説明

無線電話データ管理機能を備えた多機能ベースユニットを含むセルラ電話システム

携帯セルラ電話機と、携帯セルラ電話機のための凹部を有するベースユニットと、ベースユニット中に含まれ携帯セルラ電話機からの情報を処理するプロセッサと、プロセッサが処理した情報を表示するディスプレイと、携帯セルラ電話機からの情報を操作する制御装置とを含む、固定した場所でセルラ電話ネットワークと共に使用する通信システムを開示する。また、携帯セルラ電話機からベースユニットにダウンロードした、特定のセルラ加入に関連するセルラ電話情報を管理する方法を開示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、全ての目的で引用によって本出願の記載に援用する、2003年6月9日出願の米国仮特許出願第60/477,412号(弁理士事件整理番号第021962−000100US号)及び2003年6月9日出願の米国仮特許出願第60/477,217号(弁理士事件整理番号第021962−000200US号に対する優先権を主張する。
【0002】
本開示は無線通信に関し、特に、セルラ電話システムと、セルラ電話を利用しそれに関連するデータを管理する方法に関する。
【背景技術】
【0003】
ここ数年の間、CDMA及び他の無線通信標準の改良や、セルラ通信ネットワークを確立するために必要な機器の技術的進歩とコストの低減に伴って、無線通信は劇的に進歩した。例えば、セルラネットワークを確立するため、分配ハブはいくつかの基地局と共に、セルラ通信の有効範囲をセルに分割された比較的広い地理的範囲に提供できる。
【0004】
セルラネットワークを確立するための技術的進歩とコストの低減に伴って、電話の有効範囲を遠隔地に提供することはセルラネットワークシステムの設置と共に現実的になったが、現在に至るまで、セルラ電話の有効範囲を遠隔地に提供するシステムは全く設計または実現されたことがないか、またはあっても少数であった。
【0005】
既存のセルラ電話システムの別の欠点は、基地局を設置する土地の地形及び基地局の周囲の土地の地形に基づいて、セルの有効範囲は一定の信号強度または信号の信頼性を提供しないことがあるという点である。このことは特に、セルの周辺に沿った地域とセルラ電話を室内で利用するユーザに当てはまる。さらに、天候が信号強度と信号の信頼性に影響することもある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
さらに、技術が進歩し、セルラ電話を所有するコストが低下したため、無線電話はごく一般的になった。無線加入プランの大部分は新しい加入者を引き付けるための報奨を含んでおり、こうした報奨は典型的には、夕方及び週末の時間帯を無料とし、加入者が使用し得るプライムタイム(prime time)の時間帯に限度を設けている。さらに、現在使用されている大部分の無線電話は、無線電話がユーザの使用した時間を記録できるようにする呼データ管理機能を含んでいる。この呼データ情報は典型的には無線加入サービスのウェブサイト上でも利用可能であり、そこではユーザはウェブサイトにログオンして夜間及び週末に使用した時間、プライムタイムに使用した時間、及び個々の1ヶ月の時間割り当ての残り時間を閲覧する。それにもかかわらず、典型的には特定のインターネットサイトにログオンするのは不便であるため、ユーザが呼データ情報を記録するのは困難であり、記録が必要な個々の月の使用量を記録するのは困難であることがある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本出願は、携帯セルラ電話機と、携帯セルラ電話機のための凹部(recess)を有するベースユニットと、ベースユニット中に含まれ携帯セルラ電話機からの情報を処理するプロセッサと、プロセッサが処理した情報を表示するディスプレイと、携帯セルラ電話機からの情報を操作する制御装置とを含む、固定した場所でセルラ電話ネットワークと共に使用する通信システムを開示する。
【0008】
