新規化合物、その調製および使用
新規な分類のジカルボン酸誘導体、該化合物の薬学的組成物としての使用、該化合物を含有する薬学的組成物、並びに該化合物および組成物を用いた治療方法。本発明の化合物は、ペルオキシソーム増殖活性化受容体（PPAR）によって媒介される症状の治療および／または予防に有用であり得る。
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【特許請求の範囲】
【請求項１】
下記一般式（I）の化合物、その薬学的に許容可能な塩、その薬学的に許容可能な溶媒和物、何れかの互変異性体、立体異性体、ラセミ混合物を含む立体異性体の混合物、または多型体：
【化１】
ここで、
Aは、下記から選択された１以上の置換基で任意に置換されるC1-3-アルキレンであるか、
・ハロゲン；
・それぞれが１以上のハロゲンで任意に置換されるC1-3-アルキル、C1-6-アルコキ
シ、C3-6-シクロアルコキシ、C1-6-アルキルチオ、C3-6-シクロアルキルチオ、また
はアラルコキシ；
・NR1R2；ここでのR1は水素もしくはC1-3-アルキルを表し、またR2は-R3-(C=O)-R4
を表し；
ここで、
* R3は、C1-6-アルキレン、C2-6-アルケニレン、C4-6-シクロアルキレン、
C4-6-シクロアルケニレン、または１以上のハロゲンで任意に置換される
アリーレンを表し；
* R4は、１以上のハロゲンで任意に置換されるアリールを表す；
または
Aは、-O-A’もしくは-S-A’であり、ここでの-O-もしくは-S-は式（I）においてXに連結され、またA’は下記から選択される１以上の置換基で任意に置換されるC1-3-アルキレンであり；
・ハロゲン；
・それぞれが１以上のハロゲンで任意に置換されるC1-3-アルキル、C1-6-アルコキ
シ、C3-6-シクロアルコキシ、C1-6-アルキルチオ、C3-6-シクロアルキルチオ、また
はアラルコキシ；
・NR1R2；ここでのR1は水素もしくはC1-3-アルキルを表し、またR2は-R3-(C=O)-R4
を表し；
ここで、
* R3は、C1-6-アルキレン、C2-6-アルケニレン、C4-6-シクロアルキレン、
C4-6-シクロアルケニレン、または１以上のハロゲンで任意に置換される
アリーレンを表し；
* R4は、１以上のハロゲンで任意に置換されるアリールを表す；
Bは、下記から選択される１以上の置換基で任意に置換されるC1-3-アルキレンであるか，
・ハロゲン；
・それぞれが１以上のハロゲンで任意に置換されるC1-3-アルキル、C1-6-アルコキ
シ、C3-6-シクロアルコキシ、C1-6-アルキルチオ、C3-6-シクロアルキルチオ、また
はアラルコキシ；
・NR1R2；ここでのR1は水素もしくはC1-3-アルキルを表し、またR2は-R3-(C=O)-R4
を表し；
ここで、
* R3は、C1-6-アルキレン、C2-6-アルケニレン、C4-6-シクロアルキレン、
C4-6-シクロアルケニレン、または１以上のハロゲンで任意に置換される
アリーレンを表し；
* R4は、１以上のハロゲンで任意に置換されるアリールを表す；
または
Bは、 is -O-B’ もしくは-S-B’であり、ここでの-O-もしくは-S-は式（I）においてYに連結され、またB’は下記から選択される１以上の置換基で任意に置換されるC1-3-アルキレンであり；
・ハロゲン；
・それぞれが１以上のハロゲンで任意に置換されるC1-3-アルキル、C1-6-アルコキ
シ、C3-6-シクロアルコキシ、C1-6-アルキルチオ、C3-6-シクロアルキルチオ、また
はアラルコキシ；
・NR1R2；ここでのR1は水素もしくはC1-3-アルキルを表し、またR2は-R3-(C=O)-R4
を表し；
ここで、
* R3は、C1-6-アルキレン、C2-6-アルケニレン、C4-6-シクロアルキレン、
C4-6-シクロアルケニレン、または１以上のハロゲンで任意に置換される
アリーレンを表し；
* R4は、１以上のハロゲンで任意に置換されるアリールを表す；
Dは、H、C1-6-アルキル、またはC3-6-シクロアルキルであり；
Eは、H、C1-6-アルキル、またはC3-6-シクロアルキルであり；
LおよびMは、独立に、-O-または-S-であり；
Tは、下記から選択される１以上の置換基で任意に置換される二価のC1-6飽和炭素鎖 であるか、
・ハロゲンまたはヒドロキシ；
・ハロゲンで任意に置換されるアリール、アラルコキシ、またはC1-3-アルコキシ；
または
Tは、-NR1-T’であり；ここでの-NR1-は式（I）においてZに結合され、T’は１以上のハロゲンで任意に置換あれるC1-6アルキレンであり、また、R1は水素もしくはC1-3アルキルを表し；
Uは、下記から選択される１以上の置換基で任意に置換される二価のC1-6飽和炭素鎖 であるか、
・ハロゲンまたはヒドロキシ；
・ハロゲンで任意に置換されるアリール、アラルコキシ、またはC1-3-アルコキシ；
または
Uは、-NR1-U’であり；ここでの-NR1-は式（I）においてZに結合され、U’は１以上のハロゲンで任意に置換あれる C1-6 アルキレンであり、また、 R1は水素もしくはC1-3アルキルを表し；
Xは、それぞれが下記から選択された１以上の置換基で任意に置換されるアリーレン またはヘテロアリーレンであり、
・ハロゲンもしくはヒドロキシ；
・それぞれが１以上のハロゲンで任意に置換されるC1-6-アルキル、C3-6-シクロアル
キル、C1-6-アルコキシ、C3-6-シクロアルコキシ、C1-6-アルキルチオ、C3-6-シクロ
アルキルチオ、アリール、アラルキル；
Yは、それぞれが下記から選択された１以上の置換基で任意に置換されるアリーレン またはヘテロアリーレンであり、
・ハロゲンもしくはヒドロキシ；
・それぞれが１以上のハロゲンで任意に置換されるC1-6-アルキル、C3-6-シクロアル
キル、C1-6-アルコキシ、C3-6-シクロアルコキシ、C1-6-アルキルチオ、C3-6-シクロ
アルキルチオ、アリール、アラルキル；
Zは、それぞれが下記から選択された１以上の置換基で任意に置換されるアリーレン、ヘテロアリーレン、または二価の多環式環系である：
・ハロゲンもしくはヒドロキシ；
・それぞれが１以上のハロゲンで任意に置換されるC1-6-アルキル、C3-6-シクロアル
キル、C1-6-アルコキシ、C3-6-シクロアルコキシ、C1-6-アルキルチオ、C3-6-シクロ
アルキルチオ。
【請求項２】
請求項１に記載の化合物であって、Aが、下記から選択された１以上の置換基で任意に置換されるC1-3-アルキレンである化合物：
・それぞれが１以上のハロゲンで任意に置換されるメチル、C1-3-アルコキシ、C3-6-シクロアルコキシ、またはベンジロキシ；または
・NR1R2 ：ここでのR1は水素を表し、R2は-R3-(C=O)-R4を表し、
ここで、
* R3は、C1-6-アルキレン、C2-6-アルケニレン、C4-6-シクロアルキレン、
C4-6-シクロアルケニレン、または１以上のハロゲンで任意に置換される
フェニレンを表し；
* R4は、１以上のハロゲンで任意に置換されるフェニルを表す。
【請求項３】
請求項２に記載の化合物であって、Aは、それぞれが下記から選択された１以上の置換基で任意に置換されるメチレンまたはエチレンである化合物：
・メトキシもしくはエトキシ；または
・NR1R2 ：ここでのR1は水素を表し、R2は-R3-(C=O)-R4を表し、
ここで、R3およびR4 はフェニルを表す。
【請求項４】
請求項２〜３の何れか１項に記載の化合物であって、Aは、任意にエトキシで置換されるエチレンである化合物。
【請求項５】
請求項１に記載の化合物であって、Aが-O-A’または-S-A’であり、-O-または-S-は式（I）におけるXに結合され、またA’は下記から選択される１以上の置換基で任意に置換されるC1-3-アルキレンである化合物：
・ハロゲン；または
・それぞれが１以上のハロゲンで任意に置換されるC1-3-アルキル、C1-6-アルコキ
シ、C3-6-シクロアルコキシ、またはアラルコキシ。
【請求項６】
請求項１に記載の化合物であって、Aが-O-A’または-S-A’であり、-O-または-S-は式（I）においてXに結合され、またA’はメチレンまたはエチレンであり、そのそれぞれがメチル、メトキシまたはエトキシから選択される１以上の置換基で任意に置換される化合物。
【請求項７】
請求項６に記載の化合物であって、Aが-O-A’であり、-O-は式（I）においてXに結合され、またA’はメチレンまたはエチレンである化合物。
【請求項８】
請求項７に記載の化合物であって、A が-O-A’であり、-O-は式（I）においてXに結合され、またA’はメチレンである化合物。
【請求項９】
請求項１〜８の何れか１項に記載の化合物であって、Bは、下記から選択される１以上の置換基で任意に置換されるC1-3-アルキレンである化合物：
・それぞれが１以上のハロゲンで任意に置換されるメチル、C1-3-アルコキシ、C3-6-シクロアルコキシ、またはベンジロキシ；
・NR1R2；ここでのR1は水素を表し、またR2は-R3-(C=O)-R4を表し；
ここで、
* R3は、C1-6-アルキレン、C2-6-アルケニレン、C4-6-シクロアルキレン、
C4-6-シクロアルケニレン、または１以上のハロゲンで任意に置換される
フェニレンを表し；
* R4は、１以上のハロゲンで任意に置換されるフェニルを表す；
【請求項１０】
請求項９に記載の化合物であって、Bはメチレンまたはエチレンであり、そのそれぞれが下記から選択された１以上の置換基で任意に置換される化合物：
・メトキシまたはエトキシ；または
・NR1R2 ；ここでの R1は水素を表し、R2は-R3-(C=O)-R4を表し、またR3およびR4は
フェニルを表す。
【請求項１１】
請求項９〜１０の何れか１項に記載の化合物であって、Bがエトキシで任意に置換されるエチレンである化合物。
【請求項１２】
請求項１〜８の何れか１項に記載の化合物であって、Bは-O-B’または -S-B’であり、ここでの-O-または-S-は式（I）においてYに結合され、またB’は下記から選択された１以上の置換基で任意に置換されるC1-3-アルキレンである化合物：
・ハロゲン；または
・それぞれがハロゲンで任意に置換されるC1-3-アルキル、C1-6-アルコキシ、C3-6-シ
クロアルコキシまたはアラルコキシ。
【請求項１３】
請求項１２に記載の化合物であって、Bは-O-B’または-S-B’であり、ここでの-O-または-S-は式（I）においてYに結合され、またB’はメチレンまたはエチレンであり、そのそれぞれがメチル、メトキシまたはエトキシから選択される１以上の置換基で任意に置換される化合物。
【請求項１４】
請求項１３に記載の化合物であって、Bは-O-B’であり、ここでの-O- は式（I）においてYに結合され、またB’はメチレンまたはエチレンである化合物。
【請求項１５】
請求項１４に記載の化合物であって、Bは-O-B’であり、ここでの-O-は式（I）においてYに結合され、またB’はメチレンである化合物。
【請求項１６】
請求項１〜１５の何れか１項に記載の化合物であって、DがHである化合物。
【請求項１７】
請求項１〜１５の何れか１項に記載の化合物であって、Dがメチルまたはエチルである化合物。
【請求項１８】
請求項１〜１５の何れか１項に記載の化合物であって、Dがイソプロピルである化合物。
【請求項１９】
請求項１〜１８の何れか１項に記載の化合物であって、EがHである化合物。
【請求項２０】
請求項１〜１８の何れか１項に記載の化合物であって、Eがメチルまたはエチルである化合物。
【請求項２１】
請求項１〜１８の何れか１項に記載の化合物であって、Eがイソプロピルである化合物。
【請求項２２】
請求項１〜２１の何れか１項に記載の化合物であって、Lが-O-である化合物。
【請求項２３】
請求項１〜２２の何れか１項に記載の化合物であって、Lが-S-である化合物。
【請求項２４】
請求項１〜２３の何れか１項に記載の化合物であって、Mが-O-である化合物。
【請求項２５】
請求項１〜２４の何れか１項に記載の化合物であって、Mが-S-である化合物。
【請求項２６】
請求項１〜２５の何れか１項に記載の化合物であって、Tが、１以上の置換基で任意に置換される二価のC1-6飽和炭素鎖であり、該置換基はフェニル、ベンジロキシ、またはハロゲンで任意に置換されるC1-3-アルコキシから選択される化合物。
【請求項２７】
請求項２６に記載の化合物であって、Tが、二価の非置換C1-6飽和炭素鎖である化合物。
【請求項２８】
請求項２７に記載の化合物であって、Tが、エチレンまたはプロピレンである化合物。
【請求項２９】
請求項１〜２５の何れか１項に記載の化合物であって、Tが-NR1-T’であり、ここでの-NR1-は式（I）においてZに結合され、T’は１以上のハロゲンで任意に置換されるC1-6 アルキレンであり、またR1は水素またはC1-3アルキルを表す化合物。
