説明

MAPキナーゼの尿素インヒビター

本発明は、式(I)(式中、R、R、GおよびQは明細書で規定されるとおり)を有する化合物に関する。本発明の化合物は、MAPキナーゼ、特にp38キナーゼのようなプロテインキナーゼのインヒビターとして有用である。また、本発明は、前記式で表される化合物を含む組成物に関する。本明細書で記載する化合物および組成物は、炎症状態または疾患の治療および予防に有用である。また、本発明は、プロテインキナーゼが介在する状態を治療または予防する方法に関する。



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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式I:
【化1】

の化合物、またはその医薬的に許容しうる塩であって、ここで
は、それぞれ、必要に応じて1個以上のR基で置換されたアリールまたはヘテロアリール;アリ(C1−3)アルキル;またはC1−4アルキル基であり;
Qは、フェニルのジラジカルまたは5−もしくは6−員のヘテロアリール基であって、それぞれ、必要に応じてRおよびRの1個以上で置換されており;
Gは、必要に応じて置換されたC1−3アルキレンおよび単結合からなる群より置換されたリンカーであり;
は、
【化2】

であり、ここで、XおよびXは、独立して、(CRであり、ここで、nは、独立して、それぞれの場所で、1、2または3である;Zは、−NR−S(O)−、−NRC(O)−、−S−、−S(O)−、−S(O)−または−C(O)−であるか;または
は、−N(CH−S−(CH−CH、−(CH−S(O)−(CH−CH、−(CH−S(O)−(CH−CHおよびC1−6アルキル−C(O)O−C1−6アルキルからなる群より選択され、ここで、mは1〜3の整数であり、pは0または1〜3の整数であるか;または
は、ヘテロアリールアミノまたはヘテロアリールアルキルアミノであり;
は、独立して、C1−4アルキル、ハロゲン、ヒドロキシ、アルコキシ、アミノ、C1−4アルキルアミノ、ジ(C1−4)アルキルアミノ、必要に応じて置換されたフェニル、必要に応じて置換されたフェノキシ、C1−4ハロアルキル、CONRまたはCOORであり、ここで、RおよびRは、独立して、HまたはC1−4アルキルである;
は、独立して、それぞれ必要に応じて1〜3個のフェニル基で置換されたC3−10アルキルまたはC3−10ハロアルキル;必要に応じて1個以上のC1−3アルキル、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソまたはチオケトで置換されたC3−7シクロアルキル;C3−10の必要に応じて置換されたシクロヘテロアルキル;必要に応じて部分的にハロゲン化され得るか、もしくは完全にハロゲン化され得、および必要に応じて1〜3個のC1−5アルキルまたはフェニル基で置換されたC3−10の分岐状アルケニル;必要に応じて1〜3個のC1−3アルキル基で置換されたC5−7シクロアルケニル;シアノ;またはC1−4アルコキシカルボニルであり;
は、アルキル、ハロゲン、ヒドロキシ、アルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、フェニルまたは置換フェニルであり;
およびRは、独立して各場所で、水素、C1−4アルキル、ハロゲン、アミノ、C1−4アルキルアミノ、C1−4ヒドロキシアルキル、NH−CO−(C1−4)アルキル、−COO−(C1−4)アルキル、−CONH、−CONH−(C1−4)アルキル、−CHNH、−CHNH−(C1−4)アルキル、CHNH−CO−(C1−4)アルキル、CHCOOH、CHCOO−(C1−4)アルキル、−C1−4アルキル(C6−10)アリール、または−C1−4アルキル(5〜6員)ヘテロアリールであり;
およびRは、一緒になってC3−5シクロアルキル基を形成し;そして
は、分子量が約1〜約350の部分である、
化合物。
【請求項2】
は、必要に応じて1個以上のR基で置換されたフェニルである請求項1記載の化合物。
