論理回路及び半導体装置
【課題】論理回路の誤作動を防止すること又は消費電力を低減すること。
【解決手段】論理回路は、チャネル形成領域が酸化物半導体によって構成された薄膜トランジスタと、該薄膜トランジスタがオフすることによって、一方の端子の電位が浮遊状態となる容量素子とを有する。当該酸化物半導体は、水素濃度が5×1019(atoms/cm3)以下であり、電界が発生していない状態においては、実質的に絶縁体として機能する。そのため、薄膜トランジスタのオフ電流を低減することができる。これにより、容量素子に蓄積された電荷の薄膜トランジスタを介したリークを抑制することができる。その結果、論理回路の誤動作を防止することができる。また、薄膜トランジスタのオフ電流を低減することにより、論理回路内に流れる無駄な電流を低減することができる。これにより、論理回路の消費電力を低減することができる。
【解決手段】論理回路は、チャネル形成領域が酸化物半導体によって構成された薄膜トランジスタと、該薄膜トランジスタがオフすることによって、一方の端子の電位が浮遊状態となる容量素子とを有する。当該酸化物半導体は、水素濃度が5×1019(atoms/cm3)以下であり、電界が発生していない状態においては、実質的に絶縁体として機能する。そのため、薄膜トランジスタのオフ電流を低減することができる。これにより、容量素子に蓄積された電荷の薄膜トランジスタを介したリークを抑制することができる。その結果、論理回路の誤動作を防止することができる。また、薄膜トランジスタのオフ電流を低減することにより、論理回路内に流れる無駄な電流を低減することができる。これにより、論理回路の消費電力を低減することができる。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
オフすることによって、第1端子及び第2端子の一方が電気的に接続されたノードの電位が浮遊状態となる薄膜トランジスタを有し、
前記薄膜トランジスタのチャネル形成領域は、水素濃度が5×1019(atoms/cm3)以下の酸化物半導体によって構成されることを特徴とする論理回路。
【請求項2】
請求項1において、
一方の端子が前記ノードに電気的に接続された容量素子を有することを特徴とする論理回路。
【請求項3】
第1端子が高電源電位線に電気的に接続された第1の薄膜トランジスタと、
ゲート端子が入力端子に電気的に接続され、第1端子が前記第1の薄膜トランジスタのゲート端子及び第2端子に電気的に接続された第2の薄膜トランジスタと、
ゲート端子がパルス信号線に電気的に接続され、第1端子が前記第2の薄膜トランジスタの第2端子に電気的に接続され、第2端子が低電源電位線に電気的に接続された第3の薄膜トランジスタと、
ゲート端子が前記パルス信号線に電気的に接続され、第1端子が前記第1の薄膜トランジスタのゲート端子及び第2端子並びに前記第2の薄膜トランジスタの第1端子に電気的に接続され、第2端子が出力端子に電気的に接続された第4の薄膜トランジスタと、を有し、
前記第1の薄膜トランジスタ乃至前記第4の薄膜トランジスタのチャネル形成領域は、水素濃度が5×1019(atom/cm3)以下の酸化物半導体によって構成されることを特徴とする論理回路。
【請求項4】
第1端子が高電源電位線に電気的に接続された第1の薄膜トランジスタと、
ゲート端子がパルス信号線に電気的に接続され、第1端子が前記第1の薄膜トランジスタのゲート端子及び第2端子に電気的に接続された第2の薄膜トランジスタと、
ゲート端子が入力端子に電気的に接続され、第1端子が前記第2の薄膜トランジスタの第2端子に電気的に接続され、第2端子が低電源電位線に電気的に接続された第3の薄膜トランジスタと、
ゲート端子が前記パルス信号線に電気的に接続され、第1端子が前記第2の薄膜トランジスタの第2端子及び前記第3の薄膜トランジスタの第1端子に電気的に接続され、第2端子が出力端子に電気的に接続された第4の薄膜トランジスタと、を有し、
前記第1の薄膜トランジスタ乃至前記第4の薄膜トランジスタのチャネル形成領域は、水素濃度が5×1019(atom/cm3)以下の酸化物半導体によって構成されることを特徴とする論理回路。
