説明

毛髪改善外用剤

【課題】皮膚面、特に顔の頬の血色をよくする効果のある。
皮膚炎を起こさず、毛髪に損傷を与えないで、白髪を女性羨望の金色に染色する
アトピー性皮膚炎の改善に使用する毛髪、皮膚改善外用剤を提供すること。
【解決手段】コエンザイムQ10、L−システイン、ビタミンA,C,E,ワクシニアウイルス接種家兎炎症皮膚抽出液を含有する毛髪、皮膚改善外用剤。更にビタミンC、ワクシニアウイルス接種家兎炎症皮膚抽出液以外は添加物入りの製剤を外用剤の製造に使用することで上記課題を解決出来る。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、1剤1日1回の塗布による皮膚表皮角質層の改善等により、つるつると滑らかな艶のある皮膚にし、顔の血色をよくし、保湿効果があり、日焼け、色黒、しみ、そばかす、老人性色素斑の美白効果、皺とり効果等の美肌効果があり、更に色黒、しみ、そばかす、老人性色素斑、皺の予防効果がある。
又毛髪を傷めず、皮膚炎も起こさないで白髪のみを金色に染毛する効果がある。
更にアトピー性皮膚炎の改善、又は治癒に使用する、毛髪、皮膚改善外用剤に関する。
【背景技術】
【0002】
表皮は深部から基底層、有棘層、顆粒層、角質層にわけられる。細胞成分の大部分はケラチノサイト(角化細胞)と呼ばれ、最終的に角質層を構成する角質細胞を作り出す細胞である。表皮角質層は核をはじめ種々の細胞内小器官が消失し、ケラチンと呼ばれる繊維性蛋白で細胞内のほとんどが充たされる。また、細胞膜も細胞の内側から裏打ち蛋白が強固な架橋構造によって結合し、強靭な角質肥厚膜となる。このように表皮では、分裂した基底細胞が順次押し上げられ、形態を変化させながら、合成と分解の複雑な過程を経て、物理的、化学的抵抗性のある角質層を絶えず作り続けている。この角質層は、ウイルス、細菌、カビ、ダニの侵入を防ぎ、抗原の侵入をも防ぎアレルギー反応が起こらない様にしている。
【0003】
紫外線Bは表皮にあたり、日焼けになり、あたりすぎると色黒、しみ、そばかす、老人性色素斑に、紫外線Aは真皮にあたりコラーゲンを結び付けているエラスチンがほどけてもとにもどらなくなり、コラーゲンがなくなり、皺になる。皮膚の乾燥、洗いすぎ、老化によって、皮膚表面の角質層の水分がなくなり、肌荒れ、小皺になる。皮膚表面の角質層の状態が悪化すると、ウイルス、細菌、カビ、ダニの感染、又アレルギー反応が起こりやすくなる。
【0004】
皮膚の、色黒、しみ、そばかす、老人性色素斑等の色素沈着は、紫外線やその他の刺戟により引き起こされる過剰なメラニン合成の亢進の結果とされており、美容上大きな問題である。色黒、しみ、そばかす、老人性色素班を防ぐには、メラニンの生成を正常化する物質、例えばL−アスコルビン酸、コウジ酸、システイン、アルブチン、グルタチオン等の美白成分を外用剤にして、塗布するのが一般的である。併しながらこれら美白化粧剤は必ずしも有効性が充分あるとはいえない。
一方皮膚の皺とりにはコエンザイムQ10が有効であり、又コエンザイムQ10を従来からの美白成分と併用することにより、美白効果を増すことが知られているが(例えば、特許文献1参照)、皮膚の日焼け、色黒、しみ、そばかす、老人性色素斑の美白効果、皮膚の皺とり作用のみでなく、更に美肌効果のある外用剤が求められている。
【0005】
毛髪は表皮細胞が変化したもので、皮膚の角質層の主成分とおなじくケラチンより構成されている。毛髪の色は人種により、黒色、褐色、金色、赤色とその色調はいろいろある。白髪はメラノサイトでメラニンの生成が停止するために起こる現象で、一種の老化現象と思われる。毛幹の構造は、外側から中心に向かつて、毛小皮、毛皮質、毛髄質の3層よりなり、更に毛小皮は3層よりなる。隣接した毛小皮間ばかりでなく、毛皮質の内部構造にも細胞膜複合体がある。細胞膜複合体は毛小皮と毛小皮間、ならびに毛皮質内細胞間の接着に寄与し、更に毛皮質内の水分や蛋白質が溶出したり、逆に外部からの水分、ならびにパーマ剤やヘアーカラー剤などの薬液が、毛髪内部の毛皮質に浸透し作用するための通り道になっているようである。毛皮質は毛小皮の内側にあり、皮質細胞が毛髪の長さ方向に規則正しく並んだ細胞の集団で、細胞膜複合体にかこまれて、毛髪の色を決定するメラニン色素を含む。また毛髪のしなやかさ、強さなどの性質を左右する重用な部分である。毛髄質は毛髪の中心部にあり、空洞となった蜂の巣状の細胞が軸方向に並んでおり、メラニン色素を含んでいる。
