説明

走行車システムと走行車への非接触給電方法

【課題】 非接触給電線を流れる電流のジュール熱による消費電力を減らす。
【構成】 地上側に電源と非接触給電線とを設けると共に、走行車に非接触給電線から受電する受電ユニットと、電力を消費する負荷と、受電ユニットからの電力を蓄電すると共に、負荷に電力を供給する蓄電ユニットを設ける。さらに、蓄電ユニットの蓄電量と負荷の所要エネルギーとを把握すると共に、前記蓄電ユニットの蓄電量により前記負荷の所要エネルギーをまかなえる際に、電源から非接触給電線への給電を停止するための制御手段を設ける。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は走行車システムに関し、特に走行車への非接触給電に関する。
【背景技術】
【0002】
スタッカークレーンなどの走行車に非接触給電すると共に、キャパシターなどの蓄電ユニットを走行車に設けて、非接触給電をバックアップすることが知られている(特許文献1:JP2008-081219A)。非接触給電は給電線とトロリー等の接触による発塵を無くし、蓄電ユニットは走行車からの回生電力を蓄電すると共に、非接触給電線に必要な電力を平準化することにより、地上側電源と走行車の受電ユニットを小形化する。
【0003】
発明者はここで、特許文献1のシステムでは常時地上側電源から非接触給電線へ電流が供給されており、非接触給電線を流れる電流によるジュール熱のために常時電力が消費されていることに着目した。そしてこのような無駄を減らすために、本発明に到った。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】JP2008-081219A
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
この発明の課題は、非接触給電線を流れる電流のジュール熱による消費電力を減らすことにある。
この発明での補助的な課題は、蓄電ユニットから取り出せる電力を増すことにある。
この発明での他の補助的な課題は、蓄電ユニットの寿命を予測できるようにすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明は、非接触給電により走行車に給電する走行車システムであって、
地上側に電源と非接触給電線とを設けると共に、
走行車に非接触給電線から受電する受電ユニットと、電力を消費する負荷と、受電ユニットからの電力を蓄電すると共に、前記負荷に電力を供給する蓄電ユニットを設け、
さらに、前記蓄電ユニットの蓄電量と前記負荷の所要エネルギーとを把握すると共に、前記蓄電ユニットの蓄電量により前記負荷の所要エネルギーをまかなえる際に、前記電源から非接触給電線への給電を停止するための制御手段を設けたことを特徴とする。
【0007】
この発明はまた、非接触給電により走行車に給電する方法であって、
地上側に電源と非接触給電線とを設けると共に、
走行車に非接触給電線から受電する受電ユニットと、電力を消費する負荷と、受電ユニットからの電力と負荷からの回生電力を蓄電すると共に、前記負荷に電力を供給する蓄電ユニットを設け、
さらに、制御手段により前記蓄電ユニットの蓄電量と前記負荷の所要エネルギーとを把握し、かつ前記蓄電ユニットの蓄電量により前記負荷の所要エネルギーをまかなえる際に、前記制御手段により前記電源から非接触給電線への給電を停止することを特徴とする。
なおこの明細書において、走行車システムに関する記載はそのまま非接触給電方法にも当てはまり、逆に非接触給電方法に関する記載はそのまま走行車システムにも当てはまる。
【0008】
この発明では、非接触給電無しで走行車の所要エネルギーをまかなえる場合、非接触給電線への給電を停止するので、無効な電流によるジュール熱分の電力を無くすことができる。所要エネルギーをまかなえるかどうかは、例えば走行車の次の動作の開始から終了までに対して、所要エネルギーをまかなえるかどうかを判定し、次の動作の内で所要エネルギーをまかなえない区間に対して非接触給電を行い、所要エネルギーをまかなえる区間では非接触給電を停止すればよい。