【請求項3】
は、必要に応じて1個以上のR基で置換されたナフチルである請求項1記載の化合物。
【請求項4】
は、必要に応じて1個以上のR基で置換されたキノリニルまたはイソキノリニルである請求項1記載の化合物。
【請求項5】
は、必要に応じて1個以上のRで置換されたピリジニルである請求項1記載の化合物。
【請求項6】
Qは、必要に応じて置換されたチエニルである請求項1記載の化合物。
【請求項7】
前記チエニルは、C1−5アルキル基で置換されている請求項4記載の化合物。
【請求項8】
Qは、必要に応じて置換されたピラゾリルである請求項1記載の化合物。
【請求項9】
前記ピラゾリルが、C1−5アルキル基で置換されている請求項7記載の化合物。
【請求項10】
Qは、必要に応じて置換されたチアゾリルである請求項1記載の化合物。
【請求項11】
は、
【化3】

である請求項1記載の化合物。
【請求項12】
は、
【化4】

である請求項1記載の化合物。
【請求項13】
が、モルホリン−4−イル、チオモルホリン−4−イル、1−オキソチオモルホリン−4−イルおよび1,1−ジオキソチオモルホリン−4−イルからなる群より選択される、請求項11記載の化合物。
【請求項14】
は、モルホリニル、チオモルホリニル、オキソチオモルホリニル、ジオキソチオモルホリニル、オキソピペラジニル、オキソジアゼパニルおよびジオキソチアジアゼパニルからなる群より選択される請求項11記載の化合物。
【請求項15】
およびXは、メチレン、エチレンまたはプロピレンである請求項11記載の化合物。
【請求項16】
Gは、CH、CHCH、C(O)およびCHC(O)からなる群より選択される請求項1記載の化合物。
【請求項17】
は必要に応じて置換されたフェニルであり;およびQは必要に応じて置換されたチエニルである請求項1記載の化合物。
【請求項18】
は、1個以上のハロゲンで置換されたフェニルである請求項16記載の化合物。
【請求項19】
は、2,3−ジクロロフェニル、2,3−ジクロロ−4−フルオロフェニル、2,3−ジクロロピリジル、2−クロロ−3,4−ジフルオロフェニル、2−クロロ−3−フルオロフェニルからなる群より選択される請求項16記載の化合物。
【請求項20】
前記チエニルは、5位がC1−5アルキル基で置換されている請求項16記載の化合物。
【請求項21】
は必要に応じて置換されたフェニルであり;およびRは必要に応じて置換されたピラゾリルである請求項1記載の化合物。
【請求項22】
は、1個以上のハロゲンで置換されたフェニルである請求項21記載の化合物。
【請求項23】
は、4−クロロフェニル、4−フェノキシフェニルおよび4−(ピリジン−4−イルオキシ)フェニルからなる群より選択される請求項21記載の化合物。
【請求項24】
前記ピラゾリルは、C1−5アルキル基で置換されている請求項21記載の化合物。
【請求項25】
は、必要に応じて置換されたフェニルであり;およびQは、必要に応じて置換されたチアゾリルである請求項1記載の化合物。
【請求項26】
は、4−ブロモフェニル、4−クロロフェニルまたは4−フルオロフェニルである請求項25記載の化合物。
【請求項27】
前記ピラゾリルは、2位がC1−4アルキル基で置換されている請求項25記載の化合物。
【請求項28】
は、必要に応じて置換されたナフチルであり、およびQは、必要に応じて置換されたチアゾリルである請求項1記載の化合物。
【請求項29】
は、非置換1−ナフチルまたは非置換2−ナフチルである請求項28記載の化合物。
【請求項30】
前記尿素部分は前記ピラゾールの5位に結合し、およびGは該ピラゾールの4位に結合している請求項28記載の化合物。
【請求項31】
は、必要に応じて1〜3個のC1−4アルキル、ハロゲン、アミノ、ヒドロキシ、シアノ、C1−4ハロアルキルおよびC1−4アルコキシで置換されたフェニルであり;Rは、4−モルホリニル、1−オキソチオモルホリン−4−イル、1,1−ジオキソチオモルホリン−4−イル、3−オキソピペラジン−l−イル、5−オキソ−l,4−ジアゼパン−l−イルおよびl,l−ジオキソ[l,2,5]チアジアゼパン−5−イルからなる群より選択される請求項1記載の化合物。
