説明

ピラゾロ[1,5−a]ピリジン、及び癌治療におけるその使用

ピラゾロ[1,5−a]ピリジンが記載され、その製造方法、並びに単独にて又は放射線及び/若しくは他の抗癌薬と組み合わせての両方における、癌治療のための薬剤又は薬物としてのその使用が含まれる。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)の化合物
【化1】


(式中、
Xは、利用可能な4位、5位、6位、7位のいずれかに位置する、R、F、Cl、Br、I、OR、OCOR、CONR、COR、SOR、SONR、CN、CF、OCF、NO、NR、NHCOR又は置換されていてもよいアリールのうち2つまでを表してもよく;
Rは、ハロゲン、OH、OR、NHR、NRで置換されていてもよいH又は飽和若しくは不飽和C1〜C6アルキル、又は置換されていてもよいアリール若しくはヘテロアリールであり、或いはRがNRの一部を形成する場合、O、S、NRの群からのさらなるヘテロ原子を1つ含んでもよい、置換されていてもよい飽和4〜7員環を形成してもよく;
は、H、飽和若しくは不飽和C1〜C6アルキル、又は置換されていてもよいアリール若しくはヘテロアリールであり、或いはRがNRの一部を形成する場合、O、S、NRの群からのさらなるヘテロ原子を1つ含んでもよい、置換されていてもよい飽和4〜7員環を形成してもよく;
は、H又は飽和若しくは不飽和C1〜C6アルキルであり;
Yは、H又はCHであってよく;
Aは、
【化2】

(式中、
【数1】

は、式Iのピラゾール環の3位に結合しており、
【数2】

はZに結合している)、又は環中に原子S、O又はNを3つまで含み、上で定義したRで置換されていてもよい、任意の5員の複素環を表し;
ZはSO(式中、x=0〜2)、CH又はCOを表し;
Wは存在しないか、又は(CH(式中、y=1、2又は3)であり;
Bは、フェニル、ナフチル、又は5若しくは6員の複素環若しくはベンゾ複素環であり、該複素環は、原子S、O又はNのうち2つまでを含み、任意の利用可能な位置にてTにて置換されていてもよく、Tは、F、Cl、Br、I、R、OR、CONR、COR、SOR、SONHR、CN、CF、OCF、NO、NR、NHCORのうち2つまでであり、式中、Rは上に定義したとおりである)
或いは、それらの生理的に許容可能な塩又はリン酸塩プロドラッグ若しくはカルボン酸エステル若しくはアミノ酸エステルのプロドラッグ。
【請求項2】
Xが、R、ハロゲン、OR、OCOR、CONR、COR、SOR、SONR、CN、CF、OCF、NO、NR、NHCOR又は置換されたアリールで5位で置換されている、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
ZがSOであり、かつWが存在しない、請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
Bが、任意の位置にてTで置換されていてもよいフェニルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
Aが、式IIa〜IIeのうちいずれか1つから選択され、式中、
【数3】

