説明

毒性を減少し、そして疾病を治療又は予防するための化合物、組成物及び方法

本発明は、式(I)の化合物、所望によりチューブリン結合薬物のような化学療法薬物を伴う有効な量の式(I)の化合物を含んでなる組成物、及び細胞毒性薬剤、例えば化学療法剤の毒性を減少し、癌又は神経栄養性疾患を治療又は予防し、第II相解毒酵素、DNA、又はタンパク質合成を誘導し、免疫系を増強し、炎症を治療し、一般的な健康状態又は満足度を改善及び増強するためのその使用の方法、並びに式(I)の化合物を製造するための方法を提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
以下の式(I):
【化1】

[式中:
は、(R)(R)C(R)−、RC(O)−、ROC(O)−、RNHC(O)−、−C(R)=C(R)(R)、−OC(R)(R)(R)又は酸素含有の3ないし7員の単環式複素環であり;
それぞれのRは、独立に−H、−C−Cアルキル、又は−C(O)−C−Cアルキルであるか、或いは両方のR基は結合して、−C(O)−又は−C(R)(R)−を形成し、ここにおいて、それぞれのRは、独立に−H、−C−Cアルキル又はフェニルであり;
は、−H、−OH、−O−C−Cアルキル、RC(O)−、ROC(O)−、又はRNHC(O)、−SH、−NH、−Cl、−F、−CN、−NO、−CF又は−CClであり;
それぞれのRは、独立に−H、−C−Cアルキル、−C−Cアルケニル、−C−Cアルキニル、−アリール、RC(O)−、ROC(O)−、又はRNHC(O)−であり、ここにおいて、−C−Cアルキル、−C−Cアルケニル又は−C−Cアルキニルは、非置換であるか、或いは一つ又はそれより多いハロゲン、アリール、−CN、−N(R、−OR、又は−C(O)Rで置換され;
は、−H、−C−Cアルキル、−C−Cアルケニル、−C−Cアルキニル、(C−C単環式シクロアルキル)−、(C−C単環式シクロアルケニル)−、(5又は6員の単環式ヘテロアリール)−又は(7ないし10員の二環式ヘテロアリール)−であり;
Aは、−C≡C−、−C≡C−C≡C−、−C≡C−C≡C−C(R)(R)−、以下の式:
【化2】

であり;
それぞれのRは、独立に−H、−アリール、−C−Cアルキル、ZC(O)−、ZOC(O)−、−X−Z、又は−SOZであり;
それぞれのRは、独立に−H、−アリール、又は−YRであり;
それぞれのYは、独立に−NR−、−O−、又は−SO−であり;
それぞれのXは、独立に−C−Cアルキレン、−C−Cアルケニレン−又は−C−Cアルキニレン−であり、ここにおいて、C−Cアルキレン、−C−Cアルケニレン−又は−C−Cアルキニレン−は、一つ又はそれより多いC−C単環式シクロアルキル、C−C単環式シクロアルケニル、5又は6員の単環式ヘテロアリール、7ないし10員の二環式ヘテロアリール、酸素含有の3ないし7員の単環式複素環、アリール、−C−Cアルキル、−ハロ、−O−(C−Cアルキル)、−OH、−CN、−COOR’、−OC(O)R’、−N(R’)、−NHC(O)R’又は−C(O)NHR’基で置換されていることができ、ここにおいて、それぞれのR’は、独立に−H又は非置換の−C−Cアルキルであり;
Zは、−H、−アリール、−C−Cアルキル、−C−Cアルケニル、−C−Cアルキニル、−C−C単環式シクロアルキル、−C−C単環式シクロアルケニル、−(5又は6員の単環式ヘテロアリール)、−(7ないし10員の二環式ヘテロアリール)、或いは−アリール、−C−C単環式シクロアルキル、−C−C単環式シクロアルケニル、−(5又は6員の単環式ヘテロアリール)−(7ないし10員の二環式ヘテロアリール)で置換された−C−Cアルキルであり;
mは、1ないし6の範囲の整数であり;そして
nは、0、1、又は2であり;
ここにおいて、R及びRの少なくとも一つは−Hではなく、そして
ここにおいて、化合物は、パナキシトリオールではない;]
の化合物、或いは医薬的に受容可能なその塩、溶媒和物又は水和物。
【請求項2】
前記化合物が、以下の式(I−a):
【化3】

