説明

表示装置

【課題】画面がシリンドリカルな曲面を持つ表示装置において、プリント配線基板を湾曲させる必要がなく、かつ、外形を小さくする。
【解決手段】TFT基板およびカラーフィルタ基板によって形成される液晶表示パネル100は研磨によって薄くなっており、シリンドリカルに湾曲している。プリント配線基板60は液晶表示パネル100と垂直方向に設置され、プリント配線基板60は湾曲させる必要は無い。液晶表示パネル100とプリント配線基板60は図示しないフレキシブル配線基板によって接続されるが、フレキシブル配線基板は複数に分割されており、液晶表示パネル100の辺の中央に接続されてフレキシブル配線基板の長さは液晶表示パネル100の辺のサイドに接続されるフレキシブル配線基板の長さよりも短い。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は表示装置に係り、特に表示画面がシリンドリカルな曲面となっている液晶表示装置、あるいは有機EL表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
液晶表示装置は、ディスプレイ装置を薄くできること、重量が大きくならないこと等から、コンピュータ用ディスプレイ、携帯電話用端末等からTV等にいたるまで、需要が拡大している。液晶表示装置はまた、画面が平面であることも特徴の一つとなっている。有機EL表示装置も同様な特徴を有している。
【0003】
液晶表示装置あるいは有機EL表示装置は基板を薄くして湾曲させることによって曲面ディスプレイを実現することが出来る。「特許文献1」には、薄くしたガラスの基板の上にTFT(薄膜トランジスタ)等を有する画素をマトリクス状に形成し、このガラス基板をプラスチック基板に貼り付けることによって機械的強度を確保した曲面ディスプレイが記載されている。
【0004】
【特許文献1】特開2003−280548号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
「特許文献1」の図9等には、ガラス基板を薄くすることによって表示パネルを湾曲させ、画面をシリンドリカルにする構成が記載されている。表示パネルに電源、信号等を供給するために、フレキシブル配線基板が接続されるが、図9においては、このフレキシブル配線基板は、シリンドリカルな表示パネルのうちの、湾曲していない辺、すなわち直線状の辺に取り付けられている。フレキシブル配線基板を直線状の辺に取り付ければ、表示パネルとフレキシブル配線基板との接続部分にストレスがかかることは無い。
【0006】
しかし、表示装置によっては、電源、信号等を供給するフレキシブル配線基板をシリンドリカルな表示パネルの曲線となった辺に接続する必要がある場合がある。さらにフレキシブル配線基板には、種々の電子部品を搭載したプリント配線基板が接続される。シリンドリカルな表示装置の曲線なった辺に、フレキシブル配線基板およびプリント配線基板を接続しようとすると種々の問題を生ずる。
【0007】
図17は、シリンドリカルな画面を有する液晶表示装置において、曲線となった辺にフレキシブル配線基板およびプリント配線基板を接続した場合の問題点を有する従来例である。図17において、ガラスで形成された液晶表示パネル100は表示領域110がシリンドリカルな曲面になるように湾曲している。また、プリント配線基板60も液晶表示パネル100と同様にシリンドリカルな曲面に湾曲している。液晶表示パネル100の上方にはプリント配線基板60が配置され、プリント配線基板6と液晶表示パネル100はフレキシブル配線基板70によって接続している。
【0008】
図17において、液晶表示パネル100は研磨によって薄くしているので、シリンドリカルな形状に曲げることが可能である。一方、プリント配線基板60は材料がガラスエポキシで形成され、板厚が0.7mm程度であるので、剛体であり、シリンドリカルに曲げるのは容易ではなく、曲げた場合のプリント配線基板自体に発生する応力が大きく、信頼性も問題である。
【0009】
図17に示すような形で、プリント配線基板60が液晶表示パネル100の上方に配置されていると、表示装置全体の外形を小さくしたい場合は問題となる。すなわち、液晶表示パネルよりも高さH分だけ、外形が大きくなる。つまり、表示領域以外の額縁が大きくなる。
【0010】
図17は液晶表示装置を例にとって説明しているが、有機EL表示装置の場合も同様である。本発明の課題は、シリンドリカルな画面を有する表示装置において、プリント配線基板等の剛体に対して機械的なストレスが小さく、かつ、額縁の小さい、外形がコンパクトな液晶表示装置を実現することである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明は以上のような課題を解決するものであり、具体的な手段は次のとおりである。
【0012】