また、携帯電話機と、携帯電話機のための凹部を有するベースユニットと、ベースユニット中に含まれ携帯電話機からの情報を処理するプロセッサと、プロセッサが処理した情報を表示するディスプレイと、携帯電話機からの情報を操作する制御装置とを含む、通信システムを開示する。この通信システムは、セルラ電話である携帯電話機と共に利用してもよく、通信システムはさらに、ベースユニットに収容し得るコードレス電話を含んでもよい。ベースユニットは、携帯電話機またはベースユニットと通信するためのキーパッドを含んでもよい。通信システムはさらに、ベースユニットに接続し信号をベースユニットに提供する遠隔アンテナを含んでもよい。
【0009】
また、本出願は、特定のセルラ加入に関連するセルラ電話情報を管理する方法であって、携帯セルラ電話機と携帯セルラ電話機のための凹部を有するベースユニットとを提供するステップであって、ベースユニットが携帯セルラ電話機からの情報を処理するプロセッサを含み、ベースユニットがさらにプロセッサが処理した情報を表示するディスプレイを有するステップと、携帯セルラ電話機からベースユニットに情報をダウンロードするステップと、携帯セルラ電話機からダウンロードした情報を処理するステップと、携帯セルラ電話機からダウンロードした情報をディスプレイ上に表示するステップと、携帯電話機からダウンロードした情報を操作するためベースユニットの制御を行うステップとを含む方法を開示する。
【0010】
添付の図面に示される好適実施例を参照して本発明をより詳細に説明するが、そこでは同じ要素には同じ参照符号を付す。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
セルラ通信システムのための多機能ベースユニットを開示する。このベースユニットは、以前のセルラ通信システムが利用できないことがあった、ユーザ宅内といった室内でユーザによるセルラ通信の利用を可能にする。本開示によれば、ベースユニットは、セルラ信号をベースユニットと、最終的には家または建物の内部のセルラ電話によって捕えることができるように、例えばユーザの家の上部またはユーザの土地にあるアンテナの上部に配置してもよい遠隔アンテナを含み、遠隔アンテナを使用していないならば、セルラ電話は家または建物の内部で信号を捕えることができないことがある。
【0012】
また、ユーザの加入プランの下でユーザに割り当てられた呼時間単位をユーザが効率的に利用できるように、ユーザのセルラ電話からの呼情報データをユーザが管理できる装置を開示する。例えば、ユーザは、夜間及び週末単位割り当て及びプライムタイム単位割り当ての下で使用する時間を追跡記録してもよい。
【0013】
また、ユーザの加入プランの下でユーザに割り当てられた呼時間単位をユーザが効率的に利用できるように、ユーザのセルラ電話からの呼情報データをユーザが管理できる装置と方法を開示する。例えば、ユーザは、夜間及び週末単位割り当て及びプライムタイム単位割り当ての下で使用する時間を追跡記録してもよい。
【0014】
本開示の典型的な実施例を図1に示す。多機能ベースユニット10は、セルラ電話14を受ける受け台13を備えたベース12を含む。受け台13は、ベース12がセルラ電話14と電気的に通信できるようにするために必要な電気接続部を含む。電気接続部は、セルラ電話が受け台13に置かれている間、ベース12によるセルラ電話の充電を可能にする。ベースユニット10は、ベースユニット10のAC入力のためのACコード23を含む。さらに、ベース12は、以下さらに説明するように、着信呼、発信呼、及びセルラ電話に格納した電子ディレクトリといったセルラ電話で利用可能な情報がベース12上で表示されるように、受け台13の電気接続部を通じてセルラ電話14と通信するために必要なソフトウェアを含む。
【0015】
また、ベース12は、コードレス地上通信線電話16と、コードレス電話16を受ける受け台とを含んでもよい。ディスプレイ18はベース12上での情報の表示を可能にするが、その際ディスプレイ18の寸法はセルラ電話14の典型的なディスプレイと比較して大きい。このためユーザに対する人間工学的な表示が可能になり、視力が悪いかまたは視力を失ったユーザといった不利なユーザに他の利点を提供することもある。
【0016】