【0006】
白髪はメラノサイトにおいてメラニンの生成が停止する髪の老化現象と思われる。従来は染毛により着色している。染毛により毛髪は損傷を受ける。染毛処理はパラフエニレンジアミンなどの低分子の色素前駆体を毛髪中で酸化重合し、発色させる方法が主である。この処理は過酸化水素を主剤とする酸化剤を用いた酸化反応である。この酸化反応を毛髪中で効率よく行うために、アルカリ剤を用いてPHが高い領域で処理が行われることから、酸化剤、アルカリ剤による損傷を受ける。これら薬液は毛小皮と毛小皮間の細胞膜復合体を通り、毛皮質内の細胞膜複合体を通じて毛髪内部に影響を及ぼし、細胞膜複合体そのものの溶出、毛髪内部の蛋白質の溶出が起こる。毛皮質には、毛髪の水分を保持する役割があるが、細胞膜複合体や内部の蛋白質の溶出によりその水分保持機能が損なわれる。そのため環境の温度変化の影響を受けやすくなり、パサつき、ヘアースタイルのまとまりや、もちの悪さ、枝毛や切れ毛の発生などの現象が起こる。更に毛髪表面を覆っている毛小皮の最表面はF層と呼ばれる脂質の層がある。F層に含まれる分岐脂肪酸により毛髪表面の滑らかな感触に関与する機能を持っている。この脂肪酸はアルカリ性溶液で処理すると加水分解され、結合している脂肪酸が遊離する、これで毛髪表面に存在していた疎水性の膜、F層がなくなり、毛髪がギシギシした感触になる。
【0007】
染毛の薬剤に過敏な人は、染毛により皮膚炎を発症し、染毛のたびに、その症状は悪化する。染毛剤で皮膚炎を起こさない、又染毛により毛髪に損傷を与えない、更に女性羨望の白髪を金色に染毛する外用剤が求められている。
【0008】
近年、種々のアレルギー症状を訴え、治療を必要とする人が増加している。アレルギーとは、初めて物質に接触した時には特別な症状を起こさなかった生体が、繰り返し同一物に接することにより、この同一物質に対して最初より高い反応性を示し、生体への異種物質の侵入に対する過剰な予防反応を言う。
【0009】
アレルギー症状を起こす抗原としては、例えば植物花粉、動物の毛と上皮、ダニ、真菌、種々な食品、室内塵、さらに排気ガス成分、合成内装材などから発散される揮発性科学物質など種々なものが確認されている。
【0010】
アレルギーには、抗体の関与する即時型アレルギー反応と、抗体は関与せず感作リンパ球が媒介する遅延型アレルギー反応とがある。このうち、即時型アレルギー反応を引き起こす抗原をアレルゲンとよんでいる。通常正常人がこのアレルゲンに対して過敏な免疫応答を引き起こすことはないが、このアレルゲンにたいして即時型過敏症を示す場会があり、アトピーもこれに属する。
【0011】
アトピー性皮膚炎の治療法は、今日でも十分に確立されていない。特に重いアトピー性皮膚炎では、民間療法に頼ったり、あるいは副作用の強いステロイドホルモン剤を一時凌ぎに使用して対症療法をおこなっている。なかにはステロイドホルモン外用剤を長期使用して、ステロイドホルモンによる皮膚炎に罹り、難治性となる場合もある。又放線菌の代謝産物からタクロリスムが発見され、免疫抑制剤として使用されてきたが、アトピー性皮膚炎、特に顔面の難治性潮紅性病変に著効を認めている(例えば非特許文献1参照)。併し使用初期刺激性が強く、又リンパ腫の発生、発がん性の危険が指摘されており、専門医の指導のもとでの使用が必要である。今副作用がなく、長期間使用可能なアトピー性皮膚炎に有効な外用剤が求められている。
【特許文献1】 特開2004−107262号 公報
【非特許文献1】 「皮膚外用剤 その適用と使い方 原田敬之」 第131頁〜第132頁
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
1剤1日1回の皮膚への塗布により、色黒、しみ、そばかす、老人性色素斑、皺の予防効果、又皮膚の保湿効果があり、皮膚の日焼け、色黒、しみ、そばかす、老人性色素斑の美白効果、皮膚の皺とり作用のみでなく、掻痒を押さえ掻破等による表皮角質層の破壊を少なくし、更に表皮角質層の改善効果等により、つるつると滑らかな艶のある皮膚にする効果があり、又顔の血色をよくする等の美肌効果を持つ外用剤の提供を課題とした。又この外用剤の全身塗布により表皮角質層の健全化で、ウイルス、細菌、カビ、ダニ等の侵入を防ぎ、又アレルギー反応が起こりにくくなるので、寿命の延長が期待され、又紫外線の影響を早く除去する作用があるので、昼間はUVカットクリームを、夜間は本発見者の外用剤を使用すると、紫外線による皮膚への影響は以前より少なくでき、色黒、しみ、そばかす、老人性色素斑、皺の発生も減少し、つるつるの滑らかな艶のある美しい肌を長く維持でき、更に紫外線による皮膚癌の発生減少が期待されます。