(1)画素電極およびTFTが形成されたTFT基板と、カラーフィルタが形成されたカラーフィルタ基板と、前記カラーフィルタ基板と前記TFT基板との間に液晶が挟持され、前記カラーフィルタ基板の上には上偏光板が貼り付けられており、前記TFT基板の下には下偏光板が貼り付けられている液晶表示パネルと、前記液晶表示パネルに映像信号、走査信号、電源等を供給するプリント配線基板と、バックライトを有する液晶表示装置であって、前記液晶表示パネルは外側に凹の曲面を持つシリンドリカルな形状であり、前記プリント配線基板は前記液晶表示パネルの画面と垂直な方向に載置され、前記液晶表示パネルと前記配線基板とは、複数のフレキシブル配線基板によって接続されており、前記複数のフレキシブル配線基板のうち、中央のフレキシブル配線基板の長さは、両サイドのフレキシブル配線基板の長さよりも短いことを特徴とする液晶表示装置。
【0013】
(2)前記液晶表示パネルは、シリンドリカルな曲面を有する透明樹脂によってサンドイッチされていることを特徴とする(1)に記載の液晶表示装置。
【0014】
(3)前記プリント配線基板は前記液晶表示パネルの上に載置されていることを特徴とする(1)に記載の液晶表示装置。
【0015】
(4)前記プリント配線基板は前記液晶表示パネルの下に載置されていることを特徴とする(1)に記載の液晶表示装置。
【0016】
(5)画素電極およびTFTが形成されたTFT基板と、カラーフィルタが形成されたカラーフィルタ基板と、前記カラーフィルタ基板と前記TFT基板との間に液晶が挟持され、前記カラーフィルタ基板の上には上偏光板が貼り付けられており、前記TFT基板の下には下偏光板が貼り付けられている液晶表示パネルと、前記液晶表示パネルに映像信号、走査信号、電源等を供給するプリント配線基板と、バックライトを有する液晶表示装置であって、前記液晶表示パネルは外側に凸の曲面を持つシリンドリカルな形状であり、前記プリント配線基板は前記液晶表示パネルの画面と垂直な方向に載置され、前記液晶表示パネルと前記配線基板とは、複数のフレキシブル配線基板によって接続されており、前記複数のフレキシブル配線基板のうち、中央のフレキシブル配線基板の長さは、両サイドのフレキシブル配線基板の長さよりも長いことを特徴とする液晶表示装置。
【0017】
(6)前記液晶表示パネルは、シリンドリカルな曲面を有する透明樹脂によってサンドイッチされていることを特徴とする(5)に記載の液晶表示装置。
【0018】
(7)前記プリント配線基板は前記液晶表示パネルの上に載置されていることを特徴とする(5)に記載の液晶表示装置。
【0019】
(8)前記プリント配線基板は前記液晶表示パネルの下に載置されていることを特徴とする(5)に記載の液晶表示装置。
【0020】
(9)有機EL素子およびTFTが形成された素子基板と、前記有機EL素子を外気から保護する封止基板とから形成された有機EL表示パネルと、前記有機EL表示パネルに走査信号、映像信号、電源等を供給するプリント配線基板を有する有機EL表示装置であって、前記有機EL表示パネルは外側に凹の曲面を持つシリンドリカルな形状であり、前記プリント配線基板は前記液晶表示パネルの画面と垂直な方向に載置され、前記液晶表示パネルと前記配線基板とは、複数のフレキシブル配線基板によって接続されており、前記複数のフレキシブル配線基板のうち、中央のフレキシブル配線基板の長さは、両サイドのフレキシブル配線基板の長さよりも短いことを特徴とする有機EL表示装置。
【0021】
(10)有機EL素子およびTFTが形成された素子基板と、前記有機EL素子を外気から保護する封止基板とから形成された有機EL表示パネルと、前記有機EL表示パネルに走査信号、映像信号、電源等を供給するプリント配線基板を有する有機EL表示装置であって、前記有機EL表示パネルは外側に凸の曲面を持つシリンドリカルな形状であり、前記プリント配線基板は前記液晶表示パネルの画面と垂直な方向に載置され、前記液晶表示パネルと前記配線基板とは、複数のフレキシブル配線基板によって接続されており、前記複数のフレキシブル配線基板のうち、中央のフレキシブル配線基板の長さは、両サイドのフレキシブル配線基板の長さよりも長いことを特徴とする有機EL表示装置。
【発明の効果】
【0022】
本発明によれば、表示装置全体を大きくすることなく、また、プリント配線基板を湾曲させることなく、画面がシリンドリカルな液晶表示装置、または、有機EL表示装置を実現することが出来る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
実施例にしたがって、本発明の詳細な内容を開示する。
【実施例1】
【0024】
図1は実施例1の表示装置の外観図である。図1は表示領域110がシリンドリカルで、外側に凹なディスプレイである。すなわち、図1において、液晶表示パネル100は内側に湾曲している。内側に湾曲した液晶表示パネル100は、基板にプラスチックを使用して形成することが出来る。一方、基板をガラスで形成し、後で説明するように、ガラス基板を薄くすることによって画面が曲面を有する液晶表示パネル100を形成することが出来る。
【0025】
