説明

画像形成装置

【課題】格納された画像データのセキュリティを向上した画像形成装置を提供することである。
【解決手段】制御部は、パソコンから画像形成の要求を受け付ける(S11)。このとき、パソコンから入力された画像データをDRAMに格納する(S12)。制御部は、画像形成部により、DRAMに格納された画像データを基に画像を形成し用紙に出力する(S13)。そして、制御部は、用紙切れのエラーを検出する(S14)。そうすると、制御部は、DRAMに格納された画像データがあるか否かを判断する。ここで、DRAMに格納された画像データがあると判断すると(S15において、YES)、格納された画像データのセキュリティを保護するための所定の動作を行う(S18)。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、画像形成装置に関し、特に、セキュリティ機能を具備した画像形成装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
画像形成装置は、画像形成の要求を受け付けると、パソコンからの入力や画像読取り部からの読取等による画像データをDRAMに格納する。そして、DRAMから画像データを取り出して画像を形成する。格納した画像データは、全ての画像データの画像を形成後、DRAMから消去される。
【0003】
また、画像形成装置には、画像データをハードディスク等に長期的に格納する機能を具備するものがある。このような装置としては、例えば、特開平7−177277号公報(特許文献1)に開示されている。特許文献1によると、装置は、画像データをハードディスク等に格納する。そして、所定の期日を経過したタイミング等で、格納した画像データを自動的に消去することとしている。
【特許文献1】特開平7−177277号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
画像形成装置は、画像形成の要求を受け付けると、画像データをDRAMに格納し、DRAMから画像データを取り出して画像を形成し用紙に出力する。このとき、出力する用紙がなくなる用紙切れ等のエラーが発生すると、画像形成装置は、用紙への出力を中断して、エラーが解除された後に用紙への出力を再開する。
【0005】
ここで、ユーザが複数枚の画像形成を要求した場合、例えば、最後の一枚の出力時に用紙切れ等のエラーが発生すると、最後の一枚が出力されていないことに気づかない場合がある。そうすると、最後の一枚においては、第三者が用紙を補給した際にエラーが解除されて出力されることから、第三者にその内容を見られる等、セキュリティに問題がある。
【0006】
この発明の目的は、格納された画像データのセキュリティを向上した画像形成装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この発明に係る画像形成装置は、画像データを基に画像を形成する画像形成装置である。画像データを格納する格納手段と、格納手段により格納された画像データを基に、画像を形成する画像形成部と、画像形成部による画像形成中に、画像形成装置のエラーを検出する検出手段と、検出手段によりエラーを検出した際に、格納手段により格納された画像データがあるか否かを判断するデータ判断手段と、データ判断手段により、格納された画像データがあると判断すると、格納された画像データのセキュリティを保護するための所定の動作を行うよう制御する制御手段とを備える。
【0008】
ここで、エラーとは、例えば、排トナーの貯蔵容量が超えた場合や、用紙切れ、用紙搬送中の紙詰まり、トナー切れ等、画像形成を続行不可能な状態であって、画像形成装置の電源をON−OFFすることなく、消耗品の補充等、ユーザが対応可能な程度のエラーである。
【0009】
好ましくは、所定の動作は、格納手段により格納された画像データを消去する動作を含む。
【0010】
さらに好ましくは、画像形成部により画像を形成し用紙に出力された出力物を積載するトレイと、トレイから出力物が取り除かれたか否かを検知するセンサとを備え、所定の動作は、センサによりトレイから出力物が取り除かれたと検知すると、格納手段により格納された画像データがあることを報知する動作を含む。
【0011】
さらに好ましくは、報知する動作は、音によって報知する。
【0012】
さらに好ましくは、パスワードを入力させるパスワード入力手段を備え、所定の動作は、パスワード入力手段によりパスワードを入力されれば、格納手段により格納された画像データを基に画像を形成する動作を含む。
【0013】
さらに好ましくは、制御手段は、検出手段によりエラーを検出してからの時間を計測する時間計測手段を含み、時間計測手段により計測した時間が、所定の時間を経過すると、所定の動作を行うよう制御する。
【発明の効果】
【0014】