【0013】
白髪は毛髪の老化現象と思われている。発明者は本発明者の外用剤の白髪への塗布により白髪を金色に染毛するのを発見し、老化して弱った白髪に種々の悪い影響のない、又染毛者が染毛剤による皮膚炎を起こさない、白髪を女性羨望の金髪に染毛する外用剤の提供を課題とした。
【0014】
アトピー性皮膚炎は、皮膚に湿潤感なく、乾燥肌になっている場合が多い。この乾燥肌は、治療に使用するステロイドホルモンを含んだ外用剤を長期間使用すると更に悪化する。ステロイドホルモン外用剤の使用初期には、アトピー性皮膚炎の強い掻痒感が治まつたり、湿疹状態の改善があり、治療効果がよいため、アトピー性皮膚炎に長期にわたり使用されがちである。ステロイド外用剤を長期間使用すると、塗布部の皮膚は次第に黒ずみ、角質化して、乾燥した硬い皮膚へと変化する。この様に角質化した皮膚では個人差はあるものの、皮膚組織が破壊され、さらにダニ、カビ、細菌、ウイルスが取り付きやすくなり、益々アトピー性皮膚炎が治りにくく、悪化するときがある。
そこで本発明者は、アトピー性皮膚炎の患者が安心して使用でき、黒ずみ、角質化して乾燥し、硬くなったアトピー性皮膚炎の皮膚を柔らにし、掻痒を押さえ、掻破による表皮角質層の破壊を少なくし、表皮角質層の再生を促し、ウイルス、細菌、カビ、ダニの感染を防ぎ、アレルギー反応を起こりにくくする外用剤の提供を課題とした。
【課題を解決するための手段】
【0015】
本発明はコエンザイムQ10、システイン、ビタミンA,C、E,ワクシニアウイルス接種家兎炎症皮膚抽出液、抗ヒスタミン剤、抗アレルギー剤等を含むことを特徴とする毛髪、皮膚改善外用剤。
【0016】
親水軟膏500重量部に対して、コエンザイムQ10(0.03〜1.2重量部)Lシステイン(0.48〜2.4重量部)、ビタミンA(0.06〜0.36重量部)、ビタミンC(2.0〜8.0重量部)、ビタミンE(0.4〜1.6重量部)、抗アレルギー作用と掻痒に効果のあるワクシニアウイルス接種家兎炎症皮膚抽出液3.6〜14.4単位、3ml〜12ml(0.6〜2.4重量部)、流動パラフイン(4.4〜13.2重量部)を有する外用剤と、保湿効果を増す為にヒアルロン酸ナトリウム(0.01〜0.1重量部)を加えた2種類の外用剤を作成する。又アレルギー性皮膚炎用外用剤にはヒアルロン酸ナトリウムを含まない本発明の外用剤に、抗アレルギー作用と掻痒に効果のあるロラタジン(0.01〜0.12重量部)、抗ヒスタミン剤の抗アレルギー作用と掻痒に効果のあるクレマスチン(0.001〜0.012重量部)を追加することを特徴とする外用剤であり、各薬剤の相互間が化学的に安定する為、又毛髪及び皮膚面での薬剤の安定吸収の為ビタミンC以外のコエンザイムQ10、Lシステイン、ビタミンA、ビタミンE、ワクシニアウイルス接種家兎炎症皮膚抽出液、ロラタジン、クレマスチンは添加物入りの製剤を用いた毛髪及び皮膚改善外用剤。又本発明の外用剤はクリームとして作成したが、軟膏、ローシヨン等の外用剤組成物の形態とすることが可能である。
【発明の効果】
【0017】
本発明者の外用剤は1日1回皮膚への塗布により皮膚の保湿効果、皮膚の日焼け、色黒、しみ、そばかす、老人性色素斑の美白効果、皮膚の皺とり作用のみでなく、更に本発明者の外用剤が含有するワクシニアウイルス接種家兎炎症皮膚抽出液の皮膚の掻痒を抑える効果により掻破が少なくなり、皮膚の表皮角質層の破壊が少なくなる。これは表皮角質層の改善の一因と考えられる。詳細は不明ですが、また本発明者の外用剤が表皮角質層等を改善する効果により、荒れた皮膚をつるつると滑らかな艶のある皮膚にする効果がある。更に皮膚の日焼け、色黒、しみ、そばかす、老人性色素斑などの黒い皮膚面を美白効果により白くし、白くなった皮膚面と、ビタミンEの末梢血管を拡張し血液循環を改善する効果等により、顔の血色をよくする効果のある外用剤である。