説明

半導体発光素子

【課題】駆動電圧の低い半導体発光素子を提供する。
【解決手段】透明導電膜を有する半導体発光素子であって、前記透明導電膜は、酸化インジウム、酸化亜鉛、錫を含有し、前記透明導電膜中の錫の含有割合が10〜600ppmである半導体発光素子。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は半導体発光素子に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、LED(発光ダイオード)を高効率化するために、金属薄膜を成膜する技術が採用されるようになった。初期のLEDには透明電極は用いられていなかったが、さらなる透過率改善のために、電極材料に無機透明導電膜が使用されるようになった。
この無機透明電極膜としてはインジウム錫酸化物(ITO)又はインジウム亜鉛酸化物が使用されている。
【0003】
LEDの高効率化のために、さらなる駆動電圧の低下が求められている。
特許文献1はSnを含むインジウム亜鉛酸化物スパッタリングターゲットを開示している。特許文献2は発光素子の透明導電材料としてIn−Zn−Sn系材料を開示している。しかしながら、LEDの駆動電圧低減を目的としてインジウム亜鉛酸化物へのSn添加を報告した例はない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】国際公開第2003/008661号パンフレット
【特許文献2】特開2005−150741号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、駆動電圧の低い半導体発光素子を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述のような状況に鑑み、本発明者は鋭意研究を重ねた結果、特定の組成の無機透明電極が、p型半導体との接触抵抗が少なく駆動電圧を低減できることを見出した。
本発明によれば、以下の半導体発光素子が提供される。
1.透明導電膜を有する半導体発光素子であって、
前記透明導電膜は、酸化インジウム、酸化亜鉛、錫を含有し、
前記透明導電膜中の錫の含有割合が10〜600ppmである半導体発光素子。
2.前記錫の含有割合が100〜500ppmである1に記載の半導体発光素子。
3.前記錫の含有割合が200〜400ppmである1に記載の半導体発光素子。
4.前記酸化亜鉛の酸化インジウム及び酸化亜鉛に対する質量%が以下の式を満たす1〜3のいずれかに記載の半導体発光素子。
ZnO/(In+ZnO)×100=5〜20%
5.スパッタリングターゲット又は蒸着用ペレットを用いて成膜した透明導電膜を有する半導体発光素子であって、
前記スパッタリングターゲット又は蒸着用ペレットは、酸化インジウム、酸化亜鉛、錫を含有し、前記ターゲット又はペレット中の錫の含有割合が10〜600ppmである半導体発光素子。
6.前記ターゲット又はペレット中の錫の含有割合が100〜500ppmである5に記載の半導体発光素子。
7.前記ターゲット又はペレット中の錫の含有割合が200〜400ppmである5に記載の半導体発光素子。
8.前記酸化亜鉛の酸化インジウム及び酸化亜鉛に対する質量%が以下の式を満たす5〜7のいずれかに記載の半導体発光素子。
ZnO/(In+ZnO)×100=5〜20%
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、駆動電圧の低い半導体発光素子が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本発明の半導体発光素子の構造の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の半導体発光素子は透明導電膜を有する。透明導電膜は、酸化インジウム、酸化亜鉛、錫(Sn)を含有し、透明導電膜中の錫の含有割合は10〜600ppmである。
