説明

店舗検索装置、店舗検索方法、店舗検索プログラム、店舗検索システムおよび記録媒体

【課題】利用者の作業負担を軽減しつつ、利用者が実際に商品を購入する際に最適な店舗を検索することができる店舗検索装置、店舗検索方法、店舗検索プログラム、店舗検索システムおよび記録媒体を得ること。
【解決手段】本発明にかかる店舗検索装置は、複数の店舗情報および指定商品情報を取得し、取得した指定商品情報および複数の店舗情報に基づいて、各々の指定商品につき、当該指定商品の在庫を持つ店舗を検索し、その検索結果に、複数の店舗が検索された指定商品が少なくとも1つ存在するか否かを判定し、その判定結果が、複数の店舗が検索された指定商品が少なくとも1つ存在するというものであった場合、店舗評価情報を設定し、設定した店舗評価情報に基づいて、各々の指定商品に対応付けられている各々の店舗を評価し、その評価結果に基づいて、各々の指定商品につき、当該指定商品に対応付けられている複数の店舗の中から1つの店舗を選出する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、店舗検索装置、店舗検索方法、店舗検索プログラム、店舗検索システムおよび記録媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の技術としては、確実かつ迅速に希望商品を希望条件で購入可能な商品購入システム等に関する技術が、(特許文献1)に開示されている。(特許文献1)に記載の技術によれば、商品購入システムは大別して店舗と商品情報配信装置と送受信端末とで構成されており、商品情報配信装置は、送受信端末から送信された希望の商品情報に対し、購入に適する店舗を、店舗から送信された商品情報および店舗情報から選定する。また、商品情報配信装置は、注文商品データ情報(希望の商品情報)から、注文された商品を提供可能な店舗候補を、蓄積店舗データ情報(複数の店舗の店舗情報および商品情報)から抽出する。
【0003】
しかし、単に商品情報や店舗情報だけから店舗候補を抽出したのでは、抽出した店舗が、利用者が実際に商品を購入する際に都合のよいものではない場面が想定される。例えば、抽出した店舗候補が利用者(商品の購入希望者)にとって不便なものであったり、希望商品が1つの店舗になかったりする場面などが想定される。
【0004】
そこで、従来の技術では、抽出した各店舗候補に対して注文商品(希望商品)が提供可能かどうか等を交渉し、交渉により実際に注文商品を提供可能な店舗を利用者に送受信端末を介して提示し、提示した店舗の中から利用者に所望の店舗を選択させることで、上述した想定場面に対応することができる。
【特許文献1】特開2001−357301号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来の技術によれば、店舗との交渉を経ても1つの注文商品に対し複数の店舗が存在する場合には最終的に送受信端末の利用者に所望の店舗を選択させている(つまり、注文商品の入力作業以外にも利用者に作業負担を要求する場合がある)ので、必ずしも利用者の作業負担を軽減できていなかったという問題点があった。
【0006】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、利用者の作業負担を軽減しつつ、利用者が実際に商品を購入する際に最適な店舗を検索することができる店舗検索装置、店舗検索方法、店舗検索プログラム、店舗検索システムおよび記録媒体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決し、上述した目的を達成するために、本発明は、店舗検索結果に、複数の店舗が検索された指定商品が少なくとも1つ存在するか否かを判定する存否判定手段と、存否判定手段での判定結果が、複数の店舗が検索された指定商品が少なくとも1つ存在するというものであった場合、店舗を評価するための店舗評価情報を設定する店舗評価情報設定手段と、店舗評価情報設定手段で設定した店舗評価情報に基づいて、各々の指定商品に対応付けられている各々の店舗を評価する店舗評価手段と、店舗評価手段での評価結果に基づいて、各々の指定商品につき、当該指定商品に対応付けられている複数の店舗の中から1つの前記店舗を選出する店舗選出手段と、をさらに備えたものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、利用者の作業負担を軽減しつつ、利用者が実際に商品を購入する際に最適な店舗を検索することができる店舗検索装置、店舗検索方法、店舗検索プログラム、店舗検索システムおよび記録媒体が得られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
第1の発明の店舗検索装置は、店舗に関する情報であって商品の在庫に関する在庫情報を含む複数の店舗情報および指定された商品である少なくとも1つの指定商品に関する指定商品情報を取得する情報取得手段と、情報取得手段で取得した指定商品情報および複数の店舗情報に基づいて、各々の指定商品につき、当該指定商品の在庫を持つ店舗を検索する店舗検索手段と、を備えた店舗検索装置において、店舗検索手段での検索結果に、複数の店舗が検索された指定商品が少なくとも1つ存在するか否かを判定する存否判定手段と、存否判定手段での判定結果が、複数の店舗が検索された指定商品が少なくとも1つ存在するというものであった場合、店舗を評価するための店舗評価情報を設定する店舗評価情報設定手段と、店舗評価情報設定手段で設定した店舗評価情報に基づいて、各々の指定商品に対応付けられている各々の店舗を評価する店舗評価手段と、店舗評価手段での評価結果に基づいて、各々の指定商品につき、当該指定商品に対応付けられている複数の店舗の中から1つの店舗を選出する店舗選出手段と、をさらに備えたことを特徴とする。
【0010】
本発明によれば、店舗に関する情報であって商品の在庫に関する在庫情報を含む複数の店舗情報および指定された商品である少なくとも1つの指定商品に関する指定商品情報を取得し、取得した指定商品情報および複数の店舗情報に基づいて、各々の指定商品につき、当該指定商品の在庫を持つ店舗を検索し、その検索結果に、複数の店舗が検索された指定商品が少なくとも1つ存在するか否かを判定し、その判定結果が、複数の店舗が検索された指定商品が少なくとも1つ存在するというものであった場合、店舗を評価するための店舗評価情報を設定し、設定した店舗評価情報に基づいて、各々の指定商品に対応付けられている各々の店舗を評価し、その評価結果に基づいて、各々の指定商品につき、当該指定商品に対応付けられている複数の店舗の中から1つの店舗を選出するという作用を有する。
【0011】
第2の発明の店舗検索装置は、前記の発明の店舗検索装置において、店舗評価手段は、店舗評価情報に基づいて、店舗を評価するための予め設定した各々の指標につき、当該指標の値である指標値を店舗ごとに算出する指標値算出手段と、指標値算出手段で算出した各々の指標値に基づいて、各々の店舗を評価する指標値基準店舗評価手段とをさらに備えたことを特徴とする。
【0012】
本発明によれば、店舗評価情報に基づいて、店舗を評価するための予め設定した各々の指標につき、当該指標の値である指標値を店舗ごとに算出し、算出した各々の指標値に基づいて、各々の店舗を評価するという作用を有する。
【0013】
第3の発明の店舗検索装置は、前記の発明の店舗検索装置において、指標値算出手段は、店舗評価情報および指標ごとに予め設定した重み付け値に基づいて、各々の指標につき、指標値を店舗ごとに算出することを特徴とする。
【0014】
本発明によれば、店舗評価情報および指標ごとに予め設定した重み付け値に基づいて、各々の指標につき、指標値を店舗ごとに算出するという作用を有する。
【0015】
第4の発明の店舗検索装置は、前記の発明の店舗検索装置において、店舗評価手段は、店舗評価情報に基づいて、各々の重み付け値を変更する重み付け値変更手段をさらに備え、指標値算出手段は、店舗評価情報および重み付け値変更手段で更新した後の重み付け値に基づいて、各々の指標につき、指標値を店舗ごとに算出することを特徴とする。
【0016】
本発明によれば、店舗評価情報に基づいて、各々の重み付け値を変更し、店舗評価情報および変更した後の重み付け値に基づいて、各々の指標につき、指標値を店舗ごとに算出するという作用を有する。
【0017】
第5の発明の店舗検索装置は、前記の発明の店舗検索装置において、情報取得手段は、所定の位置から当該位置とは異なる位置までの経路に関する経路情報および店舗の位置に関する複数の店舗位置情報を取得し、店舗選出手段での選出結果に含まれる各々の店舗の店舗位置情報、および経路情報に基づいて、当該選出結果に含まれる各々の店舗および当該店舗に対応付けられた指定商品を経路上に識別可能に表示するための店舗案内情報を作成する店舗案内作成手段をさらに備えたことを特徴とする。
【0018】
本発明によれば、所定の位置から当該位置とは異なる位置までの経路に関する経路情報および店舗の位置に関する複数の店舗位置情報を取得し、選出結果に含まれる各々の店舗の店舗位置情報、および経路情報に基づいて、当該選出結果に含まれる各々の店舗および当該店舗に対応付けられた指定商品を経路上に識別可能に表示するための店舗案内情報を作成するという作用を有する。
【0019】
第6の発明の店舗検索方法は、店舗に関する情報であって商品の在庫に関する在庫情報を含む複数の店舗情報および指定された商品である少なくとも1つの指定商品に関する指定商品情報を取得する情報取得ステップと、情報取得ステップで取得した指定商品情報および複数の店舗情報に基づいて、各々の指定商品につき、当該指定商品の在庫を持つ店舗を検索する店舗検索ステップと、を含む店舗検索方法において、店舗検索ステップでの検索結果に、複数の店舗が検索された指定商品が少なくとも1つ存在するか否かを判定する存否判定ステップと、存否判定ステップでの判定結果が、複数の店舗が検索された指定商品が少なくとも1つ存在するというものであった場合、店舗を評価するための店舗評価情報を設定する店舗評価情報設定ステップと、店舗評価情報設定ステップで設定した店舗評価情報に基づいて、各々の指定商品に対応付けられている各々の店舗を評価する店舗評価ステップと、店舗評価ステップでの評価結果に基づいて、各々の指定商品につき、当該指定商品に対応付けられている複数の店舗の中から1つの店舗を選出する店舗選出ステップと、をさらに含むことを特徴とする。
【0020】
本発明によれば、店舗に関する情報であって商品の在庫に関する在庫情報を含む複数の店舗情報および指定された商品である少なくとも1つの指定商品に関する指定商品情報を取得し、取得した指定商品情報および複数の店舗情報に基づいて、各々の指定商品につき、当該指定商品の在庫を持つ店舗を検索し、その検索結果に、複数の店舗が検索された指定商品が少なくとも1つ存在するか否かを判定し、その判定結果が、複数の店舗が検索された指定商品が少なくとも1つ存在するというものであった場合、店舗を評価するための店舗評価情報を設定し、設定した店舗評価情報に基づいて、各々の指定商品に対応付けられている各々の店舗を評価し、その評価結果に基づいて、各々の指定商品につき、当該指定商品に対応付けられている複数の店舗の中から1つの店舗を選出するという作用を有する。