【請求項32】
1−[5−tert−ブチル−3−(1,1−ジオキソ−1λ−チオモルホリン−4−カルボニル)チオフェン−2−イル]−3−(4−クロロフェニル)尿素;
1−[5−tert−ブチル−3−(1,1−ジオキソ−1λ−チオモルホリン−4−カルボニル)チオフェン−2−イル]−3−ナフタレン−l−イル尿素;
1−[5−tert−ブチル−3−(1,1−ジオキソ−1λ−チオモルホリン−4−イルメチル)チオフェン−2−イル]−3−(4−クロロフェニル)尿素;
1−[5−tert−ブチル−3−(1,1−ジオキソ−1λ−チオモルホリン−4−カルボニル)チオフェン−2−イル]−3−ナフタレン−2−イル尿素;
1−[5−tert−ブチル−3−(1,1−ジオキソ−1λ−チオモルホリン−4−イルメチル)チオフェン−2−イル]−3−ナフタレン−1−イル尿素;
1−[5−tert−ブチル−3−(1,1−ジオキソ−1λ−チオモルホリン−4−イルメチル)チオフェン−2−イル]−3−ナフタレン−2−イル尿素;
1−{5−tert−ブチル−2−[2−(1,1−ジオキソ−1λ−チオモルホリン−4−イル)−2−オキソエチル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−(4−クロロフェニル)尿素;
1−{5−tert−ブチル−2−[2−(1,1−ジオキソ−1λ−チオモルホリン−4−イル)−2−オキソエチル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−ナフタレン−2−イル尿素;
1−{5−tert−ブチル−2−[2−(1,1−ジオキソ−1λ−チオモルホリン−4−イル)−2−オキソエチル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−ナフタレン−1−イル尿素;
1−[5−tert−ブチル−2−(1,1−ジオキソ−1λ−チオモルホリン−4−カルボニル)チオフェン−3−イル]−3−(4−クロロフェニル)尿素;
1−[5−tert−ブチル−2−(1,1−ジオキソ−1λ−チオモルホリン−4−カルボニル)チオフェン−3−イル]−3−ナフタレン−1−イル尿素;
1−[5−tert−ブチル−2−(1,1−ジオキソ−1λ−チオモルホリン−4−カルボニル)チオフェン−3−イル]−3−ナフタレン−2−イル尿素;
1−[5−tert−ブチル−2−(1,1−ジオキソ−1λ−チオモルホリン−4−イルメチル)チオフェン−3−イル]−3−ナフタレン−2−イル尿素;
1−[5−tert−ブチル−2−(1,1−ジオキソ−1λ−チオモルホリン−4−イルメチル)チオフェン−3−イル]−3−ナフタレン−1−イル尿素;
l−[5−tert−ブチル−2−(1,1−ジオキソ−1λ−チオモルホリン−4−イルメチル)チオフェン−3−イル]−3−(4−クロロフェニル)尿素;
1−[5−tert−ブチル−3−(モルホリン−4−カルボニル)チオフェン−2−イル]−3−ナフタレン−1−イル−尿素;
1−[5−tert−ブチル−2−(1,1−ジオキソ−1λ−チオモルホリン−4−カルボニル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−(4−クロロフェニル)尿素;
1−[5−tert−ブチル−3−(チオモルホリン−4−カルボニル)チオフェン−2−イル]−3−ナフタレン−1−イル尿素;
l−(5−tert−ブチル−3−モルホリン−4−イルメチルチオフェン−2−イル)−3−ナフタレン−1−イル尿素;
1−(5−tert−ブチル−3−チオモルホリン−4−イルメチルチオフェン−2−イル)−3−ナフタレン−1−イル−尿素;
1−[5−tert−ブチル−2−(1,1−ジオキソ−1λ−チオモルホリン−4−カルボニル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−ナフタレン−1−イル尿素;