【請求項３０】
請求項２９に記載の化合物であって、Tが-NR1-T’であり、ここでの-NR1-は式（I）においてZに結合され、T’はC1-3アルキレンであり、またR1は水素またはC1-3アルキルである化合物。
【請求項３１】
請求項３０に記載の化合物であって、Tが-NR1-T’であり、ここでの-NR1-は式（I）においてZに結合され、またT’はエチレンであり、R1はメチルである化合物。
【請求項３２】
請求項１〜３１の何れか１項に記載の化合物であって、Uが１以上の置換基で任意に置換される二価のC1-6飽和炭素鎖であり、該置換基はフェニル、ベンジロキシ、またはハロゲンで任意に置換されるC1-3-アルコキシである化合物。
【請求項３３】
請求項３２に記載の化合物であって、Uが二価の非置換C1-6 飽和炭素鎖である化合物。
【請求項３４】
請求項３３に記載の化合物であって、Uがエチレンまたはプロピレンである化合物。
【請求項３５】
請求項１〜３１の何れか１項に記載の化合物であって、Uが-NR1-U’であり、ここでの-NR1-は式（I）においてZに結合され、U’は１以上のハロゲンで任意に置換されるC1-6 アルキレンであり、またR1は水素またはC1-3 アルキルを表す化合物。
【請求項３６】
請求項３５に記載の化合物であって、Uが-NR1-U’であり、ここでの-NR1-は式（I）においてZに結合され、U’はC1-3アルキレンであり、またR1は水素またはC1-3アルキルである化合物。
【請求項３７】
請求項３６に記載の化合物であって、Uが-NR1-U’であり、ここでの-NR1-は式（I）においてZに結合され、U’はエチレンであり、またR1はメチルである化合物。
【請求項３８】
請求項１〜３７の何れか１項に記載の化合物であって、Xがアリーレンまたはヘテロアリーレンであり、そのそれぞれは下記から選択される１以上の置換基で任意に置換される化合物：
・ハロゲン；または
・それぞれが１以上のハロゲンで任意に置換されるC1-6-アルキル、C1-6-アルコキシ、
アリール。
【請求項３９】
請求項３８に記載の化合物であって、Xが、下記から選択された１以上の置換基で任意に置換されるアリーレンである化合物：
・ハロゲン；または
・それぞれが１以上のハロゲンで任意に置換されるC1-6-アルキル、C1-6-アルコキシ、
アリール。
【請求項４０】
請求項３９に記載の化合物であって、Xが、下記から選択された１以上の置換基で任意に置換されるフェニレンである化合物：
・ハロゲン；または
・それぞれが１以上のハロゲンで任意に置換されるC1-3-アルキル、C1-3-アルコキシ、
フェニル。
【請求項４１】
請求項４０に記載の化合物であって、Xが、１以上のハロゲン，メチルまたはフェニルで任意に置換されるフェニレンである化合物。
【請求項４２】
請求項４０に記載の化合物であって、Xが、１以上のトリフルオロメチルまたはメトキシで任意に置換されるフェニレンである化合物。
【請求項４３】
請求項１〜４２の何れか１項に記載の化合物であって、Yが、下記から選択される１以上の置換基で任意に置換されるアリーレンまたはヘテロアリーレンである化合物：
・ハロゲン; または
・それぞれが１以上のハロゲンで任意に置換されるC1-6-アルキル、C1-6-アルコキシ、
アリール。
【請求項４４】
請求項４３に記載の化合物であって、Yが、下記から選択される１以上の置換基で任意に置換されるアリーレンである化合物：
・ハロゲン；または
・それぞれが１以上のハロゲンで任意に置換されるC1-6-アルキル、C1-6-アルコキシ、
アリール。
【請求項４５】
請求項４４に記載の化合物であって、Yが、下記から選択される１以上の置換基で任意に置換されるフェニレンである化合物：
・ハロゲン；または
・それぞれが１以上のハロゲンで任意に置換されるC1-3-アルキル、C1-3-アルコキシ、
フェニル。
【請求項４６】
請求項４５に記載の化合物であって、Yが、１以上のハロゲン、メチルまたはフェニルで任意に置換されるフェニレンである化合物。
【請求項４７】
請求項４５に記載の化合物であって、Yが、１以上のトリフルオロメチルまたはメトキシで任意に置換されるフェニレンである化合物。
【請求項４８】
請求項１〜４７の何れか１項に記載の化合物であって、Zがアリーレン、ヘテロアリーレンまたは二価の多環系であり、そのそれぞれが下記から選択される１以上の置換基で任意に置換される化合物：
・ハロゲン、オキソ；または
・それぞれが１以上のハロゲンで任意に置換されるC1-6-アルキル、C1-6-アルコキシ。
【請求項４９】
請求項４８に記載の化合物であって、Z が下記の基の中から選択される化合物：
【化２】
但し、上記それぞれの基は、下記から選択される１以上の置換基で任意に置換される：
・ハロゲン；または
・それぞれが１以上のハロゲンで任意に置換されるC1-6-アルキルまたはC1-6-アルコ
キシ 。
【請求項５０】
請求項４９に記載の化合物であって、Z が下記の基の中から選択される化合物：
【化３】
但し、上記それぞれの基は、下記から選択された１以上の置換基で任意に置換される：
・ハロゲン；または
・それぞれが１以上のハロゲンで任意に置換されるC1-6-アルキルまたはC1-6-アルコ
キシ。
【請求項５１】
請求項５０に記載の化合物であって、Zが下記の基の中から選択される化合物：
【化４】
但し、上記それぞれの基は、下記から選択された１以上の置換基で任意に置換される：
・ハロゲン；または
・それぞれが１以上のハロゲンで任意に置換されるC1-6-アルキルまたはC1-6-アルコ
キシ。
【請求項５２】
請求項５１に記載の化合物であって、Z が下記の基の中から選択される化合物：
【化５】
但し、上記それぞれの基は、下記から選択された１以上の置換基で任意に置換される：
・ハロゲン；または
・それぞれが１以上のハロゲンで任意に置換されるC1-6-アルキルまたはC1-6-アルコ
キシ。
【請求項５３】
請求項５２に記載の化合物であって、Z が、
【化６】
である化合物：
【請求項５４】
請求項５２に記載の化合物であって、Z が、
【化７】
であり、これは１以上のトリフルオロメチルで任意に置換される化合物。
【請求項５５】
請求項５２に記載の化合物であって、Z が、
【化８】
である化合物。
【請求項５６】
請求項５１に記載の化合物であって、Z が、
【化９】
である化合物。
【請求項５７】
請求項５１に記載の化合物であって、Z が、
【化１０】
である化合物。
【請求項５８】
請求項１〜５７の何れか１項に記載の化合物であって、下記の何れかの化合物、その薬学的に許容可能な酸もしくは塩基との塩、何れかの光学異性体もしくはラセミ混合物を含む光学異性体の混合物、または何れかの互変異性体：
・2-エトキシ-3-[4-(2-{[6-({2-[4-(2-エトキシ-2-メトキシカルボニル-エチル)-フェニルスルファニル]-エチル}-メチル-アミノ)-ピリジン-2-イル]-メチル-アミノ}-エチルスルファニル)-フェニル]-プロピオン酸;
・3-[4-(2-{[6-({2-[4-(2-カルボキシ-2-エトキシ-エチル)-2-クロロ-フェニルスルファニル]-エチル}-メチル-アミノ)-ピリジン-2-イル]-メチル-アミノ}-エチルスルファニル)-3-クロロ-フェニル]-2-エトキシ-プロピオン酸;
・(5'-{2-[(6-{[2-(2'-エトキシカルボニルメトキシ-[1,1';3',1'']ターフェニル-5'-イルオキシ)-エチル]-メチル-アミノ}-ピリジン-2-イル)-メチル-アミノ]-エトキシ}-[1,1';3',1'']ターフェニル-2'-イルオキシ)-酢酸;
・(5'-{2-[(6-{[2-(2'-カルボキシメトキシ-[1,1';3',1'']ターフェニル-5'-イルオキシ)-エチル]-メチル-アミノ}-ピリジン-2-イル)-メチル-アミノ]-エトキシ}-[1,1';3',1'']ターフェニル-2'-イルオキシ)-酢酸;
・(S,S)-2-(2-ベンゾイル-フェニルアミノ)-3-{4-[2-({6-[(2-{4-[2-(2-ベンゾイル-フェニルアミノ)-2-メトキシカルボニル-エチル]-フェノキシ}-エチル)-メチル-アミノ]-ピリジン-2-イル}-メチル-アミノ)-エトキシ]-フェニル}-プロピオン酸;
・(S,S)-2-(2-ベンゾイル-フェニルアミノ)-3-{4-[2-({6-[(2-{4-[2-(2-ベンゾイル-フェニルアミノ)-2-カルボキシ-エチル]-フェノキシ}-エチル)-メチル-アミノ]-ピリジン-2-イル}-メチル-アミノ)-エトキシ]-フェニル}-プロピオン酸;
・(3-クロロ-4-{2-[(6-{[2-(2-クロロ-4-エトキシカルボニルメチル-フェノキシ)-エチル]-メチル-アミノ}-ピリジン-2-イル)-メチル-アミノ]-エトキシ}-フェニル)-酢酸;
・(4-{2-[(6-{[2-(4-カルボキシメチル-2-クロロ-フェノキシ)-エチル]-メチル-アミノ}-ピリジン-2-イル)-メチル-アミノ]-エトキシ}-3-クロロ-フェニル)-酢酸;
・(3-{2-[(6-{[2-(3-エトキシカルボニルメチル-フェノキシ)-エチル]-メチル-アミノ}-ピリジン-2-イル)-メチル-アミノ]-エトキシ}-フェニル)-酢酸;
・(3-{2-[(6-{[2-(3-カルボキシメチル-フェノキシ)-エチル]-メチル-アミノ}-ピリジン-2-イル)-メチル-アミノ]-エトキシ}-フェニル)-酢酸;
・(S,S)-2-エトキシ-3-[4-(2-{[6-({2-[4-(2-エトキシ-2-エトキシカルボニル-エチル)-フェノキシ]-エチル}-メチル-アミノ)-ピリジン-2-イル]-メチル-アミノ}-エトキシ)-フェニル]-プロピオン酸;
・(S,S)-3-[4-(2-{[6-({2-[4-(2-カルボキシ-2-エトキシ-エチル)-フェノキシ]-エチル}-メチル-アミノ)-ピリジン-2-イル]-メチル-アミノ}-エトキシ)-フェニル]-2-エトキシ-プロピオン酸;
・(S,S)-2-エトキシ-3-{4-[3-(4'-{3-[4-(2-エトキシ-2-イソプロポキシカルボニル-エチル)-フェノキシ]-プロピル}-2,2'-bis-トリフルオロメチル-ビフェニル-4-イル)-プロポキシ]-フェニル}-プロピオン酸;
・(S,S)-3-{4-[3-(4'-{3-[4-(2-カルボキシ-2-エトキシ-エチル)-フェノキシ]-プロピル}-2,2'-bis-トリフルオロメチル-ビフェニル-4-イル)-プロポキシ]-フェニル}-2-エトキシ-プロピオン酸;
・(S,S)-2-エトキシ-3-{4-[3-(4'-{3-[4-(2-エトキシ-2-イソプロポキシカルボニル-エチル)-フェノキシ]-プロピル}-3,3'-bis-トリフルオロメチル-ビフェニル-4-イル)-プロポキシ]-フェニル}-プロピオン酸;
・(S,S)-3-{4-[3-(4'-{3-[4-(2-カルボキシ-2-エトキシ-エチル)-フェノキシ]-プロピル}-3,3'-bis-トリフルオロメチル-ビフェニル-4-イル)-プロポキシ]-フェニル}-2-エトキシ-プロピオン酸;
・(S,S)-3-{3-ブロモ-4-[3-(4'-{3-[2-ブロモ-4-(2-エトキシ-2-イソプロポキシカルボニル-エチル)-フェノキシ]-プロピル}-2,2'-bis-トリフルオロメチル-ビフェニル-4-イル)-プロポキシ]-フェニル}-2-エトキシ-プロピオン酸;
・(S,S)-3-{3-ブロモ-4-[3-(4'-{3-[2-ブロモ-4-(2-カルボキシ-2-エトキシ-エチル)-フェノキシ]-プロピル}-2,2'-bis-トリフルオロメチル-ビフェニル-4-イル)-プロポキシ]-フェニル}-2-エトキシ-プロピオン酸;
・(S,S)-3-{3-ブロモ-4-[3-(4'-{3-[2-ブロモ-4-(2-エトキシ-2-イソプロポキシカルボニル-エチル)-フェノキシ]-プロピル}-3,3'-bis-トリフルオロメチル-ビフェニ-4-イル)-プロポキシ]-フェニル}-2-エトキシ-プロピオン酸;
・(S,S)-3-{3-ブロモ-4-[3-(4'-{3-[2-ブロモ-4-(2-カルボキシ-2-エトキシ-エチル)-フェノキシ]-プロピル}-3,3'-bis-トリフルオロメチル-ビフェニル-4-イル)-プロポキシ]-フェニル}-2-エトキシ-プロピオン酸;
・(S,S)-3-{3-ブロモ-4-[3-(7-{3-[2-ブロモ-4-(2-エトキシ-2-イソプロポキシカルボニル-エチル)-フェノキシ]-プロピル}-9H-フルオレン-2-イル)-プロポキシ]-フェニル}-2-エトキシ-プロピオン酸 イソプロピル エステル;
・(S,S)-3-{3-ブロモ-4-[3-(7-{3-[2-ブロモ-4-(2-カルボキシ-2-エトキシ-エチル)-フェノキシ]-プロピル}-9H-フルオレン-2-イル)-プロポキシ]-フェニル}-2-エトキシ-プロピオン酸;