【0021】
第7の発明の店舗検索方法は、前記の発明の店舗検索方法において、店舗評価ステップは、店舗評価情報に基づいて、店舗を評価するための予め設定した各々の指標につき、当該指標の値である指標値を店舗ごとに算出する指標値算出ステップと、指標値算出ステップで算出した各々の指標値に基づいて、各々の店舗を評価する指標値基準店舗評価ステップとをさらに含むことを特徴とする。
【0022】
本発明によれば、店舗評価情報に基づいて、店舗を評価するための予め設定した各々の指標につき、当該指標の値である指標値を店舗ごとに算出し、算出した各々の指標値に基づいて、各々の店舗を評価するという作用を有する。
【0023】
第8の発明の店舗検索方法は、前記の発明の店舗検索方法において、指標値算出ステップは、店舗評価情報および指標ごとに予め設定した重み付け値に基づいて、各々の指標につき、指標値を店舗ごとに算出することを特徴とする。
【0024】
本発明によれば、店舗評価情報および指標ごとに予め設定した重み付け値に基づいて、各々の指標につき、指標値を店舗ごとに算出するという作用を有する。
【0025】
第9の発明の店舗検索方法は、前記の発明の店舗検索方法において、店舗評価ステップは、店舗評価情報に基づいて、各々の重み付け値を変更する重み付け値変更ステップをさらに含み、指標値算出ステップは、店舗評価情報および重み付け値変更ステップで変更した後の重み付け値に基づいて、各々の指標につき、指標値を店舗ごとに算出することを特徴とする。
【0026】
本発明によれば、店舗評価情報に基づいて、各々の重み付け値を変更し、店舗評価情報および変更した後の重み付け値に基づいて、各々の指標につき、指標値を店舗ごとに算出するという作用を有する。
【0027】
第10の発明の店舗検索方法は、前記の発明の店舗検索方法において、情報取得ステップは、所定の位置から当該位置とは異なる位置までの経路に関する経路情報および店舗の位置に関する複数の店舗位置情報を取得し、店舗選出ステップでの選出結果に含まれる各々の店舗の店舗位置情報、および経路情報に基づいて、当該選出結果に含まれる各々の店舗および当該店舗に対応付けられた指定商品を経路上に識別可能に表示するための店舗案内情報を作成する店舗案内作成ステップをさらに含むことを特徴とする。
【0028】
本発明によれば、所定の位置から当該位置とは異なる位置までの経路に関する経路情報および店舗の位置に関する複数の店舗位置情報を取得し、選出結果に含まれる各々の店舗の店舗位置情報、および経路情報に基づいて、当該選出結果に含まれる各々の店舗および当該店舗に対応付けられた指定商品を経路上に識別可能に表示するための店舗案内情報を作成するという作用を有する。
【0029】
第11の発明の店舗検索プログラムは、店舗に関する情報であって商品の在庫に関する在庫情報を含む複数の店舗情報および指定された商品である少なくとも1つの指定商品に関する指定商品情報を取得する情報取得ステップと、情報取得ステップで取得した指定商品情報および複数の店舗情報に基づいて、各々の指定商品につき、当該指定商品の在庫を持つ店舗を検索する店舗検索ステップと、を含む店舗検索方法をコンピュータに実行させる店舗検索プログラムにおいて、店舗検索ステップでの検索結果に、複数の店舗が検索された指定商品が少なくとも1つ存在するか否かを判定する存否判定ステップと、存否判定ステップでの判定結果が、複数の店舗が検索された指定商品が少なくとも1つ存在するというものであった場合、店舗を評価するための店舗評価情報を設定する店舗評価情報設定ステップと、店舗評価情報設定ステップで設定した店舗評価情報に基づいて、各々の指定商品に対応付けられている各々の店舗を評価する店舗評価ステップと、店舗評価ステップでの評価結果に基づいて、各々の指定商品につき、当該指定商品に対応付けられている複数の店舗の中から1つの店舗を選出する店舗選出ステップと、をさらに含むことを特徴とする。
【0030】
本発明によれば、店舗に関する情報であって商品の在庫に関する在庫情報を含む複数の店舗情報および指定された商品である少なくとも1つの指定商品に関する指定商品情報を取得し、取得した指定商品情報および複数の店舗情報に基づいて、各々の指定商品につき、当該指定商品の在庫を持つ店舗を検索し、その検索結果に、複数の店舗が検索された指定商品が少なくとも1つ存在するか否かを判定し、その判定結果が、複数の店舗が検索された指定商品が少なくとも1つ存在するというものであった場合、店舗を評価するための店舗評価情報を設定し、設定した店舗評価情報に基づいて、各々の指定商品に対応付けられている各々の店舗を評価し、その評価結果に基づいて、各々の指定商品につき、当該指定商品に対応付けられている複数の店舗の中から1つの店舗を選出するという作用を有する。
【0031】
第12の発明の店舗検索プログラムは、前記の発明の店舗検索プログラムにおいて、店舗評価ステップは、店舗評価情報に基づいて、店舗を評価するための予め設定した各々の指標につき、当該指標の値である指標値を店舗ごとに算出する指標値算出ステップと、指標値算出ステップで算出した各々の指標値に基づいて、各々の店舗を評価する指標値基準店舗評価ステップとをさらに含むことを特徴とする。
【0032】
本発明によれば、店舗評価情報に基づいて、店舗を評価するための予め設定した各々の指標につき、当該指標の値である指標値を店舗ごとに算出し、算出した各々の指標値に基づいて、各々の店舗を評価するという作用を有する。
【0033】
第13の発明の店舗検索プログラムは、前記の発明の店舗検索プログラムにおいて、指標値算出ステップは、店舗評価情報および指標ごとに予め設定した重み付け値に基づいて、各々の指標につき、指標値を店舗ごとに算出することを特徴とする。
【0034】
本発明によれば、店舗評価情報および指標ごとに予め設定した重み付け値に基づいて、各々の指標につき、指標値を店舗ごとに算出するという作用を有する。
【0035】
第14の発明の店舗検索プログラムは、前記の発明の店舗検索プログラムにおいて、店舗評価ステップは、店舗評価情報に基づいて、各々の重み付け値を変更する重み付け値変更ステップをさらに含み、指標値算出ステップは、店舗評価情報および重み付け値変更ステップで変更した後の重み付け値に基づいて、各々の指標につき、指標値を店舗ごとに算出することを特徴とする。
【0036】
本発明によれば、店舗評価情報に基づいて、各々の重み付け値を変更し、店舗評価情報および変更した後の重み付け値に基づいて、各々の指標につき、指標値を店舗ごとに算出するという作用を有する。
【0037】
第15の発明の店舗検索プログラムは、前記の発明の店舗検索プログラムにおいて、情報取得ステップは、所定の位置から当該位置とは異なる位置までの経路に関する経路情報および店舗の位置に関する複数の店舗位置情報を取得し、店舗選出ステップでの選出結果に含まれる各々の店舗の店舗位置情報、および経路情報に基づいて、当該選出結果に含まれる各々の店舗および当該店舗に対応付けられた指定商品を経路上に識別可能に表示するための店舗案内情報を作成する店舗案内作成ステップをさらに含むことを特徴とする。
【0038】
本発明によれば、所定の位置から当該位置とは異なる位置までの経路に関する経路情報および店舗の位置に関する複数の店舗位置情報を取得し、選出結果に含まれる各々の店舗の店舗位置情報、および経路情報に基づいて、当該選出結果に含まれる各々の店舗および当該店舗に対応付けられた指定商品を経路上に識別可能に表示するための店舗案内情報を作成するという作用を有する。
【0039】
第16の発明の店舗検索システムは、所望の商品を少なくとも1つ指定させる指定手段と、指定手段で指定された商品である少なくとも1つの指定商品に関する指定商品情報を送信する第1送信手段と、情報を受信する第1受信手段と、第1受信手段で受信した情報をモニタへ表示する表示手段と、を備えた情報処理装置と、店舗に関する情報であって商品の在庫に関する在庫情報を含む店舗情報を記憶する記憶手段と、記憶手段で記憶した店舗情報を送信する第2送信手段とを備えた複数の店舗装置と、情報処理装置から送信された指定商品情報および各々の店舗装置から送信された複数の店舗情報を受信する第3受信手段と、第3受信手段で受信した指定商品情報および複数の店舗情報に基づいて、各々の指定商品につき、当該指定商品の在庫を持つ店舗を検索する店舗検索手段と、店舗検索手段での検索結果を情報処理装置へ送信する第3送信手段と、を備えた店舗検索装置と、が通信可能に接続された店舗検索システムにおいて、店舗検索装置は、店舗検索手段での検索結果に、複数の店舗が検索された指定商品が少なくとも1つ存在するか否かを判定する存否判定手段と、存否判定手段での判定結果が、複数の店舗が検索された指定商品が少なくとも1つ存在するというものであった場合、店舗を評価するための店舗評価情報を設定する店舗評価情報設定手段と、店舗評価情報設定手段で設定した店舗評価情報に基づいて、各々の指定商品に対応付けられている各々の店舗を評価する店舗評価手段と、店舗評価手段での評価結果に基づいて、各々の指定商品につき、当該指定商品に対応付けられている複数の店舗の中から1つの店舗を選出する店舗選出手段と、をさらに備え、第3送信手段は、店舗選出手段での選出結果を情報処理装置へ送信することを特徴とする。
【0040】
本発明によれば、情報処理装置と複数の店舗装置と店舗検索装置とが通信可能に接続され、情報処理装置は、所望の商品を少なくとも1つ指定させ、指定された商品である少なくとも1つの商品に関する指定商品情報を店舗検索装置へ送信し、店舗検索装置から情報を受信し、受信した情報をモニタへ表示し、複数の店舗装置は、店舗に関する情報であって商品の在庫に関する在庫情報を含む店舗情報を記憶し、記憶した店舗情報を店舗検索装置へ送信し、店舗検索装置は、情報処理装置から送信された指定商品情報および各々の店舗装置から送信された複数の店舗情報を受信し、受信した指定商品情報および複数の店舗情報に基づいて、各々の指定商品につき、当該指定商品の在庫を持つ店舗を検索し、その検索結果に、複数の店舗が検索された指定商品が少なくとも1つ存在するか否かを判定し、その判定結果が、複数の店舗が検索された指定商品が少なくとも1つ存在するというものであった場合、店舗を評価するための店舗評価情報を設定し、設定した店舗評価情報に基づいて、各々の指定商品に対応付けられている各々の店舗を評価し、その評価結果に基づいて、各々の指定商品につき、当該指定商品に対応付けられている複数の店舗の中から1つの店舗を選出し、その選出結果を情報処理装置へ送信するという作用を有する。
【0041】
第17の発明の店舗検索システムは、前記の発明の店舗検索システムにおいて、店舗評価手段は、店舗評価情報に基づいて、店舗を評価するための予め設定した各々の指標につき、当該指標の値である指標値を店舗ごとに算出する指標値算出手段と、指標値算出手段で算出した各々の指標値に基づいて、各々の店舗を評価する指標値基準店舗評価手段とをさらに備えたことを特徴とする。