l−[5−tert−ブチル−3−(l−オキソ−1λ−チオモルホリン−4−カルボニル)チオフェン−2−イル]−3−ナフタレン−1−イル尿素;
1−[5−tert−ブチル−2−(1,1−ジオキソ−1λ−チオモルホリン−4−カルボニル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−ナフタレン−2−イル尿素;
1−[5−tert−ブチル−2−(1,1−ジオキソ−1λ−チオモルホリン−4−イル)チオフェン−3−イル]−3−ナフタレン−1−イル尿素;
1−[2−tert−ブチル−4−(1,1−ジオキソ−1λ−チオモルホリン−4−カルボニル)チアゾール−5−イル]−3−ナフタレン−1−イル尿素;
1−[2−tert−ブチル−4−(1,1−ジオキソ−1λ−チオモルホリン−4−カルボニル)チアゾール−5−イル]−3−ナフタレン−2−イル尿素;
1−[5−tert−ブチル−2−(1,1−ジオキソ−1λ−チオモルホリン−4−イル)チオフェン−3−イル]−3−ナフタレン−2−イル尿素;
1−[5−tert−ブチル−3−(1,1−ジオキソ−1λ−チオモルホリン−4−カルボニル)チオフェン−2−イル]−3−(4−フェノキシフェニル)尿素;
1−[5−tert−ブチル−3−(1,1−ジオキソ−1λ−チオモリホリン−4−カルボニル)チオフェン−2−イル]−3−キノリン−8−イル尿素;
1−[5−tert−ブチル−3−(1,1−ジオキソ−1λ−チオモルホリン−4−カルボニル)チオフェン−2−イル]−3−インダン−1−イル尿素;
1−[5−tert−ブチル−3−(1,1−ジオキソ−1λ−チオモルホリン−4−カルボニル)チオフェン−2−イル]−3−キノリン−4−イル尿素;
1−[5−tert−ブチル−3−(1,1−ジオキソ−1λ−チオモルホリン−4−カルボニル)チオフェン−2−イル]−3−(1H−インダゾール−7−イル)尿素;
1−[5−tert−ブチル−3−(1,1−ジオキソ−1λ−チオモルホリン−4−カルボニル)チオフェン−2−イル]−3−(2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル)尿素;
1−[5−tert−ブチル−3−(1,1−ジオキソ−1λ−チオモルホリン−4−カルボニル)チオフェン−2−イル]−3−(4−ヒドロキシナフタレン−1−イル)尿素;
1−[5−tert−ブチル−3−(3−オキソピペラジン−1−カルボニル)チオフェン−2−イル]−3−ナフタレン−1−イル尿素;
1−[5−tert−ブチル−3−(5−オキソ[1,4]ジアゼパン−1−カルボニル)チオフェン−2−イル]−3−ナフタレン−1−イル−尿素;
1−[5−tert−ブチル−3−(1,1−ジオキソ−1λ−[1,2,5]チアジアゼパン−5−カルボニル)−チオフェン−2−イル]−3−ナフタレン−1−イル尿素;
1−[5−tert−ブチル−3−(1,1−ジオキソ−1λ−[1,2,5]チアジアゼパン−5−カルボニル)−チオフェン−2−イル]−3−ナフタレン−2−イル尿素;
1−[5−tert−ブチル−3−(1,1−ジオキソ−1λ−[1,2,5]チアジアゼパン−5−カルボニル)−チオフェン−2−イル]−3−(4−クロロフェニル)尿素;
1−(4−ブロモナフタレン−1−イル)−3−[5−tert−ブチル−3−(1,1−ジオキソ−1λ−チオモルホリン−4−カルボニル)チオフェン−2−イル]尿素;
1−[5−tert−ブチル−3−(1,1−ジオキソ−1λ−チオモルホリン−4−カルボニル)チオフェン−2−イル]−3−(4−クロロナフタレン−l−イル)尿素;
1−(3H−ベンズイミダゾール−4−イル)−3−[5−tert−ブチル−3−(1,1−ジオキソ−lλ−チオモルホリン−4−カルボニル)チオフェン−2−イル]尿素;
1−[5−tert−ブチル−3−(1,1−ジオキソ−1λ−チオモルホリン−4−カルボニル)チオフェン−2−イル]−3−(4−シアノナフタレン−1−イル)尿素;
1−[5−tert−ブチル−3−(5−オキソ[l,4]ジアゼパン−1−カルボニル)チオフェン−2−イル]−3−ナフタレン−2−イル尿素;