[式中:
は、(R)(R)C(H)−、ROC(O)−、RNHC(O)−又は酸素含有の3ないし7員の単環式複素環であり;
それぞれのRは、独立に−H、−C−Cアルキル、又は−C(O)−C−Cアルキルであるか、或いは両方のR基は結合して、−C(O)−又は−C(R)(R)−を形成し、ここにおいて、それぞれのRは、独立に−H、−C−Cアルキル又はフェニルであり;
は、−SH、−NH、−Cl、−F、−CN、−NO、−CF又は−CClであり;
は、−C−Cアルキル、−C−Cアルケニル又は−C−Cアルキニルであり;
は、−H、−C−Cアルキル、−C−Cアルケニル又は−C−Cアルキニルであり;
Aは、−C≡C−C≡C−又は−(パラ)−フェニレン−であり;
それぞれのXは、独立に−C−Cアルキレン、−C−Cアルケニレン−又は−C−Cアルキニレン−であり;
Zは、−H、−アリール、−C−Cアルキル、−C−Cアルケニル、−C−Cアルキニル、−C−C単環式シクロアルキル、−C−C単環式シクロアルケニル、−(5又は6員の単環式ヘテロアリール)又は−(7ないし10員の二環式ヘテロアリール)であり;
mは、1ないし6の範囲の整数であり;そして
nは、0、1、又は2である];
以下の式(I−b):
【化4】

[式中:
は、(C−Cアルキル)−、(C−Cアルケニル)−又は(C−Cアルキニル)−であり;
それぞれのRは、独立に−C−Cアルキル、又は−C(O)−C−Cアルキルであるか、或いは両方のR基は結合して、−C(O)−又は−CH−を形成し;
それぞれのXは、独立に−C−Cアルキレン、−C−Cアルケニレン−又は−C−Cアルキニレン−であり;
Zは、−H、−アリール、−C−Cアルキル、−C−Cアルケニル、−C−Cアルキニル、−C−C単環式シクロアルキル、−C−C単環式シクロアルケニル、−(5又は6員の単環式ヘテロアリール)又は−(7ないし10員の二環式ヘテロアリール)であり;
mは、1ないし6の範囲の整数であり;そして
nは、0、1、又は2である];
以下の式(I−c):
【化5】

[式中:
は、(R)(R)C(H)−、RC(O)−、ROC(O)−、RNHC(O)又は酸素含有の3ないし7員の単環式複素環であり;
それぞれのRは、独立に−H、−C−Cアルキル、又は−C(O)−C−Cアルキルであるか、或いは両方のR基は結合して、−C(O)−又は−C(R)(R)−を形成し、ここにおいて、それぞれのRは、独立に−H、−C−Cアルキル又はフェニルであり;
は、−SH、−NH、−Cl、−F、−CN、−NO、−CF又は−CClであり;
は、−C−Cアルキル、−C−Cアルケニル又は−C−Cアルキニルであり;
は、−H、−C−Cアルキル、−C−Cアルケニル又は−C−Cアルキニルであり;
Aは、−(パラ)−ビフェニレン−であり;
それぞれのXは、独立に−C−Cアルキレン−、−C−Cアルケニレン−又は−C−Cアルキニレン−であり;
Zは、−H、−アリール、−C−Cアルキル、−C−Cアルケニル、−C−Cアルキニル、−C−C単環式シクロアルキル、−C−C単環式シクロアルケニル、−(5又は6員の単環式ヘテロアリール)又は−(7ないし10員の二環式ヘテロアリール)であり;
mは、1ないし6の範囲の整数であり;そして
nは、0、1、又は2である];
以下の式(I−d):
【化6】

[式中:
は、(C−Cアルキニル)−、(C−C単環式シクロアルキル)−、(C−C単環式シクロアルケニル)−、(5又は6員の単環式ヘテロアリール)−又は(7ないし10員の二環式ヘテロアリール)−であり;
それぞれのRは、独立に−H、−C−Cアルキル、又は−C(O)−C−Cアルキルであるか、或いは両方のR基は結合して、−C(O)−又は−C(R)(R)−を形成し、ここにおいて、それぞれのRは、独立に−H、−C−Cアルキル又はフェニルであり;
Aは、−C≡C−C≡C−又は−(パラ)−フェニレンであり;
それぞれのXは、独立に−C−Cアルキレン−、−C−Cアルケニレン−又は−C−Cアルキニレン−であり;
Zは、−H、−アリール、−C−Cアルキル、−C−Cアルケニル、−C−Cアルキニル、−C−C単環式シクロアルキル、−C−C単環式シクロアルケニル、−(5又は6員の単環式ヘテロアリール)又は−(7ないし10員の二環式ヘテロアリール)であり;
mは、1ないし6の範囲の整数であり;そして
nは、0、1、又は2である];
以下の式(I−e):
【化7】