【0042】
本発明によれば、店舗評価情報に基づいて、店舗を評価するための予め設定した各々の指標につき、当該指標の値である指標値を店舗ごとに算出し、算出した各々の指標値に基づいて、各々の店舗を評価するという作用を有する。
【0043】
第18の発明の店舗検索システムは、前記の発明の店舗検索システムにおいて、指標値算出手段は、店舗評価情報および指標ごとに予め設定した重み付け値に基づいて、各々の指標につき、指標値を店舗ごとに算出することを特徴とする。
【0044】
本発明によれば、店舗評価情報および指標ごとに予め設定した重み付け値に基づいて、各々の指標につき、指標値を店舗ごとに算出するという作用を有する。
【0045】
第19の発明の店舗検索システムは、前記の発明の店舗検索システムにおいて、店舗評価手段は、店舗評価情報に基づいて、各々の重み付け値を変更する重み付け値変更手段をさらに備え、指標値算出手段は、店舗評価情報および重み付け値変更手段で変更した後の重み付け値に基づいて、各々の指標につき、指標値を店舗ごとに算出することを特徴とする。
【0046】
本発明によれば、店舗評価情報に基づいて、各々の重み付け値を変更し、店舗評価情報および変更した後の重み付け値に基づいて、各々の指標につき、指標値を店舗ごとに算出するという作用を有する。
【0047】
第20の発明の店舗検索システムは、前記の発明の店舗検索システムにおいて、第3受信手段は、所定の位置から当該位置とは異なる位置までの経路に関する経路情報および店舗の位置に関する複数の店舗位置情報を受信し、店舗検索装置は、選出結果に含まれる各々の店舗の店舗位置情報、および経路情報に基づいて、当該選出結果に含まれる各々の店舗および当該店舗に対応付けられた指定商品を経路上に識別可能に表示するための店舗案内情報を作成する店舗案内作成手段をさらに備え、第3送信手段は、店舗案内作成手段で作成した店舗案内情報を情報処理装置へ送信することを特徴とする。
【0048】
本発明によれば、店舗検索装置は、所定の位置から当該位置とは異なる位置までの経路に関する経路情報および店舗の位置に関する複数の店舗位置情報を受信し、選出結果に含まれる各々の店舗の店舗位置情報、および経路情報に基づいて、当該選出結果に含まれる各々の店舗および当該店舗に対応付けられた指定商品を経路上に識別可能に表示するための店舗案内情報を作成し、作成した店舗案内情報を情報処理装置へ送信するという作用を有する。
【0049】
第21の発明の記録媒体は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、前記の発明の店舗検索プログラムを記録したことを特徴とする。
【0050】
本発明によれば、記録媒体に記録された店舗検索プログラムをコンピュータに読み取らせて実行することで、コンピュータに店舗検索プログラムを実現させるという作用を有する。
【0051】
以下、本発明にかかる店舗検索装置、店舗検索方法、店舗検索プログラム、店舗検索システムおよび記録媒体の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本実施の形態により本発明が限定されるものではない。
[1.システム構成]
ここでは、本実施の形態にかかる店舗検索システム(以下では本システムと記す場合がある。)の構成について、図1から図7を参照して説明する。
【0052】
図1は、本システムの全体構成の一例を示すブロック図である。図1において、符号1は店舗検索装置であり、符号2はカーナビゲーション装置であり、符号3は店舗に設置された店舗装置であり、符号4はネットワークであり、符号5は自動車である。
【0053】
図1に示すように、本システムは、店舗検索装置1と、自動車5に取り付けられたカーナビゲーション装置2と、複数の店舗装置3と、で構成されており、これら装置はネットワーク4を介して通信可能に接続されている。ここで、本実施の形態ではカーナビゲーション装置2を自動車5に取り付けているが、例えばカーナビゲーション装置2がポータブルタイプである場合にはそれを人に所持させてもよい。
[1−1.システム構成−店舗検索装置1]
図2は、本システムの店舗検索装置1の構成の一例を示すブロック図であり、当該構成のうち本発明に関係する部分のみを概念的に示している。図2において、符号11は制御部であり、符号12は記憶部であり、符号13は通信インターフェース部である。また、図2において、符号11aは受信部であり、符号11bは送信部であり、符号11cは店舗情報更新部であり、符号11dは店舗検索部であり、符号11eは存否判定部であり、符号11fは店舗評価情報設定部であり、符号11gは店舗評価部であり、符号11hは店舗選出部であり、符号11iは店舗案内作成部であり、符号11jは到着時刻計算部であり、符号11kは経路案内作成部である。また、図2において、符号11g1は指標値算出部であり、符号11g2は指標値基準店舗評価部であり、符号11g3は重み付け値変更部である。
【0054】
図2に示すように、店舗検索装置1は、制御部11と記憶部12と通信インターフェース部13とで構成され、これら各部は任意の通信路を介して通信可能に接続されている。ここで、店舗検索装置1の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷等に応じた任意の単位で、機能的または物理的に分散・統合して構成してもよい。例えば、処理の一部をCGI(Common Gateway Interface)を用いて実現してもよい。
【0055】
通信インターフェース部13は、ルータ等の通信装置および専用線等の有線または無線の通信回線を介して、店舗検索装置1をネットワーク4に通信可能に接続する。換言すると、通信インターフェース部13は、他の端末と通信回線を介して情報を通信する機能を有する。すなわち、通信インターフェース部13は、店舗検索装置1とネットワーク4(またはルータ等の通信装置)との間における通信を媒介する。
【0056】
記憶部12は、ストレージ手段であり、各種のデータベースやテーブルやファイルなどを格納する。具体的には、記憶部12は、指定商品情報ファイル12aと、店舗情報データベース12bと、店舗評価情報ファイル12cと、検索結果情報ファイル12dと、評価結果情報ファイル12eと、選出結果情報ファイル12fと、店舗案内情報ファイル12gと、経路案内情報ファイル12hと、を格納する。また、記憶部12には、OS(Operating System)と協働してCPU(Central Processing Unit:中央処理装置)に命令を与えて各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。なお、記憶部12には、例えば、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)等のメモリ装置、HD(ハードディスク)のような固定ディスク装置、フレキシブルディスク、光ディスク等を用いることができる。
【0057】
指定商品情報ファイル12aは、指定された商品である少なくとも1つの指定商品に関する指定商品情報を格納する。指定商品情報は、例えば指定商品の商品識別情報と指定商品の個数とを相互に関連付けた情報である。商品識別情報は、商品を識別するための情報であり、例えば商品の品目や品名などの情報である。
【0058】
店舗情報データベース12bは、店舗に関する情報であって商品の在庫に関する在庫情報を含む複数の店舗情報を格納する。店舗情報は、例えば、店舗を一意に識別するための店舗識別情報、商品の在庫に関する在庫情報、商品の価格に関する価格情報、店舗の混雑状況に関する店舗混雑情報、店舗の営業に関する営業情報、店舗の設備に関する設備情報、店舗の位置に関する店舗位置情報などを含む。
【0059】
店舗識別情報は、例えば店舗名や店舗IDなどの情報である。在庫情報は、例えば商品識別情報と商品の在庫数とを相互に関連付けた情報である。価格情報は、例えば商品識別情報と商品の平均価格または価格とを相互に関連付けた情報である。店舗混雑情報は、例えば店舗のレジでの待ち時間や店舗の駐車場での待ち時間などの情報である。営業情報は、例えば店舗の営業日や店舗の営業時間帯などの情報である。設備情報は、例えば、店舗の形態(例えばスーパー、コンビニ、ドラックストア、CDショップなど)、駐車場の有無、ETC(Electronic Toll Collection:電子料金徴収システム)またはDSRC(Dedicated Short Range Communications)の有無、雨天対策の有無、障害者設備の有無などの情報である。店舗位置情報は、例えば店舗の住所などの情報である。
【0060】
ここで、複数の店舗情報を格納する店舗情報データベース12bの一例について図3を参照して説明する。図3は、店舗情報データベース12bに格納される情報の一例を示す図である。図3に示すように、店舗情報データベース12bは、店舗識別情報を格納する欄(欄名:店舗)と、在庫情報を格納する欄(欄名:商品在庫状況(個))と、店舗混雑情報を格納する欄(欄名:混雑状況(待ち時間)(分))と、設備情報を格納する欄(欄名:店舗設備)と、店舗位置情報を格納する欄(欄名:店舗位置)と、で構成される。
【0061】
図2に戻り、店舗評価情報ファイル12cは、後述する店舗評価情報設定部11fで設定された店舗評価情報を格納する。店舗評価情報は、店舗を評価するための情報であり、例えば、指定商品情報の格納先を示すアドレス、店舗情報の格納先を示すアドレス、その他の情報(例えば、所定の位置から当該位置とは異なる位置までの経路に関する経路情報、経路の混雑状況に関する経路混雑情報、経路周辺の天候に関する天候情報、自動車5に関する車情報、カーナビゲーション装置2の利用者に関する利用者情報、利用者が所望する店舗の評価条件に関する評価条件情報など)の格納先のアドレスを含む。なお、その他の情報に関しては、その情報に対応するアドレスではなく、当該情報そのものでもよい。
【0062】
経路情報は、例えばカーナビゲーション装置2を操作する者がカーナビゲーション装置2に対して設定した始点(出発地)および終点(目的地)に基づいてカーナビゲーション装置2が検索した当該始点から当該終点までの経路(道筋)の情報である。車情報は、例えば、車種、ナンバープレートに記載のナンバー、ガソリンの残量、ワイパー作動状態などのカーナビゲーション装置2が読み取った情報である。経路混雑情報は、例えばVICS(Vehicle Information Communication System:道路交通情報通信システム)からカーナビゲーション装置2へ通知されたVICS情報などの情報である。利用者情報は、利用者の性別、年齢、身体障害の有無などのカーナビゲーション装置2に登録された情報である。評価条件情報は、利用者が所望する評価条件に関するカーナビゲーション装置2に利用者が設定した情報であり、例えば「立ち寄る店舗の数が少なくなるように店舗を評価する(楽優先モード)」、「店舗で商品購入に要する時間を含めた出発地から店舗を経由して目的地に着くまでの総時間が短くなるように店舗を評価する(時間優先モード)」、「商品の総価格が安くなるように店舗を評価する(値段優先モード)」、「出発地から店舗を経由して目的地に着くまでの総距離が短くなるように店舗を評価する(距離優先モード)」、利用者のスケジュールなどの情報である。
