説明

緊急通報システム及び携帯端末

【課題】車等の移動体が故障又は破壊した場合であっても、位置検出や外部への通報を可能とすることができる緊急通報システム及び携帯端末を提供すること。
【解決手段】緊急状態通報システム1は、移動体の緊急状態を通報するための緊急通報システムであって、移動体の緊急状態を検出する緊急状態検出装置10と、緊急状態検出装置からの緊急状態検出信号を受信する携帯端末20とを備える。携帯端末20は、現在の位置を検出する位置情報検出部24と、緊急時の通知先が格納されたメモリ25と、緊急状態検出信号を受信する受信部21と、受信部21により緊急状態検出信号が受信されたら、メモリ25に格納された通知先へ現在の位置情報、及び/又は当該システムの加入者情報を送信する無線通信部23とを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、移動体の緊急状態を通報するための緊急状態通報システム及び緊急状態通報システムを構成する携帯端末に関する。
【背景技術】
【0002】
車両事故時の緊急通報において、救援作業を効率的に進めるためには、事故車両の位置情報、車両情報、及び被救援者の情報などを迅速、かつ正確に救援部隊に連絡する必要があり、各種の緊急通報システムが提案されている(例えば特許文献1乃至3参照)。
【0003】
図4は、特許文献1に記載の車両用緊急情報通報装置のシステムを示す。車両用緊急情報通報装置は、マイコン101、GPSやジャイロ等からなる自車位置検出手段102、ユーザの名前、生年月日、血液型等のユーザ情報及び車両番号等の車両情報を記憶しているメモリ103、車両に関する緊急情報を手動に応じて発生する緊急通報スイッチ104、車両に関する緊急情報を自動的に発生するエアバック信号入力手段105、携帯電話(又はPHSその他の携帯通信端末)106、携帯通信端末の装着の有無を検出する携帯電話有無検出スイッチ107、音声合成装置108、車両内の音声情報を車両外に報知する拡声器等の拡声手段としての外部スピーカ109である。
【0004】
次に動作について説明する。図5はマイコン101のメインフローチャートであり、所定のイニシャライズ処理(ステップS101)の後、位置検出処理(ステップS102)、メモリ制御処理(ステップS103)、緊急情報処理(ステップS104)、会話処理(ステップS105)、その他の処理(ステップS106)を繰り返し実行する。
ステップS102の自車位置検出処理では、車両の現在位置を一定時間(例えば、1秒)ごとに検出してマイコン101に入力する。ステップS103のメモリ制御処理では、マイコン101は得られるこの位置情報をメモリ103に逐次入力して前回の位置情報を更新する。また、ユーザ情報、車両情報の設定入力があったときは、その設定情報をメモリに書き込む。
【0005】
後述するステップS104の緊急情報処理後におけるステップS105の会話処理では、携帯電話を介して緊急センター(所定の緊急対策機関)とユーザとの間の会話情報を送受信して、事故の状況や処置等の内容が連絡できるようにする。ステップS106のその他の処理では、音声合成装置108に記憶されている合成音声データを読み出して外部スピーカ109に入力し、この外部スピーカ109を開いて緊急通信を車両外に報知する。
【0006】
図6は図5のステップS104における緊急情報処理のフローである。緊急通報スイッチはオンであるか否かを判別し(ステップS111)、このスイッチがオフである場合には、エアバック展開信号入力があったか否かを判別する(ステップS112)。この信号入力がない場合には、ステップS111に移行して緊急通報スイッチのオン・オフを判別する。緊急通報スイッチがオンの場合、又はエアバック展開信号入力があったとき、すなわち事故等の緊急事態が発生した場合には、携帯電話有無検出スイッチの状態を検索して、携帯電話が装着されているか否かを判別する(ステップS113)。
【0007】
携帯電話が装着されている場合には、さらに電波が届く接続圏内であるか否かを判別する(ステップS114)。接続圏内である場合には、緊急通報センタに発呼して無線回線を確立し、携帯電話を用いた緊急通報を行って、メモリから読み出したユーザ情報、車両情報及び位置情報を緊急通報センタに送信する(ステップS115)。
【0008】
ステップS113において携帯電話が装着されていない場合、又はステップS114において電波が届かない接続圏外である場合には、音声合成装置と外部スピーカ(拡声器)を用いた緊急通報を車両外に報知する(ステップS116)。すなわち、携帯電話によって緊急通報センタと通信できない場合には緊急通報を車両外の周囲の車両や人に通報して支援を仰ぐ。
【0009】
また、特許文献2には、車両に搭載された処理部に記憶部を備え、当該記憶部に携帯電話の電話番号を記憶し、事故等が起こった際には、記憶された電話番号を処理部に接続されている携帯電話を用いて受信センタに通知するシステムが記載されている。
【0010】
さらに、特許文献3には、緊急時に車載端末を介して情報サービスセンターに通知するシステムが記載されている。