顔の皮膚の血色が良くなるのは、入浴後に本発明者の外用剤を全身に塗布すると、塗布後5分程で塗布面がほかほかと熱感を感じ始め約30分程熱感が持続する。詳細は不明で、種々の要因があると考えられるが、この熱感の一因としてはビタミンE等の末梢血管を拡張し血液循環をよくする等の効果の結果と考えられ、皮膚面特に顔の血色がよくなる一因と考察する。この様に本発明者の外用剤は皮膚の保湿効果、日焼け、色黒、しみ、そばかす、老人性色素斑が薄くなるか消失する美白効果、皺が浅くなるか消失する効果、更に皮膚をつるつると滑らかな艶のある血色のいい皮膚にする効果のある美肌外用剤である。今までこの様に1日1回1剤の塗布で保湿作用、日焼け、色黒、しみ、そばかす、老人性色素斑の美白効果、皮膚をつるつると滑らかな艶のある血色のいい皮膚にする効果、皺とり作用のある美肌効果、更にしみ、そばかす、老人性色素斑、皺発生の予防効果を期待出来る外用薬はない。詳細は不明ですが、皮膚の表皮角質層、メラノサイト、真皮等に、この本発明者の外用剤が好影響を及ぼすものと考察する。又この本発明者の外用剤の全身に塗布することによる表皮角質層の健全化は、ウイルス、細菌、カビ、ダニ等の侵入を防ぎ、又アレルギー反応を起こりにくくし、さらに過度の紫外線、乾燥による皮膚の老化の防止になり、ひいては寿命の延長が期待されます。又紫外線の影響を早く除去する作用があるので、昼間はUVカットクリームを、夜間は本発明者の外用剤を使用すると、紫外線による皮膚への影響が少なくなり、色黒、しみ、そばかす、老人性色素斑、皺の発生も減少し、つるつるの滑らかな艶のある血色のいい美しい肌を長く維持でき、更に紫外線による皮膚癌の発生減少が期待されます。又紫外線は小児期から皮膚に損傷を与えているので、紫外線による色黒、しみ、そばかす、老人性色素斑、皺等皮膚変化の予防の為、色黒、しみ、そばかす、老人性色素斑、皺等皮膚の変化の発生前早期に、夜間は本発明者の外用剤の使用と昼間はUVカットクリームの使用による紫外線対策が望ましい。
(試験例1)
美肌効果については、男性4名、女性20名について検討した。各人使用方法の差により多少の差異はあるが、就寝前1日1回の塗布により、10日位使用すると、皮膚面がつるつると滑らかになり、約3ヶ月以上塗布すると、つるつると滑らかな艶のある皮膚になり、顔の血色もよくなり、また保湿効果もある。更に日焼け、しみ、そばかす、色黒、老人性色素斑の美白効果、皺が浅くなるか消失する皺とり効果を認め、肌が本発明者の外用剤の使用前に比べ一段と美しくなる美肌効果を認めた。
【0018】
本発明者は発明者の外用剤が老化して弱った白髪を傷めないで、白髪のみを金髪に染毛するのを発見した。従来の染毛剤は強酸、強アルカリで処理するので、毛皮質内の細胞膜複合体の損傷、溶出、内部蛋白質の溶出がおこり、毛髪の水分保持機能が低下し、環境の温度の変化を受けやすくなり、髪がパサついたり、ヘアースタイルのまとまりや、もちの悪さ、枝毛、切れ毛が起こる。更に毛皮質のF層がなくなり毛髪がギシギシした感触になる。本発明者の外用剤は強酸,強アルカリ剤を使用せず、毛髪に上記のような損傷をあたえず、むしろ艶がよくなり、生来の美しさを取り戻し、染毛時染毛剤による皮膚炎の発症はない。又1剤1日1回の毛髪、皮膚への塗布により、白髪を金髪に染毛するうえ、さらに皮膚には保湿作用、日焼け、しみ、そばかす、老人性色素斑の美白作用、皺とり作用、つるつると滑らかな艶のある皮膚し、血色をよくする美肌効果をもつ外用剤は今までない。又詳細は不明ですが、黄色から橙黄色の色彩のコエンザイムQ10が毛髪の細胞膜複合体を通り毛髪内に入り着色する可能性がある。
(試験例2)
白髪を金髪に染毛する試験は男性3名、女性6名で実施した。1日1回毛髪に塗布、約30日で薄く金髪に染まり始め、約90日から120日程で全員金髪に染毛できた。染毛による毛髪の損傷はなく、むしろ艶が出て生来の美しさを取り戻した。本発明者の外用剤による皮膚炎の発生はない。
【0019】