[式中:
は、−C−Cアルキル、−C−Cアルケニル又は−C−Cアルキニルであり;
それぞれのRは、独立に−H、−C−Cアルキル、又は−C(O)−C−Cアルキルであるか、或いは両方のR基は結合して、−C(O)−又は−C(R)(R)−を形成し、ここにおいて、それぞれのRは、独立に−H、−C−Cアルキル又はフェニルであり;そして
Zは、−C−C10アルキルである];
以下の式(I−f):
【化8】

[式中:
それぞれのRは、両方のRが同一でない限り、独立に−H、−C−Cアルキル、−C−Cアルケニル又は−C−Cアルキニルであり;
それぞれのRは、独立に−H、−C−Cアルキル、又は−C(O)−C−Cアルキルであるか、或いは両方のR基は結合して、−C(O)−又は−C(R)(R)−を形成し、ここにおいて、それぞれのRは、独立に−H、−C−Cアルキル又はフェニルであり;
は、−H、−C−Cアルキル、−C−Cアルケニル、−C−Cアルキニル、−アリール、又は−C(O)Rであり;
は、−H、−C−Cアルキル、−C−Cアルケニル、−C−Cアルキニル、−アリール、−C−Cアルキレン−アリール、又は−C−Cアルケニレン−アリールであり;そして
Zは、−C−C10アルキルである];
【化9】

[式中:
は、独立に−H、−C−Cアルキル、−C−Cアルケニル又は−C−Cアルキニルであり;
それぞれのRは、独立に−H、−C−Cアルキル、又は−C(O)−C−Cアルキルであるか、或いは両方のR基は結合して、−C(O)−又は−C(R)(R)−を形成し、ここにおいて、それぞれのRは、独立に−H、−C−Cアルキル又はフェニルであり;
それぞれのRは、独立に−H、−アリール、−XRであり;
それぞれのXは、独立に−NR、−O−、又は−SO−であり;
それぞれのRは、−H、−C−Cアルキル、−C−Cアルケニル又は−C(O)−C−Cアルキルであり;
それぞれのRは、独立に−H、−C−Cアルキル又はアリールであり;
Aは、−C(O)−又は−CHORであり;そして
Zは、−C−C10アルキルである];
以下の式(I−h):
【化10】

[式中:
は、独立に−H、−C−Cアルキル、−C−Cアルケニル、又は−C−Cアルキニルであり;
それぞれのRは、独立に−H、−C−Cアルキル、又は−C(O)−C−Cアルキルであるか、或いは両方のR基は結合して、−C(O)−又は−C(R)(R)−を形成し、ここにおいて、それぞれのRは、独立に−H、−C−Cアルキル又はフェニルであり;
それぞれのRは、独立に−H、−C−Cアルキル、−アリール、又は−SOであり;
は、−H、−C−Cアルキル、−C−Cアルケニル又は−C(O)−C−Cアルキルであり;
それぞれのRは、独立に−H、−アリール、−C−Cアルキル、−C−Cアルケニル、−C−Cアルキニル、−C−C単環式シクロアルキル、−C−C単環式シクロアルケニル、−(5又は6員の単環式ヘテロアリール)又は−(7ないし10員の二環式ヘテロアリール)−であり;
Aは、−C(O)−又は−CHOR−であり;そして
Zは、−C−C10アルキルである];
以下の式(I−i):
【化11】

[式中:
は、一つ又はそれより多いハロゲン、−CN、−N(R、又は−(CHORで置換された−C−Cアルキル或いは−C−Cアルケニルであり;
それぞれのRは、独立に−H、−C−Cアルキル、又は−C(O)−C−Cアルキルであるか、或いは両方のR基は結合して、−C(O)−又は−C(R)(R)−を形成し、ここにおいて、それぞれのRは、独立に−H、−C−Cアルキル又はフェニルであり;
は、−H、−C−Cアルキル、−C−Cアルケニル、−C−Cアルキニル、又はアリールであり;
Zは、−C−C10アルキルであり;そして
nは、0−6である];
以下の式(I−j):
【化12】