1−(3−(2−(メチルスルホニル)エチルカルバモイル)−5−tert−ブチルチオフェン−2−イル)−3−(ナフタレン−1−イル)尿素;
1−[5−tert−ブチル−3−(5−オキソ−[1,4]ジアゼパン−1−カルボニル)チオフェン−2−イル]−3−(4−クロロフェニル)尿素;
1−[5−tert−ブチル−3−(3−オキソピペラジン−1−カルボニル)チオフェン−2−イル]−3−(4−クロロフェニル)尿素;
1−[5−tert−ブチル−3−(3−オキソピペラジン−1−カルボニル)チオフェン−2−イル]−3−(2−ナフチル)尿素;
1−[5−tert−ブチル−3−(1,1−ジオキソ−1λ−チオモルホリン−4−カルボニル)チオフェン−2−イル]−3−(lH−インドール−3−イル)尿素;
1−[5−tert−ブチル−2−(5−オキソ−[1,4]ジアゼパン−1−カルボニル)チオフェン−3−イル]−3−ナフタレン−1−イル尿素;
1−[5−tert−ブチル−2−(1,1−ジオキソ−1λ−[1,2,5]チアジアゼパン−5−カルボニル)チオフェン−3−イル]−3−ナフタレン−1−イル尿素;
1−[5−tert−ブチル−2−(3−オキソピペラジン−l−カルボニル)チオフェン−3−イル]−3−ナフタレン−1−イル尿素;
1−[5−tert−ブチル−3−(5−オキソ−[1,4]ジアゼパン−1−カルボニル)チオフェン−2−イル]−3−(2,3−ジクロロフェニル)尿素;
1−[5−tert−ブチル−3−(5−オキソ−[1,4]ジアゼパン−1−カルボニル)チオフェン−2−イル]−3−(3−クロロフェニル)尿素;
1−[5−tert−ブチル−3−(5−オキソ−[1,4]ジアゼパン−1−カルボニル)チオフェン−2−イル]−3−(4−シアノナフチル)尿素;
1−[5−tert−ブチル−3−(1,1−ジオキソ−1λ−[1,2,5]チアジアゼパン−5−カルボニル)−チオフェン−2−イル]−3−(4−シアノ−ナフタレン−1−イル)尿素;
1−[5−tert−ブチル−3−(3−オキソピペラジン−1−カルボニル)チオフェン−2−イル]−3−(4−シアノナフタレン−1−イル)尿素;
1−[5−tert−ブチル−3−(1,1−ジオキソ−1λ−チオモルホリン−4−カルボニル)チオフェン−2−イル]−3−(2,3−ジクロロフェニル)尿素;
1−[5−tert−ブチル−3−(1,1−ジオキソ−1λ−チオモルホリン−4−カルボニル)チオフェン−2−イル]−3−(3−クロロフェニル)尿素;
1−ベンゾ[l,3]ジオキソール−5−イル−3−[5−tert−ブチル−3−(1,1−ジオキソ−1λ−チオモルホリン−4−カルボニル)チオフェン−2−イル]尿素;
1−[5−tert−ブチル−3−(1,1−ジオキソ−1λ−チオモルホリン−4−カルボニル)チオフェン−2−イル]−3−(2,2−ジフルオロベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル)尿素;
1−[5−tert−ブチル−3−(1,1−ジオキソ−1λ−チオモルホリン−4−カルボニル)チオフェン−2−イル]−3−(3−クロロ−4−メトキシフェニル)尿素;
1−[5−tert−ブチル−3−(1,1−ジオキソ−1λ−チオモルホリン−4−カルボニル)チオフェン−2−イル]−3−(3,4−ジクロロフェニル)尿素;
1−[5−tert−ブチル−3−(1,1−ジオキソ−1λ−チオモルホリン−4−カルボニル)チオフェン−2−イル]−3−(3−クロロ−4−シアノフェニル)尿素;
1−[5−tert−ブチル−3−(1,1−ジオキソ−1λ−チオモルホリン−4−カルボニル)チオフェン−2−イル]−3−(4−シアノ−3−トリフルオロメチルフェニル)尿素;
1−[5−tert−ブチル−3−(1,1−ジオキソ−1λ−チオモルホリン−4−カルボニル)チオフェン−2−イル]−3−(l−メチル−1−フェニルエチル)尿素;
1−[5−tert−ブチル−3−(1,1−ジオキソ−1λ−チオモルホリン−4−カルボニル)チオフェン−2−イル]−3−(3−トリル)尿素;
