異的またはポリ(Glu4−Tyr)ペプチド(5−500μMまたは0.01mg/ml)、およびキナーゼ緩衝液(50μM;5μL)を、氷上でエッペンドルフ中にて混合する。Mg/ATP混合物(10μL;67.5(または33.75)mM MgCl、450(または225)μM ATPおよび1μCi/μl[γ−32P]−ATP(3000Ci/mmol))を添加し、反応液をm30℃で約10分間インキュベートする。反応混合物を、2cm×2cm P81(ホスホセルロース、正荷電ペプチド基質について)またはWhatman No.1(ポリ(Glu4−Tyr)ペプチド基質について)四角ペーパー上にスポットする(20μL)。分析する四角形を、0.75%リン酸を用いて、各5分間4回洗浄し、アセトンを用いて、5分間1回洗浄する。分析する四角形を、シンチレーションバイアルに移し、5mlのシンチレーションカクテルを加え、そして32Pのペプチド基質への取り込み(cpm)を、Beckmanシンチレーションカウンターを用いて定量する。阻害率を、各反応について計算する。
【0208】
遊離型または薬学的に許容される塩形態の式Iの化合物は、例えば本明細書で記載のインビトロ試験により示される通り、薬理学的に有益な特性を示す。例えば、式Iの化合物は、好ましくは、Abl、Bcr−Abl、Aurora、Axl、Bmx、BTK、c−kit、CHK2、Flt3、MST2、p70S6K、PDGFR、PKB、PKCα、Raf、ROCK−II、Rsk1、SGK、TrkA、TrkBおよびTrkCキナーゼの少なくとも1種について、1×10−10から1×10−5M、好ましくは150nM未満の範囲のIC50を示す。例えば、3−(4−メチル−イミダゾール−1−イル)−N−{3−[2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ]−フェニル}−5−トリフルオロメチル−ベンズアミド(実施例1)は、TrkB、Aurora−A、c−RAFおよびcSRCについてそれぞれ14nM、15nM、116nMおよび53nMのIC50を有する。
【0209】
式Iの化合物は、10μMの濃度で、好ましくはAbl、Bcr−Abl、cSrc、TPR−Met、Tie2、MET、FGFR3、Aurora、Axl、Bmx、BTK、c−kit、CHK2、Flt3、MST2、p70S6K、PDGFR、PKB、PKCα、Raf、ROCK−II、Rsk1、SGK、TrkA、TrkBおよびTrkCキナーゼの1種以上に対して50%以上、好ましくは約70%以上の阻害%を示す。
【0210】
本明細書で記載の実施例および態様は、説明のみを目的とすること、ならびにその様々な修飾または軽微な変更は、当業者により提案され、かつ本出願の精神および範囲ならびに添付の特許請求の範囲内に含まれることが理解される。本明細書中に引用される全ての刊行物、特許および特許出願は、全ての目的に関して参照により本明細書中に包含される。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
式I:
【化1】

[式中:
U、VおよびWは、独立して、CRおよびNから選択され(ここで、Rは、水素およびC1−6アルキルから選択される。);
Qは、NR、NNR、NOおよびCRから選択され(ここで、Rは、水素およびC1−6アルキルから選択される。);
は、−NRC(O)−、−NRC(O)NR−、−C(O)NR−、−NR−およびC5−10ヘテロアリールから選択され(ここで、Rは、水素およびC1−6アルキルから選択される。);
は、結合、−O−、−NRC(O)−、−NRC(O)NR−、−C(O)NR−および−NR−から選択され(ここで、Rは、水素およびC1−6アルキルから選択される。);
nは、0および1から選択され;
mは、0、1、2、3および4から選択され;
は、C6−10アリール、C5−10ヘテロアリール、C3−12シクロアルキルおよびC3−8ヘテロシクロアルキルから選択され;ここで、Rの任意のアリール、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはヘテロシクロアルキルは、所望により、ハロ、アミノ、ニトロ、シアノ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、ハロ−置換C1−6アルキル、ハロ−置換C1−6アルコキシ、C6−10アリール−C0−4アルキル、C5−10ヘテロアリール−C0−4アルキル、C3−12シクロアルキル−C0−4アルキルおよびC3−8ヘテロシクロアルキル−C0−4アルキルから独立して選択される1から3個のラジカルにより置換されていてよく;ここで、任意のアルキル基のメチレンは、所望により、酸素原子により置換されていてよく;
ここで、Rの任意のアリール、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはヘテロシクロアルキル置換基は、所望により、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、ハロ−置換−C1−6アルキル、ハロ−置換C1−6アルコキシおよびヒドロキシ−置換−C1−6アルキルから独立して選択される1から3個のラジカルにより置換されていてよく;
は、ハロ、アミノ、ニトロ、シアノ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、ハロ−置換−C1−6アルキル、ハロ−置換C1−6アルコキシ、C6−10アリール−C0−4アルキル、C5−10ヘテロアリール−C0−4アルキル、C3−12シクロアルキル−C0−4アルキルおよびC3−8ヘテロシクロアルキル−C0−4アルキルから選択され;ここで、Rの任意のアリール、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはヘテロシクロアルキルは、所望により、ハロ、アミノ、ニトロ、シアノ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、ハロ−置換−C1−6アルキルおよびハロ−置換C1−6アルコキシから独立して選択される1から3個のラジカルにより置換されていてよく;
は、水素およびC1−6アルキルから選択され;そして
は、水素、−XR、−XNRXR、−XOXRおよび−XNRXNRから選択され;ここで、各Xは、結合およびC1−4アルキレンから独立して選択され;ここで、Xの任意のアルキレンは、所望により、ヒドロキシで置換されていてよく;Rは、水素およびC1−6アルキルから選択され;Rは、C6−10アリール、C5−10ヘテロアリール、C3−12シクロアルキルおよびC3−8ヘテロシクロアルキルから選択され;ここで、Rの任意のアリール、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはヘテロシクロアルキルは、所望により、C1−6アルキル、ヒドロキシ、シアノ、−NRS(O)0−2、−S(O)0−2NR、−NRS(O)0−2NR、−C(O)NRXNR、−XNRXNR、−C(O)R、−C(O)NRXOR、−C(O)NR、−C(O)NR、−C(O)NRXRおよび−XC(O)OR(ここで、各Xは、結合およびC1−4アルキレンから独立して選択され;ここで、Xの任意のアルキレンは、所望によりヒドロキシで置換されていてよく;ここで、各Rは、水素およびC1−6アルキルから独立して選択され;そして、Rは、C5−10ヘテロアリール−C0−4アルキルおよびC3−10ヘテロシクロアルキル−C0−4アルキルから選択され;ここで、Rの任意のヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルは、所望により、ジエチルアミノ−エチル、ジメチル−アミノ、アミノ、C1−6アルキル、ピリミジニル、ピラジニル、ハロ−置換−C1−6アルキルおよび−C(O)ORからなる群から選択されるラジカルで置換されていてよい。)から独立して選択される1から3個のラジカルにより置換されていてよい。]
で示される化合物、ならびにその薬学的に許容される塩、水和物、溶媒和物および異性体。
【請求項2】
Wが、CHであり;
が、−NRC(O)−、−C(O)NR−およびC5−10ヘテロアリールから選択され(ここで、Rは、水素およびC1−6アルキルから選択される。);
が、結合、−O−、−NRC(O)−、−NRC(O)NR−、−C(O)NR−および−NR−から選択され(ここで、Rは、水素およびC1−6アルキルから選択される。);
nが、0および1から選択され;
mが、0、1、2および3から選択され;
が、C6−10アリールおよびC5−10ヘテロアリールから選択され;ここで、任意のアリールまたはヘテロアリールは、所望により、ハロ、C1−6アルキル、ハロ−置換−C1−6アルキル、C5−10ヘテロアリール−C0−4アルキルおよびC3−8ヘテロシクロアルキル−C0−4アルキルから独立して選択される1から3個のラジカルにより置換されていてよく;ここで、任意のアルキル基のメチレンは、所望により、酸素原子により置換されていてよく;
ここで、Rの任意のヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキル置換基は、所望により、C1−6アルキルおよびヒドロキシ−置換−C1−6アルキルから独立して選択される1から3個のラジカルにより置換されていてよく;
が、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、ハロ−置換−C1−6アルキルおよび所望により1から3個のC1−6アルキルラジカルにより置換されていてよいC3−8ヘテロシクロアルキル−C0−4アルキルから選択され;
が、水素およびC1−6アルキルから選択され;そして