図1において、湾曲した液晶表示パネル100の上には、プリント配線基板60が設置されている。プリント配線基板は湾曲しておらず、液晶表示パネル100の表示領域110と垂直方向に設置されている。プリント配線基板60は液晶表示パネル100に走査信号線、映像信号線、電源等を供給する。液晶表示パネル100とプリント配線基板60とは、図1には図示しないフレキシブル配線基板によって接続されている。湾曲した液晶表示パネル100の背面にはバックライト50が設置されている。バックライト50は後で説明するように、光源51と種々の光学部品とから構成されている。
【0026】
図1における液晶表示パネル100の断面図を図2に示す。人間は液晶表示パネル100の画面を図2に示す白抜きの矢印の方向から視認する。図2において、液晶表示パネル100は、TFT基板10とカラーフィルタ基板20とで構成される液晶セルと、下偏光板11、上偏光板21、フェースプレート30、バックプレート40によって構成されている。液晶セルにおいては、TFT基板10とカラーフィルタ基板20との間に液晶が挟持されている。TFT基板10には、走査信号線、映像信号線が形成され、薄膜トランジスタ(TFT)および画素電極を有する画素がマトリクス状に形成されている。また、カラーフィルタ基板20にはTFT基板10の画素に対応して赤、緑、青等のカラーフィルタが形成されてカラー画像を形成する。TFT基板10およびカラーフィルタ基板20はガラスで形成されているが、TFT基板10およびカラーフィルタ基板20は研磨によって薄くなっており、所定の曲率をもって湾曲させることが出来る。
【0027】
TFT基板10には上偏光板21が接着し、カラーフィルタ基板20には下偏光板11が接着している。各偏光板の厚さは0.13mm程度である。したがって、液晶セルに上下偏光板11が接着した後も、液晶セルは容易に湾曲することが出来る。このような液晶セルを所定の曲率をもって湾曲させるために、液晶セルを透明なフェースプレート30およびバックプレート40によって挟み込む。
【0028】
フェースプレート30およびバックプレート40はアクリルあるいはポリカーボネート等の透明樹脂で形成される。フェースプレート30およびバックプレート40は液晶表示パネル100の形を維持するために、所定の機械的な強度が必要である。例えば、フェースプレート30の厚さは2mm、バックプレート40の厚さは4mm程度である。人間が視認する側であるフェースプレート30は反射等の影響を小さくするために、バックプレート40に比べて薄く設定されている。このような透明樹脂を加熱すると同時に、型を用いてプレスすることによって所定の曲率を得る。
【0029】
画面が湾曲した液晶セルはガラス基板を用いて形成することが出来る。ガラスをどの程度湾曲することができるかはガラスの板厚との兼ね合いで決まる。図3(a)は液晶セルの板厚とガラスを破壊せずに湾曲することが出来る範囲を示す図である。図3(b)は図3(a)のパラメータを示す図である。図3(b)に示すように、液晶セルはTFTや画素電極が形成されたTFT基板10と、カラーフィルタ等が形成されたカラーフィルタ基板20を有し、TFT基板10とカラーフィルタ基板20の間に液晶が挟持されている。そして液晶は封止材15によってシールされている。
【0030】
液晶セルを構成するガラス基板は例えば、0.7mm、あるいは0.5mmというように規格化されている。したがって、より曲率をつけるためにガラス基板を薄くする場合は、液晶セルを形成後、ガラス基板の外側を研磨して薄くする。研磨は機械研磨または化学研磨が用いられる。あるいは機械研磨と化学研磨が併用される場合もある。この場合、TFT基板10とカラーフィルタ基板20の両方を研磨する。液晶層は数μmであり、液晶セル全体の厚さtを考えれば無視することが出来る。
【0031】
図3において、縦軸は液晶セルの曲率半径である。この曲率の定義は図2(b)に示すように、液晶セル内側の曲率半径である。図3(a)における横軸のガラス厚さとは液晶セル全体の厚さtを表す。すなわち、図3(a)において横軸が0.2mmのときはTFT基板10またはカラーフィルタ基板20の厚さは0.1mmである。
【0032】
図3(a)における直線Gはガラスの破壊限界線を示す。すなわち、直線Gよりも下であると、ガラス基板が破壊し、この直線より上であればガラス基板が破壊することは無い。曲率半径をRとし、液晶表示パネル100の厚さをtとしたとき、直線GはR=400tの関係になる。すなわち、曲率半径Rが厚さの400倍以下になるとガラス基板が破壊することになる。しかしながら、ガラスにキズ等が存在すれば、直線Gよりわずかに上側でもガラスは破壊する。したがって、実際の製品では直線Gの2倍の裕度を持たせ、R=800tの直線上あるいはそれよりも上側の領域を使用することが望ましい。製品では、ガラス基板と曲率の関係では、図3(a)に示すように、直線Gよりも上側に余裕をもって設定される。
【0033】
本実施例においては、図1および図2における曲率半径Rは125mmから175mm程度であり、ガラス板を研磨してTFT基板10とカラーフィルタ基板20との合計の板厚を0.25mm程度としている。したがって、TFT基板10あるいはカラーフィルタ基板20の板厚は0.125mmである。このように薄くした液晶表示パネル100のTFT基板10側には下偏光板11をカラーフィルタ基板20側には上偏光板21を貼り付ける。
