Rhoキナーゼインヒビターとしてのアニリドおよびアナログ
Rhoキナーゼインヒビターとして有用な、式I:
の化合物が提供され、式Iにおいて、可変物は、本明細書中で定義されるとおりである。Rhoキナーゼにより媒介される悪状態の処置方法、およびこれらの化合物の調製方法もまた、提供される。種々の実施形態において、本発明は、本発明の化合物および適切な賦形剤を含有する薬学的組成物を提供する。種々の実施形態において、本発明は、本発明の化合物および第二の医薬を含有する薬学的組み合わせを提供する。
の化合物が提供され、式Iにおいて、可変物は、本明細書中で定義されるとおりである。Rhoキナーゼにより媒介される悪状態の処置方法、およびこれらの化合物の調製方法もまた、提供される。種々の実施形態において、本発明は、本発明の化合物および適切な賦形剤を含有する薬学的組成物を提供する。種々の実施形態において、本発明は、本発明の化合物および第二の医薬を含有する薬学的組み合わせを提供する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式I:
【化119】
の化合物、あるいはその任意の塩、立体異性体、互変異性体、水和物、溶媒和物、またはプロドラッグであって、式Iにおいて
X1、X2、X3、およびX4の各々を含む環Aにおいて、X1、X2、X3、およびX4の各々は独立して、CH、CR1またはNであり、ただし、X1、X2、X3、およびX4のうちの2つ以下がNであり;
R1は、各存在において独立して、F、Cl、Br、I、CF3、OCF3、0個〜2個のRaで置換された(C1〜6)アルキル、0個〜2個のRaで置換された(C2〜6)アルケニル、0個〜2個のRaで置換された(C2〜6)アルキニル、(CH2)pNO2、(CH2)pCN、(CH2)pOR、(CH2)pNR2、(CH2)pC(=O)R、(CH2)pOC(=O)R、(CH2)pC(=O)OR、(CH2)pC(=O)NR2、(CH2)pOC(=O)NR2、(CH2)pNRC(=O)R、(CH2)pNRC(=O)OR、(CH2)pNRC(=O)NR2、(CH2)pC(=NH)NH2、(CH2)pS(O)qR、(CH2)pSO2NR2、(CH2)pNRSO2R、(CH2)pNRSO2NR2、0個〜2個のRaで置換された(CH2)p−(3員〜10員)シクロアルキル、もしくは0個〜2個のRaで置換され、O、S(O)q、およびNから選択される1個〜4個のヘテロ原子を含む(CH2)p−(4員〜10員)ヘテロシクリルを構成するか;または2つの隣接するR1置換基は、縮合フェニル、もしくは炭素原子およびO、S(O)q、およびNから選択される1個〜2個のヘテロ原子を含む5員〜6員のヘテロアリールを形成し得、そして0個〜3個のRaで置換されており、ここでpは0〜4であり、そしてqは0〜2であり;
Rは、各存在において独立して、H、0個〜2個のRaで置換された(C1〜6)アルキル、0個〜2個のRaで置換された(C2〜6)アルケニル、0個〜2個のRaで置換された(C2〜6)アルキニル、0個〜2個のRaで置換された(3員〜10員)シクロアルキル、もしくは0個〜2個のRaで置換され、O、S(O)q、およびNから選択される1個〜4個のヘテロ原子を含む(3員〜10員)ヘテロシクリルであるか;またはNR2は、0個〜2個のRaで置換され、N、O、およびS(O)qから選択される0個〜1個のさらなる環ヘテロ原子を含む(3員〜10員)ヘテロシクリルを形成し;
Raは、各存在において独立して、オキソ、F、Cl、Br、I、CF3、OCF3、0個〜2個のRaで置換された(C1〜6)アルキル、0個〜2個のRaで置換された(C2〜6)アルケニル、0個〜2個のRaで置換された(C2〜6)アルキニル、(CH2)pNO2、(CH2)pCN、(CH2)pOR、(CH2)pNR2、(CH2)pC(=O)R、(CH2)pOC(=O)R、(CH2)pC(=O)OR、(CH2)pC(=O)NR2、(CH2)pOC(=O)NR2、(CH2)pNRC(=O)R、(CH2)pNRC(=O)OR、(CH2)pNRC(=O)NR2、(CH2)pC(=NH)NH2、(CH2)pS(O)qR、(CH2)pSO2NR2、(CH2)pNRSO2R、(CH2)pNRSO2NR2、0個〜2個のRaで置換された(CH2)p−(3員〜10員)シクロアルキル、または0個〜2個のRaで置換され、O、S(O)q、およびNから選択される1個〜4個のヘテロ原子を含む(CH2)p−(3員〜10員)ヘテロシクリルであり;
Ar1は、少なくとも1つの窒素原子ならびにO、S(O)q、およびNから選択される0個〜3個のさらなるヘテロ原子を含む、5員もしくは6員のヘテロアリールを構成し;Ar1が5員ヘテロアリールである場合、窒素原子は、該ヘテロアリールの、環Aに結合している原子から1原子離れて位置し、そしてAr1が6員ヘテロアリールである場合、窒素原子は、該ヘテロアリールの、環Aに結合している原子から2原子離れて位置し;ここでAr1は必要に応じて、フェニル、またはO、S(O)q、およびNから選択される1個〜2個のヘテロ原子を含む5員〜6員のヘテロアリールと縮合し、ここで該縮合したフェニルまたは5員〜6員のヘテロアリールは、0個〜3個のRaで置換されており;