が、水素、−XR、−XNRXR、−XOXRおよび−XNRXNRから選択され;ここで、各Xは、結合およびC1−4アルキレンから独立して選択され;ここで、Xの任意のアルキレンは、所望により、ヒドロキシで置換されていてよく;Rは、C6−10アリール、C5−10ヘテロアリール、C3−12シクロアルキルおよびC3−8ヘテロシクロアルキルから選択され;ここで、Rの任意のヘテロアリール、ヘテロシクロアルキルまたはシクロアルキルは、所望により、ヒドロキシ、C1−6アルキル、シアノ、−C(O)NR、−C(O)NRXNR、−XNRXNR、−C(O)R、−C(O)NRXOR、−S(O)0−2NR、−C(O)NRXRおよび−XC(O)OR(ここで、各Xは、結合およびC1−4アルキレンから独立して選択され;ここで、Xの任意のアルキレンは、所望により、ヒドロキシで置換されていてよく;ここで、各Rは、水素およびC1−6アルキルから独立して選択され;そして、Rは、所望によりジメチルアミノ、ピリミジニル、ピラジニル、ジエチルアミノ−エチル、アミノおよびメチルから選択されるラジカルで置換されていてよいC3−10ヘテロシクロアルキル−C0−4アルキルである。)から独立して選択される1から3個のラジカルで置換されていてよい、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
が、−NHC(O)−、−C(O)NH−および[1,2,4]オキサジアゾールから選択され;
が、結合、−O−、−NHC(O)−、−NHC(O)NH−、−C(O)NH−および−NH−から選択され;
nが、0および1から選択され;そして
mが、0、1および2から選択される、請求項2に記載の化合物。
【請求項4】
が、フェニル、インドリルおよびピラゾリルから選択され;ここで、任意のフェニル、インドリルまたはピラゾリルは、所望により、ハロ、メチル、トリフルオロメチル、tert−ブチル、モルホリノ、ピペラジニル、ピペラジニル−オキシ、ピペラジニル−メチル、ピペリジニル、ピペリジニル−オキシおよびイミダゾリルから独立して選択される1から3個のラジカルにより置換されていてよく;ここで、Rの任意のヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキル置換基は、所望により、メチル、エチル、ヒドロキシおよびヒドロキシ−エチルから独立して選択される1から3個のラジカルにより置換されていてよい、請求項3に記載の化合物。
【請求項5】
が、メチル、メトキシ、トリフルオロメチルおよび所望によりメチルにより置換されていてよいイミダゾリルである、請求項4に記載の化合物。
【請求項6】
が、水素、−XR、−XNRXR、−XOXRおよび−XNRXNRから選択され;ここで、各Xは、結合およびC1−4アルキレンから独立して選択され;ここで、Xの任意のアルキレンは、所望により、ヒドロキシで置換されていてよく;Rは、ピロリル、イミダゾリル、インドリル、フラニル、フェニル、チアゾリル、ピリジニルおよびシクロペンチルであり;ここで、各Rは、所望により、メチル、エチル、ヒドロキシ、シアノ、−C(O)NR、−C(O)NRXNR、−XNRXNR、−C(O)R、−C(O)NRXOR、−S(O)0−2NR、−C(O)NRXRおよび−XC(O)OR(ここで、各Xは、結合およびC1−4アルキレンから独立して選択され;ここで、Xの任意のアルキレンは、所望により、ヒドロキシで置換されていてよく;ここで、各Rは、水素、メチルおよびエチルから独立して選択され;そして、Rは、ピペラジニル、ピロリジニルおよびモルホリノから選択され;ここで、各Rは、所望により、ジメチルアミノ、ピリミジニル、ピラジニル、ジエチルアミノ−エチル、アミノおよびメチルから選択されるラジカルで置換されていてよい。)から独立して選択される1から3個のラジカルで置換されていてよい、請求項5に記載の化合物。
【請求項7】
3−(4−メチル−イミダゾール−1−イル)−N−{3−[2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ]−フェニル}−5−トリフルオロメチル−ベンズアミド;N−[2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]−ベンズアミド;5−(6−ベンゾイルアミノ−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル)−2,4−ジメチル−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ジエチルアミノ−エチル)−アミド;3−(4−メチル−イミダゾール−1−イル)−N−(3−{3−[2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]−ウレイド}−フェニル)−5−トリフルオロメチル−ベンズアミド;2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−カルボン酸(3−ベンゾイルアミノ−フェニル)−アミド;6−(3−アミノ−フェニルアミノ)−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン;4−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−N−{3−[2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−7−イルアミノ]−フェニル}−ベンズアミド;4−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−N−{3−[2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イルアミノ]−フェニル}−ベンズアミド;4−(4−エチル−ピペラジン−1−イルメチル)−N−{3−[2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ]−フェニル}−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド;3−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−N−{3−[2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルオキシ]−フェニル}−5−トリフルオロメチル−ベンズアミド;5−(6−ベンゾイルアミノ−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル)−2,4−ジメチル−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−アミド;5−(6−ベンゾイルアミノ−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル)−2,4−ジメチル−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ピペリジン−1−イル−エチル)−アミド;5−(6−ベンゾイルアミノ−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル)−2,4−ジメチル−1H−ピロール−3−カルボン酸(3−ピロリジン−1−イル−プロピル)−アミド;N−[2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド;3−{2,4−ジメチル−5−[2−オキソ−6−(3−トリフルオロメチル−ベンゾイルアミノ)−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル]−1H−ピロール−3−イル}−プロピオン酸;
2,4−ジメチル−5−[2−オキソ−6−(3−トリフルオロメチル−ベンゾイルアミノ)−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル]−1H−ピロール−3−カルボン酸;2,4−ジメチル−5−[2−オキソ−6−(3−トリフルオロメチル−ベンゾイルアミノ)−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル]−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ジメチルアミノ−エチル)−アミド;2,4−ジメチル−5−[2−オキソ−6−(3−トリフルオロメチル−ベンゾイルアミノ)−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル]−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−アミド;2,4−ジメチル−5−[2−オキソ−6−(3−トリフルオロメチル−ベンゾイルアミノ)−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル]−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ジエチルアミノ−エチル)−アミド;N−[3−(3,5−ジメチル−1H−ピロール−2−イルメチレン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]−3−(4−メチル−イミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−ベンズアミド;3−(4−メチル−イミダゾール−1−イル)−N−[2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]−5−トリフルオロメチル−ベンズアミド;2,4−ジメチル−5−{6−[3−(4−メチル−イミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