・(S,S)-2-エトキシ-3-{4-[3-(7-{3-[4-(2-エトキシ-2-イソプロポキシカルボニル-エチル)-フェノキシ]-プロピル}-9H-フルオレン-2-イル)-プロポキシ]-フェニル}-プロピオン酸 イソプロピル エステル;
・(S,S)-3-{4-[3-(7-{3-[4-(2-カルボキシ-2-エトキシ-エチル)-フェノキシ]-プロピル}-9H-フルオレン-2-イル)-プロポキシ]-フェニル}-2-エトキシ-プロピオン酸;
・[4-(3-{4'-[3-(4-メトキシカルボニルメトキシ-3-メチル-フェニルスルファニル)-プロピル]-2,2'-bis-トリフルオロメチル-ビフェニル-4-イル}-プロピルスルファニル)-2-メチル-フェノキシ]-酢酸;
・[4-(3-{4'-[3-(4-メトキシカルボニルメトキシ-3-メチル-フェニルスルファニル)-プロピル]-3,3'-bis-トリフルオロメチル-ビフェニル-4-イル}-プロピルスルファニル)-2-メチル-フェノキシ]-酢酸;
・[4-(3-{4'-[3-(4-カルボキシメトキシ-3-メチル-フェニルスルファニル)-プロピル]-3,3'-bis-トリフルオロメチル-ビフェニル-4-イル}-プロピルスルファニル)-2-メチル-フェノキシ]-酢酸;
・[4-(3-{7-[3-(4-メトキシカルボニルメトキシ-3-メチル-フェニルスルファニル)-プロピル]-9H-フルオレン-2-イル}-プロピルスルファニル)-2-メチル-フェノキシ]-酢酸;
・[4-(3-{7-[3-(4-カルボキシメトキシ-3-メチル-フェニルスルファニル)-プロピル]-9H-フルオレン-2-イル}-プロピルスルファニル)-2-メチル-フェノキシ]-酢酸;
・(4-{2-[2-(3-{4-[2-(4-メトキシカルボニルメトキシ-3-メチル-フェニルスルファニル)-エチル]-5-メチル-オキサゾール-2-イル}-フェニル)-5-メチル-オキサゾール-4-イル]-エチルスルファニル}-2-メチル-フェノキシ)-酢酸;
・(4-{2-[2-(3-{4-[2-(4-カルボキシメトキシ-3-メチル-フェニルスルファニル)-エチル]-5-メチル-オキサゾール-2-イル}-フェニル)-5-メチル-オキサゾール-4-イル]-エチルスルファニル}-2-メチル-フェノキシ)-酢酸;
・(S,S)-2-エトキシ-3-[4-(2-{2-[4'-(4-{2-[4-(2-エトキシ-2-イソプロポキシカルボニル-エチル)-フェノキシ]-エチル}-5-メチル-オキサゾール-2-イル)-ビフェニル-4-イル]-5-メチル-オキサゾール-4-イル}-エトキシ)-フェニル]-プロピオン酸;
・(S,S)-3-[4-(2-{2-[4'-(4-{2-[4-(2-カルボキシ-2-エトキシ-エチル)-フェノキシ]-エチル}-5-メチル-オキサゾール-2-イル)-ビフェニル-4-イル]-5-メチル-オキサゾール-4-イル}-エトキシ)-フェニル]-2-エトキシ-プロピオン酸;
・(S,S)-2-エトキシ-3-[4-(2-{2-[3-(4-{2-[4-(2-エトキシ-2-イソプロポキシカルボニル-エチル)-フェノキシ]-エチル}-5-メチル-オキサゾール-2-イル)-フェニル]-5-メチル-オキサゾール-4-イル}-エトキシ)-フェニル]-プロピオン酸;
・(S,S)-3-[4-(2-{2-[3-(4-{2-[4-(2-カルボキシ-2-エトキシ-エチル)-フェノキシ]-エチル}-5-メチル-オキサゾール-2-イル)-フェニル]-5-メチル-オキサゾール-4-イル}-エトキシ)-フェニル]-2-エトキシ-プロピオン酸。
【請求項５９】
請求項１〜５７の何れか１項に記載の化合物であって、下記の何れかの化合物、その薬学的に許容可能な酸もしくは塩基との塩、何れかの光学異性体もしくはラセミ混合物を含む光学異性体の混合物、または何れかの互変異性体：
・2-エトキシ-3-[4-(2-{[6-({2-[4-(2-エトキシ-2-メトキシカルボニル-エチル)-フェニルスルファニル]-エチル}-メチル-アミノ)-ピリジン-2-イル]-メチル-アミノ}-エチルスルファニル)-フェニル]-プロピオン酸 メチルエステル;
・(5'-{2-[(6-{[2-(2'-エトキシカルボニルメトキシ-[1,1';3',1'']ターフェニル-5'-イルオキシ)-エチル]-メチル-アミノ}-ピリジン-2-イル)-メチル-アミノ]-エトキシ}-[1,1';3',1'']ターフェニル-2'-イルオキシ)-酢酸 エチルエステル;
・(S,S)-2-(2-ベンゾイル-フェニルアミノ)-3-{4-[2-({6-[(2-{4-[2-(2-ベンゾイル-フェニルアミノ)-2-メトキシカルボニル-エチル]-フェノキシ}-エチル)-メチル-アミノ]-ピリジン-2-イル}-メチル-アミノ)-エトキシ]-フェニル}-プロピオン酸 メチルエステル;
・(3-クロロ-4-{2-[(6-{[2-(2-クロロ-4-エトキシカルボニルメチル-フェノキシ)-エチル]-メチル-アミノ}-ピリジン-2-イル)-メチル-アミノ]-エトキシ}-フェニル)-酢酸 エチルエステル;
・(3-{2-[(6-{[2-(3-エトキシカルボニルメチル-フェノキシ)-エチル]-メチル-アミノ}-ピリジン-2-イル)-メチル-アミノ]-エトキシ}-フェニル)-酢酸 エチルエステル;
(S,S)-2-エトキシ-3-[4-(2-{[6-({2-[4-(2-エトキシ-2-エトキシカルボニル-エチル)-フェノキシ]-エチル}-メチル-アミノ)-ピリジン-2-イル]-メチル-アミノ}-エトキシ)-フェニル]-プロピオン酸 エチルエステル;
・(S,S)-2-エトキシ-3-{4-[3-(4'-{3-[4-(2-エトキシ-2-イソプロポキシカルボニル-エチル)-フェノキシ]-プロピル}-2,2'-bis-トリフルオロメチル-ビフェニル-4-イル)-プロポキシ]-フェニル}-プロピオン酸 イソプロピルエステル;
・(S,S)-2-エトキシ-3-{4-[3-(4'-{3-[4-(2-エトキシ-2-イソプロポキシカルボニル-エチル)-フェノキシ]-プロピル}-3,3'-bis-トリフルオロメチル-ビフェニル-4-イル)-プロポキシ]-フェニル}-プロピオン酸 イソプロピルエステル;
・(S,S)-3-{3-ブロモ-4-[3-(4'-{3-[2-ブロモ-4-(2-エトキシ-2-イソプロポキシカルボニル-エチル)-フェノキシ]-プロピル}-2,2'-bis-トリフルオロメチル-ビフェニル-4-イル)-プロポキシ]-フェニル}-2-エトキシ-プロピオン酸 イソプロピルエステル;
・(S,S)-3-{3-ブロモ-4-[3-(4'-{3-[2-ブロモ-4-(2-エトキシ-2-イソプロポキシカルボニル-エチル)-フェノキシ]-プロピル}-3,3'-bis-トリフルオロメチル-ビフェニル-4-イル)-プロポキシ]-フェニル}-2-エトキシ-プロピオン酸 イソプロピルエステル;
・[4-(3-{4'-[3-(4-メトキシカルボニルメトキシ-3-メチル-フェニルスルファニル)-プロピル]-2,2'-bis-トリフルオロメチル-ビフェニル-4-イル}-プロピルスルファニル)-2-メチル-フェノキシ]-酢酸 メチルエステル;
・[4-(3-{4'-[3-(4-カルボキシメトキシ-3-メチル-フェニルスルファニル)-プロピル]-2,2'-bis-トリフルオロメチル-ビフェニル-4-イル}-プロピルスルファニル)-2-メチル-フェノキシ]-酢酸;
・[4-(3-{4'-[3-(4-メトキシカルボニルメトキシ-3-メチル-フェニルスルファニル)-プロピル]-3,3'-bis-トリフルオロメチル-ビフェニル-4-イル}-プロピルスルファニル)-2-メチル-フェノキシ]-酢酸 メチルエステル;
・[4-(3-{7-[3-(4-メトキシカルボニルメトキシ-3-メチル-フェニルスルファニル)-プロピル]-9H-フルオレン-2-イル}-プロピルスルファニル)-2-メチル-フェノキシ]-酢酸 メチルエステル;
・(4-{2-[2-(3-{4-[2-(4-メトキシカルボニルメトキシ-3-メチル-フェニルスルファニル)-エチル]-5-メチル-オキサゾール-2-イル}-フェニル)-5-メチル-オキサゾール-4-イル]-エチルスルファニル}-2-メチル-フェノキシ)-酢酸 メチルエステル;
・(S,S)-2-エトキシ-3-[4-(2-{2-[4'-(4-{2-[4-(2-エトキシ-2-イソプロポキシカルボニル-エチル)-フェノキシ]-エチル}-5-メチル-オキサゾール-2-イル)-ビフェニル-4-イル]-5-メチル-オキサゾール-4-イル}-エトキシ)-フェニル]-プロピオン酸 イソプロピルエステル;
・(S,S)-2-エトキシ-3-[4-(2-{2-[3-(4-{2-[4-(2-エトキシ-2-イソプロポキシカルボニル-エチル)-フェノキシ]-エチル}-5-メチル-オキサゾール-2-イル)-フェニル]-5-メチル-オキサゾール-4-イル}-エトキシ)-フェニル]-プロピオン酸 イソプロピルエステル。
【請求項６０】
請求項１〜５７の何れか１項に記載の化合物であって、下記の何れかの化合物、その薬学的に許容可能な酸もしくは塩基との塩、何れかの光学異性体もしくはラセミ混合物を含む光学異性体の混合物、または何れかの互変異性体：
・[4-(3-{4'-[3-(4-カルボキシメチルスルファニル-3-クロロ-フェニルスルファニル)-プロピル]-3,3'-bis-トリフルオロメチル-ビフェニル-4-イル}-プロピルスルファニル)-2-クロロ-フェニルスルファニル]-酢酸;
・[4-[3-[4'-[3-(4-カルボキシメトキシ-3-トリフルオロメチルフェニルスルファニル)プロピル]ビフェニル-4-イル]-プロピルスルファニル]-2-トリフルオロメチルフェノキシ]酢酸;
・[4-[3-[4'-[3-(4-カルボキシメトキシ-3-クロロフェニルスルファニル)プロピル]-3,3'-bis-トリフルオロメチルビフェニル-4-イル]プロピルスルファニル]-2-クロロフェノキシ]酢酸;
・[4-(3-{4'-[3-(4-カルボキシメトキシ-3-クロロ-フェニルスルファニル)-プロピル]--ビフェニル-4-イル}-プロピルスルファニル)-2-クロロ-フェノキシ]-酢酸;
・[4-(3-{4'-[3-(4-カルボキシメトキシ-3-メトキシ-フェニルスルファニル)-プロピル]-ビフェニル-4-イル}-プロピルスルファニル)-2-メトキシ-フェノキシ]-酢酸。
【請求項６１】
請求項１〜５７の何れか１項に記載の化合物であって、下記の何れかの化合物、その薬学的に許容可能な酸もしくは塩基との塩、何れかの光学異性体もしくはラセミ混合物を含む光学異性体の混合物、または何れかの互変異性体：
・3-[4-(2-{[6-({2-[4-(2-カルボキシ-2-エトキシ-エチル)-フェノキシ]-エチル}-メチル-アミノ)-ピリジン-2-イル]-メチル-アミノ}-エトキシ)-フェニル]-2-エトキシ-プロピオン酸;
・(3-{2-[(6-{[2-(3-カルボキシメチル-フェノキシ)-エチル]-メチル-アミノ}-ピリジン-2-イル)-メチル-アミノ]-エトキシ}-フェニル)-酢酸;
・2-(2-ベンゾイル-フェニルアミノ)-3-{4-[2-({6-[(2-{4-[2-(2-ベンゾイル-フェニルアミノ)-2-カルボキシ-エチル]-フェノキシ}-エチル)-メチル-アミノ]-ピリジン-2-イル}-メチル-アミノ)-エトキシ]-フェニル}-プロピオン酸;
・(5'-{2-[(6-{[2-(2'-カルボキシメトキシ-[1,1';3',1'']ターフェニル-5'-イルオキシ)-エチル]-メチル-アミノ}-ピリジン-2-イル)-メチル-アミノ]-エトキシ}-[1,1';3',1'']ターフェニル-2'-イルオキシ)-酢酸;
・3-[4-(2-{[6-({2-[4-(2-カルボキシ-2-エトキシ-エチル)-フェニルスルファニル]-エチル}-メチル-アミノ)-ピリジン-2-イル]-メチル-アミノ}-エチルスルファニル)-フェニル]-2-エトキシ-プロピオン酸;
・(4-{2-[(6-{[2-(4-カルボキシメチル-2-クロロ-フェノキシ)-エチル]-メチル-アミノ}-ピリジン-2-イル)-メチル-アミノ]-エトキシ}-3-クロロ-フェニル)-酢酸;
・(4-{2-[(6-{[2-(4-カルボキシメチル-2-ブロモ-フェノキシ)-エチル]-メチル-アミノ}-ピリジン-2-イル)-メチル-アミノ]-エトキシ}-3-ブロモ-フェニル)-酢酸;
・(4-{2-[(6-{[2-(4-カルボキシメトキシ-3-メチル-フェニルスルファニル)-エチル]-メチル-アミノ}-ピリジン-2-イル)-メチル-アミノ]-エチルスルファニル}-2-メチル-フェノキシ)-酢酸;