ただし、Ar1が、ピラゾリル、ピリジル、またはピリミジルを構成する場合、環Aは、非置換アルキル以外である少なくとも1つのR1で置換されており;
Rbは、各存在において独立して、H、(C1〜6)アルキル、(C3〜6)シクロアルキル、(C1〜6)アルキル−(C3〜6)シクロアルキル、(3員〜8員)ヘテロシクリル、(C1〜6)アルキル−(3員〜8員)ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、またはヘテロアリールアルキルであり、ここでH以外の任意のRbは、0個〜3個のRaで置換されており;
R2は、Hまたは(C1〜6)アルキルであり;
nは、0または1であり;
そしてn=1である場合、YはHであるか、
または−CH2−を構成するYは、−CH2NRb−を構成するZ、ならびにYおよびZが結合する炭素原子と一緒になって、0個〜3個のRaで置換された5員もしくは6員のヘテロシクリル環を形成し得あるか、あるいは
n=0または1である場合、ZはNH2またはOHを構成し;そして
Ar2は、アリールもしくはヘテロアリールを構成するか、または存在せず、ここで任意のアリールもしくはヘテロアリールは、0個〜3個のRaで置換されているか、
あるいはAr2がアリールもしくはヘテロアリールである場合、Ar2は、NRbを構成するZと一緒になって、アリールもしくはヘテロアリールと縮合し、0個〜3個のRaで置換された5員もしくは6員のヘテロシクリルを形成し得る、
化合物。
【請求項2】
ZがNH2であり、n=0であり、そしてAr2が、0個〜3個のRaで置換されたアリールもしくはヘテロアリールを構成するか、または存在しない、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
ZがOHであり、n=0であり、Ar2が、0個〜3個のRaで置換されたアリールもしくはヘテロアリールを構成するか、または存在しない、請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
n=0であり、そしてAr2が、NR2を構成するZと一緒になって、0個〜3個のRaで置換された、アリール縮合またはヘテロアリール縮合した5員もしくは6員のヘテロシクリルを形成する、請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
ZがNH2であり、n=1であり、そしてAr2が、0個〜3個のRaで置換されたアリールまたはヘテロアリールを構成している、請求項1に記載の化合物。
【請求項6】
n=1であり、そして−CH2−を構成するYは、−CH2NRb−を構成するZ、ならびにYおよびZが結合する炭素原子と一緒になって、0個〜3個のRaで置換された5員もしくは6員のヘテロシクリル環を形成し得る、請求項1に記載の化合物。
【請求項7】
Ar1が
【化120】
を構成し、ここで波線は、結合点を表す、請求項1に記載の化合物。
【請求項8】
環Aがフェニル環、ピリジル環、またはピリダジニル環を構成する、請求項1に記載の化合物。
【請求項9】
式Ia〜If:
【化121】
の化合物、あるいはその任意の塩、立体異性体、互変異性体、水和物、溶媒和物、またはプロドラッグを含む、請求項1に記載の化合物であって、式Ia〜Ifにおいて、Xは存在しないかまたはCH2である、化合物。
【請求項10】
各々独立して選択されるR1が、クロロ、フルオロ、メトキシ、−C(O)NR2、−O(CH2)pNR2、−S(O)q(CH2)pC(O)NR2、−S(O)q(CH2)pNR2、−O(CH2)pORa、N(R)(CH2)pNR2、−OCH(OH)CH2NR2、
【化122】
【化123】
を構成し、ここで波線は、結合点を示す、請求項1に記載の化合物。
【請求項11】
Rがメチルであり、pが2または3であり、qが0または1である、請求項10に記載の化合物、またはこれらの任意の組み合わせ。
【請求項12】
【化124】
【化125】
【化126】
【化127】
【化128】
【化129】
【化130】
【化131】
【化132】
【化133】
【化134】
【化135】
【化136】
、あるいはその任意の塩、立体異性体、互変異性体、水和物、溶媒和物、またはプロドラッグを含む、請求項1に記載の化合物。
【請求項13】
請求項1〜12のいずれか1項に記載の化合物、および薬学的に受容可能な賦形剤を含有する、薬学的組成物。
【請求項14】
請求項1〜12のいずれか1項に記載の化合物、および有効量の第二の医薬を含有する、薬学的組み合わせ。
【請求項15】
前記第二の医薬が、抗増殖剤、抗緑内障剤、抗高血圧症剤、抗アテローム性動脈硬化症剤、抗多発性硬化症剤、抗アンギナ剤、抗勃起不全剤、抗脳卒中剤、または抗喘息剤、またはその任意の組み合わせを含有する、請求項14に記載の組み合わせ。