【0034】
図4は本発明の要部を構成する液晶表示パネル100とフレキシブル配線基板、およびプリント配線基板60の平面図である。図4(a)は、液晶表示パネル100の上に設置されることになるプリント配線基板60の平面図である。プリント配線基板60の端部にはコネクタが設置されている。図4(b)は液晶表示パネル100に3個のフレキシブル配線基板が取り付けられた状態である。図4(b)において、フレキシブル配線基板は液晶表示パネル100の端子部に接続している。
【0035】
図4(b)に示すフレキシブル配線基板は図4(a)のプリント配線基板60のコネクタに接続する。図4(b)に示す液晶表示パネル100は矢印のように湾曲してシリンドリカルな画面となる。湾曲する前の液晶表示パネル100の横径x2は図4(a)のプリント配線基板60の横径x1よりも大きいが、液晶表示パネル100が湾曲することによって液晶表示パネル100の横径がプリント配線基板60の横径と同じになる。
【0036】
図4(b)におけるフレキシブル配線基板AF、BF、CFは各々図4(a)におけるコネクタAC、BC、CCと接続する。図5に示すように、プリント配線基板60は湾曲した液晶表示パネル100の上に載る形となる。液晶表示パネル100は矢印のように湾曲して図4(a)における液晶表示パネル100に形成された端子BTとコネクタBCが最も近くなり、両端の液晶表示パネル100の端子ATまたはCTと、両端のプリント配線基板60のコネクタACまたはCCとの距離が大きくなる。したがって、図4(b)において、フレキシブル配線基板は、両側のフレキシブル配線基板の長さが中央のフレキシブル配線基板の長さよりも大きい。
【0037】
図5はこのようにして組み立てられた液晶表示装置の構成を示す外観図である。図5(a)は上面図、図5(b)は正面図、図5(c)は側面図である。人間は図5(a)における白抜きの矢印の方向から凹形状となっている画面を見る。図5(a)において、領域Aはフレキシブル配線基板AFが液晶表示パネル100とプリント配線基板60を接続する領域であり、領域Bはフレキシブル配線基板BFが液晶表示パネル100とプリント配線基板60を接続する領域であり、領域Cはフレキシブル配線基板CFが液晶表示パネル100とプリント配線基板60を接続する領域である。フレキシブル配線基板AFおよびCFはねじれて液晶表示パネル100とプリント配線基板60を接続することになるが、フレキシブル配線基板AFおよびCFは長尺となっているので、このねじれに容易に対応することが出来る。
【0038】
図5(b)に示すように、湾曲した液晶表示パネル100の上にプリント配線基板60が載置されており、湾曲して液晶表示パネル100の背面において、液晶表示パネル100とプリント配線基板60が図示しないフレキシブル配線基板によって接続されている。図5(c)は液晶表示装置の側面図であるが、液晶表示パネル100は凹曲面となっているので、側面からは、液晶表示パネル100の表示領域110は見えない。図5(c)において、湾曲した液晶表示パネル100の背面にバックライト50が設置されている。
【0039】
図6はバックライト50の構成を示す分解断面図である。図6において、光源51には冷陰極蛍光管(CCFL)が使用されている。この光源51はいわゆる直下型の光源配置となっている。CCFLの背面には、下フレームを兼ねた反射板52が形成されている。CCFLからの光を液晶表示パネル100の方向に向けるためである。図6において、CCFLの上側には拡散板53が設置されている。CCFLの直上は輝度が高く、それ以外は輝度が低くなるので、拡散板53を用いて、面内において、輝度を均一にする。拡散板53の材料としては、例えば、ポリカーボネートが使用される。
【0040】
拡散板53の上には、下拡散シート54、下プリズムシート55、上プリズムシート56、上拡散シート57等が設置されている。図7は、拡散板53の上に設置される光学シート類の例である。光学シート類は拡散板53に近い側から、下拡散シート54、下プリズムシート55、上プリズムシート56、上拡散シート57の順で配置されている。いずれも厚さが50μmから70μm程度の薄い透明樹脂によって形成されている。透明樹脂としては、例えばアクリル樹脂が使用される。
【0041】
CCFLからの光は拡散板53によって均一化されるが十分ではない。したがって、拡散板53から出射する光をさらに均一にするために下拡散シート54が使用される。下拡散シート54は、厚さが50μm程度の透明なアクリル樹脂で、表面に細かな凹凸が形成されており、この細かな凹凸によって拡散板53からの光を拡散し、光のムラを抑える。
【0042】
下拡散シート54の上には下プリズムシート55が設置される。下プリズムシート55のD―D断面は図8のようになっており、多数の小さなプリズムが形成されている。このプリズムのピッチPPは例えば50μmである。この下プリズムシート55は、図7に示すa方向に広がろうとするバックライト50からの光を液晶パネル方向に集光する役割を持つ。下プリズムシート55には例えば、3M製のBEFIII90/50−T(H)が使用される。