・(4-{2-[(6-{[2-(4-カルボキシメトキシ-フェニルスルファニル)-エチル]-メチル-アミノ}-ピリジン-2-イル)-メチル-アミノ]-エチルスルファニル}-フェノキシ)-酢酸;
・(3-{2-[(6-{[2-(3-カルボキシメチル-フェニルスルファニル)-エチル]-メチル-アミノ}-ピリジン-2-イル)-メチル-アミノ]-エチルスルファニル}-フェニル)-酢酸;
・(4-{2-[(6-{[2-(4-カルボキシメチル-フェニルスルファニル)-エチル]-メチル-アミノ}-ピリジン-2-イル)-メチル-アミノ]-エチルスルファニル}-フェニル)-酢酸;
・2-(2-ベンゾイル-フェニルアミノ)-3-{4-[2-({6-[(2-{4-[2-(2-ベンゾイル-フェニルアミノ)-2-カルボキシ-エチル]-フェニルスルファニル}-エチル)-メチル-アミノ]-ピリジン-2-イル}-メチル-アミノ)-エチルスルファニル]-フェニル}-プロピオン酸;
・3-{4-[2-({6-[(2-{4-[2-カルボキシ-2-(1-メチル-3-オキソ-3-フェニル-プロペニルアミノ)-エチル]-フェニルスルファニル}-エチル)-メチル-アミノ]-ピリジン-2-イル}-メチル-アミノ)-エチルスルファニル]-フェニル}-2-(1-メチル-3-オキソ-3-フェニル-プロペニルアミノ)-プロピオン酸;
・3-{4-[2-({6-[(2-{4-[2-カルボキシ-2-(1-メチル-3-オキソ-3-フェニル-プロペニルアミノ)-エチル]-フェノキシ}-エチル)-メチル-アミノ]-ピリジン-2-イル}-メチル-アミノ)-エトキシ]-フェニル}-2-(1-メチル-3-オキソ-3-フェニル-プロペニルアミノ)-プロピオン酸;
・(4-{2-[(6-{[2-(4-カルボキシメチル-2-クロロ-フェニルスルファニル)-エチル]-メチル-アミノ}-ピリジン-2-イル)-メチル-アミノ]-エチルスルファニル}-3-クロロ-フェニル)-酢酸;
・(4-{2-[(6-{[2-(4-カルボキシメチル-2-ブロモ-フェニルスルファニル)-エチル]-メチル-アミノ}-ピリジン-2-イル)-メチル-アミノ]-エチルスルファニル}-3-ブロモ-フェニル)-酢酸;
・3-[4-(2-{2-[3-(4-{2-[4-(2-カルボキシ-2-エトキシ-エチル)-フェノキシ]-エチル}-5-メチル-オキサゾール-2-イル)-フェニル]-5-メチル-オキサゾール-4-イル}-エトキシ)-フェニル]-2-エトキシ-プロピオン酸;
・(4-{2-[2-(3-{4-[2-(4-カルボキシメトキシ-3-メチル-フェニルスルファニル)-エチル]-5-メチル-オキサゾール-2-イル}-フェニル)-5-メチル-オキサゾール-4-イル]-エチルスルファニル}-2-メチル-フェノキシ)-酢酸;
・(4-{2-[2-(3-{4-[2-(4-カルボキシメトキシ-3-メチル-フェノキシ)-エチル]-5-メチル-オキサゾール-2-イル}-フェニル)-5-メチル-オキサゾール-4-イル]-エトキシ}-2-メチル-フェノキシ)-酢酸;
・(4-{2-[2-(3-{4-[2-(4-カルボキシメトキシ-フェノキシ)-エチル]-5-メチル-オキサゾール-2-イル}-フェニル)-5-メチル-オキサゾール-4-イル]-エトキシ}-フェノキシ)-酢酸;
・(4-{2-[2-(3-{4-[2-(4-カルボキシメトキシ-フェニルスルファニル)-エチル]-5-メチル-オキサゾール-2-イル}-フェニル)-5-メチル-オキサゾール-4-イル]-エチルスルファニル}-フェノキシ)-酢酸;
・3-[4-(2-{2-[3-(4-{2-[4-(2-カルボキシ-2-エトキシ-エチル)-フェニルスルファニル]-エチル}-5-メチル-オキサゾール-2-イル)-フェニル]-5-メチル-オキサゾール-4-イル}-エチルスルファニル)-フェニル]-2-エトキシ-プロピオン酸;
・3-{4-[3-(7-{3-[4-(2-カルボキシ-2-エトキシ-エチル)-フェノキシ]-プロピル}-9H-フルオレン-2-イル)-プロポキシ]-フェニル}-2-エトキシ-プロピオン酸;
・3-{4-[3-(7-{3-[4-(2-カルボキシ-2-エトキシ-エチル)-フェニルスルファニル]-プロピル}-9H-フルオレン-2-イル)-プロピルスルファニル]-フェニル}-2-エトキシ-プロピオン酸;
・[4-(3-{7-[3-(4-カルボキシメトキシ-3-メチル-フェニルスルファニル)-プロピル]-9H-フルオレン-2-イル}-プロピルスルファニル)-2-メチル-フェノキシ]-酢酸;
・[4-(3-{7-[3-(4-カルボキシメトキシ-フェニルスルファニル)-プロピル]-9H-フルオレン-2-イル}-プロピルスルファニル)-フェノキシ]-酢酸;
・3-{3-ブロモ-4-[3-(7-{3-[2-ブロモ-4-(2-カルボキシ-2-エトキシ-エチル)-フェノキシ]-プロピル}-9H-フルオレン-2-イル)-プロポキシ]-フェニル}-2-エトキシ-プロピオン酸;
・3-{3-ブロモ-4-[3-(7-{3-[2-ブロモ-4-(2-カルボキシ-2-エトキシ-エチル)-フェニルスルファニル]-プロピル}-9H-フルオレン-2-イル)-プロピルスルファニル]-フェニル}-2-エトキシ-プロピオン酸;
・3-{4-[3-(4'-{3-[4-(2-カルボキシ-2-エトキシ-エチル)-フェノキシ]-プロピル}-2,2'-bis-トリフルオロメチル-ビフェニル-4-イル)-プロポキシ]-フェニル}-2-エトキシ-プロピオン酸;
・3-{4-[3-(4'-{3-[4-(2-カルボキシ-2-エトキシ-エチル)-フェノキシ]-プロピル}-3,3'-bis-トリフルオロメチル-ビフェニル-4-イル)-プロポキシ]-フェニル}-2-エトキシ-プロピオン酸;
・3-{3-ブロモ-4-[3-(4'-{3-[2-ブロモ-4-(2-カルボキシ-2-エトキシ-エチル)-フェノキシ]-プロピル}-2,2'-bis-トリフルオロメチル-ビフェニル-4-イル)-プロポキシ]-フェニル}-2-エトキシ-プロピオン酸;
・3-{3-ブロモ-4-[3-(4'-{3-[2-ブロモ-4-(2-カルボキシ-2-エトキシ-エチル)-フェノキシ]-プロピル}-3,3'-bis-トリフルオロメチル-ビフェニル-4-イル)-プロポキシ]-フェニル}-2-エトキシ-プロピオン酸;
・[4-(3-{4'-[3-(4-カルボキシメトキシ-3-メチル-フェニルスルファニル)-プロピル]-3,3'-bis-トリフルオロメチル-ビフェニル-4-イル}-プロピルスルファニル)-2-メチル-フェノキシ]-酢酸;
・[4-(3-{4'-[3-(4-カルボキシメトキシ-フェニルスルファニル)-プロピル]-3,3'-bis-トリフルオロメチル-ビフェニル-4-イル}-プロピルスルファニル)-フェノキシ]-酢酸;
・[4-(3-{4'-[3-(4-カルボキシメトキシ-フェノキシ)-プロピル]-3,3'-bis-トリフルオロメチル-ビフェニル-4-イル}-プロポキシ)-フェノキシ]-酢酸;
・[4-(3-{4'-[3-(4-カルボキシメトキシ-3-メチル-フェノキシ)-プロピル]-3,3'-bis-トリフルオロメチル-ビフェニル-4-イル}-プロポキシ)-2-メチル-フェノキシ]-酢酸;
・[4-(3-{4'-[3-(4-カルボキシメトキシ-3-メチル-フェニルスルファニル)-プロピル]-2,2'-bis-トリフルオロメチル-ビフェニル-4-イル}-プロピルスルファニル)-2-メチル-フェノキシ]-酢酸;
・[4-(3-{4'-[3-(4-カルボキシメトキシ-3-メチル-フェノキシ)-プロピル]-2,2'-bis-トリフルオロメチル-ビフェニル-4-イル}-プロポキシ)-2-メチル-フェノキシ]-酢酸;
・3-[4-(2-{2-[4'-(4-{2-[4-(2-カルボキシ-2-エトキシ-エチル)-フェノキシ]-エチル}-5-メチル-オキサゾール-2-イル)-ビフェニル-4-イル]-5-メチル-オキサゾール-4-イル}-エトキシ)-フェニル]-2-エトキシ-プロピオン酸。
【請求項６２】
{4-[3-(4-{4-[3-(4-カルボキシメトキシ-3-トリフルオロメチル-フェニルスルファニル)-プロピル]-2-トリフルオロメチル-フェニルスルファニル}-3-トリフルオロメチル-フェニル)-プロピルスルファニル]-2-トリフルオロメチル-フェノキシ}-酢酸 である化合物、その薬学的に許容可能な酸もしくは塩基との塩、何れかの光学異性体もしくはラセミ混合物を含む光学異性体の混合物、または何れかの互変異性体。
【請求項６３】
PPARδアゴニストである、請求項１〜６２の何れか１項に記載の化合物。
【請求項６４】
選択的PPARδアゴニストである、請求項６３に記載の化合物。
【請求項６５】
薬学的組成物としての、請求項１〜６４の何れか１項に記載の化合物の使用。
【請求項６６】
１以上の薬学的に許容可能なキャリアまたは賦形剤と共に、活性成分として、請求項１〜６４の何れか１項に記載の少なくとも1つの化合物を含有する薬学的組成物。
【請求項６７】
請求項６６に記載の薬学的組成物であって、１日当たり約0.05 mg〜約1000 mg、好ましくは約0.1〜約500 mg、特に好ましくは約0.5 mg〜約200 mgの請求項１〜６４の何れか１項に記載の化合物を含有する単位投与量形態の薬学的組成物。
【請求項６８】
核内受容体、特にペルオキシソーム増殖因子活性化受容体（PPAR）によって媒介される症状を治療および／または予防するための薬学的組成物であって、１以上の薬学的に許容可能なキャリアまたは賦形剤と共に、請求項１〜６４の何れか１項に記載の化合物を含有する薬学的組成物。
【請求項６９】
I型糖尿病、II型糖尿病、異常脂血症、シンドロームX（代謝性症候群、即ちグルコース寛容減損、インスリン抵抗性、高トリグリセリド血症および／または肥満を含む）、心血管障害（アテローム硬化症を含む）、または高コレステロール血症を治療および／または予防するための薬学的組成物であって、１以上の薬学的に許容可能なキャリアまたは賦形剤と共に、請求項1〜６４の何れか１項に記載の化合物を含有する薬学的組成物。
【請求項７０】
経口、経鼻、経皮、肺、または非経腸的投与ための、請求項６６〜６９の何れか１項に記載の化合物。
【請求項７１】
核内受容体、特にペルオキシソーム増殖因子活性化受容体（PPAR）によって媒介される症状を治療および／または予防するための薬学的組成物を調製するための、請求項１〜６４の何れか１項に記載の化合物の使用。
【請求項７２】
I型糖尿病またはII型糖尿病を治療するための薬学的組成物を調製するための、請求項１〜６４の何れか１項に記載の化合物の使用。
【請求項７３】
異常脂血症を治療するための薬学的組成物を調製するための、請求項１〜６４の何れか１項に記載の化合物の使用。
【請求項７４】
代謝性症候群、即ちグルコース寛容減損、インスリン抵抗性、高トリグリセリド血症および／または肥満を含むシンドロームXを治療するための薬学的組成物を調製するための、請求項１〜６４の何れか１項に記載の化合物の使用。
【請求項７５】
アテローム硬化症を含む心血管障害を治療するための薬学的組成物を調製するための、請求項１〜６４の何れか１項に記載の化合物の使用。
【請求項７６】
高コレステロール血症を治療するための薬学的組成物を調製するための、請求項１〜６４の何れか１項に記載の化合物の使用。
【請求項７７】
核内受容体、特にペルオキシソーム増殖因子活性化受容体（PPAR）によって媒介される症状を治療するための方法であって、それを必要としている患者に対して、有効量の請求項１〜６４の何れか１項に記載の化合物またはこれを含有する薬学的組成物を投与することを含んでなる方法。
【請求項７８】
I型糖尿病、II型糖尿病、異常脂血症、シンドロームX（代謝性症候群、即ちグルコース寛容減損、インスリン抵抗性、高トリグリセリド血症および／または肥満を含む）、心血管障害（アテローム硬化症を含む）、または高コレステロール血症を治療するための方法であって、それを必要としている患者に対して、有効量の請求項１〜６４の何れか１項に記載の化合物またはこれを含有する薬学的組成物を投与することを含んでなる方法。
【請求項７９】
請求項７７または７８の方法であって、請求項１〜６４の何れか１項に記載の化合物の有効量が、１日当たり約0.05 mg〜約1000mg、好ましくは約0.1〜約500 mg、特に好ましくは約0.5 mg〜約200 mgである方法。
【請求項１】
下記一般式（I）の化合物、その薬学的に許容可能な塩、その薬学的に許容可能な溶媒和物、何れかの互変異性体、立体異性体、ラセミ混合物を含む立体異性体の混合物、または多型体：
【化１】
ここで、
Aは、下記から選択された１以上の置換基で任意に置換されるC1-3-アルキレンであるか、
・ハロゲン；
・それぞれが１以上のハロゲンで任意に置換されるC1-3-アルキル、C1-6-アルコキ