【0009】
より好ましくは、蓄電ユニットはキャパシタであり、蓄電ユニットの電圧を監視する電圧センサと、蓄電ユニットの充放電電流を監視する電流センサとを設けると共に、蓄電ユニットの電圧と充放電電流とから蓄電ユニットの容量を求めて、蓄電ユニットの寿命を予測するための寿命予測手段をさらに設ける。
特に好ましくは、寿命予測手段は、蓄電ユニットへの充放電を停止もしくは開始した際の、蓄電ユニットの電圧変化から、蓄電ユニットの内部抵抗を求めて、蓄電ユニットの容量と内部抵抗とから寿命を予測する。
このようにすると、キャパシタの寿命が近づいた際に、交換用のキャパシタをストックし、寿命が到来するとキャパシタを直ちに交換できる。従って交換用のキャパシタが到着するまで走行車を停止させる必要がない。
【0010】
好ましくは、走行車に、受電ユニットと負荷を接続すると共に、蓄電ユニットの充放電を制御する回路を介して蓄電ユニットを接続する。充放電を制御する回路例としては、充電制御用の第1のトランジスタとコイルを介して蓄電ユニットのプラス側に接続し、放電制御用の第2のトランジスタをコイルと第1のトランジスタの間に接続し、第2のトランジスタのエミッターを蓄電ユニットのマイナス側に接続する。充放電回路の入出力は第1のトランジスタのカソード側と蓄電ユニットのマイナス側となる。第1のトランジスタをPWM制御することで、蓄電ユニットへの充電電流(電力)を任意に制御でき、第2のトランジスタをPWM制御することで、蓄電ユニットからの放電電流(電力)を任意に制御できる。 このような充放電制御回路を用いることで、蓄電ユニットの使用可能な電圧範囲が増し、より小さい蓄電ユニットからより大きな電力を取り出すことができる。
【0011】
またこの発明の走行車システムは、非接触給電により走行車に給電するシステムであって、
地上側に電源と非接触給電線とを設けると共に、
走行車に非接触給電線から受電する受電ユニットと、電力を消費する負荷と、受電ユニットからの電力と負荷からの回生電力を蓄電すると共に、前記負荷に電力を供給する蓄電ユニットを設け、
さらに、前記蓄電ユニットの蓄電量を把握し、前記蓄電ユニットの蓄電量が所定値以上で、前記電源から非接触給電線への給電を停止するための制御手段を設けたことを特徴とする。
【0012】
このようにすると、非接触給電無しで走行車の電力負荷をまかなえる場合、非接触給電線への給電を停止するので、無効な電流によるジュール熱分の電力を無くすことができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】実施例の走行車システムの要部平面図
【図2】実施例の走行車システムの要部ブロック図
【図3】実施例での走行車の要部ブロック図
【図4】実施例での非接触給電のON/OFFアルゴリズムを示すフローチャート
【図5】実施例での走行車の電力管理を示す特性図で、1)は所要電力のパターンを示し、2)は蓄電量の推移を示し,3)は放電電流の推移を示す。
【図6】実施例でのキャパシターの容量Cと内部抵抗Rの測定方法を示す図
【図7】変形例でのキャパシターの容量Cと内部抵抗Rの測定方法を示す図
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下に本発明を実施するための最適実施例を示す。この発明の範囲は、特許請求の範囲の記載に基づき、明細書の記載とこの分野での周知技術とを参酌し、当業者の理解に従って定められるべきである。
【実施例】
【0015】