【0010】
本発明の半導体発光素子の一例を図1に示す。
半導体発光素子1は、基板10上にn型半導体層20、発光層30、p型半導体層40、透明導電膜50及び正極パッド60(p型電極)をこの順に備え、n型半導体層20に、負極パッド70(n型電極)を備える。負極パッド70はn型半導体層20の一部が切り欠けられてなる露出面上に設けることができる。基板10とn型半導体層20の間に、バッファ層、下地層を設けてもよい。また、最表面にSiO等の保護膜(図示せず)を設けることが好ましい。
尚、半導体とは、常温で金属と絶縁物の中間の抵抗率(10−3〜1010Ω・cm)を有する物質をいう。
【0011】
n型半導体層20とp型半導体層40を接合し、負極パッド70と正極パッド60間に電圧を印加すると、p型半導体層40でホールが発生し、n型半導体層20で電子が発生する。このホールと電子が発光層30で衝突して光を発する。
正極パッド60から流れ込む電流をp型半導体層40全面に均一に送り込むために、p型半導体層40の上面に透明導電膜50が、好ましくは電極として敷設される。
【0012】
透明導電膜50とp型半導体層40の接合面では接触抵抗が生じるが、透明導電膜50に、錫を10〜600ppm含むインジウム亜鉛酸化物を用いることで、接触抵抗を低減してLEDの駆動電圧を低減することができる。
【0013】
本発明で用いる透明導電膜中の錫の含有割合は、好ましくは100〜500ppm、より好ましくは200〜400ppmである。
また、酸化亜鉛の酸化インジウム及び酸化亜鉛に対する質量%(ZnO/(In+ZnO)×100)は、好ましく5〜20%、より好ましくは5〜15%である。
【0014】
本発明の透明導電膜は、酸化亜鉛、酸化インジウム、錫の他にインジウムと六配位構造を取る正四価の金属を含むことができる。
しかしながら、本発明の透明導電膜は、実質的に上記酸化インジウム、酸化亜鉛及び錫のみからなってもよい。「実質的」とは、透明導電膜の95重量%以上100重量%以下(好ましくは98重量%以上100重量%以下)が上記の成分であること、又は本発明の効果を損なわない範囲で他に不可避不純物のみを含んでいてもよいことを意味する。
【0015】
透明導電膜は、GaNとの接触抵抗を低減させ、かつ透過率を向上させるために、結晶化していることが好ましい。
透明導電膜の膜厚は、好ましくは20〜600nm、より好ましくは30〜400nmである。
【0016】
半導体発光素子1の他の部材は公知のものを使用できる。以下に各部材を説明する。
n型半導体層20は、好ましくはnコンタクト層とnクラッド層から構成される。nコンタクト層は、負極パッド70を設けるための層である。nコンタクト層には、例えばAlGa1−xN(0≦x<1)を用いることができる。
nコンタクト層はn型不純物がドープされていることが好ましく、n型不純物としては、例えば、Si、Ge、Sn等が挙げられる。
【0017】
nクラッド層は、発光層30へのキャリアの注入とキャリアの閉じ込めを行なう層である。nクラッド層は、AlGaN、GaN、GaInN等で形成することが可能である。尚、nコンタクト層はnクラッド層を兼ねることも可能である。
【0018】
発光層30は好ましくは多重量子井戸構造とする。多重量子井戸構造は、例えばGa1−yInN(0<y<0.4)を井戸層、井戸層よりバンドギャップエネルギーが大きいAlGa1−zN(0≦z<0.3)を障壁層とし、交互に複数層積層する。
井戸層及び障壁層には、不純物がドープされていてもよいし、されていなくてもよい。
尚、発光層は、多重量子井戸構造であってもよいが、単一量子井戸構造であってもよい。
【0019】
p型半導体層40は、好ましくはpクラッド層とpコンタクト層とから構成される。尚、pコンタクト層がpクラッド層を兼ねることも可能である。
pクラッド層は、発光層30へのキャリアの閉じ込めとキャリアの注入を行なう層である。pクラッド層としては、AlGa1−xN(0<x≦0.4)を用いることができる。