−ベンゾイルアミノ]−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル}−1H−ピロール−3−カルボン酸;3−(2,4−ジメチル−5−{6−[3−(4−メチル−イミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−ベンゾイルアミノ]−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル}−1H−ピロール−3−イル)−プロピオン酸;4−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−N−[2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]−ベンズアミド;2,4−ジメチル−5−{6−[4−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−ベンゾイルアミノ]−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル}−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ジエチルアミノ−エチル)−アミド;2,4−ジメチル−5−{6−[3−(4−メチル−イミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−ベンゾイルアミノ]−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル}−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ジエチルアミノ−エチル)−アミド;2,4−ジメチル−5−{6−[3−(4−メチル−イミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−ベンゾイルアミノ]−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル}−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ジメチルアミノ−エチル)−アミド;2,4−ジメチル−5−{6−[3−(4−メチル−イミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−ベンゾイルアミノ]−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル}−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−アミド;2,4−ジメチル−5−{6−[4−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−ベンゾイルアミノ]−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル}−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ジメチルアミノ−エチル)−アミド;2,4−ジメチル−5−{6−[4−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−ベンゾイルアミノ]−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル}−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−アミド;3−{2,4−ジメチル−5−[6−(3−{3−[3−(4−メチル−イミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−ベンゾイルアミノ]−フェニル}−ウレイド)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル]−1H−ピロール−3−イル}−プロピオン酸;5−{6−[3−(3−ベンゾイルアミノ−フェニル)−ウレイド]−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル}−2,4−ジメチル−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−アミド;4−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−N−(3−{3−[2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]−ウレイド}−フェニル)−ベンズアミド;2,4−ジメチル−5−[6−(3−{3−[4−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−ベンゾイルアミノ]−フェニル}−ウレイド)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル]−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ジエチルアミノ−エチル)−アミド;
2,4−ジメチル−5−[6−(3−{3−[4−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−ベンゾイルアミノ]−フェニル}−ウレイド)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル]−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ジメチルアミノ−エチル)−アミド;2,4−ジメチル−5−[6−(3−{3−[3−(4−メチル−イミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−ベンゾイルアミノ]−フェニル}−ウレイド)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル]−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ジエチルアミノ−エチル)−アミド;2,4−ジメチル−5−[6−(3−{3−[3−(4−メチル−イミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−ベンゾイルアミノ]−フェニル}−ウレイド)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル]−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ジメチルアミノ−エチル)−アミド;5−{6−[3−(3−ベンゾイルアミノ−フェニル)−ウレイド]−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル}−2,4−ジメチル−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ジエチルアミノ−エチル)−アミド;2,4−ジメチル−5−[6−(3−{3−[3−(4−メチル−イミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−ベンゾイルアミノ]−フェニル}−ウレイド)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル]−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−アミド;2,4−ジメチル−5−[6−(3−{3−[4−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−ベンゾイルアミノ]−フェニル}−ウレイド)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル]−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−アミド;3−(4−メチル−イミダゾール−1−イル)−N−(4−メチル−3−{3−[2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]−ウレイド}−フェニル)−5−トリフルオロメチル−ベンズアミド;N−(4−メチル−3−{3−[2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]−ウレイド}−フェニル)−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド;2,4−ジメチル−5−(6−{3−[2−メチル−5−(3−トリフルオロメチル−ベンゾイルアミノ)−フェニル]−ウレイド}−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル)−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−アミド;N−(4−メチル−3−{3−[2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]−ウレイド}−フェニル)−ベンズアミド;5−{6−[3−(5−ベンゾイルアミノ−2−メチル−フェニル)−ウレイド]−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル}−2,4−ジメチル−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ジエチルアミノ−エチル)−アミド;5−{6−[3−(5−ベンゾイルアミノ−2−メチル−フェニル)−ウレイド]−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル}−2,4−ジメチル−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ジメチルアミノ−エチル)−アミド;5−{6−[3−(5−ベンゾイルアミノ−2−メチル−フェニル)−ウレイド]−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル}−2,4−ジメチル−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−アミド;N−(4−メチル−3−{3−[2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]−ウレイド}−フェニル)−4−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−ベンズアミド;2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−カルボン酸{3−[4−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−ベンゾイルアミノ]−フェニル}−アミド;
