説明

地域検索装置、ナビゲーション装置、その制御方法及び制御プログラム

【課題】電話番号等の数字列が入力途中でも、入力した桁に合致する一又は二以上の地域を地図や名称リストで表示出力することにより、うろ覚えでもある程度大まかな地域の見当をつけたり、ナビゲーションの目的地に設定するなど、優れた使い勝手を柔軟に実現する。
【解決手段】電話番号等を一桁ずつ入力するに伴い、その時点までに入力で桁部分に合致した地域名を「県」>「市」>「町」のように段階的に表示し、合致する例えば「県」、「市」、「町」が複数ある場合はリスト表示する。また、リスト表示された地域名を選択する事でその代表地点の地図を表示でき、かつ目的地としての設定を受け付ける。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電話番号等の数字列が入力途中でも、入力した桁に合致する一又は二以上の地域を地図や名称リストで表示出力することにより、うろ覚えでもある程度大まかな地域の見当をつけたり、ナビゲーションの目的地に設定するなど、優れた使い勝手を柔軟に実現する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、GPSなど電子技術の発達に伴い、車載型等のナビゲーション装置が急速に普及した。ナビゲーション装置は、予めDVD−ROMやHDDなどに用意された道路地図情報を用い、GPSなどで逐次検出する現在位置を周辺地図上にリアルタイム表示したり、指定された目的地への経路を計算し、経路に沿った誘導案内を出力するものである。また、目的地の指定において各種施設をデータベースから検索する機能を持つタイプもあり、このタイプでは、例えば10桁の電話番号や7桁の郵便番号といった番号情報(以下、電話番号を例にとる)を入力して決定ボタンなど所定操作を行うと、その番号に合致した施設名がデータベースの中にあった場合にのみ、その地点の地図を表示し、確認のうえその地点を目的地に設定することができる。
【0003】
また、電話番号と座標とを対応付けたリストから、入力された電話番号に対応する座標を読み出してその地点を地図上に表示し、入力された電話番号が上記リストに無い場合、当該電話番号の市外・市内局番の代表地点の座標を地図上に表示する例もある(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2002−196668
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上記のいずれの従来技術でも、まずは、電話番号の全ての桁を入力することが前提であり、全ての桁が一致するデータの施設がデータベース中に存在しない限り地図表示がされない場合、その地点を目的地に設定できないばかりか、地点の大まかな位置を知ることさえ不可能であり、不便が大きかった。また、特許文献1の例でも、電話番号が途中桁までのうろ覚えでは利用できず、少なくとも市外局番や市内局番の部分が、代表地点と対応する特定の候補と一致しなければならないため、使い勝手に限界があった。
【0005】
本発明は、上記のような従来技術の課題を解決するもので、その目的は、電話番号等の数字列が入力途中でも、入力した桁に合致する一又は二以上の地域を地図や名称リストで表示出力することにより、うろ覚えでもある程度大まかな地域の見当をつけたり、ナビゲーションの目的地に設定するなど、優れた使い勝手を柔軟に実現する技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するため、本発明の一態様では(請求項1、5、9)、情報の入力部、記憶部、出力部と、前記各部を用いて情報処理を行う処理部と、を備えた地域検索装置(その制御方法、制御プログラム)において、複数桁の数字列を含む番号情報と、対応する地域と、の対照情報を前記記憶部に予め格納し、前前記処理部により、記番号情報を構成する数字列の桁を一桁ずつ入力受付する受付手段(処理)と、入力された桁までの数字列に対応する地域の候補を前記対照情報に基づいて判断及び出力する報知手段(処理)と、を実現することを特徴とする。
【0007】
