説明

放電灯点灯装置

【課題】 商用電源が投入されたとき他の回路が立ち上がるまでマイコンが発振制御を行わないようにし、商用電源が遮断されたときはマイコンが略同時に停止するようにした放電灯点灯装置を提供する。
【解決手段】 整流回路11からの整流電圧を検知すると第1の所定時間経過するまで整流電圧が入力されているか否かを監視し、第1の所定時間を経過するまで整流電圧が入力されているときは制御モードに基づいてインバータ回路20を制御し、また、整流回路11の整流電圧がゼロボルトになる度に第2の所定時間の間その整流電圧が入力されているか否かを監視し、第2の所定時間経過しても整流電圧が入力されないときはインバータ回路20の制御を停止するマイコン50を備えた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、インバータ回路の発振を制御するマイクロコンピュータを備えた放電灯点灯装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より知られている放電灯点灯装置として、マイクロコンピュータと、商用電源を整流する整流回路の出力電圧をマイクロコンピュータからの制御に基づいて昇圧するチョッパ回路と、チョッパ回路の出力電圧をマイクロコンピュータの制御に基づいて高周波電力に変換し、放電灯に供給するインバータ回路とを備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。この種の放電灯点灯装置のマイクロコンピュータ(以下、「マイコン」という
)は、商用電源のオン/オフを検出手段を通じて検出しており、特に商用電源のオフや電圧低下を内部に設けられたリセット電圧を用いて行っている。
【特許文献1】特開2004−355864公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
前述した従来の放電灯点灯装置では、商用電源の投入により、マイコン及び他の回路に動作電圧が印加されると、マイコンが他の各回路より先に立ち上がってインバータ回路を発振させるので、他の回路が不安定な動作をする可能性があった。また、商用電源が遮断されても、マイコンは、動作電圧がリセット電圧以下になるまで発振を継続しているため、他の回路が不安定な動作をする可能性があった。
【0004】
本発明は、前述のような課題を解決するためになされたもので、商用電源が投入されたとき他の回路が立ち上がるまでマイコンが発振制御を行わないようにし、商用電源が遮断されたときはマイコンが略同時に停止するようにした放電灯点灯装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係る放電灯点灯装置は、商用電源の電圧を整流する整流回路を有し、この整流回路の整流電圧を平滑化する直流電源回路と、直流電源回路の出力を高周波電力に変換し、放電灯に供給するインバータ回路と、整流回路からの整流電圧を検知すると第1の所定時間経過するまで整流電圧が入力されるているか否かを監視し、第1の所定時間を経過するまで整流電圧が入力されているときは商用電源の投入を通知する電源監視手段と、電源監視手段を通じて商用電源の投入を検知したときに、制御モードに基づいてインバータ回路を制御する制御手段とを備えたものである。
【0006】
また、電源監視手段は、整流回路の整流電圧がゼロボルトになる度に第2の所定時間の間その整流電圧が入力されているか否かを監視し、第2の所定時間経過しても整流電圧が入力されないときは商用電源の遮断を通知し、制御手段は、電源監視手段を通じて商用電源の遮断を検知したとき、インバータ回路の制御を停止する。
【発明の効果】
【0007】
本発明においては、直流電源回路の整流回路からの整流電圧を検知すると第1の所定時間経過するまで整流電圧が入力されているか否かを監視し、第1の所定時間を経過するまで整流電圧が入力されているときは、商用電源が投入されたと判断して、制御モードに基づいてインバータ回路を制御するようにしたので、常に安定した動作が得られるという効果がある。
【0008】
