説明

(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)フェニル誘導体、それらの医薬組成物およびアテローム性動脈硬化症の処置のためのそれらの使用

本発明は、一般式(I)を有する(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)フェニル誘導体に、これらを含む医薬組成物に、およびアテローム性動脈硬化症の処置におけるこれら(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)フェニル誘導体の使用の使用に関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
一般式I
【化1】

(式中、
nは、0または1であり;
Xは、NR、Oまたは結合であり;
Yは、O、CHR、C(OR)R、CO、S、SO、SO、NR、CONRもしくは結合であり、および点線は、単結合を表し;または
Yは、CRであり、および点線は、二重結合を表し;
Yは、フェニル−NH位置を基準にして該フェニル環に対するメタまたはパラ置換パタンを有し;
Zは、CHまたはCOであり;
ヘキサフルオロイソプロパノール置換基は、フェニル−Z位置を基準にして該フェニル環に対するオルト、メタまたはパラ置換パタンを有し;
は、(C1−8)アルキル、(C3−8)シクロアルキルもしくは(C3−8)シクロアルキル(C1−4)アルキルであり、前記アルキル基のそれぞれは、ヒドロキシ、ヒドロキシメチル、(C1−3)アルキルオキシ、シアノ、ハロゲン、CF、NR、NRCOおよびROCOから選択される1もしくは2個の置換基によって置換されていてもよく;または
は、O、SおよびNから選択される1〜3個のヘテロ原子を含んでいてもよい5員もしくは6員芳香族環であり、該環は、(C1−3)アルキル、(C3−6)シクロアルキル、(C1−3)アルキルオキシ、(C1−3)アルキルスルホニル、シアノ、CF、OCF、ハロゲンもしくはROCOによって置換されていてもよく、および該環は、ヒドロキシによって置換されていてもよい(C1−3)アルキレン基によってXに連結されていてもよく;または
は、NR10、O、S、SOおよびSOから選択される1もしくは2個のヘテロ原子を含む4員、5員もしくは6員飽和もしくは不飽和複素環式環であり、該環は、(C1−3)アルキル、ヒドロキシ、オキソ、NR1112もしくはROCOによって置換されていてもよく、および該環は、ヒドロキシによって置換されていてもよい(C1−3)アルキレン基によってXに連結されていてもよく;または
XがNRであるとき、Rは、Rおよびそれらが結合されているNと一緒に、4〜8員環を形成してもよく、該環は、ヒドロキシルまたはヒドロキシメチルで置換されていてもよく;
は、Hまたは1〜3個のハロゲンであり;
YがNRであるとき、RおよびRは、それらが結合している2個の隣接炭素原子と一緒に、縮合5員複素芳香族環を形成してもよく、該環は、1または2個の追加のN原子を含んでもよく;
は、Hまたは(C1−3)アルキルであり;
は、存在する場合、Hまたは(C1−3)アルキルであり;
は、存在する場合、Hまたは(C1−3)アルキルであり;
は、存在する場合、Hまたは(C1−3)アルキルであり;
およびRは、存在する場合、独立してHまたは(C1−3)アルキルであり;
は、存在する場合、Hまたは(C1−3)アルキルであり;
10は、存在する場合、Hまたは(C1−3)アルキルであり;
11およびR12は、存在する場合、独立してHまたは(C1−3)アルキルである)
で表される、(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)フェニル誘導体、またはその医薬的に許容される塩。
【請求項2】
Zが、CHである、請求項1に記載の(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)フェニル誘導体。
【請求項3】
Yが、OまたはCHである、請求項2に記載の(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)フェニル誘導体。
【請求項4】
Xが、NHである、請求項3に記載の(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)フェニル誘導体。
【請求項5】
が、Hであり、且つ前記ヘキサフルオロイソプロパノール置換基が、前記フェニル−Z位置を基準にして該フェニル環に対するパラ置換パタンを有する、請求項4に記載の(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)フェニル誘導体。
【請求項6】
が、Hを表すか、F又はClから選択される1または2個のハロゲンを表す、請求項5に記載の(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)フェニル誘導体。
【請求項7】
1−(4−(1−(4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ベンジル)ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル)−3−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)尿素;
1−(4−(1−(4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ベンジル)ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル)−3−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)尿素;
1−(4−(1−(4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ベンジル)ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル)−3−(ピリダジン−4−イル)尿素;
1−(4−(1−(4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ベンジル)ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル)−3−(ピリジン−4−イル)尿素;
1−(3−フルオロピリジン−4−イル)−3−(4−(1−(4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ベンジル)ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル)尿素;
1−(4−(1−(4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ベンジル)ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル)−3−(ピリミジン−4−イル)尿素;