この発明によると、画像形成装置は、画像形成中にエラーを検出すると、格納された画像データがあるか否かを判断し、格納された画像データがあると判断すると、画像データのセキュリティを保護するための所定の動作を行う。これにより、画像形成中にエラーが発生し、格納された画像データの全てを画像形成できず、画像データを格納したままの状態であっても、所定の動作を行うことにより、その内容を他人に見られる虞を低減することができる。その結果、格納された画像データのセキュリティを向上することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、この発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は、この発明の一実施形態に係る画像形成装置をデジタル複合機10に適用した場合のデジタル複合機10の構成を示すブロック図である。図1を参照して、デジタル複合機10は、デジタル複合機10全体を制御する制御部11と、画像データ等の書き込みや読み出しを行うためのDRAM12と、デジタル複合機10の有する情報を表示する表示画面を含み、デジタル複合機10におけるユーザとのインターフェースとなる操作部13と、原稿を自動的に所定の原稿読み取り位置へ搬送する原稿送り装置14と、原稿送り装置14によって搬送されてきた原稿の画像を所定の読み取り位置でスキャナで読み取る画像読取り部15と、画像読取り部15で読み取られた原稿等からその画像を形成し用紙に出力する画像形成部16と、画像データ等を格納するハードディスク17と、公衆回線20に接続されるFAX通信部18と、ネットワーク21と接続するためのネットワークIF(インターフェース)部19と、画像形成部16により画像を形成し用紙に出力された出力物を積載するための排紙装置23とを備える。
【0016】
制御部11は、画像読取り部15から与えられる原稿データをDRAM12に圧縮符号化して書き込み、DRAM12に書き込んだデータを読み出し、伸張復号化して画像形成部16により出力する。
【0017】
デジタル複合機10は、画像読取り部15により読み取られた原稿を用いて、DRAM12を介して画像形成部16において画像を形成し用紙に出力することにより、複写機として作動する。また、デジタル複合機10は、ネットワークIF部19を通じて、ネットワーク21に接続されたパソコン22から送信された画像データを用いて、DRAM12を介して画像形成部16において画像を形成し用紙に出力することにより、プリンターとして作動する。さらに、デジタル複合機10は、FAX通信部18を通じて、公衆回線20から送信された画像データを用いて、DRAM12を介して画像形成部16において画像を形成し用紙に出力することにより、また、画像読取り部15により読み取られた原稿の画像データを、FAX通信部18を通じて公衆回線20に画像データを送信することにより、ファクシミリ装置として作動する。すなわち、デジタル複合機10は、画像処理に関し、複写(コピー)機能、プリンター機能、FAX機能等、複数の機能を有する。さらに、各機能に対しても、さらに詳細に設定可能な機能を有する。
【0018】
なお、図1において、太線の矢印は画像データの流れを示しており、細線の矢印は制御信号または制御データの流れを示している。
【0019】
図2は、デジタル複合機10のプリンター機能を利用して、画像を形成し用紙に出力する場合を示すフローチャートである。図1〜図2を参照して、デジタル複合機10のプリンター機能を利用して、画像を形成し用紙に出力する場合について説明する。
【0020】
まず、制御部11は、パソコン22から画像形成の要求を受け付ける(図2において、ステップS11、以下ステップを省略する)。このとき、パソコン22から入力された画像データをDRAM12に格納する(S12)。ここで、DRAM12は、格納手段として作動する。なお、パソコン22から入力された画像データは、複数ページ、例えば、10ページから構成されている。
【0021】
制御部11は、画像形成部16により、DRAM12に格納された画像データを基に画像を形成し用紙に出力する(S13)。このとき、制御部11は、1ページ目から順次用紙に出力する。
【0022】
そして、制御部11は、10ページ目の画像を形成しようとする際に、用紙切れのエラーを検出する(S14)。ここで、制御部11は、検出手段として作動する。
【0023】
そうすると、制御部11は、DRAM12に格納された画像データがあるか否かを判断する。ここで、制御部11は、データ判断手段として作動する。この場合、S14において、10ページ目の画像を形成しようとする際に、用紙切れのエラーを検出したことから、格納された画像データの全てを用紙に出力していない。したがって、DRAM12に格納された画像データがあると判断し(S15において、YES)、S14において、エラーを検出してからの時間を計測する(S16)。ここで、制御部11は、時間計測手段として作動する。そして、計測した時間が、所定の時間を経過すると(S17において、YES)、制御部11は、格納された画像データのセキュリティを保護するための所定の動作を行う。ここで、制御部11は、制御手段として作動する。ここでは、所定の動作として、DRAM12に格納された画像データを消去する(S18)。
【0024】
このように、デジタル複合機10は、画像形成中にエラーを検出すると、格納された画像データがあるか否かを判断し、格納された画像データがあると判断すると、画像データのセキュリティを保護するための所定の動作を行う。これにより、画像形成中にエラーが発生し、格納された画像データの全てを画像形成できず、画像データを格納したままの状態であっても、所定の動作を行うことにより、その内容を他人に見られる虞を低減することができる。その結果、格納された画像データのセキュリティを向上することができる。
【0025】