【0020】
pコンタクト層は、正極である透明導電膜50を設けるための層である。pコンタクト層としてAlGa1−xN(0≦x≦0.4)を用いることができる。
pクラッド層及びpコンタクト層はp型不純物を含むと好ましい。p型不純物としては例えば好ましくはMgが挙げられる。
【0021】
正極パッド60及び負極パッド70は、例えば金属反射層とボンディング層が、正極パッド60では透明導電膜50側から、負極パッド70ではn型半導体層20側から順に積層された積層体からなる。
尚、正極パッド60及び負極パッド70は、ボンディング層のみからなる単層構造、金属反射層のみからなる単層構造、又は金属反射層とボンディング層との間にバリア層を挿入して、三層構造としてもよい。
尚、金属反射層、ボンディング層、バリヤ層を構成する金属元素は、同一の金属元素を含んでいてもよいし、それぞれ異なる金属元素の組み合わせであってもよい。
【0022】
金属反射層は、反射率の高い金属からなり、Ru、Rh、Pd、Os、Ir、Pt等の白金族金属、Al、Ag、Ti及びこれらの金属の少なくも一種を含む合金で構成されることが好ましい。金属反射層を上記の材料からなるものとすることにより、正極パッド60において発光層30からの光を効果的に反射させることができる。
【0023】
ボンディング層は、Au、Al又はこれらの金属の少なくも一種を含む合金からなることが好ましい。
【0024】
バリア層は、金属反射層とボンディング層の間に配置され、パッド電極全体の強度を強化するものである。バリア層は、比較的強固な金属材料からなるものとするか、又は充分に厚い膜厚を有するものとする。バリア層の材料としては、Ti、Cr又はAl等を用いることできるが、強度に優れたTiを用いることが望ましい。
【0025】
バッファ層は、基板10と下地層との格子定数の違いを緩和する働きがある。尚、本発明においては、バッファ層を形成することが好ましいが、形成しなくてもよい。
バッファ層としては、多結晶のAlGa1−xN(0≦x≦1)からなるものや、単結晶のAlGa1−xN(0≦x≦1)からなるものが好ましい。
【0026】
下地層としては、AlGaInN(0≦x≦1、0≦y≦1、0≦z≦1、x+y+z=1)が挙げられるが、AlGa1−xN(0≦x<1)を用いると結晶性の良い下地層を形成できるため好ましい。
バッファ層の上に単結晶の下地層を積層すると、より一層結晶性の良い下地層が積層できる。
【0027】
上記の半導体発光素子の透明導電膜は、酸化インジウム、酸化亜鉛、錫を含有し、錫の含有割合が10〜600ppmであるスパッタリングターゲット又は蒸着用ペレットを用いて製造できる。
【0028】
スパッタリングターゲット又は蒸着用ペレットは、公知の方法により製造することができる。スパッタリングターゲットは、例えば、原料の酸化インジウムと酸化亜鉛及び錫を混合する工程、原料混合物を成型する工程、成型物を焼結する工程、及び焼結体を所望の形状に加工する工程により製造することができる。蒸着用ペレットは、スパッタリングターゲットと同じ工程で製造することができる。また、蒸着用ペレットは、焼結体を数ミリの大きさに加工したチャンクを用いることもできる。
【0029】
スパッタリングターゲットを用いて成膜(スパッタリング)するときは、マグネトロンスパッタリング装置が好適に用いられる。スパッタリングの条件は、ターゲットの表面積や透明導電膜の膜厚等により適宜選択できる。例えば、通常、プラズマの出力をターゲットの表面積1cmあたり0.1〜4Wの範囲とし、成膜時間を5〜120分間とすることにより、所望の膜厚を有する透明導電膜が得られる。
【0030】