【請求項16】
前記抗増殖剤が、アルキル化剤、代謝拮抗物質、ビンカアルカロイド、テルペノイド、トポイソメラーゼインヒビター、モノクローナル抗体、キナーゼインヒビター、カルボプラチン、シスプラチン、タキソール、ロイコボリン、5−フルオロウラシル、エロキサチン、シクロホスファミド、クロラムブシル、アバスチン、またはメシル酸イマチニブを含有する、請求項15に記載の組み合わせ。
【請求項17】
前記抗緑内障剤が、βレセプター遮断薬、プロスタグランジン、α−アドレナリン作用性アゴニスト、副交感神経様作用薬(コリン作用アゴニスト)、またはカルボニックアンヒドラーゼインヒビターを含有する、請求項15に記載の組み合わせ。
【請求項18】
前記抗高血圧症剤が、βレセプター遮断薬、カルシウムチャネル遮断薬、利尿薬、アンギオテンシン変換酵素(ACE)インヒビター、レニンインヒビター、またはアンギオテンシンレセプターアンタゴニストを含有する、請求項15に記載の組み合わせ。
【請求項19】
前記抗アテローム性動脈硬化症剤が、3−HMG−coA−レダクターゼインヒビター、スタチン、アトルバスタチン、シンバスタチン、ナイアシン、またはビトリンを含有する、請求項15に記載の組み合わせ。
【請求項20】
前記抗多発性硬化症剤が、β−インターフェロン、タイサブリ、またはグラチリマーアセテートを含有する、請求項15に記載の組み合わせ。
【請求項21】
前記抗アンギナ剤が、βレセプター遮断薬、カルシウムチャネル遮断薬、ニトログリセリン、イソソルビドモノニトレート、ニコランジル、またはラノラジンを含有する、請求項15に記載の組み合わせ。
【請求項22】
前記抗勃起不全剤が、ホスホジエステラーゼ−5インヒビターを含有する、請求項15に記載の組み合わせ。
【請求項23】
前記抗脳卒中剤が、組織プラスミノゲンアクチベーターを含有する、請求項15に記載の組み合わせ。
【請求項24】
前記抗喘息剤が、気管支拡張薬、吸入用コルチコステロイド、ロイコトリエン遮断薬、クロモリン、ネドロクロミル、またはテオフィリンを含有する、請求項15に記載の組み合わせ。
【請求項25】
請求項14に記載の組み合わせ、および適切な賦形剤を含有する、薬学的組成物。
【請求項26】
悪状態の処置を必要とする患者において悪状態を処置する方法であって、治療有効量の請求項1〜12のいずれか1項に記載の化合物を、該患者に、有利な効果を該患者に提供するために充分な投与頻度および持続時間で投与する工程を包含する、方法。
【請求項27】
前記悪状態が、心臓血管疾患、神経性疼痛、高血圧症、アテローム性動脈硬化症、アンギナ、脳卒中、動脈閉塞症、末梢性動脈疾患、末梢循環障害、勃起不全、急性疼痛または慢性疼痛、痴呆、アルツハイマー病、パーキンソン病、ニューロン変性、喘息、筋萎縮性側索硬化症、脊髄損傷、慢性関節リウマチ、変形性関節症、骨粗鬆症、乾癬、大脳血管痙攣、緑内障、多発性硬化症、肺高血圧症、急性呼吸促迫症候群、炎症、糖尿病、過活動膀胱(OAB)および良性前立腺肥大(BPH)などの泌尿器疾患、転移、癌、緑内障、高眼圧症、網膜症、自己免疫疾患およびウイルス感染、または心筋病理、あるいはこれらの任意の組み合わせを含む、請求項26に記載の方法。
【請求項28】
Rhoキナーゼへのリガンドの結合、もしくはRhoキナーゼの生物活性の阻害、またはこれらの両方が、医学的に必要とされている、請求項26に記載の方法。
【請求項29】
患者における悪状態を処置する方法であって、該患者に、請求項14に記載の薬学的組み合わせを、治療有効量で、有利な効果を該患者に提供するために充分な投与頻度および持続時間で投与する工程を包含する、方法。
【請求項30】
前記悪状態が、心臓血管疾患、神経性疼痛、高血圧症、アテローム性動脈硬化症、アンギナ、脳卒中、動脈閉塞症、末梢性動脈疾患、末梢循環障害、勃起不全、急性疼痛または慢性疼痛、痴呆、アルツハイマー病、パーキンソン病、ニューロン変性、喘息、筋萎縮性側索硬化症、脊髄損傷、慢性関節リウマチ、変形性関節症、骨粗鬆症、乾癬、大脳血管痙攣、緑内障、多発性硬化症、肺高血圧症、急性呼吸促迫症候群、炎症、糖尿病、過活動膀胱(OAB)および良性前立腺肥大(BPH)などの泌尿器疾患、転移、癌、緑内障、高眼圧症、網膜症、自己免疫疾患およびウイルス感染、または心筋病理、あるいはこれらの任意の組み合わせを含む、請求項29に記載の方法。
【請求項31】
Rhoキナーゼへのリガンドの結合、もしくはRhoキナーゼの生物活性の阻害、またはこれらの両方が、医学的に必要とされている、請求項30に記載の方法。
【請求項32】
有効量のさらなる医薬の投与をさらに包含する、請求項26に記載の方法。
【請求項33】
前記さらなる医薬が、抗増殖剤、抗緑内障剤、抗高血圧症剤、抗アテローム性動脈硬化症剤、抗多発性硬化症剤、抗アンギナ剤、抗勃起不全剤、抗脳卒中剤、または抗喘息剤を含有する、請求項32に記載の方法。
【請求項34】