【0063】
検索結果情報ファイル12dは、後述する店舗検索部11dでの検索結果に関する検索結果情報を格納する。検索結果情報は、例えば指定商品の商品識別情報と店舗の店舗識別情報とを相互に関連付けた情報である。
【0064】
ここで、検索結果情報を格納する検索結果情報ファイル12dの一例について図4を参照して説明する。図4は、検索結果情報ファイル12dに格納される情報の一例を示す図である。図4に示すように、検索結果情報ファイル12dは、指定商品の商品識別情報を格納する欄(欄名:商品)と、店舗の店舗識別情報を格納する欄(欄名:商品在庫を持つ店舗)とで構成される。
【0065】
図2に戻り、評価結果情報ファイル12eは、店舗評価部11gでの評価結果に関する評価結果情報を格納する。評価結果情報は、店舗の店舗識別情報と、予め設定された指標の値である指標値(例えば重み付け値を考慮した指標値)と、店舗の評価結果(例えば指標値の合計)と、を相互に関連付けた情報である。
【0066】
指標は、利用者の立場から店舗を多角的に評価するためのものであり、例えば、店舗に在庫がある指定商品の数と指定商品の総数との比、指定商品の価格、経路から店舗までの距離(例えば、店舗が経路からどれだけ離れているか)、経路に対する店舗の位置(例えば、経路の出発地から目的地へ向う方向(進行方向)を基準とした際に店舗が当該経路に対して右側にあるか左側にあるか)、店舗の混雑状況(例えば、店舗または駐車場での待ち時間がどれだけか)、経路の混雑状況(例えば、経路の渋滞がどの程度か)、店舗の設備(例えば、駐車場があるか、大型車両用の駐車スペースがあるか、ETCまたはDSRCがあるか、雨天対策がされているか(例えば屋根があるか)、障害者対策がされているか、など)などである。
【0067】
ここで、評価結果情報を格納する評価結果情報ファイル12eの一例について図5を参照して説明する。図5は、評価結果情報ファイル12eに格納される情報の一例を示す図である。図5に示すように、評価結果情報ファイル12fは、店舗識別情報を格納する欄(欄名:店舗)と、重み付け情報を考慮した指標値および重み付け情報を指標ごとに格納する欄(欄名:パラメータ)と、店舗の評価結果としての指標値の合計を格納する欄(欄名:総合点)と、で構成される。
【0068】
図2に戻り、選出結果情報ファイル12fは、後述する店舗選出部11hでの選出結果に関する選出結果情報を格納する。選出結果情報は、例えば指定商品の商品識別情報と、店舗の店舗識別情報とを相互に関連付けた情報である。
【0069】
店舗案内情報ファイル12gは、後述する店舗案内作成部11iで作成した店舗案内情報を格納する。店舗案内情報は、選出結果に含まれる各々の店舗および当該店舗に対応付けられた指定商品を経路上に識別可能に表示するための情報である。
【0070】
経路案内情報ファイル12hは、後述する経路案内作成部11kで作成した経路案内情報を格納する。経路案内情報は、選出結果に含まれる各々の店舗を経由地とする出発地から目的地までの経路を識別可能に表示するための情報である。
【0071】
制御部11は、店舗検索装置1を統括的に制御するCPU等である。制御部11は、OS等の制御プログラムや各種の処理手順等を規定したプログラムや所要データを格納するための内部メモリを有し、これらのプログラムに基づいて種々の処理を実行するための情報処理を行う。制御部11は、図示の如く、大別して、受信部11aと、送信部11bと、店舗情報更新部11cと、店舗検索部11dと、存否判定部11eと、店舗評価情報設定部11fと、店舗評価部11gと、店舗選出部11hと、店舗案内作成部11iと、到着時刻計算部11jと、経路案内作成部11kと、を備える。
【0072】
受信部11aは、通信インターフェース部13を介して、カーナビゲーション装置2や各々の店舗装置3から送信された情報を受信する。送信部11bは、通信インターフェース部13を介して、カーナビゲーション装置2や各々の店舗装置3へ情報を送信する。
【0073】
店舗情報更新部11cは、店舗情報データベース12bに格納されている店舗情報を更新する。具体的には、店舗情報更新部11cは、店舗情報の提供要求を送信部11bで各々の店舗装置3へ送信し、各々の店舗装置3から送信された複数の店舗情報を受信部11aで受信し、受信した複数の店舗情報を店舗情報データベース12bに格納されている店舗情報に上書きすることで、店舗情報データベース12bに格納されている店舗情報を更新する。
【0074】
店舗検索部11dは、指定商品情報および複数の店舗情報に基づいて、各々の指定商品につき、当該指定商品の在庫を持つ店舗を検索する。
【0075】
存否判定部11eは、店舗検索部11dでの検索結果に、複数の店舗が検索された指定商品が少なくとも1つ存在するか否かを判定する。
【0076】
店舗評価情報設定部11fは、存否判定部11eでの判定結果が、複数の店舗が検索された指定商品が少なくとも1つ存在するというものであった場合、店舗を評価するための店舗評価情報を設定する。
【0077】
店舗評価部11gは、店舗評価情報に基づいて、各々の指定商品に対応付けられている各々の店舗を評価する。ここで、店舗評価部11gは、指標値算出部11g1と指標値基準店舗評価部11g2と重み付け値変更部11g3とを備える。指標値算出部11g1は、店舗評価情報に基づいて、店舗を評価するための予め設定した各々の指標につき、当該指標の値である指標値を店舗ごとに算出する。指標値基準店舗評価部11g2は、指標値算出部11g1で算出した各々の指標値に基づいて、各々の店舗を評価する。重み付け値変更部11g3は、店舗評価情報に基づいて、指標ごとに予め設定した重み付け値を変更する。なお、重み付け値変更部11g3で重み付け情報を変更した場合、指標値算出部11g1は、店舗評価情報および重み付け値変更部11g3で変更した後の重み付け値に基づいて、各々の指標につき、指標値を店舗ごとに算出してもよい。
【0078】
店舗選出部11hは、店舗評価部11gでの評価結果に基づいて、各々の指定商品につき、当該指定商品に対応付けられている複数の店舗の中から1つの店舗を選出する。
【0079】
店舗案内作成部11iは、店舗選出部11hでの選出結果に含まれる各々の店舗の店舗位置情報、および経路情報に基づいて店舗案内情報を作成する。
【0080】
到着時刻計算部11jは、運行状況情報、選出結果に含まれる各々の店舗の店舗位置情報、および経路情報に基づいて、自動車5が店舗へ到着する時刻である到着時刻を店舗ごとに計算する。運行状況情報は、例えば、自動車5の現在地、現在時刻、経路の混雑状況、自動車5の走行速度、自動車5のタイヤの回転数などの情報である。
【0081】
経路案内作成部11kは、運行状況情報、選出結果に含まれる各々の店舗の店舗位置情報、および経路情報に基づいて、経路案内情報を作成する。
[1−2.システム構成−カーナビゲーション装置2]
図6は、本システムのカーナビゲーション装置2の構成の一例を示すブロック図であり、当該構成のうち本発明に関係する部分のみを概念的に示している。図6において、符号21はCPUであり、符号22はメモリであり、符号23は通信部であり、符号24は無線アンテナであり、符号25は表示部であり、符号26はディスプレイであり、符号27は車情報読取部であり、符号28は位置測位部であり、符号29は無線アンテナである。
【0082】
カーナビゲーション装置2は、CPU21とメモリ22と通信部23と無線アンテナ24と表示部25とディスプレイ26と車情報読取部27と位置測位部28と無線アンテナ29とで構成され、これら各部は任意の通信路を介して通信可能に接続されている。
【0083】
CPU21は、通信路を介して接続されている各部を制御する。メモリ22は、指定商品情報、経路情報、利用者情報、評価条件情報、経路混雑情報、天候情報、車情報、店舗案内情報、運行状況情報、経路案内情報などを格納する。通信部23は、無線アンテナ24を介して、店舗検索装置1や店舗装置3などと情報通信を行う。表示部25は、後述するポータル画面、メニュー画面、商品指定画面、店舗案内画面、経路案内画面などをディスプレイ26に表示する。車情報読取部27は、自動車5に関する車情報や運行状況情報をリアルタイムに収集する。位置測位部28は、無線アンテナ29を介して、GPS(Global Positioning System:全地球無線測位システム)などを用いて自動車5の位置(現在地)を計測する。
[1−3.システム構成−店舗装置3]
図7は、本システムの店舗装置3の構成の一例を示すブロック図であり、当該構成のうち本発明に関係する部分のみを概念的に示している。図7において、符号31は制御部であり、符号32はROMであり、符号33はHDであり、符号34はRAMであり、符号35は入力装置であり、符号36は出力装置であり、符号37は入出力IFであり、符号38は通信IFである。また、図7において、符号311は送信部であり、符号312は受信部である。また、図7において、符号361はモニタであり、符号362はプリンタである。
【0084】
店舗装置3は、売上管理や在庫管理などを行うPOS(Point Of Sale)端末であり、制御部31とROM32とHD33とRAM34と入力装置35と出力装置36と入出力IF37と通信IF38とで構成され、これら各部は任意の通信路を介して通信可能に接続されている。
【0085】
制御部31は、店舗装置3を統括的に制御するCPU等であり、主に売上管理や在庫管理などに関する情報処理を行う。制御部31は、送信部311と受信部312とを少なくとも備えて構成されている。送信部311は通信IF38を介して店舗検索装置1やカーナビゲーション装置2へ情報を送信する。受信部312は通信IF38を介して店舗検索装置1やカーナビゲーション装置2から送信された情報を受信する。
【0086】
ROM32またはHD33は、OSと協働してCPUに命令を与え、売上管理や在庫管理などに関する各種処理を行うためのコンピュータプログラムを記録する。なお、当該コンピュータプログラムは、RAM34にロードされることで実行され、CPUと協働して制御部31を構成する。HD33は店舗情報を格納する。RAM34は、受信部312で受信した情報などを格納する。入出力IF37は、入力装置35や出力装置36を接続するためのインターフェースである。入力装置35はキーボードやマウスやマイク等である。なお、後述するモニタ361もマウスと協働してポインティングデバイス機能を実現する。また、出力装置36は、情報を出力する出力手段であり、モニタ(家庭用テレビを含む)361およびプリンタ362を含む。この他、出力装置36にスピーカ等を設けてもよい。通信IF38は店舗装置3とネットワーク4(またはルータ等の通信装置)とを通信可能に接続する。換言すると、店舗装置3は、モデムやTAやルータなどの通信装置および電話回線を介して、または専用線を介してネットワーク4に接続される。これにより、店舗装置3は、所定の通信規約に従って店舗検索装置1やカーナビゲーション装置2にアクセスすることができる。