また、この実施形態においては、所定の動作として、格納された画像データを消去することから、エラーが解除された後に、画像データを基に画像を形成し用紙に出力されることはない。したがって、セキュリティをより向上させることができる。
【0026】
なお、S15において、DRAM12に格納された画像データがないと判断した場合には(S15において、NO)、制御部11は、所定の動作を行うことはない。
【0027】
また、S17において、所定の時間を経過していない場合には(S17において、NO)、格納された画像データを消去することなく、そのまま格納した状態を維持する。
【0028】
次に、本発明の他の実施形態について説明する。図3は、デジタル複合機10に含まれる排紙装置23の一例を示す図である。図3を参照して、排紙装置23は、画像形成部16により画像を形成し用紙に出力された出力物27を積載するトレイ24と、トレイ24から出力物27が取り除かれたか否かを検知するセンサ26とを備える。
【0029】
センサ26は、トレイ24上に設置される。センサ26は、光を照射する発光部26aと、発光部26aから照射され、出力物27で反射した光を受光する受光部26bとを含む反射型センサである。具体的には、トレイ24に出力物27が積載されると、発光部26aから照射された光は、出力物27に反射する。この反射光を受光部26bで受光することにより、センサ26は、トレイ24に出力物27が積載されたことを検知する。また、トレイ24に積載された出力物27が取り除かれると、発光部26aから照射された光は、出力物27に反射しなくなる。したがって、受光部26bで発光部26aから照射された光を受光できなくなることにより、センサ26は、トレイ24に積載された出力物27が取り除かれたことを検知する。
【0030】
図4は、他の実施形態におけるデジタル複合機10のプリンター機能を利用して、画像を形成し用紙に出力する場合を示すフローチャートである。図1〜図4を参照して、他の実施形態におけるデジタル複合機10のプリンター機能を利用して、画像を形成し用紙に出力する場合について説明する。なお、図4中のS21〜S23においては、図2中のS11〜S13と同様であるため、説明は省略する。
【0031】
S23において、画像形成部16により、DRAM12に格納された画像データを基に画像を形成し用紙に出力すると、トレイ24に出力物27が積載される。そうすると、センサ26は、トレイ24に出力物27が積載されたことを検知する(S24)。
【0032】
ここで、制御部11は、図2中のS14と同様に、用紙切れのエラーを検出する(S25)。制御部11は、DRAM12に格納された画像データがあるか否かを判断する。すなわち、格納された画像データの全てを用紙に出力したか否かを判断する。ここで、DRAM12に格納された画像データがあると判断すると(S26において、YES)、すなわち、格納された画像データの全てを用紙に出力していないと判断すると、センサ26は、出力物27がトレイ24から取り除かれたか否かを検知する。
【0033】
ここで、出力物27がトレイ24から取り除かれたと検知すると(S27において、YES)、制御部11は、音によって、格納された画像データがあることを報知する(S28)。すなわち、画像形成を要求された画像データの全てを画像形成できず、用紙に出力できていないことを報知する。報知においては、例えば、音によって報知する。具体的には、デジタル複合機10は、ブザーを含む構成とし、ブザーによって報知する。
【0034】
このように、音によって報知することにより、ユーザは、画像形成を要求した画像データの全てを画像形成されず、用紙に出力されていないことに容易に気づくことができる。これにより、格納された画像データの内容を他人に見られる虞を低減することができる。その結果、格納された画像データのセキュリティを向上することができる。
【0035】
なお、S27において、出力物27がトレイ24から取り除かれていないと検知すると(S27において、NO)、制御部11は、格納された画像データがあることを報知しない。
【0036】
また、報知においては、音に限ることなく、例えば、光によって報知してもよいし、表示画面に表示することによって報知してもよい。
【0037】
次に、本発明のさらに他の実施形態について説明する。図5は、さらに他の実施形態におけるデジタル複合機10のプリンター機能を利用して、画像を形成し用紙に出力する場合を示すフローチャートである。図1〜図5を参照して、さらに他の実施形態におけるデジタル複合機10のプリンター機能を利用して、画像を形成し用紙に出力する場合について説明する。なお、図5中のS31〜S34においては、図2中のS11〜S14と同様であるため、説明は省略する。
【0038】
S34において、制御部11は、用紙切れのエラーを検出すると、用紙を補充されることにより、エラーを解除する(S35)。そうすると、制御部11は、操作部13の表示画面に、暗証番号等のパスワードを入力させる画面を表示する(S36)。図6は、画面30の一例を示す図である。ここで、画面30は、パスワード入力手段として作動する。そして、画面30にパスワードが入力されると(S37において、YES)、制御部11は、DRAM12に格納した画像データを基に画像を形成し用紙に出力することを再開する(S38)。
【0039】
このように、パスワードを入力させることにより、ユーザが、画像形成を要求した画像データの全てを画像形成されず、用紙に出力されていないことに気づかない場合であっても、格納された画像データの内容を他人に見られる虞を低減することができる。その結果、格納された画像データのセキュリティを向上することができる。