前記抗増殖剤が、アルキル化剤、代謝拮抗物質、ビンカアルカロイド、テルペノイド、トポイソメラーゼインヒビター、モノクローナル抗体、キナーゼインヒビター、カルボプラチン、シスプラチン、タキソール、ロイコボリン、5−フルオロウラシル、エロキサチン、シクロホスファミド、クロラムブシル、アバスチン、またはメシル酸イマチニブを含有する、請求項33に記載の方法。
【請求項35】
前記抗緑内障剤が、βレセプター遮断薬、プロスタグランジン、α−アドレナリン作用性アゴニスト、副交感神経様作用薬(コリン作用アゴニスト)、またはカルボニックアンヒドラーゼインヒビターを含有する、請求項33に記載の方法。
【請求項36】
前記抗高血圧症剤が、βレセプター遮断薬、カルシウムチャネル遮断薬、利尿薬、アンギオテンシン変換酵素(ACE)インヒビター、レニンインヒビター、またはアンギオテンシンレセプターアンタゴニストを含有する、請求項33に記載の方法。
【請求項37】
前記抗アテローム性動脈硬化症剤が、3−HMG−coA−レダクターゼインヒビター、スタチン、アトルバスタチン、シンバスタチン、ナイアシン、またはビトリンなどの組み合わせ薬物を含有する、請求項33に記載の方法。
【請求項38】
前記抗多発性硬化症剤が、β−インターフェロン、タイサブリ、またはグラチリマーアセテートを含有する、請求項33に記載の方法。
【請求項39】
前記抗アンギナ剤が、βレセプター遮断薬、カルシウムチャネル遮断薬、ニトログリセリン、イソソルビドモノニトレート、ニコランジル、またはラノラジンを含有する、請求項33に記載の方法。
【請求項40】
前記抗勃起不全剤が、ホスホジエステラーゼ−5インヒビターを含有する、請求項33に記載の方法。
【請求項41】
前記抗脳卒中剤が、組織プラスミノゲンアクチベーターを含有する、請求項33に記載の方法。
【請求項42】
前記抗喘息剤が、気管支拡張薬、吸入用コルチコステロイド、ロイコトリエン遮断薬、クロモリン、ネドロクロミル、またはテオフィリンを含有する、請求項33に記載の方法。
【請求項43】
悪状態の処置のための医薬の調製における、請求項1〜12のいずれか1項に記載の化合物の使用。
【請求項44】
Rhoキナーゼへのリガンドの結合、もしくはRhoキナーゼの生物活性の阻害、またはこれらの両方が、医学的に必要とされている、請求項43に記載の使用。
【請求項45】
前記悪状態が、心臓血管疾患、神経性疼痛、高血圧症、アテローム性動脈硬化症、アンギナ、脳卒中、動脈閉塞症、末梢性動脈疾患、末梢循環障害、勃起不全、急性疼痛または慢性疼痛、痴呆、アルツハイマー病、パーキンソン病、ニューロン変性、喘息、筋萎縮性側索硬化症、脊髄損傷、慢性関節リウマチ、変形性関節症、骨粗鬆症、乾癬、大脳血管痙攣、緑内障、多発性硬化症、肺高血圧症、急性呼吸促迫症候群、炎症、糖尿病、過活動膀胱(OAB)および良性前立腺肥大(BPH)などの泌尿器疾患、転移、癌、緑内障、高眼圧症、網膜症、自己免疫疾患およびウイルス感染、または心筋病理、あるいはこれらの任意の組み合わせを含む、請求項43に記載の使用。
【請求項46】
前記悪状態の処置のための医薬の調製のための、さらなる生物活性薬剤または複数のさらなる生物活性薬剤の使用をさらに包含する、請求項43に記載の使用。
【請求項47】
心臓血管疾患、神経性疼痛、高血圧症、アテローム性動脈硬化症、アンギナ、脳卒中、動脈閉塞症、末梢性動脈疾患、末梢循環障害、勃起不全、急性疼痛または慢性疼痛、痴呆、アルツハイマー病、パーキンソン病、ニューロン変性、喘息、筋萎縮性側索硬化症、脊髄損傷、慢性関節リウマチ、変形性関節症、骨粗鬆症、乾癬、大脳血管痙攣、緑内障、多発性硬化症、肺高血圧症、急性呼吸促迫症候群、炎症、糖尿病、過活動膀胱(OAB)および良性前立腺肥大(BPH)などの泌尿器疾患、転移、癌、緑内障、高眼圧症、網膜症、自己免疫疾患およびウイルス感染、または心筋病理、あるいはこれらの任意の組み合わせの処置において使用するための、請求項1〜12のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項48】
心臓血管疾患、神経性疼痛、高血圧症、アテローム性動脈硬化症、アンギナ、脳卒中、動脈閉塞症、末梢性動脈疾患、末梢循環障害、勃起不全、急性疼痛または慢性疼痛、痴呆、アルツハイマー病、パーキンソン病、ニューロン変性、喘息、筋萎縮性側索硬化症、脊髄損傷、慢性関節リウマチ、変形性関節症、骨粗鬆症、乾癬、大脳血管痙攣、緑内障、多発性硬化症、肺高血圧症、急性呼吸促迫症候群、炎症、糖尿病、過活動膀胱(OAB)および良性前立腺肥大(BPH)などの泌尿器疾患、転移、癌、緑内障、高眼圧症、網膜症、自己免疫疾患およびウイルス感染、または心筋病理、あるいはこれらの任意の組み合わせの処置において、有効量の第二の生物活性薬剤と組み合わせて使用するための、請求項1〜12のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項1】
式I:
【化119】
の化合物、あるいはその任意の塩、立体異性体、互変異性体、水和物、溶媒和物、またはプロドラッグであって、式Iにおいて