図1〜図7に、実施例の走行車システム2とその変形を示す。4は走行車で、ここでは自動倉庫のスタッカークレーンであるが、天井走行車、あるいは地上を有軌道で走行する有軌道台車などでもよい。6は走行車4の台車で、昇降台8をマスト10に沿って昇降させ、昇降台8上のスライドフォーク12により物品を棚25などとの間で移載する。14は走行モータで台車6を走行させ、15は昇降モータで昇降台8を昇降させる。キャパシター16は非接触給電線26から受電した電力を蓄え、キャパシター16に代えてリチウムイオン電池などの2次電池で蓄電してもよい。
【0016】
18は動力盤で、走行モータ14,昇降モータ15,スライドフォーク12などの負荷に電力を供給する。20はチョッパーユニットで、受電ユニット22は非接触給電線26から受電し、非接触給電線26へは地上側電源28から高周波電流を加える。チョッパーユニット20により受電ユニット22,動力盤18,キャパシター16が接続され、キャパシター16は充電と放電とを行い、動力盤18は負荷への電力の供給と、負荷からの回生電力の放電とを行う。
【0017】
図2に、走行車4の電源系統のブロック図を示す。受電ユニット22はコアユニット30と整流ユニット31とを備え、コアユニット30は、非接触給電線26から電力をピックアップする、磁性体のコアとピックアップコイルとを備えている。整流ユニット31はコアユニット30からの高周波電流を整流して、チョッパーユニット20に供給する。動力盤18のコントローラ32は、負荷側での今後の所要エネルギーの予測値をチョッパーユニット20へ送出する。例えば走行車の次の動作に必要なエネルギーと回生電力とを送出する。動力盤18から走行モータ14,昇降モータ15及びスライドフォークなどのその他の負荷34へ直流電力を供給し、回生電力をチョッパーユニット20へ供給する。19はブレーカで、チョッパーユニット20と動力盤18の間に設けられている。
【0018】
チョッパーユニット20は、キャパシター16から蓄電量、例えばキャパシター16の出力電圧等の報告を受け、所要エネルギーの予測値をキャパシター16の電力のみでまかなえるか否かを判別する。そして判別結果に従い、光通信などにより、地上側電源28に対し電源のON/OFFを要求する。なおチョッパーユニット20ではなく、コントローラ32あるいは地上側電源28で、今後の所要エネルギー量の予測値並びにキャパシターの蓄電量を取得し、電源のON/OFFを判別してもよい。
【0019】
図3に、チョッパーユニット20の構成を示す。D1,D2はダイオード、Tr1,Tr2は大電力トランジスタで、Tr1が第1のトランジスタ、Tr2が第2のトランジスタである。C1は平滑用のコンデンサ、L1はコイル、S1は電圧センサで、キャパシター16の出力電圧を監視し、S2は電流センサで、キャパシター16を流れる電流を監視する。これ以外に、受電ユニット22及び動力盤18では各々の電流と電圧を監視する。制御部40はトランジスタTr1,Tr2を制御し、負荷の予測とキャパシター16の貯蔵エネルギーとから、非接触給電の要否を判別し、通信インターフェース41から地上側電源28へ給電の要否を通信する。さらに制御部40は、キャパシター16の容量と内部抵抗とを測定して記憶し、これらの値とキャパシター16の電圧とから貯蔵エネルギーを求める。また容量と内部抵抗とからキャパシター16の寿命を予測し、寿命が接近すると地上側電源28等へ通知する。なお内部抵抗は測定しなくても良い。
【0020】
キャパシター16を受電ユニット22の電力、あるいは動力盤18からの回生電力で充電する場合、トランジスタTr1をPWM制御し、トランジスタTr2をオフする。キャパシター16からの放電ではトランジスタTr1はオフで、トランジスタTr2をPWM制御する。トランジスタTr2がオンの時、コイルL1の電流が増加し、電力が蓄えられる。ここからトランジスタTr2をオフすると、コイルL1に蓄えられた電力が蓄電ユニットと直列になり、D1を通して外部へ出力される。
【0021】