3−[4−(2−ジエチルアミノ−エチルカルバモイル)−3,5−ジメチル−1H−ピロール−2−イルメチレン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−カルボン酸(3−ベンゾイルアミノ−フェニル)−アミド;3−[3,5−ジメチル−4−(2−ピロリジン−1−イル−エチルカルバモイル)−1H−ピロール−2−イルメチレン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−カルボン酸(3−ベンゾイルアミノ−フェニル)−アミド;2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−カルボン酸(5−ベンゾイルアミノ−2−メチル−フェニル)−アミド;2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−カルボン酸{2−メチル−5−[4−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−ベンゾイルアミノ]−フェニル}−アミド;3−[4−(2−ジエチルアミノ−エチルカルバモイル)−3,5−ジメチル−1H−ピロール−2−イルメチレン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−カルボン酸(5−ベンゾイルアミノ−2−メチル−フェニル)−アミド;3−[3,5−ジメチル−4−(2−ピロリジン−1−イル−エチルカルバモイル)−1H−ピロール−2−イルメチレン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−カルボン酸(5−ベンゾイルアミノ−2−メチル−フェニル)−アミド;N−{3−[2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ]−フェニル}−ベンズアミド;N−{3−[2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ]−フェニル}−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド;4−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−N−{3−[2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ]−フェニル}−ベンズアミド;N−{4−メチル−3−[2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ]−フェニル}−ベンズアミド;N−{4−メチル−3−[2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ]−フェニル}−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド;N−{4−メチル−3−[2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ]−フェニル}−4−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−ベンズアミド;
5−[6−(3−ベンゾイルアミノ−フェニルアミノ)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル]−2,4−ジメチル−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ジエチルアミノ−エチル)−アミド;5−[6−(3−ベンゾイルアミノ−フェニルアミノ)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル]−2,4−ジメチル−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ジメチルアミノ−エチル)−アミド;5−[6−(3−ベンゾイルアミノ−フェニルアミノ)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル]−2,4−ジメチル−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−アミド;5−[6−(3−ベンゾイルアミノ−フェニルアミノ)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル]−2,4−ジメチル−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ピペリジン−1−イル−エチル)−アミド;5−[6−(3−ベンゾイルアミノ−フェニルアミノ)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル]−2,4−ジメチル−1H−ピロール−3−カルボン酸(3−ピロリジン−1−イル−プロピル)−アミド;
2,4−ジメチル−5−{2−オキソ−6−[3−(3−トリフルオロメチル−ベンゾイルアミノ)−フェニルアミノ]−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル}−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ジメチルアミノ−エチル)−アミド;2,4−ジメチル−5−{2−オキソ−6−[3−(3−トリフルオロメチル−ベンゾイルアミノ)−フェニルアミノ]−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル}−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ジエチルアミノ−エチル)−アミド;2,4−ジメチル−5−{2−オキソ−6−[3−(3−トリフルオロメチル−ベンゾイルアミノ)−フェニルアミノ]−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル}−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−アミド;2,4−ジメチル−5−{2−オキソ−6−[3−(3−トリフルオロメチル−ベンゾイルアミノ)−フェニルアミノ]−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル}−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ピペリジン−1−イル−エチル)−アミド;2,4−ジメチル−5−{2−オキソ−6−[3−(3−トリフルオロメチル−ベンゾイルアミノ)−フェニルアミノ]−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル}−1H−ピロール−3−カルボン酸(3−ピロリジン−1−イル−プロピル)−アミド;5−[6−(5−ベンゾイルアミノ−2−メチル−フェニルアミノ)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル]−2,4−ジメチル−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ジエチルアミノ−エチル)−アミド;5−[6−(5−ベンゾイルアミノ−2−メチル−フェニルアミノ)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル]−2,4−ジメチル−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−アミド;2,4−ジメチル−5−{6−[2−メチル−5−(3−トリフルオロメチル−ベンゾイルアミノ)−フェニルアミノ]−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル}−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ジエチルアミノ−エチル)−アミド;N−{3−[2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−7−イルアミノ]−フェニル}−ベンズアミド;5−[7−(3−ベンゾイルアミノ−フェニルアミノ)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル]−2,4−ジメチル−