X1、X2、X3、およびX4の各々を含む環Aにおいて、X1、X2、X3、およびX4の各々は独立して、CH、CR1またはNであり、ただし、X1、X2、X3、およびX4のうちの2つ以下がNであり;
R1は、各存在において独立して、F、Cl、Br、I、CF3、OCF3、0個〜2個のRaで置換された(C1〜6)アルキル、0個〜2個のRaで置換された(C2〜6)アルケニル、0個〜2個のRaで置換された(C2〜6)アルキニル、(CH2)pNO2、(CH2)pCN、(CH2)pOR、(CH2)pNR2、(CH2)pC(=O)R、(CH2)pOC(=O)R、(CH2)pC(=O)OR、(CH2)pC(=O)NR2、(CH2)pOC(=O)NR2、(CH2)pNRC(=O)R、(CH2)pNRC(=O)OR、(CH2)pNRC(=O)NR2、(CH2)pC(=NH)NH2、(CH2)pS(O)qR、(CH2)pSO2NR2、(CH2)pNRSO2R、(CH2)pNRSO2NR2、0個〜2個のRaで置換された(CH2)p−(3員〜10員)シクロアルキル、もしくは0個〜2個のRaで置換され、O、S(O)q、およびNから選択される1個〜4個のヘテロ原子を含む(CH2)p−(4員〜10員)ヘテロシクリルを構成するか;または2つの隣接するR1置換基は、縮合フェニル、もしくは炭素原子およびO、S(O)q、およびNから選択される1個〜2個のヘテロ原子を含む5員〜6員のヘテロアリールを形成し得、そして0個〜3個のRaで置換されており、ここでpは0〜4であり、そしてqは0〜2であり;
Rは、各存在において独立して、H、0個〜2個のRaで置換された(C1〜6)アルキル、0個〜2個のRaで置換された(C2〜6)アルケニル、0個〜2個のRaで置換された(C2〜6)アルキニル、0個〜2個のRaで置換された(3員〜10員)シクロアルキル、もしくは0個〜2個のRaで置換され、O、S(O)q、およびNから選択される1個〜4個のヘテロ原子を含む(3員〜10員)ヘテロシクリルであるか;またはNR2は、0個〜2個のRaで置換され、N、O、およびS(O)qから選択される0個〜1個のさらなる環ヘテロ原子を含む(3員〜10員)ヘテロシクリルを形成し;
Raは、各存在において独立して、オキソ、F、Cl、Br、I、CF3、OCF3、0個〜2個のRaで置換された(C1〜6)アルキル、0個〜2個のRaで置換された(C2〜6)アルケニル、0個〜2個のRaで置換された(C2〜6)アルキニル、(CH2)pNO2、(CH2)pCN、(CH2)pOR、(CH2)pNR2、(CH2)pC(=O)R、(CH2)pOC(=O)R、(CH2)pC(=O)OR、(CH2)pC(=O)NR2、(CH2)pOC(=O)NR2、(CH2)pNRC(=O)R、(CH2)pNRC(=O)OR、(CH2)pNRC(=O)NR2、(CH2)pC(=NH)NH2、(CH2)pS(O)qR、(CH2)pSO2NR2、(CH2)pNRSO2R、(CH2)pNRSO2NR2、0個〜2個のRaで置換された(CH2)p−(3員〜10員)シクロアルキル、または0個〜2個のRaで置換され、O、S(O)q、およびNから選択される1個〜4個のヘテロ原子を含む(CH2)p−(3員〜10員)ヘテロシクリルであり;
Ar1は、少なくとも1つの窒素原子ならびにO、S(O)q、およびNから選択される0個〜3個のさらなるヘテロ原子を含む、5員もしくは6員のヘテロアリールを構成し;Ar1が5員ヘテロアリールである場合、窒素原子は、該ヘテロアリールの、環Aに結合している原子から1原子離れて位置し、そしてAr1が6員ヘテロアリールである場合、窒素原子は、該ヘテロアリールの、環Aに結合している原子から2原子離れて位置し;ここでAr1は必要に応じて、フェニル、またはO、S(O)q、およびNから選択される1個〜2個のヘテロ原子を含む5員〜6員のヘテロアリールと縮合し、ここで該縮合したフェニルまたは5員〜6員のヘテロアリールは、0個〜3個のRaで置換されており;
ただし、Ar1が、ピラゾリル、ピリジル、またはピリミジルを構成する場合、環Aは、非置換アルキル以外である少なくとも1つのR1で置換されており;
Rbは、各存在において独立して、H、(C1〜6)アルキル、(C3〜6)シクロアルキル、(C1〜6)アルキル−(C3〜6)シクロアルキル、(3員〜8員)ヘテロシクリル、(C1〜6)アルキル−(3員〜8員)ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、またはヘテロアリールアルキルであり、ここでH以外の任意のRbは、0個〜3個のRaで置換されており;
R2は、Hまたは(C1〜6)アルキルであり;
nは、0または1であり;
そしてn=1である場合、YはHであるか、
または−CH2−を構成するYは、−CH2NRb−を構成するZ、ならびにYおよびZが結合する炭素原子と一緒になって、0個〜3個のRaで置換された5員もしくは6員のヘテロシクリル環を形成し得あるか、あるいは