は、式(I)のピラゾール環の3位に結合しており、
【数4】

はZに結合している、請求項1又は請求項2に記載の化合物:
【化3】

【請求項6】
Aが式IIaである、請求項5に記載の化合物。
【請求項7】
以下から選択される、請求項1に記載の化合物:
N,2−ジメチル−5−ニトロ−N’−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イルメチレン)ベンゼンスルホノヒドラジド
N,2−ジメチル−N’−((5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)メチレン)−5−ニトロベンゼンスルホノヒドラジド
N,2−ジメチル−5−ニトロ−N’−((5−(トリフルオロメチル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)メチレン)−ベンゼンスルホノヒドラジド
N’−((2,5−ジメチルピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)メチレン)−N,2−ジメチル−5−ニトロベンゼンスルホノヒドラジド
N’−((5−シアノピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)メチレン)−N,2−ジメチル−5−ニトロベンゼンスルホノヒドラジド
メチル 3−((2−メチル−2−(2−メチル−5−ニトロフェニルスルホニル)ヒドラゾノ)メチル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−5−カルボキシレート
3−((2−メチル−2−(2−メチル−5−ニトロフェニルスルホニル)ヒドラゾノ)メチル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−5−カルボキサミド
N’−((5−(2−ヒドロキシエチル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)メチレン)−N,2−ジメチル−5−ニトロベンゼンスルホノヒドラジド
N’−((5−メトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)メチレン)−N,2−ジメチル−5−ニトロベンゼンスルホノヒドラジド
3−((2−メチル−2−(2−メチル−5−ニトロフェニルスルホニル)ヒドラゾノ)メチル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−5−イル アセテート
N’−((5−ヒドロキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)メチレン)−N,2−ジメチル−5−ニトロベンゼンスルホノヒドラジド
N’−((5−アミノピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)メチレン)−N,2−ジメチル−5−ニトロベンゼンスルホノヒドラジド
N’−((5−クロロピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)メチレン)−N,2−ジメチル−5−ニトロベンゼンスルホノヒドラジド
N’−((5−ブロモピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)メチレン)−N,2−ジメチル−5−ニトロベンゼンスルホノヒドラジド
N’−((5−ヨードピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)メチレン)−N,2−ジメチル−5−ニトロベンゼンスルホノヒドラジド
N,2−ジメチル−5−ニトロ−N’−((5−ビニルピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)メチレン)ベンゼンスルホノヒドラジド
N’−((5−シクロプロピルピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)メチレン)−N,2−ジメチル−5−ニトロベンゼンスルホノヒドラジド
N’−((5−エチニルピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)メチレン)−N,2−ジメチル−5−ニトロベンゼンスルホノヒドラジド
N’−((5−シアノピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)メチレン)−N−メチル−3−ニトロベンゼンスルホノヒドラジド
3−シアノ−N’−((5−シアノピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)メチレン)−N−メチルベンゼンスルホノヒドラジド
5−シアノ−N’−((5−シアノピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)メチレン)−N,2−ジメチルベンゼンスルホノヒドラジド
N’−((5−シアノピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)メチレン)−N−メチル−3−(トリフルオロメチル)−ベンゼンスルホノヒドラジド
N’−((5−シアノピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)メチレン)−N,2−ジメチル−5−(トリフルオロメチル)−ベンゼンスルホノヒドラジド
N’−((5−シアノピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)メチレン)−N,2−ジメチルベンゼンスルホノヒドラジド
N’−((5−シアノピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)メチレン)−N−メチル−4−ニトロベンゼンスルホノヒドラジド
N’−((5−シアノピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)メチレン)−N,2−ジメチル−4−ニトロベンゼンスルホノヒドラジド
N’−(5−シアノピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)メチレン)−5−フルオロ−N,2−ジメチルベンゼンスルホノヒドラジド
5−ブロモ−N’−((5−シアノピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)メチレン)−N,2−ジメチル−ベンゼンスルホノヒドラジド
3−ブロモ−N’−((5−シアノピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)メチレン)−N−メチルベンゼンスルホノヒドラジド
メチル 3−(2−((5−シアノピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)メチレン)−1−メチルヒドラジニルスルホニル)−4−メチルベンゾエート
N’−((5−シアノピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)メチレン)−N,2−ジメチル−5−(メチルスルホニル)−ベンゼンスルホノヒドラジド
N’−((5−シアノピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)メチレン)−2−エチル−N−メチル−5−ニトロベンゼンスルホノヒドラジド
N’−((5−シアノピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)メチレン)−2−イソプロピル−N−メチル−5−ニトロベンゼンスルホノヒドラジド
2−クロロ−N’−((5−シアノピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)メチレン)−N−メチル−5−ニトロベンゼンスルホノヒドラジド
N’−((5−シアノピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)メチレン)−2−メトキシ−N−メチル−5−ニトロベンゼンスルホノヒドラジド
N’−((5−シアノピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)メチレン)−2−(ジメチルアミノ)−N−メチル−5−ニトロベンゼンスルホノヒドラジド