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ジエチルアミノ−エチル)−アミド;5−[7−(3−ベンゾイルアミノ−フェニルアミノ)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル]−2,4−ジメチル−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−アミド;2,4−ジメチル−5−(7−{3−[4−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−ベンゾイルアミノ]−フェニルアミノ}−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル)−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ジエチルアミノ−エチル)−アミド;2,4−ジメチル−5−(7−{3−[4−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−ベンゾイルアミノ]−フェニルアミノ}−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル)−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ジメチルアミノ−エチル)−アミド;2,4−ジメチル−5−(7−{3−[4−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−ベンゾイルアミノ]−フェニルアミノ}−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル)−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−アミド;N−{4−メチル−3−[2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−7−イルアミノ]−フェニル}−ベンズアミド;
N−{4−メチル−3−[2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−7−イルアミノ]−フェニル}−4−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−ベンズアミド;5−[7−(5−ベンゾイルアミノ−2−メチル−フェニルアミノ)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル]−2,4−ジメチル−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ジエチルアミノ−エチル)−アミド;5−[7−(5−ベンゾイルアミノ−2−メチル−フェニルアミノ)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル]−2,4−ジメチル−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ジメチルアミノ−エチル)−アミド;5−[7−(5−ベンゾイルアミノ−2−メチル−フェニルアミノ)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル]−2,4−ジメチル−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−アミド;5−(3−アミノ−フェニルアミノ)−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン;N−{3−[2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イルアミノ]−フェニル}−ベンズアミド;N−{3−[2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イルアミノ]−フェニル}−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド;3−(4−メチル−イミダゾール−1−イル)−N−{3−[2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イルアミノ]−フェニル}−5−トリフルオロメチル−ベンズアミド;5−[5−(3−ベンゾイルアミノ−フェニルアミノ)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル]−2,4−ジメチル−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ジエチルアミノ−エチル)−アミド;5−[5−(3−ベンゾイルアミノ−フェニルアミノ)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル]−2,4−ジメチル−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−アミド;N−{4−メチル−3−[2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イルアミノ]−フェニル}−ベンズアミド;
N−{4−メチル−3−[2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イルアミノ]−フェニル}−4−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−ベンズアミド;5−[5−(5−ベンゾイルアミノ−2−メチル−フェニルアミノ)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル]−2,4−ジメチル−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ジエチルアミノ−エチル)−アミド;5−[5−(5−ベンゾイルアミノ−2−メチル−フェニルアミノ)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル]−2,4−ジメチル−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−アミド;3−(4−メチル−イミダゾール−1−イル)−N−{3−[2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ]−フェニル}−5−トリフルオロメチル−ベンズアミド;3−(4−メチル−イミダゾール−1−イル)−N−{3−[6−オキソ−5−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イルアミノ]−フェニル}−5−トリフルオロメチル−ベンズアミド;3−(4−エチル−ピペラジン−1−イル)−N−{3−[3−(3H−イミダゾール−4−イルメチレン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ]−フェニル}−5−トリフルオロメチル−ベンズアミド;2,4−ジメチル−5−(6−{3−[3−(4−メチル−イミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−ベンゾイルアミノ]−フェニルアミノ}−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル)−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ジエチルアミノ−エチル)−アミド;2,4−ジメチル−5−(6−{3−[3−(1−メチル−ピペリジン−4−イルオキシ)−5−トリフルオロメチル−ベンゾイルアミノ]−フェニルアミノ}−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル)−1H−ピロール−3−カルボン酸;3−(1−メチル−ピペリジン−4−イルオキシ)−N−{3−[2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ]−フェニル}−5−トリフルオロメチル−ベンズアミド;N−{3−[3−(4−シアノ−1H−ピロール−2−イルメチレン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ]−5−メトキシ−フェニル}−3−(1−メチル−ピペリジン−4−イルオキシ)−5−トリフルオロメチル−ベンズアミド;N−{3−[3−(5−メチル−3H−イミダゾール−4−イルメチレン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ]−フェニル}−3−(1−メチル−ピペリジン−4−イルオキシ)−5−トリフルオロメチル−ベンズアミド;3−[4−(2−ヒドロキシ−エチル)−ピペラジン−1−イル]−N−{3−[2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ]−フェニル}−5−トリフルオロメチル−ベンズアミド;4−モルホリン−4−イル−N−{3−[2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ]−フェニル}−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド;4−(4−エチル−ピペラジン−1−イルメチル)−N−{3−[3−(3H−イミダゾール−4−イルメチレン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ]−フェニル}−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド;4−(4−エチル−ピペラジン−1−イルメチル)−N−{3−[3−(5−メチル−3H−イミダゾール−4−イルメチレン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ]−フェニル}−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド;4−(4−エチル−ピペラジン−1−イルメチル)−N−{3−[3−(3H−イミダゾール−4−イルメチレン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ]−フェニル}−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド;5−(6−{3−[4−(4−エチル−ピペラジン−1−イルメチル)−3−トリフルオロメチル−ベンゾイルアミノ]−フェニルアミノ}−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル)−2,4−ジメチル−1H−ピロール−3−カルボン酸;4−(4−エチル−ピペラジン−1−イルメチル)−N−{3−[3−(5−メチル−2H−プラゾール−3−イルメチレン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ]−フェニル}−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド;4−(4−エチル−ピペラジン−1−イルメチル)−N−{3−[3−(4−メチル−1H−イミダゾール−2−イルメチレン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ]−フェニル}−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド;3−クロロ−4−(4−エチル−ピペラジン−1−イルメチル)−N−{3−[3−(3H−イミダゾール−4−イルメチレン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ]−フェニル}−ベンズアミド;3−クロロ−4−(4−エチル−ピペラジン−1−イルメチル)−N−{3−[3−(5−メチル−3H−イミダゾール−4−イルメチレン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ]−フェニル}−ベンズアミド;5−(6−{3−[3−クロロ−4−(4−エチル−ピペラジン−1−イルメチル)−ベンゾイルアミノ]−フェニルアミノ}−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル)−2,4−ジメチル−1H−ピロール−3−カルボン酸;N−{3−[3−(2−エチル−5−メチル−3H−イミダゾール−4−イルメチレン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ]−フェニル}−3−(4−メチル−イミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−ベンズアミド;N−{3−[3−(1H−インドール−3−イルメチレン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ]−フェニル}−3−(4−メチル−イミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−ベンズアミド;N−[3−(3−フラン−3−イルメチレン−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ)−フェニル]−3−(4−メチル−イミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−ベンズアミド;3−(4−メチル−イミダゾール−1−イル)−N−{3−[3−(5−メチル−3H−イミダゾール−4−イルメチレン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ]−フェニル}−5−トリフルオロメチル−ベンズアミド;3−(4−メチル−イミダゾール−1−イル)−N−{3−[3−(4−メチル−1H−イミダゾール−2−イルメチレン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ]−フェニル}−5−トリフルオロメチル−ベンズアミド;N−{3−[3−(3H−イミダゾール−4−イルメチレン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ]−フェニル}−3−(4−メチル−イミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−ベンズアミド;2,4−ジメチル−5−(6−{3−[3−(4−メチル−イミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−ベンゾイルアミノ]−フェニルアミノ}−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル)−1H−ピロール−3−カルボン酸;N−{3−[3−(4−シアノ−1H−ピロール−2−イルメチレン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ]−フェニル}−3−(4−メチル−イミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−ベンズアミド;
N−{3−[3−(1H−インドール−2−イルメチレン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ]−フェニル}−3−(4−メチル−イミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−ベンズアミド;N−{3−[3−(2−エチル−5−メチル−3H−イミダゾール−4−イルメチレン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ]−4−メチル−フェニル}−3−(4−メチル−イミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−ベンズアミド;5−(6−{3−[3−(4−メチル−イミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−ベンゾイルアミノ]−フェニルアミノ}−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル)−1H−ピロール−3−カルボン酸アミド;4−(6−{3−[3−(4−メチル−イミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−ベンゾイルアミノ]−フェニルアミノ}−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル)−1H−ピロール−2−カルボン酸メチルエステル;3−(4−メチル−イミダゾール−1−イル)−N−(3−{3−[(4−メチルスルファモイル−フェニルアミノ)−メチレン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ}−フェニル)−5−トリフルオロメチル−ベンズアミド;2,4−ジメチル−5−(6−{3−[3−(4−メチル−イミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−ベンゾイルアミノ]−フェニルアミノ}−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル)−1H−ピロール−3−カルボン酸(2,3−ジヒドロキシ−プロピル)−アミド;N−[3−(3−{4−[(2−ジエチルアミノ−エチルアミノ)−メチル]−1H−ピロール−2−イルメチレン}−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ)−フェニル]−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド;2,4−ジメチル−5−(6−{3−[3−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−5−トリフルオロメチル−ベンゾイルアミノ]−フェニルアミノ}−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル)−1H−ピロール−3−カルボン酸;N−{3−[3−(5−メチル−3H−イミダゾール−4−イルメチレン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ]−フェニル}−3−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−5−トリフルオロメチル−ベンズアミド;3−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−N−{3−[2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ]−フェニル}−5−トリフルオロメチル−ベンズアミド;3−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−N−{3−[2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルオキシ]−フェニル}−5−トリフルオロメチル−ベンズアミド;