[式中:
は、−H、−C−Cアルキル又は−C−Cアルケニルであり;
それぞれのRは、独立に−H、−C−Cアルキル、又は−C(O)−C−Cアルキルであるか、或いは両方のR基は結合して、−C(O)−又は−C(R)(R)−を形成し、ここにおいて、それぞれのRは、独立に−H、−C−Cアルキル又はフェニルであり;
それぞれのRは、独立に−H、−アリール、又は−YRであり;
それぞれのYは、独立に−NR−、−O−、又は−SO−であり;
それぞれのRは、独立に−H、−C−Cアルキル、−C−Cアルケニル、−C−Cアルキニル、又は−C(O)−C−Cアルキルであり;
Aは、−C(O)−、−CHOR−、−C(O)−(パラフェニレン)−、又は−CHOR−(パラフェニレン)−であり、ここにおいて、Rは、−H、−C−Cアルキル、−C(O)−C−Cアルキル、−C(O)−C−Cアリールであり、そしてパラフェニレンは、1ないし4個のRで置換されていることができ;そして
Zは、−C−C10アルキルである];
以下の式(I−k):
【化13】

[式中:
nは、0−7であり;
は、C−C単環式シクロアルキル、C−C単環式シクロアルケニル、5又は6員の単環式ヘテロアリール、7ないし10員の二環式ヘテロアリール、酸素含有の3ないし7員の単環式複素環、又はアリールであり;
及びRは、それぞれ独立に−H、C−C単環式シクロアルキル、C−C単環式シクロアルケニル、5又は6員の単環式ヘテロアリール、7ないし10員の二環式ヘテロアリール、酸素含有の3ないし7員の単環式複素環、アリール、−C−Cアルキル、−ハロ、−O−(C−Cアルキル)、−OH、−CN、−COOR’、−OC(O)R’、−N(R’)、−NHC(O)R’又は−C(O)NHR’基であり、ここにおいて、それぞれのR’は、独立に−H又は非置換の−C−Cアルキルであり;
それぞれのRは、独立に−H、−C−Cアルキル、又は−C(O)−C−Cアルキルであるか、或いは両方のR基は結合して、−C(O)−又は−C(R)(R)−を形成し、ここにおいて、それぞれのRは、独立に−H、−C−Cアルキル又はフェニルであり;そして
は、−H、−C−Cアルキル、−C−Cアルケニル、−C(O)−C−Cアルキル、又は−C(O)−アリールである];
以下の式(I−l):
【化14】

[式中:
nは、0−6であり;
は、C−Cアルキルであり;
及びRは、それぞれ独立に−H、C−C単環式シクロアルキル、C−C単環式シクロアルケニル、5又は6員の単環式ヘテロアリール、7ないし10員の二環式ヘテロアリール、酸素含有の3ないし7員の単環式複素環、アリール、−C−Cアルキル、−ハロ、−O−(C−Cアルキル)、−OH、−CN、−COOR’、−OC(O)R’、−N(R’)、−NHC(O)R’又は−C(O)NHR’基であり、ここにおいて、それぞれのR’は、独立に−H又は非置換の−C−Cアルキルであり;
或いは、隣接する炭素上の二つのR基は、結合して、C−C単環式シクロアルキル、C−C単環式シクロアルケニル、5又は6員の単環式ヘテロアリール、7ないし10員の二環式ヘテロアリール、酸素含有の3ないし7員の単環式複素環、又はアリールを形成し;
それぞれのRは、独立に−H、−C−Cアルキル、又は−C(O)−C−Cアルキルであるか、或いは両方のR基は結合して、−C(O)−又は−C(R)(R)−を形成し、ここにおいて、それぞれのRは、独立に−H、−C−Cアルキル又はフェニルであり;そして
は、−H、−C−Cアルキル、−C−Cアルケニル、−C(O)−C−Cアルキル、又は−C(O)−アリールである];
以下の式(I−m):
【化15】