【0040】
なお、入力されたパスワードをハードディスク17等に保存して、格納された画像データを基に画像形成された履歴を検索可能としてもよい。これにより、どのユーザによって画像形成されたかを容易に判別することができ、セキュリティをより向上させることができる。
【0041】
また、S37において、パスワードが入力されない場合には(S37において、NO)、S35において、エラーを解除された場合であっても、画像の形成を再開することはない。
【0042】
なお、上記の実施の形態においては、エラーとして、用紙切れが発生する例について説明したが、これに限ることなく、排トナーの貯蔵容量が超えた場合や、用紙搬送中の紙詰まり、トナー切れ等、画像形成を続行不可能な状態であって、デジタル複合機10の電源をON−OFFすることなく、消耗品の補充等、ユーザが対応可能な程度のエラーであればよい。
【0043】
また、上記の実施の形態においては、デジタル複合機10のプリンター機能を利用する例について説明したが、これに限ることなく、コピー機能やFAX機能を利用する際にも適用することができる。
【0044】
以上、図面を参照してこの発明の実施形態を説明したが、この発明は、図示した実施形態のものに限定されない。図示した実施形態に対して、この発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】この発明の一実施形態に係る画像形成装置をデジタル複合機に適用した場合のデジタル複合機の構成を示すブロック図である。
【図2】デジタル複合機のプリンター機能を利用して、画像を形成し用紙に出力する場合を示すフローチャートである。
【図3】デジタル複合機に含まれる排紙装置の一例を示す図である。
【図4】他の実施形態におけるデジタル複合機のプリンター機能を利用して、画像を形成し用紙に出力する場合を示すフローチャートである。
【図5】さらに他の実施形態におけるデジタル複合機のプリンター機能を利用して、画像を形成し用紙に出力する場合を示すフローチャートである。
【図6】画面の一例を示す図である。
【符号の説明】
【0046】
10 デジタル複合機、11 制御部、12 DRAM、13 操作部、14 原稿送り装置、15 画像読取り部、16 画像形成部、17 ハードディスク、18 FAX通信部、19 ネットワークIF部、20 公衆回線、21 ネットワーク、22 パソコン、23 排紙装置、24 トレイ、26 センサ、26a 発光部、26b 受光部、27 出力物、30 画面。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像データを基に画像を形成する画像形成装置であって、
画像データを格納する格納手段と、
前記格納手段により格納された画像データを基に、画像を形成する画像形成部と、
前記画像形成部による画像形成中に、前記画像形成装置のエラーを検出する検出手段と、
前記検出手段によりエラーを検出した際に、前記格納手段により格納された画像データがあるか否かを判断するデータ判断手段と、
前記データ判断手段により、格納された画像データがあると判断すると、格納された画像データのセキュリティを保護するための所定の動作を行うよう制御する制御手段とを備える、画像形成装置。
【請求項2】
前記所定の動作は、前記格納手段により格納された画像データを消去する動作を含む、請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記画像形成部により画像を形成し用紙に出力された出力物を積載するトレイと、
前記トレイから出力物が取り除かれたか否かを検知するセンサとを備え、
前記所定の動作は、前記センサにより前記トレイから出力物が取り除かれたと検知すると、前記格納手段により格納された画像データがあることを報知する動作を含む、請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記報知する動作は、音によって報知する、請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
パスワードを入力させるパスワード入力手段を備え、
前記所定の動作は、前記パスワード入力手段によりパスワードを入力されれば、前記格納手段により格納された画像データを基に画像を形成する動作を含む、請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記制御手段は、前記検出手段によりエラーを検出してからの時間を計測する時間計測手段を含み、前記時間計測手段により計測した時間が、所定の時間を経過すると、前記所定の動作を行うよう制御する、請求項1〜5のいずれかに記載の画像形成装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2010−50683(P2010−50683A)
【公開日】平成22年3月4日(2010.3.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−212594(P2008−212594)
【出願日】平成20年8月21日(2008.8.21)
【出願人】(000006150)京セラミタ株式会社 (13,173)
【Fターム(参考)】