アトピー性皮膚炎は幼小児期から始まり、掻痒感強く潮紅と小丘疹、あるいは漿液性丘疹で始まり、掻破により糜爛、痂皮を認め、乾燥肌になる。ステロイドホルモン外用剤の使用初期は効果がよく、掻痒感、湿疹状態の改善がみられるなどの治療効果がよいため連用されがちである。ステロイド外用薬を長期使用すると、塗布部位の皮膚は次第に黒ずみ、角質化して硬くなる。角質化した皮膚は、個人差はあるものの、掻破等により表皮角質層が破壊され細菌、カビ、ダニ等が取り付きやすくなり、益々アトピー性皮膚炎が悪化する場合がある。更に長期にステロイド外用剤を使用すると、ステロイドホルモンによる皮膚炎を起こし、更に難治性となる。一方アトピー性皮膚炎に有効なタクロリスム含有軟膏は発癌性があり、専門医の指導の下での使用が必要である。そこで、本発明者は、アトピー性皮膚炎の患者が安心して使用できる副作用のない外用剤を提供する。試験例を提示する。
(試験例3)
アトピー性皮膚炎の治癒効果については男性2名女性2名について検討した。
(1)3才 男性 気管支喘息を伴うアトピー性皮膚炎、治療開始時はステロイドホルモン軟膏と上記組成の本発明者の外用剤を併用して症状は改善した。その後3回ほど発疹が散発的に出現したが、ステロイド軟膏を使用せず、本発明者の外用薬を1日2回病巣に塗布することにより10日程で治癒し、3月ヶ後発症はない。
(2)22才 女性 毎年冬に、背部、胸部、上肢にアトピー性皮膚炎を発症する。本年も同様3月に発症、角質化した、湿潤感のない乾燥肌で、掻痒感強く掻破痕を認めた。ステロイドホルモン軟膏は使用しないで、本発明者の外用薬の塗布により発疹は消失し、掻痒もとれ、乾燥肌も正常化した。その後本発明者の外用薬を塗布しつづけることで7ヶ月後再発はない。
(3)28才 女性 アトピー性皮膚炎、長年ステロイドホルモン軟膏を使用し、難治性のステロイドホルモン軟膏による皮膚炎を発症し、肌は黒ずみ、乾燥、角化し、湿潤感なく、掻痒感強く、掻破痕を見る。カンジダ菌が取り付き、カンジダ性皮膚炎も併発していた。本発明者の外用薬と抗真菌軟膏を併用し、約2ヶ月で、皮膚面はつるつるとなり、湿潤感あり、皮膚の黒ずみ、乾燥、角化、掻痒感もとれ改善している。
(4)9才 男性 アトピー性皮膚炎、これまで症状悪化の時に、ステロイドホルモン軟膏を使用している。皮膚面はアトピー性皮膚炎特有の黒ずみ、角質化し湿潤感のない乾燥肌で、強度の掻痒感があり、掻破痕を認める。ステロイドホルモン軟膏の塗布を中止し、本発明者の外用薬を1日1回塗布約30日で、黒ずんだ、角質化した乾燥肌が、湿潤感をとりもどし、皮膚面はつるつるになり、掻痒感も減少し、皮膚面は正常化しつつある。
(1)(2)の軽症例では自覚症状,他覚症状ないまでに改善している。
(3)(4)の症例では長年のステロイドホルモン外用剤の使用により黒ずみ、角質化し、掻破痕のある乾燥肌が湿潤化し、つるつるになり掻破痕もなくなっており、正常化しつつある。
軽症例では、本発明者の外用薬の塗布のみでアトピー性皮膚炎の発症をおさえることができる。長年のステロイドホルモン外用薬使用例では、完治はまだしていないが、皮膚面の黒ずんで、角質化して硬くなった乾燥肌が黒ずみはとれ、湿潤化し、掻痒も減少又はなくなり、掻破痕も消失し、正常皮膚へと改善されつつある。詳細は不明で、種々の要因があると考えられるが、本発明者の外用薬のワクシニアウイルス接種家兎炎症皮膚抽出液とロラタジンの掻痒に対する効果が皮膚の掻破を少なくし、表皮角質層の破壊が少なくなり、更にアレルギー反応を抑えることが表皮角質層の改善の一因と考察する。又本発明者の外用剤は、効果が良いので長期にわたり使用されがちなステロイドホルモン外用剤の使用期間を短縮でき、ステロイドホルモンの副作用を少なくする事ができる。又この本発明者の外用剤はその組成から殆ど副作用はなく安心して長期間使用できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
本発明において使用されるコエンザイムQ10は補酵素として生物活性を有し、ミトコンドリアの電子伝達系の構成成分で、ATPの生合成賦活成分としてエネルギーを生み出す働きがある。コエンザイムQ10はユビキノン類(2.3−ジメトキシー5−メチルー6ポリプレニルー1、4ベンゾキノン)の側鎖のイソプレン単位が10である人特有のユビキノン類であり、ユビデカレノン又は補酵素UQ10とも呼ばれている。分子量は863.36で、融点が約48度の黄色から橙黄色の結晶性の粉末で、匂い及び味はない。エーテルに溶けやすく、光によって分解し、着色が強くなる。コエンザイムQ10の添加量としては特に制限されることはないが、好ましくは0.001〜4.0重量部、より好ましくは0.03〜1.2重量部である。これ以上の濃度では皮膚への好影響が向上することが期待できず、又これ以下の濃度では毛髪及び皮膚への好影響が期待されない。