【0043】
下プリズムシート55の上には上プリズムシート56が設置される。上プリズムシート56のE−E断面は上プリズムシート56と同様、図8のようになっており、ピッチPPも下プリズムシート55と同様に、例えば、50μmである。上プリズムシート5674は、図2に示すb方向に広がろうとするバックライト50からの光を液晶パネル方向に集光する役割を持つ。上プリズムシート5674には、例えば、3M製のBEFIII90/50−T(V)が使用される。
【0044】
上プリズムシート56の上には上拡散シート57が設置される。液晶表示パネル100のTFT基板10には、走査線が例えば横方向に延在し、縦方向に配列している。また、映像信号線が例えば縦方向に延在し、横方向に配列している。走査線あるいは映像信号線の部分は光を通過させないので、明るい部分と暗い部分が縦方向、横方向とも交互に生ずる。
【0045】
一方、下プリズムシート55は例えば横方向にプリズムの稜線が延在しているので、縦方向に明るい線と暗い線を交互に発生させる。そうすると、例えば、TFT基板100に形成された走査線との間で干渉を生じてモアレを発生させる。また、上プリズムシート56は例えば縦方向にプリズムの稜線が延在しているので、横方向に明るい線と暗い線を交互に発生させる。そうすると、例えば、TFT基板10に形成された映像信号線との間で干渉を生じてモアレを発生させる。
【0046】
上拡散シート57はプリズムシートを通過する光を拡散させることによって、上プリズムシート56あるいは下プリズムシート55と、TFT基板10に設置された走査線による明暗の縞、あるいは映像信号線による明暗の縞との干渉を緩和して、モアレの発生を抑える役割を有する。
【0047】
以上が本実施例におけるバックライト50の構成であるが、これはバックライト50の構成の一例であって、バックライト50が常にこのような構成であるとは限らない。例えば、CCFLの輝度が十分であればプリズムシートは使用されない場合もある。
【0048】
以上説明したように、本実施例によれば、画面が凹の形状である液晶表示装置において、額縁を狭くして外形を小さくすることが出来る。また、プリント配線基板60を湾曲させる必要がないので、プリント配線基板60に対する応力がかからず、液晶表示装置全体の信頼性を向上させることが出来る。
【実施例2】
【0049】
図9は実施例2の表示装置の外観図である。図9は表示領域110がシリンドリカルで、実施例1とは逆に、外側に凸なディスプレイである。図9において、液晶表示パネル100は外側に凸になるように湾曲している。本実施例においても、液晶表示パネル100はガラスを薄くすることによって湾曲可能となった液晶セルを用いている。
【0050】
図9において、湾曲した液晶表示パネル100の上には、プリント配線基板60が設置されている。液晶表示パネル100とプリント配線基板60とは、図9には図示しないフレキシブル配線基板によって接続されている。湾曲した液晶表示パネル100の背面にはバックライト50が設置されている。バックライト50の構成は実施例1と同様である。
【0051】
図9における液晶表示パネル100の断面図を図10に示す。人間は液晶表示パネル100の画面を図10に示す白抜きの矢印の方向から視認する。図10において、液晶表示パネル100の構成は、曲率の向きが異なることを除いては、実施例1と同様である。図10において、フェースプレート30およびバックプレート40は外側に凸となっている。これによって液晶表示パネル100を外側に凸となるように設定している。フェースプレート30およびバックプレート40に対して曲率を設定する方法は、実施例1で説明したのと同様である。また、フェースプレート30の板厚は、バックプレート40に板厚よりも小さいことも実施例1と同様である。
【0052】
図11は本実施例の要部を構成する液晶表示パネル100とフレキシブル配線基板、およびプリント配線基板60の平面図である。図11(a)は、液晶表示パネル100の上に設置されることになるプリント配線基板60の平面図である。プリント配線基板60の端部にはコネクタが設置されている。図11(b)は液晶表示パネル100に3個のフレキシブル配線基板が取り付けられた状態である。図11(b)において、フレキシブル配線基板は液晶表示パネル100の端子部に接続している。
【0053】
図11(b)に示すフレキシブル配線基板は図11(a)のプリント配線基板60のコネクタに接続する。図11(b)に示す液晶表示パネル100は矢印のように湾曲してシリンドリカルな画面となる。湾曲する方向は実施例1とは逆で、外側に凸となるように湾曲する。湾曲する前の液晶表示パネル100の横径x2は図11(a)のプリント配線基板60の横径x1よりも大きいが、液晶表示パネル100が湾曲することによって液晶表示パネル100の横径がプリント配線基板60の横径と同じになる。
【0054】
