遊技機
【課題】電断状態が発生していないにも関わらず電断時処理が実行されてしまうことを抑制することが可能な遊技機を提供すること。
【解決手段】主制御基板201にはMPU211が搭載されており、当該MPU211にて各種処理が実行されることにより、遊技の進行が制御される。MPU211には、入力ポート211aが設けられており、当該入力ポート211aに対して電断監視基板203が電気的に接続されている。入力ポート211aにおいて電断監視基板203から電断信号を入力したことに基づいて、MPU211において電断時処理が実行される。この場合、MPU211では、電断信号を入力していることを複数回の確認タイミングに亘って継続して確認した場合にRAM213に電断フラグを格納し、当該電断フラグが格納されていることを所定の処理タイミングで確認した場合に電断時処理を開始する。
【解決手段】主制御基板201にはMPU211が搭載されており、当該MPU211にて各種処理が実行されることにより、遊技の進行が制御される。MPU211には、入力ポート211aが設けられており、当該入力ポート211aに対して電断監視基板203が電気的に接続されている。入力ポート211aにおいて電断監視基板203から電断信号を入力したことに基づいて、MPU211において電断時処理が実行される。この場合、MPU211では、電断信号を入力していることを複数回の確認タイミングに亘って継続して確認した場合にRAM213に電断フラグを格納し、当該電断フラグが格納されていることを所定の処理タイミングで確認した場合に電断時処理を開始する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
遊技の進行を制御する制御手段と、
外部電源と接続されて少なくとも前記制御手段に電力を供給する電力供給手段と、
当該電力供給手段による電力供給の状況を監視し、当該電力供給の状況が電力低下状況となった場合に低下確認情報の出力を開始する監視手段と、
を備え、
前記制御手段は、
前記低下確認情報が出力されているか否かを所定の確認タイミングにおいて確認する確認処理を実行する確認処理実行手段と、
当該確認処理において前記低下確認情報が前記監視手段から出力されていることが確認されたことに基づいて、予め定められた電断時処理を開始する電断時処理実行手段と、
を備え、
前記確認処理実行手段は、前記確認処理として、複数回として設定された電断確認基準回の確認タイミングにおいて前記低下確認情報が出力されている状況の場合に、所定の記憶手段に電断発生情報を記憶させる処理を実行するものであり、
前記電断時処理実行手段は、前記記憶手段に前記電断発生情報が記憶されているか否かを判定する判定処理を予め定められた判定タイミングにおいて実行するとともに、当該判定処理において前記電断発生情報が記憶されていると判定した場合に前記電断時処理を開始するものであることを特徴とする遊技機。
【請求項2】
前記制御手段は、
複数種の処理を含む第1処理を繰り返し実行する第1処理実行手段と、
予め定められた周期で前記第1処理に割り込み、複数種の処理を含む第2処理を実行する第2処理実行手段と、
を備え、
前記第1処理における複数種の処理に、前記電断時処理実行手段により実行される前記判定処理が含まれているとともに、
前記第2処理における複数種の処理に、前記確認処理実行手段により実行される前記確認処理が含まれていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
【請求項3】
前記第1処理は第1番目の処理が実行される周期が第1周期となるよう設定されており、前記第2処理は前記第1周期よりも短い周期である第2周期で前記第1処理への割込みを開始するよう設定されていることを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
【請求項4】
前記制御手段は、複数種の進行用処理を実行することにより遊技の進行を制御するものであり、
当該遊技の遊技内容が予め定められた特典遊技内容となったことに基づいて特典が付与される構成であり、
遊技機に対する異常行為として予め定められた特別異常行為の発生を検知する異常検知手段を備え、
前記制御手段は、
前記異常検知手段の検知結果に基づいて、前記特別異常行為の発生を特定する異常特定手段と、
当該異常特定手段にて前記特別異常行為の発生が特定されたことに基づいて、前記複数種の進行用処理のうち少なくとも一部の処理についてその実行が規制されるようにする規制手段と、
を備え、
前記規制手段は、前記異常特定手段にて前記特別異常行為の発生が特定されたとしても、前記確認処理実行手段による前記確認処理の実行及び前記電断時処理実行手段による前記判定処理並びに前記電断時処理の実行を規制しないものであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1に記載の遊技機。
【請求項5】
前記電力供給手段からの電力供給が遮断されている状況において少なくとも前記記憶手段に電力を供給する電断中電力供給手段を備えており、
前記制御手段は、電力供給が遮断されている状況から電力供給が開始された場合に前記電断発生情報が記憶されているか否かを判定するとともに、当該電断発生情報が記憶されている場合に電断前の状態に復帰するものであり、
さらに、前記異常特定手段は、前記特別異常行為の発生を特定した場合に前記記憶手段に特別異常情報を記憶させるものであるとともに、
前記規制手段は、前記特別異常情報が記憶されていることに基づいて、前記複数種の進行用処理のうち少なくとも一部の処理についてその実行が規制されるようにするものであり、