【特許文献1】特開2002−187510号公報
【特許文献2】特開2002−279567号公報
【特許文献3】特公2001−037240号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
しかしながら、特許文献1乃至3に記載されたシステムでは、いずれも車載端末又は車載装置によって位置検出や外部への通報が行われるため、当該端末又は装置が事故等によって故障又は破壊した場合、位置検出が不能になったり、外部への通報を実行することができなくなるという問題点がある。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明に係る緊急通報システムは、移動体の緊急状態を通報するための緊急通報システムであって、移動体の緊急状態を検出する緊急状態検出装置と、前記緊急状態検出装置からの緊急状態検出信号を受信する携帯端末とを備え、前記携帯端末は、緊急時の通知先が格納されたメモリと、前記緊急状態検出信号を受信する受信部と、前記受信部により前記緊急状態検出信号が受信されたら、前記メモリに格納された前記通知先へ当該システムの加入者情報を送信する無線通信部とを有するものである。
【0013】
本発明にかかる携帯端末は、移動体の緊急状態を通報するための緊急通報システムを構成する携帯端末であって、緊急状態検出装置からの緊急状態検出信号を受信する受信部と、緊急時の通知先が格納されたメモリと、前記受信部により前記緊急状態検出信号が受信されたら、前記メモリに格納された前記通知先へ当該システムの加入者情報を送信する無線通信部とを有するものである。
【0014】
本発明においては、加入者自身が所有する携帯端末が緊急状態検出信号を受け取ると、予め登録してあったシステム加入者の情報を送信するため、プライバシーの保護を図ることができると共に、通知先に通知するのは携帯端末なので移動体が事故等により故障しても影響なく通知することができる。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、加入者自身が所持する携帯端末が緊急情報検出信号を受け取ると、予め登録してあった通知先へ現在の位置情報やシステム加入者の情報を携帯端末が通知するため、車等の移動体が事故等により故障又は破壊した場合であっても、位置検出や外部への通報を可能とすることができる緊急通報システム及び携帯端末を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。この実施の形態は、本発明を、例えばBluetoothなどの近距離無線通信機能を備えた、携帯電話等の加入者端末及び車両の異常を検出する装置からなる緊急通報システムに適用したものである。
【0017】
本実施の形態においては、車両に搭載されている事故検出機器と、各搭乗者が所持する加入者端末とが、近距離無線通信を介して通信を確立することができる。そして、各加入者端末は、搭乗者ごとのユーザ情報を保存するメモリ領域と位置情報検出部を備え、車両機器から事故検出通知(異常状態検出通知)が送られてきた際は、加入者端末のメモリ領域に予め登録された緊急連絡先にユーザ情報及び現在の位置情報を通報する。当該緊急通報システムに加入している加入者端末は、事故車両に搭乗する各被救援者の個人情報を迅速かつ正確に救援部隊に展開することに適している。ここで、本実施の形態においては、加入者端末として携帯電話を利用する場合について説明する。なお、加入者端末としては、車両等の移動体に搭乗する搭乗者が各自で所持できる端末であって、無線通信機能を有するものであれば、携帯電話に限らない。
【0018】
図1は、本実施の形態にかかる緊急通報システムを示すブロック図である。緊急通報システム1は、車両の緊急状態を検出する車載機器10と、車両に搭乗する各搭乗者が所有する携帯端末A〜Cとで構成される。車載機器10は、緊急通報スイッチ11、エアバッグ信号入力部12、近距離無線通信部13、加入者端末有無検出スイッチ14、マイコン15、メモリ16、音声合成装置17及び外部スピーカ18等を有する。
【0019】
緊急情報スイッチ11は、車両に関する緊急情報を手動に応じて発生するスイッチである。エアバッグ信号入力部12は、乗員保護装置として設けられているエアバッグシステムからのエアバッグ信号を受け取りこれを近距離無線通信部13を介して各加入者端末20、30、40に送信する。エアバッグシステムは、例えばセンサ、インフレータ、バッグ、回転コネクタ(運転席側のみ)、及びコントロールユニット等から構成される。車両の衝突による衝撃を感知したセンサからの信号がコントロールユニットを経由して、インフレータ(ガス発生装置)を点火させ、発生したガスにより瞬時にバッグをふくらませる。エアバッグ信号入力部は、例えばこの衝突検出センサからの信号を受け取り出力する。
【0020】
近距離無線通信部13は、例えばBluetoothなどであるが、車両に搭乗している搭乗者の所持している加入者端末A〜Cと通信可能な手段であればよい。この近距離無線通信部13により、加入者端末A〜Cに対し、緊急時に緊急状態検出信号としてエアバッグ信号が送信される。ここで、加入者端末(携帯電話)に緊急状態検出信号を送信する際、近距離通信13は、同時に複数の加入者端末(A〜C)に対して緊急状態検出信号を送信することができる。