図11(b)におけるフレキシブル配線基板AF、BF、CFは各々図11(a)におけるコネクタAC、BC、CCと接続する。図12に示すように、プリント配線基板60は湾曲した液晶表示パネル100の上に載る形となる。液晶表示パネル100は実施例1とは逆に、矢印のように湾曲する。したがって、図11(a)における液晶表示パネル100に形成された端子BTとコネクタBCとの距離が最も大きくなり、両端の液晶表示パネル100の端子ATまたはCTと、両端のプリント配線基板60のコネクタACまたはCCとの距離が小さくなる。これに対応して、図11(b)において、フレキシブル配線基板は、両側のフレキシブル配線基板の長さが中央のフレキシブル配線基板の長さよりも短い。
【0055】
図12はこのようにして組み立てられた液晶表示装置の構成を示す外観図である。図12(a)は上面図、図12(b)は正面図、図12(c)は側面図である。人間は図12(a)における白抜きの矢印の方向から凸形状となっている画面を見る。図12(a)において、領域Aはフレキシブル配線基板AFが液晶表示パネル100とプリント配線基板60を接続する領域であり、領域Bはフレキシブル配線基板BFが液晶表示パネル100とプリント配線基板60を接続する領域であり、領域Cはフレキシブル配線基板CFが液晶表示パネル100とプリント配線基板60を接続する領域である。フレキシブル配線基板AFおよびCFはねじれて液晶表示パネル100とプリント配線基板60を接続する。したがって、領域Aおよび領域Cにおける液晶表示パネル100の端子とプリント配線基板60のコネクタはの距離は近いが、フレキシブル配線基板AFおよびCFはねじれを吸収するに十分な長さが必要である。
【0056】
図12(b)に示すように、湾曲した液晶表示パネル100の上にプリント配線基板60が載置されており、湾曲した液晶表示パネル100の背面において、液晶表示パネル100とプリント配線基板60が図示しないフレキシブル配線基板によって接続されている。図12(c)は液晶表示装置の側面図であるが、液晶表示パネル100は凸曲面となっているので、側面からは、液晶表示パネル100の表示領域110は見えている。図5(c)において、湾曲した液晶表示パネル100の背面にバックライト50が設置されている。バックライト50の構成は実施例1で説明したのと同様である。
【0057】
本実施例によれば、画面が外側に凸の形状である液晶表示装置において、額縁を狭くして外形を小さくすることが出来る。また、プリント配線基板60を湾曲させる必要がないので、プリント配線基板60に対する応力がかからず、液晶表示装置全体の信頼性を向上させることが出来る。
【実施例3】
【0058】
実施例1においては、外側に凹の画面を有する液晶表示装置において、上方に載置するプリント配線基板60全体にわたって、液晶表示パネル100を湾曲させている。しかし、用途によっては必ずしも液晶表示パネル100をプリント配線基板60全体にわたって湾曲させる必要はない。プリント配線基板60は種々の電子部品を載置する必要があるので、所定の面積が必要であるが、液晶表示パネル100の画面の曲率はそれほどつける必要がない場合がある。
【0059】
図13は、このような場合における実施例の外観図である。図13において、プリント配線基板60の前半分は外側に凹になるように湾曲した液晶表示パネル100の上に載置されている。この場合の液晶表示パネル100の曲率は実施例1の場合に比較して小さい。プリント配線基板60の後ろ半分はバックライト50の上に載置されている。したがって、本実施例における液晶表示装置は実施例1の場合に比較して奥行きが小さい。
【0060】
図14はこのようにして組み立てられた液晶表示装置の構成を示す外観図である。図14(a)は上面図、図14(b)は正面図、図14(c)は側面図である。人間は図14(a)における白抜きの矢印の方向から凹形状となっている画面を見る。図14の構成を可能にする液晶表示パネル100に接続されたフレキシブル配線基板の形状は、基本的には図4と同様である。しかし、本実施例においては、図4における中央のフレキシブル配線基板BFの長さは図4よりもプリント配線基板60の幅の半分程度長い。
【0061】
図14(b)は本実施例の正面図であるが、図14(b)の形状は図5(b)と同様である。ただし、図14(b)の画面の曲率は図5(b)の画面の曲率よりも小さい。図14(c)は本実施例の側面図である。プリント配線基板60の前半分は液晶表示パネル100に載置され、後ろ半分はバックライト50に載置されている。したがって、図14の液晶表示装置の奥行きは図5の液晶表示装置の奥行きより小さい。
【実施例4】
【0062】
実施例2においては、外側に凸の画面を有する液晶表示装置において、上方に載置するプリント配線基板60全体にわたって、液晶表示パネル100を湾曲させている。しかし、用途によっては必ずしも液晶表示パネル100をプリント配線基板60全体にわたって湾曲させる必要はない。プリント配線基板60は種々の電子部品を載置する必要があるので、所定の面積が必要であるが、液晶表示パネル100の画面の曲率はそれほどつける必要がない場合がある。