また、ベース12は、ユーザによるベース12及びセルラ電話14との通信を可能にするように小型キーボード20と数値ダイヤルパッド22を含む。キーボードまたはキーパッドは、例えば、ユーザがキーボードまたはキーパッドからセルラ電話で呼を発信できるようにするものでもよく、またユーザがセルラ電話の電子ディレクトリの情報を入力またはその情報を編集できるようにするものでもよい。また、ベース12は、ベース12が地上通信線電話ジャック、コンピュータ、ファックス機、プリンタ及び/またはユーザのヘッドセットと通信するように必要なスピーカフォン、スピーカフォンスイッチ26、電子回路及び接続部24を含む。接続部は、地上通信線電話をベースユニット10に差し込みできるようにする、RJ11ジャックまたはDSL電話用ジャックといった電話用ジャックを含む。さらに、電話用ジャックによって、ベースユニットは、前に言及したものを含んでもよい他の周辺機器との接続が可能になる。アンテナ28は、遠隔地からベース12と通信するように、ワイヤまたはRF通信を通じて電子的に接続される。アンテナ28はユーザの家または建物の屋上に配置してもよく、あるいは、例えば、ユーザの家または建物に隣接するアンテナ塔の上部に配置してもよい。
【0017】
また、ベース12は、ユーザがセルラ電話及びベース12に配置した呼管理ソフトウェアとのインタフェースを有する他の手段を含む。ユーザインタフェースは、ベース12上に配置した複数のタッチスクリーンボタンまたは他のボタンを含んでもよい。典型的な実施例では、ベースは設定ボタン21、モードボタン11、ダウンスクロールボタン17、アップスクロールボタン15、及びクリアボタン19を含んでもよい。これらのボタンは以下説明するように使用すればよい。
【0018】
1つの実施例では、ユーザはベースユニットを電源に差し込んでからオン/オフスイッチをオン位置にする。そしてユーザは設定ボタン21を押下してLCD/LEDディスプレイ18を作動させる。モードボタン11を押下することによって、「随時」がディスプレイ18に表示される。そしてユーザは、ユーザが1ヶ月毎に契約した月極めの随時時間がディスプレイウィンドウ18に現れるまでアップスクロールボタン15を繰り返し押下すればよい。1つの例では、数字は50刻みで表示してもよい。ユーザは、ダウンスクロールボタンを押下することによって表示される数字を減少させればよく、このダウンスクロールボタンは、ボタンを押下する毎に、50刻みといった単位で数字を減少させる。正しい数字がディスプレイ18に現れたら、ユーザは設定ボタン21を押下する。
【0019】
そしてユーザはモードボタン11を押下してもよく、「夜間/週末」がディスプレイ18に現れる。次にユーザはアップスクロールボタン15を繰り返し押下して、ユーザが無線プロバイダと契約した月極めの夜間及び週末の正しい時間数を入力すればよい。夜間及び週末の時間数は、例えば、250分刻みで表示してもよい。ユーザはダウンスクロールボタン17を押下することによって合計表示時間を減少させてもよい。次にディスプレイ18は「月曜−金曜開始」を表示する。そしてユーザはアップスクロールボタン15を押下して表示される数字を増大するか、またはユーザはダウンスクロールボタンを押下して、午後の時間を表す1〜12時の間でエントリを順に減少させる。正しい数字が現れたら、ユーザは設定ボタン21を押下する。
【0020】
そしてディスプレイは「月曜−金曜終了」を表示する。次にユーザはアップスクロールボタン15またはダウンスクロールボタン17を押下して、午前の時間を表す1〜12時の間でエントリを順に減少させる。ディスプレイ18に正しい数字が現れたら、ユーザは設定ボタン21を押下する。この時点でユニットは、ユーザが平日の間使用を許可された夜間の時間帯についてプログラムされている。
【0021】
そしてディスプレイウィンドウは「週末−金曜開始」を表示する。次にユーザはアップスクロールボタン2を押下して午後の時間を表す1〜12時の間でエントリを順に増大させる。週末時間のユーザの割り当て開始に対応する正しい数字が現れたら、ユーザは設定ボタンを押下する。この時点でディスプレイは「週末−月曜終了」を表示する。そしてユーザはダウンスクロールボタンを押下して午前の時間を表す1〜12時の間でエントリを順に減少させる。週末時間のユーザの割り当て終了に対応する正しい数字が現れたら、ユーザは設定ボタンを押下する。この時点でユニットは、ユーザが週末の間使用を許可された週末の時間帯についてプログラムされている。
【0022】
