説明

ベルト式無段変速機の冷却装置

【課題】回転速度センサによる検出精度および気流の発生効果を高め、風切り音の低減を図ることができるベルト式無段変速機の冷却装置を提供する。
【解決手段】駆動プーリ11および従動プーリ21を覆うケーシング6,60に吸気口63と排気口65とを設け、両プーリ11,21の回転に伴って吸気口63から空気を吸入し、排気口65から空気を排出する。吸気口63に対面する駆動プーリ11の固定シーブ11aの背面に、半径方向外側への気流を発生させる大フィン11cと、大フィンより長さが短い小フィン11cとを周方向に交互に設け、ケーシング60に大フィンと小フィンとを検出できる回転速度センサ75を取り付ける。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はベルト式無段変速機の冷却装置、特に乾式ベルトを用いた無段変速機において、ベルトを空冷するための構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より種々の形式の無段変速機が提案され、一部が実用化されている。無段変速機は、駆動プーリと従動プーリと両プーリ間に巻き掛けられたベルトとを備えており、駆動プーリと従動プーリのプーリ溝幅を逆方向に変化させることにより、変速比を無段階に可変としたものである。そのため、変速ショックがなく、燃費向上を図ることができるという利点がある。
【0003】
無段変速機には、湿式ベルト(金属ベルト)を用いたタイプと、乾式ベルトを用いたタイプとがある。前者はベルトを油で潤滑しながら駆動するものであるのに対し、後者はベルトを潤滑せず、プーリとの間に働く摩擦力を利用して駆動するものであり、前者に比べて伝達効率がよい。しかし、後者の場合には、ベルトがプーリとの摩擦熱やベルトの屈曲によって発熱するので、常時空冷する必要がある。
【0004】
特許文献1には、駆動プーリおよび従動プーリと、両プーリ間に巻き掛けられた乾式のベルトとを覆うケーシングに吸気口と排気口とを設け、両プーリの回転に伴って吸気口から空気を吸入し、排気口から空気を排出するベルト式無段変速機の冷却装置が提案されている。
この冷却装置は、両プーリの固定シーブの背面に気流を発生させるフィン(遠心ファン)を設け、吸気口と排気口の各中心線を正面からみてほぼ同一直線上に位置させ、両プーリの横外側とケーシングとの間に通風路を形成したものである。
【特許文献1】特開2001−158246号公報
【0005】
ところで、フィンの枚数は、最も冷却が必要な回転数において、最大冷却効果が得られるような枚数に設定されており、通常は8枚〜12枚程度である。一方、プーリの回転速度を検出するために、磁気センサなどからなる回転速度センサをプーリの外周部に対面するケーシングに取り付け、プーリに設けられたフィンを回転速度センサで検出することにより、プーリの回転速度を検出する方法が用いられている。
しかし、冷却効果のみを考慮したフィンの枚数では、回転速度センサによる単位時間当たりの検出波形が少なく、回転速度を精度よく検出できないという問題がある。
一方、回転速度を精度よく検出するため、フィンの枚数を増加させると、フィン間の隙間が狭くなるため、気流の発生流量が減少し、冷却性能が低下するという問題がある。
【0006】
図7は8枚のフィンを有するプーリ(固定シーブ)の背面を示す。
プーリ80の回転に伴って、矢印で示すように中心部から吸い込み半径方向外側へ吐出する気流が発生する。このとき、フィン81の回転方向前側は正圧面、後側は負圧面となるが、空気が負圧面に沿って流れずに渦流82が発生する。特に、フィン81間の隙間の断面積は、内径側より外径側が広く、しかも断面積の変化が大きいため、内周側に比べて外周側の方が負圧が高くなり、渦流82が大きくなる。そのため、フィン81の間を流れる気流がフィン81の表面に沿って流れず、風切り音のような騒音の原因となるとともに、気流の発生流量が減少し、冷却効果が低下するという問題がある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