図4に、非接触給電の要否の判別アルゴリズムを示す。キャパシターの貯蔵エネルギー(蓄電量)を求め、また走行車4の次の動作に対する所要エネルギーと回生エネルギー等の予測値を得る。そして貯蔵エネルギーとエネルギーの予測値とから非接触給電の要否を判別し、通信インターフェースから地上側へ通知する。例えば走行車の動作前に、走行車の重量、加速度、速度、減速度、移動量、機械ロス、例えば摩擦抵抗、減速器の効率等、電力ロス、例えばサーボモータ、サーボアンプ等の効率等、のデータから、走行車の動作に関係するエネルギー量を計算する。エネルギー量には、加速時のエネルギー量、瞬時最大所要エネルギー、回生エネルギー量、瞬時最大回生所要エネルギー、等速動作時の消費電力等が有り、これらを走行軸、昇降軸、旋回軸、移載軸等の移動する軸の全てを含むように計算する。そして、加速時に蓄電ユニットからの放電エネルギー量が足りるかどうか等の判定を行い、不足であれば非接触給電を要求する。また減速時の回生電力が蓄電ユニットに充電しきれるかどうかを判定し、充電しきれない場合、加速時に非接触給電に頼る割合を減らして、キャパシターからの放電エネルギーを増すようにする。なお走行車が走行せずに、昇降台を下降させるだけの動作をすると、消費エネルギーが僅かで、回生エネルギーのみが大きくなることがある。このような動作は、棚間の搬送などのモードでのみ発生するので、このようなモードでは例えば次の次の動作までの消費エネルギーと回生エネルギーとを考慮して、非接触給電の要否を判定し、回線電力を充電できるようにする。
【0022】
図5の1)に、走行車の1回の動作での所要エネルギーと回生エネルギーの推移を示し、2)にキャパシターの蓄電量の推移を示し、3)に放電電流の推移を示す。加速時に大きな所要電力が生じ、次の定速動作時には消費電力は小さく、次の減速時に回生電力が生じる。走行停止後の、ターンテーブルの旋回、スライドフォークの動作等でも、消費電力が生じる。この間にキャパシターの蓄電量が所定の範囲に保たれ、キャパシターからの電流が最大放電電流を越えないように、非接触給電を利用して電力を平準化する。またキャパシターへの電流が最大充電電流を越えないように、減速度等を制限する。そして地上側電源は、非接触給電を行わない区間で、給電線への電力供給を停止する。
【0023】
図6,図7に、キャパシター16の寿命監視を示す。図6(実施例)では、走行車4の停止時等に、キャパシター16を例えば定電流iで充電し、充電の過程での電圧Vの変化を測定する。するとキャパシター16の容量Cを求めることができる。また充電を打ち切った際の電圧降下ΔVを測定すると、内部抵抗Rに基づくR・i分の電圧降下が無くなることが、電圧降下ΔVに対応するので、内部抵抗Rを測定できる。なお定電流にせずに、電流iの積算値と電圧の変化とを比較しても、容量Cを測定できる。また充電開始時の電圧上昇ΔVからも、内部抵抗を測定できる。
【0024】
図7はキャパシター16の寿命監視の変形例を示し、キャパシター16から放電している際に、放電電流iの積算値と電圧の変化とを比較し、容量を求める。また放電の終了時あるいは開始時の電圧の変化ΔVと、放電終了直前の電流、あるいは放電開始直後の電流とから、内部抵抗Rを測定する。
【0025】
実施例の変形を示す。実施例では、高負荷時にキャパシター16と受電ユニット22の双方からの電力を用いた。しかしキャパシター16を主電源とし、キャパシター16の電力のみで負荷を駆動し、非接触給電はキャパシター16への充電専用としても良い。
【0026】
実施例ではキャパシター16のみで負荷を賄え、かつキャパシター16への充電が必要でない場合、地上側電源をOFFする。これによって非接触給電線を流れる電流によるジュール熱分の無効電力を削減できる。またキャパシター16から取り出せる電力を増すことができる。さらにキャパシターの寿命を予測し、予め交換用のキャパシター16をストックすることで、走行車4が稼動しない期間を短くできる。
【符号の説明】
【0027】
2 走行車システム
4 走行車
6 台車
8 昇降台
10 マスト
12 スライドフォーク
14 走行モータ
15 昇降モータ
16 キャパシター
18 動力盤