前記制御手段は、電力供給が遮断されている状況から電力供給が開始されたことに基づいて、前記記憶手段から前記特別異常情報を消去させる規制解除手段を備えていることを特徴とする請求項4に記載の遊技機。
【請求項1】
遊技の進行を制御する制御手段と、
外部電源と接続されて少なくとも前記制御手段に電力を供給する電力供給手段と、
当該電力供給手段による電力供給の状況を監視し、当該電力供給の状況が電力低下状況となった場合に低下確認情報の出力を開始する監視手段と、
を備え、
前記制御手段は、
前記低下確認情報が出力されているか否かを所定の確認タイミングにおいて確認する確認処理を実行する確認処理実行手段と、
当該確認処理において前記低下確認情報が前記監視手段から出力されていることが確認されたことに基づいて、予め定められた電断時処理を開始する電断時処理実行手段と、
を備え、
前記確認処理実行手段は、前記確認処理として、複数回として設定された電断確認基準回の確認タイミングにおいて前記低下確認情報が出力されている状況の場合に、所定の記憶手段に電断発生情報を記憶させる処理を実行するものであり、
前記電断時処理実行手段は、前記記憶手段に前記電断発生情報が記憶されているか否かを判定する判定処理を予め定められた判定タイミングにおいて実行するとともに、当該判定処理において前記電断発生情報が記憶されていると判定した場合に前記電断時処理を開始するものであることを特徴とする遊技機。
【請求項2】
前記制御手段は、
複数種の処理を含む第1処理を繰り返し実行する第1処理実行手段と、
予め定められた周期で前記第1処理に割り込み、複数種の処理を含む第2処理を実行する第2処理実行手段と、
を備え、
前記第1処理における複数種の処理に、前記電断時処理実行手段により実行される前記判定処理が含まれているとともに、
前記第2処理における複数種の処理に、前記確認処理実行手段により実行される前記確認処理が含まれていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
【請求項3】
前記第1処理は第1番目の処理が実行される周期が第1周期となるよう設定されており、前記第2処理は前記第1周期よりも短い周期である第2周期で前記第1処理への割込みを開始するよう設定されていることを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
【請求項4】
前記制御手段は、複数種の進行用処理を実行することにより遊技の進行を制御するものであり、
当該遊技の遊技内容が予め定められた特典遊技内容となったことに基づいて特典が付与される構成であり、
遊技機に対する異常行為として予め定められた特別異常行為の発生を検知する異常検知手段を備え、
前記制御手段は、
前記異常検知手段の検知結果に基づいて、前記特別異常行為の発生を特定する異常特定手段と、
当該異常特定手段にて前記特別異常行為の発生が特定されたことに基づいて、前記複数種の進行用処理のうち少なくとも一部の処理についてその実行が規制されるようにする規制手段と、
を備え、
前記規制手段は、前記異常特定手段にて前記特別異常行為の発生が特定されたとしても、前記確認処理実行手段による前記確認処理の実行及び前記電断時処理実行手段による前記判定処理並びに前記電断時処理の実行を規制しないものであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1に記載の遊技機。
【請求項5】
前記電力供給手段からの電力供給が遮断されている状況において少なくとも前記記憶手段に電力を供給する電断中電力供給手段を備えており、
前記制御手段は、電力供給が遮断されている状況から電力供給が開始された場合に前記電断発生情報が記憶されているか否かを判定するとともに、当該電断発生情報が記憶されている場合に電断前の状態に復帰するものであり、
さらに、前記異常特定手段は、前記特別異常行為の発生を特定した場合に前記記憶手段に特別異常情報を記憶させるものであるとともに、
前記規制手段は、前記特別異常情報が記憶されていることに基づいて、前記複数種の進行用処理のうち少なくとも一部の処理についてその実行が規制されるようにするものであり、
前記制御手段は、電力供給が遮断されている状況から電力供給が開始されたことに基づいて、前記記憶手段から前記特別異常情報を消去させる規制解除手段を備えていることを特徴とする請求項4に記載の遊技機。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【公開番号】特開2009−297144(P2009−297144A)
【公開日】平成21年12月24日(2009.12.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−153011(P2008−153011)
【出願日】平成20年6月11日(2008.6.11)
【出願人】(000144522)株式会社三洋物産 (4,662)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成21年12月24日(2009.12.24)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年6月11日(2008.6.11)
【出願人】(000144522)株式会社三洋物産 (4,662)
【Fターム(参考)】
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