【0021】
本発明において使用されるシステインは、生体内代謝系において、SH供与体としての役割を果たし、SH酵素の賦活剤として作用する。皮膚代謝の正常化、抗アレルギー、解毒作用がある。システインもしくはその誘導体としても特に限定されるものではないが、L−システインの誘導体としては、N−アセチルーL−システイン、L−ホモシステイン、L−システイン酸、L−ホモシステイン酸、L−システインスルフィン酸、S−スルフイノーL−システイン、S−スルホーL−システイン、シスチンなどを挙げる事が出来る。又L−システインおよびその誘導体の塩としては、塩酸塩、硝酸塩、硫酸塩等の鉱酸塩、ナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩などのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩を挙げることが出来る。本発明において、L−システイン、その誘導体またはそれらの塩としてはL−システインが好ましい。
【0022】
本発明において使用されるビタミンAは網膜の暗順応を高める作用、皮膚、粘膜の異常乾燥、角化を改善し、疾病に対する抵抗力を増す作用がある。ビタミンA類としては特に限定されるものではないが、その具体例として、レチノール、デヒドロレチノール、酢酸レチノール、パルミチン酸レチノールもしくはこれらの誘導体等が挙げられ、レチノールの類縁化合物であるレチノイドとしてはレチナール、レチニールエステル、レチノイン酸等の誘導体が挙げられる。本発明において、レチノール、その誘導体としてはパルミチン酸レチノールが好ましい。
【0023】
本発明において使用されるアスコルビン酸もしくはその塩は、当初は抗壊血病作用を有すると考えられてきたが、更に生体内における細胞間基質とコラーゲンの形成維持に必要で、アスコルビン酸の投与により、コラーゲンの増加が見られる。又メラニン色素生成に関与し、チロジンからメラニンへの生成過程を抑制する。更に酸化型の濃色メラニンを還元型の淡色メラニンに変える作用があり、色素の異常沈着を防ぐ。更に蛋白質の代謝、内分泌機能にも関与する重用な物質である。ビタミンC類としては特に限定されるものではないが、その具体例として、L−アスコルビン酸およびその誘導体またはそれらの塩としては、塩酸塩、硝酸塩、硫酸塩等の鉱酸塩、ナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩等のアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩等を挙げることが出来る。L−アスコルビン酸、およびその誘導体またはそれらの塩としては、L−アスコルビン酸、L−アスコルビン酸ナトリウム、L−アスコルビン酸カリウム、L−アスコルビン酸カルシウム、L−アスコルビン酸マグネシウムなどのL−アスコルビン酸塩、L−アスコルビン酸モノステアレート、L−アスコルビン酸モノパルミテート、L−アスコルビン酸モノオレエート等のアスコルビン酸モノアルキルまたはモノアルケニルエステル類;L−アスコルビン酸ジステアレート、L−アスコルビン酸ジパルミテート、L−アスコルビン酸ジオレエート等のL−アスコルビン酸ジアルキルまたはジアルケニルエステル類;L−アスコルビン酸トリステアレート、L−アスコルビン酸トリパルミテート、L−アスコルビン酸トリオレエート等のL−アスコルビン酸トリアルキルまたはトリアルケニルエステル類;L−アスコルビル硫酸、L−アスコルビル硫酸ナトリウム、L−アスコルビル硫酸カリウム、L−アスコルビル硫酸マグネシウム、L−アスコルビル硫酸カルシウム等のL−アスコルビン酸硫酸エステル類;L−アスコルビルリン酸、L−アスコルビルリン酸ナトリウム、L−アスコルビルリン酸カリウム、L−アスコルビルリン酸マグネシウム、L−アスコルビルリン酸カルシウム等のL−アスコルビン酸リン酸エステル類など;L−アスコルビン酸グリコシド等のアスコルビン酸配糖体などを挙げることが出来る。本発明において、L−アスコルビン酸、その誘導体またはそれらの塩としてはL−アスコルビン酸が好ましい。
【0024】
