説明

容器の処理方法及び装置。

本発明の主題は、容器(1)の処理、特に、瓶(1)の内部洗浄のための方法及び装置である。その際、少なくとも、スプレー装置(2)は、容器内部を、殺菌剤/洗浄剤(3、3′)を噴出させる。本発明によれば、スプレー装置(2)は、主として、容器内部で、容器底(1a)の近傍にまで進入する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、容器の処理、特に、瓶の内部洗浄のための方法及び装置に関し、その際、少なくとも、スプレー装置は、容器内部を、殺菌剤、又は、洗浄剤を噴出させる。
【背景技術】
【0002】
全てのプロセスの前に、瓶あるいは容器から、液体の残り、汚れ、ほこり、プレスチックの粒子等を取り除くために、実施例の瓶のような容器の処理は、ガラスやプラスチックでできた繰返使用容器によるものが通常の方法である。さらに、第1の洗浄は、新しく使用されていない瓶、特に、その中身を入れる前のプラスチックの瓶に限定される。ここでは、ほこり、汚れ、プラスチック粒子等を容器内部から取り除くことである。
【0003】
2つの事例では、容器、又は、瓶は、内部位置で有利な効果をもたらし、かつ、瓶、又は、容器は、それらの内部位置で、殺菌剤/洗浄剤により洗浄される、または、専門用語で、それらの過程は、ゲリンスト(gerinst)と呼ばれている。瓶、又は、容器の頭部を確保することによって、注ぎ込まれる(ガス状、及び/又は、液状の)殺菌剤/洗浄剤は、収容されたほこり、汚れ、プラスチック粒子等と共に、容器又は瓶から、重力により、開口端より下に出て行く。
【0004】
それらの効果を実現するために、当該殺菌剤/洗浄剤は、たいてい、スプレー針穴より構成されるスプレー装置の頭部側で有利な効果となるノズルが、容器内部で移動したり、注入されたりする。それによって、殺菌剤/洗浄剤は、容器壁上の容器底部に沿って循環し、最後に出口に移動し、そこから、殺菌剤/洗浄剤は、容器、又は、瓶から排出される。
【0005】
独国実用新案出願公開第29903939号の実施例で記載されているように、明らかな解決方法で、水、及び/又は、空気、又は、蒸気をも含んだ殺菌剤/洗浄剤が開示されている。その際、殺菌剤/洗浄剤の消費はわずかなものではないため、この殺菌剤/洗浄剤は、実際、場合によっては、循環して移動する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】独国実用新案出願公開第29903939号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
それにもかかわらず、全体の費用を減少させるために、殺菌剤/洗浄剤の更なる節約を配慮する要求がますます大きくなっている。ここでは、本発明について説明する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、技術的課題に基礎を置き、初めに記述された解決方法を更に発展させることによって、これまでの殺菌剤/洗浄剤の減少させる分量に比較して行うことが可能であり、全体として費用を減少することができる。その上、方法、特に、適した装置の実施が提案されることが求められている。
【0009】
これらの技術的課題の見解を解決するために、本発明の範囲で適した種類の方法は、容器内部でスプレー装置が、主として、容器底の近傍まで進入することによって、特徴づけられる。
【0010】
その際、スプレー装置と容器は、スプレー装置と容器の相対間隔を互いに変更する。これは、スプレー装置が、通常の方法で、高さ可変に、容器の内部位置に進入することによって生じることが可能であり、そして、容器底の近傍まで近づくことは確かな利点がある。その際、容器は、高さ位置を保持するであろう。スプレー装置の高さ位置を固定すること、及び、それに対して、容器を、あたかも、スプレー装置の上にかぶせることも、もちろん本発明の範囲内である。その結果、スプレー装置は、主として、容器内部で容器底の近傍まで進入することが可能である。もちろん、高さにおいて、スプレー装置も、容器も、その都度、変更することが同様に可能であり、その結果、スプレー装置と容器との相対変化を実現することが可能である。
【0011】
スプレー装置は、洗浄/殺菌作業の間、数回、容器内部に進入し、かつ、容器内部から退出する場合がある。実際は、これらの解決方法には、洗浄/殺菌作業の間、いくつかの異なった殺菌剤/洗浄剤と働かせること、及び、洗浄/殺菌作業は、互いに別々に容器内部に進入することの可能性がある。これらの殺菌剤/洗浄剤で、水、及び/又は、空気の周りの実施例を取り扱うかもしれない。蒸気ももちろん考えられ、含まれている。