N’−((5−ブロモピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)メチレン)−5−シアノ−N,2−ジメチルベンゼンスルホノヒドラジド
N’−((5−シアノピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)メチレン)−N−(2−ヒドロキシエチル)−2−メチル−5−ニトロベンゼンスルホノヒドラジド
N’−((5−ブロモピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)メチレン)−N−(2−ヒドロキシエチル)−2−メチル−5−ニトロベンゼンスルホノヒドラジド
5−シアノ−N’−((5−シアノピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)メチレン)−N−(2−ヒドロキシエチル)−2−メチルベンゼンスルホノヒドラジド
N−(2−ヒドロキシエチル)−2−メチル−5−ニトロ−N’−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イルメチレン)−ベンゼンスルホノヒドラジド
N’−((5−シアノピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)メチレン)−2−メチル−5−ニトロベンゼンスルホノヒドラジド
N−ベンジル−N’−((5−シアノピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)メチレン)−2−メチル−5−ニトロベンゼンスルホノヒドラジド
N’−((5−シアノピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)メチレン)−N−エチル−2−メチル−5−ニトロベンゼンスルホノヒドラジド
N’−((5−シアノピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)メチレン)−N−(2−(ジエチルアミノ)エチル)−2−メチル−5−ニトロベンゼンスルホノヒドラジド
N’−((5−シアノピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)メチレン)−N−(2−(ジメチルアミノ)エチル)−2−メチル−5−ニトロベンゼンスルホノヒドラジド
N’−((5−シアノピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)メチレン)−2−メチル−N−(2−モルホリノエチル)−5−ニトロベンゼンスルホノヒドラジド
N’−((5−シアノピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)メチレン)−2−メチル−5−ニトロ−N−(2−(ピペリジン−1−イル)エチル)ベンゼンスルホノヒドラジド
N’−((5−シアノピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)メチレン)−2−メチル−5−ニトロ−N−(2−(ピロリジン−1−イル)エチル)ベンゼンスルホノヒドラジド
N’−((5−ブロモピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)メチレン)−2−メチル−5−ニトロベンゼンスルホノヒドラジド
N’−((5−ブロモピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)メチレン)−2−メチル−5−ニトロ−N−(2−(ピペリジン−1−イル)エチル)ベンゼンスルホノヒドラジド塩酸塩
N’−((5−ブロモピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)メチレン)−2−メチル−5−ニトロ−N−(3−(ピペリジン−1−イル)プロピル)ベンゼンスルホノヒドラジド塩酸塩
N’−((5−ブロモピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)メチレン)−2−メチル−N−(3−モルホリノプロピル)−5−ニトロベンゼンスルホノヒドラジド塩酸塩
2−メチル−N’−((5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)メチレン)−5−ニトロベンゼンスルホノヒドラジド
N’−((5−シアノピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)メチレン)−2−フルオロ−N−メチル−5−ニトロベンゼンスルホノヒドラジド
N’−((5−シアノピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)メチレン)−2−((2−(ジメチルアミノ)エチル)(メチル)アミノ)−N−メチル−5−ニトロベンゼンスルホノヒドラジド
N’−((5−シアノピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)メチレン)−2−(2−(ジメチルアミノ)エチルアミノ)−N−メチル−5−ニトロベンゼンスルホノヒドラジド塩酸塩
N’−((5−シアノピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)メチレン)−N−メチル−2−(2−モルホリノエチルアミノ)−5−ニトロベンゼンスルホノヒドラジド塩酸塩
N’−((5−シアノピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)メチレン)−N−メチル−2−(メチル(2−モルホリノエチル)アミノ)−5−ニトロベンゼンスルホノヒドラジド塩酸塩
N’−((5−シアノピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)メチレン)−N−メチル−2−(メチル(2−(ピペリジン−1−イル)エチル)アミノ)−5−ニトロベンゼンスルホノヒドラジド塩酸塩
N’−((5−シアノピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)メチレン)−N−メチル−2−(3−モルホリノプロピルアミノ)−5−ニトロベンゼンスルホノヒドラジド塩酸塩
N’−((5−シアノピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)メチレン)−N−メチル−2−(メチル(2−(メチルアミノ)エチル)アミノ)−5−ニトロベンゼンスルホノヒドラジド塩酸塩
2−(2−(1H−イミダゾール−4−イル)エチルアミノ)−N’−((5−シアノピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)メチレン)−N−メチル−5−ニトロベンゼンスルホノヒドラジド塩酸塩
N’−((5−シアノピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)メチレン)−N−メチル−5−ニトロ−2−(ピリジン−2−イル−メチルアミノ)ベンゼンスルホノヒドラジド塩酸塩
N’−((5−シアノピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)メチレン)−N−メチル−5−ニトロ−2−(ピリジン−3−イル−メチルアミノ)ベンゼンスルホノヒドラジド塩酸塩
N’−((5−シアノピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)メチレン)−N−メチル−5−ニトロ−2−(ピリジン−4−イル−メチルアミノ)ベンゼンスルホノヒドラジド塩酸塩
N’−((5−シアノピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)メチレン)−N−メチル−2−(メチル(ピリジン−3−イル−メチル)アミノ)−5−ニトロベンゼンスルホノヒドラジド塩酸塩
N’−((5−シアノピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)メチレン)−2−(2−(ジメチルアミノ)エトキシ)−N−メチル−5−ニトロベンゼンスルホノヒドラジド塩酸塩
N’−((5−シアノピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)メチレン)−N−メチル−2−(2−モルホリノエトキシ)−5−ニトロベンゼンスルホノヒドラジド塩酸塩