ビタミンEは妊娠、出産と関係あり、不老長寿の薬と言われ、末梢血管を拡張し血液循環をよくする働きがあり、ビタミンEとコエンザイムQ10は両成分が協力して電子の移動を調整し、体内の酸化反応を抑制するなど、非常に関係の強い成分同士として知られている。ビタミンE類としては、特に限定されるものではないが、その具体例としてはコハク酸トコフエロール、酢酸トコフエロール、ニコチン酸トコフエロールもしくはこれらの誘導体が挙げられる。本発明において、ビタミンE、その誘導体としてはニコチン酸トコフエロールが好ましい。
【0025】
ワクシニアウイルス接種家兎炎症皮膚抽出液は皮膚の掻痒、冷感、異常知覚に、腰痛症、神経痛等の痛みに効果があり、抗アレルギー作用もある医薬品である。
【0026】
抗ヒスタミン剤としてはジフェンヒドラミン、トリペレナミン、フェノチアジン、ジフェニルピラリン、塩酸ジプロヘプタジン、塩酸ホモクロルシクリジン、フマル酸クレマスチン、マレイン酸クロルフェニラミン等、抗アレルギー剤としては塩酸アゼラスチン、塩酸エピナスチン、塩酸オザグレル、塩酸オロバタジン、塩酸セチリジン、塩酸フェキソフエナジン、ロラタジン等を挙げることが出来る。ロラタジンはヒスタミンH1受容体拮抗作用と抗原誘発反応抑制作用があり、皮膚疾患の掻痒に効果があり、抗アレルギー作用もある抗アレルギー剤である。本発明においてはロラタジンが好ましい。
【0027】
以下に実施例を示して本発明を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
【実施例】
【0028】
本発明の外用剤には、クリーム基材として使用される親水軟膏と流動パラフインが使用されている。さらに、必須成分として、コエンザイムQ10、L−システイン、ビタミンA,C,E,抗アレルギー作用と掻痒に効果のあるワクシニアウイルス接種家兎炎症皮膚抽出液を加えた外用剤を、又アトピー性皮膚炎の外用剤には上記外用剤に抗アレルギー作用と掻痒に効果のあるロラタジン、クレマスチンを追加配合する。更に保湿効果を増すためにはヒアルロン酸ナトリウムを加えた外用剤を作成する。使用した薬剤は、各薬剤の相互間が化学的に安定する為、又毛髪及び皮膚面での薬剤の安定吸収の為、ビタミンC以外のコエンザイムQ10、Lシステイン、ビタミンA、ビタミンE、ワクシニアウイルス接種家兎炎症皮膚抽出液、ロラタジン、クレマスチンは添加物入りの製剤を用いた。
【0029】
(実施例1)
毛髪、皮膚改善外用剤は以下の組成で、常法により外用剤を製造した。
NEソフトカプセル(ニコチン酸トコフエロール200mg) 20錠(軟カプセルは除く)
チョコラA(パルミチン酸レチノール) 30ml
アデリール錠(コエンザイムQ10、ユビデカレノン)10mg 300錠(粉砕後)
ハイチオール散32%(Lシステイン) 15g
アスコルビン酸(日本薬局法) 20g
ナブトピン(ワクシニアウイルス接種家兎炎症皮膚抽出液 7.2単位 6ml
流動パラフイン(日本薬局法) 50ml
親水軟膏 (日本薬局法) 500g
【0030】
(実施例2)
皮膚改善外用剤の保湿効果を増すため、以下の組成で、常法により外用剤を製造した。
NEソフトカプセル(ニコチン酸トコフエロール200mg) 20錠(軟カプセルは取り除く)
チョコラA(パルミチン酸レチノール) 30ml
アデリール錠(コエンザイムQ10、ユビデカレノン)10mg 300錠(粉砕後)
ハイチオール散32%(Lシステイン) 15g
アスコルビン酸(日本薬局法) 20g
ナブトピン(ワクシニアウイルス接種家兎炎症皮膚抽出液)7.2単位 6ml
流動パラフイン(日本薬局法) 50ml
親水軟膏 (日本薬局法) 500g
ヒアルトーワ(ヒアルロン酸ナトリウム) 10ml、100mg
【0031】
(実施例3)
アトピー性皮膚炎の外用剤のため、以下の組成で、常法により外用剤を製造した。
NEソフトカプセル(ニコチン酸トコフエロール200mg) 20錠(軟カプセルは取り除く)
チョコラA(パルミチン酸レチノール) 30ml
アデリール錠(コエンザイムQ10、ユビデカレノン)10mg 300錠(粉砕後)
ハイチオール散32%(Lシステイン) 15g
アスコルビン酸(日本薬局法) 20g
ナブトピン(ワクシニアウイルス接種家兎炎症皮膚抽出液)7.2単位 6ml
流動パラフイン(日本薬局法) 50ml
親水軟膏 (日本薬局法) 500g
クラリチン錠10mg(ロラタジン) 20錠(粉砕後)