そこで、本発明の目的は、回転速度センサによる検出精度および気流の発生効果を高めるとともに、風切り音の低減を図ることができるベルト式無段変速機の冷却装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、駆動プーリおよび従動プーリと、両プーリ間に巻き掛けられた乾式ベルトとを覆うケーシングに吸気口と排気口とを設け、上記両プーリの回転に伴って吸気口から空気を吸入し、排気口から空気を排出するベルト式無段変速機において、上記駆動プーリおよび従動プーリの少なくとも一方の固定シーブの背面には、半径方向外側への気流を発生させる大フィンと、大フィンより長さが短い小フィンとが周方向に交互に設けられ、上記固定シーブの外周縁と対応するケーシングの部位に、上記大フィンの端部と小フィンの端部とを検出できる回転速度センサが取り付けられていることを特徴とするベルト式無段変速機の冷却装置を提供する。
【0009】
プーリの回転に伴ってフィンによって発生した気流により、空気はケーシングの吸気口から吸入され、ケーシングの中を流れて排気口から排出される。大フィンの枚数は、最も冷却が必要な回転数において最大冷却効果が得られるような枚数に設定されるが、大フィンだけでは回転速度センサの十分な精度が得られない。そこで、本発明では、大フィンの間に小フィンを配置し、これら大フィンと小フィンとを回転速度センサで検出することで、検出精度を向上させることができる。
大フィンの回転方向前側は正圧面、後側は負圧面となるが、大フィン間の隙間の断面積は、内径側より外径側が広く、しかも断面積の変化が大きいため、外径側の負圧面の負圧の絶対値が高くなる。そのため、負圧面に渦流が発生し、その渦流のために気流がフィン表面に沿って流れず、風切り音が発生するだけでなく、発生流量が減少し、冷却効果が低下する。これに対し、本発明のように大フィンの間に小フィンを配置すると、大フィン間の隙間の断面積変化を小さくできるため、大フィンの負圧面に発生する渦流を抑制でき、気流がフィン表面に沿って流れる整流作用を促すことができる。その結果、発生流量を増やし、冷却効果を上げることができるとともに、渦状乱流による風切り音の発生を抑制でき、騒音を低減できる。
【0010】
請求項2のように、小フィンの長さを、大フィンの長さの0.2〜0.7倍の範囲内とするのがよい。
小フィンの長さは、少なくとも回転速度センサによって検出できる長さとする必要があるが、長くし過ぎると大フィンと差異がなくなり、気流の発生流量が減少してしまう。
本発明者の実験によると、小フィンの長さを大フィンの長さの0.2〜0.7倍の範囲内とした場合に、小フィンを設けない場合や小フィンと大フィンとを同一長さとした場合に比べて発生流量が多くなる。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、プーリの固定シーブの背面に、半径方向外側への気流を発生させる大フィンと、大フィンより長さの短い小フィンとを交互に設けたので、大フィンと小フィンとを回転速度センサで検出することで、プーリの回転速度を高精度に検出できる。
また、大フィンの間に設けられた小フィンの作用により、大フィンの間を流れる気流が整流され、渦流の発生を防ぐことができる。その結果、気流の発生流量を増やし、冷却効果を上げることができるとともに、渦流による風切り音を防止でき、騒音を低減できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下に、本発明の実施の形態を、実施例を参照して説明する。
【実施例1】
【0013】
図1は本発明にかかる無段変速機の一例の具体的構造を示す。
この実施例の無段変速機は、駆動プーリ11を支持する駆動軸10、従動プーリ21を支持する従動軸20、駆動プーリ11と従動プーリ21に巻き掛けられた乾式のVベルト15を備えている。この実施例で用いられるVベルト15は、一対の無端状張力帯と、これら張力帯に長さ方向に係止された多数のブロックとで構成された公知の複合ベルトである。