3−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−N−{3−[2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]−フェニル}−5−トリフルオロメチル−ベンズアミド;3−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−N−(3−{2−オキソ−3−[(4−スルファモイル−フェニル)−ヒドラゾノ]−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ}−フェニル)−5−トリフルオロメチル−ベンズアミド;N−{3−[3−(4−シアノ−1H−ピロール−2−イルメチレン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ]−フェニル}−3−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−5−トリフルオロメチル−ベンズアミド;N−{3−メトキシ−5−[2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ]−フェニル}−3−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−5−トリフルオロメチル−ベンズアミド; 5−(6−{3−[3−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−5−トリフルオロメチル−ベンゾイルアミノ]−フェニルアミノ}−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル)−1H−ピロール−3−カルボン酸アミド;N−{3−[3−(4−シアノ−1H−ピロール−2−イルメチレン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ]−5−メトキシ−フェニル}−3−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−5−トリフルオロメチル−ベンズアミド;N−{4−メチル−3−[2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ]−フェニル}−3−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−5−トリフルオロメチル−ベンズアミド;N−{3−[3−(4−シアノ−1H−ピロール−2−イルメチレン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ]−フェニル}−3−(4−ヒドロキシ−ピペリジン−1−イル)−5−トリフルオロメチル−ベンズアミド;3−(4−ヒドロキシ−ピペリジン−1−イル)−N−{3−[2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ]−フェニル}−5−トリフルオロメチル−ベンズアミド;5−(6−{3−[4−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−3−トリフルオロメチル−ベンゾイルアミノ]−フェニルアミノ}−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル)−1H−ピロール−3−カルボン酸アミド;
3−メチル−N−{3−[3−(5−メチル−3H−イミダゾール−4−イルメチレン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ]−フェニル}−ベンズアミド;N−{3−[3−(5−メチル−3H−イミダゾール−4−イルメチレン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ]−フェニル}−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド;N−{3−[3−(4−シアノ−1H−ピロール−2−イルメチレン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ]−4−メチル−フェニル}−3−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−5−トリフルオロメチル−ベンズアミド;5−{6−[3−(3−メチル−ベンゾイルアミノ)−フェニルアミノ]−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル}−1H−ピロール−3−カルボン酸アミド;2,4−ジメチル−5−(6−{3−[3−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−5−トリフルオロメチル−ベンゾイルアミノ]−フェニルアミノ}−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル)−1H−ピロール−3−カルボン酸(3−ジメチルアミノ−プロピル)−アミド;2,4−ジメチル−5−{2−オキソ−6−[3−(3−トリフルオロメチル−ベンゾイルアミノ)−フェノキシ]−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル}−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ジメチルアミノ−エチル)−メチル−アミド;N−(3−{3−[3,5−ジメチル−4−(4−メチル−ピペラジン−1−カルボニル)−1H−ピロール−2−イルメチレン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルオキシ}−フェニル)−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド;2,4−ジメチル−5−{2−オキソ−6−[3−(3−トリフルオロメチル−ベンゾイルアミノ)−フェノキシ]−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル}−1H−ピロール−3−カルボン酸(3−ジメチルアミノ−プロピル)−アミド;2,4−ジメチル−5−{2−オキソ−6−[3−(3−トリフルオロメチル−ベンゾイルアミノ)−フェノキシ]−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル}−1H−ピロール−3−カルボン酸(3−ピロリジン−1−イル−プロピル)−アミド;2,4−ジメチル−5−{2−オキソ−6−[3−(3−トリフルオロメチル−ベンゾイルアミノ)−フェノキシ]−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル}−1H−ピロール−3−カルボン酸メチル−(3−メチルアミノ−プロピル)−アミド;2,4−ジメチル−5−{2−オキソ−6−[3−(3−トリフルオロメチル−ベンゾイルアミノ)−フェノキシ]−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル}−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−モルホリン−4−イル−エチル)−アミド;N−(3−{3−[4−(3−ジメチルアミノ−ピロリジン−1−カルボニル)−3,5−ジメチル−1H−ピロール−2−イルメチレン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルオキシ}−フェニル)−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド;N−[3−(3−{4−[4−(2−ジエチルアミノ−エチル)−ピペラジン−1−カルボニル]−3,5−ジメチル−1H−ピロール−2−イルメチレン}−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルオキシ)−フェニル]−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド;5−{2−オキソ−6−[3−(3−トリフルオロメチル−ベンゾイルアミノ)−フェノキシ]−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル}−1H−ピロール−3−カルボン酸メチル−(3−メチルアミノ−プロピル)−アミド;2,4−ジメチル−5−{2−オキソ−6−[3−(3−トリフルオロメチル−ベンゾイルアミノ)−フェノキシ]−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル}−1H−ピロール−3−カルボン酸エトキシ−アミド;2,4−ジメチル−5−{2−オキソ−6−[3−(3−トリフルオロメチル−ベンゾイルアミノ)−フェノキシ]−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル}−1H−ピロール−3−カルボン酸(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−アミド;5−{2−オキソ−6−[3−(3−トリフルオロメチル−ベンゾイルアミノ)−フェノキシ]−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル}−1H−ピロール−3−カルボン酸;5−{2−オキソ−6−[3−(3−トリフルオロメチル−ベンゾイルアミノ)−フェノキシ]−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル}−1H−ピロール−3−カルボン酸(3−ジメチルアミノ−プロピル)−アミド;N−(3−{3−[4−(4−メチル−ピペラジン−1−カルボニル)−1H−ピロール−2−イルメチレン