また、本発明においては、整流回路の整流電圧がゼロボルトになる度に第2の所定時間の間その整流電圧が入力されているか否かを監視し、第2の所定時間経過しても整流電圧が入力されないときは商用電源が遮断されたと判断して、インバータ回路の制御を停止するようにしたので、他の回路が不安定な動作をするということがなくなった。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1に係る放電灯点灯装置の概略構成を示す回路ブロック図、図2は周波数とランプ電圧・電流の相関における予熱・始動時及び点灯時の共振カーブを示す図である。
本実施の形態の放電灯点灯装置は、例えばハーフブリッジ方式の点灯回路で、商用電源と接続される直流電源回路10と、駆動回路21及び駆動回路21の駆動信号(パルス信号)で交互にオン・オフし、直流電源回路10の出力を高周波電力に変換する一対のスイッチング素子22,23からなるインバータ回路20と、インバータ回路20の出力側に設けられた放電灯30(以下、「ランプ30」という)と、このランプ30に流れる高周波電流を制限するチョークコイル31と、ランプ30の両端に接続され、そのチョークコイル31とで直列共振回路が構成される始動コンデンサ32と、スイッチング素子22,23の交互のオン・オフに基づいて充放電を繰り返すカップリングコンデンサ33と、スイッチング素子22に並列に接続された抵抗34と、始動コンデンサ32に並列に接続された抵抗35と、チョークコイル31に発生する高周波の電圧を降圧する2次コイル36と、この2次コイル36により降圧された電圧を整流するダイオード37と、第1電圧検出回路40と、第2電圧検出回路41と、整流回路11の一方の出力端(正極側)と接続されたマイクロコンピュータ50(以下「マイコン50」という)とを備えている。
【0010】
前述した直流電源回路10は、例えば昇圧型チョッパ回路からなり、商用電源1の電圧を全波整流(整流電圧)する整流回路11と、整流回路11の出力端間に接続されたインダクタ12及びスイッチング素子13と、そのスイッチング素子13の両端間に接続されたダイオード14及び平滑コンデンサ15と、スイッチング素子13をオン・オフするパワー・ファクタ・コントローラ(PFC)16とからなっている。スイッチング素子13のオン期間にインダクタ12に電流を流し込み、スイッチング素子13のオフ期間にインダクタ12に蓄えられたエネルギーをダイオード14を介して平滑コンデンサ15に充電し、この平滑コンデンサ15の両端電圧を整流回路11の整流電圧のピーク値よりも昇圧してインバータ回路20に出力する。
【0011】
第1電圧検出回路40は、商用電源の投入時には、平滑コンデンサ15から抵抗34→ランプ30の一方のフィラメント→抵抗35→ランプ30のもう一方のフィラメントを介して流れる電流から電圧を検出する。この電圧を検出したときはランプ30が装着されていると判断してその旨を知らせる信号をマイコン50に出力し、電圧が検出されなかったときはランプ30の未装着と判断して駆動信号の発振を停止させる信号をマイコン50に出力する。また、その後は、カップリングコンデンサ33に生じる電圧により、ランプ電流の偏りを検出する。第2電圧検出回路41は、2次コイル36に発生する電圧を検出し、この検出電圧が異常に高いときランプ異常とみなして、駆動信号の発振を停止させる信号をマイコン50に出力する。なお、第1電圧検出回路40と第2電圧検出回路41ともランプ30が点灯するまでの間は、ランプ30の始動電圧により誤動作を起こさないようにマスクされる。
【0012】
マイコン50は、予め予熱モードの予熱期間t1及び周波数f1、始動モードの始動期間t2及び周波数f2、全光モードの周波数f3、調光モードの周波数f4をそれぞれ有している。また、リモコン(図示せず)の調光操作に基づく段調光信号(調光率)に対応して設定された調光周波数を有している。このマイコン50は、電源が印加されると、図2に示すように、まず予熱モードに入って予熱期間t1の間、周波数f1でインバータ回路20のスイッチング素子22,23が交互にオン・オフされるように駆動回路21を制御し、その後、始動モードに入って周波数をf1からf2に移行し、この周波数f2でインバータ回路20のスイッチング素子22,23が交互にオン・オフされるように駆動回路21を制御する。始動モードの始動期間t2を経過する前に、第1電圧検出回路40を通じてランプ点灯を検出したときは、全光モードの周波数f3、或いは調光モードの周波数f4に移行する。この何れかのモードの選択は、予め設定されたもので、リモコンの操作に基づくものである。