シ、C3-6-シクロアルコキシ、C1-6-アルキルチオ、C3-6-シクロアルキルチオ、また
はアラルコキシ；
・NR1R2；ここでのR1は水素もしくはC1-3-アルキルを表し、またR2は-R3-(C=O)-R4
を表し；
ここで、
* R3は、C1-6-アルキレン、C2-6-アルケニレン、C4-6-シクロアルキレン、
C4-6-シクロアルケニレン、または１以上のハロゲンで任意に置換される
アリーレンを表し；
* R4は、１以上のハロゲンで任意に置換されるアリールを表す；
または
Aは、-O-A’もしくは-S-A’であり、ここでの-O-もしくは-S-は式（I）においてXに連結され、またA’は下記から選択される１以上の置換基で任意に置換されるC1-3-アルキレンであり；
・ハロゲン；
・それぞれが１以上のハロゲンで任意に置換されるC1-3-アルキル、C1-6-アルコキ
シ、C3-6-シクロアルコキシ、C1-6-アルキルチオ、C3-6-シクロアルキルチオ、また
はアラルコキシ；
・NR1R2；ここでのR1は水素もしくはC1-3-アルキルを表し、またR2は-R3-(C=O)-R4
を表し；
ここで、
* R3は、C1-6-アルキレン、C2-6-アルケニレン、C4-6-シクロアルキレン、
C4-6-シクロアルケニレン、または１以上のハロゲンで任意に置換される
アリーレンを表し；
* R4は、１以上のハロゲンで任意に置換されるアリールを表す；
Bは、下記から選択される１以上の置換基で任意に置換されるC1-3-アルキレンであるか，
・ハロゲン；
・それぞれが１以上のハロゲンで任意に置換されるC1-3-アルキル、C1-6-アルコキ
シ、C3-6-シクロアルコキシ、C1-6-アルキルチオ、C3-6-シクロアルキルチオ、また
はアラルコキシ；
・NR1R2；ここでのR1は水素もしくはC1-3-アルキルを表し、またR2は-R3-(C=O)-R4
を表し；
ここで、
* R3は、C1-6-アルキレン、C2-6-アルケニレン、C4-6-シクロアルキレン、
C4-6-シクロアルケニレン、または１以上のハロゲンで任意に置換される
アリーレンを表し；
* R4は、１以上のハロゲンで任意に置換されるアリールを表す；
または
Bは、 is -O-B’ もしくは-S-B’であり、ここでの-O-もしくは-S-は式（I）においてYに連結され、またB’は下記から選択される１以上の置換基で任意に置換されるC1-3-アルキレンであり；
・ハロゲン；
・それぞれが１以上のハロゲンで任意に置換されるC1-3-アルキル、C1-6-アルコキ
シ、C3-6-シクロアルコキシ、C1-6-アルキルチオ、C3-6-シクロアルキルチオ、また
はアラルコキシ；
・NR1R2；ここでのR1は水素もしくはC1-3-アルキルを表し、またR2は-R3-(C=O)-R4
を表し；
ここで、
* R3は、C1-6-アルキレン、C2-6-アルケニレン、C4-6-シクロアルキレン、
C4-6-シクロアルケニレン、または１以上のハロゲンで任意に置換される
アリーレンを表し；
* R4は、１以上のハロゲンで任意に置換されるアリールを表す；
Dは、H、C1-6-アルキル、またはC3-6-シクロアルキルであり；
Eは、H、C1-6-アルキル、またはC3-6-シクロアルキルであり；
LおよびMは、独立に、-O-または-S-であり；
Tは、下記から選択される１以上の置換基で任意に置換される二価のC1-6飽和炭素鎖 であるか、
・ハロゲンまたはヒドロキシ；
・ハロゲンで任意に置換されるアリール、アラルコキシ、またはC1-3-アルコキシ；
または
Tは、-NR1-T’であり；ここでの-NR1-は式（I）においてZに結合され、T’は１以上のハロゲンで任意に置換あれるC1-6アルキレンであり、また、R1は水素もしくはC1-3アルキルを表し；
Uは、下記から選択される１以上の置換基で任意に置換される二価のC1-6飽和炭素鎖 であるか、
・ハロゲンまたはヒドロキシ；
・ハロゲンで任意に置換されるアリール、アラルコキシ、またはC1-3-アルコキシ；
または
Uは、-NR1-U’であり；ここでの-NR1-は式（I）においてZに結合され、U’は１以上のハロゲンで任意に置換あれる C1-6 アルキレンであり、また、 R1は水素もしくはC1-3アルキルを表し；
Xは、それぞれが下記から選択された１以上の置換基で任意に置換されるアリーレン またはヘテロアリーレンであり、
・ハロゲンもしくはヒドロキシ；
・それぞれが１以上のハロゲンで任意に置換されるC1-6-アルキル、C3-6-シクロアル
キル、C1-6-アルコキシ、C3-6-シクロアルコキシ、C1-6-アルキルチオ、C3-6-シクロ
アルキルチオ、アリール、アラルキル；
Yは、それぞれが下記から選択された１以上の置換基で任意に置換されるアリーレン またはヘテロアリーレンであり、
・ハロゲンもしくはヒドロキシ；
・それぞれが１以上のハロゲンで任意に置換されるC1-6-アルキル、C3-6-シクロアル
キル、C1-6-アルコキシ、C3-6-シクロアルコキシ、C1-6-アルキルチオ、C3-6-シクロ
アルキルチオ、アリール、アラルキル；
Zは、それぞれが下記から選択された１以上の置換基で任意に置換されるアリーレン、ヘテロアリーレン、または二価の多環式環系である：
・ハロゲンもしくはヒドロキシ；
・それぞれが１以上のハロゲンで任意に置換されるC1-6-アルキル、C3-6-シクロアル
キル、C1-6-アルコキシ、C3-6-シクロアルコキシ、C1-6-アルキルチオ、C3-6-シクロ
アルキルチオ。
【請求項２】
請求項１に記載の化合物であって、Aが、下記から選択された１以上の置換基で任意に置換されるC1-3-アルキレンである化合物：
・それぞれが１以上のハロゲンで任意に置換されるメチル、C1-3-アルコキシ、C3-6-シクロアルコキシ、またはベンジロキシ；または
・NR1R2 ：ここでのR1は水素を表し、R2は-R3-(C=O)-R4を表し、
ここで、
* R3は、C1-6-アルキレン、C2-6-アルケニレン、C4-6-シクロアルキレン、
C4-6-シクロアルケニレン、または１以上のハロゲンで任意に置換される
フェニレンを表し；
* R4は、１以上のハロゲンで任意に置換されるフェニルを表す。
【請求項３】
請求項２に記載の化合物であって、Aは、それぞれが下記から選択された１以上の置換基で任意に置換されるメチレンまたはエチレンである化合物：
・メトキシもしくはエトキシ；または
・NR1R2 ：ここでのR1は水素を表し、R2は-R3-(C=O)-R4を表し、
ここで、R3およびR4 はフェニルを表す。
【請求項４】
請求項２〜３の何れか１項に記載の化合物であって、Aは、任意にエトキシで置換されるエチレンである化合物。
【請求項５】
請求項１に記載の化合物であって、Aが-O-A’または-S-A’であり、-O-または-S-は式（I）におけるXに結合され、またA’は下記から選択される１以上の置換基で任意に置換されるC1-3-アルキレンである化合物：
・ハロゲン；または
・それぞれが１以上のハロゲンで任意に置換されるC1-3-アルキル、C1-6-アルコキ
シ、C3-6-シクロアルコキシ、またはアラルコキシ。
【請求項６】
請求項１に記載の化合物であって、Aが-O-A’または-S-A’であり、-O-または-S-は式（I）においてXに結合され、またA’はメチレンまたはエチレンであり、そのそれぞれがメチル、メトキシまたはエトキシから選択される１以上の置換基で任意に置換される化合物。
【請求項７】
請求項６に記載の化合物であって、Aが-O-A’であり、-O-は式（I）においてXに結合され、またA’はメチレンまたはエチレンである化合物。
【請求項８】
請求項７に記載の化合物であって、A が-O-A’であり、-O-は式（I）においてXに結合され、またA’はメチレンである化合物。
【請求項９】
請求項１〜８の何れか１項に記載の化合物であって、Bは、下記から選択される１以上の置換基で任意に置換されるC1-3-アルキレンである化合物：
・それぞれが１以上のハロゲンで任意に置換されるメチル、C1-3-アルコキシ、C3-6-シクロアルコキシ、またはベンジロキシ；
・NR1R2；ここでのR1は水素を表し、またR2は-R3-(C=O)-R4を表し；
ここで、
* R3は、C1-6-アルキレン、C2-6-アルケニレン、C4-6-シクロアルキレン、
C4-6-シクロアルケニレン、または１以上のハロゲンで任意に置換される
フェニレンを表し；
* R4は、１以上のハロゲンで任意に置換されるフェニルを表す；
【請求項１０】
請求項９に記載の化合物であって、Bはメチレンまたはエチレンであり、そのそれぞれが下記から選択された１以上の置換基で任意に置換される化合物：
・メトキシまたはエトキシ；または
・NR1R2 ；ここでの R1は水素を表し、R2は-R3-(C=O)-R4を表し、またR3およびR4は
フェニルを表す。
【請求項１１】
請求項９〜１０の何れか１項に記載の化合物であって、Bがエトキシで任意に置換されるエチレンである化合物。
【請求項１２】
請求項１〜８の何れか１項に記載の化合物であって、Bは-O-B’または -S-B’であり、ここでの-O-または-S-は式（I）においてYに結合され、またB’は下記から選択された１以上の置換基で任意に置換されるC1-3-アルキレンである化合物：
・ハロゲン；または
・それぞれがハロゲンで任意に置換されるC1-3-アルキル、C1-6-アルコキシ、C3-6-シ
クロアルコキシまたはアラルコキシ。
【請求項１３】
請求項１２に記載の化合物であって、Bは-O-B’または-S-B’であり、ここでの-O-または-S-は式（I）においてYに結合され、またB’はメチレンまたはエチレンであり、そのそれぞれがメチル、メトキシまたはエトキシから選択される１以上の置換基で任意に置換される化合物。
【請求項１４】
請求項１３に記載の化合物であって、Bは-O-B’であり、ここでの-O- は式（I）においてYに結合され、またB’はメチレンまたはエチレンである化合物。
【請求項１５】
請求項１４に記載の化合物であって、Bは-O-B’であり、ここでの-O-は式（I）においてYに結合され、またB’はメチレンである化合物。
【請求項１６】
請求項１〜１５の何れか１項に記載の化合物であって、DがHである化合物。
【請求項１７】
請求項１〜１５の何れか１項に記載の化合物であって、Dがメチルまたはエチルである化合物。
【請求項１８】
請求項１〜１５の何れか１項に記載の化合物であって、Dがイソプロピルである化合物。
【請求項１９】
請求項１〜１８の何れか１項に記載の化合物であって、EがHである化合物。
【請求項２０】
請求項１〜１８の何れか１項に記載の化合物であって、Eがメチルまたはエチルである化合物。
【請求項２１】
請求項１〜１８の何れか１項に記載の化合物であって、Eがイソプロピルである化合物。
【請求項２２】
請求項１〜２１の何れか１項に記載の化合物であって、Lが-O-である化合物。
【請求項２３】
請求項１〜２２の何れか１項に記載の化合物であって、Lが-S-である化合物。
【請求項２４】
請求項１〜２３の何れか１項に記載の化合物であって、Mが-O-である化合物。
【請求項２５】
請求項１〜２４の何れか１項に記載の化合物であって、Mが-S-である化合物。
【請求項２６】
請求項１〜２５の何れか１項に記載の化合物であって、Tが、１以上の置換基で任意に置換される二価のC1-6飽和炭素鎖であり、該置換基はフェニル、ベンジロキシ、またはハロゲンで任意に置換されるC1-3-アルコキシから選択される化合物。
【請求項２７】
請求項２６に記載の化合物であって、Tが、二価の非置換C1-6飽和炭素鎖である化合物。
【請求項２８】
請求項２７に記載の化合物であって、Tが、エチレンまたはプロピレンである化合物。
【請求項２９】
請求項１〜２５の何れか１項に記載の化合物であって、Tが-NR1-T’であり、ここでの-NR1-は式（I）においてZに結合され、T’は１以上のハロゲンで任意に置換されるC1-6 アルキレンであり、またR1は水素またはC1-3アルキルを表す化合物。
【請求項３０】
請求項２９に記載の化合物であって、Tが-NR1-T’であり、ここでの-NR1-は式（I）においてZに結合され、T’はC1-3アルキレンであり、またR1は水素またはC1-3アルキルである化合物。
【請求項３１】
請求項３０に記載の化合物であって、Tが-NR1-T’であり、ここでの-NR1-は式（I）においてZに結合され、またT’はエチレンであり、R1はメチルである化合物。
【請求項３２】
請求項１〜３１の何れか１項に記載の化合物であって、Uが１以上の置換基で任意に置換される二価のC1-6飽和炭素鎖であり、該置換基はフェニル、ベンジロキシ、またはハロゲンで任意に置換されるC1-3-アルコキシである化合物。
【請求項３３】
請求項３２に記載の化合物であって、Uが二価の非置換C1-6 飽和炭素鎖である化合物。