【0063】
図15は、このような場合における実施例の外観図である。図15において、プリント配線基板60の前半分は外側に凸になるように湾曲した液晶表示パネル100の上に載置されている。この場合の液晶表示パネル100の曲率は実施例2の場合に比較して小さい。プリント配線基板60の後ろ半分はバックライト50の上に載置されている。したがって、本実施例における液晶表示装置は実施例2の場合に比較して奥行きが小さい。
【0064】
図16はこのようにして組み立てられた液晶表示装置の構成を示す外観図である。図16(a)は上面図、図16(b)は正面図、図16(c)は側面図である。人間は図16(a)における白抜きの矢印の方向から凸形状となっている画面を見る。図16の構成を可能にする液晶表示パネル100に接続されたフレキシブル配線基板の形状は、基本的には図11と同様である。しかし、本実施例においては、図11におけるサイドのフレキシブル配線基板AFおよびCFの長さは図11よりもプリント配線基板60の幅の半分程度長い。本実施例では、フレキシブル配線基板AFおよびCFが長くなった分フレキシブル配線基板がねじれることに対する裕度はより大きくなる。
【0065】
図16(b)は本実施例の正面図であるが、図16(b)の形状は図12(b)と同様である。ただし、図16(b)の画面の曲率は図12(b)の画面の曲率よりも小さい。図16(c)は本実施例の側面図である。プリント配線基板60の前半分は液晶表示パネル100に載置され、後ろ半分はバックライト50に載置されている。図16に示す液晶表示装置の奥行きは図12に示す液晶表示装置の奥行きより小さい。
【0066】
以上の実施例では、プリント配線基板60は湾曲した液晶表示パネル100の上側に載置されるとして説明した。これは、液晶表示パネル100の上側に端子が形成されているからであり、液晶表示パネル100の下側に端子が形成されたような場合は、プリント配線基板60は液晶表示パネル100の下側に配置すれば良い。使用するフレキシブル配線基板の形状、長さ等は実施例1〜実施例4に説明したのと同様でよい。
【0067】
以上の説明では、表示装置としては、液晶表示装置を例にとって説明した。しかし、本発明は、ガラス基板(素子基板)上に走査信号線、映像信号線、TFT、および有機EL素子を形成し、やはりガラスで形成された封止基板によって、素子基板上に形成された有機EL素子等を封止する有機EL表示装置についても適用することができる。有機EL表示装置の場合も、表示装置を湾曲したい場合は、ガラス基板を研磨によって薄くすればよい。
【0068】
有機EL表示装置の場合も、液晶表示装置と同様に、素子基板を封止基板によって封止しているので、液晶表示装置と同様に、両方の基板を研磨することが出来るので、必要な曲面に応じられるよう、表示装置の厚さを設定することが出来る。有機EL表示装置においては、バックライト50は不要である。
【0069】
有機EL表示装置においても、有機EL表示パネルを湾曲させ、プリント配線基板60を有機EL表示パネルと垂直な方向に設置することによって、有機EL表示装置全体の外形を小さくすることが出来る。また、プリント配線基板60を湾曲させる必要がないので、有機EL表示装置全体としての信頼性を向上させることが出来る。すなわち、有機EL表示装置の場合においても、液晶表示装置の場合と同様な効果を得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【0070】
【図1】実施例1の液晶表示装置の外観図である。
【図2】実施例1の液晶表示パネルの断面図である。
【図3】ガラスの曲率と厚さの関係を示すグラフである。
【図4】プリント配線基板と液晶表示パネルの分解図である。
【図5】実施例1の液晶表示装置の外形図である。
【図6】バックライトの分解断面図である。
【図7】光学シートの斜視図である。
【図8】プリズムシートの断面図である。
【図9】実施例2の液晶表示装置の外観図である。
【図10】実施例2の液晶表示パネルの断面図である。
【図11】実施例2のプリント配線基板と液晶表示パネルの分解図である。
【図12】実施例2の液晶表示装置の外形図である。
【図13】実施例3の液晶表示装置の外観図である。
【図14】実施例3の液晶表示装置の外形図である。
【図15】実施例4の液晶表示装置の外観図である。
【図16】実施例4の液晶表示装置の外形図である。
【図17】従来例の液晶表示装置の外観図である。
【符号の説明】
【0071】
10…液晶表示パネル、11…下偏光板、 15…封止材、 20…カラーフィルタ基板、 21…上偏光板、 30…フェースプレート、 40…バックプレート、 50…バックライト、 51…光源、 52…反射板、 53…拡散板、 54…下拡散シート、 55…下プリズムシート、 56…上プリズムシート、 57…上拡散シート、 60…プリント配線基板、 61…コネクタ、 70…フレキシブル配線基板、 100…液晶表示パネル、AF、BF、CF…フレキシブル配線基板、AC、BC、CC…コネクタ、AT、BT、CT…端子。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