【0087】
ここで、店舗装置3は、既知のパーソナルコンピュータ、ワークステーション、その他の情報処理端末(具体的には、PHS端末、携帯端末、移動体通信端末、PDAなど)など)に、プリンタやモニタやイメージスキャナ等の周辺装置を必要に応じて接続することにより実現してもよい。また、店舗装置3の制御部31は、その全部または任意の一部をCPUおよび当該CPUにて解釈して実行するプログラムで実現してもよい。また、ROM32またはHD33に記録されているコンピュータプログラムは、店舗装置3と任意のネットワークを介して接続されるアプリケーションプログラムサーバに記録されてよく、店舗装置3は必要に応じてその全部または一部をダウンロードしてもよい。また、制御部31の全部または任意の一部を、ワイヤードロジック等によるハードウェアとして実現してもよい。
[1−4.システム構成−ネットワーク4]
図1に戻り、ネットワーク4は、店舗検索装置1とカーナビゲーション装置2と複数の店舗装置3とを相互に通信可能に接続する機能を有し、例えばインターネット、イントラネット、LAN(有線/無線の双方を含む)等である。なお、ネットワーク4は、VAN、パソコン通信網、公衆電話網(アナログ/デジタルの双方を含む)、専用回線網(アナログ/デジタルの双方を含む)、CATV網、携帯回線交換網または携帯パケット交換網(IMT2000方式、GSM方式またはPDC/PDC−P方式等を含む)、無線呼出網、Bluetooth等の局所無線網、PHS網、衛星通信網(CS、BSまたはISDB等を含む)等でもよい。
[2.システムの処理]
ここでは、本システムで行われる処理の一例について図8から図20を参照して説明する。図8は、本システムで行われる処理の一例を示すシーケンス図である。なお、本処理の説明にあたり、店舗情報データベース12bには図3に示すような店舗情報が格納されているものとし、評価結果情報ファイル12eには図5に示すような複数の指標および重み付け値が設定されているものとする。
【0088】
利用者がカーナビゲーション装置2に対し出発地と目的地とを入力し当該出発地から当該目的地までの経路の探索を指示すると、カーナビゲーション装置2は、CPU21の処理で、経路を探索し、探索した経路をメモリ22に格納すると共に表示部25へ転送し、表示部25の処理で、転送された経路をディスプレイ26に表示する(図9参照)。図9は、経路表示画面の一例を示す図である。図9において、符号MAは経路表示画面であり、符号MA1は出発地であり、符号MA2は目的地であり、符号MA3は経路である。
【0089】
利用者がカーナビゲーション装置2に対し所望の商品名を少なくとも1つ入力し店舗の検索実行を指示する(図10から図13参照)と、カーナビゲーション装置2等は図8に示す処理を実行する。ここで、図10は、メニュー選択画面の一例を示す図である。図11、図12および図13は、商品指定画面の一例を示す図である。図10において、符号MBはメニュー選択画面であり、符号MB1は「商品から検索」というメニューを選択する領域であり、符号MB2は「店舗から検索」というメニューを選択する領域である。図11において、符号MCは商品指定画面であり、符号MC1は商品の商品名を入力する領域であり、符号MC2は商品の個数を入力する領域であり、符号MC3は店舗の検索実行を選択する領域であり、符号MC4は商品の追加を選択する領域である。図12および図13において、符号MDは商品指定画面であり、符号MD1は商品の商品名を入力する領域であり、符号MD2は商品の個数を入力する領域であり、符号MD3は店舗の検索実行を選択する領域であり、符号MD4は商品の追加を選択する領域である。
【0090】
まず、カーナビゲーション装置2は、CPU21で、利用者により指定された商品である少なくとも1つの指定商品に関する指定商品情報ならびにメモリ22に格納されている経路情報および車情報読取部27で予め読み取った車情報を通信部23へ転送し、通信部23で、転送した指定商品情報、経路情報および車情報を、無線アンテナ24を介して店舗検索装置1へ送信する(SA1)。
【0091】
つぎに、店舗検索装置1は、受信部11aで、SA1で送信した指定商品情報、経路情報および車情報を受信し、制御部11で、受信した指定商品情報を指定商品情報ファイル12aの所定の記憶領域に格納し、受信した経路情報および車情報を記憶部12の所定の記憶領域に格納する(SA2)。
【0092】
つぎに、店舗検索装置1は、制御部11で、店舗検索部11d〜店舗選出部11hに、図14に示す店舗検索等処理を実行させる(SA3)。ここで、店舗検索装置1で行われる店舗検索等処理の一例について図14を参照して説明する。図14は、本システムの店舗検索装置1で行われる店舗検索等処理の一例を示すフローチャートである。
【0093】
まず、店舗検索装置1は、店舗検索部11dで、指定商品情報ファイル12aに格納されている指定商品情報および店舗情報データベース12bに格納されている複数の店舗情報に基づいて、各々の指定商品につき、当該指定商品の在庫を持つ店舗を検索し、その検索結果に関する検索結果情報を検索結果情報ファイル12dの所定の記憶領域に格納する(SB1:図4参照)。
【0094】
つぎに、店舗検索装置1は、存否判定部11eで、SB1での検索結果に、複数の店舗が検索された指定商品が少なくとも1つ存在するか否かを判定する(SB2)。
【0095】
つぎに、店舗検索装置1は、SB2での判定結果が、複数の店舗が検索された指定商品が少なくとも1つ存在するというものであった場合(SB3:Yes)、店舗評価情報設定部11fで、指定商品情報ファイル12aに格納されている指定商品情報、店舗情報データベース12bに格納されている店舗情報および記憶部12に格納されている経路情報を店舗評価情報として設定し、これら情報の格納先のアドレスを店舗評価情報ファイル12cの所定の記憶領域に格納する(SB4)。
【0096】
つぎに、店舗検索装置1は、店舗評価部11gで、SB4で設定した店舗評価情報(具体的には店舗評価情報ファイル12cに格納されたアドレスを参照して得られる指定商品情報、店舗情報および経路情報)に基づいて、各々の指定商品に対応付けられている各々の店舗を評価する(SB5:店舗評価処理)。ここで、店舗検索装置1で行われる店舗評価処理の一例について図15を参照して説明する。図15は、本システムの店舗検索装置1で行われる店舗評価処理の一例を示すフローチャートである。
【0097】
まず、店舗検索装置1は、店舗評価部11gで、検索結果情報に含まれる複数の店舗の中から1つの店舗を選択する(SC1:図4、図16、図18参照)。
【0098】
つぎに、店舗検索装置1は、指標値算出部11g1で、店舗評価情報および店舗を評価するための予め設定した指標ごとに予め設定した重み付け値に基づいて、各々の指標につき、当該指標の値である指標値を店舗ごとに算出し、その算出結果を評価結果情報ファイル12eの所定の記憶領域に格納する(SC2:図5、図17、図19参照)。なお、図5、図17および図19に示す「経路からどれだけ離れているか」という指標の指標値を算出する際は、店舗評価情報として設定されている経路情報および店舗情報に含まれる店舗位置情報に基づいて経路から店舗までの距離を算出し、算出した距離および当該指標の重み付け値に基づいて指標値を算出する。また、図5、図17および図19に示す「進行方向の左側か右側か」という指標の指標値を算出する際は、店舗評価情報として設定されている経路情報および店舗情報に含まれる店舗位置情報に基づいて店舗が経路の左側にあるか右側にあるかを確認し、その確認結果および当該指標の重み付け値に基づいて指標値を算出する。また、図5、図17および図19に示す「商品数÷指定商品数」という指標の指標値を算出する際は、店舗評価情報として設定されている指定商品情報および店舗情報に基づいて、店舗に在庫がある指定商品の数および指定商品の総数を把握し、把握した指定商品の数および指定商品の総数に基づいて指標値を算出する。
【0099】
つぎに、店舗検索装置1は、指標値基準店舗評価部11g2で、SC2で算出した各々の指標値に基づいて、各々の店舗を評価し(具体的には指標値の合計(店舗ランキング)を店舗ごとに算出(計算)し)、その評価結果(具体的には指標値の合計)を評価結果情報ファイル12eの所定の記憶領域に格納する(SC3:店舗評価(店舗ランキング計算):図5、図17、図19参照)。
【0100】
つぎに、店舗検索装置1は、店舗評価部11gで、SC1で選択されてない店舗が検索結果情報に残っているか否かを確認し、店舗が残っている場合(SC4:Yes)にはSC1へ戻り、店舗が残ってない場合(SC4:No)には店舗評価処理を終了する。
【0101】
これにて、店舗評価処理の説明を終了する。
【0102】
図14に戻り、店舗検索装置1は、店舗選出部11hで、SB5での評価結果(図5、図17、図19参照)に基づいて、各々の指定商品につき、当該指定商品に対応付けられている複数の店舗の中から1つの店舗(具体的には指標値の合計が最も高かった店舗)を選出し、その選出結果を選出結果情報ファイル12fの所定の記憶領域に格納する(SB6)。図5の例においては、総合点の最も高い店舗Cの店舗識別情報と当該店舗Cに対応付けられている指定商品である「おにぎり・お茶・ノート」(図4参照)とが相互に関連付けられて選出結果情報ファイル12fの所定の記憶領域に格納される。また、図17の例においては、総合点の最も高い店舗Gの店舗識別情報と当該店舗Gに対応付けられている指定商品である「CD(タイトルA)・ノート」(図4、図16参照)とが相互に関連付けられて選出結果情報ファイル12fの所定の記憶領域に格納される。図19の例においては、総合点の最も高い店舗Eの店舗識別情報と当該店舗Eに対応付けられている指定商品である「かぜ薬」(図4、図16、図19参照)とが相互に関連付けられて選出結果情報ファイル12fの所定の記憶領域に格納される。
【0103】
つぎに、店舗検索装置1は、制御部11で、検索結果情報およびSB6で選出した選出結果に関する選出結果情報に基づいて、店舗が選定されていない指定商品が残っているか否かを確認し、指定商品が残っている場合(SB7:Yes)にはSB5へ戻り、指定商品が残ってない場合(SB7:No)には店舗検索等処理を終了する。
【0104】
これにて、店舗検索等処理の説明を終了する。
【0105】
図8に戻り、店舗検索装置1は、店舗案内作成部11iで、選出結果情報ファイル12fに格納されている選出結果情報に含まれる各々の店舗の店舗位置情報、および経路情報に基づいて店舗案内情報を作成し、作成した店舗案内情報を店舗案内情報ファイル12gの所定の記憶領域に格納する(SA4)。