N’−((5−シアノピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)メチレン)−N−メチル−5−ニトロ−2−(2−(ピロリジン−1−イル)エトキシ)ベンゼンスルホノヒドラジド塩酸塩
N’−((5−シアノピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)メチレン)−N−メチル−5−ニトロ−2−(ピリジン−2−イル−メトキシ)ベンゼンスルホノヒドラジド塩酸塩
N’−((5−ブロモピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)メチレン)−2−フルオロ−N−メチル−5−ニトロベンゼンスルホノヒドラジド
N’−((5−ブロモピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)メチレン)−2−(ジメチルアミノ)−N−メチル−5−ニトロベンゼンスルホノヒドラジド
N’−((5−ブロモピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)メチレン)−N−メチル−2−(2−モルホリノエトキシ)−5−ニトロベンゼンスルホノヒドラジド塩酸塩
5−シアノ−N’−((5−シアノピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)メチレン)−2−フルオロ−N−メチル−ベンゼンスルホノヒドラジド
5−シアノ−N’−((5−シアノピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)メチレン)−2−(ジメチルアミノ)−N−メチルベンゼンスルホノヒドラジド
5−シアノ−N’−((5−シアノピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)メチレン)−2−((2−(ジメチルアミノ)エチル)(メチル)アミノ)−N−メチルベンゼンスルホノヒドラジド塩酸塩
5−シアノ−N’−((5−シアノピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)メチレン)−N−メチル−2−(2−モルホリノエチルアミノ)ベンゼンスルホノヒドラジド塩酸塩
5−シアノ−N’−((5−シアノピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)メチレン)−N−メチル−2−(2−モルホリノエトキシ)ベンゼンスルホノヒドラジド塩酸塩
2−クロロ−N’−((5−シアノピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)メチレン)−N−メチル−5−ニトロピリジン−3−スルホノヒドラジド
N’−((5−シアノピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)メチレン)−2−((2−(ジメチルアミノ)エチル)(メチル)アミノ)−N−メチル−5−ニトロピリジン−3−スルホノヒドラジド塩酸塩
N’−((5−シアノピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)メチレン)−N−メチル−3−ニトロベンゾヒドラジド
N’−((5−シアノピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)メチレン)−N,2−ジメチル−5−ニトロベンゾヒドラジド
3−((2−メチル−2−(2−メチル−5−ニトロベンジル)ヒドラゾノ)メチル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−5−カルボニトリル
3−(1−(2−メチル−5−ニトロフェニルスルホニル)−1H−ピラゾール−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン
3−(1−(3−ニトロフェニルスルホニル)−1H−ピラゾール−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン
3−(3−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−1−イルスルホニル)ベンゾニトリル
5−ブロモ−3−(1−(2−メチル−5−ニトロフェニルスルホニル)−1H−ピラゾール−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン
4−(5−ブロモピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)−2−(3−ニトロフェニルスルフィニル)チアゾール
4−(5−ブロモピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)−2−(3−ニトロフェニルスルホニル)チアゾール
2−(5−ブロモピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)−5−(2−メチル−5−ニトロフェニルチオ)−1,3,4−オキサジアゾール
2−(5−ブロモピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)−5−(2−メチル−5−ニトロフェニルスルフィニル)−1,3,4−オキサジアゾール
2−(5−ブロモ−2−メチルフェニルスルホニル)−5−(5−ブロモピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)−1,3,4−チアジアゾール。
【請求項8】
鏡像異性体形態若しくはジアステレオマー形態、又はこのような形態の混合物である、請求項1から7のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項9】
化合物の塩、又は化合物のリン酸塩若しくはカルボン酸エステル若しくはアミノ酸エステルのプロドラッグを含む、請求項1から8のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項10】
請求項1から9のいずれか1項に記載の化合物を、癌の予防又は治療を必要とする被験体に投与する工程を含む、癌の予防方法又は癌処置のための治療方法。
【請求項11】
1以上の化学療法剤及び/又は治療を被験体に投与することをさらに含む、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記化学療法剤が、以下のいずれか1以上から選択される、請求項11に記載の方法:
・アルキル化剤(例、シスプラチン、カルボプラチン)
・代謝拮抗剤(例、メトトレキセート、5−FU)
・抗腫瘍性抗生物質(例、アドリアマイシン、ブレオマイシン)
・抗腫瘍性植物アルカロイド(例、タキソール、エトポシド)
・抗腫瘍性ホルモン(例、デキサメタゾン、タモキシフェン)
・抗腫瘍性免疫剤(例、インターフェロンα、β、γ)。
【請求項13】
前記治療が、以下のいずれか1以上から選択される、請求項8に記載の方法:
・放射線治療、又は
・手術。
【請求項14】
請求項1から9のいずれか1項に記載の化合物の被験体に対する投与の前に、投与の間に、又は投与の後に、1以上の化学療法剤又は治療を被験体に投与する工程を含む、請求項8に記載の方法。
【請求項15】
該被験体が、ヒト又は他の温血動物である、請求項10から14のいずれか1項に記載の方法。
【請求項16】
薬学的に許容可能な賦形剤、アジュバント、担体、緩衝剤又は安定剤と共に請求項1から9のいずれか1項に記載の化合物を含む、医薬組成物。
【請求項17】
錠剤、カプセル剤、粉末剤又は液剤の形態である、請求項16に記載の医薬組成物。
【請求項18】
経口又は非経口投与に適切である、請求項16又は17に記載の医薬組成物。
【請求項19】
1以上の化学療法剤をさらに含む、請求項16から18のいずれか1項に記載の医薬組成物。
【請求項20】
癌治療のための医薬の製造における、請求項1から9のいずれか1項に記載の化合物の使用。
【請求項21】
前記医薬が、錠剤、カプセル剤、粉末剤又は液剤の形態である、請求項20に記載の使用。
【請求項22】
前記医薬が、経口又は非経口投与に適切である、請求項20又は21に記載の使用。
【請求項23】
請求項1に記載の化合物の製造方法であって、式IIIのピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニル化合物を修飾する工程を含み、
【化4】