そしてディスプレイは「課金月」を表示する。ユーザはアップスクロールボタン15を押下して、1年の月を表す1月〜12月の間で表示される数字を順に増大するか、またはユーザはダウンスクロールボタン17を押下して表示される数字を順に減少させればよい。ディスプレイ18に正しい数字が現れたら、ユーザは設定ボタン21を押下する。
【0023】
そしてディスプレイウィンドウは「課金開始」を表示する。次にユーザはアップスクロールボタン15を押下して、サービスプロバイダによる課金期間が開始される月日を表す1日〜31日の間で、表示される数字を順に増大するか、またはダウンスクロールボタン17を押下して入力を順に減少させる。正しい数字が現れたら、ユーザは設定ボタン21を押下する。
【0024】
そしてディスプレイ18は「課金終了」を表示する。次にユーザはアップスクロールボタン15を押下して、課金期間が終了する月日を表す1日〜31日の間で、表示される数字を順に増大するか、ダウンスクロールボタン17を押下してエントリを順に減少させる。正しい数字が現れたら、ユーザは設定ボタン21を押下する。代替案では、ソフトウェアはユーザによる課金開始入力に基づいて課金終了期限を計算する。
【0025】
そしてセルラ電話を凹部13に配置し、セルラ電話を起動してそのディスプレイに呼情報を表示する。次にユーザがモードボタン11を押下すると、システムのマイクロプロセッサはセルラ電話から呼情報の時間、日付、及び分を分類し、ディスプレイウィンドウ18にいくつかの合計を表示する。ディスプレイ18は、例えば次のように、1ヶ月の課金期間の合計を示す。
随時時間 XX
夜間週末時間 YY
合計時間 ZZ
上記で、「XX」、「YY」、及び「ZZ」とあるのは見本にすぎず、本開示によれば、各カテゴリについて適当な時間がディスプレイ18に図示または表示されるものである。
【0026】
そしてユーザはクリアボタン19を押下して、表示された期間についてのデータを消去する。これによって装置は、すぐ次の月の課金期間についてのデータを示すか、またはソフトウェアまたはユーザによる規定に従ってリセットされる。
【0027】
図2は、充電器32に接続したセルラ電話30と共に、本開示のシステムの典型的な略ブロック図を示す。充電器は、電源36に接続したDC電源アダプタ34から電力を受け取る。また、DC電源アダプタ34には入出力接合部38が接続されており、入出力接合部38は他方で信号増幅器及び変調器40に接続している。信号増幅器及び変調器40は遠隔アンテナ42から供給された信号を増幅する。また、信号増幅器及び変調器40はマイクロプロセッサ44にも接続しており、マイクロプロセッサ44は他方でキーボード46及び電子制御装置48に電子的に接続している。ディスプレイ50はマイクロプロセッサ44に接続しており、ディスプレイと信号増幅器及び変調器には、キーパッドを備えたスピーカフォンモジュール52が電子的に接続している。さらに、本開示のシステムを利用する場所で、信号増幅器及び変調器40によって多重化した1つの着信セルラ信号によって、多数の携帯電話機を利用できるように、システムは少なくとも1つ、またはいくつかの内線電話31を含んでもよい。本出願で開示する通信システムはさらに、リセット可能でもよく、ユーザに特定の情報及びユーザの特定のセルラ加入プランを格納するメモリモジュール47を含む。以下さらに説明するように、システムはさらに、ユーザの課金サイクル及び、ユーザのセルラ加入プランによって許可された時間カテゴリといったユーザからの情報を受け入れるようになっている。メモリモジュール47はさらに、携帯セルラ電話機30からプロセッサ44への最新のダウンロードサイクルからダウンロードした情報を格納するように、ランダムアクセスメモリすなわちRAMまたは他のメモリを含んでもよい。従って、電話機14をベースユニット10から取り外すことがあっても、ユーザは電話機14からの最新のダウンロード情報をディスプレイ18上で再び見ることができる。
【0028】
図3は、ベースユニット10に電子的に接続し、本開示の通信システムをさらに構成する複数の内線電話54a〜54cを示す。内線電話54a〜54cはベースユニット10に配線によって接続してもよく、また内線電話がベースユニット10に無線接続できる周波数で動作してもよい。また、ベースユニット10のACコード23のような適当な電気コード及び差し込み口によって電気差し込み口に差し込みできる電源充電ユニットとして、それぞれの内線電話に対応する内線電話ベースユニット56a〜56cを使用してもよい。
