説明

表面実装用超小形ファンモータ

【課題】機構的にも電気的にもその機能を満たすような接続ピンを有し、基板の上面に自動実装可能な表面実装用ファンモータを提供する。
【解決手段】シャフト15に固定されたロータハブ4の周囲に複数のファン5が植設されている。このファン部分は矩形状のケース3に収容されている。ケース3の対面する側面の略中央に接続ピン2の根元の部分が固定されている。接続ピン2の幅はケース3の略2/3の幅である。接続ピン2の先端は表面実装用基板のパターンの上にのり、半田付けやスポット溶接などにより電気的に結合されるとともに強固に固定される。この構成により基板上に自動実装が可能である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、機構的,電気的に面実装可能な形状・構造としたファンモータの基板面実装に関する。
【背景技術】
【0002】
一般的なファンモータの基板への取付けを図13に示す。
ファンモータ79はケース82に取り付け用孔81及び電気信号ケーブル75を有している。基板(PCB)77にファンモータ79を直接取り付ける場合、ケース82の取り付け用孔81に螺子80を挿入しナット78で固定する。またはリベットを挿入し,スナップ・フックなどで固定する。電気信号ケーブル75はコネクタ76により基板77の電気端子に接続される。
【0003】
また特許文献1(小型ファンユニット及びブラシレス小型直流モータ)にモータの基板取付け構造の他の一例を示す(特許文献1)。この例はファンを機械的に基板に取り付け、その後、ファンのピンを基板に半田付けするものが開示されている。これは表面実装ではなく、ファンモータに付いたピンを基板の孔に挿入してファンモータと反対側より半田付けする構造である。
【特許文献1】特許第4104747号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで携帯電話機等の小形機器では、部品実装の自動化を進めるために、機構部品も含めて表面実装用部品が求められている。しかしながら、上記従来のモータの基板への取付け構造では表面実装に対応できなかった。
【0005】
本発明の目的は、機構的にも電気的にもその機能を満たすような接続ピンを有し、基板の上面に自動実装可能な表面実装用超小形ファンモータ(以下、「表面実装用ファンモータ」という)を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記目的を達成するために本発明の請求項1記載の発明は、ファンモータ部と、回路基板と、前記ファンモータ部および回路基板を支持するケースと、前記ケースに固定され、ファンモータを実装するための表面実装用基板の表面に接続される複数の接続ピンを備え、前記複数の接続ピンは前記回路基板と前記表面実装用基板表面のパターンとの間の電気信号を伝達するとともに前記ケースを前記表面実装用基板表面に強固に固定することを特徴とする。
この構成は例えば図1に対応する。
本発明の請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において前記接続ピンは、その端部がケース側面の略中央に固定され、中間部は下方に向けて真っ直ぐに伸び、先端部は前記表面実装用基板表面のパターンの上に接する形状であり、前記先端部は電気的に導通するように取り付けられることを特徴とする。
この構成は例えば図2に対応する。
本発明の請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明において前記接続ピンは、その端部がケース側面の略中央に固定され、中間部は上方に湾曲し、先端部は前記表面実装用基板表面のパターンの上に接する形状であり、前記先端部は電気的に導通するように取り付けられることを特徴とする。
この構成は例えば図5に対応する。
本発明の請求項4記載の発明は、請求項1,2または3記載の発明において前記ケースは矩形状であり、4つの側面の略中央部にそれぞれ接続ピンが固定されたことを特徴とする。
この構成は例えば図6に対応する。
本発明の請求項5記載の発明は、請求項1,2または3記載の発明において前記ケースは矩形状であり、対面する側面それぞれの略中央部にぞれぞれ複数の接続ピンが固定されたことを特徴とする。
この構成は例えば図7に対応する。