[式中:
nは、0−7であり;
は、C−C単環式シクロアルキル、C−C単環式シクロアルケニル、5又は6員の単環式ヘテロアリール、7ないし10員の二環式ヘテロアリール、酸素含有の3ないし7員の単環式複素環、又はアリールであり;
及びRは、それぞれ独立に−H、C−C単環式シクロアルキル、C−C単環式シクロアルケニル、5又は6員の単環式ヘテロアリール、7ないし10員の二環式ヘテロアリール、酸素含有の3ないし7員の単環式複素環、アリール、−C−Cアルキル、−ハロ、−O−(C−Cアルキル)、−OH、−CN、−COOR’、−OC(O)R’、−N(R’)、−NHC(O)R’又は−C(O)NHR’基であり、ここにおいて、それぞれのR’は、独立に−H又は非置換の−C−Cアルキルであり;
それぞれのRは、独立に−H、−C−Cアルキル、又は−C(O)−C−Cアルキルであるか、或いは両方のR基は結合して、−C(O)−又は−C(R)(R)−を形成し、ここにおいて、それぞれのRは、独立に−H、−C−Cアルキル又はフェニルであり;
及びRは、それぞれ独立に−H、−アリール、−C−Cアルキル、ZC(O)−、ZOC(O)−、−X−Z−、又は−SOZであり;
それぞれのXは、独立に−C−Cアルキレン、−C−Cアルケニレン又は−C−Cアルキニレンであり、ここにおいて、−C−Cアルキレン、−C−Cアルケニレン又は−C−Cアルキニレンは、一つ又はそれより多いC−C単環式シクロアルキル、C−C単環式シクロアルケニル、5又は6員の単環式ヘテロアリール、7ないし10員の二環式ヘテロアリール、酸素含有の3ないし7員の単環式複素環、アリール、−C−Cアルキル、−ハロ、−O−(C−Cアルキル)、−OH、−CN、−COOR’、−OC(O)R’、−N(R’)、−NHC(O)R’又は−C(O)NHR’基で置換されていることができ、ここにおいて、それぞれのR’は、独立に−H又は非置換の−C−Cアルキルであり;そして
Zは、−H、−アリール、−C−Cアルキル、−C−Cアルケニル、−C−Cアルキニル、−C−C単環式シクロアルキル、−C−C単環式シクロアルケニル、−(5又は6員の単環式ヘテロアリール)又は−(7ないし10員の二環式ヘテロアリール)−である];
以下の式(I−n):
【化16】

[式中:
nは、0−7であり;
は、C−C単環式シクロアルキル、C−C単環式シクロアルケニル、5又は6員の単環式ヘテロアリール、7ないし10員の二環式ヘテロアリール、酸素含有の3ないし7員の単環式複素環、又はアリールであり;
及びRは、それぞれ独立に−H、C−C単環式シクロアルキル、C−C単環式シクロアルケニル、5又は6員の単環式ヘテロアリール、7ないし10員の二環式ヘテロアリール、酸素含有の3ないし7員の単環式複素環、アリール、−C−Cアルキル、−ハロ、−O−(C−Cアルキル)、−OH、−CN、−COOR’、−OC(O)R’、−N(R’)、−NHC(O)R’又は−C(O)NHR’基であり、ここにおいて、それぞれのR’は、独立に−H又は非置換の−C−Cアルキルであり;
それぞれのRは、独立に−H、−C−Cアルキル、又は−C(O)−C−Cアルキルであるか、或いは両方のR基は結合して、−C(O)−又は−C(R)(R)−を形成し、ここにおいて、それぞれのRは、独立に−H、−C−Cアルキル又はフェニルであり; そして
は、−H、−C−Cアルキル、−C−Cアルケニル、−C(O)−C−Cアルキル、又は−C(O)−アリールである];或いは
以下の式(I−o):
【化17】

[式中:
Xは、−C−Cアルキレン、−C−Cアルケニレン−又は−C−Cアルキニレン−であり;
Zは、C−Cアルキルであり;
それぞれのRは、独立に−H、−C−Cアルキル、又は−C(O)−C−Cアルキルであるか、或いは両方のR基は結合して、−C(O)−又は−C(R)(R)−を形成し、ここにおいて、それぞれのRは、独立に−H、−C−Cアルキル又はフェニルであり;
は、−H、−C−Cアルキル、−C−Cアルケニル、−C(O)−C−Cアルキル、又は−C(O)−アリールであり;そして
は、所望により置換されていてもよいアリールである;]
である、請求項1に記載の化合物、或いは医薬的に受容可能なその塩、溶媒和物又は水和物。
【請求項3】
前記化合物が、以下の式:
【化18】