【0012】
詳細には、スプレー装置は、最初に、第1の殺菌剤/洗浄剤を噴出させ、そして、容器内部に進入、又は、第1の殺菌剤/洗浄剤とは別に進入し、その後、第1の殺菌剤/洗浄剤を噴出させる。その後、スプレー装置は退出し、そして、引き続いて、第2の殺菌剤/洗浄剤を噴出させるために、新たに容器内部に進入する。
【0013】
それらの関連では、本発明では、ガス状に吹きだすことによる容器の洗浄によって、水を放つ、又は、液体を放つ運転を基本的に可能としている。例えば、空気、又は、無菌の空気が用いられている。この場合、吹きだしは、瓶底近くで始まり、出口方向へ取りかかる。これは、有利な形態によれば、洗浄/殺菌作業の間、スプレー装置は、相対的に、容器内に動かされることを意味する。ここでは、最初にスプレー装置が、容器内部の容器底部の近傍に進入し、それから、洗浄/殺菌作業の経過によって、退出過程がはじまることを示している。この場合、容器内部は、あたかも、容器底から出発し、出口にまで移動する。
【0014】
殺菌効果を上げるために、容器内部は、有効に不足分を補うのに紫外線光源を持って、照射される。この目的のために、スプレー装置は、対応する紫外線光源を備えること、または、放出開口部にそのような紫外線光源を、殺菌のために備えることが可能である。この紫外線光源は、容器内部に、スプレー装置と一緒に進入する。基本的には、紫外線光源を、外から容器内部を照射するように取り付けることも可能である。これは、もちろん、紫外線光が容器の壁を通過することを前提としている。
【0015】
特別な使用条件の下、相対的に水不足の国では、例えば、それに対応して、水のコストが高い国では、完全に、又は、ほとんど完全に、水を持った噴射器を断念することは特に有効である。その際、放射の殺菌効果による水の洗浄効果、及び/又は、殺菌効果は、例えば、紫外線光源が代わりになること、少なくとも付け加えることが考えられる。その際、紫外線の代わりに、別の適当な放射線、例えば、レントゲン、又は、赤外線の放射線を見つけ出すことそれ自体は、自明である。
【0016】
それだけでなく、最初に、第1の殺菌剤/洗浄剤としての水における洗浄を実行し、そして、その後、場合によっては、新たな進入手順で、第2の殺菌剤/洗浄剤としての空気による、上から下の水膜を取り除くことも本発明の範囲である。
【0017】
これらの全体の洗浄作業では、高さ可変の調整装置が備わっているスプレー装置を固定することも実現可能である。これらの高さ可変の調整装置は、たいてい、二つの部分から構成される。それらは、基本的に、全部で、基礎部とコントロール部から構成され、この場合、基礎部は、スプレー装置を支え、かつ、コントロール部は、容器に対してのそれらの相対間隔で基礎部の位置を調節している。全体で、スプレー針穴としてのスプレー装置は退出し、頭部は、任意のランダムノズルを備えている。ランダムノズルによって、洗浄効果は、明らかに上がる。本発明の目的は、装置でもあり、出願時の請求項7とそれに続く請求項に記載されている。
【0018】
記述したランダムノズルで、複数の水路を持ったノズルも取り扱うことが可能であり、先端ノズルの範囲で、液体、及び/又は、放射のための2つ、又は、複数の放出開口部を備えている。好ましくは、いずれの放出開口部に、受け渡す溶媒、又は受け渡す放射物のためのそれ自身の引込み線を設けている。この場合、これらの引込み線は、スプレー装置2の内部で、少なくとも部分的に伸びている。
【0019】
すなわち、容器の処理、又は、頭部位置での容器の洗浄のための方法及び装置を紹介している。記述された方法及び装置は、従来の解決方法と比べて、必要な殺菌剤/洗浄剤の量を減らすことができることで際立っている。洗浄/殺菌作業の間、スプレー装置は、容器に対応して動かされ、そして、好ましくは、回転する頭部側ノズルを持って、あたかも、容器内部の壁のすべての領域に直接作用することがわかることが、特に、その上、可能である。
【0020】
本発明は、容器内部の壁に、直接噴射することでもあり、そして、その上、殺菌剤/洗浄剤は、重力により、容器内部の壁に沿って、瓶底から出口まで、起こりうる汚れ粒子を溶かしたり、一緒に流れたりするというわけではない。それによって、殺菌剤/洗浄剤の量を全体で明らかに減らすことが可能である。この結果として、液体の殺菌剤/洗浄剤と共に働き、任意のランダムノズル、又は、回転するノズルによって、より良い洗浄効果が現れるのであれば、いわゆる落下時間も減少する。この点において、基本的な利点がわかる。
【0021】