駆動プーリ11と従動プーリ21は、ケース6のプーリ室6b内に配置されている。プーリ室6bは無潤滑空間であり、空冷されている。
【0014】
駆動プーリ11は、駆動軸10上に一体形成または固定された固定シーブ11aと、駆動軸10上に軸方向移動自在に支持された可動シーブ11bと、可動シーブ11bの背後に設けられたストローク機構12とを備えている。この実施例のストローク機構12は、変速ギヤ13を回転させることによって可動シーブ11bを軸方向に移動させるボールネジ機構である。
【0015】
従動プーリ21は、従動軸20上に一体形成または固定された固定シーブ21aと、従動軸20上に軸方向移動自在に支持された可動シーブ21bと、可動シーブ21bの背後に設けられたストローク機構22とを備え、可動シーブ21bおよびストローク機構22は駆動プーリ11の可動シーブ11bおよびストローク機構12と反対側に配置されている。このストローク機構22も駆動プーリ11のストローク機構12と同様の構成を有するボールネジ機構であり、変速ギヤ23を回転させることによって、可動シーブ21bを軸方向に移動させることができる。
【0016】
駆動プーリ11と従動プーリ21との間には、変速軸46がプーリ室6b内に架け渡して設けられている。変速軸46の一端部に設けられたギヤ46aは駆動プーリ11の変速ギヤ13と噛み合い、他端部に設けられたギヤ46bは従動プーリ21の変速ギヤ23と噛み合っている。したがって、いずれかの変速ギヤ13または23を変速用モータ(図示せず)で駆動することにより、ボールネジ機構12,22の作用により、駆動プーリ11の可動シーブ11aと従動プーリ21の可動シーブ21aを互いに同期し、かつ互いにプーリ溝幅(ベルト巻き掛け径)を逆方向に変化させながら軸方向へ移動することができる。
【0017】
上記のようにプーリ11,21のプーリ溝幅(ベルト巻き掛け径)は変速用モータによって相反方向に可変されるが、それだけでは伝達トルクによってVベルト15とプーリ11,21との間に滑りが発生してしまう。そこで、Vベルト15に滑りを発生させないだけのベルト張力を与えるため、別にテンショナ装置が設けられている。このテンショナ装置は、例えば特許第3267596号、特許第3290647号などにより公知であるため、ここでは説明を省略する。
【0018】
次に、上記無段変速機の冷却装置について説明する。
ケース6の一側壁を構成するケースカバー60には、駆動軸10の一端部を回転自在に支持した第1ベアリング70を保持する保持部61と、従動軸20の一端部を回転自在に支持した第2ベアリング71を保持する保持部62とが設けられている。保持部61の周囲には、駆動軸10を中心として環状に配列された複数の吸気口63が設けられている。
ケースカバー60の外側面には、空気取入口64aから取り込んだ外気を吸気口63へ均等に導くための樹脂製の吸気ダクト64が固定されている。この実施例の空気取入口64aは、多量の空気が取り入れられるように広い面積に格子状に形成され、かつ変速機ケース6の側方へ開口している。
【0019】
駆動プーリ11の固定シーブ11aの背面にはフィン11c,11dが一体に形成され、可動シーブ11bの背面にもフィン11eが一体に形成されている。吸気口63は固定シーブ11aの外側面に対面し、フィン11c,11dより内径側に配置されている。そのため、フィン11c,11dによる遠心ポンプの作用により、吸気口63から外気が吸い込まれ、Vベルト15の外側へと送り込まれる。フィン11c,11dは、ケースカバー60の内壁面と近接しているため、ケースカバー60とフィン11c,11dとの隙間が狭くなり、遠心ポンプ作用を効果的に働かせることができる。
【0020】
ケース6とケースカバー60との接合部であって、従動プーリ21の外周部近傍には、従動プーリ21のほぼ接線方向に開口する排気口65が形成されている。この排気口65には樹脂製の排気ダクト66の一端部が接続されている。排気ダクト66には、排気口65の外側面に当接するフランジ66bが一体に形成され、フランジ66bの一部に設けられた取付座66dはケースカバー60の外側面にボルト67で締結されている。
【0021】
従動プーリ21の固定シーブ21aおよび可動シーブ21bの背面にもフィン21c,21dが形成されている。これらフィン21c,21dの回転により、プーリ室6b内を流れた空気は排気口65、排気ダクト66を通って外部へ排出される。
このようにフィンの作用によって、プーリ室6b内を通過する換気流量が増加するため、Vベルト15およびプーリ11,21を効果的に冷却できる。
【0022】
図2,図3は駆動プーリ11の固定シーブ11aのフィン構造を示す。
駆動プーリ11の固定シーブ11aの背面には、等間隔で複数個(ここでは8個)の大フィン11cと、大フィン11cの間に1個ずつ小フィン11dとが設けられている。つまり、大フィン11cと小フィン11dとが周方向に交互に設けられている。大フィン11cと小フィン11dは、その内径側から外径側にかけて回転方向後方側へ傾斜している。大フィン11cと小フィン11dは固定シーブ11aの外周縁に沿って設けられており、大フィン11cの外周縁と小フィン11dの外周縁とは同一円周上に位置している。これらフィン11c,11dの外周縁をケースカバー60に取り付けられた回転速度センサ75(図1参照)で検出することにより、駆動軸10の回転速度を検出することができる。この実施例の回転速度センサ75は公知の磁気センサであり、磁性体よりなるフィン11c,11dが通過することにより、検出波形を出力し、単位時間あたりの検出波形の数から回転速度を検出することができる。
【0023】
大フィン11cの枚数は、最も冷却が必要な回転数において、最大冷却効果が得られるような枚数に設定されており、ここでは8枚に設定されている。また、大フィン11cの形状は、図7に示す従来例と同様である。上記のように大フィン11cの間に小フィン11dを設けると、回転速度センサ75の検出精度が向上するだけでなく、小フィン11dの長さを最適化することで、気流の発生流量(換気流量)をさらに増加させることができる。
【0024】
図4は、大フィン11cの長さL1を22mmとし、小フィン11dの長さL2を変化させたときの換気流量の変化を示す。なお、プーリの回転数は3400rpmである。
図から明らかなように、L2=10mm付近で換気流量が最大値となり、L2=0mmおよびL2=22mmでは減少している。L2=0mmとは小フィン11dを省略した場合(大フィンが8枚のみの場合)であり、L2=22mmとは大フィン11cを16枚設けた場合である。L2が4.5mm〜15mmの範囲では換気流量が1230L/minを超え、L2=0mmや22mmの場合に比べて換気流量が明らかに多くなっている。なお、L2=22mmの場合にはL2=0mmに比べて換気流量が少ないことがわかる。
小フィンの長さL2と大フィンの長さL1との比(L2/L1)を基にして上記結果を検討すると、L2/L1=0.2〜0.7の範囲内のとき、換気流量が1230L/minを超え、L2/L1=0および1の場合に比べて換気流量が明らかに多くなる。特に、L2/L1=0.45程度のとき換気流量が最も多くなることがわかる。
このように小フィン11dの長さL2を最適化することで、換気流量が多くなるだけでなく、風切り音の低減効果がある。すなわち、大フィン11cの回転方向前側は正圧面、後側は負圧面となるが、負圧面側に大きな渦が発生し、フィンの間を流れる気流を乱す。しかし、大フィン11cの間に小フィン11dが設けられているので、小フィン11dが大フィン11cの負圧面側の渦の発生を抑制し、気流を整流化する。そのため、風切り音を抑制できる。
【0025】
図5は小フィンの長さL2=10mmとした場合、図6は小フィンの長さL2=2mmとした場合のそれぞれの換気流速(回転数=3400rpm)を濃淡図で表したものである。図中、濃度の濃い部分は換気流速が小さく、濃度の薄い部分は換気流速が大きい。
図5,図6から明らかなように、いずれの場合も固定シーブの中心部付近は流速が小さく、外周部は流速が大きい。小フィンの長さL2=2mm(図6)の場合には、外周部における流速の大きな部分(濃度の薄い部分)の面積が比較的少ないのに対し、小フィンの長さL2=10mm(図5)の場合には、外周部における流速の大きな部分(濃度の薄い部分)の面積が拡大していることがわかる。