【化19】

【化20】

【化21】

【化22】

である、請求項2に記載の化合物、或いは医薬的に受容可能なその塩、溶媒和物又は水和物。
【請求項4】
有効な量の請求項1、2、又は3に記載の化合物及び生理学的に滋養可能な担体又はベヒクルを含んでなる、組成物。
【請求項5】
1)請求項1、2、又は3に記載の化合物;及び
2)チューブリン結合薬物を含んでなる、組成物。
【請求項6】
更に、生理学的に受容可能な担体又はベヒクルを含んでなる、請求項5に記載の組成物。
【請求項7】
前記チューブリン結合薬物が、アロコルヒチン、アンフェチニル、ケリドニン、コルヒチド、コルヒチン、コンブレスタチンAl、コンブレスタチンA4、リン酸コンブレスタチンA4、コンブレスタチン3、コンブレスタチン4、クリプトフィシン、キュラシンA、デオ(deo)−ドラスタチン10、デオキシエポチロンA、デオキシエポチロンB、ジヒドロキシ−ペンタメトキシフラバノン(flananone)、ドセタキセル、ドラスタチン10、ドラスタチン15、エピドフィロトキシン、エポチロンA、エポチロンB、エポチロンC、エポチロンD、エトポシド、9,10−デヒドロ−デオキシエポチロンB、イソ−オキサゾール−デヒデロン、フルデロン、イソ−オキサゾール−フルデロン、グリセオフルビン、ハリコンドリンB、イソコルヒチン、ラベンダスチンA、メチル−3,5−ジヨード−4−(4’−メトキシフェノキシ)ベンゾエート、N−アセチルコルヒノール、N−アセチルコルヒノール−O−リン酸、N−[2−[(4−ヒドロキシフェニル)アミノ]−3−ピリジル]−4−メトキシベンゼンスルホンアミド、ノコダゾール、パクリタキセル、フェンスタチン、フェニルヒスチン(phenylhistin)、ピセイド、ポドフィロトキシン、リスベラトロール、リゾキシン、サンギナリン、スポンギスタチン1、ステガナシン、パクリタキセル、テニポシド、チオコルヒチン、ビンクリスチン、ビンブラスチン、ウェルウィスタチン(welwistatin)、(Z)−2−メトキシ−5−[2−(3,4,5− トリメトキシフェニル)ビニル]フェニルアミン、(Z)−3,5,4’−トリメトキシスチルベン(R3)、2−アリール−l,8−ナフチリジン−4(lH)−オン、2−(4’−メトキシフェニル)−3−(3’,4’,5’−トリメトキシベンゾイル)−6−メトキシベンゾ[b]チオフェン、2−メトキシエストラジオール、2−ストリキナゾリン(strylquinazolin)−4(3H)−オン、5,6−ジヒドロインドロ(2,l−a)イソキノリン、及び10−デアセチルバッカチンIIIである、請求項5に記載の組成物。
【請求項8】
前記チューブリン結合薬物が、フルデロン、イソ−オキサゾール−フルデロン、イソデヒデロン、又はパクリタキセルである、請求項7に記載の組成物。
【請求項9】
癌を治療又は予防するための、有効な量の請求項1、2、又は3に記載の化合物;或いは請求項5に記載の組成物を、それを必要とする患者に投与することを含んでなる方法。
【請求項10】
神経栄養性疾患を治療するための、有効な量の請求項1、2、又は3に記載の化合物を、それを必要とする患者に投与することを含んでなる方法。
【請求項11】
前記神経栄養性疾患が、神経栄養性萎縮症;神経栄養性角膜炎;認知症、アルツハイマー病、筋萎縮性側索硬化症、脳卒中、神経栄養性疼痛、癌性疼痛、統合失調症、パーキンソン病、又は側頭葉癲癇である、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
患者に第II相解毒酵素を誘導するための、有効な量の請求項1、2、又は3に記載の化合物を、それを必要とする患者に投与することを含んでなる方法。
【請求項13】
前記誘導することが、第II相解毒酵素の発現を誘導することを含んでなる、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記誘導することが、第II相解毒酵素の酵素活性を誘導することである、請求項12に記載の方法。
【請求項15】
前記第II相解毒酵素が、キノンレダクターゼ、AKR1C2又はAKR1C3である、請求項12に記載の方法。
【請求項16】
更に、患者の癌を予防することを含んでなる、請求項12に記載の方法。
【請求項17】
前記癌が、肺癌、乳癌、直腸結腸癌、前立腺癌、白血病、リンパ腫、非ホジキンスリンパ腫、皮膚癌、脳癌、中枢神経系の癌、卵巣癌、子宮癌、胃癌、膵臓癌、食道癌、腎臓癌、肝臓癌、又は頭頸部癌である、請求項9又は16のいずれか1項に記載の方法。
【請求項18】
前記第II相解毒酵素が、抗酸化酵素である、請求項12−17のいずれか1項に記載の方法。
【請求項19】
前記第II相解毒酵素が、AKR1C、AKR1C2、AKR1C3、ヘムオキシゲナーゼ−1(HO−1)、キノンレダクターゼ、NAD(P)H:キノンレダクターゼ(NQO1)、スーパーオキシドデスムターゼ、グルタチオンペルオキシダーゼ、核内赤血球−2関連因子2(Nrf2)、又はUDP−グルクロノシルトランスフェラーゼ2B7、或いはこれらの組合せ又は選択である、請求項12−18のいずれか1項に記載の方法。
【請求項20】
前記第II相解毒酵素が、抗酸化エレメント(ARE)に結合する式(I)の化合物によって誘導される、請求項12−19のいずれか1項に記載の方法。
【請求項21】
前記患者が、動物又はヒトである、請求項9−20のいずれか1項に記載の方法。
【請求項22】
細胞を、有効な量の請求項1、2、又は3に記載の化合物と接触させることを含んでなる、細胞中のDNA合成を誘導するための方法。
【請求項23】
細胞を、有効な量の請求項1、2、又は3に記載の化合物と接触させることを含んでなる、細胞中のタンパク質又はRNA発現を誘導するための方法。
【請求項24】
前記細胞が、in vitro又はin vivoである、請求項22又は23のいずれか1項に記載の方法。
【請求項25】
以下の式の化合物(G):
【化23】