【請求項３４】
請求項３３に記載の化合物であって、Uがエチレンまたはプロピレンである化合物。
【請求項３５】
請求項１〜３１の何れか１項に記載の化合物であって、Uが-NR1-U’であり、ここでの-NR1-は式（I）においてZに結合され、U’は１以上のハロゲンで任意に置換されるC1-6 アルキレンであり、またR1は水素またはC1-3 アルキルを表す化合物。
【請求項３６】
請求項３５に記載の化合物であって、Uが-NR1-U’であり、ここでの-NR1-は式（I）においてZに結合され、U’はC1-3アルキレンであり、またR1は水素またはC1-3アルキルである化合物。
【請求項３７】
請求項３６に記載の化合物であって、Uが-NR1-U’であり、ここでの-NR1-は式（I）においてZに結合され、U’はエチレンであり、またR1はメチルである化合物。
【請求項３８】
請求項１〜３７の何れか１項に記載の化合物であって、Xがアリーレンまたはヘテロアリーレンであり、そのそれぞれは下記から選択される１以上の置換基で任意に置換される化合物：
・ハロゲン；または
・それぞれが１以上のハロゲンで任意に置換されるC1-6-アルキル、C1-6-アルコキシ、
アリール。
【請求項３９】
請求項３８に記載の化合物であって、Xが、下記から選択された１以上の置換基で任意に置換されるアリーレンである化合物：
・ハロゲン；または
・それぞれが１以上のハロゲンで任意に置換されるC1-6-アルキル、C1-6-アルコキシ、
アリール。
【請求項４０】
請求項３９に記載の化合物であって、Xが、下記から選択された１以上の置換基で任意に置換されるフェニレンである化合物：
・ハロゲン；または
・それぞれが１以上のハロゲンで任意に置換されるC1-3-アルキル、C1-3-アルコキシ、
フェニル。
【請求項４１】
請求項４０に記載の化合物であって、Xが、１以上のハロゲン，メチルまたはフェニルで任意に置換されるフェニレンである化合物。
【請求項４２】
請求項４０に記載の化合物であって、Xが、１以上のトリフルオロメチルまたはメトキシで任意に置換されるフェニレンである化合物。
【請求項４３】
請求項１〜４２の何れか１項に記載の化合物であって、Yが、下記から選択される１以上の置換基で任意に置換されるアリーレンまたはヘテロアリーレンである化合物：
・ハロゲン; または
・それぞれが１以上のハロゲンで任意に置換されるC1-6-アルキル、C1-6-アルコキシ、
アリール。
【請求項４４】
請求項４３に記載の化合物であって、Yが、下記から選択される１以上の置換基で任意に置換されるアリーレンである化合物：
・ハロゲン；または
・それぞれが１以上のハロゲンで任意に置換されるC1-6-アルキル、C1-6-アルコキシ、
アリール。
【請求項４５】
請求項４４に記載の化合物であって、Yが、下記から選択される１以上の置換基で任意に置換されるフェニレンである化合物：
・ハロゲン；または
・それぞれが１以上のハロゲンで任意に置換されるC1-3-アルキル、C1-3-アルコキシ、
フェニル。
【請求項４６】
請求項４５に記載の化合物であって、Yが、１以上のハロゲン、メチルまたはフェニルで任意に置換されるフェニレンである化合物。
【請求項４７】
請求項４５に記載の化合物であって、Yが、１以上のトリフルオロメチルまたはメトキシで任意に置換されるフェニレンである化合物。
【請求項４８】
請求項１〜４７の何れか１項に記載の化合物であって、Zがアリーレン、ヘテロアリーレンまたは二価の多環系であり、そのそれぞれが下記から選択される１以上の置換基で任意に置換される化合物：
・ハロゲン、オキソ；または
・それぞれが１以上のハロゲンで任意に置換されるC1-6-アルキル、C1-6-アルコキシ。
【請求項４９】
請求項４８に記載の化合物であって、Z が下記の基の中から選択される化合物：
【化２】
但し、上記それぞれの基は、下記から選択される１以上の置換基で任意に置換される：
・ハロゲン；または
・それぞれが１以上のハロゲンで任意に置換されるC1-6-アルキルまたはC1-6-アルコ
キシ 。
【請求項５０】
請求項４９に記載の化合物であって、Z が下記の基の中から選択される化合物：
【化３】
但し、上記それぞれの基は、下記から選択された１以上の置換基で任意に置換される：
・ハロゲン；または
・それぞれが１以上のハロゲンで任意に置換されるC1-6-アルキルまたはC1-6-アルコ
キシ。
【請求項５１】
請求項５０に記載の化合物であって、Zが下記の基の中から選択される化合物：
【化４】
但し、上記それぞれの基は、下記から選択された１以上の置換基で任意に置換される：
・ハロゲン；または
・それぞれが１以上のハロゲンで任意に置換されるC1-6-アルキルまたはC1-6-アルコ
キシ。
【請求項５２】
請求項５１に記載の化合物であって、Z が下記の基の中から選択される化合物：
【化５】
但し、上記それぞれの基は、下記から選択された１以上の置換基で任意に置換される：
・ハロゲン；または
・それぞれが１以上のハロゲンで任意に置換されるC1-6-アルキルまたはC1-6-アルコ
キシ。
【請求項５３】
請求項５２に記載の化合物であって、Z が、
【化６】
である化合物：
【請求項５４】
請求項５２に記載の化合物であって、Z が、
【化７】
であり、これは１以上のトリフルオロメチルで任意に置換される化合物。
【請求項５５】
請求項５２に記載の化合物であって、Z が、
【化８】
である化合物。
【請求項５６】
請求項５１に記載の化合物であって、Z が、
【化９】
である化合物。
【請求項５７】
請求項５１に記載の化合物であって、Z が、
【化１０】
である化合物。
【請求項５８】
請求項１〜５７の何れか１項に記載の化合物であって、下記の何れかの化合物、その薬学的に許容可能な酸もしくは塩基との塩、何れかの光学異性体もしくはラセミ混合物を含む光学異性体の混合物、または何れかの互変異性体：
・2-エトキシ-3-[4-(2-{[6-({2-[4-(2-エトキシ-2-メトキシカルボニル-エチル)-フェニルスルファニル]-エチル}-メチル-アミノ)-ピリジン-2-イル]-メチル-アミノ}-エチルスルファニル)-フェニル]-プロピオン酸;
・3-[4-(2-{[6-({2-[4-(2-カルボキシ-2-エトキシ-エチル)-2-クロロ-フェニルスルファニル]-エチル}-メチル-アミノ)-ピリジン-2-イル]-メチル-アミノ}-エチルスルファニル)-3-クロロ-フェニル]-2-エトキシ-プロピオン酸;
・(5'-{2-[(6-{[2-(2'-エトキシカルボニルメトキシ-[1,1';3',1'']ターフェニル-5'-イルオキシ)-エチル]-メチル-アミノ}-ピリジン-2-イル)-メチル-アミノ]-エトキシ}-[1,1';3',1'']ターフェニル-2'-イルオキシ)-酢酸;
・(5'-{2-[(6-{[2-(2'-カルボキシメトキシ-[1,1';3',1'']ターフェニル-5'-イルオキシ)-エチル]-メチル-アミノ}-ピリジン-2-イル)-メチル-アミノ]-エトキシ}-[1,1';3',1'']ターフェニル-2'-イルオキシ)-酢酸;
・(S,S)-2-(2-ベンゾイル-フェニルアミノ)-3-{4-[2-({6-[(2-{4-[2-(2-ベンゾイル-フェニルアミノ)-2-メトキシカルボニル-エチル]-フェノキシ}-エチル)-メチル-アミノ]-ピリジン-2-イル}-メチル-アミノ)-エトキシ]-フェニル}-プロピオン酸;
・(S,S)-2-(2-ベンゾイル-フェニルアミノ)-3-{4-[2-({6-[(2-{4-[2-(2-ベンゾイル-フェニルアミノ)-2-カルボキシ-エチル]-フェノキシ}-エチル)-メチル-アミノ]-ピリジン-2-イル}-メチル-アミノ)-エトキシ]-フェニル}-プロピオン酸;
・(3-クロロ-4-{2-[(6-{[2-(2-クロロ-4-エトキシカルボニルメチル-フェノキシ)-エチル]-メチル-アミノ}-ピリジン-2-イル)-メチル-アミノ]-エトキシ}-フェニル)-酢酸;
・(4-{2-[(6-{[2-(4-カルボキシメチル-2-クロロ-フェノキシ)-エチル]-メチル-アミノ}-ピリジン-2-イル)-メチル-アミノ]-エトキシ}-3-クロロ-フェニル)-酢酸;
・(3-{2-[(6-{[2-(3-エトキシカルボニルメチル-フェノキシ)-エチル]-メチル-アミノ}-ピリジン-2-イル)-メチル-アミノ]-エトキシ}-フェニル)-酢酸;
・(3-{2-[(6-{[2-(3-カルボキシメチル-フェノキシ)-エチル]-メチル-アミノ}-ピリジン-2-イル)-メチル-アミノ]-エトキシ}-フェニル)-酢酸;
・(S,S)-2-エトキシ-3-[4-(2-{[6-({2-[4-(2-エトキシ-2-エトキシカルボニル-エチル)-フェノキシ]-エチル}-メチル-アミノ)-ピリジン-2-イル]-メチル-アミノ}-エトキシ)-フェニル]-プロピオン酸;
・(S,S)-3-[4-(2-{[6-({2-[4-(2-カルボキシ-2-エトキシ-エチル)-フェノキシ]-エチル}-メチル-アミノ)-ピリジン-2-イル]-メチル-アミノ}-エトキシ)-フェニル]-2-エトキシ-プロピオン酸;
・(S,S)-2-エトキシ-3-{4-[3-(4'-{3-[4-(2-エトキシ-2-イソプロポキシカルボニル-エチル)-フェノキシ]-プロピル}-2,2'-bis-トリフルオロメチル-ビフェニル-4-イル)-プロポキシ]-フェニル}-プロピオン酸;
・(S,S)-3-{4-[3-(4'-{3-[4-(2-カルボキシ-2-エトキシ-エチル)-フェノキシ]-プロピル}-2,2'-bis-トリフルオロメチル-ビフェニル-4-イル)-プロポキシ]-フェニル}-2-エトキシ-プロピオン酸;
・(S,S)-2-エトキシ-3-{4-[3-(4'-{3-[4-(2-エトキシ-2-イソプロポキシカルボニル-エチル)-フェノキシ]-プロピル}-3,3'-bis-トリフルオロメチル-ビフェニル-4-イル)-プロポキシ]-フェニル}-プロピオン酸;
・(S,S)-3-{4-[3-(4'-{3-[4-(2-カルボキシ-2-エトキシ-エチル)-フェノキシ]-プロピル}-3,3'-bis-トリフルオロメチル-ビフェニル-4-イル)-プロポキシ]-フェニル}-2-エトキシ-プロピオン酸;
・(S,S)-3-{3-ブロモ-4-[3-(4'-{3-[2-ブロモ-4-(2-エトキシ-2-イソプロポキシカルボニル-エチル)-フェノキシ]-プロピル}-2,2'-bis-トリフルオロメチル-ビフェニル-4-イル)-プロポキシ]-フェニル}-2-エトキシ-プロピオン酸;
・(S,S)-3-{3-ブロモ-4-[3-(4'-{3-[2-ブロモ-4-(2-カルボキシ-2-エトキシ-エチル)-フェノキシ]-プロピル}-2,2'-bis-トリフルオロメチル-ビフェニル-4-イル)-プロポキシ]-フェニル}-2-エトキシ-プロピオン酸;
・(S,S)-3-{3-ブロモ-4-[3-(4'-{3-[2-ブロモ-4-(2-エトキシ-2-イソプロポキシカルボニル-エチル)-フェノキシ]-プロピル}-3,3'-bis-トリフルオロメチル-ビフェニ-4-イル)-プロポキシ]-フェニル}-2-エトキシ-プロピオン酸;
・(S,S)-3-{3-ブロモ-4-[3-(4'-{3-[2-ブロモ-4-(2-カルボキシ-2-エトキシ-エチル)-フェノキシ]-プロピル}-3,3'-bis-トリフルオロメチル-ビフェニル-4-イル)-プロポキシ]-フェニル}-2-エトキシ-プロピオン酸;
・(S,S)-3-{3-ブロモ-4-[3-(7-{3-[2-ブロモ-4-(2-エトキシ-2-イソプロポキシカルボニル-エチル)-フェノキシ]-プロピル}-9H-フルオレン-2-イル)-プロポキシ]-フェニル}-2-エトキシ-プロピオン酸 イソプロピル エステル;
・(S,S)-3-{3-ブロモ-4-[3-(7-{3-[2-ブロモ-4-(2-カルボキシ-2-エトキシ-エチル)-フェノキシ]-プロピル}-9H-フルオレン-2-イル)-プロポキシ]-フェニル}-2-エトキシ-プロピオン酸;
・(S,S)-2-エトキシ-3-{4-[3-(7-{3-[4-(2-エトキシ-2-イソプロポキシカルボニル-エチル)-フェノキシ]-プロピル}-9H-フルオレン-2-イル)-プロポキシ]-フェニル}-プロピオン酸 イソプロピル エステル;
・(S,S)-3-{4-[3-(7-{3-[4-(2-カルボキシ-2-エトキシ-エチル)-フェノキシ]-プロピル}-9H-フルオレン-2-イル)-プロポキシ]-フェニル}-2-エトキシ-プロピオン酸;
・[4-(3-{4'-[3-(4-メトキシカルボニルメトキシ-3-メチル-フェニルスルファニル)-プロピル]-2,2'-bis-トリフルオロメチル-ビフェニル-4-イル}-プロピルスルファニル)-2-メチル-フェノキシ]-酢酸;