【0029】
図3に示す通信システムは、システムが無線着信電話呼を受信できるようにし、ユーザが無線セルラネットワークを利用して発信電話呼を発信できるようにする。
【0030】
図4は、本出願で開示する通信システムの略図を示すが、ここでは信号バス60を利用して、携帯電話機14をキーボード20及びコードレス電話機16とベースユニット12に接続する。
【0031】
図5は、図1に示す実施例と同様であるが、コードレス電話16とそのための凹部をベースユニットから除いた別の実施例を示す。
【0032】
本開示のソフトウェアとマイクロプロセッサは、セルラ電話からの呼情報データをダウンロード及び分析するシステムと方法を提供し、そのデータをいくつかのカテゴリに整理して無線キャリアとのユーザの加入によって規定されたパラメータの範囲内の使用量を追跡記録する機構を提供する。こうした所定のパラメータは、合計随時時間、合計夜間及び週末時間及び合計プライムタイム時間を含んでもよい。こうしたパラメータは全て、開示したシステムにユーザが入力した、ユーザの加入に応じた課金期間に一致する期間内で追跡記録される。本開示は、ユーザがユーザの意志で情報にアクセスできるようにすることによって、ユーザの時間を節約し、ユーザが自分の呼時間単位を管理する有効かつ効率的な手段を提供する。
【0033】
無線加入サービスの人気が高まるに連れて、本開示によるシステムはより多くの情報へのさらなる要求に対応するようプログラムしてもよい。これは、データを整理して、無線セルラ電話から他の無線セルラ電話に発信された呼といった呼発信時間を追跡記録したり、随時、夜間/週末、及び合計時間、または加入者のサービスプロバイダが課金し得る何らかの他の形の時間の同じパラメータ内でのブラウザアクセスのための呼時間を追跡記録したりすることを含むが、それらに制限されない。
【0034】
ユーザのセルラ電話に格納した情報へのアクセスを提供することによって、ユーザのセルラ電話の使い勝手と機能性が向上しより使いやすくなる。また、本開示の拡張された機能によって多くの人々がセルラ電話の購入と利用に興味を抱くようになるので、本開示はセルラ電話の販売業者やサービスプロバイダにも有益である。
【0035】
また、本出願で開示したソフトウェア及び追跡記録方法は、将来の無線電話に追加機能として組み込まれるものとして将来無線電話製造業者に提案してもよい。
【0036】
詳細な実施例を参照して本開示を示し説明したが、請求した開示の範囲から離れることなくその形態及び細部の様々な変更をなし得ることを当業者は理解するであろう。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本開示による、ユーザによる無線通信データの管理を可能にする多機能ベースユニットの透視図を示す図である。
【図2】本開示による多機能ベースユニット及びシステムの略ブロック図を示す図である。
【図3】多数の内線電話と共に本開示による多機能ベースユニットを示す図である。
【図4】本開示による多機能ベースユニットの回路図の略図を示す図である。
【図5】開示される通信システムの別の実施例を示す図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
通信システムであって、
携帯電話機と、
前記携帯電話機のための凹部を有するベースユニットと、
前記ベースユニット中に含まれ前記携帯電話機からの情報を処理するプロセッサと、
前記プロセッサが処理した情報を表示するディスプレイと、
前記情報を操作する制御装置と、を備える通信システム。
【請求項2】
前記携帯電話機がセルラ電話である、請求項1に記載の通信システム。
【請求項3】
コードレス電話のための第2の凹部を有するベースユニットを伴うコードレス電話をさらに備える、請求項2に記載の通信システム。
【請求項4】
前記携帯電話機または前記ベースユニットと通信するためのキーパッドをさらに備える、請求項1に記載の通信システム。
【請求項5】
信号を前記ベースユニットに提供するため前記ベースユニットに接続した遠隔アンテナをさらに備える、請求項1に記載の通信システム。
【請求項6】
前記信号がセルラ信号である、請求項5に記載の通信システム。
【請求項7】