式中、変量X及びYは、請求項1にて定義したとおりであり、Vは、H、CH又はアルコキシである、方法。
【請求項24】
式IVの中間体を介して進行する、請求項23に記載の方法であって、
【化5】


式中、変量X及びYは、請求項1にて定義したとおりである、方法。
【請求項25】
請求項1に記載の化合物が、化合物IaからIdのうちいずれか1つであり、式中、A、R、T、X、Y及びZは、請求項1にて定義したとおりである、請求項23に記載の方法であって、
【化6】


該方法は、以下を含む:
(i)式Ia及びIbの化合物について、ヒドラジンとの縮合、次にスルホニル化;
(ii)式Iaの化合物について、スルホノヒドラジドとの縮合、次にアシル化;
(iii)Z=COである式Icの化合物について、メチルヒドラジン硫酸塩との反応、次にアシル化;
(iv)Z=CHである式Icの化合物について、アルキルヒドラジンとの反応;
(v)式Ia及びIbの化合物について、メチルヒドラジン硫酸塩との縮合、次にスルホニル化、次いで求核置換反応;
(vi)Aがピラゾール環である式Idの化合物について、DMFdmaとの反応、次いでヒドラジンでの環化、次にスルホニル化;
(vii)Aがチアゾール環である式Idの化合物について、臭素化、次いでジチオカルバメートでの環化、ボロン酸とのカップリング、次に酸化;
(viii)Aが1,3,4−オキサジアゾール環である式Idの化合物について、ヒドラジンとの反応、次いでCSでの環化、ボロン酸とのカップリング、次に酸化;又は
(ix)Aが1,3,4−チアジアゾール環である式Idの化合物について、チオセミカルバジドとの反応、次いでHSOでの環化、次にジアゾ化及び塩素化、次いでスルフィネート塩での置換。
【請求項26】
請求項23から25のいずれか1項に記載の方法によって得られる、請求項1に記載の化合物。
【請求項27】
請求項23から25のいずれか1項に記載の方法によって製造される、請求項7に記載の化合物。
【請求項28】
式IIIの化合物であって、
【化7】