n=0または1である場合、ZはNH2またはOHを構成し;そして
Ar2は、アリールもしくはヘテロアリールを構成するか、または存在せず、ここで任意のアリールもしくはヘテロアリールは、0個〜3個のRaで置換されているか、
あるいはAr2がアリールもしくはヘテロアリールである場合、Ar2は、NRbを構成するZと一緒になって、アリールもしくはヘテロアリールと縮合し、0個〜3個のRaで置換された5員もしくは6員のヘテロシクリルを形成し得る、
化合物。
【請求項2】
ZがNH2であり、n=0であり、そしてAr2が、0個〜3個のRaで置換されたアリールもしくはヘテロアリールを構成するか、または存在しない、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
ZがOHであり、n=0であり、Ar2が、0個〜3個のRaで置換されたアリールもしくはヘテロアリールを構成するか、または存在しない、請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
n=0であり、そしてAr2が、NR2を構成するZと一緒になって、0個〜3個のRaで置換された、アリール縮合またはヘテロアリール縮合した5員もしくは6員のヘテロシクリルを形成する、請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
ZがNH2であり、n=1であり、そしてAr2が、0個〜3個のRaで置換されたアリールまたはヘテロアリールを構成している、請求項1に記載の化合物。
【請求項6】
n=1であり、そして−CH2−を構成するYは、−CH2NRb−を構成するZ、ならびにYおよびZが結合する炭素原子と一緒になって、0個〜3個のRaで置換された5員もしくは6員のヘテロシクリル環を形成し得る、請求項1に記載の化合物。
【請求項7】
Ar1が
【化120】
を構成し、ここで波線は、結合点を表す、請求項1に記載の化合物。
【請求項8】
環Aがフェニル環、ピリジル環、またはピリダジニル環を構成する、請求項1に記載の化合物。
【請求項9】
式Ia〜If:
【化121】
の化合物、あるいはその任意の塩、立体異性体、互変異性体、水和物、溶媒和物、またはプロドラッグを含む、請求項1に記載の化合物であって、式Ia〜Ifにおいて、Xは存在しないかまたはCH2である、化合物。
【請求項10】
各々独立して選択されるR1が、クロロ、フルオロ、メトキシ、−C(O)NR2、−O(CH2)pNR2、−S(O)q(CH2)pC(O)NR2、−S(O)q(CH2)pNR2、−O(CH2)pORa、N(R)(CH2)pNR2、−OCH(OH)CH2NR2、
【化122】
【化123】
を構成し、ここで波線は、結合点を示す、請求項1に記載の化合物。
【請求項11】
Rがメチルであり、pが2または3であり、qが0または1である、請求項10に記載の化合物、またはこれらの任意の組み合わせ。
【請求項12】
【化124】
【化125】
【化126】
【化127】
【化128】
【化129】
【化130】
【化131】
【化132】
【化133】
【化134】
【化135】
【化136】
、あるいはその任意の塩、立体異性体、互変異性体、水和物、溶媒和物、またはプロドラッグを含む、請求項1に記載の化合物。
【請求項13】
請求項1〜12のいずれか1項に記載の化合物、および薬学的に受容可能な賦形剤を含有する、薬学的組成物。
【請求項14】
請求項1〜12のいずれか1項に記載の化合物、および有効量の第二の医薬を含有する、薬学的組み合わせ。
【請求項15】
前記第二の医薬が、抗増殖剤、抗緑内障剤、抗高血圧症剤、抗アテローム性動脈硬化症剤、抗多発性硬化症剤、抗アンギナ剤、抗勃起不全剤、抗脳卒中剤、または抗喘息剤、またはその任意の組み合わせを含有する、請求項14に記載の組み合わせ。
【請求項16】
前記抗増殖剤が、アルキル化剤、代謝拮抗物質、ビンカアルカロイド、テルペノイド、トポイソメラーゼインヒビター、モノクローナル抗体、キナーゼインヒビター、カルボプラチン、シスプラチン、タキソール、ロイコボリン、5−フルオロウラシル、エロキサチン、シクロホスファミド、クロラムブシル、アバスチン、またはメシル酸イマチニブを含有する、請求項15に記載の組み合わせ。
【請求項17】
前記抗緑内障剤が、βレセプター遮断薬、プロスタグランジン、α−アドレナリン作用性アゴニスト、副交感神経様作用薬(コリン作用アゴニスト)、またはカルボニックアンヒドラーゼインヒビターを含有する、請求項15に記載の組み合わせ。
【請求項18】
前記抗高血圧症剤が、βレセプター遮断薬、カルシウムチャネル遮断薬、利尿薬、アンギオテンシン変換酵素(ACE)インヒビター、レニンインヒビター、またはアンギオテンシンレセプターアンタゴニストを含有する、請求項15に記載の組み合わせ。
【請求項19】
前記抗アテローム性動脈硬化症剤が、3−HMG−coA−レダクターゼインヒビター、スタチン、アトルバスタチン、シンバスタチン、ナイアシン、またはビトリンを含有する、請求項15に記載の組み合わせ。