1−[5−tert−ブチル−3−(1,1−ジオキソ−1λ−チオモルホリン−4−カルボニル)チオフェン−2−イル]−3−(3,5−ジクロロフェニル)尿素;
1−[5−tert−ブチル−3−(1,1−ジオキソ−1λ−チオモルホリン−4−カルボニル)チオフェン−2−イル]−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)尿素;
1−[5−tert−ブチル−3−(1,1−ジオキソ−1λ−チオモルホリン−4−カルボニル)チオフェン−2−イル]−3−(2,6−ジメチルピリジン−4−イル)尿素;
1−ベンゾオキサゾール−5−イル−3−[5−tert−ブチル−3−(1,1−ジオキソ−1λ−チオモルホリン−4−カルボニル)チオフェン−2−イル]尿素;
1−ベンゾオキサゾール−6−イル−3−[5−tert−ブチル−3−(1,1−ジオキソ−1λ−チオモルホリン−4−カルボニル)チオフェン−2−イル]尿素;
1−ベンゾ[l,3]ジオキソール−5−イル−3−[5−tert−ブチル−3−(5−オキソ−[l,4]ジアゼパン−1−カルボニル)チオフェン−2−イル]尿素;
1−[5−tert−ブチル−3−(5−オキソ−[1,4]ジアゼパン−1−カルボニル)チオフェン−2−イル]−3−(2,2−ジフルオロベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル)尿素;
1−(3−(ピリジン−3−イルカルバモイル)−5−tert−ブチルチオフェン−2−イル)−3−(4−クロロ−フェニル)尿素;
1−[5−tert−ブチル−3−(1,1−ジオキソ−1λ−チオモルホリン−4−カルボニル)チオフェン−2−イル]−3−(2−クロロ−4−シアノフェニル)尿素;
1−[5−tert−ブチル−3−(1,1−ジオキソ−1λ−チオモルホリン−4−カルボニル)チオフェン−2−イル]−3−(1−フェニルシクロプロピル)尿素;
1−[5−tert−ブチル−3−(2−メチル−3−オキソピペラジン−1−カルボニル)チオフェン−2−イル]−3−(4−クロロフェニル)尿素;
1−[2−tert−ブチル−5−(5−オキソ−[1,4]ジアゼパン−1−カルボニル)チアゾール−4−イル]−3−ナフタレン−1−イル尿素;
1−[2−tert−ブチル−4−(1,1−ジオキソ−1λ−[1,2,5]チアジアゼパン−5−カルボニル)−チアゾール−5−イル]−3−ナフタレン−1−イル尿素;
1−[5−tert−ブチル−2−(5−オキソ−[1,4]ジアゼパン−1−カルボニル)チオフェン−3−イル]−3−メチル尿素;
1−(3−(N−メチル−N−(2−(メチルスルホニル)エチル)カルバモイル)−5−tert−ブチルチオフェン−2−イル)−3−(ナフタレン−1−イル)尿素;
1−[2−tert−ブチル−4−(3−オキソピペラジン−1−カルボニル)チアゾール−5−イル]−3−ナフタレン−1−イル尿素;
1−[5−tert−ブチル−3−(1,1−ジオキソ−1λ−チオモルホリン−4−カルボニル)チオフェン−2−イル]−3−(4−シアノ−2−トリフルオロメチルフェニル)尿素;
1−[5−tert−ブチル−3−(1,1−ジオキソ−1λ−チオモルホリン−4−カルボニル)チオフェン−2−イル]−3−(1−ヒドロキシイソキノリン−4−イル)尿素;
5−tert−ブチル−2−(3−ナフタレン−1−イルウレイド)チオフェン−3−カルボン酸(2,5−ジオキソピロリジン−3−イル)−アミド;
1−[5−tert−ブチル−3−(2−メチル−3−オキソピペラジン−1−カルボニル)チオフェン−2−イル]−3−ナフタレン−1−イル尿素;
{1−[5−tert−ブチル−2−(3−ナフタレン−1−イルウレイド)チオフェン−3−カルボニル]−3−オキソピペラジン−2−イル}酢酸メチルエステル;
1−[5−tert−ブチル−3−(5−オキソ−[1,4]ジアゼパン−1−カルボニル)チオフェン−2−イル]−3−(4−シアノ−2−トリフルオロメチルフェニル)尿素;
1−[5−tert−ブチル−3−(5−オキソ−[1,4]ジアゼパン−1−カルボニル)チオフェン−2−イル]−3−(2−クロロ−4−シアノフェニル)尿素;