以下に、本発明は、実施例に記載された図面に基づいて、より詳しく説明する。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】図解による側面図での本発明の装置。
【図2】容器の処理のための全体の装置を見たものである。
【図3a】〜
【図3d】洗浄のさまざまな段階。
【発明を実施するための形態】
【0023】
図において、容器1の処理、及び、瓶1の頭部を介した底部洗浄のための装置が記載されている。瓶1とは別の容器1のための装置も、基本的に行うことができるが、必ずそれらの洗浄をするとは限らない。図示された装置は、基本的な構成として、スプレー装置2を備えており、このスプレー装置2は、実施例のフレーム内で実行され、スプレー針穴2に限定しない。スプレー装置、又は、スプレー針穴によって、容器内部、又は、その時々の瓶1の内部に、殺菌剤/洗浄剤3を、図示のように注入することができる。
【0024】
スプレー装置又はスプレー針穴、及び/又は、入れ物1又は瓶1は、それらの相対的な間隔Aに関して、互いに移動可能に構成されていることが、本発明の特別の意義である。実施例のフレームにおけるそれらの間隔Aは、スプレー装置、又は、スプレー針穴2と、瓶1の瓶底1aとの間の距離に基づいて、測定される。
【0025】
前述の間隔Aを変化させるために、スプレー装置2は、実施例のフレームで高さを可変可能な調節装置4、5、6、7を持っている。高さを可変可能な調節装置4、5、6、7は、図1に基本的にわかるように、基礎部4、5と、コントロール部6、7からなる。基礎部4,5はスプレー装置2を開き、コントロール部6、7により、基礎部4、5とスプレー装置2は、容器1あるいは瓶1に対して相対的な間隔Aの位置を調節している。
【0026】
基礎部4、5は、停止装置4を備えていて、この停止装置4により、スプレー針穴2だけでなく、殺菌剤/洗浄剤3の供給のための引込み線8は閉じられる。それだけでなく、基礎部4、5は、回転式のロール5を備え、このロール5は、コントロール部6、7の、固定され、回転しないリフティングカム7と相互作用している。その際、リフティングカム7は、コントロール部6、7の線形調節機によって閉じられる。リフティングカム7制御の、2方向矢印で示されるリフティング動作によって、位置を調節することが可能である。ロール5のリフティング動作は、瓶や容器内部で、スプレー装置又はスプレー針穴2は退出したり、進入することが可能であり、瓶や容器以外の物でも、容器内部で位置が変化することが可能である。リフティングカムの輪郭の形成によって、異なった方法実現可能であり、それらは、例示的ではあるが、図3aから図3dまでで詳細に図示され、次に詳細に説明する。
【0027】
リフティング支持装置の働きによって、高さが一定のリフティング動作の絶対的高さが調節されることが可能である。異なった長さを持った異なった瓶の種類も行うことが可能である。この場合、スプレー装置をその都度、最適点まで瓶の中に入り込む。
【0028】
それ故、スプレー装置又はスプレー針穴2は、瓶内部で移動可能に退出し、かつ、通常状態から進入によって、容器底又は瓶底の近傍の好ましい状態まで動かすことが可能である。実際は、この容器底や瓶底の位置で、ランダムノズル、又は、より多くの量をだす水路ノズル、又は、回転ノズル9が備わったスプレー装置の頭側部は、瓶底からの間隔Aに一致している。この間隔Aは、数ミリメートルの範囲であり、その結果、いずれの場合も瓶底の破損を避けることができる。ところで、ランダムノズル9から噴出する殺菌剤/洗浄剤3は、図示されるように、瓶底1aに噴出することが可能である。実際は、ランダムノズル9からの殺菌剤/洗浄剤は、概して、円錐形10を除いて、ほぼ密集した霧吹き玉Kの形で噴出する。
【0029】
図2に記載された概要に基づいて、たくさんの図1に適した装置やコンベヤ処理12の範囲が配置されていることがわかる。コンベヤ処理12は、入口コンベヤ11と出口コンベヤ13と共に働いている。すべてのコンベヤ11、12、13によって、星形のメリーゴーランド状のコンベヤの周りを動くことができ、それは避けることができない。本発明のために意味するところは、容器もしくは瓶1は、いつも、入口コンベヤ11、及び/又は、出口コンベヤ13、及び/又は、それらの処理位置の前に運ばれる。つまり、瓶1は、頭部、又は、頭位置(処理位置)で、処理コンベヤ12に達する。それによって、コンベヤ11、12、13は、記述した装置を高い回転数で運転することが可能である。この場合、同時に、次の図3aから図3dで詳細に記載したコンベヤ装置12による経路上での方法手順を行うことが可能である。異なる表現をすると、瓶1はその頭位置で、入口コンベヤ11から処理コンベヤ12に引き渡され、処理コンベヤ12による瓶の進行によって、図3aから図3dで示された装置手順が達成される。洗浄された瓶1は、それらの頭位置で、出力コンベヤ13に達すると終了になる。瓶1は(他方では)、直立して立っている瓶の口1bで、直立姿勢を保って調達されている。