【請求項20】
前記抗多発性硬化症剤が、β−インターフェロン、タイサブリ、またはグラチリマーアセテートを含有する、請求項15に記載の組み合わせ。
【請求項21】
前記抗アンギナ剤が、βレセプター遮断薬、カルシウムチャネル遮断薬、ニトログリセリン、イソソルビドモノニトレート、ニコランジル、またはラノラジンを含有する、請求項15に記載の組み合わせ。
【請求項22】
前記抗勃起不全剤が、ホスホジエステラーゼ−5インヒビターを含有する、請求項15に記載の組み合わせ。
【請求項23】
前記抗脳卒中剤が、組織プラスミノゲンアクチベーターを含有する、請求項15に記載の組み合わせ。
【請求項24】
前記抗喘息剤が、気管支拡張薬、吸入用コルチコステロイド、ロイコトリエン遮断薬、クロモリン、ネドロクロミル、またはテオフィリンを含有する、請求項15に記載の組み合わせ。
【請求項25】
請求項14に記載の組み合わせ、および適切な賦形剤を含有する、薬学的組成物。
【請求項26】
悪状態の処置を必要とする患者において悪状態を処置する方法であって、治療有効量の請求項1〜12のいずれか1項に記載の化合物を、該患者に、有利な効果を該患者に提供するために充分な投与頻度および持続時間で投与する工程を包含する、方法。
【請求項27】
前記悪状態が、心臓血管疾患、神経性疼痛、高血圧症、アテローム性動脈硬化症、アンギナ、脳卒中、動脈閉塞症、末梢性動脈疾患、末梢循環障害、勃起不全、急性疼痛または慢性疼痛、痴呆、アルツハイマー病、パーキンソン病、ニューロン変性、喘息、筋萎縮性側索硬化症、脊髄損傷、慢性関節リウマチ、変形性関節症、骨粗鬆症、乾癬、大脳血管痙攣、緑内障、多発性硬化症、肺高血圧症、急性呼吸促迫症候群、炎症、糖尿病、過活動膀胱(OAB)および良性前立腺肥大(BPH)などの泌尿器疾患、転移、癌、緑内障、高眼圧症、網膜症、自己免疫疾患およびウイルス感染、または心筋病理、あるいはこれらの任意の組み合わせを含む、請求項26に記載の方法。
【請求項28】
Rhoキナーゼへのリガンドの結合、もしくはRhoキナーゼの生物活性の阻害、またはこれらの両方が、医学的に必要とされている、請求項26に記載の方法。
【請求項29】
患者における悪状態を処置する方法であって、該患者に、請求項14に記載の薬学的組み合わせを、治療有効量で、有利な効果を該患者に提供するために充分な投与頻度および持続時間で投与する工程を包含する、方法。
【請求項30】
前記悪状態が、心臓血管疾患、神経性疼痛、高血圧症、アテローム性動脈硬化症、アンギナ、脳卒中、動脈閉塞症、末梢性動脈疾患、末梢循環障害、勃起不全、急性疼痛または慢性疼痛、痴呆、アルツハイマー病、パーキンソン病、ニューロン変性、喘息、筋萎縮性側索硬化症、脊髄損傷、慢性関節リウマチ、変形性関節症、骨粗鬆症、乾癬、大脳血管痙攣、緑内障、多発性硬化症、肺高血圧症、急性呼吸促迫症候群、炎症、糖尿病、過活動膀胱(OAB)および良性前立腺肥大(BPH)などの泌尿器疾患、転移、癌、緑内障、高眼圧症、網膜症、自己免疫疾患およびウイルス感染、または心筋病理、あるいはこれらの任意の組み合わせを含む、請求項29に記載の方法。
【請求項31】
Rhoキナーゼへのリガンドの結合、もしくはRhoキナーゼの生物活性の阻害、またはこれらの両方が、医学的に必要とされている、請求項30に記載の方法。
【請求項32】
有効量のさらなる医薬の投与をさらに包含する、請求項26に記載の方法。
【請求項33】
前記さらなる医薬が、抗増殖剤、抗緑内障剤、抗高血圧症剤、抗アテローム性動脈硬化症剤、抗多発性硬化症剤、抗アンギナ剤、抗勃起不全剤、抗脳卒中剤、または抗喘息剤を含有する、請求項32に記載の方法。
【請求項34】
前記抗増殖剤が、アルキル化剤、代謝拮抗物質、ビンカアルカロイド、テルペノイド、トポイソメラーゼインヒビター、モノクローナル抗体、キナーゼインヒビター、カルボプラチン、シスプラチン、タキソール、ロイコボリン、5−フルオロウラシル、エロキサチン、シクロホスファミド、クロラムブシル、アバスチン、またはメシル酸イマチニブを含有する、請求項33に記載の方法。
【請求項35】
前記抗緑内障剤が、βレセプター遮断薬、プロスタグランジン、α−アドレナリン作用性アゴニスト、副交感神経様作用薬(コリン作用アゴニスト)、またはカルボニックアンヒドラーゼインヒビターを含有する、請求項33に記載の方法。
【請求項36】
前記抗高血圧症剤が、βレセプター遮断薬、カルシウムチャネル遮断薬、利尿薬、アンギオテンシン変換酵素(ACE)インヒビター、レニンインヒビター、またはアンギオテンシンレセプターアンタゴニストを含有する、請求項33に記載の方法。
【請求項37】
前記抗アテローム性動脈硬化症剤が、3−HMG−coA−レダクターゼインヒビター、スタチン、アトルバスタチン、シンバスタチン、ナイアシン、またはビトリンなどの組み合わせ薬物を含有する、請求項33に記載の方法。
【請求項38】