1−[5−tert−ブチル−3−(1,1−ジオキソ−1λ−[1,2,5]チアジアゼパン−5−カルボニル)−チオフェン−2−イル]−3−(4−シアノ−2−トリフルオロメチルフェニル)尿素;
1−[5−tert−ブチル−3−(1,1−ジオキソ−1λ[1,2,5]チアジアゼパン−5−カルボニル)−チオフェン−2−イル]−3−(4−シアノ−2−クロロフェニル)尿素;
1−ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル−3−[5−tert−ブチル−3−(1,1−ジオキソ−1λ−[1,2,5]チアジアゼパン−5−カルボニル)チオフェン−2−イル]尿素;
1−[5−tert−ブチル−3−(1,1−ジオキソ−1λ−[1,2,5]チアジアゼパン−5−カルボニル)−チオフェン−2−イル]−3−(2,2−ジフルオロベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル)尿素;
1−[5−tert−ブチル−3−(1,1−ジオキソ−1λ−[1,2,5]チアジアゼパン−5−カルボニル)−チオフェン−2−イル]−3−(3−クロロ−4−メトキシフェニル)尿素;
1−[5−tert−ブチル−3−(1,1−ジオキソ−1λ−[1,2,5]チアジアゼパン−5−カルボニル)−チオフェン−2−イル]−3−(3,4−ジクロロフェニル)尿素;
1−[5−tert−ブチル−3−(1,1−ジオキソ−1λ−[1,2,5]チアジアゼパン−5−カルボニル)−チオフェン−2−イル]−3−(1−メチル−1−フェニルエチル)尿素;
1−[5−tert−ブチル−3−(1,1−ジオキソ−1λ−[1,2,5]チアジアゼパン−5−カルボニル)−チオフェン−2−イル]−3−(3−トリル)尿素;
1−[5−tert−ブチル−3−(1,1−ジオキソ−1λ−[1,2,5]チアジアゼパン−5−カルボニル)−チオフェン−2−イル]−3−(3,5−ジクロロフェニル)尿素;
1−[5−tert−ブチル−3−(1,1−ジオキソ−1λ−[1,2,5]チアジアゼパン−5−カルボニル)−チオフェン−2−イル]−3−(l−メチル−lH−ピラゾール−3−イル)尿素;
5−tert−ブチル−2−[3−(4−クロロフェニル)ウレイド]チオフェン−3−カルボン酸(2,5−ジオキソピロリジン−3−イル)アミド;
1−[5−tert−ブチル−3−(5−オキソ−[1,4]ジアゼパン−1−カルボニル)チオフェン−2−イル]−3−(3−クロロ−4−メトキシフェニル)尿素;
1−ベンズオキサゾール−5−イル−3−[5−tert−ブチル−3−(5−オキソ−[1,4]ジアゼパン−1−カルボニル)チオフェン−2−イル]尿素;
1−[5−tert−ブチル−3−(5−オキソ−[1,4]ジアゼパン−1−カルボニル)チオフェン−2−イル]−3−(1−ヒドロキシイソキノリン−4−イル)尿素;
1−ベンゾオキサゾール−6−イル−3−[5−tert−ブチル−3−(5−オキソ−[1,4]ジアゼパン−1−カルボニル)チオフェン−2−イル]尿素;
1−[5−tert−ブチル−3−(1,1−ジオキソ−1λ−[1,2,5]チアジアゼパン−5−カルボニル)チオフェン−2−イル]−3−(3−クロロ−4−シアノフェニル)尿素;
1−[5−tert−ブチル−2−(5−オキソ−[1,4]ジアゼパン−1−カルボニル)チオフェン−3−イル]−3−(3,4−ジクロロ−フェニル)尿素;
1−ベンズオキサゾール−5−イル−3−[5−tert−ブチル−3−(1,1−ジオキソ−1λ−[l,2,5]チアジアゼパン−5−カルボニル)チオフェン−2−イル]尿素;
1−[5−tert−ブチル−3−(1,1−ジオキソ−1λ−[1,2,5]チアジアゼパン−5−カルボニル)−チオフェン−2−イル]−3−(1−フェニルシクロプロピル)尿素;および
1−[5−tert−ブチル−3−(1,1ジオキソ−1λ−[1,2,5]チアジアゼパン−5−カルボニル)−チオフェン−2−イル]−3−(1−ヒドロキシイソキノリン−4−イル)尿素