本発明の請求項6記載の発明は請求項1,2または3記載の発明において前記ケースは矩形状であり、対面する側面それぞれの上下方向に2つの接続ピンを並べて固定し、前記2つの接続ピンの一方は上下に配置される2つ表面実装用基板の一方に、前記2つの接続ピンの他方は上下に配置される2つ表面実装用基板の他方にそれぞれ取り付けられることを特徴とする。
この構成は例えば図8に対応する。
本発明の請求項7記載の発明は、請求項1〜6記載の発明において前記ケースに係止部を設け、前記表面実装用基板に設けた空気流通用の開口部に前記係止部を係止してファンモータの位置決めをすることを特徴とする。
この構成は例えば図9に対応する。
本発明の請求項8記載の発明は請求項1〜5記載の発明において前記ケースの側面の一部にスナップフックを設け、前記表面実装用基板に設けた空気流通用の開口部に前記スナップフックを係止してファンモータの位置決めをすることを特徴とする。
この構成は図10に対応する。
本発明の請求項9記載の発明は、請求項4〜8記載の発明において前記矩形状のケースは縦横の寸法が略10mm,厚さが略2mmであることを特徴とする。
本発明の請求項10記載の発明は、請求項1〜4,6〜9記載の何れかの発明において前記接続ピンの横方向の寸法はケースの側面の幅に対し、略半分以上の幅を有することを特徴とする。
本発明の請求項11記載の発明は回路基板と、前記回路基板に取り付けられたファンモータ部と、前記回路基板の端部を搭載し、ファンモータ部を収容する収容部を有し、ファンモータを実装するための表面実装用基板の表面に接続される複数の接続ピンを備え、前記複数の接続ピンは前記回路基板と前記表面実装用基板表面のパターンとの間の電気信号を伝達するとともに前記ケースを前記表面実装用基板表面に強固に固定することを特徴とする。
本発明の請求項12記載の発明は請求項11記載の発明において前記回路基板は矩形状であり、前記回路基板の各側面対応に前記接続ピンを設けたことを特徴とする。
請求11および請求項12は図12に対応する。
【発明の効果】
【0007】
上記構成によれば、従来、機構部品と考えられ表面実装が出来なかったファンモータは表面実装可能な部品となった。これによりファンモータの表面実装基板への実装時、自動化が可能となった。例えば、携帯電話機の表面実装用基板に縦横が8〜12mmの範囲で、厚さが1.8〜2.5mm範囲の表面実装用ファンモータの実装が自動化でき、携帯電話機の製造コストの低減化を実現できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳しく説明する。
図1および図2は本発明による表面実装用ファンモータの実施の形態を示す正面図および側面図であり、図2は表面実装用基板6に実装した状態を示している。
この例は表面実装用接続ピンを有する軸流ファンモータであり、接続ピンは、電気的と機械的の2つの機能を持つ。
【0009】
シャフト15に固定されたロータハブ4の周囲に複数のファン5が植設されている。このファン部分は矩形状のケース3に収容されている。ケース3の対面する側面の略中央に接続ピン2の根元の部分が固定されている。接続ピン2の幅はケース3の略2/3の幅であり、ケース固定部2aから少し横に伸び、中間部2bはその部分から略45度下向きに伸び、その先端部2cは水平方向に向きを変え表面実装用基板6のパターン6bの上に載る。表面実装用基板6のパターン6bに先端部2cは半田付けやスポット溶接などにより電気的に結合されるとともに強固に固定される。
【0010】
これにより、表面実装用ファンモータ1は表面実装用基板6のパターン6bに電気的に接続されるとともに機械的に固定される。例えば、接続ピン2の一方をファンモータ供給電源のプラスとし、反対側の接続ピン2をGNDとすれば、従来必要であったリード線を省略して表面実装用基板6と電気的に接続することが可能となる。6aは空気流通用の開口部である。接続ピン2は、ケース成形時に一体成形される。
【0011】
図3は、ケース内部の詳細を示す一部破断断面図である。
シャフト15にロータハブ4が固定され、その周囲にファン5が植設されている。軸受け12は軸受ハウジング14に挿入固定され、軸受け12にシャフト15が回動可能に挿入されている。軸受ハウジング14の外側にコイル11が配置されている。コイル11の下側に電子部品10を搭載した回路基板17が設けられている。接続ピン2は固定部2aから略90度曲がって下部に伸びる接続部2dを有し、該接続部2dの先端が半田16により電気接続されている。