本発明の他の態様では(請求項2、6、10)、情報の入力部、記憶部、出力部と、前記各部を用いて情報処理を行う処理部と、を備えたナビゲーション装置(その制御方法、制御プログラム)において、経路探索用及び地図表示用の道路地図情報を前記記憶部に予め格納し、複数桁の数字列を含む番号情報と、対応する地域と、の対照情報を前記記憶部に予め格納し、前記処理部により、前記番号情報を構成する数字列の桁を一桁ずつ入力受付する受付手段(処理)と、入力された桁までの数字列に対応する地域の候補を前記対照情報に基づいて判断及び表示出力する報知手段(処理)と、を実現することを特徴とする。
【0008】
このように、電話番号や郵便番号の入力が途中でも、県単位→市単位→町単位のように段階的に、その時点で入力済みの桁までに対応する一又は二以上の地域を特定し表示することにより、うろ覚えでもある程度大まかな地域の見当をつけたり、ナビゲーションの目的地に設定するなど、優れた使い勝手を柔軟に実現可能となる。
【0009】
本発明の他の態様では(請求項3、7、11)、上記各態様において、前記対照情報は、前記各地域ごとに代表する基準位置を対応付け、前記処理部により、表示出力された前記候補の前記地域から一つの選択を受け付ける選択手段(処理)と、前記地図情報及び前記対照情報に基づいて、選択された前記地域に対応する前記基準位置を含む範囲の地図を表示する表示手段(処理)と、を実現することを特徴とする。
【0010】
このように、入力途中までの桁に該当し選択した地域を代表する基準位置あたりの地図の表示により、場所の確認や目的地としての設定を柔軟に行うことが容易になる。
【0011】
本発明の他の態様では(請求項4、8、12)、上記各態様において、前記対照情報は、前記各地域ごとに代表する基準位置を対応付け、前記処理部により、表示出力された前記候補の前記地域から一つの選択を受け付ける選択手段(処理)と、前記対照情報に基づいて、選択された前記地域に対応する前記基準位置を前記目的地に設定する目的地設定手段(処理)と、を実現することを特徴とする。
【0012】
このように、入力途中までの桁に該当し選択した地域を代表する基準位置をそのままナビゲーションの目的地に設定可能とすることにより、駅前や区役所など適当な場所へとりあえず向かって後は現地で対処するなどの柔軟な使い勝手が実現できる。
【発明の効果】
【0013】
以上のように、本発明によれば、電話番号等の数字列が入力途中でも、入力した桁に合致する一又は二以上の地域を地図や名称リストで表示出力することにより、うろ覚えでもある程度大まかな地域の見当をつけたり、ナビゲーションの目的地に設定するなど、優れた使い勝手を柔軟に実現するナビゲーションの技術を提供することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
次に、本発明のナビゲーション装置(以下「本装置」と呼ぶ)を実施するための最良の実施形態について図に沿って説明する。概略としては、本実施形態では、電話番号等を一桁ずつ入力するに伴い、その時点までに入力済の桁部分に合致した地域名を「県」>「市」>「町」のように段階的に表示し、合致する例えば「県」、「市」、「町」が複数ある場合はリスト表示する。また、リスト表示された地域名を選択する事でその代表地点の地図を表示でき、かつ目的地としての設定を受け付ける。
【0015】
なお、背景技術や課題での説明と共通の前提事項は繰り返さない。また、本発明は、数字列の桁ごとの入力に伴い対応地域を段階的に絞り込みながら表示する工夫が特徴であるから、ナビゲーション装置のみならず、各種情報処理を目的とした地域検索装置や、これらの制御方法及び制御プログラムとしても把握可能である。
【0016】
〔1.構成〕
まず、本装置は、図1(機能ブロック図)に示す以下の各要素を備える。すなわち、1〜3は、航法データを得るためのセンサ群で、1は、GPSに代表される絶対位置・方位検出部であり、アンテナ、レシーバ等を示す。2は、ジャイロ等を利用した相対方位検出部である。3は、車より得られるパルスを処理する車速検出部である。
【0017】
4は、システム全体の制御を司り情報処理を行う処理部すなわちメインCPU及びその周辺回路である。メモリMは、数種のメモリを含み、そのうち5は、起動時等に処理部4によりアクセスされるROM、6は、メインプログラムのロードやワークエリア提供などのためのダイナミックRAM(DRAM)、7は、電源のOFFから次のONまでの間、メモリ内容を保持するスタティックRAM(SRAM)で、メイン電源OFF時もバッテリーバックアップされる。8は、表示部10用に設けられたビデオRAM(VRAM)である。
【0018】