19 ブレーカ
20 チョッパーユニット
22 受電ユニット
24 走行レール
25 棚
26 非接触給電線
28 地上側電源
30 コアユニット
31 整流ユニット
32 コントローラ
34 その他の負荷
C1 コンデンサ
D1,D2 ダイオード
Tr1,Tr2 トランジスタ
L1 コイル
S1 電圧センサ
S2 電流センサ
40 制御部
41 通信インターフェース

【特許請求の範囲】
【請求項1】
非接触給電により走行車に給電するシステムであって、
地上側に電源と非接触給電線とを設けると共に、
走行車に非接触給電線から受電する受電ユニットと、電力を消費する負荷と、受電ユニットからの電力と負荷からの回生電力を蓄電すると共に、前記負荷に電力を供給する蓄電ユニットを設け、
さらに、前記蓄電ユニットの蓄電量と前記負荷の所要エネルギーとを把握すると共に、前記蓄電ユニットの蓄電量により前記負荷の所要エネルギーをまかなえる際に、前記電源から非接触給電線への給電を停止するための制御手段を設けたことを特徴とする、走行車システム。
【請求項2】
蓄電ユニットはキャパシタで、蓄電ユニットの電圧を監視する電圧センサと、蓄電ユニットの充放電電流を監視する電流センサとを設けると共に、蓄電ユニットの電圧と充放電電流とから蓄電ユニットの容量を求めて、蓄電ユニットの寿命を予測するための寿命予測手段をさらに設けたことを特徴とする、請求項1の走行車システム。
【請求項3】
寿命予測手段は、蓄電ユニットへの充放電を停止もしくは開始した際の、蓄電ユニットの電圧変化から、蓄電ユニットの内部抵抗を求めて、蓄電ユニットの容量と内部抵抗とから寿命を予測するように構成されていることを特徴とする、請求項2の走行車システム。
【請求項4】
走行車に、受電ユニットと負荷とを並列に接続すると共に、蓄電ユニットと、受電ユニット及び負荷の並列片との間に、受電ユニットから蓄電ユニットへの充電制御用の第1のトランジスタと、第1のトランジスタに並列な蓄電ユニットからの放電用ダイオードと、蓄電ユニットのプラス側とマイナス側とを接続する第2のトランジスタとを設け、さらに前記第1及び第2のトランジスタと蓄電ユニットとの間のコイルを設けたことを特徴とする、請求項1〜3のいずれかの走行車システム。
【請求項5】
非接触給電により走行車に給電するシステムであって、
地上側に電源と非接触給電線とを設けると共に、
走行車に非接触給電線から受電する受電ユニットと、電力を消費する負荷と、受電ユニットからの電力と負荷からの回生電力を蓄電すると共に、前記負荷に電力を供給する蓄電ユニットを設け、
さらに、前記蓄電ユニットの蓄電量を把握し、前記蓄電ユニットの蓄電量が所定値以上で、前記電源から非接触給電線への給電を停止するための制御手段を設けたことを特徴とする、走行車システム。
【請求項6】
非接触給電により走行車に給電する方法であって、
地上側に電源と非接触給電線とを設けると共に、
走行車に非接触給電線から受電する受電ユニットと、電力を消費する負荷と、受電ユニットからの電力を蓄電すると共に、前記負荷に電力を供給する蓄電ユニットを設け、
さらに、制御手段により前記蓄電ユニットの蓄電量と前記負荷の所要エネルギーとを把握し、かつ前記蓄電ユニットの蓄電量により前記負荷の所要エネルギーをまかなえる際に、前記制御手段により前記電源から非接触給電線への給電を停止することを特徴とする、走行車への非接触給電方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2011−111268(P2011−111268A)
【公開日】平成23年6月9日(2011.6.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−268354(P2009−268354)
【出願日】平成21年11月26日(2009.11.26)
【出願人】(000006297)村田機械株式会社 (4,916)
【Fターム(参考)】