【請求項5】
ゲート端子及び第1端子が高電源電位線に電気的に接続された第1の薄膜トランジスタと、
ゲート端子が入力端子に電気的に接続され、第1端子が前記第1の薄膜トランジスタの第2端子に電気的に接続された第2の薄膜トランジスタと、
ゲート端子がパルス信号線に電気的に接続され、第1端子が前記第2の薄膜トランジスタの第2端子に電気的に接続され、第2端子が低電源電位線に電気的に接続された第3の薄膜トランジスタと、
ゲート端子が前記パルス信号線に電気的に接続され、第1端子が前記第1の薄膜トランジスタの第2端子及び前記第2の薄膜トランジスタの第1端子に電気的に接続され、第2端子が出力端子に電気的に接続された第4の薄膜トランジスタと、を有し、
前記第1の薄膜トランジスタ乃至前記第4の薄膜トランジスタのチャネル形成領域は、水素濃度が5×1019(atom/cm3)以下の酸化物半導体によって構成されることを特徴とする論理回路。
【請求項6】
ゲート端子及び第1端子が高電源電位線に電気的に接続された第1の薄膜トランジスタと、
ゲート端子がパルス信号線に電気的に接続され、第1端子が前記第1の薄膜トランジスタの第2端子に電気的に接続された第2の薄膜トランジスタと、
ゲート端子が入力端子に電気的に接続され、第1端子が前記第2の薄膜トランジスタの第2端子に電気的に接続され、第2端子が低電源電位線に電気的に接続された第3の薄膜トランジスタと、
ゲート端子が前記パルス信号線に電気的に接続され、第1端子が前記第2の薄膜トランジスタの第2端子及び前記第3の薄膜トランジスタの第1端子に電気的に接続され、第2端子が出力端子に電気的に接続された第4の薄膜トランジスタと、を有し、
前記第1の薄膜トランジスタ乃至前記第4の薄膜トランジスタのチャネル形成領域は、水素濃度が5×1019(atom/cm3)以下の酸化物半導体によって構成されることを特徴とする論理回路。
【請求項7】
請求項3乃至請求項6のいずれか一項において、
一方の端子が前記第4の薄膜トランジスタの第2端子及び前記出力端子に電気的に接続され、他方の端子が前記低電源電位線に電気的に接続された容量素子を有することを特徴とする論理回路。
【請求項8】
請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の論理回路を有する半導体装置。
【請求項1】
オフすることによって、第1端子及び第2端子の一方が電気的に接続されたノードの電位が浮遊状態となる薄膜トランジスタを有し、
前記薄膜トランジスタのチャネル形成領域は、水素濃度が5×1019(atoms/cm3)以下の酸化物半導体によって構成されることを特徴とする論理回路。
【請求項2】
請求項1において、
一方の端子が前記ノードに電気的に接続された容量素子を有することを特徴とする論理回路。
【請求項3】
第1端子が高電源電位線に電気的に接続された第1の薄膜トランジスタと、
ゲート端子が入力端子に電気的に接続され、第1端子が前記第1の薄膜トランジスタのゲート端子及び第2端子に電気的に接続された第2の薄膜トランジスタと、
ゲート端子がパルス信号線に電気的に接続され、第1端子が前記第2の薄膜トランジスタの第2端子に電気的に接続され、第2端子が低電源電位線に電気的に接続された第3の薄膜トランジスタと、
ゲート端子が前記パルス信号線に電気的に接続され、第1端子が前記第1の薄膜トランジスタのゲート端子及び第2端子並びに前記第2の薄膜トランジスタの第1端子に電気的に接続され、第2端子が出力端子に電気的に接続された第4の薄膜トランジスタと、を有し、
前記第1の薄膜トランジスタ乃至前記第4の薄膜トランジスタのチャネル形成領域は、水素濃度が5×1019(atom/cm3)以下の酸化物半導体によって構成されることを特徴とする論理回路。
【請求項4】
第1端子が高電源電位線に電気的に接続された第1の薄膜トランジスタと、
ゲート端子がパルス信号線に電気的に接続され、第1端子が前記第1の薄膜トランジスタのゲート端子及び第2端子に電気的に接続された第2の薄膜トランジスタと、
ゲート端子が入力端子に電気的に接続され、第1端子が前記第2の薄膜トランジスタの第2端子に電気的に接続され、第2端子が低電源電位線に電気的に接続された第3の薄膜トランジスタと、