前記ベースユニットが信号増幅器をさらに備える、請求項6に記載の通信システム。
【請求項8】
前記ベースユニットを周辺機器と接続するようになっている複数の出力または入力ジャックをさらに備える、請求項1に記載の通信システム。
【請求項9】
前記出力または入力ジャックが、前記ベースユニットを地上通信電話回線に接続する入力ジャックを含む、請求項8に記載の通信システム。
【請求項10】
少なくとも1つの内線電話機をさらに備える、請求項1に記載の通信システム。
【請求項11】
前記携帯電話機からの呼データを前記ディスプレイ上に表示できるように、該携帯電話機からの呼データを含む情報を該携帯電話機からダウンロードできる、請求項1に記載の通信システム。
【請求項12】
前記呼データが、特定のセルラ加入の下で使用された時間または利用可能な時間を含む、請求項11に記載の通信システム。
【請求項13】
前記通信システムが、ユーザが前記携帯電話機と通信しユーザのセルラ加入に対応するパラメータを前記ベースユニットで設定できるようになっている、請求項4に記載の通信システム。
【請求項14】
特定のセルラ加入に関連するセルラ電話情報を管理する方法であって、
携帯セルラ電話機と該携帯セルラ電話機のための凹部を有するベースユニットとを提供するステップであって、該ベースユニットが該携帯セルラ電話機からの情報を処理するプロセッサを含み、該ベースユニットがさらに該プロセッサが処理した情報を表示するディスプレイを有するステップと、
前記携帯セルラ電話機から前記ベースユニットに情報をダウンロードするステップと、
前記携帯セルラ電話機からダウンロードした情報を処理するステップと、
前記携帯セルラ電話機からダウンロードした情報を前記ディスプレイ上に表示するステップと、
前記携帯電話機からダウンロードした情報を操作するため前記ベースユニットの制御を行うステップとを含む方法。
【請求項15】
ユーザが前記ベースユニットで該ユーザのセルラ加入に対応するパラメータを設定する、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記ユーザの設定パラメータが、該ユーザのセルラ加入によるユーザの随意時間、合計夜間時間、週末時間、または合計プライムタイム時間を含むことができる、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記設定パラメータが、前記ユーザのセルラ加入による課金期間をさらに含む、請求項15に記載の方法。
【請求項18】
前記設定パラメータが、前記ユーザの課金期間に基づいて手動または自動で前記ユーザによってリセット可能である、請求項15に記載の方法。
【請求項19】
固定した場所でセルラ電話ネットワークと共に使用する通信システムであって、
携帯セルラ電話機と、
前記携帯セルラ電話機のための凹部を有するベースユニットと、
前記ベースユニット中に含まれ前記携帯セルラ電話機からの情報を処理するプロセッサと、
前記プロセッサが処理した情報を表示するディスプレイと、
前記情報を操作する制御装置と、を備える通信システム。
【請求項20】
前記プロセッサが、入力した情報を格納するメモリモジュールをさらに含む、請求項19に記載の通信システム。
【請求項21】
前記メモリモジュールが、特定のセルラ加入に関連する情報を格納するようになっている、請求項20に記載の通信システム。
【請求項22】
信号を前記ベースユニットに提供するため該ベースユニットに接続した遠隔アンテナをさらに備える、請求項19に記載の通信システム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate


【公表番号】特表2007−505594(P2007−505594A)
【公表日】平成19年3月8日(2007.3.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−533681(P2006−533681)
【出願日】平成16年6月9日(2004.6.9)
【国際出願番号】PCT/US2004/018454
【国際公開番号】WO2005/002245
【国際公開日】平成17年1月6日(2005.1.6)
【出願人】(505454971)トモトゥ,インコーポレイティド (1)
【Fターム(参考)】