【0021】
メモリ16は、車両登録情報が格納されている。このメモリ16には、車両の所有者の名前、当該車両所有者の生年月日、血液型等のユーザ情報及び車両番号等の車両情報が格納されている。当該メモリ16の情報も緊急時に読み出されて加入者端末A〜Cに送信することも可能である。音声合成装置17は、外部スピーカ18から出力する音声を合成する。例えば緊急時に車両情報を外部スピーカ18から出力する。外部スピーカ18は、車両内の音声情報を車両外に報知する拡声器等である。
【0022】
加入者端末A(20)は、近距離無線通信部21、制御部22、無線通信部23、位置情出部24及びメモリ25を有する。近距離無線通信部21は、車載機器10と無線通信するための手段であり、車載機器10から、車両の緊急状態を検出した際の緊急状態検出信号を受け取る。緊急状態検出信号としては、本実施の形態においては、エアバッグ信号としているが、その他、車両の衝突を検出するセンサを設け、当該センサから衝突検出時に緊急状態検出信号を受け取ってもよい。
【0023】
位置情報検出部24は、GPS(Global Positioning System:全地球測位システム)やジャイロ等からなり、例えば1秒毎等定期的に、または任意のタイミングで現在の車両の位置を検出する。メモリ25は、当該加入者端末Aの所有者(ユーザ)のユーザの名前、生年月日、血液型等のユーザ情報と、緊急時に通報する通報先の情報が格納されている。通報先は、加入者が各自設定することができ、当該緊急通報システムを管理する管理センタ、救援活動を実施する救急車両や救援機関、ユーザが緊急時に通報先として指定した家族、友人等、及び保険機関などである。この緊急通報先は、ユーザ自身が緊急通報先の例えば電話番号をユーザが設定することができるため、任意で緊急通報先を複数又は多数設定しておくことができる。
【0024】
無線通信部23は、緊急時に位置情報検出部24が検出した最新の位置情報をメモリ25に格納されている緊急通報先に通知する。具体的には、制御部22が、近距離無線通信部21を介して緊急状態検出信号を受け取ると、位置情報検出部24の取得した最新の位置情報、又はその後位置情報を取得して、メモリ25に格納されている緊急通報先に当該位置情報及びユーザ情報を無線通信部23を介して送信する。
【0025】
図2は、本実施の形態にかかる緊急通報システムの緊急時の通報方法を示すフローチャートである。図3は、緊急通報システムが通報する通報先を説明する図である。図2に示すように、本実施の形態においては、例えば、位置検出部24は、定期的に車両の位置情報を検出している(ステップS1)。制御部22は、緊急状態検出信号の入力の有無を検出する(ステップS2)。ここで、車両が衝突し、エアバッグ信号入力部12からそのエアバッグ信号を出力する。これをマイコン15が近距離無線通信部13を介して各加入者端末20、30、40に送信する。加入者端末20、30、40の各制御部22、32、42は近距離無線通信部21、31、41を介しエアバッグ信号を受け取ると位置情報検出部24から最新の位置情報を取得する(ステップS3)。次いで、メモリ25に格納されている、位置情報と共に緊急通報先に送信すべきユーザ情報を読み出す(ステップS4)。このユーザ情報は、当該システム加入者が予めどのようなユーザ情報を送信するかを設定しておくことができる。また、通報先に応じて、送るユーザ情報を異ならせるようにしてもよい。そしてユーザ情報及び位置情報を無線通信部23を介して各緊急通報先に送信する。
【0026】
本実施の形態においては、緊急状態検出のトリガをエアバック等の信号からもらい、管理センタとの通信を携帯電話にて実行することにより、トリガをエアバック等の信号からもらう点以外は、車載装置に依存しないため、車載の端末が故障又は破壊した際でも確実に通報を行うことができる。
【0027】
また、携帯電話に登録しておく緊急連絡先の電話番号をユーザが設定しておくことにより、ユーザの任意で、通知先、例えば保険会社、自宅、及び友人等を複数又は多数決定することができる。そして、車載装置側はトリガを発生させるだけでよく、極めて簡便な構成とすることができる。さらに、上記特許文献1に記載の技術では、車両に依存しない情報を展開するために、接続された携帯電話の電話番号を車両機器が管理する必要があり、プライバシーの保護に欠ける。また、特許文献2に記載の技術においても、車載装置側に電話番号という個人データを登録する必要性があり、タクシー等に適用した場合には、乗車する際に個人情報を登録する必要があり、個人情報の保護に欠ける。これに対し、本実施の形態においては、タクシー等に適用した場合にも、乗車する際に個人情報を登録する必要性がなくなり、個人情報の保護を行うことが可能である。
【0028】