を製造するための、以下の化合物(C):
【化24】

を、メチル求核試薬と、化合物(G)を製造するために十分な条件下で反応させることを含んでなる方法。
【請求項26】
前記メチル求核試薬が、MeLi、MeMgCl、MeMgBr、MeMgI、ZnMe又はCuMeである、請求項25に記載の方法。
【請求項27】
以下の式の化合物(H):
【化25】

を製造するための、以下の化合物(A):
【化26】

を、求電子性メチルと、化合物(H)を製造するために十分な条件下で反応させることを含んでなる方法。
【請求項28】
前記求電子性メチルが、MeOBF、MeI、MeOTf、SOMe、又はCOMeである、請求項27に記載の方法。
【請求項29】
以下の式の化合物(J):
【化27】

を製造するための、以下の式:
【化28】

を有する化合物を、酸化剤で、化合物(J)を製造するために十分な条件下で酸化させることを含んでなる方法。
【請求項30】
前記酸化剤が、TPAPであり、そして前記条件が、NMOを含んでなる請求項29に記載の方法。
【請求項31】
以下の式の化合物(K):
【化29】

を製造するための、以下の構造:
【化30】

を有する化合物を、以下の式
【化31】

の化合物6’’と、Cu(I)の存在中で、化合物(K)を製造するために十分な条件下で反応させることを含んでなる方法。
【請求項32】
前記Cu(I)が、CuClからのものである、請求項31に記載の方法。
【請求項33】
以下の式の化合物(L):
【化32】

を製造するための、以下の構造:
【化33】

を有する化合物を、水酸化イオンと、化合物(L)を製造するために十分な条件下で反応させることを含んでなる方法。
【請求項34】
以下の式の化合物(N):
【化34】

を製造するための、以下の式12A:
【化35】

の化合物を、リチウム化し、そしてリチウム化された式12Aの化合物を、以下の式:
【化36】

のエポキシドと、シアン化銅の存在中で反応させ、アセタールを得て、そしてアセタールを脱保護し、化合物(N)を得ることを含んでなる方法。
【請求項35】
以下の式の化合物(O):
【化37】