・[4-(3-{4'-[3-(4-メトキシカルボニルメトキシ-3-メチル-フェニルスルファニル)-プロピル]-3,3'-bis-トリフルオロメチル-ビフェニル-4-イル}-プロピルスルファニル)-2-メチル-フェノキシ]-酢酸;
・[4-(3-{4'-[3-(4-カルボキシメトキシ-3-メチル-フェニルスルファニル)-プロピル]-3,3'-bis-トリフルオロメチル-ビフェニル-4-イル}-プロピルスルファニル)-2-メチル-フェノキシ]-酢酸;
・[4-(3-{7-[3-(4-メトキシカルボニルメトキシ-3-メチル-フェニルスルファニル)-プロピル]-9H-フルオレン-2-イル}-プロピルスルファニル)-2-メチル-フェノキシ]-酢酸;
・[4-(3-{7-[3-(4-カルボキシメトキシ-3-メチル-フェニルスルファニル)-プロピル]-9H-フルオレン-2-イル}-プロピルスルファニル)-2-メチル-フェノキシ]-酢酸;
・(4-{2-[2-(3-{4-[2-(4-メトキシカルボニルメトキシ-3-メチル-フェニルスルファニル)-エチル]-5-メチル-オキサゾール-2-イル}-フェニル)-5-メチル-オキサゾール-4-イル]-エチルスルファニル}-2-メチル-フェノキシ)-酢酸;
・(4-{2-[2-(3-{4-[2-(4-カルボキシメトキシ-3-メチル-フェニルスルファニル)-エチル]-5-メチル-オキサゾール-2-イル}-フェニル)-5-メチル-オキサゾール-4-イル]-エチルスルファニル}-2-メチル-フェノキシ)-酢酸;
・(S,S)-2-エトキシ-3-[4-(2-{2-[4'-(4-{2-[4-(2-エトキシ-2-イソプロポキシカルボニル-エチル)-フェノキシ]-エチル}-5-メチル-オキサゾール-2-イル)-ビフェニル-4-イル]-5-メチル-オキサゾール-4-イル}-エトキシ)-フェニル]-プロピオン酸;
・(S,S)-3-[4-(2-{2-[4'-(4-{2-[4-(2-カルボキシ-2-エトキシ-エチル)-フェノキシ]-エチル}-5-メチル-オキサゾール-2-イル)-ビフェニル-4-イル]-5-メチル-オキサゾール-4-イル}-エトキシ)-フェニル]-2-エトキシ-プロピオン酸;
・(S,S)-2-エトキシ-3-[4-(2-{2-[3-(4-{2-[4-(2-エトキシ-2-イソプロポキシカルボニル-エチル)-フェノキシ]-エチル}-5-メチル-オキサゾール-2-イル)-フェニル]-5-メチル-オキサゾール-4-イル}-エトキシ)-フェニル]-プロピオン酸;
・(S,S)-3-[4-(2-{2-[3-(4-{2-[4-(2-カルボキシ-2-エトキシ-エチル)-フェノキシ]-エチル}-5-メチル-オキサゾール-2-イル)-フェニル]-5-メチル-オキサゾール-4-イル}-エトキシ)-フェニル]-2-エトキシ-プロピオン酸。
【請求項５９】
請求項１〜５７の何れか１項に記載の化合物であって、下記の何れかの化合物、その薬学的に許容可能な酸もしくは塩基との塩、何れかの光学異性体もしくはラセミ混合物を含む光学異性体の混合物、または何れかの互変異性体：
・2-エトキシ-3-[4-(2-{[6-({2-[4-(2-エトキシ-2-メトキシカルボニル-エチル)-フェニルスルファニル]-エチル}-メチル-アミノ)-ピリジン-2-イル]-メチル-アミノ}-エチルスルファニル)-フェニル]-プロピオン酸 メチルエステル;
・(5'-{2-[(6-{[2-(2'-エトキシカルボニルメトキシ-[1,1';3',1'']ターフェニル-5'-イルオキシ)-エチル]-メチル-アミノ}-ピリジン-2-イル)-メチル-アミノ]-エトキシ}-[1,1';3',1'']ターフェニル-2'-イルオキシ)-酢酸 エチルエステル;
・(S,S)-2-(2-ベンゾイル-フェニルアミノ)-3-{4-[2-({6-[(2-{4-[2-(2-ベンゾイル-フェニルアミノ)-2-メトキシカルボニル-エチル]-フェノキシ}-エチル)-メチル-アミノ]-ピリジン-2-イル}-メチル-アミノ)-エトキシ]-フェニル}-プロピオン酸 メチルエステル;
・(3-クロロ-4-{2-[(6-{[2-(2-クロロ-4-エトキシカルボニルメチル-フェノキシ)-エチル]-メチル-アミノ}-ピリジン-2-イル)-メチル-アミノ]-エトキシ}-フェニル)-酢酸 エチルエステル;
・(3-{2-[(6-{[2-(3-エトキシカルボニルメチル-フェノキシ)-エチル]-メチル-アミノ}-ピリジン-2-イル)-メチル-アミノ]-エトキシ}-フェニル)-酢酸 エチルエステル;
(S,S)-2-エトキシ-3-[4-(2-{[6-({2-[4-(2-エトキシ-2-エトキシカルボニル-エチル)-フェノキシ]-エチル}-メチル-アミノ)-ピリジン-2-イル]-メチル-アミノ}-エトキシ)-フェニル]-プロピオン酸 エチルエステル;
・(S,S)-2-エトキシ-3-{4-[3-(4'-{3-[4-(2-エトキシ-2-イソプロポキシカルボニル-エチル)-フェノキシ]-プロピル}-2,2'-bis-トリフルオロメチル-ビフェニル-4-イル)-プロポキシ]-フェニル}-プロピオン酸 イソプロピルエステル;
・(S,S)-2-エトキシ-3-{4-[3-(4'-{3-[4-(2-エトキシ-2-イソプロポキシカルボニル-エチル)-フェノキシ]-プロピル}-3,3'-bis-トリフルオロメチル-ビフェニル-4-イル)-プロポキシ]-フェニル}-プロピオン酸 イソプロピルエステル;
・(S,S)-3-{3-ブロモ-4-[3-(4'-{3-[2-ブロモ-4-(2-エトキシ-2-イソプロポキシカルボニル-エチル)-フェノキシ]-プロピル}-2,2'-bis-トリフルオロメチル-ビフェニル-4-イル)-プロポキシ]-フェニル}-2-エトキシ-プロピオン酸 イソプロピルエステル;
・(S,S)-3-{3-ブロモ-4-[3-(4'-{3-[2-ブロモ-4-(2-エトキシ-2-イソプロポキシカルボニル-エチル)-フェノキシ]-プロピル}-3,3'-bis-トリフルオロメチル-ビフェニル-4-イル)-プロポキシ]-フェニル}-2-エトキシ-プロピオン酸 イソプロピルエステル;
・[4-(3-{4'-[3-(4-メトキシカルボニルメトキシ-3-メチル-フェニルスルファニル)-プロピル]-2,2'-bis-トリフルオロメチル-ビフェニル-4-イル}-プロピルスルファニル)-2-メチル-フェノキシ]-酢酸 メチルエステル;
・[4-(3-{4'-[3-(4-カルボキシメトキシ-3-メチル-フェニルスルファニル)-プロピル]-2,2'-bis-トリフルオロメチル-ビフェニル-4-イル}-プロピルスルファニル)-2-メチル-フェノキシ]-酢酸;
・[4-(3-{4'-[3-(4-メトキシカルボニルメトキシ-3-メチル-フェニルスルファニル)-プロピル]-3,3'-bis-トリフルオロメチル-ビフェニル-4-イル}-プロピルスルファニル)-2-メチル-フェノキシ]-酢酸 メチルエステル;
・[4-(3-{7-[3-(4-メトキシカルボニルメトキシ-3-メチル-フェニルスルファニル)-プロピル]-9H-フルオレン-2-イル}-プロピルスルファニル)-2-メチル-フェノキシ]-酢酸 メチルエステル;
・(4-{2-[2-(3-{4-[2-(4-メトキシカルボニルメトキシ-3-メチル-フェニルスルファニル)-エチル]-5-メチル-オキサゾール-2-イル}-フェニル)-5-メチル-オキサゾール-4-イル]-エチルスルファニル}-2-メチル-フェノキシ)-酢酸 メチルエステル;
・(S,S)-2-エトキシ-3-[4-(2-{2-[4'-(4-{2-[4-(2-エトキシ-2-イソプロポキシカルボニル-エチル)-フェノキシ]-エチル}-5-メチル-オキサゾール-2-イル)-ビフェニル-4-イル]-5-メチル-オキサゾール-4-イル}-エトキシ)-フェニル]-プロピオン酸 イソプロピルエステル;
・(S,S)-2-エトキシ-3-[4-(2-{2-[3-(4-{2-[4-(2-エトキシ-2-イソプロポキシカルボニル-エチル)-フェノキシ]-エチル}-5-メチル-オキサゾール-2-イル)-フェニル]-5-メチル-オキサゾール-4-イル}-エトキシ)-フェニル]-プロピオン酸 イソプロピルエステル。
【請求項６０】
請求項１〜５７の何れか１項に記載の化合物であって、下記の何れかの化合物、その薬学的に許容可能な酸もしくは塩基との塩、何れかの光学異性体もしくはラセミ混合物を含む光学異性体の混合物、または何れかの互変異性体：
・[4-(3-{4'-[3-(4-カルボキシメチルスルファニル-3-クロロ-フェニルスルファニル)-プロピル]-3,3'-bis-トリフルオロメチル-ビフェニル-4-イル}-プロピルスルファニル)-2-クロロ-フェニルスルファニル]-酢酸;
・[4-[3-[4'-[3-(4-カルボキシメトキシ-3-トリフルオロメチルフェニルスルファニル)プロピル]ビフェニル-4-イル]-プロピルスルファニル]-2-トリフルオロメチルフェノキシ]酢酸;
・[4-[3-[4'-[3-(4-カルボキシメトキシ-3-クロロフェニルスルファニル)プロピル]-3,3'-bis-トリフルオロメチルビフェニル-4-イル]プロピルスルファニル]-2-クロロフェノキシ]酢酸;
・[4-(3-{4'-[3-(4-カルボキシメトキシ-3-クロロ-フェニルスルファニル)-プロピル]--ビフェニル-4-イル}-プロピルスルファニル)-2-クロロ-フェノキシ]-酢酸;
・[4-(3-{4'-[3-(4-カルボキシメトキシ-3-メトキシ-フェニルスルファニル)-プロピル]-ビフェニル-4-イル}-プロピルスルファニル)-2-メトキシ-フェノキシ]-酢酸。
【請求項６１】
請求項１〜５７の何れか１項に記載の化合物であって、下記の何れかの化合物、その薬学的に許容可能な酸もしくは塩基との塩、何れかの光学異性体もしくはラセミ混合物を含む光学異性体の混合物、または何れかの互変異性体：
・3-[4-(2-{[6-({2-[4-(2-カルボキシ-2-エトキシ-エチル)-フェノキシ]-エチル}-メチル-アミノ)-ピリジン-2-イル]-メチル-アミノ}-エトキシ)-フェニル]-2-エトキシ-プロピオン酸;
・(3-{2-[(6-{[2-(3-カルボキシメチル-フェノキシ)-エチル]-メチル-アミノ}-ピリジン-2-イル)-メチル-アミノ]-エトキシ}-フェニル)-酢酸;
・2-(2-ベンゾイル-フェニルアミノ)-3-{4-[2-({6-[(2-{4-[2-(2-ベンゾイル-フェニルアミノ)-2-カルボキシ-エチル]-フェノキシ}-エチル)-メチル-アミノ]-ピリジン-2-イル}-メチル-アミノ)-エトキシ]-フェニル}-プロピオン酸;
・(5'-{2-[(6-{[2-(2'-カルボキシメトキシ-[1,1';3',1'']ターフェニル-5'-イルオキシ)-エチル]-メチル-アミノ}-ピリジン-2-イル)-メチル-アミノ]-エトキシ}-[1,1';3',1'']ターフェニル-2'-イルオキシ)-酢酸;
・3-[4-(2-{[6-({2-[4-(2-カルボキシ-2-エトキシ-エチル)-フェニルスルファニル]-エチル}-メチル-アミノ)-ピリジン-2-イル]-メチル-アミノ}-エチルスルファニル)-フェニル]-2-エトキシ-プロピオン酸;
・(4-{2-[(6-{[2-(4-カルボキシメチル-2-クロロ-フェノキシ)-エチル]-メチル-アミノ}-ピリジン-2-イル)-メチル-アミノ]-エトキシ}-3-クロロ-フェニル)-酢酸;
・(4-{2-[(6-{[2-(4-カルボキシメチル-2-ブロモ-フェノキシ)-エチル]-メチル-アミノ}-ピリジン-2-イル)-メチル-アミノ]-エトキシ}-3-ブロモ-フェニル)-酢酸;
・(4-{2-[(6-{[2-(4-カルボキシメトキシ-3-メチル-フェニルスルファニル)-エチル]-メチル-アミノ}-ピリジン-2-イル)-メチル-アミノ]-エチルスルファニル}-2-メチル-フェノキシ)-酢酸;
・(4-{2-[(6-{[2-(4-カルボキシメトキシ-フェニルスルファニル)-エチル]-メチル-アミノ}-ピリジン-2-イル)-メチル-アミノ]-エチルスルファニル}-フェノキシ)-酢酸;
・(3-{2-[(6-{[2-(3-カルボキシメチル-フェニルスルファニル)-エチル]-メチル-アミノ}-ピリジン-2-イル)-メチル-アミノ]-エチルスルファニル}-フェニル)-酢酸;
・(4-{2-[(6-{[2-(4-カルボキシメチル-フェニルスルファニル)-エチル]-メチル-アミノ}-ピリジン-2-イル)-メチル-アミノ]-エチルスルファニル}-フェニル)-酢酸;
・2-(2-ベンゾイル-フェニルアミノ)-3-{4-[2-({6-[(2-{4-[2-(2-ベンゾイル-フェニルアミノ)-2-カルボキシ-エチル]-フェニルスルファニル}-エチル)-メチル-アミノ]-ピリジン-2-イル}-メチル-アミノ)-エチルスルファニル]-フェニル}-プロピオン酸;