式中、V、X及びYは請求項23に定義したとおりであるが、5−メトキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボキシアルデヒド、5−ヒドロキシ−2−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボキシアルデヒド、2,7−ジメチルピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボキシアルデヒド、2−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボキシアルデヒド、4−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボキシアルデヒド、ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボキシアルデヒド、1−(6−クロロピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)エタノン、1−(6−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)エタノン、1−(4−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)エタノン及び1−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イルエタノンは除外される、化合物。
【請求項29】
以下から選択される、請求項28に記載の化合物:
5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルバルデヒド
5−(トリフルオロメチル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルバルデヒド
2,5−ジメチルピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルバルデヒド
3−ホルミルピラゾロ[1,5−a]ピリジン−5−カルボニトリル
メチル 3−ホルミルピラゾロ[1,5−a]ピリジン−5−カルボキシレート
3−ホルミルピラゾロ[1,5−a]ピリジン−5−カルボキサミド
5−(2−ヒドロキシエチル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルバルデヒド
2−(3−ホルミルピラゾロ[1,5−a]ピリジン−5−イル)エチル アセテート
5−ヒドロキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルバルデヒド
3−ホルミルピラゾロ[1,5−a]ピリジン−5−イル アセテート
5−アミノピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルバルデヒド
2,2,2−トリフルオロ−N−(3−ホルミルピラゾロ[1,5−a]ピリジン−5−イル)アセトアミド
5−クロロピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルバルデヒド
5−ブロモピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルバルデヒド
5−ヨードピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルバルデヒド
5−ビニルピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルバルデヒド
5−シクロプロピルピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルバルデヒド
5−エチニルピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルバルデヒド
tert−ブチル 3−アセチルピラゾロ[1,5−a]ピリジン−5−イルカルバメート
1−(5−アミノピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)エタノン
1−(5−ブロモピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)エタノン。
【請求項30】
式IVの化合物であって、
【化8】


式中、X及びYは、請求項1において定義したとおりである、化合物。
【請求項31】
3−(1H−ピラゾール−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン及び5−ブロモ−3−(1H−ピラゾール−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジンから選択される、請求項30に記載の化合物。
【請求項32】
式Vの化合物であって、
【化9】


式中、X及びYは請求項1において定義したとおりであるが、2−ブロモ−1−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イルエタノン、2−ブロモ−1−(2,5−ジメチルピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)エタノン、2−ブロモ−1−(2−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)エタノンは除外される、化合物。
【請求項33】
2−ブロモ−1−(5−ブロモピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)エタノンから選択される、請求項32に記載の化合物。
【請求項34】
式VIの化合物であって、
【化10】


式中、X及びYは、請求項1において定義したとおりである、化合物。
【請求項35】
4−(5−ブロモピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)チアゾール−2(3H)−チオンから選択される、請求項34に記載の化合物。
【請求項36】
式VIIの化合物であって、
【化11】


式中、X及びYは請求項1において定義したとおりであるが、ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボヒドラジドは除外される、化合物。
【請求項37】
5−ブロモピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボヒドラジドから選択される、請求項36に記載の化合物。
【請求項38】
式VIIIの化合物であって、
【化12】


式中、X及びYは、請求項1において定義したとおりである、化合物。
【請求項39】
5−(5−ブロモピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2(3H)−チオンから選択される、請求項38に記載の化合物。
【請求項40】
式IXの化合物であって、
【化13】

式中、X及びYは、請求項1において定義したとおりである、化合物。
【請求項41】
5−(5−ブロモピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)−1,3,4−チアジアゾール−2−アミンから選択される、請求項40に記載の化合物。
【請求項42】
式Xの化合物であって、
【化14】

式中、X及びYは、請求項1において定義したとおりである、化合物。
【請求項43】
2−(5−ブロモピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)−5−クロロ−1,3,4−チアジアゾールから選択される、請求項42に記載の化合物。
【請求項44】
実施例のいずれか1つを特に参照して、本明細書中に実質的に定義される、式I又はIVに記載の化合物。
【請求項45】
実施例のいずれか1つを特に参照して、本明細書中に実質的に定義される、請求項28に記載の式IIIの化合物。
【請求項46】
実施例又はスキームのいずれか1つを特に参照して、本明細書中に実質的に記載される、請求項1に記載の化合物の製造方法。

【公表番号】特表2010−533173(P2010−533173A)
【公表日】平成22年10月21日(2010.10.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−515996(P2010−515996)
【出願日】平成20年7月11日(2008.7.11)
【国際出願番号】PCT/NZ2008/000164
【国際公開番号】WO2009/008748
【国際公開日】平成21年1月15日(2009.1.15)
【出願人】(507061041)オークランド・ユニサーヴィシズ・リミテッド (3)
【Fターム(参考)】