説明

脂肪酸アミドヒドロラーゼの三環系阻害剤

2位にアルファケト側鎖および5位に芳香族、ヘテロ芳香族またはヘテロ環の置換基を有する一連の置換オキサゾール化合物が開示される。これらの化合物は、脂肪酸アミドヒドロラーゼの阻害を示し、その酵素を含む悪性状態の治療に有用である。一つの態様において、本発明は、FAAH活性によって媒介される疾患、障害、または医学的状態を患っているまたはそれらと診断される対象を治療する方法であって、このような治療を必要としている対象に、有効量の式(I)の化合物、またはこのような化合物の薬学的に許容される塩、薬学的に許容されるプロドラッグ、もしくは薬学的に活性な代謝産物を投与する工程を含む方法に関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
以下の構造:
【化151】

[式中、Arは、オキサゾールへのその結合点として炭素を有する5員または6員のアリールまたはヘテロアリール環であり;
は、−(C〜Cアルキル)、−(C〜Cアルキル)、−CF、−CN、1個、2個、または3個のフルオロ置換基で場合によって置換された−C(O)C〜Cアルキル、−CO(C〜Cアルキル)、−COH、−C(O)N(R)R、−OH、−O(C〜Cアルキル)、ハロ、−NO、−NR、−N(R)C(O)R、−N(R)SO、−SON(R)R、−SR、−S(O)R、および−SOからなる群から独立して選択され;
ここで、RおよびRは、−H、−(C〜Cアルキル)、および−(C〜Cシクロアルキル)からなる群からそれぞれ独立して選択され;
は、−(C〜Cアルキル)、−(C〜Cアルキル)、−CF、−CN、1個、2個、または3個のフルオロ置換基で場合によって置換された−C(O)C〜Cアルキル、−CO(C〜Cアルキル)、−COH、−C(O)N(R)R、−OH、−O(C〜Cアルキル)、−ハロ、−NO、−NR、−N(R)C(O)R、−N(R)SO、−SON(R)R、−SR、−S(O)R、−SOからなる群から独立して選択され;
ここで、RおよびRは、−H、−(C〜Cアルキル)、および−(C〜Cシクロアルキル)からなる群からそれぞれ独立して選択され;
Arは、
【化152】

からなる基の群から選択され;
Xは、−CH−、−O−、−S−、−S(O)−、−S(O)−、−NR−、−C≡C−、−CH(OH)−、および−C(O)NH−からなる二価基の群から選択され;
およびRは、−H、−NHBOC、−F、−Cl、−Br、−I、−NH、−NO、−O(C〜Cアルキル)、−S(C〜Cアルキル)、−S(O)(C〜Cアルキル)、−S(O)(C〜Cアルキル)、−CF、−COOH、−CO(C〜Cアルキル)および−(C〜Cアルキル)からなる群から独立して選択され;
は、−H、および−(C〜Cアルキル)からなる群から選択され;
Zは、−O−、−S−、および−NR−からなる二価基の群から選択され;
mは0から6の整数であり;
nは0から6の整数であり;
ただし:
mが0である場合、nは0であることができず;
Xが−CH−である場合、Arはフェニルであることができない]
を有する化合物、および式Iの化合物の薬学的に許容される塩、プロドラッグまたは生物学的に活性な代謝産物。
【請求項2】
Arが、フェニル、ピリジル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピリミジンジオン、ピラジニル、チオフェニル、フラニル、イミダゾリル、オキサゾリル、トリアゾリルおよびテトラゾリルからなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
Arが、以下:
【化153】

【化154】

[式中、R=(C〜Cアルキル)]
に表された基からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
が、−CH、−CF、−CN、−C(O)CF、−COCH、−COH、−C(O)NH、−OH、−OCH、−F、−NO、−NH、および−SONHからなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
が−Hである、請求項1に記載の化合物。
【請求項6】
が、−CH、−CF、−CN、−C(O)CF、−COCH、−COH、−C(O)NH、−OH、−OCH、−F、−NO、−NH、および−SONHからなる群から選択される、請求項2に記載の化合物。
【請求項7】
が−Hである、請求項2に記載の化合物。
【請求項8】
が、−CH、−CF、−CN、−C(O)CF、−COCH、−COH、−C(O)NH、−OH、−OCH、−F、−NO、−NH、および−SONHからなる群から選択される、請求項3に記載の化合物。
【請求項9】
が−Hである、請求項3に記載の化合物。
【請求項10】
が−Hである、請求項8に記載の化合物。
【請求項11】
以下の構造:
【化155】

を有する、請求項1に記載の化合物。
【請求項12】
以下の構造:
【化156】

を有する、請求項11に記載の化合物。
【請求項13】
以下の構造:
【化157】

を有する、請求項11に記載の化合物。
【請求項14】
以下の構造:
【化158】

を有する、請求項11に記載の化合物。
【請求項15】
以下の構造:
【化159】

を有する、請求項11に記載の化合物。
【請求項16】
以下の構造:
【化160】

を有する、請求項11に記載の化合物。
【請求項17】
以下の構造:
【化161】

を有する、請求項11に記載の化合物。
【請求項18】
以下の構造:
【化162】

を有する、請求項11に記載の化合物。
【請求項19】
以下の構造:
【化163】

を有する、請求項11に記載の化合物。
【請求項20】
以下の構造:
【化164】

を有する、請求項11に記載の化合物。
【請求項21】
以下の構造:
【化165】

を有する、請求項11に記載の化合物。
【請求項22】
以下の構造:
【化166】

を有する、請求項11に記載の化合物。
【請求項23】
以下の構造:
【化167】

を有する、請求項11に記載の化合物。
【請求項24】
以下の構造:
【化168】

を有する、請求項11に記載の化合物。
【請求項25】
以下の構造:
【化169】

を有する、請求項11に記載の化合物。
【請求項26】
以下の構造:
【化170】

を有する、請求項11に記載の化合物。
【請求項27】
以下の構造:
【化171】

を有する、請求項11に記載の化合物。
【請求項28】
以下の構造:
【化172】

を有する、請求項11に記載の化合物。
【請求項29】
以下の構造:
【化173】

を有する、請求項11に記載の化合物。
【請求項30】
以下の構造:
【化174】

を有する、請求項11に記載の化合物。
【請求項31】
以下の構造:
【化175】

を有する、請求項11に記載の化合物。
【請求項32】
脂肪酸アミドヒドロラーゼの触媒活性を阻害する方法であって、前記脂肪酸アミドヒドロラーゼを阻害濃度の請求項1に記載の化合物を有する溶液と接触させる工程を含む方法。
【請求項33】
請求項1に記載の化合物および薬学的に許容される担体を含む薬学的組成物。
【請求項34】
請求項1に記載の化合物を別のFAAH調節因子または別の生物学的に活性な薬剤と組み合わせて含む薬学的組合せ。
【請求項35】
前記活性成分が、オピオイド、NSAID、ガバペンチン、プレガバリン、トラマドール、アセトアミノフェン、またはアスピリンである、請求項34に記載の薬学的組合せ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公表番号】特表2010−533645(P2010−533645A)
【公表日】平成22年10月28日(2010.10.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−510368(P2010−510368)
【出願日】平成20年5月30日(2008.5.30)
【国際出願番号】PCT/US2008/006913
【国際公開番号】WO2008/150492
【国際公開日】平成20年12月11日(2008.12.11)
【出願人】(501244222)ザ スクリプス リサーチ インスティテュート (33)
【Fターム(参考)】