【0013】
また、マイコン50は、整流回路11との間に整流電圧をマイコン動作に必要な電圧まで降下させる分圧回路(図示せず)が設けられており、その分圧回路の出力をデジタル量に変換するA/D変換器、電源監視手段及び制御手段を備えている。例えば、整流回路11からの整流電圧の半周期(50Hzの場合、10ms)を検知すると第1の所定時間経過するまで整流電圧が印加されているか否かを監視し、第1の所定時間を経過するまで整流電圧が印加されているときは、本装置に商用電源1が印加されたと判断して、制御モード(予熱、始動及び全光又は調光の各モードのこと)に基づいてインバータ回路20を制御する。整流電圧が印加されているときは、その整流電圧がゼロボルトになる度に第2の所定時間(例えば約3ms)の間その整流電圧が印加されているか否かを監視し、第2の所定時間経過しても整流電圧が印加されないときは、商用電源1が遮断されたと判断して、インバータ回路20の制御を停止する。
【0014】
また、商用電源1の遮断を検知したときに、整流回路11の整流電圧が予め設定された下限電圧値(マイコン50のリセット電圧)まで低下したか否かを監視し、整流電圧が下限電圧値まで低下する前に再び整流回路11の整流電圧を検知したときは、第3の所定時間経過(例えば約12ms)するまで整流電圧が印加されているか否かを監視し、第3の所定時間を経過するまで整流電圧が印加されているときは、商用電源1が再投入されたと判断して、再び予熱モードから入ってインバータ回路20を制御する。
【0015】
また、第2の所定時間(3ms)後の整流電圧が定常状態の電圧より低いときは、商用電源の電圧が低下(サグ状態)したと判断して、インバータ回路20の制御を停止し、この状態において、第2の所定時間後の整流電圧が復帰したときは、第4の所定時間経過(例えば約7 ms)後に予熱モードから入ってインバータ回路20を制御する。
【0016】
次に、前記のように構成された放電灯点灯装置において、電源オン時及びオフ時、電源瞬停時、電圧サグ時の動作を図3乃至図6を参照しながら説明する。図3は整流電圧が印加されたときの実施の形態1と従来とを比較して示す動作波形図、図4は整流電圧が遮断されたときの実施の形態1と従来とを比較して示す動作波形図、図5は整流電圧の瞬停及び復帰時の実施の形態1と従来とを比較して示す動作波形図、図6は整流電圧が低下したときの実施の形態1と従来とを比較して示す動作波形図である。
【0017】
本装置のマイコン50は、図3(a)に示すように商用電源1の投入により整流回路11からの整流電圧が印加されると、その整流電圧の半周期(50Hzの場合、10ms)を検知して第1の所定時間経過するまで整流電圧が印加されるか否かを監視する。この第1の所定時間は、マイコン50及び他の回路の各部品に動作可能な電圧が印加されるまでの時間である(図3(b)(c)参照)。整流電圧の半周期を検知してから第1の所定時間を経過するまで整流電圧が印加されているときは、本装置に商用電源1が印加されたと判断して、予熱モードに入って周波数f1でインバータ回路20のスイッチング素子22,23が交互にオン・オフされるように駆動回路21を制御する(同図(d)参照)。
【0018】
このように、本実施の形態においては、マイコン50より立ち上がり時間が長い他の回路の各部品が動作可能な電圧となったときに駆動回路21から駆動信号を発振させるようにしているので、マイコンの電源が安定したときに駆動信号を発振させる従来と比べ(同図(b)(e)参照)、本装置の動作が安定している。
【0019】
駆動回路21からの駆動信号によりランプ30が点灯しているとき、マイコン50は、整流電圧がゼロボルトになる度に第2の所定時間(約3ms)の間その整流電圧が印加されているか否かを監視し、図4(a)に示すように第2の所定時間を経過しても整流電圧が印加されないときは、商用電源が遮断されたと判断して、インバータ回路20の駆動回路21の制御を停止し駆動信号の発振を停止させる(同図(d)参照)。
