説明

レジストパターン形成方法

【課題】ダブルパターニングプロセスにおいて、微細なレジストパターンを良好なリソグラフィー特性にて形成できるレジストパターン形成方法の提供。
【解決手段】支持体22上に、露光によりアルカリ現像液に対する溶解度が増大する1つまたは複数種のポジ型レジスト組成物によりポジ型レジストパターン20を形成する工程(1)と、前記ポジ型レジストパターン20が形成された前記支持体22上に、露光により有機溶剤に対する溶解性が減少するネガ型現像用レジスト組成物を塗布してネガ型現像用レジスト膜21を形成する工程(2)と、前記ネガ型現像用レジスト膜21を露光し、前記有機溶剤を含有するネガ型現像液により現像して、前記ポジ型レジストパターン20を除去するレジストパターンを形成する工程(3)と、を含むことを特徴とするレジストパターン形成方法。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
支持体上に、露光によりアルカリ現像液に対する溶解度が増大する1つまたは複数種のポジ型レジスト組成物によりポジ型レジストパターンを形成する工程(1)と、
前記ポジ型レジストパターンが形成された前記支持体上に、露光により有機溶剤に対する溶解性が減少するネガ型現像用レジスト組成物を塗布してネガ型現像用レジスト膜を形成する工程(2)と、
前記ネガ型現像用レジスト膜を露光し、前記有機溶剤を含有するネガ型現像液により現像して、前記ポジ型レジストパターンを除去するレジストパターンを形成する工程(3)と、を含むことを特徴とするレジストパターン形成方法。
【請求項2】
前記工程(3)の現像時において、前記ネガ型現像用レジスト膜の露光部の前記ネガ型現像液に対する溶解度は、前記ポジ型レジストパターンの前記ネガ型現像液に対する溶解度よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載のレジストパターン形成方法。
【請求項3】
前記工程(2)において、前記ポジ型レジストパターンの上面が、前記ネガ型現像用レジスト膜により覆われることを特徴とする請求項1又は2に記載のレジストパターン形成方法。
【請求項4】
前記工程(3)における現像時間をT秒、
前記工程(3)の現像時における、前記ネガ型現像用レジスト膜の露光部の前記ネガ型現像液に対する溶解速度をSnega1nm/秒、
前記ポジ型レジストパターンの上面を覆う前記ネガ型現像用レジスト膜の、前記ポジ型レジストパターン上面からの高さをHnega1nm、
前記ネガ型現像用レジスト膜の、前記ポジ型レジストパターンを覆わない部分の、前記支持体から立設した高さをHnega2nmとした場合に、
nega1>Hnega1/T、且つ、Snega1<Hnega2/T
であることを特徴とする請求項3に記載のレジストパターン形成方法。
【請求項5】
前記工程(3)における現像時間をT秒、
前記工程(3)の現像時における、前記ポジ型レジストパターンの前記ネガ型現像液に対する溶解速度をSposinm/秒、
前記ポジ型レジストパターンの前記支持体から立設した高さをHposinm、
前記工程(3)の現像時における前記ネガ型現像用レジスト膜の露光部の前記ネガ型現像液に対する溶解速度をSnega1nm/秒、
前記ポジ型レジストパターンの上面を覆う前記ネガ型現像用レジスト膜の、前記ポジ型レジストパターン上面からの高さをHnega1nmとした場合に、
posi>Hposi/{T−(Hnega1/Snega1)}
であることを特徴とする請求項3又は4に記載のレジストパターン形成方法。
【請求項6】
前記工程(3)における露光は、前記ポジ型レジストパターンを含む領域に対して選択的に行われ、かつ前記ポジ型レジストパターンを含まない領域には未露光部が存在することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のレジストパターン形成方法。
【請求項7】
前記工程(3)における現像時間をT秒、
前記工程(3)の現像時における、前記ネガ型現像用レジスト膜の未露光部の前記ネガ型現像液に対する溶解速度をSnega2nm/秒、
前記ネガ型現像用レジスト膜の、前記ポジ型レジストパターンを覆わない部分の、前記支持体から立設した高さをHnega2nmとした場合に、
nega2>Hnega2/T
であることを特徴とする請求項6に記載のレジストパターン形成方法。
【請求項8】
前記ポジ型レジスト組成物は、酸の作用によりアルカリ現像液に対する溶解性が増大する基材成分(A)、及び露光により酸を発生する酸発生剤成分(B)を含有し、
前記基材成分(A)は、酸解離性溶解抑制基を含む構成単位(a1)を有する樹脂成分(A1)を含有し、
前記ネガ型現像用レジスト組成物は、酸の作用により極性が増大し、前記ネガ型現像液に対する溶解性が減少する基材成分(A’)、及び露光により酸を発生する酸発生剤成分(B’)を含有し、
前記基材成分(A’)は、酸解離性溶解抑制基を含む構成単位(a1’)を有する樹脂成分(A1’)を含有することを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載のレジストパターン形成方法。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2012−53307(P2012−53307A)
【公開日】平成24年3月15日(2012.3.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−196258(P2010−196258)
【出願日】平成22年9月1日(2010.9.1)
【出願人】(000220239)東京応化工業株式会社 (1,407)
【Fターム(参考)】