【0106】
つぎに、店舗検索装置1は、送信部11bで、通信インターフェース部13を介して、SA4で作成した店舗案内情報をカーナビゲーション装置2へ送信する(SA5)。
【0107】
つぎに、カーナビゲーション装置2は、通信部23で、無線アンテナ24を介して、SA5で送信した店舗案内情報を受信し、CPU21で、受信した店舗案内情報をメモリ22の所定の記憶領域に格納する(SA6)。
【0108】
つぎに、カーナビゲーション装置2は、CPU21で、SA6で受信した店舗案内情報を表示部25に転送し、表示部25で、転送した店舗案内情報をディスプレイ26に表示する(SA7)。ここで、店舗案内情報をディスプレイ26に表示したときの画面である店舗案内画面の一例を図20に示す。図20は、店舗案内画面の一例を示す図である。図20において、符号MEは店舗案内画面であり、符号ME1は出発地であり、符号ME2は目的地であり、符号ME3は経路であり、符号ME4は店舗位置、店舗名および商品名を表示する領域であり、符号ME5は、各種モード(「時間優先モード」、「距離優先モード」、「値段優先モード」)を選択する領域であり、符号ME6は、店舗検索装置1を介して店舗装置3に注文を指示する領域であり、符号ME7は、領域ME5で指定されたモードで再度検索し直すことを店舗検索装置1に対し指示する領域である。
【0109】
図8に戻り、利用者からの注文指示を受けたカーナビゲーション装置2は、CPU21で、店舗検索装置1へ送信する注文指示に関する注文指示通知(注文時の現在時刻を含む)を作成して通信部23へ転送し、通信部23で、無線アンテナ24を介して注文指示通知を店舗検索装置1へ送信する(SA8)。
【0110】
つぎに、店舗検索装置1は、受信部11aで、SA8で送信した注文指示通知を受信し、受信した注文指示通知を記憶部12の所定の記憶領域に格納する(SA9)。なお、店舗検索装置1は、注文指示通知を受信すると、選出結果情報ファイル12fに格納されている選出結果情報を、注文が確定した指定商品に関する情報である注文商品情報として取り扱う。
【0111】
つぎに、店舗検索装置1は、到着時刻計算部11jで、SA9で受信した注文指示通知に含まれる現在時刻、各々の店舗の店舗位置情報および経路情報に基づいて、自動車5が店舗へ到着する時刻である到着時刻を店舗ごとに計算する(SA10)。なお、店舗検索装置1が運行状況情報を受信した場合には、到着時刻計算部11jで、運行状況情報および経路情報に基づいて到着時刻を店舗ごとに計算する。
【0112】
つぎに、店舗検査装置1は、経路案内作成部11kで、各々の店舗の店舗位置情報および経路情報に基づいて、経路案内情報を作成し、作成した経路案内情報を経路案内情報ファイル12hの所定の記憶領域に格納する(SA11)。
【0113】
つぎに、店舗検査装置1は、送信部11bで、通信インターフェース部13を介して、SA10で計算した到着時刻に関する到着時刻情報、注文商品情報のうち送信先の店舗に関係するもの、および車情報を、各々の店舗装置3へ送信し、SA11で作成した経路案内情報をカーナビゲーション装置2へ送信する(SA12)。
【0114】
つぎに、各々の店舗装置3は、受信部312で、通信IF38を介して、SA12で送信した到着時刻情報、注文商品情報および車情報を受信し、RAM34の所定の記憶領域に格納する(SA13)。
【0115】
一方、カーナビゲーション装置2は、通信部23で、無線アンテナ24を介して、SA12で送信した経路案内情報を受信し、CPU21で、受信した経路案内情報メモリ22の所定の記憶領域に格納する(SA14)。
【0116】
つぎに、カーナビゲーション装置2は、CPU21で、SA14で受信した経路案内情報を表示部25へ転送し、表示部25で、転送した経路案内情報をディスプレイ26に表示し、利用者の誘導を開始する(SA15)。これにより、経路案内情報を確認した利用者は、カーナビゲーション装置2の誘導に従って自動車5を運転する。
【0117】
つぎに、カーナビゲーション装置2は、CPU21で、自動車5の現在位置を計測するよう位置測位部28に指示を出し、位置測位部28で、無線アンテナ29を介して、走行中の自動車5の現在位置を計測し、CPU21で、計測した現在位置および経路案内情報に基づいて、立ち寄る店舗の周辺に自動車5が到着したか否かを確認し、その確認結果が店舗周辺に到着していないというものであった場合(SA16:No)には運行状況情報を取得する(SA17)。なお、カーナビゲーション装置2は、CPU21で、店舗周辺に到着しているというものであった場合(SA16:Yes)には店舗到着通知を作成する。
【0118】
つぎに、カーナビゲーション装置2は、CPU21で、SA17で取得した運行状況情報または店舗到着通知を通信部23へ転送し、通信部23で、無線アンテナ24を介して、転送した運行状況情報または店舗到達通知を店舗検索装置1へ送信する(SA18)。
【0119】
つぎに、店舗検索装置1は、受信部11aで、通信インターフェース部13を介して、SA18で送信した運行状況情報または店舗到着通知を受信し、制御部11で、受信した運行状況情報または店舗到着通知を記憶部12の所定の記憶領域に格納する(SA19)。
【0120】
つぎに、店舗検索装置1は、制御部11で、運行状況情報を受信したか否か(または店舗到着通知を受信したか否か)を確認し、その確認結果が運行状況情報を受信した(または店舗到着通知を受信してない)というものであった場合(SA20:Yes)にはSA10へ戻り、その確認結果が運行状況情報を受信してない(または店舗到着通知を受信した)というものであった場合(SA20:No)には処理を終了する。
【0121】
そして、自動車5が店舗に到着すると、カーナビゲーション装置2と店舗装置3との間で商品料金の決済(例えばDSRC決済)が行われ、利用者と店舗の店員との間で注文商品の受け渡しが行われる。
【0122】
以上、本システムで行われる処理の説明を終了する。
[3.本実施の形態のまとめ、及び他の実施の形態]
以上説明したように、本システムによれば、カーナビゲーション装置2は、指定商品情報、経路情報および車情報を店舗検索装置1へ送信する。そして、本システムによれば、店舗検索装置1は、指定商品情報および店舗情報に基づいて指定商品の在庫を持つ店舗を検索し、その検索結果に、複数の店舗が検索された指定商品が少なくとも1つ存在するか否かを判定し、その判定結果が複数の店舗が検索された指定商品が少なくとも1つ存在するというものであった場合、指定商品情報・店舗情報・経路情報を店舗評価情報として設定し、設定した店舗評価情報および指標ごとに予め設定した重み付け値に基づいて、各々の指標につき、指標値を店舗ごとに算出し、算出した各々の指標値に基づいて、各々の店舗を評価し、その評価結果に基づいて、各々の指定商品につき、当該指定商品に対応付けられている複数の店舗の中から1つの店舗を選出し、その選出結果に含まれる各々の店舗の店舗位置情報および経路情報に基づいて店舗案内情報を作成し、作成した店舗案内情報をカーナビゲーション装置2へ送信する。
【0123】
そして、本システムによれば、カーナビゲーション装置2は、店舗案内情報を表示し、利用者からの注文指示(現在時刻を含む)を店舗検索装置1へ送信する。そして、本システムによれば、店舗検索装置1は、現在時刻、店舗位置情報および経路情報に基づいて到着時刻を店舗ごとに計算し、店舗位置情報および経路情報に基づいて経路案内情報を作成し、計算した到着時刻情報ならびに注文商品情報および車情報を各々の店舗装置3へ送信し、作成した経路案内情報をカーナビゲーション装置2へ送信する。
【0124】
そして、本システムによれば、各々の店舗装置3は、到着時刻情報、注文商品情報および車情報を記憶する。そして、本システムによれば、カーナビゲーション装置2は、経路案内情報を表示し、自動車5が店舗周辺に到着したかを確認し、到着した場合には店舗到着通知を作成し、到着してない場合には運行状況情報を取得し、店舗到着通知または運行状況情報を店舗検索装置1へ送信する。
【0125】
そして、本システムによれば、店舗検索装置1は、店舗到着通知または運行状況情報を受信し、店舗到着通知を受信するまで、到着時刻の計算以降の処理を繰り返す。
【0126】
これにより、利用者の作業負担を軽減しつつ、利用者が実際に商品を購入する際に最適な店舗を検索することができる。また、店舗に関する情報をカーナビゲーション装置2に多数準備させないので、利用者に多大な操作負担を要求せずにスムーズに店舗検索を行うことができる。また、利用者が行う作業を最低限度(具体的には指定商品の入力・店舗検索の指示・注文の指示)に抑えつつ、最適な店舗の検索から注文商品の決済までの一連の処理を効率よく行うことができる。
【0127】
ここで、店舗検索装置1は、重み付け値変更部11g3で、店舗評価情報に基づいて、各々の重み付け値を変更し、指標値算出部11g1で、店舗評価情報および重み付け値変更部11g3で変更した後の重み付け値に基づいて、各々の指標につき、指標値を店舗ごとに算出してもよい。これにより、利用者の要望をより反映した指標値の算出を行うことができる。
【0128】
また、本発明は、上述した本実施の形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施の形態にて実施されてよいものである。例えば、本実施の形態で説明した各処理のうち、自動的に行なわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、手動的に行なわれるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種の登録データおよび検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、店舗検索装置1やカーナビゲーション装置2、店舗装置3に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。また、店舗検索装置1やカーナビゲーション装置2、店舗装置3の各部または各装置が備える処理機能(特に制御部11にて行なわれる各処理機能)については、CPU(Central Processing Unit)および当該CPUにて解釈実行されるプログラムにて、その全部または任意の一部を実現することができ、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現することもできる。
【0129】
ここで、「プログラム」とは任意の言語や記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコードやバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は、必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、OS(Operating System)に代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものを含む。なお、プログラムは、記録媒体に記録されており、必要に応じて店舗検索装置1に機械的に読み取られる。記録媒体に記録されたプログラムを各装置で読み取るための具体的な構成や読み取り手順や読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
【0130】
また、「記録媒体」とは任意の「可搬用の物理媒体」や任意の「固定用の物理媒体」や「通信媒体」を含むものとする。なお、「可搬用の物理媒体」とはフレキシブルディスクや光磁気ディスクやROMやEPROMやEEPROMやCD−ROMやMOやDVD等である。「固定用の物理媒体」とは各種コンピュータシステムに内蔵されるROMやRAMやHD等である。「通信媒体」とは、LANやWANやインターネット等のネットワークを介してプログラムを送信する場合における通信回線や搬送波のように、短期にプログラムを保持するものである。
【実施例】
【0131】
ここでは、上述した実施の形態にかかる店舗検索システムを用いた実施例について、図21から図27を参照して説明する。
【0132】
まず、カーナビゲーション装置2に対して利用者が出発地と目的地とを入力し当該出発地から当該目的地までの経路の探索を指示すると、当該指示を受けたカーナビゲーション装置2は、CPU21で、経路の探索を実行し、探索した経路を表示部25へ転送し、表示部25で、転送された経路を図21に示すようにディスプレイ26に表示する。図21は、経路表示画面の一例を示す図である。図21において、符号MFは経路表示画面であり、符号MF1は経路である。
【0133】
つぎに、カーナビゲーション装置2に対して利用者がポータル画面の表示を指示すると、当該指示を受けたカーナビゲーション装置2は、CPU21および表示部25で、図22に示すようなポータル画面をディスプレイ26に表示する。図22は、ポータル画面の一例を示す図である。図22において、符号MGはポータル画面であり、符号MG1は各種メニューを選択する領域であり、符号MG2は交通情報を表示する領域である。
【0134】
つぎに、利用者が領域MG1の「ショッピング」というメニューを指示すると、当該指示を受けたカーナビゲーション装置2は、CPU21および表示部25で、図23に示すようなメニュー選択画面をディスプレイ26に表示する。図23は、メニュー選択画面の一例を示す図である。図23において、符号MHはメニュー選択画面であり、符号MH1は「商品から検索」というメニューを選択する領域であり、符号MH2は「店舗から検索」というメニューを選択する領域であり、符号MH3は「お気に入り」というメニューを選択する領域である。
【0135】
つぎに、利用者が領域MH1を指示すると、当該指示を受けたカーナビゲーション装置2は、CPU21および表示部25で、図24に示すような商品指定画面をディスプレイ26に表示する。図24は、商品指定画面の一例を示す図である。図24において、符号MJは商品指定画面であり、符号MJ1は商品の商品名を入力する領域であり、符号MJ2は店舗の検索実行を選択する領域であり、符号MJ3は商品の追加を選択する領域である。
【0136】
つぎに、利用者が領域MJ1に商品名を入力した後、領域MJ3を指示すると、当該指示を受けたカーナビゲーション装置2は、CPU21および表示部25で、図25に示すような商品指定画面をディスプレイ26に表示する。図25は、商品指定画面の一例を示す図である。図25において、符号MKは商品指定画面であり、符号MK1は商品の商品名を入力する領域であり、符号MK2は店舗の検索実行を選択する領域であり、符号MK3は商品の追加を選択する領域である。
【0137】
つぎに、利用者が領域MK3を選択しながら領域MK1に複数の商品名を入力した後、領域MK2を指示すると、当該指示を受けたカーナビゲーション装置2は、CPU21等の処理で領域MK1中の商品名を店舗検索装置1へ送信し、送信された商品名を受信した店舗検索装置1は、上述した実施の形態で説明した処理を実行し、当該実行の結果作成された店舗案内情報をカーナビゲーション装置2へ送信し、送信された店舗案内情報を受信したカーナビゲーション装置2は、CPU21および表示部25で、図26に示すような店舗案内画面をディスプレイ26に表示する。図26は、店舗案内画面の一例を示す図である。図26において、符号MLは店舗案内画面であり、符号ML1は経路であり、符号ML2は、店舗位置、店舗名および商品名を表示する領域であり、符号ML3は、各種モード(「時間優先」モード、「距離優先」モード、「値段優先」モード)を選択する領域であり、符号ML4は、店舗検索装置1を介して店舗装置3に注文を指示する領域であり、符号ML5は、領域ML3で指定されたモードで再度検索し直すことを店舗検索装置1に対し指示する領域である。
【0138】
つぎに、利用者が領域ML4を指示すると、当該指示を受けたカーナビゲーション装置2は、当該指示を受けたこと(注文通知)を店舗検索装置1へ送信し、送信された注文通知を受けた店舗検索装置1は、上述した実施の形態で説明した処理を実行し、当該実行の結果作成された
到達時刻情報を注文商品に関する商品情報と共に各々適切な店舗装置3へ送信しつつ当該実行の結果作成された経路案内情報をカーナビゲーション装置2へ送信し、送信された経路案内情報を受信したカーナビゲーション装置2は、CPU21および表示部25で、図27に示すような経路案内画面をディスプレイ26に表示する。図27は、経路案内画面の一例を示す図である。図27において、符号MMは経路案内画面であり、符号MM1は自動車5の現在位置であり、符号MM2は、立ち寄り店舗を経由地とする出発地から目的地までの経路である。
【産業上の利用可能性】
【0139】
本発明にかかる店舗検索装置、店舗検索方法、店舗検索プログラム、店舗検索システムおよび記録媒体は、情報通信分野など産業上の様々な分野において有用であり、特に、カーナビゲーションシステムと連動した店舗検索に好適である。
【図面の簡単な説明】
【0140】
【図1】本システムの全体構成の一例を示すブロック図
【図2】本システムの店舗検索装置の構成の一例を示すブロック図
【図3】店舗情報データベースに格納される情報の一例を示す図
【図4】検索結果情報ファイルに格納される情報の一例を示す図
【図5】評価結果情報ファイルに格納される情報の一例を示す図
【図6】本システムのカーナビゲーション装置の構成の一例を示すブロック図
【図7】本システムの店舗装置の構成の一例を示すブロック図
【図8】本システムで行われる処理の一例を示すシーケンス図
【図9】経路表示画面の一例を示す図
【図10】メニュー選択画面の一例を示す図
【図11】商品指定画面の一例を示す図
【図12】商品指定画面の一例を示す図
【図13】商品指定画面の一例を示す図
【図14】本システムの店舗検索装置で行われる店舗検索等処理の一例を示すフローチャート
【図15】本システムの店舗検索装置で行われる店舗評価処理の一例を示すフローチャート
【図16】検索結果情報ファイルに格納される情報の一例を示す図
【図17】評価結果情報ファイルに格納される情報の一例を示す図
【図18】検索結果情報ファイルに格納される情報の一例を示す図
【図19】評価結果情報ファイルに格納される情報の一例を示す図
【図20】店舗案内画面の一例を示す図
【図21】経路表示画面の一例を示す図
【図22】ポータル画面の一例を示す図
【図23】メニュー選択画面の一例を示す図
【図24】商品指定画面の一例を示す図
【図25】商品指定画面の一例を示す図
【図26】店舗案内画面の一例を示す図
【図27】経路案内画面の一例を示す図
【符号の説明】
【0141】
1 店舗検索装置
2 カーナビゲーション装置
3 店舗装置
4 ネットワーク
5 自動車
11 制御部
11a 受信部
11b 送信部
11c 店舗情報更新部
11d 店舗検索部
11e 存否判定部
11f 店舗評価情報設定部
11g 店舗評価部
11g1 指標値算出部
11g2 指標値基準店舗評価部
11g3 重み付け値変更部
11h 店舗選出部
11i 店舗案内作成部
11j 到着時刻計算部
11k 経路案内作成部
12 記憶部
12a 指定商品情報ファイル
12b 店舗情報データベース
12c 店舗評価情報ファイル
12d 検索結果情報ファイル
12e 評価結果情報ファイル
12f 選出結果情報ファイル
12g 店舗案内情報ファイル
12h 経路案内情報ファイル
13 通信インターフェース部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
店舗に関する情報であって商品の在庫に関する在庫情報を含む複数の店舗情報および指定された前記商品である少なくとも1つの指定商品に関する指定商品情報を取得する情報取得手段と、前記情報取得手段で取得した前記指定商品情報および複数の前記店舗情報に基づいて、各々の前記指定商品につき、当該指定商品の前記在庫を持つ前記店舗を検索する店舗検索手段と、を備えた店舗検索装置において、
前記店舗検索手段での検索結果に、複数の前記店舗が検索された前記指定商品が少なくとも1つ存在するか否かを判定する存否判定手段と、
前記存否判定手段での判定結果が、複数の前記店舗が検索された前記指定商品が少なくとも1つ存在するというものであった場合、前記店舗を評価するための店舗評価情報を設定する店舗評価情報設定手段と、
前記店舗評価情報設定手段で設定した前記店舗評価情報に基づいて、各々の前記指定商品に対応付けられている各々の前記店舗を評価する店舗評価手段と、
前記店舗評価手段での評価結果に基づいて、各々の前記指定商品につき、当該指定商品に対応付けられている複数の前記店舗の中から1つの前記店舗を選出する店舗選出手段と、
をさらに備えたことを特徴とする店舗検索装置。
【請求項2】
前記店舗評価手段は、
前記店舗評価情報に基づいて、前記店舗を評価するための予め設定した各々の指標につき、当該指標の値である指標値を前記店舗ごとに算出する指標値算出手段と、
前記指標値算出手段で算出した各々の前記指標値に基づいて、各々の前記店舗を評価する指標値基準店舗評価手段とをさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の店舗検索装置。
【請求項3】
前記指標値算出手段は、前記店舗評価情報および前記指標ごとに予め設定した重み付け値に基づいて、各々の前記指標につき、前記指標値を前記店舗ごとに算出することを特徴とする請求項2に記載の店舗検索装置。
【請求項4】
前記店舗評価手段は、
前記店舗評価情報に基づいて、各々の前記重み付け値を変更する重み付け値変更手段をさらに備え、
前記指標値算出手段は、前記店舗評価情報および前記重み付け値変更手段で変更した後の前記重み付け値に基づいて、各々の前記指標につき、前記指標値を前記店舗ごとに算出することを特徴とする請求項3に記載の店舗検索装置。
【請求項5】
前記情報取得手段は、所定の位置から当該位置とは異なる前記位置までの経路に関する経路情報および前記店舗の位置に関する複数の店舗位置情報を取得し、
前記店舗選出手段での選出結果に含まれる各々の前記店舗の前記店舗位置情報、および前記経路情報に基づいて、当該選出結果に含まれる各々の前記店舗および当該店舗に対応付けられた前記指定商品を前記経路上に識別可能に表示するための店舗案内情報を作成する店舗案内作成手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の店舗検索装置。
【請求項6】
店舗に関する情報であって商品の在庫に関する在庫情報を含む複数の店舗情報および指定された前記商品である少なくとも1つの指定商品に関する指定商品情報を取得する情報取得ステップと、前記情報取得ステップで取得した前記指定商品情報および複数の前記店舗情報に基づいて、各々の前記指定商品につき、当該指定商品の前記在庫を持つ前記店舗を検索する店舗検索ステップと、を含む店舗検索方法において、
前記店舗検索ステップでの検索結果に、複数の前記店舗が検索された前記指定商品が少なくとも1つ存在するか否かを判定する存否判定ステップと、
前記存否判定ステップでの判定結果が、複数の前記店舗が検索された前記指定商品が少なくとも1つ存在するというものであった場合、前記店舗を評価するための店舗評価情報を設定する店舗評価情報設定ステップと、
前記店舗評価情報設定ステップで設定した前記店舗評価情報に基づいて、各々の前記指定商品に対応付けられている各々の前記店舗を評価する店舗評価ステップと、
前記店舗評価ステップでの評価結果に基づいて、各々の前記指定商品につき、当該指定商品に対応付けられている複数の前記店舗の中から1つの前記店舗を選出する店舗選出ステップと、
をさらに含むことを特徴とする店舗検索方法。
【請求項7】
前記店舗評価ステップは、
前記店舗評価情報に基づいて、前記店舗を評価するための予め設定した各々の指標につき、当該指標の値である指標値を前記店舗ごとに算出する指標値算出ステップと、
前記指標値算出ステップで算出した各々の前記指標値に基づいて、各々の前記店舗を評価する指標値基準店舗評価ステップとをさらに含むことを特徴とする請求項6に記載の店舗検索方法。
【請求項8】
前記指標値算出ステップは、前記店舗評価情報および前記指標ごとに予め設定した重み付け値に基づいて、各々の前記指標につき、前記指標値を前記店舗ごとに算出することを特徴とする請求項7に記載の店舗検索方法。
【請求項9】
前記店舗評価ステップは、
前記店舗評価情報に基づいて、各々の前記重み付け値を変更する重み付け値変更ステップをさらに含み、
前記指標値算出ステップは、前記店舗評価情報および前記重み付け値変更ステップで変更した後の前記重み付け値に基づいて、各々の前記指標につき、前記指標値を前記店舗ごとに算出することを特徴とする請求項8に記載の店舗検索方法。
【請求項10】
前記情報取得ステップは、所定の位置から当該位置とは異なる前記位置までの経路に関する経路情報および前記店舗の位置に関する複数の店舗位置情報を取得し、
前記店舗選出ステップでの選出結果に含まれる各々の前記店舗の前記店舗位置情報、および前記経路情報に基づいて、当該選出結果に含まれる各々の前記店舗および当該店舗に対応付けられた前記指定商品を前記経路上に識別可能に表示するための店舗案内情報を作成する店舗案内作成ステップをさらに含むことを特徴とする請求項6から9のいずれか1つに記載の店舗検索方法。
【請求項11】
店舗に関する情報であって商品の在庫に関する在庫情報を含む複数の店舗情報および指定された前記商品である少なくとも1つの指定商品に関する指定商品情報を取得する情報取得ステップと、前記情報取得ステップで取得した前記指定商品情報および複数の前記店舗情報に基づいて、各々の前記指定商品につき、当該指定商品の前記在庫を持つ前記店舗を検索する店舗検索ステップと、を含む店舗検索方法をコンピュータに実行させる店舗検索プログラムにおいて、
前記店舗検索ステップでの検索結果に、複数の前記店舗が検索された前記指定商品が少なくとも1つ存在するか否かを判定する存否判定ステップと、
前記存否判定ステップでの判定結果が、複数の前記店舗が検索された前記指定商品が少なくとも1つ存在するというものであった場合、前記店舗を評価するための店舗評価情報を設定する店舗評価情報設定ステップと、
前記店舗評価情報設定ステップで設定した前記店舗評価情報に基づいて、各々の前記指定商品に対応付けられている各々の前記店舗を評価する店舗評価ステップと、
前記店舗評価ステップでの評価結果に基づいて、各々の前記指定商品につき、当該指定商品に対応付けられている複数の前記店舗の中から1つの前記店舗を選出する店舗選出ステップと、
をさらに含むことを特徴とする店舗検索プログラム。
【請求項12】
前記店舗評価ステップは、
前記店舗評価情報に基づいて、前記店舗を評価するための予め設定した各々の指標につき、当該指標の値である指標値を前記店舗ごとに算出する指標値算出ステップと、
前記指標値算出ステップで算出した各々の前記指標値に基づいて、各々の前記店舗を評価する指標値基準店舗評価ステップとをさらに含むことを特徴とする請求項11に記載の店舗検索プログラム。
【請求項13】
前記指標値算出ステップは、前記店舗評価情報および前記指標ごとに予め設定した重み付け値に基づいて、各々の前記指標につき、前記指標値を前記店舗ごとに算出することを特徴とする請求項12に記載の店舗検索プログラム。
【請求項14】
前記店舗評価ステップは、
前記店舗評価情報に基づいて、各々の前記重み付け値を変更する重み付け値変更ステップをさらに含み、
前記指標値算出ステップは、前記店舗評価情報および前記重み付け値変更ステップで変更した後の前記重み付け値に基づいて、各々の前記指標につき、前記指標値を前記店舗ごとに算出することを特徴とする請求項13に記載の店舗検索プログラム。
【請求項15】
前記情報取得ステップは、所定の位置から当該位置とは異なる前記位置までの経路に関する経路情報および前記店舗の位置に関する複数の店舗位置情報を取得し、
前記店舗選出ステップでの選出結果に含まれる各々の前記店舗の前記店舗位置情報、および前記経路情報に基づいて、当該選出結果に含まれる各々の前記店舗および当該店舗に対応付けられた前記指定商品を前記経路上に識別可能に表示するための店舗案内情報を作成する店舗案内作成ステップをさらに含むことを特徴とする請求項11から14のいずれか1つに記載の店舗検索プログラム。
【請求項16】
所望の商品を少なくとも1つ指定させる指定手段と、前記指定手段で指定された前記商品である少なくとも1つの指定商品に関する指定商品情報を送信する第1送信手段と、情報を受信する第1受信手段と、前記第1受信手段で受信した情報をモニタへ表示する表示手段と、を備えた情報処理装置と、店舗に関する情報であって前記商品の在庫に関する在庫情報を含む店舗情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段で記憶した前記店舗情報を送信する第2送信手段とを備えた複数の店舗装置と、前記情報処理装置から送信された前記指定商品情報および各々の前記店舗装置から送信された複数の前記店舗情報を受信する第3受信手段と、前記第3受信手段で受信した前記指定商品情報および複数の前記店舗情報に基づいて、各々の前記指定商品につき、当該指定商品の前記在庫を持つ前記店舗を検索する店舗検索手段と、前記店舗検索手段での検索結果を前記情報処理装置へ送信する第3送信手段と、を備えた店舗検索装置と、が通信可能に接続された店舗検索システムにおいて、
前記店舗検索装置は、
前記店舗検索手段での検索結果に、複数の前記店舗が検索された前記指定商品が少なくとも1つ存在するか否かを判定する存否判定手段と、
前記存否判定手段での判定結果が、複数の前記店舗が検索された前記指定商品が少なくとも1つ存在するというものであった場合、前記店舗を評価するための店舗評価情報を設定する店舗評価情報設定手段と、
前記店舗評価情報設定手段で設定した前記店舗評価情報に基づいて、各々の前記指定商品に対応付けられている各々の前記店舗を評価する店舗評価手段と、
前記店舗評価手段での評価結果に基づいて、各々の前記指定商品につき、当該指定商品に対応付けられている複数の前記店舗の中から1つの前記店舗を選出する店舗選出手段と、
をさらに備え、
前記第3送信手段は、前記店舗選出手段での選出結果を前記情報処理装置へ送信することを特徴とする店舗検索システム。
【請求項17】
前記店舗評価手段は、
前記店舗評価情報に基づいて、前記店舗を評価するための予め設定した各々の指標につき、当該指標の値である指標値を前記店舗ごとに算出する指標値算出手段と、
前記指標値算出手段で算出した各々の前記指標値に基づいて、各々の前記店舗を評価する指標値基準店舗評価手段とをさらに備えたことを特徴とする請求項16に記載の店舗検索システム。
【請求項18】
前記指標値算出手段は、前記店舗評価情報および前記指標ごとに予め設定した重み付け値に基づいて、各々の前記指標につき、前記指標値を前記店舗ごとに算出することを特徴とする請求項17に記載の店舗検索システム。
【請求項19】
前記店舗評価手段は、
前記店舗評価情報に基づいて、各々の前記重み付け値を変更する重み付け値変更手段をさらに備え、
前記指標値算出手段は、前記店舗評価情報および前記重み付け値変更手段で変更した後の前記重み付け値に基づいて、各々の前記指標につき、前記指標値を前記店舗ごとに算出することを特徴とする請求項18に記載の店舗検索システム。
【請求項20】
前記第3受信手段は、所定の位置から当該位置とは異なる前記位置までの経路に関する経路情報および前記店舗の位置に関する複数の店舗位置情報を受信し、
前記店舗検索装置は、
前記選出結果に含まれる各々の前記店舗の前記店舗位置情報、および前記経路情報に基づいて、当該選出結果に含まれる各々の前記店舗および当該店舗に対応付けられた前記指定商品を前記経路上に識別可能に表示するための店舗案内情報を作成する店舗案内作成手段をさらに備え、
前記第3送信手段は、前記店舗案内作成手段で作成した前記店舗案内情報を前記情報処理装置へ送信することを特徴とする請求項16から19のいずれか1つに記載の店舗検索システム。
【請求項21】
前記請求項11から15のいずれか1つに記載された店舗検索プログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【公開番号】特開2008−3980(P2008−3980A)
【公開日】平成20年1月10日(2008.1.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−174842(P2006−174842)
【出願日】平成18年6月26日(2006.6.26)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.VICS
2.Bluetooth
【出願人】(000005821)松下電器産業株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】