処理部4は、信号変換などを行うユーザーインターフェース部9を経て、情報の出力部である表示部10、及び入力部11と接続される。そして、表示部10は、地図や操作メニューなどの情報を表示するための例えばバックライト付液晶表示パネルなどである。11は、ユーザーから様々な操作などの情報を入力受付するための入力部であり、例えば、スイッチやタッチパネルなどを用いる。
【0019】
12は、ナビゲーションにおける経路探索や地図表示のための道路地図情報などのデータベースを、記憶媒体(例えば、CD−ROM、DVD−ROM、ハードディスクドライブなど)から読み出すためのディスク制御部であり、メモリMとともに記憶部Sを構成している。この記憶部Sは、道路地図情報D1及び対照情報D2を格納する格納部である。
【0020】
このうち、道路地図情報D1は、主に経路探索用の道路データと、主に地図表示などに用いる地図データを含み、道路データは、主に交差点、分岐点を示すノード(点)と、ノードを結ぶリンク(線)で構成され、各リンクは、識別用のリンクID、リンク長、種別(国道、都道府県道など)、リンクの道路幅、有料又は無料の別、通行規制等の属性を持ち、各ノードは、接続しているリンクの数、リンクID、各リンク間の通行規制等の情報を伴う。
【0021】
経路計算は、上記のようなノード、リンクの情報を用いて、通りやすさを示す値(道路コスト)を算出し、道路コストの総計が最小となるようにリンクを結んで経路を選択する。このとき進入禁止や一方通行の情報を利用して、その内容に矛盾する経路を選択しないようにする。また、地図データは、経路案内や地図表示に用いる交差点名やランドマークなどの情報を含む。対照情報D2は、複数桁の数字列を含む番号情報(電話番号、郵便番号等)と、対応する地域と、の対照情報である。
【0022】
13は、FM放送波から所望のデータを取り出すためのFM多重放送受信及び処理部、14は、道側等の光ビーコンや電波ビーコンからVICSサービスのデータを受信する光/電波ビーコン及び処理部である。15は、ユーザからの発声を入力とし、音声を認識する音声認識部である。
【0023】
上記のように構成された本装置において、処理部4は、プログラムにしたがって、以下のように作用する各部分41〜48を実現している(図1)。これら各部分は、以下のような機能、処理、作用を実現、実行する手段として把握することができる。
【0024】
〔2.作用効果〕
〔2−1.ナビゲーション〕
まず、現在位置計算部41は、センサ群(1〜3)からの航法データに基づいて自車位置を逐次計算し、目的地設定部44は、入力部11からの操作に応じた施設検索や地図表示におけるスクロール移動、カーソル操作などにより目的地の指定を受け付け、計算誘導部42は、前記のように指定される目的地への現在地からの適切な誘導経路について計算・設定のうえ、その誘導経路に沿った進行方向等の誘導案内を決定し、表示出力部43が、周辺地図及び自車位置の表示や誘導案内を、出力部10での画面表示や図示しない合成音声回路などで出力する。
【0025】
また、受付部45(受付手段)は、対照情報D2における前記番号情報を構成する数字列の桁を入力部11から一桁ずつ入力受付する受付処理を行い、報知部46(報知手段)は、入力された桁までの数字列に対応する地域の候補を前記対照情報に基づいて判断するとともに、地名のリスト表示、地図上でのエリア表示等により出力部10へ出力する報知処理を行う。
【0026】
このように、電話番号や郵便番号の入力が途中でも、県単位→市単位→町単位のように段階的に、その時点で入力済みの桁までに対応する一又は二以上の地域を特定し表示することにより、うろ覚えでもある程度大まかな地域の見当をつけたり、ナビゲーションの目的地に設定するなど、優れた使い勝手を柔軟に実現可能となる。
【0027】
〔2−2.基準位置周囲の地図表示〕
地域を代表する基準位置のまわりの地図を表示することも可能である。この場合、対照情報D2では、各地域ごとに代表する基準位置(例えば、主要な駅や交差点、名勝旧跡、市役所など)を対応付けておき、選択部47(選択手段)が、出力部10へ表示出力された候補の地域から一つの選択を受け付ける選択処理を行う。また、対応表示部48(表示手段)が、選択された前記地域に対応する前記基準位置を含む範囲の地図を、前記地図情報及び前記対照情報に基づいて表示する表示処理を行う。このように、入力途中までの桁に該当し選択した地域を代表する基準位置あたりの地図の表示により、場所の確認や目的地としての設定を柔軟に行うことが容易になる。