を製造するための、以下の式(N):
【化38】

の化合物をビニルグリニャールと反応させ、化合物(O)を得ることを含んでなる方法。
【請求項36】
以下の式:
【化39】

の化合物(P)を製造するための、以下の式(N):
【化40】

の化合物をエチルグリニャールと反応させ、化合物(P)を得ることを含んでなる方法。
【請求項37】
第2相抗酸化酵素をin vivoで誘導するための、有効な量の請求項1に記載の化合物を、それを必要とする患者に投与することを含んでなる方法。
【請求項38】
毒性薬剤の毒性効果を減少するための、請求項1に記載の化合物を、それを必要とする患者に投与することを含んでなる方法であって、ここにおいて、患者は更に毒性薬剤に暴露されている、前記方法。
【請求項39】
前記毒性が、細胞毒性であり、そして毒性薬剤が細胞毒性薬剤である、請求項38に記載の方法。
【請求項40】
前記毒性薬剤が、化学療法剤である、請求項38に記載の方法。
【請求項41】
前記毒性が、神経毒性であり、そして毒性薬剤が神経毒性薬剤である、請求項40に記載の方法。
【請求項42】
前記神経毒性が、末梢神経障害である、請求項41に記載の方法。
【請求項43】
薬物の副作用を減少又は防止するための、請求項1に記載の化合物を、それを必要とする患者に投与することを含んでなる方法。
【請求項44】
前記患者が、薬物に暴露されていたか、又は現時点で暴露されている、請求項43に記載の方法。
【請求項45】
前記薬物が、癌の化学療法薬物である、請求項44に記載の方法。
【請求項46】
前記癌の化学療法薬物が、チューブリン結合薬物である、請求項45に記載の方法。
【請求項47】
前記薬物の副作用が、体重損失である、請求項43に記載の方法。
【請求項48】
1)請求項1、2、又は3に記載の化合物;及び
2)薬物を含んでなる組成物。
【請求項49】
前記薬物が、細胞毒性薬剤である、請求項48に記載の組成物。
【請求項50】
前記細胞毒性薬剤が、抗癌剤である、請求項49に記載の組成物。
【請求項51】
前記抗癌剤が、5−フルオロウラシル、シクロホスファミド、イソデヒデロン、フルデロン、イソ−オキサゾール−フルデロン、又はパクリタキセルである、請求項50に記載の組成物。
【請求項52】
炎症を軽減するための、請求項1、2、又は3に記載の化合物を、それを必要とする患者に投与することを含んでなる方法。
【請求項53】
患者の一般的な満足度を改善又は増強するための、請求項1、2、又は3に記載の化合物を、患者に投与することを含んでなる方法。
【請求項54】
患者の物理化学的ストレスを軽減するか、又は創傷の治癒を促進するための、有効な量の請求項1、2、又は3に記載の化合物を、それを必要とする患者に投与することを含んでなる方法。
【請求項55】
患者の免疫系を増強するための、有効な量の請求項1、2、又は3に記載の化合物を、それを必要とする患者に投与することを含んでなる方法。
【請求項56】
前記化合物が、患者に第II相解毒酵素を誘導するか、或いはリンパ球の増殖又は生存を増加する、請求項55に記載の方法。

【図1A】
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【図1B】
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【図1C】
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【図1D】
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【図2】
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【図3】
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【図4A】
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【図4B】
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【図4C】
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【図5A】
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【図5B】
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【図6A】
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【図6B】
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【図7A】
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【図7B】
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【図8A】
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【図8B】
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【図8C】
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【図8D】
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【図8E】
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【図8F】
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【図8G】
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【図9A】
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【図9B】
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【図10A】
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【図10B】
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【図10C】
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【図10D】
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【図10E】
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【図10F】
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【図11A】
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【図11B】
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【図11C】
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【図11D】
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【図11E】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【公表番号】特表2012−510953(P2012−510953A)
【公表日】平成24年5月17日(2012.5.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−525203(P2011−525203)
【出願日】平成21年8月27日(2009.8.27)
【国際出願番号】PCT/US2009/055221
【国際公開番号】WO2010/025272
【国際公開日】平成22年3月4日(2010.3.4)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.WINDOWS
【出願人】(507303125)ザ トラスティーズ オブ コロンビア ユニバーシティー イン ザ シティー オブ ニューヨーク (4)
【出願人】(500516056)スローン − ケッタリング インスティチュート フォー キャンサー リサーチ (14)
【Fターム(参考)】