さらにまた、特許文献2においては、車両機器がデータの記憶、制御を担当するため、記憶するデータは車両に依存した情報(車両番号や所有者の情報)となり、特に、タクシーやレンタカーなど、不特定多数のユーザが利用する車両には適用が困難となるが、本実施の形態においては、個人が所有する携帯電話にて緊急通報することができ、タクシーやレンタカーにおいても、緊急時にトリガを発生させる緊急状態検出装置を装備するのみで本システムの適用が可能となる。
【0029】
なお、本発明は上述した実施の形態のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】本発明の実施の形態にかかる緊急通報システムを示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態にかかる緊急通報システムの緊急時の通報方法を示すフローチャートである。
【図3】本発明の実施の携帯にかかる緊急通報システムが通報する通報先を説明する図である。
【図4】特許文献1に記載の車両用緊急情報通報装置のシステムを示す図である。
【図5】特許文献1に岸あの車両緊急情報通報装置のマイコンのメインフローチャートである。
【図6】図5のステップS104における緊急情報処理のフローチャートである。
【符号の説明】
【0031】
10 車載機器
11 緊急通報スイッチ
11 緊急情報スイッチ
12 エアバッグ信号入力部
13 近距離無線通信部
14 加入者端末有無検出スイッチ
15 マイコン
16 メモリ
17 音声合成装置
18 外部スピーカ
20 加入者端末
21 近距離無線通信部
22 制御部
22 各制御部
23 無線通信部
24 位置情報検出部
25 メモリ
101 マイコン
102 自車位置検出手段
103 メモリ
104 緊急通報スイッチ
105 エアバック信号入力手段
107 携帯電話有無検出スイッチ
108 音声合成装置
109 外部スピーカ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
移動体の緊急状態を通報するための緊急通報システムであって、
移動体の緊急状態を検出する緊急状態検出装置と、
前記緊急状態検出装置からの緊急状態検出信号を受信する携帯端末とを備え、
前記携帯端末は、
緊急時の通知先が格納されたメモリと、
前記緊急状態検出信号を受信する受信部と、
前記受信部により前記緊急状態検出信号が受信されたら、前記メモリに格納された前記通知先へ当該システムの加入者情報を送信する無線通信部とを有する緊急状態通報システム。
【請求項2】
前記通知先は、当該システムを管理する管理センタ、救援活動を行う救援機関、及び当該システム加入者が指定した緊急連絡先のいずれか1以上を含む
ことを特徴とする請求項1記載の緊急状態通報システム。
【請求項3】
前記移動体は、車両であることを特徴とする請求項1又は2記載の緊急状態通報システム。
【請求項4】
前記緊急状態検出装置は、前記移動体である車両に備えられた乗員保護装置である
ことを特徴とする請求項1又は2記載の緊急状態通報システム。
【請求項5】
前記緊急状態検出装置は、前記移動体である車両の衝突を検出するセンサである
ことを特徴とする請求項1又は2記載の緊急状態通報システム。
【請求項6】
前記携帯端末は複数であって、
前記緊急状態検出装置は、前記緊急状態検出信号を前記複数の携帯端末に同時に送信する
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項記載の緊急状態通報システム。
【請求項7】
前記携帯端末は、現在の位置を検出する位置検出部を有する
ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項記載の緊急状態通報システム。
【請求項8】
前記無線通信部は、前記位置検出部により検出された現在の位置を前記通知先へ通知する
ことを特徴とする請求項7項記載の緊急状態通報システム。
【請求項9】
移動体の緊急状態を通報するための緊急通報システムを構成する携帯端末であって、
緊急状態検出装置からの緊急状態検出信号を受信する受信部と、
緊急時の通知先が格納されたメモリと、
前記受信部により前記緊急状態検出信号が受信されたら、前記メモリに格納された前記通知先へ当該システムの加入者情報を送信する無線通信部とを有する携帯端末。
【請求項10】
現在の位置を検出する位置検出部を更に有し、
前記無線通信部は、前記位置検出部により検出された現在の位置を前記通知先へ通知する
ことを特徴とする請求項9記載の携帯端末。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2009−3806(P2009−3806A)
【公開日】平成21年1月8日(2009.1.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−165575(P2007−165575)
【出願日】平成19年6月22日(2007.6.22)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.Bluetooth
【出願人】(302062931)NECエレクトロニクス株式会社 (8,021)
【Fターム(参考)】