【0012】
図4は、図3におけるファンモータの回路基板とケースの位置関係を示す図である。
ケースのリブ部3aの上に、図4に示すようにリブ部3aより幅が小さい回路基板17が配置されている。これは空気流通路13を塞がないようにしたものである。この図は回路基板17とケース3以外は省略してある。
【0013】
図5は接続ピンの形状の他の実施の形態を示す表面実装用ファンモータの側面図である。これは遠心ファンに応用したもので、接続ピン20を図5のような形状にしてある。
すなわち、ケース21の側面より水平に少し伸びた接続ピン20の固定部20aは略直角に上に伸び、さらに略直角に曲がって水平に伸びた部分が湾曲部20bである。湾曲部20bの端で略45度曲がって表面実装用基板22まで達した部分が傾斜部20cであり、傾斜部20cの端部で水平方向に先端部20dが形成されることにより接続ピン20が構成されている。先端部20dは、表面実装用基板22のパターン22aに電気接続される。このような形状にするのは、ファンアンバランス等による振動を接続ピン20で吸収するためである。
【0014】
図6は接続ピンをケースの各側面に設けた場合の実施の形態を示す表面実装用ファンモータの正面図である。
ファン25,ロータハブ26よりなるファンモータ部を収容するケース27の4つの側面にそれぞれ接続ピン24,24,24,24を固定している。各接続ピンの幅はファン側面の幅の略2/3の幅である。
図7は接続ピンをケースの2つの側面に5個設けた場合の実施の形態を示す表面実装用ファンモータの正面図である。
ファン33,ロータハブ32よりなるファンモータ部を収容するケース31の対面する側面の一方に3つの接続ピン30,30,30を、側面の他方に2つの接続ピン30,30を固定している。各接続ピンの幅は側面の幅の略1/5に細くしてある。
図6,図7に示すように接続ピンの数を増加させることによりファン回転信号,加速度,湿度及び温度センサ出力のモニタリング等やPWM制御信号の入力が可能となる。
但し、加速度,湿度,温度についてはそのセンサをファン回路基板に組み込む必要がある。
【0015】
図8は2枚の表面実装用基板に接続ピンを接続する場合の実施の形態を示す表面実装用ファンモータの側面図である。
ケース39の対面する側面のそれぞれに接続ピン35,36を固定する。合計で4個である。接続ピン35,36は、側面の高さ方向に並べて固定されている。接続ピン35,35は下側の表面実装用基板37のパターン35aに半田付けなどにより固定される。
接続ピン36,36は表面実装用基板38のパターン36aに半田付けなどにより固定される。接続ピンの幅はケース側面の幅の約2/3の幅である。
このようにするとそれぞれ異なる表面実装用基板に電気信号を入出力でき、取付けの機械的強度も増加する。開口部37a,38aは、空気流通用の孔である。
【0016】
図9は、ケースに表面実装用基板位置決めガイドを付設した場合の実施の形態を示す表面実装用ファンモータの側面図である。
ケース47の下面に係止突起49を設けてある。表面実装用基板48に空気流通用の開口部48aの他に係止突起49を嵌合させるための孔48bを設けてある。
ファンモータを表面実装用基板48に実装するとき係止突起49を孔48bに係止することにより、ファンモータを位置付けする。そして接続ピン46,46はパターン48cに半田付けなどにより固定される。
【0017】
図10は、接続ピンの一部をスナップフックとして表面実装用位置決めガイドに用いた場合の実施の形態を示す表面実装用ファンモータの側面図である。
ケース51の対面する側面にそれぞれ接続ピン50,50を固定する。さらにスナップフック53,53が取り付けられている。スナップフック53,53は弾性部材で反発性を有し、その先端部は係止のためにくの字形状となっている。
表面実装用基板52の開口部52bはケース51の底面の形状より大きくなっており、そのエッジ部分に、スナップフック53,53のくの字形状部分が嵌合し、ケースの位置決めができる。
【0018】
図11は、接続ピンとファン回路基板との接続方法の他の実施の形態を示す表面実装用ファンモータの一部断面側面図である。