・3-{4-[2-({6-[(2-{4-[2-カルボキシ-2-(1-メチル-3-オキソ-3-フェニル-プロペニルアミノ)-エチル]-フェニルスルファニル}-エチル)-メチル-アミノ]-ピリジン-2-イル}-メチル-アミノ)-エチルスルファニル]-フェニル}-2-(1-メチル-3-オキソ-3-フェニル-プロペニルアミノ)-プロピオン酸;
・3-{4-[2-({6-[(2-{4-[2-カルボキシ-2-(1-メチル-3-オキソ-3-フェニル-プロペニルアミノ)-エチル]-フェノキシ}-エチル)-メチル-アミノ]-ピリジン-2-イル}-メチル-アミノ)-エトキシ]-フェニル}-2-(1-メチル-3-オキソ-3-フェニル-プロペニルアミノ)-プロピオン酸;
・(4-{2-[(6-{[2-(4-カルボキシメチル-2-クロロ-フェニルスルファニル)-エチル]-メチル-アミノ}-ピリジン-2-イル)-メチル-アミノ]-エチルスルファニル}-3-クロロ-フェニル)-酢酸;
・(4-{2-[(6-{[2-(4-カルボキシメチル-2-ブロモ-フェニルスルファニル)-エチル]-メチル-アミノ}-ピリジン-2-イル)-メチル-アミノ]-エチルスルファニル}-3-ブロモ-フェニル)-酢酸;
・3-[4-(2-{2-[3-(4-{2-[4-(2-カルボキシ-2-エトキシ-エチル)-フェノキシ]-エチル}-5-メチル-オキサゾール-2-イル)-フェニル]-5-メチル-オキサゾール-4-イル}-エトキシ)-フェニル]-2-エトキシ-プロピオン酸;
・(4-{2-[2-(3-{4-[2-(4-カルボキシメトキシ-3-メチル-フェニルスルファニル)-エチル]-5-メチル-オキサゾール-2-イル}-フェニル)-5-メチル-オキサゾール-4-イル]-エチルスルファニル}-2-メチル-フェノキシ)-酢酸;
・(4-{2-[2-(3-{4-[2-(4-カルボキシメトキシ-3-メチル-フェノキシ)-エチル]-5-メチル-オキサゾール-2-イル}-フェニル)-5-メチル-オキサゾール-4-イル]-エトキシ}-2-メチル-フェノキシ)-酢酸;
・(4-{2-[2-(3-{4-[2-(4-カルボキシメトキシ-フェノキシ)-エチル]-5-メチル-オキサゾール-2-イル}-フェニル)-5-メチル-オキサゾール-4-イル]-エトキシ}-フェノキシ)-酢酸;
・(4-{2-[2-(3-{4-[2-(4-カルボキシメトキシ-フェニルスルファニル)-エチル]-5-メチル-オキサゾール-2-イル}-フェニル)-5-メチル-オキサゾール-4-イル]-エチルスルファニル}-フェノキシ)-酢酸;
・3-[4-(2-{2-[3-(4-{2-[4-(2-カルボキシ-2-エトキシ-エチル)-フェニルスルファニル]-エチル}-5-メチル-オキサゾール-2-イル)-フェニル]-5-メチル-オキサゾール-4-イル}-エチルスルファニル)-フェニル]-2-エトキシ-プロピオン酸;
・3-{4-[3-(7-{3-[4-(2-カルボキシ-2-エトキシ-エチル)-フェノキシ]-プロピル}-9H-フルオレン-2-イル)-プロポキシ]-フェニル}-2-エトキシ-プロピオン酸;
・3-{4-[3-(7-{3-[4-(2-カルボキシ-2-エトキシ-エチル)-フェニルスルファニル]-プロピル}-9H-フルオレン-2-イル)-プロピルスルファニル]-フェニル}-2-エトキシ-プロピオン酸;
・[4-(3-{7-[3-(4-カルボキシメトキシ-3-メチル-フェニルスルファニル)-プロピル]-9H-フルオレン-2-イル}-プロピルスルファニル)-2-メチル-フェノキシ]-酢酸;
・[4-(3-{7-[3-(4-カルボキシメトキシ-フェニルスルファニル)-プロピル]-9H-フルオレン-2-イル}-プロピルスルファニル)-フェノキシ]-酢酸;
・3-{3-ブロモ-4-[3-(7-{3-[2-ブロモ-4-(2-カルボキシ-2-エトキシ-エチル)-フェノキシ]-プロピル}-9H-フルオレン-2-イル)-プロポキシ]-フェニル}-2-エトキシ-プロピオン酸;
・3-{3-ブロモ-4-[3-(7-{3-[2-ブロモ-4-(2-カルボキシ-2-エトキシ-エチル)-フェニルスルファニル]-プロピル}-9H-フルオレン-2-イル)-プロピルスルファニル]-フェニル}-2-エトキシ-プロピオン酸;
・3-{4-[3-(4'-{3-[4-(2-カルボキシ-2-エトキシ-エチル)-フェノキシ]-プロピル}-2,2'-bis-トリフルオロメチル-ビフェニル-4-イル)-プロポキシ]-フェニル}-2-エトキシ-プロピオン酸;
・3-{4-[3-(4'-{3-[4-(2-カルボキシ-2-エトキシ-エチル)-フェノキシ]-プロピル}-3,3'-bis-トリフルオロメチル-ビフェニル-4-イル)-プロポキシ]-フェニル}-2-エトキシ-プロピオン酸;
・3-{3-ブロモ-4-[3-(4'-{3-[2-ブロモ-4-(2-カルボキシ-2-エトキシ-エチル)-フェノキシ]-プロピル}-2,2'-bis-トリフルオロメチル-ビフェニル-4-イル)-プロポキシ]-フェニル}-2-エトキシ-プロピオン酸;
・3-{3-ブロモ-4-[3-(4'-{3-[2-ブロモ-4-(2-カルボキシ-2-エトキシ-エチル)-フェノキシ]-プロピル}-3,3'-bis-トリフルオロメチル-ビフェニル-4-イル)-プロポキシ]-フェニル}-2-エトキシ-プロピオン酸;
・[4-(3-{4'-[3-(4-カルボキシメトキシ-3-メチル-フェニルスルファニル)-プロピル]-3,3'-bis-トリフルオロメチル-ビフェニル-4-イル}-プロピルスルファニル)-2-メチル-フェノキシ]-酢酸;
・[4-(3-{4'-[3-(4-カルボキシメトキシ-フェニルスルファニル)-プロピル]-3,3'-bis-トリフルオロメチル-ビフェニル-4-イル}-プロピルスルファニル)-フェノキシ]-酢酸;
・[4-(3-{4'-[3-(4-カルボキシメトキシ-フェノキシ)-プロピル]-3,3'-bis-トリフルオロメチル-ビフェニル-4-イル}-プロポキシ)-フェノキシ]-酢酸;
・[4-(3-{4'-[3-(4-カルボキシメトキシ-3-メチル-フェノキシ)-プロピル]-3,3'-bis-トリフルオロメチル-ビフェニル-4-イル}-プロポキシ)-2-メチル-フェノキシ]-酢酸;
・[4-(3-{4'-[3-(4-カルボキシメトキシ-3-メチル-フェニルスルファニル)-プロピル]-2,2'-bis-トリフルオロメチル-ビフェニル-4-イル}-プロピルスルファニル)-2-メチル-フェノキシ]-酢酸;
・[4-(3-{4'-[3-(4-カルボキシメトキシ-3-メチル-フェノキシ)-プロピル]-2,2'-bis-トリフルオロメチル-ビフェニル-4-イル}-プロポキシ)-2-メチル-フェノキシ]-酢酸;
・3-[4-(2-{2-[4'-(4-{2-[4-(2-カルボキシ-2-エトキシ-エチル)-フェノキシ]-エチル}-5-メチル-オキサゾール-2-イル)-ビフェニル-4-イル]-5-メチル-オキサゾール-4-イル}-エトキシ)-フェニル]-2-エトキシ-プロピオン酸。
【請求項６２】
{4-[3-(4-{4-[3-(4-カルボキシメトキシ-3-トリフルオロメチル-フェニルスルファニル)-プロピル]-2-トリフルオロメチル-フェニルスルファニル}-3-トリフルオロメチル-フェニル)-プロピルスルファニル]-2-トリフルオロメチル-フェノキシ}-酢酸 である化合物、その薬学的に許容可能な酸もしくは塩基との塩、何れかの光学異性体もしくはラセミ混合物を含む光学異性体の混合物、または何れかの互変異性体。
【請求項６３】
PPARδアゴニストである、請求項１〜６２の何れか１項に記載の化合物。
【請求項６４】
選択的PPARδアゴニストである、請求項６３に記載の化合物。
【請求項６５】
薬学的組成物としての、請求項１〜６４の何れか１項に記載の化合物の使用。
【請求項６６】
１以上の薬学的に許容可能なキャリアまたは賦形剤と共に、活性成分として、請求項１〜６４の何れか１項に記載の少なくとも1つの化合物を含有する薬学的組成物。
【請求項６７】
請求項６６に記載の薬学的組成物であって、１日当たり約0.05 mg〜約1000 mg、好ましくは約0.1〜約500 mg、特に好ましくは約0.5 mg〜約200 mgの請求項１〜６４の何れか１項に記載の化合物を含有する単位投与量形態の薬学的組成物。
【請求項６８】
核内受容体、特にペルオキシソーム増殖因子活性化受容体（PPAR）によって媒介される症状を治療および／または予防するための薬学的組成物であって、１以上の薬学的に許容可能なキャリアまたは賦形剤と共に、請求項１〜６４の何れか１項に記載の化合物を含有する薬学的組成物。
【請求項６９】
I型糖尿病、II型糖尿病、異常脂血症、シンドロームX（代謝性症候群、即ちグルコース寛容減損、インスリン抵抗性、高トリグリセリド血症および／または肥満を含む）、心血管障害（アテローム硬化症を含む）、または高コレステロール血症を治療および／または予防するための薬学的組成物であって、１以上の薬学的に許容可能なキャリアまたは賦形剤と共に、請求項1〜６４の何れか１項に記載の化合物を含有する薬学的組成物。
【請求項７０】
経口、経鼻、経皮、肺、または非経腸的投与ための、請求項６６〜６９の何れか１項に記載の化合物。
【請求項７１】
核内受容体、特にペルオキシソーム増殖因子活性化受容体（PPAR）によって媒介される症状を治療および／または予防するための薬学的組成物を調製するための、請求項１〜６４の何れか１項に記載の化合物の使用。
【請求項７２】
I型糖尿病またはII型糖尿病を治療するための薬学的組成物を調製するための、請求項１〜６４の何れか１項に記載の化合物の使用。
【請求項７３】
異常脂血症を治療するための薬学的組成物を調製するための、請求項１〜６４の何れか１項に記載の化合物の使用。
【請求項７４】
代謝性症候群、即ちグルコース寛容減損、インスリン抵抗性、高トリグリセリド血症および／または肥満を含むシンドロームXを治療するための薬学的組成物を調製するための、請求項１〜６４の何れか１項に記載の化合物の使用。
【請求項７５】
アテローム硬化症を含む心血管障害を治療するための薬学的組成物を調製するための、請求項１〜６４の何れか１項に記載の化合物の使用。
【請求項７６】
高コレステロール血症を治療するための薬学的組成物を調製するための、請求項１〜６４の何れか１項に記載の化合物の使用。
【請求項７７】
核内受容体、特にペルオキシソーム増殖因子活性化受容体（PPAR）によって媒介される症状を治療するための方法であって、それを必要としている患者に対して、有効量の請求項１〜６４の何れか１項に記載の化合物またはこれを含有する薬学的組成物を投与することを含んでなる方法。
【請求項７８】
I型糖尿病、II型糖尿病、異常脂血症、シンドロームX（代謝性症候群、即ちグルコース寛容減損、インスリン抵抗性、高トリグリセリド血症および／または肥満を含む）、心血管障害（アテローム硬化症を含む）、または高コレステロール血症を治療するための方法であって、それを必要としている患者に対して、有効量の請求項１〜６４の何れか１項に記載の化合物またはこれを含有する薬学的組成物を投与することを含んでなる方法。
【請求項７９】
請求項７７または７８の方法であって、請求項１〜６４の何れか１項に記載の化合物の有効量が、１日当たり約0.05 mg〜約1000mg、好ましくは約0.1〜約500 mg、特に好ましくは約0.5 mg〜約200 mgである方法。
【公表番号】特表２００６−５１０６８７（Ｐ２００６−５１０６８７Ａ）
【公表日】平成１８年３月３０日（２００６．３．３０）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００４−５６１０８０（Ｐ２００４−５６１０８０）
【出願日】平成１５年１２月１８日（２００３．１２．１８）
【国際出願番号】ＰＣＴ／ＤＫ２００３／０００８９５
【国際公開番号】ＷＯ２００４／０５６７４０
【国際公開日】平成１６年７月８日（２００４．７．８）
【出願人】（３９１０３２０７１）ノボ ノルディスク アクティーゼルスカブ (148)
【氏名又は名称原語表記】ＮＯＶＯ ＮＯＲＤＩＳＫ ＡＫＴＩＥ ＳＥＬＳＸＡＢ
【Ｆターム（参考）】
【公表日】平成１８年３月３０日（２００６．３．３０）
【国際特許分類】
【出願日】平成１５年１２月１８日（２００３．１２．１８）
【国際出願番号】ＰＣＴ／ＤＫ２００３／０００８９５
【国際公開番号】ＷＯ２００４／０５６７４０
【国際公開日】平成１６年７月８日（２００４．７．８）
【出願人】（３９１０３２０７１）ノボ ノルディスク アクティーゼルスカブ (148)
【氏名又は名称原語表記】ＮＯＶＯ ＮＯＲＤＩＳＫ ＡＫＴＩＥ ＳＥＬＳＸＡＢ
【Ｆターム（参考）】
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