【0028】
〔2−3.目的地の設定〕
また、ナビゲーション装置では、目的地設定部44(目的地設定手段)が、上記のように選択部47により選択された前記地域に対応する前記基準位置を、対照情報D2に基づいて、経路の目的地に設定する目的地設定処理を行うようにしてもよい。このように、入力途中までの桁に該当し選択した地域を代表する基準位置をそのままナビゲーションの目的地に設定可能とすることにより、駅前や区役所など適当な場所へとりあえず向かって後は現地で対処するなどの柔軟な使い勝手が実現できる。
【0029】
〔3.画面遷移の例〕
続いて、上記のような処理におけるユーザインタフェースとして、画面遷移の例を図2に示す。以下、図中の丸数字を(1)(2)のように表す。図2(1)の画面例において、1は地域名表示欄、2は電話番号表示、3はクリアボタン、4はスクロールボタン、5は地域名リスト部分、6は数字入力用のいわゆるテンキーボタン、7は決定ボタン、図2(8)は地図表示の例である。
【0030】
この例において、電話番号を入力する操作の流れは、例えば図2(1)から(6)のようになる。まず、図2(1)の通り、電話番号の最初の桁「0」を入力する。日本の場合、この時点では、まだ全都道府県がリストに表示されている。次に、図2(2)の通り、電話番号2桁目の「2」を入力すると、「02」の2桁に合致する市外局番局番を持つ「県」がリストに表示される。さらに、図2(3)の通り、3桁目の「2」を入力すると、ここまでに入力された最初3桁の「022」で「県」は「宮城県」に決定し、宮城県内の「市」レベルがリストに表示される。
【0031】
さらに、図2(4)の通り、続く4桁目「3」を入力すると、入力された4桁「0223」で「市」は「岩沼市」に決定し、岩沼市の「町」レベルがリストに表示される。続いて、図2(5)の通り、次の5桁目「3」を入力すると、「02233」の5桁に合致する2つの「町」名がリストに表示される。さらに、図2(6)の通り、6桁目「2」を入力した時点で、「022332」となり、一致する候補の数が1つとなるため、「町」は「亘野町」に決定する。この後の番号は、町名決定に影響する部分ではなく個別の番号のため、入力してもリスト表示はしない。
【0032】
そして、電話番号(10数字)をすべて入力した後に「決定」ボタン7を押し、その番号に合致した施設名が、施設検索用など所定のデータベース中にあった場合はその地点を地図表示する。データベースの中になかった場合も、対照情報D2に基づいて、合致した「町」レベルの基準位置(代表地点)の地図を表示し、その地点を目的地に設定できる。
【0033】
ある時点までの入力済桁部分に合致した地域名が複数ある場合、図2(7)に例示するように、候補のリスト表示上でその地域名を選択する。そして、図2(8)のように、その代表地点の地図を表示し、この図2(8)右下に示す「目的地に設定」ボタンなど所定の操作により、その地点を目的地に設定できるように制御することが望ましい。
【0034】
〔4.処理手順の例〕
上記のようなユーザインタフェースを実現する処理手順の例を図3に示す。例えば、通常の地図表示中(ステップ01)、電話番号検索にする操作を検出すると(ステップ02)、テンキーからの番号入力が一桁あるごとに(ステップ03)、そこまでに入力された桁の番号に合致する地域を対照情報D2から検索する(ステップ04)。これにより、入力された番号に合致する地域が無ければ(ステップ05)次の桁の入力待ちに戻るが(ステップ03)、入力された番号に合致する地域がある場合(ステップ05)、合致した地域の数が1つだけでなく複数であれば(ステップ06)合致した地域名をリストに表示し(ステップ07)、このリストの項目の選択を受け付け(ステップ08)、該当地域の地図を表示する(ステップ13)。
【0035】
合致した地域の数が1つだけならば(ステップ06)、合致した地域名を地域名表示に表示のうえ(ステップ09)、「町」レベルまで合致していなければ(ステップ10)後続の桁の入力待ちに戻るが(ステップ03)、「町」レベルまで合致していれば(ステップ10)地域名の検索を終了し(ステップ11)、決定ボタンの操作を待って(ステップ12)該当地域の地図を表示する(ステップ13)。
【0036】
〔5.地図表示の例〕