このように外周部における流速が大きくなることで、換気流量が増加し、冷却性能が向上する。
【0026】
本発明は上記実施例に限定されるものではない。
上記実施例では、大フィン11cと小フィン11dとの周方向の相互の間隔W1とW2(図2参照)が異なる例を示したが、間隔W1とW2を等しくしてもよいことは勿論である。つまり、大フィン11cと小フィン11dとが周方向に均等な間隔で配列されていてもよい。なお、W1≠W2であっても、回転速度センサ75による検出精度は、小フィン11dを持たない場合に比べて向上する。
上記実施例では、吸気口63を駆動プーリ11の近傍に設け、排気口65を従動プーリ21の近傍に設けたが、これとは逆に、吸気口63を従動プーリ21の近傍に設け、排気口65を駆動プーリ11の近傍に設けてもよい。
また、大フィンと小フィンとからなるフィン構造を駆動プーリの固定シーブに適用したが、従動プーリの固定シーブに適用してもよいことは勿論である。
上記実施例では、ケースカバー60に、駆動プーリ11の固定シーブ11aの背面と対面する吸気口63を設けたが、これに限定されるものではない。
また、上記実施例では、各プーリに設けられたストローク機構と、変速用モータと、Vベルトをテンションローラで押圧してベルト張力を得るテンショナ装置とを組み合わせた無段変速機について説明したが、これに限るものではなく、公知のあらゆる方式の乾式無段変速機に適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】本発明にかかる無段変速機のプーリ室の断面図である。
【図2】図1に示す無段変速機の駆動プーリに用いられる固定シーブの側面図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】小フィンの長さと換気流量との関係を示す図である。
【図5】小フィンの長さを10mmとした場合の換気流速を表した濃淡図である。
【図6】小フィンの長さを2mmとした場合の換気流速を表した濃淡図である。
【図7】従来のプーリのフィン構造を示す図である。
【符号の説明】
【0028】
6 ケース(ケーシング)
11 駆動プーリ
11a 固定シーブ
11c 大フィン
11d 小フィン
15 Vベルト
21 従動プーリ
60 ケースカバー(ケーシング)
63 吸気口
65 排気口
75 回転速度センサ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
駆動プーリおよび従動プーリと、両プーリ間に巻き掛けられた乾式ベルトとを覆うケーシングに吸気口と排気口とを設け、上記両プーリの回転に伴って吸気口から空気を吸入し、排気口から空気を排出するベルト式無段変速機において、
上記駆動プーリおよび従動プーリの少なくとも一方の固定シーブの背面には、半径方向外側への気流を発生させる大フィンと、大フィンより長さが短い小フィンとが周方向に交互に設けられ、
上記固定シーブの外周縁と対応するケーシングの部位に、上記大フィンの端部と小フィンの端部とを検出できる回転速度センサが取り付けられていることを特徴とするベルト式無段変速機の冷却装置。
【請求項2】
上記小フィンの長さは、上記大フィンの長さの0.2〜0.7倍の範囲内であることを特徴とする請求項1に記載のベルト式無段変速機の冷却装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図7】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2006−29486(P2006−29486A)
【公開日】平成18年2月2日(2006.2.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−210980(P2004−210980)
【出願日】平成16年7月20日(2004.7.20)
【出願人】(000002967)ダイハツ工業株式会社 (2,560)
【Fターム(参考)】