1−(4−((1−(4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ベンジル)ピペリジン−4−イル)メチル)フェニル)−3−(オキセタン−3−イル)尿素;
1−(3−フルオロピリジン−4−イル)−3−(4−((1−(4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ベンジル)ピペリジン−4−イル)メチル)フェニル)尿素;
1−(4−((1−(4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ベンジル)ピペリジン−4−イル)メチル)フェニル)−3−(ピリジン−4−イル)尿素;
1−(4−((1−(4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ベンジル)ピペリジン−4−イル)メチル)フェニル)−3−(ピリミジン−4−イル)尿素;
1−(2−フルオロ−4−((1−(4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ベンジル)ピペリジン−4−イル)メチル)フェニル)−3−(イソオキサゾール−4−イル)尿素;
1−(2−フルオロ−4−((1−(4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ベンジル)ピペリジン−4−イル)メチル)フェニル)−3−(5−メチルイソオキサゾール−3−イル)尿素;
(S)−1−(2−フルオロ−4−((1−(4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ベンジル)ピペリジン−4−イル)メチル)フェニル)−3−(テトラヒドロフラン−3−イル)尿素;
1−(2−フルオロ−4−((1−(4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ベンジル)ピペリジン−4−イル)メチル)フェニル)−3−(3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロピル)尿素;
1−(2−フルオロ−4−((1−(4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ベンジル)ピペリジン−4−イル)メチル)フェニル)−3−(3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)尿素;
1−(2−フルオロ−4−((1−(4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ベンジル)ピペリジン−4−イル)メチル)フェニル)−3−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)尿素;
1−(2−フルオロ−4−((1−(4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ベンジル)ピペリジン−4−イル)メチル)フェニル)−3−(オキセタン−3−イル)尿素;
1−(2−フルオロ−4−((1−(4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ベンジル)ピペリジン−4−イル)メチル)フェニル)−3−(テトラフルオロ−2H−ピラン−4−イル)尿素;
1−(2−フルオロ−4−((1−(4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ベンジル)ピペリジン−4−イル)メチル)フェニル)−3−(ピリジン−4−イル)尿素;
1−(2−フルオロ−4−((1−(4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ベンジル)ピペリジン−4−イル)メチル)フェニル)−3−(ピリミジン−4−イル)尿素;
1−(2,5−ジフルオロ−4−((1−(4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ベンジル)ピペリジン−4−イル)メチル)フェニル)−3−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)尿素;
1−(2,5−ジフルオロ−4−((1−(4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ベンジル)ピペリジン−4−イル)メチル)フェニル)−3−(3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)尿素;および
1−(2−クロロ−4−((1−(4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ベンジル)ピペリジン−4−イル)メチル)フェニル)−3−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)尿素
から選択される、請求項1に記載の(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)フェニル誘導体、またはその医薬的に許容される塩。
【請求項8】
請求項1〜7のいずれか一項に記載の(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)フェニル誘導体と医薬的に許容される助剤とを含む医薬組成物。
【請求項9】
治療の際に使用するための、請求項1〜7のいずれか一項に記載の(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)フェニル誘導体。
【請求項10】
アテローム性動脈硬化症、ならびにコレステロールおよび胆汁酸の輸送および代謝に関係づけられる高コレステロール血症、コレステロール結石、脂質蓄積症、糖尿病および肥満等の関連障害の処置または予防に使用するための、請求項1〜7のいずれか一項に記載の(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)フェニル誘導体。
【請求項11】
アテローム性動脈硬化症、ならびにコレステロールおよび胆汁酸の輸送および代謝に関係づけられる関連障害の処置または予防用の薬物を製造するための、請求項1〜6のいずれか一項に記載の(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)フェニル誘導体の使用。


【公表番号】特表2013−508438(P2013−508438A)
【公表日】平成25年3月7日(2013.3.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−535786(P2012−535786)
【出願日】平成22年10月26日(2010.10.26)
【国際出願番号】PCT/EP2010/066157
【国際公開番号】WO2011/051282
【国際公開日】平成23年5月5日(2011.5.5)
【出願人】(512059936)エム・エス・ディー・オス・ベー・フェー (24)
【Fターム(参考)】