【0032】
(実施例4)
アトピー性皮膚炎の外用剤のため、以下の組成で、常法により外用剤を製造した。
NEソフトカプセル(ニコチン酸トコフエロール200mg) 20錠(軟カプセルは取り除く)
チョコラA(パルミチン酸レチノール) 30ml
アデリール錠(コエンザイムQ10、ユビデカレノン)10mg 300錠(粉砕後)
ハイチオール散32%(Lシステイン) 15g
アスコルビン酸(日本薬局法) 20g
ナブトピン(ワクシニアウイルス接種家兎炎症皮膚抽出液)7.2単位 6ml
流動パラフイン(日本薬局法) 50ml
親水軟膏 (日本薬局法) 500g
ラクレチン ドライシロップ(フマル酸クレマスチン1.34mg) 20g

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コエンザイムQ10、システイン、ビタミン類、ワクシニアウイルス接種家兎炎症皮膚抽出液等を含むことを特徴とする毛髪、皮膚改善外用剤。
【請求項2】
請求項1のビタミン類がビタミンA、C、Eもしくはこれらの誘導体である請求項1に記載の毛髪、皮膚改善外用剤。
【請求項3】
1剤1日1回皮膚への塗布により表皮角質層等を改善し、つるつると滑らかな艶のある皮膚にする効果、また皮膚の末梢血管を拡張し血液循環を改善すること等による肌の血色をよくする効果、更に保湿効果、美白効果、皺とり効果等の美肌効果を特徴とする請求項1または2記載の皮膚改善外用剤。
【請求項4】
毛髪に塗布することで白髪のみを金色に染毛するのを発見し、毛髪を傷めない、染毛者が皮膚炎を起こさないことを特徴とする請求項1ないし3記載の毛髪改善外用剤。
【請求項5】
アトピー性皮膚炎の改善、又は治癒に使用するため、請求項1ないし4記載の外用剤に抗ヒスタミン剤、抗アレルギー剤を加えることを特徴とする皮膚改善外用剤。
【請求項6】
システイン類が、Lシステインもしくはこれらの誘導体等である請求項1ないし請求項5記載の毛髪、皮膚改善外用剤。
【請求項7】
ビタミンA類が、パルミチン酸レチノールもしくはこれらの誘導体等である請求項1ないし請求項6記載の毛髪、皮膚改善外用剤。
【請求項8】
ビタミンC類が、アスコルビン酸もしくはこれらの誘導体等である請求項1ないし請求項7記載の毛髪、皮膚改善外用剤。
【請求項9】
ビタミンE類が、トコフエロールもしくはこれらの誘導体等である請求項1ないし請求項8記載の毛髪、皮膚改善外用剤。
【請求項10】
請求項1ないし請求項9記載の毛髪、皮膚改善外用剤において、親水軟膏500重量部に対して、コエンザイムQ10(0.03〜1.2重量部)、Lシステイン(0.48〜2.4重量部)、ビタミンA(0.06〜0.36重量部)、ビタミンC(2.0〜8.0重量部)、ビタミンE(0.4〜1.6重量部)、抗アレルギー作用と掻痒に効果のあるワクシニアウイルス接種家兎炎症皮膚抽出液3.6〜14.4単位、3ml〜12ml、(0.6〜2.4重量部)、流動パラフイン(4.4〜13.2重量部)を有する外用剤を作成する。更に保湿効果を増す為にはヒアルロン酸ナトリウム(0.01〜0.1重量部)を加える2種類の外用剤を作成する。又アトピー性皮膚炎用外用剤にはヒアルロン酸ナトリウムを含まない本発明の外用剤に、抗アレルギー剤の抗アレルギー作用と掻痒に効果のあるロラタジン(0.01〜0.12重量部)、抗ヒスタミン剤の抗アレルギー作用と掻痒に効果のあるクレマスチン(0.001〜0.012重量部)を追加することを特徴とする毛髪、皮膚改善外用剤。
【請求項11】
請求項1ないし請求項10記載の毛髪、皮膚改善外用剤において使用した薬剤は、各薬剤の相互間が化学的に安定する為、又毛髪及び皮膚面での薬剤の安定吸収の為ビタミンC以外のコエンザイムQ10、Lシステイン、ビタミンA、ビタミンE、ワクシニアウイルス接種家兎炎症皮膚抽出液、ロラタジン、クレマスチンは添加物入りの製剤を用いた毛髪、皮膚改善外用剤。

【公開番号】特開2007−153863(P2007−153863A)
【公開日】平成19年6月21日(2007.6.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−380876(P2005−380876)
【出願日】平成17年12月7日(2005.12.7)
【出願人】(506013092)
【Fターム(参考)】