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルオキシ}−フェニル)−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド;5−{2−オキソ−6−[3−(3−トリフルオロメチル−ベンゾイルアミノ)−フェノキシ]−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル}−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ジメチルアミノ−エチル)−メチル−アミド;N−[3−(3−{4−[4−(2−ジエチルアミノ−エチル)−ピペラジン−1−カルボニル]−1H−ピロール−2−イルメチレン}−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルオキシ)−フェニル]−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド;2,4−ジメチル−5−{6−[3−(3−メチル−ベンゾイルアミノ)−フェノキシ]−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル}−1H−ピロール−3−カルボン酸;N−(3−{3−[3,5−ジメチル−4−(4−メチル−ピペラジン−1−カルボニル)−1H−ピロール−2−イルメチレン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルオキシ}−フェニル)−3−メチル−ベンズアミド;2,4−ジメチル−5−{6−[3−(3−メチル−ベンゾイルアミノ)−フェノキシ]−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル}−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−モルホリン−4−イル−エチル)−アミド;5−{6−[3−(3−メチル−ベンゾイルアミノ)−フェノキシ]−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル}−1H−ピロール−3−カルボン酸(3−ピロリジン−1−イル−プロピル)−アミド;5−{6−[3−(3−メチル−ベンゾイルアミノ)−フェノキシ]−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル}−1H−ピロール−3−カルボン酸;5−{6−[3−(3−メチル−ベンゾイルアミノ)−フェノキシ]−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル}−1H−ピロール−3−カルボン酸(3−ジメチルアミノ−プロピル)−アミド;5−{6−[3−(3−メチル−ベンゾイルアミノ)−フェノキシ]−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル}−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−モルホリン−4−イル−エチル)−アミド;5−{6−[3−(3−メチル−ベンゾイルアミノ)−フェノキシ]−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル}−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ジメチルアミノ−エチル)−メチル−アミド;3−メチル−N−(3−{3−[4−(4−メチル−ピペラジン−1−カルボニル)−1H−ピロール−2−イルメチレン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルオキシ}−フェニル)−ベンズアミド;
5−{6−[3−(3−メチル−ベンゾイルアミノ)−フェノキシ]−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル}−1H−ピロール−3−カルボン酸(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−アミド;N−[3−(3−{4−[4−(2−ジエチルアミノ−エチル)−ピペラジン−1−カルボニル]−1H−ピロール−2−イルメチレン}−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルオキシ)−フェニル]−3−メチル−ベンズアミド;N−(3−{3−[3,5−ジメチル−4−(4−ピリミジン−2−イル−ピペラジン−1−カルボニル)−1H−ピロール−2−イルメチレン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルオキシ}−フェニル)−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド;N−(3−{3−[3,5−ジメチル−4−(2,3,5,6−テトラヒドロ−[1,2’]ビピラジニル−4−カルボニル)−1H−ピロール−2−イルメチレン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルオキシ}−フェニル)−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド;2,4−ジメチル−5−{6−[3−(3−メチル−ベンゾイルアミノ)−フェノキシ]−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル}−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ジメチルアミノ−エチル)−メチル−アミド;N−[4−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−3−トリフルオロメチル−フェニル]−3−[2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−6−イルアミノ]−ベンズアミド;4−トリフルオロメチル−1H−インドール−6−カルボン酸{3−メトキシ−5−[2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ]−フェニル}−アミド;N−[3−(3−ベンジルオキシイミノ−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イルアミノ)−フェニル]−3−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−5−トリフルオロメチル−ベンズアミド;3−[2−オキソ−3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−6−イルオキシ]−N−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−ベンズアミド;5−(6−ベンゾイルアミノ−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル)−2,4−ジメチル−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ジメチルアミノ−エチル)−アミド;および、3−(1H−ピロール−2−イルメチレン)−6−{3−[3−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル]−フェニルアミノ}−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オンから選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項8】
治療的有効量の請求項1に記載の化合物を薬学的に許容される賦形剤と組み合わせて含む、医薬組成物。
【請求項9】
キナーゼ活性の阻害が、疾患の病状および/または徴候を予防、阻止または改善し得る、動物における疾患の処置方法であって、該動物に治療的有効量の請求項1に記載の化合物を投与することを含む、方法。
【請求項10】
前記キナーゼが、Abl、Bcr−Abl、cSrc、TPR−Met、Tie2、MET、FGFR3、Aurora、Axl、Bmx、BTK、c−kit、CHK2、Flt3、MST2、p70S6K、PDGFR、PKB、PKCα、Raf、ROCK−II、Rsk1、SGK、TrkA、TrkBおよびTrkCからなる群から選択される、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
動物において、Abl、Bcr−Abl、cSrc、TPR−Met、Tie2、MET、FGFR3、Aurora、Axl、Bmx、BTK、c−kit、CHK2、Flt3、MST2、p70S6K、PDGFR、PKB、PKCα、Raf、ROCK−II、Rsk1、SGK、TrkA、TrkBおよび/またはTrkCのキナーゼ活性が、疾患の病状および/または徴候に寄与する疾患を処置するための医薬の製造を目的とした、請求項1に記載の化合物の使用。

【公表番号】特表2008−519762(P2008−519762A)
【公表日】平成20年6月12日(2008.6.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−540153(P2007−540153)
【出願日】平成17年11月7日(2005.11.7)
【国際出願番号】PCT/US2005/040372
【国際公開番号】WO2006/052936
【国際公開日】平成18年5月18日(2006.5.18)
【出願人】(503261524)アイアールエム・リミテッド・ライアビリティ・カンパニー (158)
【氏名又は名称原語表記】IRM,LLC
【Fターム(参考)】