【0030】
図3aから図3dまで、さまざまな手順方法が記載されており、図3aから図3dは、前に述べられた装置を通過している。全体と図3aから図3dで記載された洗浄/殺菌作業との間のスプレー装置2は、いくつかの異なった殺菌剤/洗浄剤3、3′を噴射している。
実施例は、図3bにおける手順方法は、液体3を伴った容器内部への噴出を示しており、図3dにおける手順方法では、空気3′を含んだ処理がなされている。それは、もちろん強制されないが、ここでは蒸気を使ってもできるし、別の順序で進行してもよい。
【0031】
図3aから図3dに記載されている洗浄/殺菌作業との間に、スプレー装置2は、数回容器内部に進入したり、容器内部から退出したりしていることが図3aから図3dでわかる。その際、スプレー装置は、最初に、噴出している水3が、先に出た殺菌剤/洗浄剤を噴出しながら、瓶の中に進入する。瓶内部での退出と新たな進入の後に、第2の殺菌剤/洗浄剤3′を伴った進入を生じ、この第2の殺菌剤/洗浄剤で、空気が問題となる。何回かの洗浄過程の際、洗浄/殺菌作業の間、容器又は瓶1に、スプレー装置が動かされる。これは、個々の段階の間、洗浄/殺菌作業内に、コントロールカム7がアタックカム5と作用していることを意味し、その結果、スプレー針穴2の頭部と瓶底1aの間の間隔Aが変化する。
【0032】
図3aから図3dによる実施例の範囲では、スプレー針穴2は、最初に、瓶1の容器底の近傍まで入り込む。この過程の間、殺菌/洗浄剤3、3′を伴った噴出はまだ行われていない。所望の瓶底1aとの間隔Aが調節されると、容器内部は、第1の殺菌/洗浄剤3及び利用可能な水3を噴出する。同時に、瓶内部からスプレー装置2は外へ向かい、その結果、ランダムノズル9から噴出する第1の殺菌/洗浄剤3は、徐々に、瓶1の容器内部の壁に散布されている。これは、図3bに示されている。
【0033】
瓶1の容器内部からのスプレー針穴2の退出に応じて、又は、瓶の口1bへの到達により、第1の殺菌/洗浄剤3の供給が止められる。スプレー針穴2は、図3cの記載のように、新たに、瓶1の容器内部に進入し、再び、容器底1aから先に定められた間隔Aにまで達する。
その際、さまざまな間隔Aで噴出しており、図では、AとAで記載されている。それは、当然、その都度噴射される殺菌/洗浄剤3、3′の濃度や圧力に依存しており、結局のところ、形成される霧吹き玉Kの大きさに依存している。
【0034】
実施例では、スプレー針穴2の頭部、あるいは、利用可能なランダムノズル9と、瓶底1aとの間の間隔A2に達するやいなや、第2の除菌/洗浄剤3′が噴出する。スプレーノズル2内を別個に伸びた導管によって実施例の方法が行われることで、第2の除菌/洗浄剤3′が空気3′の周りに利用可能となる。流れ込まれた空気3′の助けによって、容器内部で万が一存在する水膜が吹き取られ、それは、あたかも瓶内部の乾燥工程のようなものを生じる。この工程の際に、ランダムノズル9、及び、このランダム9を持ったスプレー針穴2は、再び、容器内部の壁1cに沿って、スプレー針穴の退出方向に動く。
【0035】
線形調節機構6の適した駆動、及び/又は、コントロール部6、7のロール7によって、個々のプロセス部分を前もって定めたり、調節したりすることが可能である。これは、可変のプログラムにより実行しても構わなく、図示していない制御装置において行われる。この制御装置は、当該線形調節機構6、及び/又は、ロール7を、両方もしくは一方を制御している。
【0036】
実施例では、線形調節機構6が使われ、スプレー針穴2は、位置合わせするために、処理される瓶1の望ましい大きさに依存して使用される。それに対して、依存しなく駆動可能で、かつ、偏心に実行されるラジアルカム7が、そのために、設けてあり、個々の手順が図3aから図3dに記載されている。もちろん、いわば動力のみでも可能であり、すなわち、追加の(偏心の)ラジアルカム7、又は、既定のラジアルカム7なしに、線形調整機構6を実現することが可能である。同様に、本発明の範囲内では、線形調節機構6の代わりに、円盤又は他の回転する動力を利用することもできる。
【0037】