からなる群より選択される化合物。
【請求項33】
請求項1に記載の化合物の医薬的に許容しうる塩。
【請求項34】
Qは、必要に応じて置換されたピロリルまたはフラニルである請求項1記載の化合物。
【請求項35】
炎症状態または疾患を治療または予防する方法であって、そのような予防の治療を必要とする被験体に、該炎症状態または疾患を治療または予防するのに充分な量の請求項1記載の化合物を投与することを含む方法。
【請求項36】
p38が介在する状態または疾患を治療または予防する方法であって、そのような予防の治療を必要とする被験体に、該p38が介在する状態または疾患を治療または予防するのに充分な量の請求項1記載の化合物を投与することを含む方法。
【請求項37】
前記状態または疾患が癌である請求項36記載の方法。
【請求項38】
TNF−α分泌を抑制する方法であって、該TNF−α分泌を抑制するのに充分な量の請求項1記載の化合物を細胞に接触させることを含む方法。
【請求項39】
Qがチエニル基である、請求項1記載の化合物を製造する方法であって、
(a)R−NHを、BAL樹脂およびNaBH(OAc)と反応させ、固相アニリンを形成するステップと;
(b)該固相アニリンを
【化5】

と反応させ、尿素を形成するステップと;
(c)該尿素を、EDCIおよび(l−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩)チオ−モルホリン−1,1−ジオキサイドと反応させ、固相アミドを形成するステップと;
(d)該樹脂を除去するステップとを含み、それによって請求項1記載の化合物を形成する、方法。
【請求項40】
以下のステップを含む、請求項39に記載の方法であって、
【化6】

ここで、ステップaは、4−クロロアニリンをBAL樹脂およびNaBH(OAc)と反応させ、固相クロロアニリンを形成することを含み;ステップbは、該固相クロロアニリンを
【化7】

と反応させ、固相尿素を形成することを含み;ステップcは、該尿素をEDCI、(1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩)チオモルホリン−1,1−ジオキサイドと反応させ、固相アミドを形成することを含み;およびステップdは、該尿素をトリフルオロ酢酸と反応させることを含み、それによって請求項1記載の化合物を形成する、
方法。
【請求項41】
Qがチエニル基である、請求項1記載の化合物を製造する方法であって、少なくともG−Q−R基で置換されたアミノチオフェンを、BAL樹脂およびNaBH(OAc)と反応させ、固相アミノチオフェンを形成することと;該固相アミノチオフェンを、3−ニトロフェニルイソシアネートと反応させ、固相尿素を形成することと;該樹脂を除去することとを含み、それによって請求項1記載の化合物を形成する、
方法。
【請求項42】
Qがチエニル基である、請求項1記載の化合物を製造する方法であって、以下のステップを含み、
【化8】

ここで、ステップaは、アミノチオフェン、BAL樹脂およびNaBH(OAc)を反応させ、固相チオフェンを形成することを含み;ステップbは、該固相チオフェンを、3−ニトロフェニルイソシアネートと反応させ、尿素を形成することを含み;ステップcは、該尿素をジクロロメタン中50%のトリフルオロ酢酸と反応させることを含み、それによって式Iの化合物を製造する、
方法。

【公表番号】特表2008−523071(P2008−523071A)
【公表日】平成20年7月3日(2008.7.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−545570(P2007−545570)
【出願日】平成17年12月7日(2005.12.7)
【国際出願番号】PCT/US2005/044141
【国際公開番号】WO2006/062982
【国際公開日】平成18年6月15日(2006.6.15)
【出願人】(505454144)ルーカス ファーマシューティカルズ, インコーポレイテッド (3)
【Fターム(参考)】