以上の説明では主に、桁ごとに順次入力してゆく電話番号に合致する地域名を文字列で地名リスト表示する例を図示したが(例えば図2)、文字列ではなく電話番号等に対応するエリアを地図表示することも望ましい。この場合、例えば、電話番号の先頭に「0」を入力しただけの時点では、日本地図全体を表示している(図4)。次に「2」を入力し「02」が入力された時点では、「02」に対応するいくつかの都道府県のエリアを表示し、さらに、「2」を入力して「022」が入力された時点では、該当する「宮城県」のエリアを含む地図を表示する(図5)。さらに、「3」を入力して「0223」が入力された時点で、「岩沼市」のエリアを含む地図を表示する(図6)。
【0037】
なお、これら図4〜図6の例では、電話番号に対応するエリアを拡大した地図を順次表示するようにしているが、例えば、図4の日本地図において対応するエリアの色を変えたり、点滅させたりして他のエリアと識別可能に表示するようにしてもよい。
【0038】
〔6.他の実施形態〕
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、以下に例示するものやそれ以外の他の実施形態も含むものである。例えば、上記の例では電話番号を入力する例を示したが、郵便番号を一桁入力するごとに、合致するエリアを地図やリストで表示することも可能である。また、道路地図情報については、上記実施形態のように予め記憶しておく態様(オンボード)の他にも、最新の道路地図情報を必要な都度、携帯電話などによる外部との通信で所定のサーバから得る、いわゆるオフボードの態様も可能である。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】本発明の実施形態の構成を示す機能ブロック図。
【図2】本発明の実施形態における画面の表示例を示す図。
【図3】本発明の実施形態における処理手順を例示するフローチャート。
【図4】本発明の実施形態における画面の表示例を示す図。
【図5】本発明の実施形態における画面の表示例を示す図。
【図6】本発明の実施形態における画面の表示例を示す図。
【符号の説明】
【0040】
1〜3…センサ部
4…処理部
9…ユーザインタフェース部
10…出力部
11…入力部
12…ディスク制御部
S…記憶部
41…現在位置計算部
42…計算誘導部
43…表示出力部
44…目的地設定部
45…受付部
46…報知部
47…選択部
48…対応表示部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報の入力部、記憶部、出力部と、前記各部を用いて情報処理を行う処理部と、を備え、
複数桁の数字列を含む番号情報と、対応する地域と、の対照情報を前記記憶部に予め格納し、
前記処理部により、
前記番号情報を構成する数字列の桁を一桁ずつ入力受付する受付手段と、
入力された桁までの数字列に対応する地域の候補を前記対照情報に基づいて判断及び出力する報知手段と、
を実現することを特徴とする地域検索装置。
【請求項2】
情報の入力部、記憶部、出力部と、前記各部を用いて情報処理を行う処理部と、を備え、
経路探索用及び地図表示用の道路地図情報を前記記憶部に予め格納し、
複数桁の数字列を含む番号情報と、対応する地域と、の対照情報を前記記憶部に予め格納し、
前記処理部により、
前記番号情報を構成する数字列の桁を一桁ずつ入力受付する受付手段と、
入力された桁までの数字列に対応する地域の候補を前記対照情報に基づいて判断及び表示出力する報知手段と、
を実現することを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項3】
前記対照情報は、前記各地域ごとに代表する基準位置を対応付け、
前記処理部により、
表示出力された前記候補の前記地域から一つの選択を受け付ける選択手段と、
前記地図情報及び前記対照情報に基づいて、選択された前記地域に対応する前記基準位置を含む範囲の地図を表示する表示手段と、
を実現することを特徴とする請求項2記載のナビゲーション装置。
【請求項4】
前記対照情報は、前記各地域ごとに代表する基準位置を対応付け、
前記処理部により、
表示出力された前記候補の前記地域から一つの選択を受け付ける選択手段と、
前記対照情報に基づいて、選択された前記地域に対応する前記基準位置を前記目的地に設定する目的地設定手段と、
を実現することを特徴とする請求項2又は3記載のナビゲーション装置。
【請求項5】