シャフト69にロータハブ64が固定され、その周囲にファン65が植設されている。軸受け72は軸受ハウジング74に挿入固定され、軸受け72にシャフト69が回動可能に挿入されている。軸受ハウジング74の外側にコイル73が配置されている。コイル73の下側に電子部品70を搭載した回路基板66が設けられている。接続ピン62は固定部62aから略直角に曲がって下部に接続延長部62dが伸び、さらに略直角に曲がって接続部62eが形成されている。接続部62eが半田61により電気接続されている。
図3とは接続ピンとファン回路基板の接続構造が異なっている。
【0019】
図12は、ファンケースを用いない他の実施の形態を示す表面実装用ファンモータの正面図および側面図である。接続ピンを空気流通路として応用した例である。
回路基板41は3個所に空気流通路を有し3個のステー41a,41bおよび41cによってステータ支持基部41dを支持している。回路基板41の各辺に2個の係合溝41e,41eが設けられている。
ファン44aなどからなるロータ部44とステータ部45によってファンモータ部が形成される。
【0020】
ステータ部45は回路基板41の中央のステータ支持基部41d部に固定される。接続ピンは垂直方向に伸びる壁部40a,壁部40aから略直角に曲がって平面部分を形成する回路搭載部40b,回路搭載部40bから略45度の傾斜で下に伸びる傾斜部40c,および傾斜部40cから水平方向に伸びる接続部40dより構成される。また、回路搭載部40bの両端付近に突起40e,40eが設けられている。
回路基板41の4辺は接続ピン40,40,40,40の回路搭載部40b上にそれぞれ載され、各辺の係合溝41e,41eに突起40e,40eに係合して固定される。
4方向の接続ピン40の壁部40aでファンモータ部を収容する収容部分が形成される。このような構成であっても接続ピンは電気信号伝達と機構部材としての2つの機能を有する。
【0021】
本発明による表面実装用ファンモータのケース寸法は例えば縦横が10mmで厚さが2.2mmである。
ファンモータの回路基板として以下の形状,材質の基板が用いられる。
厚さ0.5mm以下の薄型基板やFPC 基板(フレキシブル基板)である。また、ファン材料及び接続ピンの材質は例えば半導体と同じ熱硬化性樹脂および銅合金で構成されたものが使用される。
以上の実施の形態では接続ピンの幅はケース側面の幅に対し、3/4,1/2,1/5の幅の例を示したが、接続ピンの幅はこれに限られるものではない。また、折り曲げ形状も代表的には図2,図5,図12の例を示したが、折り曲げ形状は他の湾曲した形状であっても良い。
【産業上の利用可能性】
【0022】
携帯電話機等の小形機器に用いられる基板表面実装用のファンモータである。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】本発明による表面実装用ファンモータの実施の形態を示す正面図である。
【図2】本発明による表面実装用ファンモータの実施の形態を示す側面図である。
【図3】ケースの内部の詳細を示す一部破断断面図である。
【図4】回路基板とケースの位置関係を示す図である。
【図5】接続ピンの形状の他の実施の形態を示す表面実装用ファンモータの側面図である。
【図6】接続ピンをケース各側面に設けた場合の実施の形態を示す表面実装用ファンモータの正面図である。
【図7】接続ピンをケースの2つの側面に5個設けた場合の実施の形態を示す表面実装用ファンモータの正面図である。
【図8】2枚の表面実装用基板に接続ピンを接続する場合の実施の形態を示す表面実装用ファンモータの側面図である。
【図9】ケースに表面実装用基板位置決めガイドを付設した場合の実施の形態を示す表面実装用ファンモータの側面図である。
【図10】接続ピンの一部をスナップフックとして表面実装用位置決めガイドに用いた場合の実施の形態を示す表面実装用ファンモータの側面図である。
【図11】接続ピンとファン回路との接続方法の他の実施の形態を示す表面実装用ファンモータ一部破断断面図である。
【図12】ファンケースを用いない他の実施の形態を示す表面実装用ファンモータの正面図および側面図である。
【図13】従来のファンモータの実装構造を説明するための図である。
【符号の説明】
【0024】
1 表面実装用ファンモータ
2,20,24,30,35,36,40,46,50,62 接続ピン
3,21,27,31,39,41,47,51,63 ケース
4,26,32,64 ロータハブ
5,25,33,42,65 ファン
6,37,38,43,48,52 表面実装用基板