前記抗多発性硬化症剤が、β−インターフェロン、タイサブリ、またはグラチリマーアセテートを含有する、請求項33に記載の方法。
【請求項39】
前記抗アンギナ剤が、βレセプター遮断薬、カルシウムチャネル遮断薬、ニトログリセリン、イソソルビドモノニトレート、ニコランジル、またはラノラジンを含有する、請求項33に記載の方法。
【請求項40】
前記抗勃起不全剤が、ホスホジエステラーゼ−5インヒビターを含有する、請求項33に記載の方法。
【請求項41】
前記抗脳卒中剤が、組織プラスミノゲンアクチベーターを含有する、請求項33に記載の方法。
【請求項42】
前記抗喘息剤が、気管支拡張薬、吸入用コルチコステロイド、ロイコトリエン遮断薬、クロモリン、ネドロクロミル、またはテオフィリンを含有する、請求項33に記載の方法。
【請求項43】
悪状態の処置のための医薬の調製における、請求項1〜12のいずれか1項に記載の化合物の使用。
【請求項44】
Rhoキナーゼへのリガンドの結合、もしくはRhoキナーゼの生物活性の阻害、またはこれらの両方が、医学的に必要とされている、請求項43に記載の使用。
【請求項45】
前記悪状態が、心臓血管疾患、神経性疼痛、高血圧症、アテローム性動脈硬化症、アンギナ、脳卒中、動脈閉塞症、末梢性動脈疾患、末梢循環障害、勃起不全、急性疼痛または慢性疼痛、痴呆、アルツハイマー病、パーキンソン病、ニューロン変性、喘息、筋萎縮性側索硬化症、脊髄損傷、慢性関節リウマチ、変形性関節症、骨粗鬆症、乾癬、大脳血管痙攣、緑内障、多発性硬化症、肺高血圧症、急性呼吸促迫症候群、炎症、糖尿病、過活動膀胱(OAB)および良性前立腺肥大(BPH)などの泌尿器疾患、転移、癌、緑内障、高眼圧症、網膜症、自己免疫疾患およびウイルス感染、または心筋病理、あるいはこれらの任意の組み合わせを含む、請求項43に記載の使用。
【請求項46】
前記悪状態の処置のための医薬の調製のための、さらなる生物活性薬剤または複数のさらなる生物活性薬剤の使用をさらに包含する、請求項43に記載の使用。
【請求項47】
心臓血管疾患、神経性疼痛、高血圧症、アテローム性動脈硬化症、アンギナ、脳卒中、動脈閉塞症、末梢性動脈疾患、末梢循環障害、勃起不全、急性疼痛または慢性疼痛、痴呆、アルツハイマー病、パーキンソン病、ニューロン変性、喘息、筋萎縮性側索硬化症、脊髄損傷、慢性関節リウマチ、変形性関節症、骨粗鬆症、乾癬、大脳血管痙攣、緑内障、多発性硬化症、肺高血圧症、急性呼吸促迫症候群、炎症、糖尿病、過活動膀胱(OAB)および良性前立腺肥大(BPH)などの泌尿器疾患、転移、癌、緑内障、高眼圧症、網膜症、自己免疫疾患およびウイルス感染、または心筋病理、あるいはこれらの任意の組み合わせの処置において使用するための、請求項1〜12のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項48】
心臓血管疾患、神経性疼痛、高血圧症、アテローム性動脈硬化症、アンギナ、脳卒中、動脈閉塞症、末梢性動脈疾患、末梢循環障害、勃起不全、急性疼痛または慢性疼痛、痴呆、アルツハイマー病、パーキンソン病、ニューロン変性、喘息、筋萎縮性側索硬化症、脊髄損傷、慢性関節リウマチ、変形性関節症、骨粗鬆症、乾癬、大脳血管痙攣、緑内障、多発性硬化症、肺高血圧症、急性呼吸促迫症候群、炎症、糖尿病、過活動膀胱(OAB)および良性前立腺肥大(BPH)などの泌尿器疾患、転移、癌、緑内障、高眼圧症、網膜症、自己免疫疾患およびウイルス感染、または心筋病理、あるいはこれらの任意の組み合わせの処置において、有効量の第二の生物活性薬剤と組み合わせて使用するための、請求項1〜12のいずれか1項に記載の化合物。
【公表番号】特表2011−507850(P2011−507850A)
【公表日】平成23年3月10日(2011.3.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−539488(P2010−539488)
【出願日】平成20年12月18日(2008.12.18)
【国際出願番号】PCT/US2008/013851
【国際公開番号】WO2009/079009
【国際公開日】平成21年6月25日(2009.6.25)
【出願人】(399038620)ザ スクリプス リサーチ インスティチュート (51)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成23年3月10日(2011.3.10)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年12月18日(2008.12.18)
【国際出願番号】PCT/US2008/013851
【国際公開番号】WO2009/079009
【国際公開日】平成21年6月25日(2009.6.25)
【出願人】(399038620)ザ スクリプス リサーチ インスティチュート (51)
【Fターム(参考)】
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