ゲート端子が前記パルス信号線に電気的に接続され、第1端子が前記第2の薄膜トランジスタの第2端子及び前記第3の薄膜トランジスタの第1端子に電気的に接続され、第2端子が出力端子に電気的に接続された第4の薄膜トランジスタと、を有し、
前記第1の薄膜トランジスタ乃至前記第4の薄膜トランジスタのチャネル形成領域は、水素濃度が5×1019(atom/cm3)以下の酸化物半導体によって構成されることを特徴とする論理回路。
【請求項5】
ゲート端子及び第1端子が高電源電位線に電気的に接続された第1の薄膜トランジスタと、
ゲート端子が入力端子に電気的に接続され、第1端子が前記第1の薄膜トランジスタの第2端子に電気的に接続された第2の薄膜トランジスタと、
ゲート端子がパルス信号線に電気的に接続され、第1端子が前記第2の薄膜トランジスタの第2端子に電気的に接続され、第2端子が低電源電位線に電気的に接続された第3の薄膜トランジスタと、
ゲート端子が前記パルス信号線に電気的に接続され、第1端子が前記第1の薄膜トランジスタの第2端子及び前記第2の薄膜トランジスタの第1端子に電気的に接続され、第2端子が出力端子に電気的に接続された第4の薄膜トランジスタと、を有し、
前記第1の薄膜トランジスタ乃至前記第4の薄膜トランジスタのチャネル形成領域は、水素濃度が5×1019(atom/cm3)以下の酸化物半導体によって構成されることを特徴とする論理回路。
【請求項6】
ゲート端子及び第1端子が高電源電位線に電気的に接続された第1の薄膜トランジスタと、
ゲート端子がパルス信号線に電気的に接続され、第1端子が前記第1の薄膜トランジスタの第2端子に電気的に接続された第2の薄膜トランジスタと、
ゲート端子が入力端子に電気的に接続され、第1端子が前記第2の薄膜トランジスタの第2端子に電気的に接続され、第2端子が低電源電位線に電気的に接続された第3の薄膜トランジスタと、
ゲート端子が前記パルス信号線に電気的に接続され、第1端子が前記第2の薄膜トランジスタの第2端子及び前記第3の薄膜トランジスタの第1端子に電気的に接続され、第2端子が出力端子に電気的に接続された第4の薄膜トランジスタと、を有し、
前記第1の薄膜トランジスタ乃至前記第4の薄膜トランジスタのチャネル形成領域は、水素濃度が5×1019(atom/cm3)以下の酸化物半導体によって構成されることを特徴とする論理回路。
【請求項7】
請求項3乃至請求項6のいずれか一項において、
一方の端子が前記第4の薄膜トランジスタの第2端子及び前記出力端子に電気的に接続され、他方の端子が前記低電源電位線に電気的に接続された容量素子を有することを特徴とする論理回路。
【請求項8】
請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の論理回路を有する半導体装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図30】
【図29】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図30】
【図29】
【公開番号】特開2011−103454(P2011−103454A)
【公開日】平成23年5月26日(2011.5.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−229576(P2010−229576)
【出願日】平成22年10月12日(2010.10.12)
【出願人】(000153878)株式会社半導体エネルギー研究所 (5,264)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成23年5月26日(2011.5.26)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年10月12日(2010.10.12)
【出願人】(000153878)株式会社半導体エネルギー研究所 (5,264)
【Fターム(参考)】
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