また、透明導電膜の成膜は複数回のスパッタリングによって行ってもよい。例えば、1回目のスパッタリングを、圧力0.1〜5.0Pa、酸素分圧0〜1体積%、出力0.1〜2W/cmでRF電源により行って1〜50nmの透明導電膜を成膜し、2回目のスパッタリングを圧力0.1〜5.0Pa、酸素分圧0〜5体積%、出力0.5〜4W/cmでDC電源により行って10〜1000nmの透明導電膜を成膜する。
【0031】
蒸着用ペレットを用いて成膜(蒸着)するときは、例えば、エレクトロンビーム蒸着装置を用いて、透明導電膜を得る。
透明導電層が非晶質の場合、熱処理により結晶化させることが好ましい。
【0032】
上記スパッタリングターゲット又は蒸着用ペレット中の錫の含有割合は、好ましくは100〜500ppm、より好ましくは200〜400ppmである。
また、酸化亜鉛の酸化インジウム及び酸化亜鉛に対する質量%(ZnO/(In+ZnO)×100)は、好ましく5〜20%、より好ましくは5〜15%である。
【0033】
上記スパッタリングターゲット又は蒸着用ペレットは、酸化亜鉛、酸化インジウム、錫の他にインジウムと六配位構造を取る正四価の金属を含むことができる。
しかしながら、スパッタリングターゲット又は蒸着用ペレットは、実質的に上記酸化インジウム、酸化亜鉛及び錫のみからなってもよい。「実質的」とは、95重量%以上100重量%以下(好ましくは98重量%以上100重量%以下)が上記の成分であること、又は本発明の効果を損なわない範囲で他に不可避不純物のみを含んでいてもよいことを意味する。
【0034】
透明導電膜の他、本発明の半導体発光素子の各部材は、公知の方法により製造できる。例えば、サファイア基板上に、上記n型半導体層から透明導電層までの各層を、有機金属気相化学反応法(MOCVD法)又はスパッタリング法により成膜し、所定領域以外の透明導電膜をフォトリソグラフィーによりエッチング除去する。
【0035】
次に透明導電膜の上に、正極パッドの各層をMOCVD法又はスパッタリング法により成膜する。さらにフォトリソグラフィーによるエッチングにより、n型半導体層(n型コンタクト層)を露出させ、負極パッドの各層をMOCVD法又はスパッタリング法により成膜する。
【実施例】
【0036】
実施例1
サファイアからなる基板上に、AlNからなるバッファ層を介して、厚さ8μmのアンドープGaNからなる下地層、厚さ2μmのSiドープn型GaNコンタクト層、厚さ250nmのn型In0.1Ga0.9Nクラッド層を形成した。その後、厚さ16nmのSiドープGaN障壁層、及び厚さ2.5nmのIn0.2Ga0.8N井戸層を5回積層し、最後に障壁層を設けた多重量子井戸構造の発光層を形成した。さらに、厚さ10nmのMgドープp型Al0.07Ga0.93Nクラッド層、厚さ150nmのMgドープp型GaNコンタクト層を順に積層した。
バッファ層はスパッタリング法により形成し、それ以外の窒化ガリウム系化合物半導体層の積層はMOCVD法により成膜した。
【0037】
さらに、p型GaNコンタクト層上に、スパッタリング法により透明電極となるインジウム亜鉛酸化物膜を300nm成膜した。インジウム亜鉛酸化物膜は、先ずRF電源で2nmを成膜し、次にDC電源を用い298nmのインジウム亜鉛酸化物を成膜した。RF成膜時の圧力は約1Pa、出力は1.5W/cmとした。DC成膜時の圧力は、酸素を2体積%含むArガスを導入し、約0.3Paとした。
スパッタ成膜においては、ZnO濃度が10.7質量%、In濃度が89.3質量%のインジウム亜鉛酸化物に500ppmのSnを添加したターゲットを使用した。
【0038】
次いで、フォトリソグラフィーの手法によって所定の領域以外のインジウム亜鉛酸化物膜をエッチング除去した。その後、透光性電極膜を真空雰囲気中で700℃で加熱処理(熱処理工程)して結晶化インジウム亜鉛酸化物膜を作製した。
【0039】
その後、透明電極層の上に、200nmのAlからなる金属反射層、80nmのTiからなるバリア層、200nmのAuからなるボンディング層からなる3層構造のボンディングパッド構造を、スパッタリングの手法を用いて成膜した。その後、フォトリソグラフィーの手法を用いて所望の形状の正極パッドを形成した。