画素電極およびTFTが形成されたTFT基板と、カラーフィルタが形成されたカラーフィルタ基板と、前記カラーフィルタ基板と前記TFT基板との間に液晶が挟持され、前記カラーフィルタ基板の上には上偏光板が貼り付けられており、前記TFT基板の下には下偏光板が貼り付けられている液晶表示パネルと、前記液晶表示パネルに映像信号、走査信号、電源等を供給するプリント配線基板と、バックライトを有する液晶表示装置であって、
前記液晶表示パネルは外側に凹の曲面を持つシリンドリカルな形状であり、
前記プリント配線基板は前記液晶表示パネルの画面と垂直な方向に載置され、前記液晶表示パネルと前記配線基板とは、複数のフレキシブル配線基板によって接続されており、前記複数のフレキシブル配線基板のうち、中央のフレキシブル配線基板の長さは、両サイドのフレキシブル配線基板の長さよりも短いことを特徴とする液晶表示装置。
【請求項2】
前記液晶表示パネルは、シリンドリカルな曲面を有する透明樹脂によってサンドイッチされていることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
【請求項3】
前記プリント配線基板は前記液晶表示パネルの上に載置されていることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
【請求項4】
前記プリント配線基板は前記液晶表示パネルの下に載置されていることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
【請求項5】
画素電極およびTFTが形成されたTFT基板と、カラーフィルタが形成されたカラーフィルタ基板と、前記カラーフィルタ基板と前記TFT基板との間に液晶が挟持され、前記カラーフィルタ基板の上には上偏光板が貼り付けられており、前記TFT基板の下には下偏光板が貼り付けられている液晶表示パネルと、前記液晶表示パネルに映像信号、走査信号、電源等を供給するプリント配線基板と、バックライトを有する液晶表示装置であって、
前記液晶表示パネルは外側に凸の曲面を持つシリンドリカルな形状であり、
前記プリント配線基板は前記液晶表示パネルの画面と垂直な方向に載置され、前記液晶表示パネルと前記配線基板とは、複数のフレキシブル配線基板によって接続されており、前記複数のフレキシブル配線基板のうち、中央のフレキシブル配線基板の長さは、両サイドのフレキシブル配線基板の長さよりも長いことを特徴とする液晶表示装置。
【請求項6】
前記液晶表示パネルは、シリンドリカルな曲面を有する透明樹脂によってサンドイッチされていることを特徴とする請求項5に記載の液晶表示装置。
【請求項7】
前記プリント配線基板は前記液晶表示パネルの上に載置されていることを特徴とする請求項5に記載の液晶表示装置。
【請求項8】
前記プリント配線基板は前記液晶表示パネルの下に載置されていることを特徴とする請求項5に記載の液晶表示装置。
【請求項9】
有機EL素子およびTFTが形成された素子基板と、前記有機EL素子を外気から保護する封止基板とから形成された有機EL表示パネルと、前記有機EL表示パネルに走査信号、映像信号、電源等を供給するプリント配線基板を有する有機EL表示装置であって、
前記有機EL表示パネルは外側に凹の曲面を持つシリンドリカルな形状であり、
前記プリント配線基板は前記液晶表示パネルの画面と垂直な方向に載置され、前記液晶表示パネルと前記配線基板とは、複数のフレキシブル配線基板によって接続されており、前記複数のフレキシブル配線基板のうち、中央のフレキシブル配線基板の長さは、両サイドのフレキシブル配線基板の長さよりも短いことを特徴とする有機EL表示装置。
【請求項10】
有機EL素子およびTFTが形成された素子基板と、前記有機EL素子を外気から保護する封止基板とから形成された有機EL表示パネルと、前記有機EL表示パネルに走査信号、映像信号、電源等を供給するプリント配線基板を有する有機EL表示装置であって、
前記有機EL表示パネルは外側に凸の曲面を持つシリンドリカルな形状であり、
前記プリント配線基板は前記液晶表示パネルの画面と垂直な方向に載置され、前記液晶表示パネルと前記配線基板とは、複数のフレキシブル配線基板によって接続されており、前記複数のフレキシブル配線基板のうち、中央のフレキシブル配線基板の長さは、両サイドのフレキシブル配線基板の長さよりも長いことを特徴とする有機EL表示装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【公開番号】特開2010−8479(P2010−8479A)
【公開日】平成22年1月14日(2010.1.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−164469(P2008−164469)
【出願日】平成20年6月24日(2008.6.24)
【出願人】(502356528)株式会社 日立ディスプレイズ (2,552)
【Fターム(参考)】