情報の入力部、記憶部、出力部と、前記各部を用いて情報処理を行う処理部と、を備えた地域検索装置の制御方法において、
複数桁の数字列を含む番号情報と、対応する地域と、の対照情報を前記記憶部に予め格納し、
前記処理部により、
前記番号情報を構成する数字列の桁を一桁ずつ入力受付する受付処理と、
入力された桁までの数字列に対応する地域の候補を前記対照情報に基づいて判断及び出力する報知処理と、
を実行することを特徴とする地域検索装置の制御方法。
【請求項6】
情報の入力部、記憶部、出力部と、前記各部を用いて情報処理を行う処理部と、を備えたナビゲーション装置の制御方法において、
経路探索用及び地図表示用の道路地図情報を前記記憶部に予め格納し、
複数桁の数字列を含む番号情報と、対応する地域と、の対照情報を前記記憶部に予め格納し、
前記処理部により、
前記番号情報を構成する数字列の桁を一桁ずつ入力受付する受付処理と、
入力された桁までの数字列に対応する地域の候補を前記対照情報に基づいて判断及び表示出力する報知処理と、
を実行することを特徴とするナビゲーション装置の制御方法。
【請求項7】
前記対照情報は、前記各地域ごとに代表する基準位置を対応付け、
前記処理部により、
表示出力された前記候補の前記地域から一つの選択を受け付ける選択処理と、
前記地図情報及び前記対照情報に基づいて、選択された前記地域に対応する前記基準位置を含む範囲の地図を表示する表示処理と、
を実行することを特徴とする請求項6記載のナビゲーション装置の制御方法。
【請求項8】
前記対照情報は、前記各地域ごとに代表する基準位置を対応付け、
前記処理部により、
表示出力された前記候補の前記地域から一つの選択を受け付ける選択処理と、
前記対照情報に基づいて、選択された前記地域に対応する前記基準位置を前記目的地に設定する目的地設定処理と、
を実行することを特徴とする請求項6又は7記載のナビゲーション装置の制御方法。
【請求項9】
情報の入力部、記憶部、出力部と、前記各部を用いて情報処理を行う処理部と、を備えた地域検索装置の制御プログラムにおいて、
複数桁の数字列を含む番号情報と、対応する地域と、の対照情報を前記記憶部に予め格納し、
前記処理部により、
前記番号情報を構成する数字列の桁を一桁ずつ入力受付する受付処理と、
入力された桁までの数字列に対応する地域の候補を前記対照情報に基づいて判断及び出力する報知処理と、
を実行させることを特徴とする地域検索装置の制御プログラム。
【請求項10】
情報の入力部、記憶部、出力部と、前記各部を用いて情報処理を行う処理部と、を備えたナビゲーション装置の制御プログラムにおいて、
経路探索用及び地図表示用の道路地図情報を前記記憶部に予め格納し、
複数桁の数字列を含む番号情報と、対応する地域と、の対照情報を前記記憶部に予め格納し、
前記処理部により、
前記番号情報を構成する数字列の桁を一桁ずつ入力受付する受付処理と、
入力された桁までの数字列に対応する地域の候補を前記対照情報に基づいて判断及び表示出力する報知処理と、
を実行させることを特徴とするナビゲーション装置の制御プログラム。
【請求項11】
前記対照情報は、前記各地域ごとに代表する基準位置を対応付け、
前記処理部により、
表示出力された前記候補の前記地域から一つの選択を受け付ける選択処理と、
前記地図情報及び前記対照情報に基づいて、選択された前記地域に対応する前記基準位置を含む範囲の地図を表示する表示処理と、
を実行させることを特徴とする請求項10記載のナビゲーション装置の制御プログラム。
【請求項12】
前記対照情報は、前記各地域ごとに代表する基準位置を対応付け、
前記処理部により、
表示出力された前記候補の前記地域から一つの選択を受け付ける選択処理と、
前記対照情報に基づいて、選択された前記地域に対応する前記基準位置を前記目的地に設定する目的地設定処理と、
を実行させることを特徴とする請求項10又は11記載のナビゲーション装置の制御プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2006−228149(P2006−228149A)
【公開日】平成18年8月31日(2006.8.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−44615(P2005−44615)
【出願日】平成17年2月21日(2005.2.21)
【出願人】(000001487)クラリオン株式会社 (1,722)
【Fターム(参考)】