【0040】
次に、フォトリソグラフィーの手法を用いてエッチングを施し、所望の領域にn型コンタクト層を露出させ、このn型GaNコンタクト層上にTi/Auの二層構造のn型電極を形成し、光取り出し面を半導体側とした。
このようにして得られた実施例1の半導体発光素子について、駆動電圧を測定したところ、3.04Vであった。
【0041】
実施例2
ターゲットのSn濃度を100ppmとした以外は、実施例1と同様に半導体発光素子を作製し、駆動電圧を測定した。駆動電圧の測定結果を表1に示す。
【0042】
実施例3
ターゲットのSn濃度を300ppmとした以外は、実施例1と同様に半導体発光素子を作製し、駆動電圧を測定した。駆動電圧の測定結果を表1に示す。
【0043】
実施例4
ターゲットのSn濃度を600ppmとした以外は、実施例1と同様に半導体発光素子を作製し、駆動電圧を測定した。駆動電圧の測定結果を表1に示す。
【0044】
比較例1
ターゲットのSn濃度を0ppmとした以外は、実施例1と同様に半導体発光素子を作製し、駆動電圧を測定した。駆動電圧の測定結果を表1に示す。
【0045】
比較例2
ターゲットのSn濃度を800ppmとした以外は、実施例1と同様にLED素子を作製し、駆動電圧を測定した。駆動電圧の測定結果を表1に示す。
【0046】
比較例3
ターゲットのSn濃度を1000ppmとした以外は、実施例1と同様に半導体発光素子を作製し、駆動電圧を測定した。駆動電圧の測定結果を表1に示す。
【0047】
【表1】

【産業上の利用可能性】
【0048】
本発明の半導体発光素子は照明装置等に使用できる。
【符号の説明】
【0049】
1 半導体発光素子
10 基板
20 n型半導体層
30 発光層
40 p型半導体層
50 透明導電膜
60 正極パッド
70 負極パッド

【特許請求の範囲】
【請求項1】
透明導電膜を有する半導体発光素子であって、
前記透明導電膜は、酸化インジウム、酸化亜鉛、錫を含有し、
前記透明導電膜中の錫の含有割合が10〜600ppmである半導体発光素子。
【請求項2】
前記錫の含有割合が100〜500ppmである請求項1に記載の半導体発光素子。
【請求項3】
前記錫の含有割合が200〜400ppmである請求項1に記載の半導体発光素子。
【請求項4】
前記酸化亜鉛の酸化インジウム及び酸化亜鉛に対する質量%が以下の式を満たす請求項1〜3のいずれかに記載の半導体発光素子。
ZnO/(In+ZnO)×100=5〜20%
【請求項5】
スパッタリングターゲット又は蒸着用ペレットを用いて成膜した透明導電膜を有する半導体発光素子であって、
前記スパッタリングターゲット又は蒸着用ペレットは、酸化インジウム、酸化亜鉛、錫を含有し、前記ターゲット又はペレット中の錫の含有割合が10〜600ppmである半導体発光素子。
【請求項6】
前記ターゲット又はペレット中の錫の含有割合が100〜500ppmである請求項5に記載の半導体発光素子。
【請求項7】
前記ターゲット又はペレット中の錫の含有割合が200〜400ppmである請求項5に記載の半導体発光素子。
【請求項8】
前記酸化亜鉛の酸化インジウム及び酸化亜鉛に対する質量%が以下の式を満たす請求項5〜7のいずれかに記載の半導体発光素子。
ZnO/(In+ZnO)×100=5〜20%

【図1】
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【公開番号】特開2012−4364(P2012−4364A)
【公開日】平成24年1月5日(2012.1.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−138308(P2010−138308)
【出願日】平成22年6月17日(2010.6.17)
【出願人】(000183646)出光興産株式会社 (2,069)
【Fターム(参考)】