基礎部4、5のアタックカム5を作用させること、スプレー針穴2が、容器又は瓶1のさまざま大きさ、及び/又は、形を考慮すること、そして、その他の点では、手順が図3aから図3dまでのように記載することも場合によるものである。最後に、本発明の範囲内では、測定手段を備えたスプレー針穴2の調整に、スプレー針穴2、又は、ランダムノズル9を位置あわせしたり、又は、動かしたりするために、調節の意味で制御装置による測定手段の計測値を分析・評価することが可能である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくともスプレー装置(2)は、容器内部に、殺菌剤/洗浄剤(3、3′)を噴出させ、容器の処理、特に、瓶(1)の内部洗浄のための方法において、
容器内部のスプレー装置(2)は、主として、容器底(1a)の近傍まで進入することを特徴とする方法。
【請求項2】
請求項1に記載の方法において、
スプレー装置(2)と容器(1)は、スプレー装置(2)と容器(1)の相対間隔(A)を互いに変更することを特徴とする方法。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の方法において、
スプレー装置(2)は、洗浄/殺菌作業の間、瓶内部で、数回、瓶内部に進入したり、退出したりすることを特徴とする方法。
【請求項4】
請求項1乃至3のいずれかに記載の方法において、
スプレー装置(2)は、いくつかの異なる殺菌剤/洗浄剤(3、3′)、例えば、水(3)や空気(3′)による洗浄/殺菌作業の間、動作し、及び/又は、
スプレー装置(2)は、噴出処理の間、動作していることを特徴とする方法。
【請求項5】
請求項1乃至4のいずれかに記載の方法において、
スプレー装置(2)は、最初に、容器(1)内に進入し、第1の殺菌剤/洗浄剤(3)を噴出させ、かつ、その後、退出し、引き続いて新たに容器内部に進入し、第2の殺菌剤/洗浄剤(3′)を噴出させること特徴とする方法。
【請求項6】
請求項1乃至5のいずれかに記載の方法において、
スプレー装置(2)は、洗浄/殺菌作業の間、相対的に、容器内部に動かされることを特徴とする方法。
【請求項7】
瓶(1)の内部洗浄のため、及び、請求項1乃至6のいずれかに記載の方法実行のために、少なくともスプレー装置(2)によって、容器内部が殺菌剤/洗浄剤を噴出する容器の処理装置において、
スプレー装置(2)、及び/又は、容器(1)は、その相対間隔(A)に関して、お互いに動作可能に構成されていることを特徴とする装置。
【請求項8】
請求項7に記載の装置において、
スプレー装置(2)は、容器内部で、容器底(1a)の近傍まで、進入及び退出可能であることを特徴とする装置。
【請求項9】
請求項7又は8のいずれかに記載の装置において、
スプレー装置(2)は、高さが可変の調節装置(4、5、6、7)に、固定されていることを特徴とする装置。
【請求項10】
請求項9に記載の装置において、
高さが可変の調節装置(4、5、6、7)は、基礎部(4、5)及びコントロール部(6、7)とから構成され、
基礎部(4、5)は、スプレー装置(2)を支え、かつ、コントロール部(6、7)は、基礎部(4、5)の位置を調節することを特徴とする装置。
【請求項11】
請求項7乃至10のいずれかに記載の装置において、
スプレー装置(2)は、頭部側に選択的なランダムノズル(9)を持ったスプレー針穴(2)から構成されることを特徴とする装置。
【請求項12】
請求項7乃至11のいずれかに記載の装置において、
入口コンベヤ(11)、出口コンベヤ(13)、及び、処理コンベヤ(12)を、瓶(1)のために有し、
瓶(1)は、入口コンベヤ(11)、及び/又は、出口コンベヤ(13)、及び/又は、その前、又は、その後で、
処理位置や元の場所に運ばれることを特徴とする装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3a)】
image rotate

【図3b)】
image rotate

【図3c)】
image rotate

【図3d)】
image rotate


【公表番号】特表2010−504191(P2010−504191A)
【公表日】平成22年2月12日(2010.2.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−528613(P2009−528613)
【出願日】平成19年8月25日(2007.8.25)
【国際出願番号】PCT/EP2007/007475
【国際公開番号】WO2008/034512
【国際公開日】平成20年3月27日(2008.3.27)
【出願人】(598125028)カーハーエス・アクチエンゲゼルシヤフト (125)
【Fターム(参考)】