7,9,67,71 ヨーク
8,68,69 マグネット
10,70 電子部品(駆動用IC,センサなど)
11,73 コイル
12,72 軸受け
13 空気流通路
14,74 軸受ハウジング
16,61 半田
15 シャフト
17,41,66 回路基板
44 ロータ部
45 ステータ部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ファンモータ部と、
回路基板と、
前記ファンモータ部および回路基板を支持するケースと、
前記ケースに固定され、ファンモータを実装するための表面実装用基板の表面に接続される複数の接続ピンを備え、
前記複数の接続ピンは前記回路基板と前記表面実装用基板表面のパターンとの間の電気信号を伝達するとともに前記ケースを前記表面実装用基板表面に強固に固定することを特徴とする表面実装用超小形ファンモータ。
【請求項2】
前記接続ピンは、その端部がケース側面の略中央に固定され、中間部は下方に向けて真っ直ぐに伸び、先端部は前記表面実装用基板表面のパターンの上に接する形状であり、前記先端部は電気的に導通するように取り付けられることを特徴とする請求項1記載の表面実装用超小形ファンモータ。
【請求項3】
前記接続ピンは、その端部がケース側面の略中央に固定され、中間部は上方に湾曲し、先端部は前記表面実装用基板表面のパターンの上に接する形状であり、前記先端部は電気的に導通するように取り付けられることを特徴とする請求項1記載の表面実装用超小形ファンモータ。
【請求項4】
前記ケースは矩形状であり、
4つの側面の略中央部にそれぞれ接続ピンが固定されたことを特徴とする請求項1,2または3記載の表面実装用超小形ファンモータ。
【請求項5】
前記ケースは矩形状であり、
対面する側面それぞれの略中央部にぞれぞれ複数の接続ピンが固定されたことを特徴とする請求項1,2または3記載の表面実装用超小形ファンモータ。
【請求項6】
前記ケースは矩形状であり、
対面する側面それぞれの上下方向に2つの接続ピンを並べて固定し、
前記2つの接続ピンの一方は上下に配置される2つファンモータ実装用基板の一方に、前記2つの接続ピンの他方は上下に配置される2つファンモータ実装用基板の他方にそれぞれ取り付けられることを特徴とする請求項1,2または3記載の表面実装用超小形ファンモータ。
【請求項7】
前記ケースに係止部を設け、
前記表面実装用基板に設けた空気流通用の開口部に前記係止部を係止してファンモータの位置決めをすることを特徴とする請求項1〜6記載の表面実装用超小形ファンモータ。
【請求項8】
前記ケースの側面の一部にスナップフックを設け、
前記表面実装用基板に設けた空気流通用の開口部に前記スナップフックを係止してファンモータの位置決めをすることを特徴とする請求項1〜5記載の表面実装用超小形ファンモータ。
【請求項9】
前記矩形状のケースは縦横の寸法が略10mm,厚さが略2mmであることを特徴とする請求項4〜8記載の表面実装用超小形ファンモータ。
【請求項10】
前記接続ピンの横方向の寸法はケースの側面の幅に対し、略半分以上の幅を有することを特徴とする請求項1〜4,6〜9記載の何れかの表面実装用超小形ファンモータ。
【請求項11】
回路基板と、
前記回路基板に取り付けられたファンモータ部と、
前記回路基板の端部を搭載し、ファンモータ部を収容する収容部を有し、ファンモータを実装するための表面実装用基板の表面に接続される複数の接続ピンを備え、
前記複数の接続ピンは前記回路基板と前記表面実装用基板表面のパターンとの間の電気信号を伝達するとともに前記ケースを前記表面実装用基板表面に強固に固定することを特徴とする表面実装用超小形ファンモータ。
【請求項12】
前記回路基板は矩形状であり、
前記回路基板の各側面対応に前記接続ピンを設けたことを特徴とする請求項11記載の表面実装用超小形ファンモータ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公開番号】特開2010−43575(P2010−43575A)
【公開日】平成22年2月25日(2010.2.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−206963(P2008−206963)
【出願日】平成20年8月11日(2008.8.11)
【出願人】(000153214)株式会社日本計器製作所 (31)
【Fターム(参考)】