【0020】
このように、本実施の形態においては、第2の所定時間(約3ms)の間に整流電圧が印加されなかったとき、商用電源が遮断されたと判断して駆動信号の発振を停止させるので、マイコンの電源がリセット電圧まで低下したときに駆動信号の発振を停止させる従来と比べ(同図(b)(e)参照)、本装置が不安定な動作をすることなくランプ30が消灯する。
【0021】
また、マイコン50は、商用電源1の遮断を検知したときに、図5(a)に示すように、整流回路11の整流電圧が予め設定された下限電圧値(マイコン50のリセット電圧)まで低下したか否かを監視し、整流電圧が下限電圧値まで低下する前に第2の所定時間(約3ms)の間に再び整流回路11の整流電圧を検知したときは、第3の所定時間経過(約12ms)するまで整流電圧が印加されているか否かを監視し、第3の所定時間を経過するまで整流電圧が印加されているときは、商用電源1が再投入されたと判断して、再び予熱モードから入ってインバータ回路20を制御する(同図(d)参照)。
【0022】
この場合、従来では、整流電圧が断たれてもマイコンの電源がリセット電圧まで低下しなかったとき駆動信号の発振を継続しているため(同図(b)(e)参照)、部品の故障やランプ異常を誤検出する可能性があるが、本実施の形態においては、整流電圧が断たれたとき略同時に発振を停止し、整流電圧の再印加を検知したときに再び予熱モードから入るようにしているので、瞬停で再点灯させても不安定な動作がない。
【0023】
また、図6(a)に示すように、ランプ点灯中に第2の所定時間(3ms)後の整流電圧が定常状態の電圧より低いときは、商用電源の電圧が低下(サグ状態)したと判断して、駆動信号の発振を停止させ(同図(d)参照)、この状態において、第2の所定時間後の整流電圧が復帰したときは、第4の所定時間経過(約7 ms)後に予熱モードから入ってインバータ回路20を制御する。
【0024】
以上のように、整流電圧が定常状態の電圧より低いとき駆動信号の発振を停止させ、整流電圧が復帰したときは、予熱モードから入るようにしているので、整流電圧が低下してもマイコンの電源がリセット電圧まで低下しなかったとき駆動信号の発振を継続している従来と比べ、電圧低下による入力電圧の増加で部品が発熱するということがなくなり、安定した動作を提供できる。
【0025】
実施の形態2.
本実施の形態の放電灯点灯装置は、整流電圧が定常状態の電圧より低いとき駆動信号の発振を停止させ、整流電圧が復帰したときは予熱モードから入るようにした点灯装置に代えて、整流電圧が定常状態の電圧より低くいとき、その電圧でランプ30を点灯できるようにインバータ回路20の駆動回路21を制御するようにしたものである。
【0026】
図7は整流電圧が低下したときの実施の形態2と従来とを比較して示す動作波形図である。
例えば、ランプ30を全光点灯中に、整流回路11の整流電圧が定常状態の電圧より低くなると(図7(a)参照)、マイコン50は、低下した電圧に応じた周波数でスイッチング素子22,23が駆動されるように駆動回路21を制御し、ランプ30を調光点灯させる(同図(b)参照)。
【0027】
このように、マイコン50に印加される整流電圧が定常状態の電圧より低くなったとき、発振周波数を調光周波数に切り換えてインバータ回路20の出力を減少させるようしたので、電圧低下でも全光点灯を継続している従来と比べ、電圧低下による入力電流の増加を低減でき(同図(c)(d)参照)、部品の発熱を抑えることができる。
【0028】
なお、前述した実施の形態1、2では、整流電圧を全波整流としたが、これに変えて半波整流の電圧でも良い。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】本発明の実施の形態1に係る放電灯点灯装置の概略構成を示す回路ブロック図である。
【図2】周波数とランプ電圧・電流の相関における予熱・始動時及び点灯時の共振カーブを示す図である。
【図3】整流電圧が印加されたときの実施の形態1と従来とを比較して示す動作波形図である。
【図4】整流電圧が遮断されたときの実施の形態1と従来とを比較して示す動作波形図である。
【図5】整流電圧の瞬停及び復帰時の実施の形態1と従来とを比較して示す動作波形図である。
【図6】整流電圧が低下したときの実施の形態1と従来とを比較して示す動作波形図である。
【図7】整流電圧が低下したときの実施の形態2と従来とを比較して示す動作波形図である。
【符号の説明】
【0030】
1 商用電源、10 直流電源回路、11 整流回路、12 インダクタ、13 スイッチング素子、14 ダイオード、15 平滑コンデンサ、16 パワー・ファクタ・コントローラ、20 インバータ回路、21 駆動回路、22,23 スイッチング素子、30 ランプ、31 チョークコイル、32 始動コンデンサ、33 カップリングコンデンサ、34,35 抵抗、36 2次コイル、37 ダイオード、40 第1電圧検出回路、41 第2電圧検出回路、50 マイコン。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
商用電源の電圧を整流する整流回路を有し、この整流回路の整流電圧を平滑化する直流電源回路と、
前記直流電源回路の出力を高周波電力に変換し、放電灯に供給するインバータ回路と、
前記整流回路からの整流電圧を検知すると第1の所定時間経過するまで整流電圧が入力されているか否かを監視し、第1の所定時間を経過するまで整流電圧が入力されているときは商用電源の投入を通知する電源監視手段と、
該電源監視手段を通じて商用電源の投入を検知したときに、制御モードに基づいて前記インバータ回路を制御する制御手段と
を備えたことを特徴とする放電灯点灯装置。
【請求項2】
前記電源監視手段は、前記整流回路の整流電圧がゼロボルトになる度に第2の所定時間の間その整流電圧が入力されているか否かを監視し、第2の所定時間経過しても整流電圧が入力されないときは商用電源の遮断を通知し、
前記制御手段は、前記電源監視手段を通じて商用電源の遮断を検知したとき、前記インバータ回路の制御を停止することを特徴とする請求項1記載の放電灯点灯装置。
【請求項3】
前記電源監視手段は、商用電源の遮断を検知したときに前記整流回路の整流電圧が予め設定された下限電圧値まで低下したか否かを監視し、整流電圧が下限電圧値まで低下する前に再び前記整流回路の整流電圧を検知したときは第3の所定時間経過するまで整流電圧が入力されているか否かを監視し、第3の所定時間を経過するまで整流電圧が入力されているときは商用電源の再投入を通知し、
前記制御手段は、前記電源監視手段を通じて商用電源の再投入を検知したとき、再び制御モードに基づいて前記インバータ回路を制御することを特徴とする請求項1又は2記載の放電灯点灯装置。
【請求項4】
前記電源監視手段は、第2の所定時間後の整流電圧が定常状態の電圧より低いとき、商用電源の電圧低下を通知し、
前記制御手段は、前記電源監視手段を通じて商用電源の電圧低下を検知したとき、前記インバータ回路の制御を停止することを特徴とする請求項2又は3記載の放電灯点灯装置。
【請求項5】
前記電源監視手段は、商用電源の電圧低下を通知した後に、第2の所定時間後の整流電圧が復帰したときは、第4の所定時間経過後に商用電源の電圧復帰を通知し、
前記制御手段は、前記インバータ回路の制御を停止した後に、商用電源の電圧復帰を検知したときは、再び制御モードに基づいて前記インバータ回路を制御することを特徴とする請求項4記載の放電灯点灯装置。
【請求項6】
前記制御手段は、前記電源監視手段を通じて商用電源の電圧低下を検知したとき、その電圧で前記放電灯を点灯できるように前記インバータ回路を制御することを特徴とする請求項4記載の放電灯点灯装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2006−286340(P2006−286340A)
【公開日】平成18年10月19日(2006.10.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−103248(P2005−103248)
【出願日】平成17年3月31日(2005.3.31)
【出願人】(000006013)三菱電機株式会社 (33,312)
【出願人】(390014546)三